JPH0784748A - フォルダ表示方法および管理方法 - Google Patents

フォルダ表示方法および管理方法

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JPH0784748A
JPH0784748A JP5232826A JP23282693A JPH0784748A JP H0784748 A JPH0784748 A JP H0784748A JP 5232826 A JP5232826 A JP 5232826A JP 23282693 A JP23282693 A JP 23282693A JP H0784748 A JPH0784748 A JP H0784748A
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JP
Japan
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Application number
JP5232826A
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English (en)
Inventor
Hiromi Ukai
ひろみ 鵜飼
Yoshiki Matsuda
芳樹 松田
Keiji Kojima
啓二 小島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0784748A publication Critical patent/JPH0784748A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、デスクトップにおいてグル
ープウェアを使いやすくするフォルダ管理方法を提供す
ることにある。 【構成】 デスクトップにおいて新たな属性情報を持つ
フォルダを定義したり属性情報を編集できるようにし、
フォルダの属性情報や属性情報の変更に応じてそのフォ
ルダの形状や色などを変えて表示する。また、フォルダ
の属性情報としてプログラムを定義できるようにし、属
性情報の変化に応じた処理を行なう。 【効果】 本発明により、デスクトップにおいて、グル
ープウェアを使用することやグループウェアを整理する
ことができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオフィスにおける情報処
理システムに関し、特にデスクトップシステムにおける
グループウェアの構築に好適なフォルダ管理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスにおける情報処理をエン
ドユーザにとっても簡単にするための技術として、オフ
ィスで使われるツールを計算机上で視覚的に操作可能と
するデスクトップメタファ方式が用いられている。この
方式は、画面を机に例えてデスクトップと呼び、デスク
トップには文書やフォルダ、プログラム等のオフィスオ
ブジェクトを表すアイコンを表示する。例えば、文書ア
イコンをマウスでダブルクリックすると文書の中身がウ
ィンドウに表示され、文書を編集することができる。Ma
cintosh ("Macintosh System Software Users Guide"
Apple Computer ,Inc. 1989 pp.1―127)はこのデスク
トップメタファ方式を用いている典型的なパーソナルコ
ンピュータであり、オフィスで広く用いられている。
【0003】また、この Macintosh には処理の簡単化
のためにデスクトップ上のアイコンの形状を変化させ、
ユーザにシステムの状態を知らせる技術がある。ゴミ箱
("Macintosh System Software Users Guide" Apple Co
mputer ,Inc. 1989 pp.128―129)がその一つであり、
不要なオフィスオブジェクトのアイコンはゴミ箱にマウ
スで移動して破棄することができる。ゴミ箱に何かが破
棄されるとゴミ箱の両側がふくらみ、ゴミ箱に何かが入
っていることが視覚的にわかる。ふくらんでいるゴミ箱
の中身は取り出して再利用することができるが、ゴミ箱
を空にする操作を行なうことにより、ゴミ箱は元の形状
に戻る。ゴミ箱は特殊なフォルダであり、フォルダの中
に他のオフィスオブジェクトが入っているかいないかに
より、その形状を変える。
【0004】一方、計算機ネットワークと計算機間の通
信技術を用いて、計算機を使用するユーザの共同作業を
効率化するグループウェア技術がある。その一つに、電
子メール機能を使って仕事の流れを支援することを目的
とするワークフロー管理の分野がある。例えば、文書の
承認の処理は、文書作成者がワープロで文書を作成し、
その文書を電子メールで承認者に送付し、承認者はその
文書を受理して承認を行なうというように、電子メール
を用いて行なうことができる。このように電子メールを
使ってワークフローを管理する方法の一つに、電子メー
ルで送るメッセージをテンプレートに基づいて半構造化
し、計算機で処理できる形にすることによってその流れ
を管理する方法がある。この方法の代表的な例としてMI
T で開発された Object Lens ("A "Spreadsheet" for
Cooperative Work" Kum―Yew Lai, Tjomas W. Malone,
and Keh―Chiang Yu ACM Transaction on Office Inf
ormation System, Vol.6, No.4, 1988, pp.332―353)
が挙げられる。Object Lensは単体のアプリケーション
プログラムとして作成され、デスクトップより専用のプ
ログラムを起動してウィンドウを表示し、そのウィンド
ウの中でメッセージの処理のためのルールを記述した
り、メッセージを送ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のデスクトップメ
タファ方式では、フォルダはデータ名やデータが作成さ
れた日時などの、システムに提供された特定の付随する
情報である属性情報を持つだけであり、それをユーザが
定義したり編集したりすることはできなかった。また、
フォルダの中に他のオブジェクトが入っているかいない
かという決められた属性情報によってしかアイコンの形
状を変化させることができず、フォルダのその他の属性
情報の変化を視覚化することもできなかった。そのた
め、人と文書が相互に関係する情報をフォルダで自由に
扱うことができなかった。そこで、従来技術では、グル
ープ員の行動や文書の回覧状況を知りたいなど、人と文
書が相互に関係する情報を扱うグループウェアが単体の
アプリケーションとして存在していた。従って、グルー
プウェアをデスクトップと結合させてグループウェアの
使い勝手をあげることができなかった。
【0006】本発明の目的は、上記問題を解決し、デス
クトップにおいてグループウェアを使いやすくするフォ
ルダ管理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、デスクトップにおいて新たな属性情報を持つフォル
ダを定義できるようにし、フォルダの属性情報や属性情
報の変更に応じてそのフォルダの形状や色などを変えて
表示する。また、フォルダの属性情報としてプログラム
を定義できるようにし、属性情報の変化に応じた処理を
行なうことができるようにする。
【0008】
【作用】新たな属性情報を持つフォルダを定義できるこ
とにより、その人が現在どこにいるかを属性情報に持つ
フォルダを定義し、属性情報や属性情報の変更に応じて
フォルダの表示を変化させることにより、その人の移動
に従ってその属性情報を変更するとデスクトップに表示
されたフォルダの表示が変化する。従って、表示されて
いるフォルダを見るだけでその人がどこにいるのかを知
ることができるようになる。また、フォルダの属性情報
としてプログラムを定義できることにより、例えば、仕
事を表すフォルダを作成し、属性情報としてその仕事の
グループメンバとプログラムを定義し、そのプログラム
に文書がフォルダに入れられたらグループメンバ全員に
文書を配送するといった手順を定義することができ、デ
スクトップにおいて仕事を表すフォルダに文書を入れる
だけで、その文書をグループメンバ全員に配送すること
ができるようになる。以上のことから、グループウェア
をデスクトップの機能として使用できるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に従って説明す
る。
【0010】図1は本発明のシステム構成を示す図であ
る。図1に示すようにシステムは、CPU(1)、入力
装置(2)、ディスプレイ(3)、電話(4)、FAX
(5)、オブジェクトデータベース(40)、主記憶
(10)に格納されたフォルダ管理プログラム(2
0)、アプリケーションプログラム群(11、12、1
3、14)、ネットワーク(201)でつながれたCP
U(202、203)、ディスプレイ(206、20
7)、オブジェクトデータベース(204、205)か
ら構成されている。オブジェクトは属性名と属性値の組
からなる属性の集合で構成され、図3に示すようにクラ
スとインスタンスの階層を成す。図2に示すフォルダや
文書はインスタンスとしてオブジェクトデータベース
(40、204、205)に記憶されている。ユーザは
クラス定義プログラム(24)によってクラスを定義
し、インスタンス作成プログラム(23)によってクラ
スのインスタンスを作成することができる。フォルダや
文書などのインスタンスは従来のデスクトップシステム
と同様にディスプレイ(3)上にアイコンとして表示さ
れるが、アイコン表示プログラム(29)によりインス
タンスの属性値に応じたアイコンが表示される。インス
タンスの属性値は、属性値変更プログラム(27)を使
用してユーザが変更する。アイコン表示プログラム(2
9)はフォルダ管理プログラム(20)によって起動さ
れ、常時、表示アイコン記憶部(75)をチェックし、
インスタンスの属性値に応じてアイコンを表示するとい
う動作を繰り返している。ここで、フォルダとは他の複
数のオブジェクトを入れることができるものとし、本実
施例では、属性の一つとして内容を持ち、内容の属性値
として他の複数のオブジェクトのリストを持つものをフ
ォルダと呼ぶこととする。
【0011】以下、本発明の一実施例をオフィスでのグ
ループワーキングに適したデスクトップフォルダシステ
ムに適用した例について述べる。図25にフォルダ管理
プログラムの動作概略を示す。図25は、担当者1オブ
ジェクト(61)の状態属性がユーザによって“出張”
から“アクセス不可”に変更されると、ディスプレイ3
および206に表示されている担当者1を表すアイコン
の表示がアイコン2001、2003からアイコン20
02、2004に変化する動作の概略を示している。ア
イコン表示プログラム(29)は表示アイコン記憶部
(75、76)のデータを常時チェックしてアイコンを
表示するプログラムである。表示アイコン記憶部75に
はCPU1のアイコン表示プログラム(29)によって
アイコン表示されているオブジェクトの名前が、表示ア
イコン記憶部76にはCPU202のアイコン表示プロ
グラム(29)によってアイコン表示されているオブジ
ェクトの名前が記憶されている。担当者1オブジェクト
(61)は実世界での担当者1を表すデータであり、担
当者1オブジェクト(61)の状態属性は実世界の担当
者1の状態を表している。例えば、担当者1は自分を表
す担当者1オブジェクト(61)の状態属性を“出張”
に変更して出張に出かける。CPU1のユーザが担当者
1フォルダの表示を要求すると、表示アイコン記憶部7
5にフォルダ名とデータベース名として“担当者1”、
“データベース40”が記憶される。アイコン表示プロ
グラム29は表示アイコン記憶部75に記憶された担当
者1を表示するために、担当者1オブジェクト(61)
のクラスである人フォルダクラスオブジェクト(51)
のカスタマイズアイコンの項にアクセスして“状態”を
参照し、対応する担当者1オブジェクト(61)の状態
属性を参照する。担当者1オブジェクト(61)の状態
属性値は“出張”であるため、出張に対応する“出張ア
イコン”をアイコンデータ記憶部(70)から読み込
み、出張アイコンをアイコンデータとする担当者1アイ
コン2001をディスプレイ3に表示する。同様にし
て、CPU202のユーザより担当者1フォルダの表示
が要求されると、表示アイコン記憶部76にフォルダ名
とデータベース名として“担当者1”、“データベース
40”が記憶され、アイコン表示プログラム29は表示
アイコン記憶部76のデータをチェックして担当者1ア
イコン2003をディスプレイ206に表示する。アイ
コン2001、2003の表示により、ディスプレイ3
およびディスプレイ206を見ているユーザは、担当者
1が出張中であることを知ることができる。しばらくし
て担当者1が出張から戻り、会議に出席するとする。会
議中では連絡をとることができないので、担当者1は出
張の時と同様に、自分を表す担当者1オブジェクト(6
1)の状態属性を“アクセス不可”に変更して会議に出
席する。アイコン表示プログラム(29)は先程と同様
に表示アイコン記憶部(75、76)をチェックして担
当者1のアイコンを表示するが、担当者1オブジェクト
(61)の状態が“アクセス不可”になっていることか
ら、アクセス不可アイコンをアイコンデータとする担当
者1アイコン(2002、2004)を上書きして表示
する。ディスプレイ3およびディスプレイ206を見て
いるユーザには、担当者1を表すアイコンがアイコン2
002、2004であることにから、担当者1と連絡を
とれないことを知る。以上が、フォルダ管理プログラム
(20)の動作概略である。このように、オブジェクト
の属性値および属性値の変化に応じてアイコンが表示さ
れることが、このシステムの特徴である。グループワー
キングではグループ員がどこで何をしているのかといっ
た情報が大切であり、一見して人の動作を把握すること
ができると、連絡を取るためにさがしまわる必要もなく
便利であると同時に効率的に仕事を進めることができる
ようになる。
【0012】図2はある個人ユーザのフォルダ階層を示
した図である。フォルダは組織を表すフォルダ、その下
の階層として仕事を表すフォルダ、その下の階層として
共同作業者を表すフォルダ、その下の階層として共同作
業者のデスクトップという階層で構成されている。フォ
ルダ階層はユーザ自身によって構成されており、実世界
と対応させ、ユーザの関係している仕事全体をオフィス
ビルフォルダにみたてて組織を表すフォルダを第1営業
部オフィスビルと名付け、オフィスビルの中のフロアに
各仕事を対応させ、各フロアの中にその仕事の共同作業
者を入れている。図1のディスプレイ(3)の左端のウ
ィンドウ(30)はユーザのオフィスビルフォルダの内
容を表示しており、その内容は仕事Aフロアフォルダ
(101)、仕事Bフロアフォルダ(103)、仕事C
フロアフォルダ(102)、仕事Dフロアフォルダ(1
04)である。その中の一つ、仕事Aフォルダ(10
1)を開いたものが仕事Aフロアウィンドウ(31)で
あり、その内容として仕事Aで行なう作業の共同作業者
を表すフォルダ群(111、112、113、114、
115)を表示している。共同作業者を表すフォルダ群
の一つである担当者1フォルダ(111)を開いたもの
が担当者1:デスクトップウィンドウ(32)であり、
その内容として担当者1のデスクトップを表示してい
る。このように、フォルダを「組織」、組織の下の階層
である「仕事」、仕事の下の階層である「共同作業
者」、共同作業者の下の階層である「個人のデスクトッ
プ」といった階層で構成することにより、フォルダシス
テムの中で複数のグループウェアを整理することができ
るようになることが特徴の一つである。
【0013】図3にオブジェクトの階層を示す。オブジ
ェクトには大きく分けてクラスとインスタンスの階層が
あり、クラス間には親クラスと子クラスの関係がある。
クラスはインスタンスの構造を定義しており、同じクラ
スから生成されたインスタンスは同じ属性で構成され
る。図2に示されているフォルダ階層はインスタンスで
構成されている。例えば、核クラスはフォルダクラスと
ツールクラスの親であり、フォルダクラスとツールクラ
スは核クラスの子である。フォルダクラスはいくつかの
子クラスを持ち、その子クラスの一つに人フォルダクラ
スがある。人フォルダクラスは共同作業者である担当者
1や担当者2などの人を表すオブジェクトの構造を定義
しており、担当者1や担当者2は人フォルダクラスのイ
ンスタンスである。従って、担当者1と担当者2は同じ
属性で構成される。オブジェクトの構成を図4および図
5に示す。ユーザは新しいクラスを定義したり、新しい
インスタンスを生成することにより、オブジェクト階層
を構成することができる。本実施例は、図2で示したフ
ォルダ階層と図3で示したオブジェクト階層の構成、お
よびその表示を管理するデスクトップフォルダシステム
である。
【0014】図4はクラスオブジェクト記憶部(50)
の構造を、図5はインスタンスオブジェクト記憶部(6
0)の構造を示した図である。クラスオブジェクトは属
性名(52)と属性値(53)の組から成る属性の集合
で構成され、属性の一つであるインスタンス構造によっ
てインスタンスオブジェクトの属性を定義する。例え
ば、図5に示す担当者1オブジェクト(61)は人フォ
ルダクラスオブジェクト(51)のインスタンスであ
り、担当者1オブジェクト(61)の構造は人フォルダ
クラスオブジェクト(51)のインスタンス構造によっ
て定義されている。同様に、文書Yオブジェクト(6
3)の構造は文書クラスオブジェクト(55)によって
定義されている。担当者1オブジェクト(61)や仕事
Aフロアオブジェクト(64)のようにフォルダクラス
の子クラスのインスタンスは内容属性を、文書Yオブジ
ェクト(63)のようにツールクラスの子クラスのイン
スタンスは実体属性を必ず持つ。その他の属性はそのイ
ンスタンスに付随する情報である。クラスオブジェクト
には、そのインスタンスが使用するプログラムとカスタ
マイズアイコンを定義することができる。プログラムは
スクリプトで書かれている。例えば、仕事フォルダクラ
スオブジェクト(58)に定義されている文書配付プロ
グラムは、仕事フォルダクラスオブジェクト(58)の
インスタンスである仕事フォルダの文書配付属性により
仕事フォルダに移動してきた文書オブジェクトを回覧、
又は、メールの形式にして仕事フォルダ内の共同作業者
に配付するプログラムである。具体的には、任意の文書
オブジェクトアイコンを図5に示す仕事Aフロアオブジ
ェクト(64)を表すアイコンに重ねる、または、仕事
Aフロアオブジェクト(64)のウィンドウ内に移動す
ると、文書オブジェクトが仕事Aフロアオブジェクト
(64)の内容となる。仕事Aフロアオブジェクト(6
4)の文書配付属性は“回覧”であるから、仕事Aフロ
アオブジェクト(64)内に移動してきた文書オブジェ
クトは回覧形式で担当者1―5に配付されることにな
る。プログラムはプログラム実行プログラム(18)に
よって実行されるが、プログラム実行プログラム(1
8)もアイコン表示プログラム(29)と同様にフォル
ダ管理プログラム(20)によって起動され、常時、プ
ログラムをチェックして実行可能なプログラムを検出し
て実行する。一方、カスタマイズアイコンは、属性名、
属性値、アイコン名の組から成る。例えば、人フォルダ
クラスオブジェクト(51)では、状態属性が“出張”
の時は“出張アイコン”を、“アクセス不可”の時は
“アクセス不可アイコン”を使用することを定義してい
る。状態属性が“出張”および“アクセス不可”以外の
時には、インスタンスのアイコン属性のアイコンが使用
される。アイコン属性はクラスオブジェクトにデフォル
ト値を定義しておき、特に指定しない場合はデフォルト
値を使用する。アイコン属性を定義した場合は、定義し
たアイコンがカスタマイズアイコン以外のアイコンとし
て使用される。従って、担当者1オブジェクト(61)
はアイコン属性として“担当者1顔アイコン”が定義さ
れているため、状態属性が“出張”および“アクセス不
可”以外の時には“担当者1顔アイコン”が使用される
が、定義されていない場合は“標準顔アイコン”が使用
される。
【0015】図6はメニュー(131)を選択した時の
画面表示の様子である。このメニューに表示される項目
を選択することによって、クラスオブジェクト定義プロ
グラム(24)、属性追加プログラム(16)、プログ
ラム記述プログラム(19)、インスタンス作成プログ
ラム(23)、属性値変更プログラム(27)、アイコ
ン追加変更プログラム(15)が起動される。インスタ
ンスオブジェクトの属性値は、属性値変更プログラム
(27)以外に、マウスのドラッグ&ドロップ操作やダ
ブルクリック操作によって変更される。
【0016】新規にプリンタをツールとしてデスクトッ
プに表示して使用する場合、まず、プリンタクラスを作
成し、そのインスタンスとしてプリンタオブジェクトを
作成する必要がある。一度プリンタクラスを作成してお
けば、2台目のプリンタからはインスタンスを作成すれ
ばよい。クラスオブジェクトを作成する場合は、メニュ
ー(131)よりクラス定義(132)を選択する。す
ると、フォルダ管理プログラム(20)によってクラス
定義プログラムが起動される。子クラスにはクラス継承
により親クラスの構造が継承されるため、どのクラスを
親クラスとして作成するかを指定する必要がある。例え
ば、図2に示すように、文書フォルダクラスや人フォル
ダクラスはフォルダクラスを親クラスとしているが、こ
れはフォルダとしての性質を継承したまま、文書や人の
性質に適用するフォルダを作成するのが簡単だからであ
る。ここで、プリンタはFAXなどと同様なツールであ
るので、ツールクラスを親として作成することとする。
以下、図7、図17に従ってクラス定義の手順を述べ
る。図7はクラス定義時の画面例(1020)を、図1
7はクラス定義プログラム(24)を示している。ま
ず、図7のクラスメニュー(132)が選択されるとク
ラスオブジェクト名の一覧を表示し、新しく定義するク
ラスオブジェクトの親クラスの選択を待つ(ステップ4
01)。親クラス名としてツールクラスが選択された
後、クラスオブジェクト名の一覧を消去し(ステップ4
02)、クラス定義のためのウィンドウ(82)を生成
し、クラスオブジェクト記憶部(50)にアクセスして
親クラスのインスタンス構造をクラス定義ウィンドウ
(82)に表示し(ステップ404)、クラス名、イン
スタンス構造、アイコン名、登録ボタン(141)の押
下、キャンセルボタン(142)押下の入力をユーザに
要求し(ステップ405)、ユーザからの入力を待つ
(ステップ406)。ユーザはクラス名として“プリン
タクラス”を入力し、表示された親クラスのインスタン
ス構造を参照しながら“ポート番号”などの新しいイン
スタンス構造の追加を入力し、アイコン名を入力して登
録ボタン(141)を押すか、クラス定義を取り消すた
めのキャンセルボタン(142)を押す。ユーザから入
力がされると、プログラムは次のステップに進み、登録
ボタン(141)の押下か否かを判断する(ステップ4
07)。登録ボタン(141)の押下であると判断した
場合には、入力されたクラス名“プリンタクラス”と新
たに追加されたインスタンス構造を持つ子クラスオブジ
ェクトを生成してクラスオブジェクト記憶部(50)に
記憶し(ステップ408)、親クラスであるツールクラ
スの子クラス属性に子クラス名として“プリンタクラ
ス”を追加し(ステップ409)、クラスウィンドウ
(82)を消去して(ステップ411)プログラムを終
了する。登録ボタン(141)の押下でないと判断した
場合には、キャンセルボタン(142)の押下か否かを
判断し(ステップ410)、キャンセルボタン(14
2)の押下であると判断した場合には、クラス定義ウィ
ンドウ(82)を消去して(411)終了する。キャン
セルボタン(142)の押下でないと判断した場合に
は、ステップ406に戻り次の入力を待つ。以上のよう
にして、ユーザはプリンタクラスを定義することができ
る。本システムは、このようにユーザが使用する目的に
合わせて属性やアイコンを定義できるところに特徴があ
る。例えば、電話などの通信装置に関して、アクセスで
きるか否かという属性を持たせ、図1の電話アイコン
(123)のようにアクセスできない場合はアイコンの
表示を変化させることによって電話による連絡が可能か
否かが一目でわかるようにすることもできるようにな
る。また、文書に状態属性を設け、文書が回覧中の場合
は図1の文書Yアイコン(125)のように、文書アイ
コンの表示を変化させることによって、文書が手元にあ
るか否かを一目で知ることができる。
【0017】プリンタの属性として、“印字速度”を追
加したいなど、すでに作成したオブジェクトに属性を追
加したい時には、メニューより属性追加(134)を選
択する。以下、図8に示す属性追加画面(1030)、
図18に示す属性追加プログラム(25)に従って属性
追加の手順を述べる。まず、属性追加メニュー(13
4)が選択されるとクラスオブジェクト名の一覧を表示
し、属性を追加するクラスオブジェクトの選択を待つ
(421)。クラス名としてプリンタクラスが選択され
た後、クラスオブジェクト名の一覧を消去し(ステップ
422)、属性追加のためのウィンドウ(84)を生成
し、クラスオブジェクト記憶部(50)にアクセスして
クラスのインスタンス構造を属性追加ウィンドウ(8
4)に表示し(ステップ423)、インスタンス構造、
登録ボタン(143)の押下、キャンセルボタン(14
4)押下の入力をユーザに要求し(ステップ424)、
ユーザからの入力を待つ(ステップ425)。ユーザは
追加する属性として属性名“印字速度”と属性値の型
“整数”を入力し、登録ボタン(143)を押す。ユー
ザから入力がされると、プログラムは次のステップに進
み、登録ボタン(143)の押下か否かを判断する(ス
テップ426)。登録ボタン(143)の押下であると
判断した場合には、新たに追加されたインスタンス構造
をクラスオブジェクト記憶部(50)に記憶し(ステッ
プ427)、属性値追加ウィンドウ(84)を消去して
(ステップ429)プログラムを終了する。登録ボタン
(143)の押下でないと判断した場合には、キャンセ
ルボタン(144)の押下か否かを判断し(ステップ4
28)、キャンセルボタン(144)の押下であると判
断した場合には、属性値追加ウィンドウ(84)を消去
して(429)終了する。キャンセルボタン(144)
の押下でないと判断した場合には、ステップ425に戻
り次の入力を待つ。以上のようにして、ユーザはプリン
タの属性を追加することができる。
【0018】新規のフォルダオブジェクトやプリンタオ
ブジェクトなどを作成するためには、メニューよりイン
スタンス作成メニュー(133)を選択する。以下、図
11に示すインスタンス作成画面(1060)、図21
に示すインスタンス作成プログラム(23)従ってイン
スタンス作成の手順を述べる。まず、図11のインスタ
ンス作成メニュー(133)が選択されるとクラスオブ
ジェクト名の一覧を表示し、クラスオブジェクトの選択
を待つ(451)。クラス名として例えばプリンタクラ
スが選択された後、クラスオブジェクト名の一覧を消去
し(ステップ452)、インスタンス作成のためのウィ
ンドウ(85)を生成し、クラスオブジェクト記憶部
(50)にアクセスしてクラスのインスタンス構造を参
照し、インスタンスオブジェクトを作成する(45
4)。次に、インスタンス作成ウィンドウ(85)に属
性値の入力、および、登録ボタン(145)とキャンセ
ルボタン(146)の押下入力の要求を表示し(ステッ
プ455)、ユーザの入力を待つ(ステップ456)。
ユーザがプリンタ名として“プリンタPR―001”な
どの入力をすると次のステップに進み、登録ボタン(1
45)が押下されたか否かを判断し(ステップ45
7)、登録ボタン(145)が押下されたと判断した場
合は、作成したインスタンスに入力された属性値を入れ
てインスタンスオブジェクト記憶部(60)に記憶し
(ステップ458)、オブジェクト階層に登録するため
に作成したインスタンス名をクラスのインスタンスに追
加してクラスオブジェクト記憶部に記憶し(ステップ4
59)、フォルダ階層に組み込むために作成したインス
タンス名を所属フォルダの内容属性に追加して所属フォ
ルダをインスタンスオブジェクト記憶部(60)に記憶
し(ステップ460)、インスタンス作成ウィンドウ
(85)を消去して(ステップ462)終了する。登録
ボタン(145)の押下ではないと判断した場合は、キ
ャンセルボタン(146)が押下されたか否かを判断し
(461)、キャンセルボタン(146)が押下された
と判断した場合には、インスタンス作成ウィンドウ(8
5)を消去して(ステップ462)終了する。キャンセ
ルボタン(146)の押下ではないと判断した場合に
は、次の入力を待つためにステップ456に戻る。以上
のようにして、ユーザはプリンタPR―001などのイ
ンスタンスを作成してオブジェクト階層とフォルダ階層
に組み込むことができる。
【0019】人の行き先など、新たに属性値を設定し、
それに合ったアイコンを表示したい場合や、表示するア
イコンを変更したい場合などは、アイコン追加変更メニ
ュー(135)を選択する。以下、図9に示すアイコン
追加変更画面(1040)、図19に示すアイコン追加
変更プログラム(15)に従ってアイコン追加変更の手
順を述べる。まず、アイコン追加変更メニュー(13
5)が選択されるとクラスオブジェクト名の一覧を表示
し、アイコンを追加または変更したいクラスオブジェク
トの選択を待つ(441)。クラス名として例えば人フ
ォルダクラスが選択された後、クラスオブジェクト名の
一覧を消去し(ステップ422)、アイコン追加変更の
ためのウィンドウ(92)を生成し、クラスオブジェク
ト記憶部(50)にアクセスして人フォルダクラスのカ
スタマイズアイコン名とインスタンス構造に定義した標
準アイコン名をアイコン追加変更ウィンドウ(92)に
表示し(ステップ443)、ユーザに入力を要求し(ス
テップ444)、ユーザからの入力を待つ(ステップ4
45)。ユーザから入力がされると、プログラムは次の
ステップに進み、登録ボタン(155)の押下か否かを
判断する(ステップ446)。登録ボタン(155)の
押下であると判断した場合には、新たに追加変更された
アイコン属性をクラスオブジェクト記憶部(50)に記
憶し(ステップ447)、アイコン追加変更ウィンドウ
(92)を消去して(ステップ449)プログラムを終
了する。登録ボタン(155)の押下でないと判断した
場合には、キャンセルボタン(156)の押下か否かを
判断し(ステップ448)、キャンセルボタン(15
6)の押下であると判断した場合には、アイコン追加変
更ウィンドウ(92)を消去して(449)終了する。
キャンセルボタン(156)の押下でないと判断した場
合には、ステップ445に戻り次の入力を待つ。以上の
ようにして、ユーザはアイコンを追加したり変更したり
することができる。
【0020】本システムの特徴の一つとして、フォルダ
にプログラムを記述できることが挙げられる。例えば、
図13(E)に示すように、文書をドラッグ&ドロップ
操作により仕事を表すフォルダに移動すると自動的に文
書を仕事のメンバに配付したり、配付された文書を自動
的に分類したりするプログラムを記述することができ
る。プログラムは簡単な条件とその条件にあったときに
実行する処理をIf Thenのルールでスクリプトで
記述できる。以下、図10、図20に従ってプログラム
記述の手順を説明する。図10はプログラム記述の画面
例(1050)を、図20はプログラム記述プログラム
(19)を示した図である。まず、図10のプログラム
記述メニュー(138)が選択されるとクラスオブジェ
クト名の一覧を表示し、プログラムを記述したいクラス
オブジェクトの選択を待つ(751)。クラス名として
例えば仕事フォルダクラスが選択された後、クラスオブ
ジェクト名の一覧を消去し(ステップ752)、プログ
ラム記述のためのウィンドウ(91)を生成してクラス
オブジェクトのプログラム属性を表示し(ステップ75
3)、入力を待つ(ステップ754)。ユーザは、新し
いプログラム名あるいは編集するプログラム名とプログ
ラムを入力し、登録を行なう。例えば、“文書配付プロ
グラム”をプログラム名として入力し、仕事フォルダの
文書配付属性が“回覧”であれば回覧属性を参照して回
覧のためのヘッダを作成して文書に添付して回覧に出
し、仕事フォルダの文書配付属性が“Mail”であれ
ばMail属性を参照してMailのヘッダを作成し、
文書に添付してMailを送信するというプログラムを
記述する。登録済みプログラム内のプログラム名が選択
された場合は(ステップ756)、フォルダプログラム
記憶部(80)にアクセスしてプログラム名のファイル
を読み込み、プログラム記述ウィンドウ(91)に表示
して(ステップ757)、再びユーザからの入力を待
つ。登録ボタン(153)が押された場合は(ステップ
758)、プログラム名をフォルダのプログラム属性に
追加してインスタンスオブジェクト記憶部に記憶し(ス
テップ760)、入力されたプログラムをフォルダプロ
グラム記憶部(80)に記憶し(ステップ761)、プ
ログラム記述ウィンドウ(91)を消去して(ステップ
762)終了する。キャンセルボタン(154)が押さ
れた場合は(ステップ759)、プログラム記述ウィン
ドウ(91)を消去して(ステップ762)終了する。
以上の手順により、フォルダにプログラムを記述するこ
とができる。ここで記述されたプログラムは、仕事フォ
ルダクラス(58)に記憶され、仕事フォルダクラス
(58)のインスタンスオブジェクトであれば、プログ
ラム実行プログラム(18)によって自動的に実行され
る。
【0021】文書の自動配付プログラムで、回覧先での
状態属性は“処理中”、未回覧の文書は“未読”、回覧
後の文書は“回覧済み”など個人によって異なる状況に
よって属性値を自動的に変更するスクリプトを記述して
おき、属性値に対応するアイコンデータを設定しておく
と、グループメンバのデスクトップを表示することによ
って文書の回覧状況を知ることができるようになる。文
書の自動配付以外にも、例えば担当者1(61)のよう
な人フォルダクラスオブジェクト(51)のインスタン
スの状態属性が“出張”から“在室”に変更したときに
は、図13(A)、(B)に示すようにアイコン表示の
変化と共に“出張から戻りました”と音声で出力するこ
とや、仕事フォルダクラスオブジェクト(58)のイン
スタンスであれば、図13(C)、(D)に示すよう
に、その回覧経路表示属性がONであれば回覧経路をウ
ィンドウ内に表示して編集するプログラムを起動し、O
FFであれば起動しないようにしたり、回覧中の文書の
回覧履歴を回覧経路に重ねて表示するなど、デスクトッ
プ上でより使いやすいグループウェアを構築することが
できるようになる。
【0022】担当者1が自分を表す担当者1オブジェク
ト(61)の状態属性を出張からアクセス不可に変更す
るためには、状態属性を変更する方法が必要である。図
12は属性値変更画面(1070)を、図22は属性値
変更プログラム(27)を示した図である。ユーザは画
面上で属性値を変更するオブジェクトとして担当者1の
アイコンをクリックして選択し、メニュー(131)の
中から属性値変更メニュー(136)を選択する。属性
値変更メニュー(136)が選択されると、属性値変更
プログラム(27)を起動し、属性値変更ウィンドウ
(87)を生成して表示し(ステップ602)、インス
タンスオブジェクト記憶部(60)にアクセスして選択
しておいた担当者1オブジェクト(61)を読みだし
(ステップ604)、変更可能な属性の一覧を表示して
(ステップ605)入力を待つ(ステップ606)。例
えば、ユーザが状態属性を出張からアクセス不可に変更
すると、次のステップに進み、登録ボタン(147)の
押下を判断し(ステップ607)、登録ボタン(14
7)の押下であると判断した場合にはステップ608に
進む。ステップ608では、担当者1オブジェクト(6
1)の変更された状態属性の属性値を出張からアクセス
不可に変更してインスタンスオブジェクト記憶部(6
0)に記憶する。所属フォルダ属性や内容属性などの他
のオブジェクトが関係する属性値が変更された場合は、
他のオブジェクトの属性値も変更する必要がある。例え
ば、名前を変更した場合も他のオブジェクトの属性値も
変更する必要があり、担当者1を所属フォルダ属性の属
性値として持つオブジェクトの所属フォルダ属性や担当
者1をインスタンスとして持つ人フォルダオブジェクト
(51)のインスタンス属性を変更する。ステップ60
9では、他のオブジェクトと関係する属性値が変更され
た場合に、整合性がとれるように他のオブジェクトの属
性値を変更する。整合性のチェックが終了すると、属性
値変更ウィンドウ(87)を消去して(ステップ61
1)終了する。登録ボタンの押下でないと判断した場合
には、キャンセルボタン(148)の押下であるか否か
を判断し(ステップ610)、キャンセルボタン(14
8)の押下であると判断した場合には属性値変更ウィン
ドウ(87)を消去して(ステップ611)終了する。
キャンセルボタン(148)の押下でないと判断した場
合にはステップ606に戻り、再びユーザからの入力を
待つ。以上のようにして、ユーザはオブジェクトの属性
値を変更することができる。変更された属性値がアイコ
ンの表示に関係している場合は、図13(A)および
(B)に示すようにアイコン表示プログラム(29)に
よってアイコンの表示が変化する。このように、ユーザ
が属性値を自由に変更できるところに特徴がある。
【0023】以上はメニュー(131)により起動され
るプログラムの説明であったが、マウスなどによるデス
クトップ上での直接操作によって起動されるプログラム
もある。
【0024】図23はインスタンス表示プログラム(2
8)の処理手順を示した図である。インスタンス表示プ
ログラム(28)は、マウス等の入力装置(2)を使用
して、画面に表示されているアイコンをダブルクリック
したときに、フォルダ管理プログラム(20)によって
起動される。フォルダがダブルクリックされたときには
ウィンドウを作成してそのウィンドウ内にフォルダの内
容を表示し、文書がダブルクリックされたときには文書
を作成したアプリケーションプログラムを起動して文書
実体を表示させるなどが主な機能である。インスタンス
表示プログラム(28)は起動すると、インスタンス記
憶部(60)にアクセスして、ユーザによって選択され
ているインスタンスを参照する(ステップ701)。イ
ンスタンスがフォルダである場合は(ステップ70
2)、フォルダの内容属性を参照し(ステップ70
3)、フォルダ用ウィンドウを生成し(ステップ70
4)、表示アイコン記憶部(75)に内容であるインス
タンスオブジェクト名とそのオブジェクトの記憶されて
いるデータベース名を記憶し(ステップ708)、終了
する。表示アイコン記憶部(75)に記憶されたオブジ
ェクトは、アイコン表示プログラム(29)によってフ
ォルダ用ウィンドウ内に表示される。インスタンスが通
信装置である場合は(ステップ705)、状態属性を参
照してチェックし(ステップ706)、アクセス可能な
状態の場合は通信装置用のアプリケーションプログラム
(12)を起動して終了する。アクセスが不可能な状態
の場合はアクセスできない旨のメッセージを表示して終
了する。インスタンスが文書である場合は(ステップ7
07)、文書用アプリケーションプログラム(11)を
起動して終了する。
【0025】図13(E)、(F)に示すようにユーザ
がアイコンを他のアイコン上に移動させた場合はインス
タンス移動プログラム(22)が起動される。インスタ
ンス移動プログラム(22)はインスタンスの所属フォ
ルダ属性を変更するプログラムである。図24にインス
タンス移動プログラム(22)の処理手順を示す。イン
スタンス移動プログラム(22)は起動すると、まず、
アイコンを重ねられたアイコンのフォルダ名を取得し
(ステップ559)、所属フォルダ属性の属性値を移動
後の所属フォルダ名に変更し(ステップ560)、所属
フォルダの内容属性を移動後の所属フォルダ名に変更し
(ステップ561)、所属フォルダの内容属性に移動す
るインスタンス名を追加する(ステップ562)。次
に、移動後の所属フォルダのウィンドウが表示されてい
るか否かをチェックする(ステップ563)。表示され
ている場合は、引き続き、移動したインスタンスがアイ
コン表示されるが、所属フォルダのウィンドウが表示さ
れていない場合は移動したインスタンスはアイコン表示
されないので、移動したインスタンス名を表示アイコン
記憶部(75)から削除する(ステップ571)。その
後、移動後の所属フォルダに回覧経路表示属性があるか
否かをチェックし(ステップ564)、回覧経路表示属
性がある場合は、所属フォルダが仕事を表すフォルダの
ように回覧経路の設定が必要なフォルダであり、移動し
たインスタンスは人を表すフォルダであると判断し、所
属フォルダの回覧経路表示属性を表示に変更し(ステッ
プ565)、終了する。回覧経路表示属性が表示になっ
ているフォルダは、プログラム実行プログラムにより自
動的に回覧経路が表示されるため、ユーザは移動したイ
ンスタンスである人を表すフォルダを簡単に回覧経路に
組み込むことができる。
【0026】図14はフォルダ管理プログラム(20)
を示した図である。フォルダ管理プログラム(20)
は、起動すると初期画面を表示し(ステップ301)、
アイコン表示プログラム(29)、プログラム実行プロ
グラム(18)を起動し、イベントの発生を待つ。イベ
ントが検出されると(ステップ302)次のステップに
進み、イベントに応じて処理を振り分ける。ステップ3
54―359およびステップ362で検出されるイベン
トはメニューボタン(131)の選択によって発生する
イベントであり、ステップ360、361で検出される
イベントはマウスなどに入力装置(2)の操作により発
生するイベントである。フォルダ管理プログラム(2
0)は図6に示した終了メニュー(139)を選択する
と終了する。
【0027】図15はアイコン表示プログラム(29)
の処理手順を示した図である。アイコン表示プログラム
(29)の動作概略は、図25を使って先に述べた通り
であるが、詳細な処理手順を説明する。アイコン表示プ
ログラム(29)はフォルダ管理プログラム(20)に
よって起動され、フォルダ管理プログラム(20)の動
作中は常時動作しており、終了すると同時に終了する。
起動すると、まず、表示アイコン記憶部(75)にアク
セスして表示中のオブジェクト名を順番に読み込み(ス
テップ501)、オブジェクト名に対応するインスタン
スの属性とインスタンスのクラスのカスタマイズアイコ
ン属性を比較する(ステップ502)。クラスのカスタ
マイズアイコン属性に対応する属性値をインスタンスが
持っていた場合は(ステップ503)属性値に対応した
アイコン名を参照しステップ504)、そうでない場合
は標準のアイコン名を参照し(ステップ505)、アイ
コンデータ記憶部(70)からアイコン名に対応するア
イコンデータを読みだし、アイコンをその所属フォルダ
のウィンドウ内に表示し(ステップ506)、ステップ
501に戻り、以下、同じ処理を繰り返す。
【0028】図16はプログラム実行プログラム(1
8)を示した図である。プログラム実行プログラム(1
8)はアイコン表示プログラム(29)と同様にフォル
ダ管理プログラム(20)によって起動され、フォルダ
管理プログラム(20)の動作中は常時動作しており、
終了すると同時に終了する。プログラム実行プログラム
(18)は起動すると、クラスオブジェクトのプログラ
ム属性に対応するプログラムをフォルダプログラム記憶
部(80)から読みだし(ステップ601)、スクリプ
トインタプリタ(17)にスクリプトを渡してステップ
601に戻り、以下、同じ動作を繰り返す。
【0029】以上で述べたように、本実施例をオフィス
ワークに適用することにより、共同作業者や文書の状態
をデスクトップを使用しながら知ることができるように
なる。また、組織や仕事や人の階層でフォルダを構成す
ることにより、デスクトップでグループウェアを整理で
きるようになる。このシステムを用いて、通信装置をデ
スクトップ上で遠隔操作することもできるようになる。
例えば、図13(G)の電話を表すアイコン(132)
はポインティングデバイス(6)によってピックされて
いる。電話やFAXなどの通信機器を表すインスタンス
は実体としてハードウェアの入出力ポートを指してお
り、図13(G)のように電話を表すアイコンをダブル
クリックすることにより、電話をかけることができる。
電話クラスのカスタマイズアイコンとしてその状態属性
値がアクセス可能か否かによって異なるアイコンを指定
しておき、人フォルダクラスオブジェクト(51)のプ
ログラムとして、人フォルダクラスオブジェクト(5
1)のインスタンスの状態属性値が在室の場合のみ電話
オブジェクトの状態属性値をアクセス可にしておくとい
うスクリプトを書いておくと、プログラム実行プログラ
ム(18)によって担当者1―5の状態の変化に応じて
電話の状態属性値が変化し、アイコン表示プログラム
(29)によって電話の状態属性値に応じたアイコンが
表示されるため、担当者1―5のデスクトップウィンド
ウに表示される電話アイコンが担当者1―5の状態に応
じて変化し、担当者1―5の中で在室中の担当者のデス
クトップに表示される電話アイコンのみがアクセス可能
なアイコンとして表示され、電話アプリケーションの起
動ができるようになる。図13(F)のFAXアイコン
(134)も同様に、FAXの状態をアイコンによって
知ることができ、文書オブジェクトを表すアイコン(1
28)をFAXアイコン(134)に重ねることにより
FAXアプリケーションの起動ができるようになる。こ
のように、人や組織や通信装置にアクセス可能か否かに
よりフォルダの表示を変化させることにより、不在の人
に電話をかけたりせずにすむようになる。また、通信装
置を表すアイコンをピックすることにより通信装置と通
信可能な状態になることや、文書アイコンを移動して通
信装置を表すアイコンと重ねることにより通信装置に文
書を送信できることによって、通信装置の遠隔操作が可
能となる。さらに、フォルダにプログラムを記述できる
ことにより、文書アイコンを人を表すフォルダアイコン
の上に移動して重ねるだけで、例えばMailが故障中
であればFAXで文書を送ると言うように、自動的に通
信可能な装置を選び、状況にあった適切な方法で文書を
送ったり、Mailや回覧文書の分類や、関連部署への
自動送付など、ワークフローの制御や電子秘書の機能を
持たせることができるようになる。
【0030】
【発明の効果】デスクトップにおいて、新たな属性情報
を持つフォルダを定義できることにより、例えば人の名
前や人の位置などの情報を属性情報として持つフォルダ
が定義可能となり、属性情報やその変更に応じて対応す
るフォルダの色や形状を変化させて表示することによ
り、人がどこにいるかといったフォルダの属性情報の変
化を表示されたフォルダを見るだけで知ることができる
ようになる。また、属性情報としてフォルダがプログラ
ムを持つことにより、ユーザへの文書の配送や回覧など
のプログラムが定義可能となり、属性情報の変化に応じ
た処理を行なうことにより、文書の自動配送や自動回覧
ができるようになる。このように、人と文書が相互に関
係する情報を扱うことができるようになり、グループウ
ェアをデスクトップの機能として使用することができる
ようになる。さらに、組織や仕事や人を表すフォルダを
定義できることにより、組織や仕事ごとに人や文書をグ
ループ化できるようになり、デスクトップでグループウ
ェアを整理することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム構成の例を示す。
【図2】本発明の実施例におけるフォルダ階層を示す。
【図3】本発明の実施例におけるオブジェクト階層を示
す。
【図4】本発明の実施例におけるデータベースの一部で
あるクラスオブジェクト記憶部を示す。
【図5】本発明の実施例におけるデータベースの一部で
あるインスタンスオブジェクト記憶部を示す。
【図6】本発明の実施例におけるメニュー選択時の画面
例を示す。
【図7】本発明の実施例におけるユーザ入力画面例を示
す。
【図8】本発明の実施例におけるユーザ入力画面例を示
す。
【図9】本発明の実施例におけるユーザ入力画面例を示
す。
【図10】本発明の実施例におけるユーザ入力画面例を
示す。
【図11】本発明の実施例におけるユーザ入力画面例を
示す。
【図12】本発明の実施例におけるユーザ入力画面例を
示す。
【図13】本発明の実施例における画面表示例を示す。
【図14】本発明に実施例におけるフォルダ管理プログ
ラムの手順を示す。
【図15】本発明の実施例におけるアイコン表示プログ
ラムの手順を示す。
【図16】本発明の実施例におけるプログラム実行プロ
グラムの手順を示す。
【図17】本発明の実施例におけるクラス定義プログラ
ムの手順を示す。
【図18】本発明の実施例における属性追加プログラム
の手順を示す。
【図19】本発明の実施例におけるアイコン追加変更プ
ログラムの手順を示す。
【図20】本発明の実施例におけるプログラム記述プロ
グラムの手順を示す。
【図21】本発明の実施例におけるインスタンス作成プ
ログラムの手順を示す。
【図22】本発明の実施例における属性値変更プログラ
ムの手順を示す。
【図23】本発明の実施例におけるインスタンス表示プ
ログラムの手順を示す。
【図24】本発明の実施例におけるインスタンス移動プ
ログラムの手順を示す。
【図25】本発明の実施例におけるフォルダ管理プログ
ラム動作概略の手順を示す。
【符号の説明】
101、102、103、104…仕事を表すフォルダ
のアイコン、111、112、113、114、11
5、2001、2002、2003、2004…人を表
すフォルダのアイコン、30…組織を表すフォルダの内
容を表示するウィンドウ、31、34、36…仕事を表
すフォルダの内容を表示するウィンドウ、32…人を表
すフォルダの内容を表示するウィンドウ、20…フォル
ダ管理プログラム、16…属性追加プログラム、17…
スクリプトインタプリタ、18…プログラム実行プログ
ラム、19…プログラム記述プログラム、21…メニュ
ーイベント処理プログラム、22…インスタンス移動プ
ログラム、23…インスタンス作成プログラム、24…
クラス定義プログラム、25…フォルダ管理プログラ
ム、26…表示変更プログラム、27…属性値変更プロ
グラム、28…インスタンス表示プログラム、29…ア
イコン表示プログラム、40、204、205…オブジ
ェクトデータベース、50…クラスオブジェクト記憶
部、60…インスタンスオブジェクト記憶部、61…担
当者1オブジェクト、70…アイコンデータ記憶部、7
5…表示アイコン記憶部、80…フォルダプログラム記
憶部、201…ネットワーク、1001…フォルダ階層
図、1010…オブジェクト階層図。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】階層関係を構成するように関連付けられた
    複数のフォルダの各々を表示するときに、そのフォルダ
    を表すアイコンとそのアイコン内に含まれた、そのフォ
    ルダに属する他のフォルダあるいは情報をそれぞれ表す
    複数のアイコンとを表示するフォルダ表示方法におい
    て、 該複数のフォルダの少なくとも一つに対応して、そのフ
    ォルダが代表すべきオブジェクトの属性とその属性値を
    記憶し、 該属性値が取り得る複数の値に対応して複数のアイコン
    を記憶し、 該一つのフォルダを表示するときに、該記憶された複数
    のアイコンのうち、そのときのその属性の値に対応する
    一つのアイコンを選択し、 選択されたアイコンをそのフォルダを表すアイコンとし
    て表示するフォルダ表示方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、そのフォルダの属性の
    値が変更されたときに、その一つのフォルダに対応して
    記憶された、上記属性の値に関するプログラムを実行す
    ることを特徴とするフォルダ管理方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、ユーザが上記プログラ
    ムを記述し、 そのプログラムをそのフォルダに対応して記憶するフォ
    ルダ管理方法。
  4. 【請求項4】請求項2において、フォルダに対応して記
    憶されているプログラムは、実行するための条件とその
    条件を満たす場合の処理から成り、フォルダの属性の値
    が変更された場合は、その変更を検出し、該プログラム
    の中で条件を満たす処理を実行することを特徴とするフ
    ォルダ管理方法。
  5. 【請求項5】請求項2において、そのフォルダのアイコ
    ン上に別のアイコンを重ねることにより、そのフォルダ
    に対応して記憶されているプログラムを実行することを
    特徴とするフォルダ管理方法。
  6. 【請求項6】請求項1において、フォルダの属性の値が
    変更されたとき、そのフォルダのアイコン表示を変化さ
    せると同時に音でユーザにその変更を知らせることを特
    徴とするフォルダ表示方法。
  7. 【請求項7】請求項1において、フォルダの属性の値が
    変更されたとき、そのフォルダの属性の値の変更を検出
    し、計算機システムからユーザに文字で通知することを
    特徴とするフォルダ管理方法。
  8. 【請求項8】複数のフォルダが複数群に分けられ、各フ
    ォルダ群が多階層の一つを割り当てられ、各フォルダに
    はそのフォルダが属する階層より一つ下位の階層が割り
    当てられた複数のオブジェクトが属するように構成さ
    れ、各オブジェクトに対応して、アイコンをあらかじめ
    記憶し、ユーザからの少なくとも一つのオブジェクトの
    表示要求に応答して、そのオブジェクトに対応して記憶
    されたアイコンを表示するフォルダ表示方法において、
    通信装置に対応するオブジェクトを設け、通信装置にア
    クセス可能か否かの情報を属性の値として記憶し、通信
    装置にアクセス可能か否かの属性値により通信装置を表
    すアイコンの色や形状を変化させて表示することを特徴
    とするフォルダ表示方法。
  9. 【請求項9】請求項8において、通信装置を表すアイコ
    ンを入力装置によって選択したとき、通信装置を表すア
    イコンが通信可能な状態を示している場合は該通信装置
    と通信するためのプログラムを起動し、通信不可能な状
    態を示している場合は通信するためのプログラムを起動
    しないことを特徴とすることを特徴とするフォルダ管理
    方法。
  10. 【請求項10】複数のフォルダが複数群に分けられ、各
    フォルダ群が多階層の一つを割り当てられ、各フォルダ
    にはそのフォルダが属する階層より一つ下位の階層が割
    り当てられた複数のオブジェクトが属するように構成さ
    れ、各オブジェクトに対応して、アイコンをあらかじめ
    記憶し、ユーザからの少なくとも一つのオブジェクトの
    表示要求に応答して、そのオブジェクトに対応して記憶
    されたアイコンを表示するフォルダ表示方法において、
    いずれかの少なくとも一つのオブジェクトに対して、そ
    のオブジェクトの属性の値としてユーザの名称、そのユ
    ーザの位置、その位置の値に対して使用すべき複数のア
    イコンを記憶し、その位置の新たな値の入力に応答し
    て、その新たな値をその位置の値として記憶し、ユーザ
    からのいずれかのタイミングで発生した、そのオブジェ
    クトの表示要求に応答して、そのオブジェクトに対して
    記憶された複数のアイコンのうち、その位置の現在の値
    に対応する一つのアイコンを選択的に表示するフォルダ
    表示方法。
  11. 【請求項11】複数のフォルダが複数群に分けられ、各
    フォルダ群が多階層の一つを割り当てられ、各フォルダ
    にはそのフォルダが属する階層より一つ下位の階層が割
    り当てられた複数のオブジェクトが属するように構成さ
    れ、各オブジェクトに対応して、アイコンをあらかじめ
    記憶し、ユーザからの少なくとも一つのオブジェクトの
    表示要求に応答して、そのオブジェクトに対応して記憶
    されたアイコンを表示するフォルダ表示方法において、
    いずれかの少なくとも一つのオブジェクトに対して、そ
    のオブジェクトの属性の値としてユーザにデータを配送
    するためのアドレスを記憶し、そのオブジェクトのアイ
    コン上に別のデータを表すアイコンを移動させて重ねた
    場合に、そのオブジェクトの属性の値として記憶したユ
    ーザのアドレスにデータを配送することを特徴とするフ
    ォルダ管理方法。
  12. 【請求項12】複数のフォルダが複数群に分けられ、各
    フォルダ群が多階層の一つを割り当てられ、各フォルダ
    にはそのフォルダが属する階層より一つ下位の階層が割
    り当てられた複数のオブジェクトが属するように構成さ
    れ、各オブジェクトに対応して、アイコンをあらかじめ
    記憶し、ユーザからの少なくとも一つのオブジェクトの
    表示要求に応答して、そのオブジェクトに対応して記憶
    されたアイコンを表示するフォルダ表示方法において、
    いずれかの少なくとも一つのオブジェクトに対して、そ
    のオブジェクトの属性の値としてユーザにアクセス可能
    か否かの値を記憶し、ユーザからのいずれかのタイミン
    グで発生した、そのオブジェクトの表示要求に応答し
    て、そのオブジェクトに対して記憶された複数のアイコ
    ンのうち、そのユーザにアクセス可能か否かの値に対応
    してアイコンの色や形状を変化させて表示するフォルダ
    表示方法。
  13. 【請求項13】複数のフォルダが複数群に分けられ、各
    フォルダ群が多階層の一つを割り当てられ、各フォルダ
    にはそのフォルダが属する階層より一つ下位の階層が割
    り当てられた複数のオブジェクトが属するように構成さ
    れ、各オブジェクトに対応して、アイコンをあらかじめ
    記憶し、ユーザからの少なくとも一つのオブジェクトの
    表示要求に応答して、そのオブジェクトに対応して記憶
    されたアイコンを表示するフォルダ表示方法において、
    いずれかの少なくとも一つのオブジェクトに対して、そ
    のオブジェクトの属性の値として仕事の名称、該仕事に
    属するユーザを記憶することを特徴とするフォルダ管理
    方法。
  14. 【請求項14】請求項13において、いずれかの少なく
    とも一つのオブジェクトに対して、そのオブジェクトの
    属性の値として仕事の名称、その仕事に属するユーザを
    記憶し、そのオブジェクトを表すアイコン上に別のデー
    タを表すアイコンを移動させて重ねた場合に、その仕事
    に属するユーザ全員にデータを配送することを特徴とす
    るフォルダ管理方法。
  15. 【請求項15】請求項13において、いずれかの少なく
    とも一つのオブジェクトに対して、そのオブジェクトの
    属性の値として仕事の名称、その仕事に属するユーザを
    記憶し、そのオブジェクトを表すアイコン上に別のデー
    タを表すアイコンを移動させて重ねた場合に、その仕事
    に属するユーザ全員にデータを回覧することを特徴とす
    るフォルダ管理方法。
  16. 【請求項16】請求項13において、いずれかの少なく
    とも一つのオブジェクトに対して、そのオブジェクトの
    属性の値として仕事の名称、その仕事に属するユーザ、
    その仕事に属するユーザにデータを回覧する順番を記憶
    し、その仕事に属するユーザにデータを回覧する順番を
    ユーザが編集することを特徴とするフォルダ管理方法。
  17. 【請求項17】請求項13において、いずれかの少なく
    とも一つのオブジェクトに対して、そのオブジェクトの
    属性の値として仕事に属するユーザのグループにアクセ
    ス可能か否かの値を記憶し、ユーザからのいずれかのタ
    イミングで発生した、そのオブジェクトの表示要求に応
    答して、そのユーザのグループにアクセス可能か否かの
    値に対応してアイコンの色や形状を変化させて表示する
    フォルダ表示方法。
  18. 【請求項18】複数のフォルダが複数群に分けられ、各
    フォルダ群が多階層の一つを割り当てられ、各フォルダ
    にはそのフォルダが属する階層より一つ下位の階層が割
    り当てられた複数のオブジェクトが属するように構成さ
    れ、各オブジェクトに対応して、アイコンをあらかじめ
    記憶し、ユーザからの少なくとも一つのオブジェクトの
    表示要求に応答して、そのオブジェクトに対応して記憶
    されたアイコンを表示するフォルダ表示方法において、
    いずれかの少なくとも一つのオブジェクトに対して、そ
    のオブジェクトの属性の値として組織の名称、その組織
    に属する仕事を記憶し、いずれかの少なくとも一つのオ
    ブジェクトに対して、そのオブジェクトの属性の値とし
    てその組織に属する仕事の名称、その仕事に関係するユ
    ーザを記憶することを特徴とするフォルダ管理方法。
  19. 【請求項19】請求項18において、いずれかの少なく
    とも一つのオブジェクトに対して、そのオブジェクトの
    属性の値として組織の名称、その組織に属する仕事を記
    憶し、いずれかの少なくとも一つのオブジェクトに対し
    て、そのオブジェクトの属性の値としてその組織に属す
    る仕事の名称、その仕事に関係するユーザを記憶し、組
    織を名称とするオブジェクトを表すアイコン上に別のデ
    ータを表すアイコンを移動させて重ねた場合に、仕事を
    名称とするオブジェクトの属性の値として記憶されたそ
    の仕事に関係するユーザ全員にデータを配送することを
    特徴とするフォルダ管理方法。
  20. 【請求項20】請求項18において、いずれかの少なく
    とも一つのオブジェクトに対して、そのオブジェクトの
    属性の値として組織にアクセス可能か否かの値を記憶
    し、ユーザからのいずれかのタイミングで発生した、そ
    のオブジェクトの表示要求に応答して、その組織にアク
    セス可能か否かの値に対応してアイコンの色や形状を変
    化させて表示するフォルダ表示方法。
  21. 【請求項21】複数のフォルダが複数群に分けられ、各
    フォルダ群が多階層の一つを割り当てられ、各フォルダ
    にはそのフォルダが属する階層より一つ下位の階層が割
    り当てられた複数のオブジェクトが属するように構成さ
    れ、各オブジェクトに対応して、アイコンをあらかじめ
    記憶し、ユーザからの少なくとも一つのオブジェクトの
    表示要求に応答して、そのオブジェクトに対応して記憶
    されたアイコンを表示するフォルダ表示方法において、
    いずれかの少なくとも一つのオブジェクトに対して、そ
    のオブジェクトの属性の値としてユーザの名称、ユーザ
    の位置を記憶し、その上位の階層であるいずれかの少な
    くとも一つのオブジェクトに対して、そのオブジェクト
    の属性の値として仕事の名称、仕事に属するユーザを記
    憶し、その上位の階層であるいずれかの少なくとも一つ
    のオブジェクトに対して、そのオブジェクトの属性の値
    として組織の名称、組織に属する仕事を記憶し、その上
    位の階層であるオブジェクトに対して、そのオブジェク
    トの属性の値として組織の名称、組織に属する組織を記
    憶するフォルダ管理方法。
  22. 【請求項22】複数のフォルダが複数群に分けられ、各
    フォルダ群が多階層の一つを割り当てられ、各フォルダ
    にはそのフォルダが属する階層より一つ下位の階層が割
    り当てられた複数のオブジェクトが属するように構成さ
    れ、各オブジェクトに対応して、アイコンをあらかじめ
    記憶し、ユーザからの少なくとも一つのオブジェクトの
    表示要求に応答して、そのオブジェクトに対応して記憶
    されたアイコンを表示するフォルダ表示方法において、
    オフィスにおける組織を表すアイコンを表示し、組織を
    表すアイコンの一つを入力装置で選択する操作を行なう
    と、新たにウィンドウを生成して、ウィンドウ内に組織
    内のワークグループを表す複数のアイコンを表示し、ワ
    ークグループを表すアイコンの一つを入力装置で選択す
    る操作を行なうと、新たにウィンドウを生成して、ウィ
    ンドウ内にワークグループに所属するユーザを表す複数
    のアイコンを表示し、ユーザを表すアイコンの一つを入
    力装置で選択する操作を行なうと、新たにウィンドウを
    生成して、ウィンドウ内にユーザの名前、現在の位置、
    該ユーザに属する電話、FAX、電子メイル、文書、フ
    ォルダを含むオフィスツールを表すアイコンを表示する
    ことを特徴とするオフィスオブジェクト視覚化方法。
  23. 【請求項23】請求項22において、オフィスにおける
    組織を表すアイコンを表示し、組織を表すアイコンの一
    つを入力装置で選択する操作を行なうと、新たなウィン
    ドウは生成せずに、ウィンドウ内に組織内のワークグル
    ープを表す複数のアイコンを上書きして表示し、ワーク
    グループを表すアイコンの一つを入力装置で選択する操
    作を行なうと、ウィンドウ内にワークグループに所属す
    るユーザを表す複数のアイコンを上書きして表示し、ユ
    ーザを表すアイコンの一つを入力装置で選択する操作を
    行なうと、ウィンドウ内にユーザの名前、現在の位置を
    表示し、該ユーザに属する電話、FAX、電子メイル、
    文書、フォルダを含むオフィスツールを表すアイコンを
    上書きして表示することを特徴とするオフィスオブジェ
    クト視覚化方法。
  24. 【請求項24】請求項22において、電話、FAX、電
    子メイル、を含むオフィスツールが操作可能か否かによ
    って該オフィスツールを表すアイコンを変化させて表示
    することを特徴とするオフィスオブジェクト視覚化方
    法。
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