JP3402299B2 - 文字情報表示方法 - Google Patents

文字情報表示方法

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JP3402299B2
JP3402299B2 JP2000026289A JP2000026289A JP3402299B2 JP 3402299 B2 JP3402299 B2 JP 3402299B2 JP 2000026289 A JP2000026289 A JP 2000026289A JP 2000026289 A JP2000026289 A JP 2000026289A JP 3402299 B2 JP3402299 B2 JP 3402299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つのD/Aコン
バーターと、このD/Aコンバーターに出力する値を自
由に設定することが可能な制御手段とを有する電子機器
において、文字情報を表示する文字情報表示方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファームウェアにおいてプログラ
ムのバージョンを外部に表示する方法は、I/O(入出
力)ピンの制限などから限られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、DSPを用いた
衛星通信用のモデムの開発では、外部に情報を取り出せ
るディジタルインタフェースがなく、情報を取り出して
表示することができないという問題点があった。本発明
は、上記課題を解決するためになされたもので、表示出
力用のインタフェースがない無線通信用のモデム等の電
子機器において、情報を取り出して表示することができ
る文字情報表示方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の文字情報表示方
法は、2つのD/Aコンバーター(105,106)
と、このD/Aコンバーターに出力する値を自由に設定
することが可能な制御手段(108)とを有する電子機
器において、オシロスコープをX−Y表示モードにし
て、第1のD/Aコンバーターの出力信号をオシロスコ
ープのX軸入力信号とすると共に、第2のD/Aコンバ
ーターの出力信号をオシロスコープのY軸入力信号と
し、制御手段から第1、第2のD/Aコンバーターへ出
力する2つの設定値を表示データとして、この表示デー
タを時間的に変化させることにより、文字情報をオシロ
スコープ上に表示するようにしたものであって、制御手
段から第1、第2のD/Aコンバーターへ表示データを
そのまま出力する第1の処理と、表示データのうち第1
のD/Aコンバーターへの設定値を正負反転させて出力
する第2の処理と、表示データのうち第2のD/Aコン
バーターへの設定値を正負反転させて出力する第3の処
理と、表示データのうち第1、第2のD/Aコンバータ
ーへの設定値を共に正負反転させて出力する第4の処理
とを一定時間間隔で順次行うようにしたものである。ま
た、本発明の文字情報表示方法において、表示データ
は、オシロスコープの表示画面のうち縦横共に1/2の
大きさの中心領域に相当する設定値からなり、オシロス
コープの表示画面を4分割した4分割領域のうち第1の
領域に文字情報が表示されるよう表示データを変換して
第1、第2のD/Aコンバーターへ出力する第1の処理
と、4分割領域のうち第2の領域に文字情報が表示され
るよう表示データを変換して出力する第2の処理と、4
分割領域のうち第3の領域に文字情報が表示されるよう
表示データを変換して出力する第3の処理と、4分割領
域のうち第4の領域に文字情報が表示されるよう表示デ
ータを変換して出力する第4の処理とを順次行い、第1
〜第4の処理を一定時間繰り返すようにしたものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態となる電子機器の構
成を示すブロック図である。電子機器100は、表示出
力用のディジタルインタフェースを備えていないが、2
個のD/Aコンバーター105,106と、D/Aコン
バーター105,106に出力する値を自由に設定する
ことが可能な制御手段であるCPU108とを備えてい
る。
【0006】D/Aコンバーター105,106は、入
力されたディジタル数値をアナログ電圧に変換して出力
する機能を持つ。CPU108は、表示データ生成部1
01と、線形変換部102,103と、パラメタ設定部
104とを構成している。
【0007】そして、D/Aコンバーター105の出力
端子をオシロスコープ107の入力端子XINに接続す
ると共に、D/Aコンバーター106の出力端子をオシ
ロスコープ107の入力端子YINに接続する。オシロ
スコープ107は、X−Y表示モードで使用される。こ
のXY表示モードでは、入力端子XIN,YINに加え
られた各電圧と画面上のX,Y位置とが比例するので、
入力電圧を制御することにより、オシロスコープ107
の画面上の任意の位置を点灯させることができる。
【0008】本発明では、D/Aコンバーター105,
106に設定する値を時間経過と共に変化させることに
より、オシロスコープ107上の点灯位置を変化させ
て、オシロスコープ107の画面上に文字情報を表示す
る。表示データ生成部101は、X方向用のD/Aコン
バーター105とY方向用のD/Aコンバーター106
に設定する各数値の組み合わせを時間と共に変化させ、
ドットマトリックス文字としてオシロスコープ107上
に表示する。
【0009】線形変換部102,103は、表示データ
生成部101が出力するディジタル値に対して線形変換
を行う。線形変換部102は次式のような入出力特性を
有する。 OX=a×SX+b ・・・(1) SXは表示データ生成部101から線形変換部102へ
の入力値、OXは線形変換部102の出力値、a,bは
線形変換部102のパラメタである。例えば、a=−
1、b=0とすれば、OX=−SXとなり、反転出力を
意味する。
【0010】同様に、線形変換部103は次式のような
入出力特性を有する。 OY=c×SY+d ・・・(2) SYは表示データ生成部101から線形変換部103へ
の入力値、OYは線形変換部103の出力値、c,dは
線形変換部103のパラメタである。
【0011】パラメタ設定部104は、線形変換部10
2,103のパラメタa,b,c,dを設定する。表示
データ生成部101、線形変換部102,103、パラ
メタ設定部104をハードウェアで実現することも可能
であるが、本発明では、CPU108、つまりソフトウ
ェアで実現することを想定している。
【0012】D/Aコンバーター105,106は、入
力ディジタル値に比例したアナログ電圧を出力するが、
入力値の増大に対して出力電圧が上がるか下がるかは使
用するD/Aコンバータに依存する。また、D/Aコン
バーター105,106の出力電圧を増幅するために、
D/Aコンバーター105,106の直後に増幅器が設
けられることもあるが、この増幅器が反転増幅器の場合
には、ここで出力が反転する。
【0013】したがって、D/Aコンバーター105,
106の入出力特性(D/Aコンバーター105,10
6の直後に増幅器がある場合は、増幅器も含めた入出力
特性)の組み合わせは、以下の4通りが存在する。 (A)D/Aコンバーター105,106共に非反転 (B)D/Aコンバーター105が反転、D/Aコンバ
ーター106が非反転 (C)D/Aコンバーター105が非反転、D/Aコン
バーター106が反転 (D)D/Aコンバーター105,106共に反転
【0014】これに対して、表示データ生成部101
は、D/Aコンバーター105,106の入出力特性が
前記(A)の場合に正常に読みとれる表示データを出力
する。表示データは、オシロスコープ107の画面上の
X座標値に相当する設定値SXと同画面上のY座標値に
相当する設定値SYとからなり、これら設定値SX,S
Yが時間と共に変化する。これにより、ドットマトリッ
クス文字を表示することができる。
【0015】今、仮にD/Aコンバーター105,10
6の入出力特性が前記(C)の場合だったとして、表示
データ生成部101が図2に示すような表示内容の表示
データを出力したとする。
【0016】この場合、D/Aコンバーター106にお
いて反転するので、Y方向が逆、つまり上下逆となった
図3(a)のような表示内容201がオシロスコープ1
07の画面に表示される。ここで、線形変換部102,
103の入出力特性が、それぞれOX=−SX、OY=
SYとなるようにパラメタa,b,c,dを設定する
と、図3(a)に対してX方向が逆となり、図3(b)
のような表示内容202となる。
【0017】さらに、線形変換部102,103の入出
力特性が、それぞれOX=SX、OY=−SYとなるよ
うにパラメタa,b,c,dを設定すると、図3(a)
に対してY方向が逆となり、図3(c)のような表示内
容203となる。同様に、線形変換部102,103の
入出力特性が、それぞれOX=−SX、OY=−SYと
なるようにパラメタa,b,c,dを設定すると、図3
(a)に対してX,Y方向が共に逆となり、図3(d)
のような表示内容204となる。
【0018】D/Aコンバーター105,106の入出
力特性が前記(c)の場合という仮定では、図3(c)
が正しい表示となる。このように、線形変換部102,
103に設定するパラメタa,b,c,dを変化させる
度に表示することを4回行えば、どれか1つは正しい表
示となり、表示内容を読み取ることができる。
【0019】なお、本発明のように線形変換部102,
103で反転させなくてもオシロスコープの入力反転ス
イッチで同等の機能を実現することもできる。しかし、
世の中には、反転機能を持たないオシロスコープもあ
り、そのようなオシロスコープでは正しく表示すること
ができない。以上示したように、本発明では、表示デー
タをD/Aコンバーター105,106に設定する前に
線形変換することにより、オシロスコープ107の性能
に依存せずに正しく認識できる文字情報を表示すること
ができる。
【0020】なお、本発明は、文字情報を表示するため
に新たなD/Aコンバーターを搭載することを想定して
いるわけではない。電子機器にもともと搭載されている
D/Aコンバーターを文字情報表示、例えばプログラム
のバージョン表示などに有効活用することを想定してい
る。
【0021】DSPを使用した無線通信用のモデムで
は、EYEパターンを見るために2個のD/Aコンバー
ターを搭載しており、かつDSPからD/Aコンバータ
ーに値を自由に設定できるという構成になっている場合
がある。したがって、本発明によれば、オシロスコープ
の画面にDSPのプログラムのバージョンを表示するこ
とが可能となる。
【0022】[実施の形態の2]次に、本発明の第2の
実施の形態について説明する。本実施の形態は、実施の
形態の1をより具体的にしたものであり、電子機器とオ
シロスコープの構成は実施の形態の1と同様であるの
で、図1の符号を用いて説明する。説明を具体的にする
ため、D/Aコンバーター105,106への入力を符
号付き8ビット(+127〜−128)とする。また、
表示内容については、実施の形態の1と同様に、図2に
示す表示内容200とする。
【0023】図4は、パラメタ設定部104から線形変
換部102,103へ出力されるパラメタa,b,c,
dの値を示している。パラメタ設定部104は、オシロ
スコープ107に表示される内容を認識できるだけの時
間間隔を空けて、パラメタa,b,c,dの値を変化さ
せていく。
【0024】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、図5を用いてどのように文字情報を表示するかを説
明する。ここでは、数字の「2」の表示方法を説明す
る。D/Aコンバーター105,106に設定される値
とD/Aコンバーター105,106の出力電圧は比例
するので、D/Aコンバーター105,106の設定値
を変えることにより、256×256ドットの任意の位
置を点灯させることができる。
【0025】図5の例では、2つのD/Aコンバーター
105,106の入出力特性がどちらも非反転であり、
D/Aコンバーター105,106の設定値(OX,O
Y)=(0,0)がオシロスコープ107の画面の中心
に相当し、設定値(OX,OY)=(127,127)
が画面の右上隅に相当し、設定値(OX,OY)=(−
128,−128)が画面の左下隅に相当する。
【0026】このとき、以下の順番で設定値(OX,O
Y)を変化させていくと、数字の「2」を表示すること
ができる。 (OX,OY)=(1,5)→(2,6)→(3,6)
→(4,6)→(5,5)→(5,4)→(4,3)→
(3,2)→(2,1)→(1,0)→(2,0)→
(3,0)→(4,0)→(5,0)
【0027】文字を格子上の点列として表すことによ
り、図5のように、オシロスコープ107の画面上に文
字を表示することができる。ここで、D/Aコンバータ
ー105,106の入出力特性が前記(C)の場合であ
ると仮定して、本実施の形態の動作を説明する。
【0028】図6は本実施の形態の文字情報表示方法を
説明するためのフローチャート図、図7はオシロスコー
プ107の表示画面の様子を時系列的に示す図である。
図6において、tはパラメタa,b,c,dの値を変更
するタイミングを示すタイミング変数、iは単純ループ
変数である。
【0029】まず、表示データ生成部101は、タイミ
ング変数tを0に初期化して、パラメタ設定部104に
出力する(ステップ601)。パラメタ設定部104
は、タイミング変数tの入力に同期して、パラメタ
(a,b,c,d)=(1,0,1,0)を出力する
(ステップ602)。
【0030】続いて、表示データ生成部101は、単純
ループ変数iを0に初期化し(ステップ603)、オシ
ロスコープ107の画面上のX座標値に相当する設定値
SXと同画面上のY座標値に相当する設定値SYとから
なる表示データを線形変換部102,103に出力する
(ステップ604)。設定値SX,SYが線形変換部1
02,103によって線形変換され、D/Aコンバータ
ー105,106によってアナログ電圧に変換されるこ
とにより、オシロスコープ107の画面に図7のような
表示内容701が表示される。
【0031】次に、表示データ生成部101は、単純ル
ープ変数iを1加算した後(ステップ605)、変数i
が定数Nより小さいか否かを判定する(ステップ60
6)。実際の文字表示処理(ステップ604)は数マイ
クロ秒で終了するので、人間が識別できるだけの時間同
じ表示内容を表示し続けるために単純ループ変数iを用
いた。したがって、定数Nは、ステップ604〜606
の処理が一定時間だけ繰り返されるように設定される
が、この定数Nは、使用するCPUの速度や表示時間に
依存する。
【0032】ステップ606において変数iが定数N以
上になると、表示データ生成部101は、タイミング変
数tを1加算した後(ステップ607)、タイミング変
数tが4より小さいか否かを判定する(ステップ60
8)。タイミング変数tが4より小さい場合、表示デー
タ生成部101は、タイミング変数tをパラメタ設定部
104に出力する。
【0033】パラメタ設定部104は、タイミング変数
tの入力に同期して、パラメタ(a,b,c,d)=
(−1,0,1,0)を出力する(ステップ602)。
続いて、表示データ生成部101は、単純ループ変数i
を0に初期化し(ステップ603)、表示データを線形
変換部102,103に出力する(ステップ604)。
なお、このときの表示データはt=0のときと同じであ
る。これにより、オシロスコープ107の画面に表示内
容702が表示される。
【0034】次に、表示データ生成部101は、単純ル
ープ変数iを1加算した後(ステップ605)、変数i
が定数Nより小さいか否かを判定する(ステップ60
6)。ステップ606において変数iが定数N以上にな
ると、表示データ生成部101は、タイミング変数tを
1加算した後(ステップ607)、タイミング変数tが
4より小さいか否かを判定する(ステップ608)。
【0035】タイミング変数tが4より小さい場合、表
示データ生成部101は、タイミング変数tをパラメタ
設定部104に出力する。パラメタ設定部104は、タ
イミング変数tの入力に同期して、パラメタ(a,b,
c,d)=(1,0,−1,0)を出力する(ステップ
602)。
【0036】以上のような動作をタイミング変数tが4
になるまで繰り返すことにより、オシロスコープ107
の画面には表示内容701,702,703,704が
順次表示される。この場合は表示内容703が正常な表
示となる。本実施の形態の表示方法は、一定時間ごとに
表示を切り替えながら4回表示して、そのうち1回は正
常に読みとれる方法である。
【0037】[実施の形態の3]次に、本発明の第3の
実施の形態について説明する。本実施の形態において
も、電子機器とオシロスコープの構成は実施の形態の1
と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。説明
を具体的にするため、D/Aコンバーター105,10
6への入力を符号付き8ビット(+127〜−128)
とする。
【0038】本実施の形態の文字情報表示方法は、4種
類の表示内容を同時に表示する方法である。なお、ここ
でも、D/Aコンバーター105,106の入出力特性
が前記(C)の場合であると仮定する。
【0039】図8にオリジナルの表示内容を示す。表示
する文字は実施の形態の1,2と同じであるが、本実施
の形態では、表示データ生成部101から出力される表
示データが、オシロスコープ107の表示画面のうち縦
横ともに1/2の大きさの中心領域に相当する値のみを
使用するように制限を加える。つまり、ここでの表示デ
ータは、(SX,SY)=(63、63)、(−64,
63)、(−64,−64)、(63,−64)を4隅
とする領域中の設定値SX,SYからなる。
【0040】図9は本実施の形態の文字情報表示方法を
説明するためのフローチャート図、図10はオシロスコ
ープ107の表示画面の様子を示す図である。まず、表
示データ生成部101は、単純ループ変数iを0に初期
化し(ステップ901)、続いてタイミング変数tを0
に初期化して、パラメタ設定部104に出力する(ステ
ップ902)。
【0041】パラメタ設定部104は、タイミング変数
tの入力に同期して、パラメタ(a,b,c,d)=
(1,64,1,64)を出力する(ステップ90
3)。続いて、表示データ生成部101は、表示データ
を線形変換部102,103に出力する(ステップ90
4)。設定値SX,SYが線形変換部102,103に
よって線形変換され、D/Aコンバーター105,10
6によってアナログ電圧に変換されることにより、オシ
ロスコープ107の画面に図10に示す表示内容100
1が表示される。
【0042】次に、表示データ生成部101は、タイミ
ング変数tを1加算した後(ステップ905)、タイミ
ング変数tが4より小さいか否かを判定する(ステップ
906)。タイミング変数tが4より小さい場合、表示
データ生成部101は、タイミング変数tをパラメタ設
定部104に出力する。パラメタ設定部104は、タイ
ミング変数tの入力に同期して、パラメタ(a,b,
c,d)=(−1,−64,1,64)を出力する(ス
テップ903)。
【0043】表示データ生成部101は、表示データを
線形変換部102,103に出力する(ステップ90
4)。これにより、オシロスコープ107の画面に表示
内容1002が表示される。次に、表示データ生成部1
01は、タイミング変数tを1加算した後(ステップ9
05)、変数tが4より小さいか否かを判定する(ステ
ップ906)。変数tが4より小さい場合、表示データ
生成部101は、変数tをパラメタ設定部104に出力
する。
【0044】これに応じて、パラメタ設定部104は、
パラメタ(a,b,c,d)=(1,64,−1,−6
4)を出力する(ステップ903)。表示データ生成部
101は、表示データを線形変換部102,103に出
力する(ステップ904)。これにより、オシロスコー
プ107の画面に表示内容1003が表示される。
【0045】次に、表示データ生成部101は、タイミ
ング変数tを1加算した後(ステップ905)、変数t
が4より小さいか否かを判定する(ステップ906)。
変数tが4より小さい場合、表示データ生成部101
は、変数tをパラメタ設定部104に出力する。
【0046】これに応じて、パラメタ設定部104は、
パラメタ(a,b,c,d)=(−1,−64,−1,
−64)を出力する(ステップ903)。表示データ生
成部101は、表示データを線形変換部102,103
に出力する(ステップ904)。これにより、オシロス
コープ107の画面に表示内容1004が表示される。
【0047】タイミング変数tが4になるとステップ9
07に進み、表示データ生成部101は、単純ループ変
数iを1加算した後、変数iが定数Nより小さいか否か
を判定する(ステップ908)。変数iが定数Nより小
さい場合はステップ902に戻る。定数Nは、ステップ
902〜908の処理が一定時間だけ繰り返されるよう
に設定されるが、この定数Nは、使用するCPUの速度
や表示時間に依存する。
【0048】以上のように、本実施の形態では、オシロ
スコープ107の4分割領域に4種類の表示内容を同時
に表示する(より正確には、4種類の表示内容を短時間
で切り替えながら表示することを一定時間繰り返す)こ
とにより、オシロスコープ107の画面には図10に示
すような内容が表示され、第4象限にて正常に読みとれ
る表示となる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、オシロスコープをX−
Y表示モードにして、第1のD/Aコンバーターの出力
信号をオシロスコープのX軸入力信号とすると共に、第
2のD/Aコンバーターの出力信号をオシロスコープの
Y軸入力信号とし、制御手段から第1、第2のD/Aコ
ンバーターへ出力する2つの設定値を表示データとし
て、この表示データを時間的に変化させることにより、
文字情報をオシロスコープ上に表示することが可能とな
る。その結果、表示出力用のディジタルインタフェース
がない無線通信用のモデム等の電子機器において、情報
を取り出して表示することができる。
【0050】また、制御手段から第1、第2のD/Aコ
ンバーターへ表示データをそのまま出力する第1の処理
と、表示データのうち第1のD/Aコンバーターへの設
定値を正負反転させて出力する第2の処理と、表示デー
タのうち第2のD/Aコンバーターへの設定値を正負反
転させて出力する第3の処理と、表示データのうち第
1、第2のD/Aコンバーターへの設定値を共に正負反
転させて出力する第4の処理とを一定時間間隔で順次行
うことにより、入力反転機能を持っていないオシロスコ
ープであっても、第1〜第4の処理のうち何れか1回は
正常に認識可能な文字情報を表示することができる。
【0051】また、表示データをオシロスコープの表示
画面のうち縦横共に1/2の大きさの中心領域に相当す
る設定値とし、オシロスコープの表示画面を4分割した
4分割領域のうち第1の領域に文字情報が表示されるよ
う表示データを変換して第1、第2のD/Aコンバータ
ーへ出力する第1の処理と、4分割領域のうち第2の領
域に文字情報が表示されるよう表示データを変換して出
力する第2の処理と、4分割領域のうち第3の領域に文
字情報が表示されるよう表示データを変換して出力する
第3の処理と、4分割領域のうち第4の領域に文字情報
が表示されるよう表示データを変換して出力する第4の
処理とを順次行い、第1〜第4の処理を一定時間繰り返
すことにより、入力反転機能を持っていないオシロスコ
ープであっても、第1〜第4の領域のうち何れか1つの
領域には正常に認識可能な文字情報を表示することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる電子機器の
構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の表示データ生成部が出力する表示内容
の1例を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態においてオシロス
コープの表示画面の様子を示す図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態においてパラメタ
設定部から線形変換部へ出力されるパラメタの値を示す
図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態においてドット表
示の例を示す図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の文字情報表示方
法を説明するためのフローチャート図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態においてオシロス
コープの表示画面の様子を時系列的に示す図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態において表示デー
タ生成部が出力する表示内容を示す図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態の文字情報表示方
法を説明するためのフローチャート図である。
【図10】 本発明の第3の実施の形態においてオシロ
スコープの表示画面の様子を示す図である。
【符号の説明】
100…電子機器、101…表示データ生成部、10
2、103…線形変換部、104…パラメタ設定部、1
05、106…D/Aコンバーター、107…オシロス
コープ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのD/Aコンバーターと、このD/
    Aコンバーターに出力する値を自由に設定することが可
    能な制御手段とを有する電子機器において、オシロスコ
    ープをX−Y表示モードにして、第1のD/Aコンバー
    ターの出力信号をオシロスコープのX軸入力信号とする
    と共に、第2のD/Aコンバーターの出力信号をオシロ
    スコープのY軸入力信号とし、前記制御手段から第1、
    第2のD/Aコンバーターへ出力する2つの設定値を表
    示データとして、この表示データを時間的に変化させる
    ことにより、文字情報をオシロスコープ上に表示する
    字情報表示方法であって、 前記制御手段から前記第1、第2のD/Aコンバーター
    へ前記表示データをそのまま出力する第1の処理と、 前記表示データのうち前記第1のD/Aコンバーターへ
    の設定値を正負反転させて出力する第2の処理と、 前記表示データのうち前記第2のD/Aコンバーターへ
    の設定値を正負反転させて出力する第3の処理と、 前記表示データのうち前記第1、第2のD/Aコンバー
    ターへの設定値を共に正負反転させて出力する第4の処
    理とを一定時間間隔で順次行う ことを特徴とする文字情
    報表示方法。
  2. 【請求項2】 2つのD/Aコンバーターと、このD/
    Aコンバーターに出力する値を自由に設定することが可
    能な制御手段とを有する電子機器において、オシロスコ
    ープをX−Y表示モードにして、第1のD/Aコンバー
    ターの出力信号をオシロスコープのX軸入力信号とする
    と共に、第2のD/Aコンバーターの出力信号をオシロ
    スコープのY軸入力信号とし、前記制御手段から第1、
    第2のD/Aコンバーターへ出力する2つの設定値を表
    示データとして、この表示データを時間的に変化させる
    ことにより、文字情報をオシロスコープ上に表示する文
    字情報表示方法であって、 前記表示データは、前記オシロスコープの表示画面のう
    ち縦横共に1/2の大きさの中心領域に相当する設定値
    からなり、 前記オシロスコープの表示画面を4分割した4分割領域
    のうち第1の領域に文 字情報が表示されるよう前記表示
    データを変換して前記第1、第2のD/Aコンバーター
    へ出力する第1の処理と、 前記4分割領域のうち第2の領域に文字情報が表示され
    るよう前記表示データを変換して出力する第2の処理
    と、 前記4分割領域のうち第3の領域に文字情報が表示され
    るよう前記表示データを変換して出力する第3の処理
    と、 前記4分割領域のうち第4の領域に文字情報が表示され
    るよう前記表示データを変換して出力する第4の処理と
    を順次行い、前記第1〜第4の処理を一定時間繰り返す
    ことを特徴とする文字情報表示方法
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