JP3400117B2 - 新聞制作システムの組版端末装置 - Google Patents

新聞制作システムの組版端末装置

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JP3400117B2
JP3400117B2 JP16644694A JP16644694A JP3400117B2 JP 3400117 B2 JP3400117 B2 JP 3400117B2 JP 16644694 A JP16644694 A JP 16644694A JP 16644694 A JP16644694 A JP 16644694A JP 3400117 B2 JP3400117 B2 JP 3400117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
を用いた新聞制作工程の重要作業である大組を行う端末
として使用する組版処理装置に関し、特にホストに対し
組版コマンドを解析して提供する新聞制作システムの組
版端末装置に関する。コンピュータシステムの支援によ
り新聞紙面を組上げる作業においては、ワークステーシ
ョンを用いた組版端末から多種多様なコマンドを入力し
て行っている。この組版端末による組上げ作業は、常に
緊急ニュースなどの飛び込み記事の組み込みに迅速に対
応できなければならず、入力オペレーョンの簡略化が要
求されてきている。また、昨今の新聞社では発行面数の
増加もあり、ますます組版オペレーションの簡易化が重
要視されている。
【0002】このため、組版コマンドの組み合わせを1
オペレーションで行えるコマンド・プロシジャなどが提
供されている。しかし、オペレータがコマンドを入力す
るという点で変わりはなく、コマンドを意識することな
く組上げできるようなオペレーションの簡略化には到っ
ていない。
【0003】
【従来の技術】従来の組版端末(LDP:Layout Displ
ay)を用いたコマンド入力のオペレーションは、 機 能 対象素材 割付位置 割付属性 の4つを、 コマンド名 カーソル指示 カーソル指示 属性情報の指定 の4つの指示で行っている。尚、通常の入力にあって
は、全コマンド投入数の7〜8割は、割付属性の指定を
省略している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来の組版の入力オペレーションは、必ずコマンド
名称の投入が必須となっており、従って、オペレーショ
ンがそれだけ煩雑となり、オペレーション習得までに机
上学習〜実習で1ケ月以上の期間を要した。またオペレ
ータの判断によるコマンド選択が入るため、緊急ニュー
スの組み込み時などにオペミスを誘発する恐れがあっ
た。
【0005】また、新聞の一紙面を完成させるに必要な
コマンド数は80〜100と言われ、一日に新聞社で制
作する紙面数が50〜100面であることを考えると、
最大10000コマンドとなる。また投入するコマンド
の7〜8割がカーソル指示コマンドであり、コマンド入
力のためカーソルタッチの回数は、一日当り7000〜
8000回にも及び、作業効率を妨げている。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、カーソルタッチを低減して組版作業
の迅速化を図ると共に、オペレータのコマンド選択判断
を不要にしてオペミスを低減する新聞制作システムの組
版端末装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。ここで「機構」とは、1つの機能単位を表し
ている。本発明の新聞制作システムの組版端末装置は、
作業画面40に少なくとも、記事及び組物の素材メニュ
ーを表示した素材メニュー領域42及び新聞紙面に対応
した組版を表示した組版領域46を有する。イベント判
定機構20は、作業画面40上でのカーソル指定による
素材メニュー領域42から素材の入力と、組版領域46
からの割付位置又は領域の入力とを判定する。コマンド
判定機構22は、組版領域の画面状態を認識する。簡易
入力解析機構24は、イベント判定機構20で入力が判
定された素材と割付位置又は領域の画面状態を解析し
て、組版コマンドを選定する。
【0008】より具体的には、簡易入力解析機構24
は、現在の画面状態が、既存の素材の割付け部分に対す
る新たな素材の割付けを禁止するコンポジション割付け
画面か、既存の素材の割付け部分に対する素材の割付け
を許容するレイアウト割付け画面かによって、選択する
コマンドの範囲を絞り込む。またコンポジション割付け
画面の状態で、素材メニュー領域42に対するカーソル
指定で記事を入力した場合、組版領域46に対するカー
ソル指定の点数に基づいて、コマンドを選択する。
【0009】組版領域46に対するカーソル指定点間の
位置関係に基づいて、コマンドを選択し、カーソル指定
点が2点であり、第二のカーソル指定点が第一のカーソ
ル指定点よりも左側に位置する時は左寄せコマンドを選
択し、第二のカーソル指定点が右側に位置する時は右寄
コマンドを選択する。
【0010】カーソル指定点が3点であり、第三のカー
ソル指定点が第二のカーソル指定点よりも左側に位置す
る時は左モードのたたみコマンドを選択し、第三のカー
ソル指定点が右側に位置する時は右モードのたたみコマ
ンドを選択する。
【0011】
【作用】このような本発明の新聞制作システムの組版端
末装置にあっては、従来の端末装置が備えていたコマン
ドの解析機構、及びコマンドに該当するオペランド解析
機構に加え、簡易入力解析機構を追加することにより、
カーソルのみの入力によって自動的にコマンドを判断す
ることができる。その手順は次のようになる。
【0012】まず、コマンドが投入される画面状態が、
重ね割付け禁止のコンポジション割付け画面か、重ね割
付け許容のレイアウト割付け画面かを解析する。これは
同じカーソルのみの指示でも、それぞれの画面から投入
されるコマンド(機能)が異なるためであり、この画面
状態によってコマンド選出範囲を狭めることができる。
【0013】次に、指定カーソルの意味を判定する必要
がある。カーソル指定には、記事、見出し、絵とき、イ
メージなどの素材を指定する素材メニュー領域の指定
と、割付け場所を示す組版領域の領域とがある。このよ
うなカーソル指定の意味付けを解析することにより、最
終的なコマンドを選出することができる。この結果、
『何を何処に〜』、『何をどうする』といったカーソル
指定による対話形式でコマンドを投入でき、端末とオペ
レータとの間のマン・マシン・インタフェースを適切に
し、専用オペレータだけでなく、オペレーション経験の
ない編集者であっても比較的容易に作業でき、カーソル
タッチおよびオペミスが低減できる。
【0014】
【実施例】図2は本発明の組版端末装置が使用される新
聞制作システムの概略である。新聞制作システムは、組
版端末装置10、ホストシステム12および組版ファイ
ル16で構成される。組版端末装置10は、各種の組版
機能のうちの大組作業を行う。大組作業は、組版端末装
置10により大組の各種のコマンドを実行することによ
り、組版ファイル16内で面の配下の各種の組版データ
が更新される。
【0015】この処理は、ホストシステム12の組版処
理部14の機能として組版端末装置10からの各種のコ
マンドを投入することで実現される。この大組の際に使
用する記事、写真、カットなどの素材については、別の
素材割当機能によって予め使用面ごとに集められてい
る。組版端末装置10からホストシステム12の組版処
理部14に対する大組コマンドとしては、 流し系コマンド 置くコマンド 取消コマンド 罫線コマンド 空白コマンド などがある。流し系コマンドは、記事原稿を割り付ける
もので、一括流し、流したたみ、右寄せ、左寄せなどの
コマンドに分けられる。また置くコマンドは、記事以外
の素材、即ち見出し、絵とき、イメージ、表、箱、千鳥
などを割り付けるコマンドである。更に取消コマンド
は、割り付けた素材を取り消すコマンドである。罫線コ
マンドは、罫線や罫を割り付けるコマンドである。更に
空白コマンドは、未入力の原稿があった場合に、その領
域を確保するために用いるコマンドである。
【0016】このような大組コマンドについて、従来の
組版端末装置10にあっては、全てオペレータがコマン
ド名を選択して入力しているが、本発明にあっては、前
述した主要な大組コマンドについてはカーソル指定だけ
で組版端末装置10内で自動的にコマンドを選択できる
ようにしている。図3は、本発明の組版端末装置に設け
られたコマンド解析機構の実施例である。コマンド解析
機構18には、イベント判定機構20、コマンド判定機
構22、簡易入力解析機構24、オペランド解析機構2
6およびホストインタフェース28が設けられる。
【0017】イベント判定機構20は、ディスプレイ上
の作業画面におけるカーソル指定による素材メニュー領
域の中からの素材選択を第1イベントとして取り込んで
判定する。また、第1イベントに続く第2イベントとし
て、作業画面の組版領域のカーソル指定を判定する。コ
マンド判定機構22は、オペレータによるコマンド名の
指定に基づくコマンド入力を判定する。このコマンド名
の指定によるコマンド入力の判定は、従来装置のコマン
ド入力方式と同じである。
【0018】簡易入力解析機構24は、本発明で新たに
設けられたもので、イベント判定機構20による第1イ
ベント,第2イベントとしての連続する2回のカーソル
指定の入力結果に基づいて、入力されたコマンドを選定
する。オペランド解析機構26は、コマンド判定機構2
2または簡易入力解析機構24で判断された入力コマン
ドのオペランドを解析する。
【0019】図4は、本発明の組版端末装置のディスプ
レイ上の作業画面である。ディスプレイ40の組版作業
画面には、左側から素材メニュー領域42、罫線メニュ
ー領域44が設けられ、右側には組版領域46が例えば
8段組として設けられている。素材メニュー領域42に
は割付けに使用する各種の素材メニューが列挙されてい
る。
【0020】この素材メニューは記事と組物に大別され
る。組物の中は見出し、絵とき(写真と説明文)、イメ
ージ(写真のみ)、表、箱、千鳥(矩形以外の多角形領
域)などが列挙されている。罫線メニュー領域44に
は、罫線の種類と、網かけなどの罫の種類がメニューと
して列挙されている。組版領域46は、新聞一面の半分
となる組版の領域を表示し、この組版領域46上で記事
および組物の割付けが行われる。
【0021】組版領域46の作業画面には、既存の記事
や組物に対する新規の素材の割付けを禁止するコンポジ
ション画面状態と、既存の記事,組物に対する重ね合わ
せを可能とするレイアウト画面状態の2つがある。この
ようなディスプレイ40上の組版作業画面において、オ
ペレータはまず素材メニュー領域42の中の記事または
組物をカーソル指定し、続いて組版領域46の中の割付
位置または領域をカーソル指定するだけで、図3に示し
たコマンド解析機構18の簡易入力解析機構24によっ
て入力コマンドが自動的に選定され、オペランド解析機
構26による解析結果と共に、ホストインタフェース2
8を介してホストシステム12の組版処理部14に投入
される。
【0022】図5は、図4の組版作業画面を用いたカー
ソル入力によるコマンド解析機構18のプロセスを示し
ている。まず、イベント判定機構20が図4の作業画面
におけるカーソル指定によるイベントの発生を監視して
おり、カーソル指定によるイベントが発生するとカーソ
ル簡易入力30を判定し、コマンド判定機構22を起動
する。コマンド判定機構22にあっては、そのときの画
面状態認識32を行う。この画面状態認識32は、コン
ポジション画面状態かレイアウト画面状態かを認識し、
各画面状態に応じて選択するコマンドの範囲を絞り込む
ことができる。
【0023】例えば同じカーソル指示であっても、コン
ポジション画面であったならば置くコマンドであるに対
し、レイアウト画面であったならば、これはカットコマ
ンドとなる。なお、以下の説明は画面状態がコンポジシ
ョン画面の場合を中心に説明する。コマンド判定機構2
2で画面状態認識32が済むと、簡易入力解析機構24
に対しイベント判定機構20で第1イベントとして判定
した素材メニュー領域42でのカーソル指定の入力結果
を伝え、指定素材属性判定34を行う。即ち、指定され
た素材が記事であるか、組物である見出し、絵とき、イ
メージ、表、箱または千鳥などであるかを判定する。
【0024】続いてイベント判定機構20の簡易カーソ
ル入力30の機能により、第2イベントとしての組版領
域46に対するカーソル指定が判定されると、コマンド
判定機構22の画面状態認識32を経由して簡易入力機
構24にカーソル簡易入力の結果が伝えられ、割付指示
判定36を行う。この割付指示判定36は、組版領域4
6にカーソルによって何点指示が行われたかを判別す
る。
【0025】例えばコンポジション画面の状態で、1点
指示ならば「流し」、2点指示ならば「寄せ」、3点指
示ならば「たたみ」のコマンド系であることを判定す
る。また、寄せのコマンド系における2点指示について
は、1点目と2点目の両方向の差異を判別する。即ち、
1点目より2点目の方が右寄りならば「右寄せ」と判定
する。1点目より2点目の方が左寄りならば「左寄せ」
と判定する。
【0026】また、3点指示となる「たたみ」のコマン
ド系については、2点目と3点目の両方向の差異を判別
する。即ち、2点目より3点目の方が右寄りならば「流
したたみ右モード」と判定する。2点目より3点目の方
が左寄りならば「流したたみ左モード」と判定する。一
方、第1イベントとしてのカーソル簡易入力30による
素材選択が素材メニュー領域42からではなく最初から
組版領域46であった場合には、記事,組物に関する割
付系のコマンドではなく、「終了」「中断」「取消」な
どの変更系のコマンドであると判定する。
【0027】更に、罫線メニュー領域44のカーソル指
定による素材選択であった場合には、コンポジション画
面状態での罫線の割付けまたはレイアウト画面状態での
罫の引きとなる。即ち、罫線はコンポジション画面上の
割付けとなるが、網かけなどの文字への重ね合せを行う
罫についてはレイアウト画面状態での割付けとなる。こ
のようなコマンド判定機構22の画面状態認識32、簡
易入力解析機構24における指定素材属性判定34およ
び割付指示判定36により、最終的にコマンド選定38
が自動的に行われることになる。
【0028】ここで、本発明の組版端末装置で投入する
コマンドは約250種類ほどあるが、このうち頻繁に使
用するコマンドは10数種類であり、10数種類でコマ
ンド投入作業の90%以上を占める。そこで本発明の簡
易入力解析機構24で選定するコマンドは、使用頻度の
高い10数種類のコマンドについてのみ適用している。
【0029】図6のフローチャートは本発明の組版端末
装置による大組処理である。まずステップS1で、カー
ソル指定によるイベントの有無をチェックしている。カ
ーソル指定によるイベントが発生すると、ステップS2
に進み、そのときの画面状態、即ちコンポジション画面
状態かレイアウト画面状態かを認識する。この画面状態
の認識は、図5に示したように、コマンド判定機構22
で行われている。
【0030】続いてステップS3で、イベントとして起
きたカーソル指定は素材メニュー領域か否かチェックす
る。素材メニュー領域であれば、ステップS4で、指定
素材の属性即ち記事か組物かを判定する。ステップS5
で、カーソル指定は罫線メニュー領域か否かチェックす
る。罫線メニュー領域であった場合には、ステップS6
で罫線の属性を判定する。罫線メニュー領域のカーソル
指定の際には、罫線の割付けについては、ステップS2
の画面状態の認識ではコンポジション画面が認識されて
いる。一方、罫線メニュー領域でのカーソル指定が罫で
あった場合には、ステップS2の画面状態の認識ではレ
イアウト画面状態が認識されている。
【0031】続いてステップS7に進み、指定カーソル
は割付領域か否かチェックする。割付領域の指定には、
ステップS3の素材メニュー領域の指定またはステップ
S5の罫線メニュー領域の指定を経て割付領域のカーソ
ル指定になる場合と、素材メニュー領域または罫線メニ
ュー領域を指定せずに直ちにステップS7の割付領域の
カーソル指定となる場合がある。
【0032】素材メニュー領域、罫線メニュー領域のカ
ーソル指定に続く割付領域のカーソル指定は、割付系の
コマンドであることが判定できる。一方、素材メニュー
領域または罫線メニュー領域の指定を置かずに最初から
割付領域のカーソル指定であった場合には、「開始」
「終了」「中断」「削除」などの変更系のコマンドであ
ることが判定できる。このような割付指示の判定をステ
ップS8で行った後、最終的にステップS9でコマンド
選定処理を行う。
【0033】次に、本発明の組版端末装置におけるカー
ソル指定によるコマンド選定を具体的に説明する。図7
は、作業項目として「小組開始」を示す。この場合、コ
マンド名は決まっておらず、コマンドのオペランドのみ
がカーソル指定による簡易入力を受けて決まるれる。
【0034】図7(A)は、作業項目として「小組開
始」を示し、続いてコマンドフォーマットのオペランド
の内容をカーソル指示による入力の状態と入力に伴う各
種の操作ボタンで表現する。最後に内容として、オペレ
ーションを示している。ここで、オペランドに示したカ
ーソルマークは、図8に取り出して示すように、組版領
域46については組版領域カーソル48としてカーソル
マークの右下にLを付して表わし、素材メニュー領域4
2については素材メニュー領域カーソル50のようにカ
ーソルマークの右下にMを付して表わし、更に罫線メニ
ュー領域44については罫線メニュー領域カーソル52
のようにカーソルマークの右下にKを付して表わしてい
る。
【0035】図7(A)の作業項目「小組開始」につい
ては、そのオペランドに示すように、組版領域46また
は素材メニュー領域42のいずれかのカーソル指定の状
態で実行ボタンを押せばよい。例えば図7(B)に示す
ように、素材メニュー領域42をカーソルLで指示し、
実行ボタンを押すと、図7(C)に示すように組版領域
46に8段組の初期枠が表示される。
【0036】図9は、作業項目「終了」または「中断」
の場合である。この場合にはカーソル指示は不要であ
り、オペランドに示すように、終了ボタンを押すだけで
よい。図10は、作業項目「一括流し」の場合である。
「一括流し」の場合には、画面状態はコンポジション画
面となっている。カーソル指示による入力操作は、図1
0(A)のオペランドに示すように、素材メニュー領域
42に対するカーソル指示と組版領域46に対するカー
ソル指示を行い、実行ボタンを押す。
【0037】例えば図10(B)に示すように、素材メ
ニュー領域42の一番上の素材メニューである「記事」
をカーソルM1で指示し、次に組版領域46の中の1段
目をカーソルL1で指示する。このカーソルM1,L1
指示によって「一括流し」コマンドが選定され、図10
(C)に示すように、カーソルL1の位置に右詰めで記
事54を割り付ける一括流しが行われる。
【0038】なお、図10(A)のオペランドの「詳細
指示」は、「一括流し」の際に更に必要なパラメータの
設定を行う際に使用し、この詳細指示のボタンを置くと
無事にウィンドウが開いて、パラメータの設定を可能と
する。図11は、作業項目「寄せ」である。この場合に
は、図11(B)に示すように、素材メニュー領域42
の一番上の素材「記事」がカーソルM1で指示され、続
いて組版領域46の1段目の左側をカーソルL1で指示
し、4段目の右側をカーソルL2で指示している。この
ように素材メニューが「記事」であり、組版領域46の
カーソル指示がL1,L2の2点の場合、「寄せ」コマン
ドと判断される。
【0039】更に、1点目のカーソルL1に対し2点目
のカーソルL1が左側になっていることから、この場合
は「左寄せ」となる。このようなカーソルM1,L1,L
2の指示により「左寄せ」コマンドが選定され、図11
(C)に示すように、割付領域46の1段目から5段目
にかけて記事55を左寄せに割り付けることができる。
図12は、作業項目「たたみ」である。作業項目「たた
み」の場合には、図12(A)のオペランドに示すよう
に、素材メニュー領域42のカーソル指示M1n、割付
領域46についての3点カーソル指示L1,L2,L3
更に実行ボタンの操作を行えばよい。この場合、左モー
ドか右モードかの設定は寄せと同じになる。即ち、カー
ソル指示点L2,L3の両方向の位置の差を判断して決定
する。
【0040】図12(B)の場合には、素材メニュー領
域42の1段目の「記事」をカーソルM1で指示し、次
に割付領域46について、第1段目はカーソルL1の1
点目の指示で流しとし、2段目から4段目についてはた
たみを行うために2点目のカーソル指示L2でたたみ位
置を指定し、3点目のカーソルL3で2点目のカーソル
2に対し右側を指示することで右モードとする。
【0041】このようなカーソルM1,L1〜L3の指示
により、たたみコマンドの右モードが選定され、図12
(C)に示すように、1段目については流し、2段目か
ら4段目については左モードのたたみとした記事の割付
けが行われる。図13は、作業項目「置く」である。こ
の場合、図13(A)のオペランドに示すように、カー
ソルM1nによる素材メニュー領域42の指示と、割付
領域46のカーソルL1による1点指示を行う。また、
画面状態はコンポジション割付状態であり、素材メニュ
ーの指示は「記事」以外の組物のいずれかが選択され
る。組物の種類としては、見出し、絵とき、イメージ、
表、箱、千鳥などが素材メニューとして列挙されてい
る。
【0042】図13(B)は、素材メニュー領域42の
組物の中から斜線部で示す「見出し」の素材をカーソル
2で指示し、次に割付領域46をカーソルL1で指示し
て、割り付けた場合である。この場合には、カーソルM
2による「見出し」とカーソルL1による組版領域46の
1点指示で「見出し」の「置く」コマンドが選定され
る。
【0043】したがって実行ボタンを押すと、図13
(C)に示すように、組版領域46のカーソルL1で指
示した位置に、予め選択している見出し文章をもった見
出し58の割付けが行われる。図14は、作業項目「取
消し」である。この場合には、図14(A)のオペラン
ドに示すように、組版領域46の取消対象となる素材を
カーソルL1で指示し、削除ボタンを押せばよい。例え
ば図14(B)に示すように、組版領域46に割り付け
られている見出し58にカーソルL1を指示し、削除ボ
タンを押すと、図14(C)に示すように「取り消す」
コマンドが選定されて、見出し58が取り消される。こ
の取消しは見出し58を含む組物以外に、記事、罫線、
壁、空白、記事予約領域のいずれの割付素材についても
同様に行うことができる。
【0044】図15は、作業項目「罫線の割付け」であ
る。この場合には、図15(A)のオペランドに示すよ
うに、カーソルKで罫線メニュー領域44を指示し、続
いて組版領域46上でカーソルL1,L2の2点指示を行
って実行ボタンを押せばよい。例えば図15(B)に示
すように、罫線メニュー領域44の素材メニュー{罫
線」カーソルK1で指示し、次に組版領域46の罫線始
点位置をカーソルL1で指示し、罫線終点位置をカーソ
ルL2で指示する。このようなカーソルK1,L1,L2
の指示で「罫線割付け」コマンドが選定され、図15
(C)に示すように、記事60の左側に罫線62を割り
付けることができる。
【0045】図16は、作業項目「罫を引く」である。
「罫」については、記事や見出しなどの組物に対する重
ね割付けを行うことから、画面状態はレイアウト割付け
状態にある。この状態で、罫線メニュー領域に列挙され
ている複数種類の「罫」の種類の中から素材として適宜
の1つをカーソルKで指示して選択し、組版領域46上
でカーソルMによる領域指示を行って実行ボタンを押
す。このようなカーソルKとカーソルMによる領域指定
に基づき、「罫を引く」コマンドが選定され、罫の割付
けが行われる。
【0046】最後に図17は、作業項目「削除」であ
り、素材メニュー領域42をカーソルMで指示して削除
ボタンを押すことで、組版領域からカーソル指示した素
材を全て削除することになる。尚、本発明のカーソル指
示に基づくコマンド選定は、図7,図9〜図17に示し
たコマンドに限定されず、使用頻度の高い他のコマンド
についても同様なカーソル指示を行うことで自動的に選
定して、オペレータによるコマンド名の選択設定を不要
にできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、カーソル指示によって「何を何処に〜」あるいは
「何をどうする」形式で操作することで、自動的にコマ
ンドが選定されて、ホスト側の組版処理部に投入するこ
とができ、オペレータにとって違和感のないマン・マシ
ン・インタフェースによる会話形式の操作を組版作業と
して実現することができる。
【0048】この結果、コマンド投入のためのカーソル
タッチ数を大幅に減少することができ、組版作業のコマ
ンド投入作業が効率化されて迅速な作業が実現できる。
また、オペレータがコマンドを選択判断する必要がない
ため、緊急ニュースの組込みなどにオペミスを誘発する
ことなく迅速に対応できる。更に、従来の大組作業は組
付けを行うコーディネータ(整理記者)とコマンド投入
を行うオペレータがペアとなって作業を行っていたが、
コマンド投入を行う専用のオペレータだけではなく、オ
ペレーションの経験のない編集者であっても、カーソル
指示を行うだけでコマンド投入ができるので、従来のよ
うなコマンド投入に関する長期間の専門教育を行わなく
とも、容易に大組作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】新聞制作システムの概略図
【図3】組版端末装置の実施例を示したブロック図
【図4】ディスプレイの組版作業画面の説明図
【図5】図3の処理内容のブロック図
【図6】本発明の組版処理のフローチャート
【図7】小組作業の説明図
【図8】画面領域とカーソルの説明図
【図9】終了、中断作業の説明図
【図10】一括流し作業の説明図
【図11】寄せ作業の説明図
【図12】たたみ作業の説明図
【図13】置く作業の説明図
【図14】取り消し作業の説明図
【図15】罫線割付け作業の説明図
【図16】罫線引き作業の説明図
【図17】削除作業の説明図
【符号の説明】
10:組版端末装置 12:ホストコンピュータ 14:組版処理部 16:組版ファイル 18:コマンド解析機構 20:イベント判定機構 22:コマンド判定機構 24:簡易入力機構 26:オペランド解析機構 28:ホストインタフェース 40:ディスプレイ 42:素材メニュー領域 44:罫線メニュー領域 46:組版領域 48:組版領域カーソル指示 50:素材メニュー領域カーソル指示 52:罫線メニユー領域カーソル指示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16 B42D 7/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】新聞制作システムの組版端末装置に於い
    て、 記事及び組物の素材メニューを表示した素材メニュー領
    域及び新聞紙面に対応した組版を表示した組版領域を有
    する作業画面と、 前記作業画面上でのカーソル指定による前記素材メニュ
    ー領域からの素材の入力と、前記組版領域の割付位置又
    は領域の入力とを判定するイべント判定機構と、組版領域の画面状態を認識するコマンド判定機構と、 前記入力が判定された素材と割付位置又は領域の画面状
    を解析して、組版コマンドを選定する簡易入力解析機
    構と、を備えたことを特徴とする新聞制作システムの組
    版端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の新聞制作システムの組版端
    末装置において、前記簡易入力解析機構は、現在の画面
    状態が、既存の素材の割付け部分に対する新たな素材の
    割付けを禁止するコンポジション割付け画面か、既存の
    素材の割付け部分に対する素材の割付けを許容するレイ
    アウト割付け画面かによって、選択するコマンドの範囲
    を絞り込むことを特徴とする新聞制作システムの組版端
    末装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の新聞制作システムの組版端
    末装置において、前記簡易入力解析機構は、前記コンポ
    ジション割付け画面の状態で、前記素材メニュー領域に
    対するカーソル指定で記事を入力した場合、前記組版領
    域に対するカーソル指定の点数に基づいて、コマンドを
    選択することを特徴とする新聞制作システムの組版端末
    装置。
  4. 【請求項4】請求項記載の新聞制作システムの組版端
    末装置において、前記簡易入力解析機構は、さらに、前
    記組版領域に対するカーソル指定点間の位置関係に基づ
    いて コマンドを選択することを特徴とする新聞製作シ
    ステムの組版端末装置。
  5. 【請求項5】請求項記載の新聞制作システムの組版端
    末装置において、前記カーソル指定点が2点であり、第
    二のカーソル指定点が第一のカーソル指定点よりも左側
    に位置する時は左寄せコマンドを選択し、第二のカーソ
    ル指定点が右側に位置する時は右寄せコマンドを選択す
    ることを特徴とする新聞製作システムの組版端末装置。
  6. 【請求項6】請求項記載の新聞制作システムの組版端
    末装置において、前記カーソル指定点が3点であり、第
    三のカーソル指定点が第二のカーソル指定点よりも左側
    に位置する時は左モードのたたみコマンドを選択し、第
    三のカーソル指定点が右側に位置する時は右モードのた
    たみコマンドを選択することを特徴とする新聞製作シス
    テムの組版端末装置。
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