JP2549936B2 - 変速操作装置 - Google Patents

変速操作装置

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JP2549936B2
JP2549936B2 JP2160494A JP16049490A JP2549936B2 JP 2549936 B2 JP2549936 B2 JP 2549936B2 JP 2160494 A JP2160494 A JP 2160494A JP 16049490 A JP16049490 A JP 16049490A JP 2549936 B2 JP2549936 B2 JP 2549936B2
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shift
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伸一郎 大迫
守孝 牧野
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Tsuda Industries Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は車両における変速操作を行うための装置に
関し、特に自動変速機の走行レンジを選択するための変
速操作装置に関するものである。
従来の技術 周知のように車両用の自動変速機は、複数のクラッチ
やブレーキを適宜に係合あるいは解放させて歯車列にお
ける動力の伝達経路を変えることにより、複数の変速段
に設定するよう構成され、またエンジン負荷や車速に応
じて自動的に変速を実行するよう構成されている。また
停止状態やニュートラル状態において出力軸への動力を
伝達を断つための操作や、後進段に設定する操作、さら
にはある程度の高速状態でも高トルクを得るべくアップ
シフトを制限する状態に設定する操作などは人為的に行
う必要があるので、シフトレバーによってマニュアルバ
ルブを切換えてドライブレンジのみならず、リバースレ
ンジやニュートラルレンジ、ロー(L)レンジなどを選
択するようにしている。
このシフトレバーは、最近ではフロアータイプのもの
が多用されるようになってきている。これは、一般には
運転席に隣接する床部にブラケットを兼ねたシフトレバ
ープレートを固定し、かつ上端部にノブを形成したシフ
トレバーを車両の前後方向に向けて動作可能にシフトレ
バープレートに保持させ、そのシフトレバーの動作をマ
ニュアルバルブに伝達するケーブルをシフトレバーの所
定箇所に連結した構成である。
この種のフロアータイプのシフトレバーにおいては、
操作性を良好にするために、過大な力を要さずに操作で
きること、ノブの高さに大きな変動がないこと、ノブの
ストローク範囲が一定の範囲以下であることなどが要求
され、そのため従来、各種のシフトレバー装置(変速装
置装置)が提案されている。
例えば実開昭63−192816号公報には、一端を回動自在
に保持したレバー部材の先端部と円弧溝に沿って移動す
るスライダとを連結部材によって連結し、この連結部材
にシフトレバーを取付けた変速操作装置が記載されてい
る。また実開昭61−168413号公報には、ブラケットと、
このブラケットに回動自在に取付けた一対のヨークレバ
ーと、これらのヨークレバーの先端部を連結するよう各
ヨークレバーに回転自在に取付けたロッドとの四者によ
って平行運動機構を構成し、そのロッドにシフトレバー
を一体化した装置が記載されている。さらに実開昭61−
133821号公報には、局率の小さい案内溝に沿って移動す
るスライド部材にシフトレバーを一体化した装置が記載
されている。
発明が解決しようとする課題 上述した従来の各装置では、シフトレバーの高さの変
動が少ないなどの利点がある反面、小型化が困難であっ
たり、あるいは操作力が大きくなるなどの不都合があっ
た。
すなわち最初に挙げた実開昭63−192816号公報に記載
された装置では、シフトレバーの高さの変動を抑制し、
また必要なストロークを確保するためには、下端部を回
動自在に固定してあるレバー部材の長さをある程度長く
する必要があり、そのため装置が全体として大型化する
問題があった。
このような情況は上記の実開昭61−168413号公報に記
載された装置においても同様である。すなわちこの公報
に記載された装置は、4リンクからなる平行運動機構に
よってシフトレバーを支持したものであるが、ブラケッ
トに取付けてある一対のヨークレバーを短くすると、そ
の回動量を多くしてストロークを確保することになって
シフトレバーの高さ変動が大きくなる不都合があるか
ら、このような不都合を避けるためヨークレバーをある
程度長くする必要があり、それに伴って装置が全体とし
て大型化する問題があった。
他方、実開昭61−133821号公報に記載された装置は、
機構上、てこ・レバー機構を含んでいないので、上述し
たような大型化の問題が生じないが、シフトレバーが平
行移動に近い運動をするため、シフトレバーの各部の移
動量がほぼ等しくなる。換言すれば、てこ作用を行うこ
とがないのでレバー比(シフトレバーストロークとケー
ブルストロークとの比)が“1"に近くなって大きな値に
できず、その結果、操作力が大きくならざるを得ず、こ
の点で操作性が劣る問題があった。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、操作
性を損なうことなく小型化を図ることのできる変速操作
装置を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達成するために、一端部に
把持操作部を形成した操作レバーと、その操作レバーの
他端部に操作レバーの操作方向と平行な方向に延びて一
体的に設けた連結部材と、その連結部材および操作レバ
ーにおける前記操作方向と平行な方向での前後二箇所に
設けた係合部と、これらの係合部のそれぞれを前記操作
方向と水平な面内で互いに異なる方向に曲線状もしくは
直線状に案内する案内部と、前記二箇所の係合部の間で
前記連結部材に設けたシフトケーブル取付部とを備えて
いることを特徴とするものである。
作用 この発明の装置においては、把持操作部に力を加えて
操作レバーを所定の操作方向に動作させる。この操作レ
バーは、これと一体の連結部材における操作方向の前後
二箇所の係合部を曲線状もしくは直線状の案内部に係合
させることにより保持されており、しかもその二つの案
内部が互いに異なる方向に向けて設けられているから、
操作レバーは把持操作部を外周側としたわずかな回動運
動を伴ってその全体が操作方向に移動する。その結果、
把持操作部の高さ変動が抑制され、また前記二つの係合
部の中間部に設けたシフトケーブルなどの取付部のスト
ロークに対して把持操作部のストロークが大きいから、
所謂レバー比が大きくなって操作力が小さくてよいため
操作性が良好となる。
実 施 例 つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図において、上端部に把持操作部
(ノブ)1を設けたシフトレバー2はパイプからなるも
のであって、押釦3を押すことにより下端部において横
方向に突出させてあるディテントピン4を下降させるよ
う構成されている。このシフトレバー2を保持するシフ
トレバープレート5は、シフトレバー2の下端部を挟ん
で対向する一対のガイド部6,6を有しており、これらの
ガイド部6,6にはシフトレバー2の操作方向(第1図の
左右方向)に沿いかつ上方にわずか凸となるよう湾曲し
たガイド溝7,7がそれぞれ形成され、シフトレバー2に
取付けたローラ8,8がそれぞれのガイド溝7,7に移動可能
に係合している。すなわちシフトレバー2の下端部には
その操作方向と直交する方向(第2図の左右方向)にパ
イプ9が取付けられており、そのパイプ9に挿入したピ
ン10の両端部が各ガイド溝7,7を貫通して突出してお
り、その突出端にローラ8,8が嵌合されている。なお、
これらのローラ8,8は第2図に断面で示すようにシフト
レバー2側で小径となるテーパ状に形成され、またガイ
ド溝7,7の内壁面もローラ8,8の形状に合わせてテーパ面
とされている。その結果、これら一対のローラ8,8でシ
フトレバープレート5を挟み付けた状態となっており、
これによりシフトレバー2の第2図の左右方向への移動
が規制されている。
前記パイプ9には、シフトレバー2の操作方向で前後
方向(第1図の左右方向)に向けて板状の連結部材11が
一体に取付けられており、またシフトレバープレート5
の一部はこの連結部材11と平行となるよう操作方向で前
側に延びてガイドプレート部12となっている。このガイ
ドプレート部12には、後端側(第1図の右側)で次第に
高くなりかつ前記ガイド溝7,7より若干曲率の大きいガ
イド溝13が形成されており、連結部材11の先端部にピン
14によって取付けたローラ15がガイド溝13に移動可能に
係合している。なお、このガイド溝13の内壁面およびロ
ーラ15も、前記のガイド溝7,7およびローラ8,8と同様に
テーパ状に形成されている。
そして連結部材11の中間部、したがって前記のローラ
8,8,15の中間部に、シフトケーブル取付ピン16が設けら
れている。
なお、第1図中符号17はディテントプレート部であっ
て、このディテントプレート部17には前記ディテントピ
ン4を係合させる複数の凹部18が形成され、パーキング
ポジションから他のポジションへの操作、リバースポジ
ションからパーキングポジションへの操作、ニュートラ
ルポジションからパーキングポジションへの操作など
を、前記押釦3の押動操作によってディテントピン4を
下げることにより可能とするようになっている。また符
号19はアウターケーブル(図示せず)の取付点を示し、
このアウターケーブルに挿通したインナーケーブル(図
示せず)の端部が前記シフトケーブル取付ピン16に固定
される。
上述した変速操作装置では、ノブ1に力を作用させて
シフトレバー2を第1図の左右方向に動かすことにより
変速操作を行う。すなわち第1図に実線で示す状態はパ
ーキングポジションに設定してある状態であり、シフト
レバー2に取付けたローラ8,8がガイド溝7,7の一方の端
部付近に位置し、また連結部材11の先端部に取付けたロ
ーラ15がガイドプレート部12におけるガイド溝13の一方
の端部付近に位置し、シフトレバー2はほぼ直立状態と
なっている。ディテントピン4はパーキングポジション
に対応する凹部18に嵌合していてシフトレバー2の移動
を規制している。この状態からシフトレバー2を他のポ
ジションに移動させるには、押釦3を押してディテント
ピン4を凹部18から抜け出させ、ノブ1を第1図の右方
向に引く。このようにして加えた力は、シフトレバー2
を第1図の時計方向に回動させる力およびシフトレバー
2を第1図の右方向に平行移動させる力として作用する
が、シフトレバー2の下端部に取付けてあるローラ8,8
は第1図のほぼ左右方向(車両としては前後方向)に向
けて形成してあるガイド溝7,7に係合し、かつ連結部材1
1の先端部におけるローラ15は、前述したように第1図
の右斜め上方に向けて円弧状に形成してあるガイド溝13
に係合しているから、シフトレバー2の下端部はガイド
溝7,7に沿うほぼ直線的な移動を行い、同時に連結部材1
1の先端部は第1図の右方向に移動しつつ上昇する。し
たがってシフトレバー2は、ガイド溝7,7に沿う移動と
併せて連結部材11の先端部が持ち上げられることによる
回動動作を行う。第1図中鎖線で示す状態はシフトレバ
ー2を限界位置まで移動させた状態である。
すなわち上記の装置では、シフトレバー2の下端部の
支持点であるローラ8,8が操作方向にほぼ水平に移動
し、これと同時に他の支持点である連結部材11の先端側
のローラ15が、ローラ8,8を中心とした回動動作を行う
ので、ノブ1の高さの変動量ΔHが少なく、実用上はほ
ぼ平行移動したのと同様な印象のものとなる。またシフ
トレバー2は回動動作を伴う移動をするので、シフトケ
ーブル取付ピン16のストローク量S1に対してノブ1のス
トローク量S2が大きくなり、換言すればレバー比をある
程度大きくすることができ、その結果、小さい操作力で
操作することができる。またシフトケーブル取付ピン16
がシフトレバー2の支持点であるローラ8,8,15の近くに
位置しているが、シフトレバー2は上述のように回動と
平行移動との併進運動を行うので、シフトケーブル取付
ピン16の移動量すなわちシフトケーブルの必要充分なス
トローク量を確保することができる。
なお、上述した実施例から明らかなようにこの発明の
装置は、機構上、両スライダ機構として分類される機構
によってシフトレバーを支持するものであり、したがっ
て各スライダに相当する各ローラを案内するガイド溝の
形状によって移動軌跡が決まるが、この発明の案内部の
形状は、上記の実施例で示したものに限定されないので
あって、この発明における二つの案内部は、少なくとも
互いに異なる方向に沿うものであればよい。またこの発
明における係合部と案内部とは、上記の実施例で示した
ローラとガイド溝に限定されず、必要に応じて種々のも
のを採用することができる。
発明の効果 以上説明したようにこの発明の変速操作装置は、操作
方向での前後二箇所に設けた係合部と、各係合部のそれ
ぞれを移動自在に保持しかつ各係合部を互いに異なる方
向に案内する案内部とによって操作レバーおよびこれと
一体の連結部材を保持する構成としたから、操作レバー
の支持機構として水平軸を中心に回動することにより操
作レバーを案内するてこもしくはレバーに相当する部材
がないから、全体としての構成を小型化することがで
き、ひいてはシフトポジションを表示する表示面を低く
でき、かつまた周辺機器との適合性を向上させることが
できる。さらにこの発明では、把持操作部を操作方向に
移動させれば、操作レバーの全体は回動と平行移動とを
同時に行う併進運動を行って移動し、その結果、把持操
作部の高さ変動を小さくすることができ、また連結部材
の中間に設けたシフトケーブル取付部のストローク量に
対して把持操作部のストローク量が大きくなるから、レ
バー比が大きくなって小さい力で操作することができ、
したがって総じて操作性の良いものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
そのII−II線に沿う断面図である。 1……ノブ、2……シフトレバー、5……シフトレバー
プレート、7,13……ガイド溝、8,15……ローラ、11……
連結部材、12……ガイドプレート部、16……シフトケー
ブル取付ピン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部に把持操作部を形成した操作レバー
    と、その操作レバーの他端部に操作レバーの操作方向と
    平行な方向に延びて一体的に設けた連結部材と、その連
    結部材および操作レバーにおける前記操作方向と平行な
    方向での前後二箇所に設けた係合部と、これらの係合部
    のそれぞれを前記操作方向と平行な面内で互いに異なる
    方向に曲線状もしくは直線状に案内する案内部と、前記
    二箇所の係合部の間で前記連結部材に設けたシフトケー
    ブル取付部とを備えていることを特徴とする変速操作装
    置。
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