JP3402514B2 - インクジェット記録シート - Google Patents

インクジェット記録シート

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JP3402514B2 JP13997794A JP13997794A JP3402514B2 JP 3402514 B2 JP3402514 B2 JP 3402514B2 JP 13997794 A JP13997794 A JP 13997794A JP 13997794 A JP13997794 A JP 13997794A JP 3402514 B2 JP3402514 B2 JP 3402514B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、水性インクを用いて記
録を行うインクジェット記録シート及びその製造方法に
関するものであり、特に、市販のキャストコート紙に匹
敵する光沢度を有する一方で、良好なインク吸収性及び
印字濃度の高いインクジェット記録シート及びその製造
方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】インクジェット記録方式は、インクの微
小液滴を種々の作動原理により飛翔させて紙等の記録シ
ートに付着させ、画像・文字等の記録を行なうものであ
るが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融
通性が大きい、現像及び定着が不要等の特徴があり、漢
字を含め各種図形及びカラー画像等の記録装置として、
種々の用途において急速に普及している。更に、多色イ
ンクジェット方式により形成される画像は、製版方式に
よる多色印刷やカラー写真方式による印画に比較して遜
色のない記録を得ることが可能であり、作成部数が少な
くて済む用途では、写真技術によるよりも安価であるこ
とからフルカラー画像記録分野にまで広く応用されつつ
ある。 【0003】このインクジェット記録方式で使用される
記録シートとしては、印字ドットの濃度が高く、色調が
明るく鮮やかであること、インクの吸収が早くて印字ド
ットが重なった場合においてもインクが流れ出したり滲
んだりしないこと、印字ドットの横方向への拡散が必要
以上に大きくなく、且つ周辺が滑らかでぼやけないこと
等が要求される。 【0004】これらの問題を解決するために、従来より
いくつかの提案がなされてきた。例えば、特開昭52-530
12号公報には、低サイズの原紙に表面加工用の塗料を湿
潤させてなるインクジェット記録用紙が開示されてい
る。 又、特開昭55-5830号公報には、支持体表面にイン
ク吸収性の塗層を設けたインクジェット記録用紙が開示
され、又、特開昭55-51583号公報及び同56-157号公報に
は、被覆層中の顔料として非膠質シリカ粉末を使った例
が、更に、特開昭55-11829号公報には、インク吸収速度
の異なる2層構造を使った塗抹紙の例が開示されてい
る。 【0005】一般に、インク吸収性のあるインク受理層
は、インクを吸収し保持するために、インク受理層中の
空隙を多く有する必要がある。しかし、空隙の多いイン
ク受理層は、インク受理層への入射光が散乱されてしま
ったり、透過が妨げられるため、不透明になり、空隙に
浸透したインクに光が到達しにくくなるため画像が白っ
ぽくなり、色再現性及び色濃度が低下する。又、空隙の
多いインク受理層は、多孔質な表面となることから、高
い光沢を望むことは難しい。 【0006】高い光沢を有するインクジェット記録シー
トとしては、例えば、特開昭61-197285号公報には、透
明な支持体上に多孔質なインク受理層を形成し、インク
受理層に形成した画像を支持体側から観察する方法が提
案されている。特開平3-215081号公報には、透明な支持
体上に多孔性アルミナ水和物からなる染料吸着層、多孔
性微粉シリカからなる溶剤吸収層を順次積層し、染料吸
着層に形成した画像を支持体側から観察する方法が提案
されている。 【0007】しかし、これらの方法では、画像を印字す
る際に鏡像となるように画像処理する必要があり、更
に、使用する支持体が透明性を有するものに限定されて
しまう。 【0008】又、特開平2-113986号公報には、カチオン
性高分子電解質を含む水溶液で処理した後にキャストす
る方法、特開平2-274587号公報には光沢向上のためにコ
ロイダルシリカを用い、カチオン性高分子電解質を含む
水溶液で処理した後にキャストする方法の提案がなされ
ている。しかし、カチオン性高分子電解質の使用は、印
字した際に表面に存在するカチオン性高分子電解質がイ
ンクに再溶解するために印字部分の表面形状が粗面化さ
れ、印字部分の光沢や画像の鮮明性の低下が生じやすく
なる。 【0009】光沢を付与する目的で、溶解・膨潤により
インクを吸収する樹脂を塗布した記録紙、フィルム等が
あるが、このような樹脂の溶解・膨潤によりインクを吸
収させようとするものは、光沢は得られるものの、イン
クの吸収、乾燥が遅く、インク転写による汚れや滲みの
発生が問題となる。 【0010】光沢を付与する処理は、スーパーカレンダ
ー、グロスカレンダー等のカレンダー装置を用い、圧力
や温度をかけたロール間に通紙することで塗層表面を平
滑化する方法が一般的である。しかしながら、インクジ
ェット記録シートに光沢を付与する目的で、高線圧下で
カレンダー処理を行うと、光沢は向上するが、塗層の空
隙が減少し、インクの吸収が遅くなり、又、吸収容量の
不足からインクのあふれが発生してしまう問題がある。
このことから、カレンダー処理は、許容されるインク吸
収容量の範囲内で条件を選択せざるを得ず、インクの吸
収と光沢を得るには、現状の技術での対応は難しいのが
現状である。 【0011】更に、インクジェット記録方式は、パーソ
ナルコンピュータレベルで良好な鮮鋭性や色彩性が得ら
れ、複雑な画像も比較的簡便に迅速に得ることが可能と
なっているが、従来のインクジェット記録シートは、印
刷用紙或いは印画紙と比較するとシートの光沢感が乏し
く、ポスターやステッカー等の光沢感が望まれる分野へ
の適用は、光沢感の点から難しいとされてきた。しかし
ながら、インク吸収性と光沢の相反する関係を打破し
て、インクジェット記録方式の簡便性が利用できる記録
媒体の要求が大きくなっている。 【0012】 【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水
性インクによる印字において、高いインク吸収性、印字
濃度、光沢を有し、色再現性と画像再現性に優れたイン
クジェット記録シート、特に、オフセット印刷、タグや
ラベル用途に適用されている市販のキャストコート紙レ
ベルの光沢感が要望されるフルカラー記録用インクジェ
ット記録シート及びその製造方法を得ることにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、インクジ
ェット記録シートについて、鋭意検討を重ねた結果、本
発明の目的が完成に至るインクジェット記録シート及び
その製造方法を見い出した。 【0014】即ち、本発明におけるのインクジェット記
録シートは、コートタイプのインクジェット記録シート
において、支持体上に少なくとも1層以上のインク受理
層、該インク受理層上に光沢発現層が順次積層され、該
光沢発現層が湿潤状態にある間に加熱された鏡面ロール
に圧接して鏡面光沢仕上げされてなるものであり、且つ
該光沢発現層が平均粒子径200nm以下の無定形シリ
カ・アルミナからなる多孔質構造を有するコロイド粒子
を主成分とする塗被組成物からなることを特徴とするも
のである。 【0015】又、本発明のインクジェット記録シート
は、JIS Z8741に規定される75度鏡面光沢度
が、70%以上であると市販のキャストコート紙に匹敵
する光沢となる。 【0016】以下に、本発明のインクジェット記録シー
トについて、詳細に説明する。 【0017】一般に、多孔性顔料を主成分とした塗層を
塗設する方法が採られている。しかし、該顔料は、2次
或いは3次粒子として存在するために、粒子径が大き
く、官能的に光沢感を生じさせることは難しく、高温、
高線圧条件にてカレンダー処理を行い、平滑性の向上を
図っても、本発明の目的に見合った光沢が得られないば
かりか、空隙が減少し、インク吸収性が低下してインク
ジェット記録シートの特徴を失うことになる。 【0018】しかしながら、本発明で示すように、該記
録シートの印字面が、特定の素材を用いて、インクの殆
どを透過させる機能を有する光沢発現層とインク吸収性
を有する該光沢発現層に隣接して支持体との間に設けら
れるインク受理層を構成し、該光沢発現層を該層が湿潤
状態のある間に鏡面ロールに圧接して鏡面光沢仕上げす
る方法(以下、キャスト処理と略す)を用いて得ること
により、市販のキャストコート紙の光沢を有する一方
で、相反する特性であるインク吸収性をバランスさせる
ことが可能となる。 【0019】本発明のインクジェット記録シートにおい
て、記録面に水性インクが与えられると、該インクは光
沢発現層を透過して、光沢発現層に隣接するインク受理
層に速やかに該インクを吸収させる。即ち、光沢発現層
ではインクの殆どを透過させる機能を、インク受理層で
はインク吸収性や染料定着性の機能を持たせ、塗層を機
能分離することにより、本発明の目的が達せられる。 【0020】キャスト処理は、鏡面ロールの表面状態を
転写して塗層表面に鏡面光沢を付与するものであるが、
カオリン、炭酸カルシウム等の顔料を主成分とした市販
のキャストコート紙と同様の組成では、画質を決める色
彩性や鮮鋭性に問題があり、又、多孔性顔料を主成分と
する塗被組成物では、本発明が目的とする光沢度の得ら
れないことが判った。光沢度は、粒子径を小さくするこ
とにより向上することから、コロイド粒子と多孔性顔料
を併用した塗被組成物をキャスト処理により得ることが
考えられるが、この場合でも目的とする光沢度は低く、
光沢度を向上させるために、該コロイド粒子を増やすと
インク吸収性の低下が生じることになり、本発明が目的
を解決することが出来なかった。 【0021】本発明に係るインク受理層とは、顔料とバ
インダーを主成分とする塗被組成物から構成されるもの
である。顔料としては、公知の白色顔料を1種以上用い
ることができる。例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、タルク、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜
鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミ
ニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウ
ム、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、
コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウ
ム、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、水酸化
マグネシウム等の白色無機顔料、スチレン系プラスチッ
クピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポ
リエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹
脂等の有機顔料等が挙げられる。 【0022】又、バインダーとしては、酸化澱粉、エー
テル化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体;カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス等のセルロース誘導体;カゼイン、ゼラチン、大豆蛋
白、ポリビニルアルコール又はその誘導体;ポリビニル
ピロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合
体等の共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エ
ステル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体
等のアクリル系重合体等のアクリル系重合体ラテック
ス;エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラ
テックス;或はこれら各種重合体のカルボキシ基等の官
能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス;メ
ラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂等の水性接着
剤;ポリメチルメタクリレート等のアクリル酸エステ
ル;メタクリル酸エステルの重合体又は共重合体樹脂;
ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、ア
ルキッド樹脂等の合成樹脂系接着剤等を挙げることがで
きる。バインダーの配合量としては、顔料100重量部
に対して、3〜70重量部、好ましくは、5〜50重量
部であり、3重量部未満ではインク受理層の塗層強度が
不足するし、70重量部を越えるとインク吸収性が低下
する。 【0023】更に、インク受理層には、添加剤として、
染料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡
剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色
顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐
剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増
強剤等を適宜配合することもできる。 【0024】特に、水性インクの染料分である水溶性直
接染料や水溶性酸性染料中のスルホン酸基、カルボキシ
ル基、アミノ基等と不溶な塩を形成する2級アミン、3
級アミン、4級アンモニウム塩からなるカチオン性染料
定着剤を配合すると、インク受理層にて染料が捕獲され
るために、色彩性の向上や不溶な塩の形成により水の滴
下や吸湿によるインクの流れだしや滲みだしを抑制する
ので好ましい。 【0025】インク受理層の塗工量としては、要求され
る光沢、インク吸収性、支持体の種類等により異なる
が、1g/m2以上である。又、インク受理層はある一
定の塗工量を2度に分けて塗設する事も可能であり、1
度に該塗工量を塗設するよりも光沢が向上する。 【0026】インク受理層を塗設する方法は、各種ブレ
ードコータ、ロールコータ、エアーナイフコータ、バー
コータ、ロッドブレードコータ、カーテンコータ、ショ
ートドウェルコータ、サイズプレス等の各種装置をオン
マシン或いはオフマシンで用いることができる。又、塗
設後に、マシンカレンダー、TGカレンダー、スーパカ
レンダー、ソフトカレンダー等のカレンダー装置を用い
て平坦化仕上げすることも可能である。 【0027】本発明に係る光沢発現層は、コロイド粒子
とバインダーを主成分とする塗被組成物からなるもので
ある。 【0028】又、本発明の光沢発現層は、コロイド粒子
と併用して公知の白色顔料を1種類以上用いることが出
来るが、該顔料は一般に粒子径が大きく不透明性が生じ
るため、該顔料の粒子径にもよるが、該粒子/該顔料の
重量比を80/20以上、より好ましくは90/10以
上である。 【0029】又、バインダーとしては、酸化澱粉、エー
テル化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体;カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス等のセルロース誘導体;カゼイン、ゼラチン、大豆蛋
白、ポリビニルアルコール又はその誘導体;ポリビニル
ピロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合
体等の共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エ
ステル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体
等のアクリル系重合体等のアクリル系重合体ラテック
ス;エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラ
テックス;或はこれら各種重合体のカルボキシ基等の官
能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス;メ
ラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂等の水性接着
剤;ポリメチルメタクリレート等のアクリル酸エステ
ル;メタクリル酸エステルの重合体又は共重合体樹脂;
ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、ア
ルキッド樹脂等の合成樹脂系接着剤等を挙げることがで
きる。バインダーの配合量としては、顔料100重量部
に対して、5〜70重量部、好ましくは、5〜50重量
部であり、5重量部未満では光沢発現層の塗層強度が不
足するし、70重量部を越えるとインク吸収性が低下す
る。 【0030】更に、光沢発現層には、添加剤として、染
料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡
剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色
顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐
剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増
強剤等を適宜配合することもできる。 【0031】光沢発現層を塗設する方法は、各種ブレー
ドコータ、ロールコータ、エアーナイフコータ、バーコ
ータ、ロッドブレードコータ、カーテンコータ、ショー
トドウェルコータ、サイズプレス等の各種装置を用いる
ことができる。光沢発現層の塗設量としては、キャスト
処理の方法、インク受理層の平滑性やサイズ性、要求さ
れる光沢により異なるが、2g/m2以上あれば良い。
又、キャスト処理後に、加湿空気、加湿蒸気を支持体を
挟んだ光沢発現層の裏面に吹き付けてカール矯正をする
事も可能であり、更にマシンカレンダー、TGカレンダ
ー、スーパカレンダー、ソフトカレンダー等のカレンダ
ー装置を用いても良い。 【0032】本発明で使用される支持体としては、LB
KP、NBKP等の化学パルプ、GP、PGW、RM
P、TMP、CTMP、CMP、CGP等の機械パル
プ、DIP等の古紙パルプ、等の木材パルプと従来公知
の顔料を主成分として、バインダー及びサイズ剤や定着
剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤等の各
種添加剤を1種以上用いて混合し、長網抄紙機、円網抄
紙機、ツインワイヤー抄紙機等の各種装置で製造された
原紙、更に原紙に、澱粉、ポリビニルアルコール等での
サイズプレスやアンカーコート層を設けた原紙や、それ
らの上にコート層を設けたアート紙、コート紙、キャス
トコート紙等の塗工紙も含まれる。この様な原紙及び塗
工紙に、そのまま本発明に係る塗層を設けても良いし、
平坦化をコントロールする目的で、マシンカレンダー、
TGカレンダー、ソフトカレンダー等のカレンダー装置
を使用しても良い。又、該支持体の坪量としては、通常
40〜300g/m2であるが、特に制限されるもので
はない。 【0033】又、支持体の透気性或いは通気性は、光沢
発現層がキャスト処理される際に発生する蒸気を裏面に
移動させ光沢発現層を乾燥させるために必要であり、鏡
面ドラムからの光沢発現層の離型性を決める重要な要因
であるから、一般には原紙が用いられるが、透気性或い
は通気性を有しているものであれば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル、レーヨン、ポリウレタン
等の合成樹脂を繊維化した後にシート状に形成したもの
でも良い。 【0034】キャスト処理には、直接法、凝固法、再湿
潤法(リウエット法)があり、インク受理層を塗工し乾
燥した後に、光沢発現層を構成する塗被組成物を塗設
し、該塗設面が湿潤状態にある間に、該塗設面を加熱し
た鏡面ロールに接触、圧着、乾燥させ剥離し、該塗設面
に該鏡面ロール表面のレプリカを形成させる方法であ
る。直接法は、該光沢発現層を塗設後、未乾燥の状態
(湿潤状態)で加熱された鏡面ロールに圧接し乾燥する
方法であり、凝固法は該光沢発現層の塗被組成物を酸溶
液、アルカリ溶液等により該組成物を凝固させ加熱され
た鏡面ロールに圧接する方法である。尚、凝固法には、
赤外線を該組成物に照射して表面を凝固させる熱凝固法
も含まれる。再湿潤法は、該インク透過層を塗設乾燥
後、水を主体とする液にて該インク透過層を再湿潤さ
せ、加熱された鏡面に圧接し乾燥する方法である。 【0035】これらのキャスト処理方法は、いづれも本
発明のインクジェット記録シートに用いることが可能で
あるが、特に、光沢度の高いインクジェット記録シート
を得るには、直接法が好ましい。又、該鏡面ロールの表
面粗度、表面温度、直径、圧接時の圧力(線圧)、塗工
速度等は市販のキャストコート紙の製造条件と同様に適
宜選択することが可能である。 【0036】光沢については、粒子径の小さな顔料によ
り得られることから、コロイド粒子を主成分とする組成
物を支持体上に直接塗設してキャスト処理を施すことを
検討したが、コロイド粒子には、インクを吸収するのに
充分な塗層を作ることができず、その結果、インク溢れ
が発生する問題があった。しかし、該組成物を支持体上
に塗設して得られたシートのインク吸収性、印字濃度、
インクの拡散状態が、支持体に直接インクジェット記録
した際のそれらの特性と類似していることから、支持体
上にインク受理層を設け、更にその上に該組成物を塗設
することによりインクジェット記録に要求される特性は
インク受理層でコントロールし、光沢は光沢発現層でコ
ントロールすることが可能であることが判った。 【0037】即ち、本発明におけるインクジェット記録
シートは、支持体上にインク受理層、光沢発現層が順次
積層されてなり、更に光沢発現層をキャスト処理するこ
とを特徴とするものである。特にJIS Z8741に
規定される75度鏡面光沢度が70%以上であると市販
のキャストコート紙に匹敵する光沢を有したインクジェ
ット記録シートが得られ、光沢感の良好となる。 【0038】インクジェット記録された画質を決定する
印字濃度は、インク受理層の印字濃度のみならず、光沢
発現層の透明性も重要となり、光沢発現層の塗被組成物
に主成分として適用するコロイド粒子の平均粒子径が3
00nm以下、好ましくは200nmであると印字濃度
の良好な画質を得ることができる。 【0039】本発明の光沢発現層に適用されるコロイド
粒子は、平均粒子径200nm以下の無定形シリカ・ア
ルミナからなる多孔質構造を有するコロイド粒子であ
る。該コロイド粒子であると、印字された水性インク
は、光沢発現層に吸収されるため、表層にインク中の染
料が吸着して印字濃度が高まり、本発明の目的を確実に
する。 【0040】該コロイド粒子は、懸濁分散した形で供給
され、1次粒子径が数nm以下、好ましくは1nm以下
の無定形シリカ・アルミナがネットワークを形成した2
次粒子以上の構造を有した多孔質構造である。シリカ/
アルミナの重量比としては、90/10以下が好まし
く、90/10を越えると、光沢発現層におけるインク
吸収性は小さくなる。又、他のコロイド粒子と併用して
光沢発現層を構成する場合には、光沢発現層中の全顔料
100重量部に対して、該コロイド粒子を5重量部以
上、好ましくは10重量部以上が好ましい。 【0041】本発明で云う水性インクとは、下記着色剤
及び液媒体、その他の添加剤から成る記録液体である。 【0042】着色剤としては、直接染料、酸性染料、塩
基性染料、反応性染料あるいは食品用色素等の水溶性染
料である。 【0043】水性インクの溶媒としては、水及び水溶性
の各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルア
ルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコー
ル、tert−ブチルアル コール、イソブチルアルコール
等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセ
トン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアル
コール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ト
リエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、
チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレン
グリコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレング
リコール類;グリセリン、エチレングリコールメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル等
の多価アルコールの低級アルキルエーテル類等が挙げら
れる。 【0044】これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、
ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテルは好ましいものである。 【0045】その他の添加剤としては、例えばpH調節
剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調整
剤、湿潤剤、界面活性剤、及び防錆剤、等が挙げられ
る。 【0046】本発明に係るインクジェット記録シート
は、インクジェット記録シートとしての使用に留まら
ず、記録時に液状であるインクを使用するどのような記
録シートとして用いてもかまわない。例えば、熱溶融性
物質、染顔料等を主成分とする熱溶融性インクを樹脂フ
ィルム、高密度紙、合成紙等の薄い支持体上に塗布した
インクシートを、その裏面より加熱し、インクを溶融さ
せて転写する熱転写記録用受像シート、熱溶融性インク
を加熱溶融して微小液滴化、飛翔記録するインクジェッ
ト記録シート、油溶性染料を溶媒に溶解したインクを用
いたインクジェト記録シート、光重合型モノマー及び無
色又は有色の染顔料を内包したマイクロカプセルを用い
た感光感圧型ドナーシートに対応する受像シート等が挙
げられる。 【0047】これらの記録シートの共通点は、記録時に
インクが液体状態である点である。液状インクは、硬
化、固化又は定着までに、記録シートのインク受理層の
深さ方向又は水平方向に対して浸透又は広がっていく。
上述した各種記録シートはそれぞれの方式に応じた吸収
性を必要とするもので、本発明のインクジェット記録シ
ートを上述した各種の記録シートとして利用しても何ら
構わない。 【0048】更に、複写機・プリンター等に広く使用さ
れている電子写真記録方式のトナーを加熱定着する記録
シートとして、本発明におけるインクジェット記録シー
トを使用しても構わないし、粘着剤層を設けて、ラベル
用途に使用することも可能である。 【0049】 【作用】インク吸収性に優れ、印字濃度が高く、市販の
キャストコート紙レベルの光沢度を有するインクジェッ
ト記録シートは、以下の実施例に示すように、光沢発現
層とインク受理層からなる2層構造とすることにより得
ることが可能となる。本発明のインクジェット記録シー
トにおいては、光沢発現層は、透明性に優れ、印字され
たインクの殆どが速やかにインク受理層に移動する機能
を有し、該光沢発現層をキャスト処理により設けること
より、目的とする光沢度も同時に得ることができる。 【0050】光沢発現層は、コロイド粒子を主成分とす
る塗被組成物で構成されるものであり、インク受理層は
顔料及びバインダーを主成分とする塗被組成物からな
る。該コロイド粒子が多孔質構造を有するものである
と、インクは光沢発現層に滞留するために、印字濃度の
高い画像が得られる。しかし、多孔質構造を有するコロ
イド粒子であっても粒子径が大きくなることにより、該
粒子の表面積が下がり、光沢発現層に留まるインクが減
ること、不透明性が増大することになる。 【0051】更に、コロイド粒子の表面が正に帯電して
いると、インク中の染料成分が光沢発現層に捕獲され定
着し、溶媒成分は隣接するインク受理層に吸収されるた
め、印字濃度が高く、インク吸収性の良好なインクジェ
ット記録シートが得られる。 【0052】 【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらの例に限定されるものではない。又、実
施例に於いて示す「部」及び「%」は特に明示しない限
り絶乾重量部及び絶乾重量%を示す。尚、実施例に示す
粒子径は、動的光散乱法により求めた平均粒子径であ
る。 【0053】以下に示す実施例及び比較例において、支
持体は全て共通として、次のように作製した。 【0054】<支持体の作製>支持体は、LBKP(濾
水度400mlcsf)80部とNBKP(濾水度45
0mlcsf)20部からなる木材パルプ100部に対
して、軽質炭酸カルシウム/重質炭酸カルシウム/タル
クの比率が10/10/10の顔料25部、市販アルキ
ルケテンダイマー0.10部、市販カチオン系(メタ)
アクリルアミド0.03部、市販カチオン化澱粉0.8
0部、硫酸バンド0.40部を調成後、長網抄紙機を用
いて坪量90g/m2で抄造した。 【0055】尚、各実施例及び比較例で作製したインク
ジェット記録シートについては、以下に示す評価方法に
よって評価した。測定及び評価は、JIS P8111
に規定される環境下で行った。 【0056】<鏡面光沢度>キャスト処理された光沢発
現層の表面の鏡面光沢度を測定した。該光沢度は、JI
S Z8741に準じて、入反射角度75度として、日
本電色工業社製変角光沢度計(VGS−1001DP)
にて測定した。なお、市販されているキャストコート紙
は、鏡面光沢度が70%以上である。 【0057】<インク吸収性>インクジェット記録装置
(BJC−820J:キヤノン株式会社製)を用いて、
シアンインク、マゼンタインクで重色の矩形パターンを
印字し、このパターンと白紙部の境界部分を下記の基準
に従い、目視にて評価を行った。良好なインク吸収性と
して、A又はB評価が必要である。A:境界部分に歪み
は見られない。B:境界部分に僅かな歪みが見られる。
C:境界部分の全てに歪みが見られる。 【0058】<印字濃度>上記のインクジェット記録装
置を用いて、ブラックインクでベタパターンを印字し、
印字部をマクベスRD−918型により、光学反射濃度
を測定した。印字濃度としては、1.25以上あれば色
彩性のある画像が得られる。 【0059】実施例1 <インク受理層の塗工>インク受理層は、支持体表面に
塗設した。インク受理層の塗被組成物は、合成非晶質シ
リカ(ファインシールX37B:徳山曹達社製)100
部、ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社
製)30部、コロイダルシリカ(スノーテックス−O:
日産化学工業社製)30部、カチオン性染料定着剤(ス
ミレズレジン1001:住友化学社製)20部を用い、
固形分濃度15%として、これらを調液した。この塗液
をエアーナイフコータにより、乾燥塗工量8g/m2
なるように支持体に塗工・乾燥した。 【0060】<光沢発現層の塗工>光沢発現層は、イン
ク受理層の表面に塗設した後、キャスト処理して得た。
キャスト処理は、光沢発現層の塗被組成物をインク受理
層の表面に塗工し、2秒後に、表面温度90℃に加熱さ
れた鏡面ロールに圧接し乾燥する直接法により処理し
た。該塗被組成物は、コロイド粒子として、平均粒子径
が40nmの多孔質構造を有する無定型シリカ・アルミ
ナ(USB−1:触媒化成社製)100部、接着剤とし
て、スチレン・ブタジエン系ラテックス(0693;平
均粒子径135nm:日本合成ゴム社製)20部を用
い、固形分濃度20%として、これらを調液した。この
塗液をロールコータにより、乾燥塗工量g/m2とな
るようにインク受理層面に上記のキャスト処理法で設
け、実施例1のインクジェット記録シートを得た。 【0061】比較例1 支持体は実施例1と同様に得た。コロイド粒子として、
平均粒子径が65nmのコロイダルシリカ(スノーテッ
クスYL:日産化学工業社製)100部、接着剤とし
て、実施例1で用いたラテックスを20部を用い、固形
分濃度25%として調液し、塗被組成物とした。インク
受理層は設けず、支持体表面にこの塗被組成物を乾燥塗
工量10g/m2となるようにエアーナイフコータで塗
工し、その後、実施例1と同じ条件のキャストコーティ
ング法で処理して、比較例1のインクジェット記録シー
トを得た。 【0062】比較例2 支持体は実施例1と同様に得た。この支持体表面に、実
施例1のインク受理層と同じ塗被組成物に市販のオレイ
ン酸カリウムを2部追加し、乾燥塗工量15g/m2
なるようにエアーナイフコータで塗工した。その後、実
施例1と同じ条件で該インク受理層をキャスト処理し、
比較例2のインクジェット記録シートを得た。 【0063】比較例3 支持体及びインク受理層は実施例1と同様に得た。光沢
発現層の塗被組成物は、コロイド粒子として、平均粒子
径が500nmのコロイダルシリカ(PST−5:日産
化学工業社製)100部、接着剤として実施例1で用い
たラテックスを20部、カチオン性染料定着剤(ポリフ
ィックス601:昭和高分子社製)を3部、固形分濃度
20%として、これらを調液した。この塗液をロールコ
ータにより、乾燥塗工量3g/m2となるようにインク
受理層面に塗工し、その後、実施例1と同じ条件でキャ
スト処理し、比較例3のインクジェット記録シートを得
た。 【0064】 【表1】 【0065】上記表1から明らかなように、支持体上に
インク受理層、平均粒子径300nm以下のコロイド粒
子を主成分とし塗被組成物からなる光沢発現層を順次積
層して、光沢発現層をキャスト処理した実施例1は、市
販のキャスト紙に匹敵する光沢を有し、インク吸収性、
印字濃度の良好なインクジェット記録シートの得られる
ことが判る。一方、インク受理層を設けていない比較例
1、光沢発現層を設けていない比較例2、平均粒子径が
300nmを越えた粒子を適用した光沢発現層からなる
比較例3では、本発明が目的とする課題を解決すること
が出来ない。 【0066】 【発明の効果】本発明によれば、支持体上にインク受理
層、光沢発現層を順次積層し、光沢発現層の塗被組成物
に特定のコロイド粒子を使用し、更に該光沢発現層をキ
ャスト処理することによって、市販のキャストコート紙
に匹敵する光沢を有し、印字濃度、インク吸収性の高い
インクジェット記録シート及びその製造方法の得られる
ことが判る。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 コートタイプのインクジェット記録シー
    トにおいて、支持体上に少なくとも1層以上のインク受
    理層、該インク受理層上に光沢発現層が順次積層され、
    該光沢発現層が湿潤状態にある間に加熱された鏡面ロー
    ルに圧接して鏡面光沢仕上げされてなるものであり、且
    つ該光沢発現層が平均粒子径200nm以下の無定形シ
    リカ・アルミナからなる多孔質構造を有するコロイド粒
    子を主成分とする塗被組成物からなることを特徴とする
    インクジェット記録シート。
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