JP2002339674A - シャッター装置 - Google Patents

シャッター装置

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JP2002339674A
JP2002339674A JP2001141598A JP2001141598A JP2002339674A JP 2002339674 A JP2002339674 A JP 2002339674A JP 2001141598 A JP2001141598 A JP 2001141598A JP 2001141598 A JP2001141598 A JP 2001141598A JP 2002339674 A JP2002339674 A JP 2002339674A
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shutter
slit
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Hisanori Ozawa
久紀 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、シャッターカーテンに対し3つの位
置制御〔全開位置制御、採光位置制御、全閉位置(非採
光位置)制御〕を自動的になし得るとともに、従来の場
合のように、前記3位置の信号の区別を設定する必要か
ら開放され、かつ取り付け現場での施工時にシャッター
カーテンの移動状態の設定が楽にすみ、施工工数を低減
できる採光方式のシャッター装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】本発明のシャッター装置は、開閉可能なス
リット33aをもつとともに、電動駆動部5から付与さ
れた付勢力により上方全開領域h1と下方着地領域h2
との間をガイドレール2aに案内されて閉じ移動及び開
き移動するシャッターカーテン3よりなるシャッター装
置1において、前記シャッターカーテン3の基準位置間
の移動に要した物理的変化量に基づき移動停止位置を決
定する制御手段(上限スイッチS1、第2押圧部3f、
下限スイッチS2、第1押圧部3d、制御部7)を有し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、採光方式のシャッター
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のシャッター装置は、種々の開閉対
象領域に取付け用いられるが、それぞれ各開閉対象領域
の開口部(窓)の高さが異なる。
【0003】このため、シャッター装置の取り付け施工
時に、その作業現場にてシャッターカーテンの上下移動
量は、開閉対象領域上下限の間隔高さ(開閉対象領域の
上下高さ)毎に対応させて初期設定する必要がある。 (1)ここで、特開2000ー96962公報には、シ
ャッターカーテンに対し、閉じ移動方向に巻き取り回転
作動及び開き移動方向に送り出し(巻き戻し)回転作動
する電動ローラの軸内に、シャッターカーテンの開閉の
上下位置を初期設定するリミットスイッチを位置設定装
置として用いた従来構成が開示されている。 (2)特開平11ー148814公報には、シャッター
カーテンの開閉状態を回転軸に関連するエンコーダの回
転状態として検出し、かつ前記開閉状態を電気的信号
(パルス)に変換する方式が開示されている。 (3)また、従来の採光方式のシャッター装置は、例え
ば、採光用及び通風用のスリット(横長孔)を形成した
複数のスラットを上下に所定の移動代範囲で伸縮可能に
連結させた構成のシャッターカーテンを用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(1)前記特開平10
ー169337号公報に開示されたリミットスイッチ方
式を用いる場合には、施工時に現地にて各々の設定操作
を行う必要がある。このため、なお、改良余地がある。 (2)前記特開平11ー148814公報に開示された
ロータリーエンコーダー方式の場合には、少なくとも基
準位置に相対する一方の停止位置は施工時に設定操作を
行う必要がある。このため、なお、改良余地がある。 (3)前記採光方式のシャッター装置は、閉じ移動する
シャッターカーテンの最下端スラット(下方座板)が下
方着地領域に到達、停止した場合、スリットが形成され
た各スラットが自重により垂下し前記移動代分、伸長し
スリットを開いた採光状態にある。
【0005】このため、シャッターカーテンの最下端ス
ラットが下方着地領域で停止した状態から、スリットが
閉じた非採光全閉状態に移行させたい場合には、さらに
各スラットを移動代分、収縮移動させてスリットを閉じ
る必要がある。
【0006】しかし、この場合には、各スラットを移動
代分、収縮移動させなければ、非採光全閉状態に移行で
きず、機械的な押圧によりON作動するリミットスイッ
チでは検出できないため、新たに非採光全閉位置の設定
操作を余分に行う必要があった。このため、なお、改良
余地がある。
【0007】本発明は、前記事情に鑑みなされたもの
で、採光方式のシャッター装置の改良発明に係り、シャ
ッターカーテンに対し3つの位置制御〔全開位置制御、
採光位置制御、全閉位置(非採光位置)制御〕を自動的
になし得るとともに、従来の場合のように、前記3位置
の信号の区別を設定する必要から開放され、かつ取り付
け現場での施工時にシャッターカーテンの移動状態の設
定が楽にすみ、施工工数を低減できる採光方式のシャッ
ター装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のシャッター装置
は、開閉可能なスリットをもつとともに、電動駆動部か
ら付与された付勢力により上方全開領域と下方着地領域
との間をガイドレールに案内されて閉じ移動及び開き移
動するシャッターカーテンよりなるシャッター装置にお
いて、前記シャッターカーテンの基準位置間の移動に要
した物理的変化量に基づき移動停止位置を決定する制御
手段を有したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】前記基準位置は、前記シャッター
カーテンの下端が上方全開領域に位置することを検出す
る上方位置検出手段と、前記シャッターカーテンの前記
スリットが開いた状態で該下端が下方着地領域に位置す
ることを検出する下方位置検出手段により決定される構
成を用いることができる。
【0010】前記制御手段は、前記物理的変化量あるい
は前記移動停止位置をデーター値として記憶する記憶部
をもつ構成を用いることができる。記憶部としては、例
えば、EEP ROM(Electrically E
rasable Programmable ROM)
などの不揮発性の記憶素子を用い、一旦、記憶した実測
データーが停電時に消失しないように配慮することが望
ましい。
【0011】また、前記制御手段は、シャッターカーテ
ンの下端が上方全開領域から下方着地領域に閉じ移動す
る初回の位置変化に要した物理的変化量を前記上方位置
検出手段と前記下方位置検出手段とで測定することがで
きる。
【0012】すなわち、制御手段は、シャッターカーテ
ンが上方全開領域から閉じ移動を開始しと同時に、上方
位置検出手段の上限スイッチがON作動からOFF作動
に移行し、かつこの時点から計時を始め、シャッターカ
ーテンの下端(下方座板)が下降し下方位置検出手段の
下限スイッチをOFF作動からON作動に移行した時点
までの時間量を計測することによって、シャッターカー
テンの下端(下方座板)の前記閉じ移動に要した時間量
に相当する、開閉対象領域の開口高さを実測値として検
出することができる。
【0013】従って、前記制御手段によれば、シャッタ
ーカーテンの閉じ移動時に、シャッターカーテンの下端
(下方座板)が上方全開領域から下方着地領域に閉じ移
動した時間量に対応する実測値を、予め設定された対応
テーブルあるいは演算式に組み入れて演算した結果に基
づき、電動駆動部に指令を与えることができる。
【0014】このため、シャッターカーテンの下端(下
方座板)が上方全開領域から下方着地領域に閉じ移動
し、下方位置検出手段の下限スイッチをOFF作動から
ON作動に移行した着地時点までの開口を閉じた採光状
態及び、さらに前記着地時点から開口を閉じた非採光状
態(全閉状態)に至るまでの、2つの開口閉じ出力時間
を決定する機能が得られる。
【0015】従って、本発明のシャッター装置は、シャ
ッターカーテンにより開閉される開閉対象領域の高さに
相当する時間量のデーターを、通常、行われるシャッタ
ーカーテンの閉じ移動時に上方位置検出手段と下方位置
検出手段とにより自動的に検出し、かつ取得した値を制
御部にて演算し、その結果をシャッターカーテンの閉じ
移動時に反映し、かつ実用可能に設定できるので、前記
従来のシャッター装置で必要としていた設置現場毎に、
開閉対象領域の高さに見合う設定作業を必要としない。
【0016】なお、初回の実測時間データー取得を確実
にするためには、予め、制御部に全開状態から閉動作を
行い実測時間データーを自動的に取得する時間データー
取得モ−ドを設けても良い。
【0017】また、記憶手段を用いた場合には、前記2
つの開口閉じ出力時間を電動駆動部を制御するための指
令データーとして記憶することや、あるいは演算により
決定される開閉対象領域を閉じかつスリットを開いた採
光状態から、スリットを閉じた非採光全閉状態に至るま
での閉出力時間を電動駆動部を制御するための指令デー
ターとして記憶すること、などによって、シャッターカ
ーテンが開閉対象領域を全開状態ではない途中位置から
閉移動を開始した場合でも、前記のようにそれぞれ記憶
した各指令データーに基づき非採光全閉状態とすること
ができる。
【0018】前記電動駆動部は、前記シャッターカーテ
ンの閉じ移動時に前記下端が下方着地領域に到達し、さ
らに該スリットが閉じた時点より遅延して駆動停止する
構成を用いることができる。
【0019】前記電動駆動部から前記シャッターカーテ
ンに付与される付与力は、該電動駆動部と該シャッター
カーテンとを連結する連結部材を介して伝達される構成
を用いることができる。
【0020】前記連結部材は、少なくとも前記電動駆動
部と前記シャッターカーテンの一方に着脱可能に装着さ
れる構成を用いることができる。
【0021】前記連結部材は、前記下端が下方着地領域
に位置する前記シャッターカーテンと前記電動駆動部と
の間で発生する圧縮荷重で撓み、該電動駆動部から該シ
ャッターカーテンに付与される付勢力を吸収する材質で
ある構成を用いることができる。
【0022】前記シャッターカーテンは、上下に伸縮す
る伸縮移動部を備え、伸縮移動部の伸長時にスリットが
開いた採光状態となり、伸縮移動部の収縮時にスリット
が閉じた非採光状態である構成とすることができる。
【0023】
【実施例】本発明のシャッター装置の実施例を図1〜図
8に基づき、以下に説明する。
【0024】図1に示す実施例のシャッター装置1は、
ガイドレール2a及び上方ハウジング部2bと、ガイド
レール2aに案内されて図4に示す上方全開領域h1と
下方着地領域h2との間の開閉対象領域hを往復移動
(矢印Y1で示す閉じ移動及び矢印Y2で示す開き移動
参照)するとともに、開閉可能なスリット33aをもつ
複数個のスラット3aを備えたシャッターカーテン3
と、それぞれガイドレール2aに収容、保持され、シャ
ッターカーテン3の位置を検出する上方位置検出手段と
しての上限スイッチS1及び下方位置検出手段としての
下限スイッチS2と、上方ハウジング部2bに収容、保
持されシャッターカーテン3に付勢力を付与する電動駆
動部5と、電動駆動部5とシャッターカーテン3の最上
部のスラット3aとを連結する駆動力伝達部6(図3参
照)と、電動駆動部5を種々制御する制御部7と、操作
スイッチ部8よりなる。
【0025】シャッターカーテン3は、複数個のスラッ
ト3aと、最下方のスラット3aに連結された上方座板
3bと、下端30cが着地するとともに揺動可能に上方
座板3bに連結された下方座板3cと、よりなる。
【0026】各スラット3aは、図5に示されるよう
に、横長の中央部30aと、中央部30aの上端側に形
成された断面倒立させた略J状の上端側係止部31a
と、上端側係止部31aの垂直壁部32aに形成された
横長のスリット33aと、上端側係止部31aと中央部
30aの間に形成された略水平な当接壁部34aと、中
央部30aの下端側に形成され、他のスラット3aの上
端側係止部31aを上下移動可能に収容する断面倒立さ
せた略U状の収容部35aと、収容部35aの開口の一
部を覆うようにして形成された下端側係止部36aと、
収容部35aを形成する垂直壁であり、他のスラット3
aの上端側係止部31aの垂直壁部32aに沿って上下
移動し、スリット33aを開閉するスリット開閉部37
aと、よりなる。
【0027】なお、前記各スラット3a同士は、互いに
上下位置に配置され、上方側のスラット3aの収容部3
5aに、下方側のスラット3aの上端側係止部31aが
懸垂された状態で収容され、前記収容部35aと前記上
端側係止部31aとが収容部35aの移動代L分、相対
移動可能で上下に伸縮することができる。
【0028】また、自重による伸長時にはスリット開閉
部37aがスリット33aを開き、下部座板3cの下端
30c(シャッターカーテン3の下端)が着地した時点
よりさらに前記移動代L分、相対移動する収縮時にはス
リット開閉部37aがスリット33aを閉じる構成であ
る。
【0029】上部座板3bは、その下方に揺動可能に装
着された下部座板3cと、ガイドレール2aの案内溝2
0aに対向する側部で水平方向に往復摺動可能に保持さ
れたガイドピース4a(図4参照)と、下部座板3cの
揺動(回動)に連動するとともにガイドピース4aにそ
れぞれ連設されたリンク部(挟み込み検出作動部材)4
bと、リンク部4bを保護する埃避けカバーを兼用する
とともに、シャッターカーテン3の閉じ移動(下移動)
時に下限スイッチS2のレバーS20を押圧する第1押
圧部3dと、シャッターカーテン3の開き移動(上移
動)を制限するストッパー部材3eと、ストッパー部材
3eに連設されシャッターカーテン3の開き移動時に上
限スイッチS1のレバーS10を押圧する第2押圧部3
fとを備える。
【0030】第1押圧部3dは、シャッターカーテン3
の閉じ移動時に、下部座板3cの下端30cが着地する
下方着地領域h2で下限スイッチS2のレバーS20を
押圧してON作動させる。また、第1押圧部3dは、下
方着地領域h2から上方全開領域h1に向かうシャッタ
ーカーテン3の開き移動時に、下限スイッチS2のレバ
ーS20から離脱して前記押圧状態を開放し、かつ下限
スイッチS2をOFF作動させる。
【0031】第2押圧部3fは、シャッターカーテン3
の開き移動時に、下部座板3cの下端30cが上方全開
領域h1位置に到達移動した時点で、上限スイッチS1
のレバーS10を押圧し、ON作動させる。また、第2
押圧部3fは、上方全開領域h1から下方着地領域h2
に向かうシャッターカーテン3の閉じ移動時に、上限ス
イッチS1のレバーS10から離脱して前記押圧状態を
開放し、かつ上限スイッチS1をOFF作動させる。
【0032】ストッパー部材3eは、シャッターカーテ
ン3の開き移動時に下部座板3cの下端30cが上方全
開領域h1に到達時に図略の他部材(枠部材など)に当
接しシャッターカーテン3の開き移動を制限する。
【0033】なお、前記リンク部4bは、ガイドレール
2aの案内溝20aに突出した図略の突条により水平方
向に揺動可能に軸支された感知板(挟み込み検出作動部
材)4cと、感知板4cがリンク部4bに付勢された位
置で、シャッターカーテン3の閉じ移動を停止あるいは
開き移動するようにモーター50を駆動制御するように
ON作動する挟み込み検出スイッチ(図示せず、以下同
じ)や、前記下部座板3cなどとともに挟み込み防止機
構を構成する。
【0034】上限スイッチS1は、シャッターカーテン
3の開き移動時に第2押圧部3fにレバーS10を押圧
されON作動した場合、その信号が制御部7に伝達、入
力され、かつこれに基づいて制御部7はモーター50を
駆動停止制御する。
【0035】また、上限スイッチS1は、シャッターカ
ーテン3が閉じ移動に移行し、第2押圧部3fをレバー
S10より離脱させ、前記押圧状態を解除したOFF作
動した場合、その信号が制御部7に伝達、入力され、か
つこれに基づいて制御部7は、シャッターカーテン3の
閉じ移動時間量の計測を開始する。
【0036】下限スイッチS2は、シャッターカーテン
3の閉じ移動時に第1押圧部3dにレバーS20を押圧
されON作動した場合、その信号が制御部7に伝達、入
力され、かつこれに基づいて制御部7はシャッターカー
テン3の閉じ移動時間量の計測を終了する。
【0037】電動駆動部5は、図1及び図2で示される
ように、正逆回転可能なモーター50と、モーター50
の回転駆動に連動し、後記の駆動力伝達部6を介してシ
ャッターカーテン3に付勢力を伝達する回転軸51を備
える。
【0038】モーター50は、制御部7からの指令に基
づいて、シャッターカーテン3に対し、回転軸51を巻
き戻し(送り出し)方向(矢印R1参照)の回転駆動に
より付勢すること、あるいは巻き取り方向(矢印R2参
照)の回転駆動により付勢するもので、回転駆動開始タ
イミング、回転駆動方向(前記矢印R1方向及び矢印R
2方向)、回転駆動量(回転駆動時間×回転駆動速
さ)、回転駆動停止タイミングなどを制御される。
【0039】回転軸51は、ブラケット20bの内側に
設けられた図略の保持部材に回転可能に保持され、シャ
ッターカーテン3の送り出(巻き戻)し方向(矢印R1
参照)に回転することによって、駆動力伝達部6を介し
てシャッターカーテン3を閉じ移動方向(矢印Y1参
照)に付勢し、シャッターカーテン3の巻き取り方向
(矢印R2参照)に回転することによって、駆動力伝達
部6を介してシャッターカーテン3を開き移動方向(矢
印Y2参照)に付勢する。
【0040】駆動力伝達部6は、図2及び図3に示すよ
うに、連結部材60と、帯状吊り下げ部材61とよりな
る。
【0041】連結部材60は、その下端側連結部分60
0がシャッターカーテン3の最上部のスラット3aに揺
動可能に装着され、上端側ヒンジ部分601が帯状吊り
下げ部材61の下端側ヒンジ部分610に連結ピン60
2によって揺動可能に軸支されている。
【0042】帯状吊り下げ部材61は、ステンレス製の
帯状板が用いられ、連結部材60及び回転軸51に対し
着脱可能に装着された下端側ヒンジ部分610及び上端
側連結部分612を備えた構成である。上端側連結部分
612(図3参照)には、取り付け孔613及び位置決
め凹部(表面側からみて窪んでおり、この窪み深さ分、
底面側が突出し後記する回転軸51の溝部510にガイ
ドとして嵌挿する凸部615を形成する凹部)614が
形成されている。この帯状吊り下げ部材61は、位置決
め凹部614を回転軸51の溝部510に嵌挿させた状
態で、取り付け螺子Nを回転軸51の図略の螺子孔に螺
合することによって、着脱可能に固定、保持される。
【0043】このため、シャッターカーテン3は、回転
軸51の巻き戻し(送り出し)方向R1の回転に伴い、
駆動力伝達部6を介して閉じ移動(往移動)し、回転軸
51の巻き取り方向R2の回転に伴い、駆動力伝達部6
を介して開き移動(復移動)する。
【0044】なお、シャッターカーテン3の下方座板3
cの下端30cが着地し、下方着地領域h2に到達し、
かつ第1押圧部3dが下限スイッチS2のレバーS20
を押圧し、ON作動させた時点より、さらに所定時間
量、モーター50を巻き戻し(送り出し)方向R1に回
転制御することによって、各スラット3aは、下方側か
ら上方側に向かい順次、移動代L分、移動し、下方着地
領域h2から上方全開領域h1までに至る開閉対象領域
hの全ての位置でスリット33aを閉じる。この時点か
ら駆動力伝達部6の帯状吊り下げ部材61が図2に示す
ように円弧状に撓むことによって、回転軸51の巻き戻
し(送り出し)方向R1の回転に伴う付勢力を吸収す
る。このため、全ての位置でスリット33aが閉じた時
点から、スラット3aに過負荷をかけることなしに、さ
らに余分に回転軸51の巻き戻し(送り出し)方向R1
に回転させることができ、停止位置バラツキ等によるス
リット33a空きを防止することができる。
【0045】制御部7は、マイクロコンピューターを用
いたものであり、手動操作スイッチ〔採光スイッチ、開
き作動開始(全開)スイッチ、閉じ作動開始(全閉)ス
イッチ、移動途中停止スイッチ(停止)〕などからの指
示に基づいてモーター50の制御や、上限スイッチS1
及び下限スイッチS2によるON作動及びOFF作動に
伴うモーター50の制御や、演算式による演算結果に基
づいて、モーター50における回転駆動開始タイミン
グ、回転駆動方向(前記矢印R1方向及び矢印R2方
向)、回転駆動量(回転駆動時間×回転駆動速さ)、回
転駆動停止タイミングなどを制御することができるもの
であり、種々の機能を備える。
【0046】種々の機能としては、例えば、シャッター
カーテン3の閉じ移動に伴い上限スイッチS1から出力
されるOFF作動信号、下限スイッチS2から出力され
るON作動信号などから、シャッターカーテン3の閉じ
移動に必要とする時間量を実測する機能や、予め設定さ
れた後記する演算式を備え、前記時間量の実測値に基づ
き演算式に沿って演算する機能や、演算式に沿って演算
した結果に基づきモーター50に種々の制御指令を出力
し、かつシャッターカーテン3の開閉状態及び各スラッ
ト3aのスリット33aの開閉状態などに反映させた動
作を付与する機能、前記実測値、演算結果による演算値
などを記憶する機能を備える。
【0047】前記演算式は、シャッターカーテン3の上
方全開領域h1から下方着地領域h2に閉じ移動に要す
る時間量と、制御時間(制御部7により制御されるモー
ター50の駆動時間)との関係を近似、表示したもので
ある。
【0048】すなわち、演算式としては、相関図として
示す図7のように、T=T1 +dと、 T1 =at2
bt+cとの関係である。
【0049】なお、tは、シャッターカーテン3が全開
(上方全開領域)位置から閉じ移動し、各スラット3a
のスリット33aを開いた採光状態で下方座板3cの下
端30cが下方着地領域h2に到達するまでの作動時間
を示す。
【0050】Tは、下方着地領域に位置するシャッター
カーテン3が採光状態より各スラット3aのスリット3
3aを閉じた非採光状態に移行した後、モーター50が
停止するまでの制御時間を示す。
【0051】T1 は、下方着地領域に位置するシャッタ
ーカーテン3が採光状態より各スラット3aのスリット
33aを閉じた非採光状態となるまでの最低必要時間を
示す。a、b、cは、定数。dは、スリット開き防止送
り込み時間に相当する定数。
【0052】また、シャッターカーテン3の下方座板3
cの下端30cが下方着地領域h2に位置した場合であ
って、スリット33aを開いた採光状態から閉じた非採
光状態に移行するまでの時間は、シャッターカーテン3
を構成する複数のスラッド3aの移動代(スリット33
aを開いた採光状態と、閉じた非採光状態との間の移動
間隔)Lの合計時間である。
【0053】操作スイッチ部8は、人為的操作により制
御部7に指令を付与し、モーター50を種々制御するも
のであり、通常操作盤あるいは操作ボックスに配置され
た種々の手動操作スイッチボタン〔採光スイッチ、半採
光スイッチ(1/4〜3/4位置スラット開きスイッ
チ)、開き作動開始(全開)スイッチ、閉じ作動開始
(全閉)スイッチ、移動途中停止スイッチ(停止)〕を
備える。
【0054】前記のように構成された実施例1のシャッ
ター装置1は、以下のように目的に応じて用いられる。
すなわち、 (1)開き位置(下部座板3cの下端30cが上方全開
領域h1に位置する状態)にあるシャッターカーテン3
に対し、操作スイッチ部8の閉じ作動開始(全閉)スイ
ッチを操作することによって、制御部7がモーター50
を制御する。
【0055】すると、シャッターカーテン3は、モータ
ー50によって送り出(巻き戻)し方向R1に回転駆動
する回転軸51から送り出され閉じ方向Y1に付勢され
て閉じ移動を開始する。この場合、第2押圧部3fが上
限スイッチS1のレバーS10より離脱しOFF作動し
た時点から閉じ移動に伴う経過時間量の計測を開始す
る。そして下部座板3cの下端30cが下方着地領域h
2に到達した時、第1押圧部3dが下限スイッチS2を
押圧しON作動させ、これに基づき閉じ移動に伴う経過
時間量の計測を終了するが、モーター50は停止制御さ
れず、さらに、各スラット3aの前記移動代L分、収縮
移動させる。すなわち、下方位置のスラット3aから順
次、そのスリット開閉部37aがスリット33aを閉じ
た非採光状態となり、ついには上方位置のスラット3a
までの全てのスリット開閉部37aがスリット33aを
閉じた状態となる。
【0056】これによりスリット開閉部37aがスリッ
ト33aを閉じるとともに、これと平行し、制御部7で
演算式により演算された結果に基づき決定された時間量
を満たした時点でモーター50の停止制御がなされる。
【0057】従って、シャッターカーテン3は、上方全
開領域h1から下方着地領域h2に移動させるととも
に、スリット開閉部37aがスリット33aを閉じた非
採光状態(全閉状態)にダイレクトに自動的に移行で
き、かつ保持できる。
【0058】なお、このシャッターカーテン3の閉じ移
動は、下部座板3cの下端30cを上方全開領域h1と
下方着地領域h2との間(開閉対象領域hの途中)に位
置させた状態から下方着地領域h2に閉じ移動する場合
も同じである。 (2)前記(1)の上方全開領域h1から下方着地領域
h2に移動させた後のシャッターカーテン3位置におい
て、複数のスラット3aの一部を非採光状態とし、他を
採光状態としたい場合には、操作スイッチ部8の半採光
スイッチ(1/4〜3/4位置スラット開きスイッチ)
を操作することによって、制御部7がモーター50を制
御する。
【0059】すると、シャッターカーテン3の閉じ移動
は、下部座板3cの下端30cを着地状態とするまでは
前記(1)と同じ過程であるが、スリット開閉部37a
がスリット33aを閉じた全閉状態にダイレクトに自動
的に移行でき、かつ保持できる。下方位置のスラット3
aから順次、そのスリット開閉部37aがスリット33
aを閉じた状態となるが、上方位置のスラット3aのス
リット開閉部37aがスリット33aを開いた状態で制
御部7がモーター50を停止制御する。このため一部を
非採光状態とし、他を採光状態とすることができる。 (3)開き位置にあるシャッターカーテン3に対し、操
作スイッチ部8の採光スイッチを操作することによっ
て、制御部7がモーター50を制御する。
【0060】すると、シャッターカーテン3は、閉じ移
動し、下部座板3cの下端30cが下方着地領域h2に
到達した時、上部座板3bの側部に連結されている第1
押圧部3dが下限スイッチS2のレバーS20を押圧し
てON作動し、モーター50を停止制御させる。この場
合、各スラット3aは、前記移動代L分、自重で伸長し
てスリット開閉部37aがスリット33aを開いた採光
状態にある。
【0061】従って、シャッターカーテン3は、下方着
地領域h2に位置するとともに、開閉対象領域hを閉じ
た状態で、しかも、スリット開閉部37aによりスリッ
ト33aを開いた採光状態に保持できる。 (4)閉じ位置(下方着地領域h2)で採光状態にある
シャッターカーテン3に対し、操作スイッチ部8の閉じ
作動スイッチを操作することによって、制御部7がモー
ター50を制御する。
【0062】すると、シャッターカーテン3は、閉じ移
動し、各スラット3aが移動代L分、収縮移動し、スリ
ット開閉部37aがスリット33aを閉じ、(1)の場
合と同じ過程で制御部7で演算式により演算された結果
に基づき決定された時間量を満たした時点でモーター5
0の停止制御がなされる。
【0063】従って、シャッターカーテン3は、下部座
板3cの下端30cが下方着地領域h2に位置し、かつ
開閉対象領域hを閉じた状態で、スリット開閉部37c
がスリット33cを閉じた非採光状態に保持できる。 (5)閉じ位置で非採光状態にあるシャッターカーテン
3に対し、操作スイッチ部8の採光スイッチを操作する
ことによって、制御部7がモーター50を制御する。
【0064】シャッターカーテン3は、モーター50に
よって巻き取り方向R2に回転駆動する回転軸51から
駆動力伝達部6を介して開き方向Y2に付勢されて開き
移動を開始する。この場合、シャッターカーテン3は、
開き移動し、各スラット3aの前記移動代L分、伸長移
動し、スリット開閉部37aがスリット33aを開いた
時点で制御部7がモーター50を停止制御する。
【0065】従って、シャッターカーテン3は、閉じ位
置(下方着地領域h2)で非採光状態から採光状態に移
行する。 (6)閉じ位置で非採光状態にあるシャッターカーテン
3に対し、操作スイッチ部8の開き作動スイッチを操作
することによって、モーター50を開き駆動制御させ
る。
【0066】すると、シャッターカーテン3は、モータ
ー50によって巻き取り方向R2に回転駆動する回転軸
51から駆動力伝達部6を介して開き方向Y2に付勢さ
れて開き移動を開始する。この場合、シャッターカーテ
ン3は、開き移動し、第1押圧部3dが下限スイッチS
2のレバーS20より離脱しOFF作動する。
【0067】そしてシャッターカーテン3の開き移動に
伴い、下部座板3cの下端30cが上方全開領域h1位
置に移動した時点で、ストッパー部材3eに形成されて
いる第2押圧部3fが上限スイッチS1のレバーS10
を押圧し、ON作動しモーター50を停止制御する。
【0068】従って、シャッターカーテン3は、上方全
開領域h1に位置した状態に保持される。
【0069】次に、図8に示す本実施例の制御部7にお
けるルーチンのフローチャートについて説明する。
【0070】ステップS100では、閉起動時に上限ス
イッチをONしていたかを判定する。ONしていた場合
にはステップS110に移行する。ONしていない場合
にはリターンする。ステップS110では、途中停止し
たかどうかを判定する。途中停止した場合には、ステッ
プS120に移行する。ステップS120では、全開よ
り採光状態で下方着地領域h2に到達、停止するまでの
時間の計測が停止処理される。ステップS110で、途
中停止しない場合には、ステップS111に移行する。
ステップS111では、下限スイッチをONしていたか
を判定する。ONしていた場合にはステップS112に
移行する。ONしていない場合にはリターンする。ステ
ップS112では、全開より採光状態で下方着地領域h
2に到達までの実測時間(t)が前回の実積時間(t
m)の±5秒以内かどうかを判定する。±5秒以内の場
合には、ステップS113に移行する。±5秒以内でな
い場合には、リターンする。
【0071】ステップS113では、全開より採光状態
で下方着地領域h2に到達までの実測時間(t)を実積
時間(tm)として制御部7にデーター値として出力さ
れ、記憶される。
【0072】ついでステップS113からステップS1
14に移行し、下方着地領域h2での採光状態から各ス
ラット3aのスリット33aを閉じた非採光状態までに
必要とする時間量(T)を前記演算式を用いて演算す
る。
【0073】ステップS114からステップS115に
移行し、ステップS114での演算した結果(T)を全
閉制御時間Tm(採光状態から非採光状態に移行した
後、さらにモーター50が停止するまでの時間)として
記憶部に記憶させる。
【0074】実施例の採光方式のシャッター装置1の場
合には、以下の効果を得ることができる。 (1)シャッターカーテン3を上方全開領域h1に自動
的に位置させた全開状態とすることができる。 (2)シャッターカーテン3を下方着地領域h2に自動
的に位置させ、かつ各スラット3aを自重により移動代
分、伸長させた状態で中間領域hを閉じ、かつスリット
33aを開いた採光閉じ状態とすることができる。 (3)シャッターカーテン3を下方着地領域h2に自動
的に位置させ、かつ開閉対象領域hを閉じた状態にある
各スラット3aをモーター50からの閉じ方向の付勢力
によって、各スラット3aの移動代L分、収縮させ、か
つスリット33aを閉じた非採光全閉状態とすることが
できる。 (4)予め、制御部7にシャッターカーテン3の閉じ移
動に必要とする時間量として、例えば、各スラット3a
のスリット33aを部分的に閉じるように、制御するデ
ーター値を入力させ、実行することにより、下方側から
上方側に向かい順次、移動代L分、移動することがで
き、開閉対象領域hの全ての位置でスリット33aを閉
じるまでの間で例えば、開閉対象領域hの下から1/
4、1/3、1/2領域のスリット33aを閉じ、残り
の領域のスリット33aを開いた採光状態あるいは通気
状態とすることを自動的にできる。
【0075】しかし、前記従来の採光方式のシャッター
装置1によると、開閉対象領域hで好みのスラット閉じ
状態(例えば、開閉対象領域hの下から1/4、1/
3、1/2領域などの閉じ位置、あるいは開き位置)を
得るには、閉じ操作スイッチボタンあるいは開き操作ス
イッチボタンを押して、シャッターカーテン3を閉じ移
動あるいは開き移動を開始した後、さらに、開閉動作中
に好みの位置に達した時点で停止操作スイッチボタンを
その都度、押す操作を必要とする。このため、操作が煩
わしい。
【0076】ここで実施例の採光方式のシャッター装置
1の場合には、シャッターカーテン3の閉じ移動時にお
いて、上方全開領域h1に位置する下方座板3cの下端
30cが下方着地領域h2に至る初回の閉じ移動に要し
た時間量を測定して、その実測値を制御部7に入力する
とともに、制御部7で前記実測値に基づき、演算式を用
いて演算した結果をモーター50の制御に反映すること
によって、種々のスラット3aの閉じ状態を自動的に得
ることができる。
【0077】これにより、スイッチ操作部8に、好みの
スラット3aの閉じ位置を指定する制御スイッチあるい
は操作モ−ドを設けることにより、制御部7の働きで使
用者は煩わしい操作を行わずに、基準点(基準位置)か
ら一定時間の位置だけでなく、施工現場毎に異なる開閉
対象領域hの開口高さに対応して好みのスラット3aの
閉じ位置を自動的に素早く再現できる。
【0078】
【発明の効果】本発明のシャッター装置によれば、電動
駆動部から付与された付勢力により上方全開領域と下方
着地領域との間をガイドレールに案内されて上下往復移
動するとともに、開閉可能なスリットをもつシャッター
カーテンに対し、上方位置検出手段と下方位置検出手段
との間で3つの位置制御(全開位置制御、採光位置制
御、全閉位置制御)を制御手段の働きによって自動的に
なし得るため、従来の採光方式のシャッター装置の場合
のように、前記3位置の信号の区別を設定する必要から
開放され、施工作業時間を大幅に短縮することができ
る。
【0079】さらに、また少ない部品によって、スリッ
トを開いた採光状態と、スリットを閉じた非採光状態と
の2態様を自動的に選択できる機能を得ることができ、
取扱操作が簡単であり、簡素な構造ですむためコスト面
でも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のシャッター装置を表側から視認した斜
視図。
【図2】図1におけるシャッター装置から上方カバーを
取り外した状態を示す斜視図。
【図3】実施例のシャッター装置における巻き取り軸
と、最上部位置のスラットとを吊り帯部材を用いて着脱
可能に連結する状態を示す斜視図。
【図4】実施例のシャッター装置のシャッターカーテン
を裏側から視認した斜視図。
【図5】実施例のシャッター装置のシャッターカーテン
のスリットが開いた採光状態を表側から視認した拡大斜
視図。
【図6】実施例のシャッター装置のシャッターカーテン
のスリットが閉じた非採光状態を表側から視認した拡大
斜視図。
【図7】実施例のシャッター装置におけるシャッターカ
ーテンが上方全開領域(全開)位置から閉じ移動し、ス
リットを開いた採光状態で下方着地領域に到達するまで
の作動時間(実測時間)tを横軸に示し、下方着地領域
に位置するシャッターカーテンが採光状態よりスリット
を閉じた非採光状態(全閉)に移行するまでのモータの
制御時間Tを縦軸に示し、前記作動時間(実測時間)t
と制御時間Tとの関係を示す相関図。
【図8】実施例のシャッター装置の機能を示すフローチ
ャート図。
【符号の説明】
1…シャッター装置 2a…ガイドレール 3…シャッターカーテン 3a…スラット 33a…スリット 37a
…スリット開閉部 3b…上部座板 3c…下部座板 30c…下端 3d…第1押圧部 3e…ストッパー部材
S1…上限スイッチ 3f…第2押圧部 L…移動代
S2…下限スイッチ h…開閉対象領域 h1…上方全開領域 h
2…下方着地領域 5…電動駆動部 50…モーター 5
1…回転軸 6…駆動力伝達部 60…連結部材 6
1…帯状吊り下げ部材 7…制御部 8…操作スイッチ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E042 AA01 BA04 CA01 CB01 CB02 CB05 CB06 CB10 CC00 CC06 CC08 DA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能なスリットをもつとともに、電動
    駆動部から付与された付勢力により上方全開領域と下方
    着地領域との間をガイドレールに案内されて閉じ移動及
    び開き移動するシャッターカーテンよりなるシャッター
    装置において、 前記シャッターカーテンの基準位置間の移動に要した物
    理的変化量に基づき移動停止位置を決定する制御手段を
    有したことを特徴とするシャッター装置。
  2. 【請求項2】前記基準位置は、前記シャッターカーテン
    の下端が上方全開領域に位置することを検出する上方位
    置検出手段と、 前記シャッターカーテンの前記スリットが開いた状態で
    該下端が下方着地領域に位置することを検出する下方位
    置検出手段により決定される前記請求項1記載のシャッ
    ター装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記物理的変化量あるい
    は前記移動停止位置をデーター値として記憶する記憶部
    をもつ前記請求項2記載のシャッター装置。
  4. 【請求項4】前記物理的変化量は、時間量である前記請
    求項2あるいは前記請求項3記載のシャッター装置。
  5. 【請求項5】前記電動駆動部は、前記シャッターカーテ
    ンの閉じ移動時に前記下端が下方着地領域に到達し、さ
    らに該スリットが閉じた時点より遅延して駆動停止する
    前記請求項4記載のシャッター装置。
  6. 【請求項6】前記電動駆動部から前記シャッターカーテ
    ンに付与される付与力は、該電動駆動部と該シャッター
    カーテンとを連結する連結部材を介して伝達される前記
    請求項2記載のシャッター装置。
  7. 【請求項7】前記連結部材は、少なくとも前記電動駆動
    部と前記シャッターカーテンの一方に着脱可能に装着さ
    れる前記請求項6記載のシャッター装置。
  8. 【請求項8】前記連結部材は、前記下端が下方着地領域
    に位置する前記シャッターカーテンと前記電動駆動部と
    の間で発生する圧縮荷重で撓み、該電動駆動部から該シ
    ャッターカーテンに付与される付勢力を吸収する材質で
    ある前記請求項6あるいは前記請求項7記載のシャッタ
    ー装置。
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