JP3403675B2 - パチンコ機の裏機構 - Google Patents
パチンコ機の裏機構Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技盤裏面の
機構板の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、周知のようにパチンコ機の遊技盤
には、景品球タンク、景品球払出装置、入賞球排出処理
装置など一連の裏機構を組付けた機構板が開閉自在に装
着されている。この従来のパチンコ機の機構板は、遊技
盤の裏面と相対向する前面側に入賞球集合部が形成さ
れ、該入賞球集合部より下方に位置した部分に開口凹部
を形成すると共に、その開口凹部に一枚の装置板に集約
設置した入賞球排出処理装置を機構板の前面側から装着
して着脱可能にねじ止めするようにされている。そし
て、景品球払出装置から払出された景品球をパチンコ機
前面の打球供給皿に導く景品球排出通路と該打球供給皿
の余剰球をパチンコ機前面の下部球受皿に流出させる余
剰球排出通路とを機構板と別体に形成した通路部材によ
り連通させると共に、該通路部材を前記入賞球排出処理
装置部分にねじ止めするように構成されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
より用いられている一連の裏機構を組付けたパチンコ機
の機構板は、該機構板と別体に形成された通路部材を入
賞球排出処理装置部分に直接にねじで取付け固定してい
たために、該入賞球排出処理装置を機構板の前面側から
取外して修理したり部品交換する場合に非常に手間が掛
かるという問題点があった。すなわち、入賞球排出処理
装置を機構板から取外すには、まず景品球排出通路及び
余剰球排出通路の前面部分を覆うカバーの取付け用ねじ
を外して該カバーを機構板から取外し、しかる後に通路
部材の取付け用ねじを外して該通路部材を機構板から取
外さなければならず、特に前記カバーは通常複数本のね
じで機構板に固着されているために、これらのねじを取
外す作業が非常に煩雑で面倒、かつ手間が掛かるもので
あった。本発明は、従来技術の有するこのような問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、入賞球排出処理装置を機構板から容易に取外すこと
ができるようなパチンコ機の機構板を提供しようとする
ものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、遊技盤の裏面に開閉可能に設けられるパ
チンコ機の機構板であって、該機構板は、遊技盤の裏面
と相対向する前面側に入賞球集合部が形成され、機構板
の後面側には景品球タンクと、該景品球タンクの景品球
を景品球払出装置に導く導出樋と、該景品球払出装置か
ら払出された景品球をパチンコ機前面の打球供給皿に導
く景品球排出通路と、機構板とは別体に形成された通路
部材を介して景品球排出通路に連通し打球供給皿の余剰
球をパチンコ機前面の下部貯留皿に流出させる余剰球排
出通路とが配設されており、前記通路部材が景品球排出
通路及び余剰球排出通路部分を覆うカバーの内側面に取
付け固定されていることを特徴とする。 【0005】 【作用】本発明によれば、パチンコ機の裏機構と別体に
形成された通路部材を景品球排出通路及び余剰球排出通
路等の各種通路部分を覆うカバーに取付けている。その
結果、入賞球排出処理装置が裏機構の1形態としての機
構板に配設されている場合、入賞球排出処理装置を機構
板から取外して修理したり部品交換する際に、機構板の
前面側から入賞球排出処理装置を固定しているねじを外
すだけの簡単な作業で通路部材に関係なく該入賞球排出
処理装置のみを機構板から容易に取外すことができる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1はパチンコ機
の裏面図、図2は裏機構の1形態としての機構板の斜視
図であり、1はパチンコ機の側枠、2は側枠1の前面に
開閉自在に装着された前面枠、3は前面枠2の裏面に着
脱自在に装着された遊技盤、4は遊技盤3の裏面に開閉
可能に装着される機構板である。この機構板4の遊技盤
3の裏面と相対向する前面側には、一定間隔を保持させ
て入賞球を集合する入賞球集合部5が形成されている。 【0007】一方、前記機構板4の後面側には、その上
部に景品球タンク6が取付けられ、その下方に該景品球
タンク6から流出する景品球を整列して流下させる導出
樋7、該導出樋7の流下端に連接し、1個の入賞球に対
して所定数の景品球を払出す景品球払出装置8、該景品
球払出装置8に連接し、払出された景品球をパチンコ機
前面の打球供給皿(図示せず)に導く景品球排出通路9
が配設される。また、景品球排出通路9の下方には、機
構板4とは別体に形成された通路部材10を介して景品
球排出通路9に連通し、打球供給皿の余剰球をパチンコ
機前面の下部球受皿(図示せず)に流出させる余剰球排
出通路11、前記景品球タンク6の景品球をパチンコ機
の裏面下方に抜取る球抜通路12、アウト球通路26等
が配設される。 【0008】さらに、機構板4には、図3及び図4に示
すように前記入賞球集合部5より下方であり、かつ景品
球排出通路9、余剰球排出通路11、球抜通路12、ア
ウト球通路26等で囲まれる部分に開口凹部13が形成
され、該開口凹部13に入賞球排出処理装置14が装着
される。この入賞球排出処理装置14は、入賞球集合部
5の出口に連接する入賞球排出通路15と、低速で回転
するモータ16と、該モータ16のモータ軸に固定され
た板カム17と、下端が軸18によって揺動自在に軸支
された球送り部材19と、中央部が軸20で揺動自在に
軸支されたほぼ逆L字形の作動レバー21等からなり、
これらの各部品を前記開口凹部13に対応する大きさ形
状に形成された一枚の装置板22の前面に集約設置して
いる。そして、装置板22を機構板4の前面側から開口
凹部13に合致させてねじ止め23することにより、入
賞球排出処理装置14を機構板4に対してユニツトとし
て着脱自在に取付けている。 【0009】前記入賞球排出処理装置14は、モータ1
6の回転により板カム17に接触する球送り部材19が
揺動し、入賞球排出通路15の球受棚15a上に乗る入
賞球を側方へ押して作動レバー21に接触させる。そし
て、該入賞球により作動レバー21を揺動させ、該作動
レバー21と連杆24を介して連結する景品球払出装置
8のレバー25を上動させて所定数の景品球を景品球排
出通路9に払出す。一方、景品球排出通路9に払出され
た景品球は、打球供給皿に導かれ、該打球供給皿に景品
球が溜まるとその余剰球は通路部材10により余剰球排
出通路11に導かれて下部球受皿に流出するようになっ
ている。 【0010】しかして、本発明によれば、前記機構板4
と別体に形成された通路部材10を景品球排出通路9、
余剰球排出通路11の後面部分を覆うカバー27の内側
面に取付けるようにしている。図5及び図6は、通路部
材10とカバー27との取付け状態を説明するもので、
該通路部材10は、底壁101と垂直壁102とにより
断面L字形の樋状に形成され、その上流端側が円弧状曲
面に形成されている。また、通路部材10の上流端には
景品球排出通路9に臨む傾斜状のガイド片103が形成
されると共に、下流端には余剰球排出通路11の側壁の
一部を構成する折曲片104が形成され、さらに底壁1
01の下面の左右両側位置にねじ挿通孔105を有する
取付片106が形成されている。 【0011】一方、カバー27は、機構板4の後面に複
数のねじ28で取外し自在に取付けられるもので、その
内側面に景品球排出通路9と余剰球排出通路11とに連
通する凹溝部271が形成されると共に該凹溝部271
の上流側と下流側に位置する部分に中心にねじ孔272
を有する突起273がそれぞれ突設されている。そし
て、通路部材10は、カバー27の凹溝部271に開口
側面を合致させることによりこれの上流端が景品球排出
通路9に連通されると共に、下流端が余剰球排出通路1
1に連通されることになり、この状態でねじ29を取付
片106のねじ挿通孔105から突起273のねじ孔2
72に螺合して締着を施こし、これによって該通路部材
10をカバー27の内側面に取付け固定するようにして
いる。 【0012】このように、機構板4と別体に形成される
通路部材10を入賞球排出処理装置14と関係なく景品
球排出通路9、余剰球排出通路11の後面部分を覆うカ
バー27の内側面に取付けることにより、入賞球排出処
理装置14を修理したり部品交換する場合に、機構板4
の前面側においてその入賞球排出処理装置14を固着し
ているねじ23を外すのみで該入賞球排出処理装置14
を容易に機構板4から取外すことができる。 【0013】図8ないし図19は、通路部材10とカバ
ー27との取付け状態を説明する他の実施の形態を示す
もので、図8及び図9は通路部材10の垂直壁102の
上端中央部分にコ字形の屈曲片部30を介してねじ挿通
孔31,31を有する取付片32を形成すると共に、カ
バー27にはねじ挿通孔31,31に対応する位置に中
心にねじ孔33を有する突起34,34を設け、ねじ3
5,35を取付片32のねじ挿通孔31,31から突起
34,34のねじ孔33に螺合して締着固定するように
したものである。 【0014】また、図10及び図11は通路部材10の
上流端側の側面に側方に突出する差込片36を設けると
共に、カバー27の外側縁に縦長の係合孔37を設け、
該差込片36を係合孔37に差し込むようにしてねじ止
め個所を1個所で済むようにしたものである。 【0015】また、図12及び図13は前記実施の形態
と同じように通路部材10をカバー27に取付ける目的
で、該通路部材10の底壁101の下面左右2個所と、
垂直壁102の上端中央部分の1個所に平面コ字形の弾
性係止部38を設け、カバー27には前記弾性係止部3
8に係合する係合凸部39を設けたものであり、図14
及び図15は通路部材10の底壁101の下面ほぼ中央
部に平面コ字形の弾性係止部40を設けると共に、通路
部材10の上流端側の側面に側方に突出する差込片41
を設け、カバー27には前記弾性係止部40に係合する
係合凸部42と差込片41を差し込む縦長の係合孔43
を設けたものである。このような構成を採用することに
よって、通路部材10をカバー27にねじ止めすること
なく確実に取付けることができる。 【0016】さらに、図16及び図17は通路部材10
をカバー27にねじ止めすることなく取付け可能とした
他の実施の形態を示すもので、通路部材10の底壁10
1の下面のほぼ中央位置に横長の差込片44を設けると
共に、垂直壁102の上端ほぼ中央部分に平面コ字形の
弾性係止部45を設け、カバー27には前記差込片44
を差し込む袋状の係合溝46と弾性係止部45に係合す
る係合凸部47を設けたものであり、図18及び図19
は通路部材10の底壁101の下面ほぼ中央位置に係止
爪48を設けると共に、垂直壁102の上端ほぼ中央位
置に平面コ字形の弾性係止部49を設け、カバー27に
は前記係止爪48を係止する溝状係止枠50と弾性係止
部49に係合する係合凸部51とを設けたものである。
このような構成を採用することによって、前記実施の形
態と同じように通路部材10をカバー27にねじ止めす
ることなく確固と取付けることができる。 【0017】 【発明の効果】以上のように、本発明は景品球払出装置
等を設けた裏機構とは別体に通路部材を形成し、該前記
通路部材を景品球排出通路及び余剰球排出通路等の各種
通路部分を覆うカバーの内側面に取付け固定するように
したものであるから、入賞球排出処理装置を機構板から
取外して修理したり部品交換する際に、機構板の前面側
において入賞球排処理装置を固定しているねじを外すだ
けの簡単な作業でユニット化された入賞球排出処理装置
のみを機構板から容易に取外すことができる。
機構板の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、周知のようにパチンコ機の遊技盤
には、景品球タンク、景品球払出装置、入賞球排出処理
装置など一連の裏機構を組付けた機構板が開閉自在に装
着されている。この従来のパチンコ機の機構板は、遊技
盤の裏面と相対向する前面側に入賞球集合部が形成さ
れ、該入賞球集合部より下方に位置した部分に開口凹部
を形成すると共に、その開口凹部に一枚の装置板に集約
設置した入賞球排出処理装置を機構板の前面側から装着
して着脱可能にねじ止めするようにされている。そし
て、景品球払出装置から払出された景品球をパチンコ機
前面の打球供給皿に導く景品球排出通路と該打球供給皿
の余剰球をパチンコ機前面の下部球受皿に流出させる余
剰球排出通路とを機構板と別体に形成した通路部材によ
り連通させると共に、該通路部材を前記入賞球排出処理
装置部分にねじ止めするように構成されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
より用いられている一連の裏機構を組付けたパチンコ機
の機構板は、該機構板と別体に形成された通路部材を入
賞球排出処理装置部分に直接にねじで取付け固定してい
たために、該入賞球排出処理装置を機構板の前面側から
取外して修理したり部品交換する場合に非常に手間が掛
かるという問題点があった。すなわち、入賞球排出処理
装置を機構板から取外すには、まず景品球排出通路及び
余剰球排出通路の前面部分を覆うカバーの取付け用ねじ
を外して該カバーを機構板から取外し、しかる後に通路
部材の取付け用ねじを外して該通路部材を機構板から取
外さなければならず、特に前記カバーは通常複数本のね
じで機構板に固着されているために、これらのねじを取
外す作業が非常に煩雑で面倒、かつ手間が掛かるもので
あった。本発明は、従来技術の有するこのような問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、入賞球排出処理装置を機構板から容易に取外すこと
ができるようなパチンコ機の機構板を提供しようとする
ものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、遊技盤の裏面に開閉可能に設けられるパ
チンコ機の機構板であって、該機構板は、遊技盤の裏面
と相対向する前面側に入賞球集合部が形成され、機構板
の後面側には景品球タンクと、該景品球タンクの景品球
を景品球払出装置に導く導出樋と、該景品球払出装置か
ら払出された景品球をパチンコ機前面の打球供給皿に導
く景品球排出通路と、機構板とは別体に形成された通路
部材を介して景品球排出通路に連通し打球供給皿の余剰
球をパチンコ機前面の下部貯留皿に流出させる余剰球排
出通路とが配設されており、前記通路部材が景品球排出
通路及び余剰球排出通路部分を覆うカバーの内側面に取
付け固定されていることを特徴とする。 【0005】 【作用】本発明によれば、パチンコ機の裏機構と別体に
形成された通路部材を景品球排出通路及び余剰球排出通
路等の各種通路部分を覆うカバーに取付けている。その
結果、入賞球排出処理装置が裏機構の1形態としての機
構板に配設されている場合、入賞球排出処理装置を機構
板から取外して修理したり部品交換する際に、機構板の
前面側から入賞球排出処理装置を固定しているねじを外
すだけの簡単な作業で通路部材に関係なく該入賞球排出
処理装置のみを機構板から容易に取外すことができる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1はパチンコ機
の裏面図、図2は裏機構の1形態としての機構板の斜視
図であり、1はパチンコ機の側枠、2は側枠1の前面に
開閉自在に装着された前面枠、3は前面枠2の裏面に着
脱自在に装着された遊技盤、4は遊技盤3の裏面に開閉
可能に装着される機構板である。この機構板4の遊技盤
3の裏面と相対向する前面側には、一定間隔を保持させ
て入賞球を集合する入賞球集合部5が形成されている。 【0007】一方、前記機構板4の後面側には、その上
部に景品球タンク6が取付けられ、その下方に該景品球
タンク6から流出する景品球を整列して流下させる導出
樋7、該導出樋7の流下端に連接し、1個の入賞球に対
して所定数の景品球を払出す景品球払出装置8、該景品
球払出装置8に連接し、払出された景品球をパチンコ機
前面の打球供給皿(図示せず)に導く景品球排出通路9
が配設される。また、景品球排出通路9の下方には、機
構板4とは別体に形成された通路部材10を介して景品
球排出通路9に連通し、打球供給皿の余剰球をパチンコ
機前面の下部球受皿(図示せず)に流出させる余剰球排
出通路11、前記景品球タンク6の景品球をパチンコ機
の裏面下方に抜取る球抜通路12、アウト球通路26等
が配設される。 【0008】さらに、機構板4には、図3及び図4に示
すように前記入賞球集合部5より下方であり、かつ景品
球排出通路9、余剰球排出通路11、球抜通路12、ア
ウト球通路26等で囲まれる部分に開口凹部13が形成
され、該開口凹部13に入賞球排出処理装置14が装着
される。この入賞球排出処理装置14は、入賞球集合部
5の出口に連接する入賞球排出通路15と、低速で回転
するモータ16と、該モータ16のモータ軸に固定され
た板カム17と、下端が軸18によって揺動自在に軸支
された球送り部材19と、中央部が軸20で揺動自在に
軸支されたほぼ逆L字形の作動レバー21等からなり、
これらの各部品を前記開口凹部13に対応する大きさ形
状に形成された一枚の装置板22の前面に集約設置して
いる。そして、装置板22を機構板4の前面側から開口
凹部13に合致させてねじ止め23することにより、入
賞球排出処理装置14を機構板4に対してユニツトとし
て着脱自在に取付けている。 【0009】前記入賞球排出処理装置14は、モータ1
6の回転により板カム17に接触する球送り部材19が
揺動し、入賞球排出通路15の球受棚15a上に乗る入
賞球を側方へ押して作動レバー21に接触させる。そし
て、該入賞球により作動レバー21を揺動させ、該作動
レバー21と連杆24を介して連結する景品球払出装置
8のレバー25を上動させて所定数の景品球を景品球排
出通路9に払出す。一方、景品球排出通路9に払出され
た景品球は、打球供給皿に導かれ、該打球供給皿に景品
球が溜まるとその余剰球は通路部材10により余剰球排
出通路11に導かれて下部球受皿に流出するようになっ
ている。 【0010】しかして、本発明によれば、前記機構板4
と別体に形成された通路部材10を景品球排出通路9、
余剰球排出通路11の後面部分を覆うカバー27の内側
面に取付けるようにしている。図5及び図6は、通路部
材10とカバー27との取付け状態を説明するもので、
該通路部材10は、底壁101と垂直壁102とにより
断面L字形の樋状に形成され、その上流端側が円弧状曲
面に形成されている。また、通路部材10の上流端には
景品球排出通路9に臨む傾斜状のガイド片103が形成
されると共に、下流端には余剰球排出通路11の側壁の
一部を構成する折曲片104が形成され、さらに底壁1
01の下面の左右両側位置にねじ挿通孔105を有する
取付片106が形成されている。 【0011】一方、カバー27は、機構板4の後面に複
数のねじ28で取外し自在に取付けられるもので、その
内側面に景品球排出通路9と余剰球排出通路11とに連
通する凹溝部271が形成されると共に該凹溝部271
の上流側と下流側に位置する部分に中心にねじ孔272
を有する突起273がそれぞれ突設されている。そし
て、通路部材10は、カバー27の凹溝部271に開口
側面を合致させることによりこれの上流端が景品球排出
通路9に連通されると共に、下流端が余剰球排出通路1
1に連通されることになり、この状態でねじ29を取付
片106のねじ挿通孔105から突起273のねじ孔2
72に螺合して締着を施こし、これによって該通路部材
10をカバー27の内側面に取付け固定するようにして
いる。 【0012】このように、機構板4と別体に形成される
通路部材10を入賞球排出処理装置14と関係なく景品
球排出通路9、余剰球排出通路11の後面部分を覆うカ
バー27の内側面に取付けることにより、入賞球排出処
理装置14を修理したり部品交換する場合に、機構板4
の前面側においてその入賞球排出処理装置14を固着し
ているねじ23を外すのみで該入賞球排出処理装置14
を容易に機構板4から取外すことができる。 【0013】図8ないし図19は、通路部材10とカバ
ー27との取付け状態を説明する他の実施の形態を示す
もので、図8及び図9は通路部材10の垂直壁102の
上端中央部分にコ字形の屈曲片部30を介してねじ挿通
孔31,31を有する取付片32を形成すると共に、カ
バー27にはねじ挿通孔31,31に対応する位置に中
心にねじ孔33を有する突起34,34を設け、ねじ3
5,35を取付片32のねじ挿通孔31,31から突起
34,34のねじ孔33に螺合して締着固定するように
したものである。 【0014】また、図10及び図11は通路部材10の
上流端側の側面に側方に突出する差込片36を設けると
共に、カバー27の外側縁に縦長の係合孔37を設け、
該差込片36を係合孔37に差し込むようにしてねじ止
め個所を1個所で済むようにしたものである。 【0015】また、図12及び図13は前記実施の形態
と同じように通路部材10をカバー27に取付ける目的
で、該通路部材10の底壁101の下面左右2個所と、
垂直壁102の上端中央部分の1個所に平面コ字形の弾
性係止部38を設け、カバー27には前記弾性係止部3
8に係合する係合凸部39を設けたものであり、図14
及び図15は通路部材10の底壁101の下面ほぼ中央
部に平面コ字形の弾性係止部40を設けると共に、通路
部材10の上流端側の側面に側方に突出する差込片41
を設け、カバー27には前記弾性係止部40に係合する
係合凸部42と差込片41を差し込む縦長の係合孔43
を設けたものである。このような構成を採用することに
よって、通路部材10をカバー27にねじ止めすること
なく確実に取付けることができる。 【0016】さらに、図16及び図17は通路部材10
をカバー27にねじ止めすることなく取付け可能とした
他の実施の形態を示すもので、通路部材10の底壁10
1の下面のほぼ中央位置に横長の差込片44を設けると
共に、垂直壁102の上端ほぼ中央部分に平面コ字形の
弾性係止部45を設け、カバー27には前記差込片44
を差し込む袋状の係合溝46と弾性係止部45に係合す
る係合凸部47を設けたものであり、図18及び図19
は通路部材10の底壁101の下面ほぼ中央位置に係止
爪48を設けると共に、垂直壁102の上端ほぼ中央位
置に平面コ字形の弾性係止部49を設け、カバー27に
は前記係止爪48を係止する溝状係止枠50と弾性係止
部49に係合する係合凸部51とを設けたものである。
このような構成を採用することによって、前記実施の形
態と同じように通路部材10をカバー27にねじ止めす
ることなく確固と取付けることができる。 【0017】 【発明の効果】以上のように、本発明は景品球払出装置
等を設けた裏機構とは別体に通路部材を形成し、該前記
通路部材を景品球排出通路及び余剰球排出通路等の各種
通路部分を覆うカバーの内側面に取付け固定するように
したものであるから、入賞球排出処理装置を機構板から
取外して修理したり部品交換する際に、機構板の前面側
において入賞球排処理装置を固定しているねじを外すだ
けの簡単な作業でユニット化された入賞球排出処理装置
のみを機構板から容易に取外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の裏面図である。
【図2】本発明に係わるパチンコ機の機構板の斜視図で
ある。 【図3】カバーを外して示す機構板の要部斜視図であ
る。 【図4】入賞球排出処理装置を機構板から外して示す機
構板の裏面要部斜視図である。 【図5】通路部材を取付けた状態のカバーの裏面要部斜
視図である。 【図6】図5の分解斜視図である。 【図7】機構板にカバーを取付け状態の要部断面図であ
る。 【図8】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施の
形態の裏面斜視図である。 【図9】図8の分解斜視図である。 【図10】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図11】図10の分解斜視図である。 【図12】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図13】図12の分解斜視図である。 【図14】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図15】図14の分解斜視図である。 【図16】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図17】図16の分解斜視図である。 【図18】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図19】図18の分解斜視図である。 【符号の説明】 3 遊技盤 4 機構板 5 入賞球集合部 6 景品球タンク 7 導出樋 8 景品球払出装置 9 景品球排出通路 10 通路部材 11 余剰球排出通路 13 開口凹部 14 入賞球排出処理装置 27 カバー
ある。 【図3】カバーを外して示す機構板の要部斜視図であ
る。 【図4】入賞球排出処理装置を機構板から外して示す機
構板の裏面要部斜視図である。 【図5】通路部材を取付けた状態のカバーの裏面要部斜
視図である。 【図6】図5の分解斜視図である。 【図7】機構板にカバーを取付け状態の要部断面図であ
る。 【図8】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施の
形態の裏面斜視図である。 【図9】図8の分解斜視図である。 【図10】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図11】図10の分解斜視図である。 【図12】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図13】図12の分解斜視図である。 【図14】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図15】図14の分解斜視図である。 【図16】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図17】図16の分解斜視図である。 【図18】通路部材を取付けた状態のカバーの他の実施
の形態の裏面斜視図である。 【図19】図18の分解斜視図である。 【符号の説明】 3 遊技盤 4 機構板 5 入賞球集合部 6 景品球タンク 7 導出樋 8 景品球払出装置 9 景品球排出通路 10 通路部材 11 余剰球排出通路 13 開口凹部 14 入賞球排出処理装置 27 カバー
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 遊技盤の裏面に開閉可能に設けられるパ
チンコ機の機構板であって、該機構板は、遊技盤の裏面
と相対向する前面側に入賞球集合部が形成され、機構板
の後面側には景品球タンクと、該景品球タンクの景品球
を景品球払出装置に導く導出樋と、該景品球払出装置か
ら払出された景品球をパチンコ機前面の打球供給皿に導
く景品球排出通路と、機構板とは別体に形成された通路
部材を介して景品球排出通路に連通し打球供給皿の余剰
球をパチンコ機前面の下部貯留皿に流出させる余剰球排
出通路とが配設されており、前記通路部材が景品球排出
通路及び余剰球排出通路部分を覆うカバーの内側面に取
付け固定されていることを特徴とするパチンコ機の機構
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22804599A JP3403675B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | パチンコ機の裏機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22804599A JP3403675B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | パチンコ機の裏機構 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4081523A Division JP3001715B2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | パチンコ機の機構板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000042218A JP2000042218A (ja) | 2000-02-15 |
JP3403675B2 true JP3403675B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=16870347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22804599A Expired - Fee Related JP3403675B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | パチンコ機の裏機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3403675B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010240103A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012130494A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技球排出経路の構造、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 |
-
1999
- 1999-08-11 JP JP22804599A patent/JP3403675B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000042218A (ja) | 2000-02-15 |
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