JP2002056442A - 自動販売システム、自動販売方法及び自動販売プログラムを記録した記録媒体、並びに携帯情報端末 - Google Patents

自動販売システム、自動販売方法及び自動販売プログラムを記録した記録媒体、並びに携帯情報端末

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JP2002056442A
JP2002056442A JP2000239407A JP2000239407A JP2002056442A JP 2002056442 A JP2002056442 A JP 2002056442A JP 2000239407 A JP2000239407 A JP 2000239407A JP 2000239407 A JP2000239407 A JP 2000239407A JP 2002056442 A JP2002056442 A JP 2002056442A
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JP2000239407A
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English (en)
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Norio Namiki
則夫 並木
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Yokohama Tokusyu Senpaku Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Tokusyu Senpaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯情報端末によって購入決済するユーザー
の待ち時間を極力最小化し、従来のコインで商品を販売
するのと同程度の迅速さで販売処理が行なわれるように
する。 【構成】 自動販売システムが携帯情報端末から識別符
号を受信しこの認証をユーザーが購入商品を選択してい
る間に認証センターに依頼して完了しておき、また購入
し終わったユーザーが商品を取り出している間に認証セ
ンターとの間で決済処理を行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話やPH
S(Personal Handyphone System)を用いて商品を購入さ
せ決済することが出来る、自動販売システム、自動販売
方法及び自動販売プログラムを記録した記録媒体、並び
に携帯電話に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの自動販売機による商品購入や
対面販売による商品購入に於いては、商品とマネーを交
換することにより売買を成立させていたが、近年に至り
支払いにクレジットカードを利用したり、また最近では
デビットカードを使用するようになっている。
【0003】ところが携帯電話やPHSの普及に伴ない
これを利用して買い物を可能にしようという動きが強ま
っている。携帯電話やPHSはこれ一つで通話のみなら
ず、情報端末にもなりまた決済手段も兼ね備えているか
らである。2000年に開催されたCeBIT2000
(商標)ではドイツテレコム社が携帯電話でコーラが買
える自動販売機を展示した。このシステムでは自動販売
機に接続された電話機を携帯電話から呼び出し、音声ガ
イダンスに従って操作しコーラを購入するというもので
ある。また予めユーザーIDを取得しておき、このユー
ザーIDを電子メールで自動販売機に送付し、この自動
販売機と携帯電話とをケーブルで接続してユーザー認証
を行なうというシステムも我が国で考案されている。購
入代金の決済は業者によって行なわれ、決済手数料が商
品代金に上乗せされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記は何れもユーザー
の確認作業や代金決済のための待ち時間が必要で、実際
に商品を手にするまでには長い時間が掛かっている。こ
のため待行列が出来るほどであり、それならば従来通り
コインで購入したほうがましであると思ったりもする。
前者では携帯電話がセンターとやり取りして決済し、セ
ンターは自動販売機とやり取りして商品を販売しなくて
はならないため、時間が掛かるのである。また後者では
携帯電話から電子メールを自動販売機に宛てて送付しケ
ーブル接続でユーザー認証を行なわなくてはならないか
ら時間が掛かるのであり、ケーブル接続をブルートゥー
ス(商標)などの無線データ通信接続の利用に代えたと
ころで同様である。
【0005】何れにせよ商品購入に当たってユーザーに
携帯電話を操作させなくてはならないようでは、列が出
来てしまうのは必然である。販売に必要な処理はユーザ
ーが商品を選択している時間や商品を取り出し口から取
り出す動作をしている時間を利用したいものである。そ
うであれば続いて購入しようとしている人にとっても待
時間は今まで通りに要する時間に感じられるであろう。
【0006】そこでこの発明は、従来のコインで商品を
販売するのと同程度の迅速さで処理を行ない得るよう
な、そうした自動販売システム、自動販売方法、また自
動販売プログラムを記録した記録媒体、並びに専用の携
帯情報端末を提供することを目的とする。なお自動販売
システムは単にジュースのような飲料関係の販売行為に
限られず、チケットの販売、通行許可の確認、レンタカ
ー、自転車パーキング、その他従来よりキャッシュやク
レジットカードで行なわれていた決済関係全般に適用出
来るようにする。なお以下ではサービスの提供に付いて
も商品販売という用語を使用する場合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】この問題の解決
に先立ち当発明者は、少なくとも決済(コイン投入に相
当する支払い)は、ユーザーが商品を取り出し口から取
り出す時間帯、即ちどんな場合であっても必ず通過しな
くては成らない時間帯を利用して、認証センターとの間
で行なえば良い、という知見を得た。携帯情報端末は単
に自己の識別符号を送信するだけのものであり、言わば
購入の意志を表わすスイッチである。
【0008】上記課題は、携帯情報端末から無線で送信
された識別符号を受信し、識別符号を認証センターに送
信し、認証センターから認証結果を受信し、前記認証結
果を受けて販売可能であるか否かを判断し、販売可能と
判断した場合には商品選択を受け付けて該当商品を取り
出し口へ送り出しつつ、販売商品情報を認証センターへ
送信し決済して貰うようにすることにより達成される。
【0009】これは携帯情報端末、例えば携帯電話から
自動販売機や認証センターに電話を掛けるものではな
く、自己の識別符号を電波や赤外線などの無線を利用し
て自動販売機へ送るものである。従って、このような処
理は瞬時に行なえ、ユーザーが商品を選択している間に
自動販売機と認証センターとの間でユーザーを特定する
ことが出来るのである。また決済に付いても、ユーザー
が商品を取り出している間に自動販売機と認証センター
との間で行なっている。従って、待ち時間を感じさせる
ようなことが起こりにくい。なお前記識別符号である
が、例えば携帯電話機と携帯電話網との間では位置情報
や空きチャンネル情報の受け渡しや、ハンドオーバー時
の位置情報の変更などの制御を行なっているが、この時
に携帯電話機の特定をし化金処理を行なうために識別符
号を利用している。従って、この識別符号を自動販売機
へ送ることにより、誰が商品購入を行なうのかの特定
と、購入された場合の課金処理とを誤らずに行なうこと
が出来るのである。なお、商品を選択する場合のスイッ
チは一般的には自動販売機のスイッチを利用するが、例
えば携帯電話機側のボタンスイッチを使用し得るように
設計することなども可能である。
【0010】なおユーザーが対面で携帯情報端末を近接
させて識別符号を送信して来た場合に、コイルに生じた
誘導電流を受けることによって前記識別符号を受信する
ように設計したものでは、携帯情報端末を近接或いは接
触させる部位を1ヵ所に決めておくことにより、混乱無
くユーザーを特定することが出来る。即ち無線利用の場
合には、商品選択スイッチを押す人と、携帯電話から自
動販売機へ識別符号を送信した(割り込みである)人と
が異なってしまうような場合が生ずるが、或いは悪戯で
識別符号が送信される場合があるが、携帯情報端末を自
動販売機に近接或いは接触させるのであれば、誤った課
金が生ずる可能性も殆どなくなる。
【0011】なお同様に無線ではなく有線で識別符号を
送信させることも可能である。即ち携帯情報端末から電
気的接触部を介して送信された識別符号を受信するよう
にするのである。電気的接触部とは自動販売機から引き
出したプラグを携帯情報端末のソケットに差し込む場合
のプラグとソケットがそれに相当し、または携帯情報端
末のアンテナを活用しこれを受け入れる凹部接触部を設
ければこの凹部接触部がそれに相当する。或いはアンテ
ナの代わりに専用のプローブを設けるようにしても良
い。
【0012】次に認証センターに付いて、自動販売シス
テムから携帯情報端末の識別符号を受信し、受信した識
別符号を認証しこの認証結果を自動販売システムへ送信
し、自動販売システムから送信された販売商品情報を用
いて決済し、この決済結果をユーザーへ向けて出力する
ものとした。
【0013】受信した識別符号を認証している時間帯は
ユーザーが商品選択を行なっている頃に相当する。また
受信した販売商品情報を用いて決済する時間帯はユーザ
ーが商品を手に取っている頃に相当する。これは即ち、
人間の緩慢な身体動作とコンピュータの高速な動作との
差を利用して、有り余るコンピュータ時間の中で上述し
た処理を行なっていることを意味する。従って待ち行列
をイライラさせるような事態が殆ど解消されるのであ
る。なお決済結果の出力には、印刷機を用いて紙に印刷
したものを郵便で送るようにしたり、電子データのまま
電子メールを用いて送信するようにしたり、ユーザーの
み参照可能なWebページを用意しておきここに出力す
るようにすれば良い。
【0014】次に、上述した無線の場合でも有線の場合
でも、ユーザーが対面で操作可能なスイッチが押された
時に、携帯情報端末からの識別符号を受信することから
始まる一連の処理を開始するものとした。ここで対面と
いうのはユーザーが自動販売システムのスイッチを押す
ことが出来るほどの近さに居ることであり、非対面とい
うのは自動販売システムのスイッチが押せない程度に離
れていることを言うものである。従って、当然のことな
がら自動販売システムにスイッチが設けられており、対
面ユーザーがこれを押した場合の処理のことである。
【0015】このスイッチが押されたら、携帯情報端末
からの識別符号を受信し、識別符号を認証センターに送
信し、認証センターから認証結果を受信し、前記認証結
果を受けて販売可能であるか否かを判断し、販売可能と
判断した場合には商品選択を受け付けて該当商品を取り
出し口へ送り出しつつ、販売商品情報を認証センターへ
送信し決済して貰う、という一連の処理を行なうのであ
る。なお、識別符号の受信は、このスイッチが押された
ら自動販売システム側から携帯情報端末へ識別符号の送
信を働き掛けることにより為されるように設計すること
が出来る。また上述したように割り込みや悪戯により誤
った販売をしてしまうなどの無駄な反応をしないで済む
利点がある。
【0016】次に非対面状態で携帯情報端末から送信さ
れた購入予約を内蔵の携帯電話機により受け取ってメモ
リに保存し、対面時に識別符号を受信して対応する前記
購入予約をメモリから読み出し商品選択の受け付けとす
れば、次のような課題を解決するものとすることが出来
る。
【0017】即ち、例えば自動販売機に待ち行列が出来
ており暫くの間順番を待たなくてはならないような場合
や、待ち行列はなくとも自動販売機に向かって歩いてい
るような場合に、予め購入予約を入れさせておこうと言
うのである。このようにしてユーザーが自動販売機と対
面するに至り識別符号が送信されると、対応する購入予
約に従って直様商品販売が為され、ユーザーが商品を受
け取っている間に決済が行なわれる。なお飲料の自動販
売機などでは異なる商品を異なる数量ずつ購入するよう
な場合があるが、このように商品選択に時間が掛かるも
のでは携帯情報端末から予約を入れさせるようにするの
が合理的である。
【0018】なお、これまで説明した各種処理をコンピ
ュータを用いて実行させるために、このようなプログラ
ムを記録した記録媒体として提供することが出来る。
【0019】さて、この発明の携帯情報端末は、自己の
識別符号をメモリから読み出して、この識別符号を自動
販売システムに対して無線または有線で送信するための
専用スイッチを備えたものとしている。
【0020】このスイッチを押すと、自己の識別符号を
無線または有線で自動販売システムへ送信する。このス
イッチはこの目的専用であるから、携帯情報端末の他の
スイッチにこの機能を割り当てる場合よりは操作がずっ
と分かりやすい。即ち当たり前のように携帯情報端末を
商品購入に利用する状況下では、商品購入のためだけに
使用するスイッチがあるほうが好ましいであろう。
【0021】次に、この発明の携帯情報端末はコイルを
備え、自己の識別符号をメモリから読み出してこの識別
符号をコイルに流すものとしている。
【0022】識別符号をコイルに流すトリガーとして
は、携帯情報端末のコイルが自動販売システムのコイル
に近付いたことを携帯情報端末側が感知した場合か、自
動販売システム側が感知した場合を設定すれば良い。ま
た上述したようにコイル同士が近接した場合に限り動作
し得るように設定することによって、割り込みや悪戯を
防止出来る度合が増す。これにより上記スイッチのよう
なものを押さずとも近接により自動的に処理が始まるよ
うに設定することが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明するが、この発明はこれ等の実施形態に
のみ限定されるものではない。
【0024】第1実施形態 図1乃至図7はこの発明の第1実施形態を表わす。自動
販売機1は制御部10を中心として購入したい商品をユ
ーザーに選択させるための商品選択部11と、選択され
た商品を払い出す商品取り出し部12と、事前にユーザ
ーの識別符号を受信するための送受信部13及びこのア
ンテナ14と、受信した識別符号を後述する認証センタ
ー4へ送信しその認証結果を受信するための送受信部1
5とから構成されている。なお認証センター4と送受信
部15とは専用線16で結ばれている。
【0025】この実施形態では、携帯電話機2を用い電
波によりユーザーの識別符号を自動販売機1へ送信する
ようにしている。携帯電話機2は制御部20を中心とし
て、図示しない液晶表示画面やテンキーなどのインター
フェース部21と、この携帯電話機2に一意に割り当て
られた識別符号(ここでは電話番号)を記憶している記
憶部22と、識別符号や変調信号などの送受信部23と
アンテナ34とを備えている。制御部20は記憶部22
から電話番号を読み出して(ステップS6)、送受信部
23を介して自動販売機1の送受信部13へ向けて送信
する(ステップS7)。
【0026】自動販売機1は前記電話番号を送受信部1
3で受信し、制御部10はこの電話番号を識別符号と
し、送受信部15から専用線16を介し認証センター4
の送受信部43へ向けて送信し、認証センター4からの
認証結果を受信する(ステップS1)。図3は認証セン
ター4とネットワークとを表わしているが、後述する他
の実施形態で携帯電話機の送受信部19から送信されて
来る識別符号を受信するための基地局3を同時に表わし
ている。認証センター4は、制御部40を中心として前
記専用線16に接続されている送受信部43と、後述す
る決済結果をユーザーへ向けて出力するための出力部4
2とを備えている。
【0027】認証センター4の制御部40は、送受信部
43で前記電話番号を受信し(ステップS8)、これを
登録リスト41のデータと照合して登録されているか否
かをチェックし(ステップS9)、その結果を自動販売
機1の送受信部15へ向けて送信する(ステップS1
0)。
【0028】自動販売機1はこの認証結果を受け(ステ
ップS1)、本人確認が為されたか否かを判断し(ステ
ップS2)、YESであればユーザーからの商品選択を
受け付けて、選択された商品を商品取り出し部12から
払い出し(ステップS3)、再び送受信部15を使用し
て前記電話番号と販売商品情報とを認証センター4へ送
信するが(ステップS4)、ステップS2で判断がNO
であれば販売不可であることをユーザーへ通知して終了
する(ステップS5)。
【0029】認証センター4の制御部40は、電話番号
と販売商品情報とを送受信部43で受信し(ステップS
11)、これ等の情報に基づいてこのユーザーに課金し
決済を行ない(ステップS12)、決済結果を出力する
(ステップS13)。ここではユーザーが購入する毎に
販売情報を電子メールにして前記携帯電話機2へ送信す
ると共に、月締めの決済結果を印刷出力としてこのユー
ザーへ郵便で送付するようにしている。
【0030】第2実施形態 図8はこの発明の第2実施形態を表わすが、この自動販
売機1は携帯情報端末としてのPDA(Personal Digita
l Assistance) 5の送受信部53から識別符号を、電線
を介して送受信部17で受信するようにしている。従っ
て送受信部17にはソケット18を備え、このソケット
18によってPDA5側の送受信部53から引き出され
た電線のプラグ54を受け入れるように構成されてい
る。
【0031】またこの自動販売機1はアンテナ100を
接続した送受信部19を備え、送受信部19はPHS(P
ersonal Handyphone System)であり、図3で表わした基
地局3のアンテナ30に向けてユーザーの識別符号等々
を送信するものである。
【0032】PDA5は制御部50を中心として、図示
しないタッチパネル付きの液晶表示画面などのインター
フェース部51と、このPDA5に割り当てられた識別
符号を記憶している記憶部52と、識別符号の送受信部
53とを備えている。制御部50は記憶部52から識別
符号を読み出して、送受信部53を介して自動販売機1
の送受信部17へ向けて送信する。
【0033】第3実施形態 図9はこの発明の第3実施形態を表わす。この実施形態
の自動販売機1の構成は第1実施形態のそれに倣うもの
であるが、送受信部13に押しボタン式のスイッチ10
1を備えている点に特徴を有する。
【0034】ユーザーがこの押しボタン式のスイッチ1
01を押すことによって、携帯電話機2の送受信部23
に電波を送信して識別符号としての電話番号の送信を促
す。従ってスイッチ101の押圧は電話番号の受信から
始まる一連の処理のトリガーとなっている。なお携帯電
話機2の制御部20を、送受信部23により催促信号を
受信したならば、自動的に電話番号の送信を行なうよう
に設計することが可能である。
【0035】第4実施形態 図10はこの発明の第4実施形態を表わすが、この実施
形態の自動販売機1の構成は第1実施形態のそれに倣う
ものであるが、自動販売機1の図示しない前面パネル裏
に誘導コイル103が配置され、図13で表わした後述
するPDA5の誘導コイル57がこの部位の前面パネル
に近接または接触された場合に、PDA5から発せられ
た信号が誘導コイル103に電磁誘導されるように設計
したものであり、この目的のために誘導コイル103が
送受信部102に取り付けられている。
【0036】従ってユーザーが、図13のPDA5を誘
導コイル103の応答可能範囲内に近接させることによ
って、電話番号の送受信から始まる一連の処理を行なう
ためのトリガーとしている。
【0037】第5実施形態 次に図11はこの発明の第5実施形態を表わす。この実
施形態の自動販売機1の構成は第1実施形態のそれに倣
うものであるが、送受信部13にメモリ104が設けら
れている点に特徴を有する。
【0038】このメモリ104は、制御部10がユーザ
ーからの購入予約を受け付けるために、携帯情報端末か
ら送信され送受信部13で受信した商品種別や数量を記
憶しておくためのものである。制御部10が予約商品を
払い出す際や、販売商品情報を認証センター4へ送信す
る際には、このメモリ104の内容が参照されるが、全
ての処理が完了したならば制御部10はこのメモリ10
4の内容をクリアするように設定されている。
【0039】第6実施形態 さて図12はこの発明の第6実施形態の携帯電話機2を
表わす。この携帯電話機2の特徴は、インターフェース
部21に押しボタン式のスイッチ25を設けている点に
あり、このスイッチ25は自己の識別符号を記憶部22
から読み出して送受信部23から送信するためのトリガ
ーと成るものである。
【0040】従って、この携帯電話機2によれば、缶ジ
ュースやチケットなど物品の購入に於いて、また通行許
可の確認やレンタカーの借り受けや自転車パーキングの
利用等のサービスの購入に於いて、専用のスイッチ25
が設けられているため、誰にでも分かりやすく且つ扱い
やすいものと成っている。
【0041】第7実施形態 さて図13はこの発明の第7実施形態のPDA5を表わ
すが、このPDA5の特徴は送受信部55とアンテナ5
6、及びインターフェース部51に誘導コイル57を備
えている点にある。
【0042】送受信部55はPDAとしてのデータ通信
用に備えるものであるが、インターフェース部51の誘
導コイル57は、上述第4実施形態の自動販売機1に於
ける送受信部102の誘導コイル103の仕様にマッチ
させるためのものである。
【0043】なお、この発明は上述した実施形態に限定
されないから、使用可能な携帯情報端末の種類は任意で
あり、例えばICと電波発信機とを組み込んだ指輪等の
アクセサリーとすることも可能であり、これに対応し得
る自動販売機や認証センターを用意することが出来る。
また携帯情報端末をカード状のものとしたり、従来の携
帯音楽プレーヤや携帯ラジオ等にこの発明を組み込むこ
とも可能である。また自動販売機の内部構成や認証セン
ターの仕組み、決済の方式などにも任意のものが採用出
来る。
【0044】
【発明の効果】以上この発明は自動販売システムが携帯
情報端末から識別符号を受信し、この認証をユーザーが
購入商品を選択している間に認証センターに依頼して完
了しておき、またユーザーが商品を購入して取り出して
いる間に認証センターに決済を依頼するようにした。
【0045】この結果ユーザーの待ち時間を極力最小化
することに成功し、従来のコインで商品を販売するのと
同程度の迅速さで処理を行ない得るようなそうした自動
販売システム、自動販売方法、また自動販売プログラム
を記録した記録媒体、並びに専用の携帯情報端末を提供
することが出来、所期の目的を達成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の自動販売機のブロック図であ
る。
【図2】携帯電話機のブロック図である。
【図3】認証センターのブロック図である。
【図4】自動販売機の動作手順を表わすフローチャート
である。
【図5】携帯電話機の動作手順を表わすフローチャート
である。
【図6】認証センターの動作手順を表わすフローチャー
トである。
【図7】認証センターの動作手順を表わすフローチャー
トである。
【図8】第2実施形態の自動販売機及びPDAのブロッ
ク図である。
【図9】第3実施形態の自動販売機のブロック図であ
る。
【図10】第4実施形態の自動販売機のブロック図であ
る。
【図11】第5実施形態の自動販売機のブロック図であ
る。
【図12】第6実施形態の携帯電話機のブロック図であ
る。
【図13】第7実施形態のPDAのブロック図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 10 制御部 11 商品選択部 12 商品取り出し部 13 送受信部 14 アンテナ 15 送受信部 16 専用線 17 送受信部 18 ソケット 19 送受信部 100アンテナ 101スイッチ 102送受信部 103誘導コイル 104メモリ 2 携帯電話機 20 制御部 21 インターフェース部 22 記憶部 23 送受信部 24 アンテナ 25 スイッチ 3 基地局 30 アンテナ 4 認証センター 40 制御部 41 登録リスト 42 出力部 43 送受信部 5 PDA 50 制御部 51 インターフェース部 52 記憶部 53 送受信部 54 プラグ 55 送受信部 56 アンテナ 57 誘導コイル

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯情報端末から無線で送信された識別
    符号を受信し、この識別符号を認証センターに送信し、
    認証センターからの認証結果を受信する送受信装置と、
    前記認証結果を受けて販売可能と判断した場合には、商
    品選択を受け付けて該当商品を取り出し口へ送り出しつ
    つ、前記送受信装置を用いて販売商品情報を認証センタ
    ーへ送信して決済して貰う制御装置と、を備えることを
    特徴とする自動販売システム。
  2. 【請求項2】 携帯情報端末から電気的接触部を介して
    送信された識別符号を受信し、この識別符号を認証セン
    ターに送信し、認証センターからの認証結果を受信する
    送受信装置と、前記認証結果を受けて販売可能と判断し
    た場合には、商品選択を受け付けて該当商品を取り出し
    口へ送り出しつつ、前記送受信装置を用いて販売商品情
    報を認証センターへ送信して決済して貰う制御装置と、
    を備えることを特徴とする自動販売システム。
  3. 【請求項3】 認証センターは、自動販売システムから
    携帯情報端末の識別符号を受信し、また認証結果を自動
    販売システムへ送信する送受信装置と、前記受信した識
    別符号を認証し、また自動販売システムから送信された
    販売商品情報を用いて決済し、この決済結果をユーザー
    へ向けて出力する出力装置と、を備えることを特徴とす
    る。
  4. 【請求項4】 スイッチを備え、制御装置はこのスイッ
    チが押された場合に携帯情報端末からの識別符号の受信
    から始まる一連の処理を開始する、請求項1または請求
    項2に記載の自動販売システム。
  5. 【請求項5】 携帯情報端末からの誘導電流を受けるコ
    イルを備えた、請求項1に記載の自動販売システム。
  6. 【請求項6】 携帯電話機を備え、制御装置は非対面状
    態で携帯情報端末から送信された購入予約を携帯電話機
    により受け取ってメモリに保存し、対面時に識別符号を
    受信して対応する前記購入予約をメモリから読み出し商
    品選択の受け付けとする、請求項1に記載の自動販売シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 携帯情報端末から無線で送信された識別
    符号を受信するステップと、識別符号を認証センターに
    送信するステップと、認証センターから認証結果を受信
    するステップと、前記認証結果を受けて販売可能である
    か否かを判断するステップと、販売可能と判断した場合
    には商品選択を受け付けて該当商品を取り出し口へ送り
    出しつつ、販売商品情報を認証センターへ送信して決済
    してもらうステップとを有する、自動販売方法。
  8. 【請求項8】 携帯情報端末から電気的な接触部を介し
    て送信された識別符号を受信するステップと、識別符号
    を認証センターに送信するステップと、認証センターか
    ら認証結果を受信するステップと、前記認証結果を受け
    て販売可能であるか否かを判断するステップと、販売可
    能と判断した場合には商品選択を受け付けて該当商品を
    取り出し口へ送り出しつつ、販売商品情報を認証センタ
    ーへ送信して決済してもらうステップとを有する、自動
    販売方法。
  9. 【請求項9】 認証センターは、自動販売システムから
    携帯情報端末の識別符号を受信するステップと、受信し
    た識別符号を認証するステップと、この認証結果を自動
    販売システムへ送信するステップと、自動販売システム
    から送信された販売商品情報を用いて決済するステップ
    と、この決済結果をユーザーへ向けて出力するステップ
    と、を備えることを特徴とする。
  10. 【請求項10】 ユーザーが対面で操作可能なスイッチ
    が押された場合に、携帯情報端末からの識別符号を受信
    するステップから始まる一連の処理ステップを開始す
    る、請求項7または請求項8に記載の自動販売方法。
  11. 【請求項11】 ユーザーが対面で携帯情報端末を近接
    させて来た場合に、携帯情報端末からのコイルに生じた
    誘導電流を受けるステップを備える、請求項7に記載の
    自動販売方法。
  12. 【請求項12】 非対面状態で携帯情報端末から送信さ
    れた購入予約を内蔵の携帯電話機により受け取ってメモ
    リに保存するステップと、対面時に識別符号を受信して
    対応する前記購入予約をメモリから読み出し商品選択の
    受け付けとするステップとを備える、請求項7に記載の
    自動販売方法。
  13. 【請求項13】 携帯情報端末及び認証センターと通信
    する送受信装置と、ユーザーの商品選択を受け付ける手
    段と、該当商品を取り出し口へ送り出す手段と、を備え
    るコンピュータに商品の販売と決済を行なわせるための
    プログラムを記録した記録媒体であって、携帯情報端末
    から無線で送信された識別符号を受信し、識別符号を認
    証センターに送信し、認証センターから認証結果を受信
    し、前記認証結果を受けて販売可能であるか否かを判断
    し、販売可能と判断した場合には商品選択を受け付けて
    該当商品を取り出し口へ送り出しつつ、販売商品情報を
    認証センターへ送信し決済して貰う自動販売プログラム
    を記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 携帯情報端末及び認証センターと通信
    する送受信装置と、ユーザーの商品選択を受け付ける手
    段と、該当商品を取り出し口へ送り出す手段と、を備え
    るコンピュータに、商品の販売と決済を行なわせるため
    のプログラムを記録した記録媒体であって、携帯情報端
    末から電気的な接触部を介して送信された識別符号を受
    信し、識別符号を認証センターに送信して、認証センタ
    ーから認証結果を受信し、前記認証結果を受けて販売可
    能であるか否かを判断し、販売可能と判断した場合には
    商品選択を受け付けて該当商品を取り出し口へ送り出し
    つつ、販売商品情報を認証センターへ送信し決済して貰
    う自動販売プログラムを記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 自動販売システムと通信する送受信装
    置を備えた認証センターのコンピュータにユーザー認証
    と決済を行なわせるためのプログラムを記録した記録媒
    体であって、自動販売システムから携帯情報端末の識別
    符号を受信して認証を行ない、この認証結果を自動販売
    システムへ送信し、自動販売システムから送信された販
    売商品情報を用いて決済を行ない、この決済結果をユー
    ザーへ向けて出力するプログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 ユーザーが対面で操作可能なスイッチ
    が押された場合に、携帯情報端末の識別符号の受信から
    始まる一連の処理を開始する、請求項13または請求項
    14に記載の自動販売プログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 ユーザーが対面で携帯情報端末を近接
    させて来た場合に、携帯情報端末からのコイルに生じた
    誘導電流を受ける、請求項13に記載の自動販売プログ
    ラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 非対面状態で携帯情報端末から送信さ
    れた購入予約を内蔵携帯電話機により受け取ってメモリ
    に保存し、対面時に識別符号を受信し、対応する前記購
    入予約をメモリから読み出し商品選択の受け付けとす
    る、請求項13に記載の自動販売プログラムを記録した
    記録媒体。
  19. 【請求項19】 自己の識別符号をメモリから読み出し
    て、この識別符号を自動販売システムに対して無線また
    は有線で送信するための専用スイッチを備えた携帯情報
    端末。
  20. 【請求項20】 コイルを備え、自己の識別符号をメモ
    リから読み出して、この識別符号をコイルに流すように
    した携帯情報端末。
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