JP3412790B2 - 防音型エンジン作業機 - Google Patents
防音型エンジン作業機Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B63/00—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
- F02B63/04—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
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Description
機やコンプレッサーやポンプ等の作業機とを連結してな
るエンジン作業機を防音ケース内に配設し、排気系のマ
フラーにエンジン作業機の冷却風を供給する冷却構造を
採用した防音型エンジン作業機に関する。
主室と副室に区画し、主室にはエンジン及び作業機を、
副室には、前置マフラーとメインマフラーの二個のマフ
ラーを配置し、主室からの冷却排風をマフラー冷却風と
して副室内に導入する構成とした防音型エンジン作業機
は公知(特開平4−308322号)である。この公知
技術では、副室内における冷却風通路が一系統であるた
め、前置マフラーを冷却した後の冷却風がメインマフラ
ーに供給されることとなり、メインマフラーの冷却効果
が薄れるという問題がある。この対策の一つとして、マ
フラー容量を縮小することが考えられるが、これは、防
音効果を低減することとなる。そこで、従来は、防音ケ
ースを大型化することで、防音ケース内壁とマフラーと
の間隙を確保する構造が取られていた。
音ケースを大型化することは、コンパクト化の要請に逆
行する。望ましくは、防音ケースをコンパクトに保った
ままで、しかも低コストで、防音効果もマフラーの冷却
効果も獲得できる防音型エンジン作業機を構成したい。
また、前置マフラーとメインマフラーでは、容量に差が
あるのが通常であり、各容量にふさわしい冷却風量を確
保するということは、冷却風通路が一系統では実現でき
ない。
の内部を仕切板2により主室Aと副室Bに区画し、主室
AにはエンジンE及び作業機Wを、副室Bには二個の前
置マフラーPMとメインマフラーMMを配置し、主室A
からの冷却排風をマフラー冷却風として副室B内に導入
する構成とすると共に、前記副室B内において、垂直上
方に上がった後、水平前方に流れて前記前置マフラーP
Mを冷却する冷却風通路B1と、水平方向に流れた後、
垂直上方に上がって前記メインマフラーMMを冷却する
冷却風通路B2とを設け、両者を合流して排風口1bよ
り排風するようにした。
より主室Aと副室Bに区画し、主室AにはエンジンE及
び作業機Wを、副室Bには二個の前置マフラーPMとメ
インマフラーMMを配置し、主室Aからの冷却排風をマ
フラー冷却風として副室B内に導入する構成とすると共
に、該副室B内にて、メンテナンス用開口部を囲むよう
に仕切壁3を配設し、該開口部を含む仕切壁3の内側
と、その外側に配設するマフラーPM・MMとを区画
し、該仕切壁3にてマフラー冷却風通路の一部を形成す
る構成とした。
業機において、冷却風通路B1と冷却風通路B2の断面
積の比率を、前置マフラーPMとメインマフラーMMの
断面積の比率に設定した。
面を基に説明する。図1は本発明に係る防音型エンジン
作業機の内部副室B側斜視図、図2は同じく主室A側斜
視図、図3は同じく内部側面図、図4は同じく内部平面
図、図5は同じく内部後面図、図6は同じく吐出用仕切
板12・13を配設した場合の内部副室側斜視図であ
る。
の構成について説明する。防音ケース1内において、仕
切板2が配設されていて、主室Aと副室Bとに区画して
いる。該防音ケース1の正面において、主室Aに対峙す
る部分には、外気導入口1aを形成しており、また、同
じく正面にて、副室Bに対峙する部分には、排風口1b
を開口している。該外気導入口1aはルーバー窓となっ
ていて、開口度を調節でき、該主室A内に配設するエン
ジンEや作業機W等の外部を通過させてこれらを冷却す
る冷却風としての外気を導入するものである。該外気導
入口1aより導入され、主室Aにてエンジン作業機を冷
却した後の冷却風は、副室B内に導入され、後記マフラ
ーPM・MMを冷却した後、排風口1bより排出される
ものであって、該排風口1bには、防塵網が施されてい
る。なお、該外気導入口1aは、後記の作業機W及びエ
ンジンEに直接的に導入した冷却風を当てるべく、後記
燃料タンクTよりも下方位置に形成されており、該排風
口1bは、排出する高温の冷却排気が、外気導入口1a
に導入される冷却風と混合しないように、該外気導入口
1aよりも上方位置にしている。
部には、後記第三排気管11の上端を突設して、エンジ
ン排気を排出するようにしている。更に、同じく該防音
ケース1の上面の主室A形成部には、燃料タンクTより
突設される燃料給油口Taや燃料ゲージTbを配設して
おり、両側面のうち、主室A形成部の側面には、図2の
如く、出力端子パネル14や燃料抜取用コック15を形
成しており、その下方には、メンテナンス用ドア16を
配設していて、該メンテナンス用ドア16を開いて、そ
の内側に配設しているバッテリーBT(図5図示)のメ
ンテナンス(交換)作業を施すことができる。そして、
その対向側面、即ち、副室B形成部分の側面にメンテナ
ンス用の開口部を設けており、該開口部に、図1の如
く、運転調整用蓋4を開閉可能に取り付けている。該運
転調整用付蓋4の内側には、エンジン回転数調整用のレ
ギュレーターレバー5(図3図示)が配設されており、
該運転調整用蓋4を開いて、該レギュレーターレバー5
の調整作業を施すことができる。
て、主室A内には、エンジンEを配設し、その出力側
に、発電機やコンプレッサー等の作業機Wを連接して、
エンジン作業機を形成している。エンジンEの上方には
エアクリーナーACを、側方にはバッテリーBTを配設
しており、作業機Wの上方には燃料タンクTを配設して
いる。該エアクリーナーACよりエンジンEに対して
は、給気管8を配管している。また、エンジンEの作業
機W取付側と反対側には、排風スクロール6を連接して
おり、該排風スクロール6には、図5図示の如く、冷却
ファン7が内設されている。
ーターレバー5の配設部分を囲む形に、仕切壁3を配設
している。つまり、前記の運転調整用蓋4を開けると該
仕切壁3にて囲まれた部分になっていて、ここに該レギ
ュレーターレバー5が配設されているのである。そし
て、該仕切壁3の上方位置にて、横向きに前置マフラー
PMを、該仕切壁3の前方位置にて、縦向きにメインマ
フラーMMを配設している。また、該仕切壁3の後方位
置にて、前記の如く主室A内に配設された排風スクロー
ル6の出口6aが仕切板2より突設されている。
2を通過して前置マフラーPMに連結され、該前置マフ
ラーPMよりメインマフラーMMの上端に、第二排気管
10が連結され、更に該メインマフラーMMの下端より
第三排気管11を延設して、前記の如く、防音ケース1
の上端よりその末端部(上端部)を外部に突設して、排
気系を形成している。
冷却風の経路について図1、図3乃至図5より説明す
る。図中、白矢印は、主室A内における冷却風の流れ
を、黒矢印は、副室B内における冷却風の流れを示す。
まず、主室A内において、外気導入口1aより導入され
た冷却風は、水平方向に流れて直接的に作業機Wやエン
ジンEを冷却する風と、上方に流れて、燃料タンクTや
エアクリーナーAC等を冷却する風とに分岐される。
の冷却風は、排風スクロール6に導入され、冷却ファン
7にて吸引されて、出口6aを介して副室B内に導入さ
れる。該出口6aより吐出された冷却風は、仕切壁3に
当たって、二方向に分かれる。即ち、図1及び図3の如
く、該仕切壁3の後端垂直面に沿って垂直上方に上がる
冷却風W1(この垂直上方向き冷却風W1の通る通路を
冷却風通路B1としている。)と、該仕切壁3の下端水
平面に沿って水平前方に流れる冷却風W2(この水平前
方向き冷却風W2の通る通路を冷却風通路B2としてい
る。)とに分岐する。前者の冷却風W1は、冷却風通路
B1を垂直上方に上がった後、水平前方に流れて、仕切
壁3の上方に配設される前置マフラーPMを冷却し、後
者の冷却風W2は、冷却風通路B2を水平前方に流れた
後、垂直上方に上がって、メインマフラーMMを冷却
し、最終的に両冷却風W1・W2が合流して、排風口1
bより外部に排風されるのである。
率を高めるべく、図6のように吐出用仕切板12・13
を配設することも考えられる。両吐出用仕切板12・1
3には、複数の冷却風吐出孔12a・13aが穿設され
ている。該吐出用仕切板12は、排風スクロール6の出
口6aの上端、該仕切壁3の後端、及び防音ケース1の
後面にて囲まれる部位に水平方向に配設されて、その冷
却風吐出孔12aより上方に冷却風W1を吐出するよう
にしており、一方、該吐出用仕切板13は、該出口6a
より前方にて、該仕切壁3の後部下端と仕切板2と防音
ケース1の側面及び下面とにて囲まれる部位に垂直方向
に配設され、その冷却風吐出孔13aより冷却風W2を
吐出するようにしている。
ラーPMに対する冷却風通路と、メインマフラーMMに
対する冷却風通路が独立に形成されている。両マフラー
PM・MMは、容量、特に、冷却風の通路に対向する断
面積が異なるので、各マフラーPM・MMの冷却効果を
得るための適正な冷却風の風速、風量も、その断面積の
相違に伴って異なる。この点で、冷却風通路が独立に形
成されていれば、各マフラーPM・MMの断面積に適す
る冷却風速・風量が得られるように、それぞれの通路断
面積を適正に設定することができる。
ーMMの各断面積(冷却風の通路に対向する断面積)を
各々SPM・SMMとした場合に、SPM×100/(SPM+
SMM)=30〜40%、(SMM×100/(SPM+
SMM)=60〜70%)とする。この場合に、冷却風通
路B1・B2の断面積(冷却風の通過方向に対向する断
面積)も、この比率に設定する。即ち、各冷却風通路B
1・B2の各断面積を各々SB1・SB2とすれば、SB1×
100/(SB1+SB2)=30〜40%、(SB2×10
0/(SB1+SB2)=60〜70%)となる。また、図
6の如く吐出用仕切板12・13を使用する場合には、
各吐出用仕切板12・13の面積を各々S12・S13とし
た場合に、S12×100/(S12+S13)=30〜40
%、(S13×100/(S12+S13)=60〜70%)
とする。
B1・B2を独立形成した場合、以上のように各マフラ
ーの冷却効果を最も得られるように冷却風通路B1・B
2の面積設定ができる上に、それぞれの冷却風通路は短
縮化することができ(一系統であれば、直列的に冷却風
通路を形成することとなる。)、通過時の冷却風への抵
抗も低減し、冷却風量を十分に確保でき、この面でも冷
却効率の向上に繋がるのである。そして、このように、
防音ケース1内を、主室Aと、高温となる副室Bとに区
画し、しかも副室B内において各マフラーPM・MMに
対する冷却風通路B1・B2を独立形成することによ
り、防音ケース1内のヒートバランスを適正化すること
ができるのである。
せるのが、仕切壁3によるものであって、通路形成が容
易にでき、低コスト化、コンパクト化にも貢献し、ま
た、仕切壁3にて囲まれるメンテナンス部分、即ち、レ
ギュレーターレバー5を配設する部分を形成し、この部
位にメンテナンス用開口部(運転調整用蓋4を取り付け
た開口部)を配置することで、エンジンメンテナンスも
容易化できる。
のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く構成する
ことで、二個のマフラーを独立して冷却できるので、冷
却風通路が一系統である場合のように、片方のマフラー
に、もう一方のマフラーを冷却した後の冷却風を当て
て、冷却効果を損ねるという事態を発生せず、各マフラ
ーの冷却効果を向上でき、防音ケース内を主室と副室と
に区画することと相まって、防音ケース内のヒートバラ
ンスも適正化できる。また、各マフラーに対しての冷却
風通路をそれぞれ短縮化することができるので、各通路
における冷却風の通過抵抗も低減されることとなり、各
マフラーに対して、冷却風量を十分に確保でき、各マフ
ラーの冷却効率を向上できる。
ンテナンス用の開口部を囲む(即ちメンテナンス用とし
て設けた)仕切壁を、そのまま冷却風通路の一部として
活用できるため、通路形成が容易化し、低コスト化、コ
ンパクト化に貢献する。またエンジンメンテナンス面で
も、該仕切壁にて囲まれる開口部を配設することで、容
易化するという効果を得る。
各マフラーの容量に合わせた冷却風通路面積の設定によ
り、最適な冷却風の風速、風量を得、各マフラーを最適
に冷却できる。また、防音ケース内部の冷却効率も向上
する。
B側斜視図である。
の内部副室側斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 防音ケース1の内部を仕切板2により主
室Aと副室Bに区画し、主室AにはエンジンE及び作業
機Wを、副室Bには二個の前置マフラーPMとメインマ
フラーMMを配置し、主室Aからの冷却排風をマフラー
冷却風として副室B内に導入する構成とすると共に、前
記副室B内において、垂直上方に上がった後、水平前方
に流れて前記前置マフラーPMを冷却する冷却風通路B
1と、水平方向に流れた後、垂直上方に上がって前記メ
インマフラーMMを冷却する冷却風通路B2とを設け、
両者を合流して排風口1bより排風するようにしたこと
を特徴とする防音型エンジン作業機。 - 【請求項2】 防音ケース1の内部を仕切板2により主
室Aと副室Bに区画し、主室AにはエンジンE及び作業
機Wを、副室Bには二個の前置マフラーPMとメインマ
フラーMMを配置し、主室Aからの冷却排風をマフラー
冷却風として副室B内に導入する構成とすると共に、該
副室B内にて、メンテナンス用開口部を囲むように仕切
壁3を配設し、該開口部を含む仕切壁3の内側と、その
外側に配設するマフラーPM・MMとを区画し、該仕切
壁3にてマフラー冷却風通路の一部を形成する構成とし
たことを特徴とする防音型エンジン作業機。 - 【請求項3】 請求項1記載の防音型エンジン作業機に
おいて、冷却風通路B1と冷却風通路B2の断面積の比
率を、前置マフラーPMとメインマフラーMMの断面積
の比率に設定したことを特徴とする防音型エンジン作業
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16933596A JP3412790B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 防音型エンジン作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16933596A JP3412790B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 防音型エンジン作業機 |
Publications (2)
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JPH108991A JPH108991A (ja) | 1998-01-13 |
JP3412790B2 true JP3412790B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=15884655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16933596A Expired - Fee Related JP3412790B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 防音型エンジン作業機 |
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Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4722806B2 (ja) | 2006-09-29 | 2011-07-13 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関と発電機とを備える機械 |
WO2014163078A1 (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-09 | 日立工機株式会社 | 空冷エンジン、エンジン作業機 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP16933596A patent/JP3412790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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