JP3465544B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JP3465544B2 JP3465544B2 JP23433897A JP23433897A JP3465544B2 JP 3465544 B2 JP3465544 B2 JP 3465544B2 JP 23433897 A JP23433897 A JP 23433897A JP 23433897 A JP23433897 A JP 23433897A JP 3465544 B2 JP3465544 B2 JP 3465544B2
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Description
この気化ガスをノズルから噴出させて燃焼させる燃焼装
置に関するものである。
案されていて、灯油等を気化させた液体燃料ガスを燃焼
させるものがある。以下この液体燃料ガスを燃焼させる
燃焼装置を例にして説明すると、このような燃焼装置は
図3に示すように構成されている。
タンク28から燃料が供給され、同タンク27の燃料は
ポンプ29によって高温に保持された気化部30内に供
給される。そして供給された燃料は、気化部30内に設
けられたセラミック多孔体や金網等の気化促進材(図示
せず)で気化されて気化ガスとなって気化部30内で高
圧となり、ノズル31より水平方向に噴出される。この
ノズル31から噴出された燃料は、エジェクタ効果によ
り一次空気を吸引しながら気化部31の下流側に離れて
設けた混合管32内に噴出されここで混合されて、混合
管32と一体のライン形状のバーナ部33に供給され、
そこで燃焼される。生じた燃焼ガスは、バーナ部33の
周囲を覆うように配設された燃焼筒34で上方へ導か
れ、上記燃焼筒34を覆ったダクト35で送風機36か
らの室内空気流と混合され、温風として排出されて暖房
に利用される。そして、この燃焼装置はポンプ29の駆
動周波数や印加電圧を変えて燃料供給量を調節すると、
一次空気量もそれにつれて増減し、燃料と空気の比が一
定に保たれたまま燃焼量を変えることができるようにな
っている。
な構成の燃焼装置は、長期間保存され酸化した変質油
や、異種成分を混入した異種油などの不良灯油を燃料と
して使用すると、気化部30の燃料を気化する気化促進
材の多孔部にタール生成して目詰まりを起こし、気化不
良をによる燃焼不良を生じる問題があった。
と、気化部30の内圧があまり高くならずにノズル31
からの気化ガスの噴出が弱くなるとともに、液体のまま
燃料がノズル31より噴出したりして、噴出によるエジ
ェクタ効果が弱まって一次空気の吸引量が少なくなりバ
ーナ部33の燃焼状態が悪くなってしまい、脈動燃焼や
臭気、スス、一酸化炭素を生じたりついには失火したり
する。
と、特に気化部30の燃料入り口近傍の気化促進材の目
詰まりは、気化部30に燃料が入ってくるのを阻害し
て、ポンプ29からの供給力に対して気化部30に入る
燃料つまり気化量が減少してしまい、気化部30内圧は
高くなっても燃焼量が減少して、ついには微弱燃焼とな
って燃焼限界を超えて臭気を発生したり失火したりす
る。
は、気化不良によるものかあるいは目詰まりによるもの
かは、気化促進材に与えられる温度分布等の温度条件そ
して気化促進材の気孔径や気孔率等の条件に大きく左右
され、一般に気化促進材の温度が低いと前者の気化不良
により、温度が高いと後者の目詰まりにより、また気化
促進材の気孔径が大きく気孔率が大きくて粗であると前
者の気化不良により、気化促進材の気孔径(気化促進材
で仕切られる空間の大きさ)が小さく気孔率(気化促進
材の空間率)が小さたく密である後者の目詰まりにより
やすい。
や目詰まりによる燃焼不良が生じて発生する臭気や失火
する現象の前に燃焼センサーなどで異常を検知して機器
の運転を停止するようになっていて、気化促進材のター
ル生成による気化促進材の目詰まり気化不良は機器の寿
命を左右するという課題があった。
するため、燃料を供給する燃料供給手段と、供給された
燃料を気化させる気化室を配設した気化部と、この気化
部を加熱するヒータと、気化部で気化したガスを噴出さ
せるノズルと、ノズルから噴出したガスを燃焼させるバ
ーナ部とを備え、前記気化室には複数本の軸線の間に多
数の植毛線を挟み込み前記軸線をねじって形成した円筒
ブラシ形状の気化エレメントと、その周囲を覆うように
網状の気化ネットを配設し、前記気化ネットは気化室の
内壁の全体あるいは一部に密着するように配設した構成
としてある。
高温に保持されたその気化室の内壁や気化エレメント、
気化ネットに触れて気化してノズルより噴出される。ま
た、そのときに不良燃料が混入されると、まず入り口側
から入った燃料はノズルまで到達される過程で徐々に気
化していき、その際、正常な燃料の気化ガスといっしょ
に燃料の不良成分は気化不十分の燃料気化ガスとして気
化室の入り口からノズル側にまっすぐ流れ、その途中
で、気化エレメントの多数の植毛線に触れてタール成分
として捕集される。したがって、ノズルに到達する気化
ガスは、気化不十分の燃料気化ガスを含まないため、ノ
ズルから噴出される気化ガスは安定して噴出され燃焼は
安定するようになる。
料気化ガスの直進する流れが阻害されるようになると、
気化ガスの流れは軸線と軸線で植毛線を挟んでねじって
できる植毛線のない螺旋状の空間部分を通過するように
なる。そして、不良灯油の気化不十分の燃料気化ガス
は、タール成分が付着した植毛線の壁でできる長い螺旋
状の通り道を通る過程で、植毛線に付着したタール成分
が核となって、気化不十分の燃料気化ガスを捕集するよ
うになる。したがって、植毛線の壁でできる螺旋状の空
間がタール成分で塞がるまで、気化ガスは、気化不十分
の燃料気化ガスを含まないでノズルに到達するため、ノ
ズルから噴出される気化ガスは安定して噴出され燃焼は
安定するようになる。
気化ガスがまっすぐ流れ、タール性分が気化エレメント
の多数の植毛線に触れて捕集される間と、植毛線の壁で
できる螺旋状の空間がタール成分で塞がるまで間とな
り、2段階でしかもタール成分が溜まる空間が広いた
め、長寿命化が図れるようになる。
態で高温の場合や、気化エレメントが気化室に対して片
寄ってその植毛線が気化室の内壁に接触していなかった
り、接触しすぎて植毛線が壁となったりなどの、燃料を
気化しにくい状態で気化室が高温になると、気化室内に
入った燃料は膜沸騰を生じて、気化が不規則となり圧力
変動を生じて、脈動燃焼を発生する心配があったが、本
発明は気化ネットを配設してあるので、気化室内に入っ
た燃料は気化ネットで拡散し、気化促進されるので、膜
沸騰は防止でき安定した気化が得られ燃焼は安定するよ
うになる。
トで気化促進されるので、不良灯油も気化促進され気化
不十分の気化ガスも低減されタール成分の生成が抑制さ
れて、さらに長寿命化が図れるようになる。
る燃料供給手段と、供給された燃料を気化させる気化室
を配設した気化部と、この気化部を加熱するヒータと、
気化部で気化したガスを噴出させるノズルと、ノズルか
ら噴出したガスを燃焼させるバーナ部とを備え、前記気
化室には複数本の軸線の間に多数の植毛線を挟み込み前
記軸線をねじって形成した円筒ブラシ形状の気化エレメ
ントと、その周囲を覆うように網状の気化ネットを配設
し、前記気化ネットは気化室の内壁の全体あるいは一部
に密着するように配設した構成としてある。
持されたその気化室の内壁や気化エレメント、気化ネッ
トに触れて気化して、ノズルより噴出される。また、そ
のときに不良燃料が混入されると、まず入り口側から入
った燃料はノズルまで到達される過程で徐々に気化して
いき、その際、正常な燃料の気化ガスといっしょに燃料
の不良成分は気化不十分の燃料気化ガスとして気化室の
入り口からノズル側にまっすぐ流れ、その途中で、気化
エレメントの多数の植毛線に触れてタール成分として捕
集される。したがって、ノズルに到達する気化ガスは、
気化不十分の燃料気化ガスを含まないため、ノズルから
噴出される気化ガスは安定して噴出され燃焼は安定する
ようになる。
料気化ガスの直進する流れが阻害されるようになると、
気化ガスの流れは軸線と軸線で植毛線を挟んでねじって
できる植毛線のない螺旋状の空間部分を通過するように
なる。そして、不良灯油の気化不十分の燃料気化ガス
は、タール成分が付着した植毛線の壁でできる長い螺旋
状の通り道を通る過程で、植毛線に付着したタール成分
が核となって、気化不十分の燃料気化ガスを捕集するよ
うになる。したがって、植毛線の壁でできる螺旋状の空
間がタール成分で塞がるまで、気化ガスは、気化不十分
の燃料気化ガスを含まないでノズルに到達するため、ノ
ズルから噴出される気化ガスは安定して噴出され燃焼は
安定するようになる。
気化ガスがまっすぐ流れ、タール性分が気化エレメント
の多数の植毛線に触れて捕集される間と、植毛線の壁で
できる螺旋状の空間がタール成分で塞がるまで間とな
り、2段階でしかもタール成分が溜まる空間が広いた
め、長寿命化が図れるようになる。
態で高温の場合や、気化エレメントが気化室に対して片
寄ってその植毛線が気化室の内壁に接触していなかった
り、接触しすぎて植毛線も壁をとなって油だまりを生じ
るなどの、燃料の気化がしにくい状態で気化室が高温に
なると、気化室内に入った燃料は膜沸騰を生じて、脈動
燃焼を発生する心配があったが、気化ネットを配設して
あるので、気化室内に入った燃料は気化ネットで拡散
し、気化促進され、膜沸騰は防止でき安定した気化が得
られ燃焼は安定するようになる。
化ネットで気化促進されるので、不良灯油も気化促進さ
れ気化不十分の気化ガスも低減されタール成分の生成が
抑制されて、さらに長寿命化が図れるようになる。
アス状の網を円筒状に丸めて形成した構成としてある。
ネットの線に沿ってバイアス状に流れるので、出口に向
かって直線的流れる正目の網に対して約1.4倍の長さ
で流れていき、距離が長くなる分その間で気化促進され
され気化不十分の気化ガスも低減されタール成分の生成
が抑制されて、さらに長寿命化が図れるようになる。
アス状の網であるので、円筒の長手方向と径方向に対し
て伸縮性があり、気化室の内壁に沿いやすく密着しやす
いので、気化性能が安定化するようになる。
化室を形成する内壁にスポット溶接で固定した構成とし
てある。
するように気化室の内壁にスポット溶接で固定してある
ので、気化ネットの温度も高く保て、また気化ネットと
気化室の内壁との隙間が狭くなり毛細管現象で気化室内
に入った燃料が拡散され易くなるとともに気化室と気化
ネットの間隙が狭くなりその間にある燃料の膜が薄くな
り気化しやすくなり、さらに気化促進されるので、膜沸
騰は防止でき安定した気化が得られ燃焼は安定するよう
になる。
ステンレス製の網で形成した構成としてある。
ットに触れるが、気化ネットは熱容量が大きく熱伝導性
の悪いステンレス性の網で形成してあるので、真鍮など
の他の材質に比べ、一時的に燃料が変化しても気化ネッ
トの温度変化が徐々に変化して、その間燃焼熱の受熱に
よるフィードバックで気化室の温度が補正されてるの
で、気化性能が安定化するようになる。
2に基づいて説明する。
いた温風暖房機器の構成を説明する。1は本体ケース
で、その下方側部に液体燃料を保有するタンク2とその
タンク2上部に着脱自在なカートリッジタンク3が配設
してある。4はタンク2の上面に取付けたしたポンプ
で、その上端から送油パイプ5を導出して燃焼装置6に
燃料を供給するようになっている。
く燃焼筒で、その背部に室内空気流を取入れ送出する送
風機8が配設してある。9は上記燃焼筒7からの燃焼ガ
スと室内空気流を混合して温風にするダクトである。1
0は前記燃焼装置6の燃焼や送風機8を制御する制御部
で、操作部から入力される運転条件信号に基づいてポン
プ4や送風機8などを予め決められたシーケンスで制御
するようになっている。
説明すると、11は気化部で、その上部に円形のバーナ
受け座12を設け、前記バーナ受け座12のほぼ中央に
位置するようにノズル13を配置し、前記バーナ受け座
12とノズル13の間に燃焼用空気を供給する一次空気
取り入れ用の開口14を設け、前記ノズルに連通する連
通口15を介して円筒状の気化室16を外周方向に伸ば
して一体形成してある。この気化室16は送油パイプ5
を接続した気化キャップ20を気化部11にロー付等で
固定して形成してある。
多数の植毛線18を挟み込み前記軸線をねじって形成し
た円筒ブラシ形状の気化エレメント19と、ノズル13
の反対側の燃料を供給する送油パイプ5を接続した気化
キャップ20の中に形成された気化室16の内壁と気化
エレメント19の間にバイアス状の網を円筒形に丸めた
ステンレス製の気化ネット21を配設してあり、この気
化ネット21は、その下部中央部を気化室16の内壁に
スポット溶接部21Aで固定してある。また、気化部1
1の気化室16の反対側のバーナ受け座12の下面側に
沿うようにヒータ22を配設してある。
くバーナ受け座12に載置した無底筒状の混合管で、前
記ノズル13と対向しており、ノズル13から噴出され
た燃料ガスとその燃料ガスの噴出によるエジェクター効
果で吸引する一次空気とを混合させるようになってい
る。
け座12に重ねて覆着した有天筒状のバーナ部で、下部
周壁に多数の炎孔24Aを形成してある。
ナ受け座12に取り付けた上向きテーパー状のバーナリ
ング、26はバーナ受け座12に形成した受熱部であ
る。
から一定油面を保つようにタンク2に供給されている液
体燃料は、ポンプ4によってタンク2から吸い上げら
れ、送油パイプ5を介して気化室16に送られる。送ら
れた燃料はヒータ22で所定温度以上に保たれた気化室
16内で気化し高圧の燃料ガスとなってノズル13から
噴出され、その際エジェクタ効果により一次空気を吸引
しながら気化室16の下流側に設けた混合管23内で混
合されてバーナ部24内に供給され、炎孔24Aから噴
出して燃焼される。そして生じた燃焼ガスは燃焼筒7の
上方へ流れてゆき、ダクト9内で送風機8からの室内空
気流と混合され、温風として排出されて暖房に利用され
る。そして、制御部10は操作部で設定された条件に基
づいて、ヒータ22、ポンプ4、送風機8などを予め決
められたシーケンスで制御して、運転の開始、停止、ま
た燃焼量の可変等の運転制御をする。
すると、ノズル13より噴出された燃料ガスは、エジェ
クタ効果により一次空気を吸引しながら気化室16の下
流側に設けた混合管23内で流れ込んでここで混合さ
れ、混合管23の上開口部からバーナ部24内に放出さ
れて混合管23外周を折り返し流れて、バーナ部24の
下方の周壁に設けた多数の炎孔24Aから噴出し、燃焼
する。
して混合管23の周囲を流れ、この部分で拡散混合及び
圧力の均一化が促進されて炎孔24Aから均一に噴出
し、均一な火炎を形成する。そしてこの火炎はその外周
に位置するように設けたバーナリング25によって上方
向きになるようその火炎形成方向を制御され、リフトの
ない安定した燃焼を行うようになる。また、受熱フラン
ジ26はバーナ部24の炎孔24Aに形成される火炎で
加熱され、この火炎からの熱回収作用によって、気化室
16の温度を一定温度以上に保つようになり、ヒータ2
2への通電の一部或いは全部を軽減することが可能とな
る。
化について説明すると、気化室16には円筒ブラシ形状
の気化エレメント19と、気化室16の内壁と気化エレ
メント19の間にバイアス状の網を円筒状に形成したス
テンレス製の気化ネット21を配設してあり、気化室1
6に入った燃料は、高温に保持された気化室16の内壁
や気化ネット21、気化エレメント19に触れて気化し
て、ノズル13より噴出される。また、そのときに不良
燃料が混入されると、まず送油パイプ5から入った燃料
はノズル13まで到達される過程で徐々に気化してい
き、その際、正常な燃料の気化ガスといっしょに燃料の
不良成分は気化不十分の燃料気化ガスとして気化室16
の入り口からノズル13側にまっすぐ流れ、その途中
で、気化エレメント19の多数の植毛線18に触れてタ
ール成分として捕集される。したがって、ノズル13に
到達する気化ガスは、気化不十分の燃料気化ガスを含ま
ないため、ノズル13から噴出される気化ガスは安定し
て噴出され燃焼は安定するようになる。
て、燃料気化ガスの直進する流れが阻害されるようにな
ると、気化ガスの流れは軸線17と、軸線17で植毛線
18を挟んでねじってできる植毛線18のない螺旋状の
空間部分を通過するようになる。そして、不良灯油の気
化不十分の燃料気化ガスは、タール成分が付着した植毛
線18の壁でできる長い螺旋状の通り道を通る過程で、
植毛線18に付着したタール成分が核となって、気化不
十分の燃料気化ガスを捕集するようになる。したがっ
て、植毛線18の壁でできる螺旋状の空間がタール成分
で塞がるまで、気化ガスは、気化不十分の燃料気化ガス
を含まないでノズル13に到達するため、ノズル13か
ら噴出される気化ガスは安定して噴出され燃焼は安定す
るようになる。
者の気化ガスがまっすぐ流れ、タール性分が気化エレメ
ント19の多数の植毛線18に触れて捕集される間と、
植毛線18の壁でできる螺旋状の空間がタール成分で塞
がるまで間となり、2段階でしかもタール成分が溜まる
空間が広いため、長寿命化が図れるようになる。
面状態で高温の場合や、気化エレメント19が気化室1
6に対して片寄よることによってその植毛線18が気化
室16内壁に接触していなかったり、また接触しすぎて
植毛線18が壁を作って油だまりを生じるなどの燃料の
気化がしにくい状態で気化室が高温になると、気化室1
6内に入った燃料は膜沸騰を生じて、脈動燃焼を発生す
る心配があったが、本発明は気化ネット21を配設して
あるので、気化室16内に入った燃料は気化ネット16
で拡散して気化促進され、膜沸騰は防止でき安定した気
化状態と脈動のない安定した燃焼が得られる。
液体で気化室16の下部に溜まり、気化過程で膜沸騰す
ると燃料の油滴が周囲にはじけ飛んで、高温の気化室1
6の内壁や気化エレメント19に接触して気化するよう
になるがその気化が不規則となり圧力変動を生じて、脈
動燃焼を発生するようになる。ここで気化ネット21が
ある場合は、入ってきた液体の燃料は気化ネット21と
気化室16の内壁との毛細管現象で、気化室の下部に溜
まらず、気化ネット21のある部分全体に拡散され、気
化室16内壁の周壁に広がり気化面積が広がる。また気
化ネット21が沸騰の核を作るので気化促進され、膜沸
騰も防止できる。
も、気化ネット21で気化促進されるので、不良灯油も
気化促進され気化不十分の気化ガスも低減されタール成
分の生成が抑制されて、さらに長寿命化が図れるように
なる。
にスポット溶接21Aで固定してあるので、気化ネット
21は気化室16の内壁と密着して固定され、気化ネッ
ト21の温度も高く保て、また気化ネット21と気化室
16の内壁との隙間が狭くなり毛細管現象で気化室16
内に入った燃料が拡散され易くるとともに気化室16と
気化ネット21の間隙が狭くなりその間にある燃料の膜
が薄くなり気化しやすくなり、さらに気化促進されるの
で、膜沸騰は防止でき安定した気化と燃焼が得られる。
の一部に配設すると、組立時の気化室16に気化エレメ
ント19を挿入する際にずれて、その性能が満足に得ら
れない心配があったが、気化室16の内壁にスポット溶
接部21Aで固定してあるので、気化ネット21は所定
の位置に固定でき、その性能も安定化できる。
を円筒状に形成してあるので、気化室16に入ってきた
燃料は、気化ネット21の線に沿ってバイアス状に斜め
に流れるので、出口に向かって直線的流れる正目の網に
対して約1.4倍の長さで流れ、距離が長くなる分その
間で気化促進されされ気化不十分の気化ガスも低減され
タール成分の生成が抑制されて、さらに長寿命化が図れ
るようになる。
バイアス状の網であるので、円筒の長手方向と径方向に
対して伸縮性があり、気化室16の内壁に沿いやすく密
着しやすいので、気化性能が安定化するようになる。
網で形成してあるので、気化室16に入ってきた燃料は
気化ネット21に触れるが、気化ネット21は熱容量が
大きく熱伝導性の悪いステンレス性の網で形成してある
ので、真鍮などの他の材質に比べ、一時的に燃料が変化
しても気化ネット21の温度変化が徐々に変化して、そ
の間燃焼熱の受熱によるフィードバックで気化室16の
温度が補正されてるので、気化性能が安定化するように
なる。
21は気化室16の一部に配設したがこれは気化室16
の全体に配設してもよく、また気化ネット21はバイア
ス状の網で形成したがこれは正目状の網で形成してもよ
く、さらにまた気化ネット21は気化室16の内壁にス
ポット溶接21Aで固定したがこれは他の固定方法でも
よく、そしてまた気化ネット21はステンレス製とした
がこれは他の金属でもよく、その他各部の構成も本発明
の目的を達成する範囲であれば、その構成はどのような
ものであってよい。
れば本発明の燃焼装置は、気化室には複数本の軸線の間
に多数の植毛線を挟み込み前記軸線をねじって形成した
円筒ブラシ形状の気化エレメントを配設してあるので、
タール性分を初期には気化ガスがまっすぐ流れ、タール
性分が気化エレメントの多数の植毛線に触れて捕集され
る間と、後期の植毛線の壁でできる螺旋状の空間を気化
ガスが流れる過程でタール性分が捕集され、その螺旋状
の空間がタール成分で塞がるまで間となり、2段階でし
かもタール成分が溜まる空間が広いため、長寿命化が図
れる。
じて脈燃焼を発生しやすい状態であっても、気化エレメ
ントの周囲を覆うように気化室の内壁と気化エレメント
の間に気化ネットを配設してあるので、気化室内に入っ
た燃料は気化ネットで拡散し、気化促進され、膜沸騰は
防止でき安定した気化と燃焼が得られ、気化エレメント
の寿命も、気化ネットで気化促進されるので、不良灯油
も気化促進され気化不十分の気化ガスも低減されタール
成分の生成が抑制されて、さらに長寿命化が図れる。
は、バイアス状の網を円筒状に丸めて形成してあるの
で、気化室に入ってきた燃料は、気化ネットの線に沿っ
てバイアス状に斜めに流れるので、出口に向かって直線
的流れる正目の網に対して約1.4倍の長さで流れてい
き、距離が長くなる分その間で気化促進されされ気化不
十分の気化ガスも低減されタール成分の生成が抑制され
て、さらに長寿命化が図れるようになるとともに、円筒
状の気化ネットは、バイアス状の網であるので、円筒の
長手方向と径方向に対して伸縮性があり、気化室の内壁
に沿いやすく密着しやすいので、気化性能が安定化す
る。
は、気化室を形成する外筺とスポット溶接で固定してあ
るので、気化ネットは気化室内壁と密着固定され、気化
ネットの温度も高く保て、また気化ネットと気化室内壁
との隙間が狭くなり毛細管現象で気化室内に入った燃料
が拡散され易くるとともに燃料の膜が薄くなり気化しや
すくなる。さらに気化促進されるので、膜沸騰は防止で
き安定した気化と燃焼が得られる。
は、ステンレス製の網で形成してあるので、気化室に入
ってきた燃料は気化ネットに触れるが、気化ネットは熱
容量が大きく熱伝導性の悪いステンレス性の網で形成し
てあるので、真鍮などの他の材質に比べ、一時的に燃料
が変化しても気化ネットの温度変化が徐々に変化して、
その間燃焼熱の受熱によるフィードバックで気化室の温
度が補正されてるので、気化性能が安定化する。
Claims (4)
- 【請求項1】 燃料を供給する燃料供給手段と、供給さ
れた燃料を気化させる気化室を配設した気化部と、この
気化部を加熱するヒータと、気化部で気化したガスを噴
出させるノズルと、ノズルから噴出したガスを燃焼させ
るバーナ部とを備え、前記気化室には複数本の軸線の間
に多数の植毛線を挟み込み前記軸線をねじって形成した
円筒ブラシ形状の気化エレメントと、その周囲を覆うよ
うに網状の気化ネットを配設し、前記気化ネットは気化
室の内壁の全体あるいは一部に密着するように配設して
なる燃焼装置。 - 【請求項2】 気化ネットは、バイアス状の網を円筒状
に形成してなる請求項1記載の燃焼装置。 - 【請求項3】 気化ネットは、気化室の内壁にスポット
溶接で固定してなる請求項1または2記載の燃焼装置。 - 【請求項4】 気化ネットは、ステンレス製の網で形成
してなる請求項1ないし3のいずれか1項記載の燃焼装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23433897A JP3465544B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23433897A JP3465544B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1172207A JPH1172207A (ja) | 1999-03-16 |
JP3465544B2 true JP3465544B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=16969428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23433897A Expired - Lifetime JP3465544B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 燃焼装置 |
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JP (1) | JP3465544B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103123114B (zh) * | 2012-12-24 | 2016-01-27 | 浙江绍兴世纪能源有限公司 | 燃烧器节能装置 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23433897A patent/JP3465544B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH1172207A (ja) | 1999-03-16 |
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