JP3408976B2 - 石抜選別機 - Google Patents

石抜選別機

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JP3408976B2
JP3408976B2 JP28158398A JP28158398A JP3408976B2 JP 3408976 B2 JP3408976 B2 JP 3408976B2 JP 28158398 A JP28158398 A JP 28158398A JP 28158398 A JP28158398 A JP 28158398A JP 3408976 B2 JP3408976 B2 JP 3408976B2
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敬一 大竹
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株式会社大竹製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石抜選別機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、穀粒中に混入している小石を選別
除去するための装置として、例えば実用新案登録第25
09573号公報で開示されている構成の石抜選別機が
知られている。
【0003】この従来の石抜選別機においては、図6に
示すように、機枠51内に選別ケース52が各一対の支
持ロッド53,54を介して傾斜状態で揺動可能に支持
されており、その底面には多孔選別板55が配設されて
いる。選別ケース52の下部には送風機56が選別ケー
ス52と一体揺動可能に固定配置されており、モータ5
7にて送風機56が回転されることにより、送風機56
から多孔選別板55を通して選別ケース52内に風が送
り込まれる。機枠51内には偏心輪58が回転可能に配
設されており、モータ57にて偏心輪58が回転される
ことにより、被動リング59及びレバー60を介して選
別ケース52及び送風機56が往復揺動される。
【0004】前記機枠51内の上部には供給ホッパ61
が配設されており、この供給ホッパ61から選別ケース
52内に穀粒が供給される。そして、選別ケース52が
揺動されること及び送風機56から選別ケース52内に
風が送り込まれることによって、選別ケース52内に供
給される小石を含む穀粒が多孔選別板55上の選別部5
2aにおいて比重選別される。そして、選別された穀粒
は選別ケース52の前端下部の穀粒取出口52bから取
り出されるとともに、選別された小石は選別ケース52
の後部の小石回収部52cに回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の石抜
選別機においては、穀粒中に含まれる砕粒を除去するよ
うな構成のものはなかった。従って、選別された穀粒中
の砕粒は除去されることなく、穀粒取出口52bから破
砕されていない正常な穀粒とともに取り出される。この
ように、穀粒中に砕粒が多く含有されると穀粒そのもの
の品質が悪くなるのは当然として、例えば食味に悪影響
を与える等の問題があった。
【0006】本発明の目的は、穀粒中に含まれる砕粒を
除去することにより、安定した品質の穀粒を得ることが
できる石抜選別機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明では、底面に多孔選別部材を有する
選別ケースを機枠内に傾斜状態で配設し、選別ケースの
下方には送風機を配設し、選別ケースを揺動させるとと
もに、送風機から多孔選別部材を通して選別ケース内に
風を送り込むことにより、選別ケース内に供給される小
石を含む穀粒を多孔選別部材上の選別部において比重選
別して、選別された穀粒を選別ケースの穀粒取出口から
取り出すとともに、選別された小石を選別ケースの小石
回収部に回収するようにした石抜選別機において、前記
選別部と前記穀粒取出口との間に、砕粒が通過可能な多
数の孔を有する砕粒除去部を設けて、選別ケース内に供
給される穀粒中に含まれる砕粒を該孔より落下除去する
ことを特徴とする石抜選別機をその要旨としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の石抜
選別機において、前記砕粒除去部に堰を設け、同堰にて
選別部において比重選別された穀粒の速度を減速させる
ことをその要旨としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の石抜選別機において、前記砕粒除去部の下方
に、前記砕粒除去部の孔より落下除去された砕粒を回収
する砕粒受箱を設けたことをその要旨としている。
【0010】(作用)請求項1の発明では、選別ケース
内に供給される小石を含む穀粒は選別部において比重選
別される。そして、選別された穀粒中に含まれる砕粒は
砕粒除去部の孔より落下除去される。又、破砕されてい
ない正常な穀粒は穀粒取出口から取り出される。
【0011】請求項2の発明では、選別部において比重
選別された穀粒は、一旦砕粒除去部の堰にて受け止めら
れて減速される。その後、減速された穀粒中に含まれる
砕粒は砕粒除去部の孔より落下除去される。
【0012】請求項3の発明では、砕粒除去部の孔より
落下除去された砕粒は砕粒受箱に回収される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1は石抜選別機を示す
側断面図である。図1において、石抜選別機の機枠11
は箱型に形成されており、その前面(図1の左側)には
開口11aが形成されているとともに、機枠11の内部
には一対の支持板12(一つのみ図示)が所定間隔をお
いて立設されている。一対の支持板12間には回転軸1
3及び支持軸14が異なった高さ位置で、前後に所定間
隔をおいて回転可能に架設支持されている。回転軸13
には一対の第1支持ローラ15(一つのみ図示)が所定
間隔をおいて回動自在に支持されており、各第1支持ロ
ーラ15と対応するように、支持軸14には一対の第2
支持ローラ16(一つのみ図示)が所定間隔をおいて回
動自在に支持されている。
【0014】図1及び図2に示すように、選別ケース1
7は上部が開口された箱型に形成されており、その底面
には多数の孔18aが形成された多孔選別部材としての
多孔選別板18が配設されている。選別ケース17の両
側壁下面には、一対の第1傾斜支持面19及び一対の第
2傾斜支持面20が前後に所定間隔をおいて形成されて
いる。選別ケース17は開口11aから機枠11内に挿
入されており、各第1傾斜支持面19が第1支持ローラ
15上に係脱可能に接触支持されているとともに、各第
2傾斜支持面20が第2支持ローラ16上に係脱可能に
接触支持されている。これにより、選別ケース17が機
枠11内において、前下がりの傾斜状態で揺動可能及び
着脱可能に配設されている。
【0015】前記選別ケース17内の中央部の多孔選別
板18上には選別部17aが形成されているとともに、
選別ケース17の前端下部には穀粒取出口17bが形成
されている。又、選別ケース17内の後部には小石回収
部17cが形成されており、小石回収部17cの後端縁
は端面板17dによって閉塞されている。さらに、選別
ケース17において選別部17aと穀粒取出口17bと
の間には砕粒除去部としての砕粒除去部材47が設けら
れている。
【0016】砕粒除去部材47には多数の孔47aが形
成されている。孔47aの直径は、穀粒中に含まれる砕
粒が通過可能な大きさであり、且つ、破砕されていない
正常な穀粒が通過しない大きさに設定されている。又、
砕粒除去部材47の上面において中央よりも前側には堰
47bが形成されている。砕粒除去部材47は、その後
端の折曲部47cがボルト48を介して選別ケース17
の折曲部17eに取り付けられている。
【0017】図1に示すように、前記機枠11と選別ケ
ース17との間には、選別ケース17に対し傾斜方向に
沿って往復運動を付与するための駆動機構21が配設さ
れている。すなわち、一対の第1支持ローラ15間にお
いて回転軸13には偏心輪22が取り付けられており、
その偏心輪22と接触可能に対応するように、選別ケー
ス17の下面には接触板23が傾斜状に突設されてい
る。機枠11内には圧縮バネ24が取付板25を介して
取り付けられており、圧縮バネ24の前端が選別ケース
17の端面板17dに接合されている。これにより、選
別ケース17が傾斜方向に沿って前方に付勢され、接触
板23が偏心輪22に圧接されている。
【0018】そして、偏心輪22が図3に実線で示す状
態から2点鎖線で示す状態に回転されるときには、選別
ケース17に対し傾斜方向に沿って後方への移動力が付
与される。これにより、第1及び第2傾斜支持面19,
20が第1及び第2支持ローラ15,16に摺接して、
選別ケース17が後部上方に揺動される。また、偏心輪
22が図3に2点鎖線で示す状態から実線で示す状態に
回転されるときには、圧縮バネ24の付勢力により、選
別ケース17に対し傾斜方向に沿って前方への移動力が
付与される。これにより、第1及び第2傾斜支持面1
9,20が第1及び第2支持ローラ15,16に摺接し
て、選別ケース17が前部下方に揺動される。
【0019】図1に示すように、前記選別ケース17の
底面に対応して、機枠11内の両支持板12間には送風
機26が配設されている。送風機26は、両支持板12
間に固定配置されたファンケース27と、ファンケース
27内において両支持板12間に回転可能に支持された
ファン28とより構成されている。ファン28に対応し
て両支持板12には吸気孔29が形成されている。
【0020】前記機枠11内にはモータ30が配設され
ており、そのモータ軸30aには駆動プーリ31が取り
付けられている。ファン28の軸端部には被動プーリ3
2が取り付けられているとともに、回転軸13の端部に
は被動プーリ33が取り付けられており、これらの被動
プーリ32,33と駆動プーリ31との間にはベルト3
4が掛装されている。そして、モータ30によりファン
28及び回転軸13が回転されて、ファンケース27か
ら多孔選別板18の孔18aを通して選別ケース17内
に風が送り込まれるとともに、偏心輪22にて選別ケー
ス17が斜め方向に往復揺動される。
【0021】前記機枠11内の上部において選別ケース
17の上方には、選別ケース17に対向する位置に、小
石を含む穀粒を収容するための供給ホッパ35が配設さ
れており、その底部には供給口36が形成されている。
供給ホッパ35には供給口36を開閉するシャッタ37
が配設されており、シャッタ37の上端部には操作レバ
ー38が取り付けられている。そして、操作レバー38
を介してシャッタ37を開閉移動して、供給口36の開
口量を加減することにより、その開口量に応じた穀粒が
供給ホッパ35から選別ケース17内に供給される。
【0022】さらに、選別ケース17の揺動及び送風機
26からの送風により、選別ケース17内に供給される
小石を含む穀粒が多孔選別板18上の選別部17aにお
いて比重選別される。そして、選別された穀粒は選別ケ
ース17の前端下部の穀粒取出口17bから取り出され
るとともに、選別された小石は選別ケース17の後部の
小石回収部17cに回収される。
【0023】図1〜図3に示すように、前記選別ケース
17の後端付近の両側内面には、一対の支持溝39が上
下方向に延長形成されている。支持溝39には仕切板4
0が移動可能に嵌挿されている。仕切板40は、選別ケ
ース17の選別部17aと小石回収部17cとの間を仕
切る仕切部40aと、小石回収部17cの上方を覆う覆
い部40bとを備えている。仕切板40の覆い部40b
の下面には板バネ41が取り付けられており、その両端
は選別ケース17の両側上面に係合されている。
【0024】そして、穀粒の選別動作時には、図1及び
図3に示すように、選別部17aと小石回収部17cと
を連通させるように、仕切板40は板バネ41の付勢力
によって連通位置に保持されている。このため、選別部
17aにおいて選別された小石は、仕切部40aの下端
よりも下方を通過して、小石回収部17cへ移動回収さ
れる。
【0025】又、図1に示すように、選別ケース17と
機枠11に固着された傾斜板45との間には砕粒受箱4
6が設けられている。砕粒受箱46は傾斜板45に対し
て取外し可能に取り付けられており、前記砕粒除去部材
47の下方に配置されている。従って、選別部17aに
おいて比重選別された穀粒中に含まれる砕粒は砕粒除去
部材47の孔47aより落下除去されて砕粒受箱46に
回収されるとともに、破砕されていない正常な穀粒は孔
47aから落下せずに穀粒取出口17bから取り出され
る。
【0026】次に、上記のように構成した石抜選別機の
作用について説明する。さて、この石抜選別機におい
て、小石を含む穀粒を選別する場合には、その穀粒を供
給ホッパ35内に収容する。その後、図示しない起動ス
イッチの操作により、モータ30を起動させると、回転
軸13上の第1支持ローラ15及び偏心輪22が回転さ
れるとともに、送風機26のファン28が回転される。
そして、偏心輪22の回転に伴い、選別ケース17が往
復揺動されるとともに、送風機26から選別ケース17
内に風が送り込まれる。
【0027】この状態で、操作レバー38の操作によ
り、供給ホッパ35の供給口36を開口させると、供給
ホッパ35内の小石を含む穀粒が選別ケース17内に供
給される。そして、この小石を含む穀粒が選別ケース1
7の揺動及び送風機26からの送風により、多孔選別板
18上の選別部17aにおいて比重選別される。
【0028】そして、砕粒を含む選別された穀粒は多孔
選別板18から浮上した状態で選別部17aから砕粒除
去部材47へ移動される。このとき、砕粒を含む選別さ
れた穀粒は、図4に示すように、一旦堰47bにて受け
止められて減速される。その後、減速された穀粒中に含
まれる砕粒は孔47aより落下除去されて砕粒受箱46
に回収される。一方、破砕されていない正常な穀粒は孔
47aから落下せずに選別ケース17の前端下部に移動
され、穀粒取出口17bから取り出される。尚、選別さ
れた小石は多孔選別板18に沿って後部に移動され、小
石回収部17cに回収される。
【0029】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、選別ケース17において選別部
17aと穀粒取出口17bとの間に、孔47aを有する
砕粒除去部材47を設けたとともに、砕粒除去部材47
の下方に砕粒受箱46を設けた。従って、選別部17a
において比重選別された穀粒中に含まれる砕粒は孔47
aより落下除去されて砕粒受箱46に回収されるととも
に、破砕されていない正常な穀粒は孔47aを通過せず
に穀粒取出口17bから取り出される。その結果、穀粒
取出口17bからは破砕されていない正常な穀粒が取り
出されるため、安定した品質の穀粒を得ることができ
る。
【0030】(2)本実施形態では、砕粒除去部材47
の上面に堰47bを設けたため、選別部17aにおいて
比重選別された穀粒は、一旦堰47bにて受け止められ
て減速される。その後、減速された穀粒中に含まれる砕
粒は孔47aより落下除去されるとともに、破砕されて
いない正常な穀粒は穀粒取出口17bから取り出され
る。その結果、比重選別された穀粒が堰47bによって
減速されたうえで砕粒が落下除去されるため、効率良く
穀粒中の砕粒を除去できる。
【0031】(3)本実施形態では、駆動機構21によ
って選別ケース17が揺動されること及び送風機26か
ら選別部17aに風が送り込まれることにより、供給ホ
ッパ35から供給された小石を含む穀粒は選別部17a
にて比重選別される。従って、小石を含む穀粒を効率良
く選別できる。
【0032】(4)本実施形態では、砕粒除去部材47
の上面において中央よりも前側に堰47bを設けたた
め、選別部17aにおいて比重選別された穀粒が堰47
bまで到達するまでの間に砕粒除去部材47の多数の孔
47aから砕粒が落下除去されるため、効率良く穀粒中
の砕粒を除去できる。
【0033】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・図5に示すように、砕粒除去部材47の堰47bを省
略してもよい。このようにした場合には、前記実施形態
に比べて、砕粒受箱46に回収される砕粒の量は少なく
なるが、砕粒除去部材47を設けない場合に比べると、
安定した品質の穀粒を得ることができる。
【0034】・また、前記実施形態では、砕粒除去部材
47の上面において中央よりも前側に堰47bを設けた
が、砕粒除去部材47の上面中央部や上面後端部に堰4
7bを設けてもよい。
【0035】・さらに、前記実施形態では、堰47bを
1つのみ設けた砕粒除去部材47としたが、堰を2つ以
上設けた砕粒除去部材47としてもよい。このようにし
た場合には、選別部17aにおいて比重選別された穀粒
が複数の堰それぞれによって減速されたうえで砕粒が落
下除去されるため、高精度で穀粒中の砕粒を除去できる
という効果が得られる。
【0036】・さらに又、前記実施形態では、選別ケー
ス17の選別部17aと穀粒取出口17bとの間に孔4
7bを有する砕粒除去部材47を設けたが、次のように
してもよい。即ち、砕粒除去部材47を省略する代わり
に、多孔選別板18を穀粒取出口17bまで延設し、選
別部17aと穀粒取出口17bとの間に、砕粒が通過可
能であり、且つ、破砕されていない正常な穀粒が通過し
ない大きさの多数の孔を有する砕粒除去部を形成しても
よい。
【0037】次に、前記実施形態及び別例から把握でき
る請求項に記載した発明以外の技術的思想について、そ
れらの効果と共に以下に記載する。 (1)請求項2に記載の石抜選別機において、前記砕粒
除去部には複数の堰を設けたことを特徴とする。従っ
て、この(1)に記載の発明によれば、選別部において
比重選別された穀粒が複数の堰それぞれによって減速さ
れたうえで砕粒が落下除去されるため、高精度で穀粒中
の砕粒を除去できるという効果が得られる。
【0038】(2)請求項2に記載の石抜選別機におい
て、前記砕粒除去部の前端部に堰を設けたことを特徴と
する。従って、この(2)に記載の発明によれば、選別
部において比重選別された穀粒が堰まで到達するまでの
間に砕粒除去部の多数の孔から砕粒が落下除去されるた
め、効率良く穀粒中の砕粒を除去できるという効果が得
られる。
【0039】(3)砕粒を含む穀粒を供給する供給部
と、前記供給部から供給された穀粒に含まれる砕粒の通
過を許容し、且つ、破砕されていない正常な穀粒の通過
を規制することにより砕粒と破砕されていない正常な穀
粒とを選別する砕粒除去部と、破砕されていない正常な
穀粒が排出される穀粒取出口とを備えた砕粒除去装置。
従って、この(3)に記載の発明によれば、穀粒中に含
まれる砕粒は砕粒除去部にて除去され、穀粒取出口から
は破砕されていない正常な穀粒が取り出されるため、安
定した品質の穀粒を得ることができるという効果が得ら
れる。前記実施形態において供給ホッパ35は供給部を
構成する。又、砕粒除去部材47は砕粒除去部を構成す
る。さらに又、選別ケース17は砕粒除去装置を構成す
る。
【0040】(4)(3)に記載の砕粒除去装置におい
て、前記砕粒除去部には前記砕粒の通過を許容し、且
つ、前記正常な穀粒の通過を規制する孔が形成された砕
粒除去装置。この(4)に記載の発明によれば、砕粒は
砕粒除去部の孔より落下除去され、穀粒取出口からは破
砕されていない正常な穀粒が取り出されるため、安定し
た品質の穀粒を得ることができるという効果が得られ
る。前記実施形態において孔47aは孔を構成する。
【0041】本実施形態では砕粒除去部材47に孔47
aを設けたが、孔47aの代わりに、砕粒の通過を許容
し、且つ、正常な穀粒の通過を規制する溝を設けてもよ
い。又、砕粒除去部材47の代わりに、砕粒の通過を許
容し、且つ、正常な穀粒の通過を規制する網を用いても
よい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、穀粒中に含まれる砕粒は砕粒除去部の孔よ
り落下除去され、穀粒取出口からは破砕されていない正
常な穀粒が取り出されるため、安定した品質の穀粒を得
ることができる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、選別部に
おいて比重選別された穀粒が堰によって減速されたうえ
で砕粒が落下除去されるため、効率良く穀粒中の砕粒を
除去できる。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、砕粒除去
部の孔より落下除去された砕粒は砕粒受箱に回収される
ため、砕粒と破砕されていない正常な穀粒とを確実に分
けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の石抜選別機を示す側断面図。
【図2】 同じく選別ケースの構成を示す分解斜視図。
【図3】 同じく選別ケースを示す要部側断面図。
【図4】 同じく砕粒が回収される様子を示す要部側断
面図。
【図5】 砕粒除去部材の別例を用いた場合の砕粒が回
収される様子を示す要部側断面図。
【図6】 従来の石抜選別機を示す側断面図。
【符号の説明】
11…機枠、17…選別ケース、17a…選別部、17
b…穀粒取出口、17c…小石回収部、18…多孔選別
部材としての多孔選別板、26…送風機、46…砕粒受
箱、47…砕粒除去部としての砕粒除去部材、47a…
孔、47b…堰。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に多孔選別部材(18)を有する選
    別ケース(17)を機枠(11)内に傾斜状態で配設
    し、選別ケース(17)の下方には送風機(26)を配
    設し、選別ケース(17)を揺動させるとともに、送風
    機(26)から多孔選別部材(18)を通して選別ケー
    ス(17)内に風を送り込むことにより、選別ケース
    (17)内に供給される小石を含む穀粒を多孔選別部材
    (18)上の選別部(17a)において比重選別して、
    選別された穀粒を選別ケース(17)の穀粒取出口(1
    7b)から取り出すとともに、選別された小石を選別ケ
    ース(17)の小石回収部(17c)に回収するように
    した石抜選別機において、 前記選別部(17a)と前記穀粒取出口(17b)との
    間に、砕粒が通過可能な多数の孔(47a)を有する砕
    粒除去部(47)を設けて、選別ケース(17)内に供
    給される穀粒中に含まれる砕粒を該孔(47a)より落
    下除去することを特徴とする石抜選別機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の石抜選別機において、 前記砕粒除去部(47)に堰(47b)を設け、同堰
    (47b)にて選別部(17a)において比重選別され
    た穀粒の速度を減速させることを特徴とする石抜選別
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の石抜選別
    機において、 前記砕粒除去部(47)の下方に、前記砕粒除去部(4
    7)の孔(47a)より落下除去された砕粒を回収する
    砕粒受箱(46)を設けた石抜選別機。
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