JP3280264B2 - 絶縁ブッシング用ケーブル接続部 - Google Patents
絶縁ブッシング用ケーブル接続部Info
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- JP3280264B2 JP3280264B2 JP06536797A JP6536797A JP3280264B2 JP 3280264 B2 JP3280264 B2 JP 3280264B2 JP 06536797 A JP06536797 A JP 06536797A JP 6536797 A JP6536797 A JP 6536797A JP 3280264 B2 JP3280264 B2 JP 3280264B2
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- Japan
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- plug
- insulating
- electrode
- bushing
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器に取付けられ
る絶縁ブッシングに、着脱可能に取付けられるケーブル
接続部に関する。
る絶縁ブッシングに、着脱可能に取付けられるケーブル
接続部に関する。
【０００２】
【従来の技術】送配電系統では、小型でメンテナンス性
が優れているキュービクルタイプのガス絶縁開閉器（Ｃ
−ＧＩＳ）が多用されている。このＣ−ＧＩＳには、機
器直結型の絶縁ブッシングが取付けられ、絶縁ブッシン
グの下部に設けられている挿入部に通電用の電力ケーブ
ル終端接続部が挿入されて接続される。即ち、絶縁ブッ
シングには円筒状の電極が埋設されており、この電極
に、電力ケーブル終端接続部を構成するケーブル導体上
のプラグが挿入され、これによりＣ−ＧＩＳと電力ケー
ブルとが電気的に接続される。
が優れているキュービクルタイプのガス絶縁開閉器（Ｃ
−ＧＩＳ）が多用されている。このＣ−ＧＩＳには、機
器直結型の絶縁ブッシングが取付けられ、絶縁ブッシン
グの下部に設けられている挿入部に通電用の電力ケーブ
ル終端接続部が挿入されて接続される。即ち、絶縁ブッ
シングには円筒状の電極が埋設されており、この電極
に、電力ケーブル終端接続部を構成するケーブル導体上
のプラグが挿入され、これによりＣ−ＧＩＳと電力ケー
ブルとが電気的に接続される。
【０００３】ところで、絶縁ブッシングの上部には課電
ケーブル接続部を取付けるための挿入部が更に設けら
れ、この挿入部は、通常、絶縁栓にて閉塞されている。
一方、従来の課電ケーブル接続部は、課電ケーブルの端
末のケーブル絶縁層上に配されるストレスコーンと、ケ
ーブル絶縁層より露出しているケーブル導体上に固定さ
れるプラグとを含み、絶縁ブッシングの上部の挿入部よ
り絶縁栓を除去した後にストレスコーンを挿入部に圧入
し、かつプラグを絶縁ブッシングの電極に挿入すること
によりＣ−ＧＩＳと電気的に接続される。
ケーブル接続部を取付けるための挿入部が更に設けら
れ、この挿入部は、通常、絶縁栓にて閉塞されている。
一方、従来の課電ケーブル接続部は、課電ケーブルの端
末のケーブル絶縁層上に配されるストレスコーンと、ケ
ーブル絶縁層より露出しているケーブル導体上に固定さ
れるプラグとを含み、絶縁ブッシングの上部の挿入部よ
り絶縁栓を除去した後にストレスコーンを挿入部に圧入
し、かつプラグを絶縁ブッシングの電極に挿入すること
によりＣ−ＧＩＳと電気的に接続される。
【０００４】さて、課電ケーブル接続部はＣ−ＧＩＳ等
の機器や通電用の電力ケーブルの各種課電試験を行う毎
に、絶縁ブッシングに取付けられ、課電試験終了後には
絶縁ブッシングより外される。一方、この課電ケーブル
接続部の絶縁ブッシングへの取付け時には、ストレスコ
ーンは絶縁ブッシングの挿入部に大きな押圧力で挿入さ
れ、これにより界面の絶縁耐圧を保持するようにしてい
る。しかし、課電ケーブル接続部を絶縁ブッシングより
外した場合ストレスコーンが大きな押圧力を受けるため
変形し、又はその弾性が低下していることがある。ま
た、課電ケーブル接続部を繰り返して使用している間に
は、ケーブル絶縁層とストレスコーンとの界面に塗布し
ている潤滑剤が変質することもある。このため、課電ケ
ーブル接続部は、短期間でストレスコーンを交換する必
要が生じてしまう。
の機器や通電用の電力ケーブルの各種課電試験を行う毎
に、絶縁ブッシングに取付けられ、課電試験終了後には
絶縁ブッシングより外される。一方、この課電ケーブル
接続部の絶縁ブッシングへの取付け時には、ストレスコ
ーンは絶縁ブッシングの挿入部に大きな押圧力で挿入さ
れ、これにより界面の絶縁耐圧を保持するようにしてい
る。しかし、課電ケーブル接続部を絶縁ブッシングより
外した場合ストレスコーンが大きな押圧力を受けるため
変形し、又はその弾性が低下していることがある。ま
た、課電ケーブル接続部を繰り返して使用している間に
は、ケーブル絶縁層とストレスコーンとの界面に塗布し
ている潤滑剤が変質することもある。このため、課電ケ
ーブル接続部は、短期間でストレスコーンを交換する必
要が生じてしまう。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
課電ケーブル接続部では、ケーブル導体に固定したプラ
グの外形がストレスコーンを装着しているケーブル絶縁
層のそれより大径であるため、プラグをケーブル導体よ
り取り外さなければストレスコーンをケーブル絶縁層よ
り抜き取ることができない。このため、ストレスコーン
の交換作業に多大な手間と時間を要し、またプラグの固
定されていたケーブル導体部分を切除することから課電
ケーブルの長さ寸法が不足して再使用することが不能と
なることもあった。
課電ケーブル接続部では、ケーブル導体に固定したプラ
グの外形がストレスコーンを装着しているケーブル絶縁
層のそれより大径であるため、プラグをケーブル導体よ
り取り外さなければストレスコーンをケーブル絶縁層よ
り抜き取ることができない。このため、ストレスコーン
の交換作業に多大な手間と時間を要し、またプラグの固
定されていたケーブル導体部分を切除することから課電
ケーブルの長さ寸法が不足して再使用することが不能と
なることもあった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
を解決するため次の構成を有する。本発明は、機器に取
付けられる絶縁ブッシングにそのテーパ状の挿入部から
挿入されるケーブル端末と、該ケーブル端末のケーブル
絶縁層上に装着されて前記挿入部を形成するテーパ状壁
面に押圧されるストレスコーンと、前記ケーブル端末か
ら突出して前記絶縁ブッシングに埋設されている円筒状
の電極に電気的に接続されるケーブル導体とを備える絶
縁ブッシング用ケーブル接続部において、前記ケーブル
絶縁層より小さい外径を有し、前記ケーブル導体に断面
六角形に圧縮固定される圧縮部及び非圧縮の円筒状の接
触部を含む内側プラグと、該内側プラグの接触部に嵌合
されて前記電極に挿入される円筒状の外側プラグと、該
外側御プラグに径方向に螺入されて先端が前記内側プラ
グの圧縮部の平面に押圧される固定ボルトと、を備える
ことを特徴とする絶縁ブッシング用ケーブル接続部。
を解決するため次の構成を有する。本発明は、機器に取
付けられる絶縁ブッシングにそのテーパ状の挿入部から
挿入されるケーブル端末と、該ケーブル端末のケーブル
絶縁層上に装着されて前記挿入部を形成するテーパ状壁
面に押圧されるストレスコーンと、前記ケーブル端末か
ら突出して前記絶縁ブッシングに埋設されている円筒状
の電極に電気的に接続されるケーブル導体とを備える絶
縁ブッシング用ケーブル接続部において、前記ケーブル
絶縁層より小さい外径を有し、前記ケーブル導体に断面
六角形に圧縮固定される圧縮部及び非圧縮の円筒状の接
触部を含む内側プラグと、該内側プラグの接触部に嵌合
されて前記電極に挿入される円筒状の外側プラグと、該
外側御プラグに径方向に螺入されて先端が前記内側プラ
グの圧縮部の平面に押圧される固定ボルトと、を備える
ことを特徴とする絶縁ブッシング用ケーブル接続部。
【０００７】内側プラグはケーブル絶縁層の外径より小
さい外形を有するので、外側プラグを内側プラグより外
すだけで、即ち、内側プラグをケーブル導体から外さず
にストレスコーンをケーブル絶縁層より引き抜くことが
できる。また、ケーブル導体の切除が不要となるので、
課電ケーブル等の長さ寸法が小さくなることもない。
さい外形を有するので、外側プラグを内側プラグより外
すだけで、即ち、内側プラグをケーブル導体から外さず
にストレスコーンをケーブル絶縁層より引き抜くことが
できる。また、ケーブル導体の切除が不要となるので、
課電ケーブル等の長さ寸法が小さくなることもない。
【０００８】外側プラグに径方向に貫通するねじ穴を設
け、このねじ穴に固定ボルトを螺入して固定ボルトの先
端を内側プラグの圧縮部の平面に押し付けることによ
り、外側プラグを内側プラグに確実に固定することがで
きる。
け、このねじ穴に固定ボルトを螺入して固定ボルトの先
端を内側プラグの圧縮部の平面に押し付けることによ
り、外側プラグを内側プラグに確実に固定することがで
きる。
【０００９】また、外側プラグの周面に輪状の位置決め
ストッパを螺合させ、この位置決めストッパを絶縁ブッ
シングの電極に設けた位置決め用段部に当接させると、
外側プラグの電極に対する位置決めを行うことができる
ので、ストレスコーンの挿入位置を規制することができ
る。
ストッパを螺合させ、この位置決めストッパを絶縁ブッ
シングの電極に設けた位置決め用段部に当接させると、
外側プラグの電極に対する位置決めを行うことができる
ので、ストレスコーンの挿入位置を規制することができ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を詳細に
説明する。図２はＣ−ＧＩＳに直結されているＴ型のケ
ーブル終端接続構造の断面図である。この接続構造はＴ
型の絶縁ブッシング１を備えている。この絶縁ブッシン
グ１内には円筒状の電極２が埋め込まれている。電極２
の中央部からは導体引出棒３が水平方向に伸長してい
る。導体引出棒３は埋設されているブッシング脚部１ａ
を貫通して突出し、Ｃ−ＧＩＳの内部配線（図示せず）
に接続されている。ブッシング脚部１ａはＣ−ＧＩＳの
側板４に気密を保持して挿入され、絶縁ブッシング１は
側板４に機器バンド５を介して固定されている。
説明する。図２はＣ−ＧＩＳに直結されているＴ型のケ
ーブル終端接続構造の断面図である。この接続構造はＴ
型の絶縁ブッシング１を備えている。この絶縁ブッシン
グ１内には円筒状の電極２が埋め込まれている。電極２
の中央部からは導体引出棒３が水平方向に伸長してい
る。導体引出棒３は埋設されているブッシング脚部１ａ
を貫通して突出し、Ｃ−ＧＩＳの内部配線（図示せず）
に接続されている。ブッシング脚部１ａはＣ−ＧＩＳの
側板４に気密を保持して挿入され、絶縁ブッシング１は
側板４に機器バンド５を介して固定されている。
【００１１】絶縁ブッシング１の上下には電極２に連通
するテーパ状の挿入部６，７が形成されている。挿入部
６は、通常、絶縁栓８によって閉塞されている。絶縁栓
８はテーパ面を有するモールド絶縁体９と、この絶縁体
９の上下に埋設されている外部導体１０及び内部導体１
１と、外部導体１０の凹部に配されているスプリング１
２と、スプリング１２を押圧している蓋板１３とを備え
ている。蓋板１３は取付ボルト１４を絶縁ブッシング１
の上部に埋設した金具１５に螺入することにより絶縁ブ
ッシング１に固定されている。
するテーパ状の挿入部６，７が形成されている。挿入部
６は、通常、絶縁栓８によって閉塞されている。絶縁栓
８はテーパ面を有するモールド絶縁体９と、この絶縁体
９の上下に埋設されている外部導体１０及び内部導体１
１と、外部導体１０の凹部に配されているスプリング１
２と、スプリング１２を押圧している蓋板１３とを備え
ている。蓋板１３は取付ボルト１４を絶縁ブッシング１
の上部に埋設した金具１５に螺入することにより絶縁ブ
ッシング１に固定されている。
【００１２】絶縁ブッシング１の下部には絶縁筒１６が
配されている。この絶縁筒１６は絶縁ブッシング１の下
部に埋設されている金具１７に取付ボルト１８を螺入す
ることにより該ブッシング１に固定されている。
配されている。この絶縁筒１６は絶縁ブッシング１の下
部に埋設されている金具１７に取付ボルト１８を螺入す
ることにより該ブッシング１に固定されている。
【００１３】絶縁ブッシング１の下部の挿入部７には、
通電用の電力ケーブル１９の端末に設けられているケー
ブル接続部が取付けられている。電力ケーブル１９はケ
ーブルシース、遮蔽テープ層、外部半導体電層が剥離さ
れてケーブル絶縁層２０が露出し、ケーブル絶縁層２０
からは更にケーブル導体２１が露出して伸長している。
通電用の電力ケーブル１９の端末に設けられているケー
ブル接続部が取付けられている。電力ケーブル１９はケ
ーブルシース、遮蔽テープ層、外部半導体電層が剥離さ
れてケーブル絶縁層２０が露出し、ケーブル絶縁層２０
からは更にケーブル導体２１が露出して伸長している。
【００１４】ケーブル接続部はケーブル導体２１に圧縮
接続されている内側プラグ２２と、内側プラグ２２に嵌
合されている外側プラグ２３とを備えている。内側プラ
グ２２の周面は、ばね状導電部材（商品名：マルチラム
バンド）が装着されて外側プラグ２３の内周面と電気的
に接触し、外側プラグ２３の周面は、同様にばね状導電
部材（商品名：マルチラムバンド）が装着されて電極２
の内周面と電気的に接触している。
接続されている内側プラグ２２と、内側プラグ２２に嵌
合されている外側プラグ２３とを備えている。内側プラ
グ２２の周面は、ばね状導電部材（商品名：マルチラム
バンド）が装着されて外側プラグ２３の内周面と電気的
に接触し、外側プラグ２３の周面は、同様にばね状導電
部材（商品名：マルチラムバンド）が装着されて電極２
の内周面と電気的に接触している。
【００１５】内側プラグ２２の上端には外側プラグ２３
より突出するねじ筒２２ａが設けられ、このねじ筒２２
ａには引留め金具２４が螺入されている。引留め金具２
４の円盤部２４ａは引留めリング２５に係止されてい
る。引留めリング２５は電極２の内周面中央に形成され
ているリング状の溝２ａ（図１参照）に嵌入されてい
る。従って、電力ケーブル１９は引留めリング２５等に
より電極２に支持されるので、電極２より抜け落ちるこ
とがない。
より突出するねじ筒２２ａが設けられ、このねじ筒２２
ａには引留め金具２４が螺入されている。引留め金具２
４の円盤部２４ａは引留めリング２５に係止されてい
る。引留めリング２５は電極２の内周面中央に形成され
ているリング状の溝２ａ（図１参照）に嵌入されてい
る。従って、電力ケーブル１９は引留めリング２５等に
より電極２に支持されるので、電極２より抜け落ちるこ
とがない。
【００１６】また、ケーブル接続部はケーブル絶縁層２
０上に取付けられているストレスコーン２６と、このス
トレスコーン２６の圧縮機構とを備えている。ストレス
コーン２６は挿入部７に挿入され、半導電体２６ａが圧
縮機構の押し金具２７にて押し込まれている。即ち、押
し金具２７にはシャフト／スプリング２８より押圧力が
付与され、シャフト／スプリング２８は保護金具２９に
て保持されている。尚、押し金具２７等を含む圧縮機構
は周知の構造を有している。
０上に取付けられているストレスコーン２６と、このス
トレスコーン２６の圧縮機構とを備えている。ストレス
コーン２６は挿入部７に挿入され、半導電体２６ａが圧
縮機構の押し金具２７にて押し込まれている。即ち、押
し金具２７にはシャフト／スプリング２８より押圧力が
付与され、シャフト／スプリング２８は保護金具２９に
て保持されている。尚、押し金具２７等を含む圧縮機構
は周知の構造を有している。
【００１７】上記内側プラグ２２は絶縁層２０の外径よ
りも小さい外形を有している。従って、内側プラグ２２
から外側プラグ２３を外すだけで、ストレスコーン２６
をケーブル絶縁層２０より抜き取ることができる。
りも小さい外形を有している。従って、内側プラグ２２
から外側プラグ２３を外すだけで、ストレスコーン２６
をケーブル絶縁層２０より抜き取ることができる。
【００１８】本発明の課電ケーブル接続部は図１に示さ
れている。即ち、課電試験等を行うために、絶縁ブッシ
ング１の挿入部６より絶縁栓８が取り除かれ、この挿入
部６に本発明の課電ケーブル接続部が取付けられてい
る。
れている。即ち、課電試験等を行うために、絶縁ブッシ
ング１の挿入部６より絶縁栓８が取り除かれ、この挿入
部６に本発明の課電ケーブル接続部が取付けられてい
る。
【００１９】本発明の課電ケーブル接続部は、課電ケー
ブル３０の端末で露出しているケーブル絶縁層３１に装
着されているストレスコーン３２と、ケーブル絶縁層３
１より突出しているケーブル導体３３に圧縮接続されて
いる内側プラグ３４と、内側プラグ３４に嵌合されてい
る外側プラグ３５とを含んでいる。
ブル３０の端末で露出しているケーブル絶縁層３１に装
着されているストレスコーン３２と、ケーブル絶縁層３
１より突出しているケーブル導体３３に圧縮接続されて
いる内側プラグ３４と、内側プラグ３４に嵌合されてい
る外側プラグ３５とを含んでいる。
【００２０】内側プラグ３４は外壁面が断面六角形状の
圧縮部３４ａと、周面にマルチラムバンド３６が装着さ
れている接触部３４ｂとから成る。接触部３４ｂはマル
チラムバンド３６を介して外側プラグ３５に弾性的に嵌
入されて外側プラグ３５と電気的に接続されている。
圧縮部３４ａと、周面にマルチラムバンド３６が装着さ
れている接触部３４ｂとから成る。接触部３４ｂはマル
チラムバンド３６を介して外側プラグ３５に弾性的に嵌
入されて外側プラグ３５と電気的に接続されている。
【００２１】外側プラグ３５は有底の筒状に形成され、
底壁３５ｂに上記内側プラグ３４の先端面が面接触され
ている。外側プラグ３５の周面には他のマルチラムバン
ド３７が装着され、外側プラグ３５はこのマルチラムバ
ンド３７を介して電極２に弾性的に嵌入されて電極２と
電気的に接続されている。
底壁３５ｂに上記内側プラグ３４の先端面が面接触され
ている。外側プラグ３５の周面には他のマルチラムバン
ド３７が装着され、外側プラグ３５はこのマルチラムバ
ンド３７を介して電極２に弾性的に嵌入されて電極２と
電気的に接続されている。
【００２２】外側プラグ３５の基部側には径方向に貫通
する複数のねじ穴３８が設けられている。これらのねじ
穴３８には棒状の固定ボルト３９が螺入され、この固定
ボルト３９の先端面は内側プラグ３４の圧縮部３４ａに
おける六角形成面に押圧されている。従って、外側プラ
グ３５を内側プラグ３４に着脱可能に固定することがで
きる。
する複数のねじ穴３８が設けられている。これらのねじ
穴３８には棒状の固定ボルト３９が螺入され、この固定
ボルト３９の先端面は内側プラグ３４の圧縮部３４ａに
おける六角形成面に押圧されている。従って、外側プラ
グ３５を内側プラグ３４に着脱可能に固定することがで
きる。
【００２３】外側プラグ３５のストレスコーン３２と接
近する部分は小径に形成されて周面にねじ溝３５ａが設
けられている。このねじ溝３５ａは輪状の位置決めスト
ッパ４０が螺合されている。位置決めストッパ４０はこ
の螺合された状態で外側プラグ３５の周面より径方向に
突出している。一方、電極２の上端には環状の位置決め
用段部２ｂが形成されている。そして、外側プラグ３５
が電極２に嵌入された状態では、位置決めストッパ４０
が段部２ｂに係止し、これによって外側プラグ３５の電
極２への嵌入位置が設定される。よって、ストレスコー
ン３２を挿入部６に所定位置まで挿入して位置決めし、
図示しない圧縮機構より所定面圧で挿入部６壁面に押し
付けることができる。
近する部分は小径に形成されて周面にねじ溝３５ａが設
けられている。このねじ溝３５ａは輪状の位置決めスト
ッパ４０が螺合されている。位置決めストッパ４０はこ
の螺合された状態で外側プラグ３５の周面より径方向に
突出している。一方、電極２の上端には環状の位置決め
用段部２ｂが形成されている。そして、外側プラグ３５
が電極２に嵌入された状態では、位置決めストッパ４０
が段部２ｂに係止し、これによって外側プラグ３５の電
極２への嵌入位置が設定される。よって、ストレスコー
ン３２を挿入部６に所定位置まで挿入して位置決めし、
図示しない圧縮機構より所定面圧で挿入部６壁面に押し
付けることができる。
【００２４】以上の構成を有する課電ケーブル接続部に
おいて、内側プラグ３４の外形は課電ケーブル３０のケ
ーブル絶縁層３１の外径よりも小さく形成されている。
従って、課電試験の終了後に本発明の接続部を絶縁ブッ
シング１より取り外し、固定ボルト３９を緩めることに
より外側プラグ３５を内側プラグ３４より外すことがで
きるので、内側プラグ３４をケーブル導体３３から取り
除くことなくストレスコーン３２の引き抜き作業を行う
ことができる。よって、ストレスコーン３２の交換作業
を簡単かつ短時間で行うことができる上に、ストレスコ
ーン３２を交換する毎にケーブル導体３３を切除する必
要がないので課電ケーブル３０の長さ寸法をそのままに
保持できる。尚、本発明の課電ケーブル接続部は事故時
等に対応させて通電用の電力ケーブル接続部としても用
いることができる。
おいて、内側プラグ３４の外形は課電ケーブル３０のケ
ーブル絶縁層３１の外径よりも小さく形成されている。
従って、課電試験の終了後に本発明の接続部を絶縁ブッ
シング１より取り外し、固定ボルト３９を緩めることに
より外側プラグ３５を内側プラグ３４より外すことがで
きるので、内側プラグ３４をケーブル導体３３から取り
除くことなくストレスコーン３２の引き抜き作業を行う
ことができる。よって、ストレスコーン３２の交換作業
を簡単かつ短時間で行うことができる上に、ストレスコ
ーン３２を交換する毎にケーブル導体３３を切除する必
要がないので課電ケーブル３０の長さ寸法をそのままに
保持できる。尚、本発明の課電ケーブル接続部は事故時
等に対応させて通電用の電力ケーブル接続部としても用
いることができる。
【図１】本発明に係る課電ケーブル接続部の要部断面図
である。
である。
【図２】本発明に係るケーブル接続部を絶縁ブッシング
に取付けた状態の断面図である。
に取付けた状態の断面図である。
１ 絶縁ブッシング ２ 電極 ２ｂ 段部 ６，７ 挿入部 ３０ 課電ケーブル ３１ ケーブル絶縁層 ３３ ケーブル導体 ３４ 内側プラグ ３５ 外側プラグ ３９ 固定ボルト ４０ 位置決めストッパ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02G 15/02 H02B 13/02 H02G 15/08
Claims (2)
- 【請求項１】 機器に取付けられる絶縁ブッシングにそ
のテーパ状の挿入部から挿入されるケーブル端末と、該
ケーブル端末のケーブル絶縁層上に装着されて前記挿入
部を形成するテーパ状壁面に押圧されるストレスコーン
と、前記ケーブル端末から突出して前記絶縁ブッシング
に埋設されている円筒状の電極に電気的に接続されるケ
ーブル導体とを備える絶縁ブッシング用ケーブル接続部
において、 前記ケーブル絶縁層より小さい外径を有し、前記ケーブ
ル導体に断面六角形に圧縮固定される圧縮部及び非圧縮
の円筒状の接触部を含む内側プラグと、 該内側プラグの接触部に嵌合されて前記電極に挿入され
る円筒状の外側プラグと、 該外側プラグに径方向に螺入されて先端が前記内側プラ
グの圧縮部の平面に押圧される固定ボルトと、 を備えることを特徴とする絶縁ブッシング用ケーブル接
続部。 - 【請求項２】 前記外側プラグの周面に螺合される輪状
の位置決めストッパと、前記電極の内周面に形成されて
前記位置決めストッパが当接される位置決め用段部とを
有することを特徴とする請求項１記載の絶縁ブッシング
用ケーブル接続部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06536797A JP3280264B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 絶縁ブッシング用ケーブル接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06536797A JP3280264B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 絶縁ブッシング用ケーブル接続部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10248151A JPH10248151A (ja) | 1998-09-14 |
| JP3280264B2 true JP3280264B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=13284931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06536797A Expired - Fee Related JP3280264B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 絶縁ブッシング用ケーブル接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3280264B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109449834B (zh) * | 2018-11-05 | 2024-03-22 | 厦门市众慧悦和科技有限公司 | 10kV架空配电线路快速供电连接装置 |
| EP3905460A4 (en) * | 2018-12-26 | 2021-12-08 | Mitsubishi Electric Corporation | OMNIBUS BAR CONNECTION DEVICE |
| WO2022244526A1 (ja) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | 住友電気工業株式会社 | 電力ケーブルの終端接続構造 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP06536797A patent/JP3280264B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10248151A (ja) | 1998-09-14 |
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