JP3701505B2 - ファクシミリ装置及びその制御方法 - Google Patents
ファクシミリ装置及びその制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3701505B2 JP3701505B2 JP12144699A JP12144699A JP3701505B2 JP 3701505 B2 JP3701505 B2 JP 3701505B2 JP 12144699 A JP12144699 A JP 12144699A JP 12144699 A JP12144699 A JP 12144699A JP 3701505 B2 JP3701505 B2 JP 3701505B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- code
- tid
- identification information
- standard
- japan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置及びその制御方法に関し、特に、コードデータを送受信可能なファクシミリ装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置は基本的には、イメージデータを送受信するものであるが、自機識別情報(自機の名称)などの登録データをフォント展開することなくコードデータのまま送受信し、受信側で表示したり印字したり、受信側で編集して送信側に戻したりする機能を備えたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、送信側で使用する内部コードデータと、受信側で使用する内部コードデータとは、送信側と受信側との製造メーカが異なったり、送信側が日本国内向けで受信側が海外向けであったり、または、その逆であったりする等のために互換性が無い場合があり、文字化けが発生してしまうことがあるという問題点があった。
【0004】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、送信側から受信側へのコードデータの転送に際しての文字化けの発生を防止することができるファクシミリ装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載のファクシミリ装置は、自機識別情報をG4標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、前記自機識別情報を前記G4標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコード及び/または漢字コードを削除して送信する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載のファクシミリ装置は、自機識別情報をTIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、前記自機識別情報を回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、他社機へのG4標準TIDとしての送信については、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコードあるいは漢字コードを削除して送信する一方、自社機への非標準TIDとしての送信については、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコード及び/または漢字コードを所定の統一コードに変換して送信する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載のファクシミリ装置は、請求項2に記載のファクシミリ装置において、前記非標準TIDの受信時においては、受信した所定の統一コードに変換されたカタカナコード及び/または漢字コードを、元のカタカナコード及び/または漢字コードに変換する変換手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載のファクシミリ装置は、自機識別情報を非標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、前記自機識別情報を前記非標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコード及び/または漢字コードを削除して送信する一方、前記自機識別情報を前記非標準TIDとして回線を介して海外から日本国内へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちの欧州特殊文字コードを削除して送信する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載のファクシミリ装置は、自機識別情報を非標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、前記自機識別情報を前記非標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコードについては所定の統一コードに変換し、漢字コードについては削除して送信する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載のファクシミリ装置は、自機識別情報を非標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、前記自機識別情報を前記非標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコードについては所定の統一コードに変換し、漢字コードについてはそのまま送信する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載のファクシミリ装置は、請求項6に記載のファクシミリ装置において、前記非標準TIDの受信時においては、自機が漢字に対応していない場合には、漢字コードについては破棄する破棄手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項8に記載のファクシミリ装置の制御方法は、自機識別情報をG4標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置の制御方法において、前記自機識別情報を前記G4標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコード及び/または漢字コードを削除して送信することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】
先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る制御方法が適用されるファクシミリ装置1のブロック構成を示している。
【0015】
同図において、ファクシミリ装置1は、システム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プロッタ6、画像メモリ7、符号化復号化部8、操作表示部9、通信制御部10、網制御部11、RS232Cインターフェース12、LANインターフェース13、及び、システムバス14により構成されている。
【0016】
システム制御部2は、ROM3書き込まれた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュータである。
【0017】
ROM3は、前述したように、システム制御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。また、ROM3には、各文字コードにフォントデータを対応付けたフォントテーブル3aが記憶されていて、システム制御部2は、文字列を画情報に変換する場合には、フォントテーブル3aを参照する。
【0018】
RAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。なお、RAM4は、図示しないバックアップ用回路によりバックアップされており、装置電源遮断時にも記憶内容は保持される。
【0019】
スキャナ5は、3.85本/mm、7.7本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものである。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものである。
【0020】
画像メモリ7は、スキャナ5で読み取った画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとして蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記録するまでファイルとして一時的に蓄積したり、通信管理レポート等の各種レポートの画情報やワンタッチダイヤル登録リストや短縮ダイヤル登録リストの画情報をフォント展開して作成するための一時的な記憶領域としても使用される。
【0021】
符号化復号化部8は、送信画像データを、MH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の復号化方式で復号伸長するものである。
【0022】
操作表示部9は、相手先ファクシミリ番号を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0023】
通信制御部10は、網制御部11を介したG3またはG4ファクシミリ通信を制御するためのものである。網制御部11は、PSTNまたはISDNの回線に接続されて、回線との接続制御を行うためのものである。RS232Cインターフェース12は、パーソナルコンピュータ(PC)20との間で通信を行うためのインターフェースとなるものであり、LANインターフェース13もPC20との間で通信を行うためのインターフェースとなるものである。システムバス14は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0024】
ファクシミリ装置における、送受信時にコード統一する必要のあるコードデータの転送については、いろいろな要因に従って分類され、登録データ転送、G4標準TID、非標準TID、リモートセットアップの4項目がある。
【0025】
登録データ転送、G4標準TID、非標準TIDについては、回線上でコード統一する必要がある。リモートセットアップについては、RS232C、LAN上でコード統一する必要がある。また、G4標準TID、非標準TIDについは、海外・日本間で同一コードで異なる文字を統一する必要がある。また、標準プロトコル(G4標準TID)、非標準プロトコル(登録データ転送、非標準TID)の違いによって他社機も意識する必要がある。また、漢字が使用できる装置に対してはカタカナをSJISコードに変換して送受信する必要がある。
【0026】
上記の要因をまとめると以下の分類となる。
【0027】
回線経由では、標準プロトコルと、非標準プロトコルの違いがあり、標準プロトコルでは、地域にまたがる場合が存在する(G4標準TID)。非標準プロトコルでは、地域にまたがる場合と(非標準TID)、同一地域内のみ(登録データ転送)の場合が存在する。
【0028】
RS232CまたはLAN経由では、非標準プロトコルで同一地域内のみ(リモートセットアップ)である。
【0029】
登録データ転送は、機種間で内部コード体系が違うので互換性を持たせる為に統一コード体系を定義する必要がある。ここでは地域をまたがってデータ転送する必要はない。
【0030】
G4標準TIDは、標準プロトコルで採用されているが機種間で内部コード体系が違うので互換性を持たせる為に統一コード体系を定義する必要がある。ここでは地域をまたがってコードを送るので地域間で統一コードにする必要があるがもし統一コード体系にできない場合は送信時に変換して転送し、受信時に変換して戻す必要がある。
【0031】
メーカ独自の非標準TIDは、非標準プロトコルで採用されているが機種間で内部コード体系が違うので互換性を持たせる為に統一コード体系を定義する必要がある。ここでは地域をまたがってデータ転送する必要があるがもし統一コード体系にできない場合は送信時に変換して転送し、受信時に変換して戻す必要がある。
【0032】
リモートセットアップは、LANまたはRS232Cで専用プロトコルで登録データの更新を行う。そのため、地域をまたがってデータ転送する必要はない。アプリケーションソフトウェアを統一する為には機種間で内部コード体系が違うので互換性を持たせる為に統一コード体系を定義する必要がある。
【0033】
内部コード体系の例について示すと、カナ表示の装置においては、アルファベット小文字が使用できず、アルファベット小文字のコードに欧州特殊文字が割り当てられている。
【0034】
漢字表示の装置においては、アルファベット小文字は使用できるが、欧州特殊文字が1バイトでなく2バイトで割り当てられている。
【0035】
図2に、送信側から受信側への登録データ転送時の転送可能コードの対応について示す。登録データ転送時には地域をまたがって送受信することはなく、また、漢字を表示できない装置に対して漢字を転送することはできない。
【0036】
図3に送信側から受信側へのG4標準TID転送時の転送可能コードの対応について示す。G4標準TIDは印字するためだけに使用され、漢字表示の装置でも漢字入力は禁止で、地域をまたがって送受信することもある。
【0037】
図4に送信側から受信側への非標準TID転送時の転送可能コードの対応について示す。非標準TIDは印字するためだけに使用され、地域をまたがって送受信することもある。
【0038】
日本(JIS8)と海外とでは、数字や大文字のアルファベットについては、同一コードに同一フォントが割り当てられているが、同一コードにそれぞれ別のフォントが割り当てられているコード領域も存在し、特に80HからFFHまでの領域である。ここで必要なのは日本ではA0HからCFHで海外ではA0HからFFHである。
【0039】
この解決策は日本では漢字を使用する場合はSJISコードを統一コードとして定義する。日本の場合の方が必要なコード数が少ない(A0HからCFH)ので転送時だけカタカナはSJISコードで置き換える。受信した方でSJISを内部カタカナコードに置き換える。漢字が使用できて印字するだけのデータ転送(G4標準TID、非標準TID)は漢字が印字できるマシンにとっては内部カナコードに戻す必要はなくそのまま印字すればよいが処理の共通化から内部カタカナコードに戻した方がよい。
【0040】
ここで、第1実施形態について説明する。
【0041】
自機識別情報である自機名称は内部コードデータとして、バックアップされたRAM4に格納されている。この自機名称のコードデータを回線を通して外部のセンターマシンに一旦転送して修正して戻ってくる。
【0042】
ここで自機名称を転送するときに統一コードを使用する。使用する統一コードは、日本であれば、JIS8等、海外であれは、カタカナのコード領域にウムラウト記号等の欧州特殊文字が割り当てられたコード等である。
【0043】
日本、海外では同一コードでもフォントが違う。例えば80H〜FFHが異なる。
【0044】
RAM4に格納された自機名称の内部コードを送信する場合、RAM4から自機名称の内部コードデータを読み出し、RAM4を作業領域としてし使用して統一コードにコード変換して展開する。そして、通信制御部10、網制御部11の制御により回線を介してセンターマシンに送信する。
【0045】
逆にセンターマシンから修正後の自機名称のコードデータを受信する時は網制御部11、通信制御部10の制御により統一コードの自機名称を受信してRAM4に格納し、内部コードに逆変換してRAM4内の元の自機名称格納エリアに格納する。ここで送信する前の内部コードに戻されているので表示上は問題無く表示できる。
【0046】
次に第2実施形態について説明する。
【0047】
第1実施形態では、コード体系が日本と海外で同じコードに違うフォント(カタカナと各種ウムラウト記号等)を割り当てているので日本と海外間で通信を行なった時に認識出来なくなる恐れがある。
【0048】
そこで同一コードに割り当てられているコードはおもにカタカナであるからカタカナを2バイトコードのSJISにコード変換して送信する。そうするとセンターマシンではSJISコードは表示できるので問題ない。センターマシンから受信する時は統一コード(SJIS)で受けたら内部のカタカナコードに逆変換してRAM4内の元の自機名称格納エリアに格納する。これで海外機で欧州特殊文字(A0H〜FFH)を送る時には内部コードを統一コード(A0H〜FFH)に変換して送信する。
【0049】
次に、第3実施形態について説明する。
【0050】
G4標準TIDは、自機に登録してある自機名称を受信側に通知して必要に応じて印字させるためのもので、G4TIDは、「カントリーコード’−’+加入者番号+’=’+端末略号」で構成され、例えば、「81−48651011=カトウシテン」のように構成される。
【0051】
カントリーコードの入力キャラクタは0〜9で、入力桁数は、最大4桁の範囲内の可変長である。加入者番号の入力キャラクタは0〜9で、入力桁数は、最大12桁の範囲内の可変長である。端末略号の入力キャラクタジェネレータはJIS8でなければならない。
【0052】
送信側は、RAM4に登録してある自機名称の内部コードデータをG4標準TIDとして、通信制御部10、網制御部11を制御して行うG4ファクシミリ送信時に、ファクシミリメッセージに付帯させてG4ファクシミリプロトコル上で送出する。ここで、海外では、端末略号として日本では許容されているJIS8が許容されていないため、日本に対して発呼するのか海外に対して発呼するのかを判断して海外の時にはJIS8のカタカナを削除して送信する必要がある。
【0053】
受信側は、網制御部11,通信制御部を制御してファクシミリメッセージに付帯して受信したG4標準TIDを、内部コードに変換してRAM4に格納し、設定が印字する設定であれば、ファクシミリメッセージとして受信した画像データに埋め込んで印字する。
【0054】
次に、第4実施形態について説明する。
【0055】
第3実施形態において、他社機との通信が可能な標準プロトコルで、海外に対して発呼したと判断したことをもって、JIS8を送出しない条件とする。
【0056】
図5に、日本国内から発呼する場合において、発呼先が日本国内か海外かの判断処理手順について示す。
【0057】
同図において、操作表示部9から指定された発呼先電話番号の先頭に国際電話を示す予めRAM4に登録していた国際プリフィクスがあるかを判断し(判断101)、国際プリフィクスがない場合は(判断101のNo)、発呼先は日本国内と判断する(処理102)。
【0058】
国際プリフィクスがある場合は(判断101のYes)、更に、続く国コードが日本を示す「81」か否かを判断し(判断103)、国コードが「81」である場合は(判断103のYes)、発呼先は日本国内と判断し(処理102)、国コードが「81」ではない場合は(判断103のNo)、発呼先は海外と判断する(処理104)。
【0059】
次に、第5実施形態について説明する。非標準TIDとはG4標準TIDに準じてメーカ独自に非標準で実現されるもので、SJIS(8/1 6混在不可)で最大32バイトでRAM4に登録された自機名称のコードデータが使用される。
【0060】
送信側は、送信時に海外に発呼すると判断した時には自機名称のコードデータのうちのカタカナ、漢字ともに削除して非標準TIDとして送信する。逆に海外から日本に発呼すると判断した時には自機名称のコードデータのうちの欧州特殊文字を削除して非標準TIDとして送信する。国内から海外への発呼の判断は図5に示して手順により行うが、海外から日本への発呼の判断は、図6に示す処理手順により行う。
【0061】
図6において、海外から発呼する場合において、操作表示部9から指定された発呼先電話番号の先頭に国際電話を示す予めRAM4に登録していた国際プリフィクスがあるかを判断し(判断201)、国際プリフィクスがない場合は(判断202のNo)、発呼先は日本以外し判断する(処理202)。
【0062】
国際プリフィクスがある場合は(判断201のYes)、更に、続く国コードが日本を示す「81」か否かを判断し(判断203)、国コードが「81」ではない場合は(判断203のNo)、発呼先は日本以外と判断し(処理202)、国コードが「81」である場合は(判断203のYes)、発呼先は日本と判断する(処理204)。
【0063】
受信側は、網制御部11、通信制御部を制御してファクシミリメッセージに付帯して受信した非標準TIDを、内部コードに変換してRAM4に格納し、設定が印字する設定であれば、ファクシミリメッセージとして受信した画像データに埋め込んで印字する。
【0064】
次に、第6実施形態について説明する。
【0065】
第5実施形態と違うところは海外機も含めて同一のフォントを持っていることを想定していることである。つまり海外機でもカタカナフオントを持っている。日本国内の装置でも欧州特殊文字のフォントを持っている。しかし漢字まではサポートしていない。これはソフトウェアの共通化のために海外機も同一フォントを持っていることで十分ありえることである。
【0066】
送信側は、日本から海外への発呼と判断した時は非標準TIDとして、自機名称のちのカタカナは送信するが漢字は削除して送信しない。逆に海外から日本へ発呼と判断した時は非標準TIDとして、自機名称のちの欧州特殊文字は削除せずに送信する。日本から海外への発呼の判断は、図5の手順により行い、海外から日本への発呼の判断は、図6の手順により行う。
【0067】
受信側は、網制御部11、通信制御部を制御してファクシミリメッセージに付帯して受信した非標準TIDを、内部コードに変換してRAM4に格納し、設定が印字する設定であれば、ファクシミリメッセージとして受信した画像データに埋め込んで印字する。
【0068】
次に第7実施形態について説明する。
【0069】
第6実施形態と同様であるが自機名称を非標準TIDとして送信する時に制限を加えることなく漢字であっても共通コード体系で送信する。
【0070】
受信側は、受信したコードは共通コードなので自機が印字不可能と判断した時は(漢字が印字できない装置では漢字のコードを見つけた場合)、そのコードの印字は飛ばして印字する。
【0071】
上記のような制御方法を実施することにより相手機の能力を判断する必要もなく送信でき、受信側で判断できるのでより正確に印字できる。
【0072】
次に第8実施形態について説明する。
【0073】
PC20とシステムデータについてデータ転送を行いPC20上で編集して本体に再び書き込む機能がリモートセットアップである。しかし、装置機能上の制約、例えば、LCDで漢字が使用出来ない装置では1バイトですべてのコードを表わし、アルファベットの小文字を使用できないようにしてそのコードに欧州特殊文字を使用しているために、他機種と互換性がなくなっている。
【0074】
そこで、RS232Cインターフェース12またはLANインターフェース13を介してPC20からそれらのインターフェースを経由して本体のデータを読み出して、その読み出したデータをPC20上で変更して本体にデータを書き込む場合、システム制御部2は、RS232Cインターフェース12やLANインターフェース13からデータ読み出し要求がくるとRAM4上にある自機名称などのデータを内部コードから統一コードに変換して送信する。PC20上ではそのデータを編集して再び書き込み要求を出す。本体側はRS232Cインターフェース12やLANインターフェース13から書き込み要求がくると統一コードから内部コードに変換してRAM4に書き込む。
【0075】
このように本実施の形態によれば、コードデータの各種転送の際の文字化けの発生を防止することができる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1、8に係る発明によれば、G4ファクシミリ標準プロトコルでG4TIDにより自機名称などの自機識別情報(日本ではJIS8(カタカナ)が許容されている)を回線を使用して送受信する場合に、日本国内から海外に送った時に、JIS8は海外ではサポートされていないために、互換性が保てなくなることに鑑みて、日本から海外に送るときには、JIS8等のカタカナコード部分を削除して送るようにしたため、日本国内に送る時はすべての文字が文字化けしないでそのまま印字でき、また、日本から海外に送る時はカタカナコードを送らないので文字化けを防ぐことが可能となる効果が得られる。
【0077】
請求項2、3に係る発明によれば、請求項1に係る発明では、自社モードでは国内海外共通仕様で海外でもJIS8(カタカナ)フォントが印字できるかもしれないが他社モードでつながった時に互換性が保証できないことに鑑みて、自社モードの時は内部カタカナコードを統一コード(例えばSJIS)に変換して送信して、受信側で統一コード(例えばSJIS)を内部カタカナコードに変換して印字し、他社モードの時は海外には余分なコード(カタカナ部分)は送出しないようにすることで、自社モード時は日本国内に送る時はすべての文字が文字化けしないでそのまま印字でき、日本から海外に送っても文字化けしないでそのまま印字することが可能となる。また、他社モード時は日本国内に送る時はすべての文字が文字化けしないでそのまま印字でき、日本から海外に送る時はカタカナコードを送らないので文字化けを防ぐことが可能となる効果が得られる。
【0078】
請求項4に係る発明によれば、非標準プロトコルでTIDを回線を使用して送受信する場合に、海外でカタカナや漢字がサポートされておらず、逆に欧州特殊文字は日本ではサポートされていないために、国内と海外でコード体系が異なっていて互換性が保てなることに鑑みて、日本から海外に送るときには、カタカナと漢字を送信せず、海外から日本に送るときには、欧州特殊文字は送信しないようにしたため、文字化けを起さないようにすることが可能となる効果が得られる。
【0079】
請求項5に係る発明によれば、請求項4に係る発明では、国内海外統一コード体系でTIDを回線を使用して送受信する場合に、カタカナは共通設計なので海外でサポートしているが漢字印字は海外ではサポートしていないためにカタカナ印字はサポートするが漢字印字はサポートしない装置が存在し、その装置に対して漢字コードを送信すると印字できないので文字化けしてしまうことがあることに鑑みて、日本から海外に送るときには、カタカナは統一コード(例えばSJIS)で送信し、漢字はサポートしていない機種が存在するので送信しないようにすることで、文字化けを起さないようにすることが可能となる効果が得られる。
【0080】
請求項6,7に係る発明によれば、請求項5に係る発明では、国内海外統一コード体系でTIDを回線を使用して送受信する場合に、カタカナは共通設計なので海外でサポートしているが漢字印字は海外ではサポートしていないことがあるため、カタカナ印字はサポートするが漢字印字はサポートしない装置が存在し、その装置に対して漢字コードを送信すると印字できないので文字化けしてしまうことがあることに鑑みて、日本から海外に送るときには、カタカナは統一コード(例えばSJIS)で送信すると共に、漢字はサポートしていないが漢字コードも送信するようにし、受信側では自機が漢字印字できない場合はそのコードを捨てて漢字以外を印字するようにしたため、漢字コードを受けても受信側での印字で文字化けを起さないようにすることが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】送信側から受信側への登録データ転送時の転送可能コードの対応について示す図である。
【図3】送信側から受信側へのG4標準TID転送時の転送可能コードの対応について示す図である。
【図4】送信側から受信側への非標準TID転送時の転送可能コードの対応について示す図である。
【図5】国内からの発呼時における発呼先判断処理手順について示すフローチャートである。
【図6】海外から発呼時における発呼先判断処理手順について示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 システム制御部
3 ROM
3a フォントテーブル
4 RAM
5 スキャナ
6 プロッタ
7 画像メモリ
8 符号化復号化部
9 操作表示部
10 通信制御部
11 網制御部
12 RS−232Cインターフェース
13 LANインターフェース
14 システムバス
Claims (8)
- 自機識別情報をG4標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、
前記自機識別情報を前記G4標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコード及び/または漢字コードを削除して送信する制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 自機識別情報をTIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、
前記自機識別情報を回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、他社機へのG4標準TIDとしての送信については、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコードあるいは漢字コードを削除して送信する一方、自社機への非標準TIDとしての送信については、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコード及び/または漢字コードを所定の統一コードに変換して送信する制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記非標準TIDの受信時においては、受信した所定の統一コードに変換されたカタカナコード及び/または漢字コードを、元のカタカナコード及び/または漢字コードに変換する変換手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
- 自機識別情報を非標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、
前記自機識別情報を前記非標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコード及び/または漢字コードを削除して送信する一方、前記自機識別情報を前記非標準TIDとして回線を介して海外から日本国内へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちの欧州特殊文字コードを削除して送信する制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 自機識別情報を非標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、
前記自機識別情報を前記非標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコードについては所定の統一コードに変換し、漢字コードについては削除して送信する制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 自機識別情報を非標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置において、
前記自機識別情報を前記非標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコードについては所定の統一コードに変換し、漢字コードについてはそのまま送信する制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記非標準TIDの受信時においては、自機が漢字に対応していない場合には、漢字コードについては破棄する破棄手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載のファクシミリ装置。
- 自機識別情報をG4標準TIDとして回線を介して送信するファクシミリ装置の制御方法において、
前記自機識別情報を前記G4標準TIDとして回線を介して日本国内から海外へ送信する際には、前記自機識別情報を構成するコードデータのうちのカタカナコード及び/または漢字コードを削除して送信することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12144699A JP3701505B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | ファクシミリ装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12144699A JP3701505B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | ファクシミリ装置及びその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000312283A JP2000312283A (ja) | 2000-11-07 |
JP3701505B2 true JP3701505B2 (ja) | 2005-09-28 |
Family
ID=14811349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12144699A Expired - Fee Related JP3701505B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | ファクシミリ装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3701505B2 (ja) |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12144699A patent/JP3701505B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000312283A (ja) | 2000-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR980013241A (ko) | 통신단말장치 | |
JPH1098606A (ja) | 通信端末装置及びコンピュータ装置 | |
JP3166680B2 (ja) | 電子メール機能付通信端末装置 | |
JPH10126548A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3701505B2 (ja) | ファクシミリ装置及びその制御方法 | |
JP3082675B2 (ja) | 通信端末装置 | |
US20030076541A1 (en) | Communication terminal device | |
US7145993B2 (en) | Communication apparatus | |
JP3586979B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP3551719B2 (ja) | 電子メール機能付通信端末装置 | |
JP3875566B2 (ja) | 通信装置 | |
JP2001119588A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3412481B2 (ja) | 電子メール機能付通信端末装置及び記録媒体 | |
JPH1070528A (ja) | 親展通信方法 | |
JP3463535B2 (ja) | 電子メール機能付通信端末装置 | |
JPH10126600A (ja) | 通信端末装置 | |
JP3659729B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP2006080965A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3577899B2 (ja) | 電子メール機能付通信端末装置 | |
JP3723009B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
EP0835018A1 (en) | Communication terminal device and communication method | |
JP2000134405A (ja) | 電子メール機能付通信端末装置 | |
JP2001036663A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH1141403A (ja) | 電子メール機能付通信端末装置 | |
JPH1040183A (ja) | 電子メール送信機能を有する通信端末装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050712 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050713 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |