JP3412481B2 - 電子メール機能付通信端末装置及び記録媒体 - Google Patents

電子メール機能付通信端末装置及び記録媒体

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JP3412481B2
JP3412481B2 JP28746997A JP28746997A JP3412481B2 JP 3412481 B2 JP3412481 B2 JP 3412481B2 JP 28746997 A JP28746997 A JP 28746997A JP 28746997 A JP28746997 A JP 28746997A JP 3412481 B2 JP3412481 B2 JP 3412481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールに接続
する機能を備えたファクシミリ装置の如き電子メール機
能付通信端末装置及びこの装置が読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルなコンピュータ通信網を
通信回線で接続してさらにネットワーク化したインター
ネット等を介して電子メールを配信するコンピュータ通
信網が普及しつつある。コンピュータ通信網は、誤り訂
正機能に優れており、またユーザは最寄りのプロバイダ
(コンピュータ通信網への接続業者)までの通信費用
(回線使用料及びプロバイダへの接続費用)を負担する
だけで日本国内のみならず全世界のコンピュータと通信
することができる。
【0003】ところで、従来のファクシミリ通信手順
は、上述の如きコンピュータ通信網を利用するコンピュ
ータ通信のそれとは異なるため、ファクシミリ装置から
コンピュータ通信網へ直接通信することができない。し
かし、ファクシミリ通信で通常送受信されるイメージデ
ータであっても、例えば米国Aldus Corporation 社(現
在は、米国Adobe System社の一部)が開発したTIFF(Ta
gged Image File Format)の如きファイル形式の電子メ
ールに変換することにより、コンピュータ通信網を介し
て送受信することができる。
【0004】このような事情から、ファクシミリメッセ
ージを電子メールとしてインターネット通信で送受信す
ることが可能であり、そのような用途に使用される電子
メール機能付通信端末装置、特にファクシミリ装置が開
発されている。
【0005】電子メール通信機能を備えたファクシミリ
装置が電子メールを受信する際は、ネットワークにログ
インし、送信されたメールを保管するメールサーバにメ
ールアドレス別に割り当てられているメールボックスの
中のファクシミリ装置用のメールボックスをチェックし
て、受信が可能なファクシミリメッセージの如き電子メ
ールがあればダウンロードする。
【0006】ダウンロードされるTIFF形式のファイル
(以下、TIFFファイルという)は、図4にその頁単位の
構成を模式的に示す如く、ヘッダ(Header)で始まるツ
リー構造となっており、ヘッダは、バイトオーダ(Byte
Order),TIFFファイルのバージョン番号(TIFF Versi
on Number ),最初の画像識別情報たるイメージファイ
ルディレクトリ(IFD: Image File Directory )のオフ
セット(Offset of 0thIFD )Aの3つの情報からな
り、計8バイトで構成される。バイトオーダは、TIFFフ
ァイルの最初の2バイト(0 byte〜2 byte)からなり、
マルチバイト値がどのようにTIFFファイルに保存される
かを示すものであり、”II(4949.Hで示されるLittle-e
ndian Byte Order; "H" は16進数を示す)”又は”MM
(4D4D.Hで示されるBig-endian Byte Order )”で記述
される。バージョン番号は、バイトオーダの次の2バイ
ト(2 byte〜4 byte)からなり、”42”等の数値で記述
される。オフセットAは、バージョン番号の次の4バイ
ト(4 byte〜8 byte)からなり、TIFFファイル内の最初
のイメージファイルディレクトリの位置がTIFFファイル
の先頭を基準とするバイト値で記述される。
【0007】このヘッダに続いて、イメージファイルデ
ィレクトリが通常記述される。このイメージファイルデ
ィレクトリは、ディレクトリエントリ数(Number of Di
rectory Entries )B,複数のディレクトリエントリ
(Directory Entry )0,1,…,次のイメージファイ
ルディレクトリのオフセット(Offset of Next IFD )
Cの順で構成される。ディレクトリエントリ数Bは、イ
メージファイルディレクトリの最初の2バイト(A byte
〜A+2 byte)からなり、後に続くディレクトリエントリ
の数を示す。各ディレクトリエントリ0,1,…は、12
バイト(A+2 byte〜A+14 byte ,A+14 byte 〜A+26 byt
e ,…)からなり、実際のイメージデータについての各
種の情報が記述される。次のイメージファイルディレク
トリのオフセットCは、最後のディレクトリエントリB-
1 の次の4バイト(A+2+ B×12 byte 〜A+6+ B×12 byt
e )からなり、次のイメージファイルディレクトリの位
置をTIFFファイルの先頭を基準とするバイト値で記述さ
れる。そして、最後のディレクトリエントリ内に含まれ
る次のイメージファイルディレクトリのオフセットは、
32 bitの”00000000.H”としてあり、この頁の終了(EO
L: End of Line)を示す。
【0008】また、各イメージファイルディレクトリに
続いて、各イメージファイルディレクトリに応じた実際
のイメージデータが通常記述される。
【0009】なお、以上に示したTIFFファイルは、1頁
のTIFFイメージデータに複数のイメージファイルディレ
クトリが含まれている構成、換言すれば”Multi-page T
IFFFile”である構成として説明したが、一般的に用い
られる”Single-page TIFF File ”であっても上述の”
Multi-page TIFF File”と同様のヘッダ,単一のイメー
ジファイルディレクトリ,単一のイメージデータを備え
なる。
【0010】従って、上述の如きファクシミリ装置での
受信の際には、TIFFファイルをダウンロードしつつヘッ
ダから順に読取りを開始し、ヘッダに記述されたオフセ
ットから最初のイメージファイルディレクトリの位置を
読込み、このイメージファイルディレクトリを読込む。
そして、イメージファイルディレクトリ内に記述された
イメージデータの形式に応じた手順にてイメージデータ
を読込み、このイメージファイルディレクトリ内に記述
されたイメージファイルディレクトリのオフセットから
次のイメージファイルディレクトリを読込むという手順
で全てのイメージデータを読込むとともに、このTIFF形
式のファイルをファクシミリ通信の規格で定められてい
るMH, MR, MMR 等の符号化方式に従ってソフトウェアに
よりドット形式の符号化イメージデータに順次変換し、
この符号化イメージデータを画像メモリに記憶して必要
に応じて出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近ではフ
ァクシミリ機能を備えたパーソナルコンピュータが多く
市販され、このようなパーソナルコンピュータから送信
されるTIFFファイルの多くは最初のイメージファイルデ
ィレクトリがヘッダに続いて配されておらずTIFFファイ
ルの中途又は終端に配されているために、前述の如きイ
メージファイルディレクトリから順次変換を行なうファ
クシミリ装置では、このようなTIFFファイルを変換でき
ないという問題があった。
【0012】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、受信したTIFFファイルのヘッダに続いて最初の
イメージファイルディレクトリがない場合に、このTIFF
ファイルのイメージデータを画像メモリに一旦格納し、
イメージファイルディレクトリを受信した時点で、この
イメージファイルディレクトリに基づくデータ形式に
て、画像メモリに格納されたイメージデータの変換を開
始することにより、TIFFファイルにおけるイメージファ
イルディレクトリの位置に拘わらず変換できるファクシ
ミリ装置の如き電子メール機能付通信端末装置及びこの
装置が読み取り可能な記録媒体を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電子メー
ル機能付通信端末装置は、受信したTIFFデータを含む電
子メールのイメージデータを記憶する第1記憶手段と、
前記イメージデータに応じた画像識別情報の受信を検出
する第1検出手段と、前記画像識別情報を検出した場合
に記憶情報をドット形式に変換する第1変換手段とを備
えることを特徴とする。
【0014】第2発明に係る電子メール機能付通信端末
装置は、第1発明の電子メール機能付通信端末装置にお
いて、前記変換後に前記イメージデータと異なるイメー
ジデータを受信した場合にこれを記憶する第2記憶手段
と、前記イメージデータに応じた画像識別情報の受信を
検出する第2検出手段と、前記画像識別情報を検出した
場合に記憶情報をドット形式に変換する第2変換手段と
を更に備えることを特徴とする。
【0015】第3発明に係る記録媒体は、電子メール機
能付通信端末装置に、受信したTIFFデータを含む電子メ
ールのイメージデータを記憶させる手段と、前記イメー
ジデータに応じた画像識別情報の受信を検出させる手段
と、前記画像識別情報を検出した場合に記憶情報をドッ
ト形式に変換させる手段とを含むプログラムを記録した
ことを特徴とする。
【0016】第1及び第3発明に係る電子メール機能付
通信端末装置及び記録媒体によれば、受信したTIFFファ
イルの画像識別情報たるイメージファイルディレクトリ
(IFD: Image File Directory )がイメージデータの後
に記述されている場合に、一旦このイメージデータを記
憶手段に記憶しておき、イメージファイルディレクトリ
を受信した時点で、変換手段がこのイメージファイルデ
ィレクトリに基づいてイメージデータをドット形式のデ
ータに変換する構成としたので、イメージファイルディ
レクトリがイメージデータの後に記述されているTIFFフ
ァイルでも簡易な構成でイメージデータを確実にドット
形式に変換することができる。
【0017】第2発明に係る電子メール機能付通信端末
装置によれば、第1発明の電子メール機能付通信端末装
置において、複数のイメージデータ及びこれに対応した
数のイメージファイルディレクトリが、イメージデー
タ,イメージファイルディレクトリの順で交互に記述さ
れている場合にも、まずイメージデータを記憶手段に記
憶しておき、このイメージデータに対応するイメージフ
ァイルディレクトリを受信した時点で、変換手段がイメ
ージデータを記憶手段から読み込んでドット形式のデー
タに変換する構成としたので、Multi-page TIFF Fileに
も対応することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下本発明をその実施の形態を示す図面
に基づいて詳述する。図1は、実施の形態1に係る電子
メール機能付通信端末装置としてのファクシミリ装置の
構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1で
は、コンピュータ通信網としてインターネットを使用す
るものとしてあり、ファクシミリ装置は従来のG3方式等
のファクシミリ通信機能に加えてインターネット通信可
能な機能を備えている。
【0019】主制御部1は、MPU で構成されており、バ
ス13を通じてファクシミリ装置のハードウェア各部を制
御するだけでなく、ROM 6に記憶されたソフトウェアに
基づいて、原稿の画像データをMH, MR, MMR 等の符号化
方式によって符号化又は複合化する符号化・複合化,後
述する画像(TIFF)変換,バイナリ・テキスト変換,メ
ール編集,モデム切替え,ATコマンドによるRS232Cの制
御等を含む通信手順等のソフトウェアを実行する。
【0020】読取部2は、CCD 等を利用したスキャナで
原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデ
ータを出力する。記録部3は、電子写真方式等のプリン
タ装置を備え、他のファクシミリ装置からファクシミリ
通信により受信したイメージデータ、又はインターネッ
ト通信により受信したイメージデータをハードコピーと
してプリントアウトして記録する。
【0021】表示部4は、液晶表示装置(LCD )又はCR
T ディスプレイ等の表示装置であり、ファクシミリ装置
の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデ
ータ,受信したイメージデータの表示を行なう。
【0022】操作部5は、ファクシミリ装置を操作する
ために必要な文字キー,テンキー(数字キー),短縮ダ
イヤルキー,ワンタッチダイヤルキー,各種のファンク
ションキー等を備えている。なお、上述の表示部4をタ
ッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種
キーの一部又は全部を代用することも可能である。
【0023】ROM 6は、ファクシミリ装置の動作に必要
な種々のソフトウェアプログラムを予め格納している。
RAM 7は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、ソ
フトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶す
る。なお、RAM 7にフラッシュメモリを使用した場合に
は、停電,ファクシミリ装置の移動等のために電源が遮
断された場合にも記憶内容が失われることはない。
【0024】画像メモリ8は、DRAM等を用いて構成さ
れ、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデ
ータを記憶する。
【0025】モデム9は、通常のファクシミリ通信用の
FAX モデムである。データモデム10は、インターネット
通信を行なうためのデータ通信用のモデムであり、外部
I/F12を介してバス13と接続されている。NCU (Network
Control Unit)11は、アナログ回線Lの閉結及び開放
の動作を行なうハードウェアであり、必要に応じてモデ
ム9又はデータモデム10をアナログ回線Lと接続する。
【0026】なお、DSU (加入者線終端装置:Digital
Service Unit)を備えることにより、ベースバンド伝送
方式のデジタル回線に接続するようにしてもよい。
【0027】カードリーダの如き外部記憶読取部16は、
マスクROM を使用したICカードの如き記録媒体Mの挿入
スロットを備え、この挿入スロットに挿入された記録媒
体Mからソフトウェアを読み取り、RAM 7に格納する。
【0028】実施の形態1におけるファクシミリ装置
は、以上の如きハードウェア構成を有しており、一般的
なG3方式等のファクシミリ通信機能は勿論のこと、主と
してTIFFファイル化されたイメージデータを電子メール
として送受信する機能を有している。換言すれば、本来
はファクシミリ通信すべき原稿のイメージデータをTIFF
ファイル化してインターネットを介して電子メールとし
て送受信することが可能である。但し、そのための機能
はソフトウェアプログラムとしてROM 6に格納されてい
るため、以下にそのような機能について説明する。
【0029】送信されるべき原稿(送信原稿)は、1枚
単位、換言すれば頁単位で読取部2によりドットデータ
として読取られ、ファクシミリ通信の規格で定められて
いるMH, MR, MMR 等の符号化方式に従ってソフトウェア
により符号化イメージデータに変換され、また逆に外部
から受信した符号化イメージデータもソフトウェアによ
りドットデータに複合化されて記録部3からハードコピ
ーとして出力される。なお、画像メモリ8は、符号化イ
メージデータを必要に応じて記憶し、また、逆に記憶し
ている符号化イメージデータを必要に応じて出力する。
【0030】また、符号化イメージデータは、送信時に
は、コンピュータで使用される一般的な画像フォーマッ
トであるTIFF(Tagged Image File Format)形式にソフ
トウェアを用いて変換し、受信時には、ソフトウェアに
よりTIFF形式からG3形式の符号化イメージデータに変換
される。なお、TIFFの仕様は、米国Adobe System社によ
って公開されており、白黒2値だけでなく、白黒多値、
フルカラー等の種々のデータを扱うために夫々に対応し
たClass が定義されている。その中の一つであるCLASS
F は、G3形式の符号化イメージデータを定義している。
従って、G3形式の符号化イメージデータは、その先頭に
CLASS F のTIFFヘッダ情報を付加する等の比較的容易な
処理を施すことによってTIFF形式に変換することができ
る。以下、CLASS F のTIFFヘッダ情報が付加された符号
化イメージデータを「TIFFイメージデータ」と称する。
【0031】このようにして得られたTIFFイメージデー
タはバイナリデータであるので、送信時には、ソフトウ
ェアによりテキストデータに変換し、受信時には、ソフ
トウェアによりその逆に、即ちテキストデータをバイナ
リデータに変換する必要がある。これは、インターネッ
トにはバイナリデータの電子メールを扱うことができな
いコンピュータも接続されているからである。このた
め、相手先に確実に電子メールが届くようにするため
に、TIFFイメージデータ等のバイナリデータを送信する
場合にはそれを一旦テキストデータに変換して送信す
る。なお、インターネットで扱うテキストデータは、IE
TF(Internet Engineering Task Force )が発行するド
キュメントであるRFC (Request For Comments)822 に
おいて、7ビットのコードとして規定されている。
【0032】そこで、一例としてMIME(Multipurpose I
nternet Mail Extensions )のエンコーディングタイプ
の一つであるbase64を利用してテキストデータへの変換
を行なうと、バイナリデータは6ビット単位で64種類の
キャラクタ(大文字及び小文字のアルファベット,数
字,+,/)の一つに置換されることにより、テキスト
データに変換される。なお、MIMEに関してはRFC1521 で
規定されており、例えば上述のbase64の他に”7bit
”,”8bit ”,”binary”等のエンコーディングタ
イプが規定されている。
【0033】上述の如く得られた送信すべきMIMEヘッダ
付きのテキストデータ(以下、MIMEデータという)のフ
ァイルはソフトウェアによりそれを本体として通信管理
情報(メールヘッダ)が付加されて電子メールの体裁に
編集され、また、逆に受信した電子メールはソフトウェ
アにより本体、即ちMIMEデータとメールヘッダとが分離
されてMIMEデータからTIFFイメージデータのみが取り出
される。
【0034】このようなソフトウェアによるメール編集
処理は、インターネットの電子メールには所定のヘッダ
情報を付加して本文とともに送信する必要があるために
必須である。具体的には、送信時にTIFFイメージデータ
の先頭に、”Date: ”(電子メールの発信日時),”Fr
om: ”(電子メールの発信者),”To: ”(電子メール
の宛先),”Subject:”(電子メールの題名等の付加的
情報),”Cc: ”(電子メールのコピーの宛先、カーボ
ンコピー)等の各項目からなるヘッダ情報が追加され、
受信時にはこれらのヘッダ情報が分離される。
【0035】次に、前述の如き構成のファクシミリ装置
の動作において、ファクシミリ装置が電子メールを受信
する場合の主制御部1による制御手順について、図2に
示されているフローチャートを参照して説明する。な
お、受信される電子メールから変換される1頁のTIFFイ
メージデータには、単一のイメージファイルディレクト
リが含まれている構成、即ち”Single-page TIFF File
”であることを前提とする。
【0036】まず、頁単位での電子メールのダウンロー
ドを開始する(ステップ1)とともに、この電子メール
を画像メモリ8へ格納する。画像メモリ8へ格納しつ
つ、メールヘッダが受信された時点でソフトウェアによ
り電子メールをMIMEデータとメールヘッダとに分離して
MIMEデータをTIFFイメージデータに変換する(ステップ
2)。そして、TIFFイメージデータのTIFFヘッダ情報が
受信された時点でソフトウェアによりTIFFイメージデー
タをTIFFヘッダ情報とG3形式のファクシミリ符号化イメ
ージデータとに分離し(ステップ3)、ヘッダ情報から
イメージファイルディレクトリのオフセットを読込む
(ステップ4)。
【0037】イメージファイルディレクトリのオフセッ
トが受信したバイト値の次のバイト値を示しているかを
確認し(ステップ5)、オフセットがTIFFヘッダ情報の
次のバイト値を示していない場合には、イメージファイ
ルディレクトリに続いて、対応するイメージデータが配
置されていないと判断し、一旦イメージデータを画像メ
モリ8に格納する(ステップ6)。また、ステップ5に
て、オフセットがTIFFヘッダ情報の次のバイト値を示し
ている場合には、又はステップ6の格納が完了した時点
にて、イメージファイルディレクトリを読込み(ステッ
プ7)、このイメージファイルディレクトリに基づい
て、画像メモリ8に格納したイメージデータをファクシ
ミリ通信の規格で定められているMH, MR, MMR 等の符号
化方式に従って、ソフトウェアによりドットデータに複
合化する(ステップ8)。
【0038】そして、ステップ7にて読込んだイメージ
ファイルディレクトリに記述されている次のイメージフ
ァイルディレクトリのオフセットが32 bitの”0000000
0.H(H は16進数を示す)”であるか否かを確認し(ス
テップ9)、”00000000.H”である場合には、本頁は終
了であると判断し、ステップ1からの動作を次頁に対し
て行ない、また”00000000.H”でない場合には、電子メ
ールの受信が終了したと判断し、本受信動作を終了す
る。なお、複合化されたドットデータは、記録部3を介
して出力することができる。
【0039】以上の実施の形態1においては、”Single
-page TIFF File ”である構成として説明したが、”Mu
lti-page TIFF File”である場合においても、最初のイ
メージファイルディレクトリを受信するまで、全てのデ
ィレクトリエントリを画像メモリ8に格納しておき、各
イメージファイルディレクトリを受信する都度、画像メ
モリ8から対応するディレクトリエントリを読み込ん
で、ステップ7及びステップ8の動作を行ない、ステッ
プ9にて”00000000.H”である場合には、電子メールの
終了と判断し、また”00000000.H”でない場合には、次
のイメージファイルディレクトリに対してステップ1〜
ステップ8までの動作を繰り返すことにより、”Single
-page TIFF File ”と同様の復号を達成することができ
る。
【0040】実施の形態2.次に本発明に係る電子メー
ル機能付通信端末装置がパーソナルコンピュータのよう
な構成である場合におけるその実施の形態を、以下に示
す図面に基づいて詳述する。図3は、実施の形態2に係
る電子メール機能付通信端末装置としてのパーソナルコ
ンピュータの構成を示すブロック図である。
【0041】主制御部1は、MPU で構成されており、バ
ス13を通じてパーソナルコンピュータのハードウェア各
部を制御するだけでなく、記憶部18に記憶されたソフト
ウェアに基づいて、原稿の画像データをMH, MR, MMR 等
の符号化方式によって符号化又は複合化する符号化・複
合化,後述する画像(TIFF)変換,バイナリ・テキスト
変換,メール編集,モデム切替え,ATコマンドによるRS
232Cの制御等を含む通信手順等のソフトウェアを実行す
る。
【0042】表示部4は、液晶表示装置(LCD )又はCR
T ディスプレイ等の表示装置であり、パーソナルコンピ
ュータの動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメ
ージデータ,受信したイメージデータの表示を行なう。
【0043】操作部5は、パーソナルコンピュータを操
作するために必要なキーボードを備えている。なお、上
述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、こ
の操作部5のキー操作の一部又は全部を代用することも
可能である。
【0044】記憶部8は、読み書き可能なハードディス
クドライブ(HDD )から構成され、パーソナルコンピュ
ータの動作に必要な種々のソフトウェアプログラムを予
め格納している。また、記憶部8は、送信すべきイメー
ジデータ又は受信したイメージデータを記憶する。
【0045】モデム9は、インターネット通信を行なう
ためのデータ通信用のモデムであり、バス13と接続され
ている。また、モデム9は、自身によりアナログ回線L
との閉結及び開放の動作を行なう。
【0046】なお、DSU (加入者線終端装置:Digital
Service Unit)を備えることにより、ベースバンド伝送
方式のデジタル回線に接続するようにしてもよい。
【0047】外部記憶読取部16は、フロッピーディス
ク,CD-ROM等の如き記録媒体Mのディスクドライブであ
り、このディスクドライブに挿入された記録媒体Mから
ソフトウェアを読み取り、記憶部8に格納する。
【0048】実施の形態2におけるパーソナルコンピュ
ータは、以上の如きハードウェア構成であり、各種の方
式で符号化された電子メールを送受信する機能を有して
おり、実施の形態1のファクシミリ装置と同様の手順に
て電子メールの受信を行なう構成としており、実施の形
態1と対応する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る電子メー
ル機能付通信端末装置及びこの装置が読み取り可能な記
録媒体によれば、受信したTIFFファイルの画像識別情報
たるイメージファイルディレクトリ(IFD: Image File
Directory )がイメージデータの後に記述されている場
合に、一旦このイメージデータを記憶手段に記憶してお
き、イメージファイルディレクトリを受信した時点で、
変換手段がこのイメージファイルディレクトリに基づい
てイメージデータをドット形式のデータに変換する構成
としたので、イメージファイルディレクトリがイメージ
データの後に記述されているTIFFファイルでも簡易な構
成でイメージデータを確実にドット形式に変換すること
ができる。
【0050】また、複数のイメージデータ及びこれに対
応した数のイメージファイルディレクトリが、イメージ
データ,イメージファイルディレクトリの順で交互に記
述されている場合にも、まずイメージデータを記憶手段
に記憶しておき、このイメージデータに対応するイメー
ジファイルディレクトリを受信した時点で、変換手段が
イメージデータを記憶手段から読み込んでドット形式の
データに変換する構成としたので、Multi-page TIFF Fi
leにも対応することができる等、本発明は優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子メール機能付通信端末装置と
してのファクシミリ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】ファクシミリ装置が電子メールを受信する場合
の主制御部による制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明に係る電子メール機能付通信端末装置と
してのパーソナルコンピュータの構成を示すブロック図
である。
【図4】TIFF形式のファイルの構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 主制御部 2 読取部 3 記録部 6 ROM 7 RAM 8 画像メモリ 10 データモデム 12 外部I/F 16 外部記憶読取部 17 記憶部 M 記録媒体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したTIFFデータを含む電子メールの
    イメージデータを記憶する第1記憶手段と、前記イメー
    ジデータに応じた画像識別情報の受信を検出する第1検
    出手段と、前記画像識別情報を検出した場合に記憶情報
    をドット形式に変換する第1変換手段とを備えることを
    特徴とする電子メール機能付通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記変換後に前記イメージデータと異な
    るイメージデータを受信した場合にこれを記憶する第2
    記憶手段と、前記イメージデータに応じた画像識別情報
    の受信を検出する第2検出手段と、前記画像識別情報を
    検出した場合に記憶情報をドット形式に変換する第2変
    換手段とを更に備える請求項1記載の電子メール機能付
    通信端末装置。
  3. 【請求項3】 電子メール機能付通信端末装置に、受信
    したTIFFデータを含む電子メールのイメージデータを記
    憶させる手段と、前記イメージデータに応じた画像識別
    情報の受信を検出させる手段と、前記画像識別情報を検
    出した場合に記憶情報をドット形式に変換させる手段と
    を含むプログラムを記録したことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
JP28746997A 1997-10-20 1997-10-20 電子メール機能付通信端末装置及び記録媒体 Expired - Fee Related JP3412481B2 (ja)

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