JP2007039909A - 自動ドア用調整装置 - Google Patents

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久幸 神吉
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Abstract

【課題】 扉体の開閉動作を調整するための各種動作パラメータの設定を作業者の経験等によらず正確に行うことができるようにするとともに調整作業を簡素化する。
【解決手段】 扉体の開閉動作に関する各種動作項目及び動作パラメータを表示可能に構成された表示部47と、表示部47に表示された各種動作項目の中から選択された動作項目について、測定結果を表示部47に表示するとともに、測定が行われた動作項目に影響を与える動作パラメータを変更可能な状態に表示部47の設定を行う表示制御手段とを備えている。表示制御手段は、測定が行われた動作項目に影響を与える動作パラメータの変更が可能な画面に表示部47を切り換えることにより、前記動作パラメータを変更可能な状態に表示部47の設定を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動ドア用調整装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されているように、自動ドアの制御に用いられる各種動作パラメータを設定するための自動ドア用調整装置が知られている。この調整装置は自動ドアのコントローラに接続されるものであり、この調整装置のデータ入力部によって各種動作パラメータを入力して変更作業を行うことができる。そして、この調整装置では、前記作業時に無目カバーや化粧カバーを取り外して各種設定用ボリュームやディップ・スイッチを操作しなければならないといった面倒な作業が不要になるということが同文献に記載されている。
一方、下記特許文献2には、自動ドアの動作データを収集することが開示されている。この文献に開示されたものでは、扉体に長尺状の反射体を貼り付けるとともに、反射式光センサを対向位置に設置し、この光センサにパソコンをつなげて開閉速度等を演算するようにしている。
特開平3−76984号公報 特開2001−214666号公報
前記調整装置によれば、動作パラメータの変更作業が面倒なものではなくなるが、動作パラメータを変更したときの動作確認については、目視等による動作確認しかない。すなわち、扉体の開閉速度等の動作項目について定量的な測定をしようとすれば、例えば前記特許文献2に開示されているように専用の測定機器が必要となってしまい、作業工数や準備のための手間などのため、施工時や保守点検時等には実質的に目視等による動作確認しかできないのが現状である。しかも、自動ドアの制御に関する動作パラメータは多岐にわたっていて、どの動作パラメータをどのように変更すれば所望の動作になるのかを判断できるようになるには知識と経験が必要となる。このため、経験の少ない作業者にとってはどの動作パラメータを変更すればいいか迷うこともあり、また不必要な設定変更をしてしまうおそれもある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、扉体の各種動作項目の測定を簡便に行うことができるようにするとともに、その測定結果に応じて調整する動作パラメータの設定を作業者の経験等の有無にかかわらず、適切に行うことができるように調整作業を簡素化することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、自動ドアに設けられた扉体の開閉動作を調整するための動作パラメータを設定する調整装置を前提として、前記扉体の開閉動作に関する各種動作項目及び前記動作パラメータを表示可能に構成された表示部と、前記表示部に表示された各種動作項目の中から選択された動作項目についての測定結果を前記表示部に表示するとともに、測定が行われた動作項目に影響を与える動作パラメータを変更可能な状態に前記表示部を設定する表示制御手段とを備えている。
本発明では、動作項目の測定が行われたときに、その測定された動作項目に影響する動作パラメータを変更可能な状態に設定するので、作業者はその変更可能な状態に設定された動作パラメータについての変更作業を行うだけでよく、どの動作パラメータを調整する必要があるかを考える手間を省くことができる。しかも変更の必要がない動作パラメータについてまで設定変更されてしまうのを防止することができるので、経験の浅い作業者であっても、変更が必要な動作パラメータだけを変更することができるようになる。また、多岐に亘る動作パラメータの中から変更の必要な動作パラメータを選択して変更を行うという手間を省くことができるので、動作パラメータの変更作業を簡素化することができる。
ここで、前記表示制御手段は、測定が行われた動作項目に影響を与える動作パラメータの変更が可能な画面に前記表示部を切り換えることにより、前記動作パラメータを変更可能な状態に前記表示部を設定してもよい。
また、前記表示制御手段は、前記動作パラメータが変更されたときに、この変更された動作パラメータの影響を受ける動作項目について測定指示が可能な状態に前記表示部を設定するのが好ましい。
この態様では、動作調整するとき等の動作パラメータの変更に伴い、改めて動作項目についての測定を行う場合において、変更された動作パラメータの影響を受ける動作項目についての測定指示が可能な状態に設定するので、動作項目の選択操作をわざわざする必要がなくなり、測定作業をより簡素化することができる。
また、前記表示制御手段は、動作項目に影響を与える動作パラメータが複数存在する動作項目について測定が行われたときには、前記複数の動作パラメータを変更可能な状態に順次切り換えるのが好ましい。
この態様では、複数の動作パラメータを変更する場合にも、変更作業が煩雑になるのを防止することができる。
この場合において、前記表示制御手段は、測定が行われた動作項目により大きな影響を与える動作パラメータから順次切り換えるのが好ましい。
この態様では、どの動作パラメータがその動作項目に最も影響を与えるかについて考えるまでもなく、表示された動作パラメータの変更をするだけで、最も影響の大きな動作パラメータの変更が可能になる。この結果、動作パラメータの変更作業をより一層楽なものにすることができる。
また、前記表示制御手段は、前記測定が行われた動作項目についての基準値を前記測定結果とともに前記表示部に表示するように構成されているのが好ましい。
この態様では、測定結果とともに基準値が表示されるので、動作パラメータを変更する必要があるか否かを容易に判断できるようになる。
以上説明したように、本発明によれば、扉体の開閉動作の各種動作パラメータの設定を作業者の経験の有無にかかわらず、適切に行うことができ、しかも設定作業を簡易化することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明に係る自動ドア用調整装置の一実施形態としてのハンディターミナル13が接続された自動ドア11を概略的に示している。この自動ドア11の構成について先に説明する。
図1に示すように自動ドア11は、例えば建物の玄関等の開口部に設けられるものであり、扉体15を駆動する開閉駆動機構17と、この開閉駆動機構17を制御するコントローラ19とを備えている。
前記開閉駆動機構17は、例えばベルト駆動方式のものであり、モータ21の駆動によってエンドレス状のベルト23を周回させて、扉体15を開き位置と閉じ位置との間を往復移動させるようになっている。モータ21にはエンコーダ25が設けられている。このエンコーダ25によって扉体15の位置が分かるようになっている。
コントローラ19には、屋外側センサ27と、屋内側センサ28と、補助センサ29とが接続されている。屋外側センサ27及び屋内側センサ28は、所定の検知エリア内で検知を行うエリアセンサによって構成されていてもよく、あるいはタッチセンサによって構成されていてもよい。補助センサ29は、扉体15の軌道上を含む所定領域を検知エリアとして有するセンサである。
コントローラ19は、制御部31、第1記憶部32、第2記憶部33、第3記憶部34、モータ駆動回路35、接続部37、タイマー(図示省略)等を備えている。制御部31は、例えばCPUによって構成されている。また第1記憶部32は、書き換えできない記憶部であり、例えばROMによって構成されている。また第2記憶部33は、書き換え可能な不揮発性の記憶部であり、例えばEEPROMによって構成されている。また第3記憶部34は、データを一時的に記憶するものであり、例えばRAMによって構成されている。制御部31には、各センサ27,28,29からの信号が入力されるとともに、エンコーダ25から出力されたパルス信号が入力される。
前記制御部31は、第1記憶部32に記録された制御プログラムにしたがって制御動作を行うものであり、図2に概念的に示すように、開閉駆動手段31aと測定手段31bと通信手段31cとが機能的に含まれている。
前記開閉駆動手段31aは、屋内側センサ28、屋外側センサ27及び補助センサ29からの信号に基づいてモータ駆動回路35への制御信号を出力制御する。モータ駆動回路35は、この制御信号の入力に基づいてモータ21への印加電圧の極性及び電圧値を制御する。モータ21は、この印加電圧の極性によって回転方向が制御されるとともに、電圧値によって回転数が制御される。
前記測定手段31bは、扉体15の開閉動作に関する各種動作項目の中から選択された動作項目について、扉体15を開閉動作させて測定する制御を行う。動作項目の詳細については後述する。
前記通信手段31cは、前記ハンディターミナル13との通信制御を行うためのものであり、例えば測定手段31bによる測定結果を接続部37を通してハンディターミナル13に出力する。
前記第2記憶部33には、扉体15の開閉動作を規定する各種動作パラメータ等が記憶されている。すなわち、第2記憶部33は、各種動作パラメータを記憶するパラメータ記憶手段を構成している。動作パラメータを例示すると、例えば扉体15の開き動作速度、扉体15の閉じ動作速度、オープン時間、スタートトルク、ブレーキトルク、反転トルク、扉体15のストローク設定及び扉体15の半開ストローク設定、セーフティ感度等である。この第2記憶部33に記憶されている動作パラメータは、後述するようにハンディターミナル13から設定されたものである。
ここで、開き動作速度(閉じ動作速度)とは、開き動作(閉じ動作)を開始した後の等速度で動作するときの速度である。またオープン時間とは、扉体15が開放位置にあるときにセンサ27,28,29によって人等が検知されなくなってから扉体15を閉じ始めるまでの時間である。また、スタートトルクとは、扉体15が開き動作又は閉じ動作を開始するときのモータトルクである。また、ブレーキトルクとは、扉体15が開き動作(閉じ動作)を終える手前の所定位置にきたときに減速制御を行うときのトルクである。また、反転トルクとは、扉体15が前記閉じ動作速度で動作しているときにセンサ27,28,29からの信号が入力された場合に扉体15を停止させるときのトルクである。また、半開ストローク設定とは、扉体15が全開放されない途中位置まで開放するときのストロークであり、この途中位置は、用途や設置場所等に応じて適宜設定されるものである。また、セーフティ感度とは、扉体15の移動速度の急激な変化に基づいて扉体15を停止又は反転動作させるときの速度変化を検出する感度である。このセーフティ感度の設定を変えることにより、扉体15が人等に衝突したか否かを検出する感度を調整することができる。
前記接続部37は、制御部31に接続されたケーブル37aを備えており、このケーブル37aの先端部にはコネクタ37bが設けられている。
次に、前記ハンディターミナル13の構成について説明する。ハンディターミナル13は、本体部41と、この本体部41から延出された接続部43とを備えている。接続部43は、端部にコネクタ43aが設けられており、コントローラ19の接続部37におけるコネクタ37bに接続可能に構成されている。
本体部41は、図3に示すように、筺体の前面に入力部45と表示部47とが配設された構成のものである。入力部45は、シフトボタン45a、エントリーボタン45b、バックボタン45c等を有している。ハンディターミナル13は、図4に示すように、CPUからなる制御部51、ROMからなる第1記憶部52、RAMからなる第2記憶部53、前記入力部45、表示部47等を備えている。入力部45及び表示部47は制御部51と接続されている。
前記第1記憶部52には、ハンディターミナル13を制御動作させる制御プログラムと、動作項目と動作パラメータとを関連付けるテーブルと、各動作項目についての基準値とが記録されている。言い換えると、第1記憶部52は、動作項目についての基準値が記憶される基準値記憶手段を構成している。
ここで、動作項目とは、扉体15の開閉動作に関する項目のうち定量的な測定が可能な項目を意味している。動作項目としては、例えば、扉体15の開速度、扉体15の閉速度、閉じ動作中での扉体15の停止動作又は反転動作における実際に反応するまでの停止距離及び停止時間、扉体15の全開ストローク、半開ストローク、扉体15の開力、扉体15の閉力等が挙げられる。前記開速度(閉速度)とは、扉体15が閉鎖位置(開放位置)から所定ストローク移動するまでの平均速度であり、また前記停止距離及び停止時間とは、閉じ動作中にセンサが人等を検知したときに扉体15が停止するまでの移動距離及び停止するまでの所要時間であり、また前記全開ストロークとは全開放するときのストロークであり、また前記半開ストロークとは、設定された途中位置まで開放するときのストロークであり、また前記開力及び閉力とは、開き動作中(閉じ動作中)の扉体15から受ける衝撃力に相当する。
前記テーブルには、各動作項目と、この動作項目に影響を与える動作パラメータとが関連付けて記憶されている。例えば、図5に示すように、各動作項目について、最も影響を与える動作パラメータ(第1動作パラメータ)と、その次に影響を与える動作パラメータ(第2動作パラメータ)とが割り付けられている。例えば、開速度は、扉体15の所定ストロークでの平均速度なので、等速度で動作するときの開き動作速度の設定値にもっとも影響を受け、次いで開き動作開始時のスタートトルクの影響を受ける。したがって、動作項目としての開速度には、第1動作パラメータとして開き動作速度が設定され、第2動作パラメータとしてスタートトルクが設定されている。その他の動作項目についても同様の観点で関連付けがなされている。なお、動作パラメータとして、第1パラメータと第2パラメータが関連付けられている構成に限られるものではなく、例えば第1パラメータのみが関連付けられている構成としてもよく、あるいは3つ以上の動作パラメータが関連付けられている構成としてもよい。3つ以上の動作パラメータが関連付けられる構成の場合には、動作項目に影響を与える度合いの大きいものから順次並べる構成にするのが好ましい。
前記基準値とは、動作項目についての基準値であり、自動ドアを適切に作動させるための所定の基準に適応するように設定されている。なお、動作項目の基準値は、メモリーカード等の外部の記録媒体に記録し、ハンディターミナル13をこの外部記録媒体からローディングできるように構成してもよい。このようにすれば基準値が改正された場合に容易に対応できるようになる。
前記制御部51は、第1記憶部52に記憶された制御プログラムにしたがって制御動作を行うものであり、図6に概念的に示すように、表示制御手段51aと、通信手段51bとが機能的に含まれている。
前記表示制御手段51aは、表示部47の表示に関する制御を行う。そして、表示部47は、メニュー画面と、設定画面と、測定画面とに切り換えられるようになっている。メニュー画面は、動作パラメータ設定、動作項目測定等のメニュー項目を選択するための画面である。
前記表示部47は、メニュー画面で動作パラメータ設定が選択されると、前記設定画面に切り換わる。この設定画面は、動作パラメータを設定するときに使用される画面であり、この設定画面には、各動作パラメータに対応してそれぞれ設定画面が用意されている。エントリーボタン45b、バックボタン45cの操作により各設定画面間での切り換えを行うことができる。そして、各設定画面において、シフトボタン45aの操作によって動作パラメータの変更ができる。例えば動作パラメータの一例としての開き動作速度について、図7に設定画面47aを例示している。この開き動作速度の設定画面47aでは、低速(選択肢;1)から高速(選択肢;7)に至る7段階の速度設定が可能となっている。そして、カーソル49がシフトボタン45aの操作によって各選択肢間を移動するようになっていて、その中から選択されて決定された選択肢が設定値として画面の上段に表示されるようになっている。設定値が決定されたときには、この設定値が本体部41内の第2記憶部53に一時的に記憶されるとともに、コントローラ19に送信されて、第3記憶部34に一時的に記憶されるようになっている。ここで、コントローラ19は、第3記憶部34に一時的に記憶された各設定値に応じた開閉動作を試験的に行うことが出来るように構成されている。そして、開き動作速度が決定された後、エントリーボタン45bが操作されると、次の動作パラメータの設定画面へと切り換えられる。
ハンディターミナル13とコントローラ19との接続が遮断されたときに、第3記憶部34に記憶された設定値が、第2記憶部33に記憶されるようになっている。そして、コントローラ19は、この記憶された設定値に応じた開き動作速度で扉体15を動作させるようになっている。
前記表示部47は、メニュー画面で動作項目測定が選択されると、前記測定画面に切り換わる。この測定画面は、測定する動作項目を選択して測定指示するととともに、その測定結果を表示するときに使用される画面である。
測定画面は、各動作項目毎に画面が用意されており、ボタン操作によって各画面に切り換えることで各動作項目の選択が可能になっている。そして、測定する動作項目を表示する画面で例えばエントリーボタン45bを操作することにより、その動作項目の選択が確定したことになり、通信手段51bは、ハンディターミナル13からコントローラ19へその情報(選択確定情報)を出力する。例えば、動作項目として扉体15の開速度を選択するには、図8に示すように、扉体15の開速度についての測定画面47bでエントリーボタン45bを操作することにより、扉体15の開速度を選択できるようになっている。なお、1つの画面中に動作項目を一覧表示し、ボタン操作によってそれらの項目間でカーソルを移動させて測定する動作項目を選択できるようにしてもよい。
動作項目の選択が確定された状態で例えばエントリーボタン45bが操作されると、ハンディターミナル13からコントローラ19に対して動作開始指令が送信され、コントローラ19の測定手段31bは、ハンディターミナル13からこの動作開始指令が入力されると、ハンディターミナル13で選択された動作項目に応じて扉体15を動作させるとともに、その動作によって測定された結果を定量値として導出するように構成されている。この導出された定量値は、通信手段31cからハンディターミナル13に送信されて、測定結果(ソクテイチ:○○○)として測定画面に表示される。このとき測定画面には、図8に例示するように、測定結果とともに前記基準値(キジュンチ:○○〜○○)も表示される。すなわち、表示制御手段51aは、測定が行われた動作項目についての基準値を測定結果とともに表示部47に表示するように構成されている。
前記表示制御手段51aは、測定結果が表示された後で所定のボタン、例えば右側のシフトボタン45aが操作されると、測定画面から所定の動作パラメータを設定するための設定画面に切り換える。すなわち、この設定画面への切り換えにおいては、ボタン操作により、図5に示すテーブルに基づいて、測定が行われた動作項目に関連付けられた第1動作パラメータを設定するための設定画面に切り換えられる。言い換えると、表示制御手段51aは、測定が行われた動作項目に影響を与える動作パラメータを変更可能な状態に設定するようになっている。また、表示制御手段51aは、所定のボタン、例えばシフトボタン45aの操作に応じて第1動作パラメータの設定画面と第2動作パラメータの設定画面との切り換えを行う。
また表示制御手段51aは、前記第1動作パラメータの設定画面や前記第2動作パラメータの設定画面で動作パラメータが変更されたときには、図5に示すテーブルを利用し、所定のボタン、例えば前記第1動作パラメータの設定画面において左のシフトボタン45aの操作に応じて動作パラメータの設定画面からそれに関連付けられた動作項目の測定画面に切り換える。これにより、動作パラメータが変更されたときには、関連する動作項目についての測定指示が可能になっている。言い換えると、表示制御手段51aは、動作パラメータが変更されたときに、この変更された動作パラメータの影響を受ける動作項目について測定指示が可能な状態に設定するようになっている。なお、テーブルを利用して、関連付けられた動作項目の設定画面に切り換えるのではなく、予め決められた動作項目の設定画面に切り換わる構成でもよいが、測定作業をより簡素化するには、テーブルを利用して関連する動作項目の設定画面に切り換えるようにするのが望ましい。
ここで、ハンディターミナル13の制御動作について図9を参照しながら説明する。ハンディターミナル13のコネクタ43aをコントローラ19のコネクタ37bに接続すると(ステップST1)、ハンディターミナル13の表示部47には、メニュー画面が表示される(ステップST2)。動作項目についての測定を行うときには、このメニュー画面で動作項目測定を選択する。これにより表示部47は、測定画面に切り換えられる(ステップST3)。そして、ボタン操作をして、測定する動作項目が表示された測定画面を表示させ(ステップST4)、この画面を表示させた状態でエントリーボタン45bを操作することにより、ハンディターミナル13から選択確定情報がコントローラ19へ送信される。
コントローラ19は、選択確定情報が入力されると、動作開始指令待ちの状態となり(ステップST5)、ハンディターミナル13でエントリーボタン45bが操作されて動作開始指令が送信されると、選択された動作項目に応じた動作を行って測定を行う(ステップST6,ST7)。このとき表示部47には「測定中」の表示がなされる(ステップST8)。
例えば動作項目として扉体15の開速度が選択された場合の測定動作では、まずモータ21が、設定されたスタートトルクで駆動されることによって扉体15が閉鎖位置から加速動作が開始され、扉体15の移動速度が設定された開き動作速度に相当する速度に達するとその速度を維持するように制御される。そして、所定ストロークに達するまでのタイマーカウントに基づいて、開速度を導出する。
そして、コントローラ19で測定結果が導出されると、それがハンディターミナル13に送信され、測定画面に測定結果が表示される(ステップST9)。このとき、第1記憶部52に記憶されている基準値も測定画面に表示される。そして、ボタン操作がなされると、動作パラメータを変更するか否かについての問い合わせ状態となり(ステップST10)、YESが選択されるとステップST11に移る。一方、ステップST10においてNOが選択されると、ステップST3に戻り、他の動作項目について測定が可能な状態に戻る。このYES・NOの選択は、基準値を参照しながら動作パラメータを変更する必要があるか否かを判断することによって行うことができる。
前記ステップST11では、測定が行われた動作項目に最も影響を与える動作パラメータ(第1動作パラメータ)の設定画面が自動的に表示される。例えば、扉体15の開速度について測定した場合には、開き動作速度の設定画面に切り換えられる。そして、第1動作パラメータを変更するボタン操作を行うと(ステップST12)、この変更された第1動作パラメータが一時的に本体部41内の第2記憶部53に記憶されるとともにコントローラ19に送信されて、第3記憶部34に一時的に記憶される。そして、表示部47は、第2動作パラメータについても変更するか否かについての問い合わせ状態となり(ステップST13)、ここでYESを選択すると、ステップST14へ移り、第1動作パラメータが変更された後なので第2動作パラメータの設定画面へと切り換えられる。一方、NOを選択するとステップST3へ戻り、他の動作項目について測定が可能な状態に戻る。
ステップST14の設定画面において、第2動作パラメータを変更するボタン操作を行うことによって第2動作パラメータが変更され(ステップST15)、それが第2記憶部53に一時的に記憶されるとともにコントローラ19の第3記憶部34に一時的に記憶される。そして、ステップST16に移り、ハンディターミナル13とコントローラ19との接続が切り離されたか否かが判定され、その接続が遮断されなければ、ステップST3の測定を行うときの画面に戻る。
一方、前記接続が切り離されると、コントローラ19の第2記憶部33に記憶された動作パラメータは、ハンディターミナル13で設定されて第3記憶部34に記憶された動作パラメータに書き換えられる。これにより、自動ドア11は、この書き換えられた動作パラメータに基づいて、動作するようになる。
以上説明したように、本実施形態に係るハンディターミナル13によれば、測定が行われた動作項目に影響する動作パラメータがその動作項目と関連付けられて予め用意され、動作項目について測定が行われたときには、ボタン操作によってその動作項目に影響を与える動作パラメータの設定画面に表示部47を自動的に切り換えるようにしているので、作業者はその変更可能な状態に設定された動作パラメータについての変更作業を行うだけでよく、作業者がどの動作パラメータを調整する必要があるかを考える手間を省くことができる。しかも作業者が変更の必要がない動作パラメータまで設定変更してしまうのを防止することができるので、経験の浅い作業者であっても、変更が必要な動作パラメータだけを変更することができるようになる。また、作業者が設定画面を手動操作していちいち切り換える手間を省くことができるので、動作パラメータの変更作業を簡素化することができる。この結果、扉体の開閉動作を調整するための各種動作パラメータの設定を作業者の経験等によることなく正確に行うことができ、しかも設定作業を簡素化することができる。
しかも本実施形態では、設定画面で動作パラメータが変更されたときに、表示部47をその動作パラメータに関連する動作項目の測定画面に切り換えるようにしているので、わざわざ表示部47を切り換える操作をしなくても、必要な動作項目の測定を指示することができるようになる。したがって、動作パラメータが変更されたときの測定作業を簡素化することができる。
さらに本実施形態では、動作項目に影響を与える動作パラメータが複数存在する動作項目について測定が行われたときには、その動作パラメータの設定画面に順次切り換えるようにしたので、複数の動作パラメータを変更する必要があるときにも、変更作業が煩雑になるのを防止することができる。しかも、より影響の大きい動作パラメータの設定画面から順番に切り換えるようにしたので、どの動作パラメータがその動作項目に最も影響を与えるかについて考えるまでもなく、画面に表示された動作パラメータの変更をするだけで、最も影響の大きな動作パラメータの変更が可能になる。この結果、動作パラメータの変更作業をより一層楽なものにすることができる。
また本実施形態では、動作項目の測定結果とともにその基準値を表示部47に表示するようにしたので、動作パラメータを変更する必要があるか否かを容易に判断できる。
なお、本実施形態では、測定手段31bをコントローラ19に設ける構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、測定手段をハンディターミナル13の第1記憶部52に格納し、コントローラ19がこれを読み出して動作項目の測定を行うようにしてもよい。
また本実施形態では、動作項目と動作パラメータとを関連付けるテーブルをハンディターミナル13の第1記憶部52に記憶させるようにしたが、これに代え、前記テーブルをコントローラ19の第1記憶部32に記憶させ、ハンディターミナル13の表示部47を切り換えるときにコントローラ19と通信させる構成としてもよい。
また本実施形態では、設定画面と測定画面を別画面としているが、設定と測定に関する項目を同じ画面に表示するように構成し、測定した後に特定の操作、例えばシフトボタン45aの操作によって、設定に関する項目(動作パラメータ)のうち測定結果に影響を与える項目(動作パラメータ)のみを表示するようにしてもよい。このように構成すれば、測定結果と動作パラメータとを同じ画面で確認できる。また、測定結果に影響を与える動作パラメータとそれ以外の動作パラメータの双方を表示態様を変更して表示しつつ、前者のみ変更が可能な状態に設定するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係るハンディターミナルが接続された自動ドアを概略的に示す図である。 前記自動ドアの制御部の有する機能を概念的に示す図である。 前記ハンディターミナルの外観を示す正面図である。 前記ハンディターミナルの制御系統を示すブロック図である。 前記ハンディターミナルの第1記憶部に設けられたテーブルを概念的に示す図である。 前記ハンディターミナルの有する機能を概念的に示す図である。 開き動作速度の設定画面を例示する図である。 開速度の測定画面を例示する図である。 前記自動ドアの制御動作を示すフロー図である。
符号の説明
13 ハンディターミナル
15 扉体
31b 測定手段
47 表示画面
51a 表示制御手段

Claims (6)

  1. 自動ドアに設けられた扉体の開閉動作を調整するための動作パラメータを設定する調整装置であって、
    前記扉体の開閉動作に関する各種動作項目及び前記動作パラメータを表示可能に構成された表示部と、
    前記表示部に表示された各種動作項目の中から選択された動作項目についての測定結果を前記表示部に表示するとともに、測定が行われた動作項目に影響を与える動作パラメータを変更可能な状態に前記表示部を設定する表示制御手段とを備えていることを特徴とする自動ドア用調整装置。
  2. 前記表示制御手段は、測定が行われた動作項目に影響を与える動作パラメータの変更が可能な画面に前記表示部を切り換えることにより、前記動作パラメータを変更可能な状態に前記表示部を設定することを特徴とする請求項1に記載の自動ドア用調整装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記動作パラメータが変更されたときに、この変更された動作パラメータの影響を受ける動作項目について測定指示が可能な状態に前記表示部を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動ドア用調整装置。
  4. 前記表示制御手段は、動作項目に影響を与える動作パラメータが複数存在する動作項目について測定が行われたときには、前記複数の動作パラメータを変更可能な状態に順次切り換えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の自動ドア用調整装置。
  5. 前記表示制御手段は、測定が行われた動作項目により大きな影響を与える動作パラメータから順次切り換えることを特徴とする請求項4に記載の自動ドア用調整装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記測定が行われた動作項目についての基準値を前記測定結果とともに前記表示部に表示するように構成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の自動ドア用調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009017698A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Fuji Electric Systems Co Ltd 車両用ドア駆動制御用セットアップ装置および車両用ドア駆動制御監視装置
CN102877736A (zh) * 2011-07-14 2013-01-16 纳博特斯克株式会社 自动门的控制模式切换装置以及利用了它的自动门
JP2018178580A (ja) * 2017-04-17 2018-11-15 株式会社ソリック 表示機能付き自動ドア装置

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