JP3407972B2 - 工作機械の熱変位補正方法 - Google Patents

工作機械の熱変位補正方法

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JP3407972B2 JP11021594A JP11021594A JP3407972B2 JP 3407972 B2 JP3407972 B2 JP 3407972B2 JP 11021594 A JP11021594 A JP 11021594A JP 11021594 A JP11021594 A JP 11021594A JP 3407972 B2 JP3407972 B2 JP 3407972B2
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    • G05B2219/49214Estimate error from heat distribution model and drive current, correct error

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の駆動系の熱
変位の補正する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】工作機械の駆動系においては、例えば、
駆動源となるモータ、該駆動源からの駆動力によって動
かされる駆動軸、該駆動軸により移動されるテーブル等
を具備しており、該駆動系によって動かされるテーブル
上にワークを配置することによって、ワークの移動や位
置決めを行っている。このような工作機械の駆動系にお
いては、モータ等の駆動源が発熱したり、駆動軸とテー
ブルとの間に設けられたボールねじ等の機械系の駆動機
構が摩擦等によって発熱すると、駆動軸等の駆動系は温
度変化を起こし、熱膨張による熱変位が生じる。この駆
動系における熱変位は、テーブルの位置決めにおいて位
置ずれを起こすことになる。このテーブルの位置決め誤
差は、ワークの位置決め精度に影響を与えてワークの工
作精度を低下させる原因となる。従来、この熱変形によ
る位置決め誤差を補正するには、 (1)駆動系の機構部の各部分に温度センサを設置し、
該温度センサから得られた温度を基にして熱変位量を演
算し、この熱変位量を用いて工作機械の駆動系の熱変位
誤差の補正を行う方法。 (2)加工後のワークの出来上がり寸法を測長器を用い
て測定し、その測定値から工作機械の熱変位量を間接的
に求め、該熱変位量を用いて工作機械の駆動系の熱変位
誤差の補正を行う方法。 (3)加工前後の工作機械の軸位置を位置センサや測長
器を用いて測定し、その測定値から工作機械の熱変位量
を求め、該熱変位量を用いて工作機械の駆動系の熱変位
誤差の補正を行う方法。等の方法が知られている。 【0003】図16は、従来の工作機械の駆動系の熱変
位誤差の補正を行う方法を説明する図であり、工作機械
に使用される駆動系の一実施例の概略を示している。図
において、駆動系は、駆動源となるモータ3、該モータ
3と継手4を介して接続されモータ3の駆動力によって
動かされる駆動軸1、該駆動軸1と協動して移動するナ
ット2、該ナット2に取り付けられワーク9を支持する
テーブル8等を具備しており、さらに、前記駆動軸1は
固定軸受5,支持軸受6によってベース7に取り付けら
れている。そして、この工作機械に使用される駆動系に
は、熱変位量を求める手段として、例えば、駆動軸1や
ナット2に温度センサ10,11を取り付け、この温度
センサによって測定した温度によって熱変位誤差を求め
るもの、あるいは、工作機械と別個に位置センサ12を
設け、該位置センサの位置データによって駆動軸1の熱
変位誤差を求めている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の熱変位の補正方
法では、前記したいずれの方法においても、温度センサ
や測長器等の検出器が必要であるという問題点がある。
そこで、本発明は前記した従来の問題点を解決して、検
出器を用いることなく工作機械の駆動系の熱変位誤差を
補正する方法を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、工作機械の駆
動系の熱変位誤差を補正する方法において、駆動系を含
む熱分布モデルを形成し、その熱分布モデルに供給され
る発熱量を推定し、さらに、その推定発熱量が供給され
た熱分布モデルにおいて、隣接領域間における熱量の交
換により熱量の時間変化を求めることにより分布モデル
の温度分布状態を推定し、その温度分布状態により駆動
系の熱変位量を求め、その熱変位量により熱変位補正の
補正値を求めることにより、前記目的を達成するもので
ある 【0006】 【0007】 【作用】本発明によれば、工作機械の駆動系の熱変位誤
差を補正する方法において、前記した方法により、工作
機械の駆動系において別個に検出器等を設置することな
く求めることができる駆動量を基にして、工作機械の駆
動系構成部分の温度分布状態,及び熱変位量の推定によ
って求めることができ、その熱変位量を熱変位補正の補
正値とすることにより、温度センサや位置センサ等の検
出器を用いることなく工作機械の駆動系の熱変位誤差を
補正することできる。図1は本発明の工作機械の熱変位
誤差の補正方法を説明する流れ図である。 【0008】本発明の補正方法は、工作機械の駆動系の
熱変位誤差を検出器を用いることなく求めるために、熱
変位誤差の要因となる熱分布モデルにおける温度分布状
態の推定を行う。この温度分布状態の推定は、熱分布モ
デルにおける熱量の時間的変化により行う。そして、こ
の熱分布モデルに供給される発熱量は、駆動系の駆動量
に基づく推定により求めることができる。この駆動系の
駆動量による発熱量の推定において、発熱源としては、
例えば、駆動系の駆動源や駆動量系における駆動機構部
があり、また、駆動量は、工作機械の駆動系において別
個に設置を要する検出器等を用いることなく求めること
ができる量である。例えば、駆動系の駆動源において
は、駆動量として駆動速度及び駆動トルクを用いること
ができ、この駆動量を基にして駆動源からの発熱量を推
定することができ、また、駆動量系における駆動機構部
においては、駆動量として該部分における相対速度に関
連する量とすることができ、その関連量として、例え
ば、駆動源の駆動速度を用いることができ、この駆動量
を基にして駆動機構からの発熱量を推定することができ
る。 【0009】そこで、図1の流れ図において、本発明の
工作機械の熱変位誤差の補正方法では、はじめに、熱変
位誤差補正を行う工作機械の駆動系を含む構成部分によ
って熱分布モデルを形成する(ステップS1)。この熱
分布モデルの形成においては、対象とする工作機械の構
成部分を選択して構成することができる。次に、駆動系
の駆動量に基づいて発熱量を推定し、該推定発熱量を熱
分布モデルに供給する(ステップS2)。この発熱量の
推定においては、例えば、駆動系の駆動量と発熱量との
関係をあらかじめ関係式あるいはデータテーブルの形式
で求めておくことにより行うことができる。次に、熱量
の時間的変化から熱分布モデルの温度分布状態を推定す
る(ステップS3)。この熱分布モデルにおける熱量の
時間変化の推定は、工作機械の軸方向に沿って区分した
熱分布モデルの有限個の区間の隣接領域間での熱量の交
換により求めることができ、熱量の供給及び放出の差引
きによる熱量の蓄積の結果生じる熱量変化により求める
ことができる。熱量の供給は、例えば、熱源からの熱の
供給や隣接領域からの熱の伝達により行われ、また熱量
の放出は、例えば、隣接領域への熱の伝達や外気への熱
の放出により行われる。この熱量の交換においては、例
えば、隣接領域間における熱量の伝達係数を関係式ある
いはデータテーブルの形式で求めておくことにより行う
ことができる。次に、熱分布モデルの温度分布状態から
駆動系の熱変位量を推定する(ステップS4)。この熱
変位量の推定は、駆動系を構成する部分の温度変化と該
温度変化に対応する変位量との関係に基づいて行うこと
ができる。次に、推定した熱変位量から熱変位補正の補
正量を求める(ステップS5)。この補正量は、推定し
た熱変位量の値をそのまま使用することができる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明する。本発明の工作機械の熱変位補正方法は、
前記図1の流れず図に示した手順に応じて行われるもの
であり、はじめに、工作機械の駆動系を含む構成部分を
基に熱分布モデルを形成し(ステップS1)、駆動系の
駆動量に基づいて発熱量を推定し(ステップS2)、該
推定発熱量を熱分布モデルに供給する。次に、前記発熱
量の供給を受けた熱変位モデルにおいて、熱量の移動,
蓄積による時間的変化を推定し温度分布状態を推定する
(ステップS3)。さらに、熱分布モデルにおいて推定
した温度分布状態から駆動系の熱変位量を推定する(ス
テップS4)。そして、推定した熱変位量から熱変位補
正の補正量を求める(ステップS5)ものである。次
に、前記1に示した本発明の工作機械の熱変位補正方法
の手順を、実施例に従って詳細に説明する。図2は、本
発明の工作機械の熱変位補正方法の実施例を説明する流
れ図である。なお、図2においては、ステップS11〜
ステップS19の符号に従って説明する。 【0011】ステップS11:はじめに、工作機械の熱
変位補正を行う対象モデルを設定し、その対象モデルを
有限個数の区間に分割する。この区間の分割によって、
熱分布モデルの領域が形成されることになる。例えば、
前記図16に示した工作機械の駆動系に本発明の工作機
械の熱変位補正方法を適用する場合、図4の(a)に示
す対象モデルを設定する。この対象モデルによる熱分布
モデルは、駆動軸1を区間1〜区間nのn個の有限個数
の区間に分割し、発熱源となるモータ3を熱源j−1と
し、別の発熱源となる駆動機構部(駆動軸1とナット
2)を熱源jとする。なお、駆動軸1における区間の分
割は、例えば、区間内における熱分布変化が小さく、充
分に同一と見ることができる程度の小区間に分割した
り、また、分割の区割り形状を調整することにより行う
ことができる。図16に対応して熱分布モデルを形成す
ると、例えば、図4の(a)となる。同図において、ワ
ーク9は熱源jの位置に対応しており、モータ3は熱源
j−1に対応している。そして、この位置の熱変位は、
例えば、熱源j−1の位置を基準位置とすることができ
る。なお、基準位置は任意に設定することもできる。 【0012】基準位置をモータ3の熱源j−1の位置と
する場合には、図4の(a)の矢印で示すx座標により
各区間の位置を設定でき、この座標により熱変位を求め
ることができる。なお、この各区間のx座標の位置は、
1 ,x2 ,・・・,xi-1,xi ,xi+1 ,・・・x
n-1 ,xn により表される。以下、各区間における説明
は区間iを例として説明する。 【0013】ステップS12:次に、前記ステップS1
1の工程で設定した熱分布モデルの各区間iにおいて、
初期温度Ti0を設定する。この初期温度Ti0は、各区間
ごとに個別に設定することができるが、工作機械が外気
温度Tair と一致していると扱うことができる場合に
は、全ての区間について初期温度Ti0を外気温度Tair
に設定することができる。また、工作機械の駆動等によ
る発熱によって各区間の間に温度差が生じている場合、
各区間に初期温度をそれぞれ設定することができる。こ
の初期温度は、メモリ中に記憶しておく。図15は、本
発明の工作機械の熱変位補正方法の実施例に使用するメ
モリの一実施例である。この実施例においては、各区間
iに初期温度Ti0が記憶されている。なお、各区間iに
対応するメモリ領域には、この初期温度Ti0の他に後に
説明する現在温度T,初期位置x0 ,現在位置x,変位
量Δxi ,変位誤差量d,長さLi ,線膨張係数αi
熱容量qi ,熱伝達係数ki 等を記憶するための領域が
用意されている。なお、初期温度Ti0は、各区間iの温
度Ti の推定、及び各区間iの変位誤差量di の算出に
用いられる。 【0014】ステップS13:次に、熱源jの発生する
発熱量QjHを推定する。この熱源が、例えばモータ等の
駆動源の場合には、発熱量QjHはモータの回転速度nと
負荷の関数として表すことができる。負荷はモータに供
給する電流Iにより推定すると、発熱量QjHはモータの
回転速度nと供給電流Iによって推定することができ
る。そこで、この発熱量QjHに対するモータの回転速度
nと供給電流Iの関係をあらかじめ求め、関係式あるい
はテーブルとして記憶しておく。そして、該関係式ある
いはテーブルを基にして、モータの通常の使用の際に知
ることができる回転速度nと供給電流Iに対応した発熱
量QjHを推定することができる。また、この熱源jが、
例えば駆動系の機構部分における摩擦熱である場合に
は、発熱量QjHはこの機構部分における相対速度の関数
として表すことができる。そして、この機構部分におけ
る相対速度は、例えば、駆動系がボールねじによる駆動
軸の場合には、モータの回転速度nをパラメータとして
表すことができる。したがって、発熱量QjHはモータの
回転速度nによって推定することができる。そこで、こ
の発熱量QjHに対するモータの回転速度nの関係をあら
かじめ求めて、関係式あるいはテーブルとして記憶して
おく。そして、該関係式あるいはテーブルを基にして、
モータの通常の使用の際に知ることができる回転速度n
に対応した発熱量QjHを推定することができる。なお、
図4の(a)において、熱源j−1は駆動系において固
定し、熱源jは駆動系において移動する場合を示してい
る。 【0015】ステップS14:一般に、熱分布モデルに
おける温度分布は熱源の位置の応じて異なり、図4の
(a)において熱源jは移動熱源であるため、移動熱源
jの熱分布モデルにおける区間位置jを求める必要があ
る。そこで、次に前記移動熱源jの熱分布モデルにおけ
る区間位置jを求める。図5はこの熱源jの熱分布モデ
ルにおける区間位置jを求めるフローチャートを示し、
図10はそのブロック構成図を示している。以下、該ブ
ロック図、及びフローチャートを用いてステップS14
1〜ステップS147の符号に従って説明する。 ステップS141:はじめに、熱源jは初期状態におい
て初期位置xj0H にあるものとする。この初期位置の設
定は、移動中における熱源jの位置を求めるためであ
り、前記図15に示すようなメモリ中に記憶しておくこ
とができる。 ステップS142:次に、駆動源であるモータの回転速
度nを求める。このモータの回転数nは、モータに対す
る入力値等により推定することができるため、回転数n
を測定するための検出器の設置の必要はない。 ステップS143:駆動系において、モータの1回転当
たりの熱源jの移動量pをあらかじめメモリ等に設定し
ておき、その値を読み出す。例えば、駆動系がボールね
じの場合には、モータが1回転する間のボールねじのx
軸方向の移動量であるピッチを用いることができる。こ
の移動量pは既知であるため、メモリにあらかじめ記憶
しておき、この工程において読み出すことにより得るこ
とができる。 【0016】ステップS144:次に、単位時間Δt当
たりの移動量Δxを求める。この移動量Δxは、前記ボ
ールねじの場合にはΔx=n・p・Δtの演算式によっ
て求めることができ、この演算はCPUにおいて行うこ
とができる。 ステップS145:次に、熱源jの基準位置からの現在
位置までの距離を求め、熱源jの現在位置xjHを求め
る。この熱源jの現在位置xjHは、移動開始時点から単
位時間後の一回目の推定では熱源jの初期位置xj0H
単位時間Δt当たりの移動量Δxを加算することによ
り、xjH←xj0H +Δxの演算により求めることがで
き、その後の推定では熱源jの前回の位置xjHに単位時
間Δt当たりの移動量Δxを加算することにより、xjH
←xjH+Δxの演算により求めることができる。 ステップS146:前記ステップS145で求めた熱源
jの現在位置xjHを図15のメモリの熱源jの現在位置
jH内に記憶する。この現在位置xjHの記憶によって、
メモリにおいて現在位置xjHは更新されることになる。 ステップS147:前記ステップS146で求めた熱源
jの現在位置xjHは、図4の(a)におけるX軸上の位
置座標であるため、その座標値から熱源jの熱分布モデ
ルにおける区間上での位置に変換して、区間jを求め
る。この求めた熱源jの存在する区間jを図15に示す
メモリ中に格納する。なお、このとき駆動系は熱膨張に
より各区間iの位置は変位しているため、後述する区間
の変位の推定により求めた現在位置xをメモリから読み
出して補正した座標により区間jを求める。 そして、前記ステップS142〜ステップS147を繰
り返すことにより、移動中の熱源jの位置を読み出し、
その位置に対応する区間jを求めることができる。 【0017】ステップS15:前記ステップS141か
らステップS147からなる工程により熱源jの位置を
推定した後、次に熱分布モデルにおいて各区間iの温度
iを推定する。この推定においては、はじめに各区間
iにおける熱量変化ΔQを求め、その熱量変化ΔQによ
って生じる温度変化ΔTi を求め、さらにその温度変化
ΔTi を用いて現在温度Ti を求めるものである。図3
は、各区間iにおける熱量Qの移動を示した模式図であ
る。図3の(a)は注目する区間iの位置に熱源jがな
い場合を示し、図3の(b)は注目する区間iの位置に
熱源jがある場合を示している。図3の(a)におい
て、区間i(図中では斜線部分)の一方は区間(i−
1)と区間(i+1)に隣接するとともに、外気と接し
ている。この場合、区間iと隣接区間との間、及び外気
との間で交換される熱量Qi は、区間iからみると次式
(1)により表される。 Qi =QNL+QNR−Qair …(1) なお、熱量QNLは区間(i−1)との間で交換される熱
量であり、熱量QNRは区間(i+1)との間で交換され
る熱量であり、また、熱量Qair は区間iと外気との間
で交換される熱量である。 【0018】ここで、熱量QNLは区間iと区間(i−
1)との間の温度差により求めることができ、式(2)
により表される。 QNL=ki ・(Ti-1 −Ti ) …(2) なお、式中のki は熱伝達係数であり、駆動系を構成す
る材料の特性値であり、メモリに格納しておき、必要に
応じて読み出すことができる。また、熱量QNRは区間i
と区間(i+1)との間の温度差により求めることがで
き、式(3)により表される。 QNR=ki ・(Ti+1 −Ti ) …(3) さらに、熱量Qair は区間iと外気Tair との間の温度
差により求めることができ、式(4)により表される。 Qair =f(Tair −Ti ) …(4) なお、fは外気への放熱状態を表す関数であり、あらか
じめ実験等により関数あるいはテーブルの形で求めてお
き、メモリ等に格納しておくものである。前記式(2)
〜(4)で表される熱量QNL,QNR,及びQair の符号
は、区間iに対する熱量の移動方向を示しており、プラ
スは区間iに供給される場合を示し、マイナスは区間i
から放出される場合を示している。また、図3の(b)
の熱源jがある場合には、前記した熱量QNL,QNR,及
びQair の他に、熱源jから供給される熱量QiHがあ
り、区間iからみた交換熱量Qi は次式(5)により表
される。 Qi =QiH+QNL+QNR−Qair …(5) したがって、熱量変化ΔQは上式(1),(5)により
表される。 【0019】区間iにおける温度変化ΔTi は、前記熱
量Qi を各区間iの熱容量qi で除することによって求
めることができる。 ΔTi =Qi /qi …(6) この各区間iの熱容量qi はその材料の熱容量係数や大
きさにより定まるものであり、あらかじめメモリ中に格
納しておく。そして、区間iにおける現在温度Tiは、
前記式(6)で求めた温度変化ΔTi を現在温度Tiに
加算することにより求めることができる。 Ti←Ti+ΔTi =Ti+{g・QiH+ki ・(Ti-1 −Ti )+ki ・(Ti+1 −Ti ) f(Tair −Ti )}/qi =Ti+{g・QiH+ki ・(Ti-1 +Ti+1 −2Ti )}/qi …(7) なお、式中のgは、該区間における熱源jから供給され
る熱量QiHがある場合には1、ない場合には0の値をと
る関数であり、図15に示すメモリに格納されている熱
源jの区間位置を読み出すことにより求めることができ
る。例えば、メモリ中の熱源jの存在する区間が演算中
の区間iと一致する場合には、関数qiは1の値をと
り、不一致の場合には0の値をとる。また、端部の区間
1あるいは区間nにおいては、前記式中のTi-1 ,T
i+1 は0とする。 【0020】図6はこの各区間iの温度Ti を推定する
ためのフローチャートを示し、図11はそのブロック構
成図を示している。以下、該ブロック図、及びフローチ
ャートを用いてステップS151〜ステップS157の
符号に従って説明する。 ステップS151:はじめに、メモリから各区間iの現
在温度Ti をCPU等の作業領域に読み出す。 ステップS152:次に、各区間iにおける熱源jから
の発熱量QjHを求める。この発熱量QiHは前記ステップ
S13において推定し、メモリに格納しておいた値を読
み出すことにより行うことができる。また、熱源jの区
間における位置は、前記ステップS14で推定し、メモ
リに格納しておいた値を読み出すことにより行うことが
できる。 ステップS153:次に、各区間iにおける隣接区間
(i−1),(i+1)との間,及び外気との間で生じ
る熱量Qi を前式(2)〜(4)で示した熱量QNL,Q
NR,Qair 、及びそれらの関係式(1)により求める。
これらの熱量QNL,QNR,Qair の算出においては、メ
モリから現在温度T、熱伝達係数k、外気への放熱状態
を表す関数fを読み出すことにより行われる。 【0021】ステップS154:次に、各区間iにおけ
る熱量の変化ΔQを求める。このΔQの算出は、前記式
(5)に前記ステップS152,153で推定した熱量
NL,QNR,Qair ,QiHを代入することにより求める
ことができる。 ステップS155:次に、各区間iにおいて熱量の変化
ΔQと熱容量qi から温度変化ΔTi を求める。この温
度変化ΔTi は、前記したように式(6)に従って、熱
量Qi を各区間iの熱容量qi で除することによって求
めることができる。この演算においては、メモリに格納
しておいた各区間iの熱容量qi を読み出すことによっ
て行うことができる。 ステップS156:次に、現在温度Ti と温度変化ΔT
i から現在温度Ti を前記式(7)を用いて更新する。
この演算においては、メモリに格納しておいた現在温度
i 及び熱源jの区間における位置を読み出すことによ
って実行する。なお、関数gの値は、読み出した熱源j
の区間が更新中の区間である場合には1となり、更新中
の区間でない場合には0となる。 ステップS157:前記ステップS156で更新した現
在温度Ti をメモリに格納し、前回の現在温度Ti との
データの入替えを行う。この処理により、メモリ中には
常に更新された現在温度Ti と初期温度T0 が格納され
ることになる。 【0022】なお、熱源jとの直接の接触がない区間に
おいて、初期温度が外気温と等しい場合には、熱源jか
らの熱の移動が順次行われて温度変化が生じるまでの間
は、初期温度のままで表面上では現在温度Ti の更新は
ない。 【0023】ステップS16:次に、前記ステップS1
5の工程により推定された熱分布モデルの温度分布を用
いて、各区間iの変位量Δxi を推定する。この変位量
Δxi を推定においては、各区間iにおいて現在温度T
i と初期温度T0 とから温度変化を求め、その温度変化
による熱膨張を各区間iの長さLiと線膨張係数αi
より演算して求めるものである。図4の(b)は初期状
態であるt=0における区間iの位置を斜線で示し、図
4の(c)はt=tm の時刻における区間iの位置を斜
線で示している。そして、図4の(c)において、区間
iごとにそれぞれ変位量Δxi が生じており、この各区
間iの変位量Δxi は式(8)により表される。 Δxi =Li ・{1+αi ・(Ti −T0 )} …(8) 図7はこの各区間iの変位量Δxi を推定するためのフ
ローチャートを示し、図12はそのブロック構成図を示
している。以下、該ブロック図、及びフローチャートを
用いてステップS161〜ステップS165の符号に従
って説明する。 【0024】ステップS161:はじめに、メモリから
各区間iの長さLi ,線膨張率αiをCPU等の処理領
域に読み出す。 【0025】ステップS162:次に、前記ステップS
15で更新しメモリに格納しておいた現在温度Ti を、
CPUの処理領域に読み出す。 ステップS163:さらに、メモリに格納しておいた初
期温度T0 をCPUの処理領域に読み出す。これによっ
て、処理領域には、前記式(8)の各区間iの変位量Δ
i の演算に要する各区間iの長さLi ,線膨張率
αi ,現在温度Ti,初期温度Ti0の値が読み出しが行
われることになる。 ステップS164,165:前記式(8)の演算によっ
て変位量Δxi を求めめ、その値をメモリに格納する。
この変位量Δxi は、演算ごとに更新されることにな
る。 ステップS17:次に、前記ステップS16の工程によ
り推定された変位量Δxi を用いて、各区間iの基準位
置からの位置xi を求める。基準位置は熱変位によって
もその座標位置の変化がない固定点であり、各区間iの
位置xi はこの固定点からの距離として求めることがで
きる。そして、この区間iの位置xi は、各区間xi
長さと前記ステップS16で求めた変位量Δxi の累積
により求めるものであり、位置xi と以下の式(9)に
よって表すことができる。 xi =Δxi i-1 i=1 Σxi …(9) 図8はこの各区間iの基準位置からの位置xi を求める
ためのフローチャートを示し、図13はそのブロック構
成図を示している。以下、該ブロック図、及びフローチ
ャートを用いてステップS171〜ステップS174の
符号に従って説明する。 ステップS171,172:はじめに、メモリから各区
間iの変位量Δxi ,及び各区間iの基準位置からの位
置xi をメモリからCPUの処理領域に読み出す。これ
により、式(9)の演算に必要な数値が与えられること
になる。 ステップS173:次に、前記工程で読み出したΔ
i ,及びxi の値を用いて前記式(9)の演算を行
い、熱変位後の各区間iの基準位置からの位置xi を求
める。この演算は累積演算であるため、基準位置に近い
区間から順にxi を求めることになる。 ステップS174:前記工程で求めた各区間iの基準位
置からの位置xi をメモリに格納し、データの入替えを
行う。 【0026】ステップS18:次に、前記ステップS1
7の工程により求めた位置xi を用いて、各区間iの変
位誤差量di を求める。図4の(b)及び(c)におい
て、変位誤差量di は、初期状態における基準位置から
の区間iのx座標と、現在の基準位置からの区間iのx
座標との差であり、この値は基準位置から区間iまでに
ある区間のそれぞれの変位量Δxi の累積値である。し
たがって、この各区間iの変位誤差量di は初期位置か
らの変位であって、基準位置からの位置xi から初期位
置xi0を減算することによって求めることができ、以下
の式(10)によって表すことができる。 di =xi −xi0 …(10) 図9はこの各区間iの変位誤差量di を求めるフローチ
ャートを示し、図14はそのブロック構成図を示してい
る。以下、該ブロック図、及びフローチャートを用いて
ステップS181〜ステップS184の符号に従って説
明する。 ステップS181,182:はじめに、メモ
リから各区間iの基準位置からの初期位置xi0,及び各
区間iの基準位置からの現在位置xi をメモリからCP
Uの処理領域に読み出す。これにより、式(10)の演
算に必要な数値が与えられることになる。 【0027】ステップS183:次に、前記工程で読み
出した初期位置xi0,現在位置xiの値を用いて前記式
(10)に演算を行い、各区間iの変位誤差量di を求
める。 ステップS184:前記工程で求めた各区間iの変位誤
差量di をメモリに格納し、データの入替えを行う。し
たがって、この工程により熱変位により生じた各区間i
の基準位置からの熱変位誤差di を求まることになる。 ステップS19:対象モデルの位置補正は、前記ステッ
プまでの工程によって求められた熱変位誤差di を補正
することによって行うことができ、例えば、数値制御装
置において、前記熱変位誤差di を位置誤差として周知
の手法によって補正することができる。 この本発明の工作機械の駆動系の熱変位誤差の補正方法
は、補正のための格別な検出器を必要とせず、駆動系に
おいて検出器を用いることなく通常知ることができるデ
ータを補正に要するデータとすることができる。 【0028】(本発明の実施態様)本発明の駆動系の実
施態様として、直線移動を行う駆動機構、回転運動を駆
動機構、あるいはそれらの組み合わせ機構に適用するこ
とができる。また、本発明の補正において用いる演算の
実施態様としては、演算式あるいは対応するデータテー
ブルによって行うことができ、演算式を用いる場合には
一つの式によって数値の算出が可能となる効果があり、
また、データテーブルを用いる場合には数値の算出速度
が向上するという効果がある。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検出器を用いることなく工作機械の駆動系の熱変位誤差
を補正する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の工作機械の熱変位誤差の補正方法を説
明する流れ図である。 【図2】本発明の工作機械の熱変位補正方法の実施例を
説明する流れ図である。 【図3】本発明の各区間iにおける熱量Qの移動を示し
た模式図である。 【図4】本発明の熱分布モデルを説明する図である。 【図5】本発明の熱源の熱分布モデルにおける区間位置
を求めるフローチャートである。 【図6】本発明の各区間iの温度Ti を推定するフロー
チャートである。 【図7】本発明の各区間iの変位量Δxi を推定するフ
ローチャートである。 【図8】本発明の各区間iの基準位置からの位置xi
求めるフローチャートである。 【図9】本発明の各区間iの変位誤差量di を求めるフ
ローチャートである。 【図10】本発明の熱源の熱分布モデルにおける区間位
置を求めるブロック構成図である。 【図11】本発明の各区間iの温度Ti を推定するブロ
ック構成図である。 【図12】本発明の各区間iの変位量Δxi を推定する
ブロック構成図である。 【図13】本発明の各区間iの基準位置からの位置xi
を推定するブロック構成図である。 【図14】本発明の各区間iの変位誤差量di を求める
フローチャートである。 【図15】本発明の各区間iの変位誤差量di を求める
ブロック構成図である。 【図16】従来の工作機械の駆動系の熱変位誤差の補正
を行う方法を説明する図である。 【符号の説明】 1 駆動軸 2 ナット 3 モータ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 工作機械の駆動系の熱変位誤差を補正す
    る方法において、前記駆動系を含む熱分布モデルを形成
    し、該熱分布モデルに供給される発熱量を推定し、該推
    定発熱量が供給された前記熱分布モデルにおいて、隣接
    領域間における熱量の交換により熱量の時間変化を求め
    ることにより前記分布モデルの温度分布状態を推定し、
    該推定温度分布状態によって駆動系の熱変位量を求め、
    該熱変位量により熱変位補正の補正値を求めることを特
    徴とする工作機械の熱変位補正方法。
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