JP3399465B2 - イソソルビドをコモノマーとして含有させたポリエステルおよびそれの製造方法 - Google Patents

イソソルビドをコモノマーとして含有させたポリエステルおよびそれの製造方法

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JP3399465B2 JP2000544713A JP2000544713A JP3399465B2 JP 3399465 B2 JP3399465 B2 JP 3399465B2 JP 2000544713 A JP2000544713 A JP 2000544713A JP 2000544713 A JP2000544713 A JP 2000544713A JP 3399465 B2 JP3399465 B2 JP 3399465B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【開示の分野】本開示はポリエステルおよびポリエステ
ルの製造方法、より具体的には、イソソルビド部分(i
sosorbide moiety)を含有するポリエ
ステルおよびそれの製造方法に関する。
【0002】(開示の背景) ジオールである1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−ソ
ルビトール[本明細書では以降「イソソルビド」と呼
び、これの構造を以下に示す]は、再生可能資源、例え
ば糖類および澱粉などから容易に生じる。例えば、D−
グルコースに水添を受けさせた後に酸触媒を用いた脱水
を受けさせることなどでイソソルビドを作ることができ
る。
【0003】
【化1】
【0004】イソソルビドをモノマーとしてポリエステ
ル(これはまたテレフタロイル部分も含む)に組み込む
ことが行われた。例えば、R.Storbeck他,M
akromol.Chem.,194巻,53−64頁
(1993);R.Storbeck他,Polyme
r,34巻,5003頁(1993)を参照のこと。し
かしながら、イソソルビドの如き第二アルコールが示す
反応性が劣りかつ酸触媒を用いた反応に敏感であると一
般に信じられている。例えばD.Braun他,J.P
rakt.Chem.,334巻,298−310頁
(1992)を参照のこと。反応性が劣る結果として、
イソソルビドモノマーとテレフタル酸エステルを用いて
作られたポリエステルは比較的低い分子量を有すると予
測されている。Ballauff他,Polyeste
rs(Derived from Renewable
Sources),Polymeric Mater
ials Encyclopedia,8巻,5892
頁(1996)。
【0005】イソソルビド部分とエチレングリコール部
分とテレフタロイル部分を含有するコポリマーの報告は
僅かのみであった。そのような3つの部分をエチレング
リコールとイソソルビドのモル比が約90:10である
ように含有するコポリマーがドイツ特許出願公開第1,
263,981号(1968)に報告された。前記ポリ
マーはポリプロピレン繊維の可染性(dyeabili
ty)を向上させる目的でポリプロピレンとのブレンド
物の少量成分(約10%)として用いられた。それの製
造はテレフタル酸ジメチルとエチレングリコールとイソ
ソルビドの溶融重合で行われたが、前記刊行物に一般的
な意味でのみ記述されている条件では高い分子量を有す
るポリマーはもたらされないであろう。
【0006】前記3種類のモノマーと同じモノマーから
作られたコポリマーが最近再び記述され、そこでは、イ
ソソルビドモノマーの含有量に伴ってコポリマーのガラ
ス転移温度Tgが上昇してイソソルビドテレフタレート
ホモポリマー(isosorbide terepht
alate homopolymer)の場合の約20
0℃に及ぶことが観察された。そのポリマーサンプルの
製造はテレフタロイルジクロライドとジオール−モノマ
ーを溶液中で反応させることで行われた。そのような方
法でもたらされたコポリマーが示す分子量はこの上に記
述したドイツ特許出願で得られたそれに比較して明らか
に高いが、他のポリエステルポリマーおよびコポリマー
に比較するとまだ相対的に低い。更に、そのようなポリ
マーの製造は溶液重合で行われ、従って前記ポリマーは
ジエチレングリコール部分を重合生成物として含まな
い。R.Storbeck,Dissertatio
n,Universitaet Karlsruhe
(1994);R.Storbeck他,J.App
l.Polymer Science,59巻,119
9−1202頁(1996)を参照。
【0007】米国特許第4,418,174号には、水
性焼付ラッカー(stoving lacquers)
の製造で原料として用いるに有用なポリエステルを製造
する方法が記述されている。前記ポリエステルの製造は
アルコールと酸を用いて行われている。数多くの好適な
アルコールの中の1つはジアンヒドロソルビトールであ
る。しかしながら、そのようなポリエステルが示す平均
分子量は1,000から10,000でありかつジアン
ヒドロソルビトール部分を実際に含有するポリエステル
の製造は行われなかった。
【0008】米国特許第5,179,143号には圧縮
成形材料の製造方法が記述されている。そこにはまたヒ
ドロキシル含有ポリエステルも記述されている。挙げら
れているそのようなヒドロキシル含有ポリエステルは、
多価アルコール(1,4:3,6−ジアンヒドロソルビ
トールを包含)を含めたポリエステルである。しかしな
がら、再び、報告されている最大の分子量は相対的に低
い、即ち400から10,000であり、1,4:3,
6−ジアンヒドロソルビトール部分を実際に含有するポ
リエステルの製造は行われなかった。
【0009】公開されたPCT出願WO 97/147
39およびWO 96/25449には、イソソルビド
部分をモノマー単位として含むコレステリック(cho
lesteric)およびネマティック(nemati
c)液晶性ポリエステルが記述されている。そのような
ポリエステルの分子量は比較的低く、これは等方性(i
sotropic)ではない。
【0010】(開示の要約) 従来技術に公開された教示および予測とは対照的に、テ
レフタロイル部分とエチレングリコール部分とイソソル
ビド部分と場合によりジエチレングリコール部分を含む
等方性、即ち半結晶性および非晶性または非液晶性(n
onliquid crystalline)コポリエ
ステルを、加工品、例えばフィルム、飲料用ボトル、成
形品、シートおよび繊維などを産業規模で製造しようと
する場合に適した分子量で、容易に合成する。
【0011】本発明の工程条件、特に使用するモノマー
の量は、望まれるポリマー組成物に依存する。このモノ
マー量を、望ましくは、最終的な高分子量の生成物(p
olymeric product)がいろいろなモノ
マー単位(monomer units)を所望量で含
むように選択し、望ましくはジオールに由来するモノマ
ー単位と二酸に由来するモノマー単位の量が等モルにな
るようにする。このようなモノマー類(イソソルビドを
包含)の数種は揮発性であることから、反応槽が密封さ
れているか否か(即ち圧力下であるか否か)および本ポ
リマーの合成で用いる蒸留塔の効率などの如き変動要素
に依存して、そのようなモノマー類の数種を望ましくは
重合反応開始時に過剰量で含めそして反応が進行するに
つれて蒸留で除去する。このことは特にエチレングリコ
ールおよびイソソルビドに当てはまる。
【0012】このような重合方法では、モノマー類を一
緒にして触媒または触媒混合物と一緒に混合しながら徐
々に約260℃から約300℃、望ましくは280℃か
ら約285℃の範囲の温度に加熱する。前記触媒を反応
体と一緒に最初に含めてもよくそして/または前記混合
物を加熱しながらそれに前記触媒を1回以上添加しても
よい。この使用する触媒は反応が進行するにつれて修飾
(modified)を受け得る。加熱および攪拌を加
工品の製造に適するに充分なほど高い分子量を有する溶
融ポリマーが生じるに充分な温度で、一般的には余分な
反応体を蒸留で除去しながら、充分な時間継続する。
【0013】好適な態様では、本ポリマー中のテレフタ
ロイル部分の数が約25から約50モル%(ポリマー全
体のモル%)の範囲になるようにする。本ポリマーにま
た他の1種以上の芳香族二酸部分、例えばイソフタル
酸、2,5−フランジカルボン酸、2,5−チオフェン
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,
7−ナフタレンジカルボン酸および4,4’−ビ安息香
酸などに由来する芳香族二酸部分を一緒にして約25モ
ル%以下のレベル(ポリマー全体のモル%)の量で含め
ることも可能である。
【0014】好適な態様では、エチレングリコールモノ
マー単位を約5モル%から約49.75モル%の量で存
在させる。本ポリマーにまたジエチレングリコール部分
を含めることも可能である。ジエチレングリコールの量
は製造方法に応じて約0.0モル%から約25モル%の
範囲である。
【0015】好適な態様では、本ポリマーにイソソルビ
ドを約0.25モル%から約40モル%の範囲の量で存
在させる。また、他の1種以上のジオールモノマー単位
を全体で約45モル%以下の量で含めることも可能であ
る。
【0016】勿論、前記パーセントは全部望まれる個々
の用途に依存する。しかしながら、望ましくは、本ポリ
マーに存在する二酸モノマー単位とジオールモノマー単
位の量が等モルになるようにする。このバランスは高い
分子量を達成するに望ましいものである。
【0017】本ポリエステルは、このポリマーをo−ク
ロロフェノールに1%(重量/体積)入れた溶液を25
℃の温度で測定した時に、少なくとも約0.35dL/
gのインヘレント粘度(これは分子量の指標である)を
示す。このようなインヘレント粘度は、ある用途、例え
ばある光学品およびコーティングなどには充分である。
コンパクトディスクなどの如き他の用途では少なくとも
約0.4dL/gのインヘレント粘度が好適である。他
の数多くの用途(例えばボトル、フィルム、シート、成
形用樹脂)ではインヘレント粘度をより高くする必要が
あり、例えば少なくとも約0.5dL/gにする必要が
ある。本ポリエステルを更に処理することを通して、更
により高いインヘレント粘度を達成することも可能であ
る。
【0018】(開示の好適な態様の詳述) 以下に詳述する等方性ポリエステルポリマー(isot
ropic polyester polymer)の
製造は、エチレングリコール部分を含むモノマーとイソ
ソルビド部分を含むモノマーとテレフタロイル部分を含
むモノマーの組み合わせを溶融状態で縮合(melt
condensation)させることで実施可能であ
る。重合中に他のモノマーを少量添加してもよいか或は
他のモノマーが反応中に副生成物として生じる可能性も
ある。
【0019】好適な態様では、エチレングリコールモノ
マー単位を約5モル%から約49.75モル%、好適に
は10モル%から約49.5モル%、より好適には約2
5モル%から約48モル%、更により好適には約25モ
ル%から約40モル%の量で存在させる。本ポリマーは
またジエチレングリコールモノマー単位も含み得る。こ
のジエチレングリコールモノマー単位の量は製造方法に
応じて約0.0モル%から約25モル%、好適には0.
25モル%から約10モル%、より好適には0.25モ
ル%から約5モル%の範囲である。重合過程の副生成物
としてジエチレングリコールが生じる可能性があり、そ
してまた、ジエチレングリコールの添加は、本ポリマー
に存在させるジエチレングリコールモノマー単位の量を
正確に調節するに役立つ可能性もある。
【0020】好適な態様では、本ポリマーにイソソルビ
ド部分を約0.25モル%から約40モル%、好適には
約0.25モル%から約30モル%、より好適には約
0.5モル%から約20モル%の範囲の量で存在させ
る。用途に応じて、イソソルビドを望ましい如何なる範
囲で存在させてもよく、例えば1モル%から3モル%、
1モル%から6モル%、1モル%から8モル%および1
モル%から20モル%の範囲で存在させてもよい。場合
により、他の1種以上のジオールモノマー単位を全体で
約45モル%以下、好適には20モル%未満、更により
好適には15モル%未満、更により好適には10モル%
未満、更により好適には2モル%未満の量で含めること
も可能である。そのような他の任意のジオール単位の例
には、実験式HO−Cn2n−OH[式中、nは3−1
2の整数である]で表される炭素原子数が3−12の脂
肪族アルキレングリコール類(分枝ジオール類、例えば
2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールなどを包
含);シスもしくはトランス−1,4−シクロヘキサン
ジメタノールおよびシス異性体とトランス異性体の混合
物;トリエチレングリコール;2,2−ビス[4−(2
−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパン;1,1−
ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]シク
ロヘキサン;9,9−ビス[4−(2−ヒドロキシエト
キシ)フェニル]フルオレン;1,4:3,6−ジアン
ヒドロマンニトール;1,4:3,6−ジアンヒドロイ
ジトール;および1,4−アンヒドロエリスリトールが
含まれる。
【0021】好適な態様では、本ポリマー中のテレフタ
ロイル部分の数が約25モル%から約50モル%、より
好適には約40モル%から約50モル%、更により好適
には約45モル%から約50モル%(ポリマー全体のモ
ル%)の範囲になるようにする。本ポリマーにまた他の
1種以上の芳香族二酸部分、例えばイソフタル酸、2,
5−フランジカルボン酸、2,5−チオフェンジカルボ
ン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフ
タレンジカルボン酸および4,4’−ビ安息香酸などに
由来する芳香族二酸部分を一緒にして約25モル%以
下、好適には10モル%以下、より好適には約5モル%
以下(ポリマー全体のモル%)のレベルの量で含めるこ
とも可能である。
【0022】勿論、前記パーセントは全部望まれる個々
の用途に依存する。しかしながら、望ましくは、本ポリ
マーに存在する二酸モノマー単位とジオールモノマー単
位の量が等モルになるようにする。このバランスは高い
分子量を達成するに望ましいものである。
【0023】本ポリエステルは、このポリマーをo−ク
ロロフェノールに1%(重量/体積)入れた溶液を25
℃の温度で測定した時、少なくとも約0.35dL/g
のインヘレント粘度(これは分子量の指標である)を示
す。このようなインヘレント粘度はある用途、例えばあ
る種の光学品およびコーティングなどには充分である。
他の用途、例えばコンパクトディスクなどの如き用途で
は約0.4dL/gのインヘレント粘度が好適である。
他の数多くの用途(例えばボトル、フィルム、シート、
成形用樹脂)ではインヘレント粘度をより高くする必要
がある。条件を調整することで少なくとも約0.5に及
ぶ所望インヘレント粘度、望ましくは0.65dL/g
より高いインヘレント粘度を得ることも可能である。本
ポリエステルを更に処理することを通して、0.7,0.
8,0.9,1.0,1.5,2.0dL/gおよび更によ
り高いインヘレント粘度を達成することも可能である。
【0024】このような分子量の測定は通常直接的では
ない。その代わりに、当該ポリマーが溶液中で示すイン
ヘレント粘度または溶融状態の粘度を分子量の指標とし
て用いる。本ポリマーの場合のインヘレント粘度はこの
上に記述した方法を用いて測定した粘度であり、ある用
途では約0.35以上のインヘレント粘度に相当する分
子量で充分である。他の用途では約0.45以上のイン
ヘレント粘度に相当する高い分子量が必要になり得る。
このインヘレント粘度/分子量の関係は一般に一次方程
式: log(IV)=0.5856×log(Mw)−2.9672 に適応し得る。サンプルを比較しようとする場合、イン
ヘレント粘度は分子量のより良好な指標であり、本明細
書でもこれを分子量を指標して用いる。
【0025】本発明のポリエステルの数種はいくつか存
在する方法のいずれかを用いて製造可能である。生成物
の組成は使用する方法に応じていくらか変わり、特に本
ポリマーに存在するジエチレングリコール部分の量が変
わる。このような方法には、ジオールモノマーとテレフ
タル酸および存在させ得る他の任意の酸の酸クロライド
の反応が含まれる。テレフタロイルジクロライドとイソ
ソルビドとエチレングリコールの反応は、これらのモノ
マー類を塩基、例えばピリジン(これは生じて来るHC
lを中和する)などの存在下の溶媒(例えばトルエン)
中で一緒にすると容易に起こる。このような手順がR.
Storbeck他,J.Appl.Polymer
Science,59巻,1199−1202頁(19
96)に記述されている。また、テレフタロイルジクロ
ライドを使用する他のよく知られている変法(例えば界
面重合)を用いることも可能であり、或は前記モノマー
類を単に一緒にして加熱しながら攪拌してもよい。
【0026】酸クロライドを用いて本ポリマーを生じさ
せる場合、生成物であるポリマーに含まれるモノマー単
位の比率は反応させるモノマー類の比率とほぼ同じであ
る。従って、反応槽に仕込むモノマー類の比率は生成物
で望まれる比率とほぼ同じである。望ましくは、前記ジ
オールと二酸を化学量論的等量で用いて高い分子量を有
するポリマーを得る。
【0027】本ポリマーの製造をまた溶融状態の重合方
法で行うことも可能であり、このような方法では、酸成
分をテレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルのいずれ
かにし、かつまた、本ポリエステルポリマー組成物(p
olyester polymer composit
ion)で望まれ得る他の任意の芳香族二酸の遊離酸ま
たはジメチルエステルを含めることも可能である。この
ような二酸またはジメチルエステルをジオール類(エチ
レングリコール、イソソルビド、任意のジオール類)と
一緒に触媒の存在下でこれらのモノマー類が化合してエ
ステルおよびジエステルに続いてオリゴマーそして最後
にポリマーが生じるに充分なほど高い温度に加熱する。
この重合過程の終点で生じる高分子量生成物は溶融状態
のポリマーである。ジオールモノマー類(例えばエチレ
ングリコールおよびイソソルビド)は揮発性であり、重
合が進行するにつれて反応槽から留出する。
【0028】本発明の溶融工程条件(melt pro
cess conditions)、特に使用するモノ
マー類の量は、望まれるポリマー組成物に依存する。ジ
オールおよび二酸もしくはそれのジメチルエステルの量
を、望ましくは、最終的な高分子量生成物がいろいろな
モノマー単位を所望量で含有するように選択し、望まし
くはジオールに由来するモノマー単位と二酸に由来する
モノマー単位が等モル量になるようにする。前記モノマ
ー類(イソソルビドを包含)の数種は揮発性であること
から、反応槽が密封されているか否か(即ち圧力下であ
るか否か)および本ポリマーの合成で用いる蒸留塔の効
率などの如き変動要素に依存して、そのようなモノマー
類の数種を重合反応開始時に過剰量で含めそして反応が
進行するにつれて蒸留で除去する必要があり得る。この
ことは特にエチレングリコールおよびイソソルビドに当
てはまる。
【0029】技術を持つ実施者は個々の反応槽に仕込む
べきモノマー類の正確な量を容易に決定するであろう
が、しばしば、以下に示す範囲にする。望ましくは、エ
チレングリコールおよびイソソルビドを過剰量で仕込ん
で、重合反応が進行するにつれて余分なエチレングリコ
ールおよびイソソルビドを蒸留または他の蒸発手段で除
去する。望ましくは、テレフタル酸またはテレフタル酸
ジメチルを仕込む二酸モノマーの約50から約100モ
ル%、より好適には80モル%から約100モル%の量
で含め、その残りは任意の二酸モノマーである。イソソ
ルビドを、二酸モノマー類の全量に対比させて、望まし
くは約0.25モル%から約150モル%以上の量で仕
込む。ジエチレングリコールモノマーの使用は任意であ
るが、これはしばしばインサイチュー(in sit
u)で生じる。ジエチレングリコールを添加する場合に
は、これを二酸モノマーの総量の約20モル%以下の量
で仕込む。エチレングリコールを二酸モノマーの約5モ
ル%から約300モル%、望ましくは20モル%から約
300モル%の範囲の量で仕込み、そして他の任意のジ
オールを二酸モノマーの約100モル%以下の量で仕込
む。
【0030】モノマー類に関して与えた範囲は、蒸留塔
および他の種類の回収および再利用装置の効率に応じて
重合中に失われるモノマーの量が幅広く多様であること
から非常に幅広く、単に近似値である。技術を持つ実施
者は、具体的な組成物を達成する目的で具体的な反応槽
に仕込む正確なモノマー量を容易に決定するであろう。
【0031】本発明の溶融重合方法では、モノマー類を
一緒にして触媒または触媒混合物と一緒に混合しながら
徐々に約260℃から約300℃、望ましくは280℃
から約285℃の範囲の温度に加熱する。正確な条件お
よび触媒は、前記二酸を真の酸(true acid)
として重合させるか或はジメチルエステルとして重合さ
せるかに依存する。前記触媒を反応体と一緒に最初に含
めてもよくそして/または前記混合物を加熱しながらそ
れに前記触媒を1回以上添加してもよい。この使用する
触媒は反応が進行するにつれて修飾を受け得る。加熱お
よび攪拌を加工品の製造に適するに充分なほど高い分子
量を有する溶融ポリマーが生じるに充分な温度で、一般
的には余分な反応体を蒸留で除去しながら、充分な時間
継続する。
【0032】使用可能な触媒には、Li,Ca,Mg,
Mn,Zn,Pb,Sb,Sn,Ge,およびTiの塩
類、例えば酢酸塩および酸化物が含まれ、それにはグリ
コール付加体およびTiアルコキサイド類が含まれる。
それらは一般に本技術分野で公知であり、技術を持つ実
施者は具体的な触媒または組み合わせまたは使用する触
媒の順を容易に選択することができるであろう。好適な
触媒および好適な条件は、前記二酸モノマーを遊離酸と
して重合させるか或はジメチルエステルとして重合させ
るかに応じて変わる。ゲルマニウム含有触媒およびアン
チモン含有触媒が最も好適である。
【0033】具体的な使用および具体的な特性組み合わ
せに適するように本ポリマーのモノマー組成を選択す
る。部分結晶性ポリマーが望まれる用途、例えば食料お
よび飲料用容器、例えばホットフィルもしくはコールド
フィル(hot fill or cold fil
l)ボトル、繊維およびフィルムなどでは、本ポリマー
に、一般に、イソソルビド部分がモルを基準にして約
0.1%から約10%、好適には約0.25%から約5
%の範囲でエチレングリコール部分がモルを基準にして
約49.9から約33%でジエチレングリコール部分が
モルを基準にして約0.0から5%、好適には0.25
%から約5%で他のジオール部分、例えば1,4−シク
ロヘキサンジメタノールなどがモルを基準にして約2%
以下のモノマー組成を持たせる。ボトル用樹脂の場合に
は、前記二酸がテレフタロイル部分をモルを基準にして
約35%から約50%のレベルで含みかつ他の任意の芳
香族二酸部分をモルを基準にして約15%以下のレベル
で含むようにし、ここで、前記任意の芳香族二酸部分は
2,6−ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、4,
4’−ビ安息香酸およびそれらの混合物に由来する部分
であってもよい。
【0034】非晶質のポリマーが望まれる用途、例えば
透明な光学品の製造で用いられるであろう如き用途で
は、イソソルビド部分の量がモル基準で約2%から約3
0%の範囲で、エチレングリコール部分がモル基準で約
10%から約48%の量で存在し、他の任意のジオー
ル、例えば1,4−シクロヘキサンジメタノール部分が
モル基準で約45%以下の量で存在し、ジエチレングリ
コール部分がモル基準で約0.0から約5%、好適には
0.25%から約5%の量で存在し、テレフタロイル部
分が約25%から約50%のレベルで存在しそして他の
任意の二酸部分、例えば2,6−ナフタレンジカルボン
酸、イソフタル酸、4,4’−ビ安息香酸およびそれら
の混合物がモルを基準にして全体で約25%以下の量で
存在するようにする。
【0035】そのような組成物の数種(即ちイソソルビ
ドのレベルが約12%未満の組成物)は、それらを溶融
状態からゆっくり冷却するか或はそれらにアニーリング
をガラス転移温度より高い温度で受けさせた場合には半
結晶性であるが、それらを溶融状態から迅速に冷却した
場合には非晶質である。一般に、半結晶性であり得る組
成物が結晶化する速度はポリ(エチレンテレフタレー
ト)組成物のそれよりも遅く、その結果として、用いる
コポリマーが結晶性でそれが結晶化し得る条件にさらさ
れる可能性があっても透明なままである透明品を製造す
るのはより容易である。
【0036】本発明の溶融重合方法(melt pol
ymerization process)を、望まし
くは、ジメチルエステル(例えばテレフタル酸ジメチ
ル)を反応体として用いるか或は遊離二酸を反応体とし
て用いて実施する。各方法自身に好適な触媒および好適
な条件が存在する。それらを以下に一般的に記述する。
それらはよく知られているポリ(エチレンテレフタレー
ト)製造方法に類似している。高い分子量を有するポリ
マーを得ようとする時に本方法が有効なことは、イソソ
ルビドから作られたポリエステルの研究を行っている他
の研究者が行った開示を考慮しかつ第二ジオールは低い
反応性を示しかつ第二アルコールのエステルは低い熱安
定性を示すと言ったことが一般に持たれている予測であ
ることを考慮すると、驚くべきことである。前記2つの
方法はいくらか異なり、それらを以下に説明する。
【0037】テレフタル酸ジメチル方法 この方法では、工程を2段階で実施し、テレフタル酸お
よび任意の二酸モノマー(存在させる場合)をジメチル
エステル誘導体として用いる。また、遊離二酸を少量、
例えば1−2重量%の量で添加することも可能である。
ジオール類(例えばエチレングリコールおよびイソソル
ビド)を芳香族二酸のジメチルエステル(例えばテレフ
タル酸ジメチル)と一緒にエステル交換用触媒の存在下
で混合することで、前記ジメチルエステルのメチル基を
エチレングリコールにエステル交換反応で交換させる。
その結果としてビス(2−ヒドロキシエチルテレフタレ
ート)とメタノール(これを反応フラスコから留出させ
る)が生じる。この反応は化学量論的であることから、
望ましくはエチレングリコールをエステル交換反応の反
応体として2モルをいくらか越える量で添加する。
【0038】エステル交換をもたらす触媒には、下記の
金属:Li,Ca,Mg,Mn,Zn,Pbおよびそれ
らの組み合わせの塩(通常は酢酸塩)、Ti(OR)4
[ここで、Rは炭素原子数が2−12のアルキル基であ
る]およびPbOが含まれる。このような触媒成分を一
般に約10ppmから約100ppmの量で含める。エ
ステル交換の場合の好適な触媒には、Mn(OA
c)2,Co(OAc)2,およびZn(OAc)2[こ
こで、OAcは酢酸塩の省略形である]およびそれらの
組み合わせが含まれる。この反応の第二段階で用いる重
縮合用触媒、好適には酸化Sb(III)をこの時点で
添加してもよいか或は重縮合段階の開始時に添加しても
よい。特に良好な成果を伴って用いた触媒は、Mn(I
I)の塩を基とする触媒およびCo(II)の塩を基と
する触媒であり、これらを各々約50から約100pp
mのレベルで用いた。それらを酢酸Mn(II)四水化
物および酢酸Co(II)四水化物の形態で用いたが、
また同じ金属の他の塩を用いることも可能である。
【0039】望ましくは、前記反応体の混合物を大気圧
下の不活性な雰囲気(例えば窒素)下で室温からエステ
ル交換が誘発されるに充分なほど高い温度(約150
℃)に加熱攪拌することを通して、エステル交換を起こ
させる。メタノールが副生成物として生じ、これを反応
槽から留出させる。この反応をメタノールの発生が止む
まで徐々に約250℃にまで加熱する。メタノール発生
の終点は反応槽の塔頂温度が下がることで確認可能であ
る。
【0040】反応媒体内の伝熱を補助しかつ揮発性成分
(これは昇華して充填塔の中に入り込む可能性がある)
を槽内に保持するに役立つ沸点が170−240℃の添
加剤をエステル交換に少量添加することも可能である。
このような添加剤は不活性で温度が300℃未満の時に
アルコール類ともテレフタル酸ジメチルとも反応すべき
でない。このような添加剤の沸点を好適には170℃よ
り高くし、より好適には170℃から240℃の範囲内
にし、これを反応混合物の約0.05から10重量%、
より好適には約0.25から1重量%の範囲の量で用い
る。好適な添加剤はテトラヒドロナフタレンである。他
の例にはジフェニルエーテル、ジフェニルスルホンおよ
びベンゾフェノンが含まれる。そのような他の溶媒が米
国特許第4,294,956号(これの内容は引用する
ことによって本明細書に組み入れられる)に記述されて
いる。
【0041】前記エステル交換用触媒の金属イオン封鎖
剤(sequestering agent)および重
縮合用触媒を添加することを通して反応の第二段階を開
始させる。ポリ燐酸が金属イオン封鎖剤の例であり、こ
れを通常は燐がテレフタル酸ジメチル1g当たり約10
から約100ppmの量で添加する。重縮合用触媒の例
は酸化アンチモン(III)であり、これを100から
約400ppmのレベルで用いてもよい。
【0042】この重縮合反応を典型的には約250℃か
ら285℃の温度で実施する。この時間の間にビス(2
−ヒドロキシエチル)テレフタレートが縮合してポリマ
ーと副生成物エチレングリコールが生じることによって
エチレングリコールが反応から留出し、これを留出液と
して集める。
【0043】この上に記述した重縮合反応を好適には真
空下で実施するが、この真空を、ポリ燐酸および酸化S
b(III)を添加した後に反応槽を重縮合反応が起こ
る温度に加熱しながらかけてもよい。別法として、重縮
合反応の温度が280℃−285℃に到達した後に真空
をかけることも可能である。いずれの場合にも、真空を
かけると反応が加速する。真空下の加熱を溶融状態のポ
リマーが所望の分子量に到達するまで継続するが、その
ような所望分子量の到達を、通常は、溶融物の粘度が前
以て決めておいたレベルにまで高くなることで確認す
る。これは、攪拌用モーターが攪拌を維持するに要する
トルクが高くなるとして観察される。このような溶融状
態の重合方法を用いると、分子量の上昇でさらなる努力
を行うことなく、少なくとも0.5dL/g、一般に約
0.65dL/g以上に及ぶインヘレント粘度を達成す
ることができる。特定の組成範囲では、以下に記述する
固相重合を通して分子量を更に高くすることができる。
【0044】テレフタル酸方法 このテレフタル酸方法は、ビス(2−ヒドロキシエチ
ルテレフタレート)と他の低分子量エステルをもたらす
最初のエステル化反応を若干高い圧力(自然発生的圧力
である約25から50psig)下で実施する以外は前
記テレフタル酸ジメチル方法に類似している。ジオール
を2倍過剰量で用いる代わりにジオール[エチレングリ
コール、イソソルビドおよび他のジオール類(もしあれ
ば)]をより低い過剰量(約10%から約60%)で用
いる。中間体であるエステル化生成物はオリゴマーの混
合物である、と言うのは、ジオールをテレフタル酸のジ
エステルが生じるに充分な量では存在させていないから
である。また触媒も異なる。このエステル化反応では触
媒を添加する必要はない。
【0045】それでも、高い分子量を有するポリマーを
達成するには重縮合用触媒[例えばSb(III)また
はTi(IV)塩]を用いるのが望ましい。高い分子量
を達成するに必要な触媒はエステル化反応後に添加可能
であるか、或は便利にはそれを反応開始時に反応体と一
緒に仕込んでおくことも可能である。テレフタル酸とジ
オール類から高い分子量を有するポリマーを直接製造し
ようとする場合に用いるに有用な触媒には、Co(I
I)およびSb(III)の酢酸塩または他のアルカン
酸塩、Sb(III)およびGe(IV)の酸化物、そ
してTi(OR)4[ここで、Rは炭素原子数が2から
12のアルキル基である]が含まれる。また、グリコー
ルに溶解したそのような金属塩の酸化物を使用すること
も可能である。このような触媒および他の触媒をポリエ
ステルの製造で用いることは本技術分野でよく知られて
いる。
【0046】この反応を必要ではないが別々の段階で実
施することも可能である。大規模に実施する時には、反
応体および中間生成物を反応槽から温度を高くした反応
槽にポンプ輸送するようにして反応を段階的に実施する
ことも可能である。バッチ方法では、反応体と触媒を室
温の反応槽に仕込んだ後にポリマーが生じるにつれて徐
々に約285℃にまで加熱することも可能である。約2
00℃から約250℃の範囲で圧力を放出させた後、望
ましくは真空をかける。
【0047】ビス(2−ヒドロキシエチルテレフタレー
ト)エステルそしてオリゴマーを生じさせるエステル化
を高温(自然発生的圧力下で室温から約220℃−26
5℃の範囲)で行いそして高真空(10トール未満、好
適には1トール未満)下約275℃から約285℃の範
囲の温度でポリマーを生じさせる。このような真空は残
存エチレングリコール、イソソルビドおよび水蒸気を反
応から除去して分子量を高めるに必要である。
【0048】後で固相重合を行うことを伴わない直線的
重合方法で少なくとも0.5dL/g、一般的には約
0.65dL/gに及ぶインヘレント粘度を示すポリマ
ーを達成することができる。この重合の進行は溶融物の
粘度で追跡可能であり、これは溶融状態のポリマーの攪
拌を維持するに要するトルクを通して容易に観察され
る。
【0049】固相重合 この上に記述した溶融状態の縮合方法を用いて、さらな
る処理を行うことなく、この上に記述した方法で測定し
て少なくとも約0.5dL/g、しばしば約0.65d
L/g以上の如き高いインヘレント粘度を示すポリマー
を生じさせることができる。これは、分子量が数多くの
用途(例えば成形品)に適切であることに相当する。ま
た、望まれるならば、コンパクトディスクの場合のよう
に、より低いインヘレント粘度を示すポリマーを生じさ
せることも可能である。他の用途、例えばボトルなどで
は更により高い分子量が要求され得る。エチレングリコ
ールとイソソルビドとテレフタル酸からイソソルビドが
モル基準で約0.25%から約10%の量になるように
生じさせた組成物では、これに固相重合を受けさせるこ
とを通して、それの分子量を更に高くすることができ
る。溶融重合で生じさせた生成物は、それを押出し加工
し、冷却しそしてペレット状にした後、本質的に非結晶
性である。この材料を約115℃から約140℃の範囲
の温度に長時間(約2から約12時間)加熱すると、そ
れは半結晶性になり得る。それによって結晶化が誘発さ
れ、その結果として、その生成物を次に更により高い温
度に加熱すると分子量が高くなり得る。このような方法
はイソソルビドのレベルが低い(約0.25モル%から
約3モル%)場合に最良に働く、と言うのは、イソソル
ビドのレベルが低いポリエステルはより容易に結晶化す
るからである。
【0050】また、固相重合を行う前に前記ポリマーを
ポリエステルにとって比較的不良(poor)な溶媒で
処理することで結晶化を誘発することを通して、前記ポ
リマーを結晶化させることも可能である。そのような溶
媒はガラス転移温度(Tg)を下げることで結晶化を起
こさせる。ポリエステルの溶媒によって誘導される結晶
化は公知であり、米国特許第5,164,478号およ
び3,684,766号(これらは引用することによっ
て本明細書に組み入れられる)に記述されている。
【0051】前記ペレット状にしたポリマーまたは粉末
状にしたポリマーを約140℃を越える高温であるが前
記ポリマーの溶融温度より低い温度の不活性ガス、通常
は窒素の流れの中にか或は1トールの真空下に約2時間
から16時間置くことを通して、その結晶化させたポリ
マーに固相重合を受けさせる。固相重合を一般的には約
190℃から約210℃の範囲の温度で約2から約16
時間実施する。前記ポリマーを約195から約198℃
に約10時間加熱すると良好な結果が得られる。この固
相重合によってインヘレント粘度が約0.8dL/g以
上にまで高くなり得る。
【0052】勿論、本組成物に他の添加剤を含めてもよ
いことは本分野の技術者に明らかであろう。このような
添加剤には可塑剤、顔料、難燃添加剤、特にデカブロモ
ジフェニルエーテルおよびトリアリールホスフェート
類、例えばトリフェニルホスフェートなど、補強剤、例
えばガラス繊維など、熱安定剤、紫外光安定剤、加工助
剤、耐衝撃性改良剤、流れ向上用添加剤(flow e
nhancing agent)、結晶度を高める核剤
などが含まれる。他の可能な添加剤には高分子量の添加
剤が含まれ、それにはアイオノマー類、液晶ポリマー
類、フルオロポリマー類、環状オレフィン類を包含する
オレフィン類、ポリアミド類、エチレンと酢酸ビニルの
コポリマーなどが含まれる。
【0053】以下に示す非制限実施例を用いて本発明の
さらなる説明を行う。
【0054】実施例 ポリマーをo−クロロフェノールに1%(重量/体積)
入れた溶液を25℃の温度で測定したインヘレント粘度
(I.V.)を基にしてポリマーの分子量を推定する。
触媒成分のレベルを、どのモノマーを用いるかに応じ
て、テレフタル酸ジメチルまたはテレフタル酸のいずれ
かの重量に対して金属の重量を比較することを基にした
ppmで表す。 実施例1 空冷ジャケット付きVigreuxカラムと機械的攪拌
機と水冷コンデンサが備わっている4リットルの重合用
フラスコに下記の重合反応体を添加する:テレフタル酸
ジメチル(780.133g)、イソソルビド(70.
531g)およびエチレングリコール(531.211
g)。前記反応体はそれぞれ1:0.12:2.13の
モル比で存在する。また、酢酸マンガン(II)四水化
物(0.296g)と酢酸Co(II)四水化物(0.
214g)と酸化Sb(III)(0.350g)から
成る触媒も仕込む。これはマンガンが85ppm(テレ
フタル酸ジメチルの重量の分率(fraction)と
しての金属の重量)でコバルトが65ppmでアンチモ
ンが375ppmであることに相当する。このフラスコ
を窒素流でパージ洗浄(purge)しながら流動砂浴
(fluidized sand bath)を加熱用
媒体として用いて温度を1時間かけて150℃にまで上
昇させる。この時点で窒素パージ洗浄を止め、メタノー
ルの発生が始まる。反応を約2時間かけて250℃にな
るまで更に加熱しながらメタノールを継続して集める。
Vigreuxカラムの上部の温度が降下する時を注目
することで、メタノールの発生が終わる時点を決定する
ことができ、これはジオールとテレフタル酸ジメチルの
エステル交換反応である第一段階の反応が終了したこと
を示す。この時点で燐をポリ燐酸がエチレングリコール
に入っている溶液の形態で82ppm加える。この場
合、Pがポリ燐酸溶液100g当たり10.91gの濃
度である前記溶液を1.854g用いる。加熱を継続す
る。この反応を約2時間かけて285℃にまで加熱す
る。次に、真空をかける。別法として、前記ポリ燐酸溶
液を添加した後に真空を徐々にかけることも可能であ
り、そのようにすると、285℃に加熱する速度が速く
なり、従って要する時間が短くなる(約12時間)。こ
の時間の間、エチレングリコールが留出して、低分子量
のポリマーが生じる。反応が285℃に到達した時点
で、反応をまだ真空下に置いていない時には、それを真
空下に置く。1トール未満の真空度を達成するのが好適
である。溶融状態のポリマーを真空下で285℃に約2
時間、即ち攪拌機のトルクが高くなることで判断してポ
リマーが充分な溶融粘度(melt viscosit
y)に到達するまで加熱する。充分な粘度が達成された
時点で重合を停止させて、フラスコを砂浴から取り出
す。
【0055】溶融状態のポリマーを押出してペレット状
にするか、或は冷えたポリマーをフラスコから取り出し
て粉砕する。この細断したか、粉砕したか或はペレット
状にしたポリマーをアルミニウム製鍋に入れて、これを
オーブンの中に置く。前記ポリマーを窒素流下で4時間
かけて115℃に加熱した後、その温度に更に6時間保
持する。それによって、前記ポリマーのフレークがある
程度結晶化する。この処理の後、前記ポリマーを窒素流
中に置きながら再び4時間かけて190−195℃に加
熱して、この高温に更に12時間保持する。それによっ
て、固相重合が起こることで、ポリマーをオルソ−クロ
ロフェノールに入れた溶液のインヘレント粘度(I.
V.)で判断して分子量が有意に高くなる。この材料の
溶液I.V.は、固相重合を行っている間に約0.5d
L/gから約0.7dL/gにまで高くなる。
【0056】このポリマーのモノマー単位組成はプロト
ンNMRで測定しておおよそイソソルビドが3%でエチ
レングリコールが46%でジエチレングリコールが1%
でテレフタル酸が50%であり、これらを全部ポリマー
のモル%として表す。テレフタル酸の量と比較した時、
前記ポリマーに含まれるイソソルビドの量は仕込んだ量
のほぼ半分であることは注目に値する。未反応のイソソ
ルビドは留出液中、特にエチレングリコール中に存在す
ることを確認した。従って、このような方法を用いた時
にポリマーに含まれるイソソルビドの量は、この方法で
用いる蒸留または他の分離方法の効率に大きく依存す
る。技術を持つ実施者は、反応槽、蒸留塔などの特徴に
応じて具体的な工程詳細を容易に確立することができる
であろう。 実施例2 5ガロンの反応槽に下記のモノマー類を添加する:テレ
フタル酸(8,638.9g)、イソソルビド(91
1.9g)およびエチレングリコール(3,808.5
g)。これらの反応体はそれぞれ1:0.12:1.1
8のモル比で存在する。この時点で、また、下記の如き
触媒成分も添加する:酢酸Co(II)四水化物(1.
825g)および酸化Sb(III)(3.103
g)。この触媒の量は、テレフタル酸の重量と比較した
金属の重量として表して、コバルトが50ppmでアン
チモンが275ppmであることに相当する。この重合
用反応槽に分別蒸留塔と攪拌機を取り付ける。この反応
槽を窒素でパージ洗浄した後、50psigの窒素圧下
で密封する。反応体を攪拌しながら温度を約5時間かけ
て265℃にまで上昇させる。この時間の間にエステル
化が起こることで圧力が70psigにまで上昇する。
この時間が終了した時点で圧力を放出させて50psi
gに戻す。水とエチレングリコールを反応槽から留出さ
せる。温度を265℃に維持する。反応槽の内容物が1
時間以内に透明な粘性溶融物になる。
【0057】次に、反応槽内の過剰な圧力を放出させ
る。この反応槽にエチレングリコールとポリ燐酸の溶液
(燐が3.45重量%)をポンプ輸送する。これは燐が
約50ppmであることに相当する(テレフタル酸の重
量と比較した燐の重量)。次に、この反応槽を真空下に
置きながら反応槽を重合温度である285℃にまで加熱
する。水と余分なジオールの留出を継続する。1時間以
内に最終真空度である1トールに到達する。重合および
留出を更に2−3時間継続し、この時点で攪拌機のトル
クが前以て決めておいたレベルに到達する。重合を停止
させて、溶融状態のポリマーを反応槽から押出して、冷
却した後、細断する。
【0058】このポリマーは、これに固相重合を受けさ
せる前の実施例1で生じさせたポリマーとほぼ同じであ
る。これが示したインヘレント粘度は約0.5dL/g
である。このポリマーのモノマー組成はプロトンNMR
で測定して下記の通りである:テレフタル酸が50%で
イソソルビドが3%でエチレングリコールが46%でジ
エチレングリコールが1%。実施例1で用いた手順と同
じ固相重合手順を用いると、前記ポリマーのインヘレン
ト粘度が更に高くなって、約0.5dL/gから約0.
7dL/gになる。 実施例3 前以て70℃に加熱しておいたステンレス鋼製の攪拌機
付反応槽に大気圧の窒素パージ下で精製テレフタル酸
(7.48kg)、イソソルビド(3.55kg)およ
びエチレングリコール(1.70kg)を入れる。この
反応槽に充填蒸留塔を取り付ける。前記モノマーの組成
はテレフタル酸:エチレングリコール:イソソルビドの
モル比が1:0.61:0.54であることに相当す
る。この反応槽を3時間以内に285℃に加熱して反応
混合物を50−60psiの正圧下に保持した。この時
間の間に前記充填塔から出て来た大部分が水の留出液を
集める。溶融物の温度が少なくとも275℃に到達しそ
して反応混合物が透明になることで判断してテレフタル
酸が本質的に消費された後、圧力を放出させて、酸化ゲ
ルマニウム(IV)触媒(3.77g)をエチレングリ
コール中の溶液(エチレングリコール中0.100Nの
GeO2)として加える。この反応混合物を更に20分
間攪拌する。反応槽内の圧力を1時間かけて1−2mm
Hgにまで下げた後、更に溜分(distillati
on fraction)を集める。その後、反応生成
物である粘性樹脂を水浴の中に押出し、切断してペレッ
トにした後、オーブンに入れて乾燥させる。この樹脂は
116℃のガラス転移温度および0.43dL/gのイ
ンヘレント粘度[25℃の1%(重量/体積)オルソク
ロロフェノール溶液中で測定]を示す。このポリマーの
モノマー組成は、NMRで測定し、ポリマーのモル%と
して表して49.5%がテレフタレートで30.3%が
エチレングリコール残基で2.0%がジエチレングリコ
ール残基で18.2%がイソソルビド残基である。 実施例4 ステンレス鋼製の攪拌反応槽に大気圧の窒素パージ下で
テレフタル酸ジメチル(10.68kg)、イソソルビ
ド(5.79kg)、エチレングリコール(4.88k
g)、酢酸マンガン(II)(4.76g)を入れる。
この反応槽に充填蒸留塔を取り付ける。前記モノマーの
組成はテレフタル酸:エチレングリコール:イソソルビ
ドのモル比が1:1.43:0.72であることに相当
する。この反応槽を3時間以内に230℃に加熱し、次
の1時間で240℃に加熱しそして次の1時間で265
℃に加熱する。この時間の間に前記充填塔から出て来た
大部分がメタノールの留出液を集める。温度が284℃
に到達した後、ポリ燐酸を反応槽に加える。このポリ燐
酸の量は燐が402mgであることに相当する。酸化ゲ
ルマニウム(IV)触媒(4.66g)をエチレングリ
コール中の溶液(エチレングリコール中0.100Nの
GeO2)として加える。この時点で、反応槽内部の圧
力を2時間かけて1mmHgにまで下げる。この反応混
合物を真空下に更に3時間保持しながら温度を285℃
にまで上昇させることで更に溜分を集める。その後、反
応生成物である粘性樹脂を水浴の中に押出し、切断して
ペレットにした後、オーブンに入れて乾燥させる。この
樹脂は106℃のガラス転移温度および0.43dL/
gのインヘレント粘度[25℃の1%(重量/体積)オ
ルソ−クロロフェノール溶液中で測定]を示す。このポ
リマーのモノマー組成は、NMRで測定し、ポリマーの
モル%として表して50.1%がテレフタレートで3
3.5%がエチレングリコール残基で2.6%がジエチ
レングリコール残基で12.9%がイソソルビド残基で
ある。 実施例5 316ステンレス鋼で作られている5ガロンの反応槽に
還流カラム(ステンレス316 Pall環を充填)お
よび水冷コンデンサを取り付けて、これに下記のモノマ
ー類および添加剤を入れる:テレフタル酸ジメチル(1
1.65kg)、イソソルビド(4.384kg)、エ
チレングリコール(3.724kg)、酢酸マンガン
(II)(7.02g)、酸化アンチモン(4.18
g)および1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン
(125ml)。この反応槽に窒素パージをかけて、内
容物を180分以内に250℃に加熱した後、次の60
分間の間に275℃に加熱する。この加熱中、大部分が
メタノールで構成されている留出液を集める。この反応
混合物が270℃に到達した時点でポリ燐酸を燐が2
5.4mgに相当する量で加える。275℃に到達した
後、反応槽内部の圧力を240分かけて1−2mmHg
にまで下げる。この反応混合物を前記圧力下に240分
間保持しながら温度を285℃にまで上昇させることで
更に溜分を集める。攪拌機の速度を50rpmに一定に
維持するに要するトルクで測定して溶融物の粘度が前以
て決めておいたレベルに到達した時点で、反応槽に窒素
を充填して60psiの圧力にした後、ポリマーを直径
が0.125インチのダイスに通して押出して水トラフ
(trough)の中に入れる。このポリマーのストラ
ンドを細断してペレットにした後、オーブンに入れて1
00℃で10時間乾燥させる。このポリマーを1分当た
り10℃の加熱速度で測定した時のガラス転移は117
℃であることを確認した。25℃のo−クロロフェノー
ル中で測定したインヘレント粘度は0.41dL/gで
ある。プロトンNMR分光測定で測定したポリマー組成
は50.6%がテレフタル酸部分で17.6%がイソソ
ルビド部分で29.9%がエチレングリコール部分で
1.9%がジエチレングリコール部分である。 実施例6 最大容量が50ガロンのHastalloy B製重合
反応槽に半径が6”のHastalloy B製の水冷
還流カラム(ステンレス鋼環を充填)、ステンレス鋼製
螺旋攪拌機である攪拌装置、水冷コンデンサおよびバイ
パスを取り付けて、これに下記の重合反応体を入れる:
テレフタル酸ジメチル(78.02kg)、イソソルビ
ド(15.42kg)およびエチレングリコール(4
9.90kg)[これはモル比が1:0.26:2.0
0であることに相当する]。また、酢酸Mn(II)四
水化物(29.57g)と酢酸Co(II)四水化物
(21.43g)と酸化Sb(III)(35.02
g)から成る触媒も仕込む。これはマンガンが85pp
m(テレフタル酸ジメチルの重量の分率としての金属の
重量)でコバルトが90ppmでアンチモンが375p
pmであることに相当する。この攪拌反応槽(50rp
m)を窒素流でパージ洗浄しながら温度を4時間かけて
250℃にまで上昇させる。この反応槽にジャケットを
付けて、温度制御ホットオイルループ装置(hot o
il loop system)を加熱用媒体として用
いる。反応物を約150℃より高い温度に加熱しながら
メタノールを連続的に集める。前記充填還流カラムの上
部の温度が降下する時を注目することで、メタノールの
発生が終わる時点を決定することができ、これはジオー
ルとテレフタル酸ジメチルのエステル交換反応である第
一段階の反応が終了したことを示す。この時点で燐をポ
リ燐酸がエチレングリコールに入っている溶液の形態で
77ppm加える。この場合、Pがポリ燐酸溶液100
g当たり10.91gの濃度である前記溶液を153m
l用いる。また、この時点で窒素パージも止める。加熱
を継続する。この反応を約2時間かけて285℃にまで
加熱する。次に、20馬力のブロアが備わっているマル
チベイン(multi−vane)真空ポンプを用いて
真空を徐々にかける。好適には1トール未満の最大真空
度を達成するに要する時間は約1時間である。この時間
の間、エチレングリコールが留出して、低分子量のポリ
マーが生じる。攪拌機のトルクが高くなることで判断し
てポリマーが充分な溶融粘度を達成するまで、その溶融
しているポリマーを真空下で285℃に約2時間加熱す
る。充分な粘度が達成された時点で重合を停止させて、
反応槽の下部に付いている加熱ダイスに通して内容物を
排出させる。この溶融しているポリマーはストランドと
して出て来て、これを冷水トラフに浸漬することで冷却
した時点でそれを細断してペレットにしてもよい。この
ポリマーのペレットを120℃に加熱されている回転ド
ラムに入れて一晩乾燥させる。
【0059】この冷却したポリマーを前記フラスコから
取り出して粉砕する。この材料の溶液インヘレント粘度
(I.V.)は0.64dL/gである。
【0060】このポリマーのモノマー単位組成はプロト
ンNMRで測定しておおよそイソソルビドが6%でエチ
レングリコールが42%でジエチレングリコールが2%
でテレフタル酸が50%であり、これらを全部ポリマー
のモル%として表す。テレフタル酸の量と比較した時、
前記ポリマーに含まれるイソソルビドの量は仕込んだ量
のほぼ半分であることは注目に値する。未反応のイソソ
ルビドは留出液中、特にエチレングリコール中に存在す
ることを確認した。従って、このような方法を用いた時
にポリマーに含まれるイソソルビドの量は、この方法で
用いる蒸留または他の分離方法の効率に大きく依存す
る。技術を持つ実施者は、反応槽、蒸留塔などの特徴に
応じて具体的な工程詳細を容易に確立することができる
であろう。 実施例7 より小型の反応槽(最大容量が5ガロン)を用いる以外
は実施例6と同様な様式で2番目の実施例を調製する。
また試薬もイソソルビドの含有量がより高いポリマーが
生じるに相当する比率で仕込む。従って、この前と同様
な様式で反応槽にテレフタル酸ジメチル(10,680
g)、イソソルビド(5,787g)およびエチレング
リコール(4,881g)[これはモル比が1:0.7
2:1.43であることに相当する]を酢酸Mn(I
I)四水化物(4.76g)と酸化Ge(IV)(4.
66g)から成る触媒と一緒に仕込む。これはマンガン
が100ppm(テレフタル酸ジメチルの重量の分率と
しての金属の重量)でゲルマニウムが300ppmであ
ることに相当する。前記酸化ゲルマニウムをエチレング
リコールに入っている溶液(エチレングリコール中0.
100NのGeO2)の形態で加える。ポリ燐酸がエチ
レングリコールに入っている溶液をこの前と同様な様式
で加えるが、この場合、Pがポリ燐酸溶液100ml当
たり3.45gの濃度である溶液を9.6ml用いる。
重合をこの前と同様な様式で進行させるが、しかしなが
ら、結果として得た最終樹脂は同じインヘレント粘度を
所定時間内には達成しなかった。この場合に観察した溶
液I.V.は0.42dL/gである。また、このポリ
マーのモノマー単位組成はプロトンNMRで測定してお
およそイソソルビドが13%でエチレングリコールが3
4%でジエチレングリコールが3%でテレフタル酸が5
0%であることも観察し、これらを全部ポリマーのモル
%として表した。この場合のイソソルビド組み込み度合
はこの上で観察した度合よりもいくらか低かったが、こ
れは生じるポリマーではなくむしろ反応槽を変えた時の
効率を示している。 実施例8 ステンレス鋼製のアンカー型(anchor typ
e)攪拌機を取り付けたより大型の反応槽(100ガロ
ン)を用いる以外は1番目と同様な様式で3番目の実施
例を調製する。仕込んだイソソルビドのいくらかが重合
中に留出するであろうと仮定して、最終ポリマーに含ま
れるイソソルビド含有量が1モル%になるであろうよう
な量でモノマー類を仕込む。このように、テレフタル酸
ジメチル(197kg)、イソソルビド(5.12k
g)およびエチレングリコール(135kg)を触媒:
酢酸Mn(II)四水化物(72.1g)、酢酸Co
(II)四水化物(54.1g)および酸化Sb(II
I)(88.5g)と一緒に用いる。これは、実施例1
と同じ基準を用いて計算してマンガンが82ppmでC
oが65ppmでSbが375ppmであることに相当
する。エステル交換過程を実施例1に類似した様式で実
施する。実施例1に概略を示したように、エステル交換
段階後で重縮合段階前に遷移金属を封鎖する目的で、ポ
リ燐酸がエチレングリコールに入っている溶液をPの使
用量が80ppmになるように加える。この重縮合もま
たこの上に示した実施例と同様である。ポリマーを押出
してペレット状にすることで無色透明の樹脂を得る。
【0061】このペレット状にしたポリマーをタンブル
ドライヤー(tumble dryer)に入れて、窒
素流下で4時間かけて115℃に加熱した後、その温度
に更に6時間保持する。それによって前記ポリマーがあ
る程度結晶化する。この処理の後、前記タンブルドライ
ヤーに真空をかけることで最終的に1mmHg未満の真
空度を達成する。この加熱を継続して213℃の最大値
に到達させる。次に、この高温に全体で約15時間保持
する。それによって固相重合が起こることで、ポリマー
をオルソ−クロロフェノールに入れた溶液が示すインヘ
レント粘度(I.V.)で判断して、分子量が有意に高
くなる。この材料の溶液I.V.は前記固相重合を行っ
ている間に約0.5dL/gから約0.7dL/gにま
で高くなる。 実施例9 イソソルビド含有量がいくらか高い樹脂が生じるような
量でジオールを仕込む以外は実施例8の様式と同様な様
式でポリマーを生じさせる。従って、イソソルビドの仕
込み量を17.8kgにしそして酢酸Mn(II)四水
化物触媒の使用量を79.2g[この上に示した実施例
の場合と同じ基準で計算してMn(II)が90ppm
であることに相当する]にすることのみを変える。エス
テル交換と重縮合をこの直ぐ上に記述した如く繰り返
す。また、完成したポリマーのペレット化、結晶化およ
び固相重合もこの上に示した実施例と同じ様式で行う。
その結果としてイソソルビド含有量が約3モル%のポリ
マーを得る。 実施例10 この実施例ではイソソルビド含有ポリマーと核剤とガラ
ス繊維のブレンド物を記述する。この核剤の目的はブレ
ンド物の結晶性を高めることで耐熱性(加熱たわみ温度
(heat deflection temperat
ure))を向上させることにある。Leistrit
zブランドの押出し加工機(Model MC 186
6/GL、Leistritz AG)を用いて実施例
6、7および9のポリマーを核剤である重炭酸ナトリウ
ム(Aldrich)およびOCF 183(PPG、
Pittsburgh、PA)タイプのガラス繊維と一
緒にブレンドする。次に、実施例5に記述した如きAr
burg成形機を用いて前記ブレンド物を試験部品に射
出成形する。この成形品(実施例10a−c)に熱処理
を130℃のオーブン内で30分間受けさせる。組成お
よび結果を以下に要約する。
【0062】
【表1】
【0063】この上に記述した態様は単に説明でありそ
して全体に渡る変更が本分野の技術者に思い浮かぶ可能
性があると理解されるべきである。従って、本発明を本
明細書に開示した態様に限定すると見なされるべきでな
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨンソン,ロバート・イー アメリカ合衆国ニユージヤージイ州 07030ホボケン・ナンバー2アール・ウ イローアベニユー808 (72)発明者 ビツテラー,ヘルムート・ビー ドイツ・デー−67259バインデルスハイ ム・ビルケンシユトラーセ9 (72)発明者 カナリアン,ガロ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州 07922バークリーハイツ・コーネルアベ ニユー141 (56)参考文献 特表2002−512268(JP,A) 国際公開98/44021(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91 WPI/L(QUESTEL)

Claims (45)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルポリマーの製造方法であっ
    て、 (1)反応槽内で、テレフタロイル部分を含んで成るモ
    ノマー;場合により、芳香族二酸部分を含有する他の1
    種以上のモノマー;エチレングリコール部分を含んで成
    るモノマー;イソソルビド部分を含んで成るモノマー;
    場合により、ジオール部分を含んで成る他の1種以上の
    モノマー;および場合により、ジエチレングリコール部
    分を含んで成るモノマーを、芳香族二酸とグリコールの
    縮合で用いるのに適した縮合用触媒と一緒にし、そして (2)前記モノマーと前記触媒を前記モノマーが重合し
    て少なくともテレフタロイル部分とエチレングリコール
    部分とイソソルビド部分を有するポリエステルポリマー
    が生じるに充分な温度に加熱して、 前記加熱を、前記ポリエステルがo−クロロフェノール
    に1%(重量/体積)入っている溶液として25℃の温
    度で測定した時に少なくとも0.35dL/gのインヘ
    レント粘度を示す等方性ポリエステルが生じるに充分な
    時間継続する、ことを含んで成る方法。
  2. 【請求項2】 前記過程が更に前記加熱中に前記モノマ
    ーを攪拌すると同時に副生成物を蒸留および/または蒸
    発で除去することも包含する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記テレフタロイル部分を含んで成るモ
    ノマーがテレフタル酸である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記モノマーを重合させながら水および
    未反応のモノマーを除去する請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記テレフタロイル部分を含んで成るモ
    ノマーがテレフタル酸ジメチルである請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記モノマーを重合させながらメタノー
    ルおよび未反応のモノマーを除去する請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記過程が更に揮発性成分の保持を補助
    する添加剤を前記過程に添加することも含んで成る請求
    項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記添加剤がテトラヒドロナフタレンで
    ある請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記他の任意の1種以上のジオールを実
    験式HO−Cn2n−OH[式中、nは3−12の整数
    である]で表される炭素原子数が3−12の脂肪族アル
    キレングリコールおよび分枝脂肪族グリコール;シスお
    よびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールお
    よびそれらの混合物;トリエチレングリコール;2,2
    −ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プ
    ロパン;1,1−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキ
    シ)フェニル]シクロヘキサン;9,9−ビス[4−
    (2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]フルオレ
    ン;1,4:3,6−ジアンヒドロマンニトール;1,
    4:3,6−ジアンヒドロイジトール;および1,4−
    アンヒドロエリスリトールから成る群から選択する請求
    項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記他の任意の1種以上の芳香族二酸
    をイソフタル酸、2,5−フランジカルボン酸、2,5
    −チオフェンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカル
    ボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸および4,
    4’−ビ安息香酸から成る群から選択する請求項1記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 前記モノマーを前記テレフタロイル部
    分が前記ポリエステルの40モル%から50モル%の量
    で存在し、他の任意の1種以上の芳香族二酸部分が前記
    ポリエステルの10モル%以下の量で存在し、前記エチ
    レングリコール部分が前記ポリエステルの10モル%か
    ら49.5モル%の量で存在し、ジエチレングリコール
    部分が前記ポリエステルの0.25モル%から10モル
    %の量で存在し、前記イソソルビド部分が前記ポリエス
    テルの0.25モル%から40モル%の量で存在しそし
    て前記他の1種以上のジオール部分が前記ポリエステル
    の15モル%以下の量で存在するような量で含める請求
    項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記モノマーを前記テレフタロイル部
    分が前記ポリエステルの45モル%から50モル%の量
    で存在し、他の任意の1種以上の芳香族二酸部分が前記
    ポリエステルの5モル%以下の量で存在し、前記エチレ
    ングリコール部分が前記ポリエステルの10モル%から
    49.5モル%の量で存在し、ジエチレングリコール部
    分が前記ポリエステルの0.25モル%から5モル%の
    量で存在し、前記イソソルビド部分が前記ポリエステル
    の0.25モル%から30モル%の量で存在しそして他
    のジオール部分が前記ポリエステルの10モル%以下の
    量で存在するような量で含める請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 更に前記ポリエステルの分子量を固相
    重合で高くすることも含んで成る請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記固相重合が a)前記ポリエステルを115℃から140℃の範囲の
    温度に加熱することで前記ポリエステルを結晶化させる
    か或は前記ポリエステルを前記ポリエステルのガラス転
    移温度を低くする溶媒で処理することで結晶化させ、そ
    して b)前記ポリエステルを真空下でか或は不活性ガスの流
    れ中で140℃を越える高温であるが前記コポリエステ
    ルの溶融温度より低い温度に加熱することで、高くなっ
    たインヘレント粘度を有するコポリエステルを生じさせ
    る、 ことを含んで成る請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記加熱段階(b)を195から19
    8℃の温度で10時間実施する請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記インヘレント粘度を少なくとも
    0.8dL/gにまで高くする請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ポリエステルがイソソルビド部分
    を0.25モル%から10モル%含んで成る請求項13
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 テレフタロイル部分;場合により、他
    の芳香族二酸部分;エチレングリコール部分;ジエチレ
    ングリコール部分;イソソルビド部分;および場合によ
    り、他の1種以上のジオール部分を含んで成る等方性ポ
    リエステルであって、前記ポリエステルがo−クロロフ
    ェノールに1%(重量/体積)入っている溶液として2
    5℃の温度で測定した時に少なくとも0.35dL/g
    のインヘレント粘度を示す等方性ポリエステル。
  19. 【請求項19】 前記ポリエステルが前記テレフタロイ
    ル部分を40%から50%および前記他の任意の1種以
    上の芳香族二酸部分を10モル%以下の総量で含んで成
    る請求項18記載の等方性ポリエステル。
  20. 【請求項20】 前記テレフタロイル部分がテレフタル
    酸またはテレフタル酸ジメチルに由来する請求項19記
    載の等方性ポリエステル。
  21. 【請求項21】 前記エチレングリコール部分が前記ポ
    リエステルの10モル%から49.5モル%の量で存在
    し、前記ジエチレングリコール部分が前記ポリエステル
    の0.25モル%から10モル%の量で存在し、前記イ
    ソソルビド部分が前記ポリエステルの0.25モル%か
    ら40モル%の量で存在しそして前記他の1種以上のジ
    オール部分が前記ポリエステルの15モル%以下の量で
    存在している請求項19記載の等方性ポリエステル。
  22. 【請求項22】 前記他の1種以上のジオール部分が実
    験式HO−Cn2n−OH[式中、nは3−12の整数
    である]で表される炭素原子数が3−12の脂肪族アル
    キレングリコールもしくは分枝脂肪族グリコール;シス
    もしくはトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノー
    ルまたはそれらの混合物;トリエチレングリコール;
    2,2−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
    ル]プロパン;1,1−ビス[4−(2−ヒドロキシエ
    トキシ)フェニル]シクロヘキサン;9.9−ビス[4
    −(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン;
    1,4:3,6−ジアンヒドロマンニトール;1,4:
    3,6−ジアンヒドロイジトール;または1,4−アン
    ヒドロエリスリトールに由来する請求項18記載の等方
    性ポリエステル。
  23. 【請求項23】 前記他の任意の1種以上の芳香族二酸
    部分がイソフタル酸、2,5−フランジカルボン酸、
    2,5−チオフェンジカルボン酸、2,6−ナフタレン
    ジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸または
    4,4’−ビ安息香酸に由来する請求項18記載の等方
    性ポリエステル。
  24. 【請求項24】 テレフタロイル部分が前記ポリエステ
    ルの45モル%から50モル%の量で存在し、前記他の
    任意の芳香族二酸部分が前記ポリエステルの5モル%以
    下の量で存在し、前記エチレングリコール部分が前記ポ
    リエステルの10モル%から49.5モル%の量で存在
    し、前記ジエチレングリコール部分が前記ポリエステル
    の0.25モル%から5モル%の量で存在し、前記イソ
    ソルビド部分が前記ポリエステルの0.25モル%から
    30モル%の量で存在しそして前記他のジオール部分が
    前記ポリエステルの10モル%以下の量で存在している
    請求項18記載の等方性ポリエステル。
  25. 【請求項25】 前記他のジオール部分がシス−1,4
    −シクロヘキサンジ−メタノール、トランス−1,4−
    シクロヘキサンジメタノールまたはそれらの混合物に由
    来する請求項24記載の等方性ポリエステル。
  26. 【請求項26】 前記他の任意の芳香族二酸部分がイソ
    フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’
    −ビ安息香酸またはそれらの混合物に由来する請求項2
    5記載の等方性ポリエステル。
  27. 【請求項27】 前記ポリエステルが少なくとも0.4
    0dL/gのインヘレント粘度を示す請求項18記載の
    等方性ポリエステル。
  28. 【請求項28】 前記テレフタロイル部分が前記ポリエ
    ステルの45モル%から50モル%の量で存在し、イソ
    フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’
    −ビ安息香酸またはそれらの混合物に由来する前記任意
    の1種以上の芳香族二酸部分が前記ポリエステルの5モ
    ル%以下の量で存在し、前記エチレングリコール部分が
    前記ポリエステルの38モル%から49.5モル%の量
    で存在し、前記ジエチレングリコール部分が前記ポリエ
    ステルの0.25モル%から5モル%の量で存在し、前
    記イソソルビド部分が前記ポリエステルの0.25モル
    %から5モル%の量で存在しそしてシス−1,4−シク
    ロヘキサンジ−メタノール部分、トランス−1,4−シ
    クロヘキサンジメタノール部分またはそれらの混合物で
    ある前記他の任意のジオール部分が前記ポリエステルの
    2モル%以下の量で存在していて少なくとも0.45d
    L/gのインヘレント粘度を示す請求項18記載の等方
    性ポリエステル。
  29. 【請求項29】 前記テレフタロイル部分が前記ポリエ
    ステルの45モル%から50モル%の量で存在し、イソ
    フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’
    −ビ安息香酸またはそれらの混合物に由来する前記他の
    任意の1種以上の芳香族二酸部分が前記ポリエステルの
    5モル%以下の量で存在し、前記エチレングリコール部
    分が前記ポリエステルの10モル%から49.5モル%
    の量で存在し、前記ジエチレングリコール部分が前記ポ
    リエステルの0.25モル%から5モル%の量で存在
    し、前記イソソルビド部分が前記ポリエステルの6モル
    %から30モル%の量で存在しそしてシス−1,4−シ
    クロヘキサンジ−メタノール部分、トランス−1,4−
    シクロヘキサンジメタノール部分またはそれらの混合物
    である前記他のジオール部分が前記ポリエステルの10
    モル%以下の量で存在している請求項18記載の等方性
    ポリエステル。
  30. 【請求項30】 更に可塑剤、顔料、難燃剤、補強剤、
    熱安定剤、紫外光安定剤、耐衝撃性改良剤または流動向
    上剤である添加剤も含んで成る請求項18記載の等方性
    ポリエステル。
  31. 【請求項31】 前記添加剤がガラス繊維である請求項
    27、29または30記載の等方性ポリエステル。
  32. 【請求項32】 テレフタロイル部分;場合により、他
    の芳香族二酸部分;エチレングリコール部分;場合によ
    り、ジエチレングリコール部分;イソソルビド部分;お
    よび場合により、他の1種以上のジオール部分を含んで
    成る等方性ポリエステルであって、前記ポリエステルが
    o−クロロフェノールに1%(重量/体積)入っている
    溶液として25℃の温度で測定した時に少なくとも0.
    5dL/gのインヘレント粘度を示す等方性ポリエステ
    ル。
  33. 【請求項33】 前記ポリエステルがテレフタロイル部
    分を40%から50%および他の任意の1種以上の芳香
    族二酸部分を10モル%以下の総量で含んで成る請求項
    32記載の等方性ポリエステル。
  34. 【請求項34】 前記テレフタロイル部分がテレフタル
    酸またはテレフタル酸ジメチルに由来する請求項33記
    載の等方性ポリエステル。
  35. 【請求項35】 前記エチレングリコール部分が前記ポ
    リエステルの10モル%から49.5モル%の量で存在
    し、前記ジエチレングリコール部分が前記ポリエステル
    の0.25モル%から10モル%の量で存在し、前記イ
    ソソルビド部分が前記ポリエステルの0.25モル%か
    ら40モル%の量で存在しそして前記他の1種以上のジ
    オール部分が前記ポリエステルの15モル%以下の量で
    存在している請求項33記載の等方性ポリエステル。
  36. 【請求項36】 前記他の1種以上のジオール部分が実
    験式HO−Cn2n−OH[式中、nは3−12の整数
    である」で表される炭素原子数が3−12の脂肪族アル
    キレングリコールもしくは分枝脂肪族グリコール;シス
    もしくはトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノー
    ルまたはそれらの混合物;トリエチレングリコール;
    2,2−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
    ル]プロパン;1,1−ビス[4−(2−ヒドロキシエ
    トキシ)フェニル]シクロヘキサン;9,9−ビス[4
    −(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン;
    1,4:3,6−ジアンヒドロマンニトール;1,4:
    3,6−ジアンヒドロイジトール;または1,4−アン
    ヒドロエリスリトールに由来する請求項32記載の等方
    性ポリエステル。
  37. 【請求項37】 前記他の任意の1種以上の芳香族二酸
    部分がイソフタル酸、2,5−フランジカルボン酸、
    2,5−チオフェンジカルボン酸、2,6−ナフタレン
    ジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸または
    4,4’−ビ安息香酸に由来する請求項32記載の等方
    性ポリエステル。
  38. 【請求項38】 前記テレフタロイル部分が前記ポリエ
    ステルの45モル%から50モル%の量で存在し、前記
    他の任意の芳香族二酸部分が前記ポリエステルの5モル
    %以下の量で存在し、前記エチレングリコール部分が前
    記ポリエステルの10モル%から49.5モル%の量で
    存在し、前記イソソルビド部分が前記ポリエステルの
    0.25モル%から30モル%の量で存在しそして前記
    他の任意のジオール部分が前記ポリエステルの10モル
    %以下の量で存在している請求項32記載の等方性ポリ
    エステル。
  39. 【請求項39】 前記他のジオール部分がシス−1,4
    −シクロヘキサンジ−メタノール、トランス−1,4−
    シクロヘキサンジメタノールまたはそれらの混合物に由
    来する請求項38記載の等方性ポリエステル。
  40. 【請求項40】 前記他の任意の芳香族二酸モノマー単
    位がイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
    4,4’−ビ安息香酸またはそれらの混合物に由来する
    請求項39記載の等方性ポリエステル。
  41. 【請求項41】 前記ポリエステルが少なくとも0.6
    5dL/gのインヘレント粘度を示す請求項32記載の
    等方性ポリエステル。
  42. 【請求項42】 前記テレフタロイル部分が前記ポリエ
    ステルの45モル%から50モル%の量で存在し、イソ
    フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’
    −ビ安息香酸またはそれらの混合物に由来する前記他の
    任意の1種以上の芳香族二酸部分が前記ポリエステルの
    5モル%以下の量で存在し、前記エチレングリコール部
    分が前記ポリエステルの38モル%から49.5モル%
    の量で存在し、前記ジエチレングリコール部分が前記ポ
    リエステルの0.25モル%から5モル%の量で存在
    し、前記イソソルビド部分が前記ポリエステルの0.2
    5モル%から5モル%の量で存在しそしてシス−1,4
    −シクロヘキサンジ−メタノール、トランス−1,4−
    シクロヘキサンジメタノールまたはそれらの混合物に由
    来する前記他の任意のジオール部分が前記ポリエステル
    の2モル%以下の量で存在していて少なくとも0.45
    dL/gのインヘレント粘度を示す請求項32記載の等
    方性ポリエステル。
  43. 【請求項43】 前記テレフタロイル部分が前記ポリエ
    ステルの45モル%から50モル%の量で存在し、イソ
    フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’
    −ビ安息香酸またはそれらの混合物に由来する前記他の
    任意の1種以上の芳香族二酸部分が前記ポリエステルの
    5モル%以下の量で存在し、前記エチレングリコール部
    分が前記ポリエステルの10モル%から44モル%の量
    で存在し、前記ジエチレングリコール部分が前記ポリエ
    ステルの0.25モル%から5モル%の量で存在し、前
    記イソソルビド部分が前記ポリエステルの6モル%から
    30モル%の量で存在しそしてシス−1,4−シクロヘ
    キサンジ−メタノール、トランス−1,4−シクロヘキ
    サンジメタノールまたはそれらの混合物に由来する前記
    他のジオール部分が前記ポリエステルの10モル%以下
    の量で存在していて少なくとも0.65dL/gのイン
    ヘレント粘度を示す請求項32記載の等方性ポリエステ
    ル。
  44. 【請求項44】 更に可塑剤、顔料、難燃剤、補強剤、
    熱安定剤、紫外光安定剤、耐衝撃性改良剤または流動向
    上剤である添加剤も含んで成る請求項32記載の等方性
    ポリエステル。
  45. 【請求項45】 前記添加剤がガラス繊維である請求項
    44記載の等方性ポリエステル。
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