JP2008265936A - コアレス型巻替機の巻芯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】長尺原反ロールより短尺ロールに巻き替えコアレスロール製品を形成する巻替機において、従来、独立して使用していた拡縮可能な巻芯の使用をなくし、従って巻芯のサイクル機構を不要として短尺ロールへの巻き替え効率を高め、製作費用の削減をはかる。
【解決手段】長尺原反ロールよりウエブを巻き戻し、短尺ロールに巻き替える巻替機であって、円周上、3分割された巻芯を中央より分断し、その各々の巻芯10,10′を左右のターレット盤1,1′に取り付けた各巻芯装置2,2′内のエアーシリンダー5,5′先端に互いに押し合い可能に設置し、エアーシリンダー5,5′の作動により左右の巻芯10,10′を前進させ押し合わせて拡張し、ウエブ巻き取りを行なわせる一方、巻き取り終了後、左右の巻芯を後退させ、収縮させて巻取ロールの取り出しを可能ならしめるよう構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】長尺原反ロールよりウエブを巻き戻し、短尺ロールに巻き替える巻替機であって、円周上、3分割された巻芯を中央より分断し、その各々の巻芯10,10′を左右のターレット盤1,1′に取り付けた各巻芯装置2,2′内のエアーシリンダー5,5′先端に互いに押し合い可能に設置し、エアーシリンダー5,5′の作動により左右の巻芯10,10′を前進させ押し合わせて拡張し、ウエブ巻き取りを行なわせる一方、巻き取り終了後、左右の巻芯を後退させ、収縮させて巻取ロールの取り出しを可能ならしめるよう構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明はコアレス型巻替機の巻芯装置に係り、詳しくは独立した巻芯をサイクルさせて使用するのと異なり、左右ターレット盤に装着した巻芯を互いに突き合わせ、拡張させてウエブを巻取り、巻取り終了後、互いに離去させて収縮させ、コアレス巻取りロール製品として取り出す、巻芯サイクル機構不要の上記巻替機の巻芯装置に関するものである。
現在、市販されているクッキングシート,アルミホイル等は5m,8m,10m巻等であるが、これらは家庭で使用されるため、通常、紙管に短尺で巻かれており、紙管両端にチャックのテーパーコーン状ボスを押し込み、保持して巻き取られているが、短尺であることから巻芯にかかる費用が高く、巻芯なしで巻き取ることが求められていた。
ところが、巻芯なしで巻き取るには巻かれるシートの物性にもよるが、通常、専用の巻替機が必要となる。そこで、上記巻芯なしでウエブを巻き取る手段として紙管に代わり拡縮可能な巻芯を使用し、巻き取り時は拡大状態で巻芯の働きをし、巻き終えた後は縮小させて巻取ロールから引き抜き、巻芯なしの状態とすると共に、引き抜いた巻芯を次の巻芯として繰り返し使用することが行なわれている。(例えば特許文献1参照)
特開2004−217397号公報
しかし、上記コアレスの製品ロールを得る巻き取りは、引き抜きした巻芯を繰り返し使用するとしても使用に伴う巻芯の損傷は争えず、しかも繰り返し使用するための装置を作成することは複雑であり、効率的であるとは云えない難があった。
本発明は叙上の如き実状に対処し、特に巻芯をターレット盤に装着することを見出して巻芯のサイクル機構を不要とし、短尺ロールの巻替えを効率化して家庭用ロール製品等の製作費用の縮減を図ることを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本発明は、長尺原反ロールよりウエブを巻き戻し、短尺ロールに巻き替える巻替機であって、円周上、3分割された巻芯を中央より分断し、その各々を左右のターレット盤に取り付けた各巻芯装置内のエアーシリンダー先端に互いに押し合い可能に設置し、エアーシリンダーの作動により左右の巻芯を前進させ押し合わせて拡張し、ウエブ巻き取りを行なわせる一方、巻き取り終了後、左右の巻芯を後退させ、収縮させて巻取りロールの取り出しを可能ならしめた構成にある。
請求項2は更にその具体的態様であり、長尺原反ロールよりウエブを巻き戻し、短尺ロールに巻き替える巻替機であって、左右のターレット盤に互いに対向して巻芯装置を装着し、各巻芯装置は夫々、ケース内にエアーシリンダーを内包して各先端に芯金を前進,後退可能に保持すると共に、各芯金先端に、円周上、3分割された巻芯を中央より分断して各分断された巻芯をその先端部に設けたテーパー金具により互いに押し合い可能に設置してなり、エアーシリンダーの前進動により左右の巻芯のテーパー金具同士を押し合わせて巻芯を拡張しウエブ巻き取りを行う一方、左右のテーパー金具の離反,復帰により巻芯を収縮し、巻取りロールの取り外しを可能ならしめる構成にある。
上記本発明装置は、左右のターレット盤に装備された巻芯装置に巻芯が装置され、これが中央より分断されていて左右夫々のターレット盤からエアーシリンダーで開閉する機構を備え、左右の巻芯が互いに押し合って拡張し巻き取りを行うと共に、巻き取り終了後は巻芯は離去して収縮し、巻取ロールを取り外し得るようになっているので、従来の如く独立した巻芯を再使用するものと異なり、従って巻芯をサイクル使用する機構を必要とせず、巻芯ならびに再使用に要する経費を節減することができる効用を有する。
以下、更に添付図面を参照し、本発明の具体的態様を説明する。図1〜図3は本発明装置の要部説明図であり、図1は分断された左右の巻芯が開いている状態、図2は左右の巻芯の先端が押し合い、閉じて巻き取りを行っている状態、図3は巻き取りが終了し、巻取りロールが移動するときの状態を示している。また、図4は上記本発明装置における巻芯装置の詳細図で、 図5(イ)は巻芯拡張時の断面、(ロ)は巻芯収縮時の断面を示す。これら各図において1,1′は左右のターレット盤、2,2′は左右のターレット盤1,1′に装着された各巻芯装置である。
巻芯装置2,2′は図4に一方を拡大して示すように、左右のターレット盤1,1′に装着されたケース3,3′の内部に巻芯ホルダー4,4′を内包し、各巻芯ホルダー4,4′後部は圧縮空気が供給、排出される通孔5a,5′aを有する圧力室をもつエアーシリンダー5,5′となっていて、前記巻芯ホルダー4,4′を前後に摺動させるようになっている。巻芯ホルダー4,4′は芯金6,6′が先端をケース3,3′より突き出して内挿保持されており、芯金には巻取中の巻芯駆動ベルト7,7′または巻き上がり後の駆動コロ8,8′(図2,図3及び図6,図7参照)に係合するプーリ部9,9′が設けられていると共に、その先端には円周上で3分割された巻芯(コア)10,10′が巻芯戻しばね11,11′を介して取り付けられて、その先端に戻しばね13を介してテーパー金具12,12′が巻芯装置2,2′が閉じた時、互いに押し合って3分割された巻芯の分割隙間を拡げ(図5(イ)参照)、巻芯径を拡大するように設置されている。
なお、拡がった巻芯10,10′にウエブが巻かれて巻き上がり後に左右の巻芯装置が開いた時には左右のテーパー金具は戻しばね13,13′により復帰し(図5(ロ)参照)、円周上、3分割された巻芯10,10′は収縮し、巻き取られた巻取短尺ロールと巻芯との間に隙間ができて取り外しを容易にすることが出来る。図中14,14′は巻芯保持用のゴムリングであり、15,15′は駆動伝達ボルトで、芯金6,6′に設けられた長穴16,16′内に収設されている。かくして本発明巻芯装置は以上の如く構成されて巻替機の左右のターレット盤間に複数個設置されウエブ巻き替えに使用される。
図6は上記ウエブ巻替機を使用して巻き替えを行う態様であり、多軸ターレット巻取機が使用され、長尺原反ロールRより巻き戻されたウエブWはガイドローラ21を経てターレット装置Tに送られ、巻取位置aで左右のターレット盤間に押し合い保持された外径の拡大された巻芯10,10′に巻芯駆動ベルト7,7′の駆動により巻取短尺ロールR′として巻き替えられる。そして巻き替えられた短尺ロールR′は満巻後、ターレット装置Tの回動に従って移行し、巻取位置aと移行した巻き上がり位置bの間で図示していないが切断刃によってウエブを切断し、切断端を次の巻芯に巻き付かせる一方、移行した巻取短尺ロールR′は取り外し位置cへ進められて取り外される。
なお、巻取短尺ロールR′(以後、単に短尺ロールR′と称する)の取り外しにおいては、巻取位置aより巻き上がり位置bを経て取り外し位置cに巻き取った短尺ロールR′が移動したとき、その巻尻端がほぐれることがあるため駆動コロ8,8′が芯金6,6′のプーリ部9,9′に接触し、(図3,図6参照)短尺ロールR′を巻取方向に回転させる。更に回転させながら待機位置eで待機していた抱込みアーム22が働き位置dへ移動し巻尻を巻き込んでほぐれを防止する。そして、短尺ロールR′の取り外し時には巻取ロールの芯側第1層が芯についてきて抜けてしまう恐れがあるので抱込みアーム22が短尺ロールR′を保持したまま駆動コロ8,8′を巻芯装置の開と同時に逆転させ、短尺ロールR′の芯側第1層を第2層以降の層に押し当てるようにして短尺ロールの第1層の抜けを防止する。
かくして、本発明装置は左右の巻芯をシリンダー作動により互いに押し合わせ巻き取りを行うと共に、行なった後は、左右の巻芯を開いて巻き取られた短尺ロールを取り外すようにしているため、従来の如き独立した巻芯をサイクルさせて使用する必要なく、巻き替えを行うことができる。
R:原反ロール
R′:巻取ロール(短尺ロール)
1,1′:ターレット盤
2,2′:巻芯装置
3,3′:ケース
4,4′:巻芯ホルダー
5,5′:エアーシリンダー
6,6′:芯金
7,7′:巻芯駆動ベルト
8,8′:駆動コロ
9,9′:プーリ部
10,10′:巻芯(コア)
11,11′:巻芯戻しばね
12,12′:テーパ金具
13,13′:戻しばね
14,14′:コア保持用ゴムリング
15,15′:駆動伝達ボルト
16,16′:長穴
22:抱込みアーム
R′:巻取ロール(短尺ロール)
1,1′:ターレット盤
2,2′:巻芯装置
3,3′:ケース
4,4′:巻芯ホルダー
5,5′:エアーシリンダー
6,6′:芯金
7,7′:巻芯駆動ベルト
8,8′:駆動コロ
9,9′:プーリ部
10,10′:巻芯(コア)
11,11′:巻芯戻しばね
12,12′:テーパ金具
13,13′:戻しばね
14,14′:コア保持用ゴムリング
15,15′:駆動伝達ボルト
16,16′:長穴
22:抱込みアーム
Claims (2)
- 長尺原反ロールよりウエブを巻き戻し、短尺ロールに巻き替える巻替機であって、円周上、3分割された巻芯を中央より分断し、その各々を左右のターレット盤に取り付けた各巻芯装置内のエアーシリンダー先端に互いに押し合い可能に設置し、エアーシリンダーの作動により左右の巻芯を前進させ押し合わせて拡張し、ウエブ巻き取りを行なわせる一方、巻き取り終了後、左右の巻芯を後退させ、収縮させて巻取りロールの取り出しを可能ならしめることを特徴とするコアレス型巻替機の巻芯装置。
- 長尺原反ロールよりウエブを巻き戻し、短尺ロールに巻替える巻替機であって、左右のターレット盤に互いに対向して巻芯装置を装着し、各巻芯装置は夫々、ケース内にエアーシリンダーを内包して各先端に芯金を前進,後退可能に保持すると共に、各芯金先端に、円周上、3分割された巻芯を中央より分断して各分断された巻芯をその先端部に設けたテーパー金具により互いに押し合い可能に設置してなり、エアーシリンダーの前進動により左右の巻芯のテーパー金具同士を押し合わせて巻芯を拡張しウエブ巻き取りを行う一方、左右のテーパー金具の離反,復帰により巻芯を収縮し、巻取りロールの取り外しを可能ならしめることを特徴とするコアレス型巻替機の巻芯装置。
Priority Applications (1)
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JP2007110004A JP2008265936A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | コアレス型巻替機の巻芯装置 |
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JP2007110004A JP2008265936A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | コアレス型巻替機の巻芯装置 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10137848A (ja) * | 1996-11-01 | 1998-05-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル巻取装置 |
JP2004284731A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Kawakami Sangyo Co Ltd | 厚手のシート状物を自動的に巻き取る方法 |
JP2005247510A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Nishimura Seisakusho:Kk | 巻取装置 |
-
2007
- 2007-04-19 JP JP2007110004A patent/JP2008265936A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10137848A (ja) * | 1996-11-01 | 1998-05-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル巻取装置 |
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