JP3408569B2 - 自転車用フロント変速装置 - Google Patents
自転車用フロント変速装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チェンをフロントディ
レーラにより押圧操作して複数のフロントチェンギヤに
掛け換える自転車用フロント変速装置に関する。 【0002】 【従来の技術】上記自転車用フロント変速装置におい
て、従来、フロントディレーラの操作部を、リターンス
プリングによって一方の操作方向に付勢するとともに変
速ワイヤによって変速レバーに連結し、この変速レバー
の操作によって変速ワイヤを引っ張り操作したり緩め操
作することにより、ディレーラのガイドプレート部が人
為操作力のためにリターンスプリングによる操作方向と
は反対方向に作動したり、リターンスプリングによる操
作力のために作動してチェンを押圧操作するようになっ
ていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、変速を行うに当
たり、殊にリターンスプリングによる変速方向とは反対
方向の変速を行う場合、チェンをギヤから外したりギヤ
側面に押し付ける操作が必要であるとともに、リターン
スプリングを弾性変形させる操作が必要であり、しか
も、これらの操作は変速レバーに入力する人為操作力の
みによって行うことから、必要な変速操作力が大になっ
ていた。本発明の目的は、変速操作が軽くできる自転車
用フロント変速装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明による自転車用フ
ロント変速装置にあっては、目的達成のために、フロン
トディレーラのチェン掛け換え用ガイドプレート部の操
作位置切り換えをする第1操作部を、前記フロントディ
レーラに備え、フロントチェンギヤまたはフロントチェ
ンギヤと一体に回動する可動部材に装備され、前記フロ
ントチェンギヤの回動に伴って前記第1操作部に押圧作
用して前記ガイドプレート部の操作位置切り換えをする
操作カム部を備え、前記第1操作部を前記操作カム部に
よる押圧切り換え操作が可能である変速起動位置と、前
記操作カム部による押圧切り換え操作が不能である待機
位置とに切り換え操作する第2操作部を、変速レバーに
連結して操作される状態で前記フロントディレーラに備
えてあることを特徴とする。 【0005】 【作用】第2操作部を変速レバーに連結して第2操作部
を操作することにより、第1操作部を待機位置から変速
起動位置に切り換え操作する。この操作とともにフロン
トチェンギヤを回動駆動することにより、操作カム部が
フロントチェンギヤとともに回動して第1操作部に押圧
作用する。すると、操作カム部のカム作用とフロントチ
ェンギヤの回動駆動力とのために、第1操作部がガイド
プレート部の操作位置切り換えを行い、ガイドプレート
部が作動してチェンの掛け換え操作を行う。 【0006】 【発明の効果】ガイドプレート部が走行用駆動力のため
に作動してチェンを押圧操作することにより、第1操作
部が待機位置から変速起動位置に切り換わるように変速
レバー操作をするだけの軽い変速操作でもって変速でき
るようになった。 【0007】 【実施例】図1および図4に示すように、車体フレーム
のシートパイプ部Fに取り付けバンド部11aによって
締め付け固定してあるフロントディレーラ10と、クラ
ンクアーム1の内側に装備してあるカム体2とにより、
クランクアーム1によって回動駆動される3枚のフロン
トチェンギヤGL,GM,GSにチェンCを掛け換える
ように、3段変速可能な自転車用フロント変速装置を構
成してある。この変速装置は、フロントディレーラ10
を変速ワイヤ3を介して変速操作装置4に連結し、この
変速操作装置4の変速レバー4aを揺動操作することに
より、フロントディレーラ10がライダーによる走行駆
動力を駆動力としたり、リターンスプリング5に復元力
を駆動力として所定のチェン掛け換えを行うものであ
り、詳しくはつぎの如く構成してある。 【0008】フロントディレーラ10は、前記バンド部
11aを備えている支持体11、ガイドプレート部12
aと12bとを備えているガイド体12、このガイド体
12と支持体11とを連結している一対の揺動リンク体
13,14でなり、揺動リンク体13とガイド体12と
の間に前記リターンスプリング5を備え、一方の揺動リ
ンク体13を支持体11に連結している連結軸と、ガイ
ド体12に連結している連結軸とにわたって取り付けた
部材によって形成してある第1操作部15、揺動リンク
体13を形成している部材によって形成してある第2操
作部16を備えている。第2操作部16の遊端側に備え
てあるワイヤ連結ねじ16aに変速ワイヤ3を連結する
ことによって、第2操作部16を変速ワイヤ3を介して
変速レバー4aに連結し、変速レバー4aを揺動操作し
て変速ワイヤ3を引っ張り操作したり、緩め操作する
と、変速ワイヤ3の引っ張り力が第2操作部16に作用
したり、支持体11と揺動リンク体13,14およびガ
イド体12が四連リンク機構を構成していてリタースプ
リング5が第2操作部16に作用することにより、第2
操作部16が軸芯P1まわりで揺動して図5に示す操作
位置T1,M1,L1,A1,B1になる。第2操作部
16が支持体11に対して揺動するに伴い揺動リンク体
13もともに揺動して第1操作部15もともに揺動する
ことにより、第2操作部16が第1操作部15を軸芯P
1まわりで揺動操作し、図5に示す位置T2,M2,L
2,A2,B2に切り換え操作することになる。すなわ
ち、第2操作部16が前記第1操作位置T1になると、
第1操作部15が第1待機位置T2になり、第2操作部
16が前記第2操作位置M1になると、第1操作部15
が第2待機位置M2になり、第2操作部16が前記第3
操作位置L1になると、第1操作部15が第3待機位置
L2になる。また、第2操作部16が前記第3操作位置
L1から、この第3操作位置L1と前記第2操作位置M
1の間の第4操作位置A1に切り換わると、第1操作部
15は前記第3待機位置L2から、この第3待機位置L
2と前記第2待機位置M2との間の第1変速起動位置A
2に切り換わり、第2操作部16が前記第2操作位置M
1から、この第2操作位置M1と前記第1操作位置T1
の間の第5操作位置B1に切り換わると、第1操作部1
5は前記第2待機位置M2から、この第2待機位置M2
と前記第1待機位置T2との間の第2変速起動位置B2
に切り換わる。前記カム体2に、第1操作部15に押圧
作用するカム面2aを有する第1操作カム部2Aと、第
1操作部15に押圧作用するカム面2bを有する第2操
作カム部2Bとをクランクアーム1の長手方向に並べて
備えてある。チェンギヤGL〜GSを回動駆動する際に
前記第1操作カム部2Aが移動するものでクランク軸芯
Xを中心とする環状で経路巾W1を備える第1経路R
1、および、チェンギヤGL〜GSを回動駆動する際に
前記第2操作カム部2Bが移動するもので前記第1経路
R1と同芯で第1経路R1より小半径の環状で経路巾W
2を備える第2経路R2に対し、前記待機位置T2,M
2,L2と前記変速起動位置B2,A2が図6に示す如
く位置するように配置設定してある。すなわち、第1待
機位置T2は、第1操作部15が第1経路R1のクラン
ク軸芯X側とは反対側の外部に存在する位置で、第1操
作カム部2Aがクランクアーム1とともに回動しても第
1操作カム部2Aが第1操作部15に接触しないとか、
接触してもカム面2aのギヤ駆動回動方向後方側での端
部が接触するだけに止まる位置である。つまり、第1操
作部15が第1待機位置T2に位置すると、第1操作カ
ム部2Aが通過しても第1操作カム部2Aによる第1操
作部15の押圧切り換え操作が不能で、第1操作部15
は第1待機位置T2に位置したままになる。第2待機位
置M2は、第1操作部15が第1経路R1と第2経路R
2の間に存在する位置で、第1操作カム部2Aと第2操
作カム部2Bとがクランクアーム1とともに回動しても
第1操作カム部2Aと第2操作カム部2Bとが第1操作
部15に接触しないとか、接触しても第1操作カム2A
の非カム面2cであるとか、カム面2bのギヤ駆動回動
方向後方側での端部が接触するだけに止まる位置であ
る。つまり、第1操作部15が第2待機位置M2に位置
すると、第1操作カム部2Aと第2操作カム部2Bとが
通過しても操作カム部2Aと2Bによる第1操作部15
の押圧切り換え操作が不能で、第1操作部15は第2待
機位置M2に位置したままになる。第3待機位置L2
は、第1操作部15が第2経路R2のクランク軸芯X側
の外部に存在する位置で、第2操作カム部2Bがクラン
クアーム1とともに回動しても第2操作カム部2Bが第
1操作部15に接触しないとか、接触しても第2操作カ
ム部2Bの非カム面2cが接触するだけに止まる位置で
ある。つまり、第1操作部15が第3待機位置L2に位
置すると、第2操作カム部2Bが通過しても第2操作カ
ム部2Bによる第1操作部15の押圧切り換え操作が不
能で、第1操作部15は第3待機位置L2に位置したま
まになる。第1変速起動位置A2は、第1操作部15が
第2経路R2の内部に存在する位置で、チェンギヤG
L,GM,GSが回動するに伴って第2操作カム部2B
が第1操作部15に押圧作用する位置である。つまり、
第1操作部15を第1変速起動位置A2に操作すると、
第2操作カム部2Bが通過するに伴い、第2操作カム部
2Bのカム面2bがギヤ駆動回動方向での前端側から第
1操作部15に接触し始めて全長またはほぼ全長にわた
って接触し、第2操作カム部2Bがカム面2bの傾斜面
形状によるカム作用と、ギヤGL,GM,GSの駆動回
動力とによって第1操作部15を第1変速起動位置A2
から前記第2待機位置M2に切り換え操作する。第2変
速起動位置B2は、第1操作部15が第1経路R1の内
部に存在する位置で、チェンギヤGL,GM,GSが回
動するに伴って第1操作カム部2Aがカム面2aによっ
て第1操作部15に押圧作用する位置である。つまり、
第1操作部15が第2変速起動位置B2に位置すると、
第1操作カム部2Aが通過するに伴い、第1操作カム部
2Aのカム面2aがギヤ駆動回動方向での前端側から第
1操作部15に接触し始めて全長またはほぼ全長にわた
って接触し、第1操作カム部2Aがカム面2aの傾斜面
形状によるカム作用と、ギヤGL,GM,GSの駆動回
動力とのために第1操作部15を第2変速起動位置B2
から前記第1待機位置T2に切り換え操作する。第1操
作部15が軸芯P1まわりで支持体11に対して揺動す
ると、支持体11と揺動リンク体13,14およびガイ
ド体12が構成している四連リンク機構の作用によって
ガイド体12がチェンギヤGL,GM,GSの大径側か
ら小径側あるいは小径側から大径側に移動することによ
り、第1操作部15は軸芯P1まわりで揺動することに
よって内ガイドプレート部12aと外ガイドプレート部
12bとの操作位置切り換えをすることになる。つま
り、第1操作部15が前記第1待機位置T2になると、
ガイドプレート部12aと12bとは図3に示すよう
に、ギヤGLにチェンCを掛けるように高速操作位置に
なる。第1操作部15が前記第2待機位置M2になる
と、ガイドプレート部12aと12bとは図2に示すよ
うに、ギヤGMにチェンCを掛けるように中速操作位置
になる。第1操作部15が前記第1待機位置T2になる
と、ガイドプレート部12aと12bとは図1に示すよ
うに、ギヤGSにチェンCを掛けるように低速操作位置
になる。 【0009】要するに、ギヤGS,GM,GLの小径側
から大径側にチェンCを掛け換える変速の操作と作動は
つぎのようになる。変速レバー4aが低速位置Lにある
と、第2操作部16がリターンスプリング5の作用と、
フロントディレーラ10が備えるストッパー作用とのた
めに前記第3操作位置L1になり、ガイドプレート部1
2aと12bとが低速操作位置になってチェンCがギヤ
GSに掛かる。この時、第1操作部15は第3待機位置
L2に位置し、ギアGL〜GSを回動駆動してカム体2
がシートパイプ部Fの付近を通過しても第2操作カム部
2Bが第1操作部15に作用しなくて第1操作部15は
第3待機位置L2に位置したままになり、チェンCがギ
ヤGSに掛かった状態を維持して低速での走行駆動がで
きる。変速レバー4aを低速位置Lから中速位置Mの方
に少し寄った第1変速位置Aに操作して第2操作部16
を第4操作位置A1に切り換え操作するとともに、ギア
GL〜GSを回動駆動する。すると、第2操作部16の
切り換わりのために第1操作部15が第3待機位置L2
から第2変速起動位置A2に切り換わり、ギアGL〜G
Sの回動駆動のためにカム体2がシートパイプ部Fの付
近を通過する際、第2操作カム部2Bが第1操作部15
に接触し、第2操作カム部2Bのカム面2bによるカム
作用と、ギヤGL〜GSの回動駆動による操作力とのた
めに第1操作部15が第2変速起動位置A2から第2待
機位置M2に切り換わり、ガイドプレート部12aと1
2bが中速操作位置に切り換わってチェンCをギヤGL
からGMに掛け換える。この時、第1操作部15の第2
待機位置M2への切り換わりに連動して第2操作部16
が第4操作位置A1から第2操作位置M1に切り換わる
ことと、第2操作部16と変速レバー4aの連動とのた
めに、変速レバー4aが第1変速位置Aから中速位置M
に自動的に切り換わる。チェンCがギヤGMに掛かった
後は、変速操作装置4が摩擦による保持作用によって変
速レバー4aを中速位置Mに保持し、これによる変速ワ
イヤ3の引っ張り作用と、リターンスプリング5の作用
との釣り合いによって第2操作部16が第2操作位置M
1を維持することにより、第1操作部15が第2待機位
置M2を維持し、チェンCがギヤGMに掛かった状態を
維持して中速での走行駆動ができる。変速レバー4aを
中速位置Mから高速位置Tの方に少し寄った第2変速位
置Bに操作して第2操作部16を第5操作位置B1に切
り換え操作するとともに、ギアGL〜GSを回動駆動す
る。すると、第2操作部16の切り換わりのために第1
操作部15が第2待機位置M2から第1変速起動位置B
2に切り換わり、ギアGL〜GSの回動駆動のためにカ
ム体2がシートパイプ部Fの付近を通過する際、第1操
作カム部2Aが第1操作部15に接触し、第1操作カム
部2Aのカム面2aによるカム作用と、ギヤGL〜GS
の回動駆動による操作力とのために第1操作部15が第
1変速起動位置B2から第1待機位置T2に切り換わ
り、ガイドプレート部12aと12bが高速操作位置に
切り換わってチェンCをギヤGMからGLに掛け換え
る。この時、第1操作部15の第1待機位置T2への切
り換わりに連動して第2操作部16が第2操作位置B1
から第1操作位置T1に切り換わることと、第2操作部
16と変速レバー4aの連動とのために、変速レバー4
aが第2変速位置Bから高速位置Tに自動的に切り換わ
る。チェンCがギヤGLに掛かった後は、変速操作装置
4が摩擦による保持作用によって変速レバー4aを高速
位置Tに保持し、これによる変速ワイヤ3の引っ張り作
用と、フロントディレーラ10が備えるストッパー作用
とによって第2操作部16が第1操作位置T1を維持す
ることにより、第1操作部15が第1待機位置T2を維
持し、チェンCがギヤGLに掛かった状態を維持して高
速での走行駆動ができる。 【0010】ギヤGS,GM,GLの大径側から小径側
にチェンCを掛け換える変速の操作と作動はつぎのよう
になる。変速レバー4aを高速位置Tから中速位置Mに
切り換え操作する。すると、このレバー操作に伴って変
速ワイヤ3が緩むことにより、ガイドプレート12aと
12bとがリターンスプリング5による操作力のために
高速操作位置から中速操作位置に切り換わり、チェンC
をGLからGMに掛け換える。チェンCがギヤGMに掛
かった後は、変速操作装置4が摩擦によって変速レバー
4aを中速位置Mに保持することによる変速ワイヤ3の
引っ張り作用と、リターンスプリング5の作用との釣り
合いによって第2操作部16が第2操作位置M1を維持
することにより、第1操作部15が第2待機位置M2を
維持し、チェンCがギヤGMに掛かった状態を維持して
中速での走行駆動ができる。変速レバー4aを中速位置
Mから低速位置Lに切り換え操作する。すると、このレ
バー操作に伴って変速ワイヤ3が緩むことにより、ガイ
ドプレート12aと12bとがリターンスプリング5に
よる操作力のために中速操作位置から低速操作位置に切
り換わり、チェンCをGMからGSに掛け換える。チェ
ンCがギヤGSに掛かった後は、リターンスプリング5
の作用と、フロントディレーラ10が備えるストッパー
作用とによって第2操作部16が第3操作位置L1を維
持することにより、第1操作部15が第3待機位置L2
を維持し、チェンCがギヤGSに掛かった状態を維持し
て低速での走行駆動ができる。 【0011】〔別実施例〕操作カム部2Aと2Bが第1
操作部15を操作する構造を図7に示す如く構成し、ギ
ヤGL,GM,GSの大径側から小径側にチェン掛け換
えする変速と、小径側から大径側にチェン掛け換えする
変速とのいずれの場合にも、ギヤの回動駆動力をチェン
掛け換え操作力に利用するようにして実施してもよい。
すなわち、第1操作部15に、第1〜第3待機位置T
2,M2,L2と、第1〜第4変速起動位置A2,B
2,C2,D2を備えるとともに、第1操作カム部2A
に、第1操作部15に押圧作用する2つのカム面2aと
21aを備え、第2操作カム部2bに、第1操作部15
に押圧作用する2つのカム面2bと21bを備えてあ
る。第1待機位置T2は、第1操作部15が第1操作カ
ム部2Aの移動する第1経路R1のクランク軸芯X側と
は反対側の外部に存在する位置で、第1操作カム部2A
がクランクアーム1とともに回動しても第1操作カム部
2Aが第1操作部15に接触しないとか、接触してもカ
ム面2aのギヤ駆動回動方向後方側での端部が接触する
だけに止まる位置である。つまり、第1操作部15が第
1待機位置T2に位置すると、第1操作カム部2Aが通
過しても第1操作カム部2Aによる第1操作部15の押
圧切り換え操作が不能で、第1操作部15は第1待機位
置T2に位置したままになり、ガイドプレート12aと
12bとは高速操作位置を維持する。第2待機位置M2
は、第1操作部15が第1操作カム部2Aの移動する第
1経路R1と、第2操作カム部2Bの移動する第2経路
R2との間に存在する位置で、第1操作カム部2Aと第
2操作カム部2Bとがクランクアーム1とともに回動し
ても第1操作カム部2Aと第2操作カム部2Bとが第1
操作部15に接触しないとか、接触しても第1操作カム
2Aのカム面21aや、第2カム部2Bのカム面2bの
ギヤ駆動回動方向後方側での端部が接触するだけに止ま
る位置である。つまり、第1操作部15が第2待機位置
M2に位置すると、第1操作カム部2Aと第2操作カム
部2Bとが通過しても操作カム部2Aと2Bによる第1
操作部15の押圧切り換え操作が不能で、第1操作部1
5は第2待機位置M2に位置したままになり、ガイドプ
レート12aと12bとは中速操作位置を維持する。第
3待機位置L2は、第1操作部15が第2経路R2のク
ランク軸芯X側の外部に存在する位置で、第2操作カム
部2Bがクランクアーム1とともに回動しても第2操作
カム部2Bが第1操作部15に接触しないとか、接触し
ても第2操作カム部2Bのカム面21bのギヤ駆動回動
方向後方側での端部が接触するだけに止まる位置であ
る。つまり、第1操作部15が第3待機位置L2に位置
すると、第2操作カム部2Bが通過しても第2操作カム
部2Bによる第1操作部15の押圧切り換え操作が不能
で、第1操作部15は第3待機位置L2に位置したまま
になり、ガイドプレート12aと12bとは低速操作位
置を維持する。第1変速起動位置A2は、第1操作部1
5が第2経路R2の内部に存在する位置で、チェンギヤ
GL,GM,GSが回動するに伴って第2操作カム部2
Bが第1操作部15に押圧作用する位置である。つま
り、第1操作部15を第1変速起動位置A2に操作する
と、第2操作カム部2Bが通過するに伴い、第2操作カ
ム部2Bのカム面2bがギヤ駆動回動方向での前端側か
ら第1操作部15に接触し始めて全長またはほぼ全長に
わたって接触し、第2操作カム部2Bがカム面2bの傾
斜面形状によるカム作用と、ギヤGL,GM,GSの駆
動回動力とによって第1操作部15を第1変速起動位置
A2から前記第2待機位置M2に切り換え操作し、ガイ
ドプレート12aと12bとが低速操作位置から中速操
作位置に切り換わる。第2変速起動位置B2は、第1操
作部15が第1経路R1の内部に存在する位置で、チェ
ンギヤGL,GM,GSが回動するに伴って第1操作カ
ム部2Aがカム面2aによって第1操作部15に押圧作
用する位置である。つまり、第1操作部15が第2変速
起動位置B2に位置すると、第1操作カム部2Aが通過
するに伴い、第1操作カム部2Aのカム面2aがギヤ駆
動回動方向での前端側から第1操作部15に接触し始め
て全長またはほぼ全長にわたって接触し、第1操作カム
部2Aがカム面2aの傾斜面形状によるカム作用と、ギ
ヤGL,GM,GSの駆動回動力とのために第1操作部
15を第2変速起動位置B2から前記第1待機位置T2
に切り換え操作し、ガイドプレート12aと12bとが
中速操作位置から高速操作位置に切り換わる。第3変速
起動位置C2は、第1操作部15が第1経路R1の内部
に存在する位置で、チェンギヤGL,GM,GSが回動
するに伴って第1操作カム部2Aが第1操作部15に押
圧作用する位置である。つまり、第1操作部15を第3
変速起動位置C2に操作すると、第1操作カム部2Aが
通過するに伴い、第1操作カム部2Aのカム面21aが
ギヤ駆動回動方向での前端側から第1操作部15に接触
し始めて全長またはほぼ全長にわたって接触し、第1操
作カム部2Aがカム面21aの傾斜面形状によるカム作
用と、ギヤGL,GM,GSの駆動回動力とによって第
1操作部15を第3変速起動位置C2から前記第2待機
位置M2に切り換え操作し、ガイドプレート12aと1
2bとが高速操作位置から中速操作位置に切り換わる。
第4変速起動位置D2は、第1操作部15が第2経路R
2の内部に存在する位置で、チェンギヤGL,GM,G
Sが回動するに伴って第2操作カム部2Bがカム面21
bによって第1操作部15に押圧作用する位置である。
つまり、第1操作部15が第4変速起動位置D2に位置
すると、第2操作カム部2Bが通過するに伴い、第2操
作カム部2Bのカム面21bがギヤ駆動回動方向での前
端側から第1操作部15に接触し始めて全長またはほぼ
全長にわたって接触し、第2操作カム部2Bがカム面2
1bの傾斜面形状によるカム作用と、ギヤGL,GM,
GSの駆動回動力とのために第1操作部15を第4変速
起動位置D2から前記第1待機位置T2に切り換え操作
し、ガイドプレート12aと12bとが中速操作位置か
ら低速操作位置に切り換わる。 【0012】操作カム部2A,2Bは、クランクアーム
に備える他、チェンギヤに備えて実施してもよい。要す
るに、ギヤを回動駆動することによって回動するよう
に、ギヤやクランクアームに備えたり、ギヤと一体に回
動する部材に備えるとよい。したがって、クランクアー
ム1などを可動部材1と総称する。さらに本発明は、図
8に示すようにギヤ側面にチェン掛け換えピン17やチ
ェン掛け換え歯18を備え、変速時にはチェン掛け換え
ピン17やチェン掛け換え歯18がチェンを受け止め支
持したり、受け止め係止して大径側ギヤの歯部に持ち上
げ操作することによって、ディレーラ操作が比較的軽く
できるようになったフロントチェンギヤを、チェン掛け
換えの対象ギヤとして使用する変速装置にも適用でき
る。また、フロントチェンギヤの小径側から大径側にチ
ェンを掛け換える変速の際に、変速レバーに付与する人
為操作力によってガイドプレート部を作動操作するよう
に構成し、フロントチェンギヤの大径側から小径側にチ
ェンを掛け換える変速の際に、チェンギヤの回動駆動力
を操作力に利用してガイドプレート部を作動操作するよ
うに構成する場合にも適用できる。要するに、小径側ギ
ヤから大径側ギヤにチェンを掛け換える変速と、大径側
ギヤから小径側ギヤにチェンを掛け換える変速との少な
くとも一方の変速に、チェンギヤの回動駆動力をガイド
プレート部の操作力に利用するものに適用できる。ま
た、3段変速用に限らず、2段変速用の変速装置にも本
発明は適用できる。 【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
レーラにより押圧操作して複数のフロントチェンギヤに
掛け換える自転車用フロント変速装置に関する。 【0002】 【従来の技術】上記自転車用フロント変速装置におい
て、従来、フロントディレーラの操作部を、リターンス
プリングによって一方の操作方向に付勢するとともに変
速ワイヤによって変速レバーに連結し、この変速レバー
の操作によって変速ワイヤを引っ張り操作したり緩め操
作することにより、ディレーラのガイドプレート部が人
為操作力のためにリターンスプリングによる操作方向と
は反対方向に作動したり、リターンスプリングによる操
作力のために作動してチェンを押圧操作するようになっ
ていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、変速を行うに当
たり、殊にリターンスプリングによる変速方向とは反対
方向の変速を行う場合、チェンをギヤから外したりギヤ
側面に押し付ける操作が必要であるとともに、リターン
スプリングを弾性変形させる操作が必要であり、しか
も、これらの操作は変速レバーに入力する人為操作力の
みによって行うことから、必要な変速操作力が大になっ
ていた。本発明の目的は、変速操作が軽くできる自転車
用フロント変速装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明による自転車用フ
ロント変速装置にあっては、目的達成のために、フロン
トディレーラのチェン掛け換え用ガイドプレート部の操
作位置切り換えをする第1操作部を、前記フロントディ
レーラに備え、フロントチェンギヤまたはフロントチェ
ンギヤと一体に回動する可動部材に装備され、前記フロ
ントチェンギヤの回動に伴って前記第1操作部に押圧作
用して前記ガイドプレート部の操作位置切り換えをする
操作カム部を備え、前記第1操作部を前記操作カム部に
よる押圧切り換え操作が可能である変速起動位置と、前
記操作カム部による押圧切り換え操作が不能である待機
位置とに切り換え操作する第2操作部を、変速レバーに
連結して操作される状態で前記フロントディレーラに備
えてあることを特徴とする。 【0005】 【作用】第2操作部を変速レバーに連結して第2操作部
を操作することにより、第1操作部を待機位置から変速
起動位置に切り換え操作する。この操作とともにフロン
トチェンギヤを回動駆動することにより、操作カム部が
フロントチェンギヤとともに回動して第1操作部に押圧
作用する。すると、操作カム部のカム作用とフロントチ
ェンギヤの回動駆動力とのために、第1操作部がガイド
プレート部の操作位置切り換えを行い、ガイドプレート
部が作動してチェンの掛け換え操作を行う。 【0006】 【発明の効果】ガイドプレート部が走行用駆動力のため
に作動してチェンを押圧操作することにより、第1操作
部が待機位置から変速起動位置に切り換わるように変速
レバー操作をするだけの軽い変速操作でもって変速でき
るようになった。 【0007】 【実施例】図1および図4に示すように、車体フレーム
のシートパイプ部Fに取り付けバンド部11aによって
締め付け固定してあるフロントディレーラ10と、クラ
ンクアーム1の内側に装備してあるカム体2とにより、
クランクアーム1によって回動駆動される3枚のフロン
トチェンギヤGL,GM,GSにチェンCを掛け換える
ように、3段変速可能な自転車用フロント変速装置を構
成してある。この変速装置は、フロントディレーラ10
を変速ワイヤ3を介して変速操作装置4に連結し、この
変速操作装置4の変速レバー4aを揺動操作することに
より、フロントディレーラ10がライダーによる走行駆
動力を駆動力としたり、リターンスプリング5に復元力
を駆動力として所定のチェン掛け換えを行うものであ
り、詳しくはつぎの如く構成してある。 【0008】フロントディレーラ10は、前記バンド部
11aを備えている支持体11、ガイドプレート部12
aと12bとを備えているガイド体12、このガイド体
12と支持体11とを連結している一対の揺動リンク体
13,14でなり、揺動リンク体13とガイド体12と
の間に前記リターンスプリング5を備え、一方の揺動リ
ンク体13を支持体11に連結している連結軸と、ガイ
ド体12に連結している連結軸とにわたって取り付けた
部材によって形成してある第1操作部15、揺動リンク
体13を形成している部材によって形成してある第2操
作部16を備えている。第2操作部16の遊端側に備え
てあるワイヤ連結ねじ16aに変速ワイヤ3を連結する
ことによって、第2操作部16を変速ワイヤ3を介して
変速レバー4aに連結し、変速レバー4aを揺動操作し
て変速ワイヤ3を引っ張り操作したり、緩め操作する
と、変速ワイヤ3の引っ張り力が第2操作部16に作用
したり、支持体11と揺動リンク体13,14およびガ
イド体12が四連リンク機構を構成していてリタースプ
リング5が第2操作部16に作用することにより、第2
操作部16が軸芯P1まわりで揺動して図5に示す操作
位置T1,M1,L1,A1,B1になる。第2操作部
16が支持体11に対して揺動するに伴い揺動リンク体
13もともに揺動して第1操作部15もともに揺動する
ことにより、第2操作部16が第1操作部15を軸芯P
1まわりで揺動操作し、図5に示す位置T2,M2,L
2,A2,B2に切り換え操作することになる。すなわ
ち、第2操作部16が前記第1操作位置T1になると、
第1操作部15が第1待機位置T2になり、第2操作部
16が前記第2操作位置M1になると、第1操作部15
が第2待機位置M2になり、第2操作部16が前記第3
操作位置L1になると、第1操作部15が第3待機位置
L2になる。また、第2操作部16が前記第3操作位置
L1から、この第3操作位置L1と前記第2操作位置M
1の間の第4操作位置A1に切り換わると、第1操作部
15は前記第3待機位置L2から、この第3待機位置L
2と前記第2待機位置M2との間の第1変速起動位置A
2に切り換わり、第2操作部16が前記第2操作位置M
1から、この第2操作位置M1と前記第1操作位置T1
の間の第5操作位置B1に切り換わると、第1操作部1
5は前記第2待機位置M2から、この第2待機位置M2
と前記第1待機位置T2との間の第2変速起動位置B2
に切り換わる。前記カム体2に、第1操作部15に押圧
作用するカム面2aを有する第1操作カム部2Aと、第
1操作部15に押圧作用するカム面2bを有する第2操
作カム部2Bとをクランクアーム1の長手方向に並べて
備えてある。チェンギヤGL〜GSを回動駆動する際に
前記第1操作カム部2Aが移動するものでクランク軸芯
Xを中心とする環状で経路巾W1を備える第1経路R
1、および、チェンギヤGL〜GSを回動駆動する際に
前記第2操作カム部2Bが移動するもので前記第1経路
R1と同芯で第1経路R1より小半径の環状で経路巾W
2を備える第2経路R2に対し、前記待機位置T2,M
2,L2と前記変速起動位置B2,A2が図6に示す如
く位置するように配置設定してある。すなわち、第1待
機位置T2は、第1操作部15が第1経路R1のクラン
ク軸芯X側とは反対側の外部に存在する位置で、第1操
作カム部2Aがクランクアーム1とともに回動しても第
1操作カム部2Aが第1操作部15に接触しないとか、
接触してもカム面2aのギヤ駆動回動方向後方側での端
部が接触するだけに止まる位置である。つまり、第1操
作部15が第1待機位置T2に位置すると、第1操作カ
ム部2Aが通過しても第1操作カム部2Aによる第1操
作部15の押圧切り換え操作が不能で、第1操作部15
は第1待機位置T2に位置したままになる。第2待機位
置M2は、第1操作部15が第1経路R1と第2経路R
2の間に存在する位置で、第1操作カム部2Aと第2操
作カム部2Bとがクランクアーム1とともに回動しても
第1操作カム部2Aと第2操作カム部2Bとが第1操作
部15に接触しないとか、接触しても第1操作カム2A
の非カム面2cであるとか、カム面2bのギヤ駆動回動
方向後方側での端部が接触するだけに止まる位置であ
る。つまり、第1操作部15が第2待機位置M2に位置
すると、第1操作カム部2Aと第2操作カム部2Bとが
通過しても操作カム部2Aと2Bによる第1操作部15
の押圧切り換え操作が不能で、第1操作部15は第2待
機位置M2に位置したままになる。第3待機位置L2
は、第1操作部15が第2経路R2のクランク軸芯X側
の外部に存在する位置で、第2操作カム部2Bがクラン
クアーム1とともに回動しても第2操作カム部2Bが第
1操作部15に接触しないとか、接触しても第2操作カ
ム部2Bの非カム面2cが接触するだけに止まる位置で
ある。つまり、第1操作部15が第3待機位置L2に位
置すると、第2操作カム部2Bが通過しても第2操作カ
ム部2Bによる第1操作部15の押圧切り換え操作が不
能で、第1操作部15は第3待機位置L2に位置したま
まになる。第1変速起動位置A2は、第1操作部15が
第2経路R2の内部に存在する位置で、チェンギヤG
L,GM,GSが回動するに伴って第2操作カム部2B
が第1操作部15に押圧作用する位置である。つまり、
第1操作部15を第1変速起動位置A2に操作すると、
第2操作カム部2Bが通過するに伴い、第2操作カム部
2Bのカム面2bがギヤ駆動回動方向での前端側から第
1操作部15に接触し始めて全長またはほぼ全長にわた
って接触し、第2操作カム部2Bがカム面2bの傾斜面
形状によるカム作用と、ギヤGL,GM,GSの駆動回
動力とによって第1操作部15を第1変速起動位置A2
から前記第2待機位置M2に切り換え操作する。第2変
速起動位置B2は、第1操作部15が第1経路R1の内
部に存在する位置で、チェンギヤGL,GM,GSが回
動するに伴って第1操作カム部2Aがカム面2aによっ
て第1操作部15に押圧作用する位置である。つまり、
第1操作部15が第2変速起動位置B2に位置すると、
第1操作カム部2Aが通過するに伴い、第1操作カム部
2Aのカム面2aがギヤ駆動回動方向での前端側から第
1操作部15に接触し始めて全長またはほぼ全長にわた
って接触し、第1操作カム部2Aがカム面2aの傾斜面
形状によるカム作用と、ギヤGL,GM,GSの駆動回
動力とのために第1操作部15を第2変速起動位置B2
から前記第1待機位置T2に切り換え操作する。第1操
作部15が軸芯P1まわりで支持体11に対して揺動す
ると、支持体11と揺動リンク体13,14およびガイ
ド体12が構成している四連リンク機構の作用によって
ガイド体12がチェンギヤGL,GM,GSの大径側か
ら小径側あるいは小径側から大径側に移動することによ
り、第1操作部15は軸芯P1まわりで揺動することに
よって内ガイドプレート部12aと外ガイドプレート部
12bとの操作位置切り換えをすることになる。つま
り、第1操作部15が前記第1待機位置T2になると、
ガイドプレート部12aと12bとは図3に示すよう
に、ギヤGLにチェンCを掛けるように高速操作位置に
なる。第1操作部15が前記第2待機位置M2になる
と、ガイドプレート部12aと12bとは図2に示すよ
うに、ギヤGMにチェンCを掛けるように中速操作位置
になる。第1操作部15が前記第1待機位置T2になる
と、ガイドプレート部12aと12bとは図1に示すよ
うに、ギヤGSにチェンCを掛けるように低速操作位置
になる。 【0009】要するに、ギヤGS,GM,GLの小径側
から大径側にチェンCを掛け換える変速の操作と作動は
つぎのようになる。変速レバー4aが低速位置Lにある
と、第2操作部16がリターンスプリング5の作用と、
フロントディレーラ10が備えるストッパー作用とのた
めに前記第3操作位置L1になり、ガイドプレート部1
2aと12bとが低速操作位置になってチェンCがギヤ
GSに掛かる。この時、第1操作部15は第3待機位置
L2に位置し、ギアGL〜GSを回動駆動してカム体2
がシートパイプ部Fの付近を通過しても第2操作カム部
2Bが第1操作部15に作用しなくて第1操作部15は
第3待機位置L2に位置したままになり、チェンCがギ
ヤGSに掛かった状態を維持して低速での走行駆動がで
きる。変速レバー4aを低速位置Lから中速位置Mの方
に少し寄った第1変速位置Aに操作して第2操作部16
を第4操作位置A1に切り換え操作するとともに、ギア
GL〜GSを回動駆動する。すると、第2操作部16の
切り換わりのために第1操作部15が第3待機位置L2
から第2変速起動位置A2に切り換わり、ギアGL〜G
Sの回動駆動のためにカム体2がシートパイプ部Fの付
近を通過する際、第2操作カム部2Bが第1操作部15
に接触し、第2操作カム部2Bのカム面2bによるカム
作用と、ギヤGL〜GSの回動駆動による操作力とのた
めに第1操作部15が第2変速起動位置A2から第2待
機位置M2に切り換わり、ガイドプレート部12aと1
2bが中速操作位置に切り換わってチェンCをギヤGL
からGMに掛け換える。この時、第1操作部15の第2
待機位置M2への切り換わりに連動して第2操作部16
が第4操作位置A1から第2操作位置M1に切り換わる
ことと、第2操作部16と変速レバー4aの連動とのた
めに、変速レバー4aが第1変速位置Aから中速位置M
に自動的に切り換わる。チェンCがギヤGMに掛かった
後は、変速操作装置4が摩擦による保持作用によって変
速レバー4aを中速位置Mに保持し、これによる変速ワ
イヤ3の引っ張り作用と、リターンスプリング5の作用
との釣り合いによって第2操作部16が第2操作位置M
1を維持することにより、第1操作部15が第2待機位
置M2を維持し、チェンCがギヤGMに掛かった状態を
維持して中速での走行駆動ができる。変速レバー4aを
中速位置Mから高速位置Tの方に少し寄った第2変速位
置Bに操作して第2操作部16を第5操作位置B1に切
り換え操作するとともに、ギアGL〜GSを回動駆動す
る。すると、第2操作部16の切り換わりのために第1
操作部15が第2待機位置M2から第1変速起動位置B
2に切り換わり、ギアGL〜GSの回動駆動のためにカ
ム体2がシートパイプ部Fの付近を通過する際、第1操
作カム部2Aが第1操作部15に接触し、第1操作カム
部2Aのカム面2aによるカム作用と、ギヤGL〜GS
の回動駆動による操作力とのために第1操作部15が第
1変速起動位置B2から第1待機位置T2に切り換わ
り、ガイドプレート部12aと12bが高速操作位置に
切り換わってチェンCをギヤGMからGLに掛け換え
る。この時、第1操作部15の第1待機位置T2への切
り換わりに連動して第2操作部16が第2操作位置B1
から第1操作位置T1に切り換わることと、第2操作部
16と変速レバー4aの連動とのために、変速レバー4
aが第2変速位置Bから高速位置Tに自動的に切り換わ
る。チェンCがギヤGLに掛かった後は、変速操作装置
4が摩擦による保持作用によって変速レバー4aを高速
位置Tに保持し、これによる変速ワイヤ3の引っ張り作
用と、フロントディレーラ10が備えるストッパー作用
とによって第2操作部16が第1操作位置T1を維持す
ることにより、第1操作部15が第1待機位置T2を維
持し、チェンCがギヤGLに掛かった状態を維持して高
速での走行駆動ができる。 【0010】ギヤGS,GM,GLの大径側から小径側
にチェンCを掛け換える変速の操作と作動はつぎのよう
になる。変速レバー4aを高速位置Tから中速位置Mに
切り換え操作する。すると、このレバー操作に伴って変
速ワイヤ3が緩むことにより、ガイドプレート12aと
12bとがリターンスプリング5による操作力のために
高速操作位置から中速操作位置に切り換わり、チェンC
をGLからGMに掛け換える。チェンCがギヤGMに掛
かった後は、変速操作装置4が摩擦によって変速レバー
4aを中速位置Mに保持することによる変速ワイヤ3の
引っ張り作用と、リターンスプリング5の作用との釣り
合いによって第2操作部16が第2操作位置M1を維持
することにより、第1操作部15が第2待機位置M2を
維持し、チェンCがギヤGMに掛かった状態を維持して
中速での走行駆動ができる。変速レバー4aを中速位置
Mから低速位置Lに切り換え操作する。すると、このレ
バー操作に伴って変速ワイヤ3が緩むことにより、ガイ
ドプレート12aと12bとがリターンスプリング5に
よる操作力のために中速操作位置から低速操作位置に切
り換わり、チェンCをGMからGSに掛け換える。チェ
ンCがギヤGSに掛かった後は、リターンスプリング5
の作用と、フロントディレーラ10が備えるストッパー
作用とによって第2操作部16が第3操作位置L1を維
持することにより、第1操作部15が第3待機位置L2
を維持し、チェンCがギヤGSに掛かった状態を維持し
て低速での走行駆動ができる。 【0011】〔別実施例〕操作カム部2Aと2Bが第1
操作部15を操作する構造を図7に示す如く構成し、ギ
ヤGL,GM,GSの大径側から小径側にチェン掛け換
えする変速と、小径側から大径側にチェン掛け換えする
変速とのいずれの場合にも、ギヤの回動駆動力をチェン
掛け換え操作力に利用するようにして実施してもよい。
すなわち、第1操作部15に、第1〜第3待機位置T
2,M2,L2と、第1〜第4変速起動位置A2,B
2,C2,D2を備えるとともに、第1操作カム部2A
に、第1操作部15に押圧作用する2つのカム面2aと
21aを備え、第2操作カム部2bに、第1操作部15
に押圧作用する2つのカム面2bと21bを備えてあ
る。第1待機位置T2は、第1操作部15が第1操作カ
ム部2Aの移動する第1経路R1のクランク軸芯X側と
は反対側の外部に存在する位置で、第1操作カム部2A
がクランクアーム1とともに回動しても第1操作カム部
2Aが第1操作部15に接触しないとか、接触してもカ
ム面2aのギヤ駆動回動方向後方側での端部が接触する
だけに止まる位置である。つまり、第1操作部15が第
1待機位置T2に位置すると、第1操作カム部2Aが通
過しても第1操作カム部2Aによる第1操作部15の押
圧切り換え操作が不能で、第1操作部15は第1待機位
置T2に位置したままになり、ガイドプレート12aと
12bとは高速操作位置を維持する。第2待機位置M2
は、第1操作部15が第1操作カム部2Aの移動する第
1経路R1と、第2操作カム部2Bの移動する第2経路
R2との間に存在する位置で、第1操作カム部2Aと第
2操作カム部2Bとがクランクアーム1とともに回動し
ても第1操作カム部2Aと第2操作カム部2Bとが第1
操作部15に接触しないとか、接触しても第1操作カム
2Aのカム面21aや、第2カム部2Bのカム面2bの
ギヤ駆動回動方向後方側での端部が接触するだけに止ま
る位置である。つまり、第1操作部15が第2待機位置
M2に位置すると、第1操作カム部2Aと第2操作カム
部2Bとが通過しても操作カム部2Aと2Bによる第1
操作部15の押圧切り換え操作が不能で、第1操作部1
5は第2待機位置M2に位置したままになり、ガイドプ
レート12aと12bとは中速操作位置を維持する。第
3待機位置L2は、第1操作部15が第2経路R2のク
ランク軸芯X側の外部に存在する位置で、第2操作カム
部2Bがクランクアーム1とともに回動しても第2操作
カム部2Bが第1操作部15に接触しないとか、接触し
ても第2操作カム部2Bのカム面21bのギヤ駆動回動
方向後方側での端部が接触するだけに止まる位置であ
る。つまり、第1操作部15が第3待機位置L2に位置
すると、第2操作カム部2Bが通過しても第2操作カム
部2Bによる第1操作部15の押圧切り換え操作が不能
で、第1操作部15は第3待機位置L2に位置したまま
になり、ガイドプレート12aと12bとは低速操作位
置を維持する。第1変速起動位置A2は、第1操作部1
5が第2経路R2の内部に存在する位置で、チェンギヤ
GL,GM,GSが回動するに伴って第2操作カム部2
Bが第1操作部15に押圧作用する位置である。つま
り、第1操作部15を第1変速起動位置A2に操作する
と、第2操作カム部2Bが通過するに伴い、第2操作カ
ム部2Bのカム面2bがギヤ駆動回動方向での前端側か
ら第1操作部15に接触し始めて全長またはほぼ全長に
わたって接触し、第2操作カム部2Bがカム面2bの傾
斜面形状によるカム作用と、ギヤGL,GM,GSの駆
動回動力とによって第1操作部15を第1変速起動位置
A2から前記第2待機位置M2に切り換え操作し、ガイ
ドプレート12aと12bとが低速操作位置から中速操
作位置に切り換わる。第2変速起動位置B2は、第1操
作部15が第1経路R1の内部に存在する位置で、チェ
ンギヤGL,GM,GSが回動するに伴って第1操作カ
ム部2Aがカム面2aによって第1操作部15に押圧作
用する位置である。つまり、第1操作部15が第2変速
起動位置B2に位置すると、第1操作カム部2Aが通過
するに伴い、第1操作カム部2Aのカム面2aがギヤ駆
動回動方向での前端側から第1操作部15に接触し始め
て全長またはほぼ全長にわたって接触し、第1操作カム
部2Aがカム面2aの傾斜面形状によるカム作用と、ギ
ヤGL,GM,GSの駆動回動力とのために第1操作部
15を第2変速起動位置B2から前記第1待機位置T2
に切り換え操作し、ガイドプレート12aと12bとが
中速操作位置から高速操作位置に切り換わる。第3変速
起動位置C2は、第1操作部15が第1経路R1の内部
に存在する位置で、チェンギヤGL,GM,GSが回動
するに伴って第1操作カム部2Aが第1操作部15に押
圧作用する位置である。つまり、第1操作部15を第3
変速起動位置C2に操作すると、第1操作カム部2Aが
通過するに伴い、第1操作カム部2Aのカム面21aが
ギヤ駆動回動方向での前端側から第1操作部15に接触
し始めて全長またはほぼ全長にわたって接触し、第1操
作カム部2Aがカム面21aの傾斜面形状によるカム作
用と、ギヤGL,GM,GSの駆動回動力とによって第
1操作部15を第3変速起動位置C2から前記第2待機
位置M2に切り換え操作し、ガイドプレート12aと1
2bとが高速操作位置から中速操作位置に切り換わる。
第4変速起動位置D2は、第1操作部15が第2経路R
2の内部に存在する位置で、チェンギヤGL,GM,G
Sが回動するに伴って第2操作カム部2Bがカム面21
bによって第1操作部15に押圧作用する位置である。
つまり、第1操作部15が第4変速起動位置D2に位置
すると、第2操作カム部2Bが通過するに伴い、第2操
作カム部2Bのカム面21bがギヤ駆動回動方向での前
端側から第1操作部15に接触し始めて全長またはほぼ
全長にわたって接触し、第2操作カム部2Bがカム面2
1bの傾斜面形状によるカム作用と、ギヤGL,GM,
GSの駆動回動力とのために第1操作部15を第4変速
起動位置D2から前記第1待機位置T2に切り換え操作
し、ガイドプレート12aと12bとが中速操作位置か
ら低速操作位置に切り換わる。 【0012】操作カム部2A,2Bは、クランクアーム
に備える他、チェンギヤに備えて実施してもよい。要す
るに、ギヤを回動駆動することによって回動するよう
に、ギヤやクランクアームに備えたり、ギヤと一体に回
動する部材に備えるとよい。したがって、クランクアー
ム1などを可動部材1と総称する。さらに本発明は、図
8に示すようにギヤ側面にチェン掛け換えピン17やチ
ェン掛け換え歯18を備え、変速時にはチェン掛け換え
ピン17やチェン掛け換え歯18がチェンを受け止め支
持したり、受け止め係止して大径側ギヤの歯部に持ち上
げ操作することによって、ディレーラ操作が比較的軽く
できるようになったフロントチェンギヤを、チェン掛け
換えの対象ギヤとして使用する変速装置にも適用でき
る。また、フロントチェンギヤの小径側から大径側にチ
ェンを掛け換える変速の際に、変速レバーに付与する人
為操作力によってガイドプレート部を作動操作するよう
に構成し、フロントチェンギヤの大径側から小径側にチ
ェンを掛け換える変速の際に、チェンギヤの回動駆動力
を操作力に利用してガイドプレート部を作動操作するよ
うに構成する場合にも適用できる。要するに、小径側ギ
ヤから大径側ギヤにチェンを掛け換える変速と、大径側
ギヤから小径側ギヤにチェンを掛け換える変速との少な
くとも一方の変速に、チェンギヤの回動駆動力をガイド
プレート部の操作力に利用するものに適用できる。ま
た、3段変速用に限らず、2段変速用の変速装置にも本
発明は適用できる。 【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自転車用フロント変速装置全体の低速状態での
後面図 【図2】自転車用フロント変速装置全体の中速状態での
後面図 【図3】自転車用フロント変速装置全体の高速状態での
後面図 【図4】自転車用フロント変速装置全体の側面図 【図5】第1操作部および第2操作部の作動位置を示す
説明図 【図6】第1操作部の作動位置を示す説明図 【図7】別実施変速装置の第1操作部の作動位置を示す
説明図 【図8】別実施フロントチェンギヤの一部の側面図 【符号の説明】 1 可動部材 2A,2B 操作カム部 4a 変速レバー 10 フロントディレーラ 12a,12b ガイドプレート部 15 第1操作部 16 第2操作部 C チェン T2,M2,L2 待機位置 A2,B2 変速起動位置
後面図 【図2】自転車用フロント変速装置全体の中速状態での
後面図 【図3】自転車用フロント変速装置全体の高速状態での
後面図 【図4】自転車用フロント変速装置全体の側面図 【図5】第1操作部および第2操作部の作動位置を示す
説明図 【図6】第1操作部の作動位置を示す説明図 【図7】別実施変速装置の第1操作部の作動位置を示す
説明図 【図8】別実施フロントチェンギヤの一部の側面図 【符号の説明】 1 可動部材 2A,2B 操作カム部 4a 変速レバー 10 フロントディレーラ 12a,12b ガイドプレート部 15 第1操作部 16 第2操作部 C チェン T2,M2,L2 待機位置 A2,B2 変速起動位置
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 チェン(C)を押圧することによってチ
ェン掛け換えをするガイドプレート部(12a),(12
b)を備えたフロントディレーラ(10)に、前記ガイ
ドプレート部(12a),(12b)の操作位置切り換え
をする第1操作部(15)を備え、 フロントチェンギヤ(GL,GM,GS)またはフロン
トチェンギヤ(GL,GM,GS)と一体に回動する可
動部材(1)に装備され、前記フロントチェンギヤ(G
L,GM,GS)の回動に伴って前記第1操作部(1
5)に押圧作用して前記ガイドプレート部(12a),
(12b)の操作位置切り換えをする操作カム部(2
A),(2B)を備え、 前記第1操作部(15)を前記操作カム部(2A),(2
B)による押圧切り換え操作が可能である変速起動位置
(A2),(B2)と、前記操作カム部(2A),(2B)
による押圧切り換え操作が不能である待機位置(T2,
M2,L2)とに切り換え操作する第2操作部(16)
を、変速レバー(14a)に連結して操作される状態で
前記フロントディレーラ(10)に備えてある自転車用
フロント変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03631093A JP3408569B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 自転車用フロント変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03631093A JP3408569B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 自転車用フロント変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06247376A JPH06247376A (ja) | 1994-09-06 |
JP3408569B2 true JP3408569B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=12466279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03631093A Expired - Fee Related JP3408569B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 自転車用フロント変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3408569B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6986723B2 (en) * | 2000-09-15 | 2006-01-17 | Campagnolo S.R.L. | Front bicycle derailleur |
US6923740B2 (en) * | 2001-11-26 | 2005-08-02 | Shimano Inc. | Front derailleur for a bicycle |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP03631093A patent/JP3408569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06247376A (ja) | 1994-09-06 |
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Date | Code | Title | Description |
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