JP3401068B2 - 積層体 - Google Patents

積層体

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JP3401068B2
JP3401068B2 JP32747993A JP32747993A JP3401068B2 JP 3401068 B2 JP3401068 B2 JP 3401068B2 JP 32747993 A JP32747993 A JP 32747993A JP 32747993 A JP32747993 A JP 32747993A JP 3401068 B2 JP3401068 B2 JP 3401068B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、化粧板と下地材の積層
体に関する。 【0002】 【従来の技術】建築物の天井や壁を形成するための化粧
板の施工は、一般的に石膏ボード、ベニヤ板、モルタ
ル、鉄骨フレーム等の下地材に、珪酸カルシウム板、石
綿セメント、メラミン板などの化粧板を固定して行われ
る。下地材に対する化粧板の固定方法としては、かって
は釘やボルトによる方法が主流であったが、釘やボルト
を使用すると化粧板表面の外観が良くないと共に、埃や
騒音の発生もあるため、近年においては接着剤による固
定方法が採用されている。 【0003】しかし、接着剤を用いる方法は、接着剤の
初期接着強度が発現するまでの仮押さえが必要であると
いう問題があり、初期接着強度発現までの仮押さえの必
要性を解消するために、両面粘着テープと接着剤を併用
して、両面粘着テープで初期接着強度を、接着剤で最終
的な接着強度を発現させる方法が提案されている(特開
平4−312671号公報)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記方法においても両
面粘着テープで仮止めする際に、化粧板や下地材の表面
に存在する凹凸や粉塵のため、粘着剤面の被着体面に対
する接着面積が小さくなり、初期粘着力が発現しにくい
という問題があった。また、化粧板の荷重は、貼り付け
直後から掛かるため、このような方法では接着剤が強度
を発現するまでの仮止めが充分できているとは言えなか
った。本発明は、凹凸や粉塵の多い化粧板や下地材に対
しても、信頼性の高い接着力により化粧板と下地材とが
永久固定される積層体を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の積層体は、アク
リル系粘着剤からなる両面粘着テープを介して積層され
た化粧板と下地材の積層体である。 【0006】本発明で用いられる両面粘着テープは、ア
クリル系粘着剤よりなるが、アクリル系粘着剤とは、ア
クリレートモノマーを主体として得られるアクリル系の
重合物を意味する。 【0007】上記アクリレートモノマーとしては、アル
キル基の炭素数が1〜12、好ましくは4〜12のアル
キル(メタ)アクリレートが用いられ、例えばエチルア
クリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブ
チル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレー
ト、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソノニル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート
などが挙げられ、これらモノマーは少なくとも1種以上
を併用しても良い。 【0008】また、上記アクリレートモノマー以外の不
飽和モノマーを、該アクリレートモノマーと共重合させ
ても良い。上記不飽和モノマーとしては、(メタ)アク
リル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン
酸などのカルボキシル基含有ビニルモノマー、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチルア
クリレートなどの水酸基含有ビニルモノマー、(メタ)
アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニル
カプロラクタム、(メタ)アクリルアミド、アクリロイ
ルモルフォリン、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノプロピルアクリルアミドなどの窒素含有
ビニルモノマー、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ス
チレン、イソボロニル(メタ)アクリレートなどが挙げ
られ、1種以上を併用しても良い。 【0009】上記モノマーを共重合させる場合の配合組
成としては、アルキル(メタ)アクリレートモノマー5
0〜98重量%と、不飽和モノマー50〜2重量%の範
囲がが好ましい。 【0010】さらに、上記アクリル系の重合物はポリマ
ー鎖同志は架橋されていることが凝集力を上げる点で好
ましい。架橋させる手段として、光重合法を使用する場
合には不飽和2重結合を分子内に2個以上有するモノマ
ーが架橋剤として使用できる。 【0011】上記架橋剤としては、例えばヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリメタク
リレート、(メタ)アクリル酸アリル、ジビニルベンゼ
ン、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレー
ト、ウレタンアクリレート等のジ(トリ)アクリレート
化合物などが挙げられる。 【0012】光重合法の場合、上記架橋剤、上記アルキ
ル(メタ)アクリレートモノマー、不飽和モノマーに光
開始剤を添加して、これらを同時に紫外線で重合させ
る。 【0013】上記光開始剤としては、4−(2−ヒドロ
キシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピ
ル)ケトン、α−ヒドロキシ−α,α’−ジメチルアセ
トフェノン、ベンジルジメチルケタールなどの光開始剤
が挙げられる。 【0014】また、溶液重合の場合には、上記アルキル
(メタ)アクリレートモノマーと、不飽和モノマーに、
熱重合開始剤を添加して一旦重合させた後、イソシアネ
ート化合物、アジリジン化合物、エポキシ基含有化合物
などを架橋剤として添加することによりポリマー鎖を架
橋させることができる。 【0015】上記熱重合開始剤としては、ベンゾイルパ
ーオキサイド、アゾイソブチロニトリルなど公知のもの
が挙げられる。 【0016】上記イソシアネート化合物としては、例え
ばトリレンジイソシアネート(TDI)、キシレンジイ
ソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート(MDI)、メチレンビスジフェニルイソシアネ
ートなどの芳香族ジイソシアネート化合物、ヘキサメチ
レンジイソシアネート(HMDI)、イソホロンジイソ
シアネート(IDI)およびそれらの化合物、トリメチ
ロールプロパンのトリレンジイソシアネート付加物、ト
リフェニルメタントリイソシアネート、メチレンビス
(4−フェニルメタン)トリイソシアネートなどのトリ
イソシアネート化合物などが挙げられる。 【0017】上記アジリジン化合物としては、例えば
1,6−ヘキサメチレンジエチレン尿素、1,5−ペン
タメチレンジエチレン尿素、シフェニルメタン−ビス−
4,4−N,N−ジエチレン尿素、2,4−ジエチレン
尿素トルイジンなどが挙げられる。 【0018】また、上記エポキシ基含有化合物として
は、例えばテトラグリシジルメタキシレンジアミン、エ
チレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレン
グリコールグリシジルエーテル、プロピレングリコール
ジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールギル
シジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジル
エーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリ
メチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ジグリセ
ロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリ
シジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジル
エーテルなどが挙げられる。 【0019】上記架橋剤の添加量は、アルキル(メタ)
アクリレートモノマーと、不飽和モノマーの合計量、1
00重量部に対して、0.01〜1重量部が好ましい。 【0020】また、上記重合物の分子量を調整するため
に、連鎖移動剤を添加しても良い。そのようなものとし
ては、n−ドデカンチオール、ラウリルメルカプタンな
どが挙げられる。 【0021】また、アクリル系粘着剤には、必要に応じ
て粘着付樹脂を添加しても良い。粘着付与樹脂として
は、脂環族飽和炭化水素樹脂、ロジン系樹脂、変性ロジ
ン系樹脂、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹
脂、C5〜C9の石油樹脂、クマロン樹脂系などが挙げ
られる。上記粘着付与樹脂の添加量は、上記架橋型粘着
剤100重量部に対して20〜50重量部が好ましい。 【0022】また、アクリル系粘着剤には、機械的強度
を向上させる目的として、充填剤を添加しても良い。上
記充填剤としては、例えばガラスバルーン、シラスバル
ーン、フライアッシュバルーン等の無機中空体、ポリメ
タクリル酸、メチル、アクリロニトリル−塩化ビニリデ
ン共重合体、ポリスチレン、フェノール樹脂等の合成樹
脂中空体、ガラスビーズ、シリカビーズ、ポリエチレン
ビーズ、ポリプロピレンビーズ、合成雲母などが挙げら
れる。 【0023】上記充填剤の平均粒子径としては1μm未
満の場合では、剥離強度が低くなり、150μmを越え
ると剪断強度が小さくなるので、1〜150μmが好ま
しい。 【0024】さらに、上記アクリル系粘着剤には、塗布
時において粘着剤層の厚みを調整する目的として粘度調
整剤を添加しても良い。粘度調整剤としては、有機系で
は例えばアクリルゴム、ニトリルゴム、スチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体(SIS)等のエラ
ストマー、ポリスチレン、ポリメタクリレート樹脂など
の熱可塑性樹脂、無機系では平均粒径が5μm以下のシ
リカ、アルミナの微粒子などが好適に使用される。 【0025】本発明で使用される両面粘着テープは、ポ
リオレフィンの発泡体シート、ポリエチレンテレフタレ
ート等の合成樹脂シートを基材とし、該基材の両面に、
アクリル系粘着剤層が積層されたものでも良いが、上記
充填剤を添加されたものであれば、アクリル系粘着剤の
シート状物が、剥離力および剪断力などの機械的強度が
高いので好ましい。 【0026】また、上記充填剤を添加したアクリル系粘
着剤のシート状物物では、粘着力が不足する場合、さら
に上記シート状物の両面に、充填剤を含まないアクリル
系粘着剤層が積層されても良い。 【0027】上記基材層又はアクリル系粘着剤のシート
状物の厚みとしては、特に限定されないが通常、50〜
5000μmが好ましい。50μm未満の場合には被着
体表面の凹凸形状に対する追従性が低下する。また、5
000μmを越えると厚くなり過ぎて、外観が悪くな
る。 【0028】また、粘着剤層の厚みとしては、基材又は
アクリル系粘着剤のシート状物を用いる場合には、5〜
50μmが好ましい。 【0029】本発明では、化粧板又は下地材と、上記両
面粘着テープの粘着剤面との間にプライマー層が積層さ
れるが、該プライマーとしては、ポリアミン化合物、多
官能イソシアネート化合物、多官能エポキシ化合物、多
官能カルボジイミド化合物および多官能オキサゾリン化
合物からなる群から選ばれる少なくとも1種以上が使用
される。 【0030】上記ポリアミン化合物としては、メチルメ
タクリレートを主成分とする共重合体で、側鎖にエチレ
ンイミン鎖を有するアクリル系ポリマー(日本触媒社
製、商品名「ポリメント」などが市販で入手可能)、メ
タキシレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン等の2官能アミン化合物、メタキシレンジ
アミンとエピクロルヒドリンとの反応物であるポリアミ
ン(三菱ガス化学社製、商品名「ガスカミン」)などが
挙げられる。 【0031】上記多官能イソシアネート化合物として
は、前記した架橋剤に使用したものと同様のものが挙げ
られる。 【0032】上記多官能エポキシ化合物としては、テト
ラグリシジルメタキシレンジアミン、トリグリシジル−
p−アミノフェノール、ジグリシジルアニリンなどの3
級アミノ基を分子内に有するエポキシ化合物、ネオペン
チルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサ
ンジオールジグリシジルエーテル、メチルメタクリレー
ト−グリシジルメタクリレート共重合体などのポリエポ
キシ化合物が挙げられる。 【0033】上記多官能カルボジイミド化合物として
は、「UCARLNK:商品名」(ユニオンカーバイド
社製)、「ミリオネート−MTL:商品名」(日本ポリ
ウレタン社製)などが挙げられる。 【0034】上記多官能オキサゾリン化合物としては、
2,2’−(1,3−フェニレン)−ビス(2−オキサ
ゾリン)、オキサゾリン環を側鎖に有するポリスチレン
共重合体、ポリスチレン−アクリロニトリル共重合体と
しては、「エポクロス:商品名」(日本触媒社製)など
が挙げられる。 【0035】上記プライマーは、トルエン、酢酸エチ
ル、メチルエチルケトンなどの有機溶剤および水などに
溶解分散させることにより希釈して、化粧板および下地
材の被着体面、または両面粘着テープの粘着剤面にハ
ケ、ローラなどの塗布具を使用して塗布することができ
る。 【0036】上記プライマーの塗布量は、乾燥後の固形
分重量で0.1〜20g/m2 、さらには0.5〜10
g/m2 が好ましい。0.1/m2 未満の場合には被着
体表面に十分被膜形成しにくくなる。20g/m2 を越
えてもそれ以上の効果は期待できない。 【0037】本発明が対象とする被着体である、化粧板
および下地材については、特に限定されるものではな
い。化粧板としては、例えばケイ酸カルシウム、フレキ
シブルボード、合成板などの塗装板や化粧板、メラミン
化粧板、セラミック化粧板、天然石材、アクリル系及び
ポリエステル系などの人工大理石、金属系及びプラスチ
ック系化粧板、装飾ガラス類など、一般建築物の室内の
壁や天井および外壁の装飾を目的として使用される全て
の化粧板に適用できる。 【0038】また、下地材についても同様に、例えばコ
ンクリートやモルタル下地、PC板やALC板下地、ケ
イ酸カルシウム板、フレキシブルボード、合板、プラス
ターボードなどが捨て貼りされた下地、タイルや塗装面
などの予め化粧された下地にも適用できる。 【0039】 【作用】本発明によれば、アクリル系粘着剤からなる両
面粘着テープの粘着剤面と被着体面との間にプライマー
を塗布形成することにより、化粧板や下地材の表面に存
在する凹凸や粉塵にプライマー層が目止めとして働き、
両面粘着テープの粘着面と、化粧板や下地材との密着性
が良くなる。また、プライマー層は被着体面に対して接
着性が高く、さらに、アクリル系粘着剤層とプライマー
層は、強固な接着作用が生じるので化粧板と下地材は強
固に接着一体化される。 【0040】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
尚、以下「部」とあるのは「重量部」を意味する。 (アクリル系粘着剤のシート状物A〜Eの作成)表1に
示した配合組成に従って、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、イソノニルアクリレート、イソオクチルアクリレ
ート、アクリル酸、N−ビニルカプロラクタム、N−ビ
ニルピロリドン、n−ドデカンチオール、ヘキサンジオ
ールジアクリレート、2,2ジメチル−2−フェニルア
セトン(チバガイギー社製、商品名「イルガキュア18
4」)、平均粒径20μmの高密度ポリエチレン微粒子
(三井石油社製、商品名「ミペロンXM−220」)、
親水性シリカ微粒子(旭硝子社製、商品名「アエロジル
−200」)、疎水性シリカ微粒子(旭硝子社製、商品
名「アエロジル−R976」)、平均粒径が70μmの
塩化ビニルデン−アクリロニトリル共重合体からなる中
空微粒子(松本油脂製薬社製、商品名「マイクロスフェ
アF80ED」)および平均粒径が45μmのガラスバ
ルーン(旭硝子社製、商品名「CEL−STARZ−2
7」)を混合攪拌し、均一な混合物を得た。 【0041】上記混合物を離型処理された38μm厚み
のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に
塗布し、照射強度、2mW/cm2 の紫外線ランプを用
いて8分間、照射して光重合させることにより0.8〜
1.5mm厚みのアクリル系粘着剤のシート状物を得
た。 【0042】 【表1】【0043】(粘着剤溶液a〜dの作成) (粘着剤溶液a)2−エチルヘキシルアクリレート70
0部、n−ブチルアクリレート、250部、アクリル酸
50部、n−ドデカンチオール0.2部を酢酸エチル9
00部中に仕込み、窒素ガス雰囲気下で還流するまで昇
温し、20分間保持した後、ベンゾイルパーオキサイド
1.0部を酢酸エチル50部に溶解した溶液を滴下し、
4時間反応させた。この後、更にベンゾイルパーオキサ
イド1.0部を酢酸エチル50部に溶解した溶液を滴下
し、さらに3時間反応させた。次いで、トルエン500
部を攪拌混合して、粘度1200cpsのアクリルポリ
マー溶液を得た。上記アクリルポリマー溶液100部に
対して、テトラグリシジルメタキシレンジアミン(三菱
ガス化学社製、商品名「TETRAD−X」)0.02
部を添加混合し、アクリル系粘着剤溶液を得た。 【0044】(粘着剤溶液b)モノマー組成を2−エチ
ルヘキシルアクリレート898部、N−ビニルピロリド
ン100部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート2部
とした以外は、参考例Aと同様の方法にて重合反応をさ
せて、アクリルポリマー溶液を得た。上記アクリルポリ
マー溶液100部に対して、トリレンジイソシアネート
系の架橋剤(日本ポリウレタン社製、商品名「コロネー
トL55E」)2部を添加混合し、アクリル系粘着剤溶
液を得た。 【0045】(粘着剤溶液c)粘着剤aのアクリルポリ
マー溶液100部に、軟化点115℃の不均化ロジンエ
ステル(荒川化学社製、商品名「スーパーエステルA−
115」)6部、軟化点135℃の重合ロジンエステル
(荒川化学社製、商品名「スーパーエステルA−11
5」)4部、トルエン5部およびN,N’−ヘキサメチ
レン−1,6−ビス(1−アジリジンカルボキシアミ
ド)0.2部を混合し、アクリル系粘着剤溶液を得た。 【0046】(粘着剤溶液d)モノマー組成を2−エチ
ルヘキシルアクリレート970部、アクリル酸30部、
n−ドデカンチオール0.1部とした以外は、粘着剤a
と同様の方法にて重合反応をさせて、アクリル系粘着剤
溶液を得た。 【0047】(プライマー溶液a〜eの作成) (プライマー溶液a)メチルメタクリレートを主成分と
する共重合体で、側鎖にエチレンイミン鎖を有するアク
リル系ポリマーを、トルエン及びメチルイソブチルケト
ン混合溶液(日本触媒社製、商品名「ポリメントNK−
380」、固形分30重量%)をトルエンで10倍に希
釈し、プライマー溶液を得た。 【0048】(プライマー溶液b)トリレンジイソシア
ネート系の化合物のトルエン溶液(日本ポリウレタン社
製、商品名「コロネートL55E」固形分55重量%)
を酢酸エチルで10倍に希釈し、プライマー溶液を得
た。 【0049】(プライマー溶液c)テトラグリシジルメ
タキシレンジアミン(三菱ガス化学社製、商品名「TE
TRAD−X」)を酢酸エチルで10倍に希釈し、プラ
イマー溶液を得た。 【0050】(プライマー溶液d)多官能カルボジイミ
ド化合物のプロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート溶液(ユニオンカーバイド社製、商品名「UC
ARALNK、XL−29SE」、固形分50重量%)
を水で10倍に希釈し、プライマー溶液を得た。 【0051】(プライマー溶液e)オキサゾリン基を5
重量%含有するポリスチレン−アクリロニトリル共重合
体の水分散溶液(日本触媒社製、商品名「エポクロスK
1020E」、固形分40重量%)を水で4倍に希釈
し、プライマー溶液を得た。 【0052】(実施例1〜6、比較例1〜4)アクリル
系粘着剤溶液a〜dを剥離シート上に塗布乾燥すること
により一旦、粘着剤層を形成させた積層体を得た。次い
で、表2に示した組み合わせに従って、アクリル系粘着
剤のシート状物A〜Eの両面に、上記積層体を貼り合わ
せることにより40μmの粘着剤層を有する両面粘着テ
ープを得た。化粧板として珪酸カルシウム、下地材とし
てコンクリート板を使用し、プライマー溶液a〜eを、
上記化粧板又は下地材上に固形分で5g/m2 になるよ
うに塗布し、1分間乾燥後、上記両面粘着テープの一面
を貼り付けた。バッキング材として、100μm厚みの
アルミニウム板を両面粘着テープの他面に貼り付けた
後、2kgローラで2往復して圧着して積層体とし、1
時間放置した。使用した両面粘着テープおよびプライマ
ーとの組み合わせを表2に示した。 【0053】上記積層体を固定してアルミニウム板のみ
を、90度方向、300mm/分の速度で引っ張り、剥
離強度を測定した。また、その時の破壊形態も観察し、
両面粘着テープの基材層に凝集破壊が発生した場合には
○、被着体と粘着剤面が界面破壊を起こした場合には×
とした。その結果を表2に示した。 【0054】 【表2】 【0055】 【発明の効果】本発明はプライマーとアクリル系粘着剤
からなる両面粘着テープを併用することにより、凹凸や
粉塵の多い被着体表面にも初期段階より充分な接着力を
発現することができ、且つ永久固定も満足できる接着強
度が得られる。そのため、仮止め用粘着テープと接着剤
の併用工法のような貼り付け直後の接着信頼性に対する
不安を解消できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−161527(JP,A) 特開 昭56−62134(JP,A) 特開 平4−71824(JP,A) 特開 昭61−113624(JP,A) 特開 平3−275783(JP,A) 特開 平4−7380(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 E04F 13/00 - 13/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】アクリル系粘着剤からなる両面粘着テープ
    を介して積層された化粧板と下地材の積層体であって、
    上記化粧板又は下地材と、上記両面粘着テープの粘着剤
    面との間に、ポリアミン化合物、多官能イソシアネート
    化合物、多官能エポキシ化合物、多官能カルボジイミド
    化合物および多官能オキサゾリン化合物からなる群から
    選ばれる少なくとも1種以上からなるプライマー層が設
    けられていることを特徴とする積層体。
JP32747993A 1993-12-24 1993-12-24 積層体 Ceased JP3401068B2 (ja)

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