JP3406711B2 - 配電機器の吊下支持構造 - Google Patents

配電機器の吊下支持構造

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JP3406711B2
JP3406711B2 JP28828194A JP28828194A JP3406711B2 JP 3406711 B2 JP3406711 B2 JP 3406711B2 JP 28828194 A JP28828194 A JP 28828194A JP 28828194 A JP28828194 A JP 28828194A JP 3406711 B2 JP3406711 B2 JP 3406711B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、開閉器、制御ボック
ス、ヒューズボックス、トランス等の配電機器等を腕金
に吊下支持する吊下支持構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、図9〜図11に示すように、電
柱30の腕金31には、開閉器32が吊下ブラケット3
3にて吊下げ支持されている。吊下ブラケット33の従
来構成においては、開閉器ケース34の上面の前部及び
後部には一対の吊下板35が平行に立設されている。各
吊下板35には一対の腕金取付ボルト36,37が掛止
されている。一方の腕金取付ボルト36の上部の螺子部
36aは腕金31に載置された押さえ板38の一端に挿
通され、他方の腕金取付ボルト37の上部の螺子部37
aは押さえ板38の他端に形成された係合溝38aに係
入されている。前記螺子部36aにはナット39が螺着
され、螺子部37aには係合溝38aから他方の腕金取
付ボルト37の抜けるのを防止するための規制片41を
介してナット40が螺着されている。そして、両ナット
39,40の締付力により、押さえ板38が締付けられ
て腕金31に対して吊下板35を押圧するようになって
いる。 【0003】そして、腕金31に対して開閉器ケース3
4を取付けるには、開閉器ケース34を図示しないクレ
ーン等にて吊上げ、腕金31の左右両側に一対の腕金取
付ボルト36,37を配置する。この状態を安定保持し
たまま、まず、一対の腕金取付ボルト36,37を互い
に近接する方向へ回動させる。次に、あらかじめ腕金取
付ボルト36,37に挿通してある押さえ板38と規制
片41を腕金31上に載置可能な位置まで引き上げる。
その後、押さえ板38を腕金取付ボルト36を中心に回
動させ、腕金取付ボルト37に係合溝38aを係入し、
規制片41を嵌合させる。最後に、ナット39,40に
より押さえ板38を締付ける。押さえ板38が締付けら
れることにより、腕金31が吊下板35上に押圧され
る。この結果、腕金31に対する開閉器ケース34の装
着姿勢が安定保持される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、腕金31に
対する開閉器ケース34の取付け前において、吊下ブラ
ケット33の腕金取付ボルト36,37には、それぞれ
押さえ板38と規制片41が挿通され、ナット39,4
0により腕金取付ボルト36,37から抜けないように
取付けられているが、押さえ板38と規制片41とが腕
金取付ボルト36,37の下方に移動していると、柱上
において押さえ板38と規制片41を腕金31上に載置
可能な位置まで引き上げる必要がある。しかも、腕金取
付ボルト36と押さえ板38及び腕金取付ボルト37と
規制片41との間には、遊びを有しているのでガタツキ
がある。このため、柱上において下記の装柱作業が迅速
に行えないという問題がある。 【0005】この発明は、上記従来の技術に存在する問
題点に着目してなされたものであって、その目的は、柱
上での配電機器の装柱作業が迅速に行える配電機器の吊
下構造を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明は、腕金に被吊下体を吊下支持する
配電機器の吊下支持構造において、被吊下体の上面に取
付部材を設けると共に同取付部材の両側方に所定間隔を
おいて保持部材を設け、取付部材には吊下位置と非吊下
位置との間において回動可能となっている腕金取付ボル
トを腕金の両側方へ接近可能に設け、一方の腕金取付ボ
ルトには腕金の上面に載置される支持部材を同腕金取付
ボルトの軸線方向に沿って移動可能に設け、支持部材の
先端には腕金取付ボルト同士が接近した際に他方の腕金
取付ボルトに係入可能な係入部を設け、他方の腕金取付
ボルトには係入部と他方の腕金取付ボルトとが離間しな
いように係入部を締付保持する締付部材を設け、一方の
腕金取付ボルトの基端には座金を設けると共に支持部材
を先端方向へ付勢する付勢部材を設け、一方の腕金取付
ボルトの先端には付勢部材にて付勢される支持部材の移
動を規制する規制部材を設け、保持部材には非吊下位置
において各腕金取付ボルトが係入可能な切欠部をそれぞ
れ形成したことを要旨とするものである。 【0007】 【作用】このように構成された請求項1の発明は、腕金
取付ボルトを腕金の両側方に位置するように接近させ、
支持部材の係入部を他方の腕金取付ボルトに係入する。
このとき、支持部材は付勢部材にて一方の腕金取付ボル
トの先端方向へ付勢されているため、規制部材と干渉す
る位置に常に保持される。吊下作業時においてわざわざ
支持部材を一方の腕金取付ボルトの軸線方向に沿って移
動させる必要なく、支持部材の係入部は他方の腕金取付
ボルトに係入される。その後、締付部材にて係入部を締
付ける。この結果、支持部材と他方の腕金取付ボルトと
は互いに連結されるため、腕金に対して被吊下体は吊下
支持される。また、付勢部材にて支持部材が規制部材に
対して押圧されているため、腕金取付ボルトと支持部材
とは互いにガタツクことはない。なお、被吊下体を腕金
に取付ける前において、各腕金取付ボルトは各保持部材
に保持されている。 【0008】 【実施例】以下、本発明の配電機器の吊下支持構造を配
電線の工事に伴って形成されるバイパス回路上に取付け
られるヒューズ装置に具体化した一実施例を図面に従っ
て説明する。 【0009】図8に示すように、電柱1に取付けられた
腕金2には一対の吊下ブラケット3を介して被吊下体と
してのヒューズケース4が吊下支持されている。以下、
吊下ブラケット3について説明する。但し、各吊下ブラ
ケット3は同一構成なるため、一方の吊下ブラケット3
のみを説明する。 【0010】図1,図2に示すように、ヒューズケース
4の上面には側面形L字状をなす取付部材としての腕金
受止具5がヒューズケース4の上面に植設されたボルト
6に挿通され、ナット7にて締付固定されている。腕金
受止具5はヒューズケース4の上面に対して平行なる底
板5aと、ヒューズケース4の上面に対して垂直なる側
板5bとから構成され、底板5a及び側板5bの境界部
は溶接により一体となっている。そして、腕金2の下端
面は腕金受止具5の側板5bの上端面に対して当接され
ている。 【0011】腕金受止具5の底板5aには側面形L字状
をなす金属製の取付板8が溶接により固定されている。
取付板8はヒューズケース4の上面に対して平行なる底
板8aと、ヒューズケース4の上面に対して垂直なる側
板8bとから構成され、底板8aと側板8bの境界部は
プレス成形により折曲されている。取付板8の側板8b
の上端面は、腕金受止具5の側板5bの上端面よりも下
方に位置されている。腕金受止具5と取付板8の間にお
いて、両側板5b,8bの対向する上部側面は、補強板
9により連結されている。 【0012】取付板8の側板8bの上部両端には、一方
の腕金取付ボルトとしての第一腕金取付ボルト10と、
他方の腕金取付ボルトとしての第二腕金取付ボルト11
が挿通されている。なお、本実施例において、第一腕金
取付ボルト10は図1おける正面右側のものを示し、第
二腕金取付ボルト11は図1における正面左側をものを
示す。両腕金取付ボルト10,11の下端には側面形J
字状のフック部10a,11aが湾曲形成され、同フッ
ク部10a,11aは取付板8の側板8bに設けた掛止
孔(図示略)に対して掛止されている。そして、両腕金
取付ボルト10,11は、フック部10a,11aを中
心にして図1に実線で示す吊下位置と、図5に示す非吊
下位置との間において回動可能となっている。なお、取
付板8の両端から所定間隔をおいて、ヒューズケース4
の上面には、逆U字状をなす吊り金具25が溶接により
固定されている。 【0013】第一腕金取付ボルト10の下部には座金1
2が挿通固着されている。同座金12には第一腕金取付
ボルト10に巻装された付勢手段としての圧縮バネ13
の下端が支持されている。また、圧縮バネ13の上方に
おいて、第一腕金取付ボルト10には正面略横J字状を
なす支持部材としての押さえ金具14の基端が挿通され
ている。押さえ金具14は腕金2の上面に対して平行な
る平行部14aと、平行部14aの基端から第一腕金取
付ボルト10の軸線に対して平行に延び、先端が同軸線
の直交する方向へ延びる折曲部14bとから一体に形成
されている。すなわち、第一腕金取付ボルト10には、
平行部14aの基端と、折曲部14bの第一腕金取付ボ
ルト10の軸線に対して直交する部分とが挿通されてい
る。押さえ金具14の折曲部14bの下面は、圧縮バネ
13の上端に支持されている。そして、この押さえ金具
14は第一腕金取付ボルト10の軸線方向に沿って上下
動可能となっている。 【0014】図3に示すように、押さえ金具14の先端
には、係入溝15が形成されている。この係入溝15は
押さえ金具14の長手方向に沿うように先端から基端側
にかけて延出され、第二腕金取付ボルト11に対して係
入可能となっている。 【0015】図1,図2に示すように、押さえ金具14
の基端の上方において、第一腕金取付ボルト10には規
制部材としての位置決め調節ナット16が上下方向へ進
退可能に螺合されている。また、押さえ金具14の平行
部14aの基端上面は、前記圧縮バネ13の付勢力によ
り常に位置決め調節ナット16の下面に押圧されてい
る。すなわち、押さえ金具14は各種腕金2の上下方向
の長さに応じて所定位置に位置されている。 【0016】また、押さえ金具14の先端の上方におい
て、第二腕金取付ボルト11には締付部材としての締付
ナット17が上下方向へ進退可能に螺合されている。そ
して、締付ナット17を締付けることにより、押さえ金
具14の平行部14aの両端を除く下面は、その下方に
位置する腕金2の上面に対して押圧される。この状態に
おいて、腕金2の上下面は、押さえ金具14と、腕金受
止具5の側板5bとにより挟着される。なお、押さえ金
具14の先端は斜め上方へ延びるように規制部18が折
曲形成されている。そして、万が一、締付ナット17が
若干緩んでいても、規制部18と締付ナット17とが互
いに干渉することにより、第一腕金取付ボルト10は回
動規制されるようになっている。 【0017】図4,図5に示すように、前記腕金受止具
5の左右両側方に所定間隔をおいてヒューズケース4の
上面には、保持部材としての第一及び第二保持金具1
9,20が溶接により固定されている。なお、本実施例
において、第一保持金具19は図1における右側のもの
を示し、第二保持金具20は図1における左側のものを
示す。 【0018】図4〜図6に示すように、第一保持金具1
9は、ヒューズケース4の上面から上方へ延出された基
板21と、同基板21の上端に位置する規制部としての
規制板22とから一体に形成されている。規制板22は
その上下方向において対向する上部側壁22a及び下部
側壁22bと、両側壁22a,22b間における側壁2
2cとを備えている。規制板22には、上部側壁22a
の縁部から側壁22cの上下方向中央付近にかけて切欠
部23が形成され、切欠部23には第一腕金取付ボルト
10が係入可能となっている。 【0019】また、規制板22の対向する側壁22a,
22bの間には、押さえ金具14の平行部14aの基端
が図6の二点鎖線で示すように係入可能となっている。
この係入状態において、平行部14aの基端は圧縮バネ
13の付勢力により側壁22cの側面に対して押圧され
る。それとともに、平行部14aの基端の側端面と、両
側壁22a,22bの内壁面とが当接することにより、
腕金受止具5の上下方向への移動が規制される。さら
に、位置決め調節ナット16の締付けにより、押さえ金
具14は第一保持金具19の規制板22に対して着脱可
能に固着される。 【0020】図7に示すように、第二保持金具20は斜
め上方へ延びる略板状をなし、その上端には下方へ延び
る切欠部24が形成されている。切欠部24には第二腕
金取付ボルト11が係入可能となっている。第二腕金取
付ボルト11の係入状態において、締付ナット17の締
付けにより、第二腕金取付ボルト11は第二保持金具2
0に対して着脱可能に固着される。なお、第二保持金具
20の上端には斜め上方へ規制部としての規制片20a
が折曲形成されている。そして、締付ナット17が第二
保持金具20に対して若干緩んでいた際、この規制片2
0aと締付ナット17とは互いに干渉するようになって
いる。両者17,20aの干渉により、第二腕金取付ボ
ルト11は回動規制され、第二保持金具20の切欠部2
4から外れることはない。 【0021】次に、上記のように構成された吊下ブラケ
ット3を用いてヒューズケース4を腕金2に取付ける場
合について説明する。なお、ヒューズケース4を腕金2
に取付ける前において、第一腕金取付ボルト10は第一
保持金具19に保持され、第二腕金取付ボルト11は第
二保持金具20に保持されているものとする。 【0022】まず、吊り金具25に図示しないクレーン
のフックに掛けられたロープを挿通し、ロープを介して
クレーンにてヒューズケース4を上昇させる。そして、
腕金2の下面に対して腕金受止具5の上端面を当接した
状態に保持しておく。 【0023】上記の状態で、位置決め調節ナット16を
螺退する。この螺退により、押さえ金具14の基端は第
一保持金具19に対する締付けが解除される。押さえ金
具14を圧縮バネ13の付勢力に抗して第一腕金取付ボ
ルト10の基端側へ移動し、移動させた位置で移動不能
に押圧保持する。この移動により、押さえ金具14の基
端は、第一保持金具19の規制板22内から外部へ引き
出される。そして、第一腕金取付ボルト10を非吊下位
置から吊下位置側へ所定量回動する。この回動により、
第一腕金取付ボルト10は第一保持金具19から取外さ
れる。その後、押さえ金具14に対する押圧を解除す
る。すると、圧縮バネ13の付勢力にて押さえ金具14
の基端は第一腕金取付ボルト10の先端方向へ移動さ
れ、同押さえ金具14は位置決め調節ナット16に押圧
状態でその移動が規制される。 【0024】そして、種々の腕金2の上下方向長さに合
わせて位置決め調節ナット16を進退させ、第一腕金取
付ボルト10の軸線方向における押さえ金具14の位置
を決める。すなわち、位置決め調節ナット16を第一腕
金取付ボルト10の基端側へ移動させた場合、押さえ金
具14は圧縮バネ13の付勢力に抗して第一腕金取付ボ
ルト10の基端側へ移動する。逆に位置決め調節ナット
16を第一腕金取付ボルト10の先端側へ移動させた場
合、押さえ金具14は圧縮バネ13の付勢力により位置
決め調節ナット16に押圧されながら第一腕金取付ボル
ト10の先端側へ移動する。 【0025】続いて、締付ナット17を螺退して、第二
腕金取付ボルト11の先端に移動させる。この移動によ
り、第二腕金取付ボルト11は第二保持金具20に対す
る締付けが解除される。そして、両腕金取付ボルト1
0,11を互いに近接するように吊下位置に回動する。
そして、第二腕金取付ボルト11を押さえ金具14の係
入溝15内に係入し、第二腕金取付ボルト11の半周縁
と係入溝15とが互いに係合する位置で保持する。この
状態で、位置決めナット16と締付ナット17にて、押
さえ金具14を締付ける。位置決めナット16と締付ナ
ット17の締付力により、腕金2の上面は押さえ金具1
4の両端を除く下面に押圧される。この押圧にて、腕金
2は押さえ金具14と腕金受止具5にて挟圧される。こ
の結果、ヒューズケース4は腕金2に吊下支持される。
上述した吊下げ作業が終了した後、吊り金具25から図
示しないロープを取外す。 【0026】また、締付ナット17の締付けが弱い等何
らかの理由により、押さえ金具14に対する締付ナット
17の締付けが緩んでいても、押さえ金具14の規制部
18と締付ナット17とが互いに干渉し合う。このた
め、第二腕金取付ボルト11が係入溝15から離脱する
のを確実に防止できる。 【0027】逆に、腕金2に対するヒューズケース4の
取外し方を説明する。まず、吊り金具25に図示しない
クレーンのフックに掛けられたロープを挿通する。そし
て、吊下ブラケット3を取外した際にヒューズケース4
が極端に落下しないように、クレーンの位置を所定位置
に保持しておく。 【0028】位置決め調節ナット16と締付ナット17
を緩める。その後、両腕金取付ボルト10,11を互い
に離間する方向へ回動させる。この結果、吊下ブラケッ
ト3は腕金2から吊下解除される。このとき、ヒューズ
ケース4は図示しないクレーンにてロープを介して支持
されているので、地上に落下することはない。 【0029】従って、上記のように構成された吊下ブラ
ケット3については、押さえ金具14を第一腕金取付ボ
ルト10の軸線方向に沿って移動可能に設け、第一腕金
取付ボルト10には押さえ金具14をその先端方向へ付
勢する圧縮バネ13を巻装した。このため、押さえ金具
14の基端は圧縮バネ13の付勢力にて位置決め調節ナ
ット16に対して常に押圧されるので、押さえ金具14
をガタツキ防止できるとともに、位置決め調節ナット1
6の位置調節により、押さえ金具14の位置を予め決め
ることができる。よって、従来と異なり、ヒューズケー
ス4を吊下支持する際の作業において、わざわざ押さえ
金具14の位置を第一腕金取付ボルト10の軸線方向に
沿って移動調節する必要がない。このため、係入溝15
をスムーズに第二腕金取付ボルト11へ係入することが
でき、吊下作業を迅速に行うことができる。また、係入
溝15を第二腕金取付ボルト11に対して係入後、締付
ナット17を締付けるのみでよいため、吊下作業の工程
数を少なくして、かつ迅速に吊下作業を行うことができ
る。この結果、押さえ金具14をガタツキ防止したこと
により、腕金2に対するヒューズケース4の装着作業性
を向上できる。 【0030】さらに、第一保持金具19には押さえ金具
14の基端を係入可能な規制板22を形成した。このた
め、万が一、非吊下位置において締付ナット16が若干
緩んでいても、押さえ金具14と規制板22の上部側壁
22aと下部側壁22bとが互いに干渉し合うことで、
第一保持金具19の切欠部23から第一腕金取付ボルト
10が離間するのを防止できる。 【0031】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のよ
うに適宜変更してもよい。 (1)両腕金取付ボルト10,11と、取付板8の側板
8bとの間には、両腕金取付ボルト10,11を常に吊
下位置方向へ付勢するひねりコイルバネを設けてもよ
い。この構成によれば、吊下げ作業を一層容易に行うこ
とができる。 【0032】(2)上記実施例では、腕金2に対してヒ
ューズケース4を吊下支持したが、ヒューズケース4以
外にも、開閉器、変圧器等の配電機器や、配電機器以外
の機器に具体化してもよい。 【0033】 【発明の効果】以上詳述したように請求項1の発明によ
れば、支持部材は付勢部材により常に所定位置に位置さ
れているので、支持部材のガタツキがなく、吊下作業時
にわざわざ支持部材を一方の腕金取付ボルトの軸線方向
に沿って移動調節する作業を省略できる。このため、吊
下時の作業工程を低減できて、腕金に対する被吊下体の
装着作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例を示す吊下ブラケットを腕金に取付け
た正面図。 【図2】同じく、吊下ブラケットを腕金に取付けた状態
を示す右側面図。 【図3】同じく、図1のA−A断面図。 【図4】同じく、吊下ブラケットを第一及び第二保持金
具に固定した平面図。 【図5】同じく、吊下ブラケットを第一及び第二保持金
具に固定した正面図。 【図6】同じく、第一保持金具の拡大斜視図。 【図7】同じく、第二保持金具の拡大斜視図。 【図8】同じく、腕金にヒューズケースを吊下げた状態
を示す側面図。 【図9】従来技術における吊下ブラケットの正面図。 【図10】同じく、吊下ブラケットの側面図。 【図11】同じく、吊下ブラケットの拡大斜視図。 【符号の説明】 2…腕金、4…ヒューズケース、(被吊下体)、5…腕
金受止具(取付部材)10…第一腕金取付ボルト(一方
の腕金取付ボルト)、11…第二腕金取付ボルト(他方
の腕金取付ボルト)、12…座金、13…圧縮バネ(付
勢部材)、14…押さえ金具(支持部材)、15…係入
溝、16…位置決め調節ナット(規制部材)、17…締
付ナット(締付部材)、19…第一保持金具(保持部
材)、20…第二保持金具(保持部材)、22…規制板
(規制部)、23…切欠部、24…切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻原 隆宏 愛知県犬山市字上小針1番地 エナジー サポート 株式会社 内 (56)参考文献 実開 平4−68406(JP,U) 実開 平6−2903(JP,U) 実開 平2−73805(JP,U) 実開 平2−137403(JP,U) 実開 平7−30535(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 5/02 H02G 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】腕金(2)に被吊下体(4)を吊下支持す
    る配電機器の吊下支持構造において、 被吊下体(4)の上面に取付部材(5)を設けると共に
    同取付部材(5)の両側方に所定間隔をおいて保持部材
    (19,20)を設け、取付部材(5)には吊下位置と
    非吊下位置との間において回動可能となっている腕金取
    付ボルト(10,11)を腕金(2)の両側方へ接近可
    能に設け、一方の腕金取付ボルト(10)には腕金
    (2)の上面に載置される支持部材(14)を同腕金取
    付ボルト(10)の軸線方向に沿って移動可能に設け、
    支持部材(14)の先端には腕金取付ボルト(10,1
    1)同士が接近した際に他方の腕金取付ボルト(11)
    に係入可能な係入部(15)を設け、他方の腕金取付ボ
    ルト(11)には係入部(15)と他方の腕金取付ボル
    ト(11)とが離間しないように係入部(15)を締付
    保持する締付部材(17)を設け、一方の腕金取付ボル
    ト(10)の基端には座金(12)を設けると共に支持
    部材(14)を先端方向へ付勢する付勢部材(13)を
    設け、一方の腕金取付ボルト(10)の先端には付勢部
    材(13)にて付勢される支持部材(14)の移動を規
    制する規制部材(16)を設け、保持部材(19,2
    0)には非吊下位置において各腕金取付ボルト(10,
    11)が係入可能な切欠部(23,24)をそれぞれ形
    成したことを特徴とする配電機器の吊下支持構造。
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