JP2817650B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2817650B2
JP2817650B2 JP7022722A JP2272295A JP2817650B2 JP 2817650 B2 JP2817650 B2 JP 2817650B2 JP 7022722 A JP7022722 A JP 7022722A JP 2272295 A JP2272295 A JP 2272295A JP 2817650 B2 JP2817650 B2 JP 2817650B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Spray-Type Burners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体燃料を気化させこの
気化ガスをノズル部から噴出させて燃焼させる燃焼装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の燃焼装置は図4に示すよう
に、まずタンク28にカートリッジタンク29から燃料
が供給され、その燃料はポンプ30によって気化部30
に供給される。そしてこの気化部31で気化されて燃料
ガスとなり、ノズル部32より水平方向に噴出される。
このノズル部32から噴出された燃料は、エジェクター
効果により一次空気を吸引しながら気化部31の下流側
に離れて設けた混合管33内に噴出され、ここで混合さ
れて混合管33と一体のライン形状のバーナ部34に供
給され、そこで燃焼される。生じた燃焼ガスは、バーナ
部34の周囲を覆うように配設された燃焼筒35で上方
へ導かれ、上記燃焼筒35を覆ったダクト36で送風機
37からの室内空気流と混合され、温風として排出され
て暖房に利用される。そして、この燃焼装置はポンプ3
0の駆動周波数や印加電圧を変えて燃料供給量を調節す
ると、一次空気量もそれにつれて増減し、燃料と空気の
比が一定に保たれたまま燃焼量を変えることができるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成の燃焼装置は、バーナ部34が横長のライン形状
となっているため、火炎が左右均一になり難く、どうし
ても両端の燃焼が乱れやすい傾向があり、そして燃焼炎
が真上に吹き出されるため、流れを抑えることが難し
く、リフト燃焼を生じやすいという課題があった。ま
た、経年的にも、ライン形状であるため温度の不均一に
よって、バーナ部34が変形しやすいという課題もあっ
た。さらに、気化部31と離れて、混合管33、バーナ
部34を配設するため、バーナ部34の熱を気化部31
に回収する構成が取り難いという課題もあった。
【0004】従来このような課題を解決するために、図
5に示すような燃焼装置が提案されている。すなわちこ
の燃焼装置は、タンク38の上面にポンプ39が取りつ
けられ、ポンプ39には送油パイプ40の一端が接続さ
れている。この送油パイプ40の他端は円形の気化部4
1に接続され、前記ポンプ39によってタンク38から
送られた油は気化部41内に形成した気化室42に送り
込まれる。
【0005】前記気化室42はその中央に混合管43を
配設して、該混合管43を取り囲むドーナツ形状となっ
ていて、その周壁にはヒータ44が埋設してあり、かつ
気化室42の送油パイプ40入口に対し混合管43とは
反対側にノズル部45へ連なる連通路46が設けてあ
る。
【0006】そして前記混合管43の出口を覆うように
気化部41の上部に載置したバーナ筒47が設けてあ
り、バーナ筒47の周壁に形成した炎孔48に形成され
る燃焼炎によって気化部41上部のフランジ49が加熱
されるように構成してある。
【0007】上記構成において、気化室42はヒータ4
4によって所定温度まで加熱され、送油パイプ40入口
から入った油を連通路46に至る過程で気化させる。気
化されたガスは気化室42下部にある前記連通路46を
通って下方に流れノズル部45に達する。
【0008】ここで気化部41が所定温度に達すると、
気化されたガスがノズル部45より噴出する。気化ガス
は前記気化部41の中央に設けられた混合管43に向け
勢いよく流れ、それに応じて前記混合管43下端とノズ
ル部45の間より一次空気を巻き込み混合管43出口か
らバーナ筒47内にかけて混合し、バーナ筒47の外周
にて着火され燃焼炎を生成して燃焼を行なう。
【0009】このような構成の燃焼装置では、混合管4
3の外周を混合ガスが折り返し流れて、バーナ部の下方
周壁に設けた多数の炎孔48から混合ガスを均一に噴出
させて燃焼させるため、火炎が均一になり、かつ燃焼炎
が外周方向に噴出されるがこれは燃焼炎の外周にバーナ
リング50を設けて燃焼炎が上方に流れるようにすると
いった簡単な構成でリフト炎を抑えることができるよう
になる。そして、気化部41はその受熱フランジ49が
バーナ筒47の周壁に形成した炎孔48に形成される燃
焼炎によって加熱されて、その熱回収作用によって気化
部41が加熱されヒータ44へ通電量を減らして気化を
継続することができるようになり、省電力が図られる。
【0010】しかしながら上記従来の構成では次のよう
な課題があった。すなわち、ノズル部45から噴出され
た燃料の噴出音と、ノズル部45からの混合管43内へ
の混合ガスの流入音と、そして混合管43内での混合音
など、特にノズル部45から噴出された燃料とエジェク
ター効果により吸引された一次空気の衝突音が発生し
て、2000Hz以上の高周波域で大きく耳障りなシュ
ーという騒音を生じる問題があった。
【0011】また、ノズル部45が気化部41の下面側
に回り込んで離れているために、気化部41とノズル部
45とが熱的に大きく離れたようなかたちとなり、ノズ
ル部45の温度が低下するとともに、気化室42よりも
ノズル部45が下方に位置することから高温となった気
化ガスは気化室42上部に留まって、低温の気化しきっ
ていないガスや油が下部の連通路46を介してノズル部
45に流れるようなかたちとなり、気化ガスが流れにく
く、かつ低温のガスやノズル部45が低温のために気化
ガスが連通路46からノズル部45にかけてタール化し
やすかったり、燃焼が安定しないという課題があった。
【0012】また、混合管43をとり囲んだ気化部41
はドーナツ状の円盤となるため、気化室42内に温度勾
配を設けることができず、気化室42内の送油パイプ4
0入口近傍とノズル部45側の温度がほぼ同じとなる。
そのため燃焼を安定させようとして気化ガスの温度を高
くすると気化室42の送油パイプ40入口近傍で気化を
して、その部分でタール生成をして気化室42に燃料が
入るのを阻害する。特に気化潜熱の少ない微弱燃焼の場
合は、ポンプ39の燃料供給力も小さいため、いっそう
気化室42内の送油パイプ40入口近傍にたまりやす
く、相乗的に、タール特性が悪くなる。またそのため、
気化温度を低くしようとすると、気化ガスの温度も低く
なり、気化潜熱を多く必要とする強燃焼ではいっそう気
化状態が不十分になり燃焼が不安定になるためさほど低
くできず、タール性能の向上を十分に図ることができな
いという課題があった。
【0013】本発明は上記課題を解決したもので、簡単
な構成で上述のシューという耳障りな音の低減を図ると
ともに気化部の熱放散量を低減して省電力化とバーナ下
部の温度低減を図ることを第1の目的とし、更に気化部
のタール化を抑制することを第2の目的としたものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、燃料を気化させる気化部と、この気化部を加
熱するヒータと、気化部で気化したガスを噴出させるノ
ズル部と、ノズル部から噴出したガスを燃焼させるバー
ナ部と、バーナ部を覆いバーナ部で生じた燃焼排ガスを
上方へ導く燃焼筒と、燃焼筒を覆い前記燃焼排ガスと送
風機からの室内空気流とを混合し温風とするダクトとを
備え、前記気化部は前記バーナ部を載置し保持する円形
のバーナ受け座を設け、前記バーナ受け座のほぼ中央に
位置するようにノズル部を配置し、前記バーナ受け座と
ノズル部との間にバーナ部に空気を供給する開口を設
け、かつ前記ノズル部に連通する連通口を介してその先
端部分がバーナ受け座近傍に位置する気化室を外周方向
に伸ばして一体形成するとともに、前記気化部の下部に
その気化室を下方より覆う気化部カバーを配設し、か
つ、前記気化部カバーに燃焼用空気の取り入れ口を気化
室に沿って形成した構成としてある。
【0015】また、第2の目的を達成するため、気化室
はノズル部と反対側の端部に燃料を供給する給油口を形
成するとともに、気化部カバーはこの給油口側に燃焼用
空気の取り入れ口を配設して対流用送風機からの空気流
で前記気化室を給油口側から冷却するようにした構成と
してある。
【0016】
【作用】本発明は、上記構成によって、気化室の下方よ
り覆った気化部カバーの遮音効果で、燃料ガスの流れと
一次空気の流れの衝突音、及びノズルからの混合管内へ
の混合ガスの流入音、そして混合管内での混合音などノ
ズル部近傍で生じる下方へ漏れる騒音を低減することが
できるようになる。また、それに加え、気化部カバーに
形成した燃焼用空気の取り入れ口から燃焼用空気が気化
室に沿って入り込んでこれが気化室によって予熱される
ため、燃焼用空気が燃料ガスと混合される際に生じる急
激な温度上昇を低減でき、その膨張音も低減できるよう
になり、遮音効果とも合わさって2000Hz以上の高
周波域で大きく耳障りなシューという騒音を防止するこ
とができるようになる。
【0017】また、気化部カバーを気化室の下方より覆
うことによって、気化部の下方へ放射される熱は反射及
び保温され、受熱フランジの熱回収量を負担を減らして
もヒータの通電量を低減することが出来、省電力が可能
となるとともに、バーナ下部の温度も低減できる。
【0018】また更に上記構成に加え、気化室の給油口
側に気化部カバーの空気取入れ口を設けたものにあって
は、対流送風機からの空気流で気化室の給油口を直接冷
却するので、その冷却によって生じる温度勾配で、気化
室の入り口側の温度を低く、そして出口側の温度を高く
することができ、いっそうのタール性の向上ができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。
【0020】まず、図1、図2、図3を用いて本発明の
燃焼装置を用いた温風暖房機器の構成を説明すると、1
は本体ケースで、その下方側部に液体燃料を保有するタ
ンク2とそのタンク2の上部に着脱自在なカートリッジ
タンク3が配設してある。4はタンク2の上面に取付け
たしたポンプで、その上端から送油パイプ5を介して燃
焼装置6に燃料を供給するようになっている。
【0021】7は燃焼装置6からの燃焼ガスを上方へ導
く燃焼筒、8は燃焼装置6の背部に設けた送風機で、室
内空気流を取入れて燃焼筒7側と通気孔8aを介して連
通する燃焼装置6下方へ空気を送出するようになってい
る。9は上記燃焼筒7からの燃焼ガスと室内空気流を混
合して温風にするダクトである。10は前記燃焼装置6
の燃焼や送風機8を制御する制御部で、操作部から入力
される運転条件信号に基づいてポンプ4や送風機8など
を予め決められたシーケンスで制御するようになってい
る。
【0022】次に上記燃焼装置6の構成を説明すると、
11は気化部で、その上部に円形のバーナ受け座12を
設け、前記バーナ受け座12のほぼ中央に位置するよう
にノズル部13を配置してある。そして前記バーナ受け
座12とノズル部13との間に燃焼用空気を供給する一
次空気取り入れ用の開口14を設け、かつ前記ノズル部
13に連通する連通口15を介してその先端部分をバー
ナ受け座12近傍に位置させた円筒状の気化室16を外
周方向に伸ばして一体形成してある。上記気化室16に
は燃料の気化効率を上げるための気化素子17が設けて
あり、ノズル部13の反対側の端部に燃料を供給する給
油口18を配設してある。また、上記一次空気取り入れ
用の開口14はバーナ受け座12の載置部からノズル部
13装着部まで延びるリブ部21を残してくり抜いて形
成してあり、該リブ部21とノズル部13と連通口15
と気化室16が一直線上に並べて構成してある。20は
気化部11の下部外周に設けたヒータで、リブ部21に
設けた温度検出手段19からの入力に基づく制御部10
からの出力によって気化部11を所定温度に保つように
制御される。
【0023】21は気化部11を下方より覆うように配
設した気化部カバーで、燃焼用空気の取り入れ口21A
を気化室16に沿って下面中央部に配設してあり、ま
た、燃焼装置6背部側には対流用送風機8からの空気流
で前記気化室16の給油口側から冷却する燃焼用空気の
取り入れ口21Bを配設してある。
【0024】22は上記ノズル部13の上方に位置する
如くバーナ受け座12に載置した無底筒状の混合管で、
上部が若干大径になる上向きテーパー状に形成してあ
る。この混合管22は入口部がスロート形状に形成され
ていて、前記ノズル部13と対向しており、ノズル部1
3から噴出された燃料ガスとその燃料ガスの噴出による
エジェクター効果で吸引する一次空気とを混合させるよ
うになっている。23は前記混合管22を覆う如く上開
口部側からバーナ受け座12に重ねて覆着した有天筒状
のバーナ筒で、下部周壁に設けた多数の炎孔24に燃焼
部25が形成されている。26は炎孔23の外周部を囲
む如くバーナ受け座12に取り付けた上向きテーパー状
のバーナリング、27はバーナ受け座12に形成した受
熱フランジである。
【0025】上記構成において、カートリッジタンク3
から一定油面を保つようにタンク2に供給されている液
体燃料は、ポンプ4によってタンク2から吸い上げら
れ、送油パイプ5、給油口8を介して燃焼装置6の気化
室16に送られる。送られた燃料はヒータ20で所定温
度以上に保たれた気化室16内で気化し高圧の燃料ガス
となってノズル部13から噴出され、その際エジェクタ
効果により一次空気を吸引しながら気化室16の下流側
に設けた混合管22内で混合されてバーナ筒23内に供
給され、炎孔24から噴出して燃焼部25で燃焼され
る。そして生じた燃焼ガスは燃焼筒7の上方へ流れてゆ
き、ダクト9内で送風機8からの室内空気流と混合さ
れ、温風として送出されて暖房に利用される。そして、
制御部10は操作部で設定された条件に基づいて、ヒー
タ20、ポンプ4、送風機8などを予め決められたシー
ケンスで制御して、運転の開始、停止、また燃焼量の可
変等の運転制御をする。
【0026】また上記バーナ筒23での燃焼について説
明すると、ノズル部13より噴出された燃料ガスは、エ
ジェクタ効果により一次空気を吸引しながら気化室16
の下流側に設けた混合管22内へ流れ込んでここで混合
され、混合管22の上開口部からバーナ筒23内に放出
されて混合管22外周を折り返し流れ、バーナ筒23の
下方の燃焼部25に設けた多数の炎孔24から噴出し、
燃焼する。すなわち、上記混合ガスは混合管22の周囲
を流れて、この部分で拡散混合及び圧力の均一化が促進
され、炎孔24から均一に噴出し、均一な火炎を形成す
る。そしてこの火炎はその外周に位置するように設けた
バーナリング26によって上方向きになるようその火炎
形成方向を制御され、リフトのない安定した燃焼を行う
ようになる。また、受熱フランジ27はバーナ筒23の
燃焼部25に形成される火炎で加熱され、この火炎から
の熱回収作用によって、気化室16の温度を一定温度以
上に保つようになり、ヒータ19への通電の一部或いは
全部を軽減することが可能となる。
【0027】ここで、送風機8から燃焼装置6の下方へ
送られた燃焼用空気は気化室16下方の気化部カバー2
1に設けた燃焼用空気の取り入れ口21Aから気化室1
6に沿ってノズル部13近傍に入。そのためこの燃焼用
空気は気化室16によって予熱されるようになり、燃焼
用空気が燃料ガスと混合される際に生じる急激な温度上
昇、すなわち温度上昇による膨張音を低減できるように
なる。また、それに加え、気化部カバー21の遮音効果
で、燃料ガスの流れと一次空気の流れの衝突音、及びノ
ズル部13からの混合管22内への混合ガスの流入音、
そして混合管22内での混合音などノズル部13近傍で
生じ下方へ漏れようとする騒音を低減することができる
とともに、発生した音を気化部カバー21の燃焼装置6
背部側の燃焼用空気の取り入れ口21Bの方に逃がすよ
うになり、2000Hz以上の高周波域で大きく耳障り
なシューという騒音を防止できる。
【0028】また、気化部カバー21を気化室16の下
方より覆うことによって、気化部11の下方へ放射され
る熱は反射及び保温され、受熱フランジ27の熱回収量
負担を減らしてもヒータ20の通電量を低減することが
でき、更に省電力が可能となるとともに、受熱フランジ
27の耐熱性も問題なくなるようにできる。
【0029】更に、気化部カバー21より下方へは、気
化部11の熱が伝わり難くできるため、燃焼装置6の下
方の温度も低減でき、例えば、燃焼装置6の下部に部品
の配置も可能となるとともに機器の置き台温度も低減で
きようになる。
【0030】そして、気化部11は対流用送風機8から
の空気流で気化室16の給油口18側から直接冷却され
るようになるので、その冷却作用によって生じる温度勾
配で、気化室16の入り口(給油口18)側の温度を低
く、そして出口(ノズル部13)側の温度を高くでき
る。つまり、気化室16の出口側の温度を上げることに
より気化素子17にたまるタールの抑制ができ、そして
気化室16の給油口18近傍の温度を低くすることによ
り気化室16の給油口18近傍で気化しないようにして
タールを生成させず、気化室16に燃料が入る抵抗とな
るタール生成を防止でき、トータル的にタール性を向上
させることができる。
【0031】なお、上記実施例では気化部11を下方よ
り覆うように配設した気化部カバー21の燃焼用空気の
取り入れ口21Aを気化室16に沿って下面中央部に配
設するとともに、燃焼装置6背部に配設した対流用送風
機8からの空気流で前記気化室16をその給油口18側
から冷却するようにした方式の燃焼装置で説明したが、
これは個別に構成してもよく、その他各部の構成も本発
明の目的を達成する範囲であればどのように構成しても
よいものである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃焼装置
は、気化室下方の気化部カバーからノズル部に燃焼用空
気が入り込む際にこの燃焼用空気が予熱されるため、燃
焼用空気が燃料ガスと混合される際に生じる急激な温度
上昇を抑えてその膨張音を低減できるようになるととも
に、気化部カバーの遮音効果で、燃料ガスの流れと一次
空気の流れの衝突音、及びノズルから混合管内への混合
ガスの流入音、そして混合管内での混合音などノズル部
近傍で生じ下方へ漏れようとする騒音を低減することが
できるようになり、2000Hz以上の高周波域で大き
く耳障りなシューという騒音を防止できるようになる。
【0033】また、気化部カバーによって気化部下方へ
放射される熱を反射及び保温し、受熱フランジの熱回収
量負担を減らしてもヒータの通電量を低減することがで
き、省電力が可能となるとともに燃焼装置下方の温度低
減もできるようになる。
【0034】また更に上記構成に加え、対流用送風機か
らの空気流で前記気化室の給油口から冷却する構成のも
のにあっては、対流送風機から気化室の給油口を直接冷
却するので、その冷却によって生じる温度勾配で、気化
室の入り口側の温度を低く、そして出口側の温度を高く
することができ、タール性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における燃焼装置の断面図
【図2】同燃焼装置のバーナ受け座と気化部カバーの平
面図
【図3】同燃焼装置の平面図
【図4】従来の燃焼装置を用いた温風暖房機の断面図
【図5】従来の他の燃焼装置の断面図
【符号の説明】
7 燃焼筒 8 送風機 9 ダクト 11 気化部 12 バーナ受け座 13 ノズル部 14 開口 15 連通口 16 気化室 18 給油口 20 ヒータ 21 気化部カバー 21A 空気取入れ口 21B 空気取入れ口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を気化させる気化部と、この気化部
    を加熱するヒータと、気化部で気化したガスを噴出させ
    るノズル部と、ノズル部から噴出したガスを燃焼させる
    バーナ部と、バーナ部を覆いバーナ部で生じた燃焼排ガ
    スを上方へ導く燃焼筒と、燃焼筒を覆い前記燃焼排ガス
    と送風機からの室内空気流とを混合し温風とするダクト
    とを備え、前記気化部は前記バーナ部を載置し保持する
    円形のバーナ受け座を設け、前記バーナ受け座のほぼ中
    央に位置するようにノズル部を配置し、前記バーナ受け
    座とノズル部との間にバーナ部に空気を供給する開口を
    設け、かつ前記ノズル部に連通する連通口を介してその
    先端部分がバーナ受け座近傍に位置する気化室を外周方
    向に伸ばして一体形成するとともに、前記気化部の下部
    にその気化室を下方より覆う気化部カバーを配設し、か
    つ、前記気化部カバーに燃焼用空気の取り入れ口を気化
    室に沿って形成してなる燃焼装置。
  2. 【請求項2】気化室はノズル部と反対側の端部に燃料を
    供給する給油口を形成するとともに、気化部カバーはこ
    の給油口側に燃焼用空気の取り入れ口を配設して対流用
    送風機からの空気流で前記気化室を給油口側から冷却す
    るようにした請求項1記載の燃焼装置。
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