JP3407119B2 - 建築用電動シャッターにおける安全装置 - Google Patents

建築用電動シャッターにおける安全装置

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JP3407119B2
JP3407119B2 JP01857195A JP1857195A JP3407119B2 JP 3407119 B2 JP3407119 B2 JP 3407119B2 JP 01857195 A JP01857195 A JP 01857195A JP 1857195 A JP1857195 A JP 1857195A JP 3407119 B2 JP3407119 B2 JP 3407119B2
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル、住宅等の建物の
開口部の開閉をする建築用電動シャッターにおける安全
装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種建築用電動シャッターにおいては、シャッターカ
ーテンの閉鎖作動時に、シャッターカーテンに挟まれる
ような障害物があった場合、これを検知してシャッター
カーテンの閉鎖停止をすることが安全上の点から好まし
い。
【0003】この様なものとして従来から様々なものが
提唱されているが、そのうちの一つとして、実公平5−
41194号公報に示すようなものがある。つまりこの
ものは、シャッターカーテンの移動軌跡に間隙をおいて
対向するスクリーンと、該スクリーンの開閉作動をする
手段とを設け、そしてシャッターカーテンの閉鎖作動に
先行してスクリーンを閉鎖させ、スクリーンの閉鎖作動
が正常であったと判断された以降にシャッターカーテン
の閉鎖作動をするようにしたものである。しかしながら
このものは、スクリーンは、シャッターカーテンの開閉
ガイドをするガイド溝とは異なる専用のガイド溝にガイ
ドされる構成になっており、この結果、スクリーンは、
真にシャッターカーテンの開閉軌跡位置の障害物検知を
しているものではなく、これよりはズレた位置の障害物
検知をすることになる。この結果、例えば傘等の障害物
がシャッターカーテン用のガイド溝に立て掛けられてい
るような場合には、スクリーンの閉鎖作動では検知でき
ないことになって障害物検知としては充分に機能しない
という問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる建築用電
動シャッターにおける安全装置を提供することを目的と
して創案されたものであって、開閉機に連動連結された
巻取りドラムに巻装されるシャッターカーテンの開閉作
動を、ガイドレールに形成される第一ガイド溝で案内す
るように構成してなる建築用電動シャッターにおいて、
前記第一ガイド溝に案内されてシャッターカーテンの開
閉軌跡を移動可能な移動体と、該移動体の左右両端部に
突出形成される連結部と、前記第一ガイド溝の溝底面部
に形成され、前記連結部が上下移動自在に遊嵌する第二
ガイド溝と、前記連結部に先端部が一体的に連結される
ワイヤと、前記ワイヤを巻装するプーリの巻取り巻戻し
により前記移動体を上下移動せしめる移動体駆動手段
と、移動体がシャッターカーテンの全閉位置まで移動し
たことの検知をする移動体検知手段とを設けると共に、
前記開閉機の開閉制御をする制御部には、シャッターカ
ーテンの閉鎖指令の入力に基づき先行して移動体を前記
全閉位置まで移動させるための移動体駆動制御手段と、
移動体検知手段からの検知信号の入力があった以降、開
閉機に対して閉鎖駆動指令を出力する閉鎖駆動制御手段
とを設けたことを特徴とする建築用電動シャッターにお
ける安全装置である。
【0005】そして本発明は、この構成によって、シャ
ッターカーテンの開閉軌跡を移動する移動体によって、
障害物検知を確実にできるようにしたものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は建物の開口部に建付けられ
る電動シャッターであって、該電動シャッター1のシャ
ッターカーテン2は、後述する制御部3からの指令に基
づく第一開閉機4の正逆駆動により、開口部の上方に設
けられる巻取りドラム5に巻取り巻戻しされることで開
口部の開閉を行うように構成されている。
【0007】一方、6は前記シャッターカーテン2の昇
降動をガイドすべく開口部の両側に立設される左右のガ
イドレールであって、該ガイドレール6にはシャッター
カーテン2の左右両縁部が遊嵌状に嵌合する第一ガイド
溝6aが形成されているが、該第一ガイド溝6aの溝底
面部には、幅狭の第二ガイド溝6bがさらに形成されて
いる。
【0008】また、7はシャッターカーテン2の最下端
の座板2aと略同じ左右幅および前後幅に設定される薄
板形状をした移動体であって、該移動体7はシャッター
カーテン2の下方に位置する状態で前記第一ガイド溝6
aに上下移動自在に嵌合されている。さらに、この移動
体7の左右両端部には幅狭の連結部7aが突出形成され
ているが、該連結部7aは前記第二ガイド溝6bに上下
移動自在に遊嵌されている。また、8は前記巻取りドラ
ム5に並列状に設けられる巻取り軸であって、該巻取り
軸8の左右両側には左右一対のプーリ8aが巻取り軸8
と一体回動するよう設けられているが、このプーリ8a
に巻装されるワイヤ9の先端部には、前記移動体7の連
結部7aが一体的に連結されている。そして移動体7
は、前記制御部3からの指令に基づく第二開閉機10の
正逆駆動によりワイヤ9がプーリ8aに巻取り巻戻しさ
れることで前記第一ガイド溝6a内を上下移動するよう
になっており、これによって移動体7の上下移動規軌跡
と前記シャッターカーテン2の開閉軌跡とが略一致する
ように設定されている。
【0009】また、11は左右のガイドレール6の下端
部に設けられる磁気感応型の検知スイッチであって、該
検知スイッチ11は、前記移動体7がシャッターカーテ
ン2の全閉位置まで移動したときに、移動体7の左右両
端部に取付けられたマグネット12を検知し、該検知信
号を前記制御部3に出力するように設定されている。
【0010】さらに、前記巻取り軸8には、シャッター
カーテン2と略同寸法の網状の通過規制体13が巻装さ
れている。この通過規制体13の先端部は、前記移動体
7から屋外側に向けて突設されたブラケット14に一体
的に連結されており、これによって通過規制体13は前
記移動体7と一体的に上下移動して開口部を開閉するよ
うに構成されているが、この通過規制体13は、巻取り
軸8からの繰り出し部に設けられたガイドローラ15に
ガイドされて、シャッターカーテン2の屋外側方に間隙
をおいて対向する状態で開閉移動するようになってい
て、シャッターカーテン2の開閉移動を妨げることがな
いように配慮されている。
【0011】また、前記制御部3は、マイクロコンピュ
ータを用いて構成されるものであるが、該制御部3は、
前記検知スイッチ11の他に、開放、閉鎖、停止用の各
操作スイッチ16、17、18、全開リミットスイッチ
19、全閉リミットスイッチ20等の各種検知手段、操
作手段からの信号を入力し、そしてこれら入力した信号
に基づいて前記第一開閉機4、第二開閉機10、および
後述する警報手段21に作動指令を出力するように構成
されている。
【0012】扨、シャッターカーテン2および移動体7
の開閉制御を、図5に示すフローチャート図に基づいて
説明すると、システムスタートして初期設定がなされる
と、まず閉鎖用操作スイッチ17からの閉鎖信号が入力
したか否かが判断される。ここで、閉鎖信号が入力した
と判断される場合には、閉鎖制御のサブルーチンに移行
する。一方、閉鎖信号が入力していないと判断された場
合には、続いて開放用操作スイッチ16からの開放信号
が入力したか否かが判断される。そして、開放信号が入
力したと判断される場合には、開放制御のサブルーチン
に移行する。
【0013】次いで、閉鎖制御のサブルーチンを図6に
示すフローチャート図に基づいて説明すると、制御部3
は、まず、第二開閉機10に対して移動体7を下降せし
めるよう下降指令を出力すると共に、タイマTを始動さ
せる。次いで、検知スイッチ11からの検知信号が入力
したか否か、つまり移動体7がシャッターカーテン2の
全閉位置まで下降したか否かが判断される。そして、検
知スイッチ11からの検知信号が入力したと判断される
場合には、第二開閉機10に停止指令を出力すると共に
タンマTをリセットし、それからシャッターカーテン閉
鎖制御のサブルーチンに移行する。このシャッターカー
テン閉鎖制御のサブルーチンは、通常のシャッターカー
テンの閉鎖制御と同様のものであるため、ここでは省略
する。
【0014】これに対し、検知スイッチ11からの検知
信号が入力していないと判断される場合には、続いてタ
イマ時間tが経過したか否かが判断される。ここで、タ
イマ時間tが経過していないと判断される場合には、再
び前記検知スイッチ11からの検知信号が入力したか否
かの判断に戻る。
【0015】一方、検知スイッチ11からの検知信号が
入力せず、しかもタイマ時間tが経過したと判断される
場合には、障害物等によって移動体7の下降が妨げられ
ていると見做して、警報ブザー、警報ランプ等の警報手
段21に対し作動指令を出力すると共に、第二開閉機1
0に停止指令(または上昇)を出力し、さらにタイマT
をリセットし、そしてシャッターカーテン閉鎖制御のサ
ブルーチンに移行することなくメインルーチンに復帰す
る。
【0016】また、開放制御のサブルーチンについて
は、シャッターカーテン2の開放後に移動体7が上昇す
るよう制御されるが、その詳細については省略する。
【0017】叙述のごとく構成された本発明の実施例に
おいて、閉鎖用操作スイッチ17が操作されると、まず
シャッターカーテン2に先行して移動体7が下降し、そ
して該移動体7が全閉位置まで下降してシャッターカー
テン2の閉鎖軌跡に障害物がないことが確認された後
に、シャッターカーテン2が閉鎖することになる。
【0018】この様に本発明が実施されたものにおいて
は、シャッターカーテン2に先行して下降する移動体7
によって障害物検知を行うことになるが、この場合、移
動体7はシャッターカーテン2と同じ第一ガイド溝6a
によってガイドされる構成となっているため、移動体7
はシャッターカーテン2の開閉軌跡を上下移動して障害
物検知を行うことになる。この結果、信頼性の高い障害
物検知を行えることになって、従来のシャッターカーテ
ン用のガイド溝とは異なる専用のガイド溝を移動するス
クリーンによって障害物検知を行うもののようにズレた
位置の障害物検知をしてしまうような不具合が無く、安
全性が向上する。
【0019】さらに、本実施例においては、移動体7に
は網状の通過規制体13が連結されていて、該通過規制
体13によって移動体7の下降と同時に開口部が閉鎖さ
れる構成となっているため、移動体7が下降してからシ
ヤッターカーテン2が閉鎖するまでのあいだに開口部を
通過しようとしても通過規制体13によって妨げられる
ことになり、より一層安全性が向上する。
【0020】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、シャッターカーテンの閉鎖指令が
入力されると、まず先行して移動体がシャッターカーテ
ンの全閉位置まで移動し、該移動が移動体検知手段によ
って検知されて障害物がないことが確認された以降にシ
ャッターカーテンが閉鎖することになるが、この場合、
移動体はシャッターカーテンのガイド溝に案内されてシ
ャッターカーテンの開閉軌跡を移動して障害物検知を行
うことになる。この結果、信頼性の高い障害物検知を行
えることになって、従来のシャッターカーテン用のガイ
ド溝とは異なる専用のガイド溝を移動するスクリーンに
よって障害物検知を行うもののようにズレた位置の障害
物検知をしてしまうような不具合が無く、安全性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッターの正面図である。
【図2】シャッターの側面図である。
【図3】シャッターの水平断面図である。
【図4】制御部の入出力を示すブロック図である。
【図5】メインルーチンを示すフローチャート図であ
る。
【図6】閉鎖制御のサブルーチンを示すフローチャート
図である。
【符号の説明】
2 シャッターカーテン 3 制御部 4 第一開閉機 5 巻取りドラム 6 ガイドレール 6a 第一ガイド溝 7 移動体 8 巻取り軸 10 第二開閉機 11 検知スイッチ 13 通過規制体 14 ブラケット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉機に連動連結された巻取りドラムに
    巻装されるシャッターカーテンの開閉作動を、ガイドレ
    ールに形成される第一ガイド溝で案内するように構成し
    てなる建築用電動シャッターにおいて、前記第一ガイド
    溝に案内されてシャッターカーテンの開閉軌跡を移動可
    能な移動体と、該移動体の左右両端部に突出形成される
    連結部と、前記第一ガイド溝の溝底面部に形成され、前
    記連結部が上下移動自在に遊嵌する第二ガイド溝と、前
    記連結部に先端部が一体的に連結されるワイヤと、前記
    ワイヤを巻装するプーリの巻取り巻戻しにより前記移動
    体を上下移動せしめる移動体駆動手段と、移動体がシャ
    ッターカーテンの全閉位置まで移動したことの検知をす
    る移動体検知手段とを設けると共に、前記開閉機の開閉
    制御をする制御部には、シャッターカーテンの閉鎖指令
    の入力に基づき先行して移動体を前記全閉位置まで移動
    させるための移動体駆動制御手段と、移動体検知手段か
    らの検知信号の入力があった以降、開閉機に対して閉鎖
    駆動指令を出力する閉鎖駆動制御手段とを設けたことを
    特徴とする建築用電動シャッターにおける安全装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、シャッターカーテン
    の移動軌跡に間隙をおいて対向する通過規制体と該通過
    規制体を巻取る巻取り手段とを設けると共に、前記通過
    規制体の先端部をブラケットを介して移動体に一体的に
    連結したことを特徴とする建築用電動シャッターにおけ
    る安全装置。
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