JP3407964B2 - 室内殺菌装置及びその運転方法 - Google Patents

室内殺菌装置及びその運転方法

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JP3407964B2
JP3407964B2 JP02057994A JP2057994A JP3407964B2 JP 3407964 B2 JP3407964 B2 JP 3407964B2 JP 02057994 A JP02057994 A JP 02057994A JP 2057994 A JP2057994 A JP 2057994A JP 3407964 B2 JP3407964 B2 JP 3407964B2
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環 細川
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紘治 朝倉
哲夫 佐藤
利行 下山
憲蔵 宮脇
修一 川手
均 江島
正浩 菊池
八寿雄 中村
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石川島芝浦機械株式会社
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病室などの室内をオゾ
ンにより殺菌するための室内殺菌装置及びその運転方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院や診療所において、病室、ICUな
どの雰囲気中や壁面・床・天井等に雑菌や病原菌等が存
在すると、患者や医療従事者に感染する恐れがある。特
に最近は院内感染の防止が重要な課題となっている。
【0003】従来の殺菌消毒方法は、薬剤による方法、
紫外線による方法等がある。薬剤による方法は、エタノ
ールやクレゾールなどの薬剤を室内に噴霧、散布するこ
とにより消毒するものである。紫外線による方法は、通
常殺菌灯として知られる紫外線管等を用い、殺菌力が高
く、有害残留物が無いという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、薬剤に
よる消毒は、薬剤自体が有害であることが多く、また壁
面等に染み込んだ薬剤を除去することは困難である。紫
外線による方法は、直進性があるため、紫外線が照射さ
れない部分の殺菌消毒が不十分である。
【0005】そこで、室内にオゾンを充満させて燻蒸殺
菌消毒することが提案されている。
【0006】このオゾンで殺菌する場合、オゾンを発生
するオゾナイザと室内空気を循環する循環ファンをケー
シング内に収容し、ケーシングの循環ファンの吸込口と
吹出口にオゾンキラーを設けた殺菌装置が提案されてい
るが、オゾナイザは、空気を電離してオゾンを発生させ
るため、オゾン発生と同時にNOxも発生してしまう問
題がある。特にオゾナイザは、ケーシング内の閉空間に
収容されるため、オゾン発生時に生じる熱がこもり易く
なり、発熱によりオゾン発生量が低下すると共に過度の
発熱により、発火の危険が生じると共に発熱によりオゾ
ナイザの耐久性が低下すると共にNOxがより発生し易
くなってしまう問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、室内をオゾンで殺菌するにおいて、安定した量のオ
ゾンを発生させ、発火の危険を防止して安全にオゾンを
発生させると共にオゾナイザの劣化を防止し、オゾナイ
ザの耐久性を向上させると共にNOxの発生を抑制でき
る室内殺菌装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、 ケーシングに、それぞれオゾンキラーを
設けた空気吸込口と吹出口を設けると共に循環ファンを
設け、ケーシング内にオゾナイザを設けると共にそのオ
ゾンの放出口を吹出側オゾンキラーより下流側の吹出口
に臨ませて設け、上記オゾナイザに冷却手段を設け、上
記吹出口に、吹出し空気の向きを上下又は左右に周期的
に変えるルーバを設け、オゾナイザとオゾン放出口間に
NOx除去装置を設け、上記オゾナイザに、供給する空
気中の水分を除去するドライヤを接続し、空気吸込口と
吹出口間の空気循環流路にNOx除去装置を設けた室内
殺菌装置において、運転状況を室外に無線で送信するア
ンテナを設けた室内殺菌装置である。
【0009】冷却手段としては、吸込口と吹出口間に至
るケーシング内の空気循環流路にオゾナイザを配置して
構成するか、ケーシングに設けた冷却用空気吸込口とそ
の冷却用空気吸込口に設けたオゾンキラーとそのオゾン
キラーを介して吸込んだ空気をオゾナイザに吹き付ける
冷却ファンを設けて構成するか、オゾナイザの外周に冷
却管を巻き付けたり、オゾナイザに供給する空気を冷却
するようにして構成する。
【0010】
【0011】また、本発明は、ケーシングに、それぞれ
オゾンキラーを設けた空気吸込口と吹出口を設けると共
に循環ファンを設け、そのケーシング内にオゾナイザを
設けると共にそのオゾンの放出口を吹出側オゾンキラー
より下流側の吹出口に臨ませて設け、上記オゾナイザ
に、そのオゾナイザに酸素リッチガスを供給する酸素富
化装置を接続し、上記吹出口に、吹出し空気の向きを上
下又は左右に周期的に変えるルーバを設けた室内殺菌装
置において、運転状況を室外に無線で送信するアンテナ
を設けた装置である。
【0012】さらに本発明は、ケーシング内に、それぞ
れオゾンキラーを設けた空気吸込口と吹出口を設けると
共に循環ファンを設け、ケーシング内にオゾナイザを設
けると共にそのオゾンの放出口を吹出側オゾンキラーよ
り下流側の吹出口に臨ませて設け、そのオゾンキラーの
オゾン放出・停止と循環ファンを制御する制御手段を設
けて室内殺菌装置を構成し、その室内殺菌装置を殺菌す
べき室内に設置し、他方、室外に上記制御手段からの運
転状況を受信するモニタを設けてオゾン殺菌・オゾン分
解の運転状況を監視しながら殺菌する室内殺菌装置の運
転方法において、電源投入時、循環ファンをONとする
オゾン分解モードとするようにしたものであり、室内空
気をオゾンキラーを介して排気又は室内殺菌装置内の循
環空気の一部を室外に排気して、殺菌すべき室内を室外
より負圧にしてオゾン殺菌するようにしたものである。
【0013】
【作用】上記構成によれば、オゾナイザを冷却手段で冷
却することで、オゾナイザで発生するNOxを抑制しな
がら安定した量のオゾンを安全に発生させることができ
る。またオゾナイザに供給する空気を酸素リッチガスと
したり空気中の水分を除去することでもNOxの発生を
抑制できる。
【0014】またこの室内殺菌装置を運転するにおい
て、モニタを設け、そのモニタで運転状況やオゾン濃度
を見ながら自動運転を行うことで、より安全な殺菌が行
える。
【0015】以下、本発明の前提となった室内殺菌装置
を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明の前提と
なった室内殺菌装置を示す概略図である。
【0016】図1において、1はケーシングで、そのケ
ーシング1に空気吸込口2と吹出口3が形成される。ケ
ーシング1内には、空気吹出口3につながる送風ダクト
4が設けられ、そのダクト4に循環ファン5が設けられ
る。空気吸込口2には、吸込側オゾンキラー6が設けら
れ、吹出口3には、吹出しルーバ3aが設けられると共
にその上流側の送風ダクト4内に吹出し側オゾンキラー
8が設けられる。
【0017】この空気吸込口2から吹出口3に至る空気
循環流路7にオゾナイザ9が設けられる。本実施例にお
いては循環ファン5の吹出し側にオゾナイザ9が設けら
ることでオゾナイザ9の冷却手段が構成される。このオ
ゾナイザ9には、オゾナイザ9に空気を供給するコンプ
レッサ10が接続される。オゾナイザ9の吐出側には、
オゾン放出管11が接続され、そのオゾン放出管11の
放出口12が吹出し側オゾンキラー8の吹出し側とルー
バ7間に位置するように設けられる。
【0018】コンプレッサ10と循環ファン5の駆動と
オゾナイザ9への供給電源は、図示していないが制御手
段で自動運転されるようになっている。
【0019】次に図1に示した室内殺菌装置の作用を述
べる。
【0020】室内殺菌装置を殺菌すべき室内に置き、制
御手段がオゾン殺菌とオゾン分解とを自動運転するよう
になっている。
【0021】先ずオゾン殺菌は、循環ファン5を駆動し
た後、コンプレッサ10を駆動し、オゾナイザ9を作動
させる。循環ファン5の駆動で、室内の空気を吸込口2
から吸引され、空気循環流路7を介して吹出口3から吹
出される。オゾナイザ9で発生したオゾンはオゾン放出
管11の放出口12から吹き出され、循環ファン5から
の吹出し空気と共に吹出口3から室内に吹出される。こ
のようにして室内にオゾンが充満されオゾンによる燻蒸
がなされる。この燻蒸中、吸込口2から吸引される空気
中のオゾンは、吸込み側オゾンキラー6で分解されるた
め、ケーシング1内の部品がオゾンで腐蝕されることが
防止される。またオゾナイザ9は、循環ファン4の吹出
し側に配置され、その循環空気で常時冷却されており、
NOxの発生が極力抑えられながらオゾンを発生する。
【0022】室内のオゾンによる燻蒸が所定時間経過し
た後は、オゾナイザ9の供給電源がOFFとなり、オゾ
ンの発生が停止された後、暫くしてコンプレッサ10が
停止される。
【0023】オゾン分解は、循環ファン5を駆動したま
まとすることで、先ず吸込み側オゾンキラー6と吹出し
側オゾンキラー8の双方でオゾンを分解し、室内のオゾ
ンを分解する。このオゾン分解運転は、オゾン濃度が人
体に対して安全な濃度まで下がるまで運転を行って停止
する。
【0024】図2は本発明の前提となった他の室内殺菌
装置を示したものである。図1における循環ファン5は
軸流ファンで吸込口2と吹出口3とが直線状になるよう
にしたが、本例では、循環ファン5をシロッコファンな
どで形成し、ケーシング1に吸込口2と吹出口3が90
度になるように設け、その吸込口2と吹出口3にそれぞ
れオゾンキラー6,8を設け、循環ファン5の吹出し側
と吹出し側オゾンキラー8の間の空気循環流路7にオゾ
ナイザ9を配置し、オゾナイザ9のオゾン放出管11を
ケーシング1の外に延出し、その放出口12を吹出口3
に臨ませたものである。
【0025】図3は、図2に示したオゾナイザ9を循環
ファン5の吸込み側の空気循環流路7に配置したもので
ある。
【0026】図4は、図2,図3に示した室内殺菌装置
を変形し、オゾナイザ9を空気循環流路7に配置する代
りに、空気循環流路7の近傍に配置し、そのオゾナイザ
9に冷却手段としての冷却ファン13を設け、ケーシン
グ1に冷却用空気吸込口14を設けると共に吸込口14
にオゾンキラー15を設けたものである。
【0027】この図4に示した室内殺菌装置では、図1
〜図3の実施例のように空気循環流路7の循環ファン5
でオゾナイザ9を冷却する代りに冷却専用の冷却ファン
13で、循環風量と別個に冷却でき冷却程度の調整が自
由にできる。
【0028】また図1〜図4に示した室内殺菌装置にお
いてオゾナイザ9は、容器内に一対の電極を設けて構成
するが、この容器の外周に放熱フィンを多数枚設けて冷
却効率を高めるようにしてもよい。
【0029】図5に示した室内殺菌装置は吸込口2から
吹出口3に至る空気循環流路7を直線状にし、オゾナイ
ザ9を、その空気循環流路7から隔離して配置し、その
オゾナイザ9に冷媒などによる冷却手段16を設けたも
のである。この冷却手段16は、循環ポンプ17と、オ
ゾナイザ9の外周に巻き付けた冷却管18と放熱管19
及びそのファン20とからなり、ポンプ17からの冷媒
を、放熱管19で冷却した後、冷却管18に流してオゾ
ナイザ9を冷却するように、或いはこの逆に冷媒を流し
てオゾナイザ9を冷却するようにしたものである。
【0030】この図5において、冷却手段16における
冷媒は、水などを循環して構成するが、冷凍サイクルで
構成するようにしてもよい。すなわち、ポンプ17を圧
縮機とし、冷却管18を蒸発器とし、放熱管19を凝縮
器とし、放熱管19と冷却管18の間にキャピラリチュ
ーブなどの減圧装置を設けて冷凍サイクルを構成するよ
うにしてもよい。
【0031】図6は、冷却手段16として水道水などを
利用したもので、冷却管18の出入口18a,18bを
ケーシング1の外に設け、その入口18bに水道管21
に接続し、出口18bを排水管22に接続して、水道水
を冷却管19に流してオゾナイザ9を冷却するようにし
たものである。
【0032】図7は、冷却手段16としてコンプレッサ
10とオゾナイザ9の間に放冷管23を設け、その放冷
管23に冷却ファン24を設けて、コンプレッサ10か
ら放冷管23を通ってオゾナイザ9に供給される空気を
冷却するようにしたものである。ケーシング1には、冷
却ファン24の冷却用空気吸込口25を設けると共にオ
ゾンキラー26を設ける。
【0033】コンプレッサ10から吐出される空気は、
圧縮により約50℃以上に昇温するが、放冷管23を通
ることで冷却される。
【0034】図8は、放冷管27を図7のように冷却フ
ァン24で強制冷却する代りに、自然冷却によりオゾナ
イザ9へ供給する空気を冷却するようにしたもので、図
では詳細に示していないが、放冷管27をケーシング1
の外壁或いは内壁に密着するように取り付けて冷却する
ようにしたものである。
【0035】図9は、上述した室内殺菌装置Aを用いて
室内30を殺菌する場合における本発明の運転方法の概
略を示したものである。
【0036】室内殺菌装置Aは、ケーシング1に移動の
ためのキャスタ31及び取手32を設け、また運転状況
を室外33に無線34などにより送信するアンテナ35
を設けておく、他方、室外33には無線34を受信して
その運転状況を表示するモニタ36が設けられる。ま
た、モニタ36と殺菌装置Aは有線で接続されてもよ
い。
【0037】このモニタ36より、室内殺菌装置Aがオ
ゾン殺菌中、オゾン分解中、殺菌終了かを監視しながら
運転が行える。
【0038】図10(a)〜(c)は、吹出口3に、上
下或いは左右に風向を調節する吹出しルーバ3aを設け
た例を示し、図9で説明したように室内殺菌装置Aの室
内配置に応じて、オゾンを含んだ空気を室内にまんべん
なく吹き込めるようにしたもので、ルーバ制御装置によ
り周期的にルーバ3aの向きを変えるようにしたもので
ある。
【0039】図11〜図13は、オゾナイザ9から発生
するNOxを抑制するための他の室内殺菌装置を示した
ものである。
【0040】図11に示した室内殺菌装置は、オゾナイ
ザ9に供給する空気として酸素リッチガスを供給するよ
うにしたものであり、オゾナイザ9にPSA(プレッシ
ャスイングアドソープションなどの酸素と富化装置40
を接続するようにしたものである。このPSA40は、
コンプレッサなどでPSAに空気を供給することで、酸
素リッチガスが窒素と分離され、酸素リッチガスがオゾ
ナイザ9に供給されると共に窒素分は、排気管41より
サイレンサ42を介してケーシング1外に排気されるよ
うになっている。
【0041】この図11の例においては、オゾナイザ9
には、酸素リッチガスのみが供給され、窒素分が少ない
ため、NOxの発生が抑制できる。
【0042】図12に示した室内殺菌装置は、オゾナイ
ザ9にケーシング1の外に置いた酸素ボンベ43に接続
し、またその間に酸素の供給・停止を行う自動開閉バル
ブ44を設けたものである。
【0043】この図12においては、オゾナイザ9に純
酸素を供給するため、NOxの発生を略完全に抑制でき
る。
【0044】図13に示した室内殺菌装置は、コンプレ
ッサ10とオゾナイザ9間に、シリカゲル,ゼオライト
などの除湿剤が充填されたドライヤ45を接続したもの
である。ドライヤ45を接続することで、オゾナイザ9
に供給する空気中の水分が除去されるため、NOxの発
生を抑制できる。
【0045】図14は、図9の他の実施例を示し、本発
明の室内殺菌装置Aを用いて室内30を殺菌する場合の
運転方法の概略を示したものである。
【0046】本例においては室内30の天井部や床にオ
ゾン濃度を検出するセンサ45,46を取り付け、これ
らセンサ45,46で検出したオゾン濃度を信号線4
7,48で室内殺菌装置Aに入力できるようになし、こ
れらオゾン濃度を含む運転状況をアンテナ35より室外
33のモニタ36に無線34などで送信して、そのモニ
タ36を見ながら殺菌運転が行えるようにしたものであ
る。
【0047】図15は、図14の制御ブロック図で、セ
ンサ部45,46で検出したオゾン濃度は制御部50に
入力される。制御部50は、室内殺菌装置Aのコンプレ
ッサ10,オゾナイザ9,循環ファン5などを制御する
もので、例えばオゾン殺菌時間、オゾン分解時間などが
自在に設定できるようになっており、その運転状況が表
示部51で確認できると共にこれら運転状況などが送信
部52よりアンテナ35を介してモニタ36へ送信す
る。またモニタ36は受信部53,制御部54,表示部
55から構成される。また、モニタ36は、送信部52
と有線で接続してもよい。
【0048】この図14,図15の実施例においては、
両センサ45,46で、例えば天井側のセンサ45で到
達オゾン濃度を検出し、床部のセンサ46で残留オゾン
濃度を検出し、殺菌中のオゾン濃度が適正かどうか、ま
たオゾン分解中の残留オゾン濃度が安全値まで下がった
かどうかを見ながら運転が行える。
【0049】また本実施例では、室内殺菌装置Aで運転
内容を設定する例で示したが、モニタ36に送信機能を
付加し、室内殺菌装置Aに受信機能を付加して、モニタ
36側で運転内容を設定できると共にその運転状況を監
視できるように構成してもよい。
【0050】図16,図17は、図14,図15の他の
実施例を示したものである。
【0051】本例においては、室内殺菌装置Aとオゾン
濃度を検出するセンサ58とを独立としたものである。
すなわち、センサ58は、オゾン濃度を測定するセンサ
部59と、そのセンサ部59の検出地が入力されると共
に室内殺菌装置Aで設定した運転状況と同じ運転状況が
入力される制御部60と、オゾン濃度と運転状況を表示
する表示部61と、これら運転状況を送信する送信部6
2とからなり、またモニタ36は受信部53,制御部5
4,表示部55からなる。
【0052】この実施例においては、室内殺菌装置Aに
送信機能がなくてもセンサ58とモニタ36があれば、
室内30のオゾン濃度や運転状況を監視することができ
る。
【0053】図18〜図20は、NOx除去機能を付加
した室内殺菌装置の例を示したものである。
【0054】図18は、ケーシング1内に、水などNO
xを吸収しやすい液65を収容した密封容器66を設置
し、オゾナイザ9からのオゾン放出管11をその密封容
器66の液65を通過するように、すなわちオゾナイザ
9に接続した上流側放出管11aを先端の噴出部67を
液65に位置させ、下流側の放出管11bを密封容器6
6の上部に接続するようにしたものである。この実施例
において、オゾナイザ9で発生したオゾンを含む空気
は、上流側放出管11aの先端の噴出部67から液65
中に噴射される。この場合、オゾンは液65に溶解しず
らく、NOxは液に溶解吸収されて除去される。従って
下流側放出管11bにはNOxが除去されたオゾンを含
む空気が放出口12から吹き出される。
【0055】またこの密閉容器66の液65は図示して
いないが、ドレン管や給水装置等で自由に交換できるよ
うにされている。
【0056】図19は、酸素富化装置であるPSA装置
67で酸素リッチガスを生成し、そのリッチガスをオゾ
ナイザ9に供給するようにしたものであり、基本的には
図11の室内殺菌装置と同じであるが、PSA装置67
として窒素を吸着する吸着剤を収容し、窒素吸着除去後
の酸素リッチガスをオゾナイザ9に供給してNOxの発
生を抑制したものである。
【0057】図20は、NOxの発生を抑制する代り
に、オゾン殺菌中及びオゾン分解中に室内のNOxを除
去できるようにしたものであり、先ず吸込口2から吹出
口3に至る空気循環流路7をダクト70で囲繞して形成
し、そのダクト70に循環ファン5を設けると共にその
前後にNOx除去触媒等からなるNOx除去装置71,
72を設けたものである。
【0058】本例においては、吸込口2から吸込まれた
空気中のオゾンが、先ず吸込み側オゾンキラー6で分解
され、次に吸込側NOx除去装置71でNOxが除去さ
れ、循環ファン5より再度吹出側NOx除去装置72で
さらにNOxが除去され、さらに吹出し側オゾンキラー
6でオゾンが分解されることとなり、室内に放出された
NOxを除去することが可能となる。
【0059】図21は室内殺菌装置Aの移動と設置を説
明する図で、ケーシング1の底部の後方にキャスタ31
を設け、前方に固定脚75を設け、移動時は図21
(a)に示すように取手32を持って固定脚75が床か
ら離れるようにキャスタ31を中心に傾けて搬送し、設
置時は図21(b)に示すように固定脚75を床に降ろ
すことで設置する。
【0060】図22は、オゾナイザ9A,9Bを2台ケ
ーシングに収容し、各オゾナイザ9A,9Bにオゾン放
出管11A,11Bを接続し、その放出口12A,12
Bを吹出口3に対向するように設けたものである。この
場合、放出口12A,12Bは図23に示すように、オ
ゾン放出管11A,11Bに複数個設け、吹出口3から
矢印77のように吹出された循環風に対してカウンター
フローとなるように吹き込むように形成する。
【0061】図24は、本発明の室内殺菌装置Aの外観
図を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は
側面図を示したものである。
【0062】ケーシング1の底部の後方にはキャスタ3
1を前方には固定脚75を設け、後面下部には空気吸込
口2を、その上方には取手32を形成する。吹出口3は
ケーシング1の上部前面より空気を斜め前方に吹出すよ
うに形成され、その吹出口3の両側よりその吹出口3の
上方に臨ようにオゾン放出管11を位置させると共にそ
の放出管11に複数のオゾン放出口12を穿設する。ま
たケーシング1の上部には、内部の機器を操作すると共
に運転状況を表示する操作盤80を設けたものである。
【0063】図25は、オゾナイザ9をケーシング1の
外に配置して室内殺菌装置を構成した例を示す。
【0064】先ずケーシング1には、空気吸込口2と吹
出口3を形成し、その両口2,3にオゾンキラー6,8
を設け、その間の空気循環流路7に循環ファン5を配置
し、他方オゾナイザ9をケーシング1外に配置し、その
オゾナイザ9に空気を供給するコンプレッサ10をケー
シング1内に設け、オゾン放出管11の放出口12を吹
出口3に臨むように設け、またオゾナイザ9を冷却する
冷却用ファン82をケーシング1外でオゾナイザ9に近
接するように配置し、さらに、オゾナイザ9、冷却用フ
ァン82、循環ファン5及びコンプレッサ10を制御す
る制御装置83をケーシング1内に設けたものである。
本例においては、オゾナイザ9がケーシング1の外に設
けられるため、発生熱がこもることがなく、しかも冷却
用ファン82で冷却されるため、オゾン発生量をより安
定させることができると共にNOxの発生をより抑制で
きる。
【0065】図26は、室内30を室内殺菌装置Aで殺
菌する例を示す。室内30を室内殺菌装置Aで殺菌を行
う際、室内30のドア85や窓(図示せず)など隙間の
目張りを行った後、室内殺菌装置Aからオゾンを放出
し、かつ室内空気を循環させる。この場合、室内30が
室外33より圧力が高いと、その圧力差で室内30のオ
ゾンが室外33に漏れ出るため、室内30の雰囲気を室
外より負圧に保った状態で、オゾン殺菌とオゾン分解運
転を行う。この場合、図11で説明したようにオゾナイ
ザ9にPSA40にて酸素リッチガスを供給する場合、
同時に窒素分が分離されて放出されるため、その排出管
41を室外まで延出し、窒素ガスを室外33に排気する
ようにすることで室外33より室内30が負圧となり、
オゾンの室外の漏洩が防止できる。
【0066】図27は、同じく室内30を室内殺菌装置
Aで殺菌を行う場合を示す。図26の場合PSA40よ
り排気管41を介して室内空気の窒素分を排気したが、
本例においては、排気ファン86よりオゾンキラー87
を介して室内空気を排気して室内30を負圧とする。こ
の場合排気ファン86はオゾンキラー87の下流側に設
け、オゾンキラー87より排気ファン86を介して室内
空気を排気するように構成してもよい。
【0067】図28は、室内殺菌装置Aを室内30に配
置せずに、ドア85を開放した時の開口部88に位置す
るように室内殺菌装置Aを位置させて殺菌する例を示し
たものである。
【0068】図29は、図28の室内殺菌装置Aの詳細
を示したものである。
【0069】殺菌装置Aとしては、図2で説明したもの
と基本的に同じであるが、ケーシング1には、室内30
を負圧にすべく、排気通路90が形成され、その通路9
0にオゾンキラー91と排気ファン92が設けられる。
またケーシング1と開口部88との隙間は、シール用枠
材93を設けて目張りを行う。この例においては、室内
殺菌装置Aをドア85を開放し、その開口部88に挿入
するのみであり、ケーシング1などオゾンに晒される部
分が少なく、また操作部も室外に位置させることができ
るため、別途モニタなどを設ける必要なく運転上で有利
である。
【0070】図30は、制御装置のブロック図を示した
ものである。
【0071】先ず、制御装置はコントローラ95を有
し、そのコントローラ95でコンプレッサ10(或いは
PSA)、オゾナイザ9、循環ファン5を駆動するイン
バータ96を制御する。また上述した実施例の種々の態
様により冷却ファン13(図4)、ファン20(図5)
或いはファン24(図7)などや冷却ポンプ17(図
5)などを制御できるようになっている。またこれら機
器は、コンプレッサセンサ96、PSAセンサ97、オ
ゾナイザセンサ98、インバータセンサ99、ファンセ
ンサ100、冷却ポンプセンサ101などで、その動作
状態が検出されると共にこれら情報がコントローラ95
に入力されて、対応する機器を制御するようになってい
る。
【0072】さてコントローラ95には、殺菌を行う時
の各種運転内容を設定する入力スイッチ102の設定内
容、オゾン濃度センサ45,46の検出オゾン濃度が入
力され、これらに基づいて上記機器を制御する。またコ
ントローラ95は、運転状況を信号送信部35を介して
モニタ36に送信すると共に出力ランプ類103で表示
するようになっている。また室外のモニタ36で殺菌装
置Aを制御する場合、モニタ36側に送信機能を付加
し、コントローラ95には受信部104を付加して双方
向で送受信していずれかで制御するようにしてもよい。
【0073】図31は、コントローラ95による各種機
器のタイミングチャートを示し、(a)は電源、(b)
はスタートスイッチ、(c)は冷却ファン13、(d)
はコンプレッサ10(或いはPSA)、(e)はオゾナ
イザ9、(f)は循環ファン5、(g)はオゾン分解モ
ードを表示する第1出力ランプ、(h)はオゾン殺菌を
表示する第2出力ランプのタイミングチャートを示した
ものである。
【0074】先ず(a)のチャートのように電源が投入
されると、(f)と(g)のチャートに示すように循
ファン5と第1出力ランプがONとなるスタンバイモー
ドt0となり、(b)のチャートでスタートスイッチが
ONとなると、(c),(d)(e)のチャートが示す
ように、冷却ファン13、コンプレッサ10、オゾナイ
ザ9がONとなる。また(f)のチャートに示すよう循
環ファン5はON・OFF運転となり、(h)のチャー
トが示すようにオゾン殺菌モードt1となる。
【0075】このオゾン殺菌モードt1 が終了すると、
オゾナイザ9がOFFとされ、循環ファン5が常時ON
とされてオゾン分解モードt2 に移行する。この場合オ
ゾナイザ9内には残留オゾンがあるため、オゾナイザ9
のOFF後しばらくしてコンプレッサ10がOFFとな
り、さらにオゾナイザ9が十分に冷却された後、冷却フ
ァン13をOFFとする。
【0076】オゾン分解モードt2 が終了した後は、循
環ファン5と第1出力ランプがOFFとされてオゾンに
よる殺菌を終了する。
【0077】尚このチャートにおいて、電源投入時、循
環ファン5をONとするオゾン分解モードとすることに
より、例えば殺菌中に停電が起き、その後電源が復帰し
た場合でもオゾン分解モード運転となるため、安全な運
転が保障できることとなる。
【0078】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、オゾナイ
ザを冷却手段で冷却することで、オゾナイザの発熱に
よるオゾン発生量の低下を抑え安定してオゾンを発生で
きる、オゾナイザの発熱によるオゾナイザの劣化を防
止し、オゾナイザの耐久性を向上させる、オゾナイザ
の過熱による発火の危険を防止し、安全性を増す、オ
ゾナイザで発生するNOxを抑制しながらオゾンを発生
させることができるなどの効果を奏する。またオゾナイ
ザに供給する空気を酸素リッチガスとしたり空気中の水
分を除去することでもNOxの発生を抑制できる。
【0079】またこの室内殺菌装置を運転するにおい
て、モニタを設け、そのモニタで運転状況やオゾン濃度
を見ながら自動運転を行うことで、より安全な殺菌が行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となった室内殺菌装置を示す概略
図である。
【図2】本発明の前提となった他の室内殺菌装置を示す
概略図である。
【図3】図2の変形例を示す概略図である。
【図4】図3の変形例を示す概略図である。
【図5】本発明の前提となった室内殺菌装置において冷
却手段を変形した実施例を示す概略図である。
【図6】図5の変形例を示す概略図である。
【図7】同じく図5の変形例を示す概略図である。
【図8】図7の変形例を示す概略図である。
【図9】本発明の室内殺菌装置の運転方法を説明する概
略図である。
【図10】図6の変形例を示す概略図である。
【図11】本発明においてNOxを低減するための他の
室内殺菌装置を示す概略図である。
【図12】図11の変形例を示す概略図である。
【図13】図11の他の変形例を示す概略図である。
【図14】本発明の室内殺菌装置の運転方法の他の例を
説明する概略図である。
【図15】図14の制御ブロックを示す図である。
【図16】図14の他の実施例を示す概略図である。
【図17】図16の制御ブロックを示す図である。
【図18】本発明においてNOxを除去するための他の
実施例を示す概略図である。
【図19】図11の変形例を示す概略図である。
【図20】図18の変形例を示す図である。
【図21】本発明の室内殺菌装置の移動・設置を説明す
る図である。
【図22】本発明の他の実施例を示す概略図である。
【図23】図22の部分詳細斜視図である。
【図24】本発明の室内殺菌装置の外観の詳細を示す図
である。
【図25】本発明のさらに他の実施例を示す概略図であ
る。
【図26】本発明において、室内を殺菌する時の運転状
態を示す概略図である。
【図27】図26の変形例を示す概略図である。
【図28】図26の他の変形例を示す概略図である。
【図29】図28の詳細を示す図である。
【図30】本発明における制御装置の詳細を示す回路図
である。
【図31】図30におけるタイミングチャートを示す図
である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 空気吸込口 3 空気吹出口 5 循環ファン 6,8 オゾンキラー 9 オゾナイザ 12 オゾン放出口 16 冷却手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 克治 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 釜瀬 幸広 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 佐藤 尚史 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 細川 環 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 高橋 亮二 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 朝倉 紘治 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石川島播磨重工業株式会社 本社内 (72)発明者 佐藤 哲夫 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石川島播磨重工業株式会社 本社内 (72)発明者 下山 利行 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石川島播磨重工業株式会社 本社内 (72)発明者 宮脇 憲蔵 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (72)発明者 川手 修一 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (72)発明者 江島 均 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (72)発明者 菊池 正浩 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (72)発明者 中村 八寿雄 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (56)参考文献 特開 平4−176320(JP,A) 特開 平1−110363(JP,A) 特開 平6−169976(JP,A) 特開 平6−39025(JP,A) 特開 平3−150207(JP,A) 実開 平6−9642(JP,U) 実開 平5−37245(JP,U) 実開 平2−8441(JP,U) 実開 平2−45749(JP,U) 実開 平4−25746(JP,U) 実開 平2−116450(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 2/20 A61L 9/015

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングに、それぞれオゾンキラー
    を設けた空気吸込口と吹出口を設けると共に循環ファン
    を設け、ケーシング内にオゾナイザを設けると共にその
    オゾンの放出口を吹出側オゾンキラーより下流側の吹出
    口に臨ませて設け、上記オゾナイザに冷却手段を設け
    上記吹出口に、吹出し空気の向きを上下又は左右に周期
    的に変えるルーバを設け、オゾナイザとオゾン放出口間
    にNOx除去装置を設け、上記オゾナイザに、供給する
    空気中の水分を除去するドライヤを接続し、空気吸込口
    と吹出口間の空気循環流路にNOx除去装置を設けた室
    内殺菌装置において、運転状況を室外に無線で送信する
    アンテナを設けたことを特徴とする室内殺菌装置。
  2. 【請求項2】 冷却手段は、吸込口と吹出口間に至るケ
    ーシング内の空気循環流路にオゾナイザを配置して構成
    される請求項1記載の室内殺菌装置。
  3. 【請求項3】 冷却手段は、ケーシングに設けた冷却用
    空気吸込口と、その冷却用空気吸込口に設けたオゾンキ
    ラーと、そのオゾンキラーを介して吸込んだ空気をオゾ
    ナイザに吹き付ける冷却ファンからなる請求項1記載の
    室内殺菌装置。
  4. 【請求項4】 冷却手段は、オゾナイザの外周に巻き付
    けた冷却管からなる請求項1記載の室内殺菌装置。
  5. 【請求項5】 冷却手段は、オゾナイザに供給する空気
    冷却する手段からなる請求項1記載の室内殺菌装置。
  6. 【請求項6】 ケーシングに、それぞれオゾンキラーを
    設けた空気吸込口と吹出口を設けると共に循環ファンを
    設け、そのケーシング内にオゾナイザを設けると共にそ
    のオゾンの放出口を吹出側オゾンキラーより下流側の吹
    出口に臨ませて設け、上記オゾナイザに、そのオゾナイ
    ザに酸素リッチガスを供給する酸素富化装置を接続し、
    上記吹出口に、吹出し空気の向きを上下又は左右に周期
    的に変えるルーバを設けた室内殺菌装置において、運転
    状況を室外に無線で送信するアンテナを設けたことを特
    徴とする室内殺菌装置。
  7. 【請求項7】 ケーシング内に、それぞれオゾンキラー
    を設けた空気吸込口と吹出口を設けると共に循環ファン
    を設け、ケーシング内にオゾナイザを設ける と共にその
    オゾンの放出口を吹出側オゾンキラーより下流側の吹出
    口に臨ませて設け、そのオゾンキラーのオゾン放出・停
    止と循環ファンを制御する制御手段を設けて室内殺菌装
    置を構成し、その室内殺菌装置を殺菌すべき室内に設置
    し、他方、室外に上記制御手段からの運転状況を受信す
    るモニタを設けてオゾン殺菌・オゾン分解の運転状況を
    監視しながら殺菌する室内殺菌装置の運転方法におい
    て、電源投入時、循環ファンをONとするオゾン分解モ
    ードとすることを特徴とする室内殺菌装置の運転方法。
  8. 【請求項8】 室内にはオゾン濃度を検出するセンサが
    設けられ、そのオゾン濃度が上記制御手段を介して又は
    直接モニタに送信される請求項7記載の室内殺菌装置の
    運転方法。
  9. 【請求項9】 室内空気をオゾンキラーを介して排気又
    は室内殺菌装置内の循環空気の一部を室外に排気して、
    殺菌すべき室内を室外より負圧にしてオゾン殺菌する請
    求項8記載の室内殺菌装置の運転方法。
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