JP2023154262A - バーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼状態にかかわらず火炎を安定させることができるバーナを提供することである。
【解決手段】燃焼用空気が流れる第1空気流路51と、前記第1空気流路51を囲むように燃焼用空気が供給され、先端に複数の空気ノズル31を備えた第2空気流路52と、前記第1空気流路51と前記第2空気流路52の間に燃料ガスが供給される燃料ガス流路53と、前記燃料ガス流路53と前記第2空気流路52との連通部32から前記空気ノズル31に延びる燃料ガスパイプ40と、を備えるバーナ2であって、前記燃料ガスパイプ40の噴出口43は、前記空気ノズルの噴出口33よりも上流側に位置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、バーナに関する。
従来より、内側空気流路とそれを囲む外側空気流路を備え、外側空気流路に燃料を噴出させる、予混合燃焼方式のガスバーナがあった(例えば、特許文献1)。
特開2015-212599号公報
しかしながら、従来のガスバーナでは、例えば、低燃焼時などにおいて、燃焼室内を流通する燃焼ガスの流速が低流速となった場合などに、外側空気流路において安定燃焼させるための保炎部が形成できていないことにより、振動燃焼の発生頻度が高まる虞や、一酸化炭素(CO)の発生を抑制できない虞があった。これに対して、例えば火炎の温度が高温となるように制御することにより、火炎を安定させることができる可能性はあるものの、この場合には窒素酸化物(NOx)の発生量が増加してしまい、低NOx化を実現することができない。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、燃焼状態にかかわらず火炎を安定させることができるバーナを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うバーナは、燃焼用空気が流れる第1空気流路と、前記第1空気流路を囲むように燃焼用空気が供給され、先端に複数の空気ノズルを備えた第2空気流路と、前記第1空気流路と前記第2空気流路の間に燃料ガスが供給される燃料ガス流路と、前記燃料ガス流路と前記第2空気流路との連通部から前記空気ノズルに延びる燃料ガスパイプと、を備え、前記燃料ガスパイプの噴出口は、前記空気ノズルの噴出口よりも上流側に位置する。
上記の構成によれば、燃料ガスパイプの噴出口を、空気ノズルの噴出口よりも上流側に位置させているため、燃料ガスパイプの先端部で混合気を巻き込んだ循環流を発生させることができる。また、第1空気流路の下流側と空気ノズルの下流側との間でも混合気を巻き込んだ循環流を発生させることができる。これにより、燃焼状態にかかわらず火炎の安定性を向上させることができ、振動燃焼の発生、一酸化炭素(CO)の発生、および窒素酸化物(NOx)の発生を抑制できる。
好ましくは、前記燃料ガスパイプには、当該燃料ガスパイプの噴出口に至るまでの間において貫通孔が設けられている。
上記の構成によれば、燃料ガスパイプの上流側において燃焼用空気と燃料ガスとを事前に混合させることができるため、混合効率を高めることができ、より火炎を安定させることができる。
好ましくは、前記空気ノズルは、前記第2空気流路のうち前記空気ノズルに至るまでの部位よりも断面積が小さく絞られた部位であり、前記貫通孔は、前記空気ノズルの内面と対向する位置に設けられている。
上記の構成によれば、断面積が小さく絞られた空気ノズルの内面では気体の流速が速くなるため、燃焼用空気と燃料ガスとの混合効率をより一層向上させ、より火炎を安定させることができる。
バーナを備えるボイラの断面を説明するための図である。 バーナの断面を説明するための拡大断面図である。 バーナを下方から見た底面図である。 循環流の発生箇所の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。図1を参照して、本実施の形態に係るボイラ1の概略構成について説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が本発明に含まれることが意図される。
図1には、ボイラ1が備える構成のうちの、燃料を燃焼させて蒸気を生成する缶体3が示されている。缶体3は、略円筒状に形成されており、その内部に燃料を燃焼させるガスバーナ2、複数の水管4、上部ヘッダ6、および下部ヘッダ5などを含む。複数の水管4は、各々、上部ヘッダ6と下部ヘッダ5との間に連結して構成されている。複数の水管4は、缶体3の内部に収容されており、缶体3の円周方向に所定の間隔で立設されている内側水管4aと、当該内側水管4aよりも外側において缶体3の円周方向に所定の間隔で立設されている外側水管4bとを含む。これらの内側水管4aと外側水管4bとをまとめて水管4ともいう。内側水管4aのうち隣り合う水管の隙間には、当該隙間を閉塞するように、下端部の隙間を残して内側縦ヒレ4a´が設けられる。外側水管4bについても隣り合う水管の隙間には、当該隙間を閉塞するように、上端部の隙間を残して外側縦ヒレ4b´が設けられる。これにより、缶体3の略中央部に、燃焼室8および燃焼ガス通路9が形成される。燃焼ガス通路9から送られてきた排気ガスは、排気通路7から缶体3外部に排出される。
ガスバーナ2は、燃焼室8の上方に設けられている。ガスバーナ2は、複数の水管4の内部に導入された缶水を加熱して、蒸気を生成する。また、ガスバーナ2には、空気供給装置から燃焼用空気が供給されるとともに、燃料供給装置から燃料ガスが供給される。空気供給装置は、送風機を含み、燃料供給装置は、流量調整弁を含む。ボイラ1の燃焼量は、ボイラ1の運転・動作を制御する制御装置により、燃焼状態(燃焼量)に応じた態様で送風機および流量調整弁が制御されることにより、連続的又は段階的に調整される。例えば、燃焼状態が高燃焼状態であるときには、流量調整弁の開度が100%に制御され、高燃焼状態よりも燃焼量が小さい低燃焼状態であるときには、流量調整弁の開度が50%に制御される。
下部ヘッダ5は、缶体3の下部に設けられ、複数の水管4の下部と連結されている。下部ヘッダ5は、缶体3に給水を行う給水ライン61と接続されている。給水ライン61の上流側には、給水ポンプ63や逆止弁64が設けられている。給水ポンプ63から給水ライン61を介して下部ヘッダ5へ給水され、給水された水は水管4において加熱される。上部ヘッダ6は、缶体3の上部に設けられ、複数の水管4の上部と連結されている。複数の水管4の内部において加熱された水は、蒸気となり、上部ヘッダ6から、蒸気供給管62を介して蒸気を用いる各種装置に供給される。
本実施形態におけるボイラ1では、まず燃焼室8内においてガスバーナ2から供給された可燃性混合気が燃焼される。燃焼室8において可燃性混合気が燃焼して発生した燃焼ガスは燃焼室8を囲むように配置された複数の水管4(内側水管4a)の内部を流通する水を加熱する。次いで、燃焼ガスは、燃焼室8の下部に形成された隙間から燃焼ガス通路9を通り、更に複数の水管(内側水管4aおよび外側水管4b)の内部を流通する水を加熱する。そして、燃焼ガス通路9を通った燃焼ガスは、缶体3の上部に形成された排気通路7を通って外部に排出される。
次に、ガスバーナ2について説明する。図2および図3に示すように、ガスバーナ2は、パイロットバーナ11と、パイロットバーナ11の外側を覆うように配置される円筒状の第1筒部10、第1筒部10の外側に配置される(第1筒部10よりも径が大きい)円筒状の第2筒部20(図3においても説明の便宜上点線で示す)と、第2筒部20の外側に配置される(第2筒部20よりも径が大きい)円筒状の第3筒部30と、パイロットバーナ11の下方に設けられ第1筒部10の内側の一部を塞ぐ第1蓋部12と、第1筒部10の先端部から第2筒部20の先端部を塞ぐとともに、第2筒部20の先端部から第3筒部30の先端部までの一部を塞ぐ第2蓋部22とを備える。
第1筒部10内であって、パイロットバーナ11を除く領域は、パイロットバーナ11および後述する一次燃焼に用いる燃焼用空気が供給される第1空気流路51を形成する。第1筒部10の外側および第2筒部20の内側の領域は、燃料ガスが供給される燃料ガス流路53を形成する。第2筒部の外側20および第3筒部30の内側の領域は、後述する二次燃焼に用いる燃焼用空気が供給される第2空気流路52を形成する。このため、第2空気流路52は、第1空気流路51を囲むように燃焼用空気を供給する流路といえる。また、燃料ガス流路53は、第1空気流路51と、第2空気流路52との間において燃料ガスを供給する流路といえる。第1空気流路51および第2空気流路52は、各々、上流側において空気供給装置に接続される。燃料ガス流路53は、上流側において燃料ガスを供給する燃料供給装置に接続される。
また、ガスバーナ2は、燃焼室8と隣接する第1筒部10の壁面(第1蓋部12よりも下流側の壁面)に形成される貫通孔(以下、第1貫通孔という)21と、第1蓋部12の中央に形成される開口部13と、第1蓋部12の開口部13を中心として放射状に間隔をあけて開口される多孔14とを備えている。第1貫通孔21は、燃料ガス流路53の周方向に間隔をあけて複数形成される。複数の第1貫通孔21は、各々、燃料ガス流路53から供給される燃料ガスを開口部13の下方(下流側)の燃焼室8に供給する。開口部13および多孔14は、各々、第1空気流路51から供給される燃焼用空気を燃焼室8に供給する。これにより、開口部13下方の燃焼室8において、燃焼用空気と燃料ガスとを混合させて可燃性混合気が生成される。
一方、第1筒部10内に設けられているパイロットバーナ11は、図1に示すように缶体3の中心軸Xと重なるように鉛直方向(上下方向)に延び、その先端部が第1蓋部12の開口部13に近接するように配置される。パイロットバーナ11は、開口部13の下方において生成される可燃性混合気に着火して、燃焼室8において燃焼(以下、一次燃焼ともいう)を開始させる。
また、ガスバーナ2は、第2空気流路52から供給される燃焼用空気を燃焼室8に噴出する噴出口(以下、第1噴出口ともいう)33を形成する空気ノズル31を備える。空気ノズル31は、図3に示すように、第2蓋部22において周方向に等間隔で複数形成される。複数の空気ノズル31は、各々、第2空気通路52の幅(第2筒部20と第3筒部30との間隔)よりも直径が小さい円筒状の部材である。このため、複数の空気ノズル31の断面積は、第2空気流路52のうち空気ノズル31に至るまでの部位よりも小さく絞られている。
また、第2筒部20には、複数の空気ノズル31各々の上流位置において、燃料ガス流路53と連通する連通孔(連通部に相当)32が設けられている。連通孔32は、複数の空気ノズル31と同様に、周方向に等間隔で複数形成される。ガスバーナ2は、複数の連通孔32各々に接続され、各連通孔32から下流側に位置する空気ノズル31に向かって延びる燃料ガスパイプ40を複数備えている。
複数の燃料ガスパイプ40には、各々、図2に示すようにその末端部(最下流側、先端)から当該燃料ガスパイプ40の中心軸方向に延びる壁部42が形成されている。壁部42は、燃料ガスパイプ40のパイプ部材(管部材)に対して直交する向きに所定長さだけ延設されている。これにより、複数の燃料ガスパイプ40各々の末端部において、図3に示すように、壁部42の中心端部により円形の開口となる噴出口(以下、第2噴出口ともいう)43が形成される。また、複数の燃料ガスパイプ40は、各々の第2噴出口43が、空気ノズル31の第1噴出口33の縁部(点線面)よりも若干上流側に位置するように設けられている。なお、壁部42は、パイプ部材と同じ材質・肉厚となる部材により生成(例えばパイプ部材の先端を曲げ加工などにより生成)されるため、燃料ガスパイプ40の先端部の加工が容易となる。
また、複数の燃料ガスパイプ40には、第2噴出口43に至るまでの間において貫通孔(以下、第2貫通孔ともいう)41が形成されている。本実施形態における第2貫通孔41は、空気ノズル31の内面と対向する位置であって、空気ノズル31の内壁に対して直交する向きに形成されている。また、第2貫通孔41は、燃料ガスパイプ40の周方向に等間隔で複数形成されている。
これにより、燃料ガス流路53から供給される燃料ガスを、複数の燃料ガスパイプ40を介して、第2貫通孔41から空気ノズル31の内壁に対して噴出させるとともに、空気ノズル31のノズル噴出口33よりも若干上流側に位置する第2噴出口43から噴出させることができる。その結果、空気ノズル31の下方の燃焼室8において、燃焼用空気と燃料ガスとを混合させて可燃性混合気が生成され、開口部13の下方における一次燃焼により発生する一次燃焼ガス(火炎)により着火して燃焼(以下、二次燃焼ともいう)が開始される。なお、一次燃焼と二次燃焼との燃焼量の比率は、一次燃焼よりも二次燃焼側で発生する燃焼量の方が大きく、たとえば、1:9の比率となるように、第2噴出口43および第2貫通孔41と、第1貫通孔21との個数や開口面積などが調整されている。
本実施形態におけるガスバーナ2においては、第2空気流路52を介して空気ノズル31に供給された燃焼用空気が、第2貫通孔41から空気ノズル31の内壁に対して直交する向きに噴出される燃料ガスと混合される。また、空気ノズル31の断面積は、第2空気流路52のうち空気ノズル31へ至る部位よりも小さく絞られているため、燃焼用空気の流速は、第2空気流路52内よりも空気ノズル31内において速くなる。このように空気ノズル31内の燃焼用空気の流速が速くなる箇所において、燃焼用空気と燃料ガスとを混合させることにより、混合効率をより向上させることができる。
また、空気ノズル31内のさらに下流側においては、第2貫通孔41から噴出された燃料ガスと混合された混合気が、第2噴出口43から噴出された燃料ガスと更に混合される。本実施形態においては、第2噴出口43が空気ノズル31のうち第1噴出口33よりも上流側に位置している。このために、燃料ガスパイプ40の先端部であって、第2噴出口43から下方に噴出される燃料ガスと、燃料ガスパイプ40の先端部と空気ノズル31との間から下方に供給される混合気との間において、混合気を巻き込んだ循環流を発生させることが可能となる(図4の循環流Aとして図示した点線囲い部参照)。これにより、燃料ガスパイプ40の先端部において燃焼用空気と燃焼ガスとの混合が促進されて燃焼室8内に供給されるため、火炎の安定性が向上し、一酸化炭素(CO)の発生、および、窒素酸化物(NOx)の発生を抑制することができる。本実施形態では、第2噴出口43を囲うように壁部42が形成されているため、第2噴出口43から下方に噴出される燃料ガスと、燃料ガスパイプ40の先端部と空気ノズル31との間隔を大きくすることができ、その結果、より大きな循環流を発生させることができ混合効率をより高めることができる。
また、燃焼室8においては、第1蓋部12の下方において供給される一次燃焼用の可燃性混合気と、第2噴出口43から噴出される二次燃焼用の可燃性混合気とが、各々、図4の点線矢印で示すように流通する。これにより、第1蓋部12の下方において供給される一次燃焼用の可燃性混合気と、第2噴出口43から噴出される二次燃焼用の可燃性混合気との間、つまり、第1蓋部12の下流側と空気ノズル31の下流側との間において、可燃性混合気を巻き込んだ大きな循環流を発生させることが可能となる(図4の循環流Bとして図示した点線囲い部参照)。これにより、燃焼室8内においても燃焼用空気と燃焼ガスとの混合が更に促進され、燃焼室8内における火炎の安定性がさらに向上し、一酸化炭素(CO)の発生、および、窒素酸化物(NOx)の発生を抑制することができる。なお、第1噴出口33(空気ノズル31)から噴出されて混合された可燃性混合気は、第1空気流路51の下流において一次燃焼により発生する一次燃焼ガス(火炎)により着火され、二次燃焼される。
以上のように、本実施の形態では、燃料ガスパイプ40の第2噴出口43を、空気ノズル31の第1噴出口33よりも上流側に位置させているため、燃料ガスパイプ40の先端部で混合気を巻き込んだ循環流を発生させることができる。また、第1空気流路51の下流側と空気ノズル31の下流側との間でも混合気を巻き込んだ循環流を発生させることができる。これにより、燃焼状態(あるいは燃焼ガスの流速など)にかかわらず火炎の安定性を向上させることができ、振動燃焼の発生、一酸化炭素(CO)の発生、および窒素酸化物(NOx)の発生を抑制できる。また、複数箇所において循環流を発生することで、たとえ低燃焼時などであって燃焼ガスの流速が低速であっても、効率よく混合させることができ、火炎の安定をより一層向上させることができる。
また、空気ノズル31の断面積は、第2空気流路52のうち空気ノズル31に至るまでの部位よりも小さく絞られていること、および、燃料ガスパイプ40に当該空気ノズル31の内面と対向する位置に第2貫通孔41が設けられていること、により燃料ガスパイプ40の上流側においても、事前に燃焼用空気と燃料ガスとを混合させることができる。これにより混合効率をさらに高めることができ、火炎を安定させることができるため、一酸化炭素の発生を更に低下させることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形例などについて説明する。
上記実施の形態では、燃料ガスパイプ40の第2噴出口43を、空気ノズル31の第1噴出口33よりも若干上流側に位置する例について説明したが、燃料ガスパイプ40の第2噴出口43の位置は、空気ノズル31内であればよく、例えば、空気ノズル31の流路方向における中間位置となるものであってもよい。燃料ガスパイプ40の第2噴出口43の位置が空気ノズル31内であれば、燃料ガスパイプ40の先端部(例えば空気ノズル31内を含む)において循環流を発生させることができ、混合効率を向上させることができる。
上記実施の形態では、第2噴出口43を囲うように壁部42が形成されている例について説明したが、壁部42が形成されていないものであってもよい。この場合であっても、燃料ガスパイプ40の厚み分だけ、第2噴出口43から下方に噴出される燃料ガスと、燃料ガスパイプ40の先端部と空気ノズル31との間に隙間が生じるため、空気ノズル31内において循環流を発生させることができる。
上記実施の形態におけるボイラ1は、燃料がガス(気体燃料)である場合について説明した。この気体燃料は、例えば、天然ガス、水素ガス、石炭ガスなど気体化している燃料であればこれに限られない。また、ボイラ1に用いられる燃料は、気体燃料に限らず、液体燃料であってもよい。
上記実施の形態におけるボイラ1では、直径が異なる3つの筒部(第1筒部10、第2筒部20、第3筒部30)の間に第1空気流路51、第2空気流路52、燃料ガス流路53を形成する例について説明したが、これに限らず、第1空気流路51、第2空気流路52、燃料ガス流路53は、流路毎に対応して設けられる専用の管(パイプ)やダクトなどにより形成されるものであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ボイラ
2 ガスバーナ
3 缶体
4 水管
4a 内側水管
4b 外側水管
4a´ 内側縦ヒレ
4b´ 外側縦ヒレ
5 下部ヘッダ
6 上部ヘッダ
7 排気通路
8 燃焼室
9 燃焼ガス通路
10 第1筒部
11 パイロットバーナ
12 第1蓋部
13 開口部
14 多孔
20 第2筒部
21 貫通孔
22 第2蓋部
30 第3筒部
31 空気ノズル
32 連通孔
33 第1噴出口
40 燃料ガスパイプ
41 第2貫通孔
42 壁部
43 第2噴出口
51 第1空気流路
52 第2空気流路
53 燃料ガス流路
61 給水ライン
62 蒸気供給管
63 給水ポンプ
64 逆止弁

Claims (3)

  1. 燃焼用空気が流れる第1空気流路と、
    前記第1空気流路を囲むように燃焼用空気が供給され、先端に複数の空気ノズルを備えた第2空気流路と、
    前記第1空気流路と前記第2空気流路の間に燃料ガスが供給される燃料ガス流路と、
    前記燃料ガス流路と前記第2空気流路との連通部から前記空気ノズルに延びる燃料ガスパイプと、を備え、
    前記燃料ガスパイプの噴出口は、前記空気ノズルの噴出口よりも上流側に位置する、バーナ。
  2. 前記燃料ガスパイプには、当該燃料ガスパイプの噴出口に至るまでの間において貫通孔が設けられている、請求項1に記載のバーナ。
  3. 前記空気ノズルは、前記第2空気流路のうち前記空気ノズルに至るまでの部位よりも断面積が小さく絞られた部位であり、
    前記貫通孔は、前記空気ノズルの内面と対向する位置に設けられている、請求項2に記載のバーナ。
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