JPH09290556A - インクジェット記録シート - Google Patents

インクジェット記録シート

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JPH09290556A
JPH09290556A JP8107172A JP10717296A JPH09290556A JP H09290556 A JPH09290556 A JP H09290556A JP 8107172 A JP8107172 A JP 8107172A JP 10717296 A JP10717296 A JP 10717296A JP H09290556 A JPH09290556 A JP H09290556A
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JP
Japan
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recording sheet
magnesium sulfate
paper
ink
ink jet
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JP8107172A
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Koji Idei
晃治 出井
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の耐水性、画像濃度に優れた普通紙タイ
プのインクジェット記録シートを提供する。 【解決手段】 乾燥付着量0.2〜2.0g/m2の硫酸マ
グネシウムを支持体に付着させてなるインクジェット記
録シート。好ましくは、カチオン性樹脂を硫酸マグネシ
ウムと併用することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性インクを用
いて記録するインクジェット記録シートに関するもので
ある。さらに詳しくは、普通紙タイプのインクジェット
記録シートであり、特に記録した画像の耐水性、画像濃
度に優れたインクジェット記録シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、種々の作動
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙などの記録
シートに付着させ、画像・文字などの記録を行なうもの
であるが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターン
の融通性が大きい、現像−定着が不要などの特徴があ
り、漢字を含め各種図形およびカラー画像などの記録装
置として種々の用途において急速に普及している。さら
に、多色インクジェット方式により形成される画像は、
製版方式による多色印刷やカラー写真方式による印画に
比較して、遜色のない記録を得ることが可能である。ま
た、作成部数が少なくて済む用途においては、写真技術
によるよりも安価であることからフルカラー画像記録分
野にまで広く応用されつつある。
【0003】更に最近では、輪転方式の高速インクジェ
ットプリンティングシステムも開発され、宛名書き印
刷、顧客情報印刷、ナンバリング印刷、バーコード印刷
等のオンデマンドプリンテイング用途にも利用されつつ
ある。
【0004】このインクジェット記録方式で使用される
記録シートとしては、通常の印刷や筆記に使われる上質
紙やコーテッド紙を使うべく、装置やインク組成の面か
ら努力がなされてきた。しかし、装置の高速化・高精細
化あるいはフルカラー化などインクジェット記録装置の
性能の向上や用途の拡大に伴い、記録シートに対しても
より高度な特性が要求されるようになった。
【0005】即ち、当該記録シートとしては、印字ドッ
トの濃度が高く色調が明るく鮮やかであること、インク
の吸収が早く印字ドットが重なった場合においてもイン
クが流れ出したり滲んだりしないこと、印字ドットの横
方向への拡散が必要以上に大きくなく、且つ周辺が滑ら
かでぼやけないこと(フェザリング)などの高い画像再
現性、保存性の面からは、湿度が高い条件や印字部位が
何らかの理由により水に曝された場合にもインク染料が
流れ出さないこと(画像耐水性)および印字部位が光に
曝された場合にも染料の変色や退色のないこと(耐光
性)などが要求される。
【0006】インクジェット記録シートの形態として
は、所謂、上質紙・ボンド紙などに代表される普通紙タ
イプと上質紙などの紙、合成紙、合成樹脂フィルムなど
の支持体上にインク受理層を設けた塗工紙タイプに大別
される。
【0007】塗工紙タイプには、インク受理層の塗工量
が1〜10g/m2程度の低塗工量タイプ、10〜20g/m2
程度の中塗工量タイプ、20g/m2以上の高塗工量タイプ
の各インクジェット記録シートがある。
【0008】特に、近年に至っては、普通紙タイプが、
外見的にも取扱いとしても好ましく、望まれてきてい
る。しかし、これらの普通紙タイプのインクジェット記
録シートの場合、十分な画像の耐水性、高い画像濃度が
得られていないのが現状である。
【0009】染料の耐水性を改良するためにいくつかの
方法が提案されている、例えば、特開昭55−1503
96号公報には水溶性インク中の染料とキレートを生成
する耐水化法が示されている。また、染料の耐水性と耐
光性を同時に改良するために、特開昭59−11752
5号公報にはカチオン性コロイダルシリカを含有するイ
ンクジェット記録シートの例が示され、特開昭59−1
37652号公報には塩基性ポリ水酸化アルミニウム化
合物を含有するインクジェット記録シートの例が示さ
れ、さらに、特開昭60−11389号公報には塩基性
オリゴマーを含有したことを特徴とするインクジェット
記録シートの例が示されている。
【0010】しかしながら、これらの方法を用いた場合
でも、画像品位(フェザリング)の向上のため記録シー
トのサイズ性を上げると、顕著に画像耐水性が悪化する
ことが判っている。
【0011】また、特開平7−149037号公報に
は、硫酸亜鉛を含有したインクジェット記録シートの例
が示されているが、これは耐光性に優れた塗工紙タイプ
のインクジェット記録シートであり、本発明とは明らか
に異なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、普通
紙タイプのインクジェット記録シートの場合、十分な画
像耐水性は得られておらず、また、画像品位(フェザリ
ング)を改良するべく記録シートのサイズ性を向上させ
ると、画像耐水性はさらに悪化するのが現状である。
【0013】本発明の目的は、普通紙タイプのインクジ
ェット記録シートにおいて、次の課題を満足させること
である。 1.高湿な雰囲気もしくは水滴が付着した場合でもイン
クが滲まない画像耐水性。 2.高い画像濃度。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記に鑑
み鋭意研究した結果、記録した画像の耐水性、且つ画像
濃度の良好な画像耐水性を備えたインクジェット記録シ
ートを発明するに至った。
【0015】即ち、本発明のインクジェット記録シート
は、支持体に、硫酸マグネシウムを乾燥付着量として
0.2〜2.0g/m2付着させてなることを特徴とするも
のである。
【0016】更に、本発明のインクジェット記録シート
は、カチオン性樹脂を硫酸マグネシウムと併用すること
を特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録シートについて、詳細に説明する。
【0018】インクジェット記録方式に用いられる直接
染料や酸性染料を含有する水溶性インクの画像耐水性を
向上させるためには、染料のアニオン性部分とカチオン
性物質の反応による染料の定着と耐水化処理が有効であ
ることは自明のことである。また、画像濃度の向上とい
う観点からすれば、記録シートのサイズ性を上げること
が望ましいが、極度にサイズ性を上げるとインクが記録
シートに吸収されずインク溢れとなり、全くインクジェ
ット記録シートとしての使用に絶えられなくなる。さら
に、インク溢れが生じない程度にサイズ性を効かせた場
合でも、サイズ性の向上に伴い、画像耐水性は悪化して
いくことが判っている。サイズ性の向上に伴い、画像耐
水性が悪化する原因は、印字されたインク中の染料が紙
層内部ではなく、より紙表面に留まりやすいこと、およ
び画像耐水性評価に使用した水が吸収されず、長時間印
字部位に曝されるためであると考えられる。
【0019】即ち、従来の技術では、普通紙タイプのイ
ンクジェット記録シートに於いて、十分な画像耐水性を
得るためには、シートのサイズ性を低下させる必要があ
ったが、シートのサイズ性低下に伴い画像濃度の低下を
招いていた。
【0020】本発明者らは、十分な画像耐水性と高い画
像濃度を両立させるべく、鋭意研究した結果、乾燥付着
量0.2〜2.0g/m2の硫酸マグネシウムを支持体に付
着させることによって、上記特性の両立が可能となるこ
とを見いだした。
【0021】更に、カチオン性樹脂を硫酸マグネシウム
と併用することにより、上記特性が向上することを見い
だした。
【0022】本発明で使用する硫酸マグネシウムは、化
学式MgSO4・7H2Oで表される硫酸マグネシウムの
七水和物である。
【0023】硫酸マグネシウムの乾燥付着量は、0.2
〜2.0g/m2の範囲より少ないと十分な画像耐水性は得
られず、それより多くても構わないが、それ以上の画像
耐水性、画像濃度向上の効果も得られない。
【0024】本発明で使用するカチオン性樹脂は、水に
溶解したとき離解してカチオン性を呈する1級〜3級ア
ミンまたは4級アンモニウム塩のモノマー、オリゴマ
ー、ポリマーであり、好ましくは、オリゴマーまたはポ
リマーである。特に、カチオン性樹脂が、ジメチルアミ
ン・エピクロルヒドリン重縮合物、アクリルアミド・ジ
アリルアミン共重合物、ポリビニルアミン共重合物、ジ
シアンジアミド、ジメチル・ジアリル・アンモニウムク
ロライドを主成分とする化合物である時に優れた特性が
得られることが判明している。
【0025】硫酸マグネシウムおよびカチオン性樹脂を
付着させる方法としては、サイズプレス、ゲートロール
コーターの他、ブレードコーター、ロッドコーター、エ
アーナイフコーター、カーテンコーターなど各種塗工機
で塗工することも可能であるが、コストの点からは抄紙
機に設置されているサイズプレス、ゲートロールコータ
ーなどで付着させ、オンマシンで仕上げるのが望まし
い。
【0026】本発明のインクジェット記録シートの支持
体としては、木材繊維主体の紙、または木材繊維や合成
繊維を主体とした不織布の如きシート状物質が挙げら
れ、紙の場合に使用される木材パルプは、NBKP、L
BKP、NBSP、LBSP、GP、TMPなどの他
に、古紙パルプが挙げられ、必要に応じて単独或いは併
用して用いられる。
【0027】なお、本発明で言う古紙パルプの原料とし
ては、(財)古紙再生促進センターの古紙標準品質規格
表に示されている、上白、罫白、クリーム白、カード、
特白、中白、模造、色白、ケント、白アート、特上切、
別上切、新聞、雑誌などが挙げられる。さらに具体例と
しては、情報関連用紙である非塗工コンピュータ用紙、
感熱紙、感圧紙などのプリンター用紙、およびPPC用
紙などのOA古紙、アート紙、コート紙、微塗工紙、マ
ット紙などの塗工紙、或いは上質紙、色上質、ノート、
便箋、包装紙、ファンシーペーパー、中質紙、新聞用
紙、更紙、スーパー掛け紙、模造紙、純白ロール紙、ミ
ルクカートンなどの非塗工紙などの紙や板紙の古紙で、
化学パルプ紙、高歩留りパルプ含有紙などが使用される
が、印字、複写、印刷、非印刷を問わず特に限定される
ものではない。
【0028】また、支持体に使用される内添填料は、白
色顔料として従来公知の顔料が用いられ、単独或いは併
用できるが、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カ
ルシウム、カオリン、クレー、タルク、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜
鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケ
イソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成シ
リカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオ
ライト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムのよう
な白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、
アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マ
イクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂のような有機
顔料などが挙げられる。
【0029】さらに、本発明の支持体を抄造する際に使
用される内添サイズ剤としては、ロジン系サイズ剤、ア
ルケニル無水コハク酸、アルキルケテンダイマー、石油
樹脂系サイズ剤などが使用できる。
【0030】さらに、硫酸マグネシウム、カチオン性樹
脂と同時にバインダーも必要に応じて用いられ、酸化澱
粉、燐酸エステル化澱粉、自家変性澱粉、カチオン化澱
粉または各種変性澱粉、ポリエチレンオキサイド、ポリ
アクリルアミド、ポリアクリル酸ソーダ、アルギン酸ソ
ーダ、ハイドロキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、ポリビニルアルコールまたはそれらの誘導体などを
単独或いは併用して使用することができる。
【0031】本発明において、紙料中には、その他の添
加剤として、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡
剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色
顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐
剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増
強剤、表面サイズ剤などを本発明の所望の効果を損なわ
ない範囲で、適宜配合することもできる。
【0032】本発明の抄紙方法において、抄紙機は、長
網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、コンビネーション抄
紙機、丸網抄紙機、ヤンキー抄紙機など製紙業界で公知
の抄紙機を適宜使用できる。
【0033】本発明で云うインクジェット記録用インク
とは、下記の着色剤、液媒体、その他の添加剤からなる
記録液体である。着色剤としては、直接染料、酸性染
料、塩基性染料、反応性染料あるいは食品用色素などの
水溶性染料が挙げられる。
【0034】水性インクの溶媒としては、水および水溶
性の各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチル
アルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコ
ール、tert −ブチルアルコール、イソブチルアルコー
ルなどの炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド
類;アセトン、ジアセトンアルコールなどのケトンまた
はケトンアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどのエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコールなどのポリアルキレングリコール
類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6 −ヘ
キサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリ
コール、ジエチレングリコールなどのアルキレン基が2
〜6個のアルキレングリコール類;グリセリン、エチレ
ングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメ
チル(またはエチル)エーテル、トリエチレングリコー
ル、モノメチルエーテルなどの多価アルコールの低級ア
ルキルエーテル類などが挙げられる。
【0035】これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、
ジエチレングリコールなどの多価アルコール、トリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノエチルエーテルなどの多価アルコールの低級
アルキルエーテルが好ましい。
【0036】その他の添加剤としては、例えば、pH調
節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調
整剤、湿潤剤、界面活性剤、および防錆剤などが挙げら
れる。
【0037】本発明におけるインクジェット記録シート
は、インクジェット記録シートとしての使用に留まら
ず、記録時に液状であるインクを使用するどのような記
録シートとして用いることもできる。例えば、熱溶融性
物質、染顔料などを主成分とする熱溶融性インクを樹脂
フィルム、高密度紙、合成紙などの薄い支持体上に塗工
したインクシートを、その裏面より加熱し、インクを溶
融させて転写する熱転写記録用受像シート、熱溶融性イ
ンクを加熱溶融して微小液滴化、飛翔記録するインクジ
ェット記録シート、油溶性染料を溶媒に溶解したインク
を用いたインクジェット記録シート、光重合型モノマー
および無色または有色の染顔料を内包したマイクロカプ
セルを用いた感光感圧型ドナーシートに対応する受像シ
ートなどが挙げられる。
【0038】これらの記録シートの共通点は、記録時に
インクが液体状態である点である。液状インクは、硬
化、固化または定着までに、記録シートのインク受理層
の深さ方向または水平方向に対して浸透または拡ってい
く。上述した各種記録シートは、それぞれの方式に応じ
た吸収性を必要とするもので、本発明のインクジェット
記録シートを上述した各種の記録シートとして利用して
も何ら制限しない。
【0039】さらに、複写機・プリンターなどに広く使
用されている電子写真記録方式のトナーを加熱定着する
記録シートとして、本発明におけるインクジェット記録
シートを使用することもできる。
【0040】
【実施例】以下に、本発明の実施例を挙げて説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また、実施例において示す「部」および「%」は、
特に明示しない限り、重量部および重量%を示す。
【0041】<支持体の作製>濾水度450mlcsf
のLBKP80部、濾水度475mlcsfのNBKP
20部からなるパルプスラリーに、填料として軽質炭酸
カルシウム(商品名:TP−121、奥多摩工業社製)
10部、両性澱粉(商品名:Cato3210、王子ナ
ショナル社製)0.8部、硫酸バンド0.6部、アルキ
ルケテンダイマー型サイズ剤(商品名:サイズパインK
903、荒川化学社製)0.08部を添加して、長網抄
紙機で抄造し、坪量80g/m2の支持体1を作製した。
尚、作製した支持体のステキヒトサイズ度は、27.2
秒であった。
【0042】実施例1 上記により作製した支持体に、硫酸マグネシウム(化学
式:MgSO4・7HO)を乾燥付着量で0.2g/
、燐酸エステル化澱粉(商品名:MS#4600、
日本食品化工社製)を乾燥付着量で1.2g/m2となるよ
うオンマシンのサイズプレス装置を用いて付着させ、マ
シンカレンダー処理を行って、実施例1のインクジェッ
ト記録シートを作製した。尚、作製したシートのステキ
ヒトサイズ度は、21.3秒であった。
【0043】実施例2 実施例1の硫酸マグネシウムの乾燥付着量を0.5g/m2
とした以外は、実施例1と同様にして、実施例2のイン
クジェット記録シートを作製した。尚、作製したシート
のステキヒトサイズ度は、23.7秒であった。
【0044】実施例3 実施例1の硫酸マグネシウムの乾燥付着量を1.0g/m2
とした以外は、実施例1と同様にして、実施例3のイン
クジェット記録シートを作製した。尚、作製したシート
のステキヒトサイズ度は、25.4秒であった。
【0045】実施例4 実施例1の硫酸マグネシウムの乾燥付着量を1.5g/m2
とした以外は、実施例1と同様にして、実施例4のイン
クジェット記録シートを作製した。尚、作製したシート
のステキヒトサイズ度は、25.8秒であった。
【0046】実施例5 実施例1の硫酸マグネシウムの乾燥付着量を2.0g/m2
とした以外は、実施例1と同様にして、実施例5のイン
クジェット記録シートを作製した。尚、作製したシート
のステキヒトサイズ度は、27.0秒であった。
【0047】実施例6 実施例1の硫酸マグネシウム、燐酸エステル化澱粉に加
え、カチオン性樹脂としてジメチルアミン・エピクロル
ヒドリン重縮合物(商品名:ポリフィックス601、昭
和高分子社製)を乾燥付着量で0.8g/m2とした以外
は、実施例1と同様にして、実施例6のインクジェット
記録シートを作製した。尚、作製したシートのステキヒ
トサイズ度は、22.1秒であった。
【0048】実施例7 実施例6の硫酸マグネシウムの乾燥付着量を0.5g/m2
とした以外は、実施例6と同様にして、実施例7のイン
クジェット記録シートを作製した。尚、作製したシート
のステキヒトサイズ度は、25.6秒であった。
【0049】実施例8 実施例6の硫酸マグネシウムの乾燥付着量を1.0g/m2
とした以外は、実施例6と同様にして、実施例8のイン
クジェット記録シートを作製した。尚、作製したシート
のステキヒトサイズ度は、24.7秒であった。
【0050】実施例9 実施例6の硫酸マグネシウムの乾燥付着量を1.5g/m2
とした以外は、実施例6と同様にして、実施例9のイン
クジェット記録シートを作製した。尚、作製したシート
のステキヒトサイズ度は、26.9秒であった。
【0051】実施例10 実施例8のカチオン性樹脂をアクリルアミド・ジアリル
アミン共重合物(商品名:スミレーズレジン1001、
住友化学社製)とし、乾燥付着量で0.8g/m2とした以
外は、実施例8と同様にして、実施例10のインクジェ
ット記録シートを作製した。尚、作製したシートのステ
キヒトサイズ度は、24.1秒であった。
【0052】実施例11 実施例8のカチオン性樹脂をポリビニルアミン共重合物
(商品名:ハイマックスSC−700、ハイモ社製)と
し、乾燥付着量で0.8g/m2とした以外は、実施例8と
同様にして、実施例11のインクジェット記録シートを
作製した。尚、作製したシートのステキヒトサイズ度
は、25.0秒であった。
【0053】比較例1 支持体に燐酸エステル化澱粉(商品名:MS#460
0、日本食品化工社製)のみを乾燥付着量で1.2g/m2
となるようオンマシンのサイズプレス装置を用いて付着
させ、マシンカレンダー処理を行って、比較例1のイン
クジェット記録シートを作製した。尚、作製したシート
のステキヒトサイズ度は、21.8秒であった。
【0054】比較例2 支持体に硫酸マグネシウム(化学式:MgSO4 7 2
O)を乾燥付着量で0.1g/m2、燐酸エステル化澱粉
(商品名:MS#4600、日本食品化工社製)を乾燥
付着量で1.2g/m2となるようオンマシンのサイズプレ
ス装置を用いて付着させ、マシンカレンダー処理を行っ
て、比較例2のインクジェット記録シートを作製した。
尚、作製したシートのステキヒトサイズ度は、24.4
秒であった。
【0055】比較例3 支持体に燐酸エステル化澱粉(商品名:MS#460
0、日本食品化工社製)を乾燥付着量で1.2g/m2、カ
チオン性樹脂としてジメチルアミン・エピクロルヒドリ
ン重縮合物(商品名:ポリフィックス601、昭和高分
子社製)を乾燥付着量で0.8g/m2となるようオンマシ
ンのサイズプレス装置を用いて付着させ、マシンカレン
ダー処理を行って、比較例3のインクジェット記録シー
トを作製した。尚、作製したシートのステキヒトサイズ
度は、22.2秒であった。
【0056】上記により作製した実施例1〜11および
比較例1〜3のインクジェット記録シートについて、内
田洋行社製高速インクジェットプリンティングシステム
S6240J(使用インク:サイテックス1007黒)
およびキヤノン社製カラーインクジェットプリンターB
JC−400Jで評価画像を印字し、次に記載した評価
方法によって評価し、その結果を表1に示した。
【0057】<画像耐水性>画像耐水性は、内田洋行社
製S6240Jでは黒インク、キヤノン社製BJC−4
00Jではマゼンタインクで文字および罫線印字した部
分に、蒸留水を1滴たらし、放置乾燥後、滲みの程度を
目視で判定した。なお、評価基準として、Aは特性が良
好、Bは実用上問題ない範囲で良好、Cは実用上問題あ
り、Dは特性が不良を示す。
【0058】<画像濃度>画像濃度は、内田洋行社製S
6240J、キヤノン社製BJC−400Jともブラッ
クインクでベタ印字した部分を反射濃度計(商品名:マ
クベスRD−918、マクベス社製)で測定した。数値
が高いほど特性良好を示す。
【0059】
【表1】
【0060】上記表1の実施例1〜11の結果から明ら
かなように、支持体に硫酸マグネシウムを乾燥付着量と
して0.2〜2.0g/m2付着させたインクジェット記録
シート、またはカチオン性樹脂を硫酸マグネシウムと併
用したインクジェット記録シートについては、画像耐水
性、画像濃度共に良好な特性を示している。
【0061】また、比較例1〜3で明らかなように、硫
酸マグネシウムを付着させないインクジェット記録シー
ト、硫酸マグネシウムの付着量が0.2g/m2未満のイン
クジェット記録シートは、十分な画像耐水性、画像濃度
が得られない。
【0062】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録シートは、
乾燥付着量0.2〜2.0g/m2の硫酸マグネシウムを支
持体に付着させてなり、また、カチオン性樹脂を硫酸マ
グネシウムと併用することにより、優れた画像耐水性、
画像濃度を有するインクジェット記録シートを得ること
ができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に、硫酸マグネシウムを乾燥付着
    量として0.2〜2.0g/m2付着させてなることを特徴
    とするインクジェット記録シート。
  2. 【請求項2】 カチオン性樹脂を硫酸マグネシウムと併
    用することを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    記録シート。
JP8107172A 1996-04-26 1996-04-26 インクジェット記録シート Pending JPH09290556A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8107172A JPH09290556A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 インクジェット記録シート

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