JP3407273B2 - クルーズコントロール装置 - Google Patents

クルーズコントロール装置

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JP3407273B2
JP3407273B2 JP25083797A JP25083797A JP3407273B2 JP 3407273 B2 JP3407273 B2 JP 3407273B2 JP 25083797 A JP25083797 A JP 25083797A JP 25083797 A JP25083797 A JP 25083797A JP 3407273 B2 JP3407273 B2 JP 3407273B2
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根 孝 明 関
藤 芳 之 安
藤 晃 伊
尚 人 千
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

Landscapes

  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の走行速度
をある設定した値に自動的に制御するのに利用されるク
ルーズコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の走行速度をある設定した値に自動
的に制御するクルーズコントロール装置では、セットス
イッチがオン切換えされてからオフ切換えされる操作が
行われることによって、オフ切換え時の車速がコントロ
ーラに内蔵された車速記憶手段に記憶車速として記憶さ
れ、この記憶車速と実車速との偏差に対応してアクチュ
エータにクルーズ指令出力信号が与えられ、アクチュエ
ータが作動されることによってスロットルバルブを駆動
して、実車速が記憶車速に一致するようにクルーズ制御
が実行される。そして、その結果、車両が定速で走行す
る。
【0003】このようなクルーズコントロール装置で
は、図6に示されるように、クルーズ制御中、アクセル
スイッチの操作が、時刻a、時刻c、時刻e、時刻g、
時刻i、時刻k、時刻nに連続的に行われることによっ
て、アクセルスイッチよりタップアップ指令信号が、時
刻aから時刻bまで、時刻cから時刻dまで、時刻eか
ら時刻fまで、時刻gから時刻hまで、時刻iから時刻
jまで、時刻kから時刻mまで、時刻nから時刻pまで
それぞれ発生すると、タップアップ指令信号の発生毎
に、記憶車速に所定の車速分(増速値)を加算して記憶
車速が更新される。そして、タップアップ指令信号の発
生毎にタップアップ出力信号がアクチュエータに与えら
れ、その結果、車両の車速が上昇する。
【0004】また、図7に示されるように、クルーズ制
御中、コーストスイッチの操作が、時刻a、時刻c、時
刻e、時刻g、時刻i、時刻k、時刻nに連続的に行わ
れることによって、コーストスイッチよりタップダウン
指令信号が、時刻aから時刻bまで、時刻cから時刻d
まで、時刻eから時刻fまで、時刻gから時刻hまで、
時刻iから時刻jまで、時刻kから時刻mまで、時刻n
から時刻pまでそれぞれ発生すると、タップダウン指令
信号の発生毎に、記憶車速から所定の車速分(減速値)
を減算して記憶車速が更新される。そして、タップダウ
ン指令信号の発生毎にタップダウン出力信号がアクチュ
エータに与えられ、その結果、車両の車速が下降する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クルーズ制
御中に、アクセルスイッチの操作が連続的に行われるこ
とによって、アクセルスイッチよりタップアップ指令信
号が連続的に発生している際、例えば、車両が降坂路に
さしかかったとしても、タップアップ指令信号の発生毎
に、記憶車速に所定の増速値を加算して記憶車速が更新
され、タップアップ指令信号の発生毎にタップアップ出
力信号がアクチュエータに与えられるから、結果とし
て、車両の実車速が記憶車速を大きく上回って車両が必
要以上に加速されてしまうという可能性があった。
【0006】また、クルーズ制御中に、コーストスイッ
チの操作が連続的に行われることによって、コーストス
イッチよりタップダウン指令信号が連続的に発生してい
る際、例えば、車両が登坂路にさしかかったとしても、
タップダウン指令信号の発生毎に、記憶車速から所定の
減速値を減算して記憶車速が更新され、タップダウン指
令信号の発生毎にタップダウン出力信号がアクチュエー
タに与えられるから、結果として、車両の実車速が記憶
車速を大きく下回って車両が必要以上に減速されてしま
うという可能性があった。
【0007】
【発明の目的】この発明に係わるクルーズコントロール
装置は、クルーズ制御中に、車両が降坂路にさしかかっ
たり、車両が登坂路にさしかかったりしたとしても、実
車速が記憶車速に対して離れないように制御することに
よって違和感のない走行フィーリングを付与することを
目的としている。
【0008】
【発明の構成】
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるクルーズコントロール装置では、自動車の実車速に
比例した車速信号を発生する車速センサと、自動車のス
ロットルバルブを増速側または減速側に駆動するアクチ
ュエータと、操作が行われることによりクルーズ指令信
号を発生するセットスイッチと、操作が行われることに
よりタップアップ指令信号を発生するアクセルスイッチ
と、セットスイッチがクルーズ指令信号を発生すると、
車速センサが発生する車速信号を記憶車速信号として記
憶する車速記憶手段と、車速センサの車速信号と車速記
憶手段に記憶された記憶車速信号とを比較し、両者の偏
差に応じたアクチュエータ駆動信号を発生する演算手段
と、アクチュエータ駆動信号、タップアップ指令信号に
基づくタップアップ出力信号によりアクチュエータをス
ロットルバルブの増速側に駆動する増速制御手段と、ア
クセルスイッチからタップアップ指令信号が与えられた
際に実車速あるいは記憶車速に対して所定の増速値を加
算して車速記憶手段に記憶された記憶車速を更新すると
ともに、記憶車速に増速値よりも大きなオフセット値を
加算してタップアップ要否判定信号を発生し、車速セン
サが発生する車速信号とタップアップ要否判定信号とを
比較して、車速信号がタップアップ要否判定信号を越え
ていればタップアップ出力信号の発生を禁止し、一方車
速信号がタップアップ要否判定信号を越えていなければ
タップアップ出力信号を発生して増速制御手段に供給す
るタップアップ制御手段を備えている構成としたことを
特徴としている。
【0010】この発明の請求項2に係わるクルーズコン
トロール装置では、操作が行われることによりタップダ
ウン指令信号を発生するコーストスイッチと、アクチュ
エータ駆動信号、タップダウン指令信号に基づくタップ
ダウン出力信号によりアクチュエータをスロットルバル
ブの減速側に駆動する減速制御手段と、コーストスイッ
チからタップダウン指令信号が与えられた際に実車速あ
るいは記憶車速に対して所定の減速値を減算して車速記
憶手段に記憶された記憶車速を更新するとともに、記憶
車速に減速値よりも大きなオフセット値を減算してタッ
プダウン要否判定信号を発生し、車速センサが発生する
車速信号とタップダウン要否判定信号とを比較して、車
速信号がタップダウン要否判定信号を下回っていればタ
ップダウン出力信号の発生を禁止し、一方車速信号がタ
ップダウン要否判定信号を下回っていなければタップダ
ウン出力信号を発生して減速制御手段に供給するタップ
ダウン制御手段を備えている構成としたことを特徴とし
ている。
【0011】この発明の請求項3に係わるクルーズコン
トロール装置では、操作が行われることによりタップダ
ウン指令信号を発生するコーストスイッチと、操作が行
われることによりタップアップ指令信号を発生するアク
セルスイッチと、アクチュエータ駆動信号、タップアッ
プ指令信号に基づくタップアップ出力信号によりアクチ
ュエータをスロットルバルブの増速側に駆動する増速制
御手段と、アクチュエータ駆動信号、タップダウン指令
信号に基づくタップダウン出力信号によりアクチュエー
タをスロットルバルブの減速側に駆動する減速制御手段
と、アクセルスイッチからタップアップ指令信号が与え
られた際に実車速あるいは記憶車速に対して所定の増速
値を加算して車速記憶手段に記憶された記憶車速を更新
するとともに、記憶車速に増速値よりも大きな第1のオ
フセット値を加算してタップアップ要否判定信号を発生
し、車速センサが発生する車速信号とタップアップ要否
判定信号とを比較して、車速信号がタップアップ要否判
定信号を越えていればタップアップ出力信号の発生を禁
止し、一方車速信号がタップアップ要否判定信号を越え
ていなければタップアップ出力信号を発生して増速制御
手段に供給するタップアップ制御手段と、コーストスイ
ッチからタップダウン指令信号が与えられた際に実車速
あるいは記憶車速に対して所定の減速値を減算して車速
記憶手段に記憶された記憶車速を更新するとともに、記
憶車速に減速値よりも大きな第2のオフセット値を減算
してタップダウン要否判定信号を発生し、車速センサが
発生する車速信号とタップダウン要否判定信号とを比較
して、車速信号がタップダウン要否判定信号を下回って
いればタップダウン出力信号の発生を禁止し、一方車速
信号がタップダウン要否判定信号を下回っていなければ
タップダウン出力信号を発生して減速制御手段に供給す
るタップダウン制御手段を備えている構成としたことを
特徴としている。
【0012】この発明の請求項4に係わるクルーズコン
トロール装置では、請求項1または請求項3のいずれか
の構成に加え、タップアップ制御手段は、アクセルスイ
ッチから1回目のタップアップ指令信号を与えられた際
には実車速に対して所定の増速値を加算して車速記憶手
段に記憶された記憶車速を更新し、アクセルスイッチか
ら2回目以降のタップアップ指令信号を与えられた際に
は記憶車速に対して所定の増速値を加算して車速記憶手
段に記憶された記憶車速を更新する構成としたことを特
徴としている。
【0013】この発明の請求項5に係わるクルーズコン
トロール装置では、請求項2または請求項3の構成に加
え、タップダウン制御手段は、コーストスイッチから1
回目のタップダウン指令信号を与えられた際には実車速
に対して所定の減速値を減算して車速記憶手段に記憶さ
れた記憶車速を更新し、コーストスイッチから2回目以
降のタップダウン指令信号を与えられた際には記憶車速
に対して所定の減速値を減算して車速記憶手段に記憶さ
れた記憶車速を更新する構成としたことを特徴としてい
る。
【0014】この発明の請求項6に係わるクルーズコン
トロール装置では、請求項3の構成に加え、第1のオフ
セット値と第2のオフセット値が同一の値に選択されて
いる構成としたことを特徴としている。
【0015】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるクルーズコ
ントロール装置において、アクセルスイッチからタップ
アップ指令信号が与えられたときに、実車速データがタ
ップアップ要否判定信号を越えていれば、タップアップ
出力信号の発生が禁止されることによって、タップアッ
プ出力信号がアクチュエータに与えられないので、実車
速が更新された記憶車速を越えてさらに上昇してしまう
ことが抑制される。一方、実車速データがタップアップ
要否判定信号を越えていなければ、タップアップ指令信
号の発生毎にタップアップ出力信号が発生されてアクチ
ュエータが制御されるので、実車速が更新された記憶車
速に対して速やかに追従する。
【0016】この発明の請求項2に係わるクルーズコン
トロール装置において、コーストスイッチからタップダ
ウン指令信号が与えられたときに、実車速データがタッ
プダウン要否判定信号を下回っていれば、タップダウン
出力信号の発生が禁止されることによって、タップダウ
ン出力信号がアクチュエータに与えられないので、実車
速が更新された記憶車速を下回ってさらに減少してしま
うことが抑制される。一方、実車速データがタップダウ
ン要否判定信号を下回っていなければ、タップダウン指
令信号の発生毎にタップダウン出力信号が発生されてア
クチュエータが制御されるので、実車速が更新された記
憶車速に対して速やかに追従する。
【0017】この発明の請求項3、4、5、6に係わる
クルーズコントロール装置において、アクセルスイッチ
からタップアップ指令信号が与えられたときに、実車速
データがタップアップ要否判定信号を越えていれば、タ
ップアップ出力信号の発生が禁止されることによって、
タップアップ出力信号がアクチュエータに与えられない
ので、実車速が更新された記憶車速を越えてさらに上昇
してしまうことが抑制される。一方、実車速データがタ
ップアップ要否判定信号を越えていなければ、タップア
ップ指令信号の発生毎にタップアップ出力信号が発生さ
れてアクチュエータが制御されるので、実車速が更新さ
れた記憶車速に対して速やかに追従する。そして、コー
ストスイッチからタップダウン指令信号が与えられたと
きに、実車速データがタップダウン要否判定信号を下回
っていれば、タップダウン出力信号の発生が禁止される
ことによって、タップアップ出力信号がアクチュエータ
に与えられないので、実車速が更新された記憶車速を下
回ってさらに減少してしまうことが抑制される。一方、
実車速データがタップダウン要否判定信号を下回ってい
なければ、タップダウン指令信号の発生毎にタップダウ
ン出力信号が発生されてアクチュエータが制御されるの
で、実車速が更新された記憶車速に対して速やかに追従
する。
【0018】
【実施例】図1ないし図5にはこの発明に係わるクルー
ズコントロール装置の一実施例が示されている。図示さ
れるクルーズコントロール装置1は、主として、車速セ
ンサ2、セットコーストスイッチ3、リジュームアクセ
ルスイッチ4、キャンセルスイッチ5、アクチュエータ
6、コントローラ7から構成されており、コントローラ
7のマイクロコンピュータMCUに車速記憶手段8、演
算手段9、増速制御手段10、減速制御手段11、カウ
ンタ12、タップアップ制御手段13、タップダウン制
御手段14が備えられている。
【0019】車速センサ2は、スピードメータに内蔵さ
れており、車両が走行している際に、車両の実車速に比
例した速度データをパルス信号で発生する。この車速セ
ンサ2が発生した車速データはコントローラ7の10番
端子(10)を通じてコントローラ7に取り込まれ、コ
ントローラ7に備えたインターフェースAを介して変換
されてマイクロコンピュータMCUに与えられる。
【0020】セットコーストスイッチ3は、ステアリン
グホイールに取付けられた自動復帰式のスイッチであっ
て、セットスイッチとコーストスイッチを兼用してい
る。セットコーストスイッチ3は、一端がリレーRL1
のリレーコイルRL1−1を通じて電源50に接続さ
れ、他端が第1のダイオードD1のカソード、コントロ
ーラ7の2番端子(02)に接続されている。
【0021】セットコーストスイッチ3は、3つの機能
をもつ。セットコーストスイッチ3の第1の機能は、イ
グニションスイッチ23がオンされて車両が走行してい
る際に、メインスイッチ15がオン切換えされ、クルー
ズ制御のキャンセル状態から、オン切換えされてからオ
フ切換えされるクルーズ開始操作によってクルーズ指令
信号を発生することである。セットコーストスイッチ3
の第2の機能は、クルーズ制御中に、オン切換えされた
後にオフ切換えされることによってオン操作時間に対応
して実車速を下げて記憶車速を更新するためのコースト
指令信号を発生することである。セットコーストスイッ
チ3の第3の機能は、クルーズ制御中に、オン切換えと
オフ切換えとが行われるタップダウン操作により、実車
速あるいは記憶車速から所定の車速分を減算して記憶車
速を更新するためのタップダウン指令信号を発生するこ
とである。
【0022】セットコーストスイッチ3が発生したクル
ーズ指令信号、コースト指令信号、タップダウン指令信
号はコントローラ7の2番端子(02)を通じてコント
ローラ7に取り込まれ、コントローラ7に備えたインタ
ーフェースBを介して変換されてマイクロコンピュータ
MCUに与えられる。
【0023】リジュームアクセルスイッチ4は、上述し
たセットコーストスイッチ3と同様にしてステアリング
ホイールに取付けられた自動復帰式のスイッチであっ
て、リジュームスイッチとアクセルスイッチを兼用して
いる。リジュームアクセルスイッチ4は、一端がホーン
リレーRL1のリレーコイルRL1−1を通じて電源5
0に接続され、他端が第2のダイオードD2のカソー
ド、コントローラ7の1番端子(01)に接続されてい
る。
【0024】リジュームアクセルスイッチ4は、3つの
機能をもつ。リジュームアクセルスイッチ4の第1の機
能は、クルーズキャンセル中に、オン切換えされた後に
オフ切換えされるキャンセル解除操作によってキャンセ
ル以前の記憶車速を読み出してその記憶車速でクルーズ
制御を再び行うためのキャンセル解除指令信号を発生す
ることである。リジュームアクセルスイッチ4の第2の
機能は、クルーズ制御中に、オン切換えされた後にオフ
切換えされるアクセラレート操作により、オン切換え時
間に対応して実車速を上げて記憶車速を更新するための
増速指令信号を発生することである。リジュームアクセ
ルスイッチ4の第3の機能は、クルーズ制御中に、オン
切換えとオフ切換えとが繰り返し行われるタップアップ
操作により、実車速あるいは記憶車速に所定の車速分を
加算して記憶車速を更新するためのタップアップ指令信
号を発生することである。
【0025】リジュームアクセルスイッチ4が発生した
キャンセル解除指令信号、増速指令信号、タップアップ
指令信号はコントローラ7の入力端子(01)を通じて
コントローラ7に取り込まれ、コントローラ7に備えた
インターフェースCを介して変換されてマイクロコンピ
ュータMCUに与えられる。
【0026】ホーンリレーRL1は、第1の常開接点R
L1−2が電源50に接続され、第2の常開接点RL1
−3がホーン19を通じて接地されている。また、ホー
ンリレーRL1のリレーコイルRL1−1は、ホーンス
イッチ20を通じて接地されている。
【0027】キャンセルスイッチ5は、上述したセット
コーストスイッチ3、リジュームアクセルスイッチ4と
同様にしてステアリングホイールに取付けられた自動復
帰式のスイッチである。キャンセルスイッチ5は、一端
がホーンリレーRL1のリレーコイルRL1−1を通じ
て電源50に接続され、他端が第1のダイオードD1の
アノードおよび第2のダイオードD2のアノードに接続
されている。キャンセルスイッチ5は、クルーズ制御中
にオン切換えされる操作によってキャンセル指令信号を
発生する。このキャンセルスイッチ5が発生したキャン
セル指令信号はコントローラ7の1番端子(01)およ
び2番端子(02)を通じてコントローラ7に取り込ま
れ、コントローラ7に備えたインターフェースBおよび
インターフェースCを介してマイクロコンピュータMC
Uに与えられる。キャンセル指令信号は、図示しないブ
レーキペダルが操作されることによってブレーキスイッ
チ16が作動されて、ブレーキスイッチ16に備えた常
閉側スイッチ16bがオフ切換えされた際、図示しない
オートマチックトランスミッションがニュートラルレン
ジからパーキングレンジに切換えられるか、図示しない
マニュアルトランスミッションのクラッチペダルが操作
されるかすることによってミッションスイッチ17がオ
フ切換えされた際にも発生する。ブレーキスイッチ16
に備えた常開側スイッチ16aがオン切換えされるとブ
レーキランプ18が点灯する。ブレーキスイッチ16の
常閉側スイッチ16bがオフ切換えされるとアクチュエ
ータ供給電流がカットオフされる。
【0028】ブレーキスイッチ16には、常開側スイッ
チ16aと、常閉側スイッチ16bとが備えられてい
る。ブレーキスイッチ16は、ブレーキペダルが操作さ
れることによって、常開側スイッチ16aがオン切換え
され、常閉側スイッチ16bがオフ切換えされる。常開
側スイッチ16aがオン切換えされると、コントローラ
7に備えた3番端子(03)を通じインターフェースD
を介してマイクロコンピュータMCUに電源の電位が与
えられる。また、ブレーキスイッチ16は、ブレーキペ
ダルが操作されることによって、常閉側スイッチ16b
がオフ切換えされると、コントローラ7に備えた6番端
子(06)を通じインターフェースEを介してマイクロ
コンピュータMCUに与えられていた電源の電位がカッ
トオフされる。ミッションスイッチ17は、図示しない
オートマチックトランスミッションがニュートラルレン
ジからパーキングレンジに切換えられるか、図示しない
マニュアルトランスミッションのクラッチペダルが操作
されると、オフ切換えされることによってコントローラ
7の8番端子(08)を通じ、インターフェースFを介
してマイクロコンピュータMCUに対する接地ルートを
遮断する。
【0029】アクチュエータ6には、図示しないケース
内に密閉状に形成された負圧室と、戻しばねによって付
勢されていて負圧室内の負圧レベルによって出力移動し
且つスロットルバルブに結合された出力部材とが備えら
れているとともに、負圧室にそれぞれの弁の一方が連通
接続されたバキュームバルブ6a、ベントバルブ6b、
セイフティバルブ6cが備えられている。アクチュエー
タ6は、負圧室の負圧レベルが高くなると、出力部材が
負圧室の容積を小さくするように移動するため、戻しば
ねの弾性反発力に抗してスロットルバルブを開側に駆動
し、これとは逆に、負圧室の負圧レベルが低くなると、
出力部材が戻しばねの弾性復元力によって負圧室の容積
を大きくするように戻り移動するため、スロットルバル
ブを開側に駆動せず、閉側に強制的に戻す。
【0030】アクチュエータ6のバキュームバルブ6a
は、常閉のバルブであって、バルブコイルの上流側がコ
ントローラ7の7番端子(07)を通じて第1のスイッ
チングトランジスタ(pnp 型)TR1のコレクタに接続
され、バルブコイルの下流側がコントローラ7の11番
端子(11)を通じて第3のスイッチングトランジスタ
(npn 型)TR3のコレクタに接続されている。第1の
スイッチングトランジスタTR1は、エミッタがコント
ローラ7の6番端子(06)を通じてブレーキスイッチ
16に接続され、ベースが抵抗R1を通じて第2のスイ
ッチングトランジスタ(npn 型)TR2のコレクタに接
続されている。第2のスイッチングトランジスタTR2
は、エミッタ接地であって、ベースが抵抗R2を通じて
マイクロコンピュータMCUに接続されている。第3の
スイッチングトランジスタTR3は、エミッタ接地であ
って、ベースが抵抗R3を通じてマイクロコンピュータ
MCUに接続されている。バキュームバルブ6aは、弁
の他方がエンジンのインテークマニホールドに連通接続
されているため、エンジンが動いている際に、第2のス
イッチングトランジスタTR2がオンされて第1のスイ
ッチングトランジスタTR1がオンされ、第3のスイッ
チングトランジスタTR3がオンされることによってバ
ルブコイルが通電されて弁が開くと、弁の開時間に応じ
てエンジンが発生している負圧をインテークマニホール
ドから負圧室に取り入れ、これに対して、バルブコイル
の通電経路がカットオフされることによって弁が閉じら
れると、負圧を負圧室に取り入れない機能をもつ。この
とき、バキュームバルブ6aを負圧発生用モータに置き
換えた場合には、負圧発生用モータと負圧室とが連通接
続されるため、その負圧発生用モータが作動している間
に発生している負圧が負圧室に取り入れられる。
【0031】アクチュエータ6のベントバルブ6bは、
常開のバルブであって、バルブコイルの上流側がコント
ローラ7の7番端子(07)を通じて第1のスイッチン
グトランジスタTR1のコレクタに接続され、バルブコ
イルの下流側がコントローラ7の13番端子(13)を
通じて第4のスイッチングトランジスタTR4のコレク
タに接続されている。第4のスイッチングトランジスタ
TR4は、エミッタ接地であって、ベースが抵抗R4を
通じてマイクロコンピュータMCUに接続されている。
ベントバルブ6bは、弁の他方が大気開放されているた
め、第2のスイッチングトランジスタTR2がオンされ
て第1のスイッチングトランジスタTR1がオンされ、
第4のスイッチングトランジスタTR4がオンされるこ
とによってバルブコイルが通電されて弁が閉じると、負
圧室を大気から遮断し、これに対して、バルブコイルの
通電経路がカットオフされることによって弁が開くと、
負圧室を大気開放して出力部材を戻し移動させる。
【0032】アクチュエータ6のセイフティバルブ6c
は、常開のバルブであって、バルブコイルの上流側がコ
ントローラ7の7番端子(07)を通じて第1のスイッ
チングトランジスタTR1のコレクタに接続され、バル
ブコイルの下流側が接地されている。セイフティバルブ
6cは、弁の他方が大気開放されているため、第2のス
イッチングトランジスタTR2がオンされて第1のスイ
ッチングトランジスタTR1がオンされることによって
バルブコイルが通電されて弁が閉じると、負圧室を大気
から遮断し、これに対して、バルブコイルの通電経路が
カットオフされることによって弁が開くと、負圧室を大
気開放して出力部材をクルーズ制御を行わない初期状態
に戻し移動させる。
【0033】アクチュエータ6は、ベントバルブ6bお
よびセイフティバルブ6cのバルブコイルがそれぞれオ
ンされるとともにバキュームバルブ6aのバルブコイル
がオンされることによって負圧室の負圧が上がると、出
力部材を介してスロットルバルブを開く側に駆動し、こ
れに反して、セイフティバルブ6cのバルブコイルがオ
フされる、または、ベントバルブ6bのバルブコイルが
オフされるとともにバキュームバルブ6aのバルブコイ
ルがオフされることによって負圧室の負圧レベルが下が
ると出力部材を介しスロットルバルブを閉じる側に駆動
する。
【0034】一方、コントローラ7には、上述したイン
ターフェースA、B、C、D、E、Fの他に定電圧回路
21、リセット回路22が備えられている。定電圧回路
21は、一端がコントローラ7の9番端子(09)を通
じてメインスイッチ15に接続され、他端がマイクロコ
ンピュータMCUに接続されている。定電圧回路21
は、乗員によってメインスイッチ15がオン切換えされ
ると、予め定められた電位をマイクロコンピュータMC
Uに与える。リセット回路22は、一端がコントローラ
7の9番端子(09)を通じてメインスイッチ15に接
続され、他端がマイクロコンピュータMCUに接続され
ている。リセット回路22は、メインスイッチ15がオ
ン状態になった際に、マイクロコンピュータMCUを初
期状態に復帰させる。
【0035】コントローラ7のマイクロコンピュータM
CUには、車速記憶手段8、演算手段9、増速制御手段
10、減速制御手段11、カウンタ12、タップアップ
制御手段13、タップダウン制御手段14が備えられて
いる。車速記憶手段8は、イグニションスイッチ23が
オン切換えされて、車両が走行している際に、メインス
イッチ15がオン切換えされ、乗員によりクルーズキャ
ンセル状態から、セットコーストスイッチ3がオン切換
えされてからオフ切換えされる操作が行われることによ
ってクルーズ指令信号が発生すると、車速センサ2が発
生している車速信号を記憶車速信号として所定のメモリ
エリアに格納保存する。演算手段9は、クルーズ指令出
力信号が発生した際に車速記憶手段8によって記憶され
た記憶車速信号と、車速センサ2が発生している車速信
号とを比較し、算出された両者の偏差と、車速信号の一
定時間内の変化率とによって得られる加速度との間で予
め定められた演算式に基づいて演算処理を行う。演算結
果が負の値になると、マイクロコンピュータMCUによ
って車速が下降したと判断がなされ、マイクロコンピュ
ータMCUは、その演算結果に応じた時間だけ増速制御
手段10を作動させる。これに反して、演算結果が正の
値になると、マイクロコンピュータMCUによって車速
が上昇したと判断がなされ、その演算結果に応じた時間
だけ減速制御手段11を作動させる。
【0036】増速制御手段10は、演算手段9による演
算結果が負の値になることによって作動し、ベントバル
ブ閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュー
ムバルブ開出力信号を発生する。このとき、クルーズ制
御が開始された際に第2のスイッチングトランジスタT
R2にベース電流が与えられることによって第1のスイ
ッチングトランジスタTR1がオンされているから、セ
イフティバルブ6cが閉成され、第4のスイッチングト
ランジスタTR4にベース電流が与えられることによっ
てベントバルブ6bが閉成され、第3のスイッチングト
ランジスタTR3にベース電流が与えられることによっ
てバキュームバルブ6aが開成される。その結果、アク
チュエータ7の負圧室の負圧レベルが高くなり、スロッ
トルバルブを開側に駆動し、車速センサ2が発生してい
る車速信号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させ
るべくクルーズ制御が行われる。
【0037】減速制御手段11は、演算手段9による演
算結果が正の値になることによって作動し、ベントバル
ブ開出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュー
ムバルブ閉出力信号を発生する。このとき、前述したよ
うに、第2、第1のスイッチングトランジスタTR2、
TR1がそれぞれオンされているから、セイフティバル
ブ6cが閉成され、第4のスイッチングトランジスタT
R4にベース電流が与えられることによってベントバル
ブ6bが開成され、第3のスイッチングトランジスタT
R3にベース電流が与えられなくなることによってバキ
ュームバルブ6aが閉成される。その結果、アクチュエ
ータ7の負圧室の負圧レベルが低くなり、スロットルバ
ルブを閉側に駆動し、車速センサ2が発生している車速
信号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させるべく
クルーズ制御が行われる。
【0038】カウンタ12は、クルーズ制御中に、セッ
トコーストスイッチ3がオン切換えされた後にオフ切換
えされた操作の回数をカウントし、セットコーストスイ
ッチ3がオン切換えされてからオフ切換えされる毎にカ
ウントがインクリメントされる。また、カウンタ12
は、クルーズ制御中に、リジュームアクセルスイッチ4
がオン切換えされた後にオフ切換えされた操作の回数を
カウントし、リジュームアクセルスイッチ4がオン切換
えされてからオフ切換えされる毎にカウントがインクリ
メントされる。
【0039】タップアップ制御手段13は、リジューム
アクセルスイッチ4から1回目のタップアップ指令信号
を与えられた際に、実車速に対して所定の増速値(1.
6km/h)を加算して車速記憶手段8に記憶された記憶車
速を更新し、リジュームアクセルスイッチ4から2回目
以降のタップアップ指令信号を与えられた際に、記憶車
速に対して所定の増速値(1.6km/h)を加算して車速
記憶手段8に記憶された記憶車速を更新する。また、タ
ップアップ制御手段13は、リジュームアクセルスイッ
チ4からタップアップ指令信号が与えられた際に実車速
あるいは記憶車速に対して所定の増速値(1.6km/h)
を加算して車速記憶手段8に記憶された記憶車速を更新
するとともに、記憶車速に増速値(1.6km/h)よりも
大きな第1のオフセット値(5km/hないし6km/h)を加
算してタップアップ要否判定信号SP1を発生し、車速
センサ2が発生する車速信号とタップアップ要否判定信
号SP1とを比較して、車速信号がタップアップ要否判
定信号SP1を越えていればタップアップ出力信号(T
APUP出力)の発生を禁止し、一方車速信号がタップ
アップ要否判定信号SP1を越えていなければタップア
ップ出力信号(TAPUP出力)を発生して増速制御手
段10に供給する。
【0040】タップダウン制御手段14は、セットコー
ストスイッチ3から1回目のタップダウン指令信号を与
えられた際に、実車速に対して所定の減速値(1.6km
/h)を減算して車速記憶手段8に記憶された記憶車速を
更新し、セットコーストスイッチ3から2回目以降のタ
ップダウン指令信号を与えられた際に、記憶車速に対し
て所定の減速値(1.6km/h)を減算して車速記憶手段
8に記憶された記憶車速を更新する。また、タップダウ
ン制御手段14は、セットコーストスイッチ3からタッ
プダウン指令信号が与えられた際に実車速あるいは記憶
車速に対して所定の減速値(1.6km/h)を減算して車
速記憶手段8に記憶された記憶車速を更新するととも
に、記憶車速に減速値(1.6km/h)よりも大きな第2
のオフセット値(5km/hないし6km/h)を減算してタッ
プダウン要否判定信号SP2を発生し、車速センサ2が
発生する車速信号とタップダウン要否判定信号SP2と
を比較して、車速信号がタップダウン要否判定信号SP
2を下回っていればタップダウン出力信号(TAPDO
WN出力)の発生を禁止し、一方車速信号がタップダウ
ン要否判定信号SP2を下回っていなければタップダウ
ン出力信号(TAPDOWN出力)を発生して減増速制
御手段11に供給する。タップダウン要否判定信号SP
2は、タップアップ要否判定信号SP1と同一の値にな
っているため、後述する制御プログラム内で共用され
る。
【0041】上述したクルーズコントロール装置1の機
能が、図2、図4に示されるタイムチャートおよび図
3、図5に示されるフローチャートによって説明され
る。
【0042】車両の乗員の希望する速度で車両が走行し
ているときに、メインスイッチ15がオン状態にされる
と、クルーズキャンセル状態で待機状態になる。セット
コーストスイッチ3がオンされてからオフされる操作が
行われると、クルーズ指令信号が発生し、コントローラ
7のスイッチングトランジスタTR2がオン状態にな
る。セットコーストスイッチ3がオフされた際に、車速
記憶手段8はそのとき車速センサ2が随時発生している
車速信号を記憶し、車速信号に対応して定められる初期
セット信号により、増速制御手段10は、ベントバルブ
閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキューム
バルブ開出力信号からなるアクチュエータ駆動信号によ
ってアクチュエータ6を作動させ、スロットルバルブを
開側に駆動させる。
【0043】初期セット信号によりスロットルバルブを
開側に所定時間駆動させた後に、車速記憶手段8が記憶
している記憶車速信号と、車速センサ2が随時発生して
いる車速信号との偏差および一定時間内の車速信号の変
化率から得られた加速度信号を使用して演算手段9によ
って所定の演算処理が行われ、演算結果が負の値であれ
ば、増速制御手段10は、ベントバルブ閉出力信号、セ
イフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ開出力信
号からなる増速用のアクチュエータ駆動信号を発生し、
アクチュエータ6を増速作動させる。演算結果が正の値
であれば、減速制御手段11はベントバルブ開出力信
号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ閉
出力信号からなる減速用のアクチュエータ駆動信号を発
生し、アクチュエータ6を減速作動させ、それぞれ実車
速を記憶車速に追従させるクルーズ制御が行われる。
【0044】クルーズ制御が行われている際に、リジュ
ームアクセルスイッチ(ACC SW)4が図2に示さ
れる時刻Aにおいて最初にオンされると、図3に示され
るステップ100において、“クルーズ中”と判別さ
れ、ステップ101に移行し、ステップ101におい
て、“リジュームアクセルスイッチ(ACC SW)は
オン” と判別され、ステップ102に移行し、カウン
タ12のカウント値は当初0(ゼロ)であるので、ステ
ップ103に移行し、ステップ103においてリジュー
ムアクセルスイッチ4がオンされたときの車速信号(実
車速データ)に、所定の増速値(1.6Km/h)を加算し
て記憶車速が更新されステップ104に移行する。
【0045】ステップ104においては、更新された記
憶車速に所定のオフセット値が加算されて算出されたタ
ップアップ要否判定信号SP1とその時の実車速データ
とが比較される。オフセット値は5Km/hないし6Km/
h程度に選ばれる。時刻Aでは、実車速データがタップ
アップ要否判定信号SP1を越えていないので、ステッ
プ105に移行し、ステップ105において所定の増速
値(1.6Km/h)に対応したタップアップ出力信号(T
APUP出力)が増速制御手段10に与えられ、その後
最初のステップ100に戻る。
【0046】リジュームアクセルスイッチ4が時刻Bに
おいてオフされると、ステップ100から、ステップ1
01に移行し、ステップ101において “リジューム
アクセルスイッチ(ACC SW)4はオンではない”
と判別され、ステップ106に移行し、リジュームアク
セルスイッチ4はオンからオフに切換えられたので、ス
テップ106からステップ107に移行し、ステップ1
07においてカウンタ12のカウントがインクリメント
されて再びステップ100に戻る。
【0047】リジュームアクセルスイッチ4が図2中の
時刻Bにおいてオフされても、タップアップ制御手段1
3は時刻Cまでタップアップ出力信号(TAPUP出
力)を増速制御手段10に与える。そして、アクチュエ
ータ6がタップアップ出力信号で増速制御され、車両の
実車速が上昇する。
【0048】時刻Dにおいて、リジュームアクセルスイ
ッチ4が再びオンされると、ステップ100、ステップ
101を経由して、ステップ102に移行する。カウン
タ12のカウントはステップ107でインクリメントさ
れていて0(ゼロ)ではないので、ステップ102から
ステップ108に移行し、ステップ108において前回
更新された記憶車速に、さらに所定の増速値(1.6Km
/h)が加算されて記憶車速が更新されてステップ104
に移行する。
【0049】ステップ104においては、更新された記
憶車速に所定のオフセット値が加算されたタップアップ
要否判定信号SP1とその時の実車速データとが比較さ
れる。オフセット値は前述したように、5Km/hないし
6Km/h程度に選ばれる。時刻Dでも、時刻Aと同様
に、実車速データがタップアップ要否判定信号SP1を
越えていないので、ステップ105に移行し、ステップ
105において所定の増速値(1.6Km/h)に対応した
タップアップ出力信号(TAPUP出力)が増速制御手
段10に与えられ、最初のステップ100に戻る。
【0050】リジュームアクセルスイッチ4が時刻Eに
おいてオフされても、タップアップ制御手段13は時刻
Fまでタップアップ出力信号(TAPUP出力)を増速
制御手段10に与え、アクチュエータ6がタップアップ
出力信号(TAPUP出力)で増速制御され、車両の実
車速が上昇する。
【0051】時刻Gにおいてリジュームアクセルスイッ
チ4が再びオンされると、時刻Dにおける制御と同様
に、ステップ100、ステップ101、ステップ10
2、ステップ108、ステップ104、ステップ105
が実行される。
【0052】リジュームアクセルスイッチ4が時刻Hに
おいてオフされると、時刻E、時刻Fと同様に、タップア
ップ制御手段13は時刻Iまでタップアップ出力信号
(TAPUP出力)を増速制御手段10に与え、車両の
実車速が上昇する。
【0053】時刻Jにおいてリジュームアクセルスイッ
チ4が再びオンされると、ステップ100、ステップ1
01、ステップ102、ステップ108、ステップ10
4が実行される。
【0054】ステップ104において、再び更新された
記憶車速に所定のオフセット値が加算されたタップアッ
プ要否判定信号SP1とその時の実車速データとが比較
される。時刻Jでは、時刻A、時刻D, 時刻Gと異なり、
実車速がタップアップ要否判定信号SP1を越えている
ので、ステップ105は実行されず、ステップ109に
移行し、ステップ109においてタップアップ出力信号
(TAPUP出力)は発生されず、そのまま最初のステ
ップ100に戻る。その結果、アクチュエータ6が増速
制御されず、車両の実車速が上がり過ぎることが防止さ
れる。
【0055】リジュームアクセルスイッチ4は時刻Kに
おいてオフされる。次いで時刻Mにおいてリジュームア
クセルスイッチ4が再びオンされると、再びステップ1
00、ステップ101、ステップ102、ステップ10
8が実行され、ステップ104に移行する。
【0056】ステップ104においては、再び実車速が
タップアップ要否判定信号SP1を下回るので、ステッ
プ105に移行し、ステップ105において所定の増速
値(1.6Km/h)に対応したタップアップ出力信号(T
APUP出力)が増速制御手段10に与えられ、最初の
ステップ100に戻る。
【0057】時刻Nにおいてリジュームアクセルスイッ
チ4がオフされると、ステップ100、ステップ10
1、ステップ106、ステップ107が実行され、ステ
ップ107においてカウンタ12のカウントがインクリ
メントされてステップ100に戻る。
【0058】タップアップ出力信号(TAPUP出力)
は時刻Pまで増速制御手段10に与えられ、アクチュエ
ータ6が増速制御され、車両の実車速が上昇する。
【0059】時刻Qにおいてリジュームアクセルスイッ
チ4が再びオンされると、時刻Jから時刻Mまでの制御
と同様の制御が実行される。
【0060】上述したように、実車速データがタップア
ップ要否判定信号SP1を越えていないときは、リジュ
ームアクセルスイッチ4の操作により発生したタップア
ップ指令信号の発生毎に、タップアップ出力信号が発生
し、タップアップ出力信号に基づいてアクチュエータ6
が制御されるので、実車速が更新された記憶車速に対し
て速やかに追従する。一方、実車速データがタップアッ
プ要否判定信号SP1を越えているときは、リジューム
アクセルスイッチ4の操作によりタップアップ指令信号
が発生しても、タップアップ出力信号が発生せず、タッ
プアップ出力信号がアクチュエータ6に与えられないの
で、実車速が更新された記憶車速を越えてさらに上昇し
てしまうことが防止できる。
【0061】クルーズ制御が行われている際に、セット
コーストスイッチ(COAST SW)3が図4に示さ
れる時刻Aにおいて最初にオンされると、図5に示され
るステップ200において、“クルーズ中”と判別さ
れ、ステップ201に移行し、ステップ201におい
て、“セットコーストスイッチ(COAST SW)3
はオン” と判別され、ステップ202に移行し、カウ
ンタ12のカウント値は当初0(ゼロ)であるので、ス
テップ203に移行し、ステップ203においてセット
コーストスイッチ3がオンされたときの車速信号(実車
速データ)に、所定の減速値(1.6Km/h)を減算して
記憶車速が更新されステップ204に移行する。
【0062】ステップ204においては、更新された記
憶車速に所定のオフセット値が減算されて算出されたタ
ップダウン要否判定信号SP2とその時の実車速データ
とが比較される。オフセット値は5Km/hないし6Km/
h程度に選ばれる。時刻Aでは、実車速データがタップ
ダウン要否判定信号SP2を下回っていないので、ステ
ップ205に移行し、ステップ205において所定の減
速値(1.6Km/h)に対応したタップダウン出力信号
(TAPDOWN出力)が減速制御手段11に与えら
れ、その後最初のステップ200に戻る。
【0063】セットコーストスイッチ3が、時刻Bにお
いてオフされると、ステップ200から、ステップ20
1に移行し、ステップ201において “セットコース
トスイッチ(COAST SW)3はオンではない”と
判別され、ステップ206に移行し、セットコーストス
イッチ3はオンからオフに切換えられたので、ステップ
206からステップ207に移行し、ステップ207に
おいてカウンタ12のカウントがインクリメントされて
再びステップ200に戻る。
【0064】セットコーストスイッチ3が図4中の時刻
Bにおいてオフされても、タップダウン制御手段14は
時刻Cまでタップダウン出力信号(TAPDOWN出
力)を減速制御手段11に与える。そして、アクチュエ
ータ6がタップダウン出力信号で減速制御され、車両の
実車速が下降する。
【0065】時刻Dにおいて、セットコーストスイッチ
3が再びオンされると、ステップ200、ステップ20
1を経由して、ステップ202に移行する。カウンタ1
2のカウントはステップ207でインクリメントされて
いて0(ゼロ)ではないので、ステップ202からステ
ップ208に移行し、ステップ208において前回更新
された記憶車速に、さらに所定の増速値(1.6Km/h)
が加算されて記憶車速が更新されてステップ204に移
行する。
【0066】ステップ204においては、更新された記
憶車速に所定のオフセット値が減算されたタップダウン
要否判定信号SP2とその時の実車速データとが比較さ
れる。オフセット値は前述したように、5Km/hないし
6Km/h程度に選ばれる。時刻Dでも、時刻Aと同様
に、実車速データがタップダウン要否判定信号SP2を
下回っていないので、ステップ205に移行し、ステッ
プ205において所定の減速値(1.6Km/h)に対応し
たタップダウン出力信号(TAPDOWN出力)が減速
制御手段11に与えられ、最初のステップ200に戻
る。
【0067】セットコーストスイッチ3が時刻Eにおい
てオフされても、タップダウン制御手段14は時刻Fま
でタップダウン出力信号(TAPDOWN出力)を減速
制御手段11に与え、アクチュエータ6がタップダウン
出力信号(TAPDOWN出力)で減速制御され、車両
の実車速が下降する。
【0068】時刻Gにおいてセットコーストスイッチ3
が再びオンされると、時刻Dにおける制御と同様に、ス
テップ200、ステップ201、ステップ202、ステ
ップ208、ステップ204、ステップ205が実行さ
れる。
【0069】セットコーストスイッチ3が時刻Hにおい
てオフされると、時刻E、時刻Fと同様に、タップダウン
制御手段14は時刻Iまでタップダウン出力信号(TA
PDOWN出力)を減速制御手段11に与え、車両の実
車速が下降する。
【0070】時刻Jにおいてセットコーストスイッチ3
が再びオンされると、ステップ200、ステップ20
1、ステップ202、ステップ208、ステップ204
が実行される。
【0071】ステップ204において、再び更新された
記憶車速に所定のオフセット値が減算されたタップダウ
ン要否判定信号SP2とその時の実車速データとが比較
される。時刻Jでは、時刻A、時刻D, 時刻Gと異なり、
実車速がタップダウン要否判定信号SP2を下回ってい
るので、ステップ205は実行されず、ステップ209
に移行し、ステップ209においてタップダウン出力信
号(TAPDOWN出力)は発生されず、そのまま最初
のステップ200に戻る。その結果、アクチュエータ6
が減速制御されず、車両の実車速が下がり過ぎることが
防止される。
【0072】セットコーストスイッチ3は時刻Kにおい
てオフされる。次いで時刻Mにおいてセットコーストス
イッチ3が再びオンされると、再びステップ200、ス
テップ201、ステップ202、ステップ208が実行
され、ステップ204に移行する。
【0073】ステップ204においては、再び実車速が
タップダウン要否判定信号SP2を上回るので、ステッ
プ205に移行し、ステップ205において所定の減速
値(1.6Km/h)に対応したタップダウン出力信号(T
APDOWN出力)が減速制御手段11に与えられ、最
初のステップ200に戻る。
【0074】時刻Nにおいてセットコーストスイッチ3
がオフされると、ステップ200、ステップ201、ス
テップ206、ステップ207が実行され、ステップ2
07においてカウンタ12のカウントがインクリメント
されてステップ200に戻る。
【0075】タップダウン出力信号(TAPDOWN出
力)は時刻Pまで減速制御手段11に与えられ、アクチ
ュエータ6が減速制御され、車両の実車速が下降する。
【0076】時刻Qにおいてセットコーストスイッチ3
が再びオンされると、時刻Jから時刻Mまでの制御と同
様の制御が実行される。
【0077】上述したように、実車速データがタップダ
ウン要否判定信号SP2を下回っていないときは、セッ
トコーストスイッチ3の操作により発生したタップダウ
ン指令信号の発生毎に、タップダウン出力信号が発生
し、タップダウン出力信号に基づいてアクチュエータ6
が制御されるので、実車速が更新された記憶車速に対し
て速やかに追従する。一方、実車速データがタップダウ
ン要否判定信号SP2を下回っているときは、セットコ
ーストスイッチ3の操作によりタップダウン指令信号が
発生しても、タップダウン出力信号が発生せず、タップ
ダウン出力信号がアクチュエータ6に与えられないの
で、実車速が更新された記憶車速を下回ってさらに減少
してしまうことが防止できる。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるクルーズコントロール装置によれば、ア
クセルスイッチからタップアップ指令信号が与えられた
ときに、実車速データがタップアップ要否判定信号を越
えていれば、タップアップ出力信号の発生が禁止される
ことによって、タップアップ出力信号がアクチュエータ
に与えられないので、実車速が更新された記憶車速を越
えてさらに上昇してしまうことが抑制される。一方、実
車速データがタップアップ要否判定信号を越えていなけ
れば、タップアップ指令信号の発生毎にタップアップ出
力信号が発生されてアクチュエータが制御されるので、
実車速が更新された記憶車速に対して速やかに追従す
る。よって、車両が降坂路にさしかかった際に、実車速
が記憶車速に対して離れることがなくなって、違和感の
ない走行フィーリングを付与することができるという優
れた効果を奏する。
【0079】この発明の請求項2に係わるクルーズコン
トロール装置によれば、コーストスイッチからタップダ
ウン指令信号が与えられたときに、実車速データがタッ
プダウン要否判定信号を下回っていれば、タップダウン
出力信号の発生が禁止されることによって、タップダウ
ン出力信号がアクチュエータに与えられないので、実車
速が更新された記憶車速を下回ってさらに減少してしま
うことが抑制される。一方、実車速データがタップダウ
ン要否判定信号を下回っていなければ、タップダウン指
令信号の発生毎にタップダウン出力信号が発生されてア
クチュエータが制御されるので、実車速が更新された記
憶車速に対して速やかに追従する。よって、車両が登坂
路にさしかかった際に、実車速が記憶車速に対して離れ
ることがなくなって、違和感のない走行フィーリングを
付与することができるという優れた効果を奏する。
【0080】この発明の請求項3、4、5、6に係わる
クルーズコントロール装置によれば、アクセルスイッチ
からタップアップ指令信号が与えられたときに、実車速
データがタップアップ要否判定信号を越えていれば、タ
ップアップ出力信号の発生が禁止されることによって、
タップアップ出力信号がアクチュエータに与えられない
ので、実車速が更新された記憶車速を越えてさらに上昇
してしまうことが抑制される。一方、実車速データがタ
ップアップ要否判定信号を越えていなければ、タップア
ップ指令信号の発生毎にタップアップ出力信号が発生さ
れてアクチュエータが制御されるので、実車速が更新さ
れた記憶車速に対して速やかに追従する。そして、コー
ストスイッチからタップダウン指令信号が与えられたと
きに、実車速データがタップダウン要否判定信号を下回
っていれば、タップダウン出力信号の発生が禁止される
ことによって、タップダウン出力信号がアクチュエータ
に与えられないので、実車速が更新された記憶車速を下
回ってさらに減少してしまうことが抑制される。一方、
実車速データがタップダウン要否判定信号を下回ってい
なければ、タップダウン指令信号の発生毎にタップダウ
ン出力信号が発生されてアクチュエータが制御されるの
で、実車速が更新された記憶車速に対して速やかに追従
する。よって、車両が登坂路や降坂路にさしかかった際
に、実車速が記憶車速に対して離れることがなくなっ
て、違和感のない走行フィーリングを付与することがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるクルーズコントロール装置の
一実施例の回路構成図である。
【図2】図1に示したクルーズコントロール装置におい
てタップアップ制御のタイムチャートである。
【図3】図1に示したクルーズコントロール装置におい
てタップアップ制御のフローチャートである。
【図4】図1に示したクルーズコントロール装置におい
てタップダウン制御のタイムチャートである。
【図5】図1に示したクルーズコントロール装置におい
てタップダウン制御のフローチャートである。
【図6】従来のクルーズコントロール装置においてタッ
プアップ制御のタイムチャートである。
【図7】従来のクルーズコントロール装置においてタッ
プダウン制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1 クルーズコントロール装置 2 車速センサ 3 (セットスイッチ)(コーストスイッチ)セットコ
ーストスイッチ 4 (リジュームスイッチ)(アクセルスイッチ)リジ
ュームアクセルスイッチ 6 アクチュエータ 8 車速記憶手段 9 演算手段 10 増速制御手段 11 減速制御手段 13 タップアップ制御手段 14 タップダウン制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千 尚 人 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社 本田技術研究所 内 (56)参考文献 特開 昭61−139524(JP,A) 特開 昭62−61836(JP,A) 実開 昭56−145713(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 31/00 F02D 29/02 301 F02D 41/14 320

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の実車速に比例した車速信号を発
    生する車速センサと、 自動車のスロットルバルブを増速側または減速側に駆動
    するアクチュエータと、 操作が行われることによりクルーズ指令信号を発生する
    セットスイッチと、 操作が行われることによりタップアップ指令信号を発生
    するアクセルスイッチと、 上記セットスイッチがクルーズ指令信号を発生すると、
    上記車速センサが発生する車速信号を記憶車速信号とし
    て記憶する車速記憶手段と、 上記車速センサの車速信号と上記車速記憶手段に記憶さ
    れた記憶車速信号とを比較し、両者の偏差に応じたアク
    チュエータ駆動信号を発生する演算手段と、 上記アクチュエータ駆動信号、上記タップアップ指令信
    号に基づくタップアップ出力信号により上記アクチュエ
    ータをスロットルバルブの増速側に駆動する増速制御手
    段と、 上記アクセルスイッチからタップアップ指令信号が与え
    られた際に実車速あるいは記憶車速に対して所定の増速
    値を加算して上記車速記憶手段に記憶された記憶車速を
    更新するとともに、記憶車速に上記増速値よりも大きな
    オフセット値を加算してタップアップ要否判定信号を発
    生し、上記車速センサが発生する車速信号とタップアッ
    プ要否判定信号とを比較して、車速信号がタップアップ
    要否判定信号を越えていればタップアップ出力信号の発
    生を禁止し、一方車速信号がタップアップ要否判定信号
    を越えていなければタップアップ出力信号を発生して上
    記増速制御手段に供給するタップアップ制御手段を備え
    ていることを特徴とするクルーズコントロール装置。
  2. 【請求項2】 自動車の実車速に比例した車速信号を発
    生する車速センサと、 自動車のスロットルバルブを増速側または減速側に駆動
    するアクチュエータと、 操作が行われることによりクルーズ指令信号を発生する
    セットスイッチと、 操作が行われることによりタップダウン指令信号を発生
    するコーストスイッチと、 上記セットスイッチの操作によりクルーズ指令信号が発
    生すると、上記車速センサが発生する車速信号を記憶車
    速信号として記憶する車速記憶手段と、 上記車速センサの車速信号と上記車速記憶手段の記憶車
    速信号とを比較し、両者の偏差に応じたアクチュエータ
    駆動信号を発生する演算手段と、 上記アクチュエータ駆動信号、上記タップダウン指令信
    号に基づくタップダウン出力信号により上記アクチュエ
    ータをスロットルバルブの減速側に駆動する減速制御手
    段と、 上記コーストスイッチからタップダウン指令信号が与え
    られた際に実車速あるいは記憶車速に対して所定の減速
    値を減算して上記車速記憶手段に記憶された記憶車速を
    更新するとともに、記憶車速に上記減速値よりも大きな
    オフセット値を減算してタップダウン要否判定信号を発
    生し、上記車速センサが発生する車速信号とタップダウ
    ン要否判定信号とを比較して、車速信号がタップダウン
    要否判定信号を下回っていればタップダウン出力信号の
    発生を禁止し、一方車速信号がタップダウン要否判定信
    号を下回っていなければタップダウン出力信号を発生し
    て上記減速制御手段に供給するタップダウン制御手段を
    備えていることを特徴とするクルーズコントロール装
    置。
  3. 【請求項3】 自動車の実車速に比例した車速信号を発
    生する車速センサと、 自動車のスロットルバルブを増速側または減速側に駆動
    するアクチュエータと、 操作が行われることによりクルーズ指令信号を発生する
    セットスイッチと、 操作が行われることによりタップダウン指令信号を発生
    するコーストスイッチと、 操作が行われることによりクルーズを再開させるための
    キャンセル解除指令信号を発生するリジュームスイッチ
    と、 操作が行われることによりタップアップ指令信号を発生
    するアクセルスイッチと、 上記セットスイッチからクルーズ指令信号が発生する
    と、上記車速センサが発生する車速信号を記憶車速信号
    として記憶する車速記憶手段と、 上記車速センサの車速信号と上記車速記憶手段の記憶車
    速信号とを比較し、両者の偏差に応じたアクチュエータ
    駆動信号を発生する演算手段と、 上記アクチュエータ駆動信号、上記タップアップ指令信
    号に基づくタップアップ出力信号により上記アクチュエ
    ータをスロットルバルブの増速側に駆動する増速制御手
    段と、 上記アクチュエータ駆動信号、上記タップダウン指令信
    号に基づくタップダウン出力信号により上記アクチュエ
    ータをスロットルバルブの減速側に駆動する減速制御手
    段と、 上記アクセルスイッチからタップアップ指令信号が与え
    られた際に実車速あるいは記憶車速に対して所定の増速
    値を加算して上記車速記憶手段に記憶された記憶車速を
    更新するとともに、記憶車速に上記増速値よりも大きな
    第1のオフセット値を加算してタップアップ要否判定信
    号を発生し、上記車速センサが発生する車速信号とタッ
    プアップ要否判定信号とを比較して、車速信号がタップ
    アップ要否判定信号を越えていればタップアップ出力信
    号の発生を禁止し、一方車速信号がタップアップ要否判
    定信号を越えていなければタップアップ出力信号を発生
    して上記増速制御手段に供給するタップアップ制御手段
    と、 上記コーストスイッチからタップダウン指令信号が与え
    られた際に実車速あるいは記憶車速に対して所定の減速
    値を減算して上記車速記憶手段に記憶された記憶車速を
    更新するとともに、記憶車速に上記減速値よりも大きな
    第2のオフセット値を減算してタップダウン要否判定信
    号を発生し、上記車速センサが発生する車速信号とタッ
    プダウン要否判定信号とを比較して、車速信号がタップ
    ダウン要否判定信号を下回っていればタップダウン出力
    信号の発生を禁止し、一方車速信号がタップダウン要否
    判定信号を下回っていなければタップダウン出力信号を
    発生して上記減速制御手段に供給するタップダウン制御
    手段を備えていることを特徴とするクルーズコントロー
    ル装置。
  4. 【請求項4】 タップアップ制御手段は、アクセルスイ
    ッチから1回目のタップアップ指令信号を与えられた際
    には実車速に対して所定の増速値を加算して車速記憶手
    段に記憶された記憶車速を更新し、上記アクセルスイッ
    チから2回目以降のタップアップ指令信号を与えられた
    際には記憶車速に対して所定の増速値を加算して上記車
    速記憶手段に記憶された記憶車速を更新することを特徴
    とする請求項1または請求項3のいずれかに記載のクル
    ーズコントロール装置。
  5. 【請求項5】 タップダウン制御手段は、コーストスイ
    ッチから1回目のタップダウン指令信号を与えられた際
    には実車速に対して所定の減速値を減算して車速記憶手
    段に記憶された記憶車速を更新し、上記コーストスイッ
    チから2回目以降のタップダウン指令信号を与えられた
    際には記憶車速に対して所定の減速値を減算して上記車
    速記憶手段に記憶された記憶車速を更新することを特徴
    とする請求項2または請求項3に記載のクルーズコント
    ロール装置。
  6. 【請求項6】 第1のオフセット値と第2のオフセット
    値が同一の値に選択されていることを特徴とする請求項
    3に記載のクルーズコントロール装置。
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