JP3404902B2 - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JP3404902B2
JP3404902B2 JP17138794A JP17138794A JP3404902B2 JP 3404902 B2 JP3404902 B2 JP 3404902B2 JP 17138794 A JP17138794 A JP 17138794A JP 17138794 A JP17138794 A JP 17138794A JP 3404902 B2 JP3404902 B2 JP 3404902B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作物の円筒状の外径
を研削する研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒研削盤等の研削装置においては、図
11に示すように、主軸台と心押台のセンタ15a,1
6aにより支持した工作物Wに対し回転する砥石車19
を有する砥石台を送り込んで被研削面の外径を研削して
いる。砥石台の位置を、図10の図表の線Gに示すよう
に、粗研削G1、精研削G2、微研削G3と順次送り速
度を減少させながら送り込むことにより、工作物Wの被
研削面Waの外径は、砥石台位置に換算した値で示せ
ば、例えば線Hに示すように減少する。この種の円筒研
削加工においては、高い精度を得るためにインプロセス
計測装置を用いて研削中に被研削面の外径を計測しなが
ら加工を行い、被研削面Waの外径が粗研削完了径d1
に達すれば送り速度を粗研送りから精研送りに切り替
え、精研削完了径d2に達すれば精研送りから微研送り
に切り替え、仕上目標径Dに達すれば研削加工を完了し
て、砥石台を後退させている。
【0003】この種の研削装置では、研削加工に必要な
研削抵抗により工作物及びその支持部の撓み(研削残
量)が生じ、この研削残量は図10の線Iに示すよう
に、各研削工程毎に時間の進行につれて或る所定値に集
束するが、精研削及び微研削後の被研削面の精度や真円
度などの仕上げ状態を所定の値に保つためには、精研削
及び微研削時には研削残量がこの所定値に集束してから
所定回転回数の加工を行うようにする必要がある。しか
しながら、粗研削または精研削完了時の研削残量と、精
研削または微研削終了時に必要な所定の研削残量(集束
値)との間には相当な差があるので、精研削または微研
削には相当な時間を必要として研削サイクルタイムが増
大し、またそのばらつきも増大する。
【0004】このような問題を解決するために、出願人
は先に、図8に示すように、前段研削(粗研削及び/ま
たは精研削、以下単に荒研削という)において、インプ
ロセス計測装置により計測される被研削面Waの径(破
線F1)が所定の荒研削完了径D1に達した後に砥石台
を線E2に示すように後退位置e2まで後退させること
により、研削残量を微研削(以下仕上げ研削という)の
際の集束値に近い値zに減少させて仕上げ研削の際の取
り代を被研削面Waの仕上げ状態維持に必要な最小値と
し、その分だけ荒研削の際の取り代を大きくして研削サ
イクルタイムを短縮させることを提案した(特願平5−
245023号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平5−245
023号の技術では、図8に示すように、砥石台が後退
している間も被研削面Waは砥石車19により研削され
てその外径はΔDだけ減少し、後退後に仕上げ研削に必
要な研削残量zを工作物Wに与える後退位置e2はこの
外径の減少量ΔD及び荒研削完了径に応じて変化する。
上記技術では工作物1回転当たりの砥石車19の切込み
送り量及び荒研削完了時の研削残量によりこの減少量Δ
Dの予測値を演算し、これと荒研削完了径に対応する砥
石台位置に基づいて後退位置e2を演算している。しか
しながら、この減少量ΔDは、後退時に被研削面Waの
真円度を向上させるためなどの目的で後退速度または後
退時間を調整する場合にはこれらの調整に伴って変化す
るのに対し、上記技術ではこれらの調整を考慮せずにこ
の減少量ΔDの予測値及び荒研削完了径を演算している
ので、演算される後退位置e2が現実の値と相違したも
のとなることがある。
【0006】例えば後退時間を長くした場合には、被研
削面の径の現実の減少量ΔDが予測値より増大するの
で、図9(a) に示すように砥石台の後退位置e2が現実
に即した適切な位置よりも小(砥石台13の送り込み不
足)となり、砥石車19が被研削面Waから離れる非研
削状態(符号Nで示す範囲)が発生するので、研削サイ
クルタイムは後退時間の増大分だけでなく非研削状態の
分も増大し、また仕上げ研削の取り代Δdが減少するの
で精度及び真円度が低下する。また後退時間を短くした
場合には、被研削面の径の現実の減少量ΔDが予測値よ
り減少するので、図9(b) に示すように砥石台の後退位
置e2が現実に即した適切な位置よりも大(砥石台13
の送り込み過ぎ)となり、これにより過大となった研削
残量が所定の集束値まで減少する前に仕上目標径Dに達
するので精度及び真円度が低下するという問題がある。
【0007】本発明は、荒研削後の後退速度または後退
時間等の後退状態を示す因子を考慮することにより砥石
台が後退している間における被研削面の外径の減少量の
予測値の演算精度を高め、この減少量を考慮して荒研削
完了径を演算して、後退速度または後退時間を調整した
場合でも、研削サイクルタイムが増大したり、被研削面
の精度及び真円度が低下したりしないようにすることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、モータにより回転駆動される砥石車19を有する
砥石台13と、前記砥石車19とこれにより研削される
工作物Wが互いに接近離間する方向に前記砥石台13と
工作物Wを相対移動させる駆動手段100と、前記砥石
台13の位置を検出する位置検出手段110と、研削中
に工作物Wの被研削面Waの外径を計測する計測手段1
20を備え、荒研削に引き続き仕上げ研削を行って前記
被研削面Waを仕上目標径とする研削装置であり、前記
駆動手段100を作動させ前記計測手段120により計
測される被研削面Waの径が所定の荒研削完了径になる
まで前記砥石台13を所定の荒研削速度で前進させて前
記砥石車19により前記被研削面Waを荒研削し、次い
で前記砥石台13を所定の後退位置となるまで後退さ
せ、次いで前記計測手段120により計測される被研削
面Waの径が前記仕上目標径に達するまで前記砥石台1
3を所定の仕上げ研削速度で前進させて前記砥石車19
により前記被研削面Waを仕上げ研削する制御手段13
0を備えている。本発明による研削装置は、更に前記砥
石車19の切れ味を示す因子を演算する第1演算手段1
40と、この第1演算手段140により演算された因子
を入力情報としてファジー推論により前記荒研削に続く
前記砥石台13の後退の間における前記砥石車19の研
削による前記被研削面Waの径の減少量を予測演算する
工作物減少径予測手段150と、この工作物減少径予測
手段150により予測演算された減少量に基づき前記荒
研削完了径を演算する第2演算手段160を備えてい
る。
【0009】本発明による研削装置は、荒研削において
研削される被研削面Waの径が前記荒研削完了径となっ
て後退が開始される時期における前記砥石台13の位置
と前記工作物減少径予測手段150により予測演算され
た減少量とに基づいて前記後退位置を演算する第3演算
手段170を更に備えたものとすることが好ましい。
【0010】
【作用】工作物減少径予測手段150は、第1演算手段
140により演算された砥石車19の切れ味を示す因子
を考慮したファジー推論により、荒研削後の砥石台13
の後退の間における研削による被研削面Waの径の減少
量を予測演算する。第2演算手段160はこの予測演算
された減少量に基づき荒研削完了径を演算する。
【0011】制御手段130は駆動手段120を作動さ
せて、先ず計測手段120により計測される被研削面W
aの径が前述の荒研削完了径になるまで砥石台13を荒
研削速度で前進させて砥石車19により被研削面Waを
荒研削し、次いで砥石台13を所定の後退位置となるま
で後退させ、次いで仕上げ研削速度で前進させて、計測
手段120により計測される被研削面Waの径が仕上目
標径に達するまで、砥石車19により被研削面Waを仕
上げ研削する。
【0012】被研削面Waの径の減少量は砥石車19の
切れ味を示す因子を考慮して演算されているので、荒研
削完了径の演算結果にもこの因子は反映され、この減少
量が大きい場合には荒研削完了径は大きくなり、減少量
が小さい場合には荒研削完了径は小さくなる。従って、
所定の後退位置まで後退した仕上げ研削開始時にはほゞ
所定値の取り代が与えられ、また研削残量は仕上げ研削
の際の集束値に近い値となる。
【0013】第3演算手段170を備えたものによれ
ば、後退が開始される時期における砥石台13の位置及
び予測演算された減少量に基づいて後退位置が演算さ
れ、減少量が大きい場合には後退位置は大きくなり、減
少量が小さい場合には後退位置が小さくなるので、仕上
げ研削開始時の研削残量が仕上げ研削の際の集束値から
外れた値となることが避けられる。
【0014】
【実施例】以下に図2〜図7に示す実施例により、本発
明の説明をする。図2に示すように、研削盤10のベッ
ド11上に左右方向(Z方向)移動可能に案内支持した
工作物テーブル12上には、主軸15を軸承する主軸台
14と心押台16が左右方向に対向して同軸的に設けら
れ、工作物Wは主軸15と心押台16に設けたセンタ1
5a,16aにより両端が支持されている。主軸15は
主軸台14に設けたモータ18により回転駆動され、工
作物Wは左端部が主軸15から突設された回止め部材1
7に係合されて主軸15と共に回転される。
【0015】また、ベッド11上には、Z方向と直交す
る水平なX方向に移動可能に砥石台13が案内支持さ
れ、この砥石台13にはCBN砥石等の砥石車19が主
軸15と平行な砥石軸20により軸承され、Vベルト回
転伝達機構21を介してモータ22により回転駆動され
る。ベッド11に設けたサーボモータ23は、数値制御
装置30のパルス分配回路34から分配される制御パル
スに基づいて作動する駆動回路41により制御駆動さ
れ、図略の送りねじ装置を介して砥石台13にX方向の
送りを与えるものである。エンコーダ等の位置検出器2
5はサーボモータ23の回転角度を介して砥石台13の
移動位置を検出し、この検出値はセンサコントローラ4
2を介して数値制御装置30に入力される。
【0016】工作物テーブル12上に設置されたインプ
ロセス計測装置24は、1対の測定子24aの先端部を
研削中の工作物Wの被研削面Waに係合してその外径寸
法を連続的に直接測定し、その測定信号(アナログ信
号)は数値制御装置30に入力される。
【0017】数値制御装置30は、図2に示すように、
研削装置全体を制御し管理する中央処理装置(CPU)
31、メモリ32、外部とのデータの授受を行うインタ
フェース33、及びCPU31からの指令に応じて駆動
パルスを分配送出するパルス分配回路34を備えてい
る。CPU31には、A−Dコンバータ35を介して計
測装置24が接続され、またセンサコントローラ42が
接続されている。このセンサコントローラ42はCPU
31により制御され、前述の位置検出器25が接続され
ている。更に、インタフェース33には、制御データ等
を入力するキーボード等の入力装置40が接続され、ま
たパルス分配回路34には、駆動回路41を介して前述
のサーボモータ23が接続されている。メモリ32に
は、工作物Wを加工するための加工プログラム、ファジ
ー推論を実行するためのプログラム、ファジー推論に使
用する各メンバシップ関数及びプロダクションルール、
並びにその他のデータ等が格納されている。
【0018】本実施例と各請求項の関係において、サー
ボモータ23が駆動手段100を、位置検出器25が位
置検出手段110を、計測装置24が計測手段120
を、CPU31及びパルス分配回路34が制御手段13
0を、CPU31及びメモリ32が第1演算手段14
0、工作物減少径予測手段150、第2演算手段160
及び第3演算手段170をそれぞれ構成している。
【0019】次に、上記のように構成された本実施例の
動作を図3に示すフローチャート及び図8に示す作動状
態の説明図により説明をする。CPU31は研削開始に
先立ち、先ず工作物毎に予め与えられた研削条件に基づ
き、次の数式1により指定工作物径D0を演算する。
【0020】
【数1】D0=D+Δd+F(t+T) ただし D:仕上目標径(mm) Δd:仕上げ研削での取り代(mm) (所定の精度・真円度を得るに必要な最小値) F:荒研削切込み速度(mm/s) t:荒研削後の後退時間(s) (被研削面の真円度向上などのために工作物毎に定めら
れた値) T:後述するステップ103〜105の演算に必要な時
間(s) (例えば0.1秒) 入力装置40からの指令により研削装置が作動を開始す
ると、数値制御装置30のCPU31は、砥石車19が
回転し、主軸台14と心押台16により支持された工作
物Wがモータ18により所定の速度で回転した状態で、
研削条件として予め与えられた荒研削切込み速度で砥石
台13を前進させて(図8の実線E1)、工作物Wの荒
研削を開始する(図3のステップ101)。荒研削の間
に時々刻々変化する砥石台13の切込み送り位置eは位
置検出器25により検出され、その検出値はセンサコン
トローラ42を経てCPU31に入力され、また計測装
置24は測定子24aが工作物Wの被研削面Waに係合
されて被研削面Waの外径dをインプロセス計測し、そ
の計測値はA−Dコンバータ35によりデジタル信号に
変換してCPU31に入力される。
【0021】CPU31は、計測装置24により計測さ
れた被研削面Waの外径dが前述のように予め演算した
指定工作物径D0に達すれば(ステップ102)、ファ
ジー推論に必要な情報の演算を行う(ステップ10
3)。本実施例ではここで演算する情報は、位置偏差
(サーボモータ23に対する指令値に対応する砥石台1
3の位置と位置検出器25の出力値に対応する砥石台1
3の位置との差)及び研削残量(位置検出器25の出力
値に対応する砥石台13の位置と計測装置24の出力値
に対応する砥石台13の位置との差、砥石車19の切れ
味の変化と関連して変化する値)である。次いでCPU
31は、研削条件として予め与えられた荒研削切込み速
度及び荒研削後の後退時間並びに先に演算した位置偏差
及び研削残量に基づき、ファジー推論により、荒研削後
の後退中における被研削面Waの外径の減少量ΔDを予
測演算する(ステップ104)。このファジー推論の内
容は次の通りである。
【0022】本実施例の研削装置のメモリ32には、図
4の(a)〜(d)に示す荒研削切込み速度、後退時間、位置
偏差及び研削残量に関する入力情報メンバシップ関数、
図5に示す出力情報メンバシップ関数、並びに図6に示
すプロダクションルールが記憶されている。各入力情報
メンバシップ関数の横軸は、それぞれ荒研削切込み速
度、後退時間、位置偏差及び研削残量であり、縦軸は0
から1までのグレードである。SL、MD、LGは、小
さい、中ぐらい、大きいと思われる各横軸の数値に対す
るグレードの変化を表す関数である。出力情報メンバシ
ップ関数の横軸は工作物径減少量の係数であり、縦軸は
0から1までのグレードである。VS、SL、MS、M
D・・・はプロダクションルールで選択される関数であ
り、グレードにより頭切りされた関数の面積重心から補
正率が算出される。CPU31は予め与えられた荒研削
切込み速度及び後退時間、並びにステップ103で演算
した位置偏差及び研削残量の各値と各入力情報メンバシ
ップ関数により、先ず各グレードを演算する。この演算
された各グレードの数値を図6のプロダクションルール
に適用してMINをとり、得られたグレードに基づき出
力情報メンバシップ関数の対応する関数を頭切りし、頭
切りされた関数の面積の重心計算により、工作物径減少
量の係数を演算する。そしてCPU31は、予め数値演
算あるいは実験などにより定められた基準的状態におけ
る工作物径減少量にこの係数を乗じて工作物径の減少量
ΔDを予測演算する。
【0023】次いでCPU31は次の数式2により荒研
削完了径D1を演算する(ステップ105)。
【0024】
【数2】D1=D+ΔD+Δd 被研削面Waの外径dが指定工作物径D0に達した後に
行われるこの荒研削完了径D1の演算は、荒研削がある
程度進行して現実の荒研削切込み速度が所定値に近い値
に集束し、位置偏差及び研削残量も集束した状態におい
て行われ、また被研削面Waの外径dが荒研削完了径D
1に達する前に完了する。
【0025】図8の線E1及びF1に示す荒研削が進行
し、計測装置24により計測された被研削面Waの直径
dが荒研削完了径D1に達すれば(ステップ106)、
CPU31は次の数式3により砥石台13の後退位置e
2を演算して(ステップ107)、図8の実線E2に示
すように、砥石台13の後退を開始する(ステップ10
8)。
【0026】
【数3】e2=d−ΔD−z ただし e2:右辺で演算された直径(被研削面Wa)
を砥石台13の位置に換算した値 d:その時に計測装置24により計測された被研削面W
aの直径 z:仕上げ研削に必要な研削残量(集束値)。標準的状
態におけるこの集束値及び荒研削完了時の研削残量によ
り演算する。
【0027】この時の後退速度は、研削条件として予め
与えられた荒研削後の後退時間t及び砥石台13の現在
位置とステップ107にて求められて後退位置より演算
された後退量に基づいて演算された値であり、工作物W
のスプリングバック速度よりも小さい値である。
【0028】そして位置検出器25により検出される砥
石台13の位置eが後退位置e2となれば(ステップ1
09)、CPU31は図8の実線E3に示すように、研
削条件として予め与えられた仕上げ研削送り速度で砥石
台13を前進させて、工作物Wの仕上げ研削を開始する
(ステップ110)。そして計測装置24により計測さ
れる被研削面Waの直径dが仕上目標径Dに達すれば
(ステップ111)、CPU31は砥石台13を後退さ
せて(ステップ112)その工作物Wの研削加工を終了
し、引き続き次の工作物Wの加工を行う。なお砥石台1
3の仕上げ研削送りと後退の間には、必要に応じて所定
時間のスパークアウト研削を行ってもよい。
【0029】上記実施例に示す各メンバシップ関数及び
プロダクションルールから理解されるように、各入力情
報メンバシップ関数である荒研削切込み速度、後退時
間、位置偏差及び研削残量(これは砥石車19の切れ味
の変化と関連して変化する)が大きいほど、工作物径減
少量の係数は大きくなり、従って減少量ΔDは増大し、
これらの値が小さいほど減少量ΔDは減少する。従っ
て、被研削面Waの真円度を高めるなどの目的でこの後
退時間を調整すれば、後退時間の増減に応じて現実の減
少量ΔDは増減し、これに応じて荒研削完了径D1及び
荒研削後の後退位置e2が変化する。ただし後退位置e
2の変化量は荒研削完了径D1の変化量に比してかなり
小さい。
【0030】これを具体的に説明すれば、後退時間が大
きいときは図7(a) に示すように減少量ΔDは増大する
が荒研削完了径D1も増大し、一方後退位置e2はそれ
ほど変化しないので、仕上げ研削の取り代Δd及び仕上
げ研削に必要な研削残量zはあまり変化しない。後退時
間が小さいときは図7(b) に示すように減少量ΔDは減
少するが荒研削完了径D1も減少し、一方後退位置e2
はそれほど変化しないので、この場合も仕上げ研削の取
り代Δd及び仕上げ研削に必要な研削残量zはあまり変
化しない。従って後退時間の増減にかかわらず、仕上げ
研削開始時には所定の取り代が与えられ、また研削残量
は仕上げ研削の際の集束値に近い値zとなる。これによ
り、取り代の増大あるいは非研削時間の発生により研削
サイクルタイムが増大することはなく、また取り代の不
足あるいは研削残量が所定値に集束しないことにより精
度不良や真円度不良が生じることは少なくなる。
【0031】上記実施例では後退位置e2を演算(ステ
ップ107)した後に砥石台13を後退(ステップ10
8)させているが、この両ステップを入れ替え、先ず砥
石台13の後退を開始させ、後退中の初期に後退位置e
2の演算をするようにしてもよい。この場合には、計測
装置24により計測された被研削面Waの直径dとして
荒研削完了時のものを使用すればよい。また、前述のよ
うに後退位置e2はそれほど変化しないので、研削条件
として一定の値の後退位置e2を与えるようにしてもよ
い。しかしながらステップ107のようにして演算した
後退位置e2を使用すれば、減少量ΔDが大きい場合に
は後退位置e2は大きくなり、減少量ΔDが小さい場合
には後退位置e2が小さくなるので、仕上げ研削開始時
の研削残量が仕上げ研削の際の集束値から外れた値とな
ることが避けられる。
【0032】上記実施例では、荒研削後の砥石台13の
後退の間において被研削面の真円度向上などの目的で行
う後退状態の調整は、後退時間により行っているが、本
発明は後退状態の調整を後退速度により行うようにして
実施してもよい。また、荒研削後の後退時間は研削条件
として予め与えられるものとしたが、工作物の寸法形状
などにより荒研削後の後退時間を演算するようにしても
よい。
【0033】また、上記実施例の数式3では、仕上げ研
削に必要な研削残量zを考慮して後退位置e2を演算し
ているが、この数式3から研削残量zを除いても実用上
は差し支えない。この場合には、仕上げ研削開始時の研
削残量は0となるが、仕上げ研削の進行によりすぐに所
定の研削残量となるので、被研削面の精度及び真円度が
低下することは殆どない。
【0034】更に、本実施例においては、現在加工して
いる工作物の荒研削の間に、加工中の工作物に対して必
要な各種の演算(ステップ103,104,105,1
07)を行っている。しかし、このような演算は必ずし
も現在加工中の工作物の荒研削中に行う必要はない。例
えば、連続して工作物を加工する場合では、1つ前の工
作物とその次の工作物との間には、加工条件等にあまり
大きな違いがない場合が存在する。このような時には、
1つ前の工作物の情報を用いて演算し、この演算結果を
次の工作物の加工に用いることができる。このような場
合においては、1つ前の工作物の加工中のどの状態の時
でも演算を行うことができる。即ち、荒研削中だけでな
く、仕上げ研削中でも演算を行うことが可能である。
【0035】
【発明の効果】このような本発明によれば、荒研削後の
砥石台の後退の間における研削による被研削面の径の減
少量を、砥石車の切れ味を示す因子を考慮したファジー
推論により予測演算しており、これにより後退時間ある
いは後退速度などの後退状態の調整により減少量が大き
くなった場合には荒研削完了径は大きくなり、減少量が
小さくなった場合には荒研削完了径は小さくなるので、
所定の後退位置まで後退した仕上げ研削開始時にはほゞ
所定値の取り代が与えられ、また研削残量は仕上げ研削
の際の集束値に近い値となる。従って、仕上げ研削に必
要な取り代の研削を行えば被研削面は仕上目標径となる
ので、後退状態を調整した場合でも、研削サイクルタイ
ムが増大したり、被研削面の精度及び真円度が低下した
りすることはなくなる。
【0036】後退が開始される時期における砥石台の位
置及び予測演算された減少量に基づいて後退位置を演算
する第3演算手段を備えたものによれば、減少量が大き
い場合には後退位置は大きくなり、減少量が小さい場合
には後退位置が小さくなるので、仕上げ研削開始時の研
削残量は仕上げ研削の際の集束値から外れた値となるこ
とが避けられる。従ってこれによれば、被研削面の精度
及び真円度が所望の値から外れることが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による研削装置の構成を示す図であ
る。
【図2】 本発明による研削装置の一実施例の全体構成
を示す図である。
【図3】 図2に示す実施例の作動を示すフローチャー
トである。
【図4】 図に示す実施例のファジー推論に使用する入
力情報メンバシップ関数の例を示す図である。
【図5】 同じく出力情報メンバシップ関数の例を示す
図である。
【図6】 同じくプロダクションルールの例を示す図で
ある。
【図7】 本発明による研削装置の作動状態の説明図で
ある。
【図8】 本発明を適用する研削装置の基本的作動状態
の説明図である。
【図9】 従来の不都合な作動状態の説明図である。
【図10】 従来の研削装置の作動状態の説明図であ
る。
【図11】 本発明を適用する研削装置の一例の主要部
を示す図である。
【符号の説明】
13…砥石台、19…砥石車、100…駆動手段、11
0…位置検出手段、120…計測手段、130…制御手
段、140…第1演算手段、150…工作物減少径予測
手段、160…第2演算手段、170…第3演算手段、
W…工作物、Wa…被研削面。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−106452(JP,A) 特開 昭61−136765(JP,A) 特開 昭61−25771(JP,A) 特開 昭63−174872(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 47/20 B24B 49/04 B24B 49/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転駆動される砥石車を有
    する砥石台と、前記砥石車とこれにより研削される工作
    物が互いに接近離間する方向に前記砥石台と工作物を相
    対移動させる駆動手段と、前記砥石台の位置を検出する
    位置検出手段と、研削中に工作物の被研削面の外径を計
    測する計測手段を備え、荒研削に引き続き仕上げ研削を
    行って前記被研削面を仕上目標径とする研削装置におい
    て、前記駆動手段を作動させ前記計測手段により計測さ
    れる被研削面の径が所定の荒研削完了径になるまで前記
    砥石台を所定の荒研削速度で前進させて前記砥石車によ
    り前記被研削面を荒研削し、次いで前記砥石台を所定の
    後退位置となるまで後退させ、次いで前記計測手段によ
    り計測される被研削面の径が前記仕上目標径に達するま
    で前記砥石台を所定の仕上げ研削速度で前進させて前記
    砥石車により前記被研削面を仕上げ研削する制御手段を
    備え、更に前記砥石車の切れ味を示す因子を演算する第
    1演算手段と、この第1演算手段により演算された因子
    を入力情報としてファジー推論により前記荒研削に続く
    前記砥石台の後退の間における前記砥石車の研削による
    前記被研削面の径の減少量を予測演算する工作物減少径
    予測手段と、この工作物減少径予測手段により予測演算
    された減少量に基づき前記荒研削完了径を演算する第2
    演算手段を備えたことを特徴とする研削装置。
  2. 【請求項2】 荒研削において研削される被研削面の径
    が前記荒研削完了径となって後退が開始される時期にお
    ける前記被研削面の径と前記工作物減少径予測手段によ
    り予測演算された減少量とに基づいて前記後退位置を演
    算する第3演算手段を更に備えてなることを特徴とする
    求項1に記載の研削装置。
  3. 【請求項3】 前記第1演算手段における前記砥石車の
    切れ味を示す因子は、前記砥石台の位置偏差及び研削残
    量であり、前記工作物減少径予測手段は、この位置偏差
    及び研削残量と、荒研削切込み速度及び荒研削後の後退
    間とに基づいて、前記減少量を予測演算することを特
    徴とする請求項1に記載の研削装置。
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