JPH1178605A - クルーズコントロール装置 - Google Patents
クルーズコントロール装置Info
- Publication number
- JPH1178605A JPH1178605A JP9250720A JP25072097A JPH1178605A JP H1178605 A JPH1178605 A JP H1178605A JP 9250720 A JP9250720 A JP 9250720A JP 25072097 A JP25072097 A JP 25072097A JP H1178605 A JPH1178605 A JP H1178605A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- vehicle speed
- time
- determination
- cruise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 違和感のない走行フィーリングを付与する。
【解決手段】 シフトダウン要求信号発生手段12より
のシフトダウン要求信号の発生を禁止する判定禁止時間
を、クルーズ制御中でない時のセットスイッチ3の操作
の際、クルーズ制御中でない時のリジュームスイッチ4
の操作の際およびクルーズ中のリジュームスイッチ4の
操作の際に持ち変えた制御を行うクルーズコントロール
装置1。
のシフトダウン要求信号の発生を禁止する判定禁止時間
を、クルーズ制御中でない時のセットスイッチ3の操作
の際、クルーズ制御中でない時のリジュームスイッチ4
の操作の際およびクルーズ中のリジュームスイッチ4の
操作の際に持ち変えた制御を行うクルーズコントロール
装置1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の走行速度
をある設定した値に自動的に制御するのに利用されるク
ルーズコントロール装置に関する。
をある設定した値に自動的に制御するのに利用されるク
ルーズコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の走行速度をある設定した値に自動
的に制御するクルーズコントロール装置では、セットス
イッチがオン切換えされてからオフ切換えされる操作が
行われることによって、オフ切換え時の車速がコントロ
ーラに内蔵された車速記憶手段に記憶車速として記憶さ
れ、この記憶車速と実車速との偏差に対応してアクチュ
エータにクルーズ指令信号が与えられ、アクチュエータ
が作動することによってスロットルバルブを駆動して、
実車速が記憶車速に一致するようにクルーズ制御が実行
される。そして、その結果、車両が定速で走行する。
的に制御するクルーズコントロール装置では、セットス
イッチがオン切換えされてからオフ切換えされる操作が
行われることによって、オフ切換え時の車速がコントロ
ーラに内蔵された車速記憶手段に記憶車速として記憶さ
れ、この記憶車速と実車速との偏差に対応してアクチュ
エータにクルーズ指令信号が与えられ、アクチュエータ
が作動することによってスロットルバルブを駆動して、
実車速が記憶車速に一致するようにクルーズ制御が実行
される。そして、その結果、車両が定速で走行する。
【0003】また、このようなクルーズコントロール装
置では、クルーズキャンセル中に、リジュームスイッチ
がオン切換えされてからオフ切換えされる操作が行われ
ることによって、キャンセル以前の記憶車速に復帰する
クルーズ制御が行われるとともに、クルーズ中に、リジ
ュームスイッチがオン切換えされてからオフ切換えされ
る操作が行われることによって、オン操作時間に対応し
て記憶車速を上げて記憶車速が更新され、また、クルー
ズ中に、リジュームスイッチのオン切換えが所定時間内
に繰り返し行われることによって、リジュームスイッチ
の操作の一回毎に所定の車速分の変更値が記憶車速に加
算され、記憶車速が更新される。そして、このようなク
ルーズコントロール装置では、トランスミッションコン
トローラに対してシフトダウンを要求するためのシフト
ダウン要求信号を与えることによってオートマチックト
ランスミッションにシフトダウンを要求している。
置では、クルーズキャンセル中に、リジュームスイッチ
がオン切換えされてからオフ切換えされる操作が行われ
ることによって、キャンセル以前の記憶車速に復帰する
クルーズ制御が行われるとともに、クルーズ中に、リジ
ュームスイッチがオン切換えされてからオフ切換えされ
る操作が行われることによって、オン操作時間に対応し
て記憶車速を上げて記憶車速が更新され、また、クルー
ズ中に、リジュームスイッチのオン切換えが所定時間内
に繰り返し行われることによって、リジュームスイッチ
の操作の一回毎に所定の車速分の変更値が記憶車速に加
算され、記憶車速が更新される。そして、このようなク
ルーズコントロール装置では、トランスミッションコン
トローラに対してシフトダウンを要求するためのシフト
ダウン要求信号を与えることによってオートマチックト
ランスミッションにシフトダウンを要求している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のクル
ーズコントロール装置においては、クルーズ制御中でな
い時にセットスイッチの操作が行われた際、クルーズキ
ャンセル中にリジュームスイッチの操作が行われた際、
クルーズ中にリジュームスイッチのオンオフ操作が行わ
れた際、クルーズ中にリジュームスイッチのオン操作が
行われた際のいずれの場合にも、トランスミッションコ
ントローラに対するシフトダウンを要求するためのシフ
トダウン要求信号がそれぞれ一定の時間だけ遅延される
ようになっているため、シフトダウンをするべきときに
シフトダウンが行われず、一定時間遅れてシフトダウン
が行われた場合に、乗員に違和感を与えかねないという
問題点があった。
ーズコントロール装置においては、クルーズ制御中でな
い時にセットスイッチの操作が行われた際、クルーズキ
ャンセル中にリジュームスイッチの操作が行われた際、
クルーズ中にリジュームスイッチのオンオフ操作が行わ
れた際、クルーズ中にリジュームスイッチのオン操作が
行われた際のいずれの場合にも、トランスミッションコ
ントローラに対するシフトダウンを要求するためのシフ
トダウン要求信号がそれぞれ一定の時間だけ遅延される
ようになっているため、シフトダウンをするべきときに
シフトダウンが行われず、一定時間遅れてシフトダウン
が行われた場合に、乗員に違和感を与えかねないという
問題点があった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わるクルーズコントロール
装置は、違和感のない走行フィーリングを付与すること
を目的としている。
装置は、違和感のない走行フィーリングを付与すること
を目的としている。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるクルーズコントロール装置では、自動車の実車速に
比例した車速信号を発生する車速センサと、自動車のス
ロットルバルブを増速側または減速側に駆動するアクチ
ュエータと、オン切換えされてからオフ切換えされる操
作が行われることによりクルーズ制御を開始するクルー
ズ指令信号を発生するセットスイッチと、クルーズ制御
中にオン切換えされてからオフ切換えされる操作が行わ
れることにより増速指令信号を発生するとともに、クル
ーズ制御中にオン切換えされる操作が行われることによ
り増速指令信号を発生し、クルーズ制御中でない時にオ
ン切換えされてからオフ切換えされる操作が行われるこ
とによりクルーズ制御を再開させるためのキャンセル解
除指令信号を発生するするリジュームスイッチと、セッ
トスイッチの操作によりクルーズ指令信号が発生する
と、車速センサより発生する車速信号を記憶車速信号と
して記憶する車速記憶手段と、車速センサの車速信号と
車速記憶手段の記憶車速信号とを比較し、両者の偏差に
応じたアクチュエータ駆動信号を演算処理する演算手段
と、アクチュエータ駆動信号によりアクチュエータをス
ロットルバルブの増速側に駆動する増速制御手段と、ア
クチュエータ駆動信号によりアクチュエータをスロット
ルバルブの減速側に駆動する減速制御手段と、車速セン
サと車速記憶手段の記憶車速信号との偏差を比較し、偏
差値が大きくなった際に、シフトダウン要求信号を発生
してトランスミッションコントローラに与えるシフトダ
ウン要求信号発生手段と、クルーズ制御中でない時に、
セットスイッチが操作されることによりクルーズ指令信
号が発生した際、シフトダウン要求信号発生手段よりの
シフトダウン要求信号の発生を予め定められた第1の判
定禁止時間だけ禁止する判定禁止時間制御手段を備えて
いる構成としたことを特徴としている。
わるクルーズコントロール装置では、自動車の実車速に
比例した車速信号を発生する車速センサと、自動車のス
ロットルバルブを増速側または減速側に駆動するアクチ
ュエータと、オン切換えされてからオフ切換えされる操
作が行われることによりクルーズ制御を開始するクルー
ズ指令信号を発生するセットスイッチと、クルーズ制御
中にオン切換えされてからオフ切換えされる操作が行わ
れることにより増速指令信号を発生するとともに、クル
ーズ制御中にオン切換えされる操作が行われることによ
り増速指令信号を発生し、クルーズ制御中でない時にオ
ン切換えされてからオフ切換えされる操作が行われるこ
とによりクルーズ制御を再開させるためのキャンセル解
除指令信号を発生するするリジュームスイッチと、セッ
トスイッチの操作によりクルーズ指令信号が発生する
と、車速センサより発生する車速信号を記憶車速信号と
して記憶する車速記憶手段と、車速センサの車速信号と
車速記憶手段の記憶車速信号とを比較し、両者の偏差に
応じたアクチュエータ駆動信号を演算処理する演算手段
と、アクチュエータ駆動信号によりアクチュエータをス
ロットルバルブの増速側に駆動する増速制御手段と、ア
クチュエータ駆動信号によりアクチュエータをスロット
ルバルブの減速側に駆動する減速制御手段と、車速セン
サと車速記憶手段の記憶車速信号との偏差を比較し、偏
差値が大きくなった際に、シフトダウン要求信号を発生
してトランスミッションコントローラに与えるシフトダ
ウン要求信号発生手段と、クルーズ制御中でない時に、
セットスイッチが操作されることによりクルーズ指令信
号が発生した際、シフトダウン要求信号発生手段よりの
シフトダウン要求信号の発生を予め定められた第1の判
定禁止時間だけ禁止する判定禁止時間制御手段を備えて
いる構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項2に係わるクルーズコン
トロール装置では、クルーズ制御中でない時に、リジュ
ームスイッチが操作されることによりキャンセル解除指
令信号が発生した際、該リジュームスイッチの操作が終
了してから予め定められた第2の判定禁止時間だけシフ
トダウン要求信号発生手段よりのシフトダウン要求信号
の発生を禁止する判定禁止時間制御手段を備えている構
成としたことを特徴としている。
トロール装置では、クルーズ制御中でない時に、リジュ
ームスイッチが操作されることによりキャンセル解除指
令信号が発生した際、該リジュームスイッチの操作が終
了してから予め定められた第2の判定禁止時間だけシフ
トダウン要求信号発生手段よりのシフトダウン要求信号
の発生を禁止する判定禁止時間制御手段を備えている構
成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項3に係わるクルーズコン
トロール装置では、判定禁止時間制御手段の第1の判定
禁止時間は判定禁止時間制御手段の第2の判定禁止時間
よりも大きい値に選ばれている構成としたことを特徴と
している。
トロール装置では、判定禁止時間制御手段の第1の判定
禁止時間は判定禁止時間制御手段の第2の判定禁止時間
よりも大きい値に選ばれている構成としたことを特徴と
している。
【0010】この発明の請求項4に係わるクルーズコン
トロール装置では、セットスイッチよりクルーズ指令信
号が発生することによってクルーズ制御が行われている
際に、リジュームスイッチが操作されることにより増速
指令信号が発生した場合、該リジュームスイッチの操作
が終了してから予め定められた第3の判定禁止時間だけ
シフトダウン要求信号発生手段よりのシフトダウン要求
信号の発生を禁止する判定禁止時間制御手段を備えてい
る構成としたことを特徴としている。
トロール装置では、セットスイッチよりクルーズ指令信
号が発生することによってクルーズ制御が行われている
際に、リジュームスイッチが操作されることにより増速
指令信号が発生した場合、該リジュームスイッチの操作
が終了してから予め定められた第3の判定禁止時間だけ
シフトダウン要求信号発生手段よりのシフトダウン要求
信号の発生を禁止する判定禁止時間制御手段を備えてい
る構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項5に係わるクルーズコン
トロール装置では、判定禁止時間制御手段の第3の判定
禁止時間は判定禁止時間制御手段の第1の判定禁止時間
と同一の値に選ばれている構成としたことを特徴として
いる。
トロール装置では、判定禁止時間制御手段の第3の判定
禁止時間は判定禁止時間制御手段の第1の判定禁止時間
と同一の値に選ばれている構成としたことを特徴として
いる。
【0012】この発明の請求項6に係わるクルーズコン
トロール装置では、セットスイッチよりクルーズ指令信
号が発生することによってクルーズ制御が行われている
際に、リジュームスイッチより増速指令信号が発生した
場合、シフトダウン要求信号発生手段よりのシフトダウ
ン要求信号の発生を予め定められた第4の判定禁止時間
だけ禁止する判定禁止時間制御手段を備えていることを
特徴としている。
トロール装置では、セットスイッチよりクルーズ指令信
号が発生することによってクルーズ制御が行われている
際に、リジュームスイッチより増速指令信号が発生した
場合、シフトダウン要求信号発生手段よりのシフトダウ
ン要求信号の発生を予め定められた第4の判定禁止時間
だけ禁止する判定禁止時間制御手段を備えていることを
特徴としている。
【0013】この発明の請求項7に係わるクルーズコン
トロール装置では、判定禁止時間制御手段の第4の判定
禁止時間は判定禁止時間制御手段の第2の判定禁止時間
と同一の値に選ばれていることを特徴としている。
トロール装置では、判定禁止時間制御手段の第4の判定
禁止時間は判定禁止時間制御手段の第2の判定禁止時間
と同一の値に選ばれていることを特徴としている。
【0014】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるクルーズコ
ントロール装置において、クルーズ制御中でない時に、
セットスイッチがオン切換えされてからオフ切換えされ
る操作が行われることによってクルーズ指令信号が発生
すると、判定禁止時間制御手段はシフト要求信号発生手
段によるシフトダウン要求信号の発生を第1の判定禁止
時間だけ禁止する。それ故、判定禁止時間制御手段によ
る第1の判定禁止時間の間は、トランスミッションコン
トローラにシフトダウン要求信号が与えられない。
ントロール装置において、クルーズ制御中でない時に、
セットスイッチがオン切換えされてからオフ切換えされ
る操作が行われることによってクルーズ指令信号が発生
すると、判定禁止時間制御手段はシフト要求信号発生手
段によるシフトダウン要求信号の発生を第1の判定禁止
時間だけ禁止する。それ故、判定禁止時間制御手段によ
る第1の判定禁止時間の間は、トランスミッションコン
トローラにシフトダウン要求信号が与えられない。
【0015】この発明の請求項2に係わるクルーズコン
トロール装置において、クルーズ制御中でない時に、リ
ジュームスイッチがオン切換えされてからオフ切換えさ
れる操作が行われることによってキャンセル解除指令信
号が発生すると、判定禁止時間制御手段はシフトダウン
要求信号発生手段によるシフトダウンを要求するための
シフトダウン要求信号の発生を第2の判定禁止時間だけ
禁止する。それ故、請求項1の作用に加え、判定禁止時
間制御手段による第2の判定禁止時間の間は、トランス
ミッションコントローラにシフトダウンを要求するシフ
トダウン要求信号が与えられない。
トロール装置において、クルーズ制御中でない時に、リ
ジュームスイッチがオン切換えされてからオフ切換えさ
れる操作が行われることによってキャンセル解除指令信
号が発生すると、判定禁止時間制御手段はシフトダウン
要求信号発生手段によるシフトダウンを要求するための
シフトダウン要求信号の発生を第2の判定禁止時間だけ
禁止する。それ故、請求項1の作用に加え、判定禁止時
間制御手段による第2の判定禁止時間の間は、トランス
ミッションコントローラにシフトダウンを要求するシフ
トダウン要求信号が与えられない。
【0016】この発明の請求項3に係わるクルーズコン
トロール装置において、クルーズ制御中でない時にセッ
トスイッチが操作されてからの判定禁止時間制御手段に
よる第1の判定禁止時間は、アクチュエータがイニシャ
ライズセット時間による過渡期にあるから、第1の判定
禁止時間を第2の判定禁止時間と比べて大きい値とする
一方、クルーズ制御中でない時にリジュームスイッチの
操作が終了してからの判定禁止時間制御手段による第2
の判定禁止時間はキャンセル状態を解除するための増速
制御を行うから、第2の判定禁止時間を第1の判定禁止
時間と比べて小さい値としている。それ故、請求項1お
よび請求項2の作用に加え、セットスイッチの操作の際
とリジュームスイッチの操作の際とで判定禁止時間を持
ち変えた制御が行われる。
トロール装置において、クルーズ制御中でない時にセッ
トスイッチが操作されてからの判定禁止時間制御手段に
よる第1の判定禁止時間は、アクチュエータがイニシャ
ライズセット時間による過渡期にあるから、第1の判定
禁止時間を第2の判定禁止時間と比べて大きい値とする
一方、クルーズ制御中でない時にリジュームスイッチの
操作が終了してからの判定禁止時間制御手段による第2
の判定禁止時間はキャンセル状態を解除するための増速
制御を行うから、第2の判定禁止時間を第1の判定禁止
時間と比べて小さい値としている。それ故、請求項1お
よび請求項2の作用に加え、セットスイッチの操作の際
とリジュームスイッチの操作の際とで判定禁止時間を持
ち変えた制御が行われる。
【0017】この発明の請求項4に係わるクルーズコン
トロール装置において、クルーズ中にリジュームスイッ
チがオン切換えされてからオフ切換えされる操作が行わ
れることによって増速指令信号が発生すると、判定禁止
時間制御手段はシフトダウン要求信号発生手段によるシ
フトダウン要求信号の発生を第3の判定禁止時間だけ禁
止する。それ故、請求項2の作用に加え、判定禁止時間
制御手段による第3の判定禁止時間の間は、トランスミ
ッションコントローラにシフトダウン要求信号が与えら
れない。
トロール装置において、クルーズ中にリジュームスイッ
チがオン切換えされてからオフ切換えされる操作が行わ
れることによって増速指令信号が発生すると、判定禁止
時間制御手段はシフトダウン要求信号発生手段によるシ
フトダウン要求信号の発生を第3の判定禁止時間だけ禁
止する。それ故、請求項2の作用に加え、判定禁止時間
制御手段による第3の判定禁止時間の間は、トランスミ
ッションコントローラにシフトダウン要求信号が与えら
れない。
【0018】この発明の請求項5に係わるクルーズコン
トロール装置において、クルーズ中にリジュームスイッ
チの操作が終了してからの判定禁止時間制御手段による
第3の判定禁止時間はアクチュエータがアクチュエータ
駆動信号による過渡期にあるから、この第3の判定禁止
時間を第1の判定禁止時間と同一の値としている。それ
故、請求項3および請求項4の作用に加え、判定禁止時
間制御手段が判定禁止時間を共用することによって簡潔
な制御が行われる。
トロール装置において、クルーズ中にリジュームスイッ
チの操作が終了してからの判定禁止時間制御手段による
第3の判定禁止時間はアクチュエータがアクチュエータ
駆動信号による過渡期にあるから、この第3の判定禁止
時間を第1の判定禁止時間と同一の値としている。それ
故、請求項3および請求項4の作用に加え、判定禁止時
間制御手段が判定禁止時間を共用することによって簡潔
な制御が行われる。
【0019】この発明の請求項6に係わるクルーズコン
トロール装置において、クルーズ中にリジュームスイッ
チがオン切換えされることによって増速指令信号が発生
すると、判定禁止時間制御手段はシフトダウン要求信号
発生手段によるシフトダウン要求信号の発生を第4の判
定禁止時間だけ禁止する。それ故、請求項4の作用に加
え、判定禁止時間制御手段による第4の判定禁止時間の
間は、トランスミッションコントローラにシフトダウン
要求信号が与えられない。
トロール装置において、クルーズ中にリジュームスイッ
チがオン切換えされることによって増速指令信号が発生
すると、判定禁止時間制御手段はシフトダウン要求信号
発生手段によるシフトダウン要求信号の発生を第4の判
定禁止時間だけ禁止する。それ故、請求項4の作用に加
え、判定禁止時間制御手段による第4の判定禁止時間の
間は、トランスミッションコントローラにシフトダウン
要求信号が与えられない。
【0020】この発明の請求項7に係わるクルーズコン
トロール装置において、クルーズ中にリジュームスイッ
チより増速指令信号が発生してからの判定禁止時間制御
手段による第4の判定禁止時間は断続的な増速制御が行
われるから、この第4の判定禁止時間を第2の判定禁止
時間と同一の値としている。それ故、請求項2および請
求項6の作用に加え、判定禁止時間制御手段が判定禁止
時間を共用することによって簡潔な制御が行われる。
トロール装置において、クルーズ中にリジュームスイッ
チより増速指令信号が発生してからの判定禁止時間制御
手段による第4の判定禁止時間は断続的な増速制御が行
われるから、この第4の判定禁止時間を第2の判定禁止
時間と同一の値としている。それ故、請求項2および請
求項6の作用に加え、判定禁止時間制御手段が判定禁止
時間を共用することによって簡潔な制御が行われる。
【0021】
【実施例】図1ないし図4にはこの発明に係わるクルー
ズコントロール装置の第1実施例が示されている。
ズコントロール装置の第1実施例が示されている。
【0022】図示されるクルーズコントロール装置1
は、主として、車速センサ2、セットスイッチ3、リジ
ュームスイッチ4、キャンセルスイッチ5、アクチュエ
ータ6、コントローラ7から構成されており、コントロ
ーラ7のマイクロコンピュータMCUに車速記憶手段
8、演算手段9、増速制御手段10、減速制御手段1
1、シフトダウン要求信号発生手段12、判定禁止時間
制御手段13が備えられている。
は、主として、車速センサ2、セットスイッチ3、リジ
ュームスイッチ4、キャンセルスイッチ5、アクチュエ
ータ6、コントローラ7から構成されており、コントロ
ーラ7のマイクロコンピュータMCUに車速記憶手段
8、演算手段9、増速制御手段10、減速制御手段1
1、シフトダウン要求信号発生手段12、判定禁止時間
制御手段13が備えられている。
【0023】車速センサ2は、スピードメータに内蔵さ
れており、車両が走行している際に、車両の実車速に比
例した速度データをパルス信号で発生する。この車速セ
ンサ2が発生した車速データはコントローラ7の10番
端子(10)を通じてコントローラ7に取り込まれ、コ
ントローラ7に備えられたインターフェースAを介して
変換されてマイクロコンピュータMCUに与えられる。
れており、車両が走行している際に、車両の実車速に比
例した速度データをパルス信号で発生する。この車速セ
ンサ2が発生した車速データはコントローラ7の10番
端子(10)を通じてコントローラ7に取り込まれ、コ
ントローラ7に備えられたインターフェースAを介して
変換されてマイクロコンピュータMCUに与えられる。
【0024】セットスイッチ3は、ステアリングホイー
ルに取付けられた自動復帰式のスイッチである。セット
スイッチ3は、一端がホーンリレーRL1のリレーコイ
ルRL1−1を通じて電源50に接続され、他端が第1
のダイオードD1のカソード、コントローラ7の2番端
子(02)に接続されている。
ルに取付けられた自動復帰式のスイッチである。セット
スイッチ3は、一端がホーンリレーRL1のリレーコイ
ルRL1−1を通じて電源50に接続され、他端が第1
のダイオードD1のカソード、コントローラ7の2番端
子(02)に接続されている。
【0025】イグニションスイッチ14がオンされて車
両が走行している際に、メインスイッチ15がオン切換
えされた後、クルーズ制御のキャンセル状態においてセ
ットスイッチ3がオン切換えされてからオフ切換えされ
るクルーズ開始操作によってセットスイッチ3はクルー
ズ指令信号を発生する。このセットスイッチ3が発生し
たクルーズ指令信号はコントローラ7の2番端子(0
2)を通じてコントローラ7に取り込まれ、コントロー
ラ7に備えられたインターフェースBを介して変換され
てマイクロコンピュータMCUに与えられる。
両が走行している際に、メインスイッチ15がオン切換
えされた後、クルーズ制御のキャンセル状態においてセ
ットスイッチ3がオン切換えされてからオフ切換えされ
るクルーズ開始操作によってセットスイッチ3はクルー
ズ指令信号を発生する。このセットスイッチ3が発生し
たクルーズ指令信号はコントローラ7の2番端子(0
2)を通じてコントローラ7に取り込まれ、コントロー
ラ7に備えられたインターフェースBを介して変換され
てマイクロコンピュータMCUに与えられる。
【0026】リジュームスイッチ4は、上述したセット
スイッチ3と同様にしてステアリングホイールに取付け
られた自動復帰式のスイッチである。リジュームスイッ
チ4は、一端がホーンリレーRL1のリレーコイルRL
1−1を通じて電源50に接続され、他端が第2のダイ
オードD2のカソード、コントローラ7の1番端子(0
1)に接続されている。
スイッチ3と同様にしてステアリングホイールに取付け
られた自動復帰式のスイッチである。リジュームスイッ
チ4は、一端がホーンリレーRL1のリレーコイルRL
1−1を通じて電源50に接続され、他端が第2のダイ
オードD2のカソード、コントローラ7の1番端子(0
1)に接続されている。
【0027】リジュームスイッチ4は、クルーズ制御中
に、一定時間以上オン切換えされた後にオフ切換えされ
るアクセラレート操作によってオン切換えされている時
間に対応して実車速を上げて記憶車速を更新するための
アクセラレート指令信号である増速指令信号を発生す
る。このリジュームスイッチ4が発生した増速指令信号
はコントローラ7の入力端子(01)を通じてコントロ
ーラ7に取り込まれ、コントローラ7に備えたインター
フェースCを介して変換されてマイクロコンピュータM
CUに与えられる。
に、一定時間以上オン切換えされた後にオフ切換えされ
るアクセラレート操作によってオン切換えされている時
間に対応して実車速を上げて記憶車速を更新するための
アクセラレート指令信号である増速指令信号を発生す
る。このリジュームスイッチ4が発生した増速指令信号
はコントローラ7の入力端子(01)を通じてコントロ
ーラ7に取り込まれ、コントローラ7に備えたインター
フェースCを介して変換されてマイクロコンピュータM
CUに与えられる。
【0028】また、リジュームスイッチ4は、クルーズ
制御中に、オン切換えとオフ切換えとが所定時間内に繰
り返し行われるタップアップ操作によって実車速あるい
は記憶車速に所定の車速分の変更値を加算して記憶車速
を更新するためのタップアップ指令信号である増速指令
信号を発生する。このリジュームスイッチ4が発生した
タップアップ指令信号はコントローラ7の入力端子(0
1)を通じてコントローラ7に取り込まれ、コントロー
ラ7に備えたインターフェースCを介して変換されてマ
イクロコンピュータMCUに与えられる。
制御中に、オン切換えとオフ切換えとが所定時間内に繰
り返し行われるタップアップ操作によって実車速あるい
は記憶車速に所定の車速分の変更値を加算して記憶車速
を更新するためのタップアップ指令信号である増速指令
信号を発生する。このリジュームスイッチ4が発生した
タップアップ指令信号はコントローラ7の入力端子(0
1)を通じてコントローラ7に取り込まれ、コントロー
ラ7に備えたインターフェースCを介して変換されてマ
イクロコンピュータMCUに与えられる。
【0029】そして、リジュームスイッチ4は、クルー
ズキャンセル中に、一定時間以上オン切換えされた後に
オフ切換えされるキャンセル解除操作によってキャンセ
ル以前の記憶車速を読み出してその記憶車速でクルーズ
制御を再び行うためのキャンセル解除指令信号を発生す
る。このリジュームスイッチ4が発生したキャンセル解
除指令信号はコントローラ7の入力端子(01)を通じ
てコントローラ7に取り込まれ、コントローラ7に備え
られたインターフェースCを介して変換されてマイクロ
コンピュータMCUに与えられる。
ズキャンセル中に、一定時間以上オン切換えされた後に
オフ切換えされるキャンセル解除操作によってキャンセ
ル以前の記憶車速を読み出してその記憶車速でクルーズ
制御を再び行うためのキャンセル解除指令信号を発生す
る。このリジュームスイッチ4が発生したキャンセル解
除指令信号はコントローラ7の入力端子(01)を通じ
てコントローラ7に取り込まれ、コントローラ7に備え
られたインターフェースCを介して変換されてマイクロ
コンピュータMCUに与えられる。
【0030】ホーンリレーRL1は、第1の常開接点R
L1−2が電源50に接続され、第2の常開接点RL1
−3がホーン19を通じて接地されている。また、ホー
ンリレーRL1のリレーコイルRL1−1は、ホーンス
イッチ20を通じて接地されている。
L1−2が電源50に接続され、第2の常開接点RL1
−3がホーン19を通じて接地されている。また、ホー
ンリレーRL1のリレーコイルRL1−1は、ホーンス
イッチ20を通じて接地されている。
【0031】キャンセルスイッチ5は、上述したセット
スイッチ3、リジュームスイッチ4と同様にしてステア
リングホイールに取付けられた自動復帰式のスイッチで
ある。キャンセルスイッチ5は、一端がホーンリレーR
L1のリレーコイルRL1−1を通じて電源50に接続
され、他端が第1のダイオードD1のアノードおよび第
2のダイオードD2のアノードに接続されている。
スイッチ3、リジュームスイッチ4と同様にしてステア
リングホイールに取付けられた自動復帰式のスイッチで
ある。キャンセルスイッチ5は、一端がホーンリレーR
L1のリレーコイルRL1−1を通じて電源50に接続
され、他端が第1のダイオードD1のアノードおよび第
2のダイオードD2のアノードに接続されている。
【0032】キャンセルスイッチ5は、クルーズ制御中
にオン切換えされる操作によってキャンセル指令信号を
発生する。このキャンセルスイッチ5が発生したキャン
セル指令信号はコントローラ7の1番端子(01)およ
び2番端子(02)を通じてコントローラ7に取り込ま
れ、コントローラ7に備えられたインターフェースBお
よびインターフェースCを介してマイクロコンピュータ
MCUに与えられる。キャンセル指令信号は、図示しな
いブレーキペダルが操作されることによってブレーキス
イッチ16が作動されて、ブレーキスイッチ16に備え
た常閉側スイッチ16bがオフ切換えされた際、又は、
図示しないオートマチックトランスミッションがニュー
トラルレンジからパーキングレンジに切換えられるか、
図示しないマニュアルトランスミッションのクラッチペ
ダルが操作されることによってミッションスイッチ17
がオフ切換えされた際、にも発生する。ブレーキスイッ
チ16に備えられた常開側スイッチ16aがオン切換え
されるとブレーキランプ18が点灯する。ブレーキスイ
ッチ16の常閉側スイッチ16bがオフ切換えされると
アクチュエータ6への供給電流がカットオフされる。
にオン切換えされる操作によってキャンセル指令信号を
発生する。このキャンセルスイッチ5が発生したキャン
セル指令信号はコントローラ7の1番端子(01)およ
び2番端子(02)を通じてコントローラ7に取り込ま
れ、コントローラ7に備えられたインターフェースBお
よびインターフェースCを介してマイクロコンピュータ
MCUに与えられる。キャンセル指令信号は、図示しな
いブレーキペダルが操作されることによってブレーキス
イッチ16が作動されて、ブレーキスイッチ16に備え
た常閉側スイッチ16bがオフ切換えされた際、又は、
図示しないオートマチックトランスミッションがニュー
トラルレンジからパーキングレンジに切換えられるか、
図示しないマニュアルトランスミッションのクラッチペ
ダルが操作されることによってミッションスイッチ17
がオフ切換えされた際、にも発生する。ブレーキスイッ
チ16に備えられた常開側スイッチ16aがオン切換え
されるとブレーキランプ18が点灯する。ブレーキスイ
ッチ16の常閉側スイッチ16bがオフ切換えされると
アクチュエータ6への供給電流がカットオフされる。
【0033】ブレーキスイッチ16には、常開側スイッ
チ16aと、常閉側スイッチ16bとが備えられてい
る。ブレーキペダルが操作されることによって、常開側
スイッチ16aがオン切換えされ、常閉側スイッチ16
bがオフ切換えされる。常開側スイッチ16aがオン切
換えされると、コントローラ7に備えられた3番端子
(03)を通じインターフェースDを介してマイクロコ
ンピュータMCUに電源の電位が与えられる。また、ブ
レーキペダルが操作されることによって、常閉側スイッ
チ16bがオフ切換えされると、コントローラ7に備え
られた6番端子(06)を通じインターフェースEを介
してマイクロコンピュータMCUに与えられていた電源
の電位がカットオフされる。ミッションスイッチ17
は、図示しないオートマチックトランスミッションがニ
ュートラルレンジからパーキングレンジに切換えられる
か、図示しないマニュアルトランスミッションのクラッ
チペダルが操作されると、オフ切換えされ、コントロー
ラ7の8番端子(08)を通じ、インターフェースFを
介してマイクロコンピュータMCUに対する接地ルート
を遮断する。
チ16aと、常閉側スイッチ16bとが備えられてい
る。ブレーキペダルが操作されることによって、常開側
スイッチ16aがオン切換えされ、常閉側スイッチ16
bがオフ切換えされる。常開側スイッチ16aがオン切
換えされると、コントローラ7に備えられた3番端子
(03)を通じインターフェースDを介してマイクロコ
ンピュータMCUに電源の電位が与えられる。また、ブ
レーキペダルが操作されることによって、常閉側スイッ
チ16bがオフ切換えされると、コントローラ7に備え
られた6番端子(06)を通じインターフェースEを介
してマイクロコンピュータMCUに与えられていた電源
の電位がカットオフされる。ミッションスイッチ17
は、図示しないオートマチックトランスミッションがニ
ュートラルレンジからパーキングレンジに切換えられる
か、図示しないマニュアルトランスミッションのクラッ
チペダルが操作されると、オフ切換えされ、コントロー
ラ7の8番端子(08)を通じ、インターフェースFを
介してマイクロコンピュータMCUに対する接地ルート
を遮断する。
【0034】アクチュエータ6には、図示しないケース
内に密閉状に形成された負圧室と、戻しばねによって付
勢されていて負圧室内の負圧レベルによって移動し且つ
スロットルバルブに結合された出力部材とが備えられて
いるとともに、負圧室にそれぞれの弁の一方が連通接続
されたバキュームバルブ6a、ベントバルブ6b、セイ
フティバルブ6cが備えられている。
内に密閉状に形成された負圧室と、戻しばねによって付
勢されていて負圧室内の負圧レベルによって移動し且つ
スロットルバルブに結合された出力部材とが備えられて
いるとともに、負圧室にそれぞれの弁の一方が連通接続
されたバキュームバルブ6a、ベントバルブ6b、セイ
フティバルブ6cが備えられている。
【0035】アクチュエータ6は、負圧室の負圧レベル
が高くなると、出力部材が負圧室の容積を小さくするよ
うに移動するため、戻しばねの弾性反発力に抗してスロ
ットルバルブを開側に駆動し、これとは逆に、負圧室の
負圧レベルが低くなると、出力部材が戻しばねの弾性復
元力によって負圧室の容積を大きくするように戻り移動
するため、スロットルバルブを閉側に強制的に戻す。
が高くなると、出力部材が負圧室の容積を小さくするよ
うに移動するため、戻しばねの弾性反発力に抗してスロ
ットルバルブを開側に駆動し、これとは逆に、負圧室の
負圧レベルが低くなると、出力部材が戻しばねの弾性復
元力によって負圧室の容積を大きくするように戻り移動
するため、スロットルバルブを閉側に強制的に戻す。
【0036】アクチュエータ6のバキュームバルブ6a
は、常閉のバルブであって、バルブコイルの上流側がコ
ントローラの7番端子(07)を通じて第1のスイッチ
ングトランジスタ(pnp 型)TR1のコレクタに接続さ
れ、バルブコイルの下流側がコントローラ7の11番端
子(11)を通じて第3のスイッチングトランジスタ
(npn 型)TR3のコレクタに接続されている。第1の
スイッチングトランジスタTR1は、エミッタがコント
ローラ7の6番端子(06)を通じてブレーキスイッチ
16に接続され、ベースが抵抗R1を通じて第2のスイ
ッチングトランジスタ(npn 型)TR2のコレクタに接
続されている。第2のスイッチングトランジスタTR2
は、エミッタ接地であって、ベースが抵抗R2を通じて
マイクロコンピュータMCUに接続されている。第3の
スイッチングトランジスタTR3は、エミッタ接地であ
って、ベースが抵抗R3を通じてマイクロコンピュータ
MCUに接続されている。
は、常閉のバルブであって、バルブコイルの上流側がコ
ントローラの7番端子(07)を通じて第1のスイッチ
ングトランジスタ(pnp 型)TR1のコレクタに接続さ
れ、バルブコイルの下流側がコントローラ7の11番端
子(11)を通じて第3のスイッチングトランジスタ
(npn 型)TR3のコレクタに接続されている。第1の
スイッチングトランジスタTR1は、エミッタがコント
ローラ7の6番端子(06)を通じてブレーキスイッチ
16に接続され、ベースが抵抗R1を通じて第2のスイ
ッチングトランジスタ(npn 型)TR2のコレクタに接
続されている。第2のスイッチングトランジスタTR2
は、エミッタ接地であって、ベースが抵抗R2を通じて
マイクロコンピュータMCUに接続されている。第3の
スイッチングトランジスタTR3は、エミッタ接地であ
って、ベースが抵抗R3を通じてマイクロコンピュータ
MCUに接続されている。
【0037】バキュームバルブ6aは、弁の他方がエン
ジンのインテークマニホールドに連通接続されているた
め、エンジンが動いている際に、第2のスイッチングト
ランジスタTR2がオンされて第1のスイッチングトラ
ンジスタTR1がオンされ、第3のスイッチングトラン
ジスタTR3がオンされることによってバルブコイルが
通電されて弁が開くと、弁の開時間に応じてエンジンが
発生している負圧をインテークマニホールドから負圧室
に取り入れ、これに対して、バルブコイルの通電経路が
カットオフされることによって弁が閉じられると、負圧
を負圧室に取り入れない機能をもつ。このとき、バキュ
ームバルブ6aを負圧発生用モータに置き換えた場合に
は、負圧発生用モータと負圧室とが連通接続されるた
め、その負圧発生用モータが作動している間に発生して
いる負圧が負圧室に取り入れられる。
ジンのインテークマニホールドに連通接続されているた
め、エンジンが動いている際に、第2のスイッチングト
ランジスタTR2がオンされて第1のスイッチングトラ
ンジスタTR1がオンされ、第3のスイッチングトラン
ジスタTR3がオンされることによってバルブコイルが
通電されて弁が開くと、弁の開時間に応じてエンジンが
発生している負圧をインテークマニホールドから負圧室
に取り入れ、これに対して、バルブコイルの通電経路が
カットオフされることによって弁が閉じられると、負圧
を負圧室に取り入れない機能をもつ。このとき、バキュ
ームバルブ6aを負圧発生用モータに置き換えた場合に
は、負圧発生用モータと負圧室とが連通接続されるた
め、その負圧発生用モータが作動している間に発生して
いる負圧が負圧室に取り入れられる。
【0038】アクチュエータ6のベントバルブ6bは、
常開のバルブであって、バルブコイルの上流側がコント
ローラ7の7番端子(07)を通じて第1のスイッチン
グトランジスタTR1のコレクタに接続され、バルブコ
イルの下流側がコントローラ7の13番端子(13)を
通じて第4のスイッチングトランジスタTR4のコレク
タに接続されている。第4のスイッチングトランジスタ
TR4は、エミッタ接地であって、ベースが抵抗R4を
通じてマイクロコンピュータMCUに接続されている。
常開のバルブであって、バルブコイルの上流側がコント
ローラ7の7番端子(07)を通じて第1のスイッチン
グトランジスタTR1のコレクタに接続され、バルブコ
イルの下流側がコントローラ7の13番端子(13)を
通じて第4のスイッチングトランジスタTR4のコレク
タに接続されている。第4のスイッチングトランジスタ
TR4は、エミッタ接地であって、ベースが抵抗R4を
通じてマイクロコンピュータMCUに接続されている。
【0039】ベントバルブ6bは、弁の他方が大気開放
されているため、第2のスイッチングトランジスタTR
2がオンされて第1のスイッチングトランジスタTR1
がオンされ、第4のスイッチングトランジスタTR4が
オンされることによってバルブコイルが通電されて弁が
閉じると、負圧室を大気から遮断し、これに対して、バ
ルブコイルの通電経路がカットオフされることによって
弁が開くと、負圧室を大気開放して出力部材を戻し移動
させる。
されているため、第2のスイッチングトランジスタTR
2がオンされて第1のスイッチングトランジスタTR1
がオンされ、第4のスイッチングトランジスタTR4が
オンされることによってバルブコイルが通電されて弁が
閉じると、負圧室を大気から遮断し、これに対して、バ
ルブコイルの通電経路がカットオフされることによって
弁が開くと、負圧室を大気開放して出力部材を戻し移動
させる。
【0040】アクチュエータ6のセイフティバルブ6c
は、常開のバルブであって、バルブコイルの上流側がコ
ントローラ7の7番端子(07)を通じて第1のスイッ
チングトランジスタTR1のコレクタに接続され、バル
ブコイルの下流側が接地されている。
は、常開のバルブであって、バルブコイルの上流側がコ
ントローラ7の7番端子(07)を通じて第1のスイッ
チングトランジスタTR1のコレクタに接続され、バル
ブコイルの下流側が接地されている。
【0041】セイフティバルブ6cは、弁の他方が大気
開放されているため、第2のスイッチングトランジスタ
TR2がオンされて第1のスイッチングトランジスタT
R1がオンされることによってバルブコイルが通電され
て弁が閉じると、負圧室を大気から遮断し、これに対し
て、バルブコイルの通電経路がカットオフされることに
よって弁が開くと、負圧室を大気開放して出力部材をク
ルーズ制御を行わない初期状態に戻し移動させる。
開放されているため、第2のスイッチングトランジスタ
TR2がオンされて第1のスイッチングトランジスタT
R1がオンされることによってバルブコイルが通電され
て弁が閉じると、負圧室を大気から遮断し、これに対し
て、バルブコイルの通電経路がカットオフされることに
よって弁が開くと、負圧室を大気開放して出力部材をク
ルーズ制御を行わない初期状態に戻し移動させる。
【0042】アクチュエータ6は、ベントバルブ6bお
よびセイフティバルブ6cのバルブコイルがそれぞれオ
ンされるとともにバキュームバルブ6aのバルブコイル
がオンされることによって負圧室の負圧が上がると、出
力部材を介してスロットルバルブを開く側に駆動し、こ
れに反して、セイフティバルブ6cのバルブコイルがオ
フされる、または、ベントバルブ6bのバルブコイルが
オフされるとともにバキュームバルブ6aのバルブコイ
ルがオフされることによって負圧室の負圧レベルが下が
ると出力部材を介しスロットルバルブを閉じる側に駆動
する。
よびセイフティバルブ6cのバルブコイルがそれぞれオ
ンされるとともにバキュームバルブ6aのバルブコイル
がオンされることによって負圧室の負圧が上がると、出
力部材を介してスロットルバルブを開く側に駆動し、こ
れに反して、セイフティバルブ6cのバルブコイルがオ
フされる、または、ベントバルブ6bのバルブコイルが
オフされるとともにバキュームバルブ6aのバルブコイ
ルがオフされることによって負圧室の負圧レベルが下が
ると出力部材を介しスロットルバルブを閉じる側に駆動
する。
【0043】一方、コントローラ7には、上述したイン
ターフェースA、B、C、D、E、Fの他に定電圧回路
21、リセット回路22が備えられている。
ターフェースA、B、C、D、E、Fの他に定電圧回路
21、リセット回路22が備えられている。
【0044】定電圧回路21は、一端がコントローラ7
の9番端子(09)を通じてメインスイッチ15に接続
され、他端がマイクロコンピュータMCUに接続されて
いる。定電圧回路21は、乗員によってメインスイッチ
15がオン切換えされると、予め定められた電位をマイ
クロコンピュータMCUに与える。
の9番端子(09)を通じてメインスイッチ15に接続
され、他端がマイクロコンピュータMCUに接続されて
いる。定電圧回路21は、乗員によってメインスイッチ
15がオン切換えされると、予め定められた電位をマイ
クロコンピュータMCUに与える。
【0045】リセット回路22は、一端がコントローラ
7の9番端子(09)を通じてメインスイッチ15に接
続され、他端がマイクロコンピュータMCUに接続され
ている。リセット回路22は、メインスイッチ15がオ
ン状態になった際に、マイクロコンピュータMCUを初
期状態に復帰させる。
7の9番端子(09)を通じてメインスイッチ15に接
続され、他端がマイクロコンピュータMCUに接続され
ている。リセット回路22は、メインスイッチ15がオ
ン状態になった際に、マイクロコンピュータMCUを初
期状態に復帰させる。
【0046】コントローラ7のマイクロコンピュータM
CUには、車速記憶手段8、演算手段9、増速制御手段
10、減速制御手段11、シフトダウン要求信号発生手
段12、判定禁止時間制御手段13が備えられている。
CUには、車速記憶手段8、演算手段9、増速制御手段
10、減速制御手段11、シフトダウン要求信号発生手
段12、判定禁止時間制御手段13が備えられている。
【0047】イグニションスイッチ14がオン切換えさ
れて、車両が走行している際に、メインスイッチ15が
オン切換えされ、乗員によりクルーズキャンセル状態か
ら、セットスイッチ3がオン切換えされてからオフ切換
えされる操作が行われることによってクルーズ指令信号
が発生すると、車速記憶手段8は、車速センサ2が発生
している車速信号を記憶車速信号として所定のメモリエ
リアに格納保存する。
れて、車両が走行している際に、メインスイッチ15が
オン切換えされ、乗員によりクルーズキャンセル状態か
ら、セットスイッチ3がオン切換えされてからオフ切換
えされる操作が行われることによってクルーズ指令信号
が発生すると、車速記憶手段8は、車速センサ2が発生
している車速信号を記憶車速信号として所定のメモリエ
リアに格納保存する。
【0048】演算手段9は、クルーズ指令信号が発生し
た際に車速記憶手段8によって記憶された記憶車速信号
と、車速センサ2が発生している車速信号とを比較し、
算出された両者の偏差と、車速信号の一定時間内の変化
率とによって得られる加速度との間で予め定められた演
算式に基づいて演算処理を行う。
た際に車速記憶手段8によって記憶された記憶車速信号
と、車速センサ2が発生している車速信号とを比較し、
算出された両者の偏差と、車速信号の一定時間内の変化
率とによって得られる加速度との間で予め定められた演
算式に基づいて演算処理を行う。
【0049】演算手段9で得られた演算結果が負の値に
なると、マイクロコンピュータMCUは車速が下降した
と判断をし、その演算結果に応じた時間だけ増速制御手
段10を作動させる。これに反して、演算結果が正の値
になると、マイクロコンピュータMCUは車速が上昇し
たと判断をし、その演算結果に応じた時間だけ減速制御
手段11を作動させる。
なると、マイクロコンピュータMCUは車速が下降した
と判断をし、その演算結果に応じた時間だけ増速制御手
段10を作動させる。これに反して、演算結果が正の値
になると、マイクロコンピュータMCUは車速が上昇し
たと判断をし、その演算結果に応じた時間だけ減速制御
手段11を作動させる。
【0050】増速制御手段10は、演算手段9による演
算結果が負の値になることによって作動し、ベントバル
ブ閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュー
ムバルブ開出力信号を発生する。このとき、クルーズ制
御が開始された際に第2のスイッチングトランジスタT
R2にベース電流が与えられることによって第1のスイ
ッチングトランジスタTR1がオンされているから、セ
イフティバルブ6cが閉成され、第4のスイッチングト
ランジスタTR4にベース電流が与えられることによっ
てベントバルブ6bが閉成され、第3のスイッチングト
ランジスタTR3にベース電流が与えられることによっ
てバキュームバルブ6aが開成される。その結果、アク
チュエータ7の負圧室の負圧レベルが高くなり、スロッ
トルバルブを開側に駆動し、車速センサ2が発生してい
る車速信号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させ
るべくクルーズ制御が行われる。
算結果が負の値になることによって作動し、ベントバル
ブ閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュー
ムバルブ開出力信号を発生する。このとき、クルーズ制
御が開始された際に第2のスイッチングトランジスタT
R2にベース電流が与えられることによって第1のスイ
ッチングトランジスタTR1がオンされているから、セ
イフティバルブ6cが閉成され、第4のスイッチングト
ランジスタTR4にベース電流が与えられることによっ
てベントバルブ6bが閉成され、第3のスイッチングト
ランジスタTR3にベース電流が与えられることによっ
てバキュームバルブ6aが開成される。その結果、アク
チュエータ7の負圧室の負圧レベルが高くなり、スロッ
トルバルブを開側に駆動し、車速センサ2が発生してい
る車速信号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させ
るべくクルーズ制御が行われる。
【0051】減速制御手段11は、演算手段9による演
算結果が正の値になることによって作動し、ベントバル
ブ開出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュー
ムバルブ閉出力信号を発生する。このとき、前述したよ
うに、第2、第1のスイッチングトランジスタTR2、
TR1がそれぞれオンされているから、セイフティバル
ブ6cが閉成され、第4のスイッチングトランジスタT
R4にベース電流が与えられることによってベントバル
ブ6bが開成され、第3のスイッチングトランジスタT
R3にベース電流が与えられなくなることによってバキ
ュームバルブ6aが閉成される。その結果、アクチュエ
ータ7の負圧室の負圧レベルが低くなり、スロットルバ
ルブを閉側に駆動し、車速センサ2が発生している車速
信号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させるべく
クルーズ制御が行われる。
算結果が正の値になることによって作動し、ベントバル
ブ開出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュー
ムバルブ閉出力信号を発生する。このとき、前述したよ
うに、第2、第1のスイッチングトランジスタTR2、
TR1がそれぞれオンされているから、セイフティバル
ブ6cが閉成され、第4のスイッチングトランジスタT
R4にベース電流が与えられることによってベントバル
ブ6bが開成され、第3のスイッチングトランジスタT
R3にベース電流が与えられなくなることによってバキ
ュームバルブ6aが閉成される。その結果、アクチュエ
ータ7の負圧室の負圧レベルが低くなり、スロットルバ
ルブを閉側に駆動し、車速センサ2が発生している車速
信号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させるべく
クルーズ制御が行われる。
【0052】シフトダウン要求信号発生手段12は、後
述する判定禁止時間制御手段13による第1、第2の判
定禁止時間T1、T2が終了したらシフトダウンを要求
するためのシフトダウン要求信号を発生してトランスミ
ッションコントローラ23に与える機能をもつととも
に、クルーズ制御中に、車速センサ2の車速信号と車速
記憶手段8の記憶車速信号との偏差が予め定められた値
を越えた際に、シフトダウンを要求するためのシフトダ
ウン要求信号を発生してトランスミッションコントロー
ラ23に与える機能をもつ。シフトダウン要求信号は、
パルス状の信号で発生され、一周期内のハイレベルとロ
ーレベルとのデューティ比が変更されることによって、
シフトダウンを要求するための信号(例えば200msec
の一周期に対して100msecとする。)と、シフトダウ
ンを要求しないための信号(例えば200msecの一周期
に対して50msecとする。)とに切換えられる。
述する判定禁止時間制御手段13による第1、第2の判
定禁止時間T1、T2が終了したらシフトダウンを要求
するためのシフトダウン要求信号を発生してトランスミ
ッションコントローラ23に与える機能をもつととも
に、クルーズ制御中に、車速センサ2の車速信号と車速
記憶手段8の記憶車速信号との偏差が予め定められた値
を越えた際に、シフトダウンを要求するためのシフトダ
ウン要求信号を発生してトランスミッションコントロー
ラ23に与える機能をもつ。シフトダウン要求信号は、
パルス状の信号で発生され、一周期内のハイレベルとロ
ーレベルとのデューティ比が変更されることによって、
シフトダウンを要求するための信号(例えば200msec
の一周期に対して100msecとする。)と、シフトダウ
ンを要求しないための信号(例えば200msecの一周期
に対して50msecとする。)とに切換えられる。
【0053】シフトダウン要求信号発生手段12が発生
したシフトダウンを要求するためのシフトダウン要求信
号は、抵抗R6を通じた第6のスイッチングトランジス
タ(npn 型)TR6に対するベース電流、抵抗R5を通
じた第5のスイッチングトランジスタ(pnp 型)TR5
に対するベース電流として与えられ、抵抗R8を通じて
コントローラ7の14番端子(14)からトランスミッ
ションコントローラ23に与えられる。
したシフトダウンを要求するためのシフトダウン要求信
号は、抵抗R6を通じた第6のスイッチングトランジス
タ(npn 型)TR6に対するベース電流、抵抗R5を通
じた第5のスイッチングトランジスタ(pnp 型)TR5
に対するベース電流として与えられ、抵抗R8を通じて
コントローラ7の14番端子(14)からトランスミッ
ションコントローラ23に与えられる。
【0054】シフトダウンを要求するためのシフトダウ
ン要求信号が与えられたトランスミッションコントロー
ラ23は、図示しないトランスミッション(オートマチ
ック)をシフトダウンする論理の一つとしてシフトダウ
ン要求信号を検出するため、トランスミッションのシフ
トダウンが促される一方、シフトダウンアップを要求す
るためのシフトダウン要求信号が与えられたトランスミ
ッションコントローラ23は、図示しないトランスミッ
ション(オートマチック)をシフトアップする論理の一
つとしてシフトダウン要求信号を検出するため、トラン
スミッションのシフトアップが促される。
ン要求信号が与えられたトランスミッションコントロー
ラ23は、図示しないトランスミッション(オートマチ
ック)をシフトダウンする論理の一つとしてシフトダウ
ン要求信号を検出するため、トランスミッションのシフ
トダウンが促される一方、シフトダウンアップを要求す
るためのシフトダウン要求信号が与えられたトランスミ
ッションコントローラ23は、図示しないトランスミッ
ション(オートマチック)をシフトアップする論理の一
つとしてシフトダウン要求信号を検出するため、トラン
スミッションのシフトアップが促される。
【0055】そして、マイクロコンピュータMCUは、
クルーズ制御が開始されると、抵抗R7を通じて第7の
スイッチングトランジスタ(npn 型)TR7にベース電
流を与えるため、第7のスイッチングトランジスタTR
7がオンされ、コントローラ7の12番端子(12)を
通じてクルーズランプ24が点灯する。
クルーズ制御が開始されると、抵抗R7を通じて第7の
スイッチングトランジスタ(npn 型)TR7にベース電
流を与えるため、第7のスイッチングトランジスタTR
7がオンされ、コントローラ7の12番端子(12)を
通じてクルーズランプ24が点灯する。
【0056】判定禁止時間制御手段13は主に2つの機
能をもつ。判定禁止時間制御手段13の第1の機能は、
図2に示されるように、クルーズ制御中でない時に、セ
ットスイッチ3が時間aにおいてオン切換えされてから
時間bにおいてオフ切換えされるクルーズ開始操作が行
われることによりクルーズ指令信号が発生した際、シフ
トダウン要求信号発生手段12よりのシフトダウン要求
信号の発生を時間cまでの予め定められた第1の判定禁
止時間T1だけ禁止することである。
能をもつ。判定禁止時間制御手段13の第1の機能は、
図2に示されるように、クルーズ制御中でない時に、セ
ットスイッチ3が時間aにおいてオン切換えされてから
時間bにおいてオフ切換えされるクルーズ開始操作が行
われることによりクルーズ指令信号が発生した際、シフ
トダウン要求信号発生手段12よりのシフトダウン要求
信号の発生を時間cまでの予め定められた第1の判定禁
止時間T1だけ禁止することである。
【0057】判定禁止時間制御手段13の第2の機能
は、図3に示されるように、クルーズ制御中でない時
に、リジュームスイッチ4が時間gにおいてオン切換え
されてから時間hにおいてオフ切換えされるキャンセル
解除操作が行われることによりキャンセル解除指令信号
が発生した際、シフトダウン要求信号発生手段12より
のシフトダウン要求信号の発生を時間iまでの予め定め
られた第2の判定禁止時間T2だけ禁止することであ
る。
は、図3に示されるように、クルーズ制御中でない時
に、リジュームスイッチ4が時間gにおいてオン切換え
されてから時間hにおいてオフ切換えされるキャンセル
解除操作が行われることによりキャンセル解除指令信号
が発生した際、シフトダウン要求信号発生手段12より
のシフトダウン要求信号の発生を時間iまでの予め定め
られた第2の判定禁止時間T2だけ禁止することであ
る。
【0058】また、判定禁止時間制御手段13は、図4
に示されるように、クルーズ制御中に、時間mにおいて
セットスイッチ3がオン切換えされてから時間nにおい
てオフ切換えされる操作が行われることによりコースト
指令信号が発生した際、シフトダウン要求信号発生手段
12よりのシフトダウン要求信号の発生を予め定められ
た第1の判定禁止時間T1だけ禁止する機能をもつ。
に示されるように、クルーズ制御中に、時間mにおいて
セットスイッチ3がオン切換えされてから時間nにおい
てオフ切換えされる操作が行われることによりコースト
指令信号が発生した際、シフトダウン要求信号発生手段
12よりのシフトダウン要求信号の発生を予め定められ
た第1の判定禁止時間T1だけ禁止する機能をもつ。
【0059】そして、第2の判定禁止時間T2は第1の
判定禁止時間T1として選ばれた5秒よりも短い0.6
秒が選ばれている。これは、セットスイッチ3よりクル
ーズ指令信号が発生した際、アクチュエータ6がイニシ
ャライズセット時間による過渡期にあるから、第1の判
定禁止時間T1を第2の判定禁止時間T2よりも長くす
ることによって、アクチュエータ6に対するイニシャラ
イズセット時間に対応してシフトダウン要求信号発生手
段12よりのシフトダウン要求信号の発生を遅らせ、こ
れに反して、リジュームスイッチ4よりキャンセル解除
指令信号が発生した際、アクチュエータ6がアクチュエ
ータ駆動信号によって増速制御されるから、第2の判定
禁止時間T2を第1の判定禁止時間T1よりも短くする
ことによって、アクチュエータ6に対する増速制御に対
応してシフトダウン要求信号発生手段12よりのシフト
ダウン要求信号の発生を早めるためである。
判定禁止時間T1として選ばれた5秒よりも短い0.6
秒が選ばれている。これは、セットスイッチ3よりクル
ーズ指令信号が発生した際、アクチュエータ6がイニシ
ャライズセット時間による過渡期にあるから、第1の判
定禁止時間T1を第2の判定禁止時間T2よりも長くす
ることによって、アクチュエータ6に対するイニシャラ
イズセット時間に対応してシフトダウン要求信号発生手
段12よりのシフトダウン要求信号の発生を遅らせ、こ
れに反して、リジュームスイッチ4よりキャンセル解除
指令信号が発生した際、アクチュエータ6がアクチュエ
ータ駆動信号によって増速制御されるから、第2の判定
禁止時間T2を第1の判定禁止時間T1よりも短くする
ことによって、アクチュエータ6に対する増速制御に対
応してシフトダウン要求信号発生手段12よりのシフト
ダウン要求信号の発生を早めるためである。
【0060】車両が走行している際に、メインスイッチ
15がオン切換えされ、乗員によりクルーズ制御キャン
セル状態からセットスイッチ3が図2に示される時間a
においてオン切換えされてから、図2に示される時間b
においてオフ切換えされる操作が行われると、判定禁止
時間制御手段13によって第1の判定禁止時間T1がセ
ットされるため、第1の判定禁止時間T1の間は、シフ
トダウン要求信号発生手段12よりシフトダウン要求信
号がトランスミッションコントローラ23に与えられな
い。
15がオン切換えされ、乗員によりクルーズ制御キャン
セル状態からセットスイッチ3が図2に示される時間a
においてオン切換えされてから、図2に示される時間b
においてオフ切換えされる操作が行われると、判定禁止
時間制御手段13によって第1の判定禁止時間T1がセ
ットされるため、第1の判定禁止時間T1の間は、シフ
トダウン要求信号発生手段12よりシフトダウン要求信
号がトランスミッションコントローラ23に与えられな
い。
【0061】図2に示される時間bにおいてセットスイ
ッチ3がオフ切換えされると、第2のスイッチングトラ
ンジスタTR2がオンされる。そして、セットスイッチ
3のオフ切換えによってクルーズ指令信号が発生するた
め、演算手段9によって算出されたクルーズ制御のイニ
シャライズセット信号で増速制御手段12が作動され、
ベントバルブ閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信
号、バキュームバルブ開出力信号からなる増速用のアク
チュエータ駆動信号がアクチュエータ6に与えられる。
ッチ3がオフ切換えされると、第2のスイッチングトラ
ンジスタTR2がオンされる。そして、セットスイッチ
3のオフ切換えによってクルーズ指令信号が発生するた
め、演算手段9によって算出されたクルーズ制御のイニ
シャライズセット信号で増速制御手段12が作動され、
ベントバルブ閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信
号、バキュームバルブ開出力信号からなる増速用のアク
チュエータ駆動信号がアクチュエータ6に与えられる。
【0062】演算手段9によって算出されたクルーズ制
御のイニシャライズセット信号に基づき増速制御手段1
0により、ベントバルブ6bおよびセイフティバルブ6
cは弁が閉成され、バキュームバルブ6aは弁が開成さ
れと、アクチュエータ6の負圧室の負圧レベルが高くな
り、出力部材を介しスロットルバルブがイニシャライズ
セット信号に対応して開側に駆動される。次いで、バキ
ュームバルブ開出力信号がオフされてイニシャライズセ
ットが完了した後、車速センサ2が発生している車速信
号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させるクルー
ズ制御が行われる。
御のイニシャライズセット信号に基づき増速制御手段1
0により、ベントバルブ6bおよびセイフティバルブ6
cは弁が閉成され、バキュームバルブ6aは弁が開成さ
れと、アクチュエータ6の負圧室の負圧レベルが高くな
り、出力部材を介しスロットルバルブがイニシャライズ
セット信号に対応して開側に駆動される。次いで、バキ
ュームバルブ開出力信号がオフされてイニシャライズセ
ットが完了した後、車速センサ2が発生している車速信
号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させるクルー
ズ制御が行われる。
【0063】コントローラ7は、クルーズ指令信号が発
生した際に記憶した記憶車速信号と、車速センサ2が発
生している車速信号とを比較処理し、算出された両者の
偏差と、車速信号の一定時間内の変化率とによって得ら
れる加速度との間で予め定められた演算式に基づいて演
算処理を行い、演算結果が負の値になると、その演算結
果に応じた時間だけ増速制御手段10を作動させ、これ
に反して、演算結果が正の値になると、その演算結果に
応じた時間だけ減速制御手段11を作動させて車速セン
サ2が発生している車速信号を車速記憶手段8の記憶車
速信号に一致させるクルーズ制御を行う。
生した際に記憶した記憶車速信号と、車速センサ2が発
生している車速信号とを比較処理し、算出された両者の
偏差と、車速信号の一定時間内の変化率とによって得ら
れる加速度との間で予め定められた演算式に基づいて演
算処理を行い、演算結果が負の値になると、その演算結
果に応じた時間だけ増速制御手段10を作動させ、これ
に反して、演算結果が正の値になると、その演算結果に
応じた時間だけ減速制御手段11を作動させて車速セン
サ2が発生している車速信号を車速記憶手段8の記憶車
速信号に一致させるクルーズ制御を行う。
【0064】そして、図2に示される時間cにおいて判
定禁止時間制御手段13による第1の判定禁止時間T1
が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段12が車
速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号
との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の車速信号
と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定め
られた値を越えたら、シフトダウンを要求するためのシ
フトダウン要求信号を発生してトランスミッションコン
トローラ23に与える。
定禁止時間制御手段13による第1の判定禁止時間T1
が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段12が車
速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号
との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の車速信号
と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定め
られた値を越えたら、シフトダウンを要求するためのシ
フトダウン要求信号を発生してトランスミッションコン
トローラ23に与える。
【0065】一方、クルーズキャンセル中の図3に示さ
れる時間gにおいてリジュームスイッチ4がオン切換え
され、時間gの以後の図3に示される時間hにおいてオ
フ切換えされることによってキャンセル解除指令信号が
発生すると、判定禁止時間制御手段13によって第2の
判定禁止時間T2がセットされるため、第2の判定禁止
時間T2の間は、シフトダウン要求信号発生手段12よ
りシフトダウン要求信号がトランスミッションコントロ
ーラ23に与えられない。
れる時間gにおいてリジュームスイッチ4がオン切換え
され、時間gの以後の図3に示される時間hにおいてオ
フ切換えされることによってキャンセル解除指令信号が
発生すると、判定禁止時間制御手段13によって第2の
判定禁止時間T2がセットされるため、第2の判定禁止
時間T2の間は、シフトダウン要求信号発生手段12よ
りシフトダウン要求信号がトランスミッションコントロ
ーラ23に与えられない。
【0066】コントローラ7は、図3に示される時間g
の以後の時間hにおいてリジュームスイッチ4がオフ切
換えされると、キャンセル以前に車速記憶手段8によっ
て記憶されていた最新の記憶車速信号を読み出し、その
記憶車速信号と車速センサ2が発生している車速信号と
を比較処理し、算出された両者の偏差と、車速信号の一
定時間内の変化率とによって得られる加速度との間で予
め定められた演算式に基づいて演算処理を行う。演算結
果が負の値になると、その演算結果に応じた時間だけ増
速制御手段10が作動され、ベントバルブ閉出力信号、
セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ開出力
信号からなる増速用のアクチュエータ駆動信号がアクチ
ュエータ7に与えられる。
の以後の時間hにおいてリジュームスイッチ4がオフ切
換えされると、キャンセル以前に車速記憶手段8によっ
て記憶されていた最新の記憶車速信号を読み出し、その
記憶車速信号と車速センサ2が発生している車速信号と
を比較処理し、算出された両者の偏差と、車速信号の一
定時間内の変化率とによって得られる加速度との間で予
め定められた演算式に基づいて演算処理を行う。演算結
果が負の値になると、その演算結果に応じた時間だけ増
速制御手段10が作動され、ベントバルブ閉出力信号、
セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ開出力
信号からなる増速用のアクチュエータ駆動信号がアクチ
ュエータ7に与えられる。
【0067】そして、コントローラ7は、図3に示され
る時間iにおいて判定禁止時間制御手段13による第2
の判定禁止時間T2が終了すると、シフトダウン要求信
号発生手段12が車速センサ2の車速信号と車速記憶手
段8の記憶車速信号との偏差の比較処理を開始し、車速
センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号と
の偏差値が予め定められた値を越えたら、シフトダウン
を要求するためのシフトダウン要求信号を発生してトラ
ンスミッションコントローラ23に与える。
る時間iにおいて判定禁止時間制御手段13による第2
の判定禁止時間T2が終了すると、シフトダウン要求信
号発生手段12が車速センサ2の車速信号と車速記憶手
段8の記憶車速信号との偏差の比較処理を開始し、車速
センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号と
の偏差値が予め定められた値を越えたら、シフトダウン
を要求するためのシフトダウン要求信号を発生してトラ
ンスミッションコントローラ23に与える。
【0068】上述したオートクルーズ装置1は、図2、
図3、図4に示されるタイムチャートおよび図5に示さ
れるフローチャートによって制御動作が行われる。な
お、図5に示されるフローチャートはクルーズ制御中の
状態を中心に説明してある。
図3、図4に示されるタイムチャートおよび図5に示さ
れるフローチャートによって制御動作が行われる。な
お、図5に示されるフローチャートはクルーズ制御中の
状態を中心に説明してある。
【0069】車両の乗員の希望する速度で車両が走行し
ているときに、メインスイッチ15がオン切換えされ、
クルーズキャンセル状態からセットスイッチ3が図2に
示される時間aにおいてオン切換えされてから、図2に
示される時間bにおいてオフ切換えされる操作が行われ
ると、ステップ70においての判別で“クルーズ中では
ないので”ステップ71に移行し、ステップ71におい
ての判別で“セットスイッチ3がオン切換えされてから
オフ切換えされたので”ステップ72に移行して判定禁
止時間制御手段13によって第1の判定禁止時間T1が
セットされ、ステップ70に移行する。
ているときに、メインスイッチ15がオン切換えされ、
クルーズキャンセル状態からセットスイッチ3が図2に
示される時間aにおいてオン切換えされてから、図2に
示される時間bにおいてオフ切換えされる操作が行われ
ると、ステップ70においての判別で“クルーズ中では
ないので”ステップ71に移行し、ステップ71におい
ての判別で“セットスイッチ3がオン切換えされてから
オフ切換えされたので”ステップ72に移行して判定禁
止時間制御手段13によって第1の判定禁止時間T1が
セットされ、ステップ70に移行する。
【0070】セットスイッチ3が図2に示される時間a
においてオン切換えされてから、図2に示される時間b
においてオフ切換えされる操作が行われることによって
クルーズ指令信号が発生するため、コントローラ7の第
2のスイッチングトランジスタTR2がオンされ、セッ
トスイッチ3のオフ切換えによって、車速記憶手段8は
そのとき車速センサ2が発生している車速信号を記憶
し、コントローラ7は、車速センサ2が随時発生してい
る車速信号に対応したイニシャライズセット信号でもっ
て増速制御手段10を作動し、ベントバルブ閉出力信
号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ開
出力信号からなるアクチュエータ駆動信号によってアク
チュエータ6を作動させ、スロットルバルブを開側に駆
動する。
においてオン切換えされてから、図2に示される時間b
においてオフ切換えされる操作が行われることによって
クルーズ指令信号が発生するため、コントローラ7の第
2のスイッチングトランジスタTR2がオンされ、セッ
トスイッチ3のオフ切換えによって、車速記憶手段8は
そのとき車速センサ2が発生している車速信号を記憶
し、コントローラ7は、車速センサ2が随時発生してい
る車速信号に対応したイニシャライズセット信号でもっ
て増速制御手段10を作動し、ベントバルブ閉出力信
号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ開
出力信号からなるアクチュエータ駆動信号によってアク
チュエータ6を作動させ、スロットルバルブを開側に駆
動する。
【0071】スロットルバルブを開側に所定時間駆動さ
せた後に、車速記憶手段8が記憶している記憶車速信号
と車速センサ2が随時発生している車速信号との偏差お
よび一定時間内の車速信号の変化率から得られる加速度
の間に所定の演算処理が演算手段9によって行われ、演
算結果が負の値であれば、増速制御手段10よりベント
バルブ閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキ
ュームバルブ開出力信号からなる増速用のアクチュエー
タ駆動信号でアクチュエータ6が作動し、演算結果が正
の値であれば、減速制御手段11よりベントバルブ開出
力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバル
ブ閉出力信号からなる減速用のアクチュエータ駆動信号
でアクチュエータ6が作動し、実車速を記憶車速に追従
させるクルーズ制御が行われる。この場合は演算結果が
負の値になるため、増速制御手段10が作動される。
せた後に、車速記憶手段8が記憶している記憶車速信号
と車速センサ2が随時発生している車速信号との偏差お
よび一定時間内の車速信号の変化率から得られる加速度
の間に所定の演算処理が演算手段9によって行われ、演
算結果が負の値であれば、増速制御手段10よりベント
バルブ閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキ
ュームバルブ開出力信号からなる増速用のアクチュエー
タ駆動信号でアクチュエータ6が作動し、演算結果が正
の値であれば、減速制御手段11よりベントバルブ開出
力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバル
ブ閉出力信号からなる減速用のアクチュエータ駆動信号
でアクチュエータ6が作動し、実車速を記憶車速に追従
させるクルーズ制御が行われる。この場合は演算結果が
負の値になるため、増速制御手段10が作動される。
【0072】図2に示される時間bにおいてクルーズ制
御が開始されると、ステップ70においての判別で“ク
ルーズ中であるため”ステップ75に移行し、ステップ
75においての判別で第1の判定禁止時間T1の時間の
経過が計測される。そのため、図2に示される時間bの
直後は、第1の判定禁止時間T1が経過していないか
ら、ステップ75においての判別で“判定禁止時間が終
了していないので”ステップ70へ戻るルーチンが繰り
返される。
御が開始されると、ステップ70においての判別で“ク
ルーズ中であるため”ステップ75に移行し、ステップ
75においての判別で第1の判定禁止時間T1の時間の
経過が計測される。そのため、図2に示される時間bの
直後は、第1の判定禁止時間T1が経過していないか
ら、ステップ75においての判別で“判定禁止時間が終
了していないので”ステップ70へ戻るルーチンが繰り
返される。
【0073】図2に示される時間cになると、第1の判
定禁止時間T1が終了するため、ステップ75において
の判別で“判定禁止時間が終了したので”ステップ76
へ移行し、ステップ76においてシフトダウン要求信号
発生手段12により車速センサ2の車速信号と車速記憶
手段8の記憶車速信号との偏差の比較処理が開始され
る。そして、車速センサ2の車速信号と車速記憶手段8
の記憶車速信号との偏差値が予め定められた値を越えた
ら、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダウ
ンを要求するためのシフトダウン要求信号が発生されて
トランスミッションコントローラ23に与えられる。
定禁止時間T1が終了するため、ステップ75において
の判別で“判定禁止時間が終了したので”ステップ76
へ移行し、ステップ76においてシフトダウン要求信号
発生手段12により車速センサ2の車速信号と車速記憶
手段8の記憶車速信号との偏差の比較処理が開始され
る。そして、車速センサ2の車速信号と車速記憶手段8
の記憶車速信号との偏差値が予め定められた値を越えた
ら、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダウ
ンを要求するためのシフトダウン要求信号が発生されて
トランスミッションコントローラ23に与えられる。
【0074】一方、クルーズキャンセル中の図3に示さ
れる時間gにおいてリジュームスイッチ4がオン切換え
され、時間gの以後の図3に示される時間hにおいてオ
フ切換えされることによってキャンセル解除指令信号が
発生すると、ステップ70においての判別で“クルーズ
中ではないので”ステップ71に移行し、ステップ71
においての判別で“セットスイッチ3がオン切換えされ
てからオフ切換えされていないので”ステップ73に移
行し、ステップ73においての判別で“リジュームスイ
ッチ4がオン切換えされてからオフ切換えされたので”
ステップ74に移行し、ステップ74において判定禁止
時間制御手段13によって第2の判定禁止時間T2がセ
ットされ、ステップ70に移行する。
れる時間gにおいてリジュームスイッチ4がオン切換え
され、時間gの以後の図3に示される時間hにおいてオ
フ切換えされることによってキャンセル解除指令信号が
発生すると、ステップ70においての判別で“クルーズ
中ではないので”ステップ71に移行し、ステップ71
においての判別で“セットスイッチ3がオン切換えされ
てからオフ切換えされていないので”ステップ73に移
行し、ステップ73においての判別で“リジュームスイ
ッチ4がオン切換えされてからオフ切換えされたので”
ステップ74に移行し、ステップ74において判定禁止
時間制御手段13によって第2の判定禁止時間T2がセ
ットされ、ステップ70に移行する。
【0075】リジュームスイッチ4が図3に示される時
間gにおいてオン切換えされてから、図3に示される時
間hにおいてオフ切換えされる操作が行われることによ
ってキャンセル解除指令信号が発生するため、キャンセ
ル以前に車速記憶手段8によって記憶されていた最新の
記憶車速信号が読み出され、その記憶車速信号と車速セ
ンサ2が発生している車速信号とが比較処理され、算出
された両者の偏差と、車速信号の一定時間内の変化率と
によって得られる加速度との間で予め定められた演算式
に基づいて演算処理が行われ、演算結果が負の値になる
と、その演算結果に応じた時間だけ増速制御手段10が
作動され、ベントバルブ閉出力信号、セイフティバルブ
閉出力信号、バキュームバルブ開出力信号からなる増速
用のアクチュエータ駆動信号がアクチュエータ7に与え
られる。
間gにおいてオン切換えされてから、図3に示される時
間hにおいてオフ切換えされる操作が行われることによ
ってキャンセル解除指令信号が発生するため、キャンセ
ル以前に車速記憶手段8によって記憶されていた最新の
記憶車速信号が読み出され、その記憶車速信号と車速セ
ンサ2が発生している車速信号とが比較処理され、算出
された両者の偏差と、車速信号の一定時間内の変化率と
によって得られる加速度との間で予め定められた演算式
に基づいて演算処理が行われ、演算結果が負の値になる
と、その演算結果に応じた時間だけ増速制御手段10が
作動され、ベントバルブ閉出力信号、セイフティバルブ
閉出力信号、バキュームバルブ開出力信号からなる増速
用のアクチュエータ駆動信号がアクチュエータ7に与え
られる。
【0076】図3に示される時間hにおいてクルーズ制
御が開始されると、ステップ70においての判別で“ク
ルーズ中であるため”ステップ75に移行し、ステップ
75においての判別で第2の判定禁止時間T2の時間の
経過が計測される。そのため、図3に示される時間hの
直後に、第2の判定禁止時間T2が終了するため、ステ
ップ75においての判別で“判定禁止時間が終了したの
で”ステップ76へ移行し、ステップ76においてシフ
トダウン要求信号発生手段12により車速センサ2の車
速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差の比較
処理が開始される。そして、車速センサ2の車速信号と
車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定めら
れた値を越えたら、シフトダウン要求信号発生手段12
よりシフトダウンを要求するためのシフトダウン要求信
号が発生されてトランスミッションコントローラ23に
与えられる。
御が開始されると、ステップ70においての判別で“ク
ルーズ中であるため”ステップ75に移行し、ステップ
75においての判別で第2の判定禁止時間T2の時間の
経過が計測される。そのため、図3に示される時間hの
直後に、第2の判定禁止時間T2が終了するため、ステ
ップ75においての判別で“判定禁止時間が終了したの
で”ステップ76へ移行し、ステップ76においてシフ
トダウン要求信号発生手段12により車速センサ2の車
速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差の比較
処理が開始される。そして、車速センサ2の車速信号と
車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定めら
れた値を越えたら、シフトダウン要求信号発生手段12
よりシフトダウンを要求するためのシフトダウン要求信
号が発生されてトランスミッションコントローラ23に
与えられる。
【0077】上述したように、クルーズ制御中でない時
に、セットスイッチ3が操作されることによってクルー
ズ指令信号が発生すると、判定禁止時間制御手段13が
シフトダウン要求信号発生手段12によるシフトダウン
を要求するためのシフトダウン要求信号の発生を第2の
判定禁止時間T2よりも大きい値の第1の判定禁止時間
T1だけ禁止することによって、第1の判定禁止時間T
1の間は、トランスミッションコントローラ23にシフ
トダウン要求信号を与えない一方、クルーズ制御中でな
い時に、リジュームスイッチ4が操作されることによっ
てキャンセル解除指令信号が発生すると、判定禁止時間
制御手段13がシフトダウン要求信号発生手段12によ
るシフトダウンを要求するためのシフトダウン要求信号
の発生を第1の判定禁止時間T1よりも小さい値の第2
の判定禁止時間T2だけ禁止することによって、第2の
判定禁止時間T2の間は、トランスミッションコントロ
ーラ23にシフトダウン要求信号を与えないようにし
て、セットスイッチ3の操作の際とリジュームスイッチ
4の操作の際とで判定禁止時間を持ち変えた制御が行わ
れる。
に、セットスイッチ3が操作されることによってクルー
ズ指令信号が発生すると、判定禁止時間制御手段13が
シフトダウン要求信号発生手段12によるシフトダウン
を要求するためのシフトダウン要求信号の発生を第2の
判定禁止時間T2よりも大きい値の第1の判定禁止時間
T1だけ禁止することによって、第1の判定禁止時間T
1の間は、トランスミッションコントローラ23にシフ
トダウン要求信号を与えない一方、クルーズ制御中でな
い時に、リジュームスイッチ4が操作されることによっ
てキャンセル解除指令信号が発生すると、判定禁止時間
制御手段13がシフトダウン要求信号発生手段12によ
るシフトダウンを要求するためのシフトダウン要求信号
の発生を第1の判定禁止時間T1よりも小さい値の第2
の判定禁止時間T2だけ禁止することによって、第2の
判定禁止時間T2の間は、トランスミッションコントロ
ーラ23にシフトダウン要求信号を与えないようにし
て、セットスイッチ3の操作の際とリジュームスイッチ
4の操作の際とで判定禁止時間を持ち変えた制御が行わ
れる。
【0078】図6ないし図8には、この発明に係わるク
ルーズコントロール装置の第2実施例が示されている。
ルーズコントロール装置の第2実施例が示されている。
【0079】この場合のクルーズコントロール装置で
は、図1と同様のブロック構成図をもつため図示は省略
してあるが、説明中の符号は図1のものを用いている。
また、この場合のクルーズコントロール装置では、図
2,図3および図4に示されたタイムチャートを含んだ
制御が行われる。
は、図1と同様のブロック構成図をもつため図示は省略
してあるが、説明中の符号は図1のものを用いている。
また、この場合のクルーズコントロール装置では、図
2,図3および図4に示されたタイムチャートを含んだ
制御が行われる。
【0080】この場合のクルーズコントロール装置で
は、判定禁止時間制御手段13が4つの機能をもつ。判
定禁止時間制御手段13の第1の機能は、クルーズ制御
中でない時に、セットスイッチ3がオン切換えされてか
らオフ切換えされるクルーズ開始操作が行われることに
よりクルーズ指令信号が発生した際、シフトダウン要求
信号発生手段12よりのシフトダウン要求信号の発生を
予め定められた第1の判定禁止時間T1(図2参照、)
だけ禁止することである。
は、判定禁止時間制御手段13が4つの機能をもつ。判
定禁止時間制御手段13の第1の機能は、クルーズ制御
中でない時に、セットスイッチ3がオン切換えされてか
らオフ切換えされるクルーズ開始操作が行われることに
よりクルーズ指令信号が発生した際、シフトダウン要求
信号発生手段12よりのシフトダウン要求信号の発生を
予め定められた第1の判定禁止時間T1(図2参照、)
だけ禁止することである。
【0081】判定禁止時間制御手段13の第2の機能
は、クルーズ制御中でない時に、リジュームスイッチ4
がオン切換えされてからオフ切換えされるキャンセル解
除操作が行われることによりキャンセル解除指令信号が
発生した際、シフトダウン要求信号発生手段12よりの
シフトダウン要求信号の発生を予め定められた第2の判
定禁止時間T2(図3参照、)だけ禁止することであ
る。そして、この第2の判定禁止時間T2は第1の判定
禁止時間T1として選ばれた5秒よりも短い0.6秒が
選ばれている。これは、セットスイッチ3よりクルーズ
指令信号が発生した際、アクチュエータ6がイニシャラ
イズセット時間による過渡期にあるから、第1の判定禁
止時間T1を第2の判定禁止時間T2よりも長くするこ
とによって、アクチュエータ6に対するイニシャライズ
セット時間に対応してシフトダウン要求信号発生手段1
2よりのシフトダウン要求信号の発生を遅らせ、これに
反して、リジュームスイッチ4よりキャンセル解除指令
信号が発生した際、アクチュエータ6がアクチュエータ
駆動信号によって増速制御されるから、第2の判定禁止
時間T2を第1の判定禁止時間T1よりも短くすること
によって、アクチュエータ6に対する増速制御に対応し
てシフトダウン要求信号発生手段12よりのシフトダウ
ン要求信号の発生を早めるためである。
は、クルーズ制御中でない時に、リジュームスイッチ4
がオン切換えされてからオフ切換えされるキャンセル解
除操作が行われることによりキャンセル解除指令信号が
発生した際、シフトダウン要求信号発生手段12よりの
シフトダウン要求信号の発生を予め定められた第2の判
定禁止時間T2(図3参照、)だけ禁止することであ
る。そして、この第2の判定禁止時間T2は第1の判定
禁止時間T1として選ばれた5秒よりも短い0.6秒が
選ばれている。これは、セットスイッチ3よりクルーズ
指令信号が発生した際、アクチュエータ6がイニシャラ
イズセット時間による過渡期にあるから、第1の判定禁
止時間T1を第2の判定禁止時間T2よりも長くするこ
とによって、アクチュエータ6に対するイニシャライズ
セット時間に対応してシフトダウン要求信号発生手段1
2よりのシフトダウン要求信号の発生を遅らせ、これに
反して、リジュームスイッチ4よりキャンセル解除指令
信号が発生した際、アクチュエータ6がアクチュエータ
駆動信号によって増速制御されるから、第2の判定禁止
時間T2を第1の判定禁止時間T1よりも短くすること
によって、アクチュエータ6に対する増速制御に対応し
てシフトダウン要求信号発生手段12よりのシフトダウ
ン要求信号の発生を早めるためである。
【0082】判定禁止時間制御手段13の第3の機能
は、セットスイッチ3よりクルーズ指令信号が発生する
ことによってクルーズ制御が行われている際に、リジュ
ームスイッチ4がオン切換えされてからオフ切換えされ
る増速制御操作が行われることにより増速指令信号が発
生した場合、リジュームスイッチ4の操作が終了してか
ら予め定められた第3の判定禁止時間T3(図6に示さ
れるT1に相当する。)だけシフトダウン要求信号発生
手段12よりのシフトダウン要求信号の発生を禁止する
ことである。
は、セットスイッチ3よりクルーズ指令信号が発生する
ことによってクルーズ制御が行われている際に、リジュ
ームスイッチ4がオン切換えされてからオフ切換えされ
る増速制御操作が行われることにより増速指令信号が発
生した場合、リジュームスイッチ4の操作が終了してか
ら予め定められた第3の判定禁止時間T3(図6に示さ
れるT1に相当する。)だけシフトダウン要求信号発生
手段12よりのシフトダウン要求信号の発生を禁止する
ことである。
【0083】判定禁止時間制御手段13の第4の機能
は、セットスイッチ3よりクルーズ指令信号が発生する
ことによってクルーズ制御が行われている際に、リジュ
ームスイッチ4がオン切換えとオフ切換えとが所定時間
内に繰り返し行われるタップアップ操作が行われること
によって実車速あるいは記憶車速に所定の車速分を加算
して記憶車速を更新するためのタップアップ指令信号を
発生した場合、リジュームスイッチ4がオン切換えされ
たときに、シフトダウン要求信号発生手段12よりのシ
フトダウン要求信号の発生を予め定められた第4の判定
禁止時間T4(図7に示されるT2に相当する。)だけ
禁止することである。そして、この第4の判定禁止時間
T4は第2の判定禁止時間T2と同一の値が選ばれてい
て第3の判定禁止時間T3として選ばれた5秒よりも短
い0.6秒が選ばれている。これは、リジュームスイッ
チ4より増速指令信号が発生した際、アクチュエータ6
がアクチュエータ駆動信号による過渡期にあるから、第
3の判定禁止時間T3を第4の判定禁止時間T4よりも
長くすることによって、アクチュエータ6に対するアク
チュエータ駆動信号時間に対応してシフトダウン要求信
号発生手段12よりのシフトダウン要求信号の発生を遅
らせ、これに反して、リジュームスイッチ4よりタップ
アップ指令信号が発生した際、アクチュエータ6が断続
的に増速制御されるから、第4の判定禁止時間T4を第
3の判定禁止時間T3よりも短くすることによって、ア
クチュエータ6に対する断続的な増速制御に対応してシ
フトダウン要求信号発生手段12よりのシフトダウン要
求信号の発生を早めるためである。
は、セットスイッチ3よりクルーズ指令信号が発生する
ことによってクルーズ制御が行われている際に、リジュ
ームスイッチ4がオン切換えとオフ切換えとが所定時間
内に繰り返し行われるタップアップ操作が行われること
によって実車速あるいは記憶車速に所定の車速分を加算
して記憶車速を更新するためのタップアップ指令信号を
発生した場合、リジュームスイッチ4がオン切換えされ
たときに、シフトダウン要求信号発生手段12よりのシ
フトダウン要求信号の発生を予め定められた第4の判定
禁止時間T4(図7に示されるT2に相当する。)だけ
禁止することである。そして、この第4の判定禁止時間
T4は第2の判定禁止時間T2と同一の値が選ばれてい
て第3の判定禁止時間T3として選ばれた5秒よりも短
い0.6秒が選ばれている。これは、リジュームスイッ
チ4より増速指令信号が発生した際、アクチュエータ6
がアクチュエータ駆動信号による過渡期にあるから、第
3の判定禁止時間T3を第4の判定禁止時間T4よりも
長くすることによって、アクチュエータ6に対するアク
チュエータ駆動信号時間に対応してシフトダウン要求信
号発生手段12よりのシフトダウン要求信号の発生を遅
らせ、これに反して、リジュームスイッチ4よりタップ
アップ指令信号が発生した際、アクチュエータ6が断続
的に増速制御されるから、第4の判定禁止時間T4を第
3の判定禁止時間T3よりも短くすることによって、ア
クチュエータ6に対する断続的な増速制御に対応してシ
フトダウン要求信号発生手段12よりのシフトダウン要
求信号の発生を早めるためである。
【0084】このようなクルーズコントロール装置のコ
ントローラ7では、車両が走行している際に、メインス
イッチ15がオン切換えされ、乗員によりクルーズ制御
キャンセル状態からセットスイッチ3が図2に示される
時間aにおいてオン切換えされてから、図2に示される
時間bにおいてオフ切換えされる操作が行われると、判
定禁止時間制御手段13によって第1の判定禁止時間T
1がセットされるため、第1の判定禁止時間T1の間
は、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダウ
ン要求信号がトランスミッションコントローラ23に与
えられない。
ントローラ7では、車両が走行している際に、メインス
イッチ15がオン切換えされ、乗員によりクルーズ制御
キャンセル状態からセットスイッチ3が図2に示される
時間aにおいてオン切換えされてから、図2に示される
時間bにおいてオフ切換えされる操作が行われると、判
定禁止時間制御手段13によって第1の判定禁止時間T
1がセットされるため、第1の判定禁止時間T1の間
は、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダウ
ン要求信号がトランスミッションコントローラ23に与
えられない。
【0085】図2に示される時間bにおいてセットスイ
ッチ3がオフ切換えされることによって第2のスイッチ
ングトランジスタTR2がオンされる。そして、セット
スイッチ3のオフ切換えによってクルーズ指令信号が発
生するため、演算手段9によって算出されたクルーズ制
御のイニシャライズセット信号で増速制御手段12が作
動され、ベントバルブ閉出力信号、セイフティバルブ閉
出力信号、バキュームバルブ開出力信号からなる増速用
のアクチュエータ駆動信号がアクチュエータ7に与えら
れる。
ッチ3がオフ切換えされることによって第2のスイッチ
ングトランジスタTR2がオンされる。そして、セット
スイッチ3のオフ切換えによってクルーズ指令信号が発
生するため、演算手段9によって算出されたクルーズ制
御のイニシャライズセット信号で増速制御手段12が作
動され、ベントバルブ閉出力信号、セイフティバルブ閉
出力信号、バキュームバルブ開出力信号からなる増速用
のアクチュエータ駆動信号がアクチュエータ7に与えら
れる。
【0086】演算手段9によって算出されたクルーズ制
御のイニシャライズセット信号に基づき、増速制御手段
10により、ベントバルブ6bおよびセイフティバルブ
6cは弁が閉成され、バキュームバルブ6aは弁が開成
されると、アクチュエータ6の負圧室の負圧レベルが高
くなり、出力部材を介しスロットルバルブがイニシャラ
イズセット信号に対応して開側に駆動される。次いで、
バキュームバルブ開出力信号がオフされてイニシャライ
ズセットが完了した後、車速センサ2が発生している車
速信号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させるク
ルーズ制御が行われる。
御のイニシャライズセット信号に基づき、増速制御手段
10により、ベントバルブ6bおよびセイフティバルブ
6cは弁が閉成され、バキュームバルブ6aは弁が開成
されると、アクチュエータ6の負圧室の負圧レベルが高
くなり、出力部材を介しスロットルバルブがイニシャラ
イズセット信号に対応して開側に駆動される。次いで、
バキュームバルブ開出力信号がオフされてイニシャライ
ズセットが完了した後、車速センサ2が発生している車
速信号を車速記憶手段8の記憶車速信号に一致させるク
ルーズ制御が行われる。
【0087】コントローラ7は、クルーズ指令信号が発
生した際に記憶した記憶車速信号と、車速センサ2が発
生している車速信号とを比較処理し、算出された両者の
偏差と、車速信号の一定時間内の変化率とによって得ら
れる加速度との間で予め定められた演算式に基づいて演
算処理を行い、演算結果が負の値になると、その演算結
果に応じた時間だけ増速制御手段10を作動させ、これ
に反して、演算結果が正の値になると、その演算結果に
応じた時間だけ減速制御手段11を作動させて車速セン
サ2が発生している車速信号を車速記憶手段8の記憶車
速信号に一致させるクルーズ制御を行う。
生した際に記憶した記憶車速信号と、車速センサ2が発
生している車速信号とを比較処理し、算出された両者の
偏差と、車速信号の一定時間内の変化率とによって得ら
れる加速度との間で予め定められた演算式に基づいて演
算処理を行い、演算結果が負の値になると、その演算結
果に応じた時間だけ増速制御手段10を作動させ、これ
に反して、演算結果が正の値になると、その演算結果に
応じた時間だけ減速制御手段11を作動させて車速セン
サ2が発生している車速信号を車速記憶手段8の記憶車
速信号に一致させるクルーズ制御を行う。
【0088】そして、図2に示される時間cにおいて判
定禁止時間制御手段13による第1の判定禁止時間T1
が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段12が車
速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号
との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の車速信号
と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定め
られた値を越えたら、シフトダウンを要求するためのシ
フトダウン要求信号を発生してトランスミッションコン
トローラ23に与える。
定禁止時間制御手段13による第1の判定禁止時間T1
が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段12が車
速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号
との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の車速信号
と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定め
られた値を越えたら、シフトダウンを要求するためのシ
フトダウン要求信号を発生してトランスミッションコン
トローラ23に与える。
【0089】また、クルーズキャンセル中の図3に示さ
れる時間gにおいてリジュームスイッチ4がオン切換え
され、時間gの以後の図3に示される時間hにおいてオ
フ切換えされることによってキャンセル解除指令信号が
発生すると、判定禁止時間制御手段13によって第2の
判定禁止時間T2がセットされるため、第2の判定禁止
時間T2の間は、シフトダウン要求信号発生手段12よ
りシフトダウン要求信号がトランスミッションコントロ
ーラ23に与えられない。
れる時間gにおいてリジュームスイッチ4がオン切換え
され、時間gの以後の図3に示される時間hにおいてオ
フ切換えされることによってキャンセル解除指令信号が
発生すると、判定禁止時間制御手段13によって第2の
判定禁止時間T2がセットされるため、第2の判定禁止
時間T2の間は、シフトダウン要求信号発生手段12よ
りシフトダウン要求信号がトランスミッションコントロ
ーラ23に与えられない。
【0090】コントローラ7は、図3に示される時間g
の以後の時間hにおいてリジュームスイッチ4がオフ切
換えされると、キャンセル以前に車速記憶手段8によっ
て記憶されていた最新の記憶車速信号を読み出し、その
記憶車速信号と車速センサ2が発生している車速信号と
を比較処理し、算出された両者の偏差と、車速信号の一
定時間内の変化率とによって得られる加速度との間で予
め定められた演算式に基づいて演算処理を行う。演算結
果が負の値になると、その演算結果に応じた時間だけ増
速制御手段10が作動され、ベントバルブ閉出力信号、
セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ開出力
信号からなる増速用のアクチュエータ駆動信号がアクチ
ュエータ7に与えられる。
の以後の時間hにおいてリジュームスイッチ4がオフ切
換えされると、キャンセル以前に車速記憶手段8によっ
て記憶されていた最新の記憶車速信号を読み出し、その
記憶車速信号と車速センサ2が発生している車速信号と
を比較処理し、算出された両者の偏差と、車速信号の一
定時間内の変化率とによって得られる加速度との間で予
め定められた演算式に基づいて演算処理を行う。演算結
果が負の値になると、その演算結果に応じた時間だけ増
速制御手段10が作動され、ベントバルブ閉出力信号、
セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ開出力
信号からなる増速用のアクチュエータ駆動信号がアクチ
ュエータ7に与えられる。
【0091】そして、コントローラ7は、図3に示され
る時間iにおいて判定禁止時間制御手段13による第2
の判定禁止時間T2が終了すると、シフトダウン要求信
号発生手段12が車速センサ2の車速信号と車速記憶手
段8の記憶車速信号との偏差の比較処理を開始し、車速
センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号と
の偏差値が予め定められた値を越えたら、シフトダウン
を要求するためのシフトダウン要求信号を発生してトラ
ンスミッションコントローラ23に与える。
る時間iにおいて判定禁止時間制御手段13による第2
の判定禁止時間T2が終了すると、シフトダウン要求信
号発生手段12が車速センサ2の車速信号と車速記憶手
段8の記憶車速信号との偏差の比較処理を開始し、車速
センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号と
の偏差値が予め定められた値を越えたら、シフトダウン
を要求するためのシフトダウン要求信号を発生してトラ
ンスミッションコントローラ23に与える。
【0092】一方、セットスイッチ3よりクルーズ指令
信号が発生することによってクルーズ制御が行われてい
る際に、図6に示される時間dにおいてリジュームスイ
ッチ4がオン切換えされ、時間dの以後の図6に示され
る時間eにおいてオフ切換えされることによって増速指
令信号が発生すると、判定禁止時間制御手段13によっ
て第3の判定禁止時間T3(T1)がセットされるた
め、第3の判定禁止時間T3の間は、シフトダウン要求
信号発生手段12よりシフトダウン要求信号がトランス
ミッションコントローラ23に与えられない。
信号が発生することによってクルーズ制御が行われてい
る際に、図6に示される時間dにおいてリジュームスイ
ッチ4がオン切換えされ、時間dの以後の図6に示され
る時間eにおいてオフ切換えされることによって増速指
令信号が発生すると、判定禁止時間制御手段13によっ
て第3の判定禁止時間T3(T1)がセットされるた
め、第3の判定禁止時間T3の間は、シフトダウン要求
信号発生手段12よりシフトダウン要求信号がトランス
ミッションコントローラ23に与えられない。
【0093】そして、図6に示される時間fにおいて判
定禁止時間制御手段13による第3の判定禁止時間T3
(T1)が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段
12が車速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶
車速信号との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の
車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が
予め定められた値を越えたら、シフトダウンを要求する
ためのシフトダウン要求信号を発生してトランスミッシ
ョンコントローラ23に与える。
定禁止時間制御手段13による第3の判定禁止時間T3
(T1)が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段
12が車速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶
車速信号との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の
車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が
予め定められた値を越えたら、シフトダウンを要求する
ためのシフトダウン要求信号を発生してトランスミッシ
ョンコントローラ23に与える。
【0094】他方、セットスイッチ3よりクルーズ指令
信号が発生することによってクルーズ制御が行われてい
る際に、図7に示される時間Jにおいてリジュームスイ
ッチ4がオン切換えされると、判定禁止時間制御手段1
3によって第4の判定禁止時間T4(T2)がセットさ
れるため、第4の判定禁止時間T4の間は、シフトダウ
ン要求信号発生手段12よりシフトダウン要求信号がト
ランスミッションコントローラ23に与えられない。
信号が発生することによってクルーズ制御が行われてい
る際に、図7に示される時間Jにおいてリジュームスイ
ッチ4がオン切換えされると、判定禁止時間制御手段1
3によって第4の判定禁止時間T4(T2)がセットさ
れるため、第4の判定禁止時間T4の間は、シフトダウ
ン要求信号発生手段12よりシフトダウン要求信号がト
ランスミッションコントローラ23に与えられない。
【0095】そして、図7に示される時間kにおいて判
定禁止時間制御手段13による第4の判定禁止時間T4
(T2)が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段
12が車速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶
車速信号との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の
車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が
予め定められた値を越えたら、シフトダウンを要求する
ためのシフトダウン要求信号を発生してトランスミッシ
ョンコントローラ23に与える。
定禁止時間制御手段13による第4の判定禁止時間T4
(T2)が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段
12が車速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶
車速信号との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の
車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が
予め定められた値を越えたら、シフトダウンを要求する
ためのシフトダウン要求信号を発生してトランスミッシ
ョンコントローラ23に与える。
【0096】上述したオートクルーズ装置1は、図6、
図7に示されるタイムチャート(図2、図3、図4を含
む)および図8に示されるフローチャートによって制御
動作が行われる。なお、図8に示されるフローチャート
はクルーズ制御中の状態を中心に説明してある。
図7に示されるタイムチャート(図2、図3、図4を含
む)および図8に示されるフローチャートによって制御
動作が行われる。なお、図8に示されるフローチャート
はクルーズ制御中の状態を中心に説明してある。
【0097】車両の乗員の希望する速度で車両が走行し
ているときに、メインスイッチ15がオン切換えされ、
クルーズキャンセル状態からセットスイッチ3が図2に
示される時間aにおいてオン切換えされてから、図2に
示される時間bにおいてオフ切換えされる操作が行われ
ると、ステップ100においての判別で“クルーズ中で
はないので”ステップ104に移行し、ステップ104
においての判別で“セットスイッチ3がオン切換えされ
てからオフ切換えされたので”ステップ105に移行し
て判定禁止時間制御手段13によって第1の判定禁止時
間T1がセットされるため、第1の判定禁止時間T1の
間は、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダ
ウン要求信号がトランスミッションコントローラ23に
与えられない。
ているときに、メインスイッチ15がオン切換えされ、
クルーズキャンセル状態からセットスイッチ3が図2に
示される時間aにおいてオン切換えされてから、図2に
示される時間bにおいてオフ切換えされる操作が行われ
ると、ステップ100においての判別で“クルーズ中で
はないので”ステップ104に移行し、ステップ104
においての判別で“セットスイッチ3がオン切換えされ
てからオフ切換えされたので”ステップ105に移行し
て判定禁止時間制御手段13によって第1の判定禁止時
間T1がセットされるため、第1の判定禁止時間T1の
間は、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダ
ウン要求信号がトランスミッションコントローラ23に
与えられない。
【0098】セットスイッチ3が図2に示される時間a
においてオン切換えされてから、図2に示される時間b
においてオフ切換えされる操作が行われることによって
クルーズ指令信号が発生するため、コントローラ7の第
2のスイッチングトランジスタTR2がオンされ、セッ
トスイッチ3のオフ切換えによって、車速記憶手段8は
そのとき車速センサ2が発生している車速信号を記憶
し、コントローラ7は、車速センサ2が随時発生してい
る車速信号に対応したイニシャライズセット信号でもっ
て増速制御手段10を作動させ、ベントバルブ閉出力信
号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ開
出力信号からなるアクチュエータ駆動信号によってアク
チュエータ6を作動させ、スロットルバルブを開側に駆
動する。
においてオン切換えされてから、図2に示される時間b
においてオフ切換えされる操作が行われることによって
クルーズ指令信号が発生するため、コントローラ7の第
2のスイッチングトランジスタTR2がオンされ、セッ
トスイッチ3のオフ切換えによって、車速記憶手段8は
そのとき車速センサ2が発生している車速信号を記憶
し、コントローラ7は、車速センサ2が随時発生してい
る車速信号に対応したイニシャライズセット信号でもっ
て増速制御手段10を作動させ、ベントバルブ閉出力信
号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバルブ開
出力信号からなるアクチュエータ駆動信号によってアク
チュエータ6を作動させ、スロットルバルブを開側に駆
動する。
【0099】スロットルバルブを開側に所定時間駆動さ
せた後に、車速記憶手段8が記憶している記憶車速信号
と車速センサ2が随時発生している車速信号との偏差お
よび一定時間内の車速信号の変化率から得られる加速度
の間に所定の演算処理が演算手段9によって行われ、演
算結果が負の値であれば、増速制御手段10よりベント
バルブ閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキ
ュームバルブ開出力信号からなる増速用のアクチュエー
タ駆動信号でアクチュエータ6が作動し、演算結果が正
の値であれば、減速制御手段11よりベントバルブ開出
力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバル
ブ閉出力信号からなる減速用のアクチュエータ駆動信号
でアクチュエータ6が作動し、実車速を記憶車速に追従
させるクルーズ制御が行われる。この場合は演算結果が
負の値になるため、増速制御手段10が作動される。
せた後に、車速記憶手段8が記憶している記憶車速信号
と車速センサ2が随時発生している車速信号との偏差お
よび一定時間内の車速信号の変化率から得られる加速度
の間に所定の演算処理が演算手段9によって行われ、演
算結果が負の値であれば、増速制御手段10よりベント
バルブ閉出力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキ
ュームバルブ開出力信号からなる増速用のアクチュエー
タ駆動信号でアクチュエータ6が作動し、演算結果が正
の値であれば、減速制御手段11よりベントバルブ開出
力信号、セイフティバルブ閉出力信号、バキュームバル
ブ閉出力信号からなる減速用のアクチュエータ駆動信号
でアクチュエータ6が作動し、実車速を記憶車速に追従
させるクルーズ制御が行われる。この場合は演算結果が
負の値になるため、増速制御手段10が作動される。
【0100】図2に示される時間bにおいてクルーズ制
御が開始されると、ステップ100においての判別で
“クルーズ中であるため”ステップ101に移行し、ス
テップ101においての判別で“リジュームスイッチ4
がオン切換えされていないので”ステップ102に移行
し、ステップ102においての判別で“リジュームスイ
ッチ4がオン切換えされてからオフ切換えされていない
ので”ステップ103に移行し、ステップ103におい
ての判別で第1の判定禁止時間T1の時間の経過が計測
される。そのため、図2に示される時間bの直後は、第
1の判定禁止時間T1が経過していないから、ステップ
103においての判別で“判定禁止時間が終了していな
いので”ステップ100へ戻るルーチンが繰り返され
る。
御が開始されると、ステップ100においての判別で
“クルーズ中であるため”ステップ101に移行し、ス
テップ101においての判別で“リジュームスイッチ4
がオン切換えされていないので”ステップ102に移行
し、ステップ102においての判別で“リジュームスイ
ッチ4がオン切換えされてからオフ切換えされていない
ので”ステップ103に移行し、ステップ103におい
ての判別で第1の判定禁止時間T1の時間の経過が計測
される。そのため、図2に示される時間bの直後は、第
1の判定禁止時間T1が経過していないから、ステップ
103においての判別で“判定禁止時間が終了していな
いので”ステップ100へ戻るルーチンが繰り返され
る。
【0101】図2に示される時間cになると、第1の判
定禁止時間T1が終了するため、ステップ103におい
ての判別で“判定禁止時間が終了したので”ステップ1
06へ移行し、ステップ106においてシフトダウン要
求信号発生手段12により車速センサ2の車速信号と車
速記憶手段8の記憶車速信号との偏差の比較処理が開始
される。そして、車速センサ2の車速信号と車速記憶手
段8の記憶車速信号との偏差値が予め定められた値を越
えたら、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフト
ダウンを要求するためのシフトダウン要求信号が発生さ
れてトランスミッションコントローラ23に与えられ
る。
定禁止時間T1が終了するため、ステップ103におい
ての判別で“判定禁止時間が終了したので”ステップ1
06へ移行し、ステップ106においてシフトダウン要
求信号発生手段12により車速センサ2の車速信号と車
速記憶手段8の記憶車速信号との偏差の比較処理が開始
される。そして、車速センサ2の車速信号と車速記憶手
段8の記憶車速信号との偏差値が予め定められた値を越
えたら、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフト
ダウンを要求するためのシフトダウン要求信号が発生さ
れてトランスミッションコントローラ23に与えられ
る。
【0102】一方、クルーズキャンセル中の図3に示さ
れる時間gにおいてリジュームスイッチ4がオン切換え
され、時間gの以後の図3に示される時間hにおいてオ
フ切換えされることによってキャンセル解除指令信号が
発生すると、ステップ100においての判別で“クルー
ズ中ではないので”ステップ104に移行し、ステップ
104においての判別で“セットスイッチ3がオン切換
えされてからオフ切換えされていないので”ステップ1
07に移行し、ステップ107においての判別で“リジ
ュームスイッチ4がオン切換えされてからオフ切換えさ
れたので”ステップ108に移行し、ステップ108に
おいて判定禁止時間制御手段13によって第2の判定禁
止時間T2がセットされ、ステップ100に移行する。
れる時間gにおいてリジュームスイッチ4がオン切換え
され、時間gの以後の図3に示される時間hにおいてオ
フ切換えされることによってキャンセル解除指令信号が
発生すると、ステップ100においての判別で“クルー
ズ中ではないので”ステップ104に移行し、ステップ
104においての判別で“セットスイッチ3がオン切換
えされてからオフ切換えされていないので”ステップ1
07に移行し、ステップ107においての判別で“リジ
ュームスイッチ4がオン切換えされてからオフ切換えさ
れたので”ステップ108に移行し、ステップ108に
おいて判定禁止時間制御手段13によって第2の判定禁
止時間T2がセットされ、ステップ100に移行する。
【0103】リジュームスイッチ4が図3に示される時
間gにおいてオン切換えされてから、図3に示される時
間hにおいてオフ切換えされる操作が行われることによ
ってキャンセル解除指令信号が発生するため、キャンセ
ル以前に車速記憶手段8によって記憶されていた最新の
記憶車速信号が読み出され、その記憶車速信号と車速セ
ンサ2が発生している車速信号とが比較処理され、算出
された両者の偏差と、車速信号の一定時間内の変化率と
によって得られる加速度との間で予め定められた演算式
に基づいて演算処理が行われ、演算結果が負の値になる
と、その演算結果に応じた時間だけ増速制御手段10が
作動され、ベントバルブ閉出力信号、セイフティバルブ
閉出力信号、バキュームバルブ開出力信号からなる増速
用のアクチュエータ駆動信号がアクチュエータ6に与え
られる。
間gにおいてオン切換えされてから、図3に示される時
間hにおいてオフ切換えされる操作が行われることによ
ってキャンセル解除指令信号が発生するため、キャンセ
ル以前に車速記憶手段8によって記憶されていた最新の
記憶車速信号が読み出され、その記憶車速信号と車速セ
ンサ2が発生している車速信号とが比較処理され、算出
された両者の偏差と、車速信号の一定時間内の変化率と
によって得られる加速度との間で予め定められた演算式
に基づいて演算処理が行われ、演算結果が負の値になる
と、その演算結果に応じた時間だけ増速制御手段10が
作動され、ベントバルブ閉出力信号、セイフティバルブ
閉出力信号、バキュームバルブ開出力信号からなる増速
用のアクチュエータ駆動信号がアクチュエータ6に与え
られる。
【0104】図3に示される時間hにおいて増速のクル
ーズ制御が開始されると、ステップ100においての判
別で“クルーズ中であるため”ステップ101に移行
し、ステップ101においての判別で“リジュームスイ
ッチ4がオン切換えされていないので”ステップ102
に移行し、ステップ102においての判別で“リジュー
ムスイッチ4がオン切換えされてからオフ切換えされて
いないので”ステップ103に移行し、ステップ103
においての判別で第2の判定禁止時間T2の時間の経過
が計測される。そのため、図3に示される時間hの直後
に、第2の判定禁止時間T2が終了するため、ステップ
103においての判別で“判定禁止時間が終了したの
で”ステップ106へ移行し、ステップ106において
シフトダウン要求信号発生手段12により車速センサ2
の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差の
比較処理が開始される。そして、車速センサ2の車速信
号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定
められた値を越えたら、シフトダウン要求信号発生手段
12よりシフトダウンを要求するためのシフトダウン要
求信号が発生されてトランスミッションコントローラ2
3に与えられる。
ーズ制御が開始されると、ステップ100においての判
別で“クルーズ中であるため”ステップ101に移行
し、ステップ101においての判別で“リジュームスイ
ッチ4がオン切換えされていないので”ステップ102
に移行し、ステップ102においての判別で“リジュー
ムスイッチ4がオン切換えされてからオフ切換えされて
いないので”ステップ103に移行し、ステップ103
においての判別で第2の判定禁止時間T2の時間の経過
が計測される。そのため、図3に示される時間hの直後
に、第2の判定禁止時間T2が終了するため、ステップ
103においての判別で“判定禁止時間が終了したの
で”ステップ106へ移行し、ステップ106において
シフトダウン要求信号発生手段12により車速センサ2
の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差の
比較処理が開始される。そして、車速センサ2の車速信
号と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定
められた値を越えたら、シフトダウン要求信号発生手段
12よりシフトダウンを要求するためのシフトダウン要
求信号が発生されてトランスミッションコントローラ2
3に与えられる。
【0105】そして、クルーズ制御が行われている際の
図6に示される時間dにおいてリジュームスイッチ4が
オン切換えされ、時間dの以後の図6に示される時間e
においてオフ切換えされることによって増速指令信号が
発生すると、ステップ100においての判別で“クルー
ズ中であるため”ステップ101に移行し、ステップ1
01においての判別で“リジュームスイッチ4がオン切
換えされていないので”ステップ102に移行し、ステ
ップ102においての判別で“リジュームスイッチ4が
オン切換えされてからオフ切換えされたので”ステップ
105に移行し、ステップ105において判定禁止時間
制御手段13によって第3の判定禁止時間T3(T1)
がセットされるため、第3の判定禁止時間T3の間は、
シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダウン要
求信号がトランスミッションコントローラ23に与えら
れない。
図6に示される時間dにおいてリジュームスイッチ4が
オン切換えされ、時間dの以後の図6に示される時間e
においてオフ切換えされることによって増速指令信号が
発生すると、ステップ100においての判別で“クルー
ズ中であるため”ステップ101に移行し、ステップ1
01においての判別で“リジュームスイッチ4がオン切
換えされていないので”ステップ102に移行し、ステ
ップ102においての判別で“リジュームスイッチ4が
オン切換えされてからオフ切換えされたので”ステップ
105に移行し、ステップ105において判定禁止時間
制御手段13によって第3の判定禁止時間T3(T1)
がセットされるため、第3の判定禁止時間T3の間は、
シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダウン要
求信号がトランスミッションコントローラ23に与えら
れない。
【0106】図6に示される時間eの直後は、第3の判
定禁止時間T3が経過していないから、ステップ103
においての判別で“判定禁止時間が終了していないの
で”ステップ100へ戻るルーチンが繰り返される。
定禁止時間T3が経過していないから、ステップ103
においての判別で“判定禁止時間が終了していないの
で”ステップ100へ戻るルーチンが繰り返される。
【0107】図6に示される時間fになると、第3の判
定禁止時間T3が終了するため、ステップ103におい
ての判別で“判定禁止時間が終了したので”ステップ1
06へ移行し、ステップ106においてシフトダウン要
求信号発生手段12により車速センサ2の車速信号と車
速記憶手段8の記憶車速信号との偏差の比較処理が開始
される。そして、車速センサ2の車速信号と車速記憶手
段8の記憶車速信号との偏差値が予め定められた値を越
えたら、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフト
ダウンを要求するためのシフトダウン要求信号が発生さ
れてトランスミッションコントローラ23に与えられ
る。
定禁止時間T3が終了するため、ステップ103におい
ての判別で“判定禁止時間が終了したので”ステップ1
06へ移行し、ステップ106においてシフトダウン要
求信号発生手段12により車速センサ2の車速信号と車
速記憶手段8の記憶車速信号との偏差の比較処理が開始
される。そして、車速センサ2の車速信号と車速記憶手
段8の記憶車速信号との偏差値が予め定められた値を越
えたら、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフト
ダウンを要求するためのシフトダウン要求信号が発生さ
れてトランスミッションコントローラ23に与えられ
る。
【0108】図6に示される時間fにおいて判定禁止時
間制御手段13による第3の判定禁止時間T3(T1)
が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段12が車
速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号
との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の車速信号
と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定め
られた値を越えたら、シフトダウンを要求するためのシ
フトダウン要求信号を発生してトランスミッションコン
トローラ23に与える。
間制御手段13による第3の判定禁止時間T3(T1)
が終了すると、シフトダウン要求信号発生手段12が車
速センサ2の車速信号と車速記憶手段8の記憶車速信号
との偏差の比較処理を開始し、車速センサ2の車速信号
と車速記憶手段8の記憶車速信号との偏差値が予め定め
られた値を越えたら、シフトダウンを要求するためのシ
フトダウン要求信号を発生してトランスミッションコン
トローラ23に与える。
【0109】クルーズ制御が行われている際の図7に示
される時間Jにおいてリジュームスイッチ4がオン切換
えされると、ステップ100においての判別で“クルー
ズ中なので”ステップ101に移行し、ステップ101
においての判別で“リジュームスイッチ4がオン切換え
されたので”ステップ108に移行し、ステップ108
において判定禁止時間制御手段13によって第4の判定
禁止時間T4(T2)がセットされ、ステップ100に
移行する。
される時間Jにおいてリジュームスイッチ4がオン切換
えされると、ステップ100においての判別で“クルー
ズ中なので”ステップ101に移行し、ステップ101
においての判別で“リジュームスイッチ4がオン切換え
されたので”ステップ108に移行し、ステップ108
において判定禁止時間制御手段13によって第4の判定
禁止時間T4(T2)がセットされ、ステップ100に
移行する。
【0110】第4の判定禁止時間T4は図7に示される
時間Jの直後に終了するため、図7に示される時間kに
おいて判定禁止時間制御手段13による第4の判定禁止
時間T4(T2)が終了され、ステップ103において
の判別で“判定禁止時間が終了したので”ステップ10
6へ移行し、ステップ106においてシフトダウン要求
信号発生手段12により車速センサ2の車速信号と車速
記憶手段8の記憶車速信号との偏差の比較処理が開始さ
れる。そして、車速センサ2の車速信号と車速記憶手段
8の記憶車速信号との偏差値が予め定められた値を越え
たら、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダ
ウンを要求するためのシフトダウン要求信号が発生され
てトランスミッションコントローラ23に与えられる。
時間Jの直後に終了するため、図7に示される時間kに
おいて判定禁止時間制御手段13による第4の判定禁止
時間T4(T2)が終了され、ステップ103において
の判別で“判定禁止時間が終了したので”ステップ10
6へ移行し、ステップ106においてシフトダウン要求
信号発生手段12により車速センサ2の車速信号と車速
記憶手段8の記憶車速信号との偏差の比較処理が開始さ
れる。そして、車速センサ2の車速信号と車速記憶手段
8の記憶車速信号との偏差値が予め定められた値を越え
たら、シフトダウン要求信号発生手段12よりシフトダ
ウンを要求するためのシフトダウン要求信号が発生され
てトランスミッションコントローラ23に与えられる。
【0111】上述したように、クルーズ制御中でない時
に、セットスイッチ3が操作されることによってクルー
ズ指令信号が発生した場合、判定禁止時間制御手段13
がシフトダウン要求信号発生手段12によるシフトダウ
ンを要求するためのシフトダウン要求信号の発生を第2
の判定禁止時間T2よりも大きい値の第1の判定禁止時
間T1だけ禁止することによって、第1の判定禁止時間
T1の間は、トランスミッションコントローラ23にシ
フトダウン要求信号を与えない一方、クルーズ制御中で
ない時に、リジュームスイッチ4が操作が行われること
によってキャンセル解除指令信号が発生した場合、判定
禁止時間制御手段13がシフトダウン要求信号発生手段
12によるシフトダウンを要求するためのシフトダウン
要求信号の発生を第1の判定禁止時間T1よりも小さい
値の第2の判定禁止時間T2だけ禁止することによっ
て、第2の判定禁止時間T2の間は、トランスミッショ
ンコントローラ23にシフトダウン要求信号を与えない
ようにして、セットスイッチ3の操作の際とリジューム
スイッチ4の操作の際とで判定禁止時間を持ち変えた制
御が行われる。
に、セットスイッチ3が操作されることによってクルー
ズ指令信号が発生した場合、判定禁止時間制御手段13
がシフトダウン要求信号発生手段12によるシフトダウ
ンを要求するためのシフトダウン要求信号の発生を第2
の判定禁止時間T2よりも大きい値の第1の判定禁止時
間T1だけ禁止することによって、第1の判定禁止時間
T1の間は、トランスミッションコントローラ23にシ
フトダウン要求信号を与えない一方、クルーズ制御中で
ない時に、リジュームスイッチ4が操作が行われること
によってキャンセル解除指令信号が発生した場合、判定
禁止時間制御手段13がシフトダウン要求信号発生手段
12によるシフトダウンを要求するためのシフトダウン
要求信号の発生を第1の判定禁止時間T1よりも小さい
値の第2の判定禁止時間T2だけ禁止することによっ
て、第2の判定禁止時間T2の間は、トランスミッショ
ンコントローラ23にシフトダウン要求信号を与えない
ようにして、セットスイッチ3の操作の際とリジューム
スイッチ4の操作の際とで判定禁止時間を持ち変えた制
御が行われる。
【0112】そして、クルーズ中に、リジュームスイッ
チ4が操作されることによって増速指令信号が発生した
場合、リジュームスイッチ4の操作が終了してから予め
定められた第3の判定禁止時間T3だけシフトダウン要
求信号発生手段12よりのシフトダウン要求信号の発生
を禁止することによって、第3の判定禁止時間T3の間
は、トランスミッションコントローラ23にシフトダウ
ン要求信号を与えない一方、クルーズ中に、リジューム
スイッチ4がオン切換えされることによってタップアッ
プ指令信号が発生した場合、リジュームスイッチ4がオ
ン切換えされたときに、シフトダウン要求信号発生手段
12よりのシフトダウン要求信号の発生を予め定められ
た第4の判定禁止時間T4だけ禁止することによって、
第4の判定禁止時間T4の間は、トランスミッションコ
ントローラ23にシフトダウン要求信号を与えないよう
にして、セットスイッチ3の操作の際とリジュームスイ
ッチ4の操作の際とで判定禁止時間を持ち変えた制御が
行われる。
チ4が操作されることによって増速指令信号が発生した
場合、リジュームスイッチ4の操作が終了してから予め
定められた第3の判定禁止時間T3だけシフトダウン要
求信号発生手段12よりのシフトダウン要求信号の発生
を禁止することによって、第3の判定禁止時間T3の間
は、トランスミッションコントローラ23にシフトダウ
ン要求信号を与えない一方、クルーズ中に、リジューム
スイッチ4がオン切換えされることによってタップアッ
プ指令信号が発生した場合、リジュームスイッチ4がオ
ン切換えされたときに、シフトダウン要求信号発生手段
12よりのシフトダウン要求信号の発生を予め定められ
た第4の判定禁止時間T4だけ禁止することによって、
第4の判定禁止時間T4の間は、トランスミッションコ
ントローラ23にシフトダウン要求信号を与えないよう
にして、セットスイッチ3の操作の際とリジュームスイ
ッチ4の操作の際とで判定禁止時間を持ち変えた制御が
行われる。
【0113】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるクルーズコントロール装置によれば、ク
ルーズ制御中でない時に、セットスイッチがオン切換え
されてからオフ切換えされる操作が行われることによっ
てクルーズ指令信号が発生すると、判定禁止時間制御手
段はシフトダウン要求信号発生手段によるシフトダウン
要求信号の発生を第1の判定禁止時間だけ禁止する。そ
れ故、判定禁止時間制御手段による第1の判定禁止時間
の間は、トランスミッションコントローラにシフトダウ
ン要求信号が与えられない。よって、違和感のない走行
フィーリングを付与することができるという優れた効果
を奏する。
求項1に係わるクルーズコントロール装置によれば、ク
ルーズ制御中でない時に、セットスイッチがオン切換え
されてからオフ切換えされる操作が行われることによっ
てクルーズ指令信号が発生すると、判定禁止時間制御手
段はシフトダウン要求信号発生手段によるシフトダウン
要求信号の発生を第1の判定禁止時間だけ禁止する。そ
れ故、判定禁止時間制御手段による第1の判定禁止時間
の間は、トランスミッションコントローラにシフトダウ
ン要求信号が与えられない。よって、違和感のない走行
フィーリングを付与することができるという優れた効果
を奏する。
【0114】この発明の請求項2に係わるクルーズコン
トロール装置によれば、クルーズ制御中でない時に、リ
ジュームスイッチがオン切換えされてからオフ切換えさ
れる操作が行われることによってキャンセル解除指令信
号が発生すると、判定禁止時間制御手段はシフトダウン
要求信号発生手段によるシフトダウン要求信号の発生を
第2の判定禁止時間だけ禁止する。それ故、請求項1の
効果に加え、判定禁止時間制御手段による第2の判定禁
止時間の間は、トランスミッションコントローラにシフ
トダウン要求信号が与えられないから、違和感のない走
行フィーリングを付与することができるという優れた効
果を奏する。
トロール装置によれば、クルーズ制御中でない時に、リ
ジュームスイッチがオン切換えされてからオフ切換えさ
れる操作が行われることによってキャンセル解除指令信
号が発生すると、判定禁止時間制御手段はシフトダウン
要求信号発生手段によるシフトダウン要求信号の発生を
第2の判定禁止時間だけ禁止する。それ故、請求項1の
効果に加え、判定禁止時間制御手段による第2の判定禁
止時間の間は、トランスミッションコントローラにシフ
トダウン要求信号が与えられないから、違和感のない走
行フィーリングを付与することができるという優れた効
果を奏する。
【0115】この発明の請求項3に係わるクルーズコン
トロール装置によれば、クルーズ制御中でない時にセッ
トスイッチが操作されてからの判定禁止時間制御手段に
よる第1の判定禁止時間はアクチュエータがイニシャラ
イズセット時間による過渡期にあるから、第1の判定禁
止時間を第2の判定禁止時間と比べて大きい値とする一
方、クルーズ制御中でない時にリジュームスイッチの操
作が終了してからの判定禁止時間制御手段による第2の
判定禁止時間はキャンセル状態を解除するための増速制
御を行うから、第2の判定禁止時間を第1の判定禁止時
間と比べて小さい値としている。それ故、請求項1およ
び請求項2の効果に加え、セットスイッチの操作の際と
リジュームスイッチの操作の際とで判定禁止時間を持ち
変えた制御を行なうことができるという優れた効果を奏
する。
トロール装置によれば、クルーズ制御中でない時にセッ
トスイッチが操作されてからの判定禁止時間制御手段に
よる第1の判定禁止時間はアクチュエータがイニシャラ
イズセット時間による過渡期にあるから、第1の判定禁
止時間を第2の判定禁止時間と比べて大きい値とする一
方、クルーズ制御中でない時にリジュームスイッチの操
作が終了してからの判定禁止時間制御手段による第2の
判定禁止時間はキャンセル状態を解除するための増速制
御を行うから、第2の判定禁止時間を第1の判定禁止時
間と比べて小さい値としている。それ故、請求項1およ
び請求項2の効果に加え、セットスイッチの操作の際と
リジュームスイッチの操作の際とで判定禁止時間を持ち
変えた制御を行なうことができるという優れた効果を奏
する。
【0116】この発明の請求項4に係わるクルーズコン
トロール装置によれば、クルーズ中にリジュームスイッ
チがオン切換えされてからオフ切換えされる操作が行わ
れることによって増速指令信号が発生すると、判定禁止
時間制御手段はシフトダウン要求信号発生手段によるシ
フトダウン要求信号の発生を第3の判定禁止時間だけ禁
止する。それ故、請求項2の効果に加え、判定禁止時間
制御手段による第3の判定禁止時間の間は、トランスミ
ッションコントローラにシフトダウン要求信号が与えら
れないから、違和感のない走行フィーリングを付与する
ことができるという優れた効果を奏する。
トロール装置によれば、クルーズ中にリジュームスイッ
チがオン切換えされてからオフ切換えされる操作が行わ
れることによって増速指令信号が発生すると、判定禁止
時間制御手段はシフトダウン要求信号発生手段によるシ
フトダウン要求信号の発生を第3の判定禁止時間だけ禁
止する。それ故、請求項2の効果に加え、判定禁止時間
制御手段による第3の判定禁止時間の間は、トランスミ
ッションコントローラにシフトダウン要求信号が与えら
れないから、違和感のない走行フィーリングを付与する
ことができるという優れた効果を奏する。
【0117】この発明の請求項5に係わるクルーズコン
トロール装置によれば、クルーズ中にリジュームスイッ
チの操作が終了してからの判定禁止時間制御手段による
第3の判定禁止時間はアクチュエータがアクチュエータ
駆動信号による過渡期にあるから、この第3の判定禁止
時間を第1の判定禁止時間と同一の値としている。それ
故、請求項3および請求項4の効果に加え、判定禁止時
間制御手段が判定禁止時間を共用することによって簡潔
な制御を行なうことができるという優れた効果を奏す
る。
トロール装置によれば、クルーズ中にリジュームスイッ
チの操作が終了してからの判定禁止時間制御手段による
第3の判定禁止時間はアクチュエータがアクチュエータ
駆動信号による過渡期にあるから、この第3の判定禁止
時間を第1の判定禁止時間と同一の値としている。それ
故、請求項3および請求項4の効果に加え、判定禁止時
間制御手段が判定禁止時間を共用することによって簡潔
な制御を行なうことができるという優れた効果を奏す
る。
【0118】この発明の請求項6に係わるクルーズコン
トロール装置によれば、クルーズ中にリジュームスイッ
チがオン切換えされることによって増速指令信号が発生
すると、判定禁止時間制御手段はシフトダウン要求信号
発生手段によるシフトダウン要求信号の発生を第4の判
定禁止時間だけ禁止する。それ故、請求項4の効果に加
え、判定禁止時間制御手段による第4の判定禁止時間の
間は、トランスミッションコントローラにシフトダウン
要求信号が与えられないから、違和感のない走行フィー
リングを付与することができるという優れた効果を奏す
る。
トロール装置によれば、クルーズ中にリジュームスイッ
チがオン切換えされることによって増速指令信号が発生
すると、判定禁止時間制御手段はシフトダウン要求信号
発生手段によるシフトダウン要求信号の発生を第4の判
定禁止時間だけ禁止する。それ故、請求項4の効果に加
え、判定禁止時間制御手段による第4の判定禁止時間の
間は、トランスミッションコントローラにシフトダウン
要求信号が与えられないから、違和感のない走行フィー
リングを付与することができるという優れた効果を奏す
る。
【0119】この発明の請求項7に係わるクルーズコン
トロール装置によれば、クルーズ中にリジュームスイッ
チより増速指令信号が発生してからの判定禁止時間制御
手段による第4の判定禁止時間は断続的な増速制御が行
われるから、この第4の判定禁止時間を第2の判定禁止
時間と同一の値としている。それ故、請求項2および請
求項6の効果に加え、判定禁止時間制御手段が判定禁止
時間を共用することによって簡潔な制御を行なうことが
できるという優れた効果を奏する。
トロール装置によれば、クルーズ中にリジュームスイッ
チより増速指令信号が発生してからの判定禁止時間制御
手段による第4の判定禁止時間は断続的な増速制御が行
われるから、この第4の判定禁止時間を第2の判定禁止
時間と同一の値としている。それ故、請求項2および請
求項6の効果に加え、判定禁止時間制御手段が判定禁止
時間を共用することによって簡潔な制御を行なうことが
できるという優れた効果を奏する。
【図1】この発明に係わるクルーズコントロール装置の
第1実施例の回路構成図である。
第1実施例の回路構成図である。
【図2】図1に示したクルーズコントロール装置におい
て時間を追った動作を説明するタイムチャートである。
て時間を追った動作を説明するタイムチャートである。
【図3】図1に示したクルーズコントロール装置におい
て時間を追った動作を説明するタイムチャートである。
て時間を追った動作を説明するタイムチャートである。
【図4】図1に示したクルーズコントロール装置におい
て時間を追った動作を説明するタイムチャートである。
て時間を追った動作を説明するタイムチャートである。
【図5】図1に示したクルーズコントロール装置におい
ての制御動作を説明するフローチャートである。
ての制御動作を説明するフローチャートである。
【図6】この発明に係わるクルーズコントロール装置の
第2実施例においての時間を追った動作を説明するタイ
ムチャートである。
第2実施例においての時間を追った動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図7】この発明に係わるクルーズコントロール装置の
第2実施例においての時間を追った動作を説明するタイ
ムチャートである。
第2実施例においての時間を追った動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図8】この発明に係わるクルーズコントロール装置の
第2実施例においての制御動作を説明するフローチャー
トである。
第2実施例においての制御動作を説明するフローチャー
トである。
1 クルーズコントロール装置 2 車速センサ 3 セットスイッチ 4 リジュームスイッチ 6 アクチュエータ 8 車速記憶手段 9 演算手段 10 増速制御手段 11 減速制御手段 12 シフトダウン要求信号発生手段 13 判定禁止時間制御手段 23 トランスミッションコントローラ
フロントページの続き (72)発明者 伊 藤 晃 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 千 尚 人 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】 自動車の実車速に比例した車速信号を
発生する車速センサと、 自動車のスロットルバルブを増速側または減速側に駆動
するアクチュエータと、 オン切換えされてからオフ切換えされる操作が行われる
ことによりクルーズを開始するクルーズ指令信号を発生
するセットスイッチと、 クルーズ制御中にオン切換えされてからオフ切換えされ
る操作が行われることにより増速指令信号を発生すると
ともに、クルーズ制御中にオン切換えされる操作が行わ
れることにより増速指令信号を発生し、クルーズ制御中
でない時にオン切換えされてからオフ切換えされる操作
が行われることによりクルーズ制御を再開させるための
キャンセル解除指令信号を発生するするリジュームスイ
ッチと、 上記セットスイッチの操作によりクルーズ指令信号が発
生すると、上記車速センサより発生する車速信号を記憶
車速信号として記憶する車速記憶手段と、 上記車速センサの車速信号と上記車速記憶手段の記憶車
速信号とを比較し、両者の偏差に応じたアクチュエータ
駆動信号を演算処理する演算手段と、 上記アクチュエータ駆動信号によりアクチュエータをス
ロットルバルブの増速側に駆動する増速制御手段と、 上記アクチュエータ駆動信号によりアクチュエータをス
ロットルバルブの減速側に駆動する減速制御手段と、 上記車速センサと上記車速記憶手段の記憶車速信号との
偏差を比較し、該偏差値が大きくなった際に、シフトダ
ウン要求信号を発生してトランスミッションコントロー
ラに与えるシフトダウン要求信号発生手段と、 クルーズ制御中でない時に、上記セットスイッチが操作
されることによりクルーズ指令信号が発生した際、上記
シフトダウン要求信号発生手段よりのシフトダウン要求
信号の発生を予め定められた第1の判定禁止時間だけ禁
止する判定禁止時間制御手段を備えていることを特徴と
するクルーズコントロール装置。 - 【請求項2】 クルーズ制御中でない時に、リジューム
スイッチが操作されることによりキャンセル解除指令信
号が発生した際、該リジュームスイッチの操作が終了し
てから予め定められた第2の判定禁止時間だけシフトダ
ウン要求信号発生手段よりのシフトダウン要求信号の発
生を禁止する判定禁止時間制御手段を備えていることを
特徴とする請求項1に記載のクルーズコントロール装
置。 - 【請求項3】 判定禁止時間制御手段の第1の判定禁止
時間は判定禁止時間制御手段の第2の判定禁止時間より
も大きい値に選ばれていることを特徴とする請求項1お
よび請求項2に記載のクルーズコントロール装置。 - 【請求項4】 セットスイッチよりクルーズ指令信号が
発生することによってクルーズ制御が行われている際
に、リジュームスイッチが操作されることにより増速指
令信号が発生した場合、該リジュームスイッチの操作が
終了してから予め定められた第3の判定禁止時間だけシ
フトダウン要求信号発生手段よりのシフトダウン要求信
号の発生を禁止する判定禁止時間制御手段を備えている
ことを特徴とする請求項2に記載のクルーズコントロー
ル装置。 - 【請求項5】 判定禁止時間制御手段の第3の判定禁止
時間は判定禁止時間制御手段の第1の判定禁止時間と同
一の値に選ばれていることを特徴とする請求項3および
請求項4に記載のクルーズコントロール装置。 - 【請求項6】 セットスイッチよりクルーズ指令信号が
発生することによってクルーズ制御が行われている際
に、リジュームスイッチより増速指令信号が発生した場
合、シフトダウン要求信号発生手段よりのシフトダウン
要求信号の発生を予め定められた第4の判定禁止時間だ
け禁止する判定禁止時間制御手段を備えていることを特
徴とする請求項4に記載のクルーズコントロール装置。 - 【請求項7】 判定禁止時間制御手段の第4の判定禁止
時間は判定禁止時間制御手段の第2の判定禁止時間と同
一の値に選ばれていることを特徴とする請求項2および
請求項6に記載のクルーズコントロール装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9250720A JPH1178605A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | クルーズコントロール装置 |
US09/154,021 US6138071A (en) | 1997-09-16 | 1998-09-16 | Cruising control apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9250720A JPH1178605A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | クルーズコントロール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1178605A true JPH1178605A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17212057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9250720A Pending JPH1178605A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | クルーズコントロール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1178605A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001087661A1 (en) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Nissan Motor Co., Ltd. | Gear shifting on target speed reduction in vehicle speed control system |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP9250720A patent/JPH1178605A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001087661A1 (en) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Nissan Motor Co., Ltd. | Gear shifting on target speed reduction in vehicle speed control system |
US6847880B2 (en) | 2000-05-16 | 2005-01-25 | Nissan Motor Co., Ltd. | Gear shifting on target speed reduction in vehicle speed control system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6138071A (en) | Cruising control apparatus | |
JPS611549A (ja) | 自動車用車速制御装置 | |
JP2776271B2 (ja) | 定速走行制御時のモータロック検出装置 | |
JPH1178605A (ja) | クルーズコントロール装置 | |
JPH06144080A (ja) | 自動定速走行装置の制御方法 | |
JP3407273B2 (ja) | クルーズコントロール装置 | |
JPH1178606A (ja) | クルーズコントロール装置 | |
JP3333434B2 (ja) | クルーズコントロール装置 | |
JP3233597B2 (ja) | 車両用定速走行装置 | |
JPS61129336A (ja) | 車速自動制御装置 | |
JP3429984B2 (ja) | 自動定速走行装置 | |
JP3353794B2 (ja) | 自動定速走行装置 | |
JP3306783B2 (ja) | 自動定速走行装置 | |
JPH11115542A (ja) | 自動定速走行装置 | |
JPH0344929B2 (ja) | ||
JP3365728B2 (ja) | 自動定速走行装置 | |
JPH01282036A (ja) | 車両定速走行制御装置 | |
JPH0214494Y2 (ja) | ||
JPH1178604A (ja) | 自動定速走行装置 | |
JPH0725265A (ja) | 自動定速走行装置 | |
JPH0610456B2 (ja) | フュ−エルカットシステム | |
JPH09144574A (ja) | 車両用内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JPH1111178A (ja) | 車両用定速走行装置 | |
JPH0867171A (ja) | 車両用定速走行制御装置 | |
JP2841811B2 (ja) | 車輌用定速走行装置 |