JP3577899B2 - 電子メール機能付通信端末装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ通信網を接続可能とするファクシミリ装置等の電子メール機能付通信端末装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等のコンピュータ通信網は益々利用される傾向にあり、近頃では、一般家庭においても利用する人が増えている。
このようなコンピュータ通信網の利用は、利用者の負担が、パーソナルコンピュータなどから最寄りの契約プロバイダ(コンピュータ通信網への接続業者)までの通信費用のみの負担だけでよいため、通信時間が短縮でき、海外のコンピュータとの通信も安価でできるようになっている。
【0003】
そこで現在では、このような状況を鑑みて、コンピュータ通信網への接続を可能としたファクシミリ装置などの通信端末装置が開発されており、これによれば、読取走査した原稿画像を、ファクシミリ送信、あるいは、電子メール送信のいずれかによって、相手の通信端末装置に送信できるようになっている。
即ち、画像データの送信時に、ファクシミリ送信を選択したときには、電話網などを使用して直接、画像データを送信する。一方、電子メール送信を選択したときには、画像データを電子メール形式に変換し、このデータをネットワーク上のメールボックスに格納して、これを受信側の多くが、ダイヤルアップ接続によって、適当な時期に電話回線経由でコンピュータ通信網を接続し、電子メールが到着していれば、メールボックスから画像データを読み出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の電子メール機能付通信端末装置では、電子メールとして送信されて来るデータには、テキストデータと、ファクシミリ画像データであるイメージデータとがあり、テキストデータで構成された電子メールを受信して印字する場合には、以下のような問題があった。
【0005】
送信側の1行の文字数と、受信側の記録紙幅におさまる1行の文字数とが異なる場合、改行によって余白が多くなったり、単語の途中で改行されることがあった。また、改行コードの種類によっては認識できないものがあるため、余計な改行をすることにより記録紙が無駄になることがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、見やすく、記録紙が無駄にならないように、テキストデータを画像に展開できる電子メール機能付通信端末装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために提案される請求項1に記載の電子メール機能付通信端末装置は、コンピュータ通信網を介して受信したテキストデータを、1ライン分ずつイメージデータに変換するデータ変換部を備え、このデータ変換部は、1ライン分のテキストデータが所定量以下であったときには、次ラインのテキストデータを連結させてから、1ライン分のテキストデータをイメージデータに変換することを特徴とする。
【0007】
すなわち、1ライン分のテキストデータの文字数が、記録紙幅におさまる1ラインの文字数に比べて少なく、余白が目立つような文字数しかなければ、改行コードを強制的に削除する等して、次のラインを連結し、記録紙幅の最大文字数まで、あるいは、最大文字数に満たないときは、余白が少なくなってからの改行コードまでを1ラインとして、イメージデータに変換する。
【0008】
なお、本発明に係る通信端末装置には、コンピュータ通信網を接続可能としたファクシミリ装置や、データ通信機能を備えたパーソナルコンピュータ等が相当する。また、コンピュータ通信網には、インターネットや、パソコン通信サービスであるNIFTY−Serve、PC−VANなどがあり、これらのサービスの1つである電子メールサービスを使用する。
【0009】
請求項2では、請求項1のデータ変換部は、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないときには、最終から検索して、所定数のデータまでに含まれる最初の空白データまでを1ライン分のテキストデータとして、イメージデータに変換することを特徴とする。これによって、英文などを単語の切れ目で改行することができる。
【0010】
請求項3では、請求項2のデータ変換部は、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないとき、あるいは、更に、最終から所定数までのデータに空白データが含まれていないときには、1ライン分のテキストデータを、連結記号を付加してから、イメージデータに変換することを特徴とする。すなわち、単語の途中で改行するような場合には、連結記号としてハイフンなどを付加、あるいは、1ラインの最終データとして割り込ませるようにして、文章を読み易くする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の電子メール機能付通信端末装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
ここでは、本発明の通信端末装置の1つである電子メール機能付ファクシミリ装置Fの構成例を示す。即ち、このファクシミリ装置Fには、公衆回線網を介して行う従来のG3,G4のファクシミリ通信機能に加えて、コンピュータ通信網を介した通信機能を備えており、以下には、コンピュータ通信網の1つとして、インターネットを使用し、インターネット上で電子メール(e−mail)サービスを利用する場合を説明する。
【0012】
主制御部1は、CPU等で構成され、このファクシミリ装置Fの各部を制御するだけではなく、後述する符号化及び復号化、画像変換、バイナリ・テキスト変換、メール編集などの各処理を実行する。
NCU2は通信回線Lの閉結、開放を行う。モデム3はファクシミリ通信のために信号の変調、復調を行う。データモデム4は電子メールを送受信するために信号の変調、復調を行う。外部インターフェース5は、パーソナルコンピュータ(パソコン)等の他の通信端末装置を接続するためのものであり、接続したパソコン等によるファクシミリ通信や電子メールの送受信を可能にする。
【0013】
なお、G4通信時は、モデム3、NCU2を通ることなく、DSU14(データ回線終端装置、DIGITAL SERVICE UNIT)を介して、ISDN回線L1等に接続される。
画像メモリ6はDRAM等で構成され、イメージデータを記憶する。RAM7は処理の実行時に発生する一時的なデータを記憶する他、インターネットにログインするためのユーザIDや各ユーザの電子メールアドレス、相手の電子メールアドレスやファクシミリ番号等を登録している。ROM8は、このファクシミリ装置Fの動作に必要なソフトウェアプログラムを記憶する。
【0014】
表示部9は、液晶表示装置などを備え、このファクシミリ装置Fの動作状態やイメージデータを表示する。操作部10はテンキーなどの各種キーを備えて、このファクシミリ装置Fに対し各種入力設定を行う。読取部11は、CCD等で原稿を読み取り、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部12は、電子写真方式などのプリンタを備え、他のファクシミリ装置から、あるいはインターネットを介して、受信したデータをイメージデータにして記録(印字出力)する。
【0015】
図2は、図1に示したファクシミリ装置F内のデータの流れを模式的に示したものである。この図中の各部は、図1には存在しないが、ROM8に記憶されたプログラムに基づいて、主制御部1によって処理されるものとする。また、1ラインバッファb1、ECMバッファb2は、RAM7内に構成されている。
符号化復号化部1aは、読取部11で読み取ったイメージデータをMH,MR,MMR等の符号化方式によって符号化または復号化する。以下、これらの符号化方式によって符号化されたデータを「符号化データ」と呼ぶ。
【0016】
画像変換部1bは、電子メールの送信時に、符号化データを、コンピュータで使用される一般的な画像フォーマットである、TIFF(Tagged Image File format)に変換する一方、受信時には、TIFFから符号化データに変換する。
TIFFは、adobe社によって公開されており、白黒2値だけではなく、白黒多値、フルカラーなどを扱う様々なClass が定義されている。その中の1つには、ファクシミリ画像を扱うClass F が定義されており、符号化データに対して、先頭にClass F のTIFFヘッダ情報の付加などを行えば、TIFFに変換できる。以下、Class F のTIFFヘッダ情報が付加された符号化データを「TIFFデータ」と呼ぶ。
【0017】
テキストメール端末から送られて来るメールは、JIS7単位符号や7ビットアスキーコードのテキストコードで構成されているため、バイナリ・テキスト変換部1cは、本発明の請求項に記載のデータ変換部として機能し、キャラクタジェネレータ13を使用してテキストコードをイメージデータに変換する。
また、バイナリ・テキスト変換部1cは、電子メールの送信時は、バイナリデータをテキストデータに変換する一方、受信時には、テキストデータをバイナリデータに変換する。
【0018】
インターネットには、バイナリデータの電子メールを扱うことが出来ないコンピュータを接続している場合があるので、相手先に対し確実に電子メールが届くようにするには、TIFFデータなどのバイナリデータは、送信時にテキストデータに変換する必要がある。
インターネットで扱うテキストデータは、IETF(Internet Engineering Task Fore)が発行するドキュメント、RFC(Request For Comments)822において、7ビットのコードとして規定されているが、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions )のbase64などを利用すれば、バイナリデータをテキストデータに変換できる。なお、base64とは、8ビット×3バイトのバイナリデータを6ビット×4バイトと見なし、各々のバイトに対し、キャラクタコードを割り当てることにより、バイナリデータをテキストデータに変換する符号化方式である。
【0019】
つまり、バイナリ・テキスト変換部1cは、テキストコードをイメージに変換する機能と、TIFFなどのバイナリデータと疑似的なテキストコードの相互変換機能とを合わせ持つ。
メール編集部1dは、電子メールの送信時は、テキストデータに変換されたTIFFデータにメールヘッダ情報を付加して電子メール形式に編集する一方、受信時には、電子メール形式のデータからメールヘッダ情報を取り除き、テキストデータのTIFFデータとする。
【0020】
ここに、メールヘッダ情報とは、インターネットの電子メールの所定のヘッダ情報のことであり、送信するTIFFデータの先頭に、”From:” ,”To:”,”Subject:”,”cc:”,”Date:” などの項目を付加することが規定されている。
このように電子メールを送受信するときには、上記各部1a〜1dを経由しているが、ファクシミリ通信を行うときには、符号化復号化部1aのみを経由してイメージデータを処理する。
【0021】
本発明は、バイナリ・テキスト変換部1cが、インターネット等のコンピュータ通信網を介して受信した電子メールのテキストデータを、1ライン分ずつイメージデータに変換するときの処理に特徴を有している。
具体的には、ファクシミリのECM(誤り訂正方式)通信時に使用するECMバッファb2に、一旦テキストデータを格納し、1ラインずつ1ラインバッファb1に取り出しながら、これを順にイメージデータに変換し、画像メモリ6に格納する。
【0022】
例えば、ECMバッファb2は、ECM通信時に、1フレームを最大256バイトとし、最大256フレームまでを1ブロックとして、画像データを送受信するとすれば、その容量は64Kバイトで構成され、一方の1ラインバッファb1は、記録部12によって記録可能な1ラインの文字数が80文字であれば80バイトで構成される。
【0023】
請求項1では、バイナリ・テキスト変換部1cは、1ライン分のテキストデータが所定量以下であったときには、次ラインのテキストデータを連結させてから、1ライン分のテキストデータをイメージデータに変換する。また、連結後の1ライン分のテキストデータも所定量以下であれば、更に次のラインを連結してからデータを変換する。
【0024】
つまり、1ラインバッファb1に格納した1ライン分のテキストデータの文字数が、記録紙幅におさまる1ラインの文字数に比べて少なく、余白が目立つような文字数しかなければ、改行コードを強制的に削除する等して、次のラインのテキストデータを続けて1ラインバッファb1に格納する。そして、記録紙幅の最大文字数まで、あるいは、次ラインを連結しても最大文字数に達しない場合は、余白が少なくなってからの改行コードまでを1ラインとして、イメージデータに変換する。
【0025】
このときの動作を図3(a)に模式的に示す。ここでは、所定量をx文字としており、ラインバッファb1に格納した1ライン分のテキストデータの文字数とx文字とを比較して、次ラインのデータを連結するか否かを判断する。
なお、ECMバッファb2に格納されたデータの1ラインの判断は、改行コードによって行うが、この改行コードは、送信側のパソコンの機種などによって異なる場合があるので、これらのすべてを認識する必要がある。例えば、改行コードには、CR(キャリッジリターン)とLF(ラインフィード)、CRのみ、LFのみなどがあるが、これらのすべてを判断して、これらのコードを検出するまでを1ラインとする。
【0026】
このようにして、所定の基準により改行をしないようにすれば、記録紙の余白を少なくでき、記録紙を無駄に使用することがない。
また、ECMバッファb2を使用するときに、受信したテキストデータの量がECMバッファb2の容量を超え、このバッファb2の最後に格納したデータが1ラインの途中までになったときには、図3(b)に示すような処理を行う。
【0027】
ここでは、ECMバッファb2の最後のラインのデータXを1ラインバッファb1に格納した時点では、イメージデータへの変換は行わず、次にECMバッファb2が書き換えられて格納された、改行コード(CR,LF)までのデータYを、続けて1ラインバッファb1に格納したときに、データ変換を行うようにしている。これによって、記録紙に記録した画像がラインの途中で改行されることなく正しく記録される。
【0028】
次に、請求項2、3に記載の通信端末装置の動作について、図4とともに説明する。
バイナリ・テキスト変換部1cは、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないときには、最終から検索して、所定数のデータまでに含まれる最初の空白データまでを1ライン分のテキストデータとして、イメージデータに変換する。
【0029】
つまり、1ラインのテキストデータが、1ラインバッファb1の最大文字数を超え、バッファb1内の最終データが、英単語の途中になるような場合は、図4(a)に示すように、最終のy文字の中に、スペース(△で示す)やTABコードといった空白データがあれば、そこまでを1ラインとして改行することとする。また、y文字の中に空白データが複数あれば、その最も最終データに近いデータまでを1ラインとすればよい。
【0030】
また、バイナリ・テキスト変換部1cは、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないとき、あるいは、更に、最終から所定数までのデータに空白データが含まれていないときには、1ライン分のテキストデータを、連結記号を付加してから、イメージデータに変換する。
【0031】
つまり、1ラインのテキストデータが、1ラインバッファb1の最大文字数を超え、バッファb1内の最終データが英単語の途中になるような場合は、図4(b)に示すように、最大文字数に更に1文字分の連結記号Z(ここでは’−’(ハイフン))を付加したり、(c)に示すように、最終データを連結記号Zとしてから、イメージデータに変換する。また、(a)において最終のy文字の中に空白データがなかったときに、連結記号を付加するようにしてもよい。
【0032】
次に、上記したバイナリ・テキスト変換部1cの動作をフローチャートを用いて図5に示す。ここでは、ECMバッファb2に格納されたテキストデータを1バイトずつ参照し、データの種類と、そのときの1ラインバッファb1のデータ格納状況などによって動作を異ならせて、記録紙の1ページ分のデータを処理している。
【0033】
1ラインバッファb1の現在のポインタ位置にコピーするデータを、ECMバッファb2から参照し、このデータが改行コードではなく、1ラインバッファb1の残り(空き)のバイト数が単語の切れ目を考慮する必要がある数(例えば5文字)ではないときには、その参照していたECMバッファb2の1バイトのデータを、1ラインバッファb1にコピーして、このバッファb1のポインタをインクリメントする(100〜104)。
【0034】
そして、このコピーしたデータが、ECMバッファb2の最終データであれば、このときのポインタを記憶し、ECMバッファb2に次のテキストデータを格納してから、ECMバッファb2の次のデータを参照する(105〜107)。
一方、参照したデータが改行コードであって、1ラインバッファb1に空きが充分あれば、改行は行わずに次のデータを参照し、空きが少なければ、ここまでに1ラインバッファb1にコピーされたデータを1ライン分として、イメージ化(イメージデータに変換)する。そして、1ページ分の行数のデータ変換が終了するか、ECMバッファb2のデータがなくなれば、処理を終了する(108〜111)。
【0035】
また、参照したデータが改行コードでないが、1ラインバッファb1の残りのバイト数が単語の切れ目を考慮する必要がある数であると、最終データまでに空白データがなければ、1バイトのコピーを継続するが、空白データがあると、改行(ポインタを初期化)するようにして1ライン分をイメージ化する(112〜116)。
【0036】
一方、1ラインバッファb1のポインタが、最終データの位置になったときには、参照したデータが空白データであれば改行するが、そうでなければ、2バイトコードの1バイト目であるときはハイフン(連結記号)を代入せず、1バイトコードであるときにはハイフンを代入してから改行して、イメージ化する(117〜120)。
【0037】
ここに、2バイトコードには、例えば、日本語文字(かな漢字)のコードであるシフトJISコードがあり、1バイト目の先頭ビットが「1」になっていることによって、2バイトコードであることが分かるので、1ラインバッファb1の最終データを格納するときに、参照したデータが2バイトコードの1バイト目であれば、コードの途中で改行され、文字化け等の誤ったデータに変換されることを防ぐため、参照データ(2バイトコードの1バイト目)を、1ラインバッファb1にコピーせずに改行し、データ変換後に次ラインの先頭データとしてコピーする。
【0038】
なお、ステップ109においてイメージ化されたデータは、画像メモリ6に格納され、記録部12で印字されるか、表示部9に表示される。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1に記載の電子メール機能付通信端末装置によれば、受信したテキストデータを1ライン分ずつイメージデータに変換するときに、1ライン分のテキストデータが所定量以下であったときは、次ラインのテキストデータを連結させてから、1ライン分のテキストデータをイメージデータに変換するので、無駄な改行をなくすことができ、記録紙を経済的に使用することができる。
【0040】
請求項2では、1ラインの最大量まであるテキストデータの最終データが空白データでなければ、最終から検索して、所定数のデータまでに含まれる最初の空白データまでを1ライン分のテキストデータとして、イメージデータに変換するので、単語の切れ目などで改行することができ、文章が読み易くなる。
請求項3では、1ラインの最大量まであるテキストデータの最終データに、連結記号を付加してからイメージデータに変換するので、単語が続いていることが分かり、文章が読み易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子メール機能付通信端末装置の内部構成の一例を示したブロック図である。
【図2】図1の通信端末装置内のデータの流れを示した模式図である。
【図3】図1の通信端末装置の動作を概略を説明するための図である(請求項1)。
【図4】図1の通信端末装置の動作を概略を説明するための図である(請求項2,3)。
【図5】図1の通信端末装置の基本動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
F・・・電子メール機能付ファクシミリ装置
1・・・主制御部
13・・・キャラクタジェネレータ
1c・・・バイナリ・テキスト変換部
b1・・・1ラインバッファ
b2・・・ECMバッファ
Z・・・連結記号
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ通信網を接続可能とするファクシミリ装置等の電子メール機能付通信端末装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等のコンピュータ通信網は益々利用される傾向にあり、近頃では、一般家庭においても利用する人が増えている。
このようなコンピュータ通信網の利用は、利用者の負担が、パーソナルコンピュータなどから最寄りの契約プロバイダ(コンピュータ通信網への接続業者)までの通信費用のみの負担だけでよいため、通信時間が短縮でき、海外のコンピュータとの通信も安価でできるようになっている。
【0003】
そこで現在では、このような状況を鑑みて、コンピュータ通信網への接続を可能としたファクシミリ装置などの通信端末装置が開発されており、これによれば、読取走査した原稿画像を、ファクシミリ送信、あるいは、電子メール送信のいずれかによって、相手の通信端末装置に送信できるようになっている。
即ち、画像データの送信時に、ファクシミリ送信を選択したときには、電話網などを使用して直接、画像データを送信する。一方、電子メール送信を選択したときには、画像データを電子メール形式に変換し、このデータをネットワーク上のメールボックスに格納して、これを受信側の多くが、ダイヤルアップ接続によって、適当な時期に電話回線経由でコンピュータ通信網を接続し、電子メールが到着していれば、メールボックスから画像データを読み出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の電子メール機能付通信端末装置では、電子メールとして送信されて来るデータには、テキストデータと、ファクシミリ画像データであるイメージデータとがあり、テキストデータで構成された電子メールを受信して印字する場合には、以下のような問題があった。
【0005】
送信側の1行の文字数と、受信側の記録紙幅におさまる1行の文字数とが異なる場合、改行によって余白が多くなったり、単語の途中で改行されることがあった。また、改行コードの種類によっては認識できないものがあるため、余計な改行をすることにより記録紙が無駄になることがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、見やすく、記録紙が無駄にならないように、テキストデータを画像に展開できる電子メール機能付通信端末装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために提案される請求項1に記載の電子メール機能付通信端末装置は、コンピュータ通信網を介して受信したテキストデータを、1ライン分ずつイメージデータに変換するデータ変換部を備え、このデータ変換部は、1ライン分のテキストデータが所定量以下であったときには、次ラインのテキストデータを連結させてから、1ライン分のテキストデータをイメージデータに変換することを特徴とする。
【0007】
すなわち、1ライン分のテキストデータの文字数が、記録紙幅におさまる1ラインの文字数に比べて少なく、余白が目立つような文字数しかなければ、改行コードを強制的に削除する等して、次のラインを連結し、記録紙幅の最大文字数まで、あるいは、最大文字数に満たないときは、余白が少なくなってからの改行コードまでを1ラインとして、イメージデータに変換する。
【0008】
なお、本発明に係る通信端末装置には、コンピュータ通信網を接続可能としたファクシミリ装置や、データ通信機能を備えたパーソナルコンピュータ等が相当する。また、コンピュータ通信網には、インターネットや、パソコン通信サービスであるNIFTY−Serve、PC−VANなどがあり、これらのサービスの1つである電子メールサービスを使用する。
【0009】
請求項2では、請求項1のデータ変換部は、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないときには、最終から検索して、所定数のデータまでに含まれる最初の空白データまでを1ライン分のテキストデータとして、イメージデータに変換することを特徴とする。これによって、英文などを単語の切れ目で改行することができる。
【0010】
請求項3では、請求項2のデータ変換部は、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないとき、あるいは、更に、最終から所定数までのデータに空白データが含まれていないときには、1ライン分のテキストデータを、連結記号を付加してから、イメージデータに変換することを特徴とする。すなわち、単語の途中で改行するような場合には、連結記号としてハイフンなどを付加、あるいは、1ラインの最終データとして割り込ませるようにして、文章を読み易くする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の電子メール機能付通信端末装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
ここでは、本発明の通信端末装置の1つである電子メール機能付ファクシミリ装置Fの構成例を示す。即ち、このファクシミリ装置Fには、公衆回線網を介して行う従来のG3,G4のファクシミリ通信機能に加えて、コンピュータ通信網を介した通信機能を備えており、以下には、コンピュータ通信網の1つとして、インターネットを使用し、インターネット上で電子メール(e−mail)サービスを利用する場合を説明する。
【0012】
主制御部1は、CPU等で構成され、このファクシミリ装置Fの各部を制御するだけではなく、後述する符号化及び復号化、画像変換、バイナリ・テキスト変換、メール編集などの各処理を実行する。
NCU2は通信回線Lの閉結、開放を行う。モデム3はファクシミリ通信のために信号の変調、復調を行う。データモデム4は電子メールを送受信するために信号の変調、復調を行う。外部インターフェース5は、パーソナルコンピュータ(パソコン)等の他の通信端末装置を接続するためのものであり、接続したパソコン等によるファクシミリ通信や電子メールの送受信を可能にする。
【0013】
なお、G4通信時は、モデム3、NCU2を通ることなく、DSU14(データ回線終端装置、DIGITAL SERVICE UNIT)を介して、ISDN回線L1等に接続される。
画像メモリ6はDRAM等で構成され、イメージデータを記憶する。RAM7は処理の実行時に発生する一時的なデータを記憶する他、インターネットにログインするためのユーザIDや各ユーザの電子メールアドレス、相手の電子メールアドレスやファクシミリ番号等を登録している。ROM8は、このファクシミリ装置Fの動作に必要なソフトウェアプログラムを記憶する。
【0014】
表示部9は、液晶表示装置などを備え、このファクシミリ装置Fの動作状態やイメージデータを表示する。操作部10はテンキーなどの各種キーを備えて、このファクシミリ装置Fに対し各種入力設定を行う。読取部11は、CCD等で原稿を読み取り、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部12は、電子写真方式などのプリンタを備え、他のファクシミリ装置から、あるいはインターネットを介して、受信したデータをイメージデータにして記録(印字出力)する。
【0015】
図2は、図1に示したファクシミリ装置F内のデータの流れを模式的に示したものである。この図中の各部は、図1には存在しないが、ROM8に記憶されたプログラムに基づいて、主制御部1によって処理されるものとする。また、1ラインバッファb1、ECMバッファb2は、RAM7内に構成されている。
符号化復号化部1aは、読取部11で読み取ったイメージデータをMH,MR,MMR等の符号化方式によって符号化または復号化する。以下、これらの符号化方式によって符号化されたデータを「符号化データ」と呼ぶ。
【0016】
画像変換部1bは、電子メールの送信時に、符号化データを、コンピュータで使用される一般的な画像フォーマットである、TIFF(Tagged Image File format)に変換する一方、受信時には、TIFFから符号化データに変換する。
TIFFは、adobe社によって公開されており、白黒2値だけではなく、白黒多値、フルカラーなどを扱う様々なClass が定義されている。その中の1つには、ファクシミリ画像を扱うClass F が定義されており、符号化データに対して、先頭にClass F のTIFFヘッダ情報の付加などを行えば、TIFFに変換できる。以下、Class F のTIFFヘッダ情報が付加された符号化データを「TIFFデータ」と呼ぶ。
【0017】
テキストメール端末から送られて来るメールは、JIS7単位符号や7ビットアスキーコードのテキストコードで構成されているため、バイナリ・テキスト変換部1cは、本発明の請求項に記載のデータ変換部として機能し、キャラクタジェネレータ13を使用してテキストコードをイメージデータに変換する。
また、バイナリ・テキスト変換部1cは、電子メールの送信時は、バイナリデータをテキストデータに変換する一方、受信時には、テキストデータをバイナリデータに変換する。
【0018】
インターネットには、バイナリデータの電子メールを扱うことが出来ないコンピュータを接続している場合があるので、相手先に対し確実に電子メールが届くようにするには、TIFFデータなどのバイナリデータは、送信時にテキストデータに変換する必要がある。
インターネットで扱うテキストデータは、IETF(Internet Engineering Task Fore)が発行するドキュメント、RFC(Request For Comments)822において、7ビットのコードとして規定されているが、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions )のbase64などを利用すれば、バイナリデータをテキストデータに変換できる。なお、base64とは、8ビット×3バイトのバイナリデータを6ビット×4バイトと見なし、各々のバイトに対し、キャラクタコードを割り当てることにより、バイナリデータをテキストデータに変換する符号化方式である。
【0019】
つまり、バイナリ・テキスト変換部1cは、テキストコードをイメージに変換する機能と、TIFFなどのバイナリデータと疑似的なテキストコードの相互変換機能とを合わせ持つ。
メール編集部1dは、電子メールの送信時は、テキストデータに変換されたTIFFデータにメールヘッダ情報を付加して電子メール形式に編集する一方、受信時には、電子メール形式のデータからメールヘッダ情報を取り除き、テキストデータのTIFFデータとする。
【0020】
ここに、メールヘッダ情報とは、インターネットの電子メールの所定のヘッダ情報のことであり、送信するTIFFデータの先頭に、”From:” ,”To:”,”Subject:”,”cc:”,”Date:” などの項目を付加することが規定されている。
このように電子メールを送受信するときには、上記各部1a〜1dを経由しているが、ファクシミリ通信を行うときには、符号化復号化部1aのみを経由してイメージデータを処理する。
【0021】
本発明は、バイナリ・テキスト変換部1cが、インターネット等のコンピュータ通信網を介して受信した電子メールのテキストデータを、1ライン分ずつイメージデータに変換するときの処理に特徴を有している。
具体的には、ファクシミリのECM(誤り訂正方式)通信時に使用するECMバッファb2に、一旦テキストデータを格納し、1ラインずつ1ラインバッファb1に取り出しながら、これを順にイメージデータに変換し、画像メモリ6に格納する。
【0022】
例えば、ECMバッファb2は、ECM通信時に、1フレームを最大256バイトとし、最大256フレームまでを1ブロックとして、画像データを送受信するとすれば、その容量は64Kバイトで構成され、一方の1ラインバッファb1は、記録部12によって記録可能な1ラインの文字数が80文字であれば80バイトで構成される。
【0023】
請求項1では、バイナリ・テキスト変換部1cは、1ライン分のテキストデータが所定量以下であったときには、次ラインのテキストデータを連結させてから、1ライン分のテキストデータをイメージデータに変換する。また、連結後の1ライン分のテキストデータも所定量以下であれば、更に次のラインを連結してからデータを変換する。
【0024】
つまり、1ラインバッファb1に格納した1ライン分のテキストデータの文字数が、記録紙幅におさまる1ラインの文字数に比べて少なく、余白が目立つような文字数しかなければ、改行コードを強制的に削除する等して、次のラインのテキストデータを続けて1ラインバッファb1に格納する。そして、記録紙幅の最大文字数まで、あるいは、次ラインを連結しても最大文字数に達しない場合は、余白が少なくなってからの改行コードまでを1ラインとして、イメージデータに変換する。
【0025】
このときの動作を図3(a)に模式的に示す。ここでは、所定量をx文字としており、ラインバッファb1に格納した1ライン分のテキストデータの文字数とx文字とを比較して、次ラインのデータを連結するか否かを判断する。
なお、ECMバッファb2に格納されたデータの1ラインの判断は、改行コードによって行うが、この改行コードは、送信側のパソコンの機種などによって異なる場合があるので、これらのすべてを認識する必要がある。例えば、改行コードには、CR(キャリッジリターン)とLF(ラインフィード)、CRのみ、LFのみなどがあるが、これらのすべてを判断して、これらのコードを検出するまでを1ラインとする。
【0026】
このようにして、所定の基準により改行をしないようにすれば、記録紙の余白を少なくでき、記録紙を無駄に使用することがない。
また、ECMバッファb2を使用するときに、受信したテキストデータの量がECMバッファb2の容量を超え、このバッファb2の最後に格納したデータが1ラインの途中までになったときには、図3(b)に示すような処理を行う。
【0027】
ここでは、ECMバッファb2の最後のラインのデータXを1ラインバッファb1に格納した時点では、イメージデータへの変換は行わず、次にECMバッファb2が書き換えられて格納された、改行コード(CR,LF)までのデータYを、続けて1ラインバッファb1に格納したときに、データ変換を行うようにしている。これによって、記録紙に記録した画像がラインの途中で改行されることなく正しく記録される。
【0028】
次に、請求項2、3に記載の通信端末装置の動作について、図4とともに説明する。
バイナリ・テキスト変換部1cは、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないときには、最終から検索して、所定数のデータまでに含まれる最初の空白データまでを1ライン分のテキストデータとして、イメージデータに変換する。
【0029】
つまり、1ラインのテキストデータが、1ラインバッファb1の最大文字数を超え、バッファb1内の最終データが、英単語の途中になるような場合は、図4(a)に示すように、最終のy文字の中に、スペース(△で示す)やTABコードといった空白データがあれば、そこまでを1ラインとして改行することとする。また、y文字の中に空白データが複数あれば、その最も最終データに近いデータまでを1ラインとすればよい。
【0030】
また、バイナリ・テキスト変換部1cは、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないとき、あるいは、更に、最終から所定数までのデータに空白データが含まれていないときには、1ライン分のテキストデータを、連結記号を付加してから、イメージデータに変換する。
【0031】
つまり、1ラインのテキストデータが、1ラインバッファb1の最大文字数を超え、バッファb1内の最終データが英単語の途中になるような場合は、図4(b)に示すように、最大文字数に更に1文字分の連結記号Z(ここでは’−’(ハイフン))を付加したり、(c)に示すように、最終データを連結記号Zとしてから、イメージデータに変換する。また、(a)において最終のy文字の中に空白データがなかったときに、連結記号を付加するようにしてもよい。
【0032】
次に、上記したバイナリ・テキスト変換部1cの動作をフローチャートを用いて図5に示す。ここでは、ECMバッファb2に格納されたテキストデータを1バイトずつ参照し、データの種類と、そのときの1ラインバッファb1のデータ格納状況などによって動作を異ならせて、記録紙の1ページ分のデータを処理している。
【0033】
1ラインバッファb1の現在のポインタ位置にコピーするデータを、ECMバッファb2から参照し、このデータが改行コードではなく、1ラインバッファb1の残り(空き)のバイト数が単語の切れ目を考慮する必要がある数(例えば5文字)ではないときには、その参照していたECMバッファb2の1バイトのデータを、1ラインバッファb1にコピーして、このバッファb1のポインタをインクリメントする(100〜104)。
【0034】
そして、このコピーしたデータが、ECMバッファb2の最終データであれば、このときのポインタを記憶し、ECMバッファb2に次のテキストデータを格納してから、ECMバッファb2の次のデータを参照する(105〜107)。
一方、参照したデータが改行コードであって、1ラインバッファb1に空きが充分あれば、改行は行わずに次のデータを参照し、空きが少なければ、ここまでに1ラインバッファb1にコピーされたデータを1ライン分として、イメージ化(イメージデータに変換)する。そして、1ページ分の行数のデータ変換が終了するか、ECMバッファb2のデータがなくなれば、処理を終了する(108〜111)。
【0035】
また、参照したデータが改行コードでないが、1ラインバッファb1の残りのバイト数が単語の切れ目を考慮する必要がある数であると、最終データまでに空白データがなければ、1バイトのコピーを継続するが、空白データがあると、改行(ポインタを初期化)するようにして1ライン分をイメージ化する(112〜116)。
【0036】
一方、1ラインバッファb1のポインタが、最終データの位置になったときには、参照したデータが空白データであれば改行するが、そうでなければ、2バイトコードの1バイト目であるときはハイフン(連結記号)を代入せず、1バイトコードであるときにはハイフンを代入してから改行して、イメージ化する(117〜120)。
【0037】
ここに、2バイトコードには、例えば、日本語文字(かな漢字)のコードであるシフトJISコードがあり、1バイト目の先頭ビットが「1」になっていることによって、2バイトコードであることが分かるので、1ラインバッファb1の最終データを格納するときに、参照したデータが2バイトコードの1バイト目であれば、コードの途中で改行され、文字化け等の誤ったデータに変換されることを防ぐため、参照データ(2バイトコードの1バイト目)を、1ラインバッファb1にコピーせずに改行し、データ変換後に次ラインの先頭データとしてコピーする。
【0038】
なお、ステップ109においてイメージ化されたデータは、画像メモリ6に格納され、記録部12で印字されるか、表示部9に表示される。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1に記載の電子メール機能付通信端末装置によれば、受信したテキストデータを1ライン分ずつイメージデータに変換するときに、1ライン分のテキストデータが所定量以下であったときは、次ラインのテキストデータを連結させてから、1ライン分のテキストデータをイメージデータに変換するので、無駄な改行をなくすことができ、記録紙を経済的に使用することができる。
【0040】
請求項2では、1ラインの最大量まであるテキストデータの最終データが空白データでなければ、最終から検索して、所定数のデータまでに含まれる最初の空白データまでを1ライン分のテキストデータとして、イメージデータに変換するので、単語の切れ目などで改行することができ、文章が読み易くなる。
請求項3では、1ラインの最大量まであるテキストデータの最終データに、連結記号を付加してからイメージデータに変換するので、単語が続いていることが分かり、文章が読み易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子メール機能付通信端末装置の内部構成の一例を示したブロック図である。
【図2】図1の通信端末装置内のデータの流れを示した模式図である。
【図3】図1の通信端末装置の動作を概略を説明するための図である(請求項1)。
【図4】図1の通信端末装置の動作を概略を説明するための図である(請求項2,3)。
【図5】図1の通信端末装置の基本動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
F・・・電子メール機能付ファクシミリ装置
1・・・主制御部
13・・・キャラクタジェネレータ
1c・・・バイナリ・テキスト変換部
b1・・・1ラインバッファ
b2・・・ECMバッファ
Z・・・連結記号
Claims (3)
- コンピュータ通信網を介して受信したテキストデータを、1ライン分ずつイメージデータに変換するデータ変換部を備え、このデータ変換部は、1ライン分のテキストデータが所定量以下であったときには、次ラインのテキストデータを連結させてから、1ライン分のテキストデータをイメージデータに変換することを特徴とする電子メール機能付通信端末装置。
- 上記データ変換部は、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないときには、最終から検索して、所定数のデータまでに含まれる最初の空白データまでを1ライン分のテキストデータとして、イメージデータに変換することを特徴とする請求項1に記載の電子メール機能付通信端末装置。
- 上記データ変換部は、1ライン分のテキストデータが1ラインの最大量まであり、かつ、その最終データが空白データでないとき、あるいは、更に、最終から所定数までのデータに空白データが含まれていないときには、1ライン分のテキストデータを、連結記号を付加してから、イメージデータに変換することを特徴とする請求項2に記載の電子メール機能付通信端末装置。
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