JP3400116B2 - 巻取装置 - Google Patents

巻取装置

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JP3400116B2
JP3400116B2 JP16173994A JP16173994A JP3400116B2 JP 3400116 B2 JP3400116 B2 JP 3400116B2 JP 16173994 A JP16173994 A JP 16173994A JP 16173994 A JP16173994 A JP 16173994A JP 3400116 B2 JP3400116 B2 JP 3400116B2
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紀夫 岩波
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱間圧延設備の圧延ライ
ンに設けられ巻取り巻戻しを行う巻取装置に係わり、特
に薄い板厚のコイルの局部的冷却を防止する巻取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延設備は粗圧延機と仕上圧延機と
で構成されている。最近、粗圧延機と仕上圧延機の間に
巻取り巻戻し機を設け、粗圧延した被圧延材を一旦巻取
り巻戻し機に巻き取り、これを巻き戻して、被圧延材の
尾端から仕上圧延機に送る装置が開発され、コイルに巻
き取ることによって被圧延材の温度低下を改善し、ほぼ
一定の圧延速度で被圧延材の先端から後端まで圧延する
ことができるようになった。
【0003】また、薄スラブ連続鋳造機の開発により、
粗圧延機を取り除いた熱間圧延設備が実用化されてお
り、従来厚みが210mm程度あった連続鋳造材に代わ
り、厚みを50mm〜70mm程度にして連続鋳造し、
この薄スラブを直接加熱炉に装入して所定温度に均熱
後、仕上圧延機で仕上圧延することができるようになっ
た。
【0004】ところで最近これをさらに改善し、仕上圧
延機の台数を少なくすると共に圧延ラインを短縮した設
備が検討されている。図7はこのような設備の一例を示
す。粗圧延機2の上流側に第1巻取り巻戻し機3、下流
側に第2巻取り巻戻し機4が設けられ、下流側に仕上圧
延機列5と、ダウンコイラー6が設けられている。連続
鋳造機より50mm〜70mm前後の被圧延材1が供給
されると、粗圧延機2で正転圧延して第2巻取り巻戻し
機4に巻取り、次に逆転圧延して第1巻取り巻戻し機3
に巻き取る。このように正転、逆転を繰り返し10mm
前後にした後、第1巻取り巻戻し機3に巻取り、更に粗
圧延機2で6.5mm程度に圧延した後、仕上圧延機列
5で仕上圧延を行い、1.2mm程度にしてダウンコイ
ラー6に巻取る。
【0005】図8は従来用いられている巻取り巻戻し機
の構成を示し、被圧延材1に巻きぐせを付ける曲げロー
ル7と、コイル8に巻いてゆくクレードルロール9から
なる。巻戻しは矢印A,矢印Bで示す方向に行い、矢印
B方向への巻戻しは軸のない状態で可能であるが、矢印
Aの方向への巻戻しはマンドレルなどの軸を入れて巻戻
しを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】巻取り、巻戻しする板
厚が薄くなるに従いその速度は急速に増加する。さらに
コイルの板厚が薄くなると冷却が大きくなり、外気と接
するコイル端面やコイル内巻き側の温度が低下する。図
8に示す巻取り巻戻し機の場合、板厚が薄くなると軸芯
がないため、コイル状に巻くことが困難となる上、形状
も楕円となり、高速の巻取り巻戻しができない。また、
薄板のためコイル冷却も大きくなるので、20mm程度
の板厚までが使用可能な限界となっており、図7で示し
た巻取り巻戻し機に対する要求を満足することができな
い。
【0007】コイルを保熱しながら圧延する圧延機にス
テッケルミルがあり、USP4,430,875や特開
昭59−191502号および特開昭59−19150
3号に技術内容が開示されている。ステッケルミルは圧
延機と、この上流側と下流側に設けられた炉と、この炉
内に設けられた巻取機より構成される。圧延機を正転、
逆転させて、下流側、上流側の巻取機で巻取り、巻戻し
しながら、圧延を行う。このステッケルミルの巻取機の
場合、コイルの先端を巻取り軸に引っ掛けて固定するた
め、コイルの先端に傷が付きやすく、高速巻取りや巻戻
しができないという問題点がある。さらに炉内で加熱す
るためスケールが発生し、品質を劣化させるという問題
点がある。
【0008】また、巻取りに失敗した場合、このコイル
を巻取装置から取り外し、圧延ライン外に排出するが、
この搬出に時間がかかり、この間圧延ラインを停止しな
ければならないため、巻取りに失敗したコイルを迅速に
搬出する装置が望まれていた。
【0009】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、薄板を高速で巻取り巻戻しができると共に、コイ
ルの保熱性能を有する保熱巻取装置を提供することを目
的とする。また、巻取りに失敗したコイルを迅速に圧延
ライン外へ搬出できる巻取装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】一端を自由端とし他端を
軸支され、コイル(8)の巻き芯となるマンドレル(1
0)と、該マンドレル(10)の周囲に設けられマンド
レル(10)へのコイル初期巻き付けを案内しかつ退避
可能なラッパー設備(48)と、前記マンドレル(1
0)の外面を包み込み、該マンドレル(10)を加熱す
るマンドレル加熱装置(14)と、前記マンドレル(1
0)前記コイル(8)の端面に対向して該端面を加熱
するために、前記マンドレル(10)の自由端側に設け
られた第1端面加熱器(30)と、軸支された側に設け
られた第2端面加熱器(31)よりなり、前記第1端面
加熱器(30)は前記第2台車に設置されており、前記
第2端面加熱器(31)は前記マンドレル(10)の支
持台(40)に固定されている端面加熱装置(29)
と、前記マンドレル(10)のコイル下側に設けられ該
コイル(8)を押し上げて前記自由端側へ取り外すため
に、前記マンドレル(10)の軸方向にかつ該マンドレ
ル(10)の下側まで移動可能な第2台車(26)と、
該第2台車(26)に設置され、上下方向に伸縮する昇
降装置(27)と、該昇降装置(27)と前記マンドレ
ル(10)に巻かれた前記コイル(8)との間に着脱可
能に設置されるコイル支持台(28)とを有するコイル
搬出装置と、を備える。
【0011】また、前記マンドレル加熱装置(14)
は、前記マンドレル(10)の軸方向に移動可能な第1
台車(16)と、該第1台車(16)前記マンドレル
(10)と同一軸芯上に設置され、前記マンドレル(1
0)の外面と内面が嵌合可能な中空円筒状の加熱器(1
9)とを有する。
【0012】
【0013】
【0014】また、前記第1端面加熱器(30)はマン
ドレルを中心に左右に分割されており、左右に開閉可能
に前記第2台車(26)に取り付けられている。
【0015】また、前記マンドレル加熱装置(14)
たは前記端面加熱装置(29)は、抵抗加熱、誘導加
熱、燃焼により加熱された輻射体の輻射熱により加熱す
る輻射加熱のいずれかにより加熱する。
【0016】
【作用】上記構成の発明では、マンドレル(10)の周
囲にはラッパー設備(48)が設けられ、コイル(8)
の初期巻き付けを案内するので、薄い被圧延材でも巻取
ることが可能となり、かつマンドレル(10)を使用す
ることにより高速巻取り、巻戻しも可能となる。コイル
(8)をマンドレル(10)に巻取る前に、ラッパー設
(48)を退避させ、マンドレル(10)の外面をマ
ンドレル加熱装置(14)で包み込み予熱しておくこと
により、コイル巻取りを開始した時、コイル(8)の内
巻き側が冷却するのを防止することが出来る。またコイ
ル巻取り巻戻し時にコイル端面に設けられた端面加熱装
(29)により加熱するので、巻取り巻戻し時のコイ
ル端面の冷却が防止される。また、コイル(8)の巻取
りに失敗した場合、コイル(8)の下側に設けられたコ
イル搬出装置(25)により、コイル(8)を押し上
げ、マンドレル(10)の自由端側へ取り出すので、コ
イル搬出を迅速に行うことができる。
【0017】また、本発明はマンドレル加熱装置(1
1)を備えているので、このマンドレル加熱装置(1
1)は、マンドレル(10)の軸方向に移動する第1台
(16)と、これに搭載されマンドレル(10)と同
一軸芯上に設置された中空円筒の加熱器(19)より構
成されているので、第1台車(16)をマンドレル(1
0)へ向かって移動してゆくと、マンドレル(10)
加熱器(19)の中に入ってゆく。マンドレル(10)
がこの加熱器(19)で覆われた時、加熱器(19)
より巻取られるコイル(8)の温度まで加熱する。これ
によりマンドレル(10)に巻き付くコイル(8)はマ
ンドレル(10)によって冷却されることがなくなる。
【0018】また、本発明はコイル搬出装置(25)を
備えているので、巻取りに失敗したコイル(8)が発生
した場合、第2台車(26)をコイル(8)の下側まで
移動し、昇降装置(27)の上にコイル支持台(12)
を載せて昇降装置(27)で押し上げることによりコイ
(8)の重量を第2台車(26)で受け、その状態で
第2台車(26)を移動することにより巻き取りに失敗
したコイル(8)を圧延ライン外に容易に搬出すること
ができる。
【0019】また、本発明の第1端面加熱器(30)
第2台車(26)に設置されているので、マンドレル
(10)の軸方向に移動可能であり、第2端面加熱器
(31)はマンドレル(10)の支持台(40)に固定
されている。これにより巻取るコイル(8)の幅に合わ
せて第1端面加熱器(30)を移動することが可能とな
る。また、巻取りに失敗したコイル(8)を搬出する
際、第1端面加熱器(30)は第2台車(26)と一緒
に移動するので、コイル(8)の搬出に支障とならな
い。
【0020】また、本発明の第1端面加熱器(30)
は、左右に開閉可能なので、中空円筒状の加熱器がマン
ドレル(10)に嵌合するためマンドレル軸芯上を移動
しても、相互の干渉を避けることが出来る。
【0021】また本発明では、電気による抵抗加熱、電
気による誘導加熱、燃焼により加熱された輻射体の輻射
加熱のいずれかをマンドレル加熱装置(14)は採用
し、また、端面加熱装置(29)も3者のいずれかを採
用して加熱を行う。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は実施例の側面図を示し、図2(A)
は図1のX−X断面図、(B)はY−Y断面図、(C)
はZ−Z矢視図を示す。マンドレル10はマンドレル駆
動装置11により片側で支持され、支持端側で回転自由
に軸支されている。マンドレル駆動装置11はマンドレ
ル支持台12上に据え付けられており、マンドレル10
を回転駆動する。マンドレル支持台12より一段下がっ
た床上にマンドレル10の軸と同一方向にレール15が
設けられている。
【0023】マンドレル加熱装置14は、レール15上
を走行する第1台車16と、この第1台車16に搭載さ
れ、マンドレル10と同一軸となるように設置された中
空円筒状の加熱器19より構成される。第1台車16は
ワイヤなどに牽引されて走行する。加熱器19は第1台
車16に垂直に設けられた支持材17に対して水平に固
着された水平支持材18によって固定されている。加熱
器19は中空円筒で、内径はマンドレル10の外径より
数10mm大きく、加熱面を内側へ向けた円弧状の四角
の加熱パネル21により構成されている。各加熱パネル
21には燃料ガス供給管20が配置され、燃料ガスが供
給される。加熱器19の頂部には軸方向に沿って排気管
22が設けられ、各加熱パネル21よりの燃焼排ガスを
収集して外部へ放出する。なお、円筒の頂部に設けられ
た加熱パネル21には燃料は供給せず、他の加熱パネル
21からの燃焼排ガスにより加熱される。
【0024】コイル搬出装置25はレール15上を走行
する第2台車26と、第2台車26上に設置された4個
の昇降装置、例えばジャッキ27と図6に示すコイル支
持台28より構成される。コイル支持台28はコイル搬
出時のみ設置される。第2台車26はレール15上をワ
イヤなどにより牽引されて移動する。
【0025】端面加熱装置29はマンドレル10の先端
に配置された第1端面加熱器30と、支持端側に配置さ
れた第2端面加熱器31とから構成される。第1端面加
熱器30は、図2(B)に示すように中心にマンドレル
10の直径より大きな開口を有する円板を2つ割りした
半円板32より構成される。半円板32の下端には、半
円板支持材33が接合されており、その下端にピン孔3
4が設けられている。第2台車26には第1端面加熱器
30支持用の支持台40が設けられており、この支持台
40に設けられたピン41をピン孔34に嵌合すること
により、第1端面加熱器30が第2台車26に設定され
た状態となる。半円板支持材33の下端コーナーは部分
歯車35となっており、両方のピン孔34にピン41が
嵌合した状態で互いに噛み合い、一方の半円板32がピ
ン孔34を中心に外側へ回動すると、他方の半円板32
もピン孔34を中心に外側へ同角度回動する。一方を内
側へ回動すると他方も内側へ同角度回動する。一方の半
円板支持材33にはアーム36が設けられ、アーム36
の先端には油圧または空気圧の流体シリンダ37が設け
られており、シリンダ37の他端は支持台40に回動自
在に取り付けられている。シリンダ37の作動により半
円板32が回動する。半円板32には多数の加熱パネル
38が加熱面を第2端面加熱器31側に向けて、取り付
けられ各加熱パネル38には燃料ガス供給管39が接続
されている。
【0026】第2端面加熱器31は中心にマンドレル1
0の外径より大きな開口を有する円板で、上部にピン孔
43を有する上部支持材42が設けられ、下部にピン孔
46を有する下部支持材45が設けられている。上部支
持材42のピン孔43には、図示しない部材に固定され
た上部ピン44が嵌合し、下部支持材45のピン孔46
にはマンドレル支持台12に固定された下部ピン47が
嵌合し、第2端面加熱器31を支持している。第2端面
加熱器31には、多数の加熱パネル38が加熱面を第1
端面加熱器30側に向けて取り付けられている。加熱パ
ネル38には第1端面加熱器30と同様に燃料ガス供給
管39が設けられている。
【0027】マンドレル10の中央には図2(C)に示
すように3個のラッパー設備48が設けられ、回動中心
49を中心に図示しないシリンダで回動され、マンドレ
ル10へコイル8の最初の数巻を巻き付ける間、案内
し、その後図示の位置に退避する。ラッパー設備48は
一端に回動中心49を有し、他端にマンドレル10の外
周とほぼ同じ円弧を有する案内部50と、案内部50近
傍に設けられコイルをマンドレルに押し付けるラッパー
ロール51からなる。
【0028】図3はマンドレルの加熱器19に用いられ
る加熱パネル21を示し、(A)は断面図、(B)は
(A)のX−X断面図を示す。加熱パネル21は円弧状
の燃焼室55と、この前面に設けられた格子状の輻射体
56よりなる。燃焼室55には燃料ガス供給管20が接
続されており、燃焼室55で燃料ガスを燃焼させ、燃焼
ガスにより輻射体56を加熱して輻射加熱を行う。図4
は第1端面加熱器30と第2端面加熱器31に設けられ
る加熱パネル38を示す。燃焼室55、輻射体56の形
状が平面状になっている点以外は図3に示す加熱パネル
と同様である。
【0029】次にマンドレル加熱装置14によるマンド
レル10の予熱について説明する。図5はマンドレル1
0の予熱状態を示す図である。図2(B)に示すように
第1端面加熱器30を左右に開き、第1台車16を移動
して加熱器19がマンドレル10と嵌合してマンドレル
10を覆うようにする。次に燃料ガス供給管20より燃
料ガスを燃焼室55に供給して燃焼をさせ、燃焼ガスに
より輻射体56を加熱し輻射体56により、マンドレル
10を輻射加熱する。マンドレル10の加熱温度は燃料
ガスの供給量により制御され、巻取るコイルの温度に応
じて設定される。マンドレル10へのコイル8巻取り開
始直前にマンドレル加熱装置14は図1に示す位置に戻
る。
【0030】次に端面加熱装置29によるコイル端面の
加熱について説明する。第1端面加熱器30を閉じて一
体の円板状にし、図1に示すように巻き取るコイル8の
幅に合わせて第2台車26を移動する。コイル8の巻き
取り開始時にラッパー設備48は最初の数巻きの案内を
行った後、図2(C)に示す位置に退避する。この時よ
り、燃料ガスの供給を開始し燃焼を行い、輻射体56を
加熱してコイル端面の加熱を行う。加熱は巻取りおよび
巻戻し中に行い、コイル端面の冷却を防止し、コイルの
温度が端面と内部で均一になるようにする。
【0031】コイルの巻取りが失敗した場合、例えば、
圧延ラインに事故が生じ、圧延作業が中断された場合な
どには、巻取ったコイルを圧延ラインから外した後、圧
延を再開する。このような場合コイルの搬出が行われ
る。図6はコイル搬出状態を説明する図で、(A)は側
面図、(B)は(A)のX−X矢視図を示す。コイル8
の下にジャッキ27がくるように第2台車26を移動
し、ジャッキ27の上にコイル支持台28を設置する。
コイル支持台28の上面はコイル8の支持に適したV字
形になっている。ジャッキ27でコイル支持台28を押
し上げることにより、コイル8の重量がコイル支持台2
8に移り、全重量移した後、第2台車26を矢印方向に
移動することによりコイル8を搬出することができる。
この場合、マンドレル10とコイル8を一体にして搬出
するときは、マンドレル10とマンドレル駆動装置11
との図示しない結合部を切り離すことにより、一体で搬
出することが可能となる。
【0032】上述の実施例ではマンドレル加熱装置14
および端面加熱装置29は共に燃焼により加熱された輻
射体56の輻射熱により加熱する方法を用いているが、
電気抵抗加熱、電気誘導加熱でも同様に加熱することが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
はマンドレルにコイルを巻き付けるようにしたので高速
巻取り、巻戻しが可能となり、しかもラッパー設備を設
けることにより、マンドレルへのコイルの初期巻き付け
を確実に行うことができる。さらにマンドレル加熱装置
を設けることによりコイル巻取り初期にマンドレルによ
りコイルが冷却されるのを防止することができる。ま
た、端面加熱装置を設けることにより、巻取り巻戻し時
のコイル端面の冷却が防止される。このような保熱装置
により厚板から薄板までの広範囲の板厚にわたる巻取り
巻戻しが可能となる。さらにコイル搬出装置を設けるこ
とにより、巻取りに失敗したコイルを迅速に搬出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の側面図を示す。
【図2】(A)は図1のX−X断面図、(B)は図1の
Y−Y断面図、(C)は図1のZ−Z矢視図である。
【図3】マンドレルの加熱器に用いる加熱パネルを示
し、(A)は断面図、(B)は(A)のX−X断面図を
示す。
【図4】端面加熱装置の加熱パネルを示し、(A)は断
面図、(B)は(A)のX−X断面図を示す。
【図5】マンドレル加熱装置によるマンドレル予熱状態
を示す図である。
【図6】コイル搬出装置の動作を説明する図で(A)は
側面図、(B)は(A)のX−X矢視図を示す。
【図7】高速巻取り巻戻しが可能で保熱性を有する巻取
機を必要とする圧延設備の一例を示す図である。
【図8】従来用いられている巻取り巻戻し機の構成を示
す図である。
【符号の説明】
8 コイル 10 マンドレル 11 マンドレル駆動装置 12 マンドレル支持台 14 マンドレル加熱装置 15 レール 16 第1台車 17 支持材 18 水平支持材 19 加熱器 20,39 燃料ガス供給管 21,38 加熱パネル 22 排気管 25 コイル搬出装置 26 第2台車 27 ジャッキ(昇降装置) 28 コイル支持台 29 端面加熱装置 30 第1端面加熱器 31 第2端面加熱器 32 半円板 33 半円板支持材 34 ピン孔 35 部分歯車 36 アーム 37 シリンダ 40 支持台 41 ピン 42 上部支持材 43,46 ピン孔 44 上部ピン 45 下部支持材 47 下部ピン 48 ラッパー設備 49 回動中心 50 案内部 51 ラッパーロール 55 燃焼室 56 輻射体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−127117(JP,A) 特開 平3−193217(JP,A) 特開 昭56−045211(JP,A) 特開 昭61−212421(JP,A) 特開 平5−177214(JP,A) 特開 平5−138247(JP,A) 実開 平3−126216(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 45/00 - 49/00 B21B 45/00 B21B 1/00 - 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を自由端とし他端を軸支され、コイ
    (8)の巻き芯となるマンドレル(10)と、 該マンドレル(10)の周囲に設けられマンドレル(1
    0)へのコイル初期巻き付けを案内しかつ退避可能なラ
    ッパー設備(48)と、 前記マンドレル(10)の外面を包み込み、該マンドレ
    (10)を加熱するマンドレル加熱装置(14)と、 前記マンドレル(10)前記コイル(8)の端面に対
    向して該端面を加熱するために、前記マンドレル(1
    0)の自由端側に設けられた第1端面加熱器(30)
    と、軸支された側に設けられた第2端面加熱器(31)
    よりなり、前記第1端面加熱器(30)は前記第2台車
    に設置されており、前記第2端面加熱器(31)は前記
    マンドレル(10)の支持台(40)に固定されている
    端面加熱装置(29)と、 前記マンドレル(10)のコイル下側に設けられ該コイ
    (8)を押し上げて前記自由端側へ取り外すために、
    前記マンドレル(10)の軸方向にかつ該マンドレル
    (10)の下側まで移動可能な第2台車(26)と、該
    第2台車(26)に設置され、上下方向に伸縮する昇降
    装置(27)と、該昇降装置(27)と前記マンドレル
    (10)に巻かれた前記コイル(8)との間に着脱可能
    に設置されるコイル支持台(28)とを有するコイル搬
    出装置と、を備えことを特徴とする巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記マンドレル加熱装置(14)は、
    マンドレル(10)の軸方向に移動可能な第1台車
    (16)と、該第1台車(16)前記マンドレル(1
    0)と同一軸芯上に設置され、マンドレル(10)
    面と内面が嵌合可能な中空円筒状の加熱器(19)とを
    する、ことを特徴とする請求項1に記載の巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記第1端面加熱器(30)はマンドレ
    ルを中心に左右に分割されており、左右に開閉可能に前
    記第2台車(26)に取り付けられていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の巻取装置。
  4. 【請求項4】 前記マンドレル加熱装置(14)または
    前記端面加熱装置 29)は、抵抗加熱、誘導加熱、燃
    焼により加熱された輻射体の輻射熱により加熱する輻射
    加熱のいずれかにより加熱する、ことを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の巻取装置。
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