JPH09282398A - オブジェクト属性設定方法および電子伝票類作成システム - Google Patents

オブジェクト属性設定方法および電子伝票類作成システム

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JPH09282398A
JPH09282398A JP8112142A JP11214296A JPH09282398A JP H09282398 A JPH09282398 A JP H09282398A JP 8112142 A JP8112142 A JP 8112142A JP 11214296 A JP11214296 A JP 11214296A JP H09282398 A JPH09282398 A JP H09282398A
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JP
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palette
slips
electronic
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JP8112142A
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English (en)
Inventor
Takahito Kanazawa
貴人 金沢
Takashi Kobayashi
敬 小林
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝票類のデザイン、すなわち、オブジェクトの
属性の設定や変更を行う機構のデザインをプログラム言
語を用いることなく、同様の機構を対話方式で設定する
オブジェクト属性設定方法およびその方法を適用した電
子伝票類作成システムを提供する。 【解決手段】電子伝票類を構成する部品であるオブジェ
クトに対する属性を対話方式の設定画面において設定す
る属性パレットを各オブジェクトごとに近接して付随さ
せるオブジェクト属性設定方法およびその方法を適用し
た電子伝票類作成システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル計算機
の計算部分を設計または構成する技術分野に属する。特
に、電子伝票類を構成する部品であるオブジェクトに対
する属性を対話方式の設定画面において設定するオブジ
ェクト属性設定方法およびその方法を適用した電子伝票
類作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】用紙を使用する伝票類(たとえば、出金
伝票、資材伝票、設備購入申請書、発注書、稟議書、休
暇届、等)は、起票する者が所定の記入欄に所定の事項
を記入し所定の処理部署(担当者)にそれを送付すると
いう方法で使用される。このような伝票類には予め印刷
された部分があり、記入欄、記入内容、送付先等が起票
担当者に判るように、その印刷部分には様々なデザイン
上の工夫がなされている。たとえば、伝票類の裏面等に
記入例を印刷したり、記入順序を示す番号(、、
等)を記入欄に印刷しさらに番号ごとに記入内容の説明
が加えられる。また、送付先あるいは保管先によって異
なる伝票類の部分(パート)等への記入において同一事
項の記入を繰返し行う手間を省くために、複写紙を重ね
た伝票類も常用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように様々な工夫
がなされ広く用いられているが、印刷された用紙からな
る伝票類は次のような欠点を有する。 伝票類の種類の数だけ予め印刷された用紙(伝票用
紙)を用意しておくことが必要である。 伝票類の運用方法(記入項目、決裁ルート等)が変化
するたびに、新たな様式の伝票類をデザインして印刷す
る必要がある。 起票された伝票類の管理(記入内容のチェック、集
計、保存、検索等)の人的負担が大きい。 初心者あるいはたまに起票する者にとっては、記入方
法が判らない、記入ミスを発見できない等の問題が様々
な工夫にもかかわらず残る。
【0004】これらを改善する方法としてコンピュータ
技術を応用した伝票発行機等が提案されている。たとえ
ば印刷された伝票類の記入部分をディスプレイに表とし
て表示し、起票する者がキーボードから入力して表を埋
め、プリンターで伝票類の記入部分に入力された表に基
づいて印字する形式の伝票発行機等がある。しかしそれ
らにおいては上記欠点のいくつかがある程度は解決され
るものであるが十分とはいえず、さらに次のような欠点
をも有するものである。 入力処理プログラム等を伝票類の種類の数だけ用意す
る必要がある。また、伝票類のデザインが更新されるた
びに入力処理プログラム等を更新する必要性がある。 しかも入力処理プログラム等はCOBOL、Post
Script、BASIC、C等のプログラム言語で記
述する必要性があり、伝票類のデザイン、特に電子伝票
類をデザインする際に、その構成する部品であるオブジ
ェクトに対する属性を設定すること(イメージではなく
機能をデザインすること)は限られた専門技術者だけが
行える困難な作業である。
【0005】そこで本発明の目的は、プログラム言語の
知識を必要とせず、伝票類のデザイン、特に伝票を起票
する者や管理する者を補助するための機構のデザインを
行うことができるデザイン方法とその方法を適用した電
子伝票類作成システムを提供することにある。この本発
明により、上記〜の問題点をも解決することができ
る。特に、オブジェクトの属性を対話方式で設定するた
めの属性パレットを表示し、属性の設定や変更を行うオ
ブジェクト属性設定方法および電子伝票類作成システム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の本発明
によって達成される。すなわち、本発明は「電子伝票類
を構成する部品であるオブジェクトに対する属性を対話
方式の設定画面において設定する属性パレットを各オブ
ジェクトごとに近接して付随させるオブジェクト属性設
定方法」である。本発明のオブジェクト属性設定方法に
よれば、属性パレットが各オブジェクトごとに近接して
付随するから設定操作は狭い領域内で済ませることがで
き、設定操作が簡便である。また本発明は「オブジェク
トを指示しマウスのボタンをクリックすることにより前
記オブジェクトの属性パレットを表示するオブジェクト
属性設定方法」である。本発明のオブジェクト属性設定
方法によれば、属性の設定や変更を行う際に、属性パレ
ットを簡便な操作で表示することができる。
【0007】また本発明は「前記属性パレットにおいて
属性を設定することにより、前記オブジェクトは前記設
定された属性を付与されたオブジェクトとなるオブジェ
クト属性設定方法」である。本発明のオブジェクト属性
設定方法によれば、属性が設定されるとオブジェクトが
その設定された属性を有するように設定後の処理が継続
して行われる。また本発明は「前記属性の一つは座標値
であって、前記属性パレットにおいて座標値を設定する
ことにより、前記オブジェクトは設定された前記座標値
に基づいて配置されるオブジェクト属性設定方法」であ
る。本発明のオブジェクト属性設定方法によれば、オブ
ジェクトの属性の一つは座標値であり、座標値を設定す
ることにより、その座標にオブジェクトが配置される。
座標値に基づいて配置が行われるから位置決め精度が良
い。また本発明は「前記設定は新規に属性の設定を行う
新規設定と、すでに設定された属性を更新する更新設定
とのいずれの場合も含まれるオブジェクト属性設定方
法」である。本発明のオブジェクト属性設定方法によれ
ば、属性の新規設定を行った後も更新設定を行って変更
することができるから、オブジェクトの属性を最適化す
ることができる。
【0008】また本発明は「設計部と記入部とを有し、
前記設計部は、ベースとなる電子伝票類のフォーム領域
を設定しその上に多様なオブジェクトを配置する処理
と、オブジェクトおよびオブジェクト間の属性を設定す
る処理とを対話方式で行い、それらのデータをフォーム
ファイルとして保存し、保存されたフォームファイルを
読込み再処理を行い、また前記オブジェクトの属性設定
はオブジェクト属性設定手段が行い、オブジェクト属性
設定手段は、電子伝票類を構成する部品であるオブジェ
クトに対する属性を設定する属性パレットを各オブジェ
クトごとに付随させ、オブジェクトを指示しマウスのボ
タンをクリックすることにより前記オブジェクトの属性
パレットを表示し、その属性パレットに設定された属性
を前記オブジェクトに付与し、前記記入部は、保存され
たフォームファイルに対しデータを入力する処理を対話
方式で行い、それらのデータをデータファイルとして保
存し、保存されたデータファイルをフォームファイルと
ともにデータ入力後の形態で読込み次処理を行う、電子
伝票類作成システム」である。本発明の電子伝票類作成
システムによれば、簡便な操作で属性パレットの表示、
設定および更新を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明のオブジェクト属性
設定方法および電子伝票類作成システムについて実施の
形態を説明する。図1は本発明のオブジェクト属性設定
方法を実施する装置の構成を示す図である。図1におい
て、1の実線の枠で囲まれた部分は本発明のオブジェク
ト属性設定方法を実施するオブジェクト属性設定装置、
2はイーサーネット等のLAN(Local Area Networ
k)、3はキーボード、マウス等の入力手段、4はディ
スプレイ、プリンタ等の出力手段である。図1におい
て、オブジェクト属性設定装置1は更に細部から構成さ
れており、5は記憶手段、6は処理手段であり、パーソ
ナルコンピュータ、エンジニアリングワークステーショ
ン等のコンピュータの本体部分である。
【0010】そして記憶手段5において、7は電子伝票
類のイメージおよびその動作を定義したデータからなる
フォームファイル、8は電子伝票類のイメージと動作を
定義したデータの一部であり、オブジェクトに対して設
定された属性のデータであるオブジェクト属性データで
ある。ここにオブジェクトとは、電子伝票類の構成要素
となる物体(フィールド、ボタン、チェックボックス、
直線、四角形、マーク、印鑑、等)のことである。さら
に処理手段6において、9は電子伝票類を設計する処理
を行う設計処理手段(前述の設計部)、10は電子伝票
類を構成するオブジェクトの属性(配置、寸法、機能、
動作、等)を設定しオブジェクト属性データを生成する
オブジェクト属性設定処理手段である。
【0011】図2はオブジェクトのメニューを示す図で
ある。元々のメニュー(A)の内から“オブジェクト”
を指示するとオブジェクトのメニューが表示される。オ
ブジェクトにはイメージとしてだけ存在する静的オブジ
ェクトと、イメージに動作をともなう動的オブジェクト
がある。“オブジェクト”を指示した際に、静的オブジ
ェクトと動的オブジェクトのいずれかをさらに指示し
て、指示されたオブジェクトのメニューだけを表示する
ことができる。また“オブジェクト”を指示した際に、
すべてのオブジェクトのメニューが表示されるようにす
ることもできる。オブジェクトのメニューの表示方式は
設定によって決定する。図2に示すように、“静的オブ
ジェクト”には、“直線”、“矩形”、“楕円”、“等
分割線”、“連続線”、“イメージ”、“テキスト”、
“ピック”がある。また“動的オブジェクト”には、
“フィールド”、“ボタン”、“チェックボックス”、
“OLE”、“印鑑”、“ピック”がある。電子伝票類
を設計する場合においては、電子伝票類の外枠(フォー
ム領域)を設定した後、オブジェクトを選択して配置す
ることの繰り返しにより設計が進められる。
【0012】図3はオブジェクト属性設定装置1が行う
オブジェクト属性設定処理の流れを示すフロー図であ
る。図3においてオブジェクト属性設定処理について説
明する。まず、前述したオブジェクトのメニューの中か
ら処理対象のオブジェクトを選択する。オブジェクトの
選択はオブジェクトのメニュー(プルダウンメニュー)
の内の選択対象のオブジェクトにマウスの指示ポイント
をおいてマウスボタンをクリックすることによって行
う。これにより、オブジェクトのイメージがマウスの指
示ポイントの近くに表示される(S1)。オブジェクト
の内部にマウスの指示ポイントを置いてマウスボタンを
押したまま指示ポイントを移動すると、オブジェクトも
連れて移動を行う。所望の位置にオブジェクトを移動し
てマウスボタンを離すと、その位置にオブジェクトが配
置される(S2)。
【0013】オブジェクトの内部にマウスの指示ポイン
トを置いたまま、次にマウスの“右”ボタンを押す。マ
ウスボタンの操作は、通常は主として“左”ボタンを押
すことによって行われるように設定がなされている。
“右”ボタンはこの場合、主操作ボタン以外のボタンを
意味する(S3)。“右”ボタンが押されると、そのオ
ブジェクトのオブジェクト属性パレットが表示される
(S4)。そのオブジェクト属性パレットには設定する
属性に関する複数の項目が存在し、その項目の設定内容
を新規設定あるいは更新設定することができる。オブジ
ェクト属性パレットにおいて属性を設定する(S5)。
すると、オブジェクトはその設定された属性を有するオ
ブジェクトとなる(S6)。
【0014】上述のオブジェクト属性設定処理の流れに
おいては、ステップS1において、マウスの“左”ボタ
ンを押してオブジェクトのメニューの内からオブジェク
トを選択することが行われた。ここで、オブジェクトの
メニューの内から選択対象のオブジェクトにマウスの指
示ポイントを置いてマウスの“左”ボタンの代わりに
“右”ボタンを押す。すると、直ちにステップS4に進
み、そのオブジェクトのオブジェクト属性パレットが表
示される。そして、その後の処理過程は上述と同様であ
る。たとえば、表示された属性パレットにおいてオブジ
ェクトを配置する座標値を数値入力すると、オブジェク
トを数値によって指定された位置に配置することができ
る。数値入力によるから、前述のマウス操作による配置
よりも正確に配置することができる。
【0015】図4は動的オブジェクトのオブジェクト属
性パレットの一例を示す図である。図4(A)は入力フ
ィールド属性パレット、図4(B)はコンボボックス属
性パレット、図4(C)はチェックボックス属性パレッ
トである。入力フィールドは電子伝票類の記入欄のこと
である。図4(A)に示すように、入力フィールド属性
パレットには属性に関する複数の項目がある。座標(X
1,Y1)、幅、高さの項目の入力により対象オブジェ
クトの位置、寸法が更新される。メニュー表示直後は現
在の座標を表示する。キーボードから更新する座標また
は寸法の数値を入力し、リターンキーを押すことによっ
て更新された座標または寸法に変化し、プロンプトが次
の項目に移動する。
【0016】また、フィールドラベルの項目の入力によ
り対象オブジェクトのユーザ名が更新される。ユーザ名
とはオブジェクトに対してユーザが付けた名前のことで
ある。キーボードからユーザ名の更新入力を行う。リタ
ーンキーを押すことによって更新されたユーザ名に変化
し、プロンプトが次の項目に移動する。また、変数名の
項目の入力により対象オブジェクトの変数名が更新され
る。変数名とはユーザがオブジェクトに対して付けたシ
ステムで管理するための名前のことである。キーボード
からユーザ名の更新入力を行う。リターンキーを押すこ
とによって更新されたユーザ名に変化し、プロンプトが
次の項目に移動する。また、線種の項目の入力により対
象オブジェクトのボーダーラインの線種が更新される。
この項目はコンボボックス選択方式であり、入力不可の
プルダウンリストから線種を選択する。
【0017】また、線幅の項目の入力により対象オブジ
ェクトの線の太さが更新される。この項目はコンボボッ
クス選択方式であり、入力不可のプルダウンリストから
線種を選択する。また、移動基準の項目の入力により対
象オブジェクトの移動基準が更新される。移動基準は、
対象オブジェクトの中心を基準とする中心基準、対象オ
ブジェクトに内接する四角形の各隅を基準とするのコー
ナー基準(4か所ある)とがある。ペーストや移動を行
う際の基準となる。コマンドボタン型であり、選択は1
プッシュごとにボタンの表記が変わるロータリー方式で
行う。また、フィールドプロテクトの項目の入力により
対象オブジェクトのフィールドプロテクト設定が更新さ
れる。チェックボックスからなり、ここをチェックする
と、記入部において、印鑑を押された時点で入力した内
容が修正不可能となる。
【0018】また、フォントの項目を指示するとセカン
ダリメニューが表示され、記入部で入力するときのフォ
ント・デフォルト値(フォント名、スタイル、サイズ)
の指定を行う。また、フォントカラーの項目を指示する
とセカンダリメニューが表示され、記入部で入力すると
きの文字の色の指定を行う。また、フィールドカラーの
項目を指示するとカラー設定ダイアログが表示され、こ
の項目の入力により、オブジェクトのフィールドカラー
を更新する。また、発生条件設定の項目を指示すると発
生条件設定ダイアログが表示され、この項目の入力によ
り、対象オブジェクトの配置個数、配置のピッチを更新
する。また、形状の項目を指示するとセカンダリメニュ
ーが表示され、この項目の入力により、対象オブジェク
トの形状を更新する。また、ヘルプ設定の項目を指示す
るとヘルプ設定ダイアログが表示され、この項目への入
力により、テキスト形式のヘルプ内容を定義する。定義
された内容は、記入部でオブジェクトをクリックした時
に表示される。
【0019】また、フィールド種の項目を指示するとセ
カンダリメニューが表示され、この項目の入力により、
記入部での入力する型(数値型、テキスト型、日付型、
等)を定義する。また、スキップ設定の項目を指示する
とスキップ設定ダイアログが表示され、この項目への入
力により、設計されたフォームのタブシーケンシャルを
定義す。また、分岐設定の項目を指示すると分岐設定ダ
イアログが表示され、この項目への入力により、入力フ
ィールドの分岐条件によってタブシーケンシャルを定義
する。また、演算設定の項目を指示すると演算設定ダイ
アログが表示され、この項目への入力により、他のオプ
ションボタン、コンボボックスや入力フィールド間に係
わる演算設定を定義する。
【0020】入力フィールド属性の上記の項目に対して
入力(新規、更新、定義により入力)を行った後、入力
フィールド属性パレットのコマンドボタン“設定”をク
リックすることによって、更新した設定内容が有効とな
りオブジェクトに反映される。また、入力フィールド属
性パレット(ダイアログ)は閉じられる。一方、コマン
ドボタン“閉じる”をクリックすると、更新した設定内
容は無効となりオブジェクトに反映されず、入力フィー
ルド属性パレットは閉じられる。
【0021】以上で図4(A)の入力フィールド属性パ
レットの説明を終え、次に図4(B)のコンボボックス
属性パレットについて説明する。前述の入力フィールド
属性パレットですでに説明した項目については、同様の
内容であるから説明を省略する。以降において説明する
オブジェクト属性パレットについても同様の省略を行
う。コンボボックスはプルダウンリストからリストを選
択して設定する方式である。したがって、属性の項目に
リスト内容設定を有する。リスト内容設定の項目を指示
するとリスト内容設定ダイアログが表示され、この項目
への入力により、リスト内容を更新する。
【0022】次に図4(C)のチェックボックス属性パ
レットについて説明する。チェックボックスは、キャプ
ション(表題、説明)に関する処理をそのすぐ側にある
チェックボックスをチェックすることによって有効とす
る方式である。したがって、属性の項目にキャプション
に対するボックス配置と、キャプションの内容設定を有
する。ボックス配置のボタンはコマンドボタン型であ
り、選択は1プッシュごとにボタンの表記が変わるロー
タリー方式である。このボタンを指示すると、“右側に
キャプション”と“左側にキャプション”との切替えが
行われる。また、キャプション設定の項目を指示すると
キャプション設定ダイアログが表示され、この項目への
入力により、対象オブジェクトのキャプション設定を更
新する。設定内容としてはキャプション、そのフォン
ト、フォントサイズ、フォントスタイル、フォントカラ
ー等である。
【0023】図5は静的オブジェクトのオブジェクト属
性パレットの一例を示す図(その1)である。図5
(A)は直線属性パレット、図5(B)は矩形属性パレ
ット、図5(C)は楕円属性パレットである。図5
(A)の直線属性パレットについて説明する。線種の項
目はコンボボックスにおいてプルダウンリストを表示し
プルダウンリストの内から選択する方式により、対象オ
ブジェクトの線種の設定を更新する。また、線幅の項目
はコンボボックスにおいてプルダウンリストを表示しプ
ルダウンリストの内から選択する方式により、対象オブ
ジェクトの線幅の設定を更新する。また、ボーダーカラ
ー設定の項目を指示するとカラー設定ダイアログが表示
され、この項目への入力により、対象オブジェクトの色
の設定を更新する。
【0024】次に、図5(B)の矩形属性パレットにつ
いて説明する。角丸設定の項目を指示すると角丸設定ダ
イアログが表示され、この項目への入力により、対象オ
ブジェクトの四隅の形状の設定を更新する。角丸設定ダ
イアログにおいて、各隅の形状の指定と角丸半径の指定
を行う。また、フィルカラー設定の項目を指示するとカ
ラー設定ダイアログが表示され、この項目への入力によ
り、対象オブジェクトによる閉鎖図形内の色の設定を更
新する。次に、図5(C)は楕円属性パレットについて
説明する。内容としては図5(B)の矩形属性パレット
とほぼ同様である。幅、高さを設定することにより、そ
の幅、高さの四角形に内接する楕円が得られる。移動基
準はその四角形の中心基準とコーナー基準となる。
【0025】図6は静的オブジェクトのオブジェクト属
性パレットの一例を示す図(その2)である。図6
(A)は分割線属性パレット、図6(B)はアーク属性
パレット、図6(C)はラベル属性パレットである。図
6(A)の分割線属性パレットについて説明する。分割
数の項目に整数を入力することにより対象オブジェクト
内に描画された分割線の本数が更新される。キーボード
から分割数の更新入力を行う。リターンキーを押すこと
によって更新された分割数に変化する。次に、図6
(B)のアーク属性パレットについて説明する。アーク
(弧)の向きのボタンはコマンドボタン型であり、選択
は1プッシュごとにボタンの表記が変わるロータリー方
式である。このボタンを指示すると、(左上に凸のアー
ク)→(左下に凸のアーク)→(右上に凸のアーク)→
(右下に凸のアーク)→(左上に凸のアーク)の順にア
ーク形状の切替えが行われる。デフォルトは(左上に凸
のアーク)である。
【0026】次に、図6(C)のラベル属性パレットに
ついて説明する。フォント名の項目はコンボボックスに
おいてプルダウンリストを表示し、プルダウンリストの
内から選択する方式により、対象オブジェクトの使用フ
ォントの設定を更新する。また、フォントサイズの項目
はコンボボックスにおいてプルダウンリストを表示し、
プルダウンリストの内から選択する方式により、対象オ
ブジェクトの使用フォントサイズの設定を更新する。ま
た、フォントスタイルの項目は3つあるコマンドボタン
の1つを指示する方式により、対象オブジェクトの使用
フォントスタイルの設定を更新する。コマンドボタンは
「ボールド」、「イタリック」、「アンダーライン」の
3つがあり、排他的に選択される。
【0027】また、ラベル方向のボタンはコマンドボタ
ン型であり、選択は1プッシュごとにボタンの表記が変
わるロータリー方式である。このボタンを指示すると、
対象オブジェクトの表示方向(横書き、縦書き)が更新
される。また、ラベルカラー設定の項目を指示するとカ
ラー設定ダイアログが表示され、この項目への入力によ
り、対象オブジェクトのラベルの文字色の設定を更新す
る。また、詳細設定の項目を指示するとラベル詳細設定
ダイアログが表示され、この項目への入力により、対象
オブジェクトの詳細設定を更新する。ラベル詳細設定ダ
イアログには、マージン、基準、文字間隔、Autoの
項目があり、このダイアログにおいて、対象オブジェク
トのクリップ枠からの実際の文字の開始位置の設定(マ
ージン)、クリップ枠内での文字列配置の設定(基
準)、配置文字間隔の設定(文字間隔)、配置文字間隔
の自動設定(Auto)等の属性が設定される。
【0028】
【実施例】次に上述のオブジェクト属性設定処理方法を
適用した本発明の電子伝票類作成システムについて説明
する。オブジェクト属性設定処理方法は電子伝票類作成
システムの設計部におけるオブジェクトに対する処理と
して、全般的に適用される。特に、オブジェクトを配置
し属性を設定する処理において作業能率を効果的に向上
させる。なお本発明においては伝票類とは、伝票、複写
伝票、OCR帳票、通帳、申込票、通知票、等の所定の
データを記入するための項目(記入欄)が設けられてい
るものを指す。また電子伝票類のことをフォームとも呼
ぶ。図7は本発明の電子伝票類作成システムと周辺装置
の構成を示す図である。図7において(A)は2つの電
子伝票類作成システムをLANで結んで利用する構成に
ついて示した絵図である。また図7において(B)は図
7(A)で絵図として示した電子伝票類作成システムの
内部の構成について示した図である。図7(A)におい
て101a、101bは電子伝票類作成システム、10
2は電子伝票類作成システム101a、101bを結ぶ
イーサーネット等のLAN(local Area Network)であ
る。電子伝票類作成システム101aは電子伝票類を起
票する担当者の近くに設置され、電子伝票類作成システ
ム101bは起票された電子伝票類を承認する管理職者
の近くに設置されている。電子伝票類作成システム10
1aにおいて電子伝票類を起票すると、その電子伝票類
は転送ルートに従って、次のルートである電子伝票類作
成システム102にLAN102を介して自動転送され
る。
【0029】図7(B)において前図(図7(A))と
同様に101a、101bは電子伝票類作成システム、
102は電子伝票類作成システム101a、101bを
結ぶイーサーネット等のLAN(local Area Network)
である。また、103a、103bはキーボード、マウ
ス、マイクロフォン等の入力手段、104a、104b
はディスプレイ、プリンタ、スピーカ等の出力手段であ
る。電子伝票類作成システム101a、101bはさら
に細部より構成されており、105a、105bは記憶
手段、106a、106bは処理手段であり、パーソナ
ルコンピュータ、エンジニアリングワークステーション
等のコンピュータの本体部分である。また、記憶手段1
05a、105bにおいて107a、107bは電子伝
票類のイメージおよびその動作を定義したデータからな
るフォームファイル、108a、108bは電子伝票類
に記入(入力)されたデータからなるデータファイルで
あり、処理手段106a、106bにおいて109a、
109bは設計処理手段、110a、110bは記入処
理手段、111a、111bはLAN102を介してフ
ォームファイル107a、107bやデータファイル1
08a、108b等のファイル転送を行う通信手段であ
る。
【0030】以上の構成から明らかなように電子伝票類
作成システム101aと電子伝票類作成システム101
bは同様の構成である。以降、特に必要のないかぎり電
子伝票類作成システム101aに代表させて動作を説明
する。電子伝票類作成システム101aは電子伝票類を
デザインするモードと電子伝票類を利用するモードに大
別される。前者のモードは処理手段106aの設計処理
手段109aにおいて行われ記憶手段105aにフォー
ムファイル107aを生成する。後者のモードは処理手
段106aの記入処理手段110aにおいて行われ記憶
手段105aにデータファイル108aを生成する。
【0031】図8は電子伝票設計の処理過程を示すフロ
ー図である。図8における処理は設計処理手段109a
において行われる。また図9は電子伝票設計の設計画面
を示す図である。図9において、121はメインメニュ
ー表示エリア、122はルーラー表示エリア、123は
フォーム台紙、124はフォーム台紙エリア、125は
オブジェクトメニュー表示エリア、126は座標表示パ
レット表示エリア、127は基準指定パレット表示エリ
ア、128はグリップパレット表示エリアである。図
7、図8、図9に基づいて本発明の電子伝票類作成シス
テムにおける電子伝票設計の動作の詳細を説明する。電
子伝票類作成システム101aを起動すると設計処理、
記入処理等の処理を選択する画面が現れる。たとえば親
ウィンドウの中にアイコンとして設計処理、記入処理等
の処理が示されている。この画面において設計処理のア
イコンにマウスの指示ポイントを置いてマウスボタンを
ダブルクリック(選択実行)すると設計処理手段109
aが起動し図7に示す設計画面が表示される(S10
1)。
【0032】この設計画面において、メインメニュー表
示エリア121の“フォーム”、“パート”、“編
集”、“表示”、“属性”、“ルート”、“ユーティリ
ティ”、“オブジェクト”、“ヘルプ”の中から実行す
る処理のメニューにマウスの指示ポイントを置いてマウ
スボタンをクリックし選択する(S102)。フォーム
台紙エリア124が空の状態でフォームが表示されてい
ない場合には、まず設計処理の対象となるフォームをこ
こに設定し表示する。この処理は設計画面のメインメニ
ュー表示エリア121の“フォーム”を選択し、プルダ
ウンメニューを表示させて、さらにプルダウンメニュー
の内から“新規”または“開く”を選択することにより
行う。“新規”は新規にフォームの作成を行う場合に選
択し、“開く”は設計が完了した、あるいは設計途上の
フォームファイルを更新する場合に選択する。“フォー
ム”のプルダウンメニューには他に、フォームファイル
の登録を行う“登録”、複数枚からなる電子伝票類の部
分であるパートデータを削除する“削除”、設計処理手
段109aで設計したフォームを印刷する処理を行う
“印刷”、設定したフィールドのフィールド名やチェッ
ク機能等をデバック情報として印刷する処理を行う“設
定情報印刷”がある(S103)。
【0033】メインメニュー表示エリア121の“パー
ト”はパートデータに関する処理を行う。そのプルダウ
ンメニューにはパートを新規に設計する“パート新
規”、すでに設計を終えたか設計中のパートを更新する
“パート開く”、パートデータの登録を行う“パート登
録”、パートデータを削除する“パート削除”、パート
の属性を変更する“パート属性変更”、パートデータを
合成する“パート合成”、パートデータを参照する“パ
ート参照”がある(S104)。メインメニュー表示エ
リア121の“編集”は一般的な編集に関する処理を行
う。そのプルダウンメニューにはオブジェクトをカット
する“カット”、オブジェクトをコピーする“コピ
ー”、オブジェクトをペーストする“ペースト”、オブ
ジェクトを削除する“削除”、パート内の全オブジェク
トを選択する“全選択”、オブジェクトの上下を入れ換
える“上下関係”、オブジェクトをグループ化する“パ
ック”、オブジェクトのグループ化を解除する“アンパ
ック”、アンドゥ機能の“アンドゥ”、オブジェクト描
画モードを設定する“描画モード設定”、オブジェクト
の位置合わせを行う“位置合わせ”がある(S10
5)。
【0034】メインメニュー表示エリア121の“表
示”は表示に関する処理を行う。そのプルダウンメニュ
ーには設計処理手段109aにおける表示チャートおよ
びルーラを設定する“チャート設定”、設計画面を拡大
または縮小する“拡大/縮小”がある(S106)。メ
インメニュー表示エリア121の“属性”は各オブジェ
クトの属性を指定する処理を行う。そのプルダウンメニ
ューには座標を指定する“座標指定”、オブジェクトの
色属性を指定する“色属性”、ドローイングオブジェク
トのグラフィック属性を指定する“グラフィック属
性”、テキスト属性を指定する“テキスト属性”、フィ
ールドオブジェクトのオブジェクト属性を指定する“フ
ィールド属性”がある(S107)。
【0035】メインメニュー表示エリア121の“ユー
ティリティ”は他のグループに属さないユーティリティ
関連の処理を行う。そのプルダウンメニューにはタブシ
ーケンスの設定または変更に関して処理する“入力順設
定/確認”、作成したフォームデータの動作シミュレー
ションに関して処理する“Fillerモード”、フォ
ームあるいはフォームの各パートについて転送順と転送
先を指定する処理を行う“ルーティング設定”、イメー
ジデータの取り込み処理を行う“イメージ取り込み”が
ある(S108)。
【0036】メインメニュー表示エリア121の“オブ
ジェクト”はオブジェクトの選択と配置とを基本操作と
するフォーム設計(電子伝票設計)におけるオブジェク
トの選択に関する処理を行う。そのプルダウンメニュー
は設計におけるプリミティブに相当する静的オブジェク
トとそれぞれ独自の機能と結びついた動的オブジェクト
からなる。静的オブジェクトには“直線”、“矩形”、
“楕円”、“等分割線”、“連続線”、“イメージ”
“テキスト”、“ピック”があり、動的オブジェクトに
は“フィールド”、“ボタン”、“チェックボック
ス”、“OLE(Object Linking and Embedding)”、
“印鑑”、“ピック”がある。この“オブジェクト”に
おける処理に前述した本発明のオブジェクト属性設定方
法が効果的に適用される(S109)。メインメニュー
表示エリア121の“ヘルプ”はフォーム設計(電子伝
票設計)におけるオンラインマニュアル、ガイダンス等
を表示する処理を行う(S110)。
【0037】上述の内の一つの処理が行われ継続する場
合には、次の処理が選択されてその処理が行われるとい
うように処理が進められる。そして終了する場合には、
最後にメインメニュー表示エリア121の“フォーム”
のプルダウンメニューの“登録”が選択され、設計され
たフォームのデータがフォームファイル107aとして
記憶手段105aに登録される(S111)。以上で電
子伝票類作成システムにおける電子伝票設計の処理につ
いての説明を終え、次に電子伝票類作成システムにおけ
る電子伝票記入の処理についての説明を行う。
【0038】図10は電子伝票記入の処理過程を示すフ
ロー図である。図10における処理は記入処理手段11
0aにおいて行われる。また図13は電子伝票設計の設
計画面を示す図である。図13において、141はメイ
ンメニュー表示エリア、142は表示されているフォー
ム、143はフォーム表示エリアである。図7、図1
0、図13に基づいて本発明の電子伝票類作成システム
における電子伝票設計の動作の詳細を説明する。電子伝
票類作成システム101aを起動すると設計処理、記入
処理等の処理を選択する画面が現れる。たとえば親ウィ
ンドウの中にアイコンとして設計処理、記入処理等の処
理が示されている。この画面において記入処理のアイコ
ンにマウスの指示ポイントを置いてマウスボタンをダブ
ルクリック(選択実行)すると記入処理手段110aが
起動し図13に示す記入画面が表示される(S20
1)。
【0039】この記入画面において、メインメニュー表
示エリア141の“ファイル”、“編集”、“表示”、
“タグシール”、“承認”、“印刷”、“ヘルプ”、の
中から実行する処理のメニューにマウスの指示ポイント
を置いてマウスボタンをクリックし選択する(S20
2)。フォーム表示エリア143が空の状態でフォーム
が表示されていない場合には、まず記入処理の対象とな
るフォームをここに設定し表示する。この処理は記入画
面のメインメニュー表示エリア141の“ファイル”を
選択し、プルダウンメニューを表示させる。さらにプル
ダウンメニューの新規にフォームを起票する処理を行う
“起票”、転送されてきたフォームを承認する処理を行
う“承認”、承認済みのフォームを削除する“削除”、
既存フォームを参照し、記入項目をコピーする“参
照”、設計処理手段109aで設計されたフォームファ
イル(特に他の電子伝票作成システムで設計されたフォ
ームファイル)を登録する“登録”、記入処理のモード
を終了する“終了”の内から一つを選択することにより
行う(S203)。
【0040】メインメニュー表示エリア141の“編
集”は一般的な編集に関する処理を行う。そのプルダウ
ンメニューにはオブジェクトをカットする“カット”、
オブジェクトをコピーする“コピー”、オブジェクトを
ペーストする“ペースト”、オブジェクトを削除する
“削除”、プロセス(アプリケーション)間でオブジェ
クトの共有を行う“OLE”がある(S204)。メイ
ンメニュー表示エリア141の“表示”は表示に関する
処理を行う。そのプルダウンメニューには記入画面を拡
大または縮小する“画面拡大/画面縮小”がある(S2
05)。メインメニュー表示エリア141の“タグシー
ル”はフォームに添付する電子付箋に関する処理を行
う。そのプルダウンメニューにはテキストによるメモ記
述に関する処理を行う“テキスト記入”、音声によるメ
モ記述に関する処理を行う“音声入力”、既存メモを削
除する処理を行う“削除”がある(S206)。
【0041】メインメニュー表示エリア141の“承
認”はフォームの承認に関する処理を行う。そのプルダ
ウンメニューには承認する処理を行う“承認”、確認す
る処理を行う“確認”、承認印の取り消しの処理を行う
“承認取消”がある(S207)。メインメニュー表示
エリア141の“印刷”は印刷に関するする処理を行
う。そのプルダウンメニューにはフォームを印刷する処
理を行う“印刷”、関連するフォームを印刷する“関連
フォーム”がある(S208)。メインメニュー表示エ
リア141の“ヘルプ”はフォーム記入(電子伝票記
入)におけるオンラインマニュアル、ガイダンス等を表
示する処理を行う(S209)。
【0042】上述の内の一つの処理が行われ継続する場
合には、次の処理が選択されてその処理が行われるとい
うように処理が進められる。そして終了する場合には、
最後にメインメニュー表示エリア141の“ファイル”
のプルダウンメニューの“登録”が選択され、フォーム
に記入されたデータがデータファイル108aとして記
憶手段105aに登録される(S210)。登録された
データファイル108aは前述の電子伝票設計における
ユーティリティ(S108)の“ルーティング設定”で
設定されたルートにしたがって電子伝票類作成システム
101aから次の電子伝票類作成システム101bへL
AN102を介して転送され、記憶手段105bのデー
タファイル108bとして記憶される。ルートの設定は
設計手段109aが行い、その設定と記載手段110a
の転送要求に基づいて通信処理手段111aがデータフ
ァイル108aを転送する(S211)。
【0043】以上本発明の合成印刷方法と電子伝票類作
成システムについて説明したが、その説明から明らかな
ように本発明はコンピュータを構成するメモリやCPU
(Central Processing Unit :中央処理装置)を始めと
するハードウェア、OS(Operating System)、アプリ
ケーションソフトウェア等により達成されるものであ
る。特に本発明は言語、図、音声等を用い人間が理解し
易い方法で情報のやりとりをシステムとの間で行う“対
話方式”によって電子伝票類の設計と記入を行うもので
ある。当該技術者にとっては明らかなことであるが、こ
のような本発明におけるアプリケーションソフトウェア
部分は、GUI(Graphical User Interface)向けのソ
フトウェア開発ツール(たとえばマイクロソフト社製の
Visual C++)を使用することにより、他の従
来のソフトウェア開発ツールを使用する場合よりも容易
に開発することができる。ここにGUIはマイクロソフ
ト社製のWindowsやアップル社製のMacOSの
ようなグラフィック画面をベースとしたパソコン操作環
境である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プログラ
ム言語の知識を必要とせず、伝票類のデザイン、すなわ
ち、オブジェクトの属性を対話方式で設定するための属
性パレットを表示し、属性の設定や変更を行うオブジェ
クト属性設定方法および電子伝票類作成システムを提供
することができる。また、電子伝票類を構成する部品で
あるオブジェクトに対する属性を対話方式の設定画面に
おいて設定する属性パレットを各オブジェクトごとに近
接して付随させる本発明のオブジェクト属性設定方法に
よれば、属性パレットが各オブジェクトごとに近接して
付随するから設定操作は狭い領域内で済ませることがで
き、設定操作を簡便にすることができる。また、オブジ
ェクトを指示しマウスのボタンをクリックすることによ
りオブジェクトの属性パレットを表示する本発明のオブ
ジェクト属性設定方法によれば、属性の設定や変更を行
う際に、属性パレットを簡便な操作で表示することがで
きる。
【0045】また、属性パレットにおいて属性を設定す
ることにより、オブジェクトは設定された属性を付与さ
れたオブジェクトとなる本発明のオブジェクト属性設定
方法によれば、属性が設定されるとオブジェクトがその
設定された属性を有するように設定後の処理が行われ
る。また、属性の一つは座標値であって、属性パレット
において座標値を設定することにより、オブジェクトは
設定された座標値に基づいて配置される本発明のオブジ
ェクト属性設定方法によれば、オブジェクトの属性の一
つは座標値であり、座標値を設定することにより、その
座標にオブジェクトが配置される。座標値に基づいて配
置が行われるから位置決め精度が良い。また、設定は新
規に属性の設定を行う新規設定と、すでに設定された属
性を更新する更新設定とのいずれの場合も含まれる本発
明のオブジェクト属性設定方法によれば、属性の新規設
定を行った後も更新設定を行って変更することができる
から、オブジェクトの属性を最適化することができる。
【0046】また本発明の電子伝票類作成システムによ
れば、簡便な操作で属性パレットの表示、設定および更
新を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオブジェクト属性設定方法を実施する
装置の構成を示す図である。
【図2】オブジェクトのメニューを示す図である。
【図3】オブジェクト属性設定装置1が行うオブジェク
ト属性設定処理の流れを示すフロー図である。
【図4】動的オブジェクトのオブジェクト属性パレット
の一例を示す図である。
【図5】静的オブジェクトのオブジェクト属性パレット
の一例を示す図(その1)である。
【図6】静的オブジェクトのオブジェクト属性パレット
の一例を示す図(その2)である。
【図7】電子伝票設計の処理過程を示すフロー図であ
る。
【図8】電子伝票設計の設計画面を示す図である。
【図9】電子伝票記入の処理過程を示すフロー図であ
る。
【図10】電子伝票記入の記入画面を示す図である。
【符号の説明】
1 オブジェクト属性設定装置 2 LAN 3,103a,103b 入力手段 4,104a,104b 出力手段 5,105a,105b 記憶手段 6,106a,106b 処理手段 7,107a,107b フォームファイル 8 オブジェクト属性データ 9,109a,109b 設計処理手段 10 オブジェクト属性設定手段 101a,101b 電子伝票類作成システム 108a,108b データファイル 110a,110b 記入処理手段 111a,111b 通信処理 121,141 メインメニュー表示エリア 122 ルーラー表示エリア 123 フォーム領域 124 フォーム領域表示エリア 125 オブジェクトメニュー表示エリア 126 座標表示パレット表示エリア 127 基準指定パレット表示エリア 128 グリップパレット表示エリア 142 表示されているフォーム 143 フォーム表示エリア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】図10は電子伝票記入の処理過程を示すフ
ロー図である。図10における処理は記入処理手段11
0aにおいて行われる。また図11は電子伝票記入
画面を示す図である。図11において、141はメイ
ンメニュー表示エリア、142は表示されているフォー
ム、143はフォーム表示エリアである。図7、図1
0、図11に基づいて本発明の電子伝票類作成システム
における電子伝票記入の動作の詳細を説明する。電子伝
票類作成システム101aを起動すると設計処理、記入
処理等の処理を選択する画面が現れる。たとえば親ウィ
ンドウの中にアイコンとして設計処理、記入処理等の処
理が示されている。この画面において記入処理のアイコ
ンにマウスの指示ポイントを置いてマウスボタンをダブ
ルクリック(選択実行)すると記入処理手段110aが
起動し図11に示す記入画面が表示される(S20
1)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオブジェクト属性設定方法を実施する
装置の構成を示す図である。
【図2】オブジェクトのメニューを示す図である。
【図3】オブジェクト属性設定装置1が行うオブジェク
ト属性設定処理の流れを示すフロー図である。
【図4】動的オブジェクトのオブジェクト属性パレット
の一例を示す図である。
【図5】静的オブジェクトのオブジェクト属性パレット
の一例を示す図(その1)である。
【図6】静的オブジェクトのオブジェクト属性パレット
の一例を示す図(その2)である。
【図7】本発明の電子伝票類作成システムと周辺装置の
構成を示す図である。
【図8】電子伝票設計の処理過程を示すフロー図であ
る。
【図9】電子伝票設計の設計画面を示す図である。
【図10】電子伝票記入の処理過程を示すフロー図であ
る。
【図11】電子伝票記入の記入画面を示す図である。
【符号の説明】 1 オブジェクト属性設定装置 2 LAN 3,103a,103b 入力手段 4,104a,104b 出力手段 5,105a,105b 記憶手段 6,106a,106b 処理手段 7,107a,107b フォームファイル 8.オブジェクト属性データ 9,109a,109b 設計処理手段 10 オブジェクト属性設定手段 101a,101b 電子伝票類作成システム 108a,108b データファイル 110a,110b 記入処理手段 111a,111b 通信処理 121,141 メインメニュー表示エリア 122 ルーラー表示エリア 123 フォーム領域 124 フォーム領域表示エリア 125 オブジェクトメニュー表示エリア 126 座標表示パレット表示エリア 127 基準指定パレット表示エリア 128 グリップパレット表示エリア 142 表示されているフォーム 143 フォーム表示エリア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子伝票類を構成する部品であるオブジェ
    クトに対する属性を対話方式の設定画面において設定す
    る属性パレットを各オブジェクトごとに近接して付随さ
    せることを特徴とするオブジェクト属性設定方法。
  2. 【請求項2】オブジェクトを指示しマウスのボタンをク
    リックすることにより前記オブジェクトの属性パレット
    を表示することを特徴とする請求項1記載のオブジェク
    ト属性設定方法。
  3. 【請求項3】前記属性パレットにおいて属性を設定する
    ことにより、前記オブジェクトは前記設定された属性を
    付与されたオブジェクトとなることを特徴とする請求項
    1または2記載のオブジェクト属性設定方法。
  4. 【請求項4】前記属性の一つは座標値であって、前記属
    性パレットにおいて座標値を設定することにより、前記
    オブジェクトは設定された前記座標値に基づいて配置さ
    れることを特徴とする請求項1〜3記載のオブジェクト
    属性設定方法。
  5. 【請求項5】前記設定は新規に属性の設定を行う新規設
    定と、すでに設定された属性を更新する更新設定とのい
    ずれの場合も含まれることを特徴とする請求項3または
    4記載のオブジェクト属性設定方法。
  6. 【請求項6】設計部と記入部とを有し、 前記設計部は、ベースとなる電子伝票類のフォーム領域
    を設定しその上に多様なオブジェクトを配置する処理
    と、オブジェクトおよびオブジェクト間の属性を設定す
    る処理とを対話方式で行い、それらのデータをフォーム
    ファイルとして保存し、保存されたフォームファイルを
    読込み再処理を行い、また前記オブジェクトの属性設定
    はオブジェクト属性設定手段が行い、オブジェクト属性
    設定手段は、電子伝票類を構成する部品であるオブジェ
    クトに対する属性を設定する属性パレットを各オブジェ
    クトごとに付随させ、オブジェクトを指示しマウスのボ
    タンをクリックすることにより前記オブジェクトの属性
    パレットを表示し、その属性パレットに設定された属性
    を前記オブジェクトに付与し、 前記記入部は、保存されたフォームファイルに対しデー
    タを入力する処理を対話方式で行い、それらのデータを
    データファイルとして保存し、保存されたデータファイ
    ルをフォームファイルとともにデータ入力後の形態で読
    込み次処理を行う、 ことを特徴とする電子伝票類作成システム。
JP8112142A 1996-04-10 1996-04-10 オブジェクト属性設定方法および電子伝票類作成システム Pending JPH09282398A (ja)

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JP8112142A JPH09282398A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 オブジェクト属性設定方法および電子伝票類作成システム

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JP (1) JPH09282398A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11266306A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Toshiba System Kaihatsu Kk スクリプト作成装置及びctiシステム
JP2005025513A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Ricoh Co Ltd 電子文書回覧方法、電子文書回覧システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11266306A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Toshiba System Kaihatsu Kk スクリプト作成装置及びctiシステム
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Effective date: 20031125