JP3409932B2 - 段ボール製の梱包用パッキン - Google Patents

段ボール製の梱包用パッキン

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JP3409932B2 JP32831894A JP32831894A JP3409932B2 JP 3409932 B2 JP3409932 B2 JP 3409932B2 JP 32831894 A JP32831894 A JP 32831894A JP 32831894 A JP32831894 A JP 32831894A JP 3409932 B2 JP3409932 B2 JP 3409932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、外形が略直方
体状の家庭用電化製品等を、段ボール箱を使って梱包す
る際に用いる為の、従来の発泡スチロール製パッキンに
代わり得る緩衝性能を備えた、段ボール製の梱包用パッ
キンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外形が直方体形をした家庭用電化
製品等を梱包するには、梱包物品の下面及び上面の各隅
角部分計8箇所の夫々に、スチロール樹脂を発泡成形し
て作られブロック状のパッキンを夫々あてがった状態
で、梱包用段ボール箱に収めていた。一方、適宜に形状
に裁断した多数枚の段ボールを貼り合わせたり、巻き重
ねたりして、所望の形状のブロック状パッキンを作る方
法も、様々に考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、発泡スチ
ロール製のものは、成形が容易と言う優れた利点を有す
る反面、有限で貴重な石油を原料にして作られるので、
使用1回限りで廃棄される梱包材としての使用は極力避
けることが望ましい。そればかりか、廃棄処分の為に燃
やせば、高熱を発して焼却炉を著しく傷めるうえに、輸
送費も嵩む。かと言って、埋立による土地造成にも向か
ない。そして、使い勝手の面でも、8個のパッキンを、
夫々所定箇所に配置する作業が繁雑だった。一方、従来
の段ボール製のものは、その製作に著しく手間の掛かる
ものが多いうえに、肝心の緩衝性能も十分ではなかっ
た。そこで本発明の目的は、所要箇所に折り目や切れ目
を設けた1枚或は1枚以上の段ボールを、折り目に沿っ
て折曲させたり組合わせるだけで、極めて簡単・迅速に
組立てることが出来、且つ、緩衝性能が優れるうえに、
梱包物品の種類に応じてその緩衝特性を容易に変えられ
るようにした、段ボール製の梱包用パンッキンを提供す
るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による段ボール製の梱包用パッキンは、梱包
物品を載置する為の、周壁の全面及び底面の一部が二重
壁構造を備えた、方形トレー状の底面用パッキン100
を、主として周壁を形成させる主段ボール101と、主
として二重底を形成させる副段ボール102との、2枚
の段ボールから簡単・迅速に組立てられるようにしたも
のであって、主段ボール101は、主パッキン100の
底面となる方形の底面片1の四辺に、横断面コ字形の樋
状に折曲されて二重側壁を形成させる側壁形成片2,
2,3,3を夫々連設した形態を備え、副段ボール10
2は、前記底面片1の上に載置される方形の内底片11
の対向辺に、横断面コ字形の樋状に折曲されて、部分的
に二重底面12Aを形成させる上げ底形成片12,12
を夫々連設した形態を備えることを特徴とする。そし
て、前記主段ボール101の二重底面12Aには、前記
副段ボール102の二重側壁の一部を係合させる差込孔
を設けるとよい。又、前記主段ボール101には、前記
二重側壁の内壁側に梱包物品を載置する段差面3Aを形
成させる、段差形成用折り目C1,C2を設けるとよ
い。更に、前記二重底面3Aの頂面稜部には、任意の長
さの扁平コ字形の緩衝用切れ目cを、稜線に跨がらせて
設けるとよい。或いは、前記コ字形の緩衝用切れ目cに
囲まれて形成された突片部dを、前記二重側壁に設けた
差込孔に挿嵌させる様にするとよい。又、前記内底片1
1には、梱包物品を緩衝状に受け支える支承用リブ19
を折曲状に起立させる為の、リブ形成用折り目H1〜H
3を設けるとよい。
【0005】
【作用】梱包物品を緩衝状態で載置する為の、周壁の全
面及び底面の一部が二重壁構造を備えた、方形トレー状
の底面用パッキン100を、主として周壁を形成させる
主段ボール101と、主として二重底を形成させる副段
ボール102との、2枚の段ボールから折上げるには、
先ず、副段ボール102の内底片11の対向辺に夫々設
けた上げ底形成片12,12を、夫々コ字形の樋状に折
曲して二重底面12Aを形成させる。一方、主段ボール
101は、その底面片1の上に上記の如く折曲させた副
段ボール102を載せたうえ、底面片1の四辺に連設し
た側壁形成片2,2,3,3を、夫々横断面コ字形の樋
状に折曲し、二重側壁の内側壁を二重底面12Aに差込
状に係合させれば、底面用パッキン100が簡単・迅速
に組上がる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明を、図14に示した様に、シ
ステムキッチン用の食器洗い乾燥機600を梱包する場
合に適用した一実施例に就いて図面を参照しながら説明
する。図14に於いて、100は、食器洗い乾燥機60
0を緩衝的に受け支える頂面用パッキンで、図1,2及
び図8,9に示した2枚の段ボール101及び102か
ら、周壁の全面及び底面の一部が二重壁構造を備えた方
形トレー状に折上げられる。 200は、食器洗い乾燥
機600の上面稜部にあてがう為の頂面用パッキンで、
図11に示した1枚の段ボール201から、横断面が上
下逆向きのL字形の筒状をなし、その縦画及び横画に相
当する頂壁及び側壁が夫々二重壁構造を備えた形態に折
上げられる。この場合は、対向する2つの稜部に頂面用
パッキン200を夫々あてがっている。
【0007】300は、頂面用パッキン200に付属さ
れて、その両側端を緩衝的に補強する側端補強パッキン
で、夫々1枚の段ボールから折上げられる。401,4
02は、夫々補助的に用いる段ボール片、500は梱包
用の段ボール箱である。此等の各パッキンの詳細に就い
て、以下に順次説明する。
【0008】図1,2に示した様に、段ボール101
は、主パッキン100の底面となる方形の底面片1の四
辺に、横断面コ字形の樋状に折曲されて二重側壁を形成
させる、左右(図中で、以下同じ)の側壁形成片2,
2、及び上下の側壁形成片3,3を、折り目を介して連
設した形態を備え、
【0009】側壁形成片2には、上記二重側壁を折曲形
成させる2条の平行折り目A1,A2を設けている。側
壁形成片2の側端には、2箇所に切欠を設け、これによ
って側端の両側と真ん中の計3箇所に、差込片2aを形
成させている。4はスリット状の差込孔である。底面片
1を挟んで対向する1組の側壁形成片2,2は、略同一
形状を備えている。ただし、片側の差込片2aは底面片
1にとどかない程度に短くして、梱包物品の荷重が掛か
らない様にし、これによって緩衝性能を調整している。
又、平行折り目A2を跨ぐ様にして、梱包物品の突起部
分を避ける刳抜孔2bを設けている。
【0010】側壁形成片3にも、上記二重側壁を折曲形
成させる2条の平行折り目B1,B2を設けている。折
り目B2は、底面片1の左右の長さより幾分短くして、
その両側に折り目の無い部分を設けている。そして、折
り目B2の両端に夫々接する様にして、折り目B1から
側壁形成片3の縁端に向けて延びる切れ目5,5を設け
ている。両切れ目5,5の夫々の外側の帯板状部分は補
強片6としている。
【0011】更に、二重側壁の内壁側には、食器洗い乾
燥機600を載置する段差面3Aを形成させる為に、切
れ目5,5に挟まれた部分の内側に、段差形成用折り目
C1、C2及び切れ目h,hを設けている。そして、段
差面3Aの前壁となる部分は、垂直向きに折曲させずに
斜めに折曲して斜折片3aとしている。この斜折片3a
の縁端中央部には、係合用切欠3bを設けている。
【0012】又、二重側壁の外壁面3cの両側端には、
側壁形成片2の幅に等しい長さの帯板状の補強片7を折
り目を介して夫々連設している。そして、一方の補強片
7の先端には、台形の係合片7aを連設し、他方の補強
片7の先端には係合用切欠7bを設けている。底面片1
を挟んで対向する1組の側壁形成片3,3は、補強片7
の部分を除いて、対称形をなしている。即ち、一方は係
合片7aを備え、他方はこの係合片7aと係合する係合
用切欠7bを設けている。
【0013】次に、図8,9に示した長方形の副段ボー
ル102は、その真ん中分部を、底面用パッキン100
の底面片1の真ん中に載置される内底片10としてい
る。内底片11の左右両側端には、横断面コ字形の樋状
に折曲されて、部分的な二重底面12Aを形成させる、
上げ底形成片12を、夫々折り目Dを介して連設してい
る。上げ底形成片12には、コ字形に折曲させる為の平
行折り目E1,E2を設けている。そして、折り目D及
び平行折り目E1,E2の夫々に跨がらせた状態で、偏
平なコ字形をした適宜の長さの緩衝用切れ目cを、任意
の間隔を隔てて複数箇所に設けている。この緩衝用切れ
目cに囲まれて、突片部dが形成される。
【0014】二重底面12Aには、その長さ(図中では
上下)方向の両側に、所定幅の斜折り片12aを折曲形
成させる、折り目F及び切れ目13,14を設けてい
る。又、真ん中部分には、二重底面12Aに及ぼされる
荷重を受止める、支脚形成片15を折曲形成させるた
め、コ字形切れ目16と、折り目Gを設けている。17
は、支脚の高さを調整する刳抜孔であり、18は、前記
差込片2aの差込用のスリット状の差込孔である。内底
片11を挟んで対向する上げ底形成片12,12は、対
称形状である。
【0015】内底片11の真ん中部分には、食器洗い乾
燥機600を緩衝状態で受け支える支承用リブ19を、
図3,10,他に示した様に、2つ折り状態で起立形成
させる為の、3条のリブ形成用折り目H1〜H3を平行
状に設けている。支承用リブ19の高さは、二重底面A
より高いので、その真ん中部分をこの高さに合わせる為
に、真ん中の折り目H2の両側に跨がらせて、長方形の
刳抜孔20を設けている。そして、支承用リブ19の上
縁部には、斜折片3aの係合用切欠3bと係合する斜め
向きの係合用切欠20aを設けている。折り目G,Hに
もコ字形の緩衝用切れ目cを設けている。
【0016】更に、内底面11に設けた支承用リブ19
の左右両側部分には、夫々の上下(図中で)両端近く
に、段ボール102の縁部と平行する折り目Iを設け
て、この折り目Iの外側部分を、夫々斜上向きに折曲さ
れる斜折片11aとしている。
【0017】次に、頂面用パッキン200を折曲形成さ
せる、図11に示した矩形状の段ボール201には、こ
の段ボールを横断面L型の筒状に折曲させる為の計5条
の平行折り目J1〜J5を、図の左側から右側に向けて
順次設けている。此等の平行折り目によって、段ボール
201には、その左側から順に、頂壁面21a,背壁面
21b、底面21c、内壁面21d、段差面(内側頂壁
面)21e、及び前壁面21fが形成される。
【0018】そして、平行折り目I5と段ボール201
の左側端との間には、頂壁面21a及び背壁面21bに
重合させて補強する、重合片22A,22Bを折曲形成
させる為の、重合用折り目K1,K2を設けている。段
ボール201の左側の縁端には、その両端近くに、L字
形をした補強用の重合片23を、折り目Lを介して連設
している。そして、重合片22Bと背面片21bの夫々
の両端(図では上下端)又は両端近くには、台形の係合
突片24を形成させる切れ目25及び折り目Mと、係合
用切欠(孔)26を夫々設けている。
【0019】段差面21eの両端近くには、食器洗い乾
燥機600の側面にあてがう矩形状の側端壁31を切起
状に形成させる為の、コ字形の切起用切れ目32Aと、
このコ字の両脚に跨がる直線状の切起用切れ目32Bと
を、段ボールの縁端と平行状に設けている。
【0020】更に、平行折り目J3に跨がらせて緩衝用
刳抜孔bを、又、平行折り目J5とK1に跨がらせて緩
衝用刳抜孔bを設けている。そして、段ボール201の
縁辺部にも、所要の複数箇所に緩衝用切欠aを設けてい
る。33は差込孔である。
【0021】次に、上記構成の作用を説明する。図1,
2に示した主段ボール101及び図8,9に示した副段
ボール102を使って、図5に示した形状の底面用パッ
キン100を折上げるには、先ず、図10に示した様
に、副段ボール102の内底面11の中央部に設けた平
行折り目H1〜H3を折曲して、支承用リブ19を2つ
折り状態で起立形成させる。又、内底面11の両側の上
げ底形成片12,12に夫々設けた平行折り目E1,E
2を、下向きコ字状に折曲して、二重底面12A,12
Aを形成させる。
【0022】更に、二重底面12Aに設けた支脚形成片
15を、折り目Gに沿って下向きに折曲し、支脚を形成
させる。又、斜折片11aを斜め上向きに、又、斜折片
12aを斜め下向きの傾斜状に折曲させて図10の形態
に折上げる。
【0023】折上がった副段ボール102は、図3に示
した様に、主段ボール101の底面片1上に載置する。
この状態で、内底面11に設けた各嵌合用切れ目cに囲
まれた突片部dは、内底片11の裏側に夫々突出する。
その為、副段ボール102の内底片11は、主段ボール
101の底面片1上に密着するのではなくて、幾分隙間
を隔てて緩衝状態で載置される。
【0024】そして、図4に示した様に、先ず、対向す
る側壁形成片3,3を内底片11に向けて下向きコ字状
の折曲する。その際に、支承用リブ19と緩衝する斜折
片3aに設けた係合用切欠3cを支承用リブ19の係合
用切欠20aに係合させれば、この折曲状態が固定され
る。次いで、側壁形成片3の両端に夫々直交状に設けて
ある補強片6,7を夫々内向きに直角に折曲すれば、底
面用パッキン100の長手方向の両側端部分が補強され
た状態になる。
【0025】次に、図5に示した様に、対向状態で残さ
れた側壁形成片2,2を、内底片11に向けて下向きに
コ字形に折曲しながら、差込片2aを二重底面12Aに
設けた差込孔18に挿嵌させれば、所要の底面用パッキ
ン100が、上述の言葉による長々しい説明とは異なっ
て、極めて簡単・迅速、且つ、確実に組上がる。
【0026】この組上がり状態に於いて、図5〜7に示
した様に、支承用リブ19は、その両端部分を斜折片1
1aによって、倒れない様に左右両側から受支えられた
状態になる。又、トレー状をした頂面パッキン100
は、その四周壁が全て二重壁構造を備えており、図6,
7に示した様に、底部四周の稜部と、食器洗い乾燥機6
00の底面部との間には、空隙gが介在している。その
為、図14に示した梱包済みの段ボール箱500が、稜
部から接地する状態で落下して、この稜部が潰れた場合
でも、衝撃力が直接食器洗い乾燥機600に及ぶのを、
空隙gが阻止してくれる。それに対して、従来の発泡ス
チロール製パッキンであれば、瞬間的な衝撃力がパッキ
ンを介して直接梱包物品に及ぼされることになる。
【0027】次に、頂面用パッキン200を、副段ボー
ル201から折上げるには、図12に示した様に、平行
折り目J1〜J5及び重合用折り目K1,K2を、夫々
内向きに直角に折曲して行くと、横断面が二重壁状のL
形をした筒形形状に折上がる。そこで、図13に示した
様に、両端部分に夫々設けた係合突片24を係合用切欠
(孔)26に掛止させれば、上記の折上形状が固定され
た、所望の頂面用パッキン200が、極めて簡単・迅速
に折上がる。
【0028】図12に於いて、300A及び300B
は、夫々1枚の段ボールから、図示の様に、コ字形及び
略Z字形に折上げた補助パッキンで、筒状の頂面用パッ
キン200の両端に夫々内嵌させて、この両端部を補強
する。
【0029】夫々折上がった1つの底面用パッキン10
0と、2つの頂面用パッキン200と、段ボール箱50
0とを使って、食器洗い乾燥機600を梱包する仕方
は、図14から理解される如くである。頂面用パッキン
200は、段差面21eを食器洗い乾燥機600の頂面
稜部にあてがい、左右の側端壁31,31で食器洗い乾
燥機600の対向側壁を挟んだ状態で、この稜部にあて
がう。図中の401は、食器洗い乾燥機600の頂面を
保護する段ボール板、402は、この段ボール板401
と段ボール箱500の蓋との間の隙間に介在させる詰物
で、帯板状の段ボールを折重ねて作られる。
【0030】尚、上記構成に於いて細部の構造は適宜に
変更しても、本発明の目的は達成される。例えば底面用
及び頂面用パッキン100及び200を構成する二重構
造壁の壁厚は、梱包物品の性状に応じて適宜に変えれば
よい。又、支承用リブ19は、適宜な2箇所以上の設け
ることも出来る。そして、緩衝用切欠a、緩衝用刳抜孔
b、緩衝用切れ目c、坐屈用切れ目e、ミリン目状の切
れ目fの、形状、形成箇所、形成個数等も、夫々の梱包
物品の性状に応じて、試行錯誤のうえ、適宜に変更する
だけで、最適な緩衝用性能が得られる様に微妙に、且
つ、簡単に変えられる。
【0031】梱包物品は、勿論食器洗い乾燥機に限られ
ない、その場合に、1つの底面用パッキン100だけ、
又は複数個の底面用パッキンを組み合わせて使ってもよ
い。そして、頂面用パッキン200だけを、複数個使っ
て梱包することも出来る。
【0032】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明による段ボール製の梱包用パッキンは、以下に列挙し
た如き、様々な優れた効果を奏する。 (a) 2枚又は1枚の段ボールを折り目に沿って折曲
し、組合わせるだけで、従来の発泡スチロール製パッキ
ンに劣らない緩衝性能を備えたパッキンを、極めて簡単
・迅速に組立てられる。 (b) そして、冒頭に述べた、従来の発泡スチロール
パッキンが抱える重大な問題は概ね解消する。高価な成
形型もいらない。 (c) 平坦な嵩張らない状態に展開出来るので、その
分、保管・輸送費を節約出来る。 (d) 緩衝性能上、最も問題となる、梱包用段ボール
箱が稜部から落下した場合の、梱包物品への衝撃伝達を
有効に阻止出来る。 (e) 緩衝用切欠a、緩衝用刳抜孔b、緩衝用切れ目
c、坐屈用切れ目e、切れ目fの、形状、形成箇所、形
成個数等を、夫々の梱包物品の性状に応じて、試行錯誤
のうえ、適宜に変更するだけで、梱包用パッキンの緩衝
性能を微妙に、且つ、簡単に変えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、主段ボールの
平面図である。
【図2】同上、主段ボールの斜視図である。
【図3】同上、所定の形状に折上げた副段ボールを、主
段ボールの上に重ねた状態の斜視図である。
【図4】同上、図3の状態から、主段ボールの1組の側
壁形成片を二重壁状に折曲した状態の斜視図である。
【図5】同上、折上がった頂底用パッキンの縦断面図で
ある。
【図6】同上、図5のX−X線に沿う縦断面図である。
【図7】同上、図5のY−Y線に沿う縦断面図である。
【図8】同上、副段ボールの平面図である。
【図9】同上、副段ボールの斜視図である。
【図10】同上、副段ボールを所要の形状に折上げた状
態の斜視図である。
【図11】同上、頂面用パッキンの素材となる段ボール
の平面図である。
【図12】同上、頂面用パッキンの折上途中の状態、及
び側端補強パッキンの斜視図である。
【図13】同上、頂面用パッキンの裏返し状態及び正置
状態を示す斜視図である。
【図14】同上、上記実施例の梱包用パッキンと段ボー
ル箱とを使って、食器洗い乾燥機を梱包する仕方を説明
した斜視図である。
【符号の説明】
100 底面用パッキン 101 主段ボール 102 副段ボール 200 頂面用パッキン 201 段ボール 300A,300B 側端補強パッキン 401,402 段ボール片 500 段ボール箱 600 食器洗い乾燥機(梱包物品) 1 底面片 2,3 側壁形成片 2a 差込片 3A 段差面 3a,11a,12a 斜折片 3b 係合用切欠 4,18 差込孔 5,13,14 切れ目 6,7 補強片 11 内底片 12 上げ底形成片 12A 二重底面 15 支脚形成片 16 コ字形切れ目 17,20 刳抜孔 19 支承用リブ 20a,26 係合用切欠 21a 頂面壁 21b 背面壁 21c 底面 21d 内壁面 21e 段差面 21f 前壁面 22A,22B 重合片 24 係合突片 25 切れ目 31 側端壁 32A,32B 切起用切れ目 33 差込孔 A1,A2,B1,B2,E1,E2,J1〜J5 平
行折り目 C1,C2 段差形成用折り目 D,F,G,I,M,L 折り目 H1〜H3 リブ形成用折り目 K1,K2 重合用折り目 a 緩衝用切欠 b 緩衝用刳抜孔 c 緩衝用切れ目 d 突片部 e 坐屈用切れ目 f 切れ目 g 空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 八郎 愛知県西春日井郡春日町大字落合字宮重 町363番地 中央紙器工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−144470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/113

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梱包物品を載置する為の、周壁の全面及
    び底面の一部が二重壁構造を備えた、方形トレー状の底
    面用パッキン100を、主として周壁を形成させる主段
    ボール101と、主として二重底を形成させる副段ボー
    ル102との、2枚の段ボールから簡単・迅速に組立て
    られるようにしたものであって、 主段ボール101は、主パッキン100の底面となる方
    形の底面片1の四辺に、横断面コ字形の樋状に折曲され
    て二重側壁を形成させる側壁形成片2,2,3,3を夫
    々連設した形態を備え、 副段ボール102は、前記底面片1の上に載置される方
    形の内底片11の対向辺に、横断面コ字形の樋状に折曲
    されて、部分的に二重底面12Aを形成させる上げ底形
    成片12,12を夫々連設した形態を備えることを特徴
    とする段ボール製の梱包用パッキン。
  2. 【請求項2】 前記主段ボール101の二重底面12A
    には、前記副段ボール102の二重側壁の一部を係合さ
    せる差込孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の段
    ボール製の梱包用パッキン。
  3. 【請求項3】 前記主段ボール101には、前記二重側
    壁の内壁側に梱包物品を載置する段差面3Aを形成させ
    る、段差形成用折り目C1,C2を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の段ボール製の梱包用パッキ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記二重底面3Aの頂面稜部には、任意
    の長さの扁平コ字形の緩衝用切れ目cを、稜線に跨がら
    せて設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の段ボール製の梱包用パッキン。
  5. 【請求項5】 前記コ字形の緩衝用切れ目cに囲まれて
    形成された突片部dを、前記二重側壁に設けた差込孔に
    挿嵌させる様にしたことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の段ボール製の梱包用パッキン。
  6. 【請求項6】 前記内底片11には、梱包物品を緩衝状
    に受け支える支承用リブ19を折曲状に起立させる為
    の、リブ形成用折り目H1〜H3を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載の段ボール製の梱
    包用パッキン。
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