JP3406679B2 - 歩行型耕耘機におけるロータリクラッチレバーのニュートラル作動機構 - Google Patents
歩行型耕耘機におけるロータリクラッチレバーのニュートラル作動機構Info
- Publication number
- JP3406679B2 JP3406679B2 JP07219294A JP7219294A JP3406679B2 JP 3406679 B2 JP3406679 B2 JP 3406679B2 JP 07219294 A JP07219294 A JP 07219294A JP 7219294 A JP7219294 A JP 7219294A JP 3406679 B2 JP3406679 B2 JP 3406679B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary
- lever
- fork shaft
- clutch
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 title claims description 19
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 44
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 10
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 7
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
るロータリクラッチレバーのニュートラル作動機構に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、歩行型の耕耘機においては、ロー
タリ部の正逆切換えを行うためのロータリ正逆レバーや
ロータリ部の高速、低速の切換えを行うためのロータリ
高低速レバー等のロータリ操作レバーがロータリミッシ
ョン部の近傍に設けられており、他方、ハンドル近傍に
は、ロータリ操作の入切を行うロータリクラッチレバー
が設けられている。 【0003】そして、ロータリ部の正逆切換操作やロー
タリ部の高低速切換操作時には、正逆レバーや高低速レ
バーを一旦ニュートラルにしておいて、ロータリクラッ
チレバーを入力操作しながらロータリ正逆レバーやロー
タリ高低レバーをニュートラルから入力方向に操作する
という手順で行わなければならなかった。 【0004】また、ロータリクラッチレバーをニュート
ラルにする場合は、同時にロータリ正逆レバーやロータ
リ高低速レバーもニュートラルにしておく操作が必要で
あった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従って、ロータリクラ
ッチレバーの入切操作をする場合には、ロータリ正逆レ
バーやロータリ高低速レバーも、その都度、入切操作を
する必要があり、両方のレバーを頻繁に操作する煩わし
さがあった。 【0006】また、ロータリ正逆レバーの操作をする場
合に、正転或は逆転ギヤの噛合は、該レバーをその都度
半クラッチにしてギヤの噛合をしなければならず、煩雑
な操作が必要であった。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、ロータリミ
ッション部内でロータリ正逆切換やロータリ高低速切換
等を行うためのホークを連設したロータリホーク軸に、
ロータリクラッチの入切操作を行うロータリクラッチレ
バーを連動連設し、該ロータリホーク軸端部はボス部中
を摺動自在に嵌通すると共に、ボス部とロータリホーク
軸との間には弾性部材を介装してロータリホーク軸が弾
性部材の付勢に抗してボス部中を軸芯方向に摺動可能に
構成し、更には、ロータリホーク軸を嵌通したボス部に
は、ロータリ正逆切換操作やロータリ高低速切換操作等
を行うためのロータリ操作レバーを連動連設すると共
に、ボス部の上方及び下方には該操作レバーの作動を規
制するための操作案内部材を配設してなる歩行型耕耘機
におけるロータリクラッチレバーのニュートラル作動機
構を提供せんとするものである。 【0008】特に、操作案内部材は上側板と下側板とよ
りなる一体の断面コ字状に形成すると共に、上側板に
は、ガイド溝を穿設し、下側板には先端にガイド片を形
成し、ロータリ操作レバー中途部をガイド溝に多少のガ
タを保持して遊嵌し、ボス部に垂設した下部レバーをガ
イド片の周端面に当接し、ロータリ操作レバー中途部が
ガイド溝周縁に当接する前に下部レバーをガイド片に当
接すべく構成してなることに特徴を有するものである。 【0009】 【作用】請求項1の発明では、歩行型耕耘機のロータリ
部の作動を停止すべくロータリクラッチレバーを切り操
作すると、原動機からロータリミッション部を介してロ
ータリ部に伝達された動力は、ミッション部において動
力伝達が切断されてロータリ部の作動を停止する。 【0010】具体的には、ロータリクラッチレバーに連
動したロータリホーク軸が該クラッチレバーのニュート
ラル操作により軸芯方向に摺動し、ロータリホーク軸に
連動連結した爪クラッチが切断されてロータリ部への動
力伝達が切断される。 【0011】かかるロータリクラッチレバーのニュート
ラル操作時においては、ロータリ正逆操作或はロータリ
高低速切換操作等に行うロータリ操作レバーがロータリ
正逆位置或はロータリ高低速位置にシフトされている場
合、ロータリクラッチレバーの切操作により該ホーク軸
が摺動しても弾性部材が圧縮するだけでボス部は不動状
態で変位せず、ボス部に連動連設したロータリ操作レバ
ーも変位せずロータリクラッチレバーの切操作前に操作
案内部材の一定位置にシフトされたままの状態で残るこ
とになる。 【0012】次いで、ロータリクラッチレバーを入操作
すると圧縮した弾性部材の付勢力により、ロータリホー
ク軸は入力位置に移動するものの、ボス部との間に介装
した弾性部材があるためにボス部は元の位置のまま、す
なわち元からシフトされていたロータリ操作レバーの位
置は何ら変位せず、ロータリクラッチレバーが入力位置
にシフトされたことになる。 【0013】従って、ロータリクラッチレバーをニュー
トラルにシフトする前のロータリ操作レバーの位置のま
まにロータリクラッチレバーが入力操作されたことにな
り、特に、ロータリ操作レバーがロータリ部の正逆切換
操作をするものである場合には、ロータリ操作レバーを
入操作した際に弾性部材を介してロータリホーク軸が摺
動するため、爪クラッチの噛合いが弾性部材で付勢され
ているため、半クラッチにすることなく、ロータリミッ
ション部への入力が始まれば爪クラッチの噛合いが円滑
に行われるものである。 【0014】更には、ボス部の上下方に操作案内部材が
配設されているためにロータリ操作レバーのシフト操作
時にレバーの倒れやこじれが防止でき、ロータリ操作レ
バーと操作装置部材との喰い付きが解消できて円滑なロ
ータリ操作が可能となるものである。 【0015】他方、ロータリクラッチレバーをニュート
ラルにした状態でロータリ操作レバーを操作する場合に
は、該レバーのシフト操作をすることによりボス部がロ
ータリホーク軸の軸芯方向に摺動し、ボス部中に嵌装し
た弾性部材を介してロータリホーク軸をスライドさせて
該軸に連動連結された爪クラッチ或はギヤ郡の変位作動
を行いロータリ操作レバーのシフト目的に合った状態と
するものである。 【0016】そのうえ、操作案内部材を、上側板と下側
板とよりなる一体の断面コ字状に形成すると共に、上側
板には、ガイド溝を穿設し、下側板には先端にガイド片
を形成し、ロータリ操作レバー中途部をガイド溝に多少
のガタを保持して遊嵌し、ボス部に垂設した下部レバー
をガイド片の周端面に当接し、ロータリ操作レバー中途
部がガイド溝周縁に当接する前に下部レバーをガイド片
に当接すべく構成することにより、ロータリ操作レバー
を操作する場合に、操作方向に対してレバーの倒れ角度
を「0」又は「マイナス」となるようなわずかな倒れ姿
勢を作ることができ、ロータリホーク軸を周面両側から
かかえるようにしてスライド操作することができる。従
って、ロータリ操作レバーとガイド溝との間にコジや喰
い付きを防止し円滑なロータリ操作を行うことができる
と共に簡単な構造であるため、コスト上も有利とするこ
とができる。 【0017】 【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、本発明の歩行型耕耘機Aは次のように構成されてい
る。 【0018】すなわち、図1に示すように機体aの前部
には、原動機1を搭載し、その後方にはミッションケー
ス2を配設し、ミッションケース2中には、走行ミッシ
ョン部3とロータリミッション部4とを収納すると共
に、原動機1と、ミッションケース2との間には、動力
伝達ケース5を介設し、原動機1からの動力を動力伝達
ケース5を介してミッションケース2中の走行ミッショ
ン部3及びロータリミッション部4へ伝達すべく構成し
ている。 【0019】ミッションケース2の下端は下方に伸延し
て走行軸6を軸架し、走行軸6には、走行輪7を設けて
走行ミッション部3に連動連設した主変速レバー20によ
り前後進、高低速等の切換を受けた走行動力が伝達され
るように構成されている。 【0020】かかるミッションケース2の後方にはロー
タリ部Bが設けられている。すなわち、ミッションケー
ス2の上部後側からはロータリ伝達ケース9が後方に向
けて突設されており、ロータリ伝達ケース9の下端に
は、爪軸10が軸架され、該軸10に耕耘爪11が連設さ
れており、ミッションケース2内のロータリミッション
部4からは、耕耘爪の正逆回転切換や高低速切換等の変
速操作を受けた動力がロータリ伝達ケース9内のロータ
リ軸33を介して耕耘爪11に伝達されるように構成されて
いる。 【0021】また、かかるロータリ部Bのフレームを構
成するロータリフレーム12はミッションケース2後部に
突設され、その上方及び左右側に耕耘爪11をカバーする
ロータリカバー13を設けており、更には、ロータリフレ
ーム13の後部には、昇降自在に尾輪14を垂設している。 【0022】また、ミッションケース2の上部には、ハ
ンドル支持杆15が前後方向切換自在に突設され、その先
端にはハンドル16が連設されている。 【0023】ハンドル16には、アクセルレバー17や主ク
ラッチレバー18、ロータリクラッチレバー19などが設け
られており、ミッションケース2には主変速レバー20、
ロータリ正逆切換レバー21やロータリ高低速切換レバー
22等が設けられている。 【0024】本発明では、このように構成された歩行型
耕耘機において、ロータリ正逆切換レバー21やロータリ
高低速切換レバー22等のロータリ操作レバーmをシフト
したままでロータリクラッチレバー19をニュートラル操
作或は入力操作することができるようにしており、本実
施例ではロータリ正逆切換レバー21、ロータリ高低速切
換レバー22等のロータリ操作レバーmのうち、特に、ロ
ータリ正逆切換レバー21に例をとってロータリクラッチ
レバー19との関連操作構造を説明する。 【0025】ロータリミッション部4内の軸構成は、図
10に示すように、ミッションケース2内に軸架した主
変速軸23と、主変速軸23に高低速切換ギヤ28を介して連
結したロータリ入力軸24と、ロータリクラッチレバー19
に連動連結したロータリクラッチ軸25と、ロータリ正逆
切換レバー21に連動連結した正逆切換用のロータリホー
ク軸26と、ロータリ高低速切換レバー22に連動連結した
高低速切換用ロータリホーク軸27等より構成されてい
る。 【0026】ロータリ入力軸24には、高低速切換ギヤ28
及び両面クラッチ爪29がスプライン嵌合されており、両
面クラッチ爪29の両側方においては正転ベベルギヤ30と
逆転ベベルギヤ31がロータリ出力軸24に遊嵌されてお
り、正逆転ベベルギヤ30,31 には、ロータリベベルギヤ
32が噛合されており、ロータリベベルギヤ32には、ロー
タリ伝達ケース9にケーシングされたロータリ軸33の上
端が連結されており、該ロータリ軸33の下端には、爪軸
10が連動連結されている。 【0027】しかも、正逆切換用のロータリホーク軸26
に連設された正逆切換用のホーク34は両面クラッチ爪29
に連結されており、正逆切換用のロータリホーク軸26の
摺動操作により該ホーク34を介して両面クラッチ爪29を
ロータリ入力軸24に沿って摺動させ正逆ベベルギヤ30或
は逆転ベベルギヤ31のいずれかに噛合させてロータリ軸
33の正転・逆転の切換を行うものである。 【0028】また、ロータリ入力軸24にスプライン嵌合
された高低速切換ギヤ28には、高低速切換用のロータリ
ホーク軸27に連設した高低速切換用のホーク35が連結さ
れており、該ホーク軸27の摺動操作により該ホーク35を
介して高低速切換ギヤ28をロータリ入力軸24に沿って摺
動させ、主変速軸23の出力ギヤ36との噛合いを切換えて
ロータリ軸33の高低速の切換えを行うものである。 【0029】以上のように構成されたロータリミッショ
ン部4において図2、図4に示すように、ロータリクラ
ッチ軸25は、ロータリクラッチレバー19に連結したクラ
ッチワイヤー37とブラケット38を介して連動連結されて
おり、該ロータリクラッチ軸25には、図5に示すよう
に、門型のガイド板39が固設され、該ガイド板39は、略
逆U字状切欠き39′が形成され、その両側面は両側傾斜
状のガイド面40に形成されており、ロータリホーク軸26
の軸芯を直角方向に貫通固設したピン41の端部は該ガイ
ド面40に当接し或は切欠き39′中に位置しており、ピン
41の端部の当接周面には、遊転自在なカラー42を囲繞し
て当接面の摩擦抵抗を可及的に小さくしている。 【0030】図3に示すようにロータリホーク軸26の端
部は、ミッションケース2の外部に突出しており、該端
部は別途設けた円筒状のボス部43中に挿貫されており、
ボス部43の両端開口部近傍の内周面には、左右側ストッ
パー片44,45 が突設されており、左右側ストッパー片4
4,45 の内側面には、左右側スプリング受板46,47 が当
接され、左右側スプリング受板46,47 間には弾性部材と
しての巻スプリング48が介装されている。 【0031】ロータリホーク軸26の最外端面にはワッシ
ャー49を介してボルト50が螺着されており、左側スプリ
ング受板46外側面はボルト50の頭部に当接していると共
に、右側スプリング受板47の外側面はロータリホーク軸
26に連設したストッパー51に当接している。ロータリホ
ーク軸26は、左右側スプリング受板46,47 を挿貫して巻
スプリング48を外周に装着した状態としている。 【0032】ボス部43の上側面には、図7、図9に示す
ようにロータリ正逆切換レバー21下端が連設されている
と共に、ボス部43の下側面には、ロータリ正逆切換レバ
ー21のレバー軸芯方向に沿って下部レバー52が垂設され
ている。 【0033】しかも、ボス部43の上下方には、操作案内
部材53が配設され、ミッションケース2にボルトにて固
定されている。 【0034】操作案内部材53は、図7、図9に示すよう
に断面略コ字状に一体に形成され、コ字状の上側板54に
は、図6、図8に示すように略U字状のガイド溝55が穿
設されており、コ字状の下側板56には、突起状のガイド
片57が形成されており、ロータリ正逆切換レバー21の中
途部は、ガイド溝55中に遊嵌され、下部レバー52はガイ
ド片57の周端面に当接されている。 【0035】また、ガイド溝55と、これに遊嵌したロー
タリ正逆切換レバー21の中途部とは多少のガタが生じる
ように形成され、しかもガイド溝55にロータリ正逆切換
レバー21が当接する前に、ガイド片57に下部レバー52が
当接するように構成されており、このように構成するこ
とによって、ロータリ正逆切換レバー21の操作方向に対
してレバーの倒れ角度を「0」又は「マイナス」となる
ようなわずかな倒れ姿勢を作るようにしており、ロータ
リホーク軸26を周面両側からかかえるようにしてスライ
ド操作させることにより、ガイド溝55と該切換レバー21
との間にコジや喰い付きを防止して円滑な正逆切換操作
を可能としている。 【0036】しかも、操作案内部材53の構造も、上側板
54と下側板56の所定の形状により正逆切換レバーの円滑
な操作ができるような簡易な構造とすることができるの
で、製造コストも安価にできる。 【0037】この発明の実施例は上記のように構成され
ており、ロータリ部Bの正逆切換は、ロータリ正逆切換
レバー21を操作案内部材53でガイドしながら正逆シフト
操作をし、ボス部43をロータリホーク軸26方向に左右摺
動させる。ボス部43の摺動は、その内部に介装した弾性
部材としての巻スプリング48と左右側ストッパー片44,4
5 とを介してロータリホーク軸26の摺動をうながし、該
ホーク軸26を正転或は逆転方向にスライドさせてホーク
34を介して両面クラッチ爪29を正転ベベルギヤ30或は逆
転ベベルギヤ31に噛合させる(図3、図10参照)。こ
の状態ではピン41は、図5の実線で示すように門型のガ
イド板39の切欠き39′のガイド面下部に当接している。 【0038】このように、正逆切換操作をした状態でロ
ータリクラッチレバー19をニュートラル操作すると、ク
ラッチワイヤー37を介してブラケット38によりロータリ
クラッチ軸25が回動し、図5の仮想線で示すように門型
のガイド板39が下方に回動して、切欠き39′中の一側ガ
イド面40に当接していたピン41がガイド面40に沿って移
動し、ピン41と一体のロータリホーク軸26をスライドさ
せることになり、ロータリホーク軸26は、ボス部43を不
動のままにして、巻スプリング48を一方向に圧縮させて
ニュートラル位置にスライドすることになる。 【0039】この状態で、ロータリクラッチレバー19を
ニュートラルから入操作すると、門型のガイド板39は上
方に回動して、ピン41は、門型のガイド板39の逆U字状
切欠きのガイド面40から離脱し、ガイド板の切欠き39′
内でフリー状態となり、従って、ボス部43中で圧縮され
た巻スプリング48の復元付勢によってロータリホーク軸
26はスライドし、ホーク34を介して両面クラッチ爪29を
正転ベベルギヤ30或は逆転ベベルギヤ31に噛合させるこ
とになる。しかし、ボス部43はもとの位置のままであ
り、ロータリ正逆切換レバー21ももとのシフト装置のま
まになっている。 【0040】従って、ロータリクラッチレバー19をニュ
ートラ位置にシフトさせてもロータリ操作レバーmとし
てのロータリ正逆切換レバー21は、正逆のシフト位置の
ままとなっており、次いでロータリクラッチレバー19を
入操作してもロータリ正逆切換レバー21はもとのシフト
位置のままになっているので、ロータリクラッチレバー
19の入切操作に対応してその都度ロータリ正逆切換レバ
ー21の操作をする必要がない。 【0041】また、ロータリ正逆切換レバー21を正逆転
方向にシフトする時に、ボス部43とロータリホーク軸26
との間に巻スプリング48が介装されているので、ロータ
リ正逆切換レバー21の操作時に、その都度、ロータリク
ラッチレバー19を半クラッチにする必要がなく、ロータ
リ入力軸24が回転し始めるとすぐに両面クラッチ爪29と
正転或は逆転ベベルギヤとは噛合することになる。 【0042】また、他の実施例として、図11、図12
に従いボス43とロータリ正逆切換レバー21との他の連設
構造を説明する。 【0043】すなわち、ボス部43は断面コ字状の連結フ
レーム58中に挿貫した状態で配設されており、連結フレ
ーム58は、基端部をミッションケース2に左右回動自在
に枢支59しており、連結フレーム58の上側板60と下側板
61には、長溝62を形成し、上下側板60,61 の長溝62中に
は、ボス部43の上下方向に突設した縦ピン63を遊嵌し、
連結フレーム58の先端にはロータリ正逆切換レバー21基
端が枢軸64を介して上下回動自在に連設されている。 【0044】従って、ロータリ正逆切換レバー21をシフ
ト操作すれば、連結フレーム58が枢支部59を中心に左右
回動し、上下側板60,61 の長溝62に遊嵌された縦ピン63
を介してボス部43をロータリホーク軸26に沿って摺動さ
せ、弾性部材としての巻スプリング48を介してロータリ
ホーク軸26をスライドさせ正逆転切換えをするものであ
る。 【0045】 【0046】 【0047】 【0048】 【0049】 【0050】 【0051】 【0052】 【0053】 【効果】この発明によれば、ロータリ正逆切換操作やロ
ータリ高低速切換操作等を行うためのロータリ操作レバ
ーを所要のシフト操作した状態でロータリクラッチレバ
ーをニュートラル操作しても、ロータリクラッチレバー
に連動連結されたロータリホーク軸は、ボス部中で弾性
部材の圧縮を介してニュートラル方向にスライドするだ
けで、ボス部は移動せず、従って、ボス部と一体のロー
タリ操作レバーはもとのシフト位置のままであり、他
方、かかるロータリ操作レバーの位置でロータリクラッ
チレバーをニュートラルから入操作するとロータリホー
ク軸のみが弾性部材の付勢でスライドして、またロータ
リ操作の入状態となり、ロータリ操作レバーをいちいち
入切動作する必要がなく、操作が簡便となる効果を有
し、また、ロータリ操作レバーを操作する場合に該レバ
ーと一体作動のボス部に弾性部材を介装してロータリホ
ーク軸が設けられているために、ロータリホーク軸自体
が弾性部材により軸芯方向に押圧付勢されており、いち
いち半クラッチ状態にすることなくロータリ駆動が始ま
れば容易にギヤが噛合するため、繁雑な半クラッチ操作
を必要としない効果を有する。 【0054】特に、操作案内部材を、上側板と下側板と
よりなる一体の断面コ字状に形成すると共に、上側板に
は、ガイド溝を穿設し、下側板には先端にガイド片を形
成し、ロータリ操作レバー中途部をガイド溝に多少のガ
タを保持して遊嵌し、ボス部に垂設した下部レバーをガ
イド片の周端面に当接し、ロータリ操作レバー中途部が
ガイド溝周縁に当接する前に下部レバーをガイド片に当
接すべく構成することにより、ロータリ操作レバーを操
作する場合に、操作方向に対してレバーの倒れ角度を
「0」又は「マイナス」となるようなわずかな倒れ姿勢
を作ることができ、ロータリホーク軸を周面両側からか
かえるようにしてスライド操作することができる。従っ
て、ロータリ操作レバーとガイド溝との間にコジや喰い
付きを防止し円滑なロータリ操作を行うことができると
共に簡単な構造であるため、コスト上も有利とすること
ができる。
案内部材を示す平面図。 【図7】図6のI-I 線における断面側面図。 【図8】中立状態の操作案内部材を示す平面図。 【図9】図8のII-II 線における断面側面図。 【図10】本発明の歩行型耕耘機におけるロータリミッ
ション部を示す説明図。 【図11】他の実施例を示す要部の側面図。 【図12】同要部の平面図。 【符号の説明】 A 歩行型耕耘機 B ロータリ部 m ロータリ操作レバー 4 ロータリミッション部 19 ロータリクラッチレバー 21 ロータリ正逆切換レバー 22 ロータリ高低速切換レバー 24 ロータリ入力軸 25 ロータリクラッチ軸 26 ロータリホーク軸 29 両面クラッチ爪 30 正転ベベルギヤ 31 逆転ベベルギヤ 39 ガイド板 39′切欠き 40 ガイド面 41 ピン 43 ボス部 48 巻スプリング 52 下部レバー 53 操作案内部材 55 ガイド溝 58 連結フレーム 63 縦ピン
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ロータリミッション部内でロータリ正逆
切換やロータリ高低速切換等を行うためのホークを連設
したロータリホーク軸に、ロータリクラッチの入切操作
を行うロータリクラッチレバーを連動連設し、該ロータ
リホーク軸端部はボス部中を摺動自在に嵌通すると共
に、ボス部とロータリホーク軸との間には弾性部材を介
装してロータリホーク軸が弾性部材の付勢に抗してボス
部中を軸芯方向に摺動可能に構成し、更には、ロータリ
ホーク軸を嵌通したボス部には、ロータリ正逆切換操作
やロータリ高低速切換操作等を行うためのロータリ操作
レバーを連動連設すると共に、ボス部の上方及び下方に
は該操作レバーの作動を規制するための操作案内部材を
配設してなる歩行型耕耘機におけるロータリクラッチレ
バーのニュートラル作動機構において、 操作案内部材は上側板と下側板とよりなる一体の断面コ
字状に形成すると共に、上側板には、ガイド溝を穿設
し、下側板には先端にガイド片を形成し、ロータリ操作
レバー中途部をガイド溝に多少のガタを保持して遊嵌
し、ボス部に垂設した下部レバーをガイド片の周端面に
当接し、ロータリ操作レバー中途部がガイド溝周縁に当
接する前に下部レバーをガイド片に当接すべく構成して
なることを特徴とする 歩行型耕耘機におけるロータリク
ラッチレバーのニュートラル作動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07219294A JP3406679B2 (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 歩行型耕耘機におけるロータリクラッチレバーのニュートラル作動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07219294A JP3406679B2 (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 歩行型耕耘機におけるロータリクラッチレバーのニュートラル作動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07277023A JPH07277023A (ja) | 1995-10-24 |
JP3406679B2 true JP3406679B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=13482112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07219294A Expired - Lifetime JP3406679B2 (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 歩行型耕耘機におけるロータリクラッチレバーのニュートラル作動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3406679B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-11 JP JP07219294A patent/JP3406679B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07277023A (ja) | 1995-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017178044A (ja) | 作業車両 | |
JP3406679B2 (ja) | 歩行型耕耘機におけるロータリクラッチレバーのニュートラル作動機構 | |
JP2006052803A (ja) | 電動多段変速機 | |
JP3468837B2 (ja) | 作業機 | |
JP2953935B2 (ja) | クラッチ・ブレーキ装置 | |
JP3306498B2 (ja) | 農用作業車 | |
JP2929604B2 (ja) | 自動変速機用シフトレバー装置 | |
JPS6245941Y2 (ja) | ||
JP2660324B2 (ja) | 耕うん機 | |
JP4996405B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2004106594A (ja) | 乗用農作業機の操向構造 | |
JP4176265B2 (ja) | 動力耕耘機の運転操作装置 | |
JPH063699Y2 (ja) | 移動農機の後進耕耘牽制装置 | |
JPH0720435Y2 (ja) | 伝動装置 | |
JP2549936B2 (ja) | 変速操作装置 | |
JP3059422B2 (ja) | 耕うん機 | |
JPS6234827Y2 (ja) | ||
JPH02102832A (ja) | 農用トラクタの走行操作構造 | |
JP2716578B2 (ja) | 変速機構の変速操作部 | |
JPS6343553Y2 (ja) | ||
JPH0523391Y2 (ja) | ||
JPH0739698Y2 (ja) | トラクタのpto変速装置 | |
JP3688991B2 (ja) | クラッチ操作装置 | |
JP2000280766A (ja) | 作業車両の動力伝達装置 | |
JP2024011917A (ja) | 変速装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307 Year of fee payment: 10 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307 Year of fee payment: 10 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |