JPH05342132A - 画像通信端末装置の制御方法 - Google Patents

画像通信端末装置の制御方法

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JPH05342132A
JPH05342132A JP4168194A JP16819492A JPH05342132A JP H05342132 A JPH05342132 A JP H05342132A JP 4168194 A JP4168194 A JP 4168194A JP 16819492 A JP16819492 A JP 16819492A JP H05342132 A JPH05342132 A JP H05342132A
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JP
Japan
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image
data
dpram
input
function
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Application number
JP4168194A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Takaoka
達夫 高岡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 独立した画像入出力ユニットと、画像通信ユ
ニットを組み合わせて画像通信端末装置を構成するとき
に好適なインタフェースを提供する。 【構成】 画像入出力ユニットと、画像通信ユニット
を、DPRAM1,2を介して接続し、DPRAM1を
用いて画像入出力ユニットと画像通信ユニットの間で制
御情報をやりとりし、DPRAM2を用いて画像入出力
ユニットと画像通信ユニットの間で画像データをやりと
りする。また、画像入出力ユニットと画像通信ユニット
のおのおのの内部での画像データの転送は、DMAを用
いる。実時間性の要求が強い制御情報と、大容量の画像
データを、それぞれ分離してやりとりするので、データ
転送の効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DMA転送機能、画像
通信機能、および、所定形式のレポートの記録出力機能
を備えた画像通信装置と、DMA転送機能、画像読取機
能、および、画像記録機能を備えた画像入出力装置から
なる画像通信端末装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置などの画像通
信端末装置は、独立して使用されるために、全体の動作
が単一の制御手段などによって制御されている。また、
この制御手段としては、マイクロコンピュータを応用し
たものが用いられている。
【0003】ところが、近年、多機能のファクシミリ装
置では、全体を関連のある複数の機能ユニットに分割
し、おのおのの分割した機能ユニットにそれぞれ制御手
段を設ける傾向にある。
【0004】このような機構にすることにより、おのお
のの機能ユニットについて、独立して機能を拡張するこ
とができ、例えば、機能拡張時に、装置全体の構成を再
設計するような事態を回避でき、新製品の装置コストを
抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来装置には、次のような不都合を生じていた。
【0006】すなわち、1つの装置を複数の機能ユニッ
トに分割しているため、これらの機能ユニットを適切に
機能するためには、おのおのの機能ユニットを接続し
て、それらの間のデータのやりとりを行なう必要があ
る。
【0007】機能ユニットを接続するためには、データ
をシリアルにやりとりするシリアルインタフェース手段
か、あるいは、データをパラレルにやりとりするパラレ
ルインタフェース手段のいずれかが用いられる。
【0008】前者のシリアルインタフェース手段を用い
た場合には、一般に、装置コストを低く抑えることがで
きるものの、データ転送速度が低速で、大容量の画像デ
ータを転送するためには適さない。したがって、このシ
リアルインタフェース手段は、各機能ユニット間の制御
情報のやりとりにのみ適用され、画像データのやりとり
は、共通のRAM(リード・オンリ・メモリ)などを用
いて実現している。このために、各機能ユニットを他の
機種に転用したり、あるいは、機能拡張するときの障害
となる。
【0009】また、後者のパラレルインタフェース手段
を用いた場合には、データ転送速度を大きく設定するこ
とができるので、このパラレルインタフェース手段を用
いて、制御情報、および、画像データのやりとりを実現
することができる。しかしながら、この場合でも、大容
量の画像データの転送のために比較的長い時間を要し、
したがって、その間、機能ユニット間の制御情報のやり
とりを行なうことができず、例えば、通信エラーの通知
や通信エラーの回復処理など、実時間性の高い処理に対
して問題があった。
【0010】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、独立した機能ユニットを接続するときの制約
を解消できる画像通信端末装置の制御方法を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、DMA転送機
能および画像通信機能を備えた画像通信装置と、DMA
転送機能、画像読取機能、および、画像記録機能を備え
た画像入出力装置からなる画像通信端末装置の制御方法
において、上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間
で制御情報をやりとりするための第1のDPRAMと、
上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報
をやりとりするための第2のDPRAMを設け、上記画
像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデータのや
りとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のDPRA
Mとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能を用い
て行なうようにしたものである。
【0012】また、DMA転送機能および画像通信機能
を備えた画像通信装置と、DMA転送機能、画像読取機
能および画像記録機能を備えた画像入出力装置からなる
画像通信端末装置の制御方法において、上記画像通信装
置と上記画像入出力装置の間で制御情報をやりとりする
ための第1のDPRAMと、上記画像通信装置と上記画
像入出力装置の間で画像情報をやりとりするための第2
のDPRAMを設け、上記画像通信装置と上記第2のD
PRAMとの間のデータのやりとりおよび上記画像入出
力装置と上記第2のDPRAMとの間のデータのやりと
りは、DMA転送機能を用いて行なうとともに、上記第
2のDPRAMを複数領域に分割して、おのおのの分割
領域を異なる処理単位に割り当てるようにしたものであ
る。
【0013】また、DMA転送機能、画像データの符号
化復号化機能、および、画像通信機能を備えた画像通信
装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画像
記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端末
装置の制御方法において、上記画像通信装置と上記画像
入出力装置の間で制御情報をやりとりするための第1の
DPRAMと、上記画像通信装置と上記画像入出力装置
の間で画像情報をやりとりするための第2のDPRAM
を設け、上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの
間のデータのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記
第2のDPRAMとの間のデータのやりとりは、DMA
転送機能を用いて行なうとともに、上記画像入出力装置
は、画像読取機能を用いて入力した画像データを上記第
2のDPRAMに出力し、上記画像通信手段は、上記第
2のDPRAMを介して入力する非圧縮画像データを符
号化圧縮し、その符号化圧縮した画像データを送信デー
タとして用いる一方、上記画像通信装置は、符号化圧縮
された受信データを復号化して形成した非圧縮画像デー
タを上記第2のDPRAMに出力し、上記画像入出力装
置は、上記第2のDPRAMを介して入力する非圧縮画
像データを用いて記録画像を記録出力するようにしたも
のである。
【0014】また、DMA転送機能、画像データの符号
化復号化機能、および、画像通信機能を備えた画像通信
装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画像
記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端末
装置の制御方法において、上記画像通信装置と上記画像
入出力装置の間で制御情報をやりとりするための第1の
DPRAMと、上記画像通信装置と上記画像入出力装置
の間で画像情報をやりとりするための第2のDPRAM
を設ける一方、上記画像入力装置には非圧縮画像データ
を符号化圧縮するとともに符号化データを非圧縮画像デ
ータに復号化する符号化復号化手段を設け、上記画像通
信装置と上記第2のDPRAMとの間のデータのやりと
りおよび上記画像入出力装置と上記第2のDPRAMと
の間のデータのやりとりは、DMA転送機能を用いて行
なうとともに、上記画像入出力装置は、画像読取機能を
用いて入力した画像データを上記符号化復号化手段によ
って符号化圧縮した状態で上記第2のDPRAMに出力
し、上記画像通信手段は、上記第2のDPRAMを介し
て入力する符号化圧縮画像データを送信データとして用
いる一方、上記画像通信装置は、記録画像の画像データ
を符号化圧縮した状態で上記第2のDPRAMに出力
し、上記画像入出力装置は、上記第2のDPRAMを介
して入力する符号化圧縮画像データを、上記符号化復号
化手段によって元の非圧縮画像データに復号化したのち
に、その非圧縮画像データを用いて記録画像を記録出力
するようにしたものである。また、前記画像通信装置の
画像データの符号化復号化機能の画像データ符号化方式
と、前記符号化復号化機能の画像データ符号化方式は、
同一であるとよい。
【0015】また、ようにしたものである。DMA転送
機能、画像データの符号化復号化機能、および、画像通
信機能を備えた画像通信装置と、DMA転送機能、画像
読取機能、および、画像記録機能を備えた画像入出力装
置からなる画像通信端末装置の制御方法において、上記
画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報をや
りとりするための第1のDPRAMと、上記画像通信装
置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとりする
ための第2のDPRAMを設け、上記画像通信装置と上
記第2のDPRAMとの間のデータのやりとりおよび上
記画像入出力装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
タのやりとりは、DMA転送機能を用いて行なうととも
に、上記画像入出力装置は、画像読取機能を用いて入力
した画像データを上記第2のDPRAMに出力し、上記
画像通信手段は、上記第2のDPRAMを介して入力す
る非圧縮画像データを符号化圧縮し、その符号化圧縮し
た画像データを送信データとして用いる一方、上記画像
通信装置は、符号化圧縮された受信データを復号化して
形成した非圧縮画像データを上記第2のDPRAMに出
力し、上記画像入出力装置は、上記第2のDPRAMを
介して入力する非圧縮画像データを用いて記録画像を記
録出力し、上記第2のDPRAMを複数領域に分割し
て、おのおのの分割領域を異なる処理単位に割り当てる
ようにしたものである。
【0016】また、DMA転送機能、画像データの符号
化復号化機能、および、画像通信機能を備えた画像通信
装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画像
記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端末
装置の制御方法において、上記画像通信装置と上記画像
入出力装置の間で制御情報をやりとりするための第1の
DPRAMと、上記画像通信装置と上記画像入出力装置
の間で画像情報をやりとりするための第2のDPRAM
を設ける一方、上記画像入力装置には非圧縮画像データ
を符号化圧縮するとともに符号化データを非圧縮画像デ
ータに復号化する符号化復号化手段を設け、上記画像通
信装置と上記第2のDPRAMとの間のデータのやりと
りおよび上記画像入出力装置と上記第2のDPRAMと
の間のデータのやりとりは、DMA転送機能を用いて行
なうとともに、上記画像入出力装置は、画像読取機能を
用いて入力した画像データを上記符号化復号化手段によ
って符号化圧縮した状態で上記第2のDPRAMに出力
し、上記画像通信手段は、上記第2のDPRAMを介し
て入力する符号化圧縮画像データを送信データとして用
いる一方、上記画像通信装置は、記録画像の画像データ
を符号化圧縮した状態で上記第2のDPRAMに出力
し、上記画像入出力装置は、上記第2のDPRAMを介
して入力する符号化圧縮画像データを、上記符号化復号
化手段によって元の非圧縮画像データに復号化したのち
に、その非圧縮画像データを用いて記録画像を記録出力
し、上記第2のDPRAMを複数領域に分割して、おの
おのの分割領域を異なる処理単位に割り当てるようにし
たものである。
【0017】また、DMA転送機能、画像通信機能、お
よび、所定形式のレポートの記録出力機能を備えた画像
通信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、
画像記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信
端末装置の制御方法において、上記画像通信装置と上記
画像入出力装置の間で制御情報をやりとりするための第
1のDPRAMと、上記画像通信装置と上記画像入出力
装置の間で画像情報をやりとりするための第2のDPR
AMを設け、上記画像通信装置と上記第2のDPRAM
との間のデータのやりとりおよび上記画像入出力装置と
上記第2のDPRAMとの間のデータのやりとりは、D
MA転送機能を用いて行なうとともに、上記画像通信装
置は、上記所定形式のレポートを構成する文字列の文字
データ列を上記第1のDPRAMを介して上記画像入出
力装置に転送し、上記画像入出力装置は、上記第1のD
PRAMを介して入力した上記文字データ列を対応する
図形文字表示データに変換し、その変換後のデータに基
づいて上記レポートの画像を記録出力するようにしたも
のである。
【0018】また、DMA転送機能、画像通信機能、お
よび、所定形式のレポートの記録出力機能を備えた画像
通信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、
画像記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信
端末装置の制御方法において、上記画像通信装置と上記
画像入出力装置の間で制御情報をやりとりするための第
1のDPRAMと、上記画像通信装置と上記画像入出力
装置の間で画像情報をやりとりするための第2のDPR
AMを設けるとともに、上記第1のDPRAMには、上
記所定形式のレポートを構成する文字列の文字データ列
をやりとりするための文字データ領域を設け、上記画像
通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデータのやり
とりおよび上記画像入出力装置と上記第2のDPRAM
との間のデータのやりとりは、DMA転送機能を用いて
行なうとともに、上記画像通信装置は、上記所定形式の
レポートを構成する文字列の文字データ列を上記第1の
DPRAMの文字データ領域を介して上記画像入出力装
置に転送し、上記画像入出力装置は、上記第1のDPR
AMの文字データ領域を介して入力した上記文字データ
列を対応する図形文字表示データに変換し、その変換後
のデータに基づいて上記レポートの画像を記録出力する
ようにしたものである。
【0019】また、DMA転送機能、画像通信機能、お
よび、所定形式のレポートの記録出力機能を備えた画像
通信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、
画像記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信
端末装置の制御方法において、上記画像通信装置と上記
画像入出力装置の間で制御情報をやりとりするための第
1のDPRAMと、上記画像通信装置と上記画像入出力
装置の間で画像情報をやりとりするための第2のDPR
AMを設け、上記画像通信装置と上記第2のDPRAM
との間のデータのやりとりおよび上記画像入出力装置と
上記第2のDPRAMとの間のデータのやりとりは、D
MA転送機能を用いて行なうとともに、上記画像通信装
置は、上記所定形式のレポートを構成する文字列をあら
わす文字データ列および所定の書式制御データからなる
レポートデータを形成して、そのレポートデータを上記
第1のDPRAMを介して上記画像入出力装置に転送
し、上記画像入出力装置は、上記第1のDPRAMを介
して入力した上記レポートデータに含まれるおのおのの
書式制御データの制御対象となる上記レポートデータの
文字データ列について、その文字データ列に基づいて変
換形成した図形文字表示データの配置位置を決定し、そ
の変換後のデータに基づいて上記レポートの画像を記録
出力するようにしたものである。
【0020】また、DMA転送機能、画像通信機能、お
よび、所定形式のレポートの記録出力機能を備えた画像
通信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、
画像記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信
端末装置の制御方法において、上記画像通信装置と上記
画像入出力装置の間で制御情報をやりとりするための第
1のDPRAMと、上記画像通信装置と上記画像入出力
装置の間で画像情報をやりとりするための第2のDPR
AMを設けるとともに、上記第1のDPRAMには、上
記所定形式のレポートを構成するデータ列をやりとりす
るためのレポートデータ領域を設け、上記画像通信装置
と上記第2のDPRAMとの間のデータのやりとりおよ
び上記画像入出力装置と上記第2のDPRAMとの間の
データのやりとりは、DMA転送機能を用いて行なうと
ともに、上記画像通信装置は、上記所定形式のレポート
を構成する文字列をあらわす文字データ列および所定の
書式制御データからなるレポートデータを形成して、そ
のレポートデータを上記第1のDPRAMのレポートデ
ータ領域を介して上記画像入出力装置に転送し、上記画
像入出力装置は、上記第1のDPRAMのレポートデー
タ領域を介して入力した上記レポートデータに含まれる
おのおのの書式制御データの制御対象となる上記レポー
トデータの文字データ列について、その文字データ列に
基づいて変換形成した図形文字表示データの配置位置を
決定し、その変換後のデータに基づいて上記レポートの
画像を記録出力するようにしたものである。
【0021】
【作用】したがって、制御情報と画像データを別々のD
PRAMを用いて、画像通信装置と画像入出力装置の間
でやりとりするようにしているので、画像データの転送
処理と、他の制御処理を並列して実行することができ、
その結果、実時間性の高い処理を適切に実行することが
できる。また、画像データをやりとりするためのDPR
AMを複数の領域に分割して、おのおのの分割領域を独
立した処理プロセスで使用することで、多重化処理を実
現することができる。また、画像データを符号化圧縮し
た状態でDPRAMを介してやりとりするので、画像デ
ータの転送時間を短縮できるとともに、DPRAMに必
要となるデータ容量を低減することができる。また、レ
ポートを文字コード列として、制御情報用のDPRAM
を介し、画像通信装置から画像入出力装置に転送するよ
うにしているので、レポート出力動作と、画像入出力装
置から画像通信装置に対する画像データの転送動作を並
列的に実行することができる。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施例にかかる画像通
信端末装置を示している。
【0024】同図において、この画像通信端末装置は、
原稿画像の読取機能および画像の記録出力機能を備えた
画像入出力ユニットUIと、グループ3ファクシミリ通
信機能を備えた画像通信ユニットUCと、画像入出力ユ
ニットUIと画像通信ユニットUCの間で制御情報をや
りとりするためのDPRAM(デュアル・ポート・ラン
ダム・アクセス・メモリ)30、および、画像入出力ユ
ニットUIと画像通信ユニットUCの間で画像データを
やりとりするためのDPRAM31から構成されてい
る。
【0025】画像入出力ユニットUIにおいて、システ
ム制御部11は、この画像入出力ユニットUIの各部の
制御処理、複数チャネル分のDMA(ダイレクト・メモ
リ・アクセス)転送機能、および、画像通信ユニットU
Cとの間の制御情報や画像データのやりとりのための処
理を行うものであり、システムメモリ12は、システム
制御部11が実行する制御処理プログラム、および、処
理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを
記憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成する
ものであり、ページメモリ13は、画像データをページ
単位に記憶するためのものである。
【0026】スキャナ14は、所定の解像度で原稿画像
を読み取るためのものであり、ページプリンタ15は、
ページ単位に所定の解像度で画像を記録出力するための
ものであり、例えば、レーザビームプリンタなどが用い
られる。操作表示部16は、この画像入出力ユニットU
Iまたは画像通信端末装置を操作するためのもので、各
種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0027】これらの、システム制御部11、システム
メモリ12、ページメモリ13、スキャナ14、ページ
プリンタ15、および、操作表示部16は、システムバ
ス17に接続されており、これらの各要素間でのデータ
のやりとりは、主としてこのシステムバス17を介して
行われている。
【0028】画像通信ユニットUCにおいて、システム
制御部21は、この画像通信ユニットUCの各部の制御
処理、複数チャネル分のDMA転送機能、および、画像
入出力ユニットUIとの間の制御情報や画像データのや
りとりのための処理を行うものであり、システムメモリ
22は、システム制御部21が実行する制御処理プログ
ラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な
各種データなどを記憶するとともに、システム制御部2
1のワークエリアを構成するものであり、画像メモリ2
3は、主として符号化圧縮された状態の画情報を多数記
憶するためのものである。
【0029】符号化復号化部24は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものであり、変倍処理部25
は、画像の解像度や倍率を変更するための変倍処理を実
行するためのものであり、操作表示部26は、この画像
通信ユニットUCまたは画像通信端末装置を操作するた
めのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器か
らなる。
【0030】通信制御部27は、所定のグループ3ファ
クシミリ伝送制御手順処理を実行するためのものであ
り、グループ3ファクシミリモデム28は、グループ3
ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであ
り、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能
(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとり
するための高速モデム機能(V.33モデム、V.29
モデム、V.27terモデム)を備えている。網制御
装置29は、この画像通信ユニットUCを公衆電話回線
網に接続するためのものであり、自動発着信機能を備え
ている。
【0031】これらの、システム制御部21、システム
メモリ22、画像メモリ23、符号化復号化部24、変
倍処理部25、操作表示部26、および、通信制御部2
7は、システムバス30に接続されており、これらの各
要素間でのデータのやりとりは、主としてこのシステム
バス30を介して行われている。
【0032】また、通信制御部27とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとり、および、通
信制御部27と網制御装置10との間のデータのやりと
りは、直接行なわれている。
【0033】また、DPRAM1の記憶領域は、図2
(a)に示すように、画像入出力ユニットUIから画像
通信ユニットUCに出力する制御情報を記憶するための
制御情報領域Aと、画像通信ユニットUCから画像入出
力ユニットUIに出力する制御情報を記憶するための制
御情報領域Bと、画像入出力ユニットUIから画像通信
ユニットUCに制御情報を出力するタイミングを通知す
るためのタイミング情報や画像通信ユニットUCから画
像入出力ユニットUIに制御情報を出力するタイミング
を通知するためのタイミング情報がセットされるタイミ
ング制御領域に分割されている。
【0034】ここで、この場合には、画像入出力ユニッ
トUIが画像通信ユニットUCに制御情報を出力するタ
イミングを通知するためのタイミング情報をタイミング
制御領域にセットすると、画像通信ユニットUCにその
旨を通知するための割込信号を発生して、その割込信号
を画像通信ユニットUCに印加するように構成するとと
もに、画像通信ユニットUCが画像入出力ユニットUI
に制御情報を出力するタイミングを通知するためのタイ
ミング情報をタイミング制御領域にセットすると、画像
入出力ユニットUIにその旨を通知するための割込信号
を発生して、その割込信号を画像入出力ユニットUIに
印加するように構成することで、この制御情報のやりと
りの部分での実時間性を向上している。
【0035】また、制御情報領域Aおよび制御情報領域
Bは、同図(b)に示すように、相手ユニットに対して
要求する処理機能(例えば、画像蓄積、レポート出力、
画像記録など)を指定するためのコードデータがセット
される要求処理機能コード領域、指定した処理機能の細
部(例えば、レポート種別、蓄積モードなど)を指定す
るためのコードデータがセットされる処理種別コード領
域、および、指定した処理機能に必要な各種データをセ
ットするためのデータ領域に、さらに、分割される。
【0036】この制御情報のやりとりのために、画像入
出力ユニットUIが実行する処理の一例を図3に示す。
なお、画像通信ユニットUCも、同様の処理を実行し
て、制御情報のやりとりを行なう。
【0037】まず、DPRAM1のタイミング制御領域
に、画像通信ユニットUCからの制御情報の入力を通知
する割込信号か加えられていて入力データがある状態で
あるかどうかを調べて(判断101)、判断101の結
果がYESになるときには、DPRAM1の制御情報領
域Bの要求処理機能コード領域、処理種別コード領域、
および、データ領域から制御情報のデータを入力して
(処理102)、その内容を解析してそのときに入力し
た制御情報を受信すべき目的の処理プロセスを判定し
(処理103)、その目的の処理プロセスにその入力し
た制御情報を出力し(処理104)、判断101に戻っ
て、同様の処理を繰り返し行なう。
【0038】また、判断101の結果がNOになるとき
には、そのときに、いずれかの処理プロセスから画像通
信ユニットUCに出力する制御情報が通知されているか
どうかを調べて(判断105)、判断105の結果がY
ESになるときには、その制御情報のDPRAM1の制
御情報領域Aに出力して(処理106)、タイミング制
御領域に、画像通信ユニットUCに制御情報の出力を通
知するための割込データ(タイミング情報)をセットす
る(処理107)。そして、判断101に戻って、同様
の処理を繰り返し行なう。
【0039】図4は、画像読取時に画像入出力ユニット
UIが実行する処理例を示す。
【0040】まず、この場合、読取入力した画像データ
は、画像通信ユニットUCに全て蓄積するため、画像蓄
積要求を画像通信ユニットUCに出力して(処理20
1)、画像通信ユニットUCからの応答情報を受信する
(処理202)。
【0041】このときに受信した応答情報が、画像蓄積
が可能であることをあらわすものであるかどうかを調べ
て(判断203)、判断203の結果がNOになるとき
には、その旨をあらわすエラーメッセージを操作表示部
16に表示して(処理104)、この処理をエラー終了
する。
【0042】判断203の結果がYESになるときに
は、スキャナ14の読取動作処理を起動して、スキャナ
14に1ページ分の原稿画像の読取動作を開始させる
(処理205)。また、スキャナ14からページメモリ
13へのDMA転送処理を起動し(処理206)、ペー
ジメモリ13からDPRAM2へのDMA転送処理を起
動する(処理207)。次いで、データ転送開始を画像
通信ユニットUCに通知する(処理208)。
【0043】これによって、スキャナ14から読取出力
される画像データは、ページメモリ13にDMA転送さ
れてページメモリ13に蓄積され、ページメモリ13に
蓄積された画像データは、その蓄積順序にDPRAM2
にDMA転送される。
【0044】この状態で、スキャナ14の読取動作が終
了するまで待ち(処理209)、スキャナ14からペー
ジメモリ13へのDMA転送処理が終了するまで待ち
(処理210)、ページメモリ13からDPRAM2へ
のDMA転送処理が終了するまで待つ(処理211)。
次いで、データ転送終了を画像通信ユニットUCに通知
する(処理212)。
【0045】このようにして、1ページ分の画像の読み
取り、および、画像データの画像通信ユニットUCへの
転送処理を終了すると、次の読取原稿があるかどうかを
調べて(判断213)、判断213の結果がYESにな
るときには、次ページ有りを画像通信ユニットUCに通
知したのちに(処理214)、処理202に戻って、次
のページの画像の読み取り、および、画像データの画像
通信ユニットUCへの転送処理を実行する。
【0046】また、判断213の結果がNOになるとき
には、全ページの蓄積終了を画像通信ユニットUCに通
知して(処理215)、この画像読取の動作を終了す
る。
【0047】図5は、画像通信ユニットUCから画像記
録通知されたときに、画像入出力ユニットUIが実行す
る処理例を示している。
【0048】まず、そのときのページプリンタ15の状
態を入力して(処理311)、そのページプリンタ15
の状態を画像通信ユニットUCに応答する(処理31
2)。また、そのときに入力したページプリンタ15の
状態が、記録可能な状態であるかどうかを調べて(判断
313)、判断313の結果がNOになるときには、画
像記録ができない旨をあらわすエラーメッセージを操作
表示部16に表示して(処理314)、この動作をエラ
ー終了する。
【0049】判断313の結果がYESになるときに
は、画像通信ユニットUCからデータ転送開始が通知さ
れるまで待ち(処理315)、データ転送開始が通知さ
れると、ページプリンタ15の1ページ記録動作処理を
起動し(処理316)、DPRAM2からページメモリ
13へのDMA転送処理を起動し(処理317)、ペー
ジメモリ13からページプリンタ15へのDMA転送処
理を起動する(処理318)。
【0050】このようにして、画像入出力ユニットUI
は、DPRAM2を介して画像通信ユニットUCから入
力する記録画像の画像データを順次ページメモリ13に
蓄積し、その蓄積した画像データを順次ページプリンタ
15に転送して、その記録画像を記録出力する。
【0051】この状態で、画像通信ユニットUCからデ
ータ転送終了が通知されるまで待ち(処理319)、デ
ータ転送終了が通知されると、DPRAM2からページ
メモリ13へのDMA転送処理が終了するまで待ち(処
理320)、ページメモリ13からページプリンタ15
へのDMA転送処理が終了するまで待ち(処理32
1)、ページプリンタ15の記録動作が終了するまで待
つ(処理322)。ページプリンタ15の記録動作が終
了すると、その終了時のページプリンタ15の状態を入
力する。
【0052】そして、入力した終了時のページプリンタ
15の状態を画像通信ユニットUCに通知する(処理3
23)。このときに、入力したページプリンタ15の終
了状態が、正常終了であるかどうかを調べる(判断32
4)。判断324の結果がYESになるときには、画像
通信ユニットUCからの命令を受信して(処理32
5)、それが次ページありを指定するものであるかどう
かを調べ(判断326)、判断326の結果がYESに
なるときには、処理311に戻って、次のページの記録
動作を実行する。
【0053】また、判断326の結果がNOになるとき
には、この画像記録動作を終了(正常終了)する。ま
た、判断324の結果がNOになるときには、処理31
4に進み、エラー表示して、この画像記録動作をエラー
終了する。
【0054】図6は、画像通信ユニットUCが実行する
メイン処理の一例を示している。
【0055】この処理では、送信開始状態になっている
か、着信検出したか、レポート出力状態になったか、画
像入出力ユニットUIから画像蓄積が指令されたか、あ
るいは、その他の操作がなされたかを監視している(判
断401,402,403,404,405のNOルー
プ)。
【0056】操作表示部26から送信操作が入力された
り、あるいは、蓄積画情報の送信状態になって、送信開
始状態になった場合で、判断401の結果がYESにな
るときには、所定の送信処理を起動して(処理40
6)、判断401に戻る。着信検出した場合で、判断4
02の結果がYESになるときには、所定の着信処理を
起動して(処理407)、判断401に戻る。
【0057】各種レポートの出力状態になったり、ある
いは、画像入出力ユニットUIから指定レポートの出力
要求が通知された場合で、判断403の結果がYESに
なるときには、そのときに、出力するレポートを記録出
力するレポート出力処理を起動して(処理408)、判
断401に戻る。
【0058】画像入出力ユニットUIから画像蓄積が指
令された場合で、判断404の結果がYESになるとき
には、所定の蓄積処理を起動して(処理409)、判断
401に戻る。
【0059】操作表示部26の操作入力があった場合
で、判断405の結果がYESになるときには、その入
力された操作に対応した処理を起動して(処理41
0)、判断401に戻る。
【0060】図7は、着信処理の一例を示している。
【0061】着信検出すると、まず、回線を閉結し(処
理501)、所定の伝送手順を実行して使用するモデム
速度などの伝送機能の設定などを行ない(処理50
2)、画情報を受信して、その受信した画情報を画像メ
モリ23に蓄積して(処理503)、所定の伝送後手順
を実行し(処理504)、回線を復旧する(処理50
5)。そして、そのときに受信した受信画情報の画像を
記録出力する受信画像記録処理を起動して(処理50
6)、この着信時の一連の動作を終了する。
【0062】図8は、受信画像記録処理の一例を示して
いる。
【0063】まず、画像記録要求を画像入出力ユニット
UIに出力して(処理601)、画像入出力ユニットU
Iからの応答情報を入力する(処理602)。このとき
の応答情報が記録可能な状態をあらわすものであるかど
うかを調べて(判断603)、判断603の結果がNO
になるときには、受信画像の記録ができない旨をあらわ
すエラーメッセージを操作表示部26に表示して(処理
604)、この受信画像記録処理をエラー終了する。
【0064】判断603の結果がYESになるときに
は、符号化復号化部24の復号化処理を起動し(処理6
05)、画像メモリ23から符号化復号化部24へのD
MA転送処理を起動し(処理606)、符号化復号化部
24からDPRAM2へのDMA転送処理を起動し(処
理607)、データ転送開始を画像入出力ユニットUI
に通知する(処理608)。
【0065】したがって、受信画情報が順次画像メモリ
23から読み出されて符号化復号化部24に入力され、
符号化復号化部24によって元の画像データに復号化さ
れ、この画像データは、DPRAM2に順次出力され
る。
【0066】この状態で、符号化復号化部24の復号化
処理が終了するまで待ち(処理609)、画像メモリ2
3から符号化復号化部24へのDMA転送処理が終了す
るまで待ち(処理610)、符号化復号化部24からD
PRAM2へのDMA転送処理が終了するまで待ち(処
理611)、次いで、データ転送終了を画像入出力ユニ
ットUIに通知する(処理612)。
【0067】次に、画像入出力ユニットUIからの応答
情報を入力し(処理613)、画像記録が正常終了した
かどうかを調べる(判断614)。判断614の結果が
YESになるときには、受信画情報に次のページがある
かどうかを調べて(判断615)、判断615の結果が
YESになるときには、次ページありを画像入出力ユニ
ットUIに通知して(処理616)、処理602に戻
り、次のページの受信画像の記録処理を実行する。
【0068】また、判断615の結果がNOになるとき
には、画像入出力ユニットUIに画像記録の終了を通知
して(処理617)、この受信画像記録処理を終了する
(正常終了)。また、判断614の結果がNOになると
きには、処理604に進んで、エラー表示して、この受
信画像記録処理をエラー終了する。
【0069】図9は、画像入出力ユニットUIから画像
蓄積が指令されたときに実行する処理例を示す。
【0070】まず、画像メモリ23の空き容量をチェッ
クして(処理701)、画像メモリ23の空き容量が所
定の値以上残っているかどうかを調べて(判断70
2)、判断702の結果がNOになるときには、画像入
出力ユニットUIに、画像蓄積ができない旨を通知して
(処理703)、この画像蓄積処理をエラー終了する。
【0071】判断702の結果がYESになるときに
は、画像入出力ユニットUIに、画像蓄積が可能である
旨を通知して(処理704)、画像入出力ユニットUI
からデータ転送開始が通知されるまで待ち、データ転送
開始が通知されると(処理705)、符号化復号化部2
4の符号化処理を起動して(処理706)、DPRAM
2から符号化復号化部24へのDMA転送処理を起動し
(処理707)、符号化復号化部24から画像メモリ2
3へのDMA転送処理を起動する(処理708)。
【0072】したがって、DPRAM2を介し、画像入
出力ユニットUIから入力した画像データは、符号化復
号化部24に入力されて符号化圧縮され、それによって
得られた画情報は、順次画像メモリ23に蓄積される。
【0073】この状態で、画像入出力ユニットUIから
データ転送終了が通知されるまで待ち(処理709)、
DPRAM2から符号化復号化部24へのDMA転送処
理が終了するまで待ち(処理710)、符号化復号化部
24の符号化処理が終了するまで待ち(処理711)、
符号化復号化部24から画像メモリ23へのDMA転送
処理が終了するまで待つ(処理712)。
【0074】次いで、画像入出力ユニットUIからの命
令を受信して(処理713)、次ページがあるかどうか
調べ(判断714)、判断714の結果がYESになる
ときには、処理701に戻って、次のページの画情報の
蓄積動作を実行する。また、判断714の結果がNOに
なるときには、この画像蓄積処理を終了する(正常終
了)。
【0075】図10は、レポート出力処理の一例を示
す。なお、この場合、レポートのページ数が1の場合に
ついて説明する。
【0076】まず、画像入出力ユニットUIに画像記録
要求を出力して(処理801)、画像入出力ユニットU
Iからの応答情報を受信する(処理802)。画像入出
力ユニットUIが画像記録可能かどうかを調べて(判断
803)、判断803の結果がNOになるときには、レ
ポートの記録出力ができない旨をあらわすエラーメッセ
ージを操作表示部26に表示して(処理804)、この
レポート出力処理をエラー終了する。
【0077】判断803の結果がYESになるときに
は、そのときに出力要求されたレポートを構成するポー
トデータを編集する(処理805)。次いで、画像入出
力ユニットUIにデータ転送開始を通知し(処理80
6)、そのときに編集したレポートデータに対応したレ
ポート画像を記録出力するための画像データを形成し、
その画像データをDPRAM2に転送する(処理80
7)。
【0078】画像データの転送を終了すると、画像入出
力ユニットUIにデータ転送終了を通知して(処理80
8)、画像入出力ユニットUIからの応答情報を受信す
る(処理809)。
【0079】そして、その応答情報に基づいて、レポー
トの記録動作が正常に終了したかどうかを調べて(判断
810)、判断810の結果がYESになるときには、
このレポート出力処理を終了する(正常終了)。また、
判断810の結果がNOになるときには、処理804に
進み、エラー表示してこのレポート出力処理をエラー終
了する。
【0080】このようにして、本実施例では、画像入出
力ユニットUIと画像通信ユニットUCの間の制御情報
のやりとりをDPRAM1を介して行なうとともに、画
像入出力ユニットUIと画像通信ユニットUCとの間の
画像データのやりとりをDPRAM2を介して行なうよ
うにしているので、実時間性の強い制御情報のやりとり
の応答性を向上できるとともに、大容量データである画
像データを効率よく転送でき、この画像通信端末装置の
性能を向上することができる。
【0081】また、画像蓄積時には、画像入出力ユニッ
トUIのスキャナ14を用いて読取入力した画像データ
をページメモリ13にDMA転送して一旦ページメモリ
13に蓄積し、ページメモリ13に一時蓄積した画像デ
ータをDPRAM2にDMA転送するとともに、DPR
AM2の画像データを符号化復号化部24にDMA転送
し、符号化復号化部24で符号化圧縮して形成した画情
報を、画像メモリ23にDMA転送して蓄積するように
している。
【0082】同様にして、画像通信ユニットUCが受信
画情報の画像を記録出力するときには、画像メモリ23
に蓄積した受信画情報を符号化復号化部24にDMA転
送して元の画像データに復号化し、符号化復号化部24
から出力される画像データをDPRAM2にDMA転送
するとともに、DPRAM2の画像データをページメモ
リ13にDMA転送して一旦ページメモリ13に蓄積
し、ページメモリ13に一時蓄積した画像データをペー
ジプリンタ15にDMA転送し、その画像データに対応
した画像をページプリンタ15から記録出力するように
している。
【0083】このようにして、画像入出力ユニットUI
の内部での画像データの転送、および、画像通信ユニッ
トUCの内部での画像データと画情報の転送を、それぞ
れDMA転送により実現しているので、画像データの転
送に要する時間を大幅に短縮できる。
【0084】ところで、上述した実施例において、DP
RAM1を図11(a)に示すように、プロセス#1用
の制御情報領域と、プロセス#2用の制御情報領域に分
割し、おのおのの分割した制御情報領域に、図2
(a),(b)に示した領域をさらに設けるとともに、
DPRAM2を図11(b)に示すように、プロセス#
1用の画情報領域と、プロセス#2用の画情報領域に分
割すると、画像入出力ユニットUIと画像通信ユニット
UCの間で画像データをやりとりする2つの処理プロセ
スを並列して実行することができ、この画像通信端末装
置の処理能力を向上することができる。
【0085】さて、上述した実施例では、画像入出力ユ
ニットUIと画像通信ユニットUCの間でやりとりする
画像データは、非圧縮のデータであるので、そのデータ
量が非常に大きく、その転送時間が長くなる。
【0086】かかる不都合を解消するためには、画像入
出力ユニットUIと画像通信ユニットUCとの間でやり
とりする画像データとして、圧縮した状態の画像データ
を用いるとよい。
【0087】図12は、本発明の他の実施例にかかる画
像通信端末装置を示している。なお、同図において、図
1と同一部分、および、相当する部分には、同一符号を
付している。
【0088】同図において、画像入出力ユニットUI’
には、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮さ
れている画情報を元の画信号に復号化するための符号化
復号化部18が設けられている。また、この符号化復号
化部18の符号化方式は、画情報を蓄積するときの画像
通信ユニットUCの符号化復号化部24の符号化方式と
同一の符号化方式である。
【0089】図13は、画像読取時に画像入出力ユニッ
トUI’が実行する処理の一例を示す。
【0090】まず、この場合、読取入力した画像データ
は、画像通信ユニットUCに全て蓄積するため、画像蓄
積要求を画像通信ユニットUCに出力して(処理90
1)、画像通信ユニットUCからの応答情報を受信する
(処理902)。
【0091】このときに受信した応答情報が、画像蓄積
が可能であることをあらわすものであるかどうかを調べ
て(判断903)、判断903の結果がNOになるとき
には、その旨をあらわすエラーメッセージを操作表示部
16に表示して(処理104)、この処理をエラー終了
する。
【0092】判断903の結果がYESになるときに
は、スキャナ14の読取動作処理を起動し(処理90
5)、符号化復号化部18の符号化処理を起動し(処理
906)、スキャナ14からページメモリ13へのDM
A転送処理を起動し(処理907)、ページメモリ13
から符号化復号化部18へのDMA転送処理を起動し
(処理908)、符号化復号化部18からDPRAM2
へのDMA転送処理を起動し(処理909)、データ転
送開始を画像通信ユニットUCに通知する(処理91
0)。
【0093】これによって、スキャナ14の1ページ分
の原稿画像の読取動作が実行され、スキャナ14から読
取出力される画像データは、ページメモリ13にDMA
転送されてページメモリ13に一旦蓄積され、ページメ
モリ13に一時蓄積された画像データは、その蓄積順序
に符号化復号化部18にDMA転送され、符号化復号化
部18によって符号化圧縮され、それによって形成され
た画情報は、DPRAM2にDMA転送される。
【0094】この状態で、スキャナ14の読取動作が終
了するまで待ち(処理911)、スキャナ14からペー
ジメモリ13へのDMA転送処理が終了するまで待ち
(処理912)、ページメモリ13から符号化復号化部
18へのDMA転送処理が終了するまで待ち(処理91
3)、符号化復号化部18からDPRAM2へのDMA
転送処理が終了するまで待つ(処理914)。次いで、
データ転送終了を画像通信ユニットUCに通知する(処
理915)。
【0095】このようにして、1ページ分の画像の読み
取り、画像データの符号化圧縮、および、符号化された
画情報の画像通信ユニットUCへの転送処理を終了する
と、次の読取原稿があるかどうかを調べて(判断91
6)、判断916の結果がYESになるときには、次ペ
ージ有りを画像通信ユニットUCに通知したのちに(処
理917)、処理902に戻って、次のページの画像の
読み取り、画像データの符号化圧縮、および、符号化さ
れた画情報の画像通信ユニットUCへの転送処理を実行
する。また、判断916の結果がNOになるときには、
この画像読取の動作を終了する。
【0096】図14は、画像通信ユニットUCから画像
記録通知されたときに、画像入出力ユニットUI’が実
行する処理例を示している。
【0097】まず、そのときのページプリンタ15の状
態を入力して(処理1001)、そのページプリンタ1
5の状態を画像通信ユニットUCに応答する(処理10
02)。また、そのときに入力したページプリンタ15
の状態が、記録可能な状態であるかどうかを調べて(判
断1003)、判断1003の結果がNOになるときに
は、画像記録ができない旨をあらわすエラーメッセージ
を操作表示部16に表示して(処理1004)、この動
作をエラー終了する。
【0098】判断1003の結果がYESになるときに
は、画像通信ユニットUCからデータ転送開始が通知さ
れるまで待ち(処理1005)、データ転送開始が通知
されると、ページプリンタ15の1ページ記録動作処理
を起動し(処理1006)、符号化復号化部18の復号
化処理を起動し(処理1007)、DPRAM2から符
号化復号化部18へのDMA転送処理を起動し(処理1
008)、符号化復号化部18からページメモリ13へ
のDMA転送処理を起動し(処理1010)、ページメ
モリ13からページプリンタ15へのDMA転送処理を
起動する(処理1011)。
【0099】このようにして、画像入出力ユニットU
I’は、DPRAM2を介して画像通信ユニットUCか
ら入力する符号化圧縮された状態の記録画像の画情報
を、符号化復号化部18で元の画像データに復号化し
て、その画像データを順次ページメモリ13に蓄積し、
その蓄積した画像データを順次ページプリンタ15に転
送して、その記録画像を記録出力する。
【0100】この状態で、画像通信ユニットUCからデ
ータ転送終了が通知されるまで待ち(処理1012)、
データ転送終了が通知されると、DPRAM2から符号
化復号下部18へのDMA転送処理が終了するまで待ち
(処理1013)、符号化復号化部18からページメモ
リ13へのDMA転送処理が終了するまで待ち(処理1
014)、ページメモリ13からページプリンタ15へ
のDMA転送処理が終了するまで待ち(処理101
5)、ページプリンタ15の記録動作が終了するまで待
つ(処理1016)。ページプリンタ15の記録動作が
終了すると、その終了時のページプリンタ15の状態を
入力する。
【0101】そして、入力した終了時のページプリンタ
15の状態を画像通信ユニットUCに通知する(処理1
017)。このときに、入力したページプリンタ15の
終了状態が、正常終了であるかどうかを調べる(判断1
018)。判断1018の結果がYESになるときに
は、画像通信ユニットUCからの命令を受信して(処理
1019)、それが次ページありを指定するものである
かどうかを調べ(判断1020)、判断1020の結果
がYESになるときには、処理1001に戻って、次の
ページの記録動作を実行する。
【0102】また、判断1020の結果がNOになると
きには、この画像記録動作を終了する(正常終了)。ま
た、判断1018の結果がNOになるときには、処理1
004に進み、エラー表示して、この画像記録動作をエ
ラー終了する。
【0103】図15は、受信画像記録処理の一例を示し
ている。
【0104】まず、画像記録要求を画像入出力ユニット
UI’に出力して(処理1101)、画像入出力ユニッ
トUI’からの応答情報を入力する(処理1102)。
このときの応答情報が記録可能な状態をあらわすもので
あるかどうかを調べて(判断1103)、判断1103
の結果がNOになるときには、受信画像の記録ができな
い旨をあらわすエラーメッセージを操作表示部26に表
示して(処理1104)、この受信画像記録処理をエラ
ー終了する。
【0105】判断1103の結果がYESになるときに
は、画像メモリ23からDPRAM2へのDMA転送処
理を起動し(処理1105)、データ転送開始を画像入
出力ユニットUI’に通知する(処理1106)。
【0106】したがって、受信画情報が順次画像メモリ
23から読み出されてDPRAM2に順次出力される。
【0107】この状態で、画像メモリ23からDPRA
M2へのDMA転送処理が終了するまで待ち(処理11
07)、データ転送終了を画像入出力ユニットUI’に
通知する(処理1108)。
【0108】次に、画像入出力ユニットUI’からの応
答情報を入力し(処理1109)、画像記録が正常終了
したかどうかを調べる(判断1110)。判断1110
の結果がYESになるときには、受信画情報に次のペー
ジがあるかどうかを調べて(判断1111)、判断11
11の結果がYESになるときには、次ページありを画
像入出力ユニットUI’に通知して(処理1112)、
処理1102に戻り、次のページの受信画像の記録処理
を実行する。
【0109】また、判断1111の結果がNOになると
きには、画像入出力ユニットUI’に画像記録の終了を
通知して(処理1113)、この受信画像記録処理を終
了する(正常終了)。また、判断1110の結果がNO
になるときには、処理1104に進んで、エラー表示し
て、この受信画像記録処理をエラー終了する。
【0110】図16は、画像入出力ユニットUI’から
画像蓄積が指令されたときに画像通信ユニットUCが実
行する処理例を示す。
【0111】まず、画像メモリ23の空き容量をチェッ
クして(処理1201)、画像メモリ23の空き容量が
所定の値以上残っているかどうかを調べて(判断120
2)、判断1202の結果がNOになるときには、画像
入出力ユニットUI’に、画像蓄積ができない旨を通知
して(処理1203)、この画像蓄積処理をエラー終了
する。
【0112】判断1202の結果がYESになるときに
は、画像入出力ユニットUI’に、画像蓄積が可能であ
る旨を通知して(処理1204)、画像入出力ユニット
UI’からデータ転送開始が通知されるまで待ち、デー
タ転送開始が通知されると(処理1205)、DPRA
M2から画像メモリ23へのDMA転送処理を起動する
(処理1206)。
【0113】したがって、DPRAM2を介し、画像入
出力ユニットUI’から入力した符号化圧縮された状態
の画情報は、順次画像メモリ23に蓄積される。
【0114】この状態で、画像入出力ユニットUI’か
らデータ転送終了が通知されるまで待ち(処理120
7)、DPRAM2から画像メモリ23へのDMA転送
処理が終了するまで待つ(処理1208)。
【0115】次いで、画像入出力ユニットUI’からの
命令を受信して(処理1209)、次ページがあるかど
うか調べ(判断1210)、判断1210の結果がYE
Sになるときには、処理1201に戻って、次のページ
の画情報の蓄積動作を実行する。また、判断1210の
結果がNOになるときには、この画像蓄積処理を終了す
る(正常終了)。
【0116】図17は、レポート出力処理の一例を示
す。なお、この場合、レポートのページ数が1の場合に
ついて説明する。
【0117】まず、画像入出力ユニットUI’に画像記
録要求を出力して(処理1301)、画像入出力ユニッ
トUI’からの応答情報を受信する(処理1302)。
画像入出力ユニットUI’が画像記録可能かどうかを調
べて(判断1303)、判断1303の結果がNOにな
るときには、レポートの記録出力ができない旨をあらわ
すエラーメッセージを操作表示部26に表示して(処理
1304)、このレポート出力処理をエラー終了する。
【0118】判断1303の結果がYESになるときに
は、そのときに出力要求されたレポートを構成するポー
トデータを編集する(処理1305)。次いで、符号化
復号化部24の符号化処理を起動し(処理1306)、
符号化復号化部24からDPRAM2へのDMA転送処
理を起動し(処理1307)、画像入出力ユニットU
I’にデータ転送開始を通知する(処理1308)。
【0119】そのときに編集したレポートデータに対応
したレポート画像を記録出力するための画像データを形
成し、その画像データを符号化復号化部24に転送して
符号化圧縮する(処理1309)。
【0120】したがって、符号化復号化部24が符号化
圧縮して形成した画情報は、DPRAM2に転送される
【0121】この状態で、符号化復号化部24からDP
RAM2へのDMA転送処理が終了するまで待ち(処理
1310)、画像入出力ユニットUI’にデータ転送終
了を通知して(処理1311)、画像入出力ユニットU
I’からの応答情報を受信する(処理1312)。
【0122】そして、その応答情報に基づいて、レポー
トの記録動作が正常に終了したかどうかを調べて(判断
1313)、判断1313の結果がYESになるときに
は、このレポート出力処理を終了する(正常終了)。ま
た、判断1313の結果がNOになるときには、処理1
304に進み、エラー表示してこのレポート出力処理を
エラー終了する。
【0123】このようにして、本実施例では、画像入出
力ユニットUI’と画像通信ユニットUCとの間で画像
データをやりとりするときには、符号化圧縮した状態の
画情報をやりとりするようにしているので、DPRAM
2を介してやりとりするデータ量を大幅に削減でき、そ
のための処理の負担を大幅に軽減できる。
【0124】ところで、上述した実施例では、通信結果
レポート、エラーレポート、蓄積結果レポート、あるい
は、その他のレポートを記録出力するとき、画像通信ユ
ニットUCでレポートの画像データを形成し、その画像
データをDPRAM2を介して画像入出力ユニットUI
(UI’)に転送しているが、画像通信ユニットUCで
編集した文字コード列からなるレポートデータをそのま
ま画像入出力ユニットUI(UI’)に転送するように
すれば、レポート記録時のデータ転送処理を格段に軽減
することができる。
【0125】また、その場合、転送するデータ量が非常
に小さいので、例えば、図2(c)に示すように、制御
情報をやりとりするためのDPRAM1に、画像通信ユ
ニットUCから画像入出力ユニットUI(UI’)に文
字コードを転送するための文字コード領域を設定して、
レポート出力時には、この文字コード領域を介して、レ
ポートデータを画像入出力ユニットUI(UI’)に転
送することができる。また、このようにすることで、レ
ポートの出力の処理プロセスを、他の処理プロセスと並
列的に実行することができる。
【0126】この場合に、画像通信ユニットUCが実行
するレポート記録時の処理例を図18に示す。
【0127】まず、画像入出力ユニットUI(UI’)
に画像記録要求を出力して(処理1401)、画像入出
力ユニットUI(UI’)からの応答情報を受信する
(処理1402)。画像入出力ユニットUI(UI’)
が画像記録可能かどうかを調べて(判断1403)、判
断1403の結果がNOになるときには、レポートの記
録出力ができない旨をあらわすエラーメッセージを操作
表示部26に表示して(処理1404)、このレポート
出力処理をエラー終了する。
【0128】判断1403の結果がYESになるときに
は、そのときに出力要求されたレポートを構成するポー
トデータを編集する(処理1405)。次いで、画像入
出力ユニットUI(UI’)にデータ転送開始を通知し
(処理1406)、そのときに編集したレポートデータ
をDPRAM1の文字コード領域に転送する(処理14
07)。
【0129】レポートデータの転送を終了すると、画像
入出力ユニットUI(UI’)にデータ転送終了を通知
して(処理1408)、画像入出力ユニットUI(U
I’)からの応答情報を受信し(処理1409)、その
応答情報に基づいて、レポートの記録動作が正常に終了
したかどうかを調べて(判断1410)、判断1410
の結果がYESになるときには、このレポート出力処理
を終了する(正常終了)。また、判断1410の結果が
NOになるときには、処理1404に進み、エラー表示
してこのレポート出力処理をエラー終了する。
【0130】図19は、画像通信ユニットUCからレポ
ート記録要求されたときに、画像入出力ユニットUI
(UI’)が実行する処理例を示している。
【0131】まず、そのときのページプリンタ15の状
態を入力して(処理1501)、そのページプリンタ1
5の状態を画像通信ユニットUCに応答する(処理15
02)。また、そのときに入力したページプリンタ15
の状態が、記録可能な状態であるかどうかを調べて(判
断1503)、判断1503の結果がNOになるときに
は、画像記録ができない旨をあらわすエラーメッセージ
を操作表示部16に表示して(処理1504)、この動
作をエラー終了する。
【0132】判断1503の結果がYESになるときに
は、画像通信ユニットUCからデータ転送開始が通知さ
れるまで待ち(処理1505)、データ転送開始が通知
されると、ページプリンタ15の1ページ記録動作処理
を起動し(処理1506)、ページメモリ13からペー
ジプリンタ15へのDMA転送処理を起動し(処理15
07)、DPRAM1の文字データ領域からレポートデ
ータを入力して、そのレポートデータに対応したレポー
ト画像を記録出力するための画像データを形成し、その
画像データをページメモリ13に転送する(処理150
8)。
【0133】このようにして、画像入出力ユニットUI
(UI’)は、DPRAM1を介して画像通信ユニット
UCから入力するレポートデータを対応する記録画像の
画像データに変換し、その画像データを順次ページメモ
リ13に蓄積し、その蓄積した画像データを順次ページ
プリンタ15に転送して、その記録画像を記録出力す
る。
【0134】この状態で、画像通信ユニットUCからデ
ータ転送終了が通知されるまで待ち、データ転送終了が
通知されると、ページメモリ13からページプリンタ1
5へのDMA転送処理が終了するまで待ち(処理150
9)、ページプリンタ15の記録動作が終了するまで待
つ(処理1510)。ページプリンタ15の記録動作が
終了すると、その終了時のページプリンタ15の状態を
入力する。
【0135】そして、入力した終了時のページプリンタ
15の状態を画像通信ユニットUCに通知する(処理1
511)。このときに、入力したページプリンタ15の
終了状態が、正常終了であるかどうかを調べる(判断1
512)。判断1512の結果がYESになるときに
は、この画像記録動作を終了(正常終了)する。また、
判断1512の結果がNOになるときには、処理150
4に進み、エラー表示して、このレポート記録動作をエ
ラー終了する。
【0136】ところで、レポートの形式は、例えば、図
20に示すように、レポートの種別を表示するためのタ
イトル行が上部中央部に配置され、出力した日付をあら
わす日付表示がその下に右寄せの状態で配置され、その
下の部分には、それぞれレポートする内容を文字(図形
文字)で表示する文字列行が、所定の書式で順次配置さ
れる。
【0137】このレポートの内容をあらわすレポートデ
ータは、例えば、図21(a)に示すように、タイトル
行、日付行、および、複数の文字列行をそれぞれ構成す
る文字列データの間に、全白の図形文字をあらわすスペ
ースデータを、それらの配置状態に応じた空白の量に応
じた数だけ配置したものとなる。
【0138】そこで、例えば、同図(b)に示すよう
に、タイトル行、日付行、および、複数の文字列行をそ
れぞれ構成する文字列データの間に、それぞれの表示行
の表示態様(レイアウト属性、あるいは、配置属性)を
指定するための書式制御情報を挿入するようにすること
で、レポートデータのデータ量を減少することができ
る。
【0139】この場合、書式制御情報[CT]は「セン
タリング」をあらわし、書式制御情報[CR]は「改
行」をあらわし、書式制御情報[RT]は「右寄せ」を
あらわし、書式制御情報[TB]は「タブレター」をあ
らわす。
【0140】また、この場合には、当然のことながら、
画像入出力ユニットUI(UI’)は、これらの書式制
御情報を解釈するための機能を備える必要がある。
【0141】また、このような図形文字のレイアウトの
制御に関しては、例えば、ミクストモード端末と同等の
機能、あるいは、ページレイアウト言語などの機能を利
用することができる。
【0142】ところで、上述した実施例では、本発明
を、グループ3ファクシミリ通信機能を備えた画像通信
端末装置に適用した場合について説明したが、本発明
は、他の通信機能、例えば、グループ4ファクシミリ通
信機能あるいはミクストモード端末通信機能を備えた画
像通信端末装置についても、同様にして適用することが
できる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御情報と画像データを別々のDPRAMを用いて、画
像通信装置と画像入出力装置の間でやりとりするように
しているので、画像データの転送処理と、他の制御処理
を並列して実行することができ、その結果、実時間性の
高い処理を適切に実行することができる。また、画像デ
ータをやりとりするためのDPRAMを複数の領域に分
割して、おのおのの分割領域を独立した処理プロセスで
使用することで、多重化処理を実現することができる。
また、画像データを符号化圧縮した状態でDPRAMを
介してやりとりするので、画像データの転送時間を短縮
できるとともに、DPRAMに必要となるデータ容量を
低減することができる。また、レポートを文字コード列
として、制御情報用のDPRAMを介し、画像通信装置
から画像入出力装置に転送するようにしているので、レ
ポート出力動作と、画像入出力装置から画像通信装置に
対する画像データの転送動作を並列的に実行することが
できるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる画像通信端末装置を
示したブロック図。
【図2】DPRAMの領域分割の一例を示した概略図。
【図3】制御情報のやりとりのための処理例を示したフ
ローチャート。
【図4】画像入出力ユニットの画像読取処理の一例を示
したフローチャート。
【図5】画像入出力ユニットの画像記録処理の一例を示
したフローチャート。
【図6】画像通信ユニットのメイン処理の一例を示した
フローチャート。
【図7】画像通信ユニットの着信処理の一例を示したフ
ローチャート。
【図8】画像通信ユニットの受信画像記録処理の一例を
示したフローチャート。
【図9】画像通信ユニットの画像蓄積処理の一例を示し
たフローチャート。
【図10】画像通信ユニットのレポート出力処理の一例
を示したフローチャート。
【図11】多重処理を可能にするDPRAMの分割例を
示した概略図。
【図12】本発明の他の実施例にかかる画像通信端末装
置を示したブロック図。
【図13】画像入出力ユニットの画像読取処理の他の例
を示したフローチャート。
【図14】画像入出力ユニットの画像記録処理の他の例
を示したフローチャート。
【図15】画像通信ユニットの受信画像記録処理の他の
例を示したフローチャート。
【図16】画像通信ユニットの画像蓄積処理の他の例を
示したフローチャート。
【図17】画像通信ユニットのレポート出力処理の他の
例を示したフローチャート。
【図18】画像通信ユニットのレポート出力処理のさら
に他の例を示したフローチャート。
【図19】画像入出力ユニットのレポート記録処理の一
例を示したフローチャート。
【図20】レポートの一例を示した概略図。
【図21】レポートデータの例を示した概略図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる画像通信端末装置を
示したブロック図。
【図2】DPRAMの領域分割の一例を示した概略図。
【図3】制御情報のやりとりのための処理例を示したフ
ローチャート。
【図4】画像入出力ユニットの画像読取処理の一例を示
したフローチャート。
【図5】画像入出力ユニットの画像記録処理の一例を示
したフローチャート。
【図6】画像通信ユニットのメイン処理の一例を示した
フローチャート。
【図7】画像通信ユニットの着信処理の一例を示したフ
ローチャート。
【図8】画像通信ユニットの受信画像記録処理の一例を
示したフローチャート。
【図9】画像通信ユニットの画像蓄積処理の一例を示し
たフローチャート。
【図10】画像通信ユニットのレポート出力処理の一例
を示したフローチャート。
【図11】多重処理を可能にするDPRAMの分割例を
示した概略図。
【図12】本発明の他の実施例にかかる画像通信端末装
置を示したブロック図。
【図13】画像入出力ユニットの画像読取処理の他の例
を示したフローチャート。
【図14】画像入出力ユニットの画像記録処理の他の例
を示したフローチャート。
【図15】画像通信ユニットの受信画像記録処理の他の
例を示したフローチャート。
【図16】画像通信ユニットの画像蓄積処理の他の例を
示したフローチャート。
【図17】画像通信ユニットのレポート出力処理の他の
例を示したフローチャート。
【図18】画像通信ユニットのレポート出力処理のさら
に他の例を示したフローチャート。
【図19】画像入出力ユニットのレポート記録処理の一
例を示したフローチャート。
【図20】レポートの一例を示した概略図。
【図21】レポートデータの例を示した概略図。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図6】
【図2】
【図3】
【図7】
【図10】
【図4】
【図5】
【図20】
【図8】
【図21】
【図9】
【図11】
【図15】
【図12】
【図17】
【図13】
【図18】
【図14】
【図19】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/21 9070−5C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DMA転送機能および画像通信機能を備
    えた画像通信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、
    および、画像記録機能を備えた画像入出力装置からなる
    画像通信端末装置の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうことを特徴とする画像通信端末装置の制
    御方法。
  2. 【請求項2】 DMA転送機能および画像通信機能を備
    えた画像通信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、
    および、画像記録機能を備えた画像入出力装置からなる
    画像通信端末装置の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうとともに、 上記第2のDPRAMを複数領域に分割して、おのおの
    の分割領域を異なる処理単位に割り当てることを特徴と
    する画像通信端末装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 DMA転送機能、画像データの符号化復
    号化機能、および、画像通信機能を備えた画像通信装置
    と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画像記録
    機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端末装置
    の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうとともに、 上記画像入出力装置は、画像読取機能を用いて入力した
    画像データを上記第2のDPRAMに出力し、上記画像
    通信手段は、上記第2のDPRAMを介して入力する非
    圧縮画像データを符号化圧縮し、その符号化圧縮した画
    像データを送信データとして用いる一方、 上記画像通信装置は、符号化圧縮された受信データを復
    号化して形成した非圧縮画像データを上記第2のDPR
    AMに出力し、上記画像入出力装置は、上記第2のDP
    RAMを介して入力する非圧縮画像データを用いて記録
    画像を記録出力することを特徴とする画像通信端末装置
    の制御方法。
  4. 【請求項4】 DMA転送機能、画像データの符号化復
    号化機能、および、画像通信機能を備えた画像通信装置
    と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画像記録
    機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端末装置
    の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設ける一方、上記画像入
    力装置には非圧縮画像データを符号化圧縮するとともに
    符号化データを非圧縮画像データに復号化する符号化復
    号化手段を設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうとともに、 上記画像入出力装置は、画像読取機能を用いて入力した
    画像データを上記符号化復号化手段によって符号化圧縮
    した状態で上記第2のDPRAMに出力し、上記画像通
    信手段は、上記第2のDPRAMを介して入力する符号
    化圧縮画像データを送信データとして用いる一方、 上記画像通信装置は、記録画像の画像データを符号化圧
    縮した状態で上記第2のDPRAMに出力し、上記画像
    入出力装置は、上記第2のDPRAMを介して入力する
    符号化圧縮画像データを、上記符号化復号化手段によっ
    て元の非圧縮画像データに復号化したのちに、その非圧
    縮画像データを用いて記録画像を記録出力することを特
    徴とする画像通信端末装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記画像通信装置の画像データの符号化
    復号化機能の画像データ符号化方式と、前記符号化復号
    化機能の画像データ符号化方式は、同一であることを特
    徴とする請求項4記載の画像通信端末装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 DMA転送機能、画像データの符号化復
    号化機能、および、画像通信機能を備えた画像通信装置
    と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画像記録
    機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端末装置
    の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうとともに、 上記画像入出力装置は、画像読取機能を用いて入力した
    画像データを上記第2のDPRAMに出力し、上記画像
    通信手段は、上記第2のDPRAMを介して入力する非
    圧縮画像データを符号化圧縮し、その符号化圧縮した画
    像データを送信データとして用いる一方、 上記画像通信装置は、符号化圧縮された受信データを復
    号化して形成した非圧縮画像データを上記第2のDPR
    AMに出力し、上記画像入出力装置は、上記第2のDP
    RAMを介して入力する非圧縮画像データを用いて記録
    画像を記録出力し、 上記第2のDPRAMを複数領域に分割して、おのおの
    の分割領域を異なる処理単位に割り当てることを特徴と
    する画像通信端末装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 DMA転送機能、画像データの符号化復
    号化機能、および、画像通信機能を備えた画像通信装置
    と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画像記録
    機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端末装置
    の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設ける一方、上記画像入
    力装置には非圧縮画像データを符号化圧縮するとともに
    符号化データを非圧縮画像データに復号化する符号化復
    号化手段を設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうとともに、 上記画像入出力装置は、画像読取機能を用いて入力した
    画像データを上記符号化復号化手段によって符号化圧縮
    した状態で上記第2のDPRAMに出力し、上記画像通
    信手段は、上記第2のDPRAMを介して入力する符号
    化圧縮画像データを送信データとして用いる一方、 上記画像通信装置は、記録画像の画像データを符号化圧
    縮した状態で上記第2のDPRAMに出力し、上記画像
    入出力装置は、上記第2のDPRAMを介して入力する
    符号化圧縮画像データを、上記符号化復号化手段によっ
    て元の非圧縮画像データに復号化したのちに、その非圧
    縮画像データを用いて記録画像を記録出力し、 上記第2のDPRAMを複数領域に分割して、おのおの
    の分割領域を異なる処理単位に割り当てることを特徴と
    する画像通信端末装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 DMA転送機能、画像通信機能、およ
    び、所定形式のレポートの記録出力機能を備えた画像通
    信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画
    像記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端
    末装置の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうとともに、 上記画像通信装置は、上記所定形式のレポートを構成す
    る文字列の文字データ列を上記第1のDPRAMを介し
    て上記画像入出力装置に転送し、上記画像入出力装置
    は、上記第1のDPRAMを介して入力した上記文字デ
    ータ列を対応する図形文字表示データに変換し、その変
    換後のデータに基づいて上記レポートの画像を記録出力
    することを特徴とする画像通信端末装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 DMA転送機能、画像通信機能、およ
    び、所定形式のレポートの記録出力機能を備えた画像通
    信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画
    像記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端
    末装置の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設けるとともに、上記第
    1のDPRAMには、上記所定形式のレポートを構成す
    る文字列の文字データ列をやりとりするための文字デー
    タ領域を設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうとともに、 上記画像通信装置は、上記所定形式のレポートを構成す
    る文字列の文字データ列を上記第1のDPRAMの文字
    データ領域を介して上記画像入出力装置に転送し、上記
    画像入出力装置は、上記第1のDPRAMの文字データ
    領域を介して入力した上記文字データ列を対応する図形
    文字表示データに変換し、その変換後のデータに基づい
    て上記レポートの画像を記録出力することを特徴とする
    画像通信端末装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 DMA転送機能、画像通信機能、およ
    び、所定形式のレポートの記録出力機能を備えた画像通
    信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画
    像記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端
    末装置の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうとともに、 上記画像通信装置は、上記所定形式のレポートを構成す
    る文字列をあらわす文字データ列および所定の書式制御
    データからなるレポートデータを形成して、そのレポー
    トデータを上記第1のDPRAMを介して上記画像入出
    力装置に転送し、上記画像入出力装置は、上記第1のD
    PRAMを介して入力した上記レポートデータに含まれ
    るおのおのの書式制御データの制御対象となる上記レポ
    ートデータの文字データ列について、その文字データ列
    に基づいて変換形成した図形文字表示データの配置位置
    を決定し、その変換後のデータに基づいて上記レポート
    の画像を記録出力することを特徴とする画像通信端末装
    置の制御方法。
  11. 【請求項11】 DMA転送機能、画像通信機能、およ
    び、所定形式のレポートの記録出力機能を備えた画像通
    信装置と、DMA転送機能、画像読取機能、および、画
    像記録機能を備えた画像入出力装置からなる画像通信端
    末装置の制御方法において、 上記画像通信装置と上記画像入出力装置の間で制御情報
    をやりとりするための第1のDPRAMと、上記画像通
    信装置と上記画像入出力装置の間で画像情報をやりとり
    するための第2のDPRAMを設けるとともに、上記第
    1のDPRAMには、上記所定形式のレポートを構成す
    るデータ列をやりとりするためのレポートデータ領域を
    設け、 上記画像通信装置と上記第2のDPRAMとの間のデー
    タのやりとりおよび上記画像入出力装置と上記第2のD
    PRAMとの間のデータのやりとりは、DMA転送機能
    を用いて行なうとともに、 上記画像通信装置は、上記所定形式のレポートを構成す
    る文字列をあらわす文字データ列および所定の書式制御
    データからなるレポートデータを形成して、そのレポー
    トデータを上記第1のDPRAMのレポートデータ領域
    を介して上記画像入出力装置に転送し、上記画像入出力
    装置は、上記第1のDPRAMのレポートデータ領域を
    介して入力した上記レポートデータに含まれるおのおの
    の書式制御データの制御対象となる上記レポートデータ
    の文字データ列について、その文字データ列に基づいて
    変換形成した図形文字表示データの配置位置を決定し、
    その変換後のデータに基づいて上記レポートの画像を記
    録出力することを特徴とする画像通信端末装置の制御方
    法。
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