JP3525443B2 - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JP3525443B2
JP3525443B2 JP26259992A JP26259992A JP3525443B2 JP 3525443 B2 JP3525443 B2 JP 3525443B2 JP 26259992 A JP26259992 A JP 26259992A JP 26259992 A JP26259992 A JP 26259992A JP 3525443 B2 JP3525443 B2 JP 3525443B2
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークステーション
や高機能パーソナルコンピュータ上で動作する対話型シ
ステムを適用したワードプロセッサなどの文書処理装置
に関し、特に構造化された文書データを扱う文書処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、対話型システムは利用者とシステ
ムとの対話によってデータ処理を行っていくものであ
り、利用者がシステムに処理内容を指示し、それに対し
てシステムが表示画面に結果を表示する、ということを
繰り返すことによって処理を進めていく。ワードプロセ
ッサは、このような対話型システムを文書処理に適用し
たものである。
【0003】一般の文書においては、章や節のタイトル
には章番号や節番号を付与したり、タイトル文字を本文
とは違った見せ方をすることによって、視覚的な効果を
得ることができる。このような文書を容易に作成するた
めのワードプロセッサとしては、キヤノンから1987
年に発行された「キヤノワードプロ1000 活用の手
引」の刊行物に開示されたものが知られている。
【0004】上記刊行物に開示された技術を採用したワ
ードプロセッサにおいては、章や節のタイトルに用いる
ための見出しの種類として、大見出し/中見出し/小見
出し/同行見出し、という4種類の見出しを用意してお
き、ユーザが選択した文字列を前記4種類の見出しの
内、どの種類の見出しとするかを指定することにより、
見出しの登録を行うことができる。なお、それぞれの見
出しには、見出し番号の付け方、見出し文字列の書体、
見出しのレイアウトの仕方などに関する設定を別々行う
ことができるため、例えば、ある文字列を大見出しにし
たとすると、大見出しに設定されている見出し番号、書
体、レイアウト方法などが、その文字列に適用される。
【0005】また上記刊行物に開示された技術を採用し
たワードプロセッサでは、ウィジウィグ(WYSIWY
G(What You See Is What You Get=プリンタで出力し
た場合に、こう見えるであろうという状態を画面上に表
示する))形式で文書を表示することもできる。
【0006】しかしながら、WYSIWYG形式のワー
ドプロセッサにおいては、文書データが構造化されたも
のではなく、見出しは単なる印であるため、該印を付け
るためにどのレベルの見出し(大見出し、中見出し、小
見出しのいずれかの見出し)にするかをユーザが意識し
なくてはならない。また操作を続けている途中で、見出
しの階層関係に矛盾が生じることもあった。
【0007】また従来においては、WYSIWYG形式
のワードプロセッサの他に、構造化された文書データを
扱う文書処理装置も実現されており、この様な文書処理
装置としては、アウトラインプロセッサと呼ばれる、構
造を意識した文書作成に有効な装置(例えば、特開昭6
1−195455号公報に開示されたものがある)があ
る。
【0008】しかし、アウトラインプロセッサの場合
は、見出しの階層関係に矛盾が生じることはないが、表
示形式がWYSIWYGでないため、ユーザが出来上り
の文書の状態をイメージしながら、文書を作成すること
は極めて困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
ワードプロセッサや文書処理装置などの装置では、構造
化された文書は扱えないが、WYSIWYG形式の表示
に重点を置いて文書を作成するのか、あるいはWYSI
WYG形式で文書を表示できないが、構造化された文書
の作成に重点を置くものか、のいずれかであったため、
WYSIWYG形式の表示を維持しつつ、文書の構造に
矛盾が生じないように文書を作成することはできなかっ
た。
【0010】この発明は、実際に印刷したときの印刷結
果に対応する印刷イメージの表示形式の下で構造化文書
の作成を行いつつ、任意の文字列の見出し化或いは任意
の見出しの非見出し化を、ユーザが見出しのレベルを意
識することなく、且つ、文書構造に矛盾が生じることな
く行うことのできる文書処理装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の文書処理装置では、表示手段と、見出
し構造と段落構造とを含む構造化文書を、実際に印刷し
たときの印刷結果に対応する印刷イメージの表示形式
で、前記表示手段に表示させるウィンドウ処理手段と、
前記表示手段に表示された前記構造化文書中から、見出
し化されていない文字列を選択する選択手段と、見出し
化すべき旨を指示する指示手段と、該指示手段からの指
示に従って、前記選択手段により選択された文字列が属
している段落構造を特定する特定手段と、該特定手段に
より特定された段落構造内から、前記構造化文書の論理
的な構造において前記選択された文字列以降に出現する
構造を切り離すとともに、この切り離された構造に基づ
いて、前記選択された文字列に対応して見出し化すべく
見出し構造を生成する見出し化処理手段と、該見出し化
処理手段による処理結果を反映した前記構造化文書の見
出しの見出し番号を再決定するナンバリング手段とを具
えている。
【0012】また、第2の発明の文書処理装置では、表
示手段と、見出し構造と段落構造とを含む構造化文書
を、実際に印刷したときの印刷結果に対応する印刷イメ
ージの表示形式で、前記表示手段に表示させるウィンド
ウ処理手段と、前記表示手段に表示された前記構造化文
書中から、見出し化されている文字列を選択する選択手
段と、非見出し化すべき旨を指示する指示手段と、該指
示手段からの指示に従って、前記選択手段により選択さ
れた文字列が属している見出し構造を特定する特定手段
と、該特定手段により特定された見出し構造を段落構造
に変換すると共に、この変換され段落構造を、前記構造
化文書の論理的な構造において当該特定された見出し構
造の直前に存在していた見出し構造に属すように処理す
る非見出し化処理手段と、該非見出し化処理手段による
処理結果を反映した前記構造化文書の見出しの見出し番
号を再決定するナンバリング手段とを具えている。
【0013】更に、第3の発明の文書処理装置では、第
2の発明において、前記特定された見出し構造が非見出
し化可能であるか否かを、現時点での構造化文書の論理
的な構造に基づいて判断する判断手段を更に具え、この
判断手段により非見出し化可能であると判定された見出
し構造対象のみを非見出し化することを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】第1の発明によれば、選択手段によって見出し
化されていない文字列が選択され、更に指示手段によっ
て見出し化すべき旨を指示すると、特定手段は、前記選
択手段により選択された文字列が属している段落構造を
特定し、これを見出し化処理手段に渡す。見出し化処理
手段では、前記特定手段により特定された段落構造か
ら、前記構造化文書の論理的な構造(論理構造)におい
て前記選択された文字列以降に出現する構造を切り離す
と共に、この切り離された構造に基づいて、前記選択手
段により選択された文字列に対応して見出し化すべく見
出し構造を生成する。更にナンバリング手段は、見出し
化処理手段による処理結果を反映した前記構造化文書の
見出しの、章番号や節番号等の見出し番号を再決定す
る。
【0015】第2の発明によれば、選択手段によって見
出し化されている文字列が選択され、更に、指示手段に
よって非見出し化すべき旨を指示すると、特定手段は、
前記選択手段により選択された文字列が属している見出
し構造を特定し、これを非見出し化処理手段に渡す。非
見出し化処理手段では、前記特定手段により特定された
見出し構造を段落構造に変換すると共に、この変換され
段落構造を、構造化文書の論理的な構造(論理構造)に
おいて当該特定された見出し構造の直前に存在していた
見出し構造に属すように処理する。更にナンバリング手
段は、非見出し化処理手段による処理結果を反映した前
記構造化文書の見出しの、章番号や節番号等の見出し番
号を再決定する。
【0016】第3の発明によれば、第2の発明おいて、
判断手段によって前記特定された見出し構造が非見出し
化可能であると判断された場合のみ、前記特定された見
出し構造が非見出し化される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0018】図1は本発明に係る文書処理装置の一実施
例を示す機能ブロック図である。同図において、文書処
理装置は、入力部10、制御部20、文書データ記憶部
30及び表示部40を備えている。
【0019】文書データ記憶部30には、見出し構造と
段落構造とを含む構造化文書データが記憶されている。
この実施例では、構造化文書データは木構造のデータ構
造形式で記憶されている。
【0020】表示部40には、制御部20によって文書
データ記憶部30から読み出された構造化データ文書
が、WYSIWYG形式で表示される。
【0021】入力部10は、表示部40に表示された構
造化文書中から、見出し化されていない文字列(見出し
化すべく文字列)を選択したり、見出し化されている文
字列(非見出し化すべく見出し)を選択する選択部11
と、見出し化すべき旨や非見出し化すべき旨を指示する
指示部12とを有している。
【0022】制御部部20において、ウィンドウ処理部
21は、文書データ記憶部30から構造化文書データを
読み出して、実際に印刷したときの印刷結果に対応する
印刷イメージの表示形式つまり、WYSIWYG形式で
表示部40に表示させる。
【0023】特定部22は、指示部12から見出し化す
べき旨の指示があると、文書データ記憶部30内の構造
化文書(木構造)を参照して、選択部11により選択さ
れた文字列が属している段落構造を特定する。また指示
部12から非見出し化すべき旨の指示があると、文書デ
ータ記憶部30内の構造化文書(木構造)を参照して、
選択部11により選択された文字列が属している見出し
構造を特定する。こうして特定された段落構造あるいは
見出し構造は、特定部22から見出し化処理部23に通
知される。
【0024】見出し化処理部23は、特定部22により
特定された段落構造から、構造化文書における論理的な
構造において、選択部11により選択された文字列以降
に出現する構造を切り離すと共に、この切り離された構
造に基づいて、選択部11により選択された文字列に対
応して見出し化すべく見出し構造を生成する。
【0025】判断部24は、特定部22により特定され
た見出し構造が非見出し化可能であるか否かを、文書デ
ータ記憶部30に記憶されている現時点での構造化文書
の論理的な構造に基づいて判断し、この結果を非見出し
化処理部25に通知する。
【0026】非見出し化処理部25は、判断部24によ
る判断結果が非見出し化可能であった場合は、特定手部
22により特定された見出し構造を段落構造に変換する
と共に、この変換され段落構造を、構造化文書における
論理的構造において当該特定された見出し構造の直前に
存在していた見出し構造に属すように処理する。
【0027】ナンバリング部26は、見出し化処理部2
3によって見出し化された結果あるいは非見出し化処理
部25によって非見出し化された結果を考慮した構造化
文書の見出しの見出し番号を再決定する。つまり章番
号、節番号などの見出し番号を振り直す。
【0028】図2は、図1に示した実施例の装置を実現
するためのハードウェア構成を示すブロック図であり、
この装置はコンピュータやワークステーションやワード
プロセッサなどに適用される。同図において、装置は、
制御装置201及び主記憶装置202から構成された処
理装置203と、表示装置204と、キーボード205
及びマウス206から構成された入力装置207と、補
助記憶装置208とを有している。制御装置201は制
御部20に、主記憶装置202は文書データ記憶部30
に、表示装置204は表示部40に、入力装置207は
入力部10にそれぞれ対応している。補助記憶装置20
8は構造化文書をファイル形式で保存するためのもので
ある。
【0029】係る構成において、文書処理装置による処
理の全体の流れについて、図3に示すフローチャート及
び上述した図1を参照して説明する。
【0030】入力部10によって文字列を選択し、更に
所望のコマンドを入力すると、制御部20は、入力部1
0からの文字列情報およびコマンドを受取り(ステップ
301)、そのコマンドを解釈する。そして制御部20
は、コマンドを解釈した結果に基づいて、見出し化を実
行するのか否かを判断し(ステップ302)、見出し化
する場合には、見出し化処理を実行し(ステップ30
3)、一方、見出し化しない場合は、非見出し化を実行
するのか否かを判断する(ステップ304)。ここで、
非見出し化する場合には、非見出し化処理を実行し(ス
テップ305)、一方、非見出し化しない場合は、コマ
ンドに応じた処理を実行する(ステップ306)。
【0031】次に、見出し化処理について、図4乃至図
8及び上述した図1を参照して説明する。なお、図4は
見出し化処理動作を示すフローチャートであり、図5乃
至図8は見出し化処理を説明するための図である。
【0032】今、表示部40には、図5に示す様なWY
SIWYGウィンドウ500が表示されているものとす
る。このウィンドウ500は、特許明細書に関する文書
を作成中であるウィンドウを示しており、このウィンド
ウ500においては、既に、第1レベルの見出しとして
「1章 発明の名称」、「2章 特許請求の範囲」及び
「3章 発明の詳細な説明」が存在し、また第2レベル
の見出しとして「3.1 産業上の利用分野」及び
「3.2節 発明が解決しようとする課題」が存在して
いる。
【0033】この様な表示状態のときには、当該構造化
文書は、図6に示すような木構造形式のデータ構造で文
書データ記憶部30に記憶されている。図6に示すデー
タ構造において、600Aで示される部分は論理構造を
示しており、見出し3、タイトル3等は論理構造の構成
要素である。また600Bで示される部分は文書の内容
部を示している。更に論理構造において内容部を持つ構
成要素と該構成要素と対応する内容部とは、例えばポイ
ンタで対応つけられている。具体的には、内容部を持つ
構成要素に、該当する内容部へのポインタが保持されて
いる。
【0034】なお、図6に示す論理構造においては、図
5に示す構造化文書における第1レベルの見出しである
「1章 発明の名称」及び「2章 特許請求の範囲」の
見出しの見出し構造については省略している。仮に、そ
れらの見出し構造を図示するならば、「1章 発明の名
称」に関する見出し構造は「見出し1」となり、「2章
特許請求の範囲」に関する見出し構造は「見出し2」
となり、その「見出し1」及び「見出し2」は、図6に
示す論理構造において「見出し3」の構成要素と同レベ
ルとなる。
【0035】さて図5に示される表示状態で、3.1節
中の段落である「従来の技術」を見出し化する場合は、
選択部11によって3.1節中の段落中の文字列「従来
の技術」を選択し、次に指示部12によって「見出し
化」コマンドを選択し実行すべき旨を指示する。
【0036】これにより、選択部11により選択された
「従来の技術」の文字列情報及び、指示部12により指
示された「見出し化」コマンドは特定部22に入力され
るので、図4に示すように、特定部22は入力された文
字列を認識すると共に(ステップ401)、入力された
コマンドを解釈する(ステップ402)。
【0037】次に特定部22は、文書データ記憶部30
内に記憶されている図6に示す様な木構造のデータを参
照し(ステップ403)、現在選択されている文字列
「従来の技術」を含む段落構造を特定し(ステップ40
4)、更に、その特定した段落構造を見出し化処理部2
3に渡す。この例では、段落構造610(図6参照)が
特定されて、見出し化処理部23に渡されることにな
る。
【0038】見出し化処理部23では、渡された段落構
造610から、図6に示される論理構造において、選択
された文字列以降に出現する構造を切り離し(ステップ
405)、該切り離した構造に基づいて見出し構造を生
成する(ステップ406)。この例では、段落構造61
0から構造611(図6参照)が切り離されることにな
る。
【0039】次に見出し化処理部23は、ステップ40
6において生成した見出し構造にタイトル番号を付与し
て(ステップ407)、木構造の所定の位置に配置し
(ステップ408)、その後、その旨をナンバリング部
26に通知する。
【0040】ナンバリング部26では、ステップ406
において生成された見出し構造が配置された木構造にお
いて、当該見出し構造の次に出現する見出し構造のタイ
トル番号を振り直し(ステップ409)、その後、ナン
バリング終了の旨をウィンドウ処理部21に通知する。
ナンバリング部26によってタイトル番号が振り直され
た後の木構造のデータ構造は、図7に示す様な内容にな
っている。
【0041】すなわち、図7に示すように、図6におい
て、見出し4の下部構造であった文字列4(“従来の技
術”)が見出し化されることによって、文字列4と文字
列5が見出し4から切り離され、新たな見出し構造が生
成されると共にタイトル番号が割り振られ、第2レベル
の見出しとして木構造に加えられている。このときの見
出しレベルとしては、見出し化される段落が属している
見出しレベルと同じレベルが割り当てられる。また、そ
れ以降の見出しはタイトル番号が振り直されている。な
お、図7に示すデータ構造は、第1レベルの見出しであ
る「1章 発明の名称」及び「2章 特許請求の範囲」
の見出しの見出し構造については省略している。
【0042】さて、ウィンドウ処理部21では、ナンバ
リング終了の通知を受け取ると、文書データ記憶部30
に記憶されている図7に示す木構造のデータに基づい
て、当該構造化文書を、WYSIWYG形式で表示部4
0に再表示する(ステップ410)。すなわち、図5に
示した表示内容は図8に示す表示内容に変更される。図
8から明らかなように、図5における「従来の技術」と
いう段落が第2レベルの見出し「3.2節 従来の技
術」という見出しに置き換わったのに加えて、それ以降
の章番号の付け替えが起こるため、図5における第2レ
ベルの見出し「3.2節 発明か解決しようとする課
題」が、「3.3節 発明が解決しようとする課題」に
変更されている。
【0043】次に、図2に示す装置による見出し化処理
について、図9を参照しながら簡単に説明する。
【0044】最初に、ユーザが、ある段落中の文字列上
で入力装置207のマウス206に設けられているボタ
ンをクリック(901)すると、表示装置204はその
文字列が選択されたことを示す表示(902)を行う。
この状態でユーザが、マウス206を操作して、メニュ
ー等の項目から「見出し化」コマンド(903)を指示
し実行すべき旨を指示すると、制御装置201は、その
コマンドを解釈(904)し、見出し化処理を実行す
る。すなわち、制御装置201は、主記憶装置202内
に記憶されている木構造の文書データ(905)を参照
して、現在選択されている文字列を含む段落構造を特定
し、この段落構造に基づいて、適切なレベルの見出し構
造を生成(906)する。また、その見出し構造と文書
データ記憶部30に記憶されている木構造における段落
構造とを入れ替え、その後、見出しのタイトル番号を新
たにナンバリング(907)する。このようにして更新
された木構造の文書データ(908)の内容を反映し
て、見出しの表示(909)が表示装置204によって
行われる。
【0045】次に、非見出し化処理について、図10乃
至図14及び上述した図1を参照しながら説明する。な
お、図10は非見出し化処理動作を示すフローチャート
であり、図11乃至図14は非見出し化処理を説明する
ための図である。
【0046】今、表示部40には、図8に示すようなW
YSIWYGウィンドウ500が表示されているものと
する。この様な表示状態のときには、構造化文書は、図
11に示す様な木構造形式のデータ構造で文書データ記
憶部30に記憶されている。図11に示すデータ構造
は、図7に示したデータ構造に、第1レベルの見出しで
ある「2章 特許請求の範囲」の見出しの見出し構造が
追加された構造になっている。
【0047】ここでは、上記見出し化処理によって得ら
れた図8に示したウィンドウ内に表示されている構造化
文書において、第1レベルの見出しである「3章 発明
の詳細な説明」を非見出し化にする場合の処理について
説明する。
【0048】さて図11に示される表示状態で、選択部
11によって「3章 発明の詳細な説明」を選択し、次
に指示部12によって「非見出し化」コマンドを選択し
実行すべき旨を指示する。
【0049】これにより、選択部11により選択された
文字列情報及び、指示部12により指示された「非見出
し化」コマンドは特定部22に入力されるので、図10
に示すように、特定部22は入力された見出しを認識す
るとともに(ステップ1001)、入力されたコマンド
を解釈する(ステップ1002)。
【0050】次に特定部22は、文書データ記憶部30
内に記憶されている図12に示す様な木構造のデータを
参照して(ステップ1003)、現在選択されている見
出し「3章 発明の詳細な説明」を含む見出し構造を特
定すると共に(ステップ1104)、該特定した見出し
構造を判断部24に渡す。この例では、見出し構造12
10(図12参照)が特定されて、判断部24に渡され
ることになる。
【0051】判断部24では、渡された見出し構造11
10が非見出し化可能であるか否かを、文書データ記憶
部30内の文書データにおける論理構造を参照して判断
する(ステップ1005)。非見出し化可能の場合は、
その旨及び渡された見出し構造を非見出し化処理部26
に渡す。なお、判断部24は見出しを非見出し化するに
際し、選択されている見出しの下位に見出しが存在しな
い場合のみ、その見出しを非見出し化にするようにして
いる。
【0052】さて非見出し化処理部26では、上記渡さ
れた見出し構造に基づいて段落構造を生成するとともに
(ステップ1006)、その生成した段落構造を、図1
2に示す論理構造における上記渡された見出し構造の直
前に位置していた見出し構造に属すように配置処理し
(ステップ1007)、その後、その旨をナンバリング
部26に通知する。
【0053】ナンバリング部26では、論理的に、上記
生成された段落構造以降に出現する見出し構造のタイト
ル番号を振り直し(ステップ1008)、ナンバリング
終了の旨をウィンドウ処理部21に通知する。
【0054】ナンバリング部26によってタイトル番号
が振り直された後の木構造のデータ構造は、図12に示
す様な内容になっている。
【0055】すなわち、図12においては、図11にお
いて見出し2が非見出し化されることによって、その見
出し3は木構造から削除され、またタイトル文字列
(“発明の詳細な説明”)を基にして新たな段落構造が
生成され、更に見出し2の下部構造として木構造に加え
られている。また図12においては、図11において見
出し3の下部構造であった見出し4、5、6は、それぞ
れ見出し3、4、5として見出し2の下部構造に付け替
えられ、タイトル番号が振り直されている。
【0056】ウィンドウ処理部21では、ナンバリング
終了の通知を受け取ると、文書データ記憶部30に記憶
されている図12に示される木構造のデータに基づい
て、当該構造化文書を、WYSIWYG形式で表示部4
0に再表示する(ステップ1009)。即ち、図8に示
した表示内容は図13に示す表示内容に変更される。図
13から明らかなように、図8において「3章 発明の
詳細な説明」という見出しであったのが、「2章 特許
請求の範囲」という見出し下の段落に置き換わったのに
加え、3章に含まれていた各節が2章に付けかわり、そ
れに伴ってタイトル番号も振り直されている。
【0057】なお、判断部24は、ステップ1005に
おいて見出しを非見出し化にできない場合は、その旨を
ユーザに提示し(ステップ1010)、処理を中断する
(ステップ1011)。
【0058】ここで、見出しを、非見出し化できる場合
と、非見出し化出来ない場合とについて、具体例を用い
て説明する。
【0059】例えば、見出しレベルが図14に示すよう
な階層構造になっていたとする。図14に示す例におい
ては、矩形は見出しのレベルを表し、その矩形内の数字
はタイトル番号を表す。
【0060】第1レベルの見出しとして「1」、「2」
の各見出しが存在し、第1レベルの下位に存在する第2
レベルの見出しとして「1.1」、「1.2」、「2.
1」及び「2.2」の各見出しが存在し、また第2レベ
ルの下位に存在する第3レベルの見出しとして「1.
1.1」、「1.1.2」及び「1.1.1」がの各見
出しが存在し、更に第3レベルの下位に存在する第4レ
ベルの見出しとして「1.2.1.1」の見出しが存在
している。
【0061】このような階層構造の見出しにおいては、
各レベルの先頭の見出しは、下位層に見出しを持たない
場合のみ「非見出し化」が可能であり、一方、下位層に
見出しを持つ場合は「非見出し化」処理は禁止される。
【0062】図15において、記号「×」で示される見
出しは非見出し化することはできないことを示し、また
記号「○」で示される見出しは非見出し化することがで
きることを示している。例えば「1章」の見出しは
「1.n節」ある場合には「非見出し化」を実行できな
い。
【0063】次に、図2に示す装置による非見出し化処
理について、図15を参照しながら簡単に説明する。
【0064】最初に、ユーザが、ある見出しの近傍で入
力装置207のマウス206に設けられているボタンを
クリック(1501)すると、表示装置204はその見
出しが選択されたことを示す表示(1502)を行う。
この状態でユーザが、マウス206を操作して、メニュ
ー等の項目から「非見出し化」コマンド(1503)を
指示し実行すべき旨を指示すると、制御装置201はそ
のコマンドを解釈(1504)し、非見出し化処理を実
行する。すなわち、制御装置201は、主記憶装置20
2内に記憶されている文書データ(木構造)(150
5)を参照し、その木構造から、現在選択されている見
出しの文字列から段落構造を生成する(1506)。ま
た、その段落構造と文書データ記憶部30が保持する木
構造の見出し構造とを入れ替え、その後、見出しのタイ
トル番号を新たにナンバリング(1507)する。この
ようにして更新された木構造の文書データ(1508)
の内容を反映して、非見出し化された段落(文字列)の
表示(1509)が表示装置204によって行われる。
【0065】なお、制御装置201は、段落構造生成
(1506)において、文書構造に矛盾が起きないよう
に構造の変更を行うが、もし、文書構造の矛盾を解決す
ることができない場合は、ユーザに非見出し化できない
旨を通知して処理を中断する。そして、非見出し化でき
ない旨が表示装置204に表示される。
【0066】以上説明したように本実施例によれば、W
YSIWYG形式の表示下で構造化文書の見出しに関す
る操作を、文書構造に矛盾を生じることなく行うことが
できる。また出来上りの文書を確認しながら見出しや段
落などの文書要素に対して直接操作ができる。更に見出
しのレベルを意識することなく、論理的に矛盾のない構
造を持つ文書を作成することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、見
出し構造と段落構造とを含む構造化文書を、実際に印刷
したときの印刷結果に対応する印刷イメージの表示形式
で表示手段に表示しつつ、見出し化されていない文字列
を見出し化すべく操作が行われると、その非見出し化の
文字列を、文書構造に矛盾を生じることなく、見出し化
することができる。
【0068】また見出し化されている見出しを非見出し
化すべく操作が行われると、その見出し化されている見
出しを、文書構造に矛盾を生じることなく、非見出し化
することができる。
【0069】従って、ユーザは、構造化文書の作成及び
編集に際しては、見出し化されていない文字列の見出し
化あるいは見出し化された見出しの非見出し化の際に
は、見出しのレベルを意識することなく、対象とするも
のを選択し、見出し化あるいは非見出し化すべき旨を指
示することにより、所望の構造化文書を作成・編集する
ことができる。
【0070】従って、実際に印刷したときの印刷結果に
対応する印刷イメージの表示形式の下で構造化文書の作
成を行いつつ、任意の文字列の見出し化或いは任意の見
出しの非見出し化を、ユーザが見出しのレベルを意識す
ることなく、且つ、文書構造に矛盾が生じることなく行
うことのできる文書処理装置を提供することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書処理装置の一実施例を示す機
能ブロック図。
【図2】図1に示した実施例の装置を実現するためのハ
ードウェア構成を示すブロック図。
【図3】本実施例の文書処理の全体の流れを示すフロー
チャート。
【図4】本実施例の見出し化処理動作を示すフローチャ
ート。
【図5】本実施例で用いた見出し化処する前の構造化文
書の表示例を示す図。
【図6】図5に示す構造化文書のデータ構造を示す図。
【図7】図6に示すデータ構造に対して見出し化処理を
施した後のデータ構造を示す図。
【図8】図7に示すデータ構造に基づいて表示された構
造化文書の表示例を示す図。
【図9】図2に示す装置による見出し化処理の概略を説
明するための図。
【図10】本実施例の非見出し化処理動作を示すフロー
チャート。
【図11】図7に示す構造化文書のデータ構造を示す
図。
【図12】図11に示すデータ構造に対して非見出し化
処理を施した後のデータ構造を示す図。
【図13】図12に示すデータ構造に基づいて表示され
た構造化文書の表示例を示す図。
【図14】見出しを非見出し化できる場合と非見出し化
できない場合とを説明するための図。
【図15】図2に示す装置による非見出し化処理の概略
を説明するための図。
【符号の説明】
10…入力部、11…選択部、12…指示部、20…制
御部、21…ウィンドウ処理部、22…特定部、23…
見出し化処理部、24…判断部、25…非見出し化処理
部、26…ナンバリング部、30…文書データ記憶部、
40…表示部、201…制御装置、202…種記憶装
置、203…処理装置、204…表示装置、205…キ
ーボード、206…マウス、207…入力措置、208
…補助記憶装置。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示手段と、 見出し構造と段落構造とを含む構造化文書を、実際に印
    刷したときの印刷結果に対応する印刷イメージの表示形
    式で、前記表示手段に表示させるウィンドウ処理手段
    と、 前記表示手段に表示された前記構造化文書中から、見出
    し化されていない文字列を選択する選択手段と、 見出し化すべき旨を指示する指示手段と、 前記指示手段からの指示に従って、前記選択手段により
    選択された文字列が属している段落構造を特定する特定
    手段と、 前記特定手段により特定された段落構造内から、前記構
    造化文書の論理的な構造において前記選択された文字列
    以降に出現する構造を切り離すとともに、この切り離さ
    れた構造に基づいて、前記選択された文字列に対応して
    見出し化すべく見出し構造を生成する見出し化処理手段
    と、 前記見出し化処理手段による処理結果を反映した前記構
    造化文書の見出しの見出し番号を再決定するナンバリン
    グ手段とを具えたことを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】表示手段と、 見出し構造と段落構造とを含む構造化文書を、実際に印
    刷したときの印刷結果に対応する印刷イメージの表示形
    式で、前記表示手段に表示させるウィンドウ処理手段
    と、 前記表示手段に表示された前記構造化文書中から、見出
    し化されている文字列を選択する選択手段と、 非見出し化すべき旨を指示する指示手段と、 前記指示手段からの指示に従って、前記選択手段により
    選択された文字列が属している見出し構造を特定する特
    定手段と、 前記特定手段により特定された見出し構造を段落構造に
    変換すると共に、この変換され段落構造を、前記構造化
    文書の論理的な構造において当該特定された見出し構造
    の直前に存在していた見出し構造に属すように処理する
    非見出し化処理手段と、 前記非見出し化処理手段による処理結果を反映した前記
    構造化文書の見出しの見出し番号を再決定するナンバリ
    ング手段とを具えたことを特徴とする文書処理装置。
  3. 【請求項3】前記特定された見出し構造が非見出し化可
    能であるか否かを、現時点での構造化文書の論理的な構
    造に基づいて判断する判断手段を更に具え、この判断手
    段により非見出し化可能であると判定された見出し構造
    対象のみを非見出し化することを特徴とする請求項2記
    載の文書処理装置。
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