JP2786879B2 - 内面研削装置 - Google Patents
内面研削装置Info
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- JP2786879B2 JP2786879B2 JP10302389A JP10302389A JP2786879B2 JP 2786879 B2 JP2786879 B2 JP 2786879B2 JP 10302389 A JP10302389 A JP 10302389A JP 10302389 A JP10302389 A JP 10302389A JP 2786879 B2 JP2786879 B2 JP 2786879B2
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- grinding
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- drive device
- measuring
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- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内面研削装置に関する。
従来の技術による内面研削は、工作物の凹部乃至穴部
の加工において、先ずフライス盤で内面を切削加工し、
次工程において内面研削盤で切削加工された内周面を研
削仕上げしている。
の加工において、先ずフライス盤で内面を切削加工し、
次工程において内面研削盤で切削加工された内周面を研
削仕上げしている。
従来の技術による工作物の凹部乃至穴部の加工のよう
に、先ずフライス盤で内周面を切削加工し、次工程にお
いて内面研削盤で切削加工された内周面を単に研削仕上
げを行った場合、フライス切削後の内周面寸法の分布範
囲は広く、それにも拘らず同一条件で単に研削仕上げを
するので、研削代の大小により砥石軸の撓みが一定でな
く、研削精度が高くなく、例えば寸法誤差が大きくな
る。
に、先ずフライス盤で内周面を切削加工し、次工程にお
いて内面研削盤で切削加工された内周面を単に研削仕上
げを行った場合、フライス切削後の内周面寸法の分布範
囲は広く、それにも拘らず同一条件で単に研削仕上げを
するので、研削代の大小により砥石軸の撓みが一定でな
く、研削精度が高くなく、例えば寸法誤差が大きくな
る。
この発明による内面研削装置は、荒研削と仕上げ研削
とを行う内面研削砥石駆動装置、工作物内周面計測定寸
装置、前記二者に対向し得る工作物回転駆動装置、工作
物回転駆動装置を内面研削砥石駆動装置と工作物内周面
計測定寸装置とに選択対向し得るように工作物回転駆動
装置と内面研削砥石駆動装置及び工作物内周面計測定寸
装置とを相対移動し、且つ切込み送りをする送り駆動装
置、並びに送り駆動装置を制御し、且つ工作物内周面計
測定寸装置からの計測信号が入力される制御装置を具備
し、前記制御装置は、工作物回転駆動装置と内面研削砥
石駆動装置との対向位置決め及び設定量切込み送りによ
り荒研削を行う荒研削指令、工作物回転駆動装置と内面
研削砥石駆動装置との対向位置決め及び設定切込み量の
切込みと工作物内周面計測定寸装置の計測寸法差に基づ
く補正切込み量の切込みとにより仕上げ研削を行う仕上
げ研削指令、工作物回転駆動装置と工作物内周面計測定
寸装置との対向位置決めにより計測を行う計測指令を順
次出力し、計測寸法が所定値以下になるまで、仕上げ研
削指令・計測指令を繰り返す加工プログラムを備えてい
る。
とを行う内面研削砥石駆動装置、工作物内周面計測定寸
装置、前記二者に対向し得る工作物回転駆動装置、工作
物回転駆動装置を内面研削砥石駆動装置と工作物内周面
計測定寸装置とに選択対向し得るように工作物回転駆動
装置と内面研削砥石駆動装置及び工作物内周面計測定寸
装置とを相対移動し、且つ切込み送りをする送り駆動装
置、並びに送り駆動装置を制御し、且つ工作物内周面計
測定寸装置からの計測信号が入力される制御装置を具備
し、前記制御装置は、工作物回転駆動装置と内面研削砥
石駆動装置との対向位置決め及び設定量切込み送りによ
り荒研削を行う荒研削指令、工作物回転駆動装置と内面
研削砥石駆動装置との対向位置決め及び設定切込み量の
切込みと工作物内周面計測定寸装置の計測寸法差に基づ
く補正切込み量の切込みとにより仕上げ研削を行う仕上
げ研削指令、工作物回転駆動装置と工作物内周面計測定
寸装置との対向位置決めにより計測を行う計測指令を順
次出力し、計測寸法が所定値以下になるまで、仕上げ研
削指令・計測指令を繰り返す加工プログラムを備えてい
る。
さらに、前記加工プログラムは、前記工作物内周面計
測定寸装置からの寸法差に基づいて補正切込み量を演算
する演算手段及び前記工作物内周面計測定寸装置の計測
寸法に基づく補正切込み量を更新設定する更新設定手段
を備えている。
測定寸装置からの寸法差に基づいて補正切込み量を演算
する演算手段及び前記工作物内周面計測定寸装置の計測
寸法に基づく補正切込み量を更新設定する更新設定手段
を備えている。
前加工による内周面寸法精度が悪い工作物は、工作物
回転駆動装置により保持されて回転駆動され、先ず工作
物回転駆動装置と荒研削用内面研削砥石駆動装置とが対
向するように制御装置からの指令に基づき送り駆動装置
が作動する。そうして制御装置からの指令に基づく送り
駆動装置の作動により設定量の荒研削切込み送りが行わ
れ、荒研削用内面研削砥石により所定の荒研削が行われ
る。
回転駆動装置により保持されて回転駆動され、先ず工作
物回転駆動装置と荒研削用内面研削砥石駆動装置とが対
向するように制御装置からの指令に基づき送り駆動装置
が作動する。そうして制御装置からの指令に基づく送り
駆動装置の作動により設定量の荒研削切込み送りが行わ
れ、荒研削用内面研削砥石により所定の荒研削が行われ
る。
荒研削が完了すると、工作物回転駆動装置と仕上げ研
削用内面研削砥石駆動装置とが対向するように制御装置
からの指令に基づき送り駆動装置が作動する。そうして
制御装置からの指令に基づく送り駆動装置の作動により
設定量の仕上げ研削切込み送りが行われ、仕上げ研削用
内面研削砥石により所定の仕上げ研削が行われる。
削用内面研削砥石駆動装置とが対向するように制御装置
からの指令に基づき送り駆動装置が作動する。そうして
制御装置からの指令に基づく送り駆動装置の作動により
設定量の仕上げ研削切込み送りが行われ、仕上げ研削用
内面研削砥石により所定の仕上げ研削が行われる。
仕上げ研削が完了すると、工作物回転駆動装置と工作
物内周面計測定寸装置とが対向するように制御装置から
の指令に基づき送り駆動装置が作動する。そうして工作
物内周面計測定寸装置により仕上げ研削された工作物が
計測され、所望の寸法と差が許容値内の場合は、研削加
工は完了し、負の許容値外の場合は、研削装置を停止
し、正の許容値外の場合は、工作物内周面計測定寸装置
の計測による削り残し量に基づいて補正切込み量が演算
され、この補正切込み量により仕上げ研削切込みの設定
量が補正された上、正常の寸法になるまで上記の仕上げ
研削及び計測が繰り返される。
物内周面計測定寸装置とが対向するように制御装置から
の指令に基づき送り駆動装置が作動する。そうして工作
物内周面計測定寸装置により仕上げ研削された工作物が
計測され、所望の寸法と差が許容値内の場合は、研削加
工は完了し、負の許容値外の場合は、研削装置を停止
し、正の許容値外の場合は、工作物内周面計測定寸装置
の計測による削り残し量に基づいて補正切込み量が演算
され、この補正切込み量により仕上げ研削切込みの設定
量が補正された上、正常の寸法になるまで上記の仕上げ
研削及び計測が繰り返される。
また、この補正された仕上げ研削切込みの設定量は逐
次更新され、次の工作物の仕上げ研削に反映される。
次更新され、次の工作物の仕上げ研削に反映される。
この発明の実施例を図面に従って説明する。
第１図に示す内面研削盤において、ベッド１上には、
工作物主軸台２を載置した第１テーブル３が切込み方向
（Ｘ軸線方向）に滑動自在に設けられていると共に、第
１砥石台４、第２砥石台５及び定寸装置６を載置した第
２テーブル７が長手送り方向（Ｙ軸線方向）に滑動自在
に設けられている。
工作物主軸台２を載置した第１テーブル３が切込み方向
（Ｘ軸線方向）に滑動自在に設けられていると共に、第
１砥石台４、第２砥石台５及び定寸装置６を載置した第
２テーブル７が長手送り方向（Ｙ軸線方向）に滑動自在
に設けられている。
第１テーブル３は、サーボモータ８で駆動される図示
しないボールねじ機構により切込み方向（Ｘ軸線方向）
にベッド１上の案内面９に沿って往復動されるようにな
っており、第２テーブル７は、サーボモータ10で駆動さ
れる図示しないボールねじ機構により長手送り方向（Ｙ
軸線方向）にベッド１上の案内面11に沿って往復動され
るようになっている。
しないボールねじ機構により切込み方向（Ｘ軸線方向）
にベッド１上の案内面９に沿って往復動されるようにな
っており、第２テーブル７は、サーボモータ10で駆動さ
れる図示しないボールねじ機構により長手送り方向（Ｙ
軸線方向）にベッド１上の案内面11に沿って往復動され
るようになっている。
工作主軸台２には、チャック12が装着された工作主軸
13が回転自在に軸承され、主軸用サーボモータ14によっ
て回転駆動されるようになっていると共に、工作主軸13
にはエンコーダ15が結合され、工作主軸13の回転位相が
検出されるようになっている。第１砥石台４には荒研削
用砥石16を装着した砥石軸17が内蔵エアモータにより回
転駆動されるように設けられており、第２砥石台５には
仕上げ研削用砥石18を装着した砥石軸19が内蔵エアモー
タにより回転駆動されるように設けられている。
13が回転自在に軸承され、主軸用サーボモータ14によっ
て回転駆動されるようになっていると共に、工作主軸13
にはエンコーダ15が結合され、工作主軸13の回転位相が
検出されるようになっている。第１砥石台４には荒研削
用砥石16を装着した砥石軸17が内蔵エアモータにより回
転駆動されるように設けられており、第２砥石台５には
仕上げ研削用砥石18を装着した砥石軸19が内蔵エアモー
タにより回転駆動されるように設けられている。
少なくとも上記のサーボモータ8,10,14は、下記のよ
うな数値制御装置により制御される。
うな数値制御装置により制御される。
各サーボモータ8,10,14の駆動回路20,21,22及び定寸
装置６は、第１図に示すように数値制御装置30に接続さ
れている。
装置６は、第１図に示すように数値制御装置30に接続さ
れている。
更に具体的に述べると、数値制御装置30は、CPU（中
央演算処理装置）31、並びにCPU31に接続されたインタ
フェース32,33及びメモリ34から構成されている。
央演算処理装置）31、並びにCPU31に接続されたインタ
フェース32,33及びメモリ34から構成されている。
駆動回路20,21,22はインタフェース32に接続され、イ
ンタフェース33には、別に入力装置23が接続されてい
る。
ンタフェース33には、別に入力装置23が接続されてい
る。
第６図に示すフライス盤において、ベッド41上には、
工作物テーブル42が長手送り方向（Ｘ軸線方向）に滑動
自在に設けられていると共に、前後方向（Ｚ軸線方向）
に移動可能なコラム43には、主軸頭44が上下方向に滑動
自在に設けられている。
工作物テーブル42が長手送り方向（Ｘ軸線方向）に滑動
自在に設けられていると共に、前後方向（Ｚ軸線方向）
に移動可能なコラム43には、主軸頭44が上下方向に滑動
自在に設けられている。
工作物テーブル42は、サーボモータ45で駆動される図
示しないねじ機構により長手送り方向（Ｘ軸線方向）に
ベッド１上の案内面に沿って往復動されるようなってお
り、コラム43は図示しないサーボモータ及びねじ機構に
より前後方向（Ｚ軸線方向）に進退され、主軸頭44は、
サーボモータ46で駆動される図示しないねじ機構により
上下方向（Ｙ軸線方向）にコラム43上の案内面に沿って
上下動されるようなっている。主軸頭44には、エンドミ
ル47を装着した主軸がモータにより回転駆動されるよう
に設けられている。
示しないねじ機構により長手送り方向（Ｘ軸線方向）に
ベッド１上の案内面に沿って往復動されるようなってお
り、コラム43は図示しないサーボモータ及びねじ機構に
より前後方向（Ｚ軸線方向）に進退され、主軸頭44は、
サーボモータ46で駆動される図示しないねじ機構により
上下方向（Ｙ軸線方向）にコラム43上の案内面に沿って
上下動されるようなっている。主軸頭44には、エンドミ
ル47を装着した主軸がモータにより回転駆動されるよう
に設けられている。
上記のフライス盤も図示しないが、第１図の内面研削
盤と同様に数値制御装置により制御されるものである。
盤と同様に数値制御装置により制御されるものである。
上記の内面研削盤における研削加工について述べる。
（１）先ず、数値制御装置における自動加工指令に基づ
き、第６図に示したフライス盤において、工作物テーブ
ル42上に保持された工作物Ｗに対して、主軸頭44がサー
ボモータ46により下降送りされた上、工作物テーブル42
の長手送りとコラム43の前後方向送りとの複合送りが制
御されて行われると、エンドミル47により工作物テーブ
ル42上に保持された工作物Ｗに対して所望形状の内面切
削が行われる。
き、第６図に示したフライス盤において、工作物テーブ
ル42上に保持された工作物Ｗに対して、主軸頭44がサー
ボモータ46により下降送りされた上、工作物テーブル42
の長手送りとコラム43の前後方向送りとの複合送りが制
御されて行われると、エンドミル47により工作物テーブ
ル42上に保持された工作物Ｗに対して所望形状の内面切
削が行われる。
（２）上記のようにフライス盤で内面加工された工作物
Ｗは、図示しない搬送装置によりフライス盤から搬出さ
れた後、第１図に示す内面研削盤に搬入された上、チャ
ツク12に把持される（第２図ステップ101）。
Ｗは、図示しない搬送装置によりフライス盤から搬出さ
れた後、第１図に示す内面研削盤に搬入された上、チャ
ツク12に把持される（第２図ステップ101）。
（３）数値制御装置30からの指令信号に基づいて主軸用
サーボモータ14が駆動回路22を介して回転駆動されるこ
とにより、工作物Ｗは回転する。
サーボモータ14が駆動回路22を介して回転駆動されるこ
とにより、工作物Ｗは回転する。
工作物Ｗ、即ち工作主軸13の回転位相がエンコーダ15
により検出され、その検出された位相信号が数値制御装
置30に入力される。
により検出され、その検出された位相信号が数値制御装
置30に入力される。
（４）数値制御装置30からの指令信号に基づいてサーボ
モータ８が駆動回路20を介して回転駆動されることによ
り、第１テーブル３は原位置から案内面９に沿ってＸ軸
線方向に前進し、工作物Ｗが第１砥石台４、即ち荒研削
用砥石16に対向する所定の第１準備位置に位置決めされ
る（ステップ102）。
モータ８が駆動回路20を介して回転駆動されることによ
り、第１テーブル３は原位置から案内面９に沿ってＸ軸
線方向に前進し、工作物Ｗが第１砥石台４、即ち荒研削
用砥石16に対向する所定の第１準備位置に位置決めされ
る（ステップ102）。
（５）数値制御装置30からの指令信号に基づいてサーボ
モータ10が駆動回路21を介して回転駆動されることによ
り、第２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に前
進し、モータで回転駆動される荒研削用砥石16が工作物
Ｗの内周面内に入る。しかる後、数値制御装置30からの
指令信号に基づいてサーボモータ８が駆動回路20を介し
て回転駆動されることにより、第１テーブル３は案内面
９に沿ってＸ軸線方向に前進し、所定切込み量の切込み
送りがされると共に、第２テーブル７は研削範囲で往復
進退し、荒研削が行われる。
モータ10が駆動回路21を介して回転駆動されることによ
り、第２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に前
進し、モータで回転駆動される荒研削用砥石16が工作物
Ｗの内周面内に入る。しかる後、数値制御装置30からの
指令信号に基づいてサーボモータ８が駆動回路20を介し
て回転駆動されることにより、第１テーブル３は案内面
９に沿ってＸ軸線方向に前進し、所定切込み量の切込み
送りがされると共に、第２テーブル７は研削範囲で往復
進退し、荒研削が行われる。
荒研削工程においては、所定切込み量の切込み送りは
第３図に示すように例えば３段階で行なわれる。第４段
階は切込量が零である。
第３図に示すように例えば３段階で行なわれる。第４段
階は切込量が零である。
工作物Ｗの内周面断面形状が円形の場合は、工作物Ｗ
は、Ｘ軸線方向の定位置のままでよいが、非円形の場合
には、内周面断面形状に応じて、工作主軸13の位相に関
連した所定のＸ軸線方向位置に工作物Ｗが位置するよう
に数値制御装置30から駆動回路20に指令信号が出力さ
れ、それに基づいてサーボモータ８が回転駆動されるこ
とにより、第１テーブル３が案内面９に沿ってＸ軸線方
向に進退する。
は、Ｘ軸線方向の定位置のままでよいが、非円形の場合
には、内周面断面形状に応じて、工作主軸13の位相に関
連した所定のＸ軸線方向位置に工作物Ｗが位置するよう
に数値制御装置30から駆動回路20に指令信号が出力さ
れ、それに基づいてサーボモータ８が回転駆動されるこ
とにより、第１テーブル３が案内面９に沿ってＸ軸線方
向に進退する。
荒研削工程が終了すると、数値制御装置30からの指令
信号に基づいてサーボモータ８が駆動回路20を介して回
転駆動されることにより、第１テーブル３は案内面９に
沿ってＸ軸線方向に僅か後退すると共に、サーボモータ
10が駆動回路21を介して回転駆動されることにより、第
２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に後退する
（ステップ103）。
信号に基づいてサーボモータ８が駆動回路20を介して回
転駆動されることにより、第１テーブル３は案内面９に
沿ってＸ軸線方向に僅か後退すると共に、サーボモータ
10が駆動回路21を介して回転駆動されることにより、第
２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に後退する
（ステップ103）。
（６）再び数値制御装置30からの指令信号に基づいてサ
ーボモータ８が駆動回路20を介して回転駆動されること
により、第１テーブル３は案内面９に沿ってＸ軸線方向
に前進し、工作物Ｗが第２砥石台５、即ち仕上げ研削用
砥石18に対向する所定の第２準備位置に位置決めされる
（ステップ104）。
ーボモータ８が駆動回路20を介して回転駆動されること
により、第１テーブル３は案内面９に沿ってＸ軸線方向
に前進し、工作物Ｗが第２砥石台５、即ち仕上げ研削用
砥石18に対向する所定の第２準備位置に位置決めされる
（ステップ104）。
（７）数値制御装置30からの指令信号に基づいてサーボ
モータ10が駆動回路21を介して回転駆動されることによ
り、第２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に前
進し、エアモータで回転駆動される仕上げ研削用砥石18
が工作物Ｗの内周面内に入る。しかる後、数値制御装置
30からの指令信号に基づいてサーボモータ８が駆動回路
20を介して回転駆動されることにより、第１テーブル３
は案内面９に沿ってＸ軸線方向に前進し、所定切込み量
の切込み送りがされると共に、第２テーブル７は研削範
囲で往復進退し、仕上げ研削が行われる。
モータ10が駆動回路21を介して回転駆動されることによ
り、第２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に前
進し、エアモータで回転駆動される仕上げ研削用砥石18
が工作物Ｗの内周面内に入る。しかる後、数値制御装置
30からの指令信号に基づいてサーボモータ８が駆動回路
20を介して回転駆動されることにより、第１テーブル３
は案内面９に沿ってＸ軸線方向に前進し、所定切込み量
の切込み送りがされると共に、第２テーブル７は研削範
囲で往復進退し、仕上げ研削が行われる。
仕上げ研削工程においては、所定切込み量の切込み送
りは第３図乃至第５図に示すように例えばNo.5〜No.7の
３段階反復され、第８段階は切込量が零である。
りは第３図乃至第５図に示すように例えばNo.5〜No.7の
３段階反復され、第８段階は切込量が零である。
第４図中、Ａは、原点から工作物Ｗと仕上げ研削用砥
石18とが対応する位置までの第１テーブル３の移動量で
あり、R1,R2,R3,R4は、理論的な加工径である。第５図
中、D3は、砥石軸17,19の撓みに起因する切込み補正量
であり、Xa〜Xdは、第１テーブル３のＸ軸線方向の座標
を示す。従って、R2‐R1、R3‐R2、R4‐R3が各段階の切
込み量である。
石18とが対応する位置までの第１テーブル３の移動量で
あり、R1,R2,R3,R4は、理論的な加工径である。第５図
中、D3は、砥石軸17,19の撓みに起因する切込み補正量
であり、Xa〜Xdは、第１テーブル３のＸ軸線方向の座標
を示す。従って、R2‐R1、R3‐R2、R4‐R3が各段階の切
込み量である。
工作物Ｗの内周面断面形状に関する作用は、荒研削の
場合と同様である。
場合と同様である。
仕上げ研削工程が終了すると、数値制御装置30からの
指令信号に基づいてサーボモータ８が駆動回路20を介し
て回転駆動されることにより、第１テーブル３は案内面
９に沿ってＸ軸線方向に僅かに後退すると共に、サーボ
モータ10が駆動回路21を介して回転駆動されることによ
り、第２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に後
退する（ステップ105）。
指令信号に基づいてサーボモータ８が駆動回路20を介し
て回転駆動されることにより、第１テーブル３は案内面
９に沿ってＸ軸線方向に僅かに後退すると共に、サーボ
モータ10が駆動回路21を介して回転駆動されることによ
り、第２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に後
退する（ステップ105）。
（８）再び数値制御装置30からの指令信号に基づいてサ
ーボモータ８が駆動回路20を介して回転駆動されること
により、第１テーブル３は案内面９に沿ってＸ軸線方向
に前進し、工作物Ｗが定寸装置６に対向する所定の第３
準備位置に位置決めされる（ステップ106）。
ーボモータ８が駆動回路20を介して回転駆動されること
により、第１テーブル３は案内面９に沿ってＸ軸線方向
に前進し、工作物Ｗが定寸装置６に対向する所定の第３
準備位置に位置決めされる（ステップ106）。
（９）数値制御装置30からの指令信号に基づいてサーボ
モータ10が駆動回路21を介して回転駆動されることによ
り、第２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に前
進し、定寸装置６のフィーラは工作物Ｗの内周面内に入
る。しかる後、一対のフィーラを開かせて内周面に接触
させると、加工寸法が検出される。そうして、定寸装置
６においては、設定された理論寸法と実測寸法とが比較
され、その差が演算され、数値制御装置30に演算出力信
号が入力される（ステップ107）。
モータ10が駆動回路21を介して回転駆動されることによ
り、第２テーブル７は案内面11に沿ってＹ軸線方向に前
進し、定寸装置６のフィーラは工作物Ｗの内周面内に入
る。しかる後、一対のフィーラを開かせて内周面に接触
させると、加工寸法が検出される。そうして、定寸装置
６においては、設定された理論寸法と実測寸法とが比較
され、その差が演算され、数値制御装置30に演算出力信
号が入力される（ステップ107）。
（10）実測寸法と理論寸法との比較で、削り残し量D1が
実質的に零で実測寸法が適正の場合は、その演算出力信
号を受けた数値制御装置30からの指令信号により両サー
ボモータ8,10が両駆動回路20,21を介して回転駆動され
て、第１テーブル３及び第２テーブル７は、原位置に復
帰する（ステップ108）。
実質的に零で実測寸法が適正の場合は、その演算出力信
号を受けた数値制御装置30からの指令信号により両サー
ボモータ8,10が両駆動回路20,21を介して回転駆動され
て、第１テーブル３及び第２テーブル７は、原位置に復
帰する（ステップ108）。
そうして、加工済の工作物Ｗはチャック12から取外し
搬出され、内面研削は完了し、以後、上記（１）からの
作用が繰り返される。
搬出され、内面研削は完了し、以後、上記（１）からの
作用が繰り返される。
（11）削り残し量D1が負（削り過ぎ）の場合は、その演
算出力信号を受けた数値制御装置30からの指令信号によ
り、内面研削盤は異常であるとして停止される（ステッ
プ109）。
算出力信号を受けた数値制御装置30からの指令信号によ
り、内面研削盤は異常であるとして停止される（ステッ
プ109）。
（12）削り残し量D1が正（削り残し）の場合は、その演
算出力信号を受けた数値制御装置30において、補正量D2
が演算される。
算出力信号を受けた数値制御装置30において、補正量D2
が演算される。
即ち、D2＝ａ×D1＋ｂ ａ＜1,b＜０ （補正量D2＝削り残し量D1とすると削り過ぎとなる恐
れがある。これは実際の切込み量と撓みによる削り残し
量とはリニアな関係ではないためであるが、補正量D2と
削り残し量D1を１次関数で近似し、削り過ぎとならない
最適な係数ａ及びｂを予め設定しておく。）（ステップ
110） （13）数値制御装置30において、上記（７）項のD3がD2
に置換設定される（ステップ111）。
れがある。これは実際の切込み量と撓みによる削り残し
量とはリニアな関係ではないためであるが、補正量D2と
削り残し量D1を１次関数で近似し、削り過ぎとならない
最適な係数ａ及びｂを予め設定しておく。）（ステップ
110） （13）数値制御装置30において、上記（７）項のD3がD2
に置換設定される（ステップ111）。
これにより、上記（12）項で演算された補正量D2が次
の工作物の加工の際に撓みに起因する補正量D3として反
映される。
の工作物の加工の際に撓みに起因する補正量D3として反
映される。
（14）以後、削り残し量D1が許容範囲であって実測寸法
が適正になるまで（11）項を除く上記（６）項以降（但
し仕上げ研削の切込みは１段階である）以降の作用が繰
り返される。
が適正になるまで（11）項を除く上記（６）項以降（但
し仕上げ研削の切込みは１段階である）以降の作用が繰
り返される。
なお、上述した実施例においては、荒研削と仕上げ研
削とが別々の砥石により分けて行われているが、荒研削
と仕上げ研削とが一つの砥石により行われるようにして
もよい。
削とが別々の砥石により分けて行われているが、荒研削
と仕上げ研削とが一つの砥石により行われるようにして
もよい。
この発明によれば、削り残し量が許容範囲になるまで
工作物内周面計測定寸装置の計測寸法差に基づく補正切
込み量で仕上げ研削を繰り返すようにしたので、自動化
された内面研削において、前加工による工作物の内周面
寸法の分布範囲が広くても、砥石軸の撓み等による最終
研削精度の低下を防止し、自動的に内面研削仕上げ寸法
を高く維持しすることができる。
工作物内周面計測定寸装置の計測寸法差に基づく補正切
込み量で仕上げ研削を繰り返すようにしたので、自動化
された内面研削において、前加工による工作物の内周面
寸法の分布範囲が広くても、砥石軸の撓み等による最終
研削精度の低下を防止し、自動的に内面研削仕上げ寸法
を高く維持しすることができる。
また、補正切込み量を工作物内周面計測定寸装置の計
測寸法差から演算して求めるようにしたので、削り過ぎ
による加工不良工作物の発生を最小限に抑えることがで
きる。
測寸法差から演算して求めるようにしたので、削り過ぎ
による加工不良工作物の発生を最小限に抑えることがで
きる。
さらに、この補正量を次の工作物の仕上げ加工の際の
切込み補正量として反映させるようにしたので、削り残
し量を許容値内とするための仕上げ研削の繰り返し回数
を減少させ、サイクルタイムを短縮することができる。
切込み補正量として反映させるようにしたので、削り残
し量を許容値内とするための仕上げ研削の繰り返し回数
を減少させ、サイクルタイムを短縮することができる。
第１図は、この発明の実施例における内面研削盤の平面
図及び制御装置のブロック図、 第２図は、この発明の実施例における内面研削盤の作動
のフローチャート、 第３図は、この発明の実施例における内面研削盤の作動
の第１テーブルの移動位置変化のグラフ、 第４図は、この発明の実施例における内面研削盤の仕上
げ研削の砥石切込み状態を示す説明図、 第５図は、この発明の実施例における内面研削盤の仕上
げ研削の砥石切込み作動のフローチャート、 第６図は、この発明の実施例における内面研削盤による
内面研削の前加工を行うフライス盤の正面図である。 1:ベッド、2:工作物主軸台、3:第１テーブル、4:第１砥
石台、5:第２砥石台、6:定寸装置、7:第２テーブル、8,
10:サーボモータ、9,11:案内面、12:チャック、13:工作
主軸、14:主軸用サーボモータ、15:エンコーダ、16:荒
研削用砥石、18:仕上げ研削用砥石、17,19:砥石軸、20,
21,22:駆動回路、23:入力装置、30:数値制御装置、31:C
PU（中央演算処理装置）、32,33:インタフェース、34:
メモリ、41:ベッド、42:工作物テーブル、43:コラム、4
4:主軸頭、45,46:サーボモータ、47:エンドミル
図及び制御装置のブロック図、 第２図は、この発明の実施例における内面研削盤の作動
のフローチャート、 第３図は、この発明の実施例における内面研削盤の作動
の第１テーブルの移動位置変化のグラフ、 第４図は、この発明の実施例における内面研削盤の仕上
げ研削の砥石切込み状態を示す説明図、 第５図は、この発明の実施例における内面研削盤の仕上
げ研削の砥石切込み作動のフローチャート、 第６図は、この発明の実施例における内面研削盤による
内面研削の前加工を行うフライス盤の正面図である。 1:ベッド、2:工作物主軸台、3:第１テーブル、4:第１砥
石台、5:第２砥石台、6:定寸装置、7:第２テーブル、8,
10:サーボモータ、9,11:案内面、12:チャック、13:工作
主軸、14:主軸用サーボモータ、15:エンコーダ、16:荒
研削用砥石、18:仕上げ研削用砥石、17,19:砥石軸、20,
21,22:駆動回路、23:入力装置、30:数値制御装置、31:C
PU（中央演算処理装置）、32,33:インタフェース、34:
メモリ、41:ベッド、42:工作物テーブル、43:コラム、4
4:主軸頭、45,46:サーボモータ、47:エンドミル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 正伸 愛知県刈谷市豊田町２丁目１番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 富永 直人 愛知県刈谷市豊田町２丁目１番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 昭48−77493（ＪＰ，Ａ) 特開 昭47−29966（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−134656（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−237866（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−176759（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−25772（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−26686（ＪＰ，Ａ) 特開 昭47−36179（ＪＰ，Ａ) 実公 昭51−27513（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B24B 49/02 B24B 51/00 B24B 5/10
Claims (3)
- 【請求項１】荒研削と仕上げ研削とを行う内面研削砥石
駆動装置、工作物内周面計測定寸装置、前記二者に対向
し得る工作物回転駆動装置、工作物回転駆動装置を内面
研削砥石駆動装置と工作物内周面計測定寸装置とに選択
対向し得るように工作物回転駆動装置と内面研削砥石駆
動装置及び工作物内周面計測定寸装置とを相対移動し、
且つ切込み送りをする送り駆動装置、並びに送り駆動装
置を制御し、且つ工作物内周面計測定寸装置からの計測
信号が入力される制御装置を具備し、前記制御装置は、
工作物回転駆動装置と内面研削砥石駆動装置との対向位
置決め及び設定量切込み送りにより荒研削を行う荒研削
指令、工作物回転駆動装置と内面研削砥石駆動装置との
対向位置決め及び設定切込み量の切込みと工作物内周面
計測定寸装置の計測寸法差に基づく補正切込み量の切込
みとにより仕上げ研削を行う仕上げ研削指令、工作物回
転駆動装置と工作物内周面計測定寸装置との対向位置決
めにより計測を行う計測指令を順次出力し、計測寸法が
所定値以下になるまで、仕上げ研削指令・計測指令を繰
り返す加工プログラムを備えている内面研削装置。 - 【請求項２】前記加工プログラムは、前記工作物内周面
計測定寸装置からの寸法差に基づいて補正切込み量を演
算する演算手段を備えていることを特徴とする特許請求
の範囲（１）に記載の内面研削装置。 - 【請求項３】前記加工プログラムは、前記工作物内周面
計測定寸装置の計測寸法に基づく補正切込み量を更新設
定する更新設定手段を備えていることを特徴とする特許
請求の範囲（１）または（２）に記載の内面研削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10302389A JP2786879B2 (ja) | 1989-04-22 | 1989-04-22 | 内面研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10302389A JP2786879B2 (ja) | 1989-04-22 | 1989-04-22 | 内面研削装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02284865A JPH02284865A (ja) | 1990-11-22 |
| JP2786879B2 true JP2786879B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=14343047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10302389A Expired - Fee Related JP2786879B2 (ja) | 1989-04-22 | 1989-04-22 | 内面研削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2786879B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0938859A (ja) * | 1995-08-01 | 1997-02-10 | Hiraoka Gokin Kogu Kk | 自動研削装置 |
| JP5155847B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2013-03-06 | 西部電機株式会社 | 工作機械による偏芯穴加工方法 |
| JP2014104552A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Komatsu Ntc Ltd | 研削加工方法および研削加工装置 |
| CN112621413A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-04-09 | 枣阳市恩帝基汽车零部件有限公司 | 一种高效新型环保型内圆磨床 |
-
1989
- 1989-04-22 JP JP10302389A patent/JP2786879B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02284865A (ja) | 1990-11-22 |
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