JP3098880B2 - ロールペーパー製造方法 - Google Patents

ロールペーパー製造方法

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JP3098880B2
JP3098880B2 JP05011597A JP1159793A JP3098880B2 JP 3098880 B2 JP3098880 B2 JP 3098880B2 JP 05011597 A JP05011597 A JP 05011597A JP 1159793 A JP1159793 A JP 1159793A JP 3098880 B2 JP3098880 B2 JP 3098880B2
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幸司 江口
智之 篠原
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株式会社石津製作所
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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  • Winding Of Webs (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Sanitary Thin Papers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばトイレット用な
どに使用されるロールペーパーを製造するためのロール
ペーパー製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トイレット用ロールペーパーは、例えば
図9に示すようなロールペーパー製造装置を使用して製
造される。この図9に示すロールペーパー製造装置で
は、ウエブ繰出し装置1によって原反ロールSから繰出
された帯状のウエブTをウエブ巻取装置4部分で巻取軸
Uの回りに巻回し、該ウエブが所定長さだけ巻付けられ
た(ウエブ巻回体Xを形成した)後、ウエブ繰出し装置
1及びウエブ巻取装置4を停止させ、巻回体押出し装置
6により巻取位置にあるウエブ巻回体Xをウエブが連続
したままで仮受装置9部分に押し出し、巻取位置と仮受
位置の間に張設されているウエブをウエブ切断装置7で
切断することにより、ウエブ巻回体Xをウエブから切り
離してロールペーパーを製造するようになっている。
【0003】巻回体押出し装置6は、シリンダ61によ
って押圧部62を前後に揺動させる形式のものが採用さ
れており、シリンダ61を縮小させることによって押圧
部62で巻取軸Uを介して巻取位置にあるウエブ巻回体
Xを前方に押し出し得るようになっている。そのとき、
ウエブ巻回体Xは、テーブル16上を転動しながら(ウ
エブ巻回体側のウエブを巻解きながら)仮受位置側に移
動する。
【0004】尚、図9において、符号5は巻取軸供給装
置で、該巻取軸供給装置5はウエブ巻取位置に巻取軸U
を順次1本づつ供給する。符号8は糊付装置で、該糊付
装置8はウエブ切断装置7によって切断されるウエブ巻
回体X側のウエブ端付近に糊を付着させる。符号45は
ウエブ巻取装置4の一部を構成するライダーロールで、
該ライダーロール45は2つの巻取ロール41,42の
上方にあってウエブ巻取時にウエブ巻回体に接触して巻
取作用を行い、巻取位置でのウエブ巻取作用が終了(ウ
エブ巻取装置4が停止)すると鎖線図示するように上方
に退避する。又、仮受位置においてウエブから切り離さ
れたロールペーパーは、仮受装置9の一方のロール92
が下動せしめられることによって搬送コンベア17上に
排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
ロールペーパー製造装置を使用して行うロールペーパー
製造方法では、巻取位置においてウエブ巻取終了後、ウ
エブ巻回体Xが巻回体押出し装置6の押圧部62によっ
て押し出されるときに、ウエブ巻回体Xに対してそのま
ま前方に押し出すような作用が働く。ところが、そのと
きウエブ巻回体Xは、転動により巻解き可能となってい
るものの、該ウエブ巻回体に対する前方押し出し作用に
よって瞬間的にウエブに大きな張力が発生するようにな
る。このように、ウエブ巻回体押し出し時に、ウエブに
大きな張力が発生すると、例えば張力に対して破断強度
の弱い、極薄のウエブやミシン目入りウエブ等を使用し
たものでは、ウエブ巻回体の押し出し時にそのとき発生
する張力によってウエブが破れるおそれがあるという問
題がある。又、このロールペーパー製造装置を使用した
ロールペーパー製造方法では、ウエブ巻回体Xが巻取位
置から仮受位置に押し出されたときに、図10に示すよ
うにウエブ巻取装置4の両巻取ロール41,42間のウ
エブ上部に次の巻取軸Uが供給されるが、ウエブを切り
離すまでは仮受位置にあるウエブ巻回体Xと右側巻取ロ
ール41間においてウエブTaがかなりの緊張状態で張
設されており、その緊張状態にあるウエブTa上に載せ
られた巻取軸Uは、ライダーロール45が下動して該巻
取軸Uを下方に押圧するまでは不安定な状態となり、と
きには該巻取軸Uが前後方向に転動して位置ずれする
(巻取位置から外れる)おそれがあるという問題もあっ
た。特に、巻取軸Uとして、軽量の紙管を使用した場合
には、該巻取軸の重量によるウエブの撓み代が小さくな
り、巻取軸が位置ずれし易くなる。尚、次の巻取軸Uが
巻取位置から外れると、次のウエブ巻取動作が正常に行
えなくなる。
【0006】本発明は、上記した従来のロールペーパー
製造装置におけるウエブ巻回体押し出し時の問題点に鑑
み、ウエブ巻回体を巻取位置から仮受位置側に押し出す
際に、ウエブにほとんど張力が発生することがなく、し
かもウエブ巻回体が仮受位置まで押し出された状態にお
いて該ウエブ巻回体と巻取位置間に張設されたウエブが
緊張しないようにすることができるようにしたロールペ
ーパー製造方法を提案することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のロールペーパー
製造方法は、ウエブ繰出し装置によって原反ロールから
ウエブを繰出し、2つの巻取ロール間上にウエブ巻取部
を形成したウエブ巻取装置により前記繰出させたウエブ
を巻取軸の回りに巻回し、該ウエブが巻取軸に所定長さ
だけ巻取られたときにウエブ繰出し装置及びウエブ巻取
装置等のウエブ送り出し用の駆動装置を一旦停止させ、
巻回体押出し装置より巻取位置で巻回されているウエブ
巻回体をウエブが連続したままで巻取位置から仮受位置
まで押し出し、さらに巻取位置と仮受位置の間に張設さ
れているウエブをウエブ切断装置で切断することによっ
てロールペーパーを製造するようにしたロールペーパー
製造装置を使用し、前記巻取位置において巻回したウエ
ブ巻回体を仮受位置側に押し出す際に、前記駆動装置
を、ウエブ送り出し方向に所定短時間だけ駆動させなが
ら行うようにしたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明のロールペーパー製造方法では、巻取位
置においてウエブが巻取軸に所定長さだけ巻取られたと
きにウエブの送り出し用の駆動装置を一旦停止させた
後、該駆動装置をごく短時間だけ再駆動させながら、巻
取位置にあるウエブ巻回体をウエブが連続したままで巻
取位置から仮受位置まで押し出すようにしているので、
該ウエブ巻回体が巻取位置から押し出されると同時にウ
エブにたるみができ、ウエブ巻回体の押し出し時に、ウ
エブに張力が発生することがない。又、巻取位置と仮受
位置の間に張設されているウエブには、上記のように、
たるみができていることにより、次に巻取位置における
両巻取ロール間のウエブ上に供給される巻取軸は、該巻
取軸がわずかな重量であってもその重量により正確に両
巻取ロール間の所定位置(谷間)に収まるようになる。
【0009】
【発明の効果】このように、本発明のロールペーパー製
造方法によれば、巻取位置で形成されたウエブ巻回体を
仮受位置側に押し出す際に、その押し出し動作と同時に
ウエブを送り出し方向に所定小長さ範囲だけ送り出すよ
うにしているので、該ウエブ巻回体の押し出し時に、ウ
エブにほとんど張力が発生することがなくなり、従って
ウエブ巻回体押し出し動作によるウエブの破損が生じる
ことがない。又、ウエブ巻回体が仮受位置まで押し出さ
れた時点では、該仮受位置と巻取位置間に張設されてい
るウエブにたるみが生じていることにより、両巻取ロー
ル間のウエブ上に供給される巻取軸が正確に両巻取ロー
ル間の所定位置(谷間)に収容されるようになり、該巻
取軸が位置ずれすることがなくなって確実に自動運転で
きるという効果がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明実施例のロールペーパー製造方
法を説明すると、この実施例のロールペーパー製造方法
は、図1〜図8の示すロールペーパー製造装置を使用し
て行われる。
【0011】図1〜図6に示すロールペーパー製造装置
は、例えばトイレット用のロールペーパーを製造するた
めのもので、適宜広幅の原反ロールSから帯状のウエブ
1を繰出させるためのウエブ繰出し装置1と、原反ロ
ールSから繰出されるウエブT1に所定長さ間隔をもっ
て順次ミシン目を入れるミシン目加工装置2と、ミシン
目入りウエブT2をウエブ幅方向に製品幅づつ分断する
ためのスリッター装置3と、巻取位置においてウエブ巻
始め端部に所定小長さ範囲だけ液体を吹き付けるスプレ
ー装置14と、製品幅づつ分断されたウエブT3を巻取
位置においてそれぞれ共通の巻取軸U(詳しくは図7参
照)の回りに巻付けるためのウエブ巻取装置4と、該ウ
エブ巻取装置4の巻取位置に巻取軸Uを順次1本づつ供
給するための巻取軸供給装置5と、巻取位置において巻
取軸Uの回りに所定長さのウエブT3を巻回してなるウ
エブ巻回体Xを巻取位置から押し出すための巻回体押出
し装置6と、巻取位置から押し出されたウエブ巻回体X
を一時的に保持するための仮受装置9と、仮受位置に保
持されたウエブ巻回体XをウエブT3から切り離すため
のウエブ切断装置7と、ウエブ巻回体側切断端部に糊を
付着せしめる糊付装置8と、上記ウエブ繰出し装置1、
ミシン目加工装置2、スリッター装置3、及びウエブ巻
取装置4を同時に駆動せしめる駆動装置10とを備えて
構成されている。
【0012】このロールペーパー製造装置で使用される
原反ロールSは、例えば製品幅の16倍程度の広幅のウ
エブを巻回したものが使用される。
【0013】駆動装置10は、単一のモータ11(ブレ
ーキ付き)からの動力を、プーリとベルト、あるいはス
プロケットとチエン等の動力伝達機構12を介して、上
記ウエブ繰出し装置1とミシン目加工装置2とスリッタ
ー装置3とウエブ巻取装置4とに同時に伝達して、それ
らの装置(1,2,3,4)を同時に駆動・停止せしめ
るようになっている。
【0014】ウエブ繰出し装置1は、循環駆動されるベ
ルト1aを原反ロールSの外周面に接触させて該原反ロ
ールSを回転せしめることにより、ウエブT1を繰出さ
せるようになっている。
【0015】ミシン目加工装置2は、回転刃ロール21
に設けた回転刃が固定刃ロール22に設けた固定刃に接
触したときに、ウエブT1の全幅に亘ってミシン目を形
成するようになっている。
【0016】スリッター装置3は、ミシン目入りウエブ
2をその幅方向に製品幅(例えばトイレット用ロール
ペーパーでは約114mm程度)づつ分断するようになっ
ている。尚、スリッター装置3を通過したウエブT
3は、それぞれ分断された状態で平面状のまま巻取位置
側に供給される。
【0017】スプレー装置14は、ウエブ巻始め端部が
巻取軸Uに適数回(例えば3〜5回程度)巻付けられる
まで、該ウエブ巻始め端部に液体を吹き付けるようにな
っている。このように液体で濡らされたウエブ巻始め端
部付近は、ウエブのセルロース中の水酸基(OH基)が
変化してセルロース分子同士が水素結合し、その内外に
重合するウエブ同士が相互に接着するようになる。そし
て、その水分が乾燥すると、液体で濡らされていたウエ
ブ重合部分が相互に結着して、比較的固さのある円筒形
を形成するようになる。尚、この実施例のロールペーパ
ー製造装置では、図7に示すような巻取軸付きウエブ巻
回体Yを製造するものであり、この巻取軸付きウエブ巻
回体Yは、このロールペーパー製造装置とは別の装置に
よって巻取軸Uを抜き外して、最終的には無芯ロールペ
ーパーとされるが、そのとき無芯ロールペーパーとして
必要なロールペーパー中心穴の固さを上記スプレー装置
14による液体濡らし加工(後で乾燥させる)によって
達成させることができる。
【0018】ウエブ巻取装置4は、前後に適宜小間隔を
もって並置された2つの巻取ロール41,42と、該両
巻取ロール41,42の上方にあってウエブ巻回体を上
部から押えながら巻取作用を行うライダーロール45と
を有している。そして、このウエブ巻取装置4は、駆動
装置10の作動時には、図1において両巻取ロール4
1,42及びライダーロール45がそれぞれ左回転せし
められて、巻取位置でウエブ巻回体を右回転せしめなが
らウエブを巻き太らせるように作用する。
【0019】巻取軸供給装置5は、貯溜部51に貯溜さ
れている巻取軸U,U・・を、順次1本づつ送り出すよ
うにしたロータ52を介して、シリンダによる上下動式
の昇降フック53に移乗せしめ、巻取軸Uを該昇降フッ
ク53に載せた状態で、図1の上動位置から図2に示す
下動位置まで降下させることにより、該巻取軸Uを巻回
体押出し装置6の押圧部62の前部近傍にするように作
用する。尚、この実施例では、巻取軸Uは図7に示すよ
うなものが使用されている(この巻取軸については後述
する)。
【0020】巻回体押出し装置6は、シリンダ61の伸
長動作によって、押圧部62を前進せしめて、該押圧部
62により1つの巻取軸Uを介して巻取位置で形成され
ているウエブ巻回体Xを前方に押し出すようになってい
る。尚、巻回体押出し装置6を作動させると、巻取位置
にあるウエブ巻回体Xがテーブル16上を転動しながら
仮受装置9のある仮受位置まで押し出されるようになっ
ている。
【0021】ウエブ切断装置7は、シリンダ71の伸長
動作によって刃物72を下動させ、仮受位置と巻取位置
間に張設されている各ウエブT3(例えば16分割され
ている)を同時に切断するようになっている。
【0022】糊付装置8は、ウエブ切断装置7と同様に
シリンダ81の伸長動作によってハケ82に付着させた
糊を各ウエブT3の上面に付着せしめるものである。
尚、糊付装置8のシリンダ81は、2段階に伸縮するよ
うになっており、ハケ82が、上方待機位置と、ウエブ
面に接触する中間位置と、糊槽83内に差し込まれる下
段位置との3位置でそれぞれ一時的に停止し得るように
なっている。
【0023】仮受装置9は、前後に所定間隔をもたせた
2本のロール91,92を有しており、該両ロール9
1,92間にウエブ巻回体Xを載置し得るようになって
いる。この各ロール91,92は、ウエブ巻回体Xを載
置した状態で、駆動装置10とは別系統のモータ93に
より、ウエブ巻取方向にゆっくりと回転せしめ得るよう
になっている。又、後側のロール91は、前側のロール
92を中心としてシリンダ(図示省略)によって上方に
弧回動せしめ得るようになっており、それによって両ロ
ール91,92間に載置されている切り離し済みのロー
ルペーパーYを搬送コンベア17上に排出させることが
できるようになっている。
【0024】尚、上記ウエブ繰出し装置1、ミシン目加
工装置2、スリッター装置3、ウエブ巻取装置4、巻取
軸供給装置5、巻回体押出し装置6、ウエブ切断装置
7、糊付装置8、仮受装置9、及び駆動装置10は、基
本的にはそれぞれ従来から使用されている構造のものを
採用してもよい。
【0025】この実施例で使用する巻取軸Uは、図7に
示すように1本の共通軸Vの外側に多数個(例えば16
個)の円筒状巻芯Q,Q・・を外嵌合させるとともに、
該共通軸Vの両端にそれぞれキャップ(抜け止め部材)
1,W2を嵌合させて形成している。尚、図7におい
て、右側のキャップW1は共通軸Vに固定され、他方左
側のキャップW2は共通軸Vに対して着脱自在となって
いる。そして、左側のキャップW2を分離させれば、共
通軸Vに対して各巻芯Q,Q・・を抜き挿しし得るよう
になっている。この巻取軸Uは、共通軸Vに各巻芯Q,
Q・・(16個)を外嵌合させ、且つ共通軸Vの両端に
それぞれキャップW1,W2を嵌合させた状態で、各巻芯
Q,Q・・が巻取位置に導かれた各分割ウエブT3,T3
・・に正確に対応する位置に供給される。
【0026】この実施例のロールペーパー製造方法で
は、図示のロールペーパー製造装置を使用して行われる
が、そのロールペーパー製造方法について説明する。ま
ず最初の運転を開始する際には、原反ロールSからのウ
エブをミシン目加工装置2、スリッター装置3をそれぞ
れ通し、該スリッター装置3で製品幅づつ分断した各ウ
エブT3,T3・・(図3参照)の先端をそれぞれ巻取軸
Uの各巻芯Q,Q・・の外側に巻付けておく。そしてそ
の状態で、スプレー装置14からウエブ巻始め端部に向
けてごく短時間だけ液体を吹き付けながら、駆動装置1
0(モータ11)を作動させると、動力伝達機構12に
より、ウエブ繰出し装置1、ミシン目加工装置2、スリ
ッター装置3、及びウエブ巻取装置4がそれぞれ同時に
駆動されて、ウエブ繰出し装置1により原反ロールSか
らウエブT1が繰出され、ミシン目加工装置2でウエブ
1にミシン目が施され、スリッター装置3でウエブT2
が製品幅づつ分断され、該スリッター装置3で製品幅づ
つ分断された各ウエブT3,T3・・がそれぞれ巻取軸U
の各巻芯Q,Q・・の外側で巻き太るようになる。そし
て、図2に示すように、該ウエブT3が所定長さだけ巻
取られると、図示しないカウンター装置からの信号でモ
ータ11を一旦停止させ、ライダーロール45が鎖線図
示(図2)するように上動した後、図4及び図5に示す
ように巻回体押出し装置6が作動して、その押圧部62
により巻取軸Uを介して巻取位置にあるウエブ巻回体X
がウエブを連続させたままで仮受装置9部分(仮受位
置)まで押し出される。このとき、ウエブ巻回体Xは、
該ウエブ巻回体側に巻取っているウエブT3を巻解きな
がらテーブル16上を転動して仮受位置に至る。
【0027】ところで、このロールペーパー製造方法で
は、巻回体押出し装置6の作動と同時に、駆動装置10
(モータ11)をごく短時間(例えば0.3秒間程度)だ
けウエブ送り出し方向に作動させて、ウエブ繰出し装置
1、ミシン目加工装置2、スリッター装置3、及びウエ
ブ巻取装置4をそれぞれ小長さ範囲だけ駆動する。この
とき、ウエブ巻取装置4部分においては、巻取ロール4
1が例えば1/4回転ほど回転して、ウエブT3を3〜4c
m程度の長さだけ前送りするようになる。
【0028】このように、巻回体押出し装置6によるウ
エブ巻回体Xの押し出し動作と同時に、駆動装置10を
所定短時間(0.3秒間)だけ作動させるようにすると、
巻回体押出し装置6の押圧部62によるウエブ巻回体X
の押圧動作と同時にウエブT3が所定小長さ範囲だけ送
り出され、該ウエブ巻回体が押し出されるときにウエブ
3に対してウエブ張力はほとんど発生することがなく
なる。従って、この実施例のようにウエブに切断用のミ
シン目を入れ、且つ製品幅づつ分断して、ウエブ長さ方
向の張力に対して破断強度がかなり低下しているウエブ
3であっても、ウエブ巻回体Xの押し出し操作による
ウエブの破損が生じることがない。
【0029】又、ウエブ巻回体Xが巻取位置から押し出
されたときに、つぎの巻取芯Uが巻取位置のウエブT3
上に供給されるが、上記したように巻回体押出し装置6
による押し出し動作と同時に駆動装置10が駆動される
ことにより、巻取位置と仮受位置との間に張設されるウ
エブT3にたるみができるようになる(図4における符
号Ta)。このように、該巻取位置と仮受位置との間の
ウエブT3にたるみができると、ウエブ張力による抵抗
がなくなって、巻取位置に供給された巻取軸Uが、その
重量でウエブ(Ta部分)を押し下げて両巻取ロール4
1,42間のウエブ巻取所定位置(谷間)に確実に収容
されるようになる(図5の状態)。この巻取軸Uの巻取
位置における収容状態では、該巻取軸が両巻取ロール4
1,42間の谷間に入り込んでいるので、該巻取軸Uが
前後方向に位置ずれすることがない。
【0030】ウエブ巻回体Xが、ウエブを連続させたま
まで仮受位置まで押し出されると、図5に鎖線図示する
ように、糊付装置8のハケ82とウエブ切断装置7の刃
物72がそれぞれ下動せしめられて、テーブル16上に
張設されている各ウエブT3を切断するとともにウエブ
巻回体側切断端部近傍に糊を付着させる。続いて、仮受
装置9の各ロール91,92がウエブ巻取方向に回転せ
しめられて、ウエブ端部の糊付け部分をウエブ巻回体の
外周面に貼着させるようになる。そして、仮受位置にあ
るロールペーパーYは、図6に示すように一方のロール
91が上動せしめられることにより、該仮受位置から搬
送コンベア17(図1)上へ排出される。他方、もう一
方のウエブ切断端部(分割されている)は、巻取位置に
供給されている次の巻取軸Uの各巻芯Q,Q・・(図
3、図7)に正確に対応してそれぞれ巻返された後、ラ
イダーロール45で押えられ、続いてスプレー装置14
からごく短時間だけ液体を吹き付けるとともに駆動装置
10を作動させることにより、上記同様のウエブ巻取作
業が行われる。
【0031】尚、搬送コンベア17上に排出された巻取
軸付きウエブ巻回体Y(図7)は、図示しない装置によ
り、一方のキャップW2を取り外した後、巻芯Qの回り
にウエブRを巻付けた状態の各ウエブ巻回体P,P・・
を共通軸Vから抜き外して、図8に示すように搬送コン
ベア17上を一列状態(列状巻芯付きウエブ巻回体Z)
で後工程側(例えば乾燥工程側)へ供給し、その後芯抜
き装置により巻芯付きウエブ巻回体Pから巻芯Qを抜き
外して、無芯ロールペーパーを製造する。
【0032】又、この実施例では、ウエブにミシン目を
入れ、且つ予めウエブ幅方向に製品幅づつ分断した状態
で巻取軸に巻取らせるようにしているが、他の実施例で
は、従来から一般的に行われているように、紙管からな
る巻取軸に広幅のウエブを巻付た後、その長尺ロールペ
ーパーを後で製品寸法づつ切断するようなものにも適用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるロールペーパー製造方
法を行うために使用されるロールペーパー製造装置の全
体概略図である。
【図2】図1のロールペーパー製造装置の一部拡大図で
ある。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3の一部拡大した状態変化図である。
【図5】図3の状態変化図である。
【図6】図5の状態変化図である。
【図7】図1のロールペーパー製造装置で製造される巻
取軸付きウエブ巻回体の説明図である。
【図8】図7の巻取軸付きウエブ巻回体から共通軸を抜
き外した巻芯付きウエブ巻回体の説明図である。
【図9】従来のロールペーパー製造装置の全体概略図で
ある。
【図10】図9のロールペーパー製造装置の作用説明図
である。
【符号の説明】
1はウエブ繰出し装置、2はミシン目加工装置、3はス
リッター装置、4はウエブ巻取装置、5は巻芯供給装
置、6は巻回体押出し装置、7はウエブ切断装置、9は
仮受装置10は駆動装置、T(T1〜T3)はウエブ、Uは
巻取軸、Xはウエブ巻回体である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブ繰出し装置(1)によって原反ロ
    ール(S)からウエブ(T)を繰出し、2つの巻取ロー
    ル(41,42)間上にウエブ巻取部を形成したウエブ
    巻取装置(4)により前記繰出させたウエブ(T)を巻
    取軸(U)の回りに巻回し、該ウエブ(T)が巻取軸
    (U)に所定長さだけ巻取られたときにウエブ繰出し装
    置(1)及びウエブ巻取装置(4)等のウエブ送り出し
    用の駆動装置(10)を一旦停止させ、巻回体押出し装
    置(6)により巻取位置で巻回されているウエブ巻回体
    (X)をウエブが連続したままで巻取位置から仮受位置
    まで押し出し、巻取位置と仮受位置の間に張設されてい
    るウエブをウエブ切断装置(7)で切断することによっ
    てロールペーパーを製造するようにしたロールペーパー
    製造装置を使用し、前記巻取位置において巻回したウエ
    ブ巻回体(X)を仮受位置側に押し出す際に、前記駆動
    装置(10)を、ウエブ送り出し方向に所定短時間だけ
    駆動させながら行うようにしたことを特徴とするロール
    ペーパー製造方法。
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