JP2003138872A - 閉鎖装置 - Google Patents

閉鎖装置

Info

Publication number
JP2003138872A
JP2003138872A JP2001337876A JP2001337876A JP2003138872A JP 2003138872 A JP2003138872 A JP 2003138872A JP 2001337876 A JP2001337876 A JP 2001337876A JP 2001337876 A JP2001337876 A JP 2001337876A JP 2003138872 A JP2003138872 A JP 2003138872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closing
closing body
detection
detecting
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001337876A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Tozono
裕一 東園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2001337876A priority Critical patent/JP2003138872A/ja
Publication of JP2003138872A publication Critical patent/JP2003138872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉鎖体の位置をよりきめ細かに監視し制御が
できる閉鎖装置を提供する。 【解決手段】 閉鎖装置1は被閉鎖部2を閉鎖する移動
可能な閉鎖体11を備える。閉鎖装置1は、閉鎖体11の先
端位置を断続的に検知可能な検知手段17を備えるととも
に、この検知手段17の検知に基づいて閉鎖体11の位置を
制御する制御手段21を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉鎖体の位置をき
め細かに監視し制御ができる閉鎖装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の閉鎖装置は、例えば、被閉鎖部を
閉鎖する移動可能な閉鎖体を備え、この閉鎖体の下端部
にはこの閉鎖体とともに移動する磁石体が設けられてい
る。また、移動中の閉鎖体を案内するガイドレールの下
端部には、磁石体に反応するリードスイッチ等の検知体
が設けられている。
【0003】そして、閉鎖体の下降時に、磁石体が検知
体との対向位置に到達すると、この検知体から所定の検
知信号が出力され、この検知信号を受信した制御手段の
制御により閉鎖体が下限位置で停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の閉鎖装置は、リードスイッチ等の検知体が閉鎖体の
下限への到達を検知するにすぎず、閉鎖体のよりきめ細
かな制御をしにくい。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、閉鎖体の位置をよりきめ細かに監視し制御ができ
る閉鎖装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の閉鎖装置
は、被閉鎖部を閉鎖する移動可能な閉鎖体と、この閉鎖
体の移動位置を検知可能な検知手段と、この検知手段の
前記閉鎖体の移動位置の検知に基づいて前記閉鎖体の位
置を認識する制御手段とを備えたものであり、制御手段
による閉鎖体の位置認識により、閉鎖体をよりきめ細か
に制御することが可能である。
【0007】請求項2記載の閉鎖装置は、被閉鎖部を閉
鎖する移動可能な閉鎖体と、この閉鎖体の移動に対応し
て検知信号を出力可能な検知手段と、この検知手段の検
知に基づいて前記閉鎖体に所定動作を行わせる制御手段
とを備えたものであり、閉鎖体の移動に対応して検知信
号を出力可能な検知手段にて閉鎖体の位置を検知できる
ため、制御手段にて閉鎖体の位置認識が可能となり、閉
鎖体をよりきめ細かに制御することが可能である。
【0008】請求項3記載の閉鎖装置は、請求項1また
は2記載の閉鎖装置において、検知手段は、閉鎖体の移
動方向に沿って設けられているものであり、制御手段に
て閉鎖体の位置を適切に認識でき、閉鎖体を適切かつよ
りきめ細かに制御することが可能である。
【0009】請求項4記載の閉鎖装置は、請求項1ない
し3のいずれかに記載の閉鎖装置において、移動中の閉
鎖体を案内する案内手段を備え、検知手段は、前記閉鎖
体の移動方向の一端側に設けられた一方の検知部と、前
記案内手段の案内方向の一端側から他端側にわたって設
けられ前記一方の検知部を検知する他方の検知部とを有
するものであり、閉鎖体の移動方向の一端側に設けた一
方の検知部と、案内手段の案内方向の一端側から他端側
にわたって設けた他方の検知部とにより、閉鎖体の位置
を適切に検知可能である。
【0010】請求項5記載の閉鎖装置は、請求項1ない
し3のいずれかに記載の閉鎖装置において、移動中の閉
鎖体を案内する案内手段を備え、検知手段は、閉鎖体の
移動方向の一端側から他端側にわたって設けられた一方
の検知部と、前記案内手段の案内方向の一端側に設けら
れ前記一方の検知部を検知する他方の検知部とを有する
ものであり、閉鎖体の移動方向の一端側から他端側にわ
たって設けた一方の検知部と、案内手段の案内方向の一
端側に設けた他方の検知部とにより、閉鎖体の位置を適
切に検知可能である。
【0011】請求項6記載の閉鎖装置は、請求項1ない
し3のいずれかに記載の閉鎖装置において、移動中の閉
鎖体を案内する案内手段を備え、検知手段は、閉鎖体の
移動方向の一端側から他端側にわたって設けられた一方
の検知部と、前記案内手段の案内方向の一端側から他端
側にわたって設けられ前記一方の検知部を検知する他方
の検知部とを有するものであり、閉鎖体の位置をより一
層適切に検知可能である。
【0012】請求項7記載の閉鎖装置は、請求項1ない
し6のいずれかに記載の閉鎖装置において、制御手段が
検知手段からの一の検知信号を受信した場合にこの検知
信号の受信時からの経過時間を計時するタイマ手段を備
え、前記制御手段は、前記タイマ手段にて計時される経
過時間が所定時間に達する前に、前記検知手段からの他
の検知信号を受信した場合には前記タイマ手段をリセッ
トし、前記タイマ手段にて計時される経過時間が所定時
間に達しても前記検知手段からの他の検知信号を受信し
なかった場合には閉鎖体に所定動作を行わせるものであ
り、タイマ手段を利用することにより、閉鎖体の異常動
作等に対して適切に対応可能である。
【0013】請求項8記載の閉鎖装置は、請求項1ない
し6のいずれかに記載の閉鎖装置において、制御手段が
検知手段からの一の検知信号を受信した場合にこの検知
信号の受信位置からの移動距離を計測する距離計測手段
を備え、前記制御手段は、前記距離計測手段にて計測さ
れる移動距離が所定距離に達する前に、前記検知手段か
らの他の検知信号を受信した場合には前記距離計測手段
をリセットし、前記距離計測手段にて計測される移動距
離が所定距離に達しても前記検知手段からの他の検知信
号を受信しなかった場合には閉鎖体に所定動作を行わせ
るものであり、距離計測手段を利用することにより、閉
鎖体の異常動作等に対して適切に対応可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の閉鎖装置の第1の
実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0015】図1において、1は閉鎖装置としてのシャ
ッタ装置で、このシャッタ装置1は、例えば、開口部で
ある出入口等の平面状の被閉鎖部2の全体を開口した
り、閉鎖したりする。
【0016】このシャッタ装置1は、上下方向に長手方
向を有する細長形状の左右一対の案内手段としてのガイ
ドレール3,3を備えており、これらの両ガイドレール
3は、所定間隔を介して互いに離間対向した状態で、被
閉鎖部2の左右両側縁部に位置している。
【0017】これらの両ガイドレール3の各々の下端部
は、シャッタ装置1の左右方向に長手方向を有する細長
形状の被当接部としての下枠5にて一体的に連結され、
この下枠5は床面6上に固着されている。
【0018】また一方、これらの両ガイドレール3の各
々の上端部は、シャッタ装置1の左右水平方向に長手方
向を有する細長箱状の閉鎖体収容手段としてのシャッタ
ボックス8の内部に挿入されている。
【0019】このシャッタボックス8は、下面部に細長
矩形状の開口部9がこのシャッタボックス8の長手方向
に沿ってスリット状に開口形成され、この開口部9の長
手方向の両端位置に各ガイドレール3の上端部が挿入さ
れている。また、このシャッタボックス8の内部には、
軸方向がシャッタボックス8の長手方向に一致した筒状
体等にて構成された巻取軸等の巻体10が回転可能に配設
されている。
【0020】そして、この巻体10には閉鎖体11が取り付
けられており、この閉鎖体11は巻体10の一の方向の回転
により巻体10に巻き取られ、被閉鎖部2に沿ってこの被
閉鎖部2を開口する開口方向Oに移動、つまり上昇す
る。また、閉鎖体11は、巻体10の他の方向の回転により
巻体10から巻き戻され、被閉鎖部2に沿ってこの被閉鎖
部2を閉鎖する閉鎖方向Cに移動、つまり下降する。
【0021】この閉鎖体11は、例えば被閉鎖部2の全体
を閉鎖可能なシャッタカーテン等で、左右水平方向に長
手方向を有し互いに平行状に連結された金属製或いは合
成樹脂製の複数のスラット12,12……を備えている。な
お、閉鎖体11の移動方向に隣り合うスラット12 ,12 は
互いに接離可能に連結されており、閉鎖体11は移動方向
に少し伸縮する構成となっている。
【0022】そして、この閉鎖体11の移動方向の一端部
である基端部のスラット12は巻体10に固着され、この閉
鎖体11の移動方向の他端部である先端部のスラット12に
はシャッタ装置1の左右水平方向に長手方向を有する細
長形状の当接体としての幅木13が取り付けられている。
【0023】この幅木13の長手方向の両端近傍には、左
右一対の一方の検知部としての磁石体15,15が取り付け
られ、この磁石体15は、閉鎖体11と一体となって移動す
るものである。閉鎖体11の移動方向と交差する方向であ
る左右方向の両端縁部は、ガイドレール3内に挿入口部
3aを介して挿入されており、閉鎖体11はガイドレール3
に沿って移動する。
【0024】さらに、両ガイドレール3の各々の内面側
には、磁石体15を検知する細長形状の他方の検知部とし
てのセンサ式の感知テープ体16が、ガイドレール3の長
手方向つまり閉鎖体11の移動方向に沿って設けられてお
り、この感知テープ体16は、ガイドレール3の上端近傍
から下端までガイドレール3の略全体にわたって位置し
ている。
【0025】この感知テープ体16は、例えば移動中の閉
鎖体11の先端位置を断続的に検知するもので、閉鎖体11
の移動に対応してこの閉鎖体11が所定距離移動するごと
に検知信号を出力可能な構成とされている。
【0026】すなわち、感知テープ体16は、例えば細長
袋状のテープ部材にて形成され、内部には複数のスイッ
チ部18が長手方向に沿って互いに所定間隔を介して配設
されている。
【0027】各スイッチ部18は、磁石体15が接近すると
接点が閉じてオン状態となり、磁石体15が離反すると接
点が開いてオフ状態となるリードスイッチ等にて構成さ
れ、例えば、各スイッチ部18は、移動中、例えば下降中
或いは上昇中の磁石体15が同じ高さ位置に達すると、磁
石体15からの磁力を受けてオン状態となり、パルス信号
等の検知信号を出力する。
【0028】なお、感知テープ体16の下端部に位置する
スイッチ部18は、閉鎖体11の閉鎖限度の検出、すなわ
ち、閉鎖体11の下端部が閉鎖限度である下限に達したこ
との検出を兼ねるものである。また、磁石体15、感知テ
ープ体16等にて検知手段17が構成されている。
【0029】一方、感知テープ体16には、開閉機等の制
御手段21が電気的に接続されており、この制御手段21は
シャッタボックス8内に収容されている。この制御手段
21は、閉鎖体11の先端位置である下端位置を制御するも
ので、駆動手段としての駆動モータ22を制御して閉鎖体
11に所定動作、例えば開閉動作、停止動作等を行わせ
る。なお、駆動モータ22の出力軸22aは巻体10の端部に
図示しない伝動手段等を介して連結されている。
【0030】また、制御手段21には、複数のボタン等に
て構成された操作手段23が電気的に接続され、この操作
手段23には、例えば開操作部25、閉操作部26および停止
操作部27が設けられている。
【0031】さらに、制御手段21にはタイマ手段30が接
続され、このタイマ手段30は、制御手段21が検知手段17
の各スイッチ部18からの検知信号を受信した場合にこの
検知信号の受信時からの経過時間を計時するものであ
る。
【0032】そして、例えば、閉鎖体11の下降時に、上
下に隣り合ったスイッチ部18,18のうちの一方である上
方のスイッチ部18から検知信号が出力され、この検知信
号を制御手段21が受信した場合、制御手段21は、タイマ
手段30に受信時からの経過時間を計時させ、この経過時
間が所定時間に達したと判断すると、駆動モータ22を制
御して閉鎖体11に所定の障害物検出動作を行わせる。
【0033】一方、制御手段21は、そのタイマ手段30に
て計時される経過時間が所定時間に達したと判断する前
に、上下に隣り合ったスイッチ部18,18のうちの他方で
ある下方のスイッチ部18から検知信号を受信すると、タ
イマ手段30をリセットし、再びタイマ手段30にて計時さ
れる経過時間が所定時間に達した否か判断する。
【0034】このように、制御手段21は、閉鎖体11の閉
動作時に、閉鎖体11が複数のスイッチ部18の中の上下に
隣り合ったスイッチ部18,18間を所定時間内に通過しな
いと、閉鎖体11の移動の障害となる障害物が被閉鎖部2
内に進入したと判断し、閉鎖体11を反転上昇または停止
させる構成とされている。
【0035】次に、上記実施の形態の動作を図2および
図3を参照して説明する。
【0036】被閉鎖部2が閉鎖体11にて全閉鎖されてい
る状態時に、開操作部25を操作すると(ステップ1)、
駆動モータ22の出力軸22aが巻体10とともに一の方向に
回転し、この巻体10の回転により閉鎖体11が巻き取ら
れ、閉鎖体11は被閉鎖部2に沿って開口方向Oに上昇し
(ステップ2)、被閉鎖部2が全開状態となる。
【0037】なお、被閉鎖部2を一部開口状態、例えば
半開口状態等にしたい場合には、例えば、予め被閉鎖部
2の一部開口モードに設定した後、開操作部25を操作す
る。すると、所定の一部開口モードに対応した位置に位
置するスイッチ部18から検知信号が出力された段階で、
制御手段21は、駆動モータ22を制御して、上昇中の閉鎖
体11を所定の一部開口モードに対応した所定位置に停止
させる。
【0038】また、被閉鎖部2が全開している状態時
に、閉操作部26が操作された場合(ステップ3)、駆動
モータ22の出力軸22aおよび巻体10の他の方向への回転
に基づいて、閉鎖体11が巻き戻されることにより閉鎖体
11が閉動作を開始し(ステップ4)、障害物検出フラグ
監視が開始される(ステップ5)。
【0039】そして、障害物検出フラグON状態とはな
らず(ステップ6)、かつ、開操作部25および停止操作
部27が操作されずに(ステップ7、8)、閉鎖体11の下
端部が下限位置に達すると、感知テープ体16の下端部に
位置するスイッチ部18が磁石体15に反応して下限検出信
号を出力する(ステップ9)。
【0040】その結果、障害物検出フラグ監視が解除さ
れ(ステップ10)、また、駆動モータ22の停止により
閉鎖体11は全閉停止位置である下限位置で停止する(ス
テップ11)。
【0041】なお、閉鎖体11の閉動作時つまり下降時
に、障害物検出フラグON状態となると、障害物検出フ
ラグ監視が解除され(ステップ12)、閉鎖体11が所定
の障害物検出動作、例えば反転上昇または停止する(ス
テップ13)。閉鎖体11の下降時に停止操作部27が操作
されると、障害物検出フラグ監視が解除され(ステップ
14)、閉鎖体11が停止する(ステップ15)。閉鎖体
11の下降時に開操作部25が操作されると、障害物検出フ
ラグ監視が解除され(ステップ16)、閉鎖体11が反転
上昇する(ステップ17)。
【0042】ここで、障害物検出フラグ監視について図
3を参照して説明すると、閉鎖体11の下降時に、上下に
隣り合った上下二つのスイッチ部18,18のうちの上方の
スイッチ部18であるセンサが、閉鎖体11と一体となって
下降する磁石体15の磁力を受けて検知信号であるパルス
信号を出力し、このパルス信号を制御手段21が受信する
と(ステップ18)、この制御手段21は、タイマ手段30
をリセットしてスタートさせる(ステップ19)。
【0043】そして、制御手段21は、上下二つのスイッ
チ部18,18のうちの下方のスイッチ部18である次センサ
からの検知信号であるパルス信号を受信する前に(ステ
ップ20)、タイマ手段30からのタイムアップ信号を受
信すると(ステップ21)、障害物検出フラグON状態
にあると判断して(ステップ22)、障害物検出フラグ
監視を解除し(ステップ12)、閉鎖体11に所定の障害
物検出動作を行わせる(ステップ13)。
【0044】一方、制御手段21は、タイマ手段30にて計
時される経過時間が所定時間に達する前に、下方のスイ
ッチ部18である次センサからの検知信号であるパルス信
号を受信すると(ステップ20)、タイマ手段30をリセ
ットしてスタートさせる(ステップ19)。制御手段21
は、所定の監視解除状態となるまで、障害物検出フラグ
監視を行う。
【0045】なお、閉鎖体11の閉動作で被閉鎖部2を閉
鎖する場合においても、被閉鎖部2を開口させる場合と
同様、予め所定の一部開口モードに設定することで、下
降中の閉鎖体11を所定の一部開口モードに対応した所定
位置に停止させることができる。
【0046】このようにして、上記第1の実施の形態に
よれば、閉鎖体11の移動に対応して検知信号を出力可能
な検知手段17にて、閉鎖体11の移動位置である先端位置
を検知できるため、制御手段21にて閉鎖体11の位置制御
が可能となり、閉鎖体11をよりきめ細かに制御できる。
よって、例えば、使用者の要求等に応じて、閉鎖体11を
予め設定した所定位置に停止でき、被閉鎖部2の開口量
を調節できる。
【0047】また、ガイドレール3に沿って設けた検知
手段17とともに、タイマ手段30を利用することにより、
閉鎖体11の移動の障害となる障害物が被閉鎖部2内に進
入したことを適切に検出でき、閉鎖体の異常動作に対し
て適切かつ瞬時に対応できる。
【0048】さらに、例えば、閉鎖体の下端部の幅木と
下枠との間に障害物が挟まった場合に、スラットを介し
て駆動モータにかかる負荷を感知して障害物検出をする
負荷感知式のシャッタ装置、例えばクローズド電動窓シ
ャッタの構成では、障害物の誤検出等を防止して障害物
の検出を適切にするためには、巻き取りのばねトルクと
スラットによる巻き取りにかかるトルクのバランスをそ
れぞれのばらつき等を考慮しながら、制御手段を精密に
設定する必要である。また、設定しきれないサイズの電
動窓シャッタもあるため、負荷感知荷重の大小により複
数種の制御手段を用意する必要がある。これに対し、本
実施の形態のシャッタ装置1では、制御手段21に閉鎖体
11の下端位置を直接認識させるため、トルクのバランス
をばらつきを考慮しながら制御手段21を精密に設定する
必要もなく、同時に、サイズに応じた複数種の制御手段
21を用意する必要もなく、例えば、被閉鎖部2の左右方
向の寸法のみが異なる場合は同じ設定の制御手段21を用
いることができる。
【0049】また、光電管ビームセンサ方式により障害
物検出をするシャッタ装置、例えば換気採光窓シャッタ
の構成では、障害物の誤検出等を防止して障害物の検出
を適切にするためには、光電管の取付け施工精度が厳密
に要求され、施工性が悪い問題がある。これに対し、本
実施の形態のシャッタ装置1では、光電管を取り付ける
必要がなく、簡単に施工できる。
【0050】次に、本発明の閉鎖装置の第2の実施の形
態の構成を図面を参照して説明する。なお、上記第1の
実施の形態と略同一構造部分については、同一の符号を
付して説明する。
【0051】図4において、1aは閉鎖装置としてのシャ
ッタ装置で、このシャッタ装置1aは、例えば、開口部で
ある出入口等の平面状の被閉鎖部2の全体を開口した
り、閉鎖したりする。
【0052】このシャッタ装置1aは、上下方向に長手方
向を有する細長形状の左右一対の案内手段としてのガイ
ドレール3,3を備えており、これらの両ガイドレール
3は、所定間隔を介して互いに離間対向した状態で、被
閉鎖部2の左右両側縁部に位置している。
【0053】これらの両ガイドレール3の各々の下端部
は、シャッタ装置1aの左右方向に長手方向を有する細長
形状の被当接部としての下枠5にて一体的に連結され、
この下枠5は床面6上に固着されている。
【0054】また一方、これらの両ガイドレール3の各
々の上端部は、シャッタ装置1aの左右水平方向に長手方
向を有する細長箱状の閉鎖体収容手段としてのシャッタ
ボックス8の内部に挿入されている。このシャッタボッ
クス8は、下面部に細長矩形状の開口部9がこのシャッ
タボックス8の長手方向に沿ってスリット状に開口形成
され、この開口部9の長手方向の両端位置に各ガイドレ
ール3の上端部が挿入されている。また、このシャッタ
ボックス8の内部には、軸方向がシャッタボックス8の
長手方向に一致した筒状体等にて構成された巻取軸等の
巻体10が回転可能に配設されている。
【0055】そして、この巻体10には閉鎖体31が取り付
けられており、この閉鎖体31は巻体10の一の方向の回転
により巻体10に巻き取られ、被閉鎖部2に沿ってこの被
閉鎖部2を開口する開口方向Oに移動、つまり上昇す
る。また、閉鎖体31は、巻体10の他の方向の回転により
巻体10から巻き戻され、被閉鎖部2に沿ってこの被閉鎖
部2を閉鎖する閉鎖方向Cに移動、つまり下降する。
【0056】この閉鎖体31は、例えば被閉鎖部2の全体
を閉鎖可能なシャッタカーテン等で、左右水平方向に長
手方向を有し互いに平行状に連結された金属製或いは合
成樹脂製の複数のスラット32,32……を備えている。な
お、閉鎖体11の移動方向に隣り合うスラット32,32は互
いに接離可能に連結されており、閉鎖体31は移動方向に
少し伸縮する構成となっている。閉鎖体の先端部のスラ
ット32には下枠に当接する当接体としての幅木13が固着
されている。
【0057】これらのスラット32,32……のうち、複数
例えば4枚のスラット32は、図5に示すように、長手方
向の両側端面から側方に向ってスラットフック等の一方
の検知部としてのフック部33が突出形成されている。こ
のフック部33を有するスラット32,32間には、フック部
33のないスラット32が所定数、例えば9枚配置されてい
る。
【0058】すなわち、フック部33は、図4に示すよう
に、閉鎖体11の左右方向の両側縁部に、この閉鎖体11の
移動方向に沿って互いに等間隔を介して設けられてお
り、各フック部は閉鎖体11の移動方向の一端近傍から他
端近傍まで閉鎖体11の略全体にわたって分散して配置さ
れている。
【0059】また、フック部33は、図5に示すように平
面視略T字形状に形成されたものであり、このフック部
33は、ガイドレール3の挿入口部3aを介して第1収容部
35内に挿入されたスラット32の端部から突出した板状の
連結部材36を有している。この連結部材36の先端側は、
第1収容部35と第2収容部37とを仕切る仕切り板部38に
スリット状に形成された挿通口部39を介して第2収容部
37内に挿入されている。この連結部材36の第2収容部37
内にする先端に、抜け止め用の板状の係合部材40がこの
連結部材36と交差状に固着されている。
【0060】そして、閉鎖体31のスラット32が第1収容
部35から抜出る方向、すなわち図5中、右方向に移動し
た場合、フック部33の係合部材40が仕切り板部38に当接
係合し、スラット32の移動が規制され、このスラット32
の端部が第1収容部35から抜け出ることが防止される。
【0061】さらに、両ガイドレール3,3のうちの一
方のガイドレール3、例えば図1中、左側のガイドレー
ル3の上端部近傍には、取付け枠41が固着され、この取
付け枠41の内側にフォトインターラプタ等の他方の検知
部としての回帰反射式の光学系センサ42が取り付けられ
ている。
【0062】この光学系センサ42は、例えば閉鎖体11の
先端位置を断続的に検知するもので、閉鎖体11の移動に
対応してこの閉鎖体11が所定距離移動するごとに検知信
号を出力可能な構成とされている。
【0063】すなわち、光学系センサ42は、図5に示す
ように、検知光、例えば赤外線を切欠き部43を介して第
2収容部37内に発光する発光部45を有している。また、
光学系センサ42は、第2収容部37内に配置された反射体
47によって反射された赤外線を受光する受光部46を有し
ている。そして、光学系センサ42は、第2収容部37内を
移動するフック部33にて赤外線が遮断されるたびに、所
定のパルス信号等の検知信号を出力する。なお、フック
部33、光学系センサ42、反射体47等にて検知手段50が構
成されている。
【0064】一方、光学系センサ42には、図4に示すよ
うに、開閉機等の制御手段51が電気的に接続されてお
り、この制御手段51はシャッタボックス8内に収容され
ている。この制御手段51は、閉鎖体11の先端位置である
下端位置を制御するもので、駆動手段としての駆動モー
タ52を制御して閉鎖体31に所定動作を行わせる。なお、
駆動モータ52の出力軸52aは巻体10の端部に図示しない
伝動手段等を介して連結されている。
【0065】また、制御手段51には、複数のボタン等に
て構成された操作手段53が電気的に接続され、この操作
手段53には、例えば開操作部55、閉操作部56および停止
操作部57が設けられている。
【0066】さらに、制御手段51にはタイマ手段60が接
続され、このタイマ手段60は、制御手段51が検知手段50
の光学系センサ42の検知信号を受信した場合にこの検知
信号の受信時からの経過時間を計時するものである。
【0067】そして、例えば、閉鎖体31の下降時に、閉
鎖体31の移動方向に隣り合った二つのフック部33,33の
うちの一方、つまり閉鎖体31の先端側寄りのフック部33
にて赤外線が遮断されて検知信号が出力され、この検知
信号を制御手段51が受信した場合、制御手段51は、タイ
マ手段60に受信時からの経過時間を計時させ、この経過
時間が所定時間に達したと判断すると、駆動モータ52を
制御して閉鎖体31に所定の障害物検出動作を行わせる。
【0068】一方、制御手段51は、そのタイマ手段60に
て計時される経過時間が所定時間に達したと判断する前
に、閉鎖体31の移動方向に隣り合った二つのフック部3
3,33のうちの他方、つまり閉鎖体31の基端側寄りのフ
ック部33にて赤外線が遮断されて検知信号を受信する
と、タイマ手段60をリセットし、再びタイマ手段60にて
計時される経過時間が所定時間に達した否か判断する。
【0069】このように、制御手段51は、閉鎖体31の閉
動作時に、閉鎖体31の一側縁部に沿って互いに間隔を介
して並んで位置する各フック部33が、同じ高さ位置で互
いに離間対向した光学系センサ42と反射体47との間の位
置を、所定時間ごとに通過しないと、閉鎖体31の移動の
障害となる障害物が被閉鎖部2内に進入したと判断し、
閉鎖体31を反転上昇または停止させる構成とされてい
る。
【0070】なお、図示しないが、シャッタ装置1aに
は、閉鎖体31の閉鎖限度の検出、すなわち、閉鎖体31の
下端部が閉鎖限度である下限に達したことを検出する下
限検出センサが設けられている。
【0071】次に、上記実施の形態の動作を図6および
図7を参照して説明する。
【0072】被閉鎖部2が閉鎖体31にて全閉鎖されてい
る状態時に、開操作部55を操作すると(ステップ1)、
駆動モータ52の出力軸52aが巻体10とともに一の方向に
回転し、この巻体10の回転により閉鎖体31が巻き取ら
れ、閉鎖体31は被閉鎖部2に沿って開口方向Oに上昇し
(ステップ2)、被閉鎖部2が全開状態となる。
【0073】なお、被閉鎖部2を一部開口状態、例えば
半開口状態等にしたい場合には、例えば、予め被閉鎖部
2の一部開口モードに設定した後、開操作部55を操作す
る。すると、所定の一部開口モードに対応した位置に位
置するフック部33による赤外線の遮断に基づいて検知信
号が出力された段階で、制御手段51は、駆動モータ52を
制御して、上昇中の閉鎖体31を所定の一部開口モードに
対応した所定位置に停止させる。
【0074】また、被閉鎖部2が全開している状態時
に、閉操作部56が操作された場合(ステップ3)、駆動
モータ52の出力軸52aおよび巻体10の他の方向への回転
に基づいて、閉鎖体31が巻き戻されることにより閉鎖体
31が閉動作を開始し(ステップ4)、障害物検出フラグ
監視が開始される(ステップ5)。
【0075】そして、障害物検出フラグON状態とはな
らず(ステップ6)、かつ、開操作部55および停止操作
部57が操作されずに(ステップ7、8)、閉鎖体31の下
端部が下限位置に達すると、図示しない下限検出センサ
が下限検出信号を出力する(ステップ9)。
【0076】その結果、障害物検出フラグ監視が解除さ
れ(ステップ10)、また、駆動モータ52の停止により
閉鎖体31は全閉停止位置である下限位置で停止する(ス
テップ11)。
【0077】なお、閉鎖体31の閉動作時つまり下降時
に、障害物検出フラグON状態となると、障害物検出フ
ラグ監視が解除され(ステップ12)、閉鎖体31が所定
の障害物検出動作、例えば反転上昇または停止する(ス
テップ13)。閉鎖体31の下降時に停止操作部57が操作
されると、障害物検出フラグ監視が解除され(ステップ
14)、閉鎖体31が停止する(ステップ15)。閉鎖体
31の下降時に開操作部55が操作されると、障害物検出フ
ラグ監視が解除され(ステップ16)、閉鎖体31が反転
上昇する(ステップ17)。
【0078】ここで、障害物検出フラグ監視について図
7を参照して説明すると、閉鎖体31の下降時に、閉鎖体
31の移動方向に隣り合った二つのフック部33,33のうち
の一方、つまり閉鎖体31の先端側寄りのフック部33が、
光学系センサ42と反射体47との間の位置を通過して赤外
線を遮断すると、光学系センサ42は検知信号であるパル
ス信号を出力する。このパルス信号を制御手段51が受信
すると(ステップ18)、この制御手段51は、タイマ手
段60をリセットしてスタートさせる(ステップ19)。
【0079】そして、制御手段51は、閉鎖体31の移動方
向に隣り合った二つのフック部33,33のうちの他方、つ
まり閉鎖体31の基端側寄りのフック部33による赤外線の
遮断に基づく検知信号であるパルス信号を受信する前に
(ステップ20)、タイマ手段60からのタイムアップ信
号を受信すると(ステップ21)、障害物検出フラグO
N状態にあると判断して(ステップ22)、障害物検出
フラグ監視を解除し(ステップ12)、閉鎖体31に所定
の障害物検出動作を行わせる(ステップ13))。
【0080】一方、制御手段51は、タイマ手段60にて計
時される経過時間が所定時間に達する前に、閉鎖体31の
基端側寄りのフック部33による赤外線の遮断に基づく次
の検知信号であるパルス信号を受信すると(ステップ2
0)、タイマ手段60をリセットしてスタートさせる(ス
テップ19)。制御手段51は、所定の監視解除状態とな
るまで、障害物検出フラグ監視を行う。
【0081】なお、閉鎖体31の閉動作で被閉鎖部2を閉
鎖する場合においても、被閉鎖部2を開口させる場合と
同様、予め所定の一部開口モードに設定することで、下
降中の閉鎖体31を所定の一部開口モードに対応した所定
位置に停止させることができる。
【0082】このようにして、上記第2の実施の形態で
も、閉鎖体31の移動に対応して検知信号を出力可能な検
知手段50にて、閉鎖体11の移動位置である先端位置を検
知できるため、制御手段51にて閉鎖体31の位置制御が可
能となり、閉鎖体31をよりきめ細かに制御できる等、前
記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0083】さらに、検知手段50の一部としてスラット
32のフック部33を利用したため、構成が複雑化すること
なく、安価に製造できる。
【0084】なお、上記実施の形態では、検知手段17,5
0は、閉鎖体11,31の先端位置を断続的に検知するものと
して説明したが、例えば、閉鎖体11,31をより一層きめ
細かに制御できるように、閉鎖体11,31の先端位置を連
続的に検知、すなわち閉鎖体11,31の先端位置を常時検
知し、制御手段21,51で閉鎖体11,31の先端位置を絶えず
認識するようにしてもよい。例えば、上記第1の実施の
形態において、感知テープ体16の各スイッチ部18を互い
に隣接させて連続的に設けてもよい。
【0085】また、上記第1の実施の形態では、検知手
段17は、閉鎖体11の移動方向の一端側、例えば先端側に
磁石体15を設け、ガイドレール3の案内方向の一端側か
ら他端側にわたって感知テープ体16を設けた構成として
説明したが、例えば、閉鎖体11の移動方向の一端側から
他端側にわたって感知テープ体16を設け、ガイドレール
3の案内方向の一端側、例えば上端側に磁石体15を設け
た構成でもよい。
【0086】また一方、上記第2の実施の形態では、検
知手段50は、閉鎖体31の移動方向の一端側から他端側に
わたってフック部33を設け、ガイドレール3の案内方向
の一端側、例えば上端側に光学系センサ42を設けた構成
として説明したが、例えば、閉鎖体31の移動方向の一端
側、例えば先端側に光学系センサ42を設け、ガイドレー
ル3の案内方向の一端側から他端側にわたってフック部
33に対応する切り欠き部を設けた構成とすることもでき
る。この場合、光学系センサ42は、切り欠き部の存在に
より受光部46へ赤外線が反射されなくなるたびに所定の
パルス信号等の検知信号を出力する。
【0087】一方、上記いずれの実施の形態において
も、閉鎖装置は、シャッタ装置1,1aであるとして説明
したが、例えば、引戸等のドア装置、ブラインド装置、
スライディングウォール装置、スクリーン装置、防煙垂
れ幕装置、オーニング装置等でもよい。
【0088】また、上記いずれの実施の形態において
も、閉鎖体11,31は、被閉鎖部2に沿って上下方向に移
動可能な構成として説明したが、例えば、左右方向に移
動可能な構成、床面等に沿って水平方向に移動可能な構
成、床面等に対して傾斜した傾斜方向に移動可能な構
成、或いは、これらの複合した方向に移動可能な構成で
もよい。
【0089】さらに、上記いずれの実施の形態において
も、閉鎖体11,31は、多数のスラット12,32を互いに連結
したシャッタカーテン等であるとして説明したが、例え
ば、スラット、パネル、パイプおよびシート片のいずれ
かにて連結して形成したり、或いはこれらスラット、パ
ネル、パイプおよびシート片の少なくともいずれかを適
宜に複合連結して形成したものでもよく、さらには、1
枚のネット状部材にて形成したものでもよく、1枚のシ
ート部材にて形成したものでもよく、複数枚のシート部
材の側縁部を互いに連接したものでもよく、単なる板状
のもの等でもよく、これらで一つの閉鎖体を構成するよ
うにしてもよい。
【0090】また、閉鎖体11,31の収納方式は、上記実
施の形態では巻取式であると説明したが、例えば、折り
畳み式、送り込み式、分離重合式等の任意のものとでき
る。
【0091】さらに、上記いずれの実施の形態において
も、閉鎖体11,31は、モータ22,52からの駆動力で電動下
降する構成として説明したが、重力にて閉鎖体11,31自
体が自重下降する構成でもよい。
【0092】さらに、上記いずれの実施の形態において
も、閉鎖体11,31の当接体としての幅木13は、全閉鎖状
態時に下枠5に当接するとして説明したが、例えば、下
枠5を設けず、幅木13を床面6等の躯体側に直接当接さ
せる構成でもよい。
【0093】また、上記いずれの実施の形態において
も、検知手段17,50は、磁気センサ、光センサ等の非接
触式のセンサとして説明したが、マイクロスイッチ、テ
ープ状スイッチ等の感圧センサ等の接触式のセンサを利
用することもできる。
【0094】さらに、検知手段17,50は、被閉鎖部2に
おける、例えば、閉鎖体11,31の全開放位置から閉鎖体1
1,31の閉鎖移動方向の中間位置までは断続的に、中間位
置から全閉鎖位置までは連続的に検知するもの、すなわ
ち、被閉鎖部2における開放側を粗に、閉鎖側を密に検
知するものでもよく、開放側から閉鎖側に徐々に或いは
段階的に密に検知するものでもよく、粗と密の交互繰り
返し等粗に検知する部分と密に検知する部分を適宜組み
合わせて検知するようにしてもよい。
【0095】また、検知手段17,50をガイドレール3等
の案内手段側に設ける場合、案内手段自体に設けてもよ
く、案内手段の近傍位置に設けてもよい。
【0096】さらに、検知手段17,50は、閉鎖体11,31
を案内する案内手段側のみに設け、閉鎖体11,31には設
けなくてもよい。
【0097】また、検知手段17,50は、閉鎖体11,31の
移動方向に直交する幅方向の両側に設けてもよく、いず
れか一方の片側のみに設けてもよい。
【0098】さらに、検知手段17,50は、閉鎖体11,31
の移動方向の一端側から他端側にわたって設けられた一
方の検知部と、移動中の閉鎖体11,31を案内する案内手
段の案内方向の一端側から他端側にわたって設けられ一
方の検知部を検知する他方の検知部とを有するものでも
よい。
【0099】また、図示しないが、タイマ手段30,60の
代わりに、制御手段21,51が検知手段17,50からの一の
検知信号を受信した場合にこの検知信号の受信位置から
の移動距離を計測する距離計測手段を設け、制御手段
が、距離計測手段にて計測される移動距離が所定距離に
達する前に、検知手段17,50からの他の検知信号を受信
した場合には距離計測手段をリセットし、距離計測手段
にて計測される移動距離が所定距離に達しても検知手段
17,50からの他の検知信号を受信しなかった場合には閉
鎖体11,31に所定動作を行わせる構成としてもよい。
【0100】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、制御手段
による閉鎖体の位置認識により、閉鎖体をよりきめ細か
に制御することができる。
【0101】請求項2記載の発明によれば、閉鎖体の移
動に対応して検知信号を出力可能な検知手段にて閉鎖体
の位置を検知できるため、制御手段にて閉鎖体の位置認
識が可能となり、閉鎖体をよりきめ細かに制御すること
ができる。
【0102】請求項3記載の発明によれば、検知手段を
閉鎖体の移動方向に沿って設けたので、制御手段にて閉
鎖体の位置を適切に認識でき、閉鎖体を適切かつよりき
め細かに制御することができる。
【0103】請求項4記載の発明によれば、閉鎖体の移
動方向の一端側に設けた一方の検知部と、案内手段の案
内方向の一端側から他端側にわたって設けた他方の検知
部とにより、閉鎖体の位置を適切に検知できる。
【0104】請求項5記載の発明によれば、閉鎖体の移
動方向の一端側から他端側にわたって設けた一方の検知
部と、案内手段の案内方向の一端側に設けた他方の検知
部とにより、閉鎖体の位置を適切に検知できる。
【0105】請求項6記載の発明によれば、閉鎖体の移
動方向の一端側から他端側にわたって設けた一方の検知
部と、案内手段の案内方向の一端側から他端側にわたっ
て設けた他方の検知部とにより、閉鎖体の位置をより一
層適切に検知できる。
【0106】請求項7記載の発明によれば、タイマ手段
を利用することにより、閉鎖体の異常動作等に対して適
切に対応できる。
【0107】請求項8記載の発明によれば、距離計測手
段を利用することにより、閉鎖体の異常動作等に対して
適切に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閉鎖装置の第1の実施の形態を示す正
面図である。
【図2】同上閉鎖装置の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】同上閉鎖装置の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】本発明の閉鎖装置の第2の実施の形態を示す正
面図である。
【図5】同上閉鎖装置の検知手段を示す平面図である。
【図6】同上閉鎖装置の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】同上閉鎖装置の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1,1a 閉鎖装置としてのシャッタ装置 2 被閉鎖部 3 案内手段としてのガイドレール 11,31 閉鎖体 15 一方の検知部としての磁石体 16 他方の検知部としての感知テープ体 17,50 検知手段 21,51 制御手段 30,60 タイマ手段 33 一方の検知部としてのフック部 42 他方の検知部としての光学系センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被閉鎖部を閉鎖する移動可能な閉鎖体
    と、 この閉鎖体の移動位置を検知可能な検知手段と、 この検知手段の前記閉鎖体の移動位置の検知に基づいて
    前記閉鎖体の位置を認識する制御手段とを備えたことを
    特徴とする閉鎖装置。
  2. 【請求項2】 被閉鎖部を閉鎖する移動可能な閉鎖体
    と、 この閉鎖体の移動に対応して検知信号を出力可能な検知
    手段と、 この検知手段の検知に基づいて前記閉鎖体に所定動作を
    行わせる制御手段とを備えたことを特徴とする閉鎖装
    置。
  3. 【請求項3】 検知手段は、閉鎖体の移動方向に沿って
    設けられていることを特徴とする請求項1または2記載
    の閉鎖装置。
  4. 【請求項4】 移動中の閉鎖体を案内する案内手段を備
    え、 検知手段は、前記閉鎖体の移動方向の一端側に設けられ
    た一方の検知部と、前記案内手段の案内方向の一端側か
    ら他端側にわたって設けられ前記一方の検知部を検知す
    る他方の検知部とを有することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の閉鎖装置。
  5. 【請求項5】 移動中の閉鎖体を案内する案内手段を備
    え、 検知手段は、閉鎖体の移動方向の一端側から他端側にわ
    たって設けられた一方の検知部と、前記案内手段の案内
    方向の一端側に設けられ前記一方の検知部を検知する他
    方の検知部とを有することを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の閉鎖装置。
  6. 【請求項6】 移動中の閉鎖体を案内する案内手段を備
    え、 検知手段は、閉鎖体の移動方向の一端側から他端側にわ
    たって設けられた一方の検知部と、前記案内手段の案内
    方向の一端側から他端側にわたって設けられ前記一方の
    検知部を検知する他方の検知部とを有することを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の閉鎖装置。
  7. 【請求項7】 制御手段が検知手段からの一の検知信号
    を受信した場合にこの検知信号の受信時からの経過時間
    を計時するタイマ手段を備え、 前記制御手段は、 前記タイマ手段にて計時される経過時間が所定時間に達
    する前に、前記検知手段からの他の検知信号を受信した
    場合には前記タイマ手段をリセットし、 前記タイマ手段にて計時される経過時間が所定時間に達
    しても前記検知手段からの他の検知信号を受信しなかっ
    た場合には閉鎖体に所定動作を行わせることを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の閉鎖装置。
  8. 【請求項8】 制御手段が検知手段からの一の検知信号
    を受信した場合にこの検知信号の受信位置からの移動距
    離を計測する距離計測手段を備え、 前記制御手段は、 前記距離計測手段にて計測される移動距離が所定距離に
    達する前に、前記検知手段からの他の検知信号を受信し
    た場合には前記距離計測手段をリセットし、 前記距離計測手段にて計測される移動距離が所定距離に
    達しても前記検知手段からの他の検知信号を受信しなか
    った場合には閉鎖体に所定動作を行わせることを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれかに記載の閉鎖装置。
JP2001337876A 2001-11-02 2001-11-02 閉鎖装置 Pending JP2003138872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001337876A JP2003138872A (ja) 2001-11-02 2001-11-02 閉鎖装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001337876A JP2003138872A (ja) 2001-11-02 2001-11-02 閉鎖装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003138872A true JP2003138872A (ja) 2003-05-14

Family

ID=19152450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001337876A Pending JP2003138872A (ja) 2001-11-02 2001-11-02 閉鎖装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003138872A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014066158A1 (en) * 2012-10-22 2014-05-01 Rytec Corporation Switch ladder sensor for roll-up door
JP2019173450A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 文化シヤッター株式会社 開閉装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014066158A1 (en) * 2012-10-22 2014-05-01 Rytec Corporation Switch ladder sensor for roll-up door
US9140063B2 (en) 2012-10-22 2015-09-22 Rytec Corporation Switch ladder sensor for roll-up door
JP2019173450A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 文化シヤッター株式会社 開閉装置
JP7072422B2 (ja) 2018-03-29 2022-05-20 文化シヤッター株式会社 開閉装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6110114B2 (ja) 建築用電動シャッター装置
US20130277437A1 (en) Spring cycle counter
JP2003138872A (ja) 閉鎖装置
JP6401809B2 (ja) 建築用電動シャッター装置
JP6401808B2 (ja) 建築用電動シャッター装置
JP2005120760A (ja) 開閉体制御装置
JP4344075B2 (ja) 閉鎖装置
JP5595761B2 (ja) 開閉装置
JP7002995B2 (ja) 自動ドア装置
JP6258620B2 (ja) 開閉体装置
JP4833612B2 (ja) 開閉装置
JP4216983B2 (ja) 閉鎖装置
JP2002038856A (ja) 閉鎖装置
JP6351232B2 (ja) 開閉体装置
JP2003247384A (ja) 開閉体の警報制御装置
JP6255171B2 (ja) 開閉装置
JP5610756B2 (ja) 開閉体装置
JP7369025B2 (ja) 検知装置
JP3407119B2 (ja) 建築用電動シャッターにおける安全装置
JP7386068B2 (ja) センサの取付構造
JP4242999B2 (ja) 閉鎖装置
JP2550850Y2 (ja) 逆巻き防止装置
JP5610755B2 (ja) 開閉体装置
JP4460375B2 (ja) 開閉装置
JP3128594B2 (ja) シャッター装置の下限および上限検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060510