JP4026024B2 - 電子メール機能付通信端末装置 - Google Patents

電子メール機能付通信端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4026024B2
JP4026024B2 JP2006013794A JP2006013794A JP4026024B2 JP 4026024 B2 JP4026024 B2 JP 4026024B2 JP 2006013794 A JP2006013794 A JP 2006013794A JP 2006013794 A JP2006013794 A JP 2006013794A JP 4026024 B2 JP4026024 B2 JP 4026024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
electronic mail
terminal device
communication terminal
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006013794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006141069A (ja
Inventor
好史 谷本
岡田  和広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2006013794A priority Critical patent/JP4026024B2/ja
Publication of JP2006141069A publication Critical patent/JP2006141069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4026024B2 publication Critical patent/JP4026024B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、電子メールに接続する機能を備えたファクシミリ装置の如き電子メール機能付通信端末装置及びこの装置で読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、ローカルなコンピュータ通信網を通信回線で接続してさらにネットワーク化したインターネット等を介して電子メールを配信するコンピュータ通信網が普及しつつある。コンピュータ通信網は、誤り訂正機能に優れており、またユーザは最寄りのプロバイダ(コンピュータ通信網への接続業者)までの通信費用(回線使用料及びプロバイダへの接続費用)を負担するだけで日本国内のみならず全世界のコンピュータと通信することができる。
ところで、従来のファクシミリ通信手順は、上述の如きコンピュータ通信網を利用するコンピュータ通信のそれとは異なるため、ファクシミリ装置からコンピュータ通信網へ直接通信することができない。しかし、ファクシミリ通信で通常送受信される送信原稿等のイメージデータであっても、電子メール形式に変換することにより、具体的にはテキスト化することにより、コンピュータ通信網を介して送受信することができる。
このような事情から、ファクシミリメッセージを電子メールとしてインターネット通信で送受信することが可能であり、そのような用途に使用される電子メール機能付通信端末装置、特にファクシミリ装置が開発されている。
電子メール通信機能を備えたファクシミリ装置が電子メールを受信する際は、ネットワークにログインし、送信されたメールを保管するメールサーバにメールアドレス別に割り当てられているメールボックスをチェックして、受信が可能なファクシミリメッセージの如き電子メールがあればダウンロードする。
特開平6−164638号公報
ところで、インターネットを介して配信される電子メールは前述の如く全てテキスト化されたテキストデータとなっており、このテキストデータには、音声,アプリケーション,JPEG等の形式の画像等のバイナリデータがインターネットで一般的に用いられるMIME,uuencode 等のエンコーディング方式を用いてテキスト化したものも含まれている。前述の如きファクシミリ装置には、このようにテキスト化されたバイナリデータを復号するための機能は付加されておらず、通常のテキストデータの如くプリントアウトさせてもユーザにはその意味を理解することができない。従って、これら読むことができない電子メールの受信に画像メモリの多くの容量を使用されて他の電子メールの受信ができなくなる虞があるばかりでなく、通信費用が無駄に増加するという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、電子メールを受信する際にこの電子メールの符号化方式を確認し、符号化方式が本装置で復号が可能な、具体的には文書としてのテキストデータを含んだユーザが読むことのできる電子メールを受信することにより、受信に画像メモリの多くの容量を使用されることのないファクシミリ装置の如き電子メール機能付通信端末装置及びこの装置で読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
第1発明に係る電子メール機能付通信端末装置は、受信した電子メールを印字記録する記録部と、電子メールを受信する手段と、受信した電子メールに含まれる、データの種類の指定に基づいて、所定のデータの種類の指定を含む電子メールを選別する選別手段と、前記選別手段により所定のデータの種類以外の指定を含む電子メールであると選別された電子メールのメールヘッダの後に、前記電子メールが復号不能であることを示すメッセージを前記記録部で印字記録する記録手段を備えることを特徴とする。
第2発明に係る電子メール機能付通信端末装置は、受信した電子メールを印字記録する記録部と、電子メールを受信する手段と、受信した電子メールに含まれる、文字符号の種類の指定に基づいて、所定の文字符号の種類の指定を含む電子メールを選別する選別手段と、前記選別手段により所定の文字符号の種類以外の指定を含む電子メールであると選別された電子メールのメールヘッダの後に、前記電子メールが復号不能であることを示すメッセージを前記記録部で印字記録する記録手段を備えることを特徴とする。
第3発明に係る電子メール機能付通信端末装置は、第1発明において、前記選別手段は、前記所定のデータの種類としてTIFF形式のイメージデータを含む電子メールのみを選別することを特徴とする。
第4発明に係る電子メール機能付通信端末装置は、第1発明または第3発明において、前記選別手段により電子メール本体のデータの種類の指定が前記所定のデータの種類以外を含むと選別された電子メールの発信者へ、所定のデータの種類での再送信を促す情報を返送する手段を備えることを特徴とする。
第5発明に係る電子メール機能付通信端末装置は、第1発明ないし第4発明のいずれかにおいて、選別された前記電子メールについて、ネットワーク上に設けた電子メールを保管するメールボックスから前記電子メールを消去する指示を送信する手段を備えることを特徴とする。
本発明の電子メール機能付通信端末装置によれば、電子メールに含まれるデータの種類の指定あるいは文字符号の種類の指定、例えばMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions )形式の電子メールである場合には、"Content-Description ","Content-Type"等による指定に基づいて、所定のデータの種類あるいは所定の文字符号の種類を含む電子メールのみを選別して受信する構成とすることにより、本装置で復号可能な、ユーザが読むことのできる形式の電子メールのみを受信することが可能となり、ユーザが読むことができない電子メールの受信に画像メモリの多くの容量を使用されて他の電子メールの受信ができなくなる虞がなく、しかも通信費用を抑制することができる。
また、以上の発明においては、インターネットを利用した電子メールの送受信に適用する例を挙げたが、これに限るものではなく、例えばパソコン通信経由でのインターネットを利用した電子メール、又はパソコン通信のみを利用した電子メールの送受信に適用され得ることはいうまでもない。
また、所定のデータの種類あるいは所定の文字符号の種類を含む電子メール以外については、例えばRFC (Request For Comments)822 に規定されているような"Date: ","From: ","To: ","Subject:","Cc: "等の各項目からなるメールヘッダの後に、電子メールが復号不可能である旨のメッセージを付加して印字記録する構成とすることにより、ユーザに受信できない電子メールの存在を告知することができる。
本発明に係る電子メール機能付通信端末装置によれば、受信すべき電子メールのに含まれるデータの種類の指定あるいは文字符号の種類の指定、例えばMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions )形式の電子メールである場合には、"Content-Description ","Content-Type"等による指定に基づいて、所定のデータの種類あるいは所定の文字符号の種類を含む電子メールのみを選別して受信することにより、本装置で復号可能な、ユーザが読むことのできる形式の電子メールのみを受信することが可能となり、ユーザが読むことができない電子メールの受信に画像メモリの多くの容量を使用されて他の電子メールの受信ができなくなる虞がなく、通信費用を抑制することができる。
また、所定のデータの種類あるいは所定の文字符号の種類を含む電子メール以外については、例えばRFC (RequestFor Comments)822 に規定されているような"Date: ","From: ","To: ","Subject:","Cc: "等の各項目からなるメールヘッダの後に、電子メールが復号不可能である旨の情報を付加して、印字記録することにより、ユーザに受信できない電子メールの存在を告知することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る電子メール機能付通信端末装置としてのファクシミリ装置(以下、本発明装置という)の構成を示すブロック図である。
主制御部1は、MPU で構成されており、バス13を通じて本発明装置のハードウェア各部を制御するだけでなく、ROM 6に記憶されたソフトウェアに基づいて、原稿の画像データをMH, MR, MMR 等の符号化方式によって符号化又は復号化する符号化・復号化,後述する画像(TIFF)変換,バイナリ・テキスト変換,メール編集,モデム切替え,ATコマンドによるRS232Cの制御等を含む通信手順等のソフトウェアを実行する。
本形態では、主制御部1は、電子メールを受信する場合に、電子メールのヘッダ,メッセージ本体の付加情報からこの電子メールの符号化方式を判断し、ユーザが所望する符号化方式の電子メールのみを受信できるようにしてある。
読取部2は、CCD 等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。記録部3は、電子写真方式等のプリンタ装置を備え、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータ、並びにインターネット通信により受信したイメージデータ又はテキストデータをプリントアウトして記録する。
表示部4は、液晶表示装置(LCD )又はCRT ディスプレイ等の表示装置であり、本発明装置の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ,受信したイメージデータ,テキストデータ等のデータの表示を行なう。
操作部5は、本発明装置を操作するために必要な文字キー,テンキー(数字キー),短縮ダイヤルキー,ワンタッチダイヤルキー,各種のファンクションキー等を備えている。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの一部又は全部を代用することも可能である。
ROM 6は、本発明装置の動作に必要な種々のソフトウェアプログラムを予め格納している。RAM 7は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、RAM 7にフラッシュメモリを使用した場合には、停電,本発明装置の移動等のために電源が遮断された場合にも記憶内容が失われることはない。
RAM 7には、本発明装置の複数のユーザに与えられているユーザコード別に、ユーザID及びパスワードの設定を登録することができるユーザテーブルが設けられている。また、このユーザテーブルには、インターネット通信によるTIFF形式のイメージデータを含む電子メールのみを受信するように設定でき、ユーザテーブルの所定の位置を予め"1"又は"0"としておくことにより、夫々受信設定を"ON"又は"OFF "とすることができるようになっている。
画像メモリ8は、DRAM等を用いて構成され、送信すべきイメージデータ,受信したイメージデータ等のデータを記憶する。
モデム9は、通常のファクシミリ通信用のFAX モデムである。データモデム10は、インターネット通信を行なうためのデータ通信用のモデムであり、外部I/F12を介してバス13と接続されている。NCU (Network Control Unit)11は、アナログ回線Lの閉結及び開放の動作を行なうハードウェアであり、必要に応じてモデム9又はデータモデム10をアナログ回線Lと接続する。
なお、図1において参照番号Mは記録媒体としてフレキシブルディスクを、参照番号16はフレキシブルディスクドライブの如き外部記憶読取部であり、フレキシブルディスクMが挿入されることにより、それに記録されているコンピュータプログラムを読み取ってRAM 7に格納することが可能である。
なお、DSU (加入者線終端装置:Digital Service Unit)を備えることにより、ベースバンド伝送方式のデジタル回線に接続するようにしてもよい。
本発明装置は、以上の如きハードウェア構成を有しており、一般的なG3方式等のファクシミリ通信機能は勿論のこと、例えばインターネットを介して、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions )形式にテキスト化(符号化)された画像データとしての電子メールを送受信する機能を有しているほか、ワードプロセッサ,パーソナルコンピュータ等で作成された文書としての電子メールを受信する機能を有している。但し、そのための機能はソフトウェアプログラムとしてROM 6に格納されているため、以下にそのような機能について説明する。
インターネットを介して送信されるべき画像データは、1枚単位、換言すれば頁単位で読取部2によりドットデータとして読取られ、ファクシミリ通信の規格で定められているMH, MR, MMR 等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化イメージデータに変換され、また逆に外部から受信した符号化イメージデータもソフトウェアによりドットデータに復号化されて記録部3からハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ8は、符号化イメージデータを必要に応じて記憶し、また、逆に記憶している符号化イメージデータを必要に応じて出力する。
また、符号化イメージデータは、送信時には、コンピュータで使用される一般的な画像フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)形式にソフトウェアを用いて変換し、受信時には、ソフトウェアによりTIFF形式からG3形式の符号化イメージデータに変換される。なお、TIFFの仕様は、米国Adobe System社によって公開されており、白黒2値だけでなく、白黒多値、フルカラー等の種々のデータを扱うために夫々に対応したClass が定義されている。その中の一つであるCLASS F は、G3形式の符号化イメージデータを定義している。従って、G3形式の符号化イメージデータは、その先頭にCLASS F のTIFFヘッダ情報を付加する等の比較的容易な処理を施すことによってTIFF形式に変換することができる。
このようにして得られたTIFFイメージデータはバイナリデータであるので、送信時には、ソフトウェアによりテキストデータに変換し、受信時には、ソフトウェアによりその逆に、即ちテキストデータをバイナリデータに変換する必要がある。これは、インターネットにはバイナリデータの電子メールを扱うことができないコンピュータも接続されているからである。このため、相手先に確実に電子メールが届くようにするために、TIFFイメージデータ等のバイナリデータを送信する場合にはそれを一旦テキストデータに変換して送信する。なお、インターネットで扱うテキストデータは、IETF(Internet Engineering Task Force )が発行するドキュメントであるRFC (Request For Comments)822 において、7ビットのコードとして規定されている。
そこで、一例としてMIMEのエンコーディングタイプの一つであるBase64を利用してテキストデータへの変換を行なうと、バイナリデータは6ビット単位で64種類のキャラクタ(大文字及び小文字のアルファベット,数字,+,/)の一つに置換されることにより、テキストデータに変換される。なお、MIMEに関してはRFC1521 で規定されており、例えば上述のBase64の他に"7bit ","8bit ","binary"等のエンコーディングタイプが規定されている。
上述の如く得られた送信すべきMIME形式にテキスト化されたデータ(以下、MIMEデータという)のファイルはソフトウェアによりそれを本体として通信管理情報(メールヘッダ)が付加されて電子メールの体裁に編集され、また、逆に受信した電子メールはソフトウェアにより本体、即ちMIMEデータとメールヘッダとが分離されてMIMEデータのみが取り出される。
このようなソフトウェアによるメール編集処理は、インターネットの電子メールには所定のメールヘッダを付加して本文とともに送信する必要があるために必須である。具体的には、送信時にTIFFイメージデータの先頭には、MIMEデータの前に"Date: "(電子メールの発信日時),"From: "(電子メールの発信者),"To: "(電子メールの宛先),"Subject:"(電子メールの題名等の付加的情報),"Cc: "(電子メールのコピーの宛先、カーボンコピー)等の各項目からなるメールヘッダが追加され、受信時にはこれらのメールヘッダが分離される。
なお、本発明装置の如きファクシミリ装置では、インターネットを介してファクシミリ送信する際に"Subject:"の項目の内容として、インターネットを利用したファクシミリ送信であることを示すコード"IFAX"が設定される。
また、ワードプロセッサ,パーソナルコンピュータ等で作成された文書としての電子メールを受信する場合も、上述と同様にしてBase64で規定されているキャラクタに符号化されたテキストデータとして受信される。
図2は、MIME形式の電子メールの一例を示す図である。RFC822によれば、MIMEデータは、空白行(CRLF: ASCII コードである連続する"CR"及び"LF")に続く"ヘッダ行"及び"メッセージ本体"から構成される。MIMEは、以下のヘッダを追加することで、RFC822の定義を拡大した。
"MIME-Version"は、"1.0 "等のMIMEのバージョン番号を示す。"Content-Description "は、ユーザが読むことができる追加説明を提供する。"Content-Type"は、メッセージに含まれているデータの種類を指定する。"Content-Transfer-Encoding "は、"Base64","uuencode"等、データを7ビットテキストコードにコード化する方法を指定する。
MIMEでは、"Content-Type"と"Content-Transfer-Encoding "とにおいて、メッセージ本体の形式を3層に分けて指定するように定義されている、第1層は、データの一般的な種類を識別するおおざっぱなタイプを、"text","audio","image ","video ","application ","message ","multipart"で指定する。第2層は、第1層で指定したタイプに加えてメッセージ内のデータの正確な種類を、"text/plain","audio/basic ","image/tiff","video/mpeg","application/octet-stream"等で指定する。第3層は、例えば第2層が"text/plain"である場合、文字符号の種類を、"us-ascii(アルファベット)","iso-2022-jp (日本語)","Latin/Hebrew(ラテン語・ヘブライ語)"等で指定する。
第1層の"multipart "タイプを使えば、夫々が異なる形式の複数のデータを1つのメッセージとして組むことができる。このタイプで最も一般的な"multipart/mixed "は、夫々が独自にContent-Typeヘッダ行をもった複数のパートからメッセージが構成されている。各パートは、バウンダリ("boundary")で定義される文字列(前にハイフンを2つ付ける)で区切る。メッセージの最後は"--(boundary文字列)"の後に続く"--"で示す。
なお、図中においては、インターネットを利用した電子メールであって、テキストデータ(日本語)と、uuencodeでコード化されたデータとの2つのデータを含んでなるmultipart メッセージを示したが、例えばパソコン通信経由でのインターネットを利用した電子メールである場合には、RFC822で規定されたメールヘッダの前に更にパソコン通信のためのメールヘッダが付加され、RFC822で規定されたメールヘッダの後には空白行が付加される。また、パソコン通信のみを利用した電子メールでは、パソコン通信のためのメールヘッダのみで、RFC822で規定されたメールヘッダは付加されない。
次に、前述の如き構成の本発明装置の動作において、本発明装置が電子メールを受信する場合の主制御部1による制御手順について、図3〜図5に示されているフローチャートを参照して説明する。
まず、メールチェックに伴う制御手順について図3のフローチャートを参照して説明する。RAM 7のユーザテーブルに登録されているユーザID,パスワードを使用してネットワークにログインする(ステップ1)。メールボックスに到着している自機宛の電子メールのメールリスト("Date: ","From: ","To: ","Subject:","Cc: "等)をネットワークに所定のコマンドを送出して取り出し(ステップ2)、受信メールの存否を確認する(ステップ3)。受信メールがない場合には、ネットワークからログアウトすべく終了処理を行なう。一方、ステップ3にて受信メールがある場合には、メールリストの先頭の電子メールから"Date: ","From: ","To: ","Subject:","Cc: "等のRFC822に準拠した文字列(メールヘッダ)を受信する(ステップ4)。
なお、パソコン通信のみを利用した電子メールである場合には、RFC822のメールヘッダの代わりにパソコン通信のヘッダ、例えばNIFTY-Serve では"送信者","ID","タイトル","日付",及び空白行に続いて、例えばuuencode等で符号化方式で符号化されたメールメッセージを受信する。また、パソコン通信経由でのインターネットを利用した電子メールである場合には、パソコン通信のメールヘッダ,空白行,RFC822のメールヘッダ,及び空白行に続いて、MIMEヘッダを受信する。
そして、インターネット通信を利用したTIFFファイルのみを受信するか否かを示すユーザ設定を確認し(ステップ5)、ユーザ設定が"OFF "である場合には、受信したメールヘッダの"Subject: "の行に"IFAX"があるか否か、即ちインターネット通信を利用したファクシミリ通信であるか否かを確認し(ステップ6)、"IFAX"がある場合には、この電子メールをインターネット通信を利用したファクシミリ通信であると判断してダウンロードし(ステップ7)、次の電子メールの処理に移行すべくステップ3からの処理を繰り返す。"IFAX"がない場合には、次の電子メールの処理に移行すべくステップ3からの処理を繰り返す。
これに対して、ユーザ設定が"ON"である場合には、ステップ6と同様に、受信したメールヘッダの"Subject: "の行に"IFAX"があるか否かを確認し(ステップ8)、"IFAX"がある場合には、この電子メールをインターネット通信を利用したファクシミリ通信であると判断してダウンロードすべくステップ7を行なった後で、次の電子メールの処理に移行すべくステップ3からの処理を繰り返す。また、"IFAX"がない場合には、この電子メールはインターネット通信を利用したファクシミリ通信以外の電子メールであると判断して「テキストメール受信処理サブルーチン」を行ない(ステップ9)、次の電子メールの処理に移行すべくステップ3からの処理を繰り返す。
次に、テキストメール受信処理に伴う制御手順について図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。まず、パソコン通信のメールヘッダを無視するために、電子メールを行毎に受信して連続した空白行(CRLF)の検出を行ない(ステップ 901)、これを検出するまで繰り返す。CRLFを検出した時点で次の行へ移行する(ステップ 902)。なお、パソコン通信を介さない電子メールの場合には、ステップ 901は省略する。次いで、再びパソコン通信のメールヘッダを無視するためにCRLFの検出を行う(ステップ 903)。
ステップ 902〜ステップ 904(次に説明する)は、RFC822のメールヘッダを検出するための手順であり、これを検出できずに空白行(CRLF)を検出した場合には、ステップ 903で"YES "に移行する。
さて、ステップ 903でCRLFを検出しない場合には、"Date: ","From: ","To: ","Subject:","Cc: "等のRFC822に準拠した文字列(メールヘッダ)の検出を順番に行ない(ステップ 904)、メールヘッダを全て検出した後で、再びCRLFの検出を行ない(ステップ 905)、これを検出するまで繰り返す。CRLFを検出した時点で次の行へ移行し(ステップ 906)、この行にMIMEヘッダがあるか否かを確認する(ステップ 907)。また、パソコン通信を介さない場合には、ステップ 905を省略する。
この行にMIMEヘッダがある場合には、次の行へ移行し(ステップ 908)、"Content-Type: "を含む文字列の検出を行ない(ステップ 909)、"Content-Type: "に続く文字列が"multipart "である場合には、"boundary= "を含む文字列の検出を行い(ステップ 910)、検出した時点で、"boundary= "に続く文字列であるバウンダリコードをRAM 7に予め設けてあるテーブルに格納する(ステップ 911)。
ステップ 911の後で、又はステップ 909で"Content-Type: "に続く文字列が"text/plain"である場合には、通常"text/plain"に続く"charset "を検出し(ステップ 912)、"charset "を検出した場合には、さらに"charset "に続くサブタイプを示す文字が、"us-ascii"であるか否かを確認し(ステップ 913)、"us-ascii"でない場合には、さらに"charset "に続くサブタイプを示す文字が、"iso-2022-jp "であるか否かを確認し(ステップ 914)、"iso-2022-jp "である場合には、メールメッセージ全体を日本語の文字セットを含んだプレーンテキストとしてダウンロードする(ステップ 915)。
そして、"multipart "であるか否かを再び確認し(ステップ 916)、"multipart "である場合には、ステップ 911でテーブルに格納したバウンダリコードの文字列の検出を行う(ステップ 917)。検出したバウンダリコードに続いて"--"があるか否かを検出し(ステップ 918)、"--"がある場合には、又はステップ 916で"multipart "でない場合には、メインルーチンにリターンする。また、ステップ 918で"--"がない場合には、ステップ 908へ戻り、次の部分(multipart で分割されたメールメッセージ)の処理を行う。
なお、ステップ 903でCRLFを検出した場合には、"uuencode"であるか否かを確認し(ステップ 919)、"uuencode"でない場合には、更にユーザ環境を確認する(ステップ 920)。ステップ 920でユーザが日本語をサポートしておらず、"us-ascii"しかサポートしていない場合には、メールメッセージ全体を純粋な"us-ascii"のテキストデータとしてダウンロードし(ステップ 921)、ステップ 916へジャンプする。また、ステップ 907でMIMEヘッダがない場合、ステップ912で"charset "を検出しない場合、ステップ 913で"us-ascii"である場合にも夫々"us-ascii"のテキストデータとしてダウンロードすべくステップ 921を実行した後でステップ 916へジャンプする。
また、ステップ 919で"uuencode"である場合、ステップ 914で"iso-2022-jp "でない場合、又はステップ 909で"Content-Type: "に続く文字が"audio"等のContent-Typeである場合には、メールヘッダの後に「解読不可能です」という旨のメッセージを付加して電子メールをプリントアウトさせ(ステップ 922)、ステップ 916へジャンプする。
また、ステップ 920でユーザが日本語をサポートしている場合には、メールメッセージ全体を日本語のテキストデータとしてダウンロードすべく、ステップ 915へジャンプする。
なお、ステップ 901〜ステップ 908は、メールヘッダ(パソコン通信のメールヘッダを含む)を評価するための受信ステップであり、これらのステップと、ステップ 915及びステップ 921とを除くステップは、MIMEヘッダを評価するための受信ステップ(第1受信段階)であり、更に図5において二重線で囲んだステップ 915及びステップ 921は、電子メール本体たるメールメッセージを評価するための受信ステップ(第2受信段階)である。
なお、電子メールをダウンロードした後に、ネットワークへコマンドを送出して、この電子メールをメールボックスから消去する構成としたり、ダウンロードしなかった電子メールに「あなたのメールは受付けられませんでした。プレーンテキストの形式で再送信して下さい」といった内容の電子メールを発信者へ返送する構成とすることもできる。
また、受信が可能な形式の電子メールは、本実施の形態に示したものに限るものではなく、例えば"uuencode"に対応した変換プログラムを備えることにより、ユーザが読むことのできるテキストデータに変換させることもでき、この場合には、ステップ 919が省略される。
また、ユーザ環境及びMIMEヘッダに応じて自動的にユーザ識別可能な電子メールの形式を認識させる構成としたが、例えば"Content-Type: 等の各MIMEヘッダの記述に対してユーザが受信するテキストデータの種類を個別に設定できる構成とすることもできる。
本発明に係る電子メール機能付通信端末装置としてのファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。 MIME形式の電子メールの一例を示す図である。 本発明装置が電子メールを受信する場合の主制御部による制御手順を示すフローチャートである(メインルーチン)。 本発明装置が電子メールを受信する場合の主制御部による制御手順を示すフローチャートである(テキストメール受信処理サブルーチン)。 本発明装置が電子メールを受信する場合の主制御部による制御手順を示すフローチャートである(テキストメール受信処理サブルーチン)。
符号の説明
1 主制御部
2 読取部
3 記録部
6 ROM
7 RAM
8 画像メモリ
10 データモデム
12 外部I/F
16 外部記憶読取部
M フレキシブルディスク

Claims (5)

  1. 受信した電子メールを印字記録する記録部を有し、
    電子メールを受信する手段と、
    受信した電子メールに含まれる、データの種類の指定に基づいて、所定のデータの種類の指定を含む電子メールを選別する選別手段と、
    前記選別手段により所定のデータの種類以外の指定を含む電子メールであると選別された電子メールのメールヘッダの後に、前記電子メールが復号不能であることを示すメッセージを前記記録部で印字記録する記録手段
    を備えることを特徴とする電子メール機能付通信端末装置。
  2. 受信した電子メールを印字記録する記録部を有し、
    電子メールを受信する手段と、
    受信した電子メールに含まれる、文字符号の種類の指定に基づいて、所定の文字符号の種類の指定を含む電子メールを選別する選別手段と、
    前記選別手段により所定の文字符号の種類以外の指定を含む電子メールであると選別された電子メールのメールヘッダの後に、前記電子メールが復号不能であることを示すメッセージを前記記録部で印字記録する記録手段
    を備えることを特徴とする電子メール機能付通信端末装置。
  3. 前記選別手段は、前記所定のデータの種類としてTIFF形式のイメージデータを含む電子メールのみを選別することを特徴とする請求項1に記載の電子メール機能付通信端末装置。
  4. 前記選別手段により電子メール本体のデータの種類の指定が前記所定のデータの種類以外を含むと選別された電子メールの発信者へ、所定のデータの種類での再送信を促す情報を返送する手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の電子メール機能付通信端末装置。
  5. 選別された前記電子メールについて、ネットワーク上に設けた電子メールを保管するメールボックスから前記電子メールを消去する指示を送信する手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電子メール機能付通信端末装置。
JP2006013794A 2006-01-23 2006-01-23 電子メール機能付通信端末装置 Expired - Fee Related JP4026024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006013794A JP4026024B2 (ja) 2006-01-23 2006-01-23 電子メール機能付通信端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006013794A JP4026024B2 (ja) 2006-01-23 2006-01-23 電子メール機能付通信端末装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003299240A Division JP3919717B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 電子メール機能付通信端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006141069A JP2006141069A (ja) 2006-06-01
JP4026024B2 true JP4026024B2 (ja) 2007-12-26

Family

ID=36621467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006013794A Expired - Fee Related JP4026024B2 (ja) 2006-01-23 2006-01-23 電子メール機能付通信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4026024B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006141069A (ja) 2006-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3160177B2 (ja) ファクシミリ型電子メール装置
KR100298839B1 (ko) 통신단말장치
JPH10322506A (ja) 電子メール機能付ファクシミリ装置
JPH1127414A (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP2001069331A (ja) ファクシミリ装置及びファクシミリシステム
JP4026024B2 (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP3919717B2 (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP3582241B2 (ja) 電子メール受信機能を有する通信端末装置
JP3509506B2 (ja) 電子メール機能付通信端末装置及び記録媒体
JP3763186B2 (ja) 電子メール機能付き通信端末装置
JP3412481B2 (ja) 電子メール機能付通信端末装置及び記録媒体
JP3551719B2 (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP3612942B2 (ja) 電子メール機能付き通信端末装置
JP3697563B2 (ja) 電子メール送信機能を有する通信端末装置
JP3740828B2 (ja) 電子メール機能付通信端末装置及び記録媒体
JP3586979B2 (ja) 通信端末装置
JP3710258B2 (ja) 電子メール機能付き通信端末装置及び記録媒体
JP2000076153A (ja) 電子メール機能付通信端末装置及び記録媒体
JP4232359B2 (ja) インタ−ネット・ファクス装置
JP2001333246A (ja) インターネットファクシミリ装置及び記録媒体
JP3577899B2 (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP3702583B2 (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP2005033822A (ja) 電子メール機能付き通信端末装置及び記録媒体
JPH1174980A (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP2001217970A (ja) ネットワークファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070925

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141019

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees