JP3401951B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP3401951B2 JP25814394A JP25814394A JP3401951B2 JP 3401951 B2 JP3401951 B2 JP 3401951B2 JP 25814394 A JP25814394 A JP 25814394A JP 25814394 A JP25814394 A JP 25814394A JP 3401951 B2 JP3401951 B2 JP 3401951B2
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俊郎 荻野
克彦 石川
勝 伊東
真也 中川
武彦 重岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体燃料を気化させ、こ
の気化ガスをノズル部より噴出させ燃焼させる燃焼装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の燃焼装置は図6に示すよう
に、タンク21にカートリッジタンク22から燃料が供
給され、前記タンク21内の燃料はポンプ23によって
気化部24に供給される。そして燃料は気化部24で気
化素子によって拡散し、さらに加熱気化して燃料ガスと
なりノズル部25より水平方向に噴出される。ノズル部
25より噴出した燃料ガスはエジェクタ効果により1次
空気を吸引しながら気化部24の下流側に設けられた混
合管26内で燃料ガスと1次空気と混合して混合管26
と一体で構成されたバーナ部27に供給され燃焼する。
燃焼によって生じた燃焼ガスはバーナ部27の周囲を覆
うように配設された燃焼筒28で上方に導かれ、燃焼筒
28を覆ったダクト29で送風機30からの空気流と混
合し温風として器具外に排出され暖房等に利用される。
そして、この種の燃焼装置はポンプ23の駆動周波数や
印加電圧を変えて燃料供給量を調節すると1次空気もそ
れに従って増減し燃料と燃焼用空気の比率がほぼ一定に
保たれたまま燃焼量を変えることができるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成の燃焼装置は、長期間放置され酸化した変質燃料
ように高沸点成分を多く含んだ燃料を使用すると、燃料
を拡散気化する気化素子にタール分が生成し気化素子の
目詰まりや気化不良を生じ、燃焼量の低下や異常燃焼を
発生すると言う課題があった。
【0004】つまり、気化室内に設けた気化素子がター
ルにより目詰まりを生じると気化室内の流路抵抗が大き
くなり、その抵抗によりポンプから供給される燃料の供
給量が低下するために燃焼量が低下するとともに、燃料
ガスの噴出によって吸引される燃焼用空気量が低減する
ことにより、燃料と空気量の比率が変化し燃焼状態を悪
化させる原因となっていた。また気化素子の細孔により
気化素子内に広く拡散して気化していた燃料が気化素子
が目詰まりすることにより拡散が抑制され、局部で気化
するために不規則な脈動気化を生じる原因にもなってい
た。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、気化
素子のタールによる目詰まりを抑制するとともに気化不
良を防止して長期間良好な燃焼状態を維持することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、燃料を供給する燃料供給手段と、供給され
た燃料を気化させる気化部と、気化部を加熱する加熱手
段と、気化部で気化した燃料ガスを噴出させるノズル部
と、前記ノズル部より噴出した燃料ガスを燃焼させるバ
−ナ部を備え、前記気化部に燃料を気化する円筒型の気
化室を配設し、前記気化室のノズル側に中空でパイプ状
の無機多孔体の気化素子を配設するとともに、燃料供給
口側に棒状の無機多孔体の気化素子を配設した構成にし
た。
【0007】
【0008】
【作用】この種の燃焼装置において、燃焼時、燃料供給
口から気化室に供給された燃料は気化室内に設けた気化
素子の毛管現象により気化素子内を拡散し、バーナ受け
座から熱伝導によって供給される燃焼熱によって徐々に
加熱されながら気化し、気化した燃料ガスは連通したノ
ズル部より噴出するが、この時に気化室の温度が高すぎ
ると気化素子の局部的にタールが生成し、気化素子のタ
ール詰まりよる燃焼量低下が早期に発生する。また温度
が低いと気化素子で気化が完了せず燃料の一部がノズル
部で気化するために、ノズル部にタールが生成し、ノズ
ル部の噴出孔を閉塞することにより燃焼量の低下を生じ
る。
【0009】本発明によれば上記した構成により、気化
素子は気化室の壁面より熱伝導により加熱されるが、
化室のノズル部側に中空パイプ状の気化素子を配置する
ことによって、気化室の燃料供給口側に配置した棒状の
気化素子内で気化しない燃料が下流側の中空パイプ状の
気化素子内で気化しタールを生成するが、同部にタール
が蓄積し目詰まりを生じても内部に中空の通路があるた
めに気化した燃料ガスの通路を閉塞することがなく燃焼
量の低下を抑制できる。
【0010】
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0012】図1、図2において、1は気化部で、その
上部に円形のバーナ受け座2を設け、前記バーナ受け座
2のほぼ中央に位置しリブ部11によってバーナ受け座
2と連接するようにノズル部3を配置し、バーナ受け座
2とノズル部3の間に燃焼用空気が流入する開口部4が
開口してある。6は気化室で、一端が連通口5を介して
ノズル部3に連通し、半径方向に伸長して他端に燃料供
給口8が設けてある。気化室6内にはノズル部3側に空
間部6aと、燃料供給口8側に無機多孔体で棒状の気化
素子7が配設してある。9はヒータで、気化室6を除く
バーナ受け座2の裏面に沿うように設けてある。10は
気化部1の温度を検出する温度検出手段である。12は
ノズル部3の上方に位置しバーナ受け座2に載置した混
合管、13は下部周壁に多数の炎孔部14を穿設したバ
ーナ部、16は炎孔部14を覆うごとく配置したバーナ
リング、17はバーナ受け座2に設けた受熱部である。
【0013】上記構成において、燃料供給口8より気化
室6に送られた燃料はヒータ9と温度検出手段10と制
御手段(図示せず)で所定の温度に維持された気化室6
内で気化し燃料ガスとなってノズル部3より噴出する。
燃料ガスがノズル部3より噴出する際にエジェクタ効果
により開口部4より空気を吸入し混合管12内で燃料ガ
スと混合しながらバーナ部13内に流れ炎孔部14で燃
焼する。
【0014】燃焼を開始すると炎孔部14で燃焼した火
炎15が受熱部17を加熱するとともに、炎孔部14か
らの伝導熱がバーナ受け座2に伝熱し、それらの熱によ
り気化部1が加熱され所定温度以上になると温度検出手
段10の信号と制御部(図示せず)の制御によりヒータ
9への通電が停止し、以後燃焼熱のみで気化部1は一定
温度に維持される。燃焼時において気化室6の温度は燃
料ガスの出口となる連通口15近傍はバーナ受け座2に
連接したリブ部11を介して燃焼熱によって加熱され
る。また気化室の長手方向の中央近傍はバーナ受け座2
から直接伝熱され、いずれも気化室6の壁面から気化素
子7を伝導熱によって加熱する。
【0015】液体燃料が気化室6内で気化する過程にお
いて、燃料供給口8より気化室6内に供給された液体燃
料は多孔を有した気化素子7により気化素子7の細孔内
を出口方向に向かって拡散移動し、徐々に加熱され液体
から気体に気化し燃料ガスになり連通口5を通ってノズ
ル部3より噴出する。この際に気化室6および気化素子
7が燃料を気化するために充分な温度に加熱されている
と、燃料供給口8の近傍は供給される液体燃料によって
冷却され他部より低いが、その他の部分は液体燃料が気
化する温度になるために燃料が液体状態で気化素子7内
で充分拡散することなく急速に気化を開始することから
燃料の入り口近傍の局部で気化が完了し、タールが局部
に生成する。また、ポンプ(図示せず)から間欠的に供
給される燃料が急速に気化するためにノズル部3から燃
料ガスが脈動しながら噴出し安定した燃焼状態を得るこ
とができない。そして、そのまま気化を継続すると生成
したタールが局部に集中して蓄積するために気化素子7
内の通路抵抗が増大してポンプの燃料供給能力が低下し
燃焼量の低下を生ずる。一方、気化素子7の温度が低い
場合には供給された燃料の一部が気化素子7内で気化を
完了せず、下流のノズル部3で気化するために生成した
タールがノズル部3の燃料ガス噴出孔を閉塞し燃焼量の
低下を生ずる。
【0016】
【0017】次に図4に示すように気化室6のノズル部
3側に中空パイプ状の気化素子7bを配置することによ
って、燃料供給口8から供給された燃料は気化室6の燃
料供給口8側に配置した棒状の気化素子7a内でその一
部が気化しながらノズル部3側に移動する。そして、棒
状の気化素子7a内で気化しなかった燃料は下流側の中
空パイプ状の気化素子7b内で気化する。燃料の気化す
る過程において燃料供給口8に近い棒状の気化素子7a
内においては燃料中の比較的沸点の低い成分が多く気化
し、ノズル部側の中空パイプ状の気化素子7b内におい
ては沸点の高い成分が気化する。従って、タールはノズ
ル側の中空パイプ状の気化素子7b内に生成し易い。こ
の時に同部にタールが蓄積し目詰まりを生じても内部の
中空部が通路となるために上流側で気化した燃料ガスの
通路を閉塞することがなく燃焼量の低下を抑制すること
ができる。
【0018】また、棒状の気化素子7aと中空パイプ状
の気化素子7bを密着して配置することによって、燃料
供給口8から供給された燃料が棒状の気化素子aから中
空パイプ状の気化素子7bへ毛細管現象により円滑に移
動するために棒状の気化素子7a内で気化する量が減少
し、同部へのタールの生成量も減少する。
【0019】さらに棒状の気化素子7aと中空パイプ状
の気化素子7bを一体で成形することにより前記の効果
をさらに増大することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃焼装置
は、気化室のノズル側に中空でパイプ状の無機多孔体の
気化素子を、燃料供給口側に棒状の無機多孔体の気化素
子を配置することにより、気化素子内にタールが蓄積し
ても内部の中空部より燃料ガスの通路を確保し、燃焼量
の低下を防止することができる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における燃焼装置の断面図
【図2】同燃焼装置のバーナ受け皿の平面図
【図3】本発明の他の実施例を示す燃焼装置の断面図
【図4】同燃焼装置の気化室の部分断面図
【図5】本発明の他の実施例を示す燃焼装置の断面図
【図6】従来の燃焼装置の断面図
【符号の説明】
1 気化部 2 バーナ受け座 3 ノズル部 4 開口部 5 連通部 6 気化室 6a 空間部 7 気化素子 7a 棒状の気化素子 7b 中空パイプ状の気化素子 8 燃料供給口 9 ヒータ 10 温度検出手段 13 バーナ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 真也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 重岡 武彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−23333(JP,A) 実開 昭61−101219(JP,U) 実開 昭59−186615(JP,U) 実開 平3−96524(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 11/02 F23D 11/40 - 11/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を供給する燃料供給手段と、供給さ
    れた燃料を気化させる気化部と、気化部を加熱する加熱
    手段と、気化部で気化した燃料ガスを噴出させるノズル
    部と、前記ノズル部より噴出した燃料ガスを燃焼させる
    バ−ナ部を備え、前記気化部に燃料を気化する円筒型の
    気化室を配設し、前記気化室のノズル側に中空でパイプ
    状の無機多孔体の気化素子を配設するとともに、燃料供
    給口側に棒状の無機多孔体の気化素子を配設した燃焼装
    置。
  2. 【請求項2】 中空でパイプ状の気化素子と棒状の気化
    素子を密着して配設した請求項1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 中空でパイプ状の気化素子と棒状の気化
    素子を一体で成形した請求項1記載の燃焼装置。
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