JP2802901B2 - スリッタ装置における巻芯自動補給装置 - Google Patents

スリッタ装置における巻芯自動補給装置

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JP2802901B2
JP2802901B2 JP7225682A JP22568295A JP2802901B2 JP 2802901 B2 JP2802901 B2 JP 2802901B2 JP 7225682 A JP7225682 A JP 7225682A JP 22568295 A JP22568295 A JP 22568295A JP 2802901 B2 JP2802901 B2 JP 2802901B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスリッタ装置における巻
芯自動補給装置に係り、特に本出願人がさきに提案した
スリッタにおける満巻ロール取出し巻芯供給装置(特願
平5−189461号)における巻芯供給装置の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】スリッタ装置は、装置外から送られてく
る広巾のウエブロールを巻き戻し、スリッタ刃によって
複数の狭巾ウエブに切断し、各狭巾ウエブを装置左右両
側に配設した巻芯保持ホルダー上の巻芯によってロール
状に巻き取る装置である。狭巾ウエブが所定径まで巻き
上がると、満巻ロールをホルダーから取り外し、巻終端
を切断した後、巻芯ホルダーに新たな空巻芯を装着し、
この新巻芯に切断端の一端を巻き付けて、新たな巻取り
の準備をする。こうした一連の作業は巻き替え作業と称
され、従来は全て手作業で行われていた。
【0003】しかし、近時、上記巻き替え作業の自動化
が試みられ、特願平5−42082号を始め、更にその
改良として特願平5−189461号などが提案されて
来た。とりわけ、後者は満巻ロールを一斉に取出し、新
巻芯を一斉に供給した後、速やかに装置全体をスリッタ
外へ移動させ、該位置で満巻ロールを次工程へ移送する
ことにより巻き取り再開の時期を早め、巻き替え作業に
よる巻き取り停止時間を短縮せしめて生産効率の向上を
達成しようとするものであり、左右に分割された複数の
狭巾ウエブの満巻ロールを一斉に取り出し可能な長さを
有する満巻ロールの移送コンベアを該コンベア昇降用リ
フトの昇降テーブル上面に配設し、該移送コンベアを挟
んで左右にスイングローラ装置よりなる満巻ロール巻終
端巻込装置を配置し、その一側に横架部材を昇降可能に
設け、該横架部材に左右に分割される複数の狭巾ウエブ
に対応する数の巻芯把持装置を走行体を対し摺動可能に
備えた巻芯供給装置を設けることによって構成されてい
る。
【0004】そして、更にその巻芯供給装置の巻芯把持
装置に対し、常に巻芯の中心位置を不変となし、自動調
芯性を有するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記満巻ロ
ール取出し巻芯供給装置においては、巻芯保持フレーム
に装着した巻芯に巻き上げた満巻ロールの取り出し及び
空巻芯を巻芯保持フレームに装着して巻き取りの準備を
行うことは自動的になっているが、新巻芯を該装置の巻
芯リフター上端に枢着した巻芯把持装置へ供給する作業
は依然として人手によってなされていた。しかも、この
作業は満巻ロール交換の都度、スリッタの巻芯保持フレ
ームに対応した位置に新巻芯を巾方向にずれなく、正確
に巻芯把持装置に供給しなければならないため、頗る煩
雑な作業を必要としていた。
【0006】本発明はかかる現状に対処して、スリッタ
より満巻ロールを搬出し、新巻芯が供給される位置に移
動して来ている満巻ロール取出し巻芯供給装置に更に複
数の狭巾ウエブの条数に対応する数の巻芯把持装置を狭
巾ウエブの位置に適合する位置に自動的に設定可能とす
ると共に、これに対応して巻芯を補給する巻芯補給装置
を併設せしめることによりスリッタ装置における前記人
手による巻芯把持装置への供給を解消し、スリッタ装置
による作業の完全自動化を促し、スリッタ装置の生産効
率の一層の向上をはかることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の特徴は先ず、第1はスリッタ刃によって広巾
のウエブロールを複数の狭巾ウエブに切断し、各狭巾ウ
エブを巻芯によってロール上に巻取り、巻き取った満巻
ロールを満巻ロール取出し巻芯供給装置に載せて、スリ
ッタ装置外側方に移動させ満巻ロールを取り出すと共
に、巻芯を補給してスリッタ装置内に復帰させるスリッ
タ装置において、前記巻芯を補給する位置に移動して来
た満巻ロール取出し巻芯供給装置に対応する位置に先端
に回動可能な切欠付回動軸からなるマガジンストッパー
を有する巻芯載置用マガジンレールを含む巻芯補給装置
を配設し、満巻ロールの取り出し完了を検知して巻芯補
給装置のマガジンストッパーの回動軸を回動させ、マガ
ジンレールより巻芯を対応する満巻ロール取出し巻芯供
給装置の巻芯リフト上端に枢着した巻芯把持装置へ1個
宛自動的に送出し、補給せしめる如くなすと共に、特に
異なった外径,長さの巻芯に対応するべく巻芯載置用マ
ガジンレールを摺動可能として該巻芯載置用マガジンレ
ールの位置をスリッタ装置のスリット条件設定替え信号
にもとづいて設定可能となす一方、満巻ロール取出し巻
芯供給装置の巻芯リフト上端に枢着した巻芯把持装置の
位置をも前記スリッタ条件設定替え信号にもとづき設定
替え可能となして巻芯載置用マガジンレール上の巻芯に
対応する巻芯把持装置へ自動的に送出し、補給せしめる
如くなした構成を特徴とする。
【0008】また、請求項記載の発明は、上記請求項
記載の構成に付加し、マガジンレールの位置設定替え
に先立ち、先行スリッタ条件に適合した巻芯の残りを一
挙にマガジンレール上より排出し、次のスリッタ条件に
合致した新巻芯が載置可能なようにマガジンレールを空
にする装置を併設せしめたことを特徴とする。
【0009】なお、上記請求項1又は2記載の装置にお
いて、満巻ロール取出し巻芯供給装置への巻芯把持装
置に新巻芯が補給され、スリッタ装置側へ進入する途中
通常、既知の如く新巻芯上に次回巻取りのためのウエ
ブを貼り付けるための粘着性付与スプレー装置配備
れる。
【0010】
【作用】上記本発明装置はスリッタ装置としての作動は
さきに提案した装置と同様で、装置外から送られてくる
広巾のウエブロールを巻き戻し、スリッタ刃によって複
数の狭巾ウエブに切断し、各狭巾ウエブを装置左右両側
に配置した満巻保持ホルダー上の巻芯によってロール状
に巻き取り、所定径まで巻き上がると、この満巻ロール
を巻芯保持ホルダーから取り外し、巻終端を切断した
後、巻芯ホルダーに新たな空巻芯を装着し、これに前記
切断した一端を巻き付けて新たな巻取りの準備をする一
方、満巻ロールを満巻ロール取出し巻芯供給装置に載せ
てスリッタ装置外に移動させ、上記装置上の満巻ロール
を次工程に排出する。
【0011】そして、満巻ロールの排出終了により新た
な巻芯を満巻ロール排出後の満巻ロール取出し巻芯供給
装置に補給し、スリッタ装置外より芯空巻芯を保持して
上記満巻ロール取出巻芯供給装置をスリッタ装置内に戻
し、次の満巻に備え待機する。
【0012】本発明装置は上記の作動において、特に満
巻ロールを排出した満巻ロール取出し巻芯供給装置への
新空巻芯の補給を自動化するものであり、前記満巻ロー
ル取出し巻芯供給装置が満巻ロールを保持してスリッタ
装置外に移動し、満巻ロールを排出すると、この排出完
了の信号を受けて巻芯載置用マガジンレールに設置され
ているマガジンストッパの回動軸が自動的に回動し、マ
ガジンレールより対応する満巻ロール取出し巻芯供給装
置の巻新リフト上端に枢着した巻芯把持装置へ次回巻取
り用の空巻芯1個宛補給する。かくして、空巻芯が補給
された満巻ロール取出し巻芯供給装置はスリッタ装置内
へ戻り、次回に備え待機する。
【0013】なお、このとき、巻芯は裁断に合わせて必
らずしも一様とは限らず、異なった外径と長さの巻芯に
設定替えしなければならないことが起こる。このような
場合にも本発明装置は容易に適合することができる。即
ち、巻芯載置用マガジンレールは摺動可能となっている
ので、スリッタ装置のスリット条件設定替え信号にもと
づいてその位置を適宜、摺動せしめて決めると共に、一
方、満巻ロール取出し巻芯供給装置の巻芯リフト上端に
枢着した巻芯供給装置の巻芯リフト上端に枢着した巻芯
把持装置の位置をも前記スリット条件設定替え信号にも
とづいて設定して巻芯載置用マガジンレール上の巻芯に
対応する巻芯把持装置へ自動的に1個宛送出し補給す
る。
【0014】請求項記載の発明は上記設定替えの場合
にさきのスリット条件に適合した巻芯の残りの処置であ
り、該残りの巻芯を一挙にマガジンレール上より排出
し、次のスリット条件に適合した新巻芯が載置可能なよ
うに予め空にしておくようにする。
【0015】なお、満巻ロール取出し巻芯供給装置に補
給された新巻芯に対し次回巻取りに備えてウエブを貼り
付けるための粘着性を付与することができる。
【0016】
【実施例】以下、更に本発明の実施例を説明する。
【0017】図1は本出願人がさきに提案した特願平5
−189461号に係る満巻ロール取出し巻芯供給装置
を備えたスリッタ装置の全体側面図であり、該装置に本
発明に係る巻芯補給装置を配設した相互関係位置を図2
の平面図に示す。
【0018】図示の如くスリッタ装置は広巾の原反ロー
ルRから巻き出されたウエブSが上部ガイドローラGを
経て中央部に至り、複数のスリット刃1で狭巾ウエブに
裁断される。そしてこの裁断された狭巾ウエブは互いに
左右に分離され、各狭巾ウエブ毎、個別にそれぞれ巻取
装置W1 ,W2 でロールR1 ,R2 に巻き上げられる。
満巻ロールR1 ,R2 はそれぞれ満巻ロー取出し巻芯供
給装置2−1,2−2で取り出され、満巻ロールが取り
出されて空席となった巻取装置W1 ,W2 へは空巻芯が
供給される。
【0019】一方、満巻ロール取出し巻芯供給装置2−
1,2−2は満巻ロールR1 ,R2を載せて図2に示す
如くスリッタ装置外の位置2−1′,2−2′へ移動
し、該位置で満巻ロールR1 ,R2 を適宜次工程3−
1,3−2へ移し、新たに空巻芯が補給され、再びスリ
ッタ装置の旧位置2−1,2−2へ復帰し、次回作動の
ため待機する。
【0020】しかして上記構成においてスリッタ装置外
へ移動して来ている前記満巻ロール取出し巻芯供給装置
2−1′、2−2′に対し対向する位置に本発明の特徴
をなす巻芯補給装置4−1,4−2がそれぞれ配設され
る。
【0021】即ち、図2,図3において5,5′、6,
6′、7,7′は夫々スリッタ装置外側方に設けた支柱
で、該支柱5,6,7上部に機枠8を、また支柱5′,
6′,7′の上部に機枠8′を固着し、両機枠8,8′
間を横架材9,10で連結し、支柱5,5′間をステー
11で、一方、支柱6,6′間をステー12で夫々連結
して巻芯補給装置4−1,4−2を装設するための枠組
みを構成している。ここで巻芯補給装置4−1,4−2
は同一構造を有するものであるので、以下では巻芯補給
装置4−1で代表して説明することにする。
【0022】先ずこの装置において横架部材9の下方に
は巻芯マガジン装置13が装着される。巻芯マガジン装
置13は図4、図5に示すとおり、横架部材9の両側面
にガイドレール14,15を固着し、該レールに係合す
る摺動体16を装着している。そして、該摺動体16の
下面にレールブラケット17を固着し、その下端に断面
コ字形レール片18を固着し、摺動体16、レールブラ
ケット17、レール片18が一体的にガイドレール1
4,15に沿って摺動可能な移動体19を構成すると共
に、隣接する2個の移動体19,19を以て、1対とな
し、それぞれの移動体のレール片18をその断面コ字形
が互いに内向きに向かい合うよう配設し、2個のレール
片18,18が共同して、巻芯載置用マガジンレール2
0を形成している。
【0023】一方、前記横架部材9の側面ガイドレール
14の上方には別のガイドレール21を固着し、該レー
ル21に移送体22を係合させる。そして移送体22の
上部側面に送りねじ23に係合するナット24を装着
し、該送りねじ23の両端(一端のみ図示、他端は図示
省略)を横架部材9に軸受24′で軸支し、その一端に
は適宜伝動装置25を介して、電動機M1 の動力を導入
し、該電動機M1 の正逆回転により移送体22をガイド
レール21に沿って左右に横行させるようになってい
る。
【0024】更に、前記移送体22の一端には流体圧シ
リンダ26を装着し、該シリンダ26でプランジャー2
7を突出ならびに引込させるようになっている一方、前
記の摺動体16の一端に前記のプランジャー27が係
合、嵌入する孔28を穿設すると共に摺動体16に回動
杆29を枢着し、その一端をばね30で押し上げ、摺動
体16上のピン31回りで時計方向に回動させ、回動杆
29のばね30で押し上げ側と反対側をレール14に押
し当て摺動体16の移動を阻止している。なお、図5に
おける32は公知のケーブルベアーで、上記流体圧シリ
ンダ26操作用流体圧源配管が連接される。
【0025】かくて、流体圧シリンダ26に流体圧を導
入し、プランジャー27を突出させ、摺動体16の孔2
8に嵌入させ、更に回動杆29をばね30に抗して反時
計方向に回動させることにより摺動体16の移動阻止を
開放し、前記電動機M1 の正逆回転により移送体22を
レール14に沿って横行させ、該移送体22の横行動作
をプランジャーを介して摺動体16に伝達し、前記移動
体19の位置を単独に設定できるようになっている。
【0026】しかして、前記マガジンレール20は先端
に向かって傾斜させ、その先端に対向する位置にマガジ
ンストッパー33が配設されている。マガジントスッパ
ー33は図4,5,6,7に示す如く、機枠8,8′に
それぞれ固着したピン34を中心に回動可能に回動機枠
35を吊下している。そして、左右の回動機枠35,3
5間に回動軸36を軸受37,37で横架軸支し、回動
機枠35に装着した流体圧シリンダ38で該回動軸36
を回動操縦させている。
【0027】回動軸36は中空円筒状で、その円筒面に
軸方向に巻芯管を支承するスリット状切欠き39を削設
し、回動軸36が時計方向に回動したとき、マガジンレ
ール上の最先端の巻芯管は切欠き39に落下C′し、流
体圧シリンダ38で回動軸36を反時計方向に回動させ
ると、回動軸の切欠きのない内筒面40で後続の巻芯管
の転落を阻止しながら、前記の切欠き39に落下してい
る巻芯管C′を後述の満巻ロール取出し巻芯供給装置の
巻芯把持装置41へ1個宛図示C″のように送り出すよ
うになっている。
【0028】以上のマガジンレール20内の巻芯管送り
出し動作は前記回動機枠35が垂直吊下姿勢をとり、回
動軸36がマガジンレール20の先端に対向する状態の
下で遂行される。一方、回動機枠35は支柱5に装着し
た流体圧シリンダ42で図7に示すとおりピン34回り
を時計方向に回動させ、マガジンレール20の先端から
回動軸36を離遠させると、マガジンレール20内の巻
芯管は落下阻止が解放されるので、全てのマガジンレー
ル外へ排出される。これはマガジンレール20内の巻芯
を一挙に排出する場合である。
【0029】次に上記マガジンレール20より排出され
た巻芯を受け、これを保持する満巻ロール取出し・巻芯
供給装置全体の概要について説明する。該装置は前述の
ように図1,図3に示すとおり、左右に分割巻取られた
複数の狭巾ウエブの満巻ロールを取出し、巻芯を巻芯保
持フレームに供給する装置2−1,2−2であって、そ
の巻芯供給機構として、複数の狭巾ウエブの条数に対応
する数の巻芯把持装置を狭巾ウエブの位置に適合する位
置に設定可能に、及び昇降可能に設け、該位置設定を自
動的に設定可能にした巻芯供給装置を具備している。
【0030】ここで、満巻ロール取出し巻芯供給装置2
−1,2−2に配設された巻芯供給装置42−1,42
−2は同一構造を有するものであるので、以下では一方
の巻芯供給装置42−2で代表して説明する。
【0031】図8、図9に示すように横架部材43を流
体圧シリンダ44,44のピストンロッド45,45間
に橋架固着し、該横架部材43の側面にガイドレール4
6を固着し、該レールに係合し、摺動可能に巻芯把持装
置41を装着する。該巻芯把持装置41は、相隣合う2
セットをもって1組となし、その上に巻芯C″を載置把
持するようになっている。そして、1組を構成する該巻
芯把持装置41は、狭巾ウエブの位置、及びウエブ巾に
対応した位置にそれぞれ単独に摺動、設定可能になって
いる。
【0032】次に上記巻芯把持装置の設定機構について
説明する。図3,図8,図9において、支柱5,5′間
にステー47を架設し、その下部にガイドレール48を
固着する。そして、該レール48に係合、摺動する移動
体50を支柱5に装設した電動機51で駆動される送り
ねじ52を前記移動体50に装着したナット53と係合
させ、電動機51の正逆転駆動によって移動体50を横
行摺動させるようになっている。
【0033】一方、移動体50の下面に流体圧シリンダ
54で操縦されるプランジャ55を装着し、該プランジ
ャ55が突出時、巻芯把持装置41の側方に穿設した孔
56に嵌入し、更にプランジャ55で巻芯把持装置41
の移動阻止機構57の歯止めを解放し、前記の移動体5
0の横行移動を該プランジャ55を介して巻芯把持装置
41に伝達し、移動体50と巻芯把持装置41を一体的
に横行移動し得るようになっている。58は前述の流体
圧シリンダ54操作用流体圧源接続配管用ケーブルベア
ーである。ケーブルベアーは公知であるので説明を省略
する。
【0034】以上のような巻芯供給装置において巻芯把
持装置41に新巻芯が載置されると該新巻芯はその後、
満巻ロール取出し巻芯供給装置の復帰と共にスリッタ装
置に再び編入されるが、この編入途中に該新巻芯上に必
要に応じて次回巻取りのためにウエブを貼り付けるため
の粘着性付与スプレー装置が適宜付設される。
【0035】この付与スプレー装置は左右に分離、巻取
られた狭巾ウエブの満巻ロール取出し巻芯供給装置2−
1,2−2に対しそれぞれ配備される。以下、一方の満
巻ロール取出し巻芯供給装置2−1に対し配備した巻芯
粘着性付与スプレー装置で代表して図10〜図12に基
づき説明する。
【0036】図11において支柱5(図2参照)に糊料
タンク59を設け、糊料噴射ノズル61に配管60で接
続する。糊料としては薄く稀釈した澱粉のり、ポバー
ル、酢ビ系糊料などが適用される。又、被巻取ウエブの
種類によって単なる水が用いられることもある。そし
て、該噴射装置61の斜め上方にはセンサ62が配設さ
れるが、該センサの非接触検出手段として超音波又は光
電管が用いられる。63は該センサ62及び噴射装置6
1取付用プレートである。なお、前記のセンサ62の位
置は満巻ロール取出し巻芯供給装置2−1がスリッタ装
置外の位置2−1において巻芯が補給され、図10に示
す矢印方向に移動し、再びスリッタ装置内の位置2−
1′へ帰還するとき、該装置の巻芯供給装置42−1の
巻芯把持装置41上に載置把持された巻芯Cの真上に相
当する位置になる。噴射ノズル61は図12に示すよう
にスプール弁64とノズル65よりなり、図示しない空
気切欠替弁と配管66でそれぞれ接続されている。
【0037】満巻ロール取出巻芯供給装置2−1に巻芯
Cが補給されスリッタ装置へ向かって移動中センサで巻
芯Cを検出し、その端部l1 が噴射孔Pに対向する距離
lだけ移動するだけの時間をもって図示しない空気切替
弁でノズル65に圧空を送ると共に、スプール弁64で
糊料配管60とノズル65を連絡し、噴射孔Pへ糊料を
霧状に噴出させる。更に巻芯供給装置42−1がスリッ
タ装置へ向かって移動し巻芯Cの終端l2がノズル下を
通過後、前記の距離l移動するための時間を以て、空気
切替弁で圧空の管66を閉じ糊料の噴射を止める。以
下、巻芯供給装置42−1の移動と共に順次後続の巻芯
Cに糊料で噴射して行く。なお、図11はノズル61の
下方に糊料タンク59を図示してあるが、実際には該タ
ンク69をノズル60の上方に配設し、水頭を以て糊料
を送り出すものである。
【0038】粘着性付与装置としては、上記実施例に拘
束されることなく、他の装置、例えば常温粘着ホットメ
ルトを用いたホットメルトアプリケータ等、類似の装置
を適用することも可能である。又、スリッタ装置におい
て、静電気を利用した帯電性の狭巾ウエブの巻芯への巻
付が適用される場合は粘着性付与装置が不要である事は
勿論である。
【0039】なお、以上の装置において一連の作動は既
知のシーケンス制御により、繰り返されて連続的に行な
われ、また、設定替え信号などはコンピュータ制御によ
り遂行されるが、これらは公知の手段であるので説明を
省略する。また、スリッタ装置自体については前述した
特願平5−189461号に詳細が記述された如きもの
であるが、若干の設計的変更を含むことは勿論である。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上のように満巻ロールを一斉
に取り降ろし、次回巻芯を一斉に供給した後、速やかに
装置全体をスリッタ外へ移動させ該位置で満巻ロールを
次工程装置へ送り出すと共に、次回に備える空巻芯を自
動的に補給するものであり、の繰り返し作業において
スリッタは満巻ロール取り出し、巻芯供給後、直ちに巻
き取り作業を再開し得るため巻替え作業による巻き取り
停止時間を著しく低減することができると共に、全自動
操作を可能として巻き取り作業の完全自動化を促しスリ
ッタ装置の生産効率をより高める顕著な効果を有する。
しかも、本発明は巻芯を異なった外径と長さのものに設
定替えしなければならないとき、スリット条件設定替え
信号にもとづいて巻芯載置用マガジンレールの位置及び
巻芯供給装置の巻芯リフト上端に枢着した巻芯把持装置
の位置を決め、マガジンレール上の巻芯に対応する巻芯
把持装置へ自動的に1個宛補給することができるので、
極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリッタ装置の概要を示す全体側面図である。
【図2】本発明に係る巻芯補給装置を配設した相互関係
位置を示す平面図である。
【図3】本発明に係るスリッタ装置の要部概要側面図で
ある。
【図4】本発明に係る巻芯補給装置の要部を示す拡大側
面図である。
【図5】上記巻芯補給装置の巻芯載置要マガジンレール
部を示す一部欠切正面概要図である。
【図6】マガジンストッパの回動軸回動機構を示す側面
図である。
【図7】マガジンストッパの回転軸退避状態を示す側面
概要図である。
【図8】巻芯把持装置の位置設定機構を示す概要図であ
る。
【図9】同じく巻芯把持装置の移動阻止機構を示す概要
図である。
【図10】巻芯粘着性付与スプレー装置の配置を示す説
明図である。
【図11】同巻芯粘着性付与スプレー装置の1例を示す
概要図である。
【図12】上記スプレー装置の噴射ノズル部を示す概要
図である。
【符号の説明】
1 スリッタ刃 2−1,2−2 満巻ロール取出し巻芯供給装置 4−1,4−2 巻芯補給装置 20 マガジンレール 33 マガジンストッパ 36 回動軸 39 切欠き 41 巻芯把持装置 61 糊料噴射ノズル R1 ,R2 満巻ロール C 巻芯

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリッタ刃によって広巾のウエブロール
    を複数の狭巾ウエブに切断し、各狭巾ウエブを巻芯によ
    ってロール状に巻取り、巻き取った満巻ロールを満巻ロ
    ール取出し巻芯供給装置に載せて、スリッタ装置外側方
    に移動させ満巻ロールを取り出すと共に、巻芯を補給し
    てスリッタ装置内に復帰させるスリッタ装置において、
    前記巻芯を補給する位置に移動して来た満巻ロール取出
    し巻芯供給装置に対応する位置に先端に回動可能な切欠
    付回動軸からなるマガジンストッパーを有する巻芯載置
    用マガジンレールを備えた巻芯補給装置を配設し、満巻
    ロールの取り出し完了を検知して前記マガジンストッパ
    ーの回動軸を回動させ、マガジンレールより巻芯を対応
    する満巻ロール取り出し巻芯供給装置の巻芯リフト上端
    に枢着した巻芯把持装置へ1個宛自動的に送出し、補給
    せしめる如くなすと共に、巻芯載置用マガジンレールを
    摺動可能として該巻芯載置用マガジンレールの位置をス
    リッタ装置のスリット条件設定替え信号にもとづいて設
    定可能となす一方、満巻ロール取出し巻芯供給装置の巻
    芯リフト上端に枢着した巻芯把持装置の位置をも前記ス
    リッタ条件設定替え信号にもとづき設定替え可能となし
    て巻芯載置用マガジンレール上の巻芯と対応する巻芯把
    持装置へ巻芯を自動的に送出し、補給せしめる如くなし
    たことを特徴とするスリッタ装置における巻芯自動補給
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項2記載の装置において、マガジン
    レールの位置設定替えに先立ち、先行スリッタ条件に適
    合した巻芯の残りを一挙にマガジンレール上より排出
    し、次のスリッタ条件に合致した新巻芯が載置可能なよ
    うにマガジンレールを空にする装置を併設せしめたこと
    を特徴とするスリッタ装置における巻芯自動補給装置。
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