JP3409898B2 - 多連ポンプ - Google Patents
多連ポンプInfo
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- JP3409898B2 JP3409898B2 JP31083393A JP31083393A JP3409898B2 JP 3409898 B2 JP3409898 B2 JP 3409898B2 JP 31083393 A JP31083393 A JP 31083393A JP 31083393 A JP31083393 A JP 31083393A JP 3409898 B2 JP3409898 B2 JP 3409898B2
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- Japan
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- pump
- passage
- suction
- common
- trochoid
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- Expired - Lifetime
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば実開平4−32271号公
報にもあるように、一つのポンプ駆動軸により、複数の
ポンプ、例えば、ピストンポンプとギヤポンプ等を同時
に駆動するようにしたものが、知られている。 【0003】この場合、各ポンプは、駆動軸の方向に並
んで構成されるが、そのため、駆動軸方向の全長がどう
しても大きくなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来例では、
ベーンポンプの吸込通路から吸込んだ作動油を加圧し、
この加圧作動油をピストンポンプとトロコイドポンプの
吸込通路に供給しているため、吸込通路は単一となって
いるが、もし、ベーンポンプの吐出油を両方のポンプに
供給せずに、独立した回路に導くようにすると、吸込通
路はそれぞれに必要となる。この場合には、独立した吸
込通路を各ポンプに対応して設ける必要があるが、この
吸込通路は、各ポンプに対して、駆動軸の方向から連通
するため、それだけ駆動時方向に大きなスペースが必要
で、ポンプの大型化が避けられないものとなっていた。 【0005】本発明はこのような問題を解決するもの
で、吸込通路の共通化により、ポンプの小型化を図るこ
とを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプハウジ
ングに支持した共通の駆動軸により、互いに並設された
ピストンポンプと、トロコイドポンプと、ギヤポンプと
が回転駆動され、各吐出油をそれぞれ独立した回路に分
配するように通路構成した多連ポンプにおいて、前記ト
ロコイドポンプに対応する位置に駆動軸とほぼ直交する
方向から共通の吸込通路を形成し、この共通吸込通路か
ら、左右の、ピストンポンプの吸込ポートと、ギヤポン
プの吸込ポートにそれぞれ連通するように分岐通路を設
け、かつ、共通吸込通路の先端の分岐通路をトロコイド
ポンプの吸込ポートに連通させ、前記ピストンポンプへ
の分岐通路は前記共通吸込通路から湾曲して形成され、
前記ギヤポンプと、トロコイドポンプへの分岐通路はそ
れぞれ前記共通吸込通路とほぼ同一方向に形成し、かつ
各分岐通路の先端は、各吸込ポートに対応して駆動軸を
中心とする円周方向に円弧状に形成する。 【0007】 【作用】3つのポンプの中央に位置するトロコイドポン
プに対して、共通の吸込通路を接続し、かつこの共通吸
込通路から左右に分岐した分岐通路を、ピストンポンプ
とギヤポンプの各吸込ポートに接続するので、駆動軸方
向のスペースが縮小でき、ポンプの小型化が図れる。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 【0009】図1に示すように、ポンプハウジング1に
は、共通の駆動軸2が貫通するように設けられ、この駆
動軸2によって、ピストンポンプ3のシリンダブロック
(図示せず)が回転駆動される。また、ピストンポンプ
3の同軸上には、ポートブロック11内にトロコイドポ
ンプ5が配設され、このトロコイドポンプ5も駆動軸2
の延長軸部により、同時に回転駆動される。さらに、こ
のトロコイドポンプ5の外側には、ポンプハウジング1
に締結したポートブロック11に外付けされるようにし
て、ギヤポンプ6が取付けられ、このギヤポンプ6も前
記延長軸部2aにより、同時に回転駆動される。 【0010】これら、各ポンプの吐出油は、それぞれ独
立した吐出通路(図示せず)を介して互いに独立回路に
分配される。 【0011】トロコイドポンプ5の部分に位置して、ポ
ートブロック11には、駆動軸2と直交する方向から、
共通の吸込通路8が形成され、この共通吸込通路8は3
つのポンプに対して必要な吸込量を供給するのに十分な
通路断面積をもつ。 【0012】そして、図2〜図4にもあるように、共通
吸込通路8からピストンポンプ3の方に向けて第1の分
岐通路9が湾曲して形成され、この分岐通路9はピスト
ンポンプ3の吸込量に対応した通路断面積をもって、そ
の吸込ポート(図示せず)に連通接続する。また、この
第1の分岐通路9とは反対側のギヤポンプ6に向けて第
2の分岐通路10が形成され、この分岐通路10はギヤ
ポンプ6の吸込量に対応した通路断面積をもってその吸
込ポート(図示せず)に連通接続する。さらに、共通吸
込通路8の先端の分岐通路7は、トロコイドポンプ5の
吸込量に対応した細い通路断面積をもって、その図示し
ない吸込ポートに連通接続している。 【0013】なお、各吸込通路7,9,10の先端は、
各ポンプ吸込ポートに対応して、駆動軸2を中心とする
円周方向に円弧形状に形成され、良好な吸込効率を維持
させる。 【0014】以上のように構成したので、駆動軸2の回
転により、ピストンポンプ3、トロコイドポンプ5、ギ
ヤポンプ6が同時に回転駆動され、共通吸込通路8を経
由して、各分岐通路7,9,10に分流した作動油は、
各吸込ポートに吸い込まれ、それぞれ加圧され、図示し
ない吐出ポートへと圧送される。 【0015】この場合、共通吸込通路8により、3つの
ポンプの吸込通路を兼ねるので、それぞれ独立して吸込
通路を形成するのに比較して、ポンプ駆動軸方向へのス
ペースが大幅に削減できる。 【0016】また、ポンプハウジング1に外付けされる
ギヤポンプ6は、駆動軸方向の間隔が狭くなり、吸込ま
れる作動油が、ギヤポンプ6の軸回りの流れによる外乱
の影響を受けずにギヤポンプ6に流入されるので、ギヤ
ポンプ6の自吸性も高められる。 【0017】なお、共通吸込通路8はトロコイドポンプ
5に対応した中心位置に配設されているため、トロコイ
ドポンプ5のトロコイド歯面の両側から作動油を吸込ま
せるようにすることもでき、この場合には、トロコイド
ポンプ5の吸込性能を格段に向上させることが可能とな
る。 【0018】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、ポンプハ
ウジングに支持した共通の駆動軸により、互いに並設さ
れたピストンポンプと、トロコイドポンプと、ギヤポン
プとが駆動され、各吐出油をそれぞれ独立した回路に分
配するように通路構成した多連ポンプにおいて、前記ト
ロコイドポンプに対応する位置に共通の吸込通路を形成
し、この共通吸込通路から、左右の、ピストンポンプの
吸込ポートと、ギヤポンプの吸込ポートにそれぞれ連通
するように分岐通路を設け、かつ、共通吸込通路の先端
をトロコイドポンプの吸込ポートに連通させたため、中
央部分での吸込通路の共通化により、駆動軸方向のスペ
ースが縮小でき、多連ポンプの小型化、軽量化が図れ
る。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ポンプハウジングに支持した共通の駆動軸
により、互いに並設されたピストンポンプと、トロコイ
ドポンプと、ギヤポンプとが回転駆動され、各吐出油を
それぞれ独立した回路に分配するように通路構成した多
連ポンプにおいて、 前記トロコイドポンプに対応する位置に駆動軸とほぼ直
交する方向から共通の吸込通路を形成し、 この共通吸込通路から、左右の、ピストンポンプの吸込
ポートと、ギヤポンプの吸込ポートにそれぞれ連通する
ように分岐通路を設け、かつ、共通吸込通路の先端の分
岐通路をトロコイドポンプの吸込ポートに連通させ、前記ピストンポンプへの分岐通路は前記共通吸込通路か
ら湾曲して形成され、前記ギヤポンプと、トロコイドポ
ンプへの分岐通路はそれぞれ前記共通吸込通路とほぼ同
一方向に形成し、かつ各分岐通路の先端は、各吸込ポー
トに対応して駆動軸を中心とする円周方向に円弧状に形
成した ことを特徴とする多連ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31083393A JP3409898B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 多連ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31083393A JP3409898B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 多連ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07158556A JPH07158556A (ja) | 1995-06-20 |
JP3409898B2 true JP3409898B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=18009949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31083393A Expired - Lifetime JP3409898B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 多連ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3409898B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7274916B2 (ja) * | 2019-04-03 | 2023-05-17 | ナブテスコ株式会社 | ポンプユニット及び建設機械 |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP31083393A patent/JP3409898B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07158556A (ja) | 1995-06-20 |
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Legal Events
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