JP3413441B2 - 船舶推進装置 - Google Patents

船舶推進装置

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JP3413441B2
JP3413441B2 JP14945194A JP14945194A JP3413441B2 JP 3413441 B2 JP3413441 B2 JP 3413441B2 JP 14945194 A JP14945194 A JP 14945194A JP 14945194 A JP14945194 A JP 14945194A JP 3413441 B2 JP3413441 B2 JP 3413441B2
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浩 荻野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後2枚のプロペラを
互いに逆方向に回転駆動する所謂二重反転方式を採用す
る船舶推進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機等に設けられる船舶推進装置にお
いて、二重反転方式を採用すれば高い推進効率が得られ
ることは既に知られている。斯かる船舶推進装置は、一
方向に回転する入力軸と、該入力軸の端部に結着された
水平ベベルギヤと、該水平ベベルギヤに噛合する前後一
対の垂直ベベルギヤと、互いに独立して回転する内軸及
び外軸と、該内軸と外軸の各後端部に結着された前後2
枚のプロペラと、前記垂直ベベルギヤに選択的に係合す
るとともに前記内軸にスプライン嵌合する第1のスライ
ダと、垂直ベベルギヤに選択的に係合するとともに前記
外軸にスプライン嵌合する第2のスライダとを有し、前
記第1のスライダと第2のスライダと前記内軸に対し
て該内軸の軸心と直角方向に挿通するピンを介して互い
に連結して構成され、前記垂直ベベルギヤの回転を前記
内軸と外軸に伝達して前記プロペラを互いに逆方向に回
転駆動して高い推進効率を得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、斯かる船舶
推進装置においては、内軸にスプライン嵌合する第1の
スライダは内軸と一体に回転するために両者の間に相対
速度は発生しない反面、外軸にスプライン嵌合する第2
のスライダは外軸と一体に回転するため、内軸と一体に
回転するピンと第2のスライダとの間に大きな相対速度
が発生し、両者の摩耗によって装置の信頼性が損なわれ
る可能性があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、部材の摩耗を抑制して信頼性
の向上を図ることができる船舶推進装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、一方向に回転する入力軸
と、該入力軸の端部に結着された水平ベベルギヤと、該
水平ベベルギヤに噛合する前後一対の垂直ベベルギヤ
と、互いに独立して回転する内軸及び外軸と、該内軸と
外軸の各後端部に結着された前後2枚のプロペラと、前
前側の垂直ベベルギヤに選択的に係合する一方前記内
軸にスプライン嵌合する第1のスライダと、後側の垂直
ベベルギヤに選択的に係合する一方前記外軸にスプライ
ン嵌合する第2のスライダとを有し、前記第1のスライ
ダと第2のスライダとを前記内軸に対して該内軸の軸心
と直角方向に挿通するピンを介して互いに連結して成る
船舶推進装置において、前記第2のスライダの内周側
に、前記内軸の外周に嵌合されたカラーを臨ませ、該カ
ラーに前記ピンを保持させるとともに、カラーの両端面
と第2のスライダとの間に減摩部材を介設し、カラー外
周面と第2のスライダ内周面との間の隙間を、カラー内
周面と内軸外周面との間の隙間よりも大きく設定すると
ともに、前記第1のスライダの前記後側の垂直ベベルギ
ヤの爪に係合する爪の数を6枚、同第1のスライダの前
記前側の垂直ベベルギヤの爪に係合する爪及び前記第2
のスライダの爪の数を3枚としたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記カラーを一体成形し、該カラーに前記
一方のピンを挿通させたことをその特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記ピンの先端を略球面に形成し、
この球面を前記第2のスライダの内周面に当接させ、該
ピンをその軸心を中心として回転自在に構成したことを
特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記カラー外周面には周方向に延在する溝
を形成し、該溝にはピンの軸方向延長上に位置するよう
に設けられたリングを嵌着し、リング外周面と前記第2
のスライダ内周面との間の隙間を、カラー内周面と内軸
外周面との間の隙間よりも大きくしたことを特徴とす
る。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記リングを薄板で構成し、リング外周面
を第2のスライダ内周面に当接させるとともに、カラー
と第2のスライダとの間に径方向の隙間を形成したこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、内軸に挿通した
ピンは内軸と共に回転することから、該ピンを保持する
カラーも内軸と共に回転し、該カラーと第2のスライダ
との間には相対速度が発生するが、カラー外周面と第2
のスライダ内周面との間の隙間を、カラー内周面と内軸
外周面との間の隙間よりも大きくしたため、カラーが内
軸に対して直角方向に動いても、カラー外周面と第2の
スライダ内周面とが接することが防がれるとともに、カ
ラーの両端面と第2のスライダとの間に減摩部材が介設
されているため、カラーと第2のスライダとの間の摩耗
と抵抗が抑制され、当該船舶推進装置の信頼性と出力が
高められる。
【0011】又、請求項2記載の発明によれば、カラー
が一体成形されるため、構造が単純化されるとともに、
部品の組立性が高められる。
【0012】請求項3記載の発明によれば、スライダが
垂直ベベルギヤに嵌合する際の衝撃によってピンをその
軸心回りに回転させようとする力が加わっても、ピンに
は無理な力が加わらず、該ピンの耐久性が高められる。
【0013】請求項4記載の発明によれば、ピンの先端
面と第2のスライダの内周面との当接が防がれるため、
ピンと第2のスライダとの間の摩耗と抵抗が抑制され、
当該船舶推進装置の信頼性と出力がより一層高められ
る。
【0014】請求項5記載の発明によれば、カラー外周
面に嵌着した薄板のリングがピンの抜け止めとなるとと
もに、該リングがスライダ内周面に当接しているため、
カラー外周面及びピンと第2のスライダ内周面との接触
が防がれるとともに、カラー及びピンと第2のスライダ
との間の摩耗と抵抗が抑制され、当該船舶推進装置の信
頼性と出力が高められる。尚、リングはスライダ内周面
に当接してはいるが、薄板で構成されているため、両者
の間の回転抵抗を増大させることはない。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0016】<第1実施例>図1は本発明の第1実施例
に係る船舶推進装置の側断面図、図2は同船舶推進装置
要部の拡大断面図、図3は同船舶推進装置の第2のスラ
イダ部分の拡大断面図、図4は図3のA−A線断面図、
図5は同第2のスライダ部分の分解斜視図、図6は船外
機の側面図である。
【0017】図6に示す船外機50は、クランプブラケ
ット51によって船体60の船尾板60aに取り付けら
れており、該船外機50の上部のハウジング52内には
不図示のエンジンが収納されている。又、船外機50の
下部には本発明に係る船舶推進装置1が設けられてお
り、該船舶推進装置1は、前進時には不図示の前記エン
ジンによってその前後一対のプロペラ2,3が互いに逆
方向に回転駆動される所謂二重反転方式を採用してい
る。
【0018】ここで、本発明に係る前記船舶推進装置1
の構成の詳細を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0019】図1において、4はロアケースであって、
このロアケース4の下部には内外二重軸を構成する中実
の内軸5と中空の外軸6が前後方向(図1の左右方向)
に水平に、且つ、回転自在に配されている。
【0020】そして、上記外軸6のロアケース4から後
方へ延出する後端部には前記前プロペラ2がダンパ部材
7を介して結着されており、該前プロペラ2の後方であ
って、且つ、内軸5の外軸6から後方へ延出する後端部
には前記後プロペラ3がダンパ部材8を介して結着され
ている。
【0021】ところで、プロペラ2,3は、それぞれ内
筒2a,3aと外筒2b,3b、これら内筒2a,3a
と外筒2b,3bとを接続するリブ2c,3c及び外筒
2b,3bの外周に一体に形成された複数枚の羽根2
d,3dによって構成されている。そして、各内筒2
a,3aと外筒2b,3bとの間には排気通路9が形成
されており、該排気通路9は、ロアケース4に形成され
た排気通路10に連通されている。尚、排気通路10は
不図示のエンジンの排気系に接続されている。
【0022】又、図2に詳細に示すように、前記内軸5
の前端外周部にはベアリング11,12によって自由回
転自在に支承された前後一対の垂直ベベルギヤ13,1
4が相対向して配されている。
【0023】ここで、上記後側の垂直ベベルギヤ14に
は軸受スリーブ14aが後方に向かって一体に形成され
ており、該軸受スリーブ14aの外周部が前記ベアリン
グ12によって回転自在に支承されており、同軸受スリ
ーブ14aの内側には前記外軸6の前端部が挿入されて
いる。尚、垂直ベベルギヤ14には複数の油孔14bが
軸方向に貫設されている。
【0024】更に、内軸5の前端外周部であって、且
つ、前記前後一対の垂直ベベルギヤ13,14の内側部
分には、第1のスライダ15が内軸5に沿って前後方向
に摺動自在にスプライン嵌合されている。又、内軸5の
前記後側の垂直ベベルギヤ14の後方であって、且つ、
垂直ベベルギヤ14の前記軸受スリーブ14a(及び外
軸6の前端部6a)の内側には、第2のスライダ16が
内軸5に沿って前後方向に摺動自在に設けられており、
この第2のスライダ16はその外周が外軸6の前端部6
aの内周にスプライン嵌合されている。
【0025】そして、図2に詳細に示すように、前記第
1のスライダ15の前、後端部には、垂直ベベルギヤ1
3,14の各内側に形成された爪13a,14cに対し
てそれぞれ係脱する爪15a,15bが形成されてお
り、前記第2のスライダ16の前端部には、後側の垂直
ベベルギヤ14の外側に形成された爪14dに対して係
脱する爪16aが形成されている。
【0026】尚、本実施例では、第1のスライダ15の
外径は第2のスライダ16のそれよりも大きく設定され
ている。これは、第1のスライダ15の嵌合部における
内軸5の径が第2のスライダ16の嵌合部におけるそれ
よりも大きいためである。
【0027】又、本実施例では、前記爪15bの数は6
枚であるのに対し、爪15a,16aの数は3枚とされ
ているが、これは次の理由による。即ち、後述のよう
に、前進時には2つのスライダ15,16を介して入力
軸21のトルクがプロペラ2,3側に伝達されるのに対
し、各爪15a,16aに加わるトルクは、後進時に爪
15bに加わるトルクの約1/2となる。又、前進時に
2つのスライダ15,16の爪15a,16aを垂直ベ
ベルギヤ13,14に同時に噛合させるのは難しく、操
作性が悪い。従って、本実施例では、垂直ベベルギヤ1
3,14に同時に噛合する爪15a,16aの数を減ら
すことによって、爪15a,15b,16aの耐久性を
損なうことなく、操作性の向上を図ることができる。
【0028】一方、前記内軸5の先端部の中心部には中
実のシフトスライダ17とパイプ状のコネクタ18が前
後方向に摺動自在に嵌装されており、シフトスライダ1
7の前後には、内軸5に貫設された長孔5a,5bにそ
れぞれ挿通するピン19,20が軸直角方向に挿通され
ている。そして、前記第1のスライダ15はピン19に
よってシフトスライダ17に連結されており、前記第2
のスライダ16はピン20によってシフトスライダ17
に連結されている。
【0029】従って、第1のスライダ15と第2のスラ
イダ16とはピン19,20とシフトスライダ17によ
って互いに連結されており、両者はピン19,20が長
孔5a,5b内を移動し得る範囲内で前後方向に摺動可
能である。
【0030】他方、ロアケース4内には、不図示のエン
ジンによって一方向に回転駆動される入力軸21と、該
入力軸21と平行に延在するシフトロッド22が垂設さ
れており、入力軸21の下端には、前記一対の垂直ベベ
ルギヤ13,14に噛合する水平ベベルギヤ23が結着
されている。
【0031】尚、前記入力軸21の前方に配される前記
シフトロッド22は、不図示のシフトレバーによってこ
れを回動操作することによって前記シフトスライダ17
を前後に摺動せしめて後述のようにシフト操作を行う。
【0032】ここで、第2のスライダ16部分の構成の
詳細を図3乃至図5に基づいて説明する。
【0033】図3に示すように、前記第2のスライダ1
6の内部には、内軸5の外周に嵌合保持された円筒状の
カラー24が臨んでおり、このカラー24に貫設された
孔24b(図5参照)に前記ピン20が挿通している。
ここで、本実施例ではカラー24は一体成形されてお
り、図5に示すように、その端面には複数のオイル溝2
4aが形成されている。尚、カラー24は左右2分割し
て別体に構成しても良い。
【0034】ところで、本実施例では、前記シフトスラ
イダ17、内軸5及びカラー24には、ピン20が挿通
すべき孔17a,5b,24bがそれぞれ形成されてい
るが、これらの孔17a,5b,24bは何れもその横
断面形状が図3の紙面垂直方向(図4の左右方向)に長
い長孔であって、図4に示すように、これらの長孔17
a,5b,24bとピン20との間には隙間が形成さ
れ、ピン20はガタのある状態でシフトスライダ17、
内軸5及びカラー24に挿通している。
【0035】而して、図3及び図5に示すように、カラ
ー24の両端面にはローラベアリング25がそれぞれ当
接され、各ローラベアリング25の外側にはリング状の
減摩部材(ワッシャ)26が当接され、これらのローラ
ベアリング25と減摩部材26及びカラー24は、第2
のスライダ16の内周面に形成された溝16cに嵌着さ
れたスナップリング27によって軸方向(前後方向)に
位置決めされて保持されている。従って、カラー24の
両端面と第2のスライダ16(スナップリング27)と
の間にはローラベアリング25と減摩部材26が互いに
圧接された状態で軸方向に配列されて介設されている。
【0036】これに対して、カラー24の外周面と第2
のスライダ16の内周面との間には、図3に示すように
径方向の隙間δが形成されており、ピン20の両端面2
0aは外方に向かって凸状を成す球面状に成形されてお
り、各端面20aは第2のスライダ16の内周面に線接
触している。
【0037】次に、本実施例に係る船舶推進装置1の作
用を説明する。
【0038】不図示のエンジンが駆動され、該エンジン
によって入力軸21が一方向に回転駆動されると、該入
力軸21の回転は水平ベベルギヤ23を介して前後一対
の垂直ベベルギヤ13,14に伝達され、両垂直ベベル
ギヤ13,14が互いに逆方向に常時回転駆動される。
【0039】ここで、不図示のシフトレバーを「中立位
置」にセットすると、図1及び図2に示すように、第1
のスライダ15と第2のスライダ16は共に垂直ベベル
ギヤ13,14に噛み合わない(即ち、第1のスライダ
15の爪15a,15bは垂直ベベルギヤ13,14の
各内側に形成された爪13a,14cに係合せず、第2
のスライダ16の爪16aが垂直ベベルギヤ14の外側
に形成された爪14dに係合しない)中立状態に保た
れ、このとき、両垂直ベベルギヤ13,14は自由回転
(空転)し、入力軸21の回転は内軸5及び外軸6に伝
達されない。従って、前後のプロペラ2,3は共に回転
せず、推進力は発生しない。
【0040】而して、この中立状態においては、内軸5
と外軸6は共に回転しないため、ピン20及びカラー2
4と第2のスライダ16との間に相対速度は発生せず、
従って、これらの摩耗の問題も発生しない。
【0041】次に、シフトレバーを「前進位置」にセッ
トすると、前記シフトロッド22が所定の方向に所定の
角度だけ回動せしめられ、シフトスライダ17が前方へ
摺動せしめられる。すると、シフトスライダ17にピン
19,20を介して連結された第1のスライダ15と第
2のスライダ16が一体的に前方へ摺動しめられ、第1
のスライダ15の爪15aは前側の垂直ベベルギヤ13
の爪13aに噛合し、第2のスライダ16の爪16aは
後側の垂直ベベルギヤ14の外側の爪14dに噛合す
る。
【0042】従って、入力軸21の回転は水平ベベルギ
ヤ23と垂直ベベルギヤ13及び第1のスライダ15を
経て内軸5に伝達されるとともに、水平ベベルギヤ23
と垂直ベベルギヤ14及び第2のスライダ16を経て外
軸6に伝達され、外軸6及びこれに結着された前側プロ
ペラ2と内軸5とこれに結着された後側プロペラ3とが
互いに逆方向に回転駆動される。このように、前進時に
おいては、前後一対のプロペラ2,3が互いに逆方向に
回転駆動される二重反転方式が実行されるため、これら
のプロペラ2,3には高い推進効率が得られる。
【0043】尚、エンジンからの排気ガスは、ロアケー
ス4に形成された前記排気通路10及びプロペラ2,3
の外筒2b,3b内に形成された前記排気通路9を流
れ、プロペラ3の後端部から水中に排出される。
【0044】而して、この前進状態においては、ピン2
0とカラー24は内軸5と共に回転し、第2のスライダ
16は外軸6と共に内軸5とは逆方向に回転するため、
ピン20及びカラー24と第2のスライダ16との間に
は大きな相対速度が発生する。
【0045】然るに、本実施例においては、前述のよう
にカラー24と第2のスライダ16との間には径方向の
隙間δが形成されるとともに、カラー24の両端面と第
2のスライダ16(スナップリング27)との間にはロ
ーラベアリング25及び減摩部材26が介設され、しか
も、ピン20の両端面20aは第2のスライダ16の内
周面に線接触しているため、ピン20とカラー24及び
第2のスライダ16の摩耗が抑制され、当該船舶推進装
置1の信頼性が高められる。
【0046】次に、不図示のシフトレバーを「後進位
置」にセットすると、前記シフトロッド22が所定の方
向に所定角度だけ回動せしめられ、シフトスライダ17
が後方に移動せしめられる。すると、該シフトスライダ
17にピン19,20を介して連結された第1のスライ
ダ15と第2のスライダ16が一体的に後方へ摺動せし
められ、第2のスライダ16と垂直ベベルギヤ14との
噛合が解除される一方、第1のスライダ15の噛合が前
側の垂直ベベルギヤ13から後側の垂直ベベルギヤ14
に切り換えられる。即ち、第1のスライダ15の爪15
aが前側の垂直ベベルギヤ13の爪13aから離脱して
後側の垂直ベベルギヤ14の爪14cに噛合する。
【0047】このため、入力軸21の回転は水平ベベル
ギヤ23と後側の垂直ベベルギヤ14及び第1のスライ
ダ15を経て内軸5のみに伝達され、外軸6には伝達さ
れず、この結果、内軸5とこれに結着された後側プロペ
ラ3のみが前進時とは逆方向に回転駆動される。尚、こ
のとき、前側の垂直ベベルギヤ13は内軸5上を自由回
転(空転)して動力伝達に寄与しない。
【0048】而して、この後進時においては、第2のス
ライダ16と外軸6は回転しないで静止し、ピン20と
カラー24のみが内軸5と共に前進時とは逆方向に回転
するため、ピン20及びカラー24と第2のスライダ1
6との間には前進時の1/2の大きさの相対速度が発生
するが、この後進時においても、前記前進時と同様の理
由によってピン20とカラー24及び第2のスライダ1
6の摩耗が抑制されるため、当該船舶推進装置1の信頼
性が高められる。
【0049】又、本実施例では、前述のようにカラー2
4が一体成形されるため、構造が単純化されるととも
に、カラー24を含めた部品の組立性が高められる。
【0050】ところで、第2のスライダ16を外軸6の
軸方向に摺動させてこれを垂直ベベルギヤ14に選択的
に嵌合させる際、ピン20には嵌合の衝撃によってこれ
をその軸心回りに回転させようとする力が加わることが
ある。
【0051】然るに、本実施例においては、前述のよう
にピン20の両端面20aは球面状に成形され、その球
面状の両端面20aが第2のスライダ16の内周面に当
接され、しかも、該ピン20の外周面とカラー24の内
側端面との間には若干の隙間が形成されているためにピ
ン20はその軸心を中心として回転可能であるため、第
2のスライダ16が垂直ベベルギヤ14に嵌合する際の
衝撃によってピン20をその軸心回りに回転させようと
する力が加わっても、ピン20には無理な力が加わら
ず、該ピン20の耐久性が高められる。尚、ピン20の
両端面20aは第2のスライダ16の内周面に当接して
いるが、該両端面20aは球面状に成形されているた
め、これは第2のスライダ16の内周面とは線接触する
こととなり、ピン20と第2のスライダ16との間の回
転抵抗が増大することはない。
【0052】<第2実施例>次に、本発明の第2実施例
を図7乃至図10に基づいて説明する。尚、図7は本実
施例に係る船舶推進装置要部の拡大断面図、図8は図7
のB部拡大詳細図、図9は図7のC−C線断面図、図1
0はシフト機構部の分解斜視図であり、これらの図にお
いては前記第1実施例に係る図1乃至図5に示したと同
一要素には同一符号を付しており、以下、それらについ
ての説明は省略する。
【0053】本実施例においては、図7に示すように、
内軸5の前側の垂直ベベルギヤ13の前方の前端外周部
には、第1のスライダ15が内軸5に沿って前後方向に
摺動自在にスプライン嵌合されている。同様に、外軸6
の前端外周部であって、且つ、前後一対の垂直ベベルギ
ヤ13,14の内側部分には、第2のスライダ16が外
軸6に沿って前後方向に摺動自在にスプライン嵌合され
ている。
【0054】そして、図7に示すように、前記第1のス
ライダ15の後端部には、垂直ベベルギヤ13の前側に
形成された爪13aに対して係脱する爪15aが形成さ
れており、前記第2のスライダ16の前、後端部には、
垂直ベベルギヤ13,14の各内側に形成された爪13
b,14cに対してそれぞれ係脱する爪16a,16b
が形成されている。
【0055】尚、本実施例では、第1及び第2のスライ
ダ15,16の垂直ベベルギヤ13,14への係合タイ
ミングをずらせて前後進の切換操作を円滑に行うことが
できるように、第2のスライダ16の爪16bと垂直ベ
ベルギヤ14の爪14cとの距離aを第1のスライダ1
5の爪15aと垂直ベベルギヤ13の爪13aとの距離
bよりも大きく(a>b)設定し、或は前側のピン19
をガタ無く保持するのに対して後側のピン20を軸方向
(前後方向)に若干のガタを持たせて保持している。
【0056】而して、図7に示すように、本実施例にお
いても、第2のスライダ16の内部には、内軸5の外周
に嵌合保持された円筒状のカラー24が臨んでおり、こ
のカラー24にはピン20が挿通している。
【0057】そして、図8に詳細に示すように、カラー
24の両端面にはローラベアリング25がそれぞれ当接
され、各ローラベアリング25の外側にはリング状の減
摩部材26が当接され、これらのローラベアリング25
と減摩部材26及びカラー24は、第2のスライダ16
の内周面に嵌着されたスナップリング27によって軸方
向(前後方向)に位置決めされて保持されている。従っ
て、カラー24の両端面と第2のスライダ16(スナッ
プリング27)との間にはローラベアリング25と減摩
部材26が互いに圧接された状態で軸方向に配列されて
介設されている。
【0058】ところで、図8に示すように、カラー24
の外周面には周方向に延在する溝24cが形成されてお
り、該溝24cにはピン20の軸方向延長上に位置する
ように設けられた薄板状のリング28が嵌着されてい
る。そして、リング28の外周面と第2のスライダ16
の内周面の間の隙間Aは、カラー24の内周面と内軸5
の外周面との間の隙間Bよりも大きく(A>B)設定さ
れている。
【0059】一方、前記第1のスライダ15の上方に配
されるシフトロッド22の下端部にはシフトカム29が
結着されており、該シフトカム29の下部にはシフトロ
ッド22の軸中心(回動中心)に対して偏心した偏心ピ
ン29aが突設されており、該偏心ピン29aに減摩部
材30がピン31によって保持されており、減摩部材3
0は第1のスライダ15の外周に形成された溝15bに
嵌合している。
【0060】ここで、前記減摩部材30の第1のスライ
ダ15への組み込み方法について説明する。
【0061】即ち、図10に示すように、シフトロッド
22及びシフトカム29を本来の取付角度に対して90
°だけ回転させて偏心ピン29aに穿設された円孔29
a−1の方向を減摩部材30の側端面に穿設された円孔
30aの方向に一致させる。そして、その状態を保った
まま、偏心ピン29aを減摩部材30の円孔30bに差
し込めば円孔29a−1と30aが一致するため、前記
ピン31を側方から円孔30aに挿入してこれを偏心ピ
ン29aの円孔29a−1に通す。その後、シフトロッ
ド22とシフトカム29を本来の取付角度まで90°回
転させれば、図7及び図9に示すように、減摩部材30
はピン31によって偏心ピン29aに保持される。
【0062】而して、減摩部材30を第1のスライダ1
5に組み込む前に該減摩部材30は偏心ピン29a(シ
フトロッド22)に保持されるため、減摩部材30はシ
フトロッド22等と共に同時に組み込まれ、これを単独
で組み込む必要がないため、その組付性が高められる。
【0063】尚、本実施例では、シフト操作が確実に行
えるように、前側のピン19の径を後側のピン20のそ
れよりも大きくしている。即ち、ピン19の径を大きく
してその剛性を高めることにより、爪15aが爪13a
に係合する際に第1のスライダ15に衝撃が加わって
も、ピン19の変形を防ぐことができ、第1のスライダ
15に連動させて第2のスライダ16を確実にシフト操
作することができる。
【0064】以上において、本実施例によれば、前記第
1実施例と同様にピン20とカラー24は内軸5と共に
回転し、第2のスライダ16は外軸6と共に回転或は静
止するため、ピン20及びカラー24と第2のスライダ
16との間には相対速度が発生するが、カラー24と第
2のスライダ16との間には径方向の隙間が形成される
とともに、カラー24の両端面と第2のスライダ16
(スナップリング27)との間にはローラベアリング2
5及び減摩部材26が介設されているため、ピン20と
カラー24及び第2のスライダ16の摩耗が抑制され、
当該船舶推進装置1の信頼性と出力が高められる。
【0065】又、ピン20の両端面と第2のスライダ1
6の内周面との接触がリング28によって防がれるた
め、ピン20と第2のスライダ16との間の摩耗と抵抗
が抑制され、当該船舶推進装置1の信頼性と出力がより
一層高められる。
【0066】ところで、前記第1実施例と同様に、ピン
20の外周面とカラー24の内側端面との間には若干の
隙間が形成されているためにピン20はその軸心を中心
として回転可能であり、従って、ピン20をその軸心回
りに回転させようとする力が加わっても、ピン20には
無理な力が加わらず、該ピン20の耐久性が高められ
る。
【0067】<第3実施例>次に、本発明の第3実施例
を図11に基づいて説明する。尚、図11は第2のスラ
イダのカラー部分の断面図であり、本図においては図8
に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、
それらについての説明は省略する。
【0068】本実施例では、薄板状のリング28の外周
面を第2のスライダ16の内周面に当接させるととも
に、カラー24と第2のスライダ16との間に径方向の
隙間Cを形成している。
【0069】而して、本実施例においては、カラー24
の外周面に嵌着した薄板状のリング28がピン20の抜
け止めとなるとともに、該リング28が第2のスライダ
16の内周面に当接しているため、カラー24の外周面
及びピン20と第2のスライダ16の内周面との接触が
防がれるとともに、カラー24及びピン20と第2のス
ライダ16との間の摩耗と抵抗が抑制され、当該船舶推
進装置の信頼性と出力が高められる。尚、リング28は
スライダ24の内周面に当接してはいるが、薄板で構成
されているため、両者の間の回転抵抗を増大させること
はない。
【0070】尚、以上の実施例では、本発明に係る船舶
推進装置を船外機に適用した場合について説明したが、
本発明に係る船舶推進装置は、エンジンを船内に、推進
装置を船外に配した所謂船内外機にも適用し得ることは
勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、内軸に挿通したピンは内軸と共に
回転することから、該ピンを保持するカラーも内軸と共
に回転し、該カラーと第2のスライダとの間には相対速
度が発生するが、カラー外周面と第2のスライダ内周面
との間の隙間を、カラー内周面と内軸外周面との間の隙
間よりも大きくしたため、カラーが内軸に対して直角方
向に動いても、カラー外周面と第2のスライダ内周面と
が接することが防がれるとともに、カラーの両端面と第
2のスライダとの間に減摩部材が介設されているため、
カラーと第2のスライダとの間の摩耗と抵抗が抑制さ
れ、当該船舶推進装置の信頼性と出力が高められるとい
う効果が得られる。
【0072】又、請求項2記載の発明によれば、カラー
が一体成形されるため、構造が単純化されるとともに、
部品の組立性が高められるという効果が得られる。
【0073】請求項3記載の発明によれば、スライダが
垂直ベベルギヤに嵌合する際の衝撃によってピンをその
軸心回りに回転させようとする力が加わっても、ピンに
は無理な力が加わらず、該ピンの耐久性が高められると
いう効果が得られる。
【0074】請求項4記載の発明によれば、ピンの先端
面と第2のスライダの内周面との当接が防がれるため、
ピンと第2のスライダとの間の摩耗と抵抗が抑制され、
当該船舶推進装置の信頼性と出力がより一層高められる
という効果が得られる。
【0075】請求項5記載の発明によれば、カラー外周
面に嵌着した薄板のリングがピンの抜け止めとなるとと
もに、該リングがスライダ内周面に当接しているため、
カラー外周面及びピンと第2のスライダ内周面との接触
が防がれるとともに、カラー及びピンと第2のスライダ
との間の摩耗と抵抗が抑制され、当該船舶推進装置の信
頼性と出力が高められるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る船舶推進装置の側断
面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る船舶推進装置要部の
拡大断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る船舶推進装置の第2
のスライダ部分の拡大断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】第2のスライダ部分の分解斜視図である。
【図6】船外機の側面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る船舶推進装置要部の
拡大断面図である。
【図8】図7のB部拡大詳細図である。
【図9】図7のC−C線断面図である。
【図10】シフト機構部の分解斜視図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す図8と同様の図で
ある。
【符号の説明】
1 船舶推進装置 2,3 プロペラ 5 内軸 6 外軸 13,14 垂直ベベルギヤ 15 第1のスライダ 16 第2のスライダ 19,20 ピン 21 入力軸 23 水平ベベルギヤ 24 カラー 25 ローラベアリング 26 減摩部材 δ 径方向の隙間

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に回転する入力軸と、該入力軸の
    端部に結着された水平ベベルギヤと、該水平ベベルギヤ
    に噛合する前後一対の垂直ベベルギヤと、互いに独立し
    て回転する内軸及び外軸と、該内軸と外軸の各後端部に
    結着された前後2枚のプロペラと、前記前側の垂直ベベ
    ルギヤに選択的に係合する一方前記内軸にスプライン嵌
    合する第1のスライダと、後側の垂直ベベルギヤに選択
    的に係合する一方前記外軸にスプライン嵌合する第2の
    スライダとを有し、前記第1のスライダと第2のスライ
    ダとを前記内軸に対して該内軸の軸心と直角方向に挿通
    するピンを介して互いに連結して成る船舶推進装置にお
    いて、 前記第2のスライダの内周側に、前記内軸の外周に嵌合
    されたカラーを臨ませ、該カラーに前記ピンを保持させ
    るとともに、カラーの両端面と第2のスライダとの間に
    減摩部材を介設し、カラー外周面と第2のスライダ内周
    面との間の隙間を、カラー内周面と内軸外周面との間の
    隙間よりも大きく設定するとともに、前記第1のスライ
    ダの前記後側の垂直ベベルギヤの爪に係合する爪の数を
    6枚、同第1のスライダの前記前側の垂直ベベルギヤの
    爪に係合する爪及び前記第2のスライダの爪の数を3枚
    したことを特徴とする船舶推進装置。
  2. 【請求項2】 前記カラーは一体成形され、該カラーに
    前記一方のピンを挿通させたことを特徴とする請求項1
    記載の船舶推進装置。
  3. 【請求項3】 前記ピンの先端を略球面に形成し、この
    球面を前記第2のスライダの内周面に当接させ、該ピン
    をその軸心を中心として回転自在に構成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の船舶推進装置。
  4. 【請求項4】 前記カラー外周面には周方向に延在する
    溝を形成し、該溝にはピンの軸方向延長上に位置するよ
    うに設けられたリングを嵌着し、リング外周面と前記第
    2のスライダ内周面との間の隙間を、カラー内周面と内
    軸外周面との間の隙間よりも大きくしたことを特徴とす
    る請求項2記載の船舶推進装置。
  5. 【請求項5】 前記リングを薄板で構成し、リング外周
    面を第2のスライダ内周面に当接させるとともに、カラ
    ーと第2のスライダとの間に径方向の隙間を形成したこ
    とを特徴とする請求項2記載の船舶推進装置。
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