JP3094795B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP3094795B2 JP06176823A JP17682394A JP3094795B2 JP 3094795 B2 JP3094795 B2 JP 3094795B2 JP 06176823 A JP06176823 A JP 06176823A JP 17682394 A JP17682394 A JP 17682394A JP 3094795 B2 JP3094795 B2 JP 3094795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料ガスを噴出して燃焼
させる燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の燃焼装置としては、ガス
あるいは灯油等を気化させた液体燃料ガスを燃焼させる
ものがある。以下この液体燃料ガスを燃焼させる燃焼装
置を例にして説明すると、このような燃焼装置は図3に
示すように構成されている。
【0003】すなわち、まずタンク24にカートリッジ
タンク25から燃料が供給され、同タンク24の燃料は
ポンプ26によって気化器27に供給される。そしてこ
の気化器27で気化されて燃料ガスとなり、ノズル28
より水平方向に噴出される。このノズル28から噴出さ
れた燃料は、エジェクター効果により一次空気を吸引し
ながら気化器27の下流側に離れて設けた混合管29内
に噴出されここで混合されて、混合管29と一体のライ
ン形状のバーナ部30に供給され、そこで燃焼される。
生じた燃焼ガスは、バーナ部30の周囲を覆うように配
設された燃焼筒31で上方へ導かれ、上記燃焼筒31を
覆ったダクト32で送風機33からの室内空気流と混合
され、温風として排出されて暖房に利用される。そし
て、この燃焼装置はポンプ26の駆動周波数や印加電圧
を変えて燃料供給量を調節すると、一次空気量もそれに
つれて増減し、燃料と空気の比が一定に保たれたまま燃
焼量を変えることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成の燃焼装置は、バーナ部30が横長のライン形状
となっているため、火炎が左右均一になり難く、どうし
ても両端の燃焼が乱れやすい傾向があり、そして燃焼炎
が真上に吹き出されるため、流れを抑えることが難し
く、リフト燃焼を生じやすいという課題があった。ま
た、経年的にも、ライン形状であるため温度の不均一に
よって、バーナ部30が変形しやすいという課題もあっ
た。さらに、気化器27と離れて、混合管29、バーナ
部30を配設するため、バーナ部30の熱を気化器27
に回収するようにする構成が取り難い問題や、バーナ部
30が横長であるため、機器の寸法も横長になるという
課題もあった。
【0005】従来このような課題を解決するために、図
4に示すような燃焼装置が提案されている。すなわちこ
の燃焼装置は、気化器34で気化された燃料ガスをノズ
ル35より垂直方向に噴出し、その際に生じるエジェク
ター効果で吸引した一次空気と共に前記気化器34に一
体形成された混合管36内に上記燃料ガスを供給して、
この混合管36内で燃料ガスと一次空気とを混合させ、
この混合管36の上部開口より有天筒状のバーナ筒37
内に噴出させ、ここで下向きに折り返させて混合管36
の外周下方へ流れるようにして、バーナ筒37の下方周
壁に設けた多数の炎孔38から混合ガスを噴出し燃焼す
るようになっている。
【0006】このような構成の燃焼装置では、混合管3
6の外周を混合ガスが折り返し流れて、バーナ部37の
下方周壁に設けた多数の炎孔38から混合ガスを均一に
噴出させて燃焼させるため、火炎が均一になり、かつ燃
焼炎が外周方向に噴出されるようになってもこれは燃焼
炎の外周にバーナリング39を設けて燃焼炎が上方に流
れるようにするといった簡単な構成でリフトするのを抑
えることができ安定した燃焼を行わせることができるよ
うになる。
【0007】しかしながら、気化器34で気化されたガ
スをノズル35より垂直方向に噴出するため、バーナ部
37の高さが高くなり、燃焼筒31やダクト32の高さ
寸法が高くなる傾向があった。そして機器の倒れ易さ
や、メンテ性等の本体構成上の制約でバーナ部37の高
さを低くすると、混合管36の長さが足りなくなって、
ノズル35から噴出された燃料ガスのエジェクター効果
が弱くなり、一次空気の吸引量が減少して、燃焼炎が乱
れやすく、風などの外乱によって黄火の発生、CO、臭
気そして失火などの異常燃焼を生じやすくなるという課
題があった。
【0008】また、一次空気量の不足を補うため、送風
機33からの風の一部をノズル35の噴出に合わせて供
給するようにしても、送風機33からの一次空気供給構
成が複雑になるとともに、その一次空気供給構成のばら
つきや、電圧変動や、ほこり等によって、一次空気供給
量が変動してしまい、結局は上記と同様一次空気吸引量
が減少して異常燃焼を生じてしまうという課題があっ
た。
【0009】本発明は上記課題を解決したもので、燃焼
装置のコンパクト化を図りつつ良好な燃焼ができるよう
にすることを第1の目的とし、さらに逆火の防止と騒音
低減を図ることを第2の目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するため、燃料ガスを噴出するノズルと、このノ
ズルの下流側に該ノズルから噴出された燃料ガスのエジ
ェクター効果で一次空気を吸引する入口部を向かい合わ
せて配置した無底筒状の混合管と、この混合管を覆うよ
うにその上開口部側から覆着した有天筒状の混合管部
と、この混合管部に連なる燃焼部とを備え、上記混合管
部は前記混合管の周壁に沿うように形成すると共に燃焼
部は混合管部より大径として多数の炎孔を形成し、かつ
上記混合管部の内周壁と前記混合管の外周壁及び上開口
部端との間の断面積は混合管の上開口部断面積と略同一
とした構成としてある。また燃料ガスを噴出するノズル
と、このノズルの下流側に該ノズルから噴出された燃料
ガスのエジェクター効果で一次空気を吸引する入口部を
向かい合わせて配置した無底筒状の混合管と、この混合
管を覆うようにその上開口部側から覆着した有天筒状の
混合管部と、この混合管部に連なる燃焼部とを備え、上
記混合管部は前記混合管の上開口部端との間から燃焼部
に向かってテーパー状に拡大させると共に燃焼部は混合
管部より大径として多数の炎孔を形成した構成としてあ
る。
【0011】また第2の目的を達成するため、上記記混
合管部はこれを覆う略円錐形状筒部との二重壁構成とし
てある。
【0012】
【作用】本発明は上記構成によって、混合管の上開口部
からバーナ筒の燃焼部までの間の混合ガス流路断面積が
混合管の上開口部断面積と略同一、あるいはテーパー状
に拡大して、混合管長さがあたかも長くなったような形
となり、混合管が短くても、すなわちバーナ筒のサイズ
がコンパクトでも十分な一次空気が吸引でき、かつこの
一次空気と燃料ガスとの混合も十分に行われるようにな
り、良好な燃焼が可能となる。また、コンパクトであり
ながら混合管部からの混合ガスは大径の燃焼部で混合ガ
スの混合及び均圧化が促進されとともに炎孔面積も大き
く確保することができる
【0013】また、第2の構成によれば炎孔に形成され
る火炎によって高温になりやすいバーナ上部は円錐形状
筒部と混合管筒部との二重構造となっていてそれら二重
壁による遮熱及び遮音効果によって、混合ガスの温度は
比較的低く維持され、混合ガスの温度が高くなりすぎて
混合ガスの流れに澱みが生じたときに発生しやすい逆火
現象のような異常燃焼が低減できとともに、遮音効果
によってノズルからの混合管内への混合ガスの流入音及
び混合管内での混合音などを低減することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について添付図面に基づ
いて説明する。
【0015】まず、図2を用いて本発明の燃焼装置を用
いた温風暖機器の構成を説明すると、1は本体ケース
で、その下方側部に液体燃料を保有するタンク2とその
タンク2上部に着脱自在なカートリッジタンク3が配設
してある。4はタンク2の上面に取付けたポンプで、そ
の上端から送油パイプ5を導出して燃焼装置6に燃料を
供給するようになっている。
【0016】7は燃焼装置6からの燃焼ガスを上方へ導
く燃焼筒で、その背部に室内空気流を取入れ送出する送
風機8が配設してある。9は上記燃焼筒7からの燃焼ガ
スと室内空気流を混合して温風にするダクトである。1
0は前記燃焼装置6の燃焼や送風機8を制御する制御部
で、操作部から入力される運転条件信号に基づいてポン
プ4や送風機8などを予め決められたシーケンスで制御
するようになっている。
【0017】次に上記燃焼装置6の構成を図1を用いて
説明すると、11は略リング状のバーナ受け座、12は
このバーナ受け座11にその中心方向に向かって一体形
成した気化器で、前記ポンプ4からの燃料が供給される
ようになっており、この燃料を気化して燃料ガスとする
ようになっている。13は上記気化器12内に設けた気
化素子で、燃料の気化効率を上げるためのものである。
14は気化器12を所定温度に保つヒータで、気化器1
2の温度を検出するサーミスタ等の温度検出手段12a
からの入力に基づく制御部10からの出力によって制御
されるようになっている。15は前記気化器12の端部
に一体に取り付けたノズルで、気化器12からの燃料ガ
スを噴出するものである。
【0018】16は上記ノズル15の上方に位置する如
くバーナ受け座11に載置した無底筒状の混合管で、上
部が若干大径になる上向きテーパー状に形成してある。
この混合管16は入口部16Aがスロート形状に形成さ
れていて、前記ノズル15と対向しており、ノズル15
から噴出された燃料ガスとその燃料ガスの噴出によるエ
ジェクター効果で吸引する一次空気とを混合させるよう
になっている。
【0019】17は前記混合管16を覆う如く上開口部
16B側からバーナ受け座11に重ねて覆着した有天筒
状のバーナ筒で、少なくともその上部周壁を前記混合管
16の周壁に沿うような型に形成して混合管部18とな
すと共に、下部周壁は多数の縦長の炎孔19を形成して
燃焼部20となしてある。そして、このバーナ筒17は
その混合管部18の内周壁と前記混合管16の外周壁及
び上開口部16B端との間の断面積は混合管16の上開
口部16Bの断面積と略同一とした構成としてある。す
なわち、上記バーナ筒17は、上記混合管16の上開口
部16Bの断面積Aと、混合管上開口部16Bの縁とバ
ーナ筒17の上部内面との間の断面積Bと、混合管上開
口部16Bの縁外周とバーナ筒17内周壁との間の断面
積Cと、そして混合管16の上開口部16Bからバーナ
筒17の炎孔19のほぼ上端までの外周壁とバーナ筒1
7の内周壁との間の断面積Dをほぼ同一としてある。
【0020】また上記バーナ筒17の燃焼部20は炎孔
19を数多く形成してその総面積が大きくできるように
するとともに混合ガスの拡散混合及び均圧化促進のため
に円筒状に膨らました構成としてある。
【0021】さらに、上記バーナ筒17はその混合管部
18の外周をキャップ状の略円錐形状筒部21で覆って
ある。すなわち、混合管部18の上部から燃焼部20ま
で円錐状に徐々に大きくなる円錐状筒部21が覆着して
あり、混合管筒部18Aとの二重壁としてある。
【0022】22は炎孔19の外周部を囲む如くバーナ
受け座11に取り付けた上向きテーパー状のバーナリン
グ、23はバーナ受け座11に形成した受熱部である。
【0023】上記構成において、カートリッジタンク3
から一定油面を保つようにタンク2に供給されている液
体燃料は、ポンプ4によってタンク2から吸い上げら
れ、送油パイプ5を介して燃焼装置6の気化器12に送
られる。送られた燃料はヒータ14で所定温度以上に保
たれた気化器12内で気化し高圧の燃料ガスとなってノ
ズル15から噴出され、その際エジェクター効果により
一次空気を吸引しながら気化器12の下流側に設けた混
合管16内で混合されてバーナ筒17内に供給され、燃
焼部20の炎孔19から噴出して燃焼される。そして生
じた燃焼ガスは燃焼筒7の上方へ流れてゆき、ダクト9
内で送風機8からの室内空気流と混合され、温風として
排出されて暖房に利用される。そして、制御部10は操
作部で設定された条件に基づいて、ヒータ14、ポンプ
4、送風機8などを予め決められたシーケンスで制御し
て、運転の開始、停止、また燃焼量の可変等の運転制御
をする。
【0024】ここで、上記バーナ筒17での燃焼につい
てもう少し説明すると、ノズル15より噴出された燃料
ガスは、エジェクター効果により一次空気を吸引しなが
ら気化器12の下流側に設けた混合管16内に流れ込ん
でここで混合され、混合管16の上開口部16Bからバ
ーナ筒17内に放出されて混合管16外周を折り返し流
れて、バーナ筒17の下方の燃焼部20に設けた多数の
炎孔19から噴出し、燃焼する。
【0025】このとき上記燃焼部20は混合管部18よ
り大径となっているため混合ガスはこの部分で拡散混合
及び圧力の均一化が促進されて炎孔19から均一に噴出
し、均一な火炎を形成する。そしてこの火炎はその外周
に位置するように設けたバーナリング22によって上方
向きになるようその火炎形成方向を制御され、リフトの
ない安定した燃焼を行うようになる。また、受熱部23
はバーナ筒17の燃焼部20に形成される火炎で加熱さ
れ、この火炎からの熱回収作用によって、気化器12の
温度を一定温度以上に保つようになり、ヒータ14への
通電の一部或いは全部を軽減することが可能となる。
【0026】ところで、この燃焼装置はすでに記載した
通り燃料ガスの噴出時にそのエジェクター効果で一次空
気を吸引するのであるが、バーナ筒17がコンパクトで
あっても十分な一次空気を吸引することができるように
なっている。以下その理由を詳述する。
【0027】まず、ノズル15から気化された燃料ガス
が噴出するとこれが駆動流となって、その周囲の空気
が、該駆動流の噴出によって周囲に生じる負圧と駆動流
の粘性とによって引きずられて混合管16のスロート入
口部16A(入り口の曲線部)より入り、駆動流とこの
一次空気とが混合し、混合管16の筒部16C(ディフ
ューザ部分)で圧力を高められて、上開口部16Bより
バーナ筒17内に放出される。
【0028】このスロート入口部16Aの大きさは、炎
孔面積の比率によって決定され、かつ混合管16内壁の
荒さなどで左右され、これが滑らかな場合は30〜45
%、荒い場合は45〜60%のとき1次空気の吸引性が
よく、実用上、炎孔面積の30〜70%で高率の吸引量
が得られるようになっている。そして、ディフューザ部
16Cは、ここを流れる1次空気と燃料ガスとの混合ガ
スが渦流を起こすことなく適当な膨張を許すよう、その
断面積を急変させずに拡大することが原則で、このた
め、ディフューザ部16Cの長さはスロート入口部16
Aの直径の6〜10倍の長さとし、混合ガスの流れに沿
って直径を角度4〜10゜で拡大していくのが適当な寸
法となっている。
【0029】ところが、機器の倒れ易さや、メンテ性等
の本体構成上の制約でバーナ筒17の高さを低くする
と、混合管16の長さが足りなくなってしまい、ノズル
15から噴出された気化ガスのエジェクター効果が弱く
なってしまう。
【0030】しかしながらこの燃焼装置の構成によれ
ば、混合管16の上開口部16Bから燃焼部20までの
混合ガス流路断面積が上記混合管16の上開口部16B
の断面積Aとほぼ同一、好ましくはテーパー状に若干大
きめとなるようにしてあるため、混合管16の長さがあ
たかも長くなったようになり、混合管16で生じるエジ
ェクター効果は混合管自体の長さは短くても大幅に増加
する。これは燃焼量によって異なるが、実験によれば、
10〜50%UPした。したがって、混合管16を長く
することなく、すなわちバーナ筒17を大きくすること
なく十分な一次空気が吸引できるようになり、良好な燃
焼が可能となる。
【0031】また、この実施例で記載した燃焼装置6は
バーナ筒17の上部、すなわち燃焼部20の炎孔19に
形成される火炎によって加熱される上部は、混合管部1
8の外周に円錐状筒部21が覆着してあって、この部分
は二重壁としてあるから、円錐状筒部21による遮熱作
用が期待できる。これによってこの燃焼装置6では、燃
焼部20に形成される火炎によってバーナ筒17の混合
管部18が熱せられすぎる心配がなくなり、バーナ筒1
7内で混合ガス温度が高くなりすぎて、混合ガスの流れ
に澱みを生じたときに発生しやすくなる逆火現象のよう
な異常燃焼も低減できる。
【0032】さらに、上記円錐状筒部21は遮音作用も
期待できるから、ノズル15より噴出された燃料ガスの
噴出音や、混合管16内に流入する音ならびにその混合
管16内で燃料ガスと一次空気が混合する音を遮音する
ことができ、騒音低減も可能となる。
【0033】なお、上記実施例では液体燃料をガス化さ
せる方式の燃焼装置で説明したが、これはガスを直接燃
焼させる燃焼装置であってもよく、またバーナ筒17は
混合管部18と燃焼部20とを一体形成して円錐状筒部
21を別体構成としたもので説明したが、これは円錐状
筒部21を燃焼部20と一体形成して混合管部18を別
体構成としてもよく、その他各部の構成も本発明の目的
を達成する範囲であればその構成はどのようなものであ
ってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃焼装置
は、混合管の長さを長くすることなく燃料ガスによるエ
ジェクター効果を増加させて十分な一次空気の吸引と混
合を可能とすることができ、コンパクト化を図りつつ良
好な燃焼を行わせることができる。また、コンパクト性
を維持しつつ混合ガスの混合及び均圧化を促進できると
ともに炎孔面積も大きく確保することができる
【0035】また、高温になりやすいバーナ上部を円錐
形状筒部と混合管筒部との二重構造としたものにあって
は、その二重壁による遮熱及び遮音効果によって、混合
ガスの温度が高くなりすぎることによって生じやすい逆
火現象のような異常燃焼を低減できるとともに、遮音効
果によってノズルから噴出された燃料ガスの混合管内へ
の流入音や混合管内での混合音などを遮音することがで
き、燃焼性能のさらなる向上と騒音低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における燃焼装置の断面図
【図2】同燃焼装置を用いた温風暖房機の要部断面図
【図3】従来の燃焼装置の用いた温風暖房機の断面図
【図4】同従来の他の燃焼装置を示す要部断面図
【符号の説明】
15 ノズル 16 混合管 17 バーナ筒 18 混合管部 19 炎孔 20 燃焼部 21 円錐状筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−340516(JP,A) 特開 平4−353303(JP,A) 実開 昭64−22119(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 11/02 F23D 11/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスを噴出するノズルと、このノズル
    の下流側に該ノズルから噴出された燃料ガスのエジェク
    ター効果で一次空気を吸引する入口部を向かい合わせて
    配置した無底筒状の混合管と、この混合管を覆うように
    その上開口部側から覆着した有天筒状の混合管部と、こ
    の混合管部に連なる燃焼部とを備え、上記混合管部は
    記混合管の周壁に沿うように形成すると共に燃焼部は混
    合管部より大径として多数の炎孔を形成し、かつ上記混
    合管部の内周壁と前記混合管の外周壁及び上開口部端と
    の間の断面積は混合管の上開口部断面積と略同一とした
    燃焼装置。
  2. 【請求項2】燃料ガスを噴出するノズルと、このノズル
    の下流側に該ノズルから噴出された燃料ガスのエジェク
    ター効果で一次空気を吸引する入口部を向かい合わせて
    配置した無底筒状の混合管と、この混合管を覆うように
    その上開口部側から覆着した有天筒状の混合管部と、こ
    の混合管部に連なる燃焼部とを備え、上記混合管部は前
    記混合管の上開口部端との間から燃焼部に向かってテー
    パー状に拡大させると共に燃焼部は混合管部より大径と
    して多数の炎孔を形成した燃焼装置
  3. 【請求項3】上記混合管部はこれを覆う略円錐形状筒部
    との二重壁構成とした請求項1または2記載の燃焼装
    置。
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