JP3770281B2 - コイル巻取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱間圧延設備におけるコイル巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
粗圧延後に仕上圧延を行う熱間圧延設備では、図5(A)に模式的に示すように、粗圧延機で30〜50mm厚のバーまで圧延し、次いで仕上圧延機でさらに数mm厚のストリップまで圧延する。この場合、粗圧延完了後、仕上圧延が完了するまでの時間が長く、バーの後端が先端に比較して低温になり、均一な仕上加工が困難になる問題点があった。そこで、図5(B)に模式的に示すように、粗圧延後のバーをコイル状に巻き取り、それを巻き戻しながら仕上圧延する方法が既に開示されている。この方法により、バー全体の温度低下を防止し、かつ粗圧延における後端から仕上圧延するので、バーの先後端の温度差をほぼ同一にすることができる。ところが、この方法を使用した熱間圧延設備において、コイル巻取装置とコイル巻戻装置とをそれぞれ別個に設けた場合には、コイルを巻取位置から巻戻位置に移送する必要がある。したがって、マンドレルを使用して粗圧延後のバーをコイル状に巻き取るコイル巻取装置を使用した場合には、コイルを巻戻位置に移送する前にマンドレルを抜いておく必要がある。
【0003】
そこで、図4に示すような、ダウンコイラのマンドレル拡縮機構を使用することが考えられる。図4において、(A)はダウンコイラに使用されているマンドレルの側面断面図、(B)は図4(A)におけるB−B矢視断面図である。ダウンコイラは、仕上圧延が完了した後のストリップを巻き取るコイル巻取装置である。このダウンコイラで巻き取られたコイルは、そのまま製品として扱われるため、傷や皺ができないように、真円かつタイトに巻き取る必要がある。したがって、巻き取り終了後にマンドレルをそのまま引っ張っても抜くことが出来ない。そこで、図4に示すようにマンドレル1に拡縮機構を持たせ、マンドレル1の半径を縮めてから抜くようにしている。この図に示すマンドレル拡縮機構は、マンドレル1の外殻を複数(ここでは4つ)に分割したセグメント8と、マンドレル1の内部を摺動する複数の円錐台(またはくさび形状部材)を連接した拡縮軸9と、セグメント8に固定され拡縮軸9の傾斜した表面に接するセグメント支持部材10と、拡縮軸9を回転可能に支持するとともに軸方向に往復させるロータリーシリンダ11と、から構成されている。また、図示していないが、セグメント8の継ぎ目は櫛状に成形されており、拡径した状態であってもコイルを真円に巻き取ることができるようになっている。このマンドレル拡縮機構は、ロータリーシリンダ11への油圧の供給により、拡縮軸9を軸方向に往復させ、セグメント支持部材10を拡縮軸9の軸方向に傾斜した斜面に当接させ、セグメント8を拡縮させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したダウンコイラのマンドレル拡縮機構は、コイルを巻き取る精度を高めるために複雑な構造をしており、メンテナンスしにくく、しかも高価であった。また、仕上圧延を行う前に粗圧延後のバーをコイルに巻き取る場合には、最終製品である仕上圧延後のストリップを巻き取るダウンコイラのように真円かつタイトに巻き取る必要がなく、内層に傷や皺が多少できたとしても、その後の仕上圧延により平坦にすることができる。したがって、かかる場合にダウンコイラのマンドレル拡縮機構を使用することは費用対効果などの面で不適応であった。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものである。すなわち、簡易な構造でマンドレルの半径を拡縮することができる機能を備えたコイル巻取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、熱間圧延材を粗圧延した後、巻取位置でマンドレルを使用してコイル状に巻き取り、そのコイルを巻取位置から巻戻位置に移送してから、巻戻位置で巻き戻しつつ仕上圧延するライン上に設けられるコイル巻取装置において、前記マンドレルは、軸芯を含む平面により少なくとも二分割されるとともに、軸芯に垂直な平面により二分割され、さらに内面にコイルの幅方向内方に縮径したテーパ面を備えたセグメントと、軸芯に垂直な平面により二分割され、外面に前記テーパ面に沿うテーパ面を備えたシャフトと、を備え、前記セグメントは、周方向に隣り合うもの同士がリンク機構により連結され、さらに各セグメントを常に半径方向内方に付勢する付勢手段が設けられており、前記各シャフトをコイルの幅方向外方に移動させることにより、前記セグメントをテーパ面に沿って縮径させ、さらに前記各シャフトをコイルの幅方向外方に移動させることにより、前記セグメントをコイルから抜く、ことを特徴とするコイル巻取装置が提供される。
【0007】
上述した本発明は、巻取位置と巻戻位置とを完全に分離してコイルの巻き取りおよび巻き戻しを行う場合に使用されるものであって、さらにマンドレルを使用してコイルの巻き取りを行うコイル巻取装置に関するものである。このコイル巻取装置では、コイルの巻き取りを完了した後、巻戻位置にあるコイル巻戻装置にコイルを移送する必要がある。したがって、コイルの巻き取りに使用していたマンドレルを抜かなければならない。そこで、本発明では、まず、マンドレルの外殻を軸芯を含む平面および軸芯に垂直な平面により分割して複数のセグメントとし、さらに、そのセグメントを回転させるシャフトを軸芯に垂直な平面により分割し、セグメントおよびシャフトをコイルの幅方向外方に退避(移動)できるようにした。次に、セグメントの内面にはコイルの幅方向内方に縮径したテーパ面を設け、シャフトの外面にもコイルの幅方向内方に縮径したテーパ面を設け、シャフトをコイルの幅方向に移動させることにより、キーに沿ってテーパ面を摺接させ、セグメントを拡縮できるようにした。以上の構成により、コイルの巻き取りを完了した後、マンドレルを抜くためには、シャフトをコイルの幅方向外方に移動させてセグメントを縮径させ、シャフトとセグメントとを係合させ、さらにシャフトをコイルの幅方向外方に移動させればよい。したがって、簡易な構造でマンドレルの半径を拡縮することができる。
【0008】
また、本発明の実施の形態によれば、(1)前記セグメントは、結合部近傍において、前記テーパ面と段差部をなすように拡径した空間を有し、一方、前記シャフトは、その空間内を移動する凸部を外周面に有し、その凸部を前記段差部に係合させることにより、前記セグメントをコイルから抜くことが好ましく、()前記シャフトは、前記セグメントの端部を覆うように設けられた略L字状断面のフランジ部を有し、そのフランジ部の内面と前記セグメントの外面とを当接させることにより、コイル巻き取り時の前記セグメントの位置決めを行ってマンドレルの形状を一定に維持することが好ましい。
【0009】
上述した本発明の実施の形態によれば、(1)コイルを巻き取っていない状態において、セグメントがシャフトから離脱することがなく、安全かつ円滑に作業を進めることができ、(2)セグメントを縮径した後にシャフトとセグメントとを係合させることができ、シャフトとともにセグメントを確実にコイルの幅方向外方に移動させることができ、(3)コイル巻き取り時において、マンドレルを一定の形状を維持することができ、安定したコイルの巻き取りを行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図1から図3を参照して説明する。
図1は本発明のコイル巻取装置の側面断面図であり、図2(A)は図1におけるA−A矢視断面図であり、図2(B)は図1におけるB−B矢視断面図である。なお、巻き取ったコイル2については二点鎖線で示している。これらの図に示す本発明のコイル巻取装置は、マンドレル1が、軸芯を含む平面により少なくとも二分割(図2参照)されるとともに、軸芯に垂直な平面により二分割(図1参照)され、さらに内面にコイル2の幅方向内方に縮径したテーパ面3tを備えたセグメント3と、軸芯に垂直な平面により二分割され、外面にテーパ面3tに沿うテーパ面4tを備えたシャフト4と、を備え、各シャフト4,4をコイル2の幅方向外方に移動させることにより、セグメント3をテーパ面4tに沿って縮径させ、さらに各シャフト4,4をコイル2の幅方向外方に移動させることにより、セグメント3をコイル2から抜くようにしたものである。
【0011】
前記セグメント3は、図1に示すように、コイル2の幅方向の中央部において軸芯に垂直な平面により(図では左右に)二分割されている。その左右のセグメント3,3同士は、外周面が略平滑になるように(できるだけ段差ができないように)結合部3aで結合されている。その結合部3aには、セグメント3同士を結合しやすくするために互いに係合するテーパ面が形成されている。また、コイル2の幅方向外方の端部には、セグメントの外径よりも縮径したフランジ部3fが形成されている。さらに、各セグメント3の内面には、コイル2の幅方向外方から結合部3aに向かって縮径したテーパ面3tが形成され、結合部3a近傍においては段差部3bが形成されており、左右のセグメント3,3が結合したときには、その結合部3aの内面には略円筒形状の空間3sが形成されるようになっている。
【0012】
さらに、前記セグメント3は、図2に示すように、軸芯を含む平面により(図では上下に)二分割されている。その周方向に隣り合うセグメント(ここでは上下のセグメント)3,3は、結合部3aおよびフランジ部3fの端部においてリンク機構5により連結されている。ここで、図2(C)はリンク機構5の側面図である。このリンク機構5は、丸孔と長孔5aを有するリンク5rにより上下のセグメント3をピン5pで結合したものであり、セグメント3がシャフト4から離脱することがないようにするものである。さらに、このリンク機構5には、各セグメント3,3を常に半径方向内方に付勢する引張バネ5bが設けられている。この引張バネ5bは、ピン5pのピンヘッドと止め部材5sの間に掛けられるとともに、上下のセグメント3,3のピン5p間に掛け渡されている。このように付勢手段(引張バネ5b)を設けることにより、セグメント3がシャフト4の移動に伴って確実に縮径するようにするこができる。
【0013】
前記シャフト4は、上述したセグメント3の内部に挿入されており、キー4kによりトルクをセグメント3に伝達してセグメント3を回転させている。また、セグメント3にはキー4kに嵌合するキー溝3kが形成されており、結局セグメント3はこのキー4kに摺接して縮径することになる。図1に示すように、このシャフト4は、セグメント3と同様に、コイル2の幅方向の中央部において軸芯に垂直な平面により(図では左右に)二分割されており、その結合部4aは噛み合うようになっている。そして、このシャフト4の外周面には、セグメント3のテーパ面3tに沿うようにテーパ面4tが形成されている。また、左右のシャフト4およびセグメント3を結合したときに、セグメント3の空間3s内に存するシャフト4の外周面には、段差部3bからある距離だけ離れた位置に凸部4bが設けられ、この凸部4bは段差部3bに引っ掛かるようになっている。したがって、シャフト4は、段差部3bと凸部4bの距離だけ移動できることになる。さらに、シャフト4は、セグメント3のフランジ部3fを覆うように設けられた略L字状断面のフランジ部4fを有し、そのフランジ部4fの内面とフランジ部3fの外面とを当接させることにより、コイル巻き取り時のセグメント3の位置決めを行ってマンドレル1の形状を一定に維持している。
【0014】
上述したシャフト4のコイル2の幅方向外方の両端は、図1に示すように、ドライブ6およびフレーム7により支持されている。ドライブ6には、図示しないモータにより回転されるギヤ6aが回転可能に支持されており、そのギヤ6aと歯合するギヤ6bがシャフト4に設けられ、そのギヤ6bの両脇が軸受け6cなどにより回転可能に支持されている。さらに、ドライブ6は、レール6r上に載置された支持台6dに固定されており、油圧シリンダ(またはエアシリンダ)6eにより支持台6dごとレール6r上を移動できるようになっている。一方、フレーム7は、シャフト4を軸受け7cなどにより回転可能に支持するものであって、ドライブ6と同様に、レール7r上に載置された支持台7dに固定されており、油圧シリンダ(またはエアシリンダ)7eにより支持台7dごとレール7r上を移動できるようになっている。なお、レール6r,7rの代わりに車輪を支持台6d,7dに設けるようにしてもよい。
【0015】
上述した本発明のコイル巻取装置の作用について、図3を参照しつつ説明する。図3において、(A)はコイル巻き取り完了時を示し、(B)はマンドレルが縮径した状態を示し、(C)はマンドレルを抜くときの状態を示している。
【0016】
粗圧延後のバーをコイル状に巻き取るときには、図1に示すように、左右のセグメント3およびシャフト4は、完全に結合し、フランジ部4fでセグメント3の位置決めを行うことにより、マンドレル1としての役割を果している。そして、コイル巻き取り完了時には、図3(A)に示した状態になっている。この後、コイルを巻き戻すために巻戻位置に移送する必要があるが、その前にマンドレル1を抜かなければならない。そこで、本発明のコイル巻取装置では、次のようにしてマンドレル1を抜いている。
(1)図3(A)に示す状態から、油圧シリンダ6e,7e(図1参照)の作用により、各シャフト4をコイルの幅方向外方にスライドさせ、凸部4bをセグメント3の段差部3bに当接させる。このとき、セグメント3は、引張バネ5bの作用により、キー4kに沿って摺動し、図3(B)に示すように縮径し、コイル2の内面とセグメント3の外面に隙間ができる。
(2)さらに、各シャフト4をコイルの幅方向外方にスライドさせれば、図3(C)に示すように、セグメント3を縮径したままシャフト4とともにスライドさせることができ、最終的にコイル2からマンドレル1を抜くことができる。
【0017】
図1から図3に示した本発明の実施の形態では、軸芯を含む平面により(図2において上下に)二分割した場合で説明しているため、コイル2を巻き取るときにはマンドレル1を楕円形状にして使用し、その長径を縮めることによりマンドレル1を縮径している。これは、仕上圧延を行う前に粗圧延後のバーをコイル2に巻き取る場合には、最終製品である仕上圧延後のストリップを巻き取るダウンコイラのように真円かつタイトに巻き取る必要がなく、内層に傷や皺が多少できたとしても、その後の仕上圧延により平坦にすることができるからである。もちろん、軸芯を含む平面により三分割以上すれば、マンドレル1を真円で使用することができ、真円を維持したまま縮径することもできる。
【0018】
上述した本発明のコイル巻取装置によれば、シャフト4をスライドさせるだけでセグメント3を縮径し、マンドレル1をコイル2から抜くことができる。したがって、巻取位置と巻戻位置とを完全に分離してコイル2の巻き取りおよび巻き戻しを行う場合に、マンドレル1を使用して巻き取ったとしても、何の支障もなくコイル2を巻戻位置に移送することができる。したがって、高速で巻き取ることができ、薄板の圧延材を安定して巻き取ることができる、などのマンドレル1を使用したコイル巻取装置の利点を享受することができる。
【0019】
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
上述した本発明のコイル巻取装置によれば、マンドレルを複数のセグメントおよび二本のシャフトに分割し、それらにテーパ面,段差部,凸部などを形成したことにより、シャフトをコイルの幅方向外方に移動させるだけでセグメントを縮径し、コイルから抜くことができる。すなわち、仕上圧延を行う前に粗圧延後のバーをコイルに巻き取るという工程に適合した簡易な構造かつ容易な操作でマンドレルを抜くことができる。したがって、マンドレルを容易に抜くことができるため、高速巻取可能,薄板の安定巻取可能などのマンドレルを使用したコイル巻取装置の利点を享受することができる。また、簡易な構造であるためメンテナンスも容易にすることができ、イニシャルコストを低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル巻取装置の側面断面図である。
【図2】(A)は図1におけるA−A矢視断面図であり、(B)は図1におけるB−B矢視断面図であり、(C)はリンク機構5の側面図である。
【図3】本発明のコイル巻取装置の作用についての説明図であり、(A)はコイル巻き取り完了時を示し、(B)はマンドレルが縮径した状態を示し、(C)はマンドレルを抜くときの状態を示している。
【図4】ダウンコイラのマンドレル拡縮機構を示す図であり、(A)はその側面断面図、(B)は図4(A)におけるB−B矢視断面図である。
【図5】粗圧延後に仕上圧延を行う熱間圧延設備を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 マンドレル
2 コイル
3 セグメント
3t テーパ面
3a 結合部
3b 段差部
3s 空間
3f フランジ部
3k キー溝
4 シャフト
4t テーパ面
4k キー
4a 結合部
4b 凸部
4f フランジ部
5 リンク機構
5a 長孔
5r リンク
5p ピン
5c 引張バネ
5b 止め部材
6 ドライブ
6a,6b ギヤ
6c,7c 軸受け
6r,7r レール
6d,7d 支持台
6e,7e 油圧シリンダ
8 セグメント
9 拡縮軸
10 セグメント支持部材
11 ロータリーシリンダ

Claims (3)

  1. 熱間圧延材を粗圧延した後、巻取位置でマンドレルを使用してコイル状に巻き取り、そのコイルを巻取位置から巻戻位置に移送してから、巻戻位置で巻き戻しつつ仕上圧延するライン上に設けられるコイル巻取装置において、
    前記マンドレルは、軸芯を含む平面により少なくとも二分割されるとともに、軸芯に垂直な平面により二分割され、さらに内面にコイルの幅方向内方に縮径したテーパ面を備えたセグメントと、軸芯に垂直な平面により二分割され、外面に前記テーパ面に沿うテーパ面を備えたシャフトと、を備え、
    前記セグメントは、周方向に隣り合うもの同士がリンク機構により連結され、さらに各セグメントを常に半径方向内方に付勢する付勢手段が設けられており、
    前記各シャフトをコイルの幅方向外方に移動させることにより、前記セグメントをテーパ面に沿って縮径させ、さらに前記各シャフトをコイルの幅方向外方に移動させることにより、前記セグメントをコイルから抜く、ことを特徴とするコイル巻取装置。
  2. 前記セグメントは、結合部近傍において、前記テーパ面と段差部をなすように拡径した空間を有し、一方、前記シャフトは、その空間内を移動する凸部を外周面に有し、その凸部を前記段差部に係合させることにより、前記セグメントをコイルから抜く、請求項1に記載のコイル巻取装置。
  3. 前記シャフトは、前記セグメントの端部を覆うように設けられた略L字状断面のフランジ部を有し、そのフランジ部の内面と前記セグメントの外面とを当接させることにより、コイル巻き取り時の前記セグメントの位置決めを行ってマンドレルの形状を一定に維持する、請求項1又は2に記載のコイル巻取装置。
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