JPH09282391A - オブジェクト移動可不可設定方法および電子伝票類作成システム - Google Patents

オブジェクト移動可不可設定方法および電子伝票類作成システム

Info

Publication number
JPH09282391A
JPH09282391A JP8112143A JP11214396A JPH09282391A JP H09282391 A JPH09282391 A JP H09282391A JP 8112143 A JP8112143 A JP 8112143A JP 11214396 A JP11214396 A JP 11214396A JP H09282391 A JPH09282391 A JP H09282391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
objects
electronic
slips
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8112143A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahito Kanazawa
貴人 金沢
Takashi Kobayashi
敬 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP8112143A priority Critical patent/JPH09282391A/ja
Publication of JPH09282391A publication Critical patent/JPH09282391A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子伝票類のデザイン過程において配置したオ
ブジェクトの移動不可、移動可能を設定する機構のデザ
インを対話方式の設定入力により実現するオブジェクト
移動可不可設定方法およびその方法を適用した電子伝票
類作成システムを提供する。 【解決手段】対話方式のオブジェクト移動可不可設定画
面において、電子伝票類を構成する部品であるオブジェ
クトについて、オブジェクトロックを設定することによ
り、それまでに配置したオブジェクトの全てを移動不可
とし、オブジェクトアンロックを設定することにより、
それまでに配置した全てのオブジェクトを移動可能とす
るオブジェクト移動可不可設定方法およびその方法を適
用した電子伝票類作成システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル計算機
の計算部分を設計または構成する技術分野に属する。特
に、電子伝票類の部品であるオブジェクトを配置編集す
る際に、配置したオブジェクトの移動可不可を対話方式
の入力画面において設定するオブジェクト移動可不可設
定方法およびその方法を適用した電子伝票類作成システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】用紙を使用する伝票類(たとえば、出金
伝票、資材伝票、設備購入申請書、発注書、稟議書、休
暇届、等)は、起票する者が所定の記入欄に所定の事項
を記入し所定の処理部署(担当者)にそれを送付すると
いう方法で使用される。このような伝票類にはあらかじ
め印刷された部分があり、記入欄、記入内容、送付先等
が起票担当者に判るように、その印刷部分には様々なデ
ザイン上の工夫がなされている。たとえば、伝票類の裏
面等に記入例を印刷したり、記入順序を示す番号(、
、等)を記入欄に印刷しさらに番号ごとに記入内容
の説明が加えられる。また、送付先あるいは保管先によ
って異なる伝票類の部分(パート)等への記入において
同一事項の記入を繰返し行う手間を省くために、複写紙
を重ねた伝票類も常用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように様々な工夫
がなされ広く用いられているが、印刷された用紙からな
る伝票類は次のような欠点を有する。 伝票類の種類の数だけあらかじめ印刷された用紙(伝
票用紙)を用意しておくことが必要である。 伝票類の運用方法(記入項目、決裁ルート等)が変化
するたびに、新たな様式の伝票類をデザインして印刷す
る必要がある。 起票された伝票類の管理(記入内容のチェック、集
計、保存、検索等)の人的負担が大きい。 初心者あるいはたまに起票する者にとっては、記入方
法が判らない、記入ミスを発見できない等の問題が様々
な工夫にもかかわらず残る。
【0004】これらを改善する方法としてコンピュータ
技術を応用した伝票発行機等が提案されている。たとえ
ば印刷された伝票類の記入部分をディスプレイに表とし
て表示し、起票する者がキーボードから入力して表を埋
め、プリンターで伝票類の記入部分に入力された表に基
づいて印字する形式の伝票発行機等がある。しかしそれ
らにおいては上記欠点のいくつかがある程度は解決され
るものであるが十分とはいえず、さらに次のような欠点
をも有するものである。 入力処理プログラム等を伝票類の種類の数だけ用意す
る必要がある。また、伝票類のデザインが更新されるた
びに入力処理プログラム等を更新する必要性がある。し
かも入力処理プログラム等はCOBOL、PostSc
ript、BASIC、C等のプログラム言語で記述す
る必要性がある。 また、伝票類のデザインは図形描画CAD(computer
aided design )システムのような汎用のシステムが使
用されるが、伝票類を構成する基本図形を配置する上で
は決して使い易いものではなく、また各種の機能デザイ
ンを行うことは極めて困難である。
【0005】そこで本発明の目的は、電子伝票類のデザ
インを行い易くする機構である、電子伝票類のデザイン
過程において配置したオブジェクトの移動不可、移動可
能を設定する機構を対話方式の設定入力により実現する
オブジェクト移動可不可設定方法、および、その方法を
適用した電子伝票類作成システムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の本発明
によって達成される。すなわち、本発明は「対話方式の
オブジェクト移動可不可設定画面において、電子伝票類
を構成する部品であるオブジェクトについて、オブジェ
クトロックを設定することにより、それまでに配置した
オブジェクトの全てを移動不可とし、オブジェクトアン
ロックを設定することにより、それまでに配置した全て
のオブジェクトを移動可能とするオブジェクト移動可不
可設定方法」である。本発明のオブジェクト移動可不可
設定方法によれば、オブジェクトロックを設定した場
合、配置したオブジェクトを誤操作により移動してしま
うことがなくなり、電子伝票類のデザイン効率が良くな
る。またオブジェクトアンロックを設定した場合、オブ
ジェクトの配置を変更することができ、配置を最適化す
ることができる。
【0007】また本発明は「設計部と記入部とを有し、
前記設計部は、ベースとなる電子伝票類のフォーム領域
を設定しその上に多様なオブジェクトを配置する処理
と、オブジェクトおよびオブジェクト間の属性を設定す
る処理とを対話方式で行い、それらのデータをフォーム
ファイルとして保存し、保存されたフォームファイルを
読込み再処理を行い、また前記設計部はオブジェクト移
動可不可設定手段を有し、そのオブジェクト移動可不可
設定手段は、それまでに配置したオブジェクトの全てに
対して移動不可、移動可能のいずれかを設定する処理を
行い、前記記入部は、保存されたフォームファイルに対
しデータを入力する処理を対話方式で行い、それらのデ
ータをデータファイルとして保存し、保存されたデータ
ファイルをフォームファイルとともにデータ入力後の形
態で読込み次処理を行う、電子伝票類作成システム」で
ある。本発明の電子伝票類作成システムによれば、オブ
ジェクト移動可不可設定手段により、オブジェクトロッ
クを設定した場合、配置したオブジェクトを誤操作によ
り移動してしまうことがなくなり、電子伝票類のデザイ
ン効率が良くなる。またオブジェクトアンロックを設定
した場合、オブジェクトの配置を変更することができ、
配置を最適化することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明のオブジェクト移動
可不可設定方法および電子伝票類作成システムについて
実施の形態を説明する。図1は本発明のオブジェクト移
動可不可設定方法を実施する装置の構成を示す図であ
る。図1において、1の実線の枠で囲まれた部分は本発
明のオブジェクト移動可不可設定方法を実施するオブジ
ェクト移動可不可設定装置、2はイーサーネット等のL
AN(Local Area Network)、3はキーボード、マウス
等の入力手段、4はディスプレイ、プリンタ等の出力手
段である。図1において、オブジェクト移動可不可設定
装置1は更に細部から構成されており、5は記憶手段、
6は処理手段であり、パーソナルコンピュータ、エンジ
ニアリングワークステーション等のコンピュータの本体
部分である。
【0009】そして記憶手段5において、7は電子伝票
類のイメージおよびその動作を定義したデータからなる
フォームファイル、8は動作を定義したデータの一部で
あり、オブジェクトの移動可不可に関する設定データで
あるオブジェクトデータ。さらに処理手段6において、
9は電子伝票類を設計する処理を行う設計処理手段(前
述の設計部)、10はオブジェクトの移動可不可に関す
る設定を行いオブジェクトデータ9を生成するオブジェ
クト移動可不可設定手段である。
【0010】図2はオブジェクト移動可不可設定装置1
が行うオブジェクト移動可不可設定処理の内で移動不可
設定の流れを示すフロー図である。設計中の電子伝票類
(フォーム)が表示されている対話方式の設計画面にお
いて、オブジェクト移動可不可設定を行うためのオブジ
ェクト移動可不可設定画面を開いて表示する。このオブ
ジェクト移動可不可設定画面においてオブジェクトロッ
クを選択する。選択は“オブジェクトロック”と表示れ
ている部分にマウスの指示ポイントをおいてマウスボタ
ンをクリックすることによって行われる(S21)。す
ると、オブジェクト移動可不可設定手段10によって、
これまでに作成された設計中の電子伝票類のオブジェク
トの検出属性を“OFF”に設定する内容が記述された
オブジェクトデータ8が生成され上書きされ、オブジェ
クトの検出属性が“OFF”となる。検出属性が“OF
F”であるからオブジェクトの移動は不可となる(S2
2)。
【0011】図3はオブジェクト移動可不可設定装置1
が行うオブジェクト移動可不可設定処理の内で移動可設
定の流れを示すフロー図である。設計中の電子伝票類
(フォーム)が表示されている対話方式の設計画面にお
いて、オブジェクト移動可不可設定を行うためのオブジ
ェクト移動可不可設定画面を開いて表示する。このオブ
ジェクト移動可不可設定画面においてオブジェクトアン
ロックを選択する。選択は“オブジェクトアンロック”
と表示れている部分にマウスの指示ポイントをおいてマ
ウスボタンをクリックすることによって行われる(S3
1)。すると、オブジェクト移動可不可設定手段10に
よって、これまでに作成された設計中の電子伝票類のオ
ブジェクトの検出属性を“ON”に設定する内容が記述
されたオブジェクトデータ8が生成され上書きされ、オ
ブジェクトの検出属性が“ON”となる。検出属性が
“ON”であるからオブジェクトの移動は可となる。
【0012】図4はオブジェクト移動可不可設定画面の
一例を示す図である。図4において全体は対話方式で電
子伝票類の設計を行うための設計画面、41は設計中の
電子伝票類、42はメニューバーのメニューの一つで、
“編集”のメニュー、43はオブジェクト移動可不可設
定画面である。マウスの指示ポイントを編集42におい
てマウスボタンをクリックすると、プルダウンメニュー
が表れ、そのプルダウンメニューがオブジェクト移動可
不可設定画面43となっている。このオブジェクト移動
可不可設定画面43において、前述の方法で“オブジェ
クトロック”を選択すると、オブジェクトは移動不可と
なる。またこのオブジェクト移動可不可設定画面43に
おいて、前述の方法で“オブジェクトアンロック”を選
択すると、オブジェクトは移動可となる。
【0013】図5はオブジェクト(入力フィールド)を
多数配置する電子伝票類の一例を示す図である。図5に
示すように、多数のオブジェクト(この場合は“入力フ
ィールド”)を配置する場合、誤操作によって、すでに
正確な位置に配置されているオブジェクトを移動してし
まう恐れが大きい。誤操作によってオブジェクトが移動
した場合には、そのオブジェクトを配置する作業のやり
直しとなるため、余分な作業負荷が発生することにな
る。このような場合に、“オブジェクトロック”を行う
ことによって、すでに配置したオブジェクトのすべてに
対して移動不可を設定することができる。これにより、
誤操作によって、すでに正確な位置に配置されているオ
ブジェクトを移動してしまう恐れが無くなる。また、
“オブジェクトアンロック”を行うことによって、すで
に配置したオブジェクトを再度移動して修正を行うこと
ができる。
【0014】
【実施例】次に上述のオブジェクト移動可不可設定処理
方法を適用した本発明の電子伝票類作成システムについ
て説明する。なお本発明においては伝票類とは、伝票、
複写伝票、OCR帳票、通帳、申込票、通知票、等の所
定のデータを記入するための項目(記入欄)が設けられ
ているものを指す。また電子伝票類のことをフォームと
も呼ぶ。図6は本発明の電子伝票類作成システムと周辺
装置の構成を示す図である。図6において(A)は2つ
の電子伝票類作成システムをLANで結んで利用する構
成について示した絵図である。また図6において(B)
は図6(A)で絵図として示した電子伝票類作成システ
ムの内部の構成について示した図である。図6(A)に
おいて101a、101bは電子伝票類作成システム、
102は電子伝票類作成システム101a、101bを
結ぶイーサーネット等のLAN(local Area Network)
である。電子伝票類作成システム101aは電子伝票類
を起票する担当者の近くに設置され、電子伝票類作成シ
ステム101bは起票された電子伝票類を承認する管理
職者の近くに設置されている。電子伝票類作成システム
101aにおいて電子伝票類を起票すると、その電子伝
票類は転送ルートに従って、次のルートである電子伝票
類作成システム101bにLAN102を介して自動転
送される。
【0015】図6(B)において前図(図6(A))と
同様に101a、101bは電子伝票類作成システム、
102は電子伝票類作成システム101a、101bを
結ぶイーサーネット等のLAN(local Area Network)
である。また、103a、103bはキーボード、マウ
ス、マイクロフォン等の入力手段、104a、104b
はディスプレイ、プリンタ、スピーカ等の出力手段であ
る。電子伝票類作成システム101a、101bはさら
に細部より構成されており、105a、105bは記憶
手段、106a、106bは処理手段であり、パーソナ
ルコンピュータ、エンジニアリングワークステーション
等のコンピュータの本体部分である。また、記憶手段1
05a、105bにおいて107a、107bは電子伝
票類のイメージおよびその動作を定義したデータからな
るフォームファイル、108a、108bは電子伝票類
に記入(入力)されたデータからなるデータファイルで
あり、処理手段106a、106bにおいて109a、
109bは設計処理手段、110a、110bは記入処
理手段、111a、111bはLAN102を介してフ
ォームファイル107a、107bやデータファイル1
08a、108b等のファイル転送を行う通信手段であ
る。
【0016】以上の構成から明らかなように電子伝票類
作成システム101aと電子伝票類作成システム101
bは同様の構成である。以降、特に必要のないかぎり電
子伝票類作成システム101aに代表させて動作を説明
する。電子伝票類作成システム101aは電子伝票類を
デザインするモードと電子伝票類を利用するモードに大
別される。前者のモードは処理手段106aの設計処理
手段109aにおいて行われ記憶手段105aにフォー
ムファイル107aを生成する。後者のモードは処理手
段106aの記入処理手段110aにおいて行われ記憶
手段105aにデータファイル108aを生成する。
【0017】図7は電子伝票設計の処理過程を示すフロ
ー図である。図7における処理は設計処理手段109a
において行われる。また図8は電子伝票設計の設計画面
を示す図である。図8において、121はメインメニュ
ー表示エリア、122はルーラー表示エリア、123は
フォーム領域、124はフォーム領域表示エリア、12
5はオブジェクトメニュー表示エリア、126は座標表
示パレット表示エリア、127は基準指定パレット表示
エリア、128はグリップパレット表示エリアである。
図6、図7、図8に基づいて本発明の電子伝票類作成シ
ステムにおける電子伝票設計の動作の詳細を説明する。
電子伝票類作成システム101aを起動すると設計処
理、記入処理等の処理を選択する画面が現れる。たとえ
ば親ウィンドウの中にアイコンとして設計処理、記入処
理等の処理が示されている。この画面において設計処理
のアイコンにマウスの指示ポイントを置いてマウスボタ
ンをダブルクリック(選択実行)すると設計処理手段1
09aが起動し図6に示す設計画面が表示される(S1
01)。
【0018】この設計画面において、メインメニュー表
示エリア121の“フォーム”、“パート”、“編
集”、“表示”、“属性”、“ルート”、“ユーティリ
ティ”、“オブジェクト”、“ヘルプ”の中から実行す
る処理のメニューにマウスの指示ポイントを置いてマウ
スボタンをクリックし選択する(S102)。フォーム
領域表示エリア124が空の状態でフォームが表示され
ていない場合には、まず設計処理の対象となるフォーム
をここに設定し表示する。この処理は設計画面のメイン
メニュー表示エリア121の“フォーム”を選択し、プ
ルダウンメニューを表示させて、さらにプルダウンメニ
ューの内から“新規”または“開く”を選択することに
より行う。“新規”は新規にフォームの作成を行う場合
に選択し、“開く”は設計が完了した、あるいは設計途
上のフォームファイルを更新する場合に選択する。“フ
ォーム”のプルダウンメニューには他に、フォームファ
イルの登録を行う“登録”、複数枚からなる電子伝票類
の部分であるパートデータを削除する“削除”、設計処
理手段109aで設計したフォームを印刷する処理を行
う“印刷”、設定したフィールドのフィールド名やチェ
ック機能等をデバック情報として印刷する処理を行う
“設定情報印刷”がある(S103)。
【0019】メインメニュー表示エリア121の“パー
ト”はパートデータに関する処理を行う。そのプルダウ
ンメニューにはパートを新規に設計する“パート新
規”、すでに設計を終えたか設計中のパートを更新する
“パート開く”、パートデータの登録を行う“パート登
録”、パートデータを削除する“パート削除”、パート
の属性を変更する“パート属性変更”、パートデータを
合成する“パート合成”、パートデータを参照する“パ
ート参照”がある(S104)。メインメニュー表示エ
リア121の“編集”は一般的な編集に関する処理を行
う。そのプルダウンメニューにはオブジェクトをカット
する“カット”、オブジェクトをコピーする“コピ
ー”、オブジェクトをペーストする“ペースト”、オブ
ジェクトを削除する“削除”、パート内の全オブジェク
トを選択する“全選択”、オブジェクトの上下を入れ換
える“上下関係”、オブジェクトをグループ化する“パ
ック”、オブジェクトのグループ化を解除する“アンパ
ック”、アンドゥ機能の“アンドゥ”、オブジェクト描
画モードを設定する“描画モード設定”、オブジェクト
の位置合わせを行う“位置合わせ”がある。また、本発
明のオブジェクト移動可不可設定を行うための“オブジ
ェクトロック”、“オブジェクトアンロック”がある
(S105)。
【0020】メインメニュー表示エリア121の“表
示”は表示に関する処理を行う。そのプルダウンメニュ
ーには設計処理手段109aにおける表示チャートおよ
びルーラを設定する“チャート設定”、設計画面を拡大
または縮小する“拡大/縮小”がある(S106)。メ
インメニュー表示エリア121の“属性”は各オブジェ
クトの属性を指定する処理を行う。そのプルダウンメニ
ューには座標を指定する“座標指定”、オブジェクトの
色属性を指定する“色属性”、ドローイングオブジェク
トのグラフィック属性を指定する“グラフィック属
性”、テキスト属性を指定する“テキスト属性”、フィ
ールドオブジェクトのオブジェクト属性を指定する“フ
ィールド属性”がある(S107)。
【0021】メインメニュー表示エリア121の“ユー
ティリティ”は他のグループに属さないユーティリティ
関連の処理を行う。そのプルダウンメニューにはタブシ
ーケンスの設定または変更に関して処理する“入力順設
定/確認”、作成したフォームデータの動作シミュレー
ションに関して処理する“Fillerモード”、フォ
ームあるいはフォームの各パートについて転送順と転送
先を指定する処理を行う“ルーティング設定”、イメー
ジデータの取り込み処理を行う“イメージ取り込み”が
ある(S108)。
【0022】メインメニュー表示エリア121の“オブ
ジェクト”はオブジェクトの選択と配置とを基本操作と
するフォーム設計(電子伝票設計)におけるオブジェク
トの選択に関する処理を行う。そのプルダウンメニュー
は設計におけるプリミティブに相当する静的オブジェク
トとそれぞれ独自の機能と結びついた動的オブジェクト
からなる。静的オブジェクトには“直線”、“矩形”、
“楕円”、“等分割線”、“連続線”、“イメージ”
“テキスト”、“ピック”があり、動的オブジェクトに
は“フィールド”、“ボタン”、“チェックボック
ス”、“OLE(Object Linking and Embedding)”、
“印鑑”、“ピック”がある(S109)。メインメニ
ュー表示エリア121の“ヘルプ”はフォーム設計(電
子伝票設計)におけるオンラインマニュアル、ガイダン
ス等を表示する処理を行う(S110)。
【0023】上述の内の一つの処理が行われ継続する場
合には、次の処理が選択されてその処理が行われるとい
うように処理が進められる。そして終了する場合には、
最後にメインメニュー表示エリア121の“フォーム”
のプルダウンメニューの“登録”が選択され、設計され
たフォームのデータがフォームファイル107aとして
記憶手段105aに登録される(S111)。以上で電
子伝票類作成システムにおける電子伝票設計の処理につ
いての説明を終え、次に電子伝票類作成システムにおけ
る電子伝票記入の処理についての説明を行う。
【0024】図9は電子伝票記入の処理過程を示すフロ
ー図である。図9における処理は記入処理手段110a
において行われる。また図10は電子伝票設計の設計画
面を示す図である。図10において、141はメインメ
ニュー表示エリア、142は表示されているフォーム、
143はフォーム表示エリアである。図6、図9、図1
0に基づいて本発明の電子伝票類作成システムにおける
電子伝票設計の動作の詳細を説明する。電子伝票類作成
システム101aを起動すると設計処理、記入処理等の
処理を選択する画面が現れる。たとえば親ウィンドウの
中にアイコンとして設計処理、記入処理等の処理が示さ
れている。この画面において記入処理のアイコンにマウ
スの指示ポイントを置いてマウスボタンをダブルクリッ
ク(選択実行)すると記入処理手段110aが起動し図
10に示す記入画面が表示される(S201)。
【0025】この記入画面において、メインメニュー表
示エリア141の“ファイル”、“編集”、“表示”、
“タグシール”、“承認”、“印刷”、“ヘルプ”、の
中から実行する処理のメニューにマウスの指示ポイント
を置いてマウスボタンをクリックし選択する(S20
2)。フォーム表示エリア143が空の状態でフォーム
が表示されていない場合には、まず記入処理の対象とな
るフォームをここに設定し表示する。この処理は記入画
面のメインメニュー表示エリア141の“ファイル”を
選択し、プルダウンメニューを表示させる。さらにプル
ダウンメニューの新規にフォームを起票する処理を行う
“起票”、転送されてきたフォームを承認する処理を行
う“承認”、承認済みのフォームを削除する“削除”、
既存フォームを参照し、記入項目をコピーする“参
照”、設計処理手段109aで設計されたフォームファ
イル(特に他の電子伝票作成システムで設計されたフォ
ームファイル)を登録する“登録”、記入処理のモード
を終了する“終了”の内から一つを選択することにより
行う(S203)。
【0026】メインメニュー表示エリア141の“編
集”は一般的な編集に関する処理を行う。そのプルダウ
ンメニューにはオブジェクトをカットする“カット”、
オブジェクトをコピーする“コピー”、オブジェクトを
ペーストする“ペースト”、オブジェクトを削除する
“削除”、プロセス(アプリケーション)間でオブジェ
クトの共有を行う“OLE”がある(S204)。メイ
ンメニュー表示エリア141の“表示”は表示に関する
処理を行う。そのプルダウンメニューには記入画面を拡
大または縮小する“画面拡大/画面縮小”がある(S2
05)。メインメニュー表示エリア141の“タックシ
ール”はフォームに添付する電子付箋に関する処理を行
う。そのプルダウンメニューにはテキストによるメモ記
述に関する処理を行う“テキスト記入”、音声によるメ
モ記述に関する処理を行う“音声入力”、既存メモを削
除する処理を行う“削除”がある(S206)。
【0027】メインメニュー表示エリア141の“承
認”はフォームの承認に関する処理を行う。そのプルダ
ウンメニューには承認する処理を行う“承認”、確認す
る処理を行う“確認”、承認印の取り消しの処理を行う
“承認取消”がある(S207)。メインメニュー表示
エリア141の“印刷”は印刷に関するする処理を行
う。そのプルダウンメニューにはフォームを印刷する処
理を行う“印刷”、関連するフォームを印刷する“関連
フォーム”がある(S208)。メインメニュー表示エ
リア141の“ヘルプ”はフォーム記入(電子伝票記
入)におけるオンラインマニュアル、ガイダンス等を表
示する処理を行う(S209)。
【0028】上述の内の一つの処理が行われ継続する場
合には、次の処理が選択されてその処理が行われるとい
うように処理が進められる。そして終了する場合には、
最後にメインメニュー表示エリア141の“ファイル”
のプルダウンメニューの“登録”が選択され、フォーム
に記入されたデータがデータファイル108aとして記
憶手段105aに登録される(S210)。登録された
データファイル108aは前述の電子伝票設計における
ユーティリティ(S108)の“ルーティング設定”で
設定されたルートにしたがって電子伝票類作成システム
101aから次の電子伝票類作成システム101bへL
AN102を介して転送され、記憶手段105bのデー
タファイル108bとして記憶される。ルートの設定は
設計手段109aが行い、その設定と記載手段110a
の転送要求に基づいて通信処理手段111aがデータフ
ァイル108aを転送する(S211)。
【0029】以上本発明のオブジェクト移動可不可設定
と電子伝票類作成システムについて説明したが、その説
明から明らかなように本発明はコンピュータを構成する
メモリやCPU(Central Processing Unit :中央処理
装置)を始めとするハードウェア、OS(Operating Sy
stem)、アプリケーションソフトウェア等により達成さ
れるものである。特に本発明は言語、図、音声等を用い
人間が理解し易い方法で情報のやりとりをシステムとの
間で行う“対話方式”によって電子伝票類の設計と記入
を行うものである。当該技術者にとっては明らかなこと
であるが、このような本発明におけるアプリケーション
ソフトウェア部分は、GUI(Graphical User Interfa
ce)向けのソフトウェア開発ツール(たとえばマイクロ
ソフト社製のVisual C++)を使用することに
より、他の従来のソフトウェア開発ツールを使用する場
合よりも容易に開発することができる。ここにGUIは
マイクロソフト社製のWindowsやアップル社製の
MacOSのようなグラフィック画面をベースとしたパ
ソコン操作環境である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プログラ
ム言語の知識を必要とせずにデザインをすることができ
る、電子伝票類のデザインを行い易くする機構であるオ
ブジェクト移動可不可設定方法、および、その方法を適
用した電子伝票類作成システムが提供される。また、対
話方式のオブジェクト移動可不可設定画面において、電
子伝票類を構成する部品であるオブジェクトについて、
オブジェクトロックを設定することにより、それまでに
配置したオブジェクトの全てを移動不可とし、オブジェ
クトアンロックを設定することにより、それまでに配置
した全てのオブジェクトを移動可能とする本発明のオブ
ジェクト移動可不可設定方法によれば、オブジェクトロ
ックを設定した場合、配置したオブジェクトを誤操作に
より移動してしまうことがなくなり、電子伝票類のデザ
イン効率が良くなる。またオブジェクトアンロックを設
定した場合、オブジェクトの配置を変更することがで
き、配置を最適化することができる。
【0031】また、本発明の電子伝票類作成システムに
よれば、オブジェクト移動可不可設定手段により、オブ
ジェクトロックを設定した場合、配置したオブジェクト
を誤操作により移動してしまうことがなくなり、電子伝
票類のデザイン効率が良くなる。またオブジェクトアン
ロックを設定した場合、オブジェクトの配置を変更する
ことができ、配置を最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオブジェクト移動可不可設定方法を実
施する装置の構成を示す図である。
【図2】オブジェクト移動可不可設定装置1が行うオブ
ジェクト移動可不可設定処理の内で移動不可設定の流れ
を示すフロー図である。
【図3】オブジェクト移動可不可設定装置1が行うオブ
ジェクト移動可不可設定処理の内で移動可設定の流れを
示すフロー図である。
【図4】オブジェクト移動可不可設定画面の一例を示す
図である。
【図5】オブジェクト(入力フィールド)を多数配置す
る電子伝票類の一例を示す図である。
【図6】本発明の電子伝票類作成システムとその周辺装
置の構成を示す図である。
【図7】電子伝票設計の処理過程を示すフロー図であ
る。
【図8】電子伝票設計の設計画面を示す図である。
【図9】電子伝票記入の処理過程を示すフロー図であ
る。
【図10】電子伝票設計の設計画面を示す図である。
【符号の説明】 1 オブジェクト移動可不可設定装置 2 LAN 3,103a,103b 入力手段 4,104a,104b 出力手段 5,105a,105b 記憶手段 6,106a,106b 処理手段 7,107a,107b フォームファイル 8 オブジェクトデータ 9,109a,109b 設計処理手段 10 オブジェクト移動可不可設定手段 41 電子伝票類 42 編集メニュー 43 オブジェクト移動可不可設定画面 101a,101b 電子伝票類作成システム 108a,108b データファイル 110a,110b 記入処理 111a,111b 通信処理 121,141 メインメニュー表示エリア 122 ルーラー表示エリア 123 フォーム領域 124 フォーム領域表示エリア 125 オブジェクトメニュー表示エリア 126 座標表示パレット表示エリア 127 基準指定パレット表示エリア 128 グリップパレット表示エリア 142 表示されているフォーム 143 フォーム表示エリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対話方式のオブジェクトロック設定画面に
    おいて、電子伝票類を構成する部品であるオブジェクト
    について、オブジェクトロックを設定することにより、
    それまでに配置したオブジェクトの全てを移動不可と
    し、オブジェクトアンロックを設定することにより、そ
    れまでに配置した全てのオブジェクトを移動可能とする
    ことを特徴とするオブジェクト移動可不可設定方法。
  2. 【請求項2】設計部と記入部とを有し、 前記設計部は、ベースとなる電子伝票類のフォーム領域
    を設定しその上に多様なオブジェクトを配置する処理
    と、オブジェクトおよびオブジェクト間の属性を設定す
    る処理とを対話方式で行い、それらのデータをフォーム
    ファイルとして保存し、保存されたフォームファイルを
    読込み再処理を行い、また前記設計部はオブジェクト移
    動可不可設定手段を有し、そのオブジェクト移動可不可
    設定手段は、それまでに配置したオブジェクトの全てに
    対して移動不可、移動可能のいずれかを設定する処理を
    行い、 前記記入部は、保存されたフォームファイルに対しデー
    タを入力する処理を対話方式で行い、それらのデータを
    データファイルとして保存し、保存されたデータファイ
    ルをフォームファイルとともにデータ入力後の形態で読
    込み次処理を行う、 ことを特徴とする電子伝票類作成システム。
JP8112143A 1996-04-10 1996-04-10 オブジェクト移動可不可設定方法および電子伝票類作成システム Pending JPH09282391A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8112143A JPH09282391A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 オブジェクト移動可不可設定方法および電子伝票類作成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8112143A JPH09282391A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 オブジェクト移動可不可設定方法および電子伝票類作成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09282391A true JPH09282391A (ja) 1997-10-31

Family

ID=14579305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8112143A Pending JPH09282391A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 オブジェクト移動可不可設定方法および電子伝票類作成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09282391A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5630069A (en) Method and apparatus for creating workflow maps of business processes
JP5532740B2 (ja) 文書処理装置、及び文書処理プログラム
JPH0816514A (ja) 共同作業支援システム
JPH1091414A (ja) 図的プログラミングにおける機能オブジェクトの表示方法
JP3434038B2 (ja) ネットワ−ク構築支援システム
JP3697741B2 (ja) ファイル処理装置
EP0451485A2 (en) A form authoring toolkit
JPH09282391A (ja) オブジェクト移動可不可設定方法および電子伝票類作成システム
JP3756228B2 (ja) 入力順設定確認方法および電子伝票類作成システム
JPH0981658A (ja) プロテクト設定方法および電子伝票類作成システム
JPH0991073A (ja) ボタンオブジェクト設定方法および電子伝票類作成システム
Lee et al. Enhancing the usability of an office information system through direct manipulation
JPH0784748A (ja) フォルダ表示方法および管理方法
JPH09282389A (ja) 入力フィールド表示文字数拡張方法および電子伝票類作成システム
JPH09282398A (ja) オブジェクト属性設定方法および電子伝票類作成システム
JPH0981654A (ja) 誤記点検設定方法および電子伝票類作成システム
JPH0981655A (ja) 演算設定方法および電子伝票類作成システム
JPH0973498A (ja) 分岐設定方法および電子伝票類作成システム
JPH0981657A (ja) リスト選択設定方法および電子伝票類作成システム
JPH09102000A (ja) 電子付箋添付方法および電子伝票類作成システム
JPH0981656A (ja) 情報設定方法および電子伝票類作成システム
JPH09102001A (ja) 転送合成方法および電子伝票類作成システム
JPH09101999A (ja) 合成印刷方法および電子伝票類作成システム
JPH09245035A (ja) ドキュメント管理装置
JPH09282390A (ja) 金額型入力フィールド編集設定方法および電子伝票類作成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030903