JP3408454B2 - 媒体搬送路切り替え機構付きプリンタユニット - Google Patents
媒体搬送路切り替え機構付きプリンタユニットInfo
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- JP3408454B2 JP3408454B2 JP14943799A JP14943799A JP3408454B2 JP 3408454 B2 JP3408454 B2 JP 3408454B2 JP 14943799 A JP14943799 A JP 14943799A JP 14943799 A JP14943799 A JP 14943799A JP 3408454 B2 JP3408454 B2 JP 3408454B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は媒体搬送路切り替え
機構付きプリンタユニットに関し、特に、複数の媒体を
同時にユニット内に取り込み同時に印字でき、媒体搬送
経路を簡単にすることにより印字速度を速めることを可
能とする銀行端末等に使用する媒体搬送路切り替え機構
付きプリンタユニットに関する。
機構付きプリンタユニットに関し、特に、複数の媒体を
同時にユニット内に取り込み同時に印字でき、媒体搬送
経路を簡単にすることにより印字速度を速めることを可
能とする銀行端末等に使用する媒体搬送路切り替え機構
付きプリンタユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のこの種の媒体搬送路切り替
え機構付きプリンタユニットを示す概略構成図であり、
図4はこの従来例の媒体搬送路切り替え機構における媒
体搬送過程を説明する図である。
え機構付きプリンタユニットを示す概略構成図であり、
図4はこの従来例の媒体搬送路切り替え機構における媒
体搬送過程を説明する図である。
【0003】図3及び図4を参照して、従来のこの種の
媒体搬送路切り替え機構付きプリンタユニットの動作を
説明する。図中の太い線を媒体として表し、先に挿入し
た媒体を先行媒体21、後から挿入した媒体を後続媒体
22とする。図4(a)から(e)は、先行媒体21及
び後続媒体22の搬送過程を示す。図中では挿入口5か
ら第1印字ヘッド31へ運ばれる搬送を順方向搬送(矢
印Aで示す)とし、それと反対方向への搬送を逆方向搬
送(矢印Bで示す)として以下を説明する。
媒体搬送路切り替え機構付きプリンタユニットの動作を
説明する。図中の太い線を媒体として表し、先に挿入し
た媒体を先行媒体21、後から挿入した媒体を後続媒体
22とする。図4(a)から(e)は、先行媒体21及
び後続媒体22の搬送過程を示す。図中では挿入口5か
ら第1印字ヘッド31へ運ばれる搬送を順方向搬送(矢
印Aで示す)とし、それと反対方向への搬送を逆方向搬
送(矢印Bで示す)として以下を説明する。
【0004】図4(a)は第2印字ヘッド32直下を通
過中の先行媒体21、図4(b)は第1印字ヘッド31
に到達した先行媒体21、図4(c)は切替ゲート33
を先行媒体21の後端が通過した図、図4(d)は切り
替えゲート33を切り替え、先行媒体21を補助搬送路
12へ逆方向Bへ搬送した図、図4(e)は挿入口から
後続媒体22を挿入し第2印字ヘッド32直下へセット
した図を各々示す。
過中の先行媒体21、図4(b)は第1印字ヘッド31
に到達した先行媒体21、図4(c)は切替ゲート33
を先行媒体21の後端が通過した図、図4(d)は切り
替えゲート33を切り替え、先行媒体21を補助搬送路
12へ逆方向Bへ搬送した図、図4(e)は挿入口から
後続媒体22を挿入し第2印字ヘッド32直下へセット
した図を各々示す。
【0005】これまでのプリンタユニットでは図4
(e)に見られるように複数の媒体をプリンタユニット
内で処理する際には、先行媒体21を切り替えゲート可
能な位置まで順方向Aへの搬送を行う必要があり、その
後切り替えゲート33を切り替え、先行媒体21を逆方
向Bへ搬送して第1印字ヘッド31にセットする必要が
あった。
(e)に見られるように複数の媒体をプリンタユニット
内で処理する際には、先行媒体21を切り替えゲート可
能な位置まで順方向Aへの搬送を行う必要があり、その
後切り替えゲート33を切り替え、先行媒体21を逆方
向Bへ搬送して第1印字ヘッド31にセットする必要が
あった。
【0006】図4(b)におけるように先行媒体21は
第1印字ヘッド31に到達したので印字可能な条件にな
るが、その位置では先行媒体21の後端が第2印字ヘッ
ド32が含まれる搬送路に掛かっており、後続媒体22
が主搬送路11で搬送されると干渉してしまう。それを
回避するため、先行媒体21を印字動作を開始する前
に、切り替えゲート33より奥に一度搬送し、切り替え
ゲート33を切り替えた上で、先行媒体21の後端を第
1補助搬送路12へ逆方向Bに搬送し、第1印字ヘッド
31へセットする必要があった。ここで先行媒体21は
切り替えゲート33より奥への順方向搬送、切り替えゲ
ート33の動作、第1補助搬送路12への逆方向搬送と
いう動作を行うことになる。従来この動作時間が一連の
印字処理を行う上での遅延原因となっていた。
第1印字ヘッド31に到達したので印字可能な条件にな
るが、その位置では先行媒体21の後端が第2印字ヘッ
ド32が含まれる搬送路に掛かっており、後続媒体22
が主搬送路11で搬送されると干渉してしまう。それを
回避するため、先行媒体21を印字動作を開始する前
に、切り替えゲート33より奥に一度搬送し、切り替え
ゲート33を切り替えた上で、先行媒体21の後端を第
1補助搬送路12へ逆方向Bに搬送し、第1印字ヘッド
31へセットする必要があった。ここで先行媒体21は
切り替えゲート33より奥への順方向搬送、切り替えゲ
ート33の動作、第1補助搬送路12への逆方向搬送と
いう動作を行うことになる。従来この動作時間が一連の
印字処理を行う上での遅延原因となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の媒体搬送路
切り替え機構付きプリンタユニットにおける第1の問題
点は、印字速度が遅くなる、ということである。その理
由は、先行媒体21は切り替えゲート33より奥への順
方向搬送、切り替えゲート33の動作、第1補助搬送路
12への逆方向搬送という搬送方向の変更などの動作を
行うことになるからである。
切り替え機構付きプリンタユニットにおける第1の問題
点は、印字速度が遅くなる、ということである。その理
由は、先行媒体21は切り替えゲート33より奥への順
方向搬送、切り替えゲート33の動作、第1補助搬送路
12への逆方向搬送という搬送方向の変更などの動作を
行うことになるからである。
【0008】第2の問題点は、媒体搬送方法が複雑であ
り、媒体搬送上の障害が生じる可能性が多い、というこ
とである。その理由は、先行媒体21は切り替えゲート
33より奥への順方向搬送、切り替えゲート33の動
作、第1補助搬送路12への逆方向搬送という搬送方向
の変更などの動作を行うことになるからである。
り、媒体搬送上の障害が生じる可能性が多い、というこ
とである。その理由は、先行媒体21は切り替えゲート
33より奥への順方向搬送、切り替えゲート33の動
作、第1補助搬送路12への逆方向搬送という搬送方向
の変更などの動作を行うことになるからである。
【0009】本発明の目的は、複数の媒体を同時にユニ
ット内に取り込み同時に印字でき、媒体搬送経路を簡単
にすることにより印字速度を速めることを可能とする銀
行端末等に使用する媒体搬送路切り替え機構付きプリン
タユニットを提供することにある。
ット内に取り込み同時に印字でき、媒体搬送経路を簡単
にすることにより印字速度を速めることを可能とする銀
行端末等に使用する媒体搬送路切り替え機構付きプリン
タユニットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の媒体搬送路切り
替え機構付きプリンタユニットは、印字すべき媒体を挿
入する挿入口と、印字された前記媒体を排出する前記挿
入口近傍に設けられた排出口と、前記媒体を前記挿入口
と前記排出口とに案内する挿入排出切り替え機構と、前
記挿入口より挿入された先行媒体に文字等を印字する第
1印字ヘッドと、前記第1印字ヘッドより前記挿入口側
に位置し前記先行媒体の後から前記挿入口から挿入され
た後続媒体に文字等を印字する第2印字ヘッドと、前記
第1印字ヘッドと前記第2印字ヘッドとの間に位置し、
前記挿入口から前記第1印字ヘッドまで前記媒体を搬送
する主搬送路を分離して第1補助搬送路及び第2補助搬
送路に切り替える機構を有し、前記第1補助搬送路は前
記第1印字ヘッドが印字している前記先行媒体の終端部
を保持し、前記第2補助搬送路は前記第2印字ヘッドが
印字している前記後続媒体の先端部を保持することによ
り、前記先行媒体と前記後続媒体とを前記主搬送路に関
して前記第2印字ヘッドから前記第1印字ヘッドに向か
う方向である順方向にのみ搬送させながら同時に印字す
ることができ、印字終了後の排出動作においては前記先
行媒体と前記後続媒体とを前記順方向と逆の方向である
逆方向にのみ搬送させて排出することができる搬送路切
り替え機構と、を備える。
替え機構付きプリンタユニットは、印字すべき媒体を挿
入する挿入口と、印字された前記媒体を排出する前記挿
入口近傍に設けられた排出口と、前記媒体を前記挿入口
と前記排出口とに案内する挿入排出切り替え機構と、前
記挿入口より挿入された先行媒体に文字等を印字する第
1印字ヘッドと、前記第1印字ヘッドより前記挿入口側
に位置し前記先行媒体の後から前記挿入口から挿入され
た後続媒体に文字等を印字する第2印字ヘッドと、前記
第1印字ヘッドと前記第2印字ヘッドとの間に位置し、
前記挿入口から前記第1印字ヘッドまで前記媒体を搬送
する主搬送路を分離して第1補助搬送路及び第2補助搬
送路に切り替える機構を有し、前記第1補助搬送路は前
記第1印字ヘッドが印字している前記先行媒体の終端部
を保持し、前記第2補助搬送路は前記第2印字ヘッドが
印字している前記後続媒体の先端部を保持することによ
り、前記先行媒体と前記後続媒体とを前記主搬送路に関
して前記第2印字ヘッドから前記第1印字ヘッドに向か
う方向である順方向にのみ搬送させながら同時に印字す
ることができ、印字終了後の排出動作においては前記先
行媒体と前記後続媒体とを前記順方向と逆の方向である
逆方向にのみ搬送させて排出することができる搬送路切
り替え機構と、を備える。
【0011】また、本発明の媒体搬送路切り替え機構付
きプリンタユニットは、前記第1補助搬送路は前記主搬
送路の延長線上の位置から第1印字ヘッド側出口を固定
したままの状態で移動し、前記第2補助搬送路は第2印
字ヘッド側入口を前記主搬送路に位置付ける切り替えを
することができる前記搬送路切り替え機構を備える。
きプリンタユニットは、前記第1補助搬送路は前記主搬
送路の延長線上の位置から第1印字ヘッド側出口を固定
したままの状態で移動し、前記第2補助搬送路は第2印
字ヘッド側入口を前記主搬送路に位置付ける切り替えを
することができる前記搬送路切り替え機構を備える。
【0012】さらに、本発明の媒体搬送路切り替え機構
付きプリンタユニットは、前記第1補助搬送路及び前記
第2補助搬送路の移動のために所定位置に設けた回転中
心である支点を設けている前記搬送路切り替え機構を備
える。
付きプリンタユニットは、前記第1補助搬送路及び前記
第2補助搬送路の移動のために所定位置に設けた回転中
心である支点を設けている前記搬送路切り替え機構を備
える。
【0013】さらに、本発明の媒体搬送路切り替え機構
付きプリンタユニットは、シリアルプリント方式で印字
する前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備え
る。
付きプリンタユニットは、シリアルプリント方式で印字
する前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備え
る。
【0014】さらに、本発明の媒体搬送路切り替え機構
付きプリンタユニットは、ラインプリント方式で印字す
る前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備え
る。
付きプリンタユニットは、ラインプリント方式で印字す
る前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備え
る。
【0015】さらに、本発明の媒体搬送路切り替え機構
付きプリンタユニットは、ドットインパクト方式で印字
する前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備え
る。
付きプリンタユニットは、ドットインパクト方式で印字
する前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備え
る。
【0016】さらに、本発明の媒体搬送路切り替え機構
付きプリンタユニットは、インクジェット方式で印字す
る前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備え
る。
付きプリンタユニットは、インクジェット方式で印字す
る前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備え
る。
【0017】さらに、本発明の媒体搬送路切り替え機構
付きプリンタユニットは、熱転写方式又は感熱方式で印
字する前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備
える。
付きプリンタユニットは、熱転写方式又は感熱方式で印
字する前記第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備
える。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施の形態を示す概略構
成図である。図1を参照すると、本発明の一実施の形態
である媒体搬送路切り替え機構付きプリンタユニット1
は、印字すべき媒体を挿入する挿入口5と、印字された
媒体を排出する挿入口5近傍に設けられた排出口6と、
この媒体を挿入口5と排出口6とに案内する挿入排出切
り替え機構7と、挿入口5より挿入された先行媒体21
に文字等を印字する第1印字ヘッド31と、第1印字ヘ
ッド31より挿入口5側に位置し先行媒体21の後から
挿入口5から挿入された後続媒体22に文字等を印字す
る第2印字ヘッド32と、第1印字ヘッド31と第2印
字ヘッド32との間に位置し、挿入口5から第1印字ヘ
ッド31まで媒体を搬送する主搬送路11を分離して第
1補助搬送路12及び第2補助搬送路13に切り替える
機構を有し、第1補助搬送路12は第1印字ヘッド31
が印字している先行媒体21の終端部を保持し、第2補
助搬送路13は第2印字ヘッド32が印字している後続
媒体22の先端部を保持することにより、先行媒体21
と後続媒体22とを主搬送路11に関して第2印字ヘッ
ド32から第1印字ヘッド31に向かう方向である順方
向(矢印A)にのみ搬送させながら同時に印字すること
ができ、印字終了後の排出動作においては先行媒体21
と後続媒体22とを順方向と逆の方向である逆方向(矢
印B)にのみ搬送させて排出することができる搬送路切
り替え機構8とから構成される。
成図である。図1を参照すると、本発明の一実施の形態
である媒体搬送路切り替え機構付きプリンタユニット1
は、印字すべき媒体を挿入する挿入口5と、印字された
媒体を排出する挿入口5近傍に設けられた排出口6と、
この媒体を挿入口5と排出口6とに案内する挿入排出切
り替え機構7と、挿入口5より挿入された先行媒体21
に文字等を印字する第1印字ヘッド31と、第1印字ヘ
ッド31より挿入口5側に位置し先行媒体21の後から
挿入口5から挿入された後続媒体22に文字等を印字す
る第2印字ヘッド32と、第1印字ヘッド31と第2印
字ヘッド32との間に位置し、挿入口5から第1印字ヘ
ッド31まで媒体を搬送する主搬送路11を分離して第
1補助搬送路12及び第2補助搬送路13に切り替える
機構を有し、第1補助搬送路12は第1印字ヘッド31
が印字している先行媒体21の終端部を保持し、第2補
助搬送路13は第2印字ヘッド32が印字している後続
媒体22の先端部を保持することにより、先行媒体21
と後続媒体22とを主搬送路11に関して第2印字ヘッ
ド32から第1印字ヘッド31に向かう方向である順方
向(矢印A)にのみ搬送させながら同時に印字すること
ができ、印字終了後の排出動作においては先行媒体21
と後続媒体22とを順方向と逆の方向である逆方向(矢
印B)にのみ搬送させて排出することができる搬送路切
り替え機構8とから構成される。
【0020】また、搬送路切り替え機構8において、第
1補助搬送路12は主搬送路11の延長線上の位置から
第1印字ヘッド31側出口を固定したままの状態で移動
し、第2補助搬送路13は第2印字ヘッド32側入口を
主搬送路11に位置付ける切り替えをすることができ
る。
1補助搬送路12は主搬送路11の延長線上の位置から
第1印字ヘッド31側出口を固定したままの状態で移動
し、第2補助搬送路13は第2印字ヘッド32側入口を
主搬送路11に位置付ける切り替えをすることができ
る。
【0021】さらに、搬送路切り替え機構8は、第1補
助搬送路12及び第2補助搬送路13の移動のために所
定位置に設けた回転中心である支点10を設けている。
助搬送路12及び第2補助搬送路13の移動のために所
定位置に設けた回転中心である支点10を設けている。
【0022】この実施の形態の搬送路切り替え機構付き
プリンタユニット1は、上述の如く主搬送路11、第1
補助搬送路12、第2補助搬送路13を有する。各搬送
路上には、搬送ローラ3とそれと対に配置されたテンシ
ョンローラ4とを1組として取り付ける。テンションロ
ーラ4の回転は何物にも拘束されず、自由に回転するこ
とができ、搬送ローラ3によって移動する媒体の搬送を
助成する。
プリンタユニット1は、上述の如く主搬送路11、第1
補助搬送路12、第2補助搬送路13を有する。各搬送
路上には、搬送ローラ3とそれと対に配置されたテンシ
ョンローラ4とを1組として取り付ける。テンションロ
ーラ4の回転は何物にも拘束されず、自由に回転するこ
とができ、搬送ローラ3によって移動する媒体の搬送を
助成する。
【0023】このプリンタユニット1に対し、オペレー
タの操作により挿入口5に置かれた先行媒体21が、搬
送ローラ3の回転により、主搬送路11内を搬送され、
補助搬送路12に到達し、第1印字ヘッド31直下にセ
ットされる。さらに、搬送された結果、先行媒体21が
主搬送路11から外れ第1補助搬送路12に完全に含ま
れる状態となったとき、第1補助搬送路12は、支点1
0を中心として回転可能となり、主搬送路11から分離
する条件が整う。支点10を中心として第1補助搬送路
12が回転することにより、第1補助搬送路12とフレ
ームを共用する第2補助搬送路13が主搬送路11と結
合し、新たに後続媒体22の取り込みが可能となる。後
続媒体22は、先行媒体21と同様に搬送ローラ3の回
転により主搬送路11を搬送され、第2補助搬送路13
に達し、第2印字ヘッド32直下にセットされる。
タの操作により挿入口5に置かれた先行媒体21が、搬
送ローラ3の回転により、主搬送路11内を搬送され、
補助搬送路12に到達し、第1印字ヘッド31直下にセ
ットされる。さらに、搬送された結果、先行媒体21が
主搬送路11から外れ第1補助搬送路12に完全に含ま
れる状態となったとき、第1補助搬送路12は、支点1
0を中心として回転可能となり、主搬送路11から分離
する条件が整う。支点10を中心として第1補助搬送路
12が回転することにより、第1補助搬送路12とフレ
ームを共用する第2補助搬送路13が主搬送路11と結
合し、新たに後続媒体22の取り込みが可能となる。後
続媒体22は、先行媒体21と同様に搬送ローラ3の回
転により主搬送路11を搬送され、第2補助搬送路13
に達し、第2印字ヘッド32直下にセットされる。
【0024】図2はこの実施の形態の媒体搬送路切り替
え機構の詳細を説明する図である。図2を図1に併せて
参照して、この実施の形態の動作の説明する。
え機構の詳細を説明する図である。図2を図1に併せて
参照して、この実施の形態の動作の説明する。
【0025】搬送ローラ3がモータの回転をテンション
ベルト等を介して受けることにより主搬送路11を矢印
A方向に運ばれた先行媒体21(図2(a))は、第1
印字ヘッド31の直下にセットされる。
ベルト等を介して受けることにより主搬送路11を矢印
A方向に運ばれた先行媒体21(図2(a))は、第1
印字ヘッド31の直下にセットされる。
【0026】ここで、挿入口5から第1印字ヘッド31
への搬送(矢印A方向)を順方向搬送とし、それと反対
方向への搬送を逆方向搬送(矢印B方向)とすると、先
行媒体21は順方向搬送のみを行うことにより第1印字
ヘッド31へセット可能であり、同時に順方向搬送のみ
で先行媒体21を主搬送路11から補助搬送路12へ移
動可能である。順方向搬送の過程で先行媒体21の後端
が主搬送路11から外れた時点で補助搬送路12は主搬
送路から分離することが可能であり、その際第1印字ヘ
ッド31で印字を行っていても分離動作に影響はない。
このことより媒体は余計な逆方向搬送を伴わず印字ヘッ
ド31直下にセットされたまま主搬送路11を解放する
ことが可能となる。
への搬送(矢印A方向)を順方向搬送とし、それと反対
方向への搬送を逆方向搬送(矢印B方向)とすると、先
行媒体21は順方向搬送のみを行うことにより第1印字
ヘッド31へセット可能であり、同時に順方向搬送のみ
で先行媒体21を主搬送路11から補助搬送路12へ移
動可能である。順方向搬送の過程で先行媒体21の後端
が主搬送路11から外れた時点で補助搬送路12は主搬
送路から分離することが可能であり、その際第1印字ヘ
ッド31で印字を行っていても分離動作に影響はない。
このことより媒体は余計な逆方向搬送を伴わず印字ヘッ
ド31直下にセットされたまま主搬送路11を解放する
ことが可能となる。
【0027】先行媒体21後端が補助搬送路12に到達
し、主搬送路11から外れると、補助搬送路12が支点
10を中心に回転し、主搬送路11から分離する(図2
(b))。補助搬送路12は搬送路切り替え用モータ
(図示せず)の回転により下方に外れ主搬送路11から
独立する。また、主搬送路11と補助搬送路12には搬
送ローラ3を回転させるモータが各々割り当てられてお
り、それらは同期して回転させることも、非同期で回転
させることも可能である。主搬送路11から補助搬送路
12へ先行媒体21を搬送させるときにはモータを同期
して回転させる必要があるが、補助搬送路12を主搬送
路11と分離した後は非同期で回転させなければならな
い。
し、主搬送路11から外れると、補助搬送路12が支点
10を中心に回転し、主搬送路11から分離する(図2
(b))。補助搬送路12は搬送路切り替え用モータ
(図示せず)の回転により下方に外れ主搬送路11から
独立する。また、主搬送路11と補助搬送路12には搬
送ローラ3を回転させるモータが各々割り当てられてお
り、それらは同期して回転させることも、非同期で回転
させることも可能である。主搬送路11から補助搬送路
12へ先行媒体21を搬送させるときにはモータを同期
して回転させる必要があるが、補助搬送路12を主搬送
路11と分離した後は非同期で回転させなければならな
い。
【0028】補助搬送路12が分離した直後、代わりに
第2補助搬送路13が主搬送路11と結合し、後続媒体
22の取り込みを可能とし、第2印字ヘッド32へのセ
ットを行うことが可能となる。結果的に先行媒体21と
後続媒体22とは各々第1印字ヘッド31及び第2印字
ヘッド32により同時に印字することが可能となる。
第2補助搬送路13が主搬送路11と結合し、後続媒体
22の取り込みを可能とし、第2印字ヘッド32へのセ
ットを行うことが可能となる。結果的に先行媒体21と
後続媒体22とは各々第1印字ヘッド31及び第2印字
ヘッド32により同時に印字することが可能となる。
【0029】本発明によるプリンタユニットは、複数の
媒体を装置内に取り込むことを可能とするプリンタユニ
ットであり、適時搬送路を切り替えることにより、短い
搬送路においても2個の印字ヘッドを用いて、複数の媒
体に非同期に印字することより処理時間を短縮し、処理
性能を向上させることを実現する。
媒体を装置内に取り込むことを可能とするプリンタユニ
ットであり、適時搬送路を切り替えることにより、短い
搬送路においても2個の印字ヘッドを用いて、複数の媒
体に非同期に印字することより処理時間を短縮し、処理
性能を向上させることを実現する。
【0030】上述の実施の形態における搬送路切り替え
機構8における第1又は第2印字ヘッドの印字方式は、
シリアルプリント方式又はラインプリント方式のどちら
でも良い。
機構8における第1又は第2印字ヘッドの印字方式は、
シリアルプリント方式又はラインプリント方式のどちら
でも良い。
【0031】さらに、第1又は第2印字ヘッドの印字方
式は、ドットインパクト方式,インクジェット方式,熱
転写方式又は感熱方式のどちらでも良い。
式は、ドットインパクト方式,インクジェット方式,熱
転写方式又は感熱方式のどちらでも良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の効
果は、従来例と比較して、印字速度が早く成る、という
ことである。その理由は、先行媒体21が含まれる第1
補助搬送路12を全て切り替えることにより、順方向の
みの搬送で第1印字ヘッド31へセット可能である、た
めである。
果は、従来例と比較して、印字速度が早く成る、という
ことである。その理由は、先行媒体21が含まれる第1
補助搬送路12を全て切り替えることにより、順方向の
みの搬送で第1印字ヘッド31へセット可能である、た
めである。
【0033】第2の効果は、媒体搬送方法が簡単であ
り、媒体搬送上の障害が少ない、ということである。そ
の理由は、順方向の搬送の課程で先行媒体21の後端が
主搬送路11から外れた時点で第1補助搬送路12は主
搬送路11から分離することが可能であり、その際第1
印字ヘッド31で印字を行っていても分離動作に影響は
なく、これより媒体は余計な順方向及び逆方向の搬送を
伴わず第1印字ヘッド31にセットされたまま主搬送路
11を解放することが可能となる、ためである。
り、媒体搬送上の障害が少ない、ということである。そ
の理由は、順方向の搬送の課程で先行媒体21の後端が
主搬送路11から外れた時点で第1補助搬送路12は主
搬送路11から分離することが可能であり、その際第1
印字ヘッド31で印字を行っていても分離動作に影響は
なく、これより媒体は余計な順方向及び逆方向の搬送を
伴わず第1印字ヘッド31にセットされたまま主搬送路
11を解放することが可能となる、ためである。
【図1】本発明の一実施の形態を示す概略構成図であ
る。
る。
【図2】この実施の形態の媒体搬送路切り替え機構の詳
細を説明する図である。
細を説明する図である。
【図3】従来例を示す概略構成図である。
【図4】この従来例の媒体搬送路切り替え機構における
媒体搬送過程を説明する図である。
媒体搬送過程を説明する図である。
1 プリンタユニット
3 搬送ローラ
4 テンションローラ
5 挿入口
6 排出口
7 挿入排出切り替え機構
8 搬送路切り替え機構
10 支点
11 主搬送路
12 第1補助搬送路
13 第2補助搬送路
21 先行媒体
22 後続媒体
31 第1印字ヘッド
32 第2印字ヘッド
33 切り替えゲート
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65H 29/60
B41J 3/54
B65H 29/58
Claims (8)
- 【請求項1】 印字すべき媒体を挿入する挿入口と、印
字された前記媒体を排出する前記挿入口近傍に設けられ
た排出口と、前記媒体を前記挿入口と前記排出口とに案
内する挿入排出切り替え機構と、前記挿入口より挿入さ
れた先行媒体に文字等を印字する第1印字ヘッドと、前
記第1印字ヘッドより前記挿入口側に位置し前記先行媒
体の後から前記挿入口から挿入された後続媒体に文字等
を印字する第2印字ヘッドと、前記第1印字ヘッドと前
記第2印字ヘッドとの間に位置し、前記挿入口から前記
第1印字ヘッドまで前記媒体を搬送する主搬送路を分離
して第1補助搬送路及び第2補助搬送路に切り替える機
構を有し、前記第1補助搬送路は前記第1印字ヘッドが
印字している前記先行媒体の終端部を保持し、前記第2
補助搬送路は前記第2印字ヘッドが印字している前記後
続媒体の先端部を保持することにより、前記先行媒体と
前記後続媒体とを前記主搬送路に関して前記第2印字ヘ
ッドから前記第1印字ヘッドに向かう方向である順方向
にのみ搬送させながら同時に印字することができ、印字
終了後の排出動作においては前記先行媒体と前記後続媒
体とを前記順方向と逆の方向である逆方向にのみ搬送さ
せて排出することができる搬送路切り替え機構と、を備
えることを特徴とする媒体搬送路切り替え機構付きプリ
ンタユニット。 - 【請求項2】 前記第1補助搬送路は前記主搬送路の延
長線上の位置から第1印字ヘッド側出口を固定したまま
の状態で移動し、前記第2補助搬送路は第2印字ヘッド
側入口を前記主搬送路に位置付ける切り替えをすること
ができる前記搬送路切り替え機構を備えることを特徴と
する請求項1記載の媒体搬送路切り替え機構付きプリン
タユニット。 - 【請求項3】 前記第1補助搬送路及び前記第2補助搬
送路の移動のために所定位置に設けた回転中心である支
点を設けている前記搬送路切り替え機構を備えることを
特徴とする請求項2記載の媒体搬送路切り替え機構付き
プリンタユニット。 - 【請求項4】 シリアルプリント方式で印字する前記第
1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備えることを特
徴とする請求項1記載の媒体搬送路切り替え機構付きプ
リンタユニット。 - 【請求項5】 ラインプリント方式で印字する前記第1
印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備えることを特徴
とする請求項1記載の媒体搬送路切り替え機構付きプリ
ンタユニット。 - 【請求項6】 ドットインパクト方式で印字する前記第
1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備えることを特
徴とする請求項4又は5記載の媒体搬送路切り替え機構
付きプリンタユニット。 - 【請求項7】 インクジェット方式で印字する前記第1
印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備えることを特徴
とする請求項4又は5記載の媒体搬送路切り替え機構付
きプリンタユニット。 - 【請求項8】 熱転写方式又は感熱方式で印字する前記
第1印字ヘッド又は前記第2印字ヘッドを備えることを
特徴とする請求項4又は5記載の媒体搬送路切り替え機
構付きプリンタユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14943799A JP3408454B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 媒体搬送路切り替え機構付きプリンタユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14943799A JP3408454B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 媒体搬送路切り替え機構付きプリンタユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000335807A JP2000335807A (ja) | 2000-12-05 |
JP3408454B2 true JP3408454B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=15475105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14943799A Expired - Fee Related JP3408454B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 媒体搬送路切り替え機構付きプリンタユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3408454B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6361381B2 (ja) * | 2013-10-28 | 2018-07-25 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置および印刷制御方法 |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP14943799A patent/JP3408454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000335807A (ja) | 2000-12-05 |
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