JP3400819B2 - ガス絶縁開閉器のt分岐接続構造 - Google Patents
ガス絶縁開閉器のt分岐接続構造Info
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Description
S)のキュービクル間を電気接続するためのT分岐接続
構造に関する。 【0002】 【従来の技術】キュービクルタイプのガス絶縁開閉器
(C−GIS)はキュービクルに単位回路毎の遮断器等
の機器を収納し、絶縁ガス(SF6 )を低圧封入した構
成を有している。そして、キュービクル間はT分岐接続
構造により電気的に接続されている。 【0003】従来のT分岐接続構造は、図4(A)に示
すように、ガス絶縁開閉器を構成しているキュービクル
1,2の上部に取付けられているT分岐ブッシング3,
4と、絶縁母線5とを備えている。T分岐ブッシング
3,4はT分岐金具3A,4Aが埋設され、T分岐金具
3A,4Aと一体的に形成されている接続導体3B,4
Bが各キュービクル1,2内に伸長している。絶縁母線
5は短尺のCVケーブル6と、このケーブル6の両端の
導体に圧縮接続されている圧縮プラグ7A,7Bとから
成る。そして、CVケーブル6上にはストレスコーン8
A,8Bが移動可能に配置されている。 【0004】次に図4を参照してキュービクル1,2間
の接続手順を説明する。先ず、同図(A)に示すよう
に、絶縁母線5の一方のストレスコーン8AをCVケー
ブル6上で中央側まで移動させる。次に、同図(B)に
示すように、CVケーブル6の圧縮プラグ7A側の端末
をT分岐ブッシング3に挿入し、同図(C)に示すよう
に、T分岐金具3Aを貫通させる。 【0005】次いで、CVケーブル6を引き戻し、同図
(D)に示すように、CVケーブル6の他端を他方のT
分岐ブッシング4に挿入し、圧縮プラグ7BをT分岐金
具4Aに嵌入する。これによって、CVケーブル6を屈
曲させることなく両圧縮プラグ7A,7Bを両T分岐金
具3A,4Aに電気接続することができる。その後はス
トレスコーン8A,8BをT分岐ブッシング3,4の開
口部に図示しない押付金具を介して押し付け、接続作業
を終了させる。 【0006】ところで、接続作業においては、上記した
ように、絶縁母線5のCVケーブル6をT分岐ブッシン
グ3のT分岐金具3Aに貫通させる必要がある。このた
め、従来は圧縮プラグ7A,7Bの外径をCVケーブル
6のそれよりも大きく形成し、これらプラグがT分岐金
具3A等を貫通し、かつ電気的に確実に接触するように
している。即ち、例えば、CVケーブル6の外径が52
mmの場合圧縮プラグの外径を60mmに設定している。 【0007】一方、絶縁母線5は予め工場で製作され、
ストレスコーン8A,8Bを装着した状態で出荷されて
おり、ストレスコーン8A,8BとCVケーブル6との
界面には滑材を含むシリコングリスが塗布され、これに
よりストレスコーン8A,8Bのケーブル上での移動が
可能となっている。 【0008】さて、海外でガス絶縁開閉器を設置する場
合にはその設置に二年以上の期間を要することがあるの
で、この場合絶縁母線5は長期間に亘って放置されるこ
とになってしまう。一方、ストレスコーンを移動させる
ために塗布されるシリコングリスは一年程度で凅れ、滑
材が硬化するので、その後はストレスコーンの移動が不
能になってしまう。従って、出荷してから一年以内に絶
縁母線5のストレスコーンを交換することが好ましい。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の絶縁母
線は上述したように、圧縮プラグの外径がCVケーブル
のそれよりも大きいため、ストレスコーンを外すことが
不可能である。このため、長期間放置されてストレスコ
ーンの移動が不能となった絶縁母線は不良品として回収
等を行い、新たな絶縁母線を用意しなければならず、非
常に不経済であった。また、定期点検等のために絶縁母
線を引き抜いた場合にストレスコーンの移動可能期間が
近いと、この絶縁母線を回収し、新たな絶縁母線を用い
なければならず、同様に非常に不経済であった。本発明
はこのような点を解決するためになされたもので、スト
レスコーンの交換を行うことができる構造のガス絶縁開
閉器のT分岐接続構造を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明のT分岐接続構造
は、ストレスコーンの装着される絶縁母線の両端の接続
部を、絶縁母線よりも小径で該母線の端末に固定される
第1のプラグと、T分岐ブッシングのT分岐金具に嵌入
されて第1のプラグが挿抜可能に嵌着される第2のプラ
グとから構成したことを特徴とする。 【0011】 【作用】第1のプラグは絶縁母線の外径よりも小さいの
で、絶縁母線よりストレスコーンを簡単に外すことがで
きる。また、第1のプラグはT分岐金具内の第2のプラ
グと嵌着されるので、ガス絶縁開閉器のキュービクル間
の電気接続は確保される。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明に係るT分岐接続構造の要部
断面図であり、図3は同接続構造の接続手順を示す図で
ある。先ず、図3(A)に示すように、本発明のT分岐
接続構造はキュービクル1,2の上部に取付けられてい
るT分岐ブッシング10,11を備えている。これらの
T分岐ブッシング10,11はT分岐金具10A,11
Aが埋設され、T分岐金具10A,11Aと一体的に形
成されている接続導体10B,11Bが各キュービクル
1,2内に伸長している。また、本発明のT分岐接続構
造は絶縁母線12を備えている。この絶縁母線12は短
尺のCVケーブル13と、このケーブル13の両端に設
けられている接続部14,15とから成り、CVケーブ
ル13上にはストレスコーン16,17が配されてい
る。ストレスコーン16,17とCVケーブル13との
界面には滑材を含むシリコングリスが塗布され、これに
よりストレスコーン16,17のCVケーブル13上で
の移動が可能となる。 【0013】さて、上記したCVケーブル13の接続部
15は、図1に示すように、小径の第1のプラグ18
と、このプラグ18が嵌入されている第2のプラグ19
とを有している。第1のプラグ18はCVケーブル13
の導体13a上に嵌合され、クサビ20を導体13aに
打ち込むことにより、該導体13a上に固定されてい
る。そして、この第1のプラグ18はCVケーブル13
の外径よりも小さい外径に形成されており、例えば、C
Vケーブルの外径が52mmの場合第1のプラグ18は4
0mmの外径に形成されている。 【0014】第1のプラグ18の外周面にはマルチラム
バンド(商品名)21が取付けられ、これにより第2の
プラグ19に挿抜可能に嵌入されている。第2のプラグ
19は外周面に同様にマルチラムバンド22が取付けら
れ、T分岐金具11Aに挿抜可能に嵌入されている。こ
の第2のプラグ19は大径部19Aを有し、この大径部
19AがT分岐金具11Aの端面に当接している。 【0015】また、CVケーブル13の他方の接続部1
4は上記したと全く同一構造を有してクサビにて固定さ
れている小径の第1のプラグ18と、この第1のプラグ
18が嵌入される第2のプラグ23(図2参照)とを有
している。第2のプラグ23は、図2に示すように、上
記したと同様に外周面にマルチラムバンド22が取付け
られているが、大径部を有せず、筒状に形成されてい
る。 【0016】次に、図3を参照してキュービクル1,2
間の接続手順を説明する。先ず、同図(A)に示すよう
に、絶縁母線12の一方のストレスコーン16をCVケ
ーブル13上で中央側まで移動させると共に、第2のプ
ラグ19を予めT分岐金具11Aに嵌入する。次に、同
図(B)に示すように、CVケーブル13の接続部14
側の端末,即ち、第1のプラグ18を有する端末をT分
岐ブッシング10に挿入し、T分岐金具10Aを貫通さ
せる。次いで、CVケーブル13を引き戻し、同図
(C)に示すように、CVケーブル13の他方の接続部
15側の端末,即ち第1のプラグ18をT分岐金具11
Aに嵌入した第2のプラグ19に嵌入する。また、図2
で示す第2のプラグ23をT分岐ブッシング10のT分
岐金具10Aに嵌入し、接続部14側の第1のプラグ1
8上に嵌着させる。その後はストレスコーン16,17
をT分岐ブッシング10,11のテーパ状開口部に図示
しない押付金具を介して押し付け、接続作業を終了させ
る。 【0017】以上の構成を有するT分岐接続構造におい
て、絶縁母線12が長期間放置され、ストレスコーン1
6,17を交換する必要が生じた場合には、CVケーブ
ル13の接続部14,15の各第1のプラグ18より第
2のプラグ19,23をそれぞれ外す。これにより、C
Vケーブル13の両端に該ケーブル13より小径の第1
のプラグ18,18が位置するので、ストレスコーン1
6,17を移動させて簡単にCVケーブル13より外す
ことが可能である。また、定期点検等のために引き抜い
た絶縁母線12も必要に応じて同様にストレスコーン1
6,17を交換することができる。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
絶縁母線の両端の接続部を、絶縁母線よりも小径の第1
のプラグと、このプラグに挿抜可能に嵌着される第2の
プラグとから成る二重構造としたので、絶縁母線上のス
トレスコーンを必要に応じて簡単に交換することができ
る。従って、長期間に亘って放置されたり使用され、又
はストレスコーンの損傷している絶縁母線であってもス
トレスコーンのみを交換し、再度この絶縁母線を使用で
きる経済的な構成のガス絶縁開閉器のT分岐接続構造を
提供することが可能である。
る。 【図2】本発明に係る第2のプラグの斜視図である。 【図3】本発明に係る絶縁母線によるキュービクル間に
接続手順を示す図である。 【図4】従来のT分岐接続構造の絶縁母線によるキュー
ビクル間の接続手順を示す図である。 【符号の説明】 1,2 キュービクル 10,11 T分岐ブッシング 10A,11A T分岐金具 12 絶縁母線 13 CVケーブル 14,15 接続部 16,17 ストレスコーン 18 第1のプラグ 19,23 第2のプラグ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ガス絶縁開閉器の内部回路に電気接続さ
れるT分岐金具を有するT分岐ブッシングと、両端に前
記T分岐金具に電気接続される接続部を有する絶縁母線
と、該絶縁母線上に移動可能に装着されて前記T分岐ブ
ッシングの開口部に押し付けられるストレスコーンとを
備えるガス絶縁開閉器のT分岐接続構造において、前記
接続部は前記絶縁母線の端末に固定されて該絶縁母線よ
りも小径の第1のプラグと、前記T分岐金具に嵌入され
て前記第1のプラグが挿抜可能に嵌着される第2のプラ
グとを含むことを特徴とするガス絶縁開閉器のT分岐接
続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12502293A JP3400819B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | ガス絶縁開閉器のt分岐接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12502293A JP3400819B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | ガス絶縁開閉器のt分岐接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06315213A JPH06315213A (ja) | 1994-11-08 |
JP3400819B2 true JP3400819B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=14899923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12502293A Expired - Fee Related JP3400819B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | ガス絶縁開閉器のt分岐接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3400819B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP12502293A patent/JP3400819B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH06315213A (ja) | 1994-11-08 |
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