JP3412138B2 - ファクシミリ通信装置 - Google Patents

ファクシミリ通信装置

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JP3412138B2
JP3412138B2 JP25973094A JP25973094A JP3412138B2 JP 3412138 B2 JP3412138 B2 JP 3412138B2 JP 25973094 A JP25973094 A JP 25973094A JP 25973094 A JP25973094 A JP 25973094A JP 3412138 B2 JP3412138 B2 JP 3412138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくともグループ3
ファクシミリ通信機能を備えた通信制御ユニットと、少
なくとも画像データの作成機能を備えた上位制御ユニッ
トからなるファクシミリ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置は、単体で構
成され、1つの独立した装置として機能している。ま
た、画像を記録するためのプロッタとして、レーザプリ
ンタなどの高画質で画像を記録可能な装置が適用されて
いる機種もある。
【0003】一方で、パーソナルコンピュータなどのデ
ータ処理装置が導入されている事業所などでは、入出力
装置として、スキャナやプリンタが接続されている場合
も多い。また、このような事業所では、多くの場合、フ
ァクシミリ装置が設置されて運用されている。
【0004】このように、同一事業所内に同じ様な機能
を備えた複数の機器が設置されることは、コストが嵩む
ことになる。そこで、従来、ファクシミリ機能とプリン
タ機能を備えたもの、ファクシミリ機能と複写機機能を
備えたもの、あるいは、ファクシミリ機能とプリンタ機
能と複写機機能を備えたものが、複合機種として実用さ
れている。このような複合機種を用いると、一般的に
は、事業所における設備コストを低減することができ
る。
【0005】従来、このような複合機種は、おのおのの
機種が独立して設計・製造されており、それぞれの複合
機で最適な状態で動作できるようにしているが、一方、
機種毎に新たに全てを設計するので、単体装置として考
えた場合の装置コストは大きくなる。
【0006】そこで、例えば、ファクシミリ通信機能を
備えた通信制御ユニットと、画像データの作成/記録/
保存などの上位処理機能を備えた上位制御ユニットに装
置を分割し、通信制御ユニットを複数の機種で共通に用
いるようにすると、少なくとも、通信制御ユニットを汎
用的に実現できるので、この部分の装置コストを低減す
ることができ、装置全体のコストを低減することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、グ
ループ3ファクシミリ装置では、送信画像の先頭に、発
信日時、自端末の識別情報、および、ページ数などを表
示する送信端末識別情報(TTI)を付加したり、ある
いは、あらかじめ定められた内容の文章(いわゆる定型
文)を付加する機能を備えたものが多い。
【0008】このような付加情報を表示させるために
は、付加情報を構成する文字列の図形文字をドットパタ
ーンで発生するキャラクタジェネレータ機能が必要とな
る。
【0009】例えば、このキャラクタジェネレータ機能
を、通信制御ユニットに装備させると、それだけ装置を
構成する要素が増えるので、通信制御ユニットの装置コ
ストが高くなる。
【0010】また、キャラクタジェネレータ機能を、上
位制御ユニットに装備させると、上位制御ユニットから
通信制御ユニットに対して、付加情報の画像データが転
送されることになり、画情報送信時に上位制御ユニット
から通信制御ユニットに対して転送されるデータ量が増
大し、制御処理のオーバーヘッドが大きくなるという事
態を生じる。
【0011】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、送信画像に付加する付加情報を適切に処理で
きるファクシミリ通信装置を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくともグ
ループ3ファクシミリ通信機能を備えた通信制御ユニッ
トと、少なくとも画像データの作成機能を備えた上位制
御ユニットからなるファクシミリ通信装置において、上
記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介在
して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニット
に対して送出するコマンドデータ、および、上記通信制
御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出する
レスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやりと
りするインタフェース手段を備える一方、上記上位制御
ユニットは、図形文字の文字コードに対応した図形文字
を表示出力するためのドットパターンの文字表示データ
を出力するキャラクタジェネレータ手段と、送信画像に
挿入する文字列画像を生成し、その文字列画像を表示出
力するときの文字列表示画像データを、上記キャラクタ
ジェネレータ手段からおのおのの図形文字の文字コード
に対応して発生させた上記文字表示データに基づいて形
成する文字列表示画像生成手段と、上記文字列表示画像
生成手段が形成した文字列表示画像データを、上記イン
タフェース手段を介して送信画像データとともに上記通
信制御ユニットに送出する画像データ送出手段を備え、
上記通信制御ユニットは、上記インタフェース手段を介
して上記上位制御ユニットより入力した文字列表示画像
データを、上記インタフェース手段を介して上記上位制
御ユニットより入力した送信画像データの所定位置に挿
入する画像合成手段を備えたものである。
【0013】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するキャラクタ
ジェネレータ手段と、送信画像に挿入する複数の文字列
画像を生成し、おのおのの文字列画像を表示出力すると
きの複数の文字列表示画像データを、上記キャラクタジ
ェネレータ手段からおのおのの図形文字の文字コードに
対応して発生させた上記文字表示データに基づいて形成
する文字列表示画像生成手段と、送信画像データを上記
インタフェース手段を介して上記通信制御ユニットに送
出するとともに、上記文字列表示画像生成手段が形成し
た複数の文字列表示画像データを、おのおのの文字列表
示画像データの挿入位置を指定する位置指定情報ととも
に上記インタフェース手段を介して上記通信制御ユニッ
トに送出する画像データ送出手段を備え、上記通信制御
ユニットは、上記インタフェース手段を介して上記上位
制御ユニットより入力した複数の文字列表示画像データ
を、上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニ
ットより入力した送信画像データにおいてそれぞれの文
字列表示画像データに指定されている上記位置指定情報
に対応したおのおのの挿入位置に挿入する画像合成手段
を備えたものである。
【0014】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するキャラクタ
ジェネレータ手段と、送信画像に挿入する文字列画像を
生成し、その文字列画像を表示出力するときの文字列表
示画像データを、上記キャラクタジェネレータ手段から
おのおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた
上記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像
生成手段と、上記文字列表示画像生成手段が形成した文
字列表示画像データに、この文字列表示画像データの挿
入位置を指定する位置指定情報を付加し、その付加後の
文字列表示画像データを、上記インタフェース手段を介
して送信画像データとともに上記通信制御ユニットに送
出する画像データ送出手段を備え、上記通信制御ユニッ
トは、上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユ
ニットより入力した文字列表示画像データを、上記イン
タフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入力
した送信画像データにおいて、上記文字列表示画像デー
タに付加されている上記位置指定情報に対応した挿入位
置に挿入する画像合成手段を備えたものである。
【0015】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するキャラクタ
ジェネレータ手段と、送信画像に挿入する文字列画像を
生成し、その文字列画像を表示出力するときの文字列表
示画像データを、上記キャラクタジェネレータ手段から
おのおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた
上記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像
生成手段と、送信画像の解像度が基準の解像度以外の場
合、送信画像に挿入する文字列画像の記録サイズが、上
記基準の解像度で記録出力したときと同じサイズになる
ように、上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列
表示画像データを、送信画像の解像度に応じて変倍処理
する画像変倍手段と、上記文字列表示画像生成手段が形
成した文字列表示画像データ、または、上記画像変倍手
段が出力する変倍後の文字列表示画像データを、上記イ
ンタフェース手段を介して送信画像データとともに上記
通信制御ユニットに送出する画像データ送出手段を備
え、上記通信制御ユニットは、上記インタフェース手段
を介して上記上位制御ユニットより入力した文字列表示
画像データを、上記インタフェース手段を介して上記上
位制御ユニットより入力した送信画像データの所定位置
に挿入する画像合成手段を備えたものである。
【0016】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するキャラクタ
ジェネレータ手段と、送信画像に挿入する文字列画像を
生成し、その文字列画像を表示出力するときの文字列表
示画像データを、上記キャラクタジェネレータ手段から
おのおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた
上記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像
生成手段と、送信画像の解像度が基準の解像度以外の場
合、送信画像に挿入する文字列画像の記録サイズが、上
記基準の解像度で記録出力したときと同じサイズになる
ように、上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列
表示画像データを、送信画像の解像度に応じて変倍処理
する画像変倍手段と、上記文字列表示画像生成手段が形
成した文字列表示画像データ、または、上記画像変倍手
段が出力する変倍後の文字列表示画像データに、この文
字列表示画像データの挿入位置を指定する位置指定情報
を付加し、その付加後の文字列表示画像データを、上記
インタフェース手段を介して送信画像データとともに上
記通信制御ユニットに送出する画像データ送出手段を備
え、上記通信制御ユニットは、上記インタフェース手段
を介して上記上位制御ユニットより入力した文字列表示
画像データを、上記インタフェース手段を介して上記上
位制御ユニットより入力した送信画像データにおいて、
上記文字列表示画像データに付加されている上記位置指
定情報に対応した挿入位置に挿入する画像合成手段を備
えたものである。
【0017】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するキャラクタ
ジェネレータ手段と、送信画像に挿入する文字列画像を
生成し、その文字列画像を表示出力するときの文字列表
示画像データを、上記キャラクタジェネレータ手段から
おのおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた
上記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像
生成手段と、上記文字列表示画像生成手段が形成した文
字列表示画像データを、上記インタフェース手段を介し
て送信画像データとともに上記通信制御ユニットに送出
する画像データ送出手段を備え、上記通信制御ユニット
は、送信画像の解像度が基準の解像度以外の場合、送信
画像に挿入する文字列画像の記録サイズが、上記基準の
解像度で記録出力したときと同じサイズになるように、
上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
より入力した文字列表示画像データを、送信画像の解像
度に応じて変倍処理する画像変倍手段と、上記インタフ
ェース手段を介して上記上位制御ユニットより入力した
文字列表示画像データ、または、上記画像変倍手段から
出力される変倍後の文字列表示画像データを、上記イン
タフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入力
した送信画像データの所定位置に挿入する画像合成手段
を備えたものである。
【0018】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するキャラクタ
ジェネレータ手段と、送信画像に挿入する文字列画像を
生成し、その文字列画像を表示出力するときの文字列表
示画像データを、上記キャラクタジェネレータ手段から
おのおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた
上記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像
生成手段と、上記文字列表示画像生成手段が形成した文
字列表示画像データに、この文字列表示画像データの挿
入位置を指定する位置指定情報を付加し、その付加後の
文字列表示画像データを、上記インタフェース手段を介
して送信画像データとともに上記通信制御ユニットに送
出する画像データ送出手段を備え、上記通信制御ユニッ
トは、送信画像の解像度が基準の解像度以外の場合、送
信画像に挿入する文字列画像の記録サイズが、上記基準
の解像度で記録出力したときと同じサイズになるよう
に、上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニ
ットより入力した文字列表示画像データを、送信画像の
解像度に応じて変倍処理する画像変倍手段と、上記イン
タフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入力
した文字列表示画像データ、または、上記画像変倍手段
から出力される変倍後の文字列表示画像データを、上記
インタフェース手段を介して上記上位制御ユニットより
入力した送信画像データにおいて、上記文字列表示画像
データに付加されている上記位置指定情報に対応した挿
入位置に挿入する画像合成手段を備えたものである。
【0019】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するとともに、
その文字表示データを、複数の文字セット分備えた第1
のキャラクタジェネレータ手段と、送信画像に挿入する
文字列画像を生成するとともに、その文字列画像の表示
に指定された文字セットが所定の標準文字セットの場合
には、その文字列の文字コード列を内容とする文字列表
示画像データを作成する一方、上記文字列画像の表示に
指定された文字セットが所定の標準文字セット以外の場
合には、その文字列画像をその指定された文字セットで
表示出力するときの文字列表示画像データを、上記第1
のキャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字
の文字コードに対応して発生させた上記文字表示データ
に基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、上記文
字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像データ
に、上記指定された文字列画像の表示文字セット種別情
報を付加し、その付加後の文字列表示画像データを、上
記インタフェース手段を介して送信画像データとともに
上記通信制御ユニットに送出する画像データ送出手段を
備え、上記通信制御ユニットは、上記所定の標準文字セ
ットについて、図形文字の文字コードに対応した図形文
字を表示出力するためのドットパターンの文字表示デー
タを出力する第2のキャラクタジェネレータ手段と、上
記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニットよ
り入力した文字列表示画像データに付加されている表示
文字セット種別情報が、標準文字セットをあらわしてい
る場合には、その文字列表示画像データを形成するおの
おのの図形文字について上記第2のキャラクタジェネレ
ータ手段から上記文字表示データを発生させ、その発生
させた文字表示データを、上記インタフェース手段を介
して上記上位制御ユニットより入力した送信画像データ
の所定位置に挿入する一方、上記文字列表示画像データ
に付加されている表示文字セット種別情報が、標準文字
セット以外をあらわしている場合には、その文字列表示
画像データを、上記インタフェース手段を介して上記上
位制御ユニットより入力した送信画像データの所定位置
に挿入する画像合成手段を備えたものである。
【0020】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するとともに、
その文字表示データを、複数の文字セット分備えた第1
のキャラクタジェネレータ手段と、送信画像に挿入する
文字列画像を生成するとともに、その文字列画像の表示
に指定された文字セットが所定の標準文字セットの場合
には、その文字列の文字コード列を内容とする文字列表
示画像データを作成する一方、上記文字列画像の表示に
指定された文字セットが所定の標準文字セット以外の場
合には、その文字列画像をその指定された文字セットで
表示出力するときの文字列表示画像データを、上記第1
のキャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字
の文字コードに対応して発生させた上記文字表示データ
に基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、上記文
字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像データ
に、上記指定された文字列画像の表示文字セット種別情
報およびこの文字列表示画像データの挿入位置を指定す
る位置指定情報を付加し、その付加後の文字列表示画像
データを、上記インタフェース手段を介して送信画像デ
ータとともに上記通信制御ユニットに送出する画像デー
タ送出手段を備え、上記通信制御ユニットは、上記所定
の標準文字セットについて、図形文字の文字コードに対
応した図形文字を表示出力するためのドットパターンの
文字表示データを出力する第2のキャラクタジェネレー
タ手段と、上記インタフェース手段を介して上記上位制
御ユニットより入力した文字列表示画像データに付加さ
れている表示文字セット種別情報が、標準文字セットを
あらわしている場合には、その文字列表示画像データを
形成するおのおのの図形文字について上記第2のキャラ
クタジェネレータ手段から上記文字表示データを発生さ
せ、その発生させた文字表示データを、上記インタフェ
ース手段を介して上記上位制御ユニットより入力した送
信画像データにおいて、上記文字列表示画像データに付
加されている上記位置指定情報に対応した挿入位置に挿
入する一方、上記文字列表示画像データに付加されてい
る表示文字セット種別情報が、標準文字セット以外をあ
らわしている場合には、その文字列表示画像データを、
上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
より入力した送信画像データにおいて、上記文字列表示
画像データに付加されている上記位置指定情報に対応し
た挿入位置に挿入する画像合成手段を備えたものであ
る。
【0021】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するとともに、
その文字表示データを、複数の文字セット分備えた第1
のキャラクタジェネレータ手段と、送信画像に挿入する
文字列画像を生成するとともに、その文字列画像の表示
に指定された文字セットが所定の標準文字セットの場合
には、その文字列の文字コード列を内容とする文字列表
示画像データを作成する一方、上記文字列画像の表示に
指定された文字セットが所定の標準文字セット以外の場
合には、その文字列画像をその指定された文字セットで
表示出力するときの文字列表示画像データを、上記第1
のキャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字
の文字コードに対応して発生させた上記文字表示データ
に基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、上記文
字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像データ
に、上記指定された文字列画像の表示文字セット種別情
報を付加し、その付加後の文字列表示画像データを、上
記インタフェース手段を介して送信画像データとともに
上記通信制御ユニットに送出する画像データ送出手段を
備え、上記通信制御ユニットは、上記所定の標準文字セ
ットについて、図形文字の文字コードに対応した図形文
字を表示出力するためのドットパターンの文字表示デー
タを出力する第2のキャラクタジェネレータ手段と、送
信画像の解像度が基準の解像度以外の場合、送信画像に
挿入する文字列画像の記録サイズが、上記基準の解像度
で記録出力したときと同じサイズになるように、上記イ
ンタフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入
力した文字列表示画像データを、送信画像の解像度に応
じて変倍処理する画像変倍手段と、上記インタフェース
手段を介して上記上位制御ユニットより入力した文字列
表示画像データに付加されている表示文字セット種別情
報が、標準文字セットをあらわしている場合には、その
文字列表示画像データを形成するおのおのの図形文字に
ついて上記第2のキャラクタジェネレータ手段から上記
文字表示データを発生させ、その発生させた文字表示デ
ータを送信画像の解像度に対応した倍率で変倍させ、そ
の変倍後の文字表示データを上記インタフェース手段を
介して上記上位制御ユニットより入力した送信画像デー
タの所定位置に挿入する一方、上記文字列表示画像デー
タに付加されている表示文字セット種別情報が、標準文
字セット以外をあらわしている場合には、その文字列表
示画像データを送信画像の解像度に対応した変倍率で変
倍させ、その変倍後の文字列表示画像データを、上記イ
ンタフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入
力した送信画像データの所定位置に挿入する画像合成手
段を備えたものである。
【0022】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、図形文字
の文字コードに対応した図形文字を表示出力するための
ドットパターンの文字表示データを出力するとともに、
その文字表示データを、複数の文字セット分備えた第1
のキャラクタジェネレータ手段と、送信画像に挿入する
文字列画像を生成するとともに、その文字列画像の表示
に指定された文字セットが所定の標準文字セットの場合
には、その文字列の文字コード列を内容とする文字列表
示画像データを作成する一方、上記文字列画像の表示に
指定された文字セットが所定の標準文字セット以外の場
合には、その文字列画像をその指定された文字セットで
表示出力するときの文字列表示画像データを、上記第1
のキャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字
の文字コードに対応して発生させた上記文字表示データ
に基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、上記文
字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像データ
に、上記指定された文字列画像の表示文字セット種別情
報およびこの文字列表示画像データの挿入位置を指定す
る位置指定情報を付加し、その付加後の文字列表示画像
データを、上記インタフェース手段を介して送信画像デ
ータとともに上記通信制御ユニットに送出する画像デー
タ送出手段を備え、上記通信制御ユニットは、上記所定
の標準文字セットについて、図形文字の文字コードに対
応した図形文字を表示出力するためのドットパターンの
文字表示データを出力する第2のキャラクタジェネレー
タ手段と、上記インタフェース手段を介して上記上位制
御ユニットより入力した文字列表示画像データに付加さ
R>れている表示文字セット種別情報が、標準文字セット
をあらわしている場合には、その文字列表示画像データ
を形成するおのおのの図形文字について上記第2のキャ
ラクタジェネレータ手段から上記文字表示データを発生
させ、その発生させた文字表示データを送信画像の解像
度に対応した倍率で変倍させ、その変倍後の文字表示デ
ータを上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユ
ニットより入力した送信画像データにおいて、上記文字
列表示画像データに付加されている上記位置指定情報に
対応した挿入位置に挿入する一方、上記文字列表示画像
データに付加されている表示文字セット種別情報が、標
準文字セット以外をあらわしている場合には、その文字
列表示画像データを送信画像の解像度に対応した変倍率
で変倍させ、その変倍後の文字列表示画像データを、上
記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニットよ
り入力した送信画像データにおいて、上記文字列表示画
像データに付加されている上記位置指定情報に対応した
挿入位置に挿入する画像合成手段を備えたものである。
【0023】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、所定の多
バイトコード体系の文字コードに対応した図形文字を表
示出力するためのドットパターンの文字表示データを出
力する第1のキャラクタジェネレータ手段と、送信画像
に挿入する文字列画像を生成するとともに、その文字列
画像の表示に指定された文字セットが所定の1バイトコ
ード体系の場合には、その文字列の文字コード列を内容
とする文字列表示画像データを作成する一方、上記文字
列画像の表示に指定された文字セットが上記多バイトコ
ード体系の場合には、その文字列画像を構成する図形文
字のうち、所定の文字部分集合に含まれる図形文字につ
いてはその文字列の文字コード列を内容とし、上記文字
部分集合に含まれない図形文字については、上記第1の
キャラクタジェネレータ手段からその図形文字の文字コ
ードに対応して発生させた上記文字表示データを内容と
する文字列表示画像データを形成する文字列表示画像生
成手段と、上記文字列表示画像生成手段が形成した文字
列表示画像データに、上記指定された文字列画像の文字
セットの種別情報を付加し、その付加後の文字列表示画
像データを、上記インタフェース手段を介して送信画像
データとともに上記通信制御ユニットに送出する画像デ
ータ送出手段を備え、上記通信制御ユニットは、上記所
定の1バイトコード体系の文字コードに対応した図形文
字を表示出力するためのドットパターンの文字表示デー
タを出力する第2のキャラクタジェネレータ手段と、上
記所定の多バイトコード体系の図形文字のうち、上記所
定の文字部分集合に含まれる文字コードの図形文字を表
示出力するためのドットパターンの文字表示データを出
力する第3のキャラクタジェネレータ手段と、上記イン
タフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入力
した文字列表示画像データに付加されている表示文字セ
ット種別情報が、1バイトコード体系の文字セットをあ
らわしている場合には、その文字列表示画像データを形
成するおのおのの図形文字について上記第2のキャラク
タジェネレータ手段から上記文字表示データを発生さ
せ、その発生させた文字表示データを送信画像の解像度
に対応した倍率で変倍させ、その変倍後の文字表示デー
タを上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニ
ットより入力した送信画像データの所定位置に挿入する
一方、上記文字列表示画像データに付加されている表示
文字セット種別情報が、多バイトコード体系の文字セッ
トをあらわしている場合には、その文字列表示画像デー
タに含まれている上記所定の文字部分集合に含まれる図
形文字については、上記第3のキャラクタジェネレータ
手段から上記文字表示データを発生させ、その発生させ
た文字表示データを送信画像の解像度に対応した倍率で
変倍させ、その変倍後の文字表示データを上記インタフ
ェース手段を介して上記上位制御ユニットより入力した
送信画像データの所定位置に挿入するとともに、上記文
字列表示画像データに含まれている文字表示データを送
信画像の解像度に対応した変倍率で変倍させ、その変倍
後の文字列表示データを、上記インタフェース手段を介
して上記上位制御ユニットより入力した送信画像データ
の所定位置に挿入する画像合成手段を備えたものであ
る。
【0024】また、少なくともグループ3ファクシミリ
通信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像
データの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるフ
ァクシミリ通信装置において、上記上位制御ユニットと
上記通信制御ユニットの間に介在して、上記上位制御ユ
ニットから上記通信制御ユニットに対して送出するコマ
ンドデータ、および、上記通信制御ユニットから上記上
位制御ユニットに対して送出するレスポンスデータを所
定のハンドシェーク手順でやりとりするインタフェース
手段を備える一方、上記上位制御ユニットは、所定の多
バイトコード体系の文字コードに対応した図形文字を表
示出力するためのドットパターンの文字表示データを出
力する第1のキャラクタジェネレータ手段と、送信画像
に挿入する文字列画像を生成するとともに、その文字列
画像の表示に指定された文字セットが所定の1バイトコ
ード体系の場合には、その文字列の文字コード列を内容
とする文字列表示画像データを作成する一方、上記文字
列画像の表示に指定された文字セットが上記多バイトコ
ード体系の場合には、その文字列画像を構成する図形文
字のうち、所定の文字部分集合に含まれる図形文字につ
いてはその文字列の文字コード列を内容とし、上記文字
部分集合に含まれない図形文字については、上記第1の
キャラクタジェネレータ手段からその図形文字の文字コ
ードに対応して発生させた上記文字表示データを内容と
する文字列表示画像データを形成する文字列表示画像生
成手段と、上記文字列表示画像生成手段が形成した文字
列表示画像データに、上記指定された文字列画像の文字
セットの種別情報およびこの文字列表示画像データの挿
入位置を指定する位置指定情報を付加し、その付加後の
文字列表示画像データを、上記インタフェース手段を介
して送信画像データとともに上記通信制御ユニットに送
出する画像データ送出手段を備え、上記通信制御ユニッ
トは、上記所定の1バイトコード体系の文字コードに対
応した図形文字を表示出力するためのドットパターンの
文字表示データを出力する第2のキャラクタジェネレー
タ手段と、上記所定の多バイトコード体系の図形文字の
うち、上記所定の文字部分集合に含まれる文字コードの
図形文字を表示出力するためのドットパターンの文字表
示データを出力する第3のキャラクタジェネレータ手段
と、上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニ
ットより入力した文字列表示画像データに付加されてい
る表示文字セット種別情報が、1バイトコード体系の文
字セットをあらわしている場合には、その文字列表示画
像データを形成するおのおのの図形文字について上記第
2のキャラクタジェネレータ手段から上記文字表示デー
タを発生させ、その発生させた文字表示データを送信画
像の解像度に対応した倍率で変倍させ、その変倍後の文
字表示データを上記インタフェース手段を介して上記上
位制御ユニットより入力した送信画像データにおいて、
上記文字列表示画像データに付加されている上記位置指
定情報に対応した挿入位置に挿入する一方、上記文字列
表示画像データに付加されている表示文字セット種別情
報が、多バイトコード体系の文字セットをあらわしてい
る場合には、その文字列表示画像データに含まれている
上記所定の文字部分集合に含まれる図形文字について
は、上記第3のキャラクタジェネレータ手段から上記文
字表示データを発生させ、その発生させた文字表示デー
タを送信画像の解像度に対応した倍率で変倍させ、その
変倍後の文字表示データを上記インタフェース手段を介
して上記上位制御ユニットより入力した送信画像データ
において、上記文字列表示画像データに付加されている
上記位置指定情報に対応した挿入位置に挿入するととも
に、上記文字列表示画像データに含まれている文字表示
データを送信画像の解像度に対応した変倍率で変倍さ
せ、その変倍後の文字列表示データを、上記インタフェ
ース手段を介して上記上位制御ユニットより入力した送
信画像データにおいて、上記文字列表示画像データに付
加されている上記位置指定情報に対応した挿入位置に挿
入する画像合成手段を備えたものである。
【0025】
【作用】したがって、通信制御ユニットがキャラクタジ
ェネレータ手段を備えていない場合、上位制御ユニット
側で送信画像に付加する付加情報の画像データを形成す
るので、汎用の通信制御ユニットをより安価に実現する
ことができる。
【0026】また、送信画像に付加する付加情報の位置
を、上位制御ユニットから通信制御ユニットに対して指
定することができるので、付加情報の付加位置の制限を
緩和させることができ、より自由度の高い送信画像を形
成することができる。
【0027】また、送信画像に付加する付加情報を複数
指定することができるとともに、おのおのの付加情報の
付加位置を指定することができるので、複数の付加情報
を適宜な位置に付加させることができ、上位制御ユニッ
ト側で実行するアプリケーションの設計の自由度を大幅
に向上することができる。また、付加情報のみからなる
ページを形成することができ、それにより、例えば、上
位制御ユニットのアプリケーションで、特定の端末に送
出する種々のレポートを自動的に生成する機能を実現す
ることができる。
【0028】また、上位制御ユニットが、送信画像に付
加する付加情報の画像データを形成するとともに、その
ときの送信画像の解像度に応じてその形成する画像デー
タを変倍しているので、異なる解像度で付加情報の文字
の大きさを統一させることができ、付加情報を構成する
文字の大きさを適切なものにすることができる。
【0029】また、上位制御ユニットが、送信画像に付
加する付加情報の画像データを形成して通信制御ユニッ
トに転送し、通信制御ユニットが、入力した付加情報の
画像データを、そのときの送信画像の解像度に応じて変
倍しているので、異なる解像度で付加情報の文字の大き
さを統一させることができるとともに、上位制御ユニッ
トから通信制御ユニットに転送する付加情報の画像デー
タのデータ量を制限することができ、ファクシミリ通信
処理を効率よく実現することができる。
【0030】また、通信制御ユニットに基本的な文字セ
ットのキャラクタジェネレータを備え、上位制御ユニッ
トがこの基本的な文字セットの図形文字を用いた付加情
報を構成するときには、通信制御ユニットが備えるキャ
ラクタジェネレータを使用し、また、上位制御ユニット
がこの基本的な文字セット以外の文字セットの図形文字
を用いた付加情報を構成するときには、上位制御ユニッ
トで付加情報の画像データを形成するので、付加情報を
生成する処理を柔軟に構成することができ、通信制御ユ
ニットの利用範囲(汎用性)を拡大することができる。
【0031】また、通信制御ユニットに1バイトコード
体系の文字セットの文字表示データを出力するキャラク
タジェネレータと、多バイトコード体系の文字セットの
うち特定の複数の文字(例えば、使用頻度の高い文字)
の文字表示データを出力するキャラクタジェネレータを
備え、付加情報のうち、1バイトコード体系の文字セッ
トの文字、および、多バイトコード体系の文字セットの
うち特定の文字を使用している部分は、通信制御ユニッ
トに対して文字コード列のデータを出力し、通信制御ユ
ニット側で付加情報の画像データを形成する一方、付加
情報のうち、特定の文字以外の多バイトコード体系の文
字を使用している部分は、通信制御ユニットに対して画
像データを出力しているので、通信制御ユニットに備え
るキャラクタジェネレータの回路規模を制限できるとと
もに、通信制御ユニットに出力するデータ量を制限でき
るので、付加情報の付加処理を柔軟にかつ効率良く実現
することができる。
【0032】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0034】このグループ3ファクシミリ装置は、画像
データの作成/記録/蓄積/通信管理/上位通信機能を
備えた上位制御ユニットFCUと、グループ3ファクシ
ミリ通信機能および上位制御ユニットFCUとの間のイ
ンタフェース機能(インタフェース手段)を備えた通信
制御ユニットCCUの2つから構成されている。
【0035】上位制御ユニットFCUにおいて、CPU
(中央処理装置)1は、この上位制御ユニットFCUの
動作を制御して、グループ3ファクシミリ装置の動作機
能を実現するものであり、ROM(リード・オンリ・メ
モリ)2は、CPU1が実行する制御プログラムおよび
その制御プログラムを実行するときに必要な各種データ
を記憶するものであり、RAM(ランダム・アクセス・
メモリ)3は、CPU1が動作するときに必要とするワ
ークエリアを構成するものである。
【0036】時計回路4は、現在日時情報を出力するも
のであり、操作表示部5は、このグループ3ファクシミ
リ装置をユーザが操作するためのものであり、スキャナ
6は、原稿画像を所定の解像度で読取入力するものであ
り、プロッタ7は、画像を所定の解像度で記録出力する
ものである。
【0037】磁気ディスク装置8は、画像データなどの
各種データを保存するとともに、CPU1が実行するア
プリケーションプログラムやシステムプログラムのデー
タ、および、このグループ3ファクシミリ装置に固有な
各種のパラメータなども保存される。ここで、パラメー
タとしては、例えば、1ライン当たりの最小記録保障時
間(I/O時間)などの通信パラメータ、設置場所の国
をあらわす国コード情報などの設置場所に関するパラメ
ータ、コマンド別ハンドシェーク待ち時間などの装置機
能に対応してあらかじめ設定されているシステム能力パ
ラメータなどがある。
【0038】符号化復号化部9は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、キャラクタジェネレ
ータ10は、所定の文字コード体系の図形文字を所定サ
イズのドットマトリクスで表示するための文字表示デー
タ(フォントデータ)を発生するものである。このキャ
ラクタジェネレータ10は、2種類の1バイトコード体
系の文字セットのフォントデータと、1種類の2バイト
コード体系の文字セットのフォントデータを備えてい
る。
【0039】これらのCPU1、ROM2、RAM3、
時計回路4、操作表示部5、スキャナ6、プロッタ7、
磁気ディスク装置8、符号化復号化部9、および、キャ
ラクタジェネレータ10は、内部バス11に接続されて
おり、これらの要素間のデータのやりとりは、主として
この内部バス11を介して実行される。
【0040】ここで、コマンド別ハンドシェーク待ち時
間は、主として、上位制御ユニットFCUのCPU1の
1サイクル実行速度、ROM2やRAM3のアクセス速
度、あるいは、内部バス11のデータ転送容量(DMA
転送を含む)などのハードウェア的な要因と、上位制御
ユニットFCUの動作を制御するための基本ソフトウェ
ア(例えば、リアルタイム・マルチタスクオペレーティ
ングシステムなど)の応答可能時間などのソフトウェア
的な要因で決まる。また、おのおののコマンド種別に要
求される実時間性の度合によっても決定される。
【0041】通信制御ユニットにおいて、CPU(中央
処理装置)21は、この通信制御ユニットCCUの動作
を制御して、グループ3ファクシミリ通信機能を実現す
るものであり、ROM(リード・オンリ・メモリ)22
は、CPU21が実行する制御プログラムおよびその制
御プログラムを実行するときに必要な各種データを記憶
するものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)23は、CPU21が動作するときに必要とするワ
ークエリアを構成するものであり、SRAM(スタティ
ックRAM)24は、このグループ3ファクシミリ装置
の通信時に参照したり上位制御ユニットFCUから受信
した各種パラメータおよびインタフェース機能に必要な
各種パラメータなどのデータを記憶するためのものであ
る。
【0042】時計回路25は、現在日時情報を出力する
ものであり、符号化復号化部26は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものである。
【0043】グループ3ファクシミリモデム27は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.33モデム、
V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えて
いる。
【0044】網制御装置28は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。また、DPRAM(デュアルポ
ートRAM)29は、2つの入出力端をもち、これらの
2つの入出力端から内部領域を適宜にアクセス可能な機
能素子であり、インタフェース機能において、データを
やりとりするための領域を実現している。このDPRA
M29の一方の入出力端は、上位制御ユニットFCUの
内部バス11に接続されている。
【0045】これらのCPU21、ROM22、RAM
23、SRAM24、時計回路25、符号化復号化部2
6、グループ3ファクシミリモデム27、網制御装置2
8、および、DPRAM29は、内部バス30に接続さ
れており、これらの各要素間のデータのやりとりは、主
としてこの内部バス30を介して実行される。また、グ
ループ3ファクシミリモデム27と網制御装置28との
間のデータのやりとりは、直接行われている。
【0046】なお、ROM2,22は、機能素子として
は、マスクROM、EPROM、EEPROM、あるい
は、フラッシュROMなどが用いられる。また、RAM
3,23は、一般には、DRAM(ダイナミックRA
M)が用いられる。また、SRAM24をバッテリバッ
クアップすることで、電源オフ時にもデータを保存させ
るようにすることもできる。
【0047】キャラクタジェネレータ10には、図2
(a)に示すように、1文字当りの文字コードのビット
数が7ビットの文字セットであるASCIIコードのA
SCIIフォントデータと、1文字当りの文字コードの
ビット数が8ビットの文字セットであるローマ字カナコ
ードのローマ字カナフォントデータと、1文字当りの文
字コードのビット数が16ビットの文字セットであるJ
IS漢字コードのJIS漢字フォントデータが記憶され
ている。
【0048】ここで、ASCIIフォントと、ローマ字
カナフォントは、水平方向7ドットで垂直方向9ドット
の7×9ドットサイズのフォントであり、同図(b)に
示すように、1つのフォントデータは、連続した9バイ
トの領域のおのおののMSBから7ビットの領域に格納
されている。
【0049】すなわち、この場合、フォントデータのL
SBには、データ「0」が埋められており、文字列を構
成するおのおのの図形文字の文字コードに対応した文字
フォントデータを9バイト分取り出して、所定の解像度
でそのまま水平方向に詰めて記録表示すると、各図形文
字の間には、1ドット分の空白が形成される(図3
(a)参照;この場合は、数字の「5」)。
【0050】また、JIS漢字フォントは、水平方向1
6ドットで垂直方向16ドットの16×16ドットサイ
ズのフォントであり、同図(c)に示すように、1つの
水平方向のフォントデータが2バイト(上位バイトと下
位バイト)からなり、したがって、1文字分のフォント
データは32バイトからなる。
【0051】また、この場合、例えば、図4(a)に示
すように、1つの文字フォント(この場合は、数字の
「5」)は、周囲に空白が設けられるように、そのパタ
ーンが設計されている場合が多い。
【0052】図5(a)〜(e)は、DPRAM29の
記憶領域の分割態様の一例を示している。
【0053】まず、DPRAM29の記憶領域は、図5
(a)に示すように、データバッファ領域、コマンドデ
ータ領域、レスポンスデータ領域、データバッファテー
ブル、FCUステータス領域、CCUステータス領域、
FCU割込要因領域、CCU割込要因領域、FCU割込
発動領域、および、CCU割込発動領域に分割されてい
る。
【0054】データバッファ領域は、上位制御ユニット
FCUから通信制御ユニットCCUに送信する送信画デ
ータ、および、通信制御ユニットCCUから上位制御ユ
ニットFCUに送信する受信画データを一時的に保持す
るものである。また、この場合、データバッファ領域
を、同図(b)に示したように2分割したり、あるい
は、同図(c)に示したように4分割することができ
る。ここで、データバッファ領域を2分割した場合に
は、いわゆるダブルバッファ機能を実現して高速なデー
タ転送が可能となる。また、データバッファ領域を4分
割した場合には、ダブルバッファを2組確保することが
でき、例えば、相手端末との間で2つの通信プロセスを
並列的に実行させる多重通信などにも適用することがで
きる。
【0055】コマンドデータ領域は、上位制御ユニット
FCUから通信制御ユニットCCUに対して出力するコ
マンドデータを保持するためのものであり、上位制御ユ
ニットFCUからはデータの書き込みが可能で、通信制
御ユニットCCUからはデータの読み出しが可能な領域
に設定されている。
【0056】レスポンスデータ領域は、通信制御ユニッ
トCCUから上位制御ユニットFCUに対して出力する
レスポンスデータを保持するためのものであり、上位制
御ユニットFCUからはデータの読み出しが可能で、通
信制御ユニットCCUからはデータの書き込みが可能な
領域に設定されている。
【0057】データバッファテーブルは、データバッフ
ァ領域の分割態様と、分割されたデータバッファの領域
をアクセスするために必要な情報が保存される。すなわ
ち、データバッファテーブルは、同図(d)に示すよう
に、4つの参照テーブルからなり、おのおのの参照テー
ブルは、同図(e)に示すように、分割されたデータバ
ッファの領域の先頭アドレスとバッファサイズからな
る。ここで、参照テーブル#1は、データバッファ#1
の先頭アドレスとバッファサイズをあらわし、参照テー
ブル#2は、データバッファ#2の先頭アドレスとバッ
ファサイズをあらわし、参照テーブル#3は、データバ
ッファ#3の先頭アドレスとバッファサイズをあらわ
し、参照テーブル#4は、データバッファ#4の先頭ア
ドレスとバッファサイズをあらわす。なお、データバッ
ファ領域が分割されていない場合には、参照テーブル#
2,#3,#4には、有効なデータが保存されず、デー
タバッファ領域が2分割されている場合には、参照テー
ブル#3,#4には、有効なデータが保存されない。こ
のデータバッファテーブルは、上位制御ユニットFCU
からはデータの読み出しが可能で、通信制御ユニットC
CUからはデータの書き込みおよび読み出しが可能な領
域に設定されている。
【0058】FCUステータス領域は、上位制御ユニッ
トFCUの状態(例えば、プロッタエラーや、メモリフ
ルなど)をあらわすステータスデータを保持するための
ものであり、上位制御ユニットFCUからはデータの書
き込みが可能で、通信制御ユニットCCUからはデータ
の読み出しが可能な領域に設定されている。
【0059】CCUステータス領域は、通信制御ユニッ
トCCUの状態(例えば、リセット要求など)をあらわ
すステータスデータを保持するものであり、上位制御ユ
ニットFCUからはデータの読み出しが可能で、通信制
御ユニットCCUからはデータの書き込みが可能な領域
に設定されている。
【0060】FCU割込要因領域は、上位制御ユニット
FCUから通信制御ユニットCCUに出力するデータ
が、送信画データなのかコマンドデータであるかを指定
するための割込要因データ、および、レスポンスデータ
を受信した確認を応答するための割込要因データを保持
するためのものであり、上位制御ユニットFCUからは
データ書き込みが可能で、通信制御ユニットCCUから
はデータ読み出しが可能な領域に設定されている。
【0061】CCU割込要因領域は、通信制御ユニット
CCUから上位制御ユニットFCUに出力するデータ
が、受信画データなのかレスポンスデータであるかを指
定するための割込要因データ、および、コマンドデータ
を受信した確認を応答するための割込要因データを保持
するためのものであり、通信制御ユニットCCUからは
データ書き込みが可能で、上位制御ユニットFCUから
はデータ読み出しが可能な領域に設定されている。
【0062】ここで、割込要因データは、図6(a)に
示すように、割込要因が画データ(送信画データおよび
受信画データ)の転送であるか、コマンド/レスポンス
の送出であるか、コマンド確認応答/レスポンス確認応
答であるかを識別するための割込種別と、割込要因が画
データ転送の場合、データバッファ領域のどのデータバ
ッファにアクセスしたのかをあらわす割込パラメータか
らなる。なお、ここでいう画データには、符号化圧縮さ
れた状態の画情報も含む。
【0063】また、割込パラメータは、同図(b)に示
すように、4ビットのデータからなり、そのビット1は
データバッファ#1に対応し、ビット2はデータバッフ
ァ#2に対応し、ビット3はデータバッファ#3に対応
し、ビット4はデータバッファ#4に対応している。
【0064】例えば、データバッファ領域がデータバッ
ファ#1,#2に分割されている場合で、上位制御ユニ
ットFCUがデータバッファ#1とデータバッファ#2
に送信画データをセットした場合には、割込要因パラメ
ータは、同図(c)に示したように、ビット1とビット
2にデータ「1」がセットされる。この状態で、通信制
御ユニットCCUがデータバッファ#1からデータを読
み出したときには、割込要因パラメータは、同図(d)
に示したように、ビット1がデータ「0」にセットさ
れ、ビット2がデータ「1」にセットされる。
【0065】これにより、上位制御ユニットFCUは、
通信制御ユニットCCUがデータバッファ#1からデー
タを読み出したことを判別することができる。
【0066】また、FCU割込発動領域は、上位制御ユ
ニットFCUが通信制御ユニットCCUに対して、デー
タ伝送を行うことをあらわす所定のデータを書き込むた
めの領域であり、上位制御ユニットFCUからはデータ
書き込み可能で、通信制御ユニットCCUからはデータ
読み出し可能な領域に設定されている。また、FCU割
込発動領域に所定のデータを書き込むと、DPRAM2
9からは、FCUデータ転送要求割込信号が通信制御ユ
ニットCCUのCPU21に対して出力される。このF
CUデータ転送割込要求信号は、通信制御ユニットCC
UがFCU割込発動領域からデータを読み出した時点
で、停止される。
【0067】CCU割込発動領域は、通信制御ユニット
CCUから上位制御ユニットFCUに対して、データ伝
送を行うことをあらわす所定のデータを書き込むための
領域であり、通信制御ユニットCCUからはデータ書き
込み可能で、上位制御ユニットFCUからはデータ読み
出し可能な領域に設定されている。また、CCU割込発
動領域に所定のデータを書き込むと、CCUデータ転送
要求割込信号が上位制御ユニットFCUのCPU1に対
して出力される。このCCUデータ転送要求割込信号
は、上位制御ユニットFCUがCCU割込発動領域から
データを読み出した時点で、停止される。
【0068】ここで、上位制御ユニットFCUと通信制
御ユニットCCUの間のインタフェース手段のハンドシ
ェーク手順について説明する。
【0069】上位制御ユニットFCUが通信制御ユニッ
トCCUに対して、いずれかのコマンドを送出すると
き、まず、上位制御ユニットFCUは、送出するコマン
ドデータをDPRAM29のコマンドデータ領域に書き
込み、割込種別としてコマンド送出であることをあらわ
す割込要因データをDPRAM29のFCU割込要因領
域に書き込み、所定の割込発動データをDPRAM29
のFCU割込発動領域に書き込む。
【0070】これにより、DPRAM29から通信制御
ユニットCCUのCPU21に対して、FCUデータ転
送要求割込信号が出力され、それにより、通信制御ユニ
ットCCU(のCPU21)は、まず、DPRAM29
のFCU割込発動領域からデータを読み出す。それによ
って、DPRAM29から出力されているFCUデータ
転送要求割込信号が停止される。
【0071】次いで、通信制御ユニットCCUは、DP
RAM29のFCU割込要因領域から割込要因データを
読み出して、そのときの割込要因がコマンド送出である
か、画データ転送であるか、レスポンス確認応答である
かを判断する。この場合には、割込要因がコマンド送出
なので、通信制御ユニットCCUは、DPRAM29の
コマンドデータ領域からコマンドデータを読み出す。
【0072】それとともに、通信制御ユニットCCU
は、割込種別としてコマンド確認応答であることをあら
わす割込要因データをDPRAM29のCCU割込要因
領域に書き込み、所定のデータをDPRAM29のCC
U割込発動領域に書き込む。
【0073】これにより、DPRAM29から上位制御
ユニットFCUのCPU1に対して、CCUデータ転送
要求割込信号が出力され、それにより、上位制御ユニッ
トFCU(のCPU1)は、まず、DPRAM29のC
CU割込発動領域からデータを読み出す。それによっ
て、DPRAM29から出力されているCCU転送要求
割込信号が停止される。
【0074】次いで、上位制御ユニットFCUは、DP
RAM29のCCU割込要因領域から割込要因データを
読み出して、そのときの割込要因がレスポンス送出であ
るか、画データ転送であるか、コマンド確認応答である
かを判断する。この場合には、割込要因がコマンド確認
応答なので、上位制御ユニットFCUは、直前に送出し
たコマンドが通信制御ユニットCCUに正常に取り込ま
れたと判断し、次の動作に移行する。
【0075】また、通信制御ユニットCCUが上位制御
ユニットFCUに対して、レスポンスデータを送出する
ときには、次のような手順が実行される。
【0076】まず、通信制御ユニットCCUは、送出す
るレスポンスデータをDPRAM29のレスポンスデー
タ領域に書き込み、割込種別としてレスポンス送出であ
ることをあらわす割込要因データをDPRAM29のC
CU割込要因領域に書き込み、所定の割込発動データを
DPRAM29のCCU割込発動領域に書き込む。
【0077】これにより、DPRAM29から上位制御
ユニットFCUのCPU1に対して、CCUデータ転送
要求割込信号が出力され、それにより、上位制御ユニッ
トFCU(のCPU1)は、まず、DPRAM29のC
CU割込発動領域からデータを読み出す。それによっ
て、DPRAM29から出力されているCCUデータ転
送要求割込信号が停止される。
【0078】次いで、上位制御ユニットFCUは、DP
RAM29のCCU割込要因領域から割込要因データを
読み出して、そのときの割込要因がレスポンス送出であ
るか、画データ転送であるか、コマンド確認応答である
かを判断する。この場合には、割込要因がレスポンス送
出なので、上位制御ユニットFCUは、DPRAM29
のレスポンスデータ領域からレスポンスデータを読み出
す。
【0079】それとともに、上位制御ユニットFCU
は、割込種別としてレスポンス確認応答であることをあ
らわす割込要因データを、DPRAM29のFCU割込
要因領域に書き込み、所定のデータをDPRAM29の
FCU割込発動領域に書き込む。
【0080】これにより、DPRAM29から通信制御
ユニットCCUのCPU21に対して、FCUデータ転
送要求割込信号が出力され、それにより、通信制御ユニ
ットCCU(のCPU21)は、まず、DPRAM29
のFCU割込発動領域からデータを読み出す。それによ
って、DPRAM29から出力されているFCU転送要
求割込信号が停止される。
【0081】次いで、通信制御ユニットCCUは、DP
RAM29のFCU割込要因領域から割込要因データを
読み出して、そのときにデータ転送要求されている内容
がコマンドデータ送出であるか、画データ転送である
か、レスポンス確認応答であるかを判断する。この場合
には、割込要因がレスポンス確認応答なので、通信制御
ユニットCCUは、直前に送出したレスポンスが上位制
御ユニットFCUに正常に取り込まれたと判断し、次の
動作に移行する。
【0082】このようなハンドシェーク手順により、上
位制御ユニットFCUと通信制御ユニットCCUとの間
で、コマンド/レスポンスがやりとりされる。
【0083】また、上位制御ユニットFCUが通信制御
ユニットCCUに対して、送信画データを送出すると
き、まず、上位制御ユニットFCUは、送出する送信画
データをDPRAM29のデータバッファ領域の空いて
いるデータバッファに書き込み、割込種別として画デー
タ送出であることをあらわすとともにそのときに送信画
データを書き込んだデータバッファをあらわす割込パラ
メータを含む割込要因データをDPRAM29のFCU
割込要因領域に書き込み、所定の割込発動データをDP
RAM29のFCU割込発動領域に書き込む。
【0084】これにより、DPRAM29から通信制御
ユニットCCUのCPU21に対して、FCUデータ転
送要求割込信号が出力され、それにより、通信制御ユニ
ットCCU(のCPU21)は、まず、DPRAM29
のFCU割込発動領域からデータを読み出す。それによ
って、DPRAM29から出力されているFCUデータ
転送要求割込信号が停止される。
【0085】次いで、通信制御ユニットCCUは、DP
RAM29のFCU割込要因領域から割込要因データを
読み出して、そのときの割込要因がコマンド送出である
か、画データ転送であるか、レスポンス確認応答である
かを判断する。この場合には、割込要因が画データ転送
であるので、通信制御ユニットCCUは、そのときの割
込パラメータのビットのうち、データ「1」がセットさ
れているビットに対応したDPRAM29のデータバッ
ファ領域のデータバッファから画データを読み出して、
RAM13に形成している送信画データバッファに保存
する。
【0086】それとともに、通信制御ユニットCCU
は、画データの読み出しを終了した旨をあらわす所定の
画データ読出レスポンスデータをDPRAM29のレス
ポンスデータ領域に書き込み、割込種別としてレスポン
ス送出であることをあらわすとともに、直前に上位制御
ユニットFCUから受信した割込パラメータの各ビット
のうち、そのときに読み出したデータバッファに対応し
たビットをデータ「0」にセットした内容の割込パラメ
ータを含む割込要因データをDPRAM29のCCU割
込要因領域に書き込み、所定のデータをDPRAM29
のCCU割込発動領域に書き込む。
【0087】これにより、DPRAM29から上位制御
ユニットFCUのCPU1に対して、CCUデータ転送
要求割込信号が出力され、それにより、上位制御ユニッ
トFCU(のCPU1)は、まず、DPRAM29のC
CU割込発動領域からデータを読み出す。それによっ
て、DPRAM29から出力されているCCU転送要求
割込信号が停止される。
【0088】次いで、上位制御ユニットFCUは、DP
RAM29のCCU割込要因領域から割込要因データを
読み出して、そのときの割込要因がレスポンス送出であ
るか、画データ転送であるか、コマンド確認応答である
かを判断する。この場合には、割込要因がレスポンス送
出なので、上位制御ユニットFCUは、DPRAM29
のレスポンスデータ領域からレスポンスデータを読み出
す。この場合に、受信したレスポンスデータは、画デー
タの読み出しを終了した旨をあらわす画データ読出レス
ポンスデータであるので、上位制御ユニットFCUは、
それに含まれる割込パラメータの内容を調べ、直前に送
出した画データが通信制御ユニットCCUに正常に取り
込まれたかどうかを判別し、次の動作に移行する。
【0089】また、通信制御ユニットCCUが上位制御
ユニットFCUに対して、受信画データを送出すると
き、まず、通信制御ユニットCCUは、送出する受信画
データをデータバッファ領域の空いているデータバッフ
ァに書き込み、割込種別として画データ送出であること
をあらわすとともにそのときに受信画データを書き込ん
だデータバッファをあらわす割込パラメータを含む割込
要因データをDPRAM29のCCU割込要因領域に書
き込み、所定の割込発動データをDPRAM29のCC
U割込発動領域に書き込む。
【0090】これにより、DPRAM29から上位制御
ユニットFCUのCPU1に対して、CCUデータ転送
要求割込信号が出力され、それにより、上位制御ユニッ
トFCU(のCPU1)は、まず、DPRAM29のC
CU割込発動領域からデータを読み出す。それによっ
て、DPRAM29から出力されているCCUデータ転
送要求割込信号が停止される。
【0091】次いで、上位制御ユニットFCUは、DP
RAM29のCCU割込要因領域から割込要因データを
読み出して、そのときの割込要因が、レスポンス送出で
あるか、画データ転送であるか、コマンド確認応答であ
るかを判断する。この場合には、割込要因が画データ転
送であるので、上位制御ユニットFCUは、そのときの
割込パラメータのビットのうち、データ「1」がセット
されているビットに対応したDPRAM29のデータバ
ッファ領域のデータバッファから画データを読み出し
て、RAM3に形成している送信画データバッファに保
存する。
【0092】それとともに、上位制御ユニットFCU
は、画データの読み出しを終了した旨をあらわす所定の
画データ読出コマンドデータをDPRAM29のコマン
ドデータ領域に書き込み、割込種別としてコマンド送出
であることをあらわすとともに、直前に通信制御ユニッ
トCCUから受信した割込パラメータの各ビットのう
ち、そのときに読み出したデータバッファに対応したビ
ットをデータ「0」にセットした内容の割込パラメータ
を含む割込要因データをDPRAM29のFCU割込要
因領域に書き込み、所定のデータをDPRAM29のF
CU割込発動領域に書き込む。
【0093】これにより、DPRAM29から通信制御
ユニットCCUのCPU21に対して、CCUデータ転
送要求割込信号が出力され、それにより、通信制御ユニ
ットCCU(のCPU21)は、まず、DPRAM29
のFCU割込発動領域からデータを読み出す。それによ
って、DPRAM29から出力されているFCU転送要
求割込信号が停止される。
【0094】次いで、通信制御ユニットCCUは、DP
RAM29のFCU割込要因領域から割込要因データを
読み出して、そのときの割込要因が、コマンド送出であ
るか、画データであるか、レスポンス確認応答であるか
を判断する。この場合には、割込要因がコマンド送出な
ので、通信制御ユニットCCUは、DPRAM29のコ
マンドデータ領域からコマンドデータを読み出す。この
場合のコマンドデータは、画データの読み出しを終了し
た旨をあらわす画データ読出コマンドデータであるの
で、通信制御ユニットCCUは、それに含まれる割込パ
ラメータの内容を調べ、直前に送出した画データが上位
制御ユニットFCUに正常に取り込まれたかどうかを判
別し、次の動作に移行する。
【0095】このようにして、上位制御ユニットFCU
で形成された送信画データが通信制御ユニットCCUに
転送されるとともに、通信制御ユニットCCUで形成さ
れた受信画データが上位制御ユニットFCUに転送され
る。
【0096】また、通信制御ユニットCCUのROM2
2には、図7(a)に示すように、おのおのの国毎の公
衆網および構内交換網に接続するときに必要な各種デー
タおよび上位制御ユニットFCUとの間のインタフェー
ス手段のハンドシェークタイミング条件データなどから
なるグループ3パラメータをまとめてなるグループ3パ
ラメータテーブルが記憶されている。
【0097】おのおののグループ3パラメータは、同図
(b)に示したように、対応する国をあらわす国コー
ド、公衆網および構内交換網に接続するときに必要な各
種データからなる網接続パラメータ、および、自端末に
関する設定データからなる。
【0098】網接続パラメータは、同図(c)に示すよ
うに、公衆網における各種条件データをあらわす公衆交
換パラメータ、構内交換網(構内交換機)における各種
条件データをあらわす構内交換パラメータ、ビジートー
ンの規格(トーン周波数範囲、オンオフ条件など)をあ
らわすビジートーンパラメータ、および、ダイアルトー
ンの規格(トーン周波数範囲、オンオフ条件など)をあ
らわすダイアルトーンパラメータなどからなる。
【0099】また、設定データは、同図(d)に示すよ
うに、自端末の通信機能の設定状態をあらわすスイッチ
情報、1ライン最小保障時間をあらわす最小保障時間、
上位制御ユニットFCUが出力するN種類のコマンドに
対応したコマンド待ち時間をあらわすハンドシェーク時
間(H_S_Time#1〜#N)からなる。
【0100】図8(a)は、上位制御ユニットFCUか
ら通信制御ユニットCCUに出力されるコマンドデータ
の信号形式の一例を示している。
【0101】コマンドデータは、そのコマンドデータの
種別をあらわすコマンド種別情報、このコマンドデータ
で運ぶパラメータの長さ(バイト数)をあらわすコマン
ドサイズ情報、および、このコマンドデータで運ぶ1つ
以上のパラメータ情報からなる。
【0102】おのおののパラメータ情報は、同図(b)
に示すように、そのパラメータ情報の種別をあらわすパ
ラメータ種別情報、このパラメータ情報で運ぶ内容部の
長さ(バイト数)をあらわすパラメータ長情報、およ
び、このパラメータ情報で運ぶデータが収容される内容
部からなる。
【0103】例えば、上位制御ユニットFCUは、画情
報を送信するとき、おのおのの送信ページの先頭部に、
所定形式の図形文字列(送信日時、送信端末の名称、フ
ァイル番号、および、ページ番号など)からなる送信端
末識別情報を付加する。この送信端末識別情報を付加す
るときのコマンドデータは、同図(c)に示すようなも
のになる。この場合、通信制御ユニットCCUが図形文
字を表示するためのキャラクタジェネレータ手段を備え
ていないので、上位制御ユニットFCUは、送信端末識
別情報を構成する文字列を表示するための画像データ
を、文字データとして通信制御ユニットCCUに対して
出力する。
【0104】すなわち、この場合、コマンド種別情報と
して「文字情報」をあらわすデータがセットされ、コマ
ンドサイズ情報としてそのときのパラメータの長さをあ
らわす値CSがセットされる。
【0105】また、パラメータ情報には、パラメータ種
別情報として「フォント種類」をあらわすデータがセッ
トされ、内容部には、文字数(N)、開始位置(P
X)、開始位置(PY)、文字サイズ(Ys)、およ
び、文字データが配置される。
【0106】ここで、文字数(N)は、送信端末識別情
報を構成する文字列に含まれる図形文字の数をあらわ
す。開始位置(PX)は、送信端末識別情報を構成する
文字列を表示する表示開始位置のX方向の座標をあらわ
す。開始位置(PY)は、送信端末識別情報を構成する
文字列を表示する表示開始位置のY方向の座標をあらわ
す。文字サイズ(Ys)は、送信端末識別情報を構成す
る文字の1文字当りのライン数(バイト数(例えば、7
×9フォントの場合は「9」))をあらわす。
【0107】文字データは、送信端末識別情報を構成す
る文字列を表示する画像データを、ライン順序に配置し
たものである。例えば、フォント種類が「ASCII」
で、文字サイズYsの値が「9」の場合、1文字目の第
1バイト、2文字目の第1バイト、・・・、N文字目の
第1バイト、1文字目の第2バイト、2文字目の第2バ
イト、・・・、N文字目の第2バイト、・・・、1文字
目の第9バイト、2文字目の第9バイト、・・・、N文
字目の第9バイトが、順次配置される(「N」は文字数
Nの値)。
【0108】この場合、通信制御ユニットCCUは、図
9に示すような態様で、文字列を配置することができ
る。
【0109】すなわち、原稿DPの1ページの先頭から
副走査方向に寸法Δy1(任意値)だけ離れた位置か
ら、副走査方向に向かって、単位寸法LYずつの文字行
がm個設定され、おのおのの文字行単位に任意の文字列
の画像を表示できる。なお、原稿DPの最後の寸法Δy
2(任意値)の部分は、単位寸法LYを確保できなかっ
た分の残りの部分である。
【0110】したがって、文字列の副走査方向(Y方
向)の表示開始位置は、この文字行の先頭からの順序番
号で指定することができる。また、文字列の主走査方向
の表示開始位置は、主走査開始位置からの寸法PX(単
位:mm((標準解像度での)ドット数などでも可))
で指定することができる。
【0111】したがって、おのおのの文字行に配置され
る文字列は、図10に示すように、原稿DPの左端から
寸法PXの位置に最初の図形文字を表示する領域FNT
が配置され、それ以降、おのおのの図形文字を表示した
領域FNTを、右方向に隙間なく並べる態様に形成され
る。
【0112】また、文字列の寸法LYには、文字列を構
成する領域FNTの1ライン前と1ライン後にそれぞれ
配置される寸法Δd1,Δd2の全白ラインの部分が含
まれる。この場合、寸法Δd1,Δd2には、それぞれ
1ラインの全白ラインが配置される。これにより、例え
ば、送信画像には、送信日時、送信端末の名称、ファイ
ル番号、および、ページ番号などからなる送信端末識別
情報を表示する画像が挿入されるとともに、その表示文
字列の前後1ライン分に空白が設けられることになる。
したがって、具体的には、寸法LYは、(Ys+2)ラ
インに相当する。
【0113】ところで、通信制御ユニットCCUでは、
画情報の伝送時の解像度として、主走査方向の解像度が
8(ドット/mm)で副走査方向の解像度が3.85
(ライン/mm)の標準解像度、主走査方向の解像度が
8(ドット/mm)で副走査方向の解像度が7.7(ラ
イン/mm)の精細解像度、主走査方向の解像度が8
(ドット/mm)で副走査方向の解像度が15.4(ラ
イン/mm)のファイン解像度、および、主走査方向の
解像度が16(ドット/mm)で副走査方向の解像度が
15.4(ライン/mm)のスーパーファイン解像度の
4種類の解像度のいずれかを適用することができる。
【0114】したがって、例えば、送信端末識別情報を
転送するコマンドデータにおける各パラメータが、標準
解像度で、文字数Nが5、X方向の開始位置PXが20
(mm)、Y方向の開始位置PYが1、文字サイズYs
が9(ライン)である場合、精細解像度では、同一寸法
で送信端末識別情報を表示するためのコマンドデータに
おける各パラメータは、文字数Nが5、X方向の開始位
置PXが20(mm)、Y方向の開始位置PYが1、文
字サイズYsが18(ライン)になる(図11参照)。
【0115】同様に、ファイン解像度でのコマンドデー
タの各パラメータは、文字数Nが5、X方向の開始位置
PXが20(mm)、Y方向の開始位置PYが1、文字
サイズYsが36(ライン)になり、スーパーファイン
解像度でのコマンドデータの各パラメータは、文字数N
が10、X方向の開始位置PXが20(mm)、Y方向
の開始位置PYが1、文字サイズYsが36(ライン)
になる(図11参照)。
【0116】この場合、スーパーファイン解像度では、
主走査方向の解像度が標準解像度の2倍になるので、図
12(a),(b)に示すように、元のフォントデータ
の水平方向のデータをドット単位に2倍に増やすように
している。
【0117】また、1ライン当たりの1文字のデータ転
送を1バイト単位に行うと、標準解像度では転送バイト
数と文字数が一致するので、その関係を利用してデータ
処理を行っている。
【0118】一方、上述のように、スーパーファイン解
像度では、主走査方向のドット数が標準解像度の2倍に
なる。そこで、スーパーファイン解像度の場合でも、標
準解像度の場合と同じデータ処理を適用できるようにす
るために、文字数を2倍に増やしている。
【0119】以上の構成で、このグループ3ファクシミ
リ装置に電源が投入されると、上位制御ユニットFCU
および通信制御ユニットCCUは、まず、それぞれのユ
ニットのシステムの初期設定を行い、その初期設定を終
了すると、図12に示したようなユニット間初期化処理
を実行する。
【0120】すなわち、まず、上位制御ユニットFCU
は、あらかじめ設定されている国コード情報を含む「グ
ループ3パラメータ初期化要求コマンド」を通信制御ユ
ニットCCUに送出する。
【0121】これにより、通信制御ユニットCCUは、
受け入れた「グループ3パラメータ初期化要求コマン
ド」に含まれる国コード情報を取り出し、その国コード
情報と同じ値が国コードにセットされているグループ3
パラメータを読み出し、その読み出した内容を、SRA
M24に確保されているグループ3パラメータ用の所定
領域に保存するとともに、そのグループ3パラメータを
含む「グループ3パラメータ初期化確認レスポンス」を
上位制御ユニットFCUに送出する。
【0122】上位制御ユニットFCUは、「グループ3
パラメータ初期化確認レスポンス」を受け入れると、そ
れに含まれているグループ3パラメータをRAM3(ま
たは、磁気ディスク装置8)の所定領域に保存する。そ
して、あらかじめ設定されている最小保障時間、およ
び、N種類のコマンドに対応したコマンド待ち時間をあ
らわすハンドシェーク時間を読み出して、その内容を含
む「グループ3パラメータ設定要求コマンド」を通信制
御ユニットCCUに送出する。
【0123】通信制御ユニットCCUは、「グループ3
パラメータ設定要求コマンド」を受け入れると、それに
含まれている最小保障時間、および、N種類のコマンド
に対応したコマンド待ち時間をあらわすハンドシェーク
時間により、SRAM24に先に記憶したグループ3パ
ラメータの最小保障時間の値、および、ハンドシェーク
時間の値を書き換える。次いで、通信制御ユニットCC
Uは、ROM22のバージョン番号をあらわす情報を含
む「グループ3パラメータ設定確認レスポンス」を上位
制御ユニットFCUに送出する。
【0124】上位制御ユニットFCUは、「グループ3
パラメータ設定確認レスポンス」を受け入れると、それ
に含まれている通信制御ユニットCCUのバージョン情
報を取り出し、ROM22のバージョン番号と通信制御
ユニットCCUの通信機能の関係をあらわすテーブルな
どを参照し、通信制御ユニットCCUが提供可能な通信
機能を認識する。
【0125】このようにして、ユニット間初期化処理を
終了すると、上位制御ユニットFCUおよび通信制御ユ
ニットCCUは、おのおのの待機時の動作に移行する。
【0126】このようにして、本実施例では、電源投入
時に実行するユニット間初期化処理で、上位制御ユニッ
トFCUの装置機能に対応したパラメータを通信制御ユ
ニットCCUに通知するようにしているので、通信制御
ユニットCCUは、それ以降に実行する通信制御処理、
および、インタフェース制御処理において、そのときに
通知されたパラメータを参照した動作を行うことができ
る。
【0127】図14は、図1に示したグループ3ファク
シミリ装置の間でグループ3ファクシミリ通信を実行す
るときの動作について示している。なお、以下の説明に
おいて、上位制御ユニットFCUと通信制御ユニットC
CU間のコマンド/レスポンスのやりとり、および、画
データのやりとりは、上述したハンドシェーク手順によ
り実行される。
【0128】まず、発端末のユーザがスキャナ6に送信
原稿をセットし、宛先を指定して、送信開始を指令する
と、発端末の上位制御ユニットFCUは、そのときに指
定された宛先の電話番号を指定した状態で、発呼接続を
要求することをあらわす「発呼接続要求コマンド」を通
信制御ユニットCCUに送出し、それにより、通信制御
ユニットCCUは、「発呼接続要求コマンド」に含まれ
る宛先を発呼する(ダイアル)。
【0129】これにより、着端末には、網から呼出信号
が送出され、それにより、着端末の通信制御ユニットC
CUは着信検出し、したがって、通信制御ユニットCC
Uは、着信検出したことを通知するための「着呼通知レ
スポンス」を上位制御ユニットFCUに送出する。上位
制御ユニットFCUは、着呼応答することを指令するた
めの「着呼接続要求コマンド」を通信制御ユニットCC
Uに送出し、それによって、通信制御ユニットCCUは
網に対して着信応答し、着呼接続を完了したことをあら
わす「着呼接続確認レスポンス」を上位制御ユニットF
CUに送出する。それにより、上位制御ユニットFCU
は、受信動作の開始を指令するための「受信開始要求コ
マンド」を通信制御ユニットCCUに送出する。
【0130】これにより、着端末の通信制御ユニットC
CUは、自端末が非音声端末であることを表示するため
の被呼局識別信号CED(トーン信号)、および、自端
末の標準的な機能を通知するためのデジタル識別信号D
IS(バイナリ信号)を送出する。
【0131】発端末の通信制御ユニットCCUは、被呼
局識別信号CEDを検出すると、「発呼接続確認レスポ
ンス」を上位制御ユニットFCUに送出し、上位制御ユ
ニットFCUは、画情報送信を開始する旨をあらわす
「送信開始要求コマンド」を通信制御ユニットCCUに
送出し、それにより、通信制御ユニットCCUは、「送
信開始確認レスポンス」を上位制御ユニットFCUに送
出する。そして、上位制御ユニットFCUは、1ライン
当たりの最小ビット数を指定した状態で、そのときに使
用する送信機能を設定することを要求する「送信モード
設定要求コマンド」を通信制御ユニットCCUに送出す
る。ここで、1ライン当たりの最小ビット数は、スキャ
ナ6により原稿画像を読み取ったときに1ライン分の画
データを出力する際に要する時間の実測値を、2400
bpsで送出する画データのビット数に換算した値であ
る。例えば、実測値が8ミリ秒の場合には、2400b
psで送出する画データのビット数に換算すると19.
2になるので、この場合の1ライン当たりの最小ビット
数は、20ビットになる。この1ライン当たりの最小ビ
ット数は、上位制御ユニットFCUにあらかじめ設定さ
れている値である。
【0132】これにより、発端末の通信制御ユニットC
CUは、着端末からデジタル識別信号DISを受信する
と、そのデジタル識別信号DISのパラメータと、自端
末の伝送機能とを比較して、共通の伝送機能を判定し、
そのときに用いる伝送機能を設定する。このとき、通信
制御ユニットCCUは、SRAM24に保存されている
グループ3パラメータの値を参照して、自端末の伝送機
能を判定する。また、最小保障時間については、上位制
御ユニットFCUから通知された値と、設定可能な最小
の値のうち大きい値を採用する。
【0133】そして、発端末の通信制御ユニットCCU
は、その設定した伝送機能を内部に設定するとともに、
その伝送機能を通知するためのデジタル命令信号DCS
を着端末に送出し、そのときに設定したモデム速度でモ
デムトレーニング手順を実行するために、所定のトレー
ニングチェック信号TCFを送出する。
【0134】着端末の通信制御ユニットCCUは、発端
末からデジタル命令信号DCSを受信すると、受信動作
を開始することを通知するための「受信開始確認レスポ
ンス」を上位制御ユニットFCUに送出し、上位制御ユ
ニットFCUは、受信モードの通知を要求する「受信モ
ード通知要求コマンド」を通信制御ユニットCCUに送
出する。
【0135】一方、着端末の通信制御ユニットCCU
は、発端末から指定された伝送機能を内部に設定すると
ともに、トレーニングチェック信号TCFを受信し、そ
のときの受信結果を判定する。そして、受信結果がOK
の場合には、受信準備確認信号CFRを発端末に送出し
て、受信準備が完了したことをあらわす「受信モード通
知確認レスポンス」を上位制御ユニットFCUに送出す
る。これにより、上位制御ユニットFCUは、「画情報
受信要求コマンド」を通信制御ユニットCCUに送出し
た後に、受信画データの転送入力準備状態に移行する。
また、通信制御ユニットCCUは、「画情報受信確認レ
スポンス」を上位制御ユニットFCUに送出した後に、
画情報受信準備状態に移行する。また、通信制御ユニッ
トCCUは、DPRAM29のデータバッファテーブル
に、そのときの動作モードに対応した値を書き込む。こ
の場合、データバッファ領域を2つのデータバッファ#
1,#2に分割するので、データバッファテーブルに
は、参照テーブル#1,#2の内容が書き込まれる。
【0136】発端末の通信制御ユニットCCUは、着端
末から受信準備確認信号CFRを受信すると、送信準備
が整ったことをあらわす「送信モード設定確認レスポン
ス」を上位制御ユニットFCUに送出する。また、この
とき、通信制御ユニットCCUは、DPRAM29のデ
ータバッファテーブルに、そのときの動作モードに対応
した値を書き込む。この場合、データバッファ領域を2
つのデータバッファ#1,#2に分割するので、データ
バッファテーブルには、参照テーブル#1,#2の内容
が書き込まれる。
【0137】これによって、発端末の上位制御ユニット
FCUは、「画情報送信要求コマンド」を通信制御ユニ
ットCCUに送出する。それにより、通信制御ユニット
CCUは、「画情報送信確認レスポンス」を上位制御ユ
ニットFCUに送出し、これにより、上位制御ユニット
FCUによってスキャナ6の読取動作が開始され、スキ
ャナ6から順次出力される送信画データは、符号化復号
化部9で符号化圧縮され、それによって得られた送信画
情報は、上述したハンドシェーク手順にしたがって通信
制御ユニットCCUへと転送される。また、上位制御ユ
ニットFCUは、送信画情報に先立って、所定形式の文
字列からなる送信端末識別情報の文字情報を形成し、そ
の文字情報は、上述した形式のコマンドデータとして、
上述したハンドシェーク手順にしたがって通信制御ユニ
ットCCUに転送される。
【0138】通信制御ユニットCCUでは、転送入力し
た送信端末識別情報の文字情報をRAM23に確保した
バッファに一旦蓄積する。それとともに、通信制御ユニ
ットCCUは、転送入力した送信画情報をRAM23に
確保したバッファに一旦蓄積し、符号化復号化部26に
よって元の送信画データに復号化し、その復号化したラ
インに送信端末識別情報の表示データを挿入するときに
は、その送信端末識別情報の表示データを符号化復号化
部26によってそのときに設定した符号化方式で符号化
圧縮し、送信端末識別情報の挿入位置でないときには、
復号化した1ライン分の送信画データを符号化復号化部
26によってそのときに設定した符号化方式で符号化圧
縮し、それによって得た画情報をグループ3ファクシミ
リモデム27に順次転送し、画情報PIXを着端末に送
出する。このとき、通信制御ユニットCCUは、上位制
御ユニットFCUから通知された1ライン当たり最小ビ
ット数の値に、そのときの伝送速度を2400bpsで
割ったときの商の値を乗じた値を、適用最小ビット数と
して、適宜にフィルビットを挿入する。例えば、1ライ
ン当たりの最小ビット数が20ビットの場合、モデム速
度が9600bpsであれば、適用最小ビット数の値は
80(=20×(9600÷2400))になる。
【0139】着端末の通信制御ユニットCCUは、発端
末から画情報PIXを受信すると、その受信した画情報
PIXを符号化復号化部26で復号化してエラー検出す
るとともに、復号化によって得られた画データを、上述
したハンドシェーク手順によって上位制御ユニットFC
Uに転送する。上位制御ユニットFCUでは、転送入力
した画データ(受信画データ)を、プロッタ7に順次転
送して、受信原稿を記録出力する。
【0140】発端末の通信制御ユニットCCUは、1ペ
ージ分の画情報の送信を終了すると、「画情報送信終了
通知レスポンス」を上位制御ユニットFCUに送出し、
上位制御ユニットFCUは、後続ページの有無を通知す
るとともに送信結果の通知を要求する「送信結果要求コ
マンド」を通信制御ユニットCCUに送出する。それと
ともに、通信制御ユニットCCUは、1ページ分の画情
報の送信を終了すると、この場合には、後続ページがな
いので、メッセージ後命令として手順終了信号EOPを
着端末に送出する。
【0141】着端末の通信制御ユニットCCUは、メッ
セージ後命令として手順終了信号EOPを受信すると、
1ページ分の画情報受信を終了したことを通知する「画
情報受信終了通知レスポンス」を上位制御ユニットFC
Uに送出し、上位制御ユニットFCUは、受信結果の通
知を要求する「受信結果要求コマンド」を通信制御ユニ
ットCCUに送出する。また、通信制御ユニットCCU
は、そのときの受信結果が良好な場合には、応答信号と
してメッセージ確認信号MCFを発端末に送出し、受信
結果の内容を通知する「受信結果確認レスポンス」を上
位制御ユニットFCUに送出する。また、上位制御ユニ
ットFCUは、「受信開始要求コマンド」を通信制御ユ
ニットCCUに送出して、次のページの受信に備える。
【0142】発端末の通信制御ユニットCCUは、着端
末からメッセージ確認信号MCFを受信すると、送信結
果OKを通知するための「送信結果確認レスポンス」を
上位制御ユニットFCUに送出し、上位制御ユニットF
CUは、回線切断を要求するための「回線切断要求コマ
ンド」を通信制御ユニットCCUに送出する。それによ
り、発端末の通信制御ユニットCCUは、着端末に切断
命令信号DCNを送出して、回線を復旧し、回線切断を
通知するための「回線切断通知レスポンス」を上位制御
ユニットFCUに送出する。これにより、発端末側の一
連の画情報送信動作が終了する。
【0143】着端末の通信制御ユニットCCUは、切断
命令信号DCNを受信すると、回線を復旧するととも
に、回線切断を通知するための「回線切断通知レスポン
ス」を上位制御ユニットFCUに送出する。これによ
り、着端末側の一連の画情報送信動作が終了する。
【0144】このようにして、発端末の上位制御ユニッ
トFCUと通信制御ユニットCCUとの間で、所定の制
御シーケンスにしたがったコマンド/レスポンスのやり
とりが行われるとともに、送信画情報の転送が実行され
て、送信時のグループ3ファクシミリ装置の動作が実現
される。
【0145】図15は、上位制御ユニットFCUが送信
画情報を通信制御ユニットCCUに転送するときの処理
例を示している。
【0146】まず、上位制御ユニットFCUは、通信制
御ユニットCCUから画情報が要求されるまで待機して
おり(判断101のNOループ)、通信制御ユニットC
CUから画情報が要求されて判断101の結果がYES
になると、そのときの日時、自端末の識別情報(端末名
称等)、送信ファイル番号、および、ページ番号からな
る送信端末識別情報を作成し(処理102)、その送信
端末識別情報を通信制御ユニットCCUに転送する(処
理103)。
【0147】そして、スキャナ6により1ページ分の原
稿画像を読み取り(処理104)、それによって得た送
信画データを符号化復号化部9で符号化圧縮し(処理1
05)、それによって得た送信画情報を通信制御ユニッ
トCCUに転送する(処理106)。
【0148】1ページ分の送信画情報の転送を終了する
と、次のページがセットされているかどうかを調べ(判
断107)、判断107の結果がYESになるときに
は、通信制御ユニットCCUに対して次のページがある
ことを通知し(処理108)、判断107の結果がNO
になるときには、通信制御ユニットCCUに対して次の
ページがないことを通知して(処理109)、この動作
を終了する。
【0149】図16および図17は、送信端末識別情報
(TTI)作成処理(処理102)の一例を示してい
る。ただし、この場合、送信端末識別情報を構成する図
形文字の文字セットは、ASCIIまたはローマ字カナ
の1バイトコード体系の文字セットを用いる。
【0150】まず、送信端末識別情報を構成する文字列
に対応した文字コード列(以下、TTI文字列という)
を作成し(処理201)、上述したコマンドデータのう
ち、パラメータの先頭に付加するヘッダ情報(コマンド
種別情報およびコマンドサイズ情報)およびパラメータ
自体のヘッダ情報(「フォント種類」、文字数N、開始
位置PX、開始位置PY、および、文字サイズYs)を
作成して、所定の送信文字情報バッファに保存する(処
理202)。
【0151】次いで、そのときに指定されている解像度
に応じた値を変数RCにセットする(処理203)。こ
こで、標準解像度の場合、変数RCの値は「1」にセッ
トされ、精細解像度の場合、変数RCの値は「2」にセ
ットされ、ファイン解像度およびスーパーファイン解像
度の場合、変数RCの値は「4」にセットされる。
【0152】そして、処理ライン数を管理するための変
数Lを「1」に初期設定し(処理204)、そのときに
指定されている解像度がスーパーファイン解像度である
かどうかを調べる(判断205)。
【0153】判断205の結果がNOになるときには、
変数iの値を「1」に初期設定し(処理206)、TT
I文字列のi文字目の文字コードを抽出し、キャラクタ
ジェネレータ10から、指定されているフォント種類に
対応し、かつ、その文字コードに対応したフォントデー
タのLライン目(Lバイト目)の1バイトデータを抽出
して、その抽出した1バイトデータのビット方向を反転
する(処理207;図3(b)参照)。
【0154】そして、反転後の1バイトデータを所定の
送信文字情報バッファの内容部のi文字目のLバイト目
に保存し(処理208)、変数iの値を1つ増やし(処
理209)、変数iの値が文字数Nよりも大きくなった
かどうかを調べる(判断210)。
【0155】判断210の結果がNOになるときには、
Lライン目のデータの処理が終了していないので、処理
207に戻り、次の文字のLライン目の1バイトデータ
を形成する。
【0156】判断210の結果がYESになるときに
は、Lライン目のデータの処理が終了したので、変数R
Cの値を1つ減らし(処理211)、変数RCの値が0
に等しいかどうかを調べる(判断212)。判断212
の結果がNOになるときには、文字の大きさが統一でき
るようにその解像度に対応したライン数だけ、同一ライ
ンのデータを繰り返して形成するため、処理206に戻
る。
【0157】また、判断212の結果がYESになると
きには、変数RCに、そのときの解像度に対応した値を
セットする。そして、次のラインのデータを形成するた
めに、変数Lの値を1つ増やし(処理213)、変数L
の値が文字サイズYsよりも大きくなったかどうかを調
べる(判断214)。判断214の結果がNOになると
きには、残りのラインのデータを発生するために、処理
206に戻る。また、判断214の結果がYESになる
ときには、TTI文字列のデータの発生を終了したの
で、この処理を終了する。
【0158】また、指定されている解像度がスーパーフ
ァイン解像度の場合で、判断205の結果がYESにな
るときには、変数iの値を「1」に初期設定し(処理2
15)、TTI文字列のi文字目の文字コードを抽出
し、その文字コードに対応したフォントデータのLライ
ン目(Lバイト目)の1バイトデータを抽出して、その
抽出した1バイトデータを、おのおののビットを2ビッ
トに増やして、2バイトデータに変換し(処理21
6)、その2バイトデータのビット方向を反転する(処
理217)。
【0159】そして、反転後の2バイトデータを所定の
送信文字情報バッファの(2i−1)文字目のLバイト
目からの2バイト領域に保存し(処理218)、変数i
の値を1つ増やし(処理219)、変数iの値が文字数
Nよりも大きくなったかどうかを調べる(判断22
0)。
【0160】判断220の結果がNOになるときには、
Lライン目のデータの処理が終了していないので、処理
216に戻り、次の文字のLライン目の1バイトデータ
を形成する。
【0161】判断220の結果がYESになるときに
は、Lライン目のデータの処理が終了したので、変数R
Cの値を1つ減らし(処理221)、変数RCの値が0
に等しいかどうかを調べる(判断222)。判断222
の結果がNOになるときには、文字の大きさが統一でき
るようにその解像度に対応したライン数だけ、同一ライ
ンのデータを繰り返して形成するため、処理216に戻
る。
【0162】また、判断222の結果がYESになると
きには、次のラインのデータを形成するために、変数L
の値を1つ増やし(処理223)、変数Lの値が文字サ
イズYsよりも大きくなったかどうかを調べる(判断2
24)。判断224の結果がNOになるときには、残り
のラインのデータを発生するために、処理215に戻
る。また、判断224の結果がYESになるときには、
TTI文字列のデータの発生を終了したので、この処理
を終了する。
【0163】図18は、1ページ分の画情報を送信する
ときの通信制御ユニットCCUの処理例を示している。
【0164】まず、1ページ分の画情報の送信開始状態
になっているかどうかを監視しており(判断301のN
Oループ)、判断301の結果がYESになると、上位
制御ユニットFCUに対して画情報要求を通知し(処理
302)、上位制御ユニットFCUから送信端末識別情
報の文字情報を入力して所定の文字情報バッファに保存
し(処理303)、上位制御ユニットFCUから転送さ
れてくる画情報の入力および保存処理を開始する(処理
304)。これにより、所定の手順にしたがって、上位
制御ユニットFCUから転送される画情報が、通信制御
ユニットCCUで取り込まれ、所定の送信画データバッ
ファに順次保存される。
【0165】次に、文字行内のライン数を管理するため
の変数CLを「0」に初期化するとともに、文字行の行
番号を管理するための変数CYを「1」に初期化し(処
理305)、送信画データバッファに保存している1ラ
イン分の画情報を復号化して、所定の送信画像ラインバ
ッファに保存する(処理306)。また、この復号化の
際に、ページ終了フラグが検出されているかどうかを調
べて(判断307)、判断307の結果がYESになる
ときには、エンドフラグEFをセットする(処理30
8)。
【0166】そして、そのときに、送信端末識別情報を
付加するモードに設定されているかどうかを調べ(判断
309)、判断309の結果がYESになるときには、
変数CYの値が開始位置PYに等しいかどうかを調べる
(判断310)。判断310の結果がYESになるとき
には、そのときのラインが送信端末識別情報を挿入する
ラインであるので、その文字列の1ライン目であるかど
うかを調べる(判断311)。
【0167】判断311の結果がYESになるときに
は、送信端末識別情報を付加する部分の1ライン前を全
白ラインにするために、送信画像ラインバッファの1ラ
イン前のデータを全白ラインに書き換え(処理32
1)、1ライン分の送信端末識別情報の文字データを挿
入するための文字挿入処理(処理313)を実行する。
また、判断311の結果がNOになるときには、処理3
12を行わない。また、判断309の結果がNOになる
とき、および、判断310の結果がNOになるときに
は、処理312,313を行わない。
【0168】次いで、変数CLの値を1つ増やし(処理
314)、変数CLの値が文字行のライン数LYに一致
するかどうかを調べる(判断315)。判断315の結
果がYESになるときには、1つの文字行の処理が終了
したので、変数CYの値が開始位置PYに等しいかどう
かを調べる(判断316)。判断316の結果がYES
になるときには、送信端末識別情報を付加する部分の1
ライン後を全白ラインにするために、送信画像ラインバ
ッファの次のラインを全白ラインにセットする(処理3
17)。
【0169】そして、変数CLの値を「0」に初期設定
するとともに、変数CYの値を1つ増やし(処理31
8)、次の文字行の処理のための準備を行う。また、判
断316の結果がNOになるときには処理317を行わ
ず、判断315の結果がNOになるときには、処理31
7,318を行わない。
【0170】次に、現在の処理ラインの1ライン前の送
信画データを、そのときに指定されている符号化方式で
符号化し(処理319)、その現在の処理ラインでエン
ドフラグFEがセットされているかどうかを調べる(判
断320)。判断320の結果がNOになるときには、
次のラインを処理するために、処理306に戻る。ま
た、判断320の結果がYESになるときには、1ペー
ジ分の送信画情報が形成されたので、この処理を終了す
る。
【0171】図19は、文字挿入処理(処理313)の
一例を示している。
【0172】まず、送信画像ラインバッファにおいて、
そのときの1ライン分の画データを挿入する領域のう
ち、主走査開始位置から開始位置PXに対応したバイト
数だけ後の領域を指すようにポインタPAの値を初期設
定するとともに(処理401)、文字情報バッファにお
いて送信端末識別情報の文字情報の文字データの変数C
Lの値に対応した最初のバイトを指すようにポインタP
Bの値を初期設定する(処理402)。また、変数iの
値を0に初期設定する(処理403)。
【0173】そして、ポインタPBにより示される1バ
イトデータを、ポインタPAで示される1バイト領域に
保存して、1ライン分の画データの1バイト分(1文字
分)のデータを、送信画像ラインバッファバッファに保
存する(処理404)。
【0174】次に、ポインタPAの値を1つ増やすとと
もに、ポインタPBの値を1つ増やして、それぞれのポ
インタPA,PBの値を更新し(処理405)、変数i
の値を1つ増やして(処理406)、変数iの値が文字
数N以上になったかどうかを調べる(判断407)。判
断407の結果がNOになるときには、次の文字の1ラ
イン分のデータを処理するために処理404に戻る。ま
た、判断407の結果がYESになるときには、この処
理を終了する。
【0175】このようにして、本実施例では、上位制御
ユニットFCU側で送信画像に付加する送信端末識別情
報の画像を形成し、その送信端末識別情報の画像を通信
制御ユニットCCUに転送しているので、通信制御ユニ
ットCCUがキャラクタジェネレータ手段のような図形
文字を表示するためのドットパターンを発生する手段を
備えなくとも、送信端末識別情報を送信画像に付加する
ことができ、通信制御ユニットCCUの装置コストを低
減することができる。
【0176】また、そのときの送信画像の解像度に応じ
て、上位制御ユニットFCUで作成する画像データの倍
率(1ライン当たりのドット数や、同一ラインの繰り返
し数)を設定しているので、通信制御ユニットCCUに
はそのための処理機能を必要とせず、装置コストをより
低減することができる。
【0177】また、端末識別情報などの付加情報を送信
画像に挿入する位置を、適宜に指定することができるの
で、上位制御ユニットFCU側のアプリケーションの自
由度が大きく、より汎用的な通信制御ユニットCCUを
実現できる。
【0178】ところで、上述した実施例では、上位制御
ユニットFCUは、端末識別情報などの付加情報の画像
データを送信画像の解像度に応じた倍率で作成するの
で、より高解像度が設定された場合、上位制御ユニット
FCUから通信制御ユニットCCUに転送する付加情報
の画像データのデータ量が非常に多くなり、ファクシミ
リ通信を円滑に行えなくなるおそれがある。このよう
に、本体の送信画像データでなく、それに付加する付加
情報の画像データのデータ量が大きくなるために、ファ
クシミリ通信が円滑に行えなくなるという事態は、好ま
しくない。
【0179】そこで、上位制御ユニットFCUが作成す
る付加情報の画像データの解像度を、最も小さい解像度
(例えば、上述した「標準解像度」)に設定し、通信制
御ユニットCCU側で実際の送信画像の解像度に応じた
倍率の変倍処理を行うようにすると、上位制御ユニット
FCUから通信制御ユニットCCUに転送する付加情報
の画像データのデータ量が小さくなり、ファクシミリ通
信を円滑に行うことができる。
【0180】かかる実施例の場合、上位制御ユニットF
CUが送信端末識別情報を作成するときに実行する処理
例を、図20に示す。なお、この場合、上位制御ユニッ
トFCUは、基本的には、図15に示した処理を実行し
て、送信画情報を通信制御ユニットCCUに転送する。
また、この場合、送信端末識別情報を構成する図形文字
の文字セットは、ASCIIまたはローマ字カナの1バ
イトコード体系の文字セットを用いる。
【0181】まず、送信端末識別情報を構成する文字列
に対応した文字コード列(以下、TTI文字列という)
を作成し(処理501)、上述したコマンドデータのう
ち、パラメータの先頭に付加するヘッダ情報(コマンド
種別情報およびコマンドサイズ情報)およびパラメータ
自体のヘッダ情報(「フォント種類」、文字数N、開始
位置PX、開始位置PY、および、文字サイズYs)を
作成して、所定の送信文字情報バッファに保存する(処
理502)。
【0182】次いで、処理ライン数を管理するための変
数Lを「1」に初期設定し(処理503)、変数iの値
を「1」に初期設定し(処理504)、TTI文字列の
i文字目の文字コードを抽出し、キャラクタジェネレー
タ10から、指定されているフォント種類に対応し、か
つ、その文字コードに対応したフォントデータのLライ
ン目(Lバイト目)の1バイトデータを抽出して(処理
505)、その抽出した1バイトデータのビット方向を
反転する(処理506)。
【0183】そして、反転後の1バイトデータを送信文
字情報バッファのi文字目のLバイト目に保存し(処理
507)、変数iの値を1つ増やし(処理508)、変
数iの値が文字数Nよりも大きくなったかどうかを調べ
る(判断509)。
【0184】判断509の結果がNOになるときには、
Lライン目のデータの処理が終了していないので、処理
505に戻り、次の文字のLライン目の1バイトデータ
を形成する。
【0185】判断509の結果がYESになるときに
は、Lライン目のデータの処理が終了したので、次のラ
インのデータを形成するために、変数Lの値を1つ増や
し(処理510)、変数Lの値が文字サイズYsよりも
大きくなったかどうかを調べる(判断511)。判断5
11の結果がNOになるときには、残りのラインのデー
タを発生するために、処理504に戻る。また、判断5
11の結果がYESになるときには、TTI文字列のデ
ータの発生を終了したので、この処理を終了する。
【0186】また、この場合に、通信制御ユニットCC
Uが1ページ分の画情報を送信するときに実行する処理
例を、図21(a),(b)に示す。
【0187】まず、1ページ分の画情報の送信開始状態
になっているかどうかを監視しており(判断601のN
Oループ)、判断601の結果がYESになると、上位
制御ユニットFCUに対して画情報要求を通知し(処理
602)、上位制御ユニットFCUから送信端末識別情
報の文字情報を入力して所定の文字情報バッファに保存
し(処理603)、上位制御ユニットFCUから転送さ
れてくる画情報の入力および保存処理を開始する(処理
604)。これにより、所定の手順にしたがって、上位
制御ユニットFCUから転送される画情報が、通信制御
ユニットCCUで取り込まれ、所定の送信画データバッ
ファに順次保存される。
【0188】次に、文字行内のライン数を管理するため
の変数CLを「0」に初期化するとともに、文字行の行
番号を管理するための変数CYを「1」に初期化し(処
理605)、そのときに指定されている解像度に応じた
値を変数RCにセットする(処理606)。ここで、標
準解像度の場合、変数RCの値は「1」にセットされ、
精細解像度の場合、変数RCの値は「2」にセットさ
れ、ファイン解像度およびスーパーファイン解像度の場
合、変数RCの値は「4」にセットされる。
【0189】そして、送信画データバッファに保存して
いる1ライン分の画情報を復号化して、所定の送信画像
ラインバッファに保存する(処理607)。また、この
復号化の際に、ページ終了フラグが検出されているかど
うかを調べて(判断608)、判断608の結果がYE
Sになるときには、エンドフラグEFをセットする(処
理609)。
【0190】また、そのときに、送信端末識別情報を付
加するモードに設定されているかどうかを調べ(判断6
10)、判断610の結果がYESになるときには、変
数CYの値が開始位置PYに等しいかどうかを調べる
(判断611)。判断611の結果がYESになるとき
には、そのときのラインが送信端末識別情報を挿入する
ラインであるので、その文字列の1ライン目であるかど
うかを調べる(判断612)。
【0191】判断612の結果がYESになるときに
は、送信端末識別情報を付加する部分の1ライン前を全
白ラインにするために、送信画像ラインバッファの1ラ
イン前のデータを全白ラインに書き換え(処理61
3)、1ライン分の送信端末識別情報の文字データを挿
入するための文字挿入処理(処理614)を実行する。
また、判断612の結果がNOになるときには、処理6
13を行わない。また、判断610の結果がNOになる
とき、および、判断611の結果がNOになるときに
は、処理613,614を行わない。
【0192】次に、変数RCの値を1つ減らして(処理
615)、変数RCの値が「0」に等しいかどうかを調
べる(判断616)。判断616の結果がYESになる
ときには、解像度に対応した同一ラインの繰り返し処理
を終了した場合なので、次のラインの処理に移る。
【0193】すなわち、変数RCにそのときの解像度に
対応した値をセットし(処理617)、変数CLの値を
1つ増やし(処理618)、変数CLの値が文字行のラ
イン数LYに一致するかどうかを調べる(判断61
9)。判断619の結果がYESになるときには、1つ
の文字行の処理が終了したので、変数CYの値が開始位
置PYに等しいかどうかを調べる(判断620)。判断
620の結果がYESになるときには、送信端末識別情
報を付加する部分の1ライン後を全白ラインにするため
に、送信画像ラインバッファの次のラインを全白ライン
にセットする(処理611)。
【0194】そして、変数CLの値を「0」に初期設定
するとともに、変数CYの値を1つ増やし(処理62
2)、次の文字行の処理のための準備を行う。また、判
断620の結果がNOになるときには処理621を行わ
ず、判断619の結果がNOになるときには、処理62
1,622を行わない。
【0195】次に、現在の処理ラインの1ライン前の送
信画データを、そのときに指定されている符号化方式で
符号化し(処理623)、その処理ラインでエンドフラ
グFEがセットされているかどうかを調べる(判断62
4)。判断624の結果がNOになるときには、次のラ
インを処理するために、処理607に戻る。また、判断
624の結果がYESになるときには、1ページ分の送
信画情報が形成されたので、この処理を終了する。ま
た、判断616の結果がNOになるときには、同一ライ
ンの繰り返し処理が終了していないので、処理623に
移行し、それ以降の処理を行う。
【0196】図22は、文字挿入処理(処理614)の
一例を示している。
【0197】まず、送信画像ラインバッファにおいて、
そのときの1ライン分の画データを挿入する領域のう
ち、主走査開始位置から開始位置PXに対応したバイト
数だけ後の領域を指すようにポインタPAの値を初期設
定するとともに(処理701)、文字情報バッファにお
いて、送信端末識別情報の文字情報の文字データの変数
CLの値に対応した最初のバイトを指すようにポインタ
PBの値を初期設定する(処理702)。また、変数i
の値を0に初期設定する(処理703)。
【0198】次に、そのときの解像度がスーパーファイ
ン解像度に設定されているかどうかを調べる(判断70
4)。判断704の結果がYESになるときには、ポイ
ンタPBにより示される1バイトデータを入力して(処
理705)、その1バイトデータをビット単位に2ビッ
トに変換して2バイトデータを形成し(処理706)、
その2バイトデータを、送信画像ラインバッファにおい
て、ポインタPAで示される領域から2バイトの領域に
保存することで、1ライン分の画データの2バイト分
(1文字分)のデータを、送信画像ラインバッファに保
存する(処理707)。
【0199】次に、ポインタPAの値を2つ増やすとと
もに、ポインタPBの値を1つ増やして、それぞれのポ
インタPA,PBの値を更新し(処理708,70
9)、変数iの値を1つ増やして(処理710)、変数
iの値が文字数N以上になったかどうかを調べる(判断
711)。判断711の結果がNOになるときには、次
の文字の1ライン分のデータを処理するために処理70
5に戻る。また、判断711の結果がYESになるとき
には、この処理を終了する。
【0200】また、判断704の結果がNOになるとき
には、ポインタPBにより示される1バイトデータを入
力し(処理712)、その1バイトデータをポインタP
Aで示される1バイト領域に保存して、1ライン分の画
データの1バイト分(1文字分)のデータを、送信画像
ラインバッファに保存する(処理713)。
【0201】次に、ポインタPAの値を1つ増やすとと
もに、ポインタPBの値を1つ増やして、それぞれのポ
インタPA,PBの値を更新し(処理714)、変数i
の値を1つ増やして(処理715)、変数iの値が文字
数N以上になったかどうかを調べる(判断716)。判
断716の結果がNOになるときには、次の文字の1ラ
イン分のデータを処理するために処理712に戻る。ま
た、判断716の結果がYESになるときには、この処
理を終了する。
【0202】図23は、本発明の他の実施例にかかるフ
ァクシミリ通信装置を示している。なお、同図におい
て、図1と同一部分および相当する部分には、同一符号
を付している。
【0203】同図において、通信制御ユニットCCUに
は、1種類の1バイトコード体系(例えば、ローマ字カ
ナコード)の図形文字を所定サイズのドットマトリクス
で表示するためのフォントデータを発生するキャラクタ
ジェネレータ31が設けられている。
【0204】本実施例の場合も、上述した実施例と同様
のハンドシェーク手順により、上位制御ユニットFCU
と通信制御ユニットCCUとの間で、コマンド/レスポ
ンスがやりとりされる。また、送信画データのやりとり
などの手順も、上述した実施例と同様の手順により実現
される。
【0205】このようにして、本実施例では、通信制御
ユニットCCUに小規模のキャラクタジェネレータ31
を備えたので、この場合、上位制御ユニットFCUが送
信端末識別情報の文字情報を作成するときの処理は、図
24に示したようなものとなる。
【0206】なお、以下の説明において、「シフトJI
Sコード(体系)」とは、JIS漢字コードから派生し
た2バイトコード体系であって、1バイトコードと2バ
イトコードが混在した場合にそれらを区別可能なコード
体系をいい、1バイトコードの文字を「半角文字」とい
い、また、2バイトコードの文字を「全角文字」とい
う。また、シフトJISコードからJIS漢字コードへ
のコード変換は、一義に行うことができ、かかるコード
変換処理は従来周知なものであるので、以下の説明にお
いては詳細を省略する。
【0207】まず、送信端末識別情報を構成する文字列
に対応した文字コード列(以下、TTI文字列という)
を作成し(処理801)、上述したコマンドデータのう
ち、パラメータの先頭に付加するヘッダ情報(コマンド
種別情報およびコマンドサイズ情報)およびパラメータ
自体のヘッダ情報(「フォント種類」、文字数N、開始
位置PX、開始位置PY、および、文字サイズYs)を
作成して、所定の送信文字情報バッファに保存する(処
理802)。
【0208】次いで、そのときに作成したTTI文字列
の文字コード体系がシフトJISコード体系であるかど
うかを調べる(判断803)。判断803の結果がNO
になるときには、TTI文字列の文字コード体系がロー
マ字カナコードであるので、この場合には、通信制御ユ
ニットCCUに送信端末識別情報の画像データを形成さ
せる。そこで、作成したTTI文字列の文字コード列を
内容部にセットするデータとして送信文字情報バッファ
の所定領域に保存し(処理804)、この処理を終了す
る。
【0209】また、判断803の結果がYESになると
きには、処理ライン数を管理するための変数Lを「1」
に初期設定し(処理805)、変数iの値を「0」に初
期設定するとともに、変数jの値を「0」に初期設定す
る(処理806)。
【0210】そして、TTI文字列の半角文字および全
角文字を区別せずに(i+j)文字目(以下同じ)の文
字コードを抽出し(処理807)、その抽出した文字コ
ードが1バイトコード(半角文字)であるかどうかを調
べる(判断808)。
【0211】判断808の結果がYESになるときに
は、キャラクタジェネレータ10のローマ字カナフォン
ト領域から、その(i+j)文字目の文字コードに対応
したフォントデータのLライン目(Lバイト目)の1バ
イトデータを抽出し、その抽出した1バイトデータのビ
ット方向を反転し(処理809)、反転後の1バイトデ
ータを送信文字情報バッファの(i+2j)文字目のL
バイト目に保存する(処理810)。
【0212】次いで、変数iの値を1つ増やし(処理8
11)、(i+2j)の値が文字数N以上になったかど
うかを調べる(判断812)。判断812の結果がNO
になるときには、Lライン目のデータの処理が終了して
いないので、処理807に戻り、次の文字のLライン目
のデータを形成する。
【0213】抽出した文字が2バイトコードの全角文字
の場合で、判断808の結果がNOになるときには、そ
のシフトJISコードを対応するJIS漢字コードに変
換し、キャラクタジェネレータ10のJIS漢字フォン
ト領域から、その変換後のJIS漢字コード対応したフ
ォントデータのLライン目(Lバイト目)の2バイトデ
ータを抽出し、その抽出した1バイトデータのビット方
向を反転し(処理813)、反転後の2バイトデータ
(図4(b)参照(反転後のフォントパターン))を送
信文字情報バッファの(i+2j)文字目のLバイト目
から2バイトの領域に保存する(処理814)。
【0214】次いで、変数jの値を1つ増やし(処理8
15)、(i+2j)の値が文字数N以上になったかど
うかを調べる(判断816)。判断816の結果がNO
になるときには、Lライン目のデータの処理が終了して
いないので、処理807に戻り、次の文字のLライン目
のデータを形成する。
【0215】判断812の結果がYESになるとき、お
よび、判断816の結果がYESになるときには、Lラ
イン目のデータの処理が終了したので、次のラインのデ
ータを形成するために、変数Lの値を1つ増やし(処理
817)、変数Lの値が文字サイズYsよりも大きくな
ったかどうかを調べる(判断818)。判断818の結
果がNOになるときには、残りのラインのデータを発生
するために、処理806に戻る。また、判断818の結
果がYESになるときには、TTI文字列のデータの発
生を終了したので、この処理を終了する。
【0216】また、この場合に、通信制御ユニットCC
Uが1ページ分の画情報を送信するときに実行する処理
例を、図25および図26に示す。
【0217】まず、1ページ分の画情報の送信開始状態
になっているかどうかを監視しており(判断901のN
Oループ)、判断901の結果がYESになると、上位
制御ユニットFCUに対して画情報要求を通知し(処理
902)、上位制御ユニットFCUから送信端末識別情
報の文字情報を入力して所定の文字情報バッファに保存
し(処理903)、上位制御ユニットFCUから転送さ
れてくる画情報の入力および保存処理を開始する(処理
904)。これにより、所定の手順にしたがって、上位
制御ユニットFCUから転送される画情報が、通信制御
ユニットCCUで取り込まれ、所定の送信画データバッ
ファに順次保存される。
【0218】次に、そのときに保存した文字情報のパラ
メータサイズ情報の値が「0」になっているかどうかを
調べ(判断905)、判断905の結果がYESになる
ときには、文字数Nの値に0を設定する(処理90
6)。
【0219】また、そのときに保存した文字情報のフォ
ント種別が「シフトJIS」になっているかどうかを調
べ(判断907)、判断907の結果がNOになるとき
には、フラグFSに「0」をセットするとともに(処理
908)、そのときに保存した文字情報の内容部の表示
データをTTI画像として作成し、その作成したTTI
画像を所定の文字画像バッファに保存する(処理90
9)。また、判断907の結果がYESになるときに
は、フラグFSに「1」をセットする(処理910)。
【0220】次に、文字行内のライン数を管理するため
の変数CLを「0」に初期化するとともに、文字行の行
番号を管理するための変数CYを「1」に初期化し、そ
のときに指定されている解像度に応じた値を変数RCに
セットする(処理911)。ここで、標準解像度の場
合、変数RCの値は「1」にセットされ、精細解像度の
場合、変数RCの値は「2」にセットされ、ファイン解
像度およびスーパーファイン解像度の場合、変数RCの
値は「4」にセットされる。
【0221】そして、送信画データバッファに保存して
いる1ライン分の画情報を復号化して、所定の送信画像
ラインバッファに保存する(処理911)。また、この
復号化の際に、ページ終了フラグが検出されているかど
うかを調べて(判断912)、判断913の結果がYE
Sになるときには、エンドフラグEFをセットする(処
理914)。
【0222】また、そのときに、文字数Nの値が「0」
に等しいかどうかを調べ(判断915)、判断915の
結果がYESになるときには、変数CYの値が開始位置
PYに等しいかどうかを調べる(判断916)。判断9
16の結果がYESになるときには、そのときのライン
が送信端末識別情報を挿入するラインであるので、その
文字列の1ライン目であるかどうかを調べる(判断91
7)。
【0223】判断917の結果がYESになるときに
は、送信端末識別情報を付加する部分の1ライン前を全
白ラインにするために、送信画像ラインバッファの1ラ
イン前のデータを全白ラインに書き換え(処理91
8)、1ライン分の送信端末識別情報の文字データを挿
入するための文字挿入処理(処理919)を実行する。
また、判断917の結果がNOになるときには、処理9
18を行わない。また、判断915の結果がNOになる
とき、および、判断916の結果がNOになるときに
は、処理918,919を行わない。
【0224】次に、変数RCの値を1つ減らして(処理
920)、変数RCの値が「0」に等しいかどうかを調
べる(判断921)。判断921の結果がYESになる
ときには、解像度に対応した同一ラインの繰り返し処理
を終了した場合なので、次のラインの処理に移る。
【0225】すなわち、変数RCにそのときの解像度に
対応した値をセットし(処理922)、変数CLの値を
1つ増やし(処理923)、変数CLの値が文字行のラ
イン数LYに一致するかどうかを調べる(判断92
4)。判断924の結果がYESになるときには、1つ
の文字行の処理が終了したので、変数CYの値が開始位
置PYに等しいかどうかを調べる(判断925)。判断
925の結果がYESになるときには、送信端末識別情
報を付加する部分の1ライン後を全白ラインにするため
に、送信画像ラインバッファの次のラインを全白ライン
にセットする(処理926)。
【0226】そして、変数CLの値を「0」に初期設定
するとともに、変数CYの値を1つ増やし(処理92
7)、次の文字行の処理のための準備を行う。また、判
断925の結果がNOになるときには処理926を行わ
ず、判断924の結果がNOになるときには、処理92
6,927を行わない。
【0227】次に、現在の処理ラインの1ライン前の送
信画データを、そのときに指定されている符号化方式で
符号化し(処理928)、その処理ラインでエンドフラ
グFEがセットされているかどうかを調べる(判断92
9)。判断929の結果がNOになるときには、次のラ
インを処理するために、処理912に戻る。また、判断
929の結果がYESになるときには、1ページ分の送
信画情報が形成されたので、この処理を終了する。ま
た、判断921の結果がNOになるときには、同一ライ
ンの繰り返し処理が終了していないので、処理928に
移行し、それ以降の処理を行う。
【0228】図27は、TTI画像を作成して保存する
処理(処理909)の一例を示している。
【0229】まず、処理ライン数を管理するための変数
Lを「1」に初期設定し(処理1001)、変数iの値
を「0」に初期設定し(処理1002)、TTI文字列
のi文字目の文字コードを抽出し、キャラクタジェネレ
ータ31からその文字コードに対応したフォントデータ
のLライン目(Lバイト目)の1バイトデータを抽出し
て(処理1003)、その抽出した1バイトデータのビ
ット方向を反転する(処理1004)。
【0230】そして、反転後の1バイトデータを所定の
文字画像バッファのi文字目のLバイト目に保存し(処
理1005)、変数iの値を1つ増やし(処理100
6)、変数iの値が文字数N以上になったかどうかを調
べる(判断1007)。
【0231】判断1007の結果がNOになるときに
は、Lライン目のデータの処理が終了していないので、
処理1003に戻り、次の文字のLライン目の1バイト
データを形成する。
【0232】判断1007の結果がYESになるときに
は、Lライン目のデータの処理が終了したので、次のラ
インのデータを形成するために、変数Lの値を1つ増や
し(処理1008)、変数Lの値が文字サイズYsより
も大きくなったかどうかを調べる(判断1009)。判
断1009の結果がNOになるときには、残りのライン
のデータを発生するために、処理1002に戻る。ま
た、判断1009の結果がYESになるときには、TT
I文字列のデータの発生を終了したので、この処理を終
了する。
【0233】図28および図29は、文字挿入処理(処
理919)の一例を示している。
【0234】まず、送信画像ラインバッファにおいて、
そのときの1ライン分の画データを挿入する領域のう
ち、主走査開始位置から開始位置PXに対応したバイト
数だけ後の領域を指すようにポインタPAの値を初期設
定し(処理1101)、フラグFSに「1」がセットさ
れているかどうかを調べる(判断1102)。
【0235】判断1102の結果がYESになるときに
は、文字情報バッファにおいて、送信端末識別情報の文
字情報の文字データの変数CLの値に対応した最初のバ
イトを指すようにポインタPBの値を初期設定する(処
理1103)。また、変数iの値を0に初期設定する
(処理1104)。
【0236】次に、そのときの解像度がスーパーファイ
ン解像度に設定されているかどうかを調べる(判断11
05)。判断1105の結果がYESになるときには、
ポインタPBにより示される1バイトデータを入力して
(処理1106)、その1バイトデータをビット単位に
2ビットに変換して2バイトデータを形成し(処理11
07)、その2バイトデータを、ポインタPAで示され
る領域から2バイトの領域に保存して、1ライン分の画
データの2バイト分(1文字分)のデータを、送信画像
ラインバッファに保存する(処理1108)。
【0237】次に、ポインタPAの値を2つ増やすとと
もに、ポインタPBの値を1つ増やして、それぞれのポ
インタPA,PBの値を更新し(処理1109,111
0)、変数iの値を1つ増やして(処理1111)、変
数iの値が文字数N以上になったかどうかを調べる(判
断1112)。判断1112の結果がNOになるときに
は、次の文字の1ライン分のデータを処理するために処
理1106に戻る。また、判断1112の結果がYES
になるときには、この処理を終了する。
【0238】また、判断1105の結果がNOになると
きには、ポインタPBにより示される1バイトデータを
入力し(処理1113)、その1バイトデータをポイン
タPAで示される1バイト領域に保存して、1ライン分
の画データの1バイト分(1文字分)のデータを、送信
画像ラインバッファに保存する(処理1114)。
【0239】次に、ポインタPAの値を1つ増やすとと
もに、ポインタPBの値を1つ増やして、それぞれのポ
インタPA,PBの値を更新し(処理1115)、変数
iの値を1つ増やして(処理1116)、変数iの値が
文字数N以上になったかどうかを調べる(判断111
7)。判断1117の結果がNOになるときには、次の
文字の1ライン分のデータを処理するために処理111
3に戻る。また、判断1117の結果がYESになると
きには、この処理を終了する。
【0240】また、判断1102の結果がNOになると
きには、文字画像バッファの最初のバイトを指すように
ポインタPBの値を初期設定する(処理1118)。ま
た、変数iの値を0に初期設定する(処理1119)。
【0241】次に、そのときの解像度がスーパーファイ
ン解像度に設定されているかどうかを調べる(判断11
20)。判断1120の結果がYESになるときには、
ポインタPBにより示される1バイトデータを入力して
(処理1121)、その1バイトデータをビット単位に
2ビットに変換して2バイトデータを形成し(処理11
22)、その2バイトデータを、ポインタPAで示され
る領域から2バイトの領域に保存して、1ライン分の画
データの2バイト分(1文字分)のデータを、送信画像
ラインバッファに保存する(処理1123)。
【0242】次に、ポインタPAの値を2つ増やすとと
もに、ポインタPBの値を1つ増やして、それぞれのポ
インタPA,PBの値を更新し(処理1124,112
5)、変数iの値を1つ増やして(処理1126)、変
数iの値が文字数N以上になったかどうかを調べる(判
断1127)。判断1127の結果がNOになるときに
は、次の文字の1ライン分のデータを処理するために処
理1121に戻る。また、判断1127の結果がYES
になるときには、この処理を終了する。
【0243】また、判断1120の結果がNOになると
きには、ポインタPBにより示される1バイトデータを
入力し(処理1128)、その1バイトデータをポイン
タPAで示される1バイト領域に保存して、1ライン分
の画データの1バイト分(1文字分)のデータを、送信
画像ラインバッファに保存する(処理1129)。
【0244】次に、ポインタPAの値を1つ増やすとと
もに、ポインタPBの値を1つ増やして、それぞれのポ
インタPA,PBの値を更新し(処理1130)、変数
iの値を1つ増やして(処理1131)、変数iの値が
文字数N以上になったかどうかを調べる(判断113
2)。判断1132の結果がNOになるときには、次の
文字の1ライン分のデータを処理するために処理112
8に戻る。また、判断1132の結果がYESになると
きには、この処理を終了する。
【0245】このようにして、本実施例では、上位制御
ユニットFCUがローマ字カナフォントで送信端末識別
情報を形成したときには、文字コード列を内容部とする
文字情報を通信制御ユニットCCUに転送し、通信制御
ユニットCCU側で送信端末識別情報の画像データを形
成しているので、上位制御ユニットFCUから通信制御
ユニットCCUに対して付加情報を転送するときの処理
の負担が大幅に軽減され、より円滑にファクシミリ通信
処理を実行することができる。
【0246】また、上位制御ユニットFCUがシフトJ
ISフォント(JIS漢字フォント)で送信端末識別情
報を形成したときには、文字コード列を画像データに変
換した後に、通信制御ユニットCCUに転送しているの
で、上位制御ユニットFCUのアプリケーションの設計
の自由度を大きくすることができるとともに、通信制御
ユニットCCUの装置コストを低減することができる。
【0247】ところで、送信画像に挿入する送信端末識
別情報は、例えば、図30(a)に示すように、発信日
時を表示する欄R1、発信元を表示する欄R2、ファイ
ル番号を表示する欄R3、および、ページ番号を表示す
る欄R4の4つの欄からなり、おのおのの欄R1,R
2,R3,R4は、同一のY方向の位置(文字列位置)
に配置されるとともに、それぞれ異なるX方向の開始位
置PX1,PX2,PX3,PX4から開始され、さら
に、おのおの異なる文字数で、異なる内容が配置され
る。
【0248】そして、例えば、この場合では、欄R1と
欄R2の間、および、欄R2と欄R3との間には、空白
部分がある。したがって、送信端末識別情報をあらわす
ときに、この空白部分を省略できれば、送信端末識別情
報の文字情報のデータ量を削減することができる。
【0249】一方、発信日時の表示内容は、同図(b)
に示すような種類があり、また、ファイル番号の表示内
容は、同図(c)に示すような種類があり、また、ペー
ジ番号の表示内容は、同図(d)に示すような種類があ
る。
【0250】すなわち、これらの発信日時、ファイル番
号、および、ページ番号は、ある程度限られた文字種し
か用いない。例えば、上述した例の場合では、「0」、
「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、
「7」、「8」、「9」、「’」、
「/」、「(」、「)」、「”空
白”」、「.」、「,」、「年」、「月」、「火」、
「水」、「木」、「金」、「土」、「日」、「A」、
「a」、「D」、「E」、「e」、「F」、「g」、
「H」、「I」、「M」、「N」、「o」、「S」、
「U」の文字種があれば足りる。以下、この文字種集合
を部分文字集合という。
【0251】したがって、通信制御ユニットCCUのキ
ャラクタジェネレータ31に、ローマ字カナフォント以
外に、上記した部分文字集合のフォントデータのみから
なるJIS漢字フォントを備えると、上位制御ユニット
FCUが送信端末識別情報の文字情報のフォント種別と
してシフトJISを指定した場合、発信元以外の表示内
容の画像データを形成することができる。また、その場
合でも、キャラクタジェネレータ31に追加するJIS
漢字フォントのデータ量が小さいので、キャラクタジェ
ネレータ31の回路規模が大きくなることを極力制限す
ることができる。
【0252】そこで、例えば、送信端末情報を転送する
ときのパラメータを、図31(a)に示すように構成す
る。
【0253】すなわち、この場合、コマンド種別情報と
して「文字情報」をあらわすデータがセットされ、コマ
ンドサイズ情報としてそのときのパラメータの長さをあ
らわす値CSaがセットされる。
【0254】また、パラメータ種別情報として「フォン
ト種類(ローマ字カナ、または、シフトJIS)」をあ
らわすデータがセットされ、それに続いて、Y方向の開
始位置(PY)、欄R1に関する内容をあらわす発信日
時情報、欄R2に関する内容をあらわす発信元情報、欄
R3に関する内容をあらわすファイル番号情報、およ
び、欄R4に関する内容をあらわすページ番号情報が配
置される。なお、発信日時情報、発信元情報、ファイル
番号情報、および、ページ番号情報は、下位レベルのパ
ラメータ情報郡である。
【0255】発信日時情報は、同図(b)に示すよう
に、パラメータ種別情報として「発信日時」をあらわす
データがセットされ、以下に続くデータの長さをあらわ
すパラメータ長さCS1がセットされる。そして、文字
列の長さをあらわす文字数N1、X方向の開始位置(P
X1)、および、内容部である文字データ(コードデー
タ)が順次配置される。
【0256】また、発信元情報は、フォント種類がロー
マ字カナの場合、同図(c)に示すように、パラメータ
種別情報として「発信元」をあらわすデータがセットさ
れ、以下に続くデータの長さをあらわすパラメータ長さ
CS2がセットされる。そして、文字列の長さをあらわ
す文字数N2、X方向の開始位置(PX2)、および、
内容部である文字データが順次配置される。この場合に
は、文字データとして、ローマ字カナの文字コードが用
いられる。
【0257】また、発信元情報は、フォント種類がシフ
トJISの場合、同図(d)に示すように、パラメータ
種別情報として「発信元」をあらわすデータがセットさ
れ、以下に続くデータの長さをあらわすパラメータ長さ
CS2’がセットされる。そして、文字列の長さをあら
わす文字数N2、X方向の開始位置(PX2)、およ
び、内容部である文字データが順次配置される。この場
合には、文字データとして、図形文字を表示するフォン
トデータが用いられる。
【0258】また、ファイル番号は、同図(e)に示す
ように、パラメータ種別情報として「ファイル番号」を
あらわすデータがセットされ、以下に続くデータの長さ
をあらわすパラメータ長さCS3がセットされる。そし
て、発信日時を表示する文字数N3、X方向の開始位置
(PX3)、および、内容部として文字データ(コード
データ)が順次配置される。
【0259】また、ページ番号情報は、同図(f)に示
すように、パラメータ種別情報として「ページ番号」を
あらわすデータがセットされ、以下に続くデータの長さ
をあらわすパラメータ長さCS4がセットされる。そし
て、発信日時を表示する文字数N4、X方向の開始位置
(PX4)、および、内容部として文字データ(コード
データ)が順次配置される。
【0260】図32は、本発明にかかる上位制御ユニッ
トFCUが送信端末識別情報の文字情報を作成するとき
の処理の一例を示している。なお、この実施例では、図
23に示した装置構成を適用し、さらに、上述したよう
に、通信制御ユニットCCUのキャラクタジェネレータ
31には、ローマ字カナフォント以外に、上記した部分
文字集合のフォントデータのみからなるJIS漢字フォ
ントを発生する機能が追加されている。
【0261】まず、送信端末識別情報を構成する文字列
に対応した文字コード列(以下、TTI文字列という)
を作成し(処理1201)、そのときに指定されたフォ
ント種類がシフトJISであるかどうかを調べる(判断
1202)。
【0262】判断1202の結果がYESになるときに
は、上述したような発信日時情報パラメータを作成して
所定の送信文字情報バッファに保存し(処理120
3)、上述したシフトJISの場合の発信元情報パラメ
ータを作成して送信文字情報バッファに保存し(処理1
204)、上述したようなファイル番号情報パラメータ
を作成して送信文字情報バッファに保存し(処理120
5)、上述したページ番号情報パラメータを作成して送
信文字情報バッファに保存し(処理1207)、そのと
きに形成した文字情報全体のヘッダ情報(コマンド種別
情報、コマンドサイズ情報、フォント種類、および、開
始位置(PY))を作成して、所定の送信文字情報バッ
ファに保存し(処理1207)、この処理を終了する。
【0263】また、指定されたフォント種類がローマ字
カナの場合で、判断1202の結果がNOになるときに
は、上述した文字情報のうち、発信日時情報パラメー
タ、発信元情報パラメータ、ファイル番号情報パラメー
タ、および、ページ番号情報パラメータの本体データ
を、すべてコードデータで形成し、その本体データを送
信文字情報バッファに保存する(処理1208)。次い
で、処理1207に進んで、ヘッダ情報を作成して送信
文字情報バッファに保存する。
【0264】図33は、シフトJISの場合の発信元情
報パラメータを作成して送信文字情報バッファに保存す
る処理(処理1204)の一例を示している。
【0265】まず、処理ライン数を管理するための変数
Lを「1」に初期設定し(処理1301)、変数iの値
を「0」に初期設定するとともに、変数jの値を「0」
に初期設定する(処理1302)。
【0266】そして、発信元情報の文字列の半角文字お
よび全角文字を区別せずに(i+j)文字目(以下同
じ)の文字コードを抽出し(処理1303)、その抽出
した文字コードが1バイトコード(半角文字)であるか
どうかを調べる(判断1304)。
【0267】判断1304の結果がYESになるときに
は、キャラクタジェネレータ10のローマ字カナフォン
ト領域から、その(i+j)文字目の文字コードに対応
したフォントデータのLライン目(Lバイト目)の1バ
イトデータを抽出し(処理1305)、その抽出した1
バイトデータのビット方向を反転し(処理1306)、
反転後の1バイトデータを送信文字情報バッファの(i
+2j)文字目のLバイト目に保存する(処理130
7)。
【0268】次いで、変数iの値を1つ増やし(処理1
308)、(i+2j)の値が文字数N以上になったか
どうかを調べる(判断1309)。判断1309の結果
がNOになるときには、Lライン目のデータの処理が終
了していないので、処理1303に戻り、次の文字のL
ライン目のデータを形成する。
【0269】また、判断1309の結果がYESになる
ときには、Lライン目のデータの処理が終了したので、
次のラインのデータを形成するために、変数Lの値を1
つ増やし(処理1314)、変数Lの値が文字サイズY
sよりも大きくなったかどうかを調べる(判断131
5)。判断1315の結果がNOになるときには、残り
のラインのデータを発生するために、処理1302に戻
る。また、判断1315の結果がYESになるときに
は、TTI文字列のデータの発生を終了したので、この
処理を終了する。
【0270】抽出した文字が2バイトコードの全角文字
の場合で、判断1304の結果がNOになるときには、
そのシフトJISコードを対応するJIS漢字コードに
変換し、キャラクタジェネレータ10のJIS漢字フォ
ント領域から、その変換後のJIS漢字コード対応した
フォントデータのLライン目(Lバイト目)の2バイト
データを抽出し(処理1310)、その抽出した2バイ
トデータを送信文字情報バッファの(i+2j)文字目
のLバイト目から2バイトの領域に保存する(処理13
11)。
【0271】次いで、変数jの値を1つ増やし(処理1
312)、(i+2j)の値が文字数N以上になったか
どうかを調べる(判断1313)。判断1313の結果
がNOになるときには、Lライン目のデータの処理が終
了していないので、処理1303に戻り、次の文字のL
ライン目のデータを形成する。また、判断1313の結
果がYESになるときには、Lライン目のデータの処理
が終了したので、次のラインのデータを形成するため
に、処理1314に移行し、それ以降の処理を実行す
る。
【0272】また、この場合に、通信制御ユニットCC
Uが1ページ分の画情報を送信するときに実行する処理
例を、図34(a),(b)、および、図35に示す。
【0273】まず、1ページ分の画情報の送信開始状態
になっているかどうかを監視しており(判断1401の
NOループ)、判断1401の結果がYESになると、
上位制御ユニットFCUに対して画情報要求を通知し
(処理1402)、上位制御ユニットFCUから送信端
末識別情報の文字情報を入力して所定の文字情報バッフ
ァに保存し(処理1403)、上位制御ユニットFCU
から転送されてくる画情報の入力および保存処理を開始
する(処理1404)。これにより、所定の手順にした
がって、上位制御ユニットFCUから転送される画情報
が、通信制御ユニットCCUで取り込まれ、所定の送信
画データバッファに順次保存される。
【0274】次に、そのときに保存した文字情報のパラ
メータサイズ情報の値が「0」になっているかどうかを
調べ(判断1405)、判断1405の結果がYESに
なるときには、文字数Nの値に0を設定する(処理14
06)。
【0275】そして、文字情報バッファに保存している
文字情報を表示する画像を形成して、所定のバッファS
に展開する(処理1407)。
【0276】次に、文字行内のライン数を管理するため
の変数CLを「0」に初期化するとともに、文字行の行
番号を管理するための変数CYを「1」に初期化し、そ
のときに指定されている解像度に応じた値を変数RCに
セットする(処理1408)。ここで、標準解像度の場
合、変数RCの値は「1」にセットされ、精細解像度の
場合、変数RCの値は「2」にセットされ、ファイン解
像度およびスーパーファイン解像度の場合、変数RCの
値は「4」にセットされる。
【0277】そして、送信画データバッファに保存して
いる1ライン分の画情報を復号化して、所定の送信画像
ラインバッファに保存する(処理1409)。また、こ
の復号化の際に、ページ終了フラグが検出されているか
どうかを調べて(判断1410)、判断1410の結果
がYESになるときには、エンドフラグEFをセットす
る(処理1411)。
【0278】また、そのときに、文字数Nの値が「0」
に等しいかどうかを調べ(判断1412)、判断141
2の結果がYESになるときには、変数CYの値が開始
位置PYに等しいかどうかを調べる(判断1413)。
判断1413の結果がYESになるときには、そのとき
のラインが送信端末識別情報を挿入するラインであるの
で、その文字列の1ライン目であるかどうかを調べる
(判断1414)。
【0279】判断1414の結果がYESになるときに
は、送信端末識別情報を付加する部分の1ライン前を全
白ラインにするために、送信画像ラインバッファの1ラ
イン前のデータを全白ラインに書き換え(処理141
5)、1ライン分の送信端末識別情報の文字データを挿
入するための文字挿入処理(処理1416)を実行す
る。また、判断1414の結果がNOになるときには、
処理1415を行わない。また、判断1412の結果が
NOになるとき、および、判断1413の結果がNOに
なるときには、処理1415,1416を行わない。
【0280】次に、変数RCの値を1つ減らして(処理
1417)、変数RCの値が「0」に等しいかどうかを
調べる(判断1418)。判断14181の結果がYE
Sになるときには、解像度に対応した同一ラインの繰り
返し処理を終了した場合なので、次のラインの処理に移
る。
【0281】すなわち、変数RCにそのときの解像度に
対応した値をセットし(処理1419)、変数CLの値
を1つ増やし(処理1420)、変数CLの値が文字行
のライン数LYに一致するかどうかを調べる(判断14
21)。判断1421結果がYESになるときには、1
つの文字行の処理が終了したので、変数CYの値が開始
位置PYに等しいかどうかを調べる(判断1422)。
判断1422の結果がYESになるときには、送信端末
識別情報を付加する部分の1ライン後を全白ラインにす
るために、送信画像ラインバッファの次のラインを全白
ラインにセットする(処理1423)。
【0282】そして、変数CLの値を「0」に初期設定
するとともに、変数CYの値を1つ増やし(処理142
4)、次の文字行の処理のための準備を行う。また、判
断1422の結果がNOになるときには処理1423を
行わず、判断1421の結果がNOになるときには、処
理1423,1424を行わない。
【0283】次に、現在の処理ラインの1ライン前の送
信画データを、そのときに指定されている符号化方式で
符号化し(処理1425)、その処理ラインでエンドフ
ラグFEがセットされているかどうかを調べる(判断1
426)。判断1426の結果がNOになるときには、
次のラインを処理するために、処理1409に戻る。ま
た、判断1426の結果がYESになるときには、1ペ
ージ分の送信画情報が形成されたので、この処理を終了
する。また、判断1418の結果がNOになるときに
は、同一ラインの繰り返し処理が終了していないので、
処理1425に移行し、それ以降の処理を行う。
【0284】図36は、文字情報バッファに保存してい
る文字情報を表示する画像を形成して、所定のバッファ
Sに展開する処理(処理1407)の一例を示してい
る。
【0285】まず、バッファSの全ての内容を全白に初
期化し(処理1501)、文字情報バッファから発信日
時情報を抽出し(処理1502)、その発信日時情報に
対して、文字コードを画像データに変換して、バッファ
Sの所定領域に保存する展開処理A(処理1503)を
適用し、発信日時情報の画像データを、その発信日時情
報の配置領域に対応したバッファSの領域に保存する。
【0286】次に、文字情報バッファから発信元情報を
抽出し(処理1504)、そのときのフォント種類がシ
フトJISになっているかどうかを調べる(判断150
5)。判断1505の結果がYESになるときには、抽
出した発信元情報の内容部の画像データをバッファSの
所定領域に保存する展開処理B(処理1506)を実行
して、発信元情報の画像データを、その発信元情報の配
置領域に対応したバッファSの領域に保存する。
【0287】また、判断1505の結果がNOになると
きには、その発信元情報に対し、文字コードを画像デー
タに変換してバッファSの所定領域に保存する展開処理
A(処理1507)を適用し、発信元情報の画像データ
を、その発信元情報の配置領域に対応したバッファSの
領域に保存する。
【0288】次に、文字情報バッファからファイル番号
情報を抽出し(処理1508)、そのファイル番号情報
に対し、文字コードを画像データに変換してバッファS
の所定領域に保存する展開処理A(処理1509)を適
用し、ファイル番号情報の画像データを、そのファイル
番号情報の配置領域に対応したバッファSの領域に保存
する。
【0289】そして、文字情報バッファからページ番号
情報を抽出し(処理1510)、そのページ番号情報に
対し、文字コードを画像データに変換してバッファSの
所定領域に保存する展開処理A(処理1511)を適用
し、ページ番号情報の画像データを、そのページ番号情
報の配置領域に対応したバッファSの領域に保存する。
【0290】図37は、展開処理A(処理1503,1
507,1509,1511)の一例を示している。
【0291】まず、処理ライン数を管理するための変数
Lを「1」に初期設定し(処理1601)、変数iの値
を「0」に初期設定するとともに、変数jの値を「0」
に初期設定する(処理1602)。
【0292】そして、発信元情報の文字列の半角文字お
よび全角文字を区別せずに(i+j)文字目(以下同
じ)の文字コードを抽出し(処理1603)、その抽出
した文字コードが1バイトコード(半角文字)であるか
どうかを調べる(判断1604)。
【0293】判断1604の結果がYESになるときに
は、キャラクタジェネレータ31のローマ字カナフォン
ト領域から、その(i+j)文字目の文字コードに対応
したフォントデータのLライン目(Lバイト目)の1バ
イトデータを抽出し(処理1605)、その抽出した1
バイトデータのビット方向を反転し(処理1606)、
反転後の1バイトデータを、バッファSのLライン目に
おいて、開始位置PX(PX1,PX2,PX3,PX
4)に対応したX文字目から(i+2j)文字目の領域
に保存する(処理1607)。
【0294】次いで、変数iの値を1つ増やし(処理1
608)、(i+2j)の値が文字数N以上になったか
どうかを調べる(判断1609)。判断1609の結果
がNOになるときには、Lライン目のデータの処理が終
了していないので、処理1603に戻り、次の文字のL
ライン目のデータを形成する。
【0295】抽出した文字が2バイトコードの全角文字
の場合で、判断1604の結果がNOになるときには、
そのシフトJISコードを対応するJIS漢字コードに
変換し、キャラクタジェネレータ31のJIS漢字フォ
ント領域から、その変換後のJIS漢字コード対応した
フォントデータのLライン目(Lバイト目)の2バイト
データを抽出し(処理1610)、その抽出した2バイ
トデータを反転し(処理1611)、その反転したデー
タを、バッファSのLライン目において、開始位置PX
(PX1,PX2,PX3,PX4)に対応したX文字
目から(i+2j)文字目から2バイトの領域に保存す
る(処理1612)。
【0296】次いで、変数jの値を1つ増やし(処理1
613)、(i+2j)の値が文字数N以上になったか
どうかを調べる(判断1614)。判断1614の結果
がNOになるときには、Lライン目のデータの処理が終
了していないので、処理1603に戻り、次の文字のL
ライン目のデータを形成する。
【0297】また、判断1609の結果がYESになる
とき、および、判断1614の結果がYESになるとき
には、Lライン目のデータの処理が終了したので、次の
ラインのデータを形成するために、変数Lの値を1つ増
やし(処理1615)、変数Lの値がバッファSのライ
ン数である16よりも大きくなったかどうかを調べる
(判断1616)。判断1616の結果がNOになると
きには、残りのラインのデータを発生するために、処理
1602に戻る。また、判断1616の結果がYESに
なるときには、この処理を終了する。
【0298】図38は、展開処理B(処理1506)の
一例を示している。
【0299】まず、バッファSにおいて、開始位置PX
2に対応したデータ領域の先頭を指すように、ポインタ
PCの値を初期化し(処理1701)、処理ライン数を
管理するための変数Lを「1」に初期設定する(処理1
702)。
【0300】そして、抽出した発信元情報の内容部のL
ライン目の2N(Nは文字数)バイト分のデータを取り
出して、そのデータをポインタPCが示すLライン目の
バッファSの領域に保存する(処理1703)。
【0301】次いで、変数Lの値を1つ増やし(処理1
704)、変数Lの値が、バッファSのライン数である
16よりも大きくなったかどうかを調べて(判断170
5)、判断1705の結果がNOになるときには、処理
1703に戻り、次のラインの処理を行う。また、判断
1705の結果がYESになるときには、この処理を終
了する。
【0302】図39は、文字挿入処理(処理1416)
の一例を示している。
【0303】まず、送信画像ラインバッファにおいて、
そのときの1ライン分の画データを挿入する領域の先頭
領域を指すようにポインタPAの値を初期設定するとと
もに、バッファSにおけるそのときの処理ラインの先頭
領域を指すようにポインタPBの値を初期設定するとと
もに(処理1801)、変数iの値を0に初期設定する
(処理1802)。
【0304】次に、そのときの解像度がスーパーファイ
ン解像度に設定されているかどうかを調べる(判断18
03)。判断1803の結果がYESになるときには、
ポインタPBにより示される1バイトデータを入力して
(処理1804)、その1バイトデータをビット単位に
2ビットに変換して2バイトデータを形成し(処理18
05)、その2バイトデータを、ポインタPAで示され
る領域から2バイトの領域に保存して、1ライン分の画
データの2バイト分(1文字分)のデータを、送信画像
ラインバッファに保存する(処理1806)。
【0305】次に、ポインタPAの値を2つ増やすとと
もに、ポインタPBの値を1つ増やして、それぞれのポ
インタPA,PBの値を更新し(処理1807,180
8)、変数iの値を1つ増やして(処理1809)、変
数iの値が文字数N以上になったかどうかを調べる(判
断1810)。判断1810の結果がNOになるときに
は、次の1バイト分のデータを処理するために処理18
04に戻る。また、判断1810の結果がYESになる
ときには、この処理を終了する。
【0306】また、判断1803の結果がNOになると
きには、ポインタPBにより示される1バイトデータを
入力し(処理1811)、その1バイトデータをポイン
タPAで示される1バイト領域に保存して、1ライン分
の画データの1バイト分(1文字分)のデータを、送信
画像ラインバッファに保存する(処理1812)。
【0307】次に、ポインタPAの値を1つ増やすとと
もに、ポインタPBの値を1つ増やして、それぞれのポ
インタPA,PBの値を更新し(処理1813)、変数
iの値を1つ増やして(処理1814)、変数iの値が
文字数N以上になったかどうかを調べる(判断181
5)。判断1815の結果がNOになるときには、次の
1バイト分のデータを処理するために処理1811に戻
る。また、判断1815の結果がYESになるときに
は、この処理を終了する。
【0308】ところで、上述した各実施例では、送信画
像に送信端末識別情報を付加する場合について説明した
が、例えば、図40に示すように、送信端末識別情報に
加えて、所定のメッセージ(文字列)からなる定型文
(挨拶文など)や、宛名データベースから抽出された宛
名を配置する差込み宛名表示などの複数の付加情報を同
一の原稿DPに付加することもできる。
【0309】その場合、おのおのの付加情報を構成する
文字列は、寸法LYの文字行を単位に配置させる。ま
た、付加情報には、「改行」、「タブ(セット)」など
のいわゆる書式制御コードを含めることができる。な
お、それらの書式制御コードを含めた場合の画像データ
の作成は、周知の処理を適用することができる。
【0310】さらに、多数の付加情報を1つの原稿に付
加することもできる。その場合、所定の書式のレポート
画像を自動的に生成することが可能である。例えば、そ
の場合、上位制御ユニットFCUは、1行単位で改行し
た所定形式のレポートを作成し、そのレポートのデータ
を通信制御ユニットCCUに転送する。通信制御ユニッ
トCCUは、そのレポートデータに基づいて、上述した
各実施例の処理を実施して、レポート画像データを作成
し、その画像データを送信画像データとして、指定され
た宛先に送信する。これにより、定期的にセンタ局に送
るレポートを自動的に生成し、送信することができる。
【0311】また、上述した各実施例において、画像を
等倍で送信できず、縮小して送信する場合には、付加情
報の画像データを作成する側で、付加情報の画像データ
を変倍処理する必要がある。
【0312】また、上述した実施例では、1バイトコー
ドと2バイトコードを識別できるコード体系として、シ
フトJISコードを適用しているが、それ以外のコード
体系を適用しても、本発明を同様にして実現できる。ま
た、文字種も、ASCII、カナ、ローマ字、JIS漢
字に限ることはなく、例えば、ハングル文字やキリル文
字などの文字種を用いることもできる。
【0313】また、上述した実施例では、1バイトコー
ドと2バイトコードを混在させているが、さらに多バイ
トのコード体系(例えば、4バイトコードなど)を混在
させることもできる。
【0314】また、上述した実施例では、上位制御ユニ
ットFCUと通信制御ユニットCCUでファクシミリ装
置を構成する場合について説明したが、例えば、パーソ
ナルコンピュータ装置にファクシミリモデム装置を接続
する場合にも、本発明を同様にして適用することができ
る。その場合、パーソナルコンピュータ装置が上位制御
ユニットFCUに相当し、ファクシミリモデム装置が通
信制御ユニットCCUに相当する。
【0315】また、上述した実施例では、上位制御ユニ
ットFCUと通信制御ユニットCCUとの間のデータの
やりとりを、DPRAMを用いたインタフェース手段に
より実現しているが、それ以外の適宜なインタフェース
手段を適用した場合でも、本発明を同様にして実現する
ことができる。
【0316】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信制御ユニットがキャラクタジェネレータ手段を備え
ていない場合、上位制御ユニット側で送信画像に付加す
る付加情報の画像データを形成するので、汎用の通信制
御ユニットをより安価に実現することができるという効
果を得る。
【0317】また、送信画像に付加する付加情報の位置
を、上位制御ユニットから通信制御ユニットに対して指
定することができるので、付加情報の付加位置の制限を
緩和させることができ、より自由度の高い送信画像を形
成することができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示したブロック図。
【図2】キャラクタジェネレータの記憶領域の分割態様
の一例、および、複数のフォントデータの収容態様の一
例を示した概略図。
【図3】7×9ドットフォントの一例を示した概略図。
【図4】16×16ドットフォントの一例を示した概略
図。
【図5】DPRAMの領域の割り当ての一例を示した概
略図。
【図6】割込要因領域に記憶されるデータの形式の一例
を示した概略図。
【図7】グループ3パラメータテーブルの一例を示した
概略図。
【図8】コマンドデータの形式と「文字情報」コマンド
の一例を示した概略図。
【図9】通信制御ユニットCCUが展開する送信画像へ
の付加情報の挿入態様について説明するための概略図。
【図10】文字行に配置される文字列について説明する
ための概略図。
【図11】解像度と文字数、X方向の開始位置、Y方向
の開始位置、および、文字サイズの関係を説明するため
の表。
【図12】フォントデータを2倍に変換するときの処理
例の概略を示した概略図。
【図13】ユニット間初期化処理の一例を示したタイミ
ングチャート。
【図14】データ送受信時の処理の一例を示したタイミ
ングチャート。
【図15】画情報送信を通信制御ユニットCCUに転送
するときの上位制御ユニットFCUの処理の一例を示し
たフローチャート。
【図16】TTI作成処理の一例の一部を示したフロー
チャート。
【図17】TTI作成処理の一例の残りの部分を示した
フローチャート。
【図18】通信制御ユニットCCUが1ページ分の送信
画情報を処理するときの処理例を示したフローチャー
ト。
【図19】文字挿入処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図20】TTI作成処理の他の例を示したフローチャ
ート。
【図21】通信制御ユニットCCUが1ページ分の送信
画情報を処理するときの他の処理例を示したフローチャ
ート。
【図22】文字挿入処理の他の例を示したフローチャー
ト。
【図23】本発明の他の実施例にかかるグループ3ファ
クシミリ装置を示したブロック図。
【図24】TTI作成処理のさらに他の例を示したフロ
ーチャート。
【図25】通信制御ユニットCCUが1ページ分の送信
画情報を処理するときのさらに他の処理例の一部を示し
たフローチャート。
【図26】通信制御ユニットCCUが1ページ分の送信
画情報を処理するときのさらに他の処理例の残りの部分
を示したフローチャート。
【図27】通信制御ユニットCCUでTTI画像を作成
する処理の一例を示したフローチャート。
【図28】文字挿入処理のさらに他の例の一部を示した
フローチャート。
【図29】文字挿入処理のさらに他の例の残りの部分を
示したフローチャート。
【図30】送信端末識別情報の他の例を示した概略図。
【図31】図30の送信端末識別情報を転送するときの
「文字情報」コマンドの一例を示した概略図。
【図32】TTI作成処理のまたさらに他の例を示した
フローチャート。
【図33】発信元情報作成、保存処理の一例を示したフ
ローチャート。
【図34】通信制御ユニットCCUが1ページ分の送信
画情報を処理するときのまたさらに他の処理例の一部を
示したフローチャート。
【図35】通信制御ユニットCCUが1ページ分の送信
画情報を処理するときのまたさらに他の処理例の残りの
部分を示したフローチャート。
【図36】TTI画像をバッファSに展開するときの処
理例を示したフローチャート。
【図37】展開処理Aの一例を示したフローチャート。
【図38】展開処理Bの一例を示したフローチャート。
【図39】文字挿入処理のまたさらに他の例を示したフ
ローチャート。
【図40】送信原稿に付加する付加情報の他の例を示し
た概略図。
【符号の説明】
FCU 上位制御ユニット CCU 通信制御ユニット 1,21 CPU(中央処理装置) 2,22 ROM(リード・オンリ・メモリ) 3,23 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 10,31 キャラクタジェネレータ 24 SRAM(スタティックRAM) 29 DPRAM

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともグループ3ファクシミリ通信
    機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デー
    タの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファク
    シミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力するキ
    ャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成し、その文字列画
    像を表示出力するときの文字列表示画像データを、上記
    キャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字の
    文字コードに対応して発生させた上記文字表示データに
    基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データを、上記インタフェース手段を介して送信画像デ
    ータとともに上記通信制御ユニットに送出する画像デー
    タ送出手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データを、上記インタフェ
    ース手段を介して上記上位制御ユニットより入力した送
    信画像データの所定位置に挿入する画像合成手段を備え
    たことを特徴とするファクシミリ通信装置。
  2. 【請求項2】 少なくともグループ3ファクシミリ通信
    機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デー
    タの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファク
    シミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力するキ
    ャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する複数の文字列画像を生成し、おのお
    のの文字列画像を表示出力するときの複数の文字列表示
    画像データを、上記キャラクタジェネレータ手段からお
    のおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた上
    記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像生
    成手段と、 送信画像データを上記インタフェース手段を介して上記
    通信制御ユニットに送出するとともに、上記文字列表示
    画像生成手段が形成した複数の文字列表示画像データ
    を、おのおのの文字列表示画像データの挿入位置を指定
    する位置指定情報とともに上記インタフェース手段を介
    して上記通信制御ユニットに送出する画像データ送出手
    段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した複数の文字列表示画像データを、上記イン
    タフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入力
    した送信画像データにおいて、それぞれの文字列表示画
    像データに指定されている上記位置指定情報に対応した
    おのおのの挿入位置に挿入する画像合成手段を備えたこ
    とを特徴とするファクシミリ通信装置。
  3. 【請求項3】 少なくともグループ3ファクシミリ通信
    機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デー
    タの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファク
    シミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力するキ
    ャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成し、その文字列画
    像を表示出力するときの文字列表示画像データを、上記
    キャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字の
    文字コードに対応して発生させた上記文字表示データに
    基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データに、この文字列表示画像データの挿入位置を指定
    する位置指定情報を付加し、その付加後の文字列表示画
    像データを、上記インタフェース手段を介して送信画像
    データとともに上記通信制御ユニットに送出する画像デ
    ータ送出手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データを、上記インタフェ
    ース手段を介して上記上位制御ユニットより入力した送
    信画像データにおいて、上記文字列表示画像データに付
    加されている上記位置指定情報に対応した挿入位置に挿
    入する画像合成手段を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ通信装置。
  4. 【請求項4】 少なくともグループ3ファクシミリ通信
    機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デー
    タの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファク
    シミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力するキ
    ャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成し、その文字列画
    像を表示出力するときの文字列表示画像データを、上記
    キャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字の
    文字コードに対応して発生させた上記文字表示データに
    基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、 送信画像の解像度が基準の解像度以外の場合、送信画像
    に挿入する文字列画像の記録サイズが、上記基準の解像
    度で記録出力したときと同じサイズになるように、上記
    文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像デー
    タを、送信画像の解像度に応じて変倍処理する画像変倍
    手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データ、または、上記画像変倍手段が出力する変倍後の
    文字列表示画像データを、上記インタフェース手段を介
    して送信画像データとともに上記通信制御ユニットに送
    出する画像データ送出手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データを、上記インタフェ
    ース手段を介して上記上位制御ユニットより入力した送
    信画像データの所定位置に挿入する画像合成手段を備え
    たことを特徴とするファクシミリ通信装置。
  5. 【請求項5】 少なくともグループ3ファクシミリ通信
    機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デー
    タの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファク
    シミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力するキ
    ャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成し、その文字列画
    像を表示出力するときの文字列表示画像データを、上記
    キャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字の
    文字コードに対応して発生させた上記文字表示データに
    基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、 送信画像の解像度が基準の解像度以外の場合、送信画像
    に挿入する文字列画像の記録サイズが、上記基準の解像
    度で記録出力したときと同じサイズになるように、上記
    文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像デー
    タを、送信画像の解像度に応じて変倍処理する画像変倍
    手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データ、または、上記画像変倍手段が出力する変倍後の
    文字列表示画像データに、この文字列表示画像データの
    挿入位置を指定する位置指定情報を付加し、その付加後
    の文字列表示画像データを、上記インタフェース手段を
    介して送信画像データとともに上記通信制御ユニットに
    送出する画像データ送出手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データを、上記インタフェ
    ース手段を介して上記上位制御ユニットより入力した送
    信画像データにおいて、上記文字列表示画像データに付
    加されている上記位置指定情報に対応した挿入位置に挿
    入する画像合成手段を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ通信装置。
  6. 【請求項6】 少なくともグループ3ファクシミリ通信
    機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デー
    タの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファク
    シミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力するキ
    ャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成し、その文字列画
    像を表示出力するときの文字列表示画像データを、上記
    キャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字の
    文字コードに対応して発生させた上記文字表示データに
    基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データを、上記インタフェース手段を介して送信画像デ
    ータとともに上記通信制御ユニットに送出する画像デー
    タ送出手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 送信画像の解像度が基準の解像度以外の場合、送信画像
    に挿入する文字列画像の記録サイズが、上記基準の解像
    度で記録出力したときと同じサイズになるように、上記
    インタフェース手段を介して上記上位制御ユニットより
    入力した文字列表示画像データを、送信画像の解像度に
    応じて変倍処理する画像変倍手段と、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データ、または、上記画像
    変倍手段から出力される変倍後の文字列表示画像データ
    を、上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニ
    ットより入力した送信画像データの所定位置に挿入する
    画像合成手段を備えたことを特徴とするファクシミリ通
    信装置。
  7. 【請求項7】 少なくともグループ3ファクシミリ通信
    機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デー
    タの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファク
    シミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力するキ
    ャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成し、その文字列画
    像を表示出力するときの文字列表示画像データを、上記
    キャラクタジェネレータ手段からおのおのの図形文字の
    文字コードに対応して発生させた上記文字表示データに
    基づいて形成する文字列表示画像生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データに、この文字列表示画像データの挿入位置を指定
    する位置指定情報を付加し、その付加後の文字列表示画
    像データを、上記インタフェース手段を介して送信画像
    データとともに上記通信制御ユニットに送出する画像デ
    ータ送出手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 送信画像の解像度が基準の解像度以外の場合、送信画像
    に挿入する文字列画像の記録サイズが、上記基準の解像
    度で記録出力したときと同じサイズになるように、上記
    インタフェース手段を介して上記上位制御ユニットより
    入力した文字列表示画像データを、送信画像の解像度に
    応じて変倍処理する画像変倍手段と、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データ、または、上記画像
    変倍手段から出力される変倍後の文字列表示画像データ
    を、上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニ
    ットより入力した送信画像データにおいて、上記文字列
    表示画像データに付加されている上記位置指定情報に対
    応した挿入位置に挿入する画像合成手段を備えたことを
    特徴とするファクシミリ通信装置。
  8. 【請求項8】 少なくともグループ3ファクシミリ通信
    機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デー
    タの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファク
    シミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力すると
    ともに、その文字表示データを、複数の文字セット分備
    えた第1のキャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成するとともに、そ
    の文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の標
    準文字セットの場合には、その文字列の文字コード列を
    内容とする文字列表示画像データを作成する一方、上記
    文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の標準
    文字セット以外の場合には、その文字列画像をその指定
    された文字セットで表示出力するときの文字列表示画像
    データを、上記第1のキャラクタジェネレータ手段から
    おのおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた
    上記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像
    生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データに、上記指定された文字列画像の表示文字セット
    種別情報を付加し、その付加後の文字列表示画像データ
    を、上記インタフェース手段を介して送信画像データと
    ともに上記通信制御ユニットに送出する画像データ送出
    手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記所定の標準文字セットについて、図形文字の文字コ
    ードに対応した図形文字を表示出力するためのドットパ
    ターンの文字表示データを出力する第2のキャラクタジ
    ェネレータ手段と、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データに付加されている表
    示文字セット種別情報が、標準文字セットをあらわして
    いる場合には、その文字列表示画像データを形成するお
    のおのの図形文字について上記第2のキャラクタジェネ
    レータ手段から上記文字表示データを発生させ、その発
    生させた文字表示データを、上記インタフェース手段を
    介して上記上位制御ユニットより入力した送信画像デー
    タの所定位置に挿入する一方、上記文字列表示画像デー
    タに付加されている表示文字セット種別情報が、標準文
    字セット以外をあらわしている場合には、その文字列表
    示画像データを、上記インタフェース手段を介して上記
    上位制御ユニットより入力した送信画像データの所定位
    置に挿入する画像合成手段を備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ通信装置。
  9. 【請求項9】 少なくともグループ3ファクシミリ通信
    機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デー
    タの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファク
    シミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力すると
    ともに、その文字表示データを、複数の文字セット分備
    えた第1のキャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成するとともに、そ
    の文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の標
    準文字セットの場合には、その文字列の文字コード列を
    内容とする文字列表示画像データを作成する一方、上記
    文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の標準
    文字セット以外の場合には、その文字列画像をその指定
    された文字セットで表示出力するときの文字列表示画像
    データを、上記第1のキャラクタジェネレータ手段から
    おのおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた
    上記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像
    生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データに、上記指定された文字列画像の表示文字セット
    種別情報およびこの文字列表示画像データの挿入位置を
    指定する位置指定情報を付加し、その付加後の文字列表
    示画像データを、上記インタフェース手段を介して送信
    画像データとともに上記通信制御ユニットに送出する画
    像データ送出手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記所定の標準文字セットについて、図形文字の文字コ
    ードに対応した図形文字を表示出力するためのドットパ
    ターンの文字表示データを出力する第2のキャラクタジ
    ェネレータ手段と、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データに付加されている表
    示文字セット種別情報が、標準文字セットをあらわして
    いる場合には、その文字列表示画像データを形成するお
    のおのの図形文字について上記第2のキャラクタジェネ
    レータ手段から上記文字表示データを発生させ、その発
    生させた文字表示データを、上記インタフェース手段を
    介して上記上位制御ユニットより入力した送信画像デー
    タにおいて、上記文字列表示画像データに付加されてい
    る上記位置指定情報に対応した挿入位置に挿入する一
    方、上記文字列表示画像データに付加されている表示文
    字セット種別情報が、標準文字セット以外をあらわして
    いる場合には、その文字列表示画像データを、上記イン
    タフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入力
    した送信画像データにおいて、上記文字列表示画像デー
    タに付加されている上記位置指定情報に対応した挿入位
    置に挿入する画像合成手段を備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ通信装置。
  10. 【請求項10】 少なくともグループ3ファクシミリ通
    信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デ
    ータの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファ
    クシミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力すると
    ともに、その文字表示データを、複数の文字セット分備
    えた第1のキャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成するとともに、そ
    の文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の標
    準文字セットの場合には、その文字列の文字コード列を
    内容とする文字列表示画像データを作成する一方、上記
    文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の標準
    文字セット以外の場合には、その文字列画像をその指定
    された文字セットで表示出力するときの文字列表示画像
    データを、上記第1のキャラクタジェネレータ手段から
    おのおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた
    上記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像
    生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データに、上記指定された文字列画像の表示文字セット
    種別情報を付加し、その付加後の文字列表示画像データ
    を、上記インタフェース手段を介して送信画像データと
    ともに上記通信制御ユニットに送出する画像データ送出
    手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記所定の標準文字セットについて、図形文字の文字コ
    ードに対応した図形文字を表示出力するためのドットパ
    ターンの文字表示データを出力する第2のキャラクタジ
    ェネレータ手段と、 送信画像の解像度が基準の解像度以外の場合、送信画像
    に挿入する文字列画像の記録サイズが、上記基準の解像
    度で記録出力したときと同じサイズになるように、上記
    インタフェース手段を介して上記上位制御ユニットより
    入力した文字列表示画像データを、送信画像の解像度に
    応じて変倍処理する画像変倍手段と、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データに付加されている表
    示文字セット種別情報が、標準文字セットをあらわして
    いる場合には、その文字列表示画像データを形成するお
    のおのの図形文字について上記第2のキャラクタジェネ
    レータ手段から上記文字表示データを発生させ、その発
    生させた文字表示データを送信画像の解像度に対応した
    倍率で変倍させ、その変倍後の文字表示データを上記イ
    ンタフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入
    力した送信画像データの所定位置に挿入する一方、上記
    文字列表示画像データに付加されている表示文字セット
    種別情報が、標準文字セット以外をあらわしている場合
    には、その文字列表示画像データを送信画像の解像度に
    対応した変倍率で変倍させ、その変倍後の文字列表示画
    像データを、上記インタフェース手段を介して上記上位
    制御ユニットより入力した送信画像データの所定位置に
    挿入する画像合成手段を備えたことを特徴とするファク
    シミリ通信装置。
  11. 【請求項11】 少なくともグループ3ファクシミリ通
    信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デ
    ータの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファ
    クシミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 図形文字の文字コードに対応した図形文字を表示出力す
    るためのドットパターンの文字表示データを出力すると
    ともに、その文字表示データを、複数の文字セット分備
    えた第1のキャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成するとともに、そ
    の文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の標
    準文字セットの場合には、その文字列の文字コード列を
    内容とする文字列表示画像データを作成する一方、上記
    文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の標準
    文字セット以外の場合には、その文字列画像をその指定
    された文字セットで表示出力するときの文字列表示画像
    データを、上記第1のキャラクタジェネレータ手段から
    おのおのの図形文字の文字コードに対応して発生させた
    上記文字表示データに基づいて形成する文字列表示画像
    生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データに、上記指定された文字列画像の表示文字セット
    種別情報およびこの文字列表示画像データの挿入位置を
    指定する位置指定情報を付加し、その付加後の文字列表
    示画像データを、上記インタフェース手段を介して送信
    画像データとともに上記通信制御ユニットに送出する画
    像データ送出手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記所定の標準文字セットについて、図形文字の文字コ
    ードに対応した図形文字を表示出力するためのドットパ
    ターンの文字表示データを出力する第2のキャラクタジ
    ェネレータ手段と、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データに付加されている表
    示文字セット種別情報が、標準文字セットをあらわして
    いる場合には、その文字列表示画像データを形成するお
    のおのの図形文字について上記第2のキャラクタジェネ
    レータ手段から上記文字表示データを発生させ、その発
    生させた文字表示データを送信画像の解像度に対応した
    倍率で変倍させ、その変倍後の文字表示データを上記イ
    ンタフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入
    力した送信画像データにおいて、上記文字列表示画像デ
    ータに付加されている上記位置指定情報に対応した挿入
    位置に挿入する一方、上記文字列表示画像データに付加
    されている表示文字セット種別情報が、標準文字セット
    以外をあらわしている場合には、その文字列表示画像デ
    ータを送信画像の解像度に対応した変倍率で変倍させ、
    その変倍後の文字列表示画像データを、上記インタフェ
    ース手段を介して上記上位制御ユニットより入力した送
    信画像データにおいて、上記文字列表示画像データに付
    加されている上記位置指定情報に対応した挿入位置に挿
    入する画像合成手段を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ通信装置。
  12. 【請求項12】 少なくともグループ3ファクシミリ通
    信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デ
    ータの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファ
    クシミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 所定の多バイトコード体系の文字コードに対応した図形
    文字を表示出力するためのドットパターンの文字表示デ
    ータを出力する第1のキャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成するとともに、そ
    の文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の1
    バイトコード体系の場合には、その文字列の文字コード
    列を内容とする文字列表示画像データを作成する一方、
    上記文字列画像の表示に指定された文字セットが上記多
    バイトコード体系の場合には、その文字列画像を構成す
    る図形文字のうち、所定の文字部分集合に含まれる図形
    文字についてはその文字列の文字コード列を内容とし、
    上記文字部分集合に含まれない図形文字については、上
    記第1のキャラクタジェネレータ手段からその図形文字
    の文字コードに対応して発生させた上記文字表示データ
    を内容とする文字列表示画像データを形成する文字列表
    示画像生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データに、上記指定された文字列画像の文字セットの種
    別情報を付加し、その付加後の文字列表示画像データ
    を、上記インタフェース手段を介して送信画像データと
    ともに上記通信制御ユニットに送出する画像データ送出
    手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記所定の1バイトコード体系の文字コードに対応した
    図形文字を表示出力するためのドットパターンの文字表
    示データを出力する第2のキャラクタジェネレータ手段
    と、 上記所定の多バイトコード体系の図形文字のうち、上記
    所定の文字部分集合に含まれる文字コードの図形文字を
    表示出力するためのドットパターンの文字表示データを
    出力する第3のキャラクタジェネレータ手段と、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データに付加されている表
    示文字セット種別情報が、1バイトコード体系の文字セ
    ットをあらわしている場合には、その文字列表示画像デ
    ータを形成するおのおのの図形文字について上記第2の
    キャラクタジェネレータ手段から上記文字表示データを
    発生させ、その発生させた文字表示データを送信画像の
    解像度に対応した倍率で変倍させ、その変倍後の文字表
    示データを上記インタフェース手段を介して上記上位制
    御ユニットより入力した送信画像データの所定位置に挿
    入する一方、上記文字列表示画像データに付加されてい
    る表示文字セット種別情報が、多バイトコード体系の文
    字セットをあらわしている場合には、その文字列表示画
    像データに含まれている上記所定の文字部分集合に含ま
    れる図形文字については、上記第3のキャラクタジェネ
    レータ手段から上記文字表示データを発生させ、その発
    生させた文字表示データを送信画像の解像度に対応した
    倍率で変倍させ、その変倍後の文字表示データを上記イ
    ンタフェース手段を介して上記上位制御ユニットより入
    力した送信画像データの所定位置に挿入するとともに、
    上記文字列表示画像データに含まれている文字表示デー
    タを送信画像の解像度に対応した変倍率で変倍させ、そ
    の変倍後の文字列表示データを、上記インタフェース手
    段を介して上記上位制御ユニットより入力した送信画像
    データの所定位置に挿入する画像合成手段を備えたこと
    を特徴とするファクシミリ通信装置。
  13. 【請求項13】 少なくともグループ3ファクシミリ通
    信機能を備えた通信制御ユニットと、少なくとも画像デ
    ータの作成機能を備えた上位制御ユニットからなるファ
    クシミリ通信装置において、 上記上位制御ユニットと上記通信制御ユニットの間に介
    在して、上記上位制御ユニットから上記通信制御ユニッ
    トに対して送出するコマンドデータ、および、上記通信
    制御ユニットから上記上位制御ユニットに対して送出す
    るレスポンスデータを所定のハンドシェーク手順でやり
    とりするインタフェース手段を備える一方、 上記上位制御ユニットは、 所定の多バイトコード体系の文字コードに対応した図形
    文字を表示出力するためのドットパターンの文字表示デ
    ータを出力する第1のキャラクタジェネレータ手段と、 送信画像に挿入する文字列画像を生成するとともに、そ
    の文字列画像の表示に指定された文字セットが所定の1
    バイトコード体系の場合には、その文字列の文字コード
    列を内容とする文字列表示画像データを作成する一方、
    上記文字列画像の表示に指定された文字セットが上記多
    バイトコード体系の場合には、その文字列画像を構成す
    る図形文字のうち、所定の文字部分集合に含まれる図形
    文字についてはその文字列の文字コード列を内容とし、
    上記文字部分集合に含まれない図形文字については、上
    記第1のキャラクタジェネレータ手段からその図形文字
    の文字コードに対応して発生させた上記文字表示データ
    を内容とする文字列表示画像データを形成する文字列表
    示画像生成手段と、 上記文字列表示画像生成手段が形成した文字列表示画像
    データに、上記指定された文字列画像の文字セットの種
    別情報およびこの文字列表示画像データの挿入位置を指
    定する位置指定情報を付加し、その付加後の文字列表示
    画像データを、上記インタフェース手段を介して送信画
    像データとともに上記通信制御ユニットに送出する画像
    データ送出手段を備え、 上記通信制御ユニットは、 上記所定の1バイトコード体系の文字コードに対応した
    図形文字を表示出力するためのドットパターンの文字表
    示データを出力する第2のキャラクタジェネレータ手段
    と、 上記所定の多バイトコード体系の図形文字のうち、上記
    所定の文字部分集合に含まれる文字コードの図形文字を
    表示出力するためのドットパターンの文字表示データを
    出力する第3のキャラクタジェネレータ手段と、 上記インタフェース手段を介して上記上位制御ユニット
    より入力した文字列表示画像データに付加されている表
    示文字セット種別情報が、1バイトコード体系の文字セ
    ットをあらわしている場合には、その文字列表示画像デ
    ータを形成するおのおのの図形文字について上記第2の
    キャラクタジェネレータ手段から上記文字表示データを
    発生させ、その発生させた文字表示データを送信画像の
    解像度に対応した倍率で変倍させ、その変倍後の文字表
    示データを上記インタフェース手段を介して上記上位制
    御ユニットより入力した送信画像データにおいて、上記
    文字列表示画像データに付加されている上記位置指定情
    報に対応した挿入位置に挿入する一方、上記文字列表示
    画像データに付加されている表示文字セット種別情報
    が、多バイトコード体系の文字セットをあらわしている
    場合には、その文字列表示画像データに含まれている上
    記所定の文字部分集合に含まれる図形文字については、
    上記第3のキャラクタジェネレータ手段から上記文字表
    示データを発生させ、その発生させた文字表示データを
    送信画像の解像度に対応した倍率で変倍させ、その変倍
    後の文字表示データを上記インタフェース手段を介して
    上記上位制御ユニットより入力した送信画像データにお
    いて、上記文字列表示画像データに付加されている上記
    位置指定情報に対応した挿入位置に挿入するとともに、
    上記文字列表示画像データに含まれている文字表示デー
    タを送信画像の解像度に対応した変倍率で変倍させ、そ
    の変倍後の文字列表示データを、上記インタフェース手
    段を介して上記上位制御ユニットより入力した送信画像
    データにおいて、上記文字列表示画像データに付加され
    ている上記位置指定情報に対応した挿入位置に挿入する
    画像合成手段を備えたことを特徴とするファクシミリ通
    信装置。
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